- 667 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2010/01/09(土) 19:24:52 ID:auHav4iV]
- 「・・・・・・へぇ」
「どうしたん?友兼くん、顔色悪いよー」 「いえ、何でも無いですよ部長さん」 「そう?なら良いんやけど」 みなさんこんにちわ、友兼(兄)です。ありのまま今見た事を話したいと思います。 昼休みなので部室に来ていたら、部室の窓から知らない男が妹に告白して妹にOKを貰ってるのを目撃しました。 何を言っているかわからないと思います、僕も頭がおかしくなりそうでした。 悪い虫だとかお邪魔虫なんてレベルじゃ断じてありません、もっと恐ろしい害虫の片鱗を感じました。 害虫は駆除するしか無いですよね?殺虫剤まだあったかな? あと>>24&>>60-65も駆除するべきですよね?何も間違ってないですよね僕。 「ふふふふふふふふ・・・」 「ぶちさーん、友兼くんがなんか怖ーい!」 「・・・何かあったのかしら?」 「あっ、トモカネ帰ってきた!」 教室に入ると同時に、ノダが言った。近くにナミコさん、如月、キョージュも居る。 「おうトモカネ、諭吉くんの用事ってなんだったの?」 ナミコさんが聞いてきた。俺は左手で頭を掻きながら言った。 「ああ・・・俺、告白された」 「・・・は?」 「・・・え?」 「・・・はい?」 「・・・?」 俺の言葉に、ナミコさん、ノダ、如月がそんな声を出した。キョージュは無言で首を傾げた。 俺は続けて言う。 「いや、だから用事ってのは告白で。俺諭吉の彼女になった」 「え?彼女?トモカネが?諭吉くんの?」 「ト、トモカネに彼が・・・?ナミコさんや私より先に・・・?」 「おっおめでとうございますトモカネさん!」 ナミコさん、ノダ、如月の順でそんな事を言った。ノダの台詞がなんか気にくわないが・・・。 突然、キョージュが拍手を始めた。何かと思って見ていると、いつもの無表情でキョージュが言った。 「おめでとう諭吉殿!ついに恋が成就したのだな!」 「えっ、キョージュ知ってたの!?あとそれは本人に言ってくれ」 俺がキョージュに聞いた。キョージュが答える。 「最初から、諭吉殿がトモカネ殿に気があるのは分かっていたからな」 キョージュが言い終えた時に、ナミコさんとノダが言った。 「なんか悔しいけど、おめでとうトモカネ」 「悔しいどころか気にくわないけど、おめでとうトモカネ」 「よーしノダ、ちょっと裏こい」 そんな事をしている間に、昼休み終了のチャイムが鳴った。
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