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【MH】モンスターハンターでエロパロ 15匹目【モンハン】



1 名前:教官 mailto:sage [2008/09/03(水) 23:25:49 ID:69qP+BYb]
よく来たな。ココはモンハンのエロパロだ!
ぬ!? 「なぜ教官がいるんですか?」だと? 気にするな、考えたら負けだ!
ではさっそく、我輩がココでの掟を手取り足取りやさしく教えてやるぞ!!

1.人X人・擬人化・竜姦なんでもこい! だが、特殊な内容を伴う場合、事前に断りを入れておけ!
2.基本的にココはsage進行だ。レスを書き込む前にメル欄の"sage"をよく確認するんだぞ?
3.480KB、または950レスまで来たらもう一人前のスレだ。アトはお前達が教官となって後進を導くのだ!
4.作品はメモ帳やword、携帯ならばメール機能を利用し、まとめてから投下するのだ。書きながらの投下はやめておけ!

そして最後に、

すばらしい作品に巡り合えた時には最大級の賛辞を!
我輩は貴様達がココで立派に活躍することを楽しみにしているぞ! 以上!!

=全ての始祖・初代スレ=
MHでエロパロ!
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1141488219/

★前スレ★
【MH】モンスターハンターでエロパロ 14匹目【モンハン】
yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1211890552/
 
エロパロSS保管庫(07/06/17より更新途絶…)
モンスターハンターSS保管庫
ss.ares-ac.com/mh/

☆新たなる保管庫☆
モンスターハンターでエロパロスレ保管庫
wiki.livedoor.jp/mheroparo/d/FrontPage
〜Wiki形式だから皆で協力して更新していこう!〜


2 名前:名無しさん@ピンキー [2008/09/04(木) 00:09:08 ID:t+ttH/xC]
人生初の2ゲト

>>1

3 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/04(木) 02:19:38 ID:EA8TVZ4r]
さん菜組引換券げと
>>1

4 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/04(木) 18:14:54 ID:auBY042Y]
>>1
4本の角げと

5 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/04(木) 18:20:05 ID:dJqpg05s]
5本の角…

 ,'从从)〉
rヤ^ー゚ノi >>1乙であります!
ヽ`》 Y《lヽ

6 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/05(金) 23:36:01 ID:OMDwu7Wi]
>>5
ディア2匹にモノブロス追加ですね。わかります

7 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/06(土) 01:18:29 ID:tA+IZEey]
いいえミラボレアスにラオシャンロンです

8 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/06(土) 01:31:24 ID:EO+xsOKL]
いいえ、モノブロス5体同時狩猟です
3人以上専用クエストです


しょりおちしそう

9 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/06(土) 03:15:51 ID:8oRu4i8F]
ラージャン2匹とキリンだな。

……キリン逃げてー!!

10 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/06(土) 08:13:48 ID:EO+xsOKL]
今朝、配信クエのファンゴやりました
フルボッコにされました
巨大ファンゴが二匹・・・・

あ゛れかあのデカファンゴニ匹にレイプされるの書いてくれ



11 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 01:16:39 ID:h9LmZcdp]
あんなデカイ奴、相手できるのなんてレイアかナナくらいじゃないか。
たかがデカイ猪ごときにレイプされるナナ……ゴクリ

12 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 01:59:43 ID:EwA3/YD9]
「帝王には愛などいらぬ!」とか言ってるせいで
いつまでたっても童貞な擬人化テオが浮かんだ

CVはもちろん銀河万丈で

13 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 02:05:35 ID:ZUSp1s93]
投下するよ、擬人化注意ね

14 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 02:08:12 ID:ZUSp1s93]
家に帰った途端に疲れがどっと押し寄せて来た。笑いだした膝に抗う気力もなく、その
場にへたりこんでしまう。
「流石に…四連戦はキツかったな……」
そう言って握り締めていた物に目を落とすと、ネコートさんからの最後の依頼を終えた
証である『鷹見のピアス』が鈍く輝いている。
じわじわと込み上げてくる優越感に体を奮い立たせ、重い腰を上げた、アイテムボック
スに今着ていた防具と手に入れたピアスをしまい込む。
2日近い戦いを終えて帰ってきたばかりの体は非常に汗臭かったが、疲れの余り湯を浴び
に行く気にもならない、とっとと寝てしまおうと腰の武器をベッドのわきに置こうとして
───考え直した。
ポーチの中から砥石を取り出し、手に持った愛用の雷鎚フルフルにかけ始める、純白の
バンテージが弛んでないかを確かめ、何か異常がないかを確認した。
普段はこんなことしないが、大きな事をやりとげた後は、何となく周囲に感謝したくな
る、だから今回は、念入りに手入れをしようと思い至ったのだ。
点検を終えた時には、寝ようと思ったときから20分程経っていた。自分がひどく滑稽に
思えて、クスクスと笑ってしまう。
「さて、今度こそ寝るか」
そう誰とも無しに言い、雷鎚を脇に立て掛けたベッドに潜り込んだ。
微睡んでい
く意識の中、一つ雷鎚に呟く。
「これからも…よろしくな」
そして俺の意識は、急速に眠りの沼に沈んで言った。

深夜、体を撫でる何かの感覚に目を覚ます。疲れの極みにある体が、それを濡れタオル
だと認識するには、それ相応の時間がかかった。
半睡の脳がひどくゆっくりと回転し始め、こんな事をする相手が誰かを考える。
俺は一人暮らしだ、この家には俺自身と、雇っている各アイルーしか居ない。
(て事はアイルーか……)
気の利くアイルー達の誰かが、汗臭いままの自分を見兼ねて体を拭いてくれているのだ
ろう、そう結論付けて目を瞑ったまま礼の言葉を口にする。
「気にしなくていいさ、私が好きでやってる事だからね」
そうかそうか、流石はアイルー、気が利くなぁ、でもこんな声でこんな喋り方のアイル
ー雇ってたっけ?と、愚にもつかないことを考えていると、体を拭いていたタオルがな
んとインナーの中に侵入し、股間をも拭い始めた。
「なっ!?何しやがる!?」
寝呆け眼をこじ開けつつ、ベッドから飛び起きる。
見ると、そこにはアイルーでは無く、見たこともない、本当に見たこともない、灰銀
色のポニーテールにライトグリーンの瞳の少女が立っていた。
「だ、誰だよお前は!?」
「私かい?さて誰だろうね?」
いきなり表れた少女に何やら怪しい真似をされた事ですっかり狼狽える少年に対し、
その少女はニンマリと意地の悪そうな笑みを浮かべた。心なしか少年の慌てふためく
様を見て楽しんでいるようにも思える。
「ふ、ふざけてないで答えろ!お前は誰だ!?どこから入ってきた!?」
ベッド脇に立っている少女に掴み掛からんばかりの勢いでまくし立てる、少女は一つ
溜め息を吐くと、俺の肩を掴んでベッドに押し戻す―いや、俺の肩を掴み、そこに体
重を預ける事でベッドに押し倒した。
「ななななななっ!?」
自分が寝ている間に知らない少女が現れ、自分を押し倒している。考えられないこと
の連続に、俺はひどく混乱した。その間に少女は肩に添えていた手を手首に移し、拘
束を確実な物にしている。


15 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 02:11:24 ID:ZUSp1s93]
「ひとまず落ち着こうか主殿(あるじどの)。質問に答えることはやぶさかないが、理
解に苦しむだろうからね、頭に血がのぼっていると説明するだけ無駄になってしまうんだ」
少女の口調からは先程までのからかうような響きが消えていた、それを感じ取って、
ひとまず口をつぐむ。
少女はそれを見て満足気な笑みを浮かべると、ゆっくりと語りだす。
「オーケー、まず最初の質問に答えようか。私は誰かね、一概には言い切れない存在
だけど……人間ではないよ」
「へ?」
いきなりの人外発言にポカンとする俺、少女はお構い無しに話を続ける。
「主殿は『九十九神』と言うのを聞いたことがあるかい?東方の島国由来の存在なん
だけど」
「えーと…大事に使い込んだ物には念がこもって、自我を持って動きだすって言うあ
れ?」
「まあそんな感じだね、私はそれに近い存在なんだよ、信じられないかい?」
「そりゃ…簡単には……」
信じられるワケがない。
少女はクスッと笑うと耳元に口を近付け、二言三言囁いた。
瞬間、俺は自分自身の血が、サッと昇る音を聞いた、気がした。
「おおおお、お前!なんでその事を───!」
「そりゃこの家に来てからずっと同じ部屋に住んでるワケだしね、プライバシーなん
て無いも同然だよ。どこにエッチな本隠してるかとか、非常時用のお金をどこに置い
ているかとか、キッチンからくすねてる黄金芋酒をどこに保管してるとかみんな知っ
てるしね」
「んなアホな……てか『この家に来てから』って、結局お前何の九十九神なんだよ」
意気消沈していた少年の、気を取り直しての質問に少女はこう答えた。
「ヒント、見た目」
「……答えになってないぞ」
あきれたとでも言いたげな口調で返す少年、それに対して少女は
「簡単に分かったらつまらないだろう? 本当に気になるなら自分自身の目で見て
確かめることだね」
とすました感じで答えた。仕方なく少女をまじまじと観察する、陶器のそれのよう
な白い肌に、窓から射し込む月の光を反射してきらめく灰銀色のポニーテール、真っ
直ぐこちらを見つめるライトグリーンの瞳、白地のTシャツを控えめに隆起させる
胸と、絞られた腰、これまた中々の美少女───
(って、あれ?なんか当初の目的と違くね?)
と、我に返って自問する俺、その自問を遮るように少女が声をかける。
「そう言えばね主殿」
「ん?」
思考を断ち切って、少女の話に意識を向ける。
「人間は非日常的状況、例えば異性に押し倒されたりして、あまつさえそれが人外
カミングアウトしたりすると、脳内麻薬が大量に分泌されてね、その時異性を凝視
したりしていると、脳がその異性を見ていたせいで脳内麻薬が分泌されたんだと錯
覚、つまりその異性に恋をしたんだと錯覚するそうだよ」
「そのせいかぁー!!こんにゃろ!放せ!放せ!」
みっともなく吠える俺、腕を振りほどこうともがくが、手首を掴まれた腕は完全に
押さえ込まれている。ハンマーを常日頃から振り回しているこの俺を押さえ込んで
いるのだから、凄まじい力と言えるだろう。
やるだけ無駄とわかったのであがくのをやめた、しかし少女を見るブスッとした目
付きは変えない。
「怒らせてしまったかな?」
少女は苦笑しつつ言う。


16 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 02:13:23 ID:ZUSp1s93]
 「ああそうだな、お前は俺を怒らせた。ったく人をおちょ─――」
俺の言葉はそれ以上続かなかった、その先を口にしようとしたところを、少女の口
によって塞がれたのだ。
 いきなりの事態に思考停止がする、その隙に少女は俺の口内に舌を突き入れ、俺のそ
れを絡め取った。クチュクチュと淫猥な音を立てて、少女の舌が俺の舌を翻弄し、
蹂躙する。ディープキスはそのまま1分程続き、その舌と唇が離れた時には息も絶
え絶えな状況だった。
 「今のは、お詫びの印」
 数瞬の後、少女はそう言って、顔前で嫣然と微笑む。その微笑がいたく、俺の肉欲
をそそった。整いかけていた呼吸が、再び荒くなる。
 「そしてこれは…」
 すっ、と唇を再び重ねられる、今度は触れるだけのフレンチキス。
 「私の気持ち」
 口づけた時と同じく、すっ、と話した唇で囁くように少女は言う。
 「ずっと、こうしたかった、私は人ならざる身だから、禁忌もいいとこだけどね」
 「お前…」
 「主殿にとって、迷惑千万だと言う事は分かっている。いきなり現れた人外にこん
な事を言われたら、唐突すぎて混乱するだけだろうし」
 「……」
否定はしなかった、実際今の俺は、現状を把握してるとは言い難い。
 「本当は出てこなければ良かったんだ。主殿を困らせたくなかったし、それがベス
トだと何度も自分に言い聞かせた。でも……」
 少女が自嘲気味に笑いながら、手首から手を放し、隆起した下半身のインナーへと
伸ばす。
 「主殿───」
 ずるりとインナーが下ろされ、俺の剛直があらわになる。
 「朝起きたら、何もかも夢だったと思って欲しい」
 その瞬間、彼女に掴まれた手首から、灼ける様な痛みが体を駆け抜けた。
 「があっ!?」
 フルフルの電気ブレスや、キリンの雷撃に共通する痛み。目の前の少女が、その手
から電気を発したのだと気付くのに、そう時間はかからなかった。
 「お…ま、え―――」
呂律がまわらない、それどころか、手足すら自由に動かせなかった。
 「申し訳ないとは思うけどね、抵抗も拒否もさせはしない。その為に、しばらくの
間麻痺していて貰うよ」
 彼女はそう言うと、先程のキスによってグンとそびえ立つ剛直に唇を寄せ、控えめ
に銜え込む。口内は暖かく、ぬるぬるとした唾液に満ちていて、俺の愛棒の成長を
促す。
 彼女はその唾液を塗りたくる様に剛直を舐め回して来た。コーティングする様に、
全体に、幾重にも舌を這わせてくる。
 それが終わると今度は、その唾液を啜るように、口内を真空にして口腔粘膜を密着
させて来た。先程コーティングした唾液を押し固めるようとせんばかりだ。
 「ぐ…ッ!」
 ジュポジュポと淫猥な音が耳をうつ。口腔粘膜によって上下に扱かれているらしい。
自慢にもならないが19年間童貞を守り通してきた俺には少々度が過ぎる快感だ。
 「んっ…そろそろ……かな」
 どうやら彼女も限界が近いのを感じ取ったらしい。いったん口内から俺のソレを引
き抜いて、俺の目の前に顔を出す。
 「とっておきを見せてあげるよ、主殿」
 蟲惑的かつ小悪魔的な笑みを浮かべた彼女は、自らの唾液に光る唇を指でなぞる。
すると、その唇がパチッと不可思議な音を起てた。しかし、それを訝しむ間もなく
彼女は深く銜え込んで来る。
 「ッ…あっ!!」


17 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 02:15:06 ID:ZUSp1s93]
 その瞬間、凄まじい刺激が背骨を駆け抜けた。ただ口内に入れられただけなのに、
思わず漏らしそうになるあきらかに異常な量の快感。その上その異常な快感は第二
波、第三波と続き俺を絶頂へと押し上げる。そして―――
 「がぁっ!!で、出るっ!!」
 ビュクビュクと音が聞こえる気がする程の勢いで、快感が爆発した。
 「んっ!?けふっ!?けふっ!?」
 「オ、オイ!?」
 どうやら勢いが強すぎて、喉に直撃したらしい。さすがに効いたらしく、小さく咳
き込んでいる。しかしまぁ、俺としても不本意なんだし、許してもらいたい。
 と、ここで気付いた。首から上の痺れが薄れている。手足はまだ駄目だが、話すこ
とは出来そうだ。
 「だ、大丈夫か?」
 「だ、大丈夫……。よく考えたら主殿はここ二日間クエスト行ってて抜いてないか
ら溜まってるんだったね…、油断してたよ」
 なんでそんなことまで…、と呆れる俺を尻目に、彼女は身につけていた衣服を脱ぎ
だした。控えめな胸やら、白磁の様な肌やらを恥ずかしげもなくさらしてくる。それ
に反応して、我が愚息は一瞬で臨戦体制をとる。愚直もいいところである。
 「それじゃ主殿、本番と行こうか。ちなみに拒否権はないよ」
 どうやら喋れるようになっても、あまり意味はないらしい。

 彼女は俺の剛直を右手で握り、自分の秘所へと照準を合わせた。
 ツゥ、と滴れ落ちた恥蜜が亀頭に落ち、剛直を滴り落ちていく。
 「さしずめ、『ロンギヌスの槍』と言ったところだね」
 つぷ、と剛直を飲み込みながら軽口を叩くように彼女が言う。
 「『ロンギヌスの槍』?」
 「磔刑に、された…ぁ…『神の子』の血が、穂先から滴る、聖槍だよ、私も…んぁ
!……一応は九十九『神』だしね…」
 中程まで銜え込んだ物の圧迫感に苛まれ、言葉を途切れ途切れにしながらも彼女は
律儀に説明してくれた。
 「くっ……聖槍に、失礼だろ、つーか、仮にも『神』って、なんか…ぅ…傲慢な物
言いだな……」
 一方俺は、彼女の中のいくつもの襞の感触に翻弄され、既に息があがっていた。
 「失礼と、言われてもね…私にとっては、同じ武器だし……『神』と定義される存
在なのも嘘じゃないし……ッ!」
 ズン、と鈍い衝撃、どうやら行き着くところまで行ったようだ。二人そろって快感
と苦痛の入り交じった呻きをあげる。
 「ッ…主殿、動くよ」
 その言葉は『確認』ではなく、『通告』だった。
 俺は彼女の声の調子からそれを読み取り、ただ頷く。もう何言っても聞かないだろ
うと言う確信があった。
 彼女は手を俺の胸板に置き、勢い良く腰を振り始めた。先端を膣奥へと擦りつける
ようにぐいぐいと剛直を埋め込む。敏感な部分が子宮の入り口をノックして、お互
いの本能に火を点ける。
 彼女の肉壁が、俺の肉棒に恥蜜を塗りこむように収縮する、ようはさっき口でやら
れたことと同じだが、快感の量は比較にならない。
 「はぁ…んっ!……ぁっん、く……ひゃん!」
 その上、彼女はがむしゃらに腰を振っている。まるで俺の肉棒で、自分の内壁に恥
蜜を塗ろうとするように。前後左右上下に動いて、俺を絶頂へと導く。
 「くっ!…ッ…あ!」
 対して俺は完全にマグロだった、体が未だ麻痺しており、爆発しそうな快感を制御
するのに全力を尽くしている。


18 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 02:20:01 ID:ZUSp1s93]
 ふと見ると、彼女はうっすらとした汗と、灰銀色の髪を月に煌めかせて、一心不乱
に俺の上でよがり狂っている。艶めかしいくせに酷く儚いその姿に、わけもなく胸
が苦しくなった。
 「はぁっ…んっ!主殿ぉ、主殿ぉっ!」
 鼻にかかった甘い声で彼女が俺を呼ぶ。胸板にあった彼女の手が真上に滑り、その手
が俺の頭を掻き抱くと、少女は繋がったまま体を倒して俺の唇を荒々しく奪った。
手の温もりを失った胸板では彼女の双丘が、溶けだした雪の様に形を歪めている。
俺も彼女の荒々しさに呼応するように、舌を強引に絡め取る。
 パチッ、と言う音。
 瞬間、背骨を快感の電流が走る。為す術もなく少女の中に吐精した俺は、その強烈
な快感に意識を手放すほかなかった。

 「フゥ……」
 優越感半分、後悔半分、複雑な感情を溜め息として処理しようとして―――失敗す
る。
 電気を利用して体の自由を奪ったり、電気信号、と言うか快楽信号を直接叩きこん
だり、「武器」だと白状したり、自分の正体に行き着く為のヒントを出し過ぎた、
これでは見つけてくれと言ってる様な物だ。吐き気がする程に未練がましい自分が
嫌になる。
 その上彼が言った「傲慢」と言う言葉が、耳にこびりついて離れない。痛いところ
をつかれたと自嘲するほかない。
 「ははっ……何してんだか、私は」
 皮肉げに呟いて、本来の姿、『雷鎚フルフル』に戻る。意識を持ってからこれ程ま
でに惨めな思いをしたのは、今日が初めてだった。
 


 「……やっぱりお前傲慢だよ、あれだけのことして、人のこといとも簡単に骨抜き
にしておいて、それをなかったことにしてくれなんて……」



 「だからさ……、俺のトコ来いよ、そしたら許してやるから」



 「聞こえてんだろ? 『雷鎚フルフル』」



 「「これからも、よろしく」」


19 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 02:22:55 ID:ZUSp1s93]
糸冬
もたついてごめん、あと文頭空けるのがうまく言ってないのがあってごめん
批判は甘んじて受け付けるわ

20 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 05:22:13 ID:KDbWwXzo]
>>19
GJ!ちょっと雷槌フルフル作ってくる

しかし久々に見たな武器の擬人化



21 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 06:56:21 ID:W0xUPpIE]
GJ!!
良いよ良いよー!可愛いよー!

22 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 09:37:55 ID:YQamRq0Q]
GJ!ヒロインのキャラ良いな、萌えたわ。


23 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 11:01:57 ID:KSSIEAd3]
乙です

24 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 11:09:57 ID:TyPl91Kk]
はきゅん☆とかスッポン以来だっけか
GJでした

25 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 11:43:31 ID:IisvgZ/y]
>>19

ここでド素人の漏れがまさかのミラルーツに挑むぜ!
耳年増で古臭い口調の姫君と
白光のドレス少女みたいな小悪魔と
皆はどっちが読みたいだろうか

26 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 12:22:46 ID:AdGUzP4V]
リビドーの赴くままに


Pからやってていまだにルーツに会ったことすらない私ですが

27 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 13:16:00 ID:lBJ1El0l]
>>19
批判を敢えて受け付けるとおっしゃるんで、ちょっと気になったことを。
基本的に一人称で進む話だが、所々三人称の文が紛れこんでる。
せめて話の頭くらいは気をつけようぜ。
それと、ネット上では段落の頭を下げるのは必須でない。
やるならやるでカギカッコの頭は下げないのが一般的だけど、読みにくくない範囲で好きにすりゃいいわな。
細かいとこ突っ込むと、フレンチキスは下品なキスって意味だったはず。
つまりはディープキスの事だから、誤解しないでよねっ!
あと、ここは言っても仕方ないんだろうけど、十九歳童貞って主人公の設定、この話に要らないんじゃないか。
ただの女日照りってだけで十分だった気がする。『恥蜜』だの『子宮の入り口を』だの、十九歳童貞の言葉の選択にしちゃどうなんだろう。
でもまあ、特性生かした逆レイプ。美味しいシチュでございました。
童貞を奪われた少年が、白濁したたる雷鎚フルフル(原型)に話し掛ける図を想像すると、微笑ましい気分になったりするかもしれん。
乙でした。
 
>>24
前々スレに虫笛ホラー物があった…

28 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 13:18:12 ID:UhtlQxMU]
>>27
蟹の人のやつな

29 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 19:49:13 ID:ZUSp1s93]
>>27
指摘thx、次回があれば活かして見せます。

>>25
wktk

30 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/07(日) 22:45:10 ID:cWs/c/Np]
>>25
どっちかって言うと後者かな。
でも実は必死に振る舞ってるだけで、実際は初な娘とかだったら悶え死ぬ自信がある



31 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/08(月) 01:36:43 ID:mMdMT1AM]
ナナって胎生なのかな
けど羽生えてるし

気になって眠れないよ!

32 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/08(月) 08:05:20 ID:b91GlP2L]
>>31
古龍の生態は明らかになっていない
つまり自由に妄想して良いってことなんだよ!

33 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/08(月) 10:48:23 ID:ddrkZCRA]
そういう原作設定を蔑ろにする行為は好きじゃないな、葉鍵的に

34 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/08(月) 13:37:22 ID:bsjT3D4y]
ここは葉鍵じゃないよ、バイバイ。

35 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/08(月) 14:23:44 ID:No05jwf2]
原作自体が設定丸投げしてるんだがな
あいつらは最悪「三千年もの間日と月と星の光を浴び続けた紅蓮石が意志を持ちました。
ナナテオの誕生です」
「〜略〜鉄鉱石が〜クシャルの」
「〜食いしん坊の怨念が〜オオナヅチの」
で構わないと思う

36 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/08(月) 16:13:54 ID:IbRRYmyC]
封神演技乙ww

けど、キリンとか卵で生まれるのも萌えるな

37 名前:33 mailto:sage [2008/09/08(月) 17:14:26 ID:ddrkZCRA]
葉鍵の人間が言えることじゃねーだろ、とか突っ込んでほしかったわあ

38 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/08(月) 18:34:19 ID:b91GlP2L]
>>33
生態が明らかになっていないっていうのが今んとこの公式設定なんですが

39 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/09(火) 10:05:06 ID:XKZzqrik]
思い余った少年は、いつか雷鎚フルフルの禁忌の中身を見てしまう事に…

40 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/09(火) 12:55:00 ID:TDpx6kSF]
>>39
ナカはらめぇぇぇぇっ!



41 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/10(水) 03:03:36 ID:4CuX2qD4]
ババコンガのウンコにチンポ突っ込んでズコズコしたい・・・ハァハァ

42 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/10(水) 18:30:38 ID:Re+DOuzA]
>>41
ほうら・・・糞の中にいた蛆虫がじわりじわり・・・

43 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/10(水) 19:21:42 ID:4CuX2qD4]
キンタマの中身を食われますた

44 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/10(水) 19:26:41 ID:rpHsHm4T]
そして可憐なおにゃのこになった>>41の後ろに黒い影が!

45 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/10(水) 19:58:33 ID:4CuX2qD4]
ところでキンタマの中身を食う虫は実在するんだぜ
アマゾンあたりにいたはず
キンタマに寄生され食われている間は鎮痛剤みたいなもんを分泌されてて痛くないんだが、虫が十分に成長するといきなり激痛に襲われ、ショック死することもあるらしい


現地の住民の中にはタダで性転換できるとあってわざとこの虫を寄生させる者もいるらしいが、とても危険だ!
みんなも気をつけようぜ!

46 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/10(水) 23:20:37 ID:5zHLorwr]
まて その話は振りか!

47 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/11(木) 00:13:57 ID:dxt8Ghdc]
>>45
その話&それの画像は、フェイクと聞いたが…


48 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/11(木) 01:04:58 ID:aV0TP0dx]
米虫って名字が実在するとは

49 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/11(木) 01:05:33 ID:Cy+zG7/N]
そういや米虫の人元気かな……

50 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/11(木) 14:21:35 ID:DUrO8/Ij]
白いドレスの少女にレイプされたいのう。



51 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/11(木) 20:08:28 ID:yS1TAmWt]
擬人化の逆で
俺が竜になってレイアにレイプされたい(?)

52 名前:ぬたきっち [2008/09/11(木) 23:37:36 ID:1ZMvxlU5]
>>51
擬竜化か

53 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/12(金) 13:30:18 ID:A9e/0g0/]
>>50
最初は白いワンピに銀髪のミステリアスな少女だったのが、
跨ったとたん白いネグリジェで白髪の婆さんにばけて、
しまいには胸を赤い血で濡らしそうでいやだ。

54 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/12(金) 19:09:05 ID:tOBZYNHl]
下級のクック二体で勝手にストーリー作って感動しているバカが通りますよ

55 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/12(金) 19:17:21 ID:8OFd5689]
あの番いのクック先生には素材集めと金稼ぎにお世話になりました

56 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/12(金) 19:20:14 ID:siMyr9h0]
昔の集会所で、闘技場の高台で放置するとクックが殺しあう現象が起きてだな

57 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/12(金) 20:23:16 ID:CQ4y1ABT]
一度ガレオス同士が空中で正面衝突してる絵面みたことあるなあ


58 名前:蟹の人 mailto:sage [2008/09/12(金) 21:32:43 ID:fapo+Ssf]
こんばんは。凄く久しぶりの蟹の人です。
今回はザザミ姫シリーズの最終章をあげるために来ました。
リアル都合により連休三日間で投稿するため、気長にお待ちください

その間にWIKIにある【盾と武士】【心と盾と】を読んでいただけたら幸いです。

>>27-28
覚えていていただき、光栄です


59 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/12(金) 21:36:30 ID:fapo+Ssf]
一緒に食事をして、一緒に話をして、一緒に寝る。平凡が一番“幸せ”だと改めて教えられた。
でもよく考えれば、それは以前の私と同じ。手頃な頭骨を見つけ、水を飲み、川辺に集まる魚を食べる。
私のみならず、する行動は違うであろうが太古から続く“生きるため”のサイクル。
幸せとはかけ離れた物。
しかし奇妙な事に、人間その中は+αし、それ行動を“愛”と呼びました。
不思議でなりません、それを理解した私自身も不思議で……――――

月が眩しい夜。遠くでガウシカの鳴き声が聞こえ、それに反応したのか、違う場所に居るガウシカも鳴く。まるでコーラスのように冬の雪山に響いた。
ここは静かな田舎村、観光すべき物や見世物の類もなく、商業の中心地でもなければギルドの要所でもない。
雪山の麓にある小さな村。人々は山の幸と僅かに取れる鉱石で生計を立てている。
しかし最近は専ら『ハンター』と呼ばれる者たちが飛竜討伐のためにしばしば足を運んでくれるお陰もあり、徐々に賑やかになってきている。
生活に必要最低限の生活、しかし誰も不満に思わない。なぜながらここには温かみがある、ミナガルデやドンドルマには無い――何かがあるから。

赤い屋根の家。最も、屋根は雪で覆われ純白になっているが……。ここには一年ほど前にハンターが駐在している。
東方の国出身のサムライらしい。証拠に一振りの蒼い剣と蒼い鎧を手にして数々の飛竜や古龍を討ち取ってきた。
注目すべき点、それは最初は独身だったが、いつの間にか隣に綺麗な女性を連れていた。
そこは田舎の得意技『噂話』で兄妹→隠し子→不倫の子→実子とガノトトスに尾ひれが付いたようになり、手がつけられなくなったが本人の否定によりいつの間にか消えた(どんな否定かは定かではない)

とにかく、その家から可愛らしい話し声が聞こえてくる。

「人間、ちょっと良いですか?」

飲んでいたハニーミルクをテーブルに置き、ザザミ結びの女性が太刀の手入れをしている男に声をかける。

「なんでござろうか、姫」

声に応じ、男が顔を向ける。少しだけ生えた髭、頬に走る三日月の傷だけを見れば怖いが、少なくとも今の顔は優しげで目は笑っている。
見掛けは怖いが、実は優しいお兄さん……と言ったところだろうか。この男が村に駐在しているハンターだろう。

「……なんというか、老けて見えますね。お髭を剃るのはマナーですよ」

「戯れを。拙者はまだ二十と四年程の年月しか過ごしておりませぬ」

男は東方の国の独特な訛りで返事を返し、ケラケラと笑った。
女性は馬鹿にされたと思ったのか、強い口調になる。


60 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/12(金) 21:37:12 ID:fapo+Ssf]
「人間の一生なんて、私には短すぎて分かりません。分かるよう話してください
「んむぅ」

少し頭を抱え、男は考えこむ。生来、考え事をした事が無いのだろうかという顔が深刻に歪み、額にも汗が浮かび出る。
あーだこーだと考えを巡らせていると時間のみが過ぎ、女性が『まだ?ねぇ、まだ?』と急かし始め、更に顔は深刻になってきた。
そんな中、やっと考えがまとまったのか顔をあげる……が、あまりすっきりしている顔ではない。所謂『喉まで出てきてます』という状態だろうか。

「姫がまだ小さき頃にございます。言うなれば、まだダイミョウになる途中。足軽、アシガルザザミとでも言いましょうか」
「ますます訳が分かりませんよ……」
「これ以上の表現はございませぬな」
「ぷー」

ドドブラリンゴの中身のように紅い頬をぷっくりと膨らませ、顔も真っ赤にして男を睨み付ける。翡翠のような目だけが濡らした様に光るさまは反則的に可愛い。
その表情を見た男までも顔を赤くし、いそいそと太刀の手入れに戻ってしまった。なにやら女性は『閃いた!』の表情になり、表情がいっきに笑顔へと変わる。
ゆっくりと椅子から立ち、音を立てないよう、ゲネポスのごとく男の背後に忍びよる。もちろん、男は手入れに夢中で気が付かない。
そして男の耳元でゆっくりと――可能な限り妖艶に囁いた。

『りゅうえもん。あ・い・し・て・ま・す』
「うおぉぉぉ!?」

男は驚いた。危なく太刀を自分の足へ突き刺す所だったが、それよりも女性が自分を“名前で呼んだ”ことに気を取られ、そんな事はどうでも良くなっている。

「東国の人名は難しいですね。いくらか人間の言葉を覚えた私でさえ、発音が良く分かりません」
「姫が……“龍衛門”と、名前で呼んでくださった。出会ってから一年でようやく……」

泣いていた、男は泣いていた。彼の言うとおり、砂漠でザザミだった彼女と出会い、暮らし始めてからほぼ一年の月日が過ぎようとしている。
なのに、名前で呼ばれたことは一度も無い。どんな時であろうと『人間』だった。いうなれば無味乾燥、人間というそれ以上でもそれ以下でもない存在。
しかし今は、発音は怪しいものの名前で呼んでくれている現実に歓喜し、信じられず、男は泣いていた。

「『愛してる』の部分は無視ですか。もし鋏があったら、地平線の彼方まで投げ飛ばしてましたよ。今は――人間の太刀を持ち上げるのが精一杯ですけど」
「姫、拙者が未熟だったばかりに……」

フゥ、と後悔と自責の篭った深い溜め息をついた。

「でも良いです。人間になれたからこうして」

言い終えるや否や椅子から立ち上がり、龍衛門が手入れをしている太刀を押し退けて胡座をかいた膝にちょこんと座る。
一回り小さな体は、完全に龍衛門に包みこまれてしまった。

「ダイミョウザザミであった私より遥かに小さかった貴方の体に触れ、甘えることができます」
「な、な、な」

『んー』と甘声をあげながら、顎に頭をぐりぐりと押し付け背中を密着させる。心臓の確かな鼓動がトクントクンと伝わる。
龍衛門は赤くなって……いや、フリーズして微動だにしない。それを良いことに、ハイパー甘々タイムは続く。

「ぐりぐりー、ほらほらー」

体勢を変え、龍衛門の胸に顔を埋める。『うりり〜』と顔を左右に動かし、こすりつける。
それに飽きたのか、それともタイミングを見計らったのか、上目使いで顔を見上げる。

「幸せですか?」
「……この上なく。まるで天女と舞を舞うかのようにござります」
「そうですか。でも私は――」



61 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/12(金) 21:57:25 ID:fapo+Ssf]
表情に深く、暗い影がよぎる。

「りゅーえもんは本当に私を……同族“人間”としてはもちろん、貴方にとって特別な存在として見てくれていますか?
こんな風にしてても、所詮はケルビのするじゃれ合いと同じなのです」

立ち上がり、龍衛門を見据えて言い放つ。顔には不安と悲しみ、それに自分と他人への不信が入り混じり、語尾も激しくなっていく。
ぎゅっと拳を握り、唇を噛み締めるその姿は先ほどまで甘えていた少女とは思えないほどの姿で、龍衛門は戸惑いを隠すことができず、驚き、黙っている。

「“証”が欲しいんです、私を愛している、愛されてという。今みたいな抱っこや、以前したようなキスよりもっと深い――証が欲しいんです……愛の」
「姫、それ以上はできませぬ。拙者にも建前というものが……」
「うるさいです!黙ってくださいッ」

遮ろうとした龍衛門の言葉を逆に遮り、膝の上から胸ぐらを掴みより激しい口調で言い迫る。

「馬鹿人間!貴方は本当に私が好きなんですか、好きでいてくれているんですかッ?
 私は貴方が大好きです、心の底から言い切れます。これ以上ないくらい愛していますッ!
だから、ダイミョウザザミだった頃には無い感情、人間になって得たものを精一杯使って伝えているのに……貴方は答えて、くれない、です。不安で不安で不安で」

先程まで高揚していた顔は今や人形のように蒼白になっていて、逆に目はルビーのように真っ赤になっていた。
強く噛んだ唇からは血が流れ、顔をよそに唇は口紅をしたかのように真っ赤。
あふれ出るのは涙だけではなく、幾度も感じた悲しみ、思い出、喜び、怒り。全てが堰を切ったようにあふれ出し、それらが全て口から罵声となって吐き出される。
溢れ出す涙を拭おうとせず、宝石のようなその目で龍衛門を見据えながらゆっくりと立ち上がると、今度はゆっくりと言葉を続けた。


「不安です、貴方はこれから龍を殺しに行く。私は待たなければいけません。何ヶ月、何年も貴方を。ミラボレアスと戦い、帰ってくるまでのように。
傍に感じる者無く生きていくことなんて、私にはできませんよ……」

月光が、頬を伝い床に落ちる涙を照らす。ポタリ、ポタリと一滴ずつ落ちる滴はザザミ達が稀に落とす真珠のように綺麗だった。
その光景はそう、いつぞや見たザザミたちの夜会を思い出させ、自分が責められているのにも関わらず見とれていた。

――涙は宝石。床に落ちると弾けて消える。いつかは消えてしまう。
――言葉は水。冷たくすることも、温めることもできる。
――時間は命。もう戻ってはこないし、何人足りとも生み出すことも失うこともできない。

月夜に照らされる部屋。そこには泣き声と息遣いのみが響く。
やがて龍衛門はゆっくりと立ち上がる。背丈は遥かに自分の方が高いため目線を合わせるために中腰になった――と言えば正しいだろうか。
頬を伝う涙をゆっくりと手で拭き取り、お互いの額同士をコツンと合わせ語りかけた。

「しばし、落ち着いて聞いてくだされ」


62 名前:蟹の人 mailto:sage [2008/09/12(金) 21:58:33 ID:fapo+Ssf]
今日の分終わりです

書き溜めはしているのであとは見直しをするだけ……
ではまた明日。おやすみなさい

63 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/12(金) 21:59:37 ID:siMyr9h0]
生殺し!?

蟹の人GJです

64 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/12(金) 23:51:04 ID:onNiHTDp]
早く明日になーぁれ☆

65 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/13(土) 01:15:41 ID:/bUQ2Lxl]
戦争好き子自重

66 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/13(土) 09:26:26 ID:E+RtHUUq]
久々に覗いたらなんという……蟹の人GJ
朝っぱらからwktkが止まんねぇぜw

67 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/13(土) 13:50:01 ID:Ept3dC3/]
蟹姫wktk

68 名前:蟹の人 mailto:sage [2008/09/13(土) 21:08:18 ID:qpp+WeYg]
すみません、なにやら串規制で書き込めないようですorz

今日の深夜か明日の朝にでも投稿しますね

69 名前:蟹の人 mailto:sage [2008/09/14(日) 06:13:16 ID:ohjOMMLx]
あれだけ流れしていた涙が止まる。互いの息遣いが間近に聞こえ、鼓動も早くなる。
あれだけ泣いていたのに、声を上げていたのに、不思議とあたりの空間は優しく穏やかで。
合わせた額と間近にある目と目が熱を持ち言葉では言い表せない何かが二人を包み、照らしているようだった。

「拙者は明朝、雪山の奥深くで“崩竜”と呼ばれる災厄と死合わければなりませぬ。」
「ッ!?」
「姫の知らない人間の血、とても醜いものですな。何百年も前のことが今の今まで根付き、今を苦しめる“宿命”とやらでござります。
龍を殺し、皮を剥ぎ、骨を刃とした者達への懲戒と思えば……さることなし」

ゆっくりと、一つ一つ選びながら、なおかつ子供に言い聞かせるように言葉を続ける。
龍衛門の顔には深い悲しみが浮かんでいる。自分を愛してくれた者に答えられない悲しさ、願いを叶えてやれない悔しさ、そのほか沢山の負の感情。

「宿命なんて知りません。別に……別に貴方だけがしてきたことじゃあないのに、なぜそれを背負うのですか!?」
「過去の汚名にて。拙者の一族が東国に渡った……いや、逃げた理由でござる」

苦笑いし、頭をポンポンとあやすように叩く。
―彼だけの知る何か、彼女の知らない何か― すれ違い、交差し、平行に進む。全て違う道に続くように見えて……

「情け無いとは言わないでくだされ。一応、先祖達もがんばったのでござろう。
もし拙者が先祖のように逃げてしまえば沢山の人々が死に、傷つきましょう。例え倒したとしても、拙者達が生きて帰れるという保証は有りませぬ」

さっきより大きな涙が頬を伝って、ズボンに落ちる。涙は止まりそうに無く、滾々と湧き水のように流れ出し全てを濡らす。
龍衛門は拭う代わりに、合わせていた顔をそっと自身の胸元に抱き寄せ、言葉を続けた。

「もしここで姫を抱けば、拙者は忘れられなくなる。例え自分や仲間が死ぬ時であろうと姫の事を考え、死を恐れてしまうやもしれませぬ。
武士道は護りの道、姫だけでなく“自分を必要”としている者達を全て護らねば道に在らず。それができねば、拙者がこの『朧火』を持つ資格など有りませぬ」
「……」
「なにより」

70 名前:蟹の人 mailto:sage [2008/09/14(日) 06:13:53 ID:ohjOMMLx]
ゆっくりと顔を抱き寄せ、泣き続けて真紅の色に染まってしまった目を見つめる。もはや泣くだけで言葉すら発しない彼女に向かい、淀みの無い――
とても綺麗で、残酷な言葉を突き刺した。

「帰らぬ人を待ち続けるのは時間と気力の無駄にて。枷は付ける簡単ではありまするが、外すのは石兵八陣を脱するかのごとく難易
もし拙者が帰らぬ時には、忘れてくだされ」
「なにを……何を馬鹿な事を言うのですか!」

龍衛門にしがみつき、硬い腹筋を力任せに殴り続ける。殴って殴って殴って、殴り尽くしても止めようとせず、本人も好きなように殴らせる。
徐々にインナーが濡れてきた。血ではない、拳と一緒に飛ぶ滴――涙が龍衛門を濡らす。最早顔は涙でぐちょぐちょに濡れ、ザザミ結びもほどけかけていた。
そんな彼女の頭を、傷物を触るかのように優しく、愛おしそうに撫で続ける。
いつしか拳の連打は止まり、啜り泣きだけが部屋に響きだす。

「人間は本当に勝手です……
勝手に同じ人間にしておいて、もうどこへも行かないとか言って、惚れさせて、もう届かない場所にとんずらする気なんですね、ふざけないでくださいッ!」

言い終えると顔を離し、未だに涙止まらぬ目で龍衛門を見据える。
赤いを通り超し“朱”くなった目、涙には微量ながら血まで混じり、言葉の支離も滅裂となってきている。それでも彼女は泣くことも――話すことを止めない。

「貴方には私をダイミョウザザミから人間にした責任があります。
私はそれに応える責任があります、それに……りゅーえもんは私を、私はりゅーえもんを愛する義務もあります、これは絶対です」

そう言うと、床に置かれている蒼い太刀を広い龍衛門に差し出す。なぜか蒼い太刀が赤くなり、本体とは違う姿を映していた。
しかし見れば片手が刃の部分を握っていて、刃(やいば)を伝い床に滴り落ちている。
龍衛門が急いで取り上げようとすると引っ込め、『話を聞いてからです』と言い、言葉を続けた。




71 名前:蟹の人 mailto:sage [2008/09/14(日) 06:18:47 ID:ohjOMMLx]
「貴方は崩竜とかいうのごときで死ぬような人間じゃないです。
一族の宿命とやらを全てを終わらせ、帰ってきてください。そしてまた私に笑顔をください。私もとっておきの物を用意して待っています」

いい終わると太刀を龍衛門に差し出す。見れば顔には決意、決心、そして覚悟がありありと浮かんでいる。
今まで見たことの無い表情に少しおどろいたが、差し出された太刀を受け取り『承知』と、答える。

「この血は戦いに行けない姫の分の血。そして覚悟の表れ。しかと受け取り申した」
「分かってるじゃあないですか。でも拭いてくださいよ。錆が付いて前みたいに折れたら困りますから」

朝も近くなったとき、二人はゆっくりと口付けを交わす。二言三言話し互いに笑った後、女は部屋に戻った。
男は再び武具を仕舞い、自分の国から持ってきた煙管に火を灯すと窓を開け煙を吐き出す。
『もうすぐ明星は昇る……か』と呟くと、思ったより寒かった外の空気をこれ以上入れないために窓を閉め、火の消えた囲炉裏の傍に身を倒した。

72 名前:蟹の人 mailto:sage [2008/09/14(日) 06:20:54 ID:ohjOMMLx]
昨日の分です

続きは今日の夜にでも……

73 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/14(日) 06:48:25 ID:Qmb4uvlO]

宿命かぁ…

74 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/14(日) 15:22:51 ID:vGqC1yL8]
蟹の人乙
ウカムを倒せば姫とりゅーえもんの甘々エロが見れるんだよな?
ちょっと行ってくる

75 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/14(日) 18:07:52 ID:r12OkDum]
>>74
俺もコウリュウノツガイ持って行くぜ。

76 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/14(日) 19:53:11 ID:hLvErKWw]
>>74
俺はゴールドイクリプス持って行くぜ!

>>75
忘れ物だ!
つ【砥石】【強壮薬G】

77 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/14(日) 20:19:35 ID:4fx9fcoo]
ホットドリンクとモドリ玉もな。

78 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/14(日) 20:42:43 ID:ohjOMMLx]
山の夜明けは早い。それは一年三百六十五日同じだが、季節が冬であれば尚更早い。今日の天気は雲ひとつ無い快晴なのだが、空気は異常に冷たかった。
……太陽が出ているくせに、外は真冬のように寒い。放射冷却とはよく言ったもの。

――太陽光が地に降り注いでも、雲が無いから熱は地上に止まらず逃げていってしまう。

「お達者で、姫」

家から蒼い鎧を纏った武者が出てきた。朝の透き通っている空気が、武者の周りだけ妙に強ばっているように見えた。
背負った太刀をガチャリガチャリと鳴らし、粗く雪かきされた道を村を一歩、また一歩と進んでいく。
村の中で一際大きな家の前に着くとドアをノックし、ドアを開ける。中には暖炉の傍で、古びたロッキングチェアに座るが龍人が待っていた。

「では村長。行って参ります」

「それが龍殺しの一族たる宿命なら……しかたあるまい」
「残り三人も同じ故、今回の“崩竜”とやらも一族のやらかした結果やもしれませぬ。いろいろとご迷惑をおかけし、申し訳なく候」

頭を下げる男に対し、村長はこの場で初めてみせる笑顔で『ヨイヨーイ』と返事をする。
その言葉にプッとふきだし、一時的だが場の緊張と深刻さが薄らいだ。その時を逃さず、村長は言葉をかける。

「次に主が来るときは、祝いの報告だけにせよ。当然、可愛い女御と一緒にじゃよ」
「……御意」

村に駐在する証である書類と首飾りをテーブルに置き、感謝の意を込めて深く一礼する。
しっかりとした足取りで出口まで足を進め『世話になり申した』と声をかけると、また一礼し家を出た。

静まり返った家の中で村長は懐から古い洋紙皮を取り出すと火に近づけ、何万回も見たであろう文字に目を当てる。


79 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/14(日) 20:44:43 ID:ohjOMMLx]
「『【絶】【滅】【劫】【独】龍殺しの力を授けられし一族也。彼ら出所に邪龍有り。
恐々の内に辺りは【絶】対無二の【劫】火により灰のごとき【滅】され、心理という【独】つのみ残る。が、それも今は昔。災厄と崩壊が出会い、滅びを辿り……』
……難解すぎじゃのう、龍人の知識を持ってしてもここまでが精一杯じゃて」

大事そうに再び懐にしまうと、ロッキングチェアから立ち上がり、窓を開け朝焼けの空を見上げる。
相変わらず雲一つ無い寒い空。これから死地に赴く者達を送るなはいささか、いや、とてもじゃあないが軽すぎる。


80 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/14(日) 20:46:32 ID:ohjOMMLx]
***

「朧(おぼろ)」
「久々に呼ばれましたな、その名前。とうとう拙者も過去の汚名を返上したよう……ビャッ」

リオソウルの女性から拳骨をもらい、頭を押さえて狭いポポ車(馬車)の中でうずくまってしまう。言わずもが、“朧”と呼ばれた龍衛門。
老山龍から作られた蒼い甲冑を身に纏い、身に持つは昔から一族に受け継がれてきた蒼い太刀“朧火”龍殺しの逸品で天数の龍を喰らい燃やしてきた。

「絶(ぜつ)、やりすぎだろ。女としてどうかと思うぞ」
「黙ってろ」

龍衛門を殴り、仲間にたしなめられているリオソウルの女性モデルを着た剣士。鷹のような目を覗かせ、銀色の髪が振動でたなびいている。
腰には太古に『龍を殺すこと』のみを目的に創られた双剣を挿している。それはまごうこと無き“超絶一門”……にしては若干姿が異なるが、その類で間違い無いだろう。
剣先から柄にあたる全ての金属が解析不明らしく、ギルドの工房ですら再現すらできず、過去の遺物からしか再製できない代物。それが腰で鈍く輝いている。

「しからば拙者も言わせてもらおう、この益荒男女郎!」
「んだと東国の田舎の塊ッ!」
「はいはいそこまで、そこまで」

二人の間に巨大な大剣がドスンと置かれ、それ以上の雑音を強引に遮断する。ディアブロス亜種……の鎧を着た男。
持ち前の高級耳詮で知らんぷり、とは流石にいかなかたったようだ。

「言っておくがなーあ。戦う前に怪我したり、させたりしちゃ元もこも無いだろ!ちったぁ考えろ阿呆二人よ」
「余計なおせっかい、名前の通り……滅されたい?」
「それは俺の先祖だけで勘弁してくれ。流石にリアルファイトは洒落にならない、それに本名は滅(めつ)じゃないぞ」
「今、このパーティーでは滅でしょ」
「はいはいはい御もっとも。いいから落ち着いてキノコキムチでも食いやがれ」

キリキリと歯軋りしながら、村の人の心遣いとして送られたキノコキムチを絶はバリバリと口に放り込む。
フゥッ、とため息を吐きながらホットドリンク(これも心遣い)を一気飲みする。半分ほど飲み干し、それを安心した顔の龍衛門に回す。
『忝い』と受け取り、彼も残った全てを飲み干した。ここに居る三人は戦う前に胃を壊さないのだろうか。



81 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/14(日) 20:48:39 ID:ohjOMMLx]
「寒きことこの上なし、そして吹雪いてきたでござるな。中継点のポッケ村を過ぎて大分たつが……そろそろでござろうか」
「奥地とか言ってたしな。なんでも、ギルドの先鋭でさえテントも建てれないような場所だ、そう簡単に行けたら苦労は無いだろうよ」

吹雪は一層激しくなり、ポポ車の足取りも遅くなる。絶はそれにイライラし罵声を浴びせる、滅と朧はのんびりとホットドリンクの缶を追加で開ける。
三者三様の性格(正確には二者二様)が垣間見え、これから死地に赴く者達の姿勢、態度とは考えられない。

「にしても。見張りに出た独(どく)からの報告が無いでござるな」
「凍死してるんじゃないか?」
「いや、それは無いでござろう……と思いたい。しかし黒龍戦からずっとリハビリ状態でござったからな、心配にござる」

以前あった黒龍との戦いを思い出す。あの時誰もが必死で、極限状態だった。片手使いの独が悪しき炎で倒れ、朧が殿(しんがり)を勤めシュレイドから脱出する。
撤退は壮絶を極め、多くの偶然が重なりに重なり四人とも無傷とは言わないも無事に生き延びることができた。
その時は、日ごろは信じもしなかった神にどれだけ感謝したことか。


82 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/14(日) 20:49:44 ID:ohjOMMLx]
回想の途中、外から怒声が聞こえる。明らかに人の声ではない巨大な“何か”が猛り、天を揺るがす程の雄たけびをあげている。


グ オォ ォ ォ ォ ォ オオ オ オ オ オ オ オオ  オオ オ オ オオ オ オ オ オ オオ オ オ  オオオ オオオォオオオオオ

「まさかッ」

三人の乗ったポポ車が揺れる。慌てて外を見るが、崩龍の姿は確認できず、大きなクレバスと壊れたテントがそこにあるのみ。
滅が素早く千里眼を飲んで確認するも、姿はまったく見えない。今、雪原には“何も居ない”のに“何かが居る”

「仮説でござる」
「なんだ!?」

朧が素早く三人に言葉を走らせる。

「この崩龍とやらが伝承の通り覇龍と対を成す存在であれば、少なからず習性が似偏っている筈」
「だから何なのよ!?」
「俺はよォーく分かったぜ」

滅は唖然としている絶の腕をしっかりと掴み、片側の出口に素早く駆け寄る。
朧は既にもう片方の出口の近くで飛び降りる準備をしていた。

『 敵 は 下 か ら 来 る ッ』

滅が言い終えた刹那、ポポ車の下の雪が隆起し跳ね上がる。哀れポポは空高く舞い上がり、地面に叩きつけられ一瞬のうちに絶命してしまった。
そして現れたのは“破壊”を、“滅亡”を、“崩壊”を体全体に表した白い巨大な悪魔いや、神の化身。
かの昔。覇龍と共に世界を共に人類を絶望させ、世界を終わらせる手前まで破壊し尽くした――



崩龍【ウカムルバス】

83 名前:蟹の人 mailto:sage [2008/09/14(日) 20:53:40 ID:ohjOMMLx]
途切れ途切れですみませんorz
理由として下記の面倒くさい方法で書いているからです、でも書きやすいんです。
携帯→文章を書く→転送→PCで編集→規制ならないようゆっくり

明日でキチンと終わらせますので、今しばらく辛抱お願いします
では ノシ

>>74
俺のナナ=ソレイユが火を噴くぜ

84 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/15(月) 00:06:16 ID:t3U9RBQe]
乙!
しかしなんという寸止めだ、先が楽しみすぎる

85 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/15(月) 02:52:44 ID:BCD5/wfj]
乙、久々に熱い展開でwktkせざるを得ない。

>>74
胸殻破壊は任せてもらおうか
つ重火槍グラビモス

86 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/15(月) 03:02:49 ID:dYweJ0RX]
久々に来たら蟹の人が!
乙です、wktkしながら待ってます

>>74
自分は後方支援に徹するぜ
つフルフルUシリーズ

87 名前: mailto:sage [2008/09/15(月) 04:28:58 ID:JVObOPRD]
ども、お初にお目にかかります。漫画家を目指して遊んでいる(!?)Lと申します。

 遊んでいるとはぶっちゃけMHFやら2NDGやらで狩りに行っている事なんですけどね、
モンハンのマンガとか描きたいな〜とは思うのですがまだまだ世間には出せないほどの技量なので日々苦い思いをしているのですが・・・。 
 今日の正午(9月14日ですよー)にいつもと同じく絵の練習をしながらモンハンをやっていたのですが、突如ムラっとしましてな。

「ダメだ、モンハンの本描きてぇ!けど描けねえ!!(血涙)くそぅ!」

 ・・・などと思った自分はすぐ様練習中断、モンハンも中断させ、気がつくとメモ帳を開いてました。
 もうね、アレですよ。「描けぬのならせめて話だけでも描こう!」と行き着いたんですよ。

 正午からぶっ続けで、妄想しながら妄想の限り書いたお話です。
 シュチュエーションは女ハンター×フルフルです(途中赤化)。設定やらなんやらも全て自分の妄想で自己完結させちゃってるので
ご了承ください。

 このシュチュの理由はぶっちゃけて言うと「とてもエロいから!」いや、私の妄想の中ではなんですけどね・・・。
 前フリ長くてすいません、それではロクに編集もしていませんが、それでもイイと言うとてもお優しい方、どうぞ想像しながら読んでいってくださいm(_ _)m


88 名前: mailto:sage [2008/09/15(月) 04:31:36 ID:JVObOPRD]
 初めまして、私にはつい最近捕まえてペットにしたモンスターが居るのですが、この間今までの中で信じられない体験をしたので聞いてください。




 
 最近私の周りでは捕獲してペットになったモンスターの事について語られる事が多い。その中でも、一番多く出てくるのが「フルフル」だった。
「何でフルフルをペットにしている人が多いのかな・・・。」
 クエストを終え、酒場で仲間と騒いでいるときに私がこう言うと、隣の子が
「何?あんたフルフル嫌いだっけ?」
 こう言ってきた。嫌いな訳では無い。けど好きという訳でもない。だからみんながフルフルをペットにすることが、よく分からなかったのだ。
「嫌いじゃないけど・・・何かいいことでもあったりするの?」
「うーん、なんと言うか、「可愛い」からかな?」
「あ、それ俺もよく分かるわ。」
 向かいの席で聞いていた男ハンターが言った。
「先日さあ、ものすごっく小さいフルフルをペットに出来てさ。いやーもう、小さいから挙動が余計に可愛くてな」
「目とか無いから気配とかで周りの事必死に認識しようって所なんかもイイよねー。」
「そーなんだよなー。後はまあ、目が無いから気兼ねなく触れ合えるっていうか・・・。」
「ふーん。」
 ちなみに小さいフルフルとはどのくらいなのか聞いてみると。
「そうだな、俺がこの身長だろ?」
 と、立ち上がって自分の頭の上に手を乗せてから
「俺のフルフルはこのくらいだ。」
 胸元に下ろした。
「け、結構ち、小さいね。」
「まあな、でも珍しくもないみたいだぞ。」
「え?そうなの?」
「そうよ、可愛さもあるけど、他に言ってみれば費用とかもそんなに掛からないしね。それが理由で飼う人も少なく無いらしいわ。」
「後はまあ、こんな小さい飛竜なんて、いないからなぁ。珍しさ故ってか?」
「なるほど・・・。」
 ここら辺はなんとなく納得できた。
「まあ、あんたもフルフルをペットにしてみたら?そうすれば分かると思うよ。」
 確かに、こうして聞くだけでもあまり分からない。体験してみて初めて良さが分かる・・・か。
「うーん、そうだね。機会があったらペットにしたいかな。」
「クエストに行く時は呼びなさい、手伝ってあげるから。」
「うん、ありがとう。」


 この時はまだ、私は「フルフルをペットにする」ことまでしか興味がありませんでした。ですが・・・・いえ、やっぱり。
 後日私は仲間と共にクエストに行きました。フルフルをペットにする為に・・・。




89 名前: mailto:sage [2008/09/15(月) 04:32:34 ID:JVObOPRD]
「あ、いたいた、ほらあそこ・・・・って。」
 薄暗い洞窟、日も指さないここはかなり冷える。それに私の装備はアスール(ガンナー仕様)、かなり肌を露出している装備なので、余計に寒い。
ホットドリンクで寒さを凌ぎながら洞窟内を探していると、そこにフルフルは居た。
「おいおい、こりゃあ滅多にお目に掛かれない光景だな・・・。」
 仲間の二人がそれぞれ驚いたような反応を見せた。ちょっと遅れた私は仲間の視線の先を見てみると
「・・・本当に小さい・・・。」
 この間彼から聞いた大きさとほぼ変わらない、しかもその小さいフルフルがなんと2匹居るのだ。
「これは・・・まずいな。」
「ええ、ちょっと厄介ね。」
 二人とも愚痴のように漏らした。一体何がいけないんだろうか?
「一見小さいが、強さはそこらのフルフルと大して変わらないんだよ。2匹まとめて・・・っとなると面倒だ。」
「そうね、どちらかが別のエリアに移動してくれればいいんだけど・・・。」
「そっか、じゃあしばらく待たないといけないね。」
「待っててどっちかが早めに移動してくれればいいけど。」
 ため息を漏らし、待つ決意をした時だった
「なあ、なんか様子が変じゃないか?」
「「え?」」
 ジッとフルフルを見ていた男ハンターが言った。
「なんかさ、片方の動きがおかしいっつーかなんつーか・・・」
 改めて2匹の様子を見る。1匹は不動、もう1匹の方は何やら迫るような仕草を見せている。端から見ていて不動を続けるフルフルはきっと「うざったい」と
思っているに違いない。
「あ、動いた。」
 案の定、不動を続けていたフルフルが洞窟の天井に張り付き、そのままペタペタと移動してしまった。もう1匹の方を見ると、何やら空しそうな雰囲気が漂っている
気がした。
「よし、好都合だわ。一気に弱らせて捕獲するわよ。」
「オッケー。、あーそうそう、小さいからって油断すんなよ。さっきも言ったが、強さは普通のフルフルと変わらないからな。」
「わ、分かった・・・。」
「行くわよ!」


 そうして何とか捕獲に成功し、さらにペットにも出来た。ちょっとだけ嬉しかったけど、やたら息が荒いのは気のせいだろうか?
 とにかく興味本位だったけどホントにペットにしてしまったのだ。


 ドンドルマに戻った私たちは報酬を受け取り、顔を合わせた。
「おめでとう、よかったわね。これで私たちと同じよ。」
「うん、二人ともありがとう。」
「ま、こっちは金が入ったし、フルフル好きの仲間が増えそうで何よりだよ。」
「すぐには対面出来ないから気をつけてね。傷を癒すのに丸1日は掛かるから、様子を見るなら明日だね。」
「そっかぁ、ちょっと残念かな・・・。」
「1日辛抱すればいいだけよ。それじゃ、私は自分の部屋に戻るわ。」
「俺も、疲れたし酒でも飲んでくるかな・・・。」
「じゃあ、解散だね。二人とも本当にありがとう。」
「どういたしまして。それじゃ。」
 っと、酒場で2人と別れたが
「あーそうそう、言い忘れてたわ。」
 彼女が急いで戻ってきた。忘れ物かな?
「フルフルの素材触った事あるから分かるだろうけど、ブヨブヨした皮の触り心地って、生きたフルフルだと結構気持ちいいのよ。」
「へぇ〜。」
「それが言いたかっただけよ、じゃね〜。」


 そして翌日、私はペットが飼育される施設に向かい、昨日私のペットとなったフルフルと初めて対面した。

90 名前: mailto:sage [2008/09/15(月) 04:34:34 ID:JVObOPRD]

「うわ〜、昨日弱らせるのに夢中だったからよく見れなかったけど、こうして見ると本当に小さい・・・。」
 大人しく、スンスンと鼻息を出しながら立つフルフルを見て、思わず声が出た。すると、こちらの気配に気がついたのか、フルフルはこっちを向いた。
『・・・・・スンスン、フォ〜。』
 ちょっと警戒しているのか、動こうとしなかった。しょうがないのでこちらから近づくことにした。
「よろしく〜。今日から私が飼い主だよ〜。」
 特に逃げもせず、本当に大人しいので目の前にまで来たついでに、昨日彼女から聞いたこのブヨ皮の触り心地を試して見た。フルフルの背中をやさしく撫でてみる。
『・・・・スン、スンスンスン。』
「あ、意外といいかも、これ。」
 少し前かがみになって撫でながら思う。静止状態でもフルフルの大きさは私の胸あたりしかない。ひょっとしたら今までで一番小さいフルフルなのではないかと思わせるほど。
 手に伝わる感触が心地良い。聞いたとおり、確かに素材として触った時なんかよりもなんと言うか・・・気持ちがよかった。そう感じるのがよかったのか、もっと触ったり撫でたりした。
『・・・・スンスンスン、フォア〜。』
「やだな〜、癖になりそう♪。」
 そうやって更に撫でていく内に、フルフルの様子が次第におかしくなっていくのに気がついた。
『フガッ、フガッ、フガッ。』
「ん?フルフル・・・・?」
 なんとなく、息が荒くなっている気がした。どうしたんだろう?ちょっと怒っているのかな?と、思っていると。
『キュ〜。』
 と、今まで聞いた事の無い鳴き声で、まるで甘えるように顔を私のお腹に擦り付けてきたのだ。
「あ、なるほど・・・。確かにこれは可愛いかな・・・。」
 そう思えたので、こちらも応えるようにやさしく撫でた。すると・・・・
『スンスン、フガッ、フガッ』
「え?フルフル?」
 また息が荒くなった。と、思っていると、顔が下降し
「や、やだちょっと・・・・。」
 フルフルの顔が私のスカートに移動した。そして、匂いを嗅ぐ様な仕草で、徐々に息を荒くしていった。
『フンフン、ヒュ〜、ヒュ〜』
「こ、こらぁ、やめなさいって・・・・!」
 動悸が激しくなったフルフルは、スカートの下まで潜り込み、顔を下着越しにアソコに擦り付けたのだ。
「ちょ、何?何してるのよ・・・!」
 スリスリと小刻みに動くせいで、不覚にも感じてきてしまった。
「あっ・・・んぅ!や、やめなさい・・・!」
 しかしフルフルはやめることなく、徐々にその動きをエスカレートしていった。動悸も息も激しく、それはまるで女性に興奮した男性の様に
『フー、フー、フー』
 と、一旦動きが止まった。こちらの言う事を聞いてくれたのかと、ホっと安堵して座り込む。だがフルフルの異様な様子にすぐに安堵は消えた。
 『ハァッ、ハァッ、ハァッ!』
 ざわざわ・・・・と身震いをしたかと思うと、なんと、フルフルの体が徐々に赤っぽく変色していったのだ。
「え、え?な、何で・・・?これってまるで・・・・亜種?」
 そう思った時だった。
『―――――――――ッッ!』
 どこにも白い表皮を残さなくなったフルフルは、突如咆哮したのだ。
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!?」
 たまらず耳を塞ぐ。フルフルの咆哮はとても大きく、耳にかなり響いてくる。耳だけでなく、目すら瞑らないと頭が割れそうだった。
「ウヴォ〜アァ!」
「きゃあッ!?」
 いつの間に咆哮終えていたのか。目と耳を塞いでいたせいで全然分からなかったが、気がつくとフルフルに圧し掛かられていた。



91 名前: mailto:sage [2008/09/15(月) 04:35:33 ID:JVObOPRD]
『ヴァ〜、フーッ!フーッ!』
 マウントポジションを取られ、身動きが取れない中、胸元にはフルフルの顔があった。明らかに興奮状態だと言う事が見て分かった。口をだらしなく開け、その端から
ボタボタと唾液を垂らしているのだ。その唾液が、服に垂れると、ジュウジュウという音と共に服が溶けていった。フルフルの唾液には溶解性があるからだ。
「う、うそ?や、やだぁ!ちょっと!やめ・・・ひゃんッ!?」
 異常な・・・いや、モンスターなのだから普通なのか。人間の何倍もありそうな量の唾液が、次々と垂れていき、露出した肌に直接垂れた。
低体温なはずのフルフルにしては熱かった。
 そうして、服の上半身の大部分がフルフルの唾液によって溶け、私はフルフルの眼前に自分の胸を晒し出す形となっていた。
「やぁぁ・・・、どうなってるのよ・・・。」
 どうしてこうなっているのか、もう訳が分からず、私はすっかり混乱していた。だが体ははっきりしており、フルフルの熱く、ヌルヌルした唾液に感じたのか、
自分では気がつかなかったが、乳首が勃起していたのだ。
 それがフルフルの顔に当たり、それで気がついたのか
『・・・ベロ』
「ひゃあっ!?」
 胸に熱くベトベトしたものが当たったので凝視すると、フルフルが舌を出して乳房を舐めていた。
『ベロ・・・ヌラァ〜』
「や、やあっ・・・んっ!あっ・・・・!」
 その動きは人間ではありあえないほど滑らかで、私の乳房のあらゆる場所をいやらしく舐め回した。
「はぁっ・・・・!やだぁっ!そんな・・・ああっ!」
 舌が乳首に当たると一層感じてしまう。当たる度、私は何度も声を上げてしまった。やがて、舐め回すのが飽きたのか
『パクゥ』
「ひゃぁぁぁんっ!」
 小さいフルフル、だが口は人間以上の大きさを持っており、その口を大きく開けて今度は乳房の片方を丸ごと口に収めてしまったのだ。
「んやぁあっ!だめぇ!や、やめてぇ・・・!」
『ベリョォ・・・ヌヂュッ、ヌジュッ、ジュルリッ』
「あっ、はぁっ!んぅぅっ!」
『ジュ、ジュルルルルルルルッ!』
「うあっ!ああああああああっ!」
 しばらくくわえ込む感触を味わったのか、今度はもの凄い勢いで吸い上げ始めた。それは人間では到底出来ない技。
乳首、乳輪、片方とは言え、乳房の全体を強く吸い上げられた私はビクビクと魚の様に跳ねた。圧し掛かられている為、跳ねるといってもそんなに大きくではない。
 だが感じた事も無い刺激に、小刻みに激しく跳ねた。
『フヴァ〜、ウウ〜』
 チュポンッと音と共に、胸の刺激が止まった。
「あっ、はぁ〜っ、はぁ〜っ、はぁ〜っ!」
 危うく胸だけでイってしまう所だった。だが十分な刺激だった。激しく感じた私はロクに呼吸が出来なかったので大きく息を吸ったり吐いたりした。
 乳房丸ごとの吸い上げで、グッタリとしていた私は、もう終わったなどと思ってしまった。いや、思いたかった。

92 名前: mailto:sage [2008/09/15(月) 04:36:17 ID:JVObOPRD]
『フウゥ〜、ベチョッ』
「ひっ!?」
 だが本能的に次にフルフルの取る行動が分かっていた。それは的中し、舌を胸に這わせたかと思うと、次第に下へ、下へ・・・・
「やっ!そんなっ!?そっちはっ・・・!」
 背筋がゾクリとした。それは舌がヘソまで到達したからなのと、舌の行く先が何なのかが分かっているから。両方だ。
 やがてフルフルの舌は腰装備にぶつかった。だが腰の装備は何の役にも立たず、ジュウジュウと音を立てて溶け、フルフルの唾液が広がると同時に、肌を
露出させる面積が増えていった。
 そして、フルフルの最終目標である―――私の股間だ。だが到達する前に舌はフルフルの口内に引っ込んだ。
「えっ・・・・?」
『スンスン、フンッ、フンッ』
 舌を引っ込め、匂いを嗅ぐような動作をするフルフル。私はそれがなんなのか、最初は分からなかった。分かったのは、フルフルの舌が私の下着を舐め上げてからだった。
 つまり・・・場所の最終確認だったのだ。
『ベチョオッ、ヌルウッ、ヌルヌル・・・』
「ふあああああああああああああああっ!」
 下着は音を立てる事も無く、溶けたらしい。すぐ様直にフルフルの舌が私の秘部を舐め上げたからだ。
「やぁっ、あ!いやぁっ・・・・・!ひぅっ・・・・・・・んあああああっ!」
『ベロベロ、ビチュッ、ビチュッ、ズルゥ〜』
「んやぁっ!それダメェ!」
 まるで味わうかの様にアソコを舐め上げるフルフル。終わり際に必ずクリトリスに当たるので余計強い刺激が私に伝わる。しかもそれが、何度もフルフルが
舐め上げるせいで、刺激が何度も来てしまう。
「あぁっ!んぁうっ!うぁっ・・・・あっ、あひぃっ!」
『フゥゥ〜、レロォ〜、ヌプゥゥゥゥゥッ』
「んぁぁぁぁっ!やだっ、はっ、入ってるっ!?」
 十分味わったのか、今度は舌を膣内に侵入させてきた。先の刺激で、すっかり濡れていた私の膣はフルフルの舌を拒む事無く、進入を許した。
 ヌルヌルとした感触がする。それが余計に私を感じさせた。
「あっあああああ・・・・っ!」
 舌はどんどん奥まで進んだ。一体フルフルの舌はどれ位まであるのだろうか
「(こ、このままだと・・・・っ!)」
 そう思った時だった
「ひはぁあっ!?」
 こつんっと、音はしないがお腹の奥でそんな感触がしたのだ。思っていた通り、フルフルの舌は私の子宮の入り口にまで届いた。
『ヌル、ヌルヌル、ヌヌヌ・・・・』
「いやぁっ!い、入り口押し上げちゃっ・・・だ、だめぇぇっ・・・!」
 まだ奥に進ませるつもりなのか。子宮の入り口に到達してなお、フルフルは舌をグイグイと押す。だが子宮の中に入らず、子宮を押し上げる形となっている。
 その無理矢理さが、強い快感となった。

93 名前: mailto:sage [2008/09/15(月) 04:36:48 ID:JVObOPRD]
「うあぁっ!だ、だめ、だっ・・・てばぁっ!それ以上は・・・む、無理なのぉっ・・・・!」
 ビクビクと跳ね上がる私の体。圧し掛かられてロクに動けないのがもどかしい。拘束されているのと同じだった。
『ウブゥアァ・・・ウウ〜。ビチュチュッ!クチュッ!グチュッ!』
「ひぎゃぁっ・・・!うゃぁっあ!・・・・・やらっ!らぁ、らめぇぇっ!」
 これ以上は進めないと判断したのか、フルフルは十分に侵入させた舌で、私の膣内を舐めしゃぶり始めた。
『フーッ!フゥゥゥッ!』
 バクゥッとでもしそうな感じだった。フルフルは舌だけではもどかしくなったのか、口全体を股間に押し付けた。
「うあぁぁっ!やぁぁぁっ・・・・す、吸っちゃダメっ!」
『ジュジュッ!ジュルゥッ!ジュズズズズズズッ!」
 なんと器用な事か。膣内を上下左右に舐め回しながら、押し付けた口でクリトリスやアナルまで吸い上げ始めたのだ。
「ひゃああっ!だっ・・・・・やっ、あっ!あっ!で、出るぅっ!出ちゃうよぉぉぉーっ!」
 これだけの刺激を受けて絶頂に辿り着かない者はいないだろうと思った。この行為で私は絶頂と共に失禁することを悟り
「んあああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
 絶頂に達し、思った通りフルフルの口内にジョロォォォォォッと尿を噴出した。
『ングゥアッ!?ングゥッ、ングゥッ』
 フルフルは一瞬驚いたような声を出したが、次には人間と同じように飲み物を飲むように、喉を鳴らしていた。
「や、やだぁ!そんなの飲んじゃ・・・っ!あひぃっ!」
『ジュルッ、ウボォア〜』
 飲み終えたフルフルは満足したのか、膣内から舌を引き抜き、息を吐いた。疲れたハンターがビールを飲んだ後に吐き出す息と感覚が全く一緒だった。
「あっ・・・・あっ・・・・うぅ・・・」
 不覚にも私はこれで終わったと思ってしまい、目を閉じてグッタリとしてしまった。だが、フルフルにはその気配が別のモノに感じたらしい。
『フフゥッ、フゥッ、フゥゥッ!』
 了承・・・とでも勘違いしたのか、フルフルの息と気配が迫る気がした。それはもう、爆発寸前な程に興奮している。
「えっ・・・・・?」
 再び目を開けると、少し前に寄ったのか、先ほどよりも近く、まさしく目と鼻の先にフルフルの顔があった。口から垂れ落ちる唾液がボトボトと顔に掛かる。
だが不思議と嫌ではなかった。が、何やら大きなモノがアソコに当たるのが非常に気になり、目線をフルフルの下半身に向けた。
「ひっ!」
 それはありえないほど大きいフルフルのペニスだった。長さは人間の肩から肘くらいまでだが、太さが尋常じゃない。人間の太ももより一回り、いや二回り程の
太さだった。こんなモノ、入るわけが無いと心の底から思った。だがフルフルは入れる気満々らしく、入れる穴を探そうと、何回も私のアソコに当てがっている。
「うそっ!?やっ、やめて、やめてぇっ!そんなの入るわけ――――」
 だが、無情にも
『ヌブウゥゥゥゥゥッ!」』
「無っ―――――――あああああああああああああああっ!」
 入り口を探し当てたフルフルは容赦なくその肉棒を私の膣に突っ込んだ。
「いたぁっ・・・・うぅっ!お腹がぁっ・・・・裂けるぅっ!抜いてっ!抜いてえぇぇぇぇぇっ――――!」
『フッ、フッ、フッ!』
「うあぁっ!も、もっとっ・・ゆっくりぃぃぃっ・・・・!お、おねがっ・・・・・!いぃっ!いああっ!」
 私の事などお構いなしに、フルフルは激しく腰を振り続けた。肉棒が私の中を前後する度、ビチャッビチャッと先ほど噴出した尿の残りと今も尚出続ける
愛液が、音を立てながら飛び散っている。

94 名前: mailto:sage [2008/09/15(月) 04:37:58 ID:JVObOPRD]
「あっ・・・ああぅっ!はぁっ!はあっ!」
『フゥゥッ、ウウゥ―――――ッ!』
「んぐぅっ!?」
 腰を振る事に夢中になっていたフルフルが、何を思ったか、突然口付けをしてきた。キスには間違い無い。けどモンスターにそんな気遣いするほどの要領は無い。
 そう思っていた。
『チュッ、チュジュッ、ピチャップチャッ』
「んんぅっ!?んんーっ!んはぁっ!」
 ディープキス――――だけど、私の口内で動く舌はトロトロで、ねちっこく―――だがやさしく私の口を犯した。それはとても巧妙なテクニック。
 信じられなかった。けどその優しい動きは、私の事を気遣ってくれていると思えてしょうがなかった。
「んちゅうっ、ちゅぴっちゅ・・・・くちゅくちゅっ」
 なんとなく、それが嬉しくて私はフルフルの舌に応える様に、舌を馴染ませ、絡ませた。すると、私の腕を押さえていた翼がずれて、腕が自由になった。
「んっ・・・あっ、ありがとうっ・・・・んんあっ!」
 これで確信した、この子はちゃんと分かっていると。そうして私は、自由になった腕をフルフルの首に優しく回した。
「んふーっ!ちゅちゅっちゅーっ!ぷはぁっ!ああっ!い、いいよーっ!」
 いつの間にか、体には快感しか残っていなかった。不快感や、嫌悪感など吹っ飛んでいた。
『フゥゥッ!ウウッ――――――!』
 フルフルも良く感じているのか、先ほどよりも声が――――喜んでいるような声を出していた。
「も、もっとっ!もっと私のアソコ突いて――――っ、フルフルっ」
 もうまともに思考が働かなくなっている。考える事は一つ、もっと、もっと気持ちよく――――――
「んひゃあっ・・・・あっ、あっ、いいのっ!気持ちイイっ!」
『ウボァッ!フゥッ!フゥッ!フゥゥーッ!』
 グチャグチャになった膣内を前後するフルフルの肉棒。それが、次第に膨らんだり、ビクビクしていくのが感じられた。
『ブファッ!ハアッ!ハアッ!』
 息もさっきより上がっている。恐らく射精が迫っていると、私には解った。
「あっ!あっ、出そう・・・・っ・・・なのっ!?」
 聞いても当然ながら返事は無い、だが余裕が無くなってきたのか、フルフルは一層私の膣内を深く貫いてきた。
「だ、だめぇっ!私もっ・・・私もイクぅっ!!」
『ウボォアッ!』
 フルフルの上半身が私を覆いかぶさるように倒れこんだ。そして、ズンっと深く肉棒が子宮に届いた時だった。
『ヴオオォォォォォッ!』
 一際大きな声を出し、子宮にビュルルルッと、とても熱い―――――精液が一気に流れ込んできた。と同時に
「あっ!あああああああああああああああああああ――――――――っ!」
 私も絶頂へと達した。

95 名前: mailto:sage [2008/09/15(月) 04:39:38 ID:JVObOPRD]
「はあぁぁっ!出てるぅっ!フルフルの精液が―――――膣内でぇっ!」
 ビクッ、ビクッと覆いかぶさるフルフルの下で私は激しく波打った。が、これだけで終わりではなかった。
『ビュビュッ!ビュルッ!ビュビュゥゥゥゥゥゥゥッ!』
「ああっ!うそっ!?ま・・・・・、まだ出るのっ!?」
 さすがモンスターと言った所か、私がイっても尚、フルフルは射精し続けるっ
「やぁっ!ダメぇっ!イッたばかり・・・・・っなのにぃっ!またイクぅぅぅぅぅっ!」
 絶頂に達してる最中に更にまた達してしまった。ドプゥッっという音と共に、膣内に収まりきらなくなった精液が逆流し、外に溢れ出た。
『フゥゥゥ・・・、ウボオォォ』
「あ―――――っはぁ!はぁ、はぁ、はぁ・・・!」
 ようやく射精が止まり、フルフルの肉棒が引き抜かれた。チュポンっと音がすると、膣からゴボゴボと精液が流れ出た。一体何人分の精液だろうか?
 床に広く白濁液が広がっていた。
「はあっ、ああ・・・・・す、すご・・・い・・・っ」
 気持ちよかったが、同時に疲労感も出ていた私は、しばらく動けなかった。
『キュ〜』
 また、あの鳴き声だった。この甘えるような声、普段では聞く事が無いだけあって、とても愛おしく感じてしまった。
「んっ・・・フルフル・・・。」
 心配そうに顔を近づけるフルフルに、私は上体を起こしてキスをした。
「こんなにすごいの・・・初めてだったよ・・・。」
『・・・・スンスン』
「ふふ、これから色々とよろしくね、フルフル♪」





 以上で私の信じられない体験談を終わります。後で調べたから分かったのですが、捕まえる前、あの時のフルフルはちょうど発情期の手前で、雌のフルフルに
迫っていたみたいなんです。けど結局その雌には逃げられちゃって、落ち込んでいる所を私たちが捕まえてぺっトにしちゃった・・・ということなのです。
 今考えてみると、きっと溜まってたんでしょうね。
 
 ・・・・・・・・・・・・・・・。
 
 だ、だって!あんなに凄い量が出るなんて思わなかったんですもん!動作とかもすごく激しかったし!って、何を言ってるんだろ、私・・・(汗
 
 え?その後ですか?フルフルは私をご主人様と認めてくれたんです。それに優しいキスがよかったのか、もうメロメロになっちゃいまして〜。えへへ。
 でも苦労して作ったアスールがダメになっちゃったのはショックかなぁ;;まあしょうがないですけど。
 
 あ、呼んでる。したくなっちゃったのかな?それではこの辺でお別れみたいです。また機会あれば、お話しましょう。
 それでは最後までありがとうございました^^ノシ

96 名前: mailto:sage [2008/09/15(月) 04:48:12 ID:JVObOPRD]
 はい、以上が半日、妄想しながら書いた話でした。

 ・・・いや、もう、ね。先に謝っておきます!スイマセン!

 とりあえず文才無くてすいません、自分ではあまりうまく出来たかどうか本当に分からないもんで・・・orz
考えてみれば、こういった所に自分の書いた話を出すの初めてだった・・・w

 うあー!それ考えると何か取り返しのつかないことしちゃったような気もするのですが、批判だとか感想だとかもう、
全然してくれて構わないので、というか皆様からの辛口コメント募集です。><
 学習します!

 それでは、最後までお読みいただきありがとうございました^^またムラッとして話を書いたら投稿してみようかと思います。
・・・コメントで書き込まないでほしいとか言うの出たらアウトですがね;;出ないと信じたいですが。
 それでは長文失礼いたしましたm(_ _)m

 

97 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/15(月) 09:21:28 ID:hIUka5zN]
>>96
乙 全然腕悪く無いじゃないですか

>>83
乙です
久々に蟹の人見たな wktkしてるぜ

>>74
スタンは任せな
つ近衛隊機械槌【撃鉄】

98 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/15(月) 09:24:57 ID:HW0VFzVi]
えるしっているか
しにがみはGJしかいわない

99 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/15(月) 15:35:55 ID:YYfzH1Aa]
>>96
とても面白い!
早く次の作品を書いてください!

幼女化ミラルーツとかキボンしたいです(^^:;)

100 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/15(月) 16:04:23 ID:DaAvlHW6]
>>96
フルフルかわいいよね。
主人公が羨ましい



101 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/15(月) 17:15:01 ID:7swasc14]
>>96
GJです!!
ただ後で舐められたとこヒリヒリしないかなとか思ったり…

102 名前:蟹の人 mailto:sage [2008/09/15(月) 17:42:17 ID:wHJlgKlG]
すみません、身内に不幸があり完成品の投稿どころではなくなりました。

あれだけ見栄をきった手前、本当に申し訳です。
wtktしていてくれた方、今暫く待ってください。ゴタゴタが落ち着き次第、必ず投稿します。

103 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/15(月) 17:45:24 ID:1ZTgLFpQ]
>>102
私達はいつまでも待ってます。
身内の方にはご冥福をお祈りいたします。

104 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/15(月) 17:53:31 ID:YYfzH1Aa]
こういうとき、部外者である我々が安易に冥福を祈るとかいうべきじゃないと思うな
そっとしといてあげなさい

105 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/15(月) 17:54:00 ID:hIUka5zN]
>>102
ご愁傷様だな
復帰はのんびり待たせて貰います

106 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/15(月) 21:29:14 ID:NiZZe8YT]
そういう事情じゃ仕方無い
身の回りが落ち着いたら、また来ておくれ

107 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/16(火) 11:56:15 ID:9BHnOkGO]
俺達はいつまでも待ってるぜ。

108 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/16(火) 18:49:14 ID:raCHTBWS]
ちょっと疑問なんだがここは竜×人のみなのか?
竜×竜(擬人化とかでなく)はどうなのか

109 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/16(火) 18:51:58 ID:MKJpFLnK]
>>108
結構そのタイプあるよ
私的には、擬人化なしでも十分萌えるんだけど
いかんせん体格差が・・・

110 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/16(火) 18:58:08 ID:riYLuR9/]
習性とか知らないといけないから難しい……と思う

個人的にメラルー×アイルーとか見たいなぁ



111 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/16(火) 19:28:41 ID:GRoWqkP2]
レウスたんかわいいよレウスたん
おめのよめ

112 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/16(火) 20:15:42 ID:raCHTBWS]
無難なセンでレウスレイアとかナナテオとか
個人的にエスピ、キリン、ミラあたりも好きだが…

113 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/16(火) 22:12:25 ID:zR/zLo4a]
ヤマツカミ同士のですね、触手を使ってのですね、文字通り濃厚な絡みをですね

114 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/16(火) 23:09:18 ID:4gVLYqD+]
タコの交尾風景ですね。わかります。

115 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/17(水) 07:29:26 ID:qfZohmEb]
ラージャンの交尾とか激しいんだろうな
近づくことすら無理そうだ

116 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/17(水) 09:01:11 ID:wnsfBCX8]
擬龍化した山津神と狩人が会話するSSの続きを密かに待ってます。
あれは秀逸だった

117 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/18(木) 10:24:10 ID:UgsOrjIy]
自分で続きを書けばいいじゃない

118 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/18(木) 14:28:10 ID:h2xzZ6Kx]
>>115
雷猿なら擬人SSであったぞ

119 名前:ネーミング募集 mailto:sage [2008/09/18(木) 18:28:41 ID:h2xzZ6Kx]
よし!誰もいないうちに、続き書いちゃおう


120 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/18(木) 18:39:46 ID:6RmkFy7a]
雪猿と読み違えて暫く首を捻ったw
>>115は原形同士の話なんじゃないかと
擬人だったら泣こうが喚こうが雷耐性の高い防具着て挑めばムテキング……



121 名前:ネーミング募集 mailto:sage [2008/09/18(木) 18:54:04 ID:h2xzZ6Kx]

「ふにゃ!いきなり何するんですか」
「レイミは、身長よりこっちの成長がいいみたいだね・・・・ん?まさかまだ胸大きくなってない?」
私の胸を離したときアリシアさんがすかさず
「リアンナは、自分が(洗濯板)だからうらやましいのですよ」
「アリシア〜あんたも言えた口かその口が行ったのかな〜?」
「いらいれふよりひゃンな〜、むねはりひゃんなよりはありみゃす」
略(痛いですよリアンナ〜、胸はリアンナよりあります)
「こらこら、やめな」
「だってミラン姐ぇ〜」
ミランさんはリアンナさんの見て
「リアンナだって、いつかは大きくなるよ、うんw」
・・・・・ミランさんそれはフォローにはなってないですよ・・・・
「アリシアさん、大丈夫ですか?」
「ちょっとひりひりします〜」
その時、ミランさんは私を見て

「話は変わるけどレイミ、昨日の夜男と一緒にいなかったかい?」
と言ったとたんリアンナとアリシアは急に私を見て
「レイミ、何かされてない大丈夫?」
「何もされてませんか〜?」
2人が心配そうに言って来たので
「大丈夫ですよ、何もされてませんよまぁ居候さんですけど・・・」
第一あの人は、人化したとはいえ竜だしリオレイアだし
人間の私には興味ない・・・・と思うし


122 名前:ネーミング募集 mailto:sage [2008/09/18(木) 20:01:44 ID:h2xzZ6Kx]
A

「レイミは、大丈夫だと思うけどね、だってあの子がいるしねw」
あの子とは、多分タルトのことだろうと思いつつ
「ああ、あいつがいるから大丈夫か」
「あの子怒れば『怖い』ですからね〜」
さっきの心配はいったい何だったんですか・・・・タルトってやっぱり怖いのかな
怒ったところはみたときがないなし、いつもからかわれてる私ってorz
「何1人で落ち込んでるんだい?」
落ち込んでる私にリアンナさんが

「レイミところで、その居候は今何してるんだ?」
「今ですか?タルトの口利きの所でバイトですよ」
「ほうほう・・・どこでバイトしてるんだい?」
「・・・・酒場ですよ」
3人はだまって私を見てニャリと・・・・
「後で、その居候を見に行ってみようかね〜」
「あの・・・裏方のの方の仕事みたいなので見れませんよ多分」
ミランさんはため息交じりで
「見れないのか〜つまらないね・・・・・ちっ」
ミランさん最後のちっって言うのはなんですか・・・
「所で今日は鍛冶屋に行かないんですか?」
「そうだった!あの親父遅れるとうるさいからな〜」
「何か作るんですか?」
2人そろって
「「それは秘密だ」ですよ〜」
「レイミは何か作ってもらうのかい?」
「はい、新しい防具作ってもらおうかなって、前ミランさんと一緒にバサルモスを
何回か倒たら一式できる量になったので」
ミランさんがそれを聞いて思い出すようにクックック笑い出した
「バサルね〜あれは笑えたね〜おもいだすだけで・・・・っくく」
それを見たリアンナさんは
「何かあったのかミラン姐w」
「それは言わないで〜〜〜〜お願いします」
ミランさんは、こちらを見てニヤリと・・・・・やっぱり言っちゃうんですね・・・・
「何回目かは忘れたけど、後もう少しって所でレイミが勢いあまってバサルにダイブしちゃって
起き上がったところにバサルの尻尾がもろに当たってネコタク行きになったんだよねバサルと私は
その間ポカーンとしてたわけあのバサルの「Σ(・π・)え!」ッという顔には笑えたねw」
「その後はどうしたんですかぁ〜?」

「その後かい?ポケーとしてたバサル罠はって麻酔で捕獲したよ」
やっぱり言われた・・・・恥ずかしい・・・・orz
またまた落ち込んでるところにアリシアさんが
「レイミちゃんは、デスパラ使えるようになりましたか?〜」
「慣れてはきましけど、まだコンボがうまくいかなくて」
いといいつつなんごんでいたら
「そろそろ行かないとやばいかね」
「そうだなあの親父本当に煩いからな」
「いきましょうか〜」
こうして私たちは、鍛冶屋えと向かって入ったのでした。

いったんココまで続きはまだできてませんのでごめんです
やっぱり文才ないなうちは


123 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/18(木) 23:19:37 ID:EUv60BiC]
>>121
良いじゃないか、続き待ってるよ
もっと自信を持って!!

124 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/19(金) 01:06:23 ID:oEaN789f]
ないわ

125 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/19(金) 22:01:11 ID:sS1tOcx7]
トライの情報出たな
今度は水中プレイか

126 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/19(金) 23:00:42 ID:MESoljXm]
>>125
ピンクのランポスみたいなやつの雌が可愛かったな。雄と仲睦まじくしてるといい


127 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/20(土) 01:16:20 ID:Gv7EZP9J]
うぃーですってよ、奥さん
いまさらだがトライ目当てでPS3買ったやつ涙目だな

128 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/20(土) 01:20:52 ID:1i21smI/]
このまま消えていく・・ってことはさすがなないだろうけどな
しばらくはWiiの独走がつづいてテイルズアイマスで火のついた箱はコアユーザーに売れるだろう

PS3は任天堂ハードはおこちゃま向けだから(笑)とかかっこつけたがる中学生や高校生、DQN男に売れそう

129 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/20(土) 11:24:03 ID:Ejcce6ki]
中学生にそんな財力あるのか?それ以前に高校生にも(ry

私はあの3種が発売して、すぐにwii買いに行ったなぁ・・・
それがこんな結果になるとはw

130 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/20(土) 12:23:40 ID:1i21smI/]
>>129
ヒント:親




131 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/20(土) 13:07:43 ID:8ZvFeMdT]
次世代機はどれも惹かれるゲームが無いから買ってないや。
360はそこそこ面白そうなのがあるけど、すぐ壊れるらしいし・・・

132 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/20(土) 13:11:46 ID:1i21smI/]
Wii スマブラ モンハン3
PS3 MGS4
Xb360 ヴェスペ アイマス 塊



あれ、ナムコってすごくね?
もうビルゲイツはナムコに資金援助してやれよ

133 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/20(土) 17:37:57 ID:E02oRasP]
360が壊れるのは初期版まで。今買えば壊れる事も少ないだろうな。
と言いつつ一度レッドリングの悪夢に見舞われた俺。

134 名前:ティガ [2008/09/21(日) 15:38:07 ID:y9RDgIjY]
始めまして、友人に頼まれたんですがランポス種のやつが読みたいそうです。
俺は考えきれないんでどうかよろしくお願いします。KY発言失礼しました。

135 名前:ネーミング募集 mailto:sage [2008/09/21(日) 17:10:24 ID:oIl8pTHp]
>>134
人のことは言えないが考えて書くのもいいことだぞネタつまりで悩んでる人が通ります


136 名前:ドラスキー mailto:sage [2008/09/21(日) 18:38:03 ID:68BTY87Y]
どうも、はじめまして
なんだが、色々思いながら書いてしまったので投稿してみる

設定は人x竜(竜受け)です。
竜が受けでもイイかなっと思いながら書きました
設定は色々オリジナルが入っているし、お目汚しかもしれないけどそれでも
いただければ幸いです

137 名前:ドラスキー mailto:sage [2008/09/21(日) 18:39:34 ID:68BTY87Y]
世の中には色々な人間がいる。
名声を掴む奴、一攫千金を狙う奴、欲に溺れる奴、人をうまく使い生きる奴
人の数ほどまた人生も沢山あり、千差万別、十人十色様々な奴がいる

そういうお前はどうだって?
俺はモンスターハンター、モンスターを狩り生きる者だ。

といっても俺は何処かのギルドに所属してるわけではない、いわゆるフリーのハンターだ。
仲間が居る訳でもない、一人でハンターをやっている、どうしてギルドに所属しないかって?
まあ、色々なことがあって自分の生に合わなかっただけの話
ギルドに入って無くても、依頼はそれなりに来るし、生活には一切困らない
これはこれで快適に暮らせている。

「貴方には、若い雌のティガレックスを捕獲してもらいたい。」
今日も俺は依頼を受けた、どこぞの金持ちからの依頼だ。
「いいですよ。しかし依頼を受けるのに当たり、貴方のこのティガレックスの捕獲目的を教えていただきたい」
これが俺の毎回、依頼主に言っている言葉だ。
どうも、俺は約束を破られるのが何よりも嫌いで、目的を聞いてそれを守らない依頼主にはそれ相応のことはしてもらう。
しかし、その目的さえ守れば格安でほぼ100%の確立で仕事をこなすので誰も文句は言わない。
というか誰も俺がそんなことをしているとはまず知らない。
噂になっている程度で真相は闇の中、俺だけが知っている。

そして、この金持ちの依頼主の目的は、
「今度のパーティーの余興にしたいのですよ、何その余興が終われば自然に帰す予定です」
なるほど、余興ね・・・怪しい、それでも俺は話を進める。
「わかりました、あくまで捕獲はそのためだけで他のことは行わないで相違ないですね?」
「もちろん、私はそのつもりですよ」
なるほど、まあ一様信用しておこう、このデブ親父が何をするかは後で調べればいいだけのこと
「では、この契約書を書いてください」
フリーになってもコレだけはやめない、誰に見せるわけでもないが書かせておいて損は無いものだからな。
「はい、これでいいですかな?」
依頼主が書き終えたようだ、一様ざっと目を通し確認する。
「わかりました。では3日お持ちください。3日のうちに捕獲してごらんに入れますよ」

そうして、俺は依頼主が帰った後に準備を始める。
俺の武器は、工房で作ったオリジナルの武器だ。
ライトボウガンと言われる物を更に軽量化し、片手で持てる物に改造してもらったもの。
威力は落ちるが、その代わりに発射速度と使い易さは格段に上げたものだ。
更に言えば銃身の下に剣を装着することにより、接近戦も可能にした。
形状としては、銃に剣が融合している感じで、ガンブレイドと俺は呼んでいる。
弾も予めマガジンと呼ばれるものに装填して、持ち運ぶことにより各種の弾を瞬時に切り替えることができる。
俺オリジナルの武器だが、最近では本格的に製作が開始されたとかで近々出回ると噂されている。

このガンブレイドを携えて俺は雪山に出かけた。
雪と氷が覆う白き山、弱きものは生き残れない弱肉強食の世界、ティガレックスはよくここのポポと呼ばれる。
草食獣を食べることが知られている。
3日といった手前さっさと仕事に取り掛かることに。
1日目は散策だ、ティガレックスがどこで餌を食べ、どこを移動ルートにしているかを見極めるためだ。
2日目は罠を設置する場所を探すこと、絶妙なところに設置するのは経験が物を言うのだ。
まあ俺は捕獲には自信があるので、そこまで気兼ねする必要は無い。
3日目がとうとう捕獲である、ルートに先回りしてただ待って居ればいい。
これが若いのでなく、成熟した飛竜だと話は違う、成熟した飛竜は俺たちハンターのことをよく知っている。
こっちが逆に罠に嵌められる時だってある。
そのときはハンターと飛竜の命がけの戦いを行い、勝った物だけが生き残る。これが自然の掟だ。

138 名前:ドラスキー mailto:sage [2008/09/21(日) 18:40:39 ID:68BTY87Y]
こうそうしているうちにやってきた、今回のターゲットとなる、ティガレックスの若い雌だ。
まだ3m弱といった感じだ。
「グルルル・・・」
こっちを発見したのか唸っている。だがこっちも伊達に場数は踏んではいない。
武器を構えて挑発する。すると
「グギャァァァッ!!!」
咆哮を上げて、こっちに突っ込んでくる。
「暫く、不自由かけるけど我慢してくれな」
静かに、向かってくるティガレックスに呟き、手に持っているスイッチを押す。

バチィィン!!

爆ぜる音と共に罠が作動する、しびれ罠と言って相手の動きを瞬時に止める罠だ。
「じゃあ、暫くオヤスミだな」
両手にガンブレイドを構えて、引き金を引く。

パシュ、パシュ

低い音と共にティガレックスの鼻に何か命中し舞い上がり、それを吸ったティガレックスは直ぐに気を失い倒れる。
麻酔弾の効果で完全に眠ってしまったようだ。
これで俺の前半の仕事は完了だ。
捕獲したティガは俺が依頼した信頼の置ける運び屋にまずは俺の家に運ぶように指示する。
運び屋と一緒に家に戻り、後は依頼主が来るのを待つばかりだ。

暫くするとあの、依頼主がやってきた。
「本当に3日で終わらせるとは噂通りの実力ですな」
「そりゃぁ、どうも、これが貴方の目的のティガレックスです」
幕を開けると、檻の中でまだ寝ているティガレックスが現れた。
安全を期して口には口輪を嵌めてある。
「すばらしい・・・なんと素晴しいんだ」
目をきらきら光らせながら、妙に変な笑いを浮かべているのを俺は見逃さなかった。
「じゃあ、これが契約金と謝礼だ、受け取ってくれ」
金貨の入った袋を手渡され、依頼主は上機嫌になりながら、このティガレックスを自分の家に連れて帰っていった。

普通ならここで俺のあの依頼主との関係はオワリだが、ここから俺の後半の仕事だ。
あのデブ親父が本当に余興だけで、あのティガを自然に帰すとは思えない。
それに雌と指定したあたりが更に怪しい。

俺はあの依頼主の家にこっそり侵入することにした。
自分で言うのもなんだが、泥棒としての才能もあるのかもしれない。
気配を消したりするのが妙にうまいのが自慢だ。
そうやって、依頼主であるデブ親父の屋敷に侵入できたのだが、さてどこに居るのやら。
それにしても、かなり地下に降りた気がする・・・どこまであるんだ・・この屋敷
「ギャ・・・・グゥウ・・・・」
どこからか、唸り声が聞こえる。
どうやら、この排気口から聞こえてくるようだな。
排気口から声の聞こえるほうに移動していくとドンドン声がはっきり聞こえてくる。
しかも、声は複数重なって聞こえる気がする。
「グァ・・・クキュゥゥ・・・」
どうやらこの下から聞こえてくるな。
下を覗くとまず目に入ったのは無数のガラスのような箱、多分特殊なガラスなのだろう。
そしてその中にうな垂れる飛竜や鳥竜である。
「なんだ・・・これは・・・」
流石に呟いてしまった。
リオレイア、ドスランポス、ディアブロス、ゲリョス・・・様々な飛竜や鳥竜種がガラスのような特殊な箱に入れられている。
しかし、様子がおかしい口輪をされているにしても大人しすぎる。
目がおかしく、焦点が合ってない、涎を垂れ流し、悶えているように見える。
それにこのむせ返るような雌独特の匂い・・・・
なるほど、このためにあのデブ親父は俺にティガレックスを捕獲させたのか。

139 名前:ドラスキー mailto:sage [2008/09/21(日) 18:41:41 ID:68BTY87Y]
つまりは、愛玩動物ならぬ、愛玩竜、自分の欲の為の慰み物。
俺は利用されたのだ。
多分他の飛竜や鳥竜種はフリーのハンターを使い、集めたのだろう。
そして、俺が捕獲したティガレックスは部屋の中央で無残にも磔にされてしまっている。
「グゥゥ・・キュゥゥ・・・」
他の飛竜と同じで暴れないところを見ると、どうやら何か薬でも盛られたようだな。
「さあ、お前はもうワシのものじゃ、これから毎日楽しませてやろう」
扉から、不適な笑みを浮かべた、あのデブ親父が入ってきた。
この時点で、俺のとの契約が破棄されたことは明らか、ここから俺の後半の仕事の開始だ。

俺は格子の間からガンブレイドを構え、煙幕弾という視界を遮る煙球を弾丸にした特殊弾のマガジンを装着する。
それを部屋の各所に打ち込む、サイレンサーを着けているので音はほとんど無い。
数秒後には、弾から大量の煙が噴出し部屋全体を覆う。
「な!なんだ!これは一体なんだ!?」
何が起きたか分からない様子でうろたえる。
俺は格子からすっと部屋に降りて、ゆっくり近づき背後から静かに言い放ってやった。
「お前は俺との契約に違反した・・俺は約束を破られるのが嫌いでな、その償いは受けてもらうぜ」
ガンブレイドを両手に構え、全ての箱に数発弾丸を撃ち込む。
罅が入る程度で割れはしなかった。それを見て
「は・・ははは!!そのガラスは特殊な強化ガラスだ、そんな弾では砕くことはでk・・・」
何か高らかに言う前に爆発、強化ガラスを一気に粉砕する。
確かに弾丸自体は弱いが、それに仕込まれた火薬が爆発し、罅の入ったガラスを一気に崩壊させ粉砕する。
全てのガラスを破壊し、天井にまた別の弾を撃ち込む。
「何をした!!一体何をしてるんだ!?」
「直ぐに分かるさ・・・俺が手を下すのではなく、こいつらに手を下してもらうさ」
さっき天井に打ち込んだのは、特殊な解毒薬。
あるハンターの知り合いが居て、やたら薬に詳しく調合してくれた散布方の解毒薬である。
大半の薬や毒を打ち消してくれる、頼もしい物だ。
「グルルル・・・・」
唸り声と共に煙の中から飛竜や鳥竜達がのっそり現れ始めた。
薬の効果が抜けたのだろう、目は生気を帯び、自分たちをこのような目に合わせた目の前に居る主人を睨み付ける。
「え?・・・あぁ・・・」
気が動転して、尻餅をついて壁に後ずさる。
「全員あんたにお礼がしたいそうだ、頑張りな」
さらっと言い放ち、俺は部屋でまだ磔られたままのティガレックスの元に行き手足と口輪を外してやり
「すまなかったな、俺のせいで・・・もう自由だぞ」
伝わるかどうかも分からないが謝り、ワイヤーフックのギミックをガンブレイドに取り付け天井に打ち込みその場を後にする。
出るのは楽だった、地下室で飛竜や鳥竜達が大暴れしているのだ。
外に気を回す奴なので居ない。俺はそのまま自分の家までさっさと帰った。

次の日のニュース記事で大きく取り上げられていた。
この事件であのデブ親父の悪行がばれてしまい、後にギルドナイトの捜索が入るそうだ。
まあ、俺はたまにこうやって何かするが、ここにギルドナイトが来ることは無い。
その理由は自分の中推測ではるが、ようは黙認されているのだ。
ギルドナイトも証拠がないと踏み込めない、だがたまたま俺が事を起こしたから捜索できるようになった。
だから、俺の証拠が出てもどうやら少しは揉消されているようだ。

140 名前:ドラスキー mailto:sage [2008/09/21(日) 18:43:00 ID:68BTY87Y]
「今日は何もすることが無いな・・・ゆっくり寝るか」
呟き、ベットに横になろうとしたが、何か音が聞こえる。
俺はその音を聞いて体を持ち上げ音の聞こえる方向、どうやら倉庫のようだ。
倉庫への続く扉の前で、息を整える。
泥棒か?それとも・・・俺に恨みでもある奴か・・・
そう思いながら、ガンブレイドを構え扉を蹴り開け中に入る。
「ギャゥ!?」
そこに居たのは、あのティガレックスだ。
どうやって入ってきたのか不思議に思ったが、それでも武器を構えたまま距離を取る。
「グルル・・・ゥゥゥ・・・」
こっちに襲い掛かる気は無い様子、ぐったりうな垂れて、顔も微妙に赤くなっている。
昨日の解毒薬では中和できなかったのか、こっちを見つめてる。
「おいおい、俺は人間だぞ?それに俺にそんな趣味は無い」
暴れるようならば眠らして、元居た山に返すつもりだ。
ティガレックスもなんとか抑え込んだのだろう。静かに蹲る
「明日になったら元居た場所に戻してやるから、そこで待ってろよ」
やっていいものか悩んだが、近づいて頭を撫でてやる。
「クルルゥゥ・・・」
落ち着いたような声を漏らす。
その声は結構カワイイ声だと、普通に思う。
撫で終わると、俺も自室に戻ることにした。
「昨日の疲れもまだ残ってる、今は寝よう・・・・」
目を閉じて、ベットに身をゆだねる。

ペロ・・・チュル・・・
何かの水音と、自分のあれに断続的に感じる快感
「なんだ・・・・?」
目を開けると、驚くことが起こっている
「キュル・・・グゥ・・ン///」
あのティガレックスがいつの間にか、俺の寝室に居て、あまつさえ俺の雄にしゃぶり付いているのだ
「お・・おい!!何してるんだよ!?////」
声を上げるが、全く聞く気は無いはいようだ、雄を執念に舐めながら、味わってる
「くう・・・キモイイイ・・」
情けないが最近溜まっているのもある、それでもはっきり言って人間のフェラとは段違いの快感。
肉厚で長い舌は、俺の雄に巻きつけ絞るように動かす、少しざらついている舌が更に刺激を強くする
「チュル・・・キュルゥゥ///」
かわいい声を出して、美味しそうに雄を舐めながら、唸っている。
このティガは人間のをくわえ込んで喘いでいる。その姿がなぜか愛おしく興奮してしまう。
俺にはそんな趣味はないはず・・・ないはずだが・・・そう思っているが身体は正直に反応してしまう。
「口を離せぇ!!///」
あまりの快感で自分の中で限界を感じた、顔を押えて引き剥がそうとするが、頑として離れようとしない。
逆に刺激を強くしてくる程だ
「チュウ・・・ギュゥゥゥ・・////」
はやく、出してと言わんばかりの刺激に我慢の限界を超えてしまい
「ぁっぁああ!!!///」
情けない嬌声をだして口の中、しかも飛竜の口に数日分で濃厚になった精を吐き出してしまう。
複雑な気分だが、この射精は今まで一番快感に感じた瞬間だった。
「キュゥ・・・ゴク・・ゴク・・・///」
口に含んだ精をどうするのかと思いきや、行き成り飲み始める。
ウットリとした表情で、喉を鳴らして飲んでいく。
あまりに突然、あまりにも唐突なことで動揺が自分でも隠せない
「グルルル・・・・ゥゥゥ・・・」
丁寧にも雄の中尿道の中の精液まで吸出した、あと口から離した後もティガレックスはまだ雄を眺めている
自分の言うのもなんだが、俺の雄はデカイ長く、太い、成人のそれより確実に大きなものだと自負している。
それのせいもあるが、女との行為はしたことがあるが、大きすぎて女に激痛を与えてしまい、あまり良いものでは無かった。
それから行為にあまり興味を持たなくなったが、このティガレックスは俺の雄を根元までくわえ込んで刺激してきた
人間ではできなくても、このティガとなら行為ができるのでは、それを考えた瞬間それをかき消そうとした。
おれでは、あの親父と考えが一緒ではないか、俺がそんなことを考えているうちにティガレックスは次の行動に入っていた。



141 名前:ドラスキー mailto:sage [2008/09/21(日) 18:44:02 ID:68BTY87Y]
ベットに行き成り押し倒されてしまったのだ。
「クゥゥゥン・・・・///」
轟竜と言われ凶暴なことで有名なティガレックスから想像できないほどの嬌声だ。
上にまたがり、座るような形になってしまった。
想像より軽い、まあまだ3m弱の若い雌なのだ、コレくらいなのかもしれない。
そのまま、雄を見ながら、また腰を上げていく。
「ま・・まさか・・・おいおい・・」
自分でも少しは想像していたことを、このティガはしようとしている。
ティガも少しは躊躇したが、疼きのほうが勝ったのだろう。
腰を雄の上に下ろしていく。

クチュ・・・チュム・・・

卑猥な水音がなったと思うと、雄に感じたことも無い快感が与えられる
ティガの秘所の中に、雄が入ったのだ。
「クゥゥ・・ン・・キュウ・・////」
ティガも感じているのだろう、嬌声を漏らす。
だが、痛そうな顔ではない、快感に震える顔に見える。その顔がなんとも可愛く、そそられてしまう。
そのままゆっくりな挿入で俺の雄を根底くわえ込み終わった。
中のヒダヒダが雄を包み、絡みつく。
「うぁ・・・すげぇ・・・///」
飛竜とするという、おかしな感覚はもう薄れてきている。
ティガも同様な感じだ。
だが、俺はこれでは満足できない。もっと快感が欲しい。
自分の欲望がフツフツ湧き上がる。
ここまで来たら遠慮は皆無、やってしまおうと思いこっちから腰を突き上げる。
「フキュッァ!?///」
与えられた、快感に不意に声を上げる。
この一回で俺は微妙に悟った。このティガはまだ行為の事は素人こっちに分がある。
そのまま、腰を突き上げながら、中をかき回す
「クギャッァウ!!///クッァア!!///」
嬌声を上げまくる、ティガの力が抜けていくのがなんとなく分かった。
できるかどうかわからないが、押し返してみると、案外あっさり逆転できた。
「クルルゥゥ・・・」
憂いを帯びた目でこっちを見つめてくる。
期待しているのだろうか。
不安なのだろうか。
何ともいえない気分だが、やり始めたのはティガのほう最後までやらせてもらう。
腰を引いていくと、中が雄を求めるように絡みつく。
なんとも快感、多分女ではこの快感は得られない。
ある程度引くと、一気に中にねじ込む
「キュッァウ!!///」
また声を漏らし喘ぐ・・・カワイイ、もっとこの声と悶える姿が見たい
欲望に歯止めが聞かなくなってきた、腰の動きがドンドン加速するのが分かる。
動きが激しくなる度に、雄に与えられる快感も増していく。
「くぅう・・・あぁ・・//」
俺も自然と声が漏れる
キモチイイ、気持ちよすぎる

142 名前:ドラスキー mailto:sage [2008/09/21(日) 18:45:32 ID:68BTY87Y]
ティガもあまりの快感に涙を流す。
こうやって見ると、人間の行為と何も変わらない。
姿が違うだけの話だ。
「クゥ・・ン・・ギャゥウ・・///」
声の質感がちょっと変わってきた。
逝きそうなのか、中が締め付けてくる。こっちもそろそろ逝きそうだ
「うぁ・・もうダメだ!!///」
「キュアゥン!!///」
引き抜こうとしたが、それを悟ったのが尻尾で押さえつけて引き抜けない
「おい!!それは・・あっぁ!!///」
我慢できるはずも無い、中にしかも奥の奥に吐き出してしまう
「キャゥッァアア!!!///」
ティガも中に熱い濃厚なしかも人間の精を受けて、絶頂してしまっていた

その後は事ははっきりとは覚えてない
この絶頂を気に、このティガと性欲がなくなるまで、やりまくっていたのはこのベットの惨劇を見ればわかる
ティガはぐったりうな垂れ、全身ベトベト、秘所からは精液が流れ出している。
しかし、顔は幸せそうな顔で静かに眠っている。
その顔がなんとも愛しく、撫でながらそっとしておくことにした。

この日から俺とティガの奇妙で充実した生活が始まった。
仕事のある日はティガが自らついて行き、仕事、散策や狩りまでは流石に手伝えなかったが、追い込みを率先してやってくれた。
夜になれば、誘い合うわけでもなく、自然と行為になって朝までお互いが満足するまでやりまくった。
この生活が何時まで続くかは分からないが、ティガのほうも俺に懐いてくれている、俺もティガが愛おしい。

今日もティガとの甘い生活が始まった。
俺はこの生活が長く、できれば永遠に続くことを俺は願っている。

143 名前:ドラスキー mailto:sage [2008/09/21(日) 18:46:41 ID:68BTY87Y]
これで終了、今度は竜x竜でも書いてみようかな(´д)
では、また来るかもしれません

144 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/21(日) 19:25:27 ID:oiyKDgvx]
>>143
今までに無いモノを見せてくれてありがとう…
竜受けは新しい…

145 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/21(日) 19:32:25 ID:rq2s8hG1]
>>143
ちょっと聞きたいんだが、セリフのあとの
///←これって何だ?文字化け?

146 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/21(日) 19:50:22 ID:L5moFije]
///は照れてるときとかの描写じゃないのかな?

147 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/21(日) 20:04:39 ID:xAqFiMB+]
>>145
携帯小説によくある悪習
これがあるだけで読者の読む気を削げると言うある意味最終兵器
スイーツ(笑)

148 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/21(日) 20:13:41 ID:i8xUYikG]
言ってやるな
それ以外は悪くなかったんだから

149 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/21(日) 21:27:01 ID:bhVF/vuA]
>>147
おまいさんの的確な表現力に嫉妬w

150 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/21(日) 22:26:55 ID:ZvWDvqaE]
自演臭



151 名前:ティガ [2008/09/21(日) 22:58:55 ID:oh1wRfQA]
読みました。ティガレックスは好きなので男にある意味羨ましいです。
返事を報告したら「ふむ」と一言でおわってそのまま・・・・。
次はグラビにレイプされるレイアというのもいいんじゃないんですかね。

152 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/21(日) 23:01:00 ID:bhVF/vuA]
sageも出来ないおひとは半年ROMってろですハーゲ!

153 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/21(日) 23:09:46 ID:wI30jfty]
sageられないならfusianasanとでも入れればいいです!

古いか?

SSは面白かったよ〜wなんか珍しいものを見たw

154 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/21(日) 23:12:39 ID:i8xUYikG]
名前の欄にティガじゃなくてfusianasanと入れると欲しいSSがリストアップされます

155 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/21(日) 23:16:28 ID:i8xUYikG]
久々すぎて間違えた
目欄か

156 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/21(日) 23:37:14 ID:v/SVgPxK]
書き手でもない奴がコテ名乗るな

157 名前:ティガ [2008/09/21(日) 23:48:46 ID:oh1wRfQA]
すいませんね。通りすがりだったもので・・・・・・
ついでにこの名前は他でメイン使用してるものです。
ではさようなら。

158 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 07:54:52 ID:MfTP7Kbu]
最後までsageずに去るとは…

159 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 09:18:09 ID:gqm1qYvY]
いやいや 好きなキャラクター名を自分の名前にするセンスとか天晴れだよ
次はsageてくれるさ

160 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 11:35:27 ID:tbKOnixc]
二度と来るな



161 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 13:42:19 ID:V9HbSf6m]
色んな意味で初心者の臭いがするな
厨房ぽい感じも

162 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 13:48:03 ID:g47s4rSt]
//// がなければかなり素晴らしかった

どうしても照れの表現を出したい時は()の中でやるといい
////があれだけで作新としての質が90%は損なわれるから

なりきりとかでもよく使うけど、同じ

せめて(////)だな
まあこれでも(照)と同レベルかそれ以下なんだけど

163 名前:名無しさん@ピンキー [2008/09/22(月) 13:51:10 ID:uVTylMzl]
 |  |ノハヽ
 |  |。‘从
 |_と )
 |魔| ノ
 | ̄|

164 名前:ドラスキー mailto:sage [2008/09/22(月) 15:51:31 ID:eS0O1DXc]
色々アドバイスありがとうございます
勉強不足でした・・・・今後はもっと気をつけて書きます


165 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 18:29:02 ID:V9HbSf6m]
ま、反省したなら許してやらんこともないよ
こっちも暇じゃない身でお前の下手くそな落書きをわざわざ読んでやってるんだからさ、次はまともに読めるもんを投下するようにね

166 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 18:40:56 ID:tJHXX0ih]
また荒らしか

167 名前:通りすがりのティガ [2008/09/22(月) 19:06:58 ID:uEJAipBD]
>>161
色んな意味で初心者の臭いがするな
厨房ぽい感じも

すいませんね。PC苦手なもので。それに用語もあまり知らなくて。
むかついたから返事させていただきました。では。

168 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 19:07:09 ID:DY0rx6bb]
>>164
いやいや、普通にGJ!
投下したらほぼ間違いなく何らかの叩きがあるけど、
もし気分を害してないなら(たぶんそれはないと思うけど)また頼むぜ
少なくとも俺みたいに喜んで読んでるのもいるから。

169 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 19:20:04 ID:V9HbSf6m]
>>167
残念! 謝っても許す気はないからw
まあ半年ほどROMってから吊っとけば?w

170 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 19:40:46 ID:tbKOnixc]
>>167
スルーもできない奴は二度と来ないほうが良いよ



171 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 19:48:37 ID:V9HbSf6m]
つーか初心者だって本当のこと言われたから顔を真っ赤にしてるだけよな
図星だとむかついて返事しちゃうw

172 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 22:49:28 ID:437n6WtL]
うんうん、わかる わかるよー
エロパロに現れる、初心者 何歳なんだろうね。

子供いじって楽しむ流れはここで終了の方向でw



173 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 22:58:50 ID:g47s4rSt]
15歳位かなあ。モンハンのプレイ層的にも
ショタコンの俺としてはそこらへんでうへへな妄想しておくかな

>>164
 /// だけあんまり使わないようにしていただきたい
それ以外はよかったよ



174 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 23:17:46 ID:Q+zVcQRj]
>>165
まーた自称上級者か

>>173
>>167を見たところ10歳あたり
いやな世の中だ

175 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/22(月) 23:41:13 ID:QwRtKHeI]
おまいら>>165に釣られすぎだろ
スルーしれ

176 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/23(火) 03:47:19 ID:CSGDrcDC]
おまいらもちつけ

とりあえず全裸にネクタイ締めて正座しようか

177 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/23(火) 07:30:39 ID:LhkMX+62]
モンスネタが出た機会に言って見よう
ミラバルカンの戦闘開始時の舌なめずりにはなにかエロさを感じる

178 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/23(火) 07:41:22 ID:u195h7Qj]
>>176
全裸にチョーネクタイだろJK

179 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/23(火) 09:16:53 ID:1R+RnKCS]
>>177
ミラ系全般のあの這いずりモーションにエロさを感じる



のは俺だけですかそうですか

180 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/23(火) 09:46:11 ID:s1F/6QJH]
>>179
というかはいずりはボレアスしかやってこないぞ
エロいのは同意だが



181 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/23(火) 10:33:54 ID:iArGzEDY]
キリンがどことなく我侭なお嬢様って感じがする
捕まえようとしても中々捕まらないし、その姿が綺麗だし

182 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/23(火) 13:10:24 ID:FWIl5Rvl]
キリンだけ、妙に異質だよな
なんだあれw

ボレアスのエロさは硬さにあり!

183 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/23(火) 20:30:50 ID:dcsPQ0Pm]
ボレアスかわいいよボレアス

184 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/23(火) 22:34:51 ID:s1F/6QJH]
いやいや、ルーツ姉様こそ最高に可愛いのだ
あの神々しさからデレる、即ち新ジャンル神デレを妄想してみるが良い!

185 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/23(火) 22:48:17 ID:i1TG+hoJ]
じゃあ俺はドスランポスを頂いていこう

ドスランポスのちんちん舐めてみたい

186 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/24(水) 15:58:06 ID:nBgZnmyr]
ミラ系は全部ヤンデレの匂いしかしないぜ。

187 名前:名無しさん@ピンキー [2008/09/24(水) 20:57:09 ID:bbvg6fJB]
だがそれがいい

188 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/24(水) 20:57:28 ID:aCaklPgX]
立ち上がったラオシャンロンの曲線に魅力を感じる

189 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/24(水) 20:59:41 ID:bbvg6fJB]
スマンsage忘れてた、吊ってくる

190 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/24(水) 22:24:47 ID:iHi1BSWk]
シェンの鳴き声は最萌ポイント



191 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/24(水) 23:17:27 ID:3xyP56xj]
レイアは誘惑する若奥様って感じが…
気弱な童貞クックくんを筆おろし、セレブな若奥様の情事
とか受信した

192 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 00:01:46 ID:xIFuEs9P]
魚竜種なら性別・属性・擬人化・原型一切関係無しにすべてに萌える


193 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 00:11:38 ID:Et5o/awJ]
ナルガネタまだないな。…と言う訳でナルガで一筆書かせて頂いてもいいだろうか。

194 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 00:13:07 ID:qK89/tMZ]
このスレでもガレオスの愛くるしさについて、語る時が来たか…

195 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 00:15:29 ID:qK89/tMZ]
ナルガネタ?
すでに三つ四つ出てたはず
だからって書くなってわけじゃないから悪しからず

196 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 00:28:19 ID:Et5o/awJ]
…なんだあったのか。どんなのか読んでないから分からんけどネタが被らない事を願う。
一応設定を言っとく。
主人公は女ハンターで相手(?)は昔助けた子ナルガって感じだ。
まあお手柔らかに頼んます

197 名前:樹海の黒き秘事 mailto:sage [2008/09/25(木) 00:55:33 ID:Et5o/awJ]
私の名はエレナ。ハンターを初めてもう5年にはなるだろうか。今ではすっかりハンターとしての腕も上がり、村の若いルーキー達の指導にも当たっている。
ある時一人の村ハンターからクエストの補助を頼まれた。まだ上位に上がりたてで不安が残るのだろう。
理由はそれだけではないようだった。クエストの内容を聞いて私は納得した。そのハンターが受けようとしていたのは、「迅竜ナルガクルガ」の狩猟だったのだ。
恐ろしいほどの素早さと激しい気性をもつこの飛竜は、新米上位ハンターには非常に脅威な存在だ。
「ナルガクルガか…」
その飛竜の名前に、私はある出来事を思い出していた。
私がまだ幼く、ハンターになる前の事、荷物の運搬をする父に着いてよく一緒に出かけていた。…ところがある時、それは起こった。

198 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 01:19:27 ID:2obmDcEd]
└(o゚∀゚o)┘ヮッショィ!!

199 名前:樹海の黒き秘事 [2008/09/25(木) 01:39:09 ID:Et5o/awJ]
(sageちまったすまん)
私達の乗った荷竜車がちょうど樹海の辺りを横切ろうとしていた時の事だ。―始め父はここを通る事を反対していた。ここに現れる謎の黒い竜の噂を聞いていたからだ。当時はまだそれの情報は少なく、人々は半ば迷信のように思っていたのだ。―
…なぜこの飛竜の情報がなかったのか。それはつまりこの飛竜を見た者は二度と生きて戻る事はできなかったからだ。だが一人の欲深な運び屋が、早く行けば報酬が増えると言い、樹海を横切るルートを推したのだ。
当然反対した父と言い争いになった。他の者は父に反対こそしなかったが、皆黒い竜の噂など所詮ただの噂にすぎないと言う者達ばかりで、結局皆近道を選んだ。
…だがその判断が過ちであると悟った時には既に遅かった。突然後ろを歩いていた一人が叫び声を上げた。しかし振り向いても彼の姿はなかった。するとちょうど真上の樹上からポタポタと何かが落ちてきた。
見上げると何と、先程の男が変わり果てた姿で幹にぶら下がっているではないか!そして私はそれよりもっと恐ろしいものを見た。
…血走った真っ赤な二つの眼、黒く鋭い刃のような腕、全身真っ黒な体毛で覆われた巨駈…、間違いない。父の言っていた噂の黒い竜だ!
「グルルルル…」
黒い竜は樹上から垂れた長い尾を振りながらこちらを威嚇した。
「う…うわああああ!」
「な!何だあいつは!ヤバいぞ!にげろ!」運び屋達はたちまちパニックになり、逃げ出す者、武器になりそうな物を探す者、荷竜車の下に隠れようとする者もいた。
「みんな落ち着け!バラバラになるな!」
父だけが冷静に皆に呼びかけていた。
「火だ!火を起こせ!」
ハンターのようなまともに対抗手段もない私達には、せめてそれくらいしか敵を退ける手はないと判断したのだろう。父はパニックに陥っている他の仲間たちの代わりに、腰に付けた短剣を抜き、今にも飛びかからんとする黒い竜に対峙していた。
「早く!火を起こして!」
そんな冷静な父の姿に私も少しは安心したのだろう。他の運び屋たちを激励した。
「あ…ああ。分かったぜ譲ちゃん…」
少しは落ち着きを取り戻したのであろう。一人がせっせと火をつけにかかる。
松明に火が着けられ、牽制していた父がそれを竜に向かって突き出す。竜も炎に少し驚いたのだろうか襲いかかるのを躊躇しているようだ。
するとさっきの父と言い争っていた男が突然父から松明をひったくった。

200 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 01:52:56 ID:Mpto3Nlv]
sageろよカス
まさかとは思うが
書きながら投下してないよな?




201 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 01:59:00 ID:2obmDcEd]
sageてすまんとか初めて聞いたwww
もういいから寝ろよカス。
メモ帳なりなんなりに書いてからコピペ投下、こんなの常識だろうが

つーか死ね。存在自体がウンコ以下だよお前

202 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 02:01:40 ID:2tFHPgqN]
193 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/09/25(木) 00:11:38 ID:Et5o/awJ
ナルガネタまだないな。…と言う訳でナルガで一筆書かせて頂いてもいいだろうか。

196 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2008/09/25(木) 00:28:19 ID:Et5o/awJ
…なんだあったのか。どんなのか読んでないから分からんけどネタが被らない事を願う。
一応設定を言っとく。
主人公は女ハンターで相手(?)は昔助けた子ナルガって感じだ。
まあお手柔らかに頼んます



どうみてもリアルタイム執筆です本当に死ね

203 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 02:03:36 ID:meX+J76B]
間隔から見るに書きながらっぽいな……。
内容は悪くないだけにもったいない。

204 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 02:08:49 ID:2obmDcEd]
内容もウンコです
こういう輩はちょっとでもほめるとつけ上がるから気をつけてねw

205 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 02:14:26 ID:APFAEmsK]
投下する時は
 メモ帳か何かにまとめてからいっきに投下

長い時間スレを占領すると他の職人なんかが困るから

206 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 02:21:17 ID:bbfa4qoS]
過去ログはともかく、現行スレの>>1すら読んでないの丸わかりっていうのは、フォローのしようもないな…
>>196
皆の言葉はちときついが、書きながら投下するのもageるのも、この板じゃ好まれることじゃない。
メモ帳とかに書き上げてから、まとめて投下し直しちゃどうだ?
せっかく書いても、もう話の内容関係なしにお手柔らかにとはいかなくなってる。

207 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 02:25:47 ID:APFAEmsK]
sageてすまんは聞いたことないわ・・・
何処の住民だ?

vipですらage基本とはいえsageて悪い事はないってのに・・・

208 名前:樹海の黒き秘事 [2008/09/25(木) 02:36:08 ID:Et5o/awJ]
「おい!何をする!」
「決まってんたろ!このままヤツを追っ払うんだよ!」
男はブンブンと松明を振り回す。
「おいやめろ!そんな事をしたらよけいに刺激するだけだ!」
男は父の忠告も無視し、竜に向かって松明を振り続ける。
「ええい!とっとと失せやがれ!」
ついに男は松明を投げつけた。
「ギャオオオオ!」
松明は竜の鼻面に当たり、竜は一瞬怯んだ。「へっ!ざまぁ見やがれってんだ!」
男が得意気に勝ち誇るが次の瞬間…
「ギャオオオオオオオ!」
耳をつんざくような竜の雄叫びがこだました。真っ赤な眼はさらに燃えるような光を宿し、尻尾には無数の棘が生えていた。…怒らせてしまったのだ。
「ちっ!だから言っただろ!」
父は舌打ちすると短剣を構えながら皆に言い放った。
「来るぞ!みんな逃げろ!できるだけ遠くにだ!」
さっきとはうって変わって父はかなり焦っている。
「おとう…さん?」
「エレナ!お前も逃げろ!ここは俺が何とか食い止める!」
父は強い声で私に言いつけた。
「そんな…!おとうさんも一緒じゃなきゃやだよ!」
私はだだをこねるように父にすがり着いたが、父はそんな私を引きはがした。
「さっさと行かないか!おい!こいつを頼む!」
仲間の一人に私を放った。
「そんな…!おとうさん!おとうさーん!!」
逃げていく一人に抱えられながら、私は必死に父に叫び続けた。
「ギュアアアアアア!」
竜が吠え、父めがけて飛び降りた。
「見るな!」
私を抱えていた男が私の眼を覆った。
ドガシャーン!と大きな音が響いた。今の竜の一撃で荷竜車が吹き飛んだのだろう。幼い私でも、父が無事であるはずがないと分かってしまった。
「いやぁぁぁぁ!おとうさぁぁぁん!」
それでも私は父の方を見ようと男の腕の中でもがいた。
一瞬、それも片目でほんの少しだけだったが、崩れた荷竜車の傍らに倒れこむ父の姿を見た。
「…!」
私は息を呑んだ。ショックに頭がからっぽになっていた。
「おい!見るんじゃない!」
私を抱えていた男が私の顔を背けさせた。だが今のショックで私は抵抗すらできず、ただ呆然としていた。
…どれくらい走っただろうか。ひたすら木々が生い茂り、まるで同じ場所をずっと走っているようだった。
突然、正面で何かが動く気配がした。
ガサガサと木を揺らしながら現れたのは何ともう一匹の黒い竜だった!

209 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 02:39:38 ID:Et5o/awJ]
…そうか。じゃあやめよう。すまなかった

210 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 02:43:38 ID:APFAEmsK]
作品自体は途中だからなんともいえんが悪いものには見えない

ちゃんと>>1を読んで欲しい
それだけ



211 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 02:50:39 ID:lO2kOcPM]
とりあえず、中途半端に終わるのが一番良くないとだけ言っておく
まとめてsageてから投下してくれ

212 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 06:55:58 ID:BlpcJLng]
面白そうじゃん。
書きあがったら投下してね。楽しみに待ってます。

213 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 07:41:59 ID:OAZQgB1J]
今のは忘れて全部書いてからまた投稿してほしいな
個人的には続きも読みたいだけに(ry

214 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 08:37:51 ID:2obmDcEd]
テンプレ以前の常識すら知らない馬鹿に何を期待してるんだか

こういうアホは何度でも同じことを繰り返すだけだ

215 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 08:48:05 ID:NSBMrJRS]
荒れすぎw
一人が注意してそれでお終いで良いじゃんw

職人的にも荒れてる方が書きにくいだろ

216 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 11:08:26 ID:6ThpWWDo]
>>184の言ってた神デレをどっかでみた気がする

217 名前: mailto:sage [2008/09/25(木) 16:41:17 ID:gQOpH+Y0]
ども、こんにちわLです。

まずわ
>>97さん
>>98さん
>>99さん
>>100さん
>>101さん

遅れましたが私の作品への感想ありがとうございます^^
正直ホッとしております、妄想任せに書いたが為に原作設定とか無視している所も
あるのでそういった所もツッコミ入れられるのではないかとビクビクしておりました^^;

>>99さんの希望していた幼女ミラルーツの話を考えてメモ帳に書き込んでいたのですが、

突然PCが壊れましたorz

いきなり電源が切れ、しかも本体からは焦げクサイ臭い・・・かなり慌てましたよ。幸い火事等にはなりませんでしたが・・・。

でもショックでした;;書いてる最中だったのに消えたので(電源も点かない)何処まで書いたのやら思い出せずorz
なのでかなり掛かりそうです、本当にすいません;;

ちなみに今は古いNPCで書き込んでいます、修理まで10日以上だそうなので、
頑張って思い出して小説を投稿するつもりです;;



それとは別に質問なのですが、この板では画像のうpも可能なのでしょうか?
挿絵みたいな感覚でうpすることが可能であれば、自分が描いた絵をうpしてみたいのですが・・・どうなのでしょうか?

では、失礼しましたm(__)m

218 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 17:02:53 ID:UmxBr9Ws]
この流れの中でも冗長な自分語りができる神経は賞賛に値するわ

219 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 18:38:30 ID:2obmDcEd]
>>218
ちょっと黙ってろ

>>217
パソコン、災難でしたね(^^:;)
でもリクに応えていただきありがとうございます!
投下を心待ちにしていますのでo(^-^)o

ところで幼女ルーツの容姿なのですが、デモン○インのアルアジフみたいな感じで銀髪赤眼、一人称はわらわ、ちょっとツンデレ、というのはどうでしょう!?
ではでは、よろしくです(>_<)

220 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 18:41:21 ID:01uJKyyO]
なんだこのどっかのコミュみたいなやりとりはw



221 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 19:11:02 ID:Mpto3Nlv]
久し振りに言いたい



自演乙

222 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 20:07:16 ID:xIFuEs9P]
とりあえずガレオスの可愛らしさについて語ろうぜ

俺は全て好きだが、特に鱗とブレス吐くときのジャンプが好きだな
鱗は洗うと綺麗な青になるってところにそそられる
何かこう……地味な女子が流行りの服着たらとびきりの美人に!って感じだ

223 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 20:09:47 ID:TIIQPRHm]
もうだめぽ

224 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 22:24:29 ID:KtUZIHGI]
作者の語りだけで1レス使うってなんなの?
>>219なんかもうね・・・

珍味の人とか蟹の人早く帰ってこないかなぁ

225 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 22:25:27 ID:01uJKyyO]
蟹の人は今忙しいだろ

226 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 22:35:10 ID:zjTQodgM]
>>222
流行りの服は逆効果でね
ここはメガネを外すと超美人なノリを推す

227 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 23:01:01 ID:rAYlF/Ac]
ガレオスは日焼け美人と思っている

褐色テラモエス

228 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 23:19:36 ID://0/g4zv]
脱いだら凄いアーシェス・ネイですねわかります

229 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/25(木) 23:59:40 ID:U1FsKE3Y]
ガレオスは音爆弾等で引きずり出したときの

『うひゃあ』

と言わんばかりのびっくりっぷりが可愛くてしょうがない。

230 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/26(金) 01:00:48 ID:KSu6zuvd]
あんな事があったばかりで言うのもなんだが
ナルガの尻のラインってエロいよな
特に股関節あたりが、戦闘後はなんかぐったりして
舌だして、だらけてる様子見てると
槍で犯したかいがあったもんだ・・・



231 名前: mailto:sage [2008/09/26(金) 20:57:06 ID:cMBTBFx/]
こんばんわ、何か・・・>>217では空気読まなければいけない状況だったみたいですが
空気も読まずに書き込んでしまってすいませんでした。

2作目出来たので載せます、シュチュエーションは男ハンター×ミラルーツ(擬人+幼女化)です。

少しでもお楽しみいただければと思います、それではどうぞ↓

232 名前: mailto:sage [2008/09/26(金) 20:57:46 ID:cMBTBFx/]

 足音を出していない彼は自分で出した霧の中を黙々と歩いている。現在の場所は不明。
この霧は別世界への「道」だからである。彼は先刻誰かに呼ばれた気がしたので思念を元に向かっているのだ。
「おやおや・・・(また)ココですか・・・。」
 霧を抜け、足音を確認して周りを見る。最初に彼女と出会った場所と全く同じ場所であった。
「これはまさか・・・・・」
 辺りを見回す。すると、一匹の白龍が傷だらけで倒れていた。
「やはりそうですか・・・やれやれ、助けを求めるのはいいですが・・・。」
 傷だらけの龍に近づく。思った以上に重傷であり、傷口には何やら呪いが掛けられており、それが傷の再生を妨害しているようだ。
「状況はあの時と似ていますが、今回のは結構難題ですねぇ・・・。」
 改めて言えば、この白龍は「絶命寸前」。一応この龍の体質は理解しているからどれだけ危ないか分かる。が、超再生能力を持つ
この龍族にこの様な重度の呪いを掛けた者がどうしても分からない。
「私と同じ存在か・・・或るいは別の・・・ん?」
 白龍の頭部を改めて見ると、角が丸ごと無くなっている。もし目的がこれだとしたら、益々理解に苦しむ。
「何か特別な力でもありましたかな?彼女の話では角は無くなっても不便ではないそうですが・・・。」
 そろそろ独り言を言う時間も無くなって来た、白龍の気が徐々に霞のように消えかけてきている。
「少々時間を取り過ぎましたか、しかし今回は私でも結構疲れる作業なのでね。しかも呪いを掛けられ、角も無いとなると・・・。」
 手を触れ、白龍の体に特別な法呪印を走らせる。
「やはりあの時と同じく、人間の姿に変えるしかなりませんね、しかも状態がひどいので少々幼くなってしまいますが・・・。」
 印が光ると白龍も輝き出す。形状しか判断出来ない様な状態になった白龍は徐々に小さくなっていく。
「しかしそれも了承して頂かねば。無意識とは言え助けを求めたのは貴女です。むしろ感謝していただきたい程ですよ。」
 やがて形状は人間へと姿を変え始め
「まあ、感謝なんてされないでしょうな、目が覚めても私はいないでしょうし・・・」
 光が収縮をし始め、その姿が明らかになっていった。
「とりあえず呪いも解除しましたし、傷も治しておきました。ただ精力が無いとまずいですね、特別に彼女を呼んでおいてあげますよ。
後はご自由に。」
 彼が手を空にかざすと、光の矢が空に向かって飛び、上空で飛散した。
「それでは、私はこれで。」
 また霧が何処からとも無く出てきた。彼はその霧の中を歩き出し――――――後に残されたのは何処にも傷を残していない
長く白い髪で覆われた幼い少女が全裸でその場に横たわっていた。

233 名前: mailto:sage [2008/09/26(金) 20:58:32 ID:cMBTBFx/]

・・・

・・・・

・・・・・

・・・・・・


「・・・・だ・・・・・・よな?」
「・・・ああ、けど・・・だろ?」
「どうします?龍退治を依頼されたのに・・・」
「とりあえず起こそうぜ、おーい、生きてるよなー?」
 ―――――意識が朦朧としている。誰かの声が聞こえる・・・。何だっけ?確か私は―――
「ん・・・・・・」
「お、やっぱ生きてるな。」
「え・・・?」
 眼を開けると目の前には4人の人間が私を見下ろして・・・え?人間―――――?
「ッ―――――!離れろ!人間ッ!」
「あだッ」
 一番近くに居た人間を突き飛ばす――――が、体が思うように動かない!それ所か、自分の手を見てギョッとした。
「なっ――――――なんだこの姿はっ!?」
 何故?私は「人間の姿」になっている!?私は誇り高き祖龍の筈、それが何故―――。
「し、信じられん・・・何故私が下等な人間の姿など・・・っ!」
「・・・おい、何かゴチャゴチャ言ってるが、助けようとしている俺たちに対して―――」
「っ!?うるさいっ!お前らなど私の雷撃で――――っぐ!?」
 首を掴まれ、ダンっと強く地面に押し倒された。何故だ!?何故力が入らない――――!?
「さっきから何だぁ?その態度はよ?ああ!?」
「うぐっ――――離せ―――無礼者がっ!」
 首を掴んでいる手に雷撃を試みるが、力が出ない―――どういうことだ―――。
「ちょうど良い。なあ、俺たちでこいつにちゃんとした教育を叩き込んでやらねぇか?」
「いいねぇ、どうしてそういう格好をしているのかは知らないけど、準備万端のようだしねぇ。」
 後ろで見ていた男がそう言うと身に付けていた防具を外し始めた。それに習って他の男共も―――どういうつもりだっ?
「離せぇっ・・・!人間如きがこの私にぃっ!」
「・・・・おい、これ見てもまだそんな強気でいられるのか?」
 男は腰元から刃物を私の眼前に突き出した。その剣を見てゾッとした、刃から禍々しい同胞の悲鳴が伝わるような感じがして―――。
「うぅっ、ぐっ・・・」
「へっ、大人しくなった。だがお仕置きが必要だな、おら、ケツをこっちに出しな。」
 手を掴んで男は自分の膝の上に私をムリヤリうつ伏せにさせた。

234 名前: mailto:sage [2008/09/26(金) 20:59:19 ID:cMBTBFx/]

「な、なにを・・・・っ!――――ひぅっ!?」
 パンッっと痛みと共に背後から音がした、頭を手で押さえつけられている為、後ろが見えないが、私のお尻に走る痛覚からスパンキングだと分かった。加減は多少している

ようだが、今までに感じたことの無い痛いみに私は悲痛の言葉を漏らすだけだった。
「いぅっ!あっ!や、やめろぉっ!うあぁっ!」
「お仕置きだっつってんだろ、その言葉遣いが直るまで何回でも引っ叩いてやるよ。」
「そ、そんな―――っ!ひんっ!やぁっ!やめ――――っ!」
 抵抗出来ない。自由が利かず、成す術も無く尻を叩かれている――――だと言うのに何故か、痛みだけではない、何かが私の中から本当に
知らない変な感覚が同時に出てきていた。
「うぁぁっ!な、何っ―――!?ひぐぅっ!」
「おいおい、尻叩かれながら濡らしてるぜこいつ。」
「どれどれ?はは、ホントだ。ガキのくせして感じてるのか。」
「なっ――――!?」
 今のは侮辱されたと言うのは私にも分かった―――分かったのだが、背後から感じる視線で、更に私の「何かの感覚」が出てきた。
「あーあ、ケツが赤くなってらぁ。強く叩きすぎたんじゃね?」
「なーに、叩かれて濡らしてるんだ、ちょうど良かったんだろ。」
「それなら次のお仕置きは私のでやりましょうか。」
「えっ――――?なっ!?」
 うつ伏せから解放された―――と思ったら、眼前に何やら棒みたいなモノがあった。肉棒―――と言うべきか、
それは男から生えているものだが・・・。こんなモノがこいつら―――人間にあったのか!?
「うっ・・・なんだこの臭いは―――」
「失礼な、私はちゃんと風呂に―――ああ、そういえばここに来るまで随分汗を掻いたのでした。」
「くっ、だったらそんなもの私の顔に近づけるなっ!」
「まだ自分の立場が理解出来ていないようですね、貴女がこれを綺麗にするのですよ。」
「な、何を言ってっ――――んぐぅっ!?」
 目の前の男は私の頭を掴むと同時にその棒を私の口に無理矢理押し込んだ。
「んむぅっ!むぐぅぅぅっ!」
 頭を掴んだまま、男は自ら腰を前後させた。その動きに伴って私の口の中を肉棒が激しく動く。棒はやたらと熱く、先から何やらネバネバしたものが出てきた。
「ふぐぅっ!んんっ!んうぅぅぅっ!」
「ああ〜、いいですよぉ。おっと、噛もうなどと思わないように、それ以上に貴女が痛い目に遭うだけですからね。」
「(くぅっ!こ、この私がこんな・・・・人間なんかに――――っ!)」
 どうすることも出来ない。私はただひたすらに口の中の肉棒の動きに耐えるだけしかなかった。
「ん・・・むぅっ!ふぐっ――――んんーっ!」
「はは、良すぎてそろそろ出そうですよ、ついでです、味も覚えるつもりで全部飲んでください。」
「(何っ?飲むって?どういう―――)」
 そう思った瞬間
「くっ、出る!」
「んぶぅっ!?んんんんんんんんん―――っ!」
 男は私の頭を強く掴んで肉棒を喉まで届かせると、棒を跳ねらせた。

235 名前: mailto:sage [2008/09/26(金) 21:00:00 ID:cMBTBFx/]

「(やぁっ!ネバネバしたものがっ―――流れてるっ!)」
 口内で暴れる肉棒の先から出る液を留めることも出来ず、私はそれを飲み込む――――が、中で絡みつき、飲み込みづらい。
「ぶはぁっ!げほっ!げほっ!」
 たまらず咳き込む。口からボタボタと白い液体が地面に落ちた。知らない―――こんな液が出るなんて私―――
「ごほっ!うっ、うう――――」
 しかし、妙な感覚があった。この白い液を飲んだからか、少しではあるが力が戻った感じだった。だがまだまだ足りない。
こいつらを雷撃で灰と化すにはまだ―――
「よーし、そんじゃ俺らで本番に突入と行こうか。」
「待て待て、いきなりじゃ可哀想だしよ、ちょっと慣らしてやろうぜ。」
「ううっ、まだ何かする・・・つもりか・・・っ?」
 二度おかしなことをされて気が段々と弱くなってきていた私は手を必死に動かして後ず去った。だが―――
「おいおい、逃げるなよ。次は俺のも綺麗にしてくれや。」
 先程私の尻を叩いた男が後ろから私を捕まえ、同じく肉棒を曝け出してまた無理矢理私の口に突っ込んだ。
「んやぁぁ!ふむぅぅぅっ!」
 同時に、片足を上げさせられたかと思うと、他の男2人が私の下半身を触り始めた。その何とも感じたことの無い、
おぞましいような――――ゾクゾクする感覚に怖気が走った。
「おおー、やっぱ見た目通り、小せえな。ツルツルだぜ。」
「へへへ、俺はこっちを・・・・おお?何かヒクヒクしてやがる。」
 2人の男は私の太腿を撫で回した後、私のアソコとお尻をジロジロと見始めた。口の中に入れられているモノを感じながらも、
「見られてる」と何故かその概念が私の中で浮き出て、その覚えの無い感覚にまた―――しかし別のゾクゾクとした感覚が出てきた。
「慣らしついでだ、味見と行こうか。」
「は〜っ!いただくかぁ〜っ!」
「んむぅっ!?」
 突然私の股間から電撃が走るような―――快感、とでも言うのか。分からない―――けどビリビリするような
感覚がアソコとお尻から―――
「ヌチュッ!ジュルッ!」
「ジュズッ!ピチュッ!」
「んふぅっ!んあっ!んんんんーっ!」
「あーいいな、口の中トロトロだぜ。確かにすぐ出ちまいそうだ。」
「(また?出すってさっきの・・・ちょうどいい、力を戻すには―――ひぅっ!な、何っ!?
アソコとお尻舐められて・・・何だか―――ああっ!)」
 お腹の奥から―――感じる、何かが来ると―――っ!
「ふぅぅー。さすが、子供なせいか薄味だが味わい深いぜ。もっと味わってやるっ」
「はーっ!はーっ!お、俺も・・・我慢できねぇ!舌入れちまおうっ!」
「んんっ!?んやあぁぁぁっ!」
 男の言葉を聞いてから、アソコとお尻に何かが侵入する感覚がし、更にそれが蠢いている。
「(うあぁっ!な、何これぇっ!ひぅぅっ!)」
「う、出すぜっ!俺のも飲みなっ!」
「ふぐぅっ!?」 
 グンっと腰が一歩、私の頭が少し前に動くと同時にまたしてもあの液体が口の中に勢いよく噴出した。
「ぐぷぅあっ!うげほぉっ!げほっ!げほっ!」
 先程と違うのは量と勢いだ。咽て地面に落ちる液の量が半端じゃない。同時に口の中に残っている液はさっきの男のとは違って味が濃い。

236 名前: mailto:sage [2008/09/26(金) 21:00:52 ID:cMBTBFx/]

「ジュジュッ!ピチュッ!ピチュッ!」
「ズチュゥッ!ジュルジュルッ!」
 一方、私のアソコとお尻を舐めている男二人は舌を私の2つの穴に侵入させてから激しく―――いやらしく舐め回している。
「ひやゃあっ!だっ、だめぇっ!何かぁ・・・何か来ちゃうよぉっ!」
 知らない限界の感覚が徐々に強くなっていた、下半身から―――何か溢れる様な
「ははぁっ、イキそうなのか?」
「はぁっ、はぁっ!イ、イかせてやんぜっ!ひひひひっ!」
 男二人は舌を深く侵入させ、引っ張るように強く吸い始めた。
「「ジュズッ!ジュルルルルルルルルゥッ!」」
「んはぁぁぁぁぁっ!ああっ!や、やっ・・・・!だめぇえぇぇっ!」
 激しく吸う中、アソコを舐めている男の鼻先がクリトリスを軽く擦った。それで、完全に限界を突破してしまった。
「やあああああああああああああっ!」
 ビクッビクッと跳ねる私と
「おおっ!?幼女のイキ汁か、たまんねぇぜ。ゴクッゴクッ――――」
「ちょ、俺にも飲ませろって――――」
 私のアソコから噴出した何かの液を味わう男達。私はこいつらが何をしていようとも何とも思わない―――むしろ思えない、
感じたことの無い、初めての経験―――そして何故か力を吸い取られたかの様に力が抜けたからだ。
「(はぁっ、はぁっ・・・・何なんだ・・・これは。何で私はこんなにも非力になっているのだ・・・。)」
 私は悟った――――こいつらと これ以上関わってはいけないっ!
 だがそんな悟りも空しく、腰をガシっと掴まれ、振り向くと逃がさないとでも言いたげな形相をした―――先程私のお尻を舐めていた男が
息を荒げて私を見上げた。
「はぁっ!はぁっ!も、もういいよなぁっ!?我慢できねぇっ!入れさせろぉっ!!」
「ひっ!」
 情けない―――今まで見たことの無い気迫だからだろうけど、それでも人間如きに恐怖を感じ、更に逃げたい―――とまで思ってしまうなんて。
「や―――――やだぁっ!離してっ!いやぁぁぁぁっ!」
「はははぁっ!幼女のマンコいただきーっ!」
「うあぁぁぁっ!」
 人間から生えた棒が私のアソコに――――大きさが違いすぎるのにっ!―――容赦なくブチ込んできたっ
「あらら、あいつ隠れロリコンだったのか。」
「尋常じゃないですねぇ、顔も激しさも―――ある意味で尊敬しますが。」
「はぁっ!はぁっ!たまんねぇっ!幼女の処女マンコっ!はぁぁっ!」
「うあぁっ!痛いっ!痛いよぉっ!」
 眼を下に向けると入れられている場所から赤い―――血が流れ出ている。
「だよなぁ、普通はあんな小さな穴に大きなモノ突っ込まれたら痛いに決まってらぁ。」
「ははは、今回は普通じゃ無いし、構わず我々も参戦しましょうよ。」
「だな、つーわけで―――おーい、俺も入れさせてくれや。」
「はあぁっ!い、いいぜっ!こっちの穴ならなぁっ!」
 それまで背面座位の形だったのを騎乗位に変え、更に私に挿入させている男は私の尻肉を強く掴んで左右に広げた。

237 名前: mailto:sage [2008/09/26(金) 21:01:37 ID:cMBTBFx/]

「やっ――――何をして――――っ!」
「へへへ、そんじゃこっちの穴も頂きますか。」
 その言葉を聴いて、痛みに耐えかねていた私はまた痛い思いをすると感じ――――ミラルーツクイーンの娘「ミラピスト」としての
プライドは消し飛んでしまった。
「―――――っ!やだやだやだやだぁっ!お願いっ!もう・・・・許してぇっ!」
 涙で顔をぐちゃぐちゃにしながら私はわんわんと泣き叫んでもうやめるように懇願した。だが入れようとする男は自分の肉棒を私の尻穴に当て―――
「わりぃな、そんな顔されてもこっちはそそるだけだ。そらよぉ!」
 無情にもその棒を突き入れた。
「いやぁっ!やあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 やはり思ったとおり、メリメリと無理矢理入れられ、痛みが2倍――――2倍以上の痛みが私を襲った。太腿に伝っていた愛液が今では私の血で赤く染まっている。
「うおぉっ・・・!こいつはぁ、いい感じだぜ、ギチギチに締め付けてきやがる。」
「だ、だろぉっ!?コイツ最高だぜっ!ああーっやべぇ、可愛い乳首だぁぁー」
「ひぃうっ!やあぁっ!そんな吸っちゃ―――」
 私の下になっている男は腰を動かしながらも乳首をいじり始めた。片方は口に含み、片方は指で先を摘むように―――
「んあぁっ!やだよぉっ!もうやめてよぉっ!」
「あーあ、うっせぇな。口塞いでおくか。」
「んんぅっー!」
 尻を叩いた男がまた私の口に棒を突っ込んだ。
「私のは手でお願いしましょうか。」
 最初に私の口の中に肉棒を突っ込んだ男は私の手を取って肉棒を握る様に強制させた。
「ははは、いいですねぇ、柔らかくて。さぁ、握ってばかりいないで少しは扱いてくださいよ。」
 ――――もう、訳が分からなかった。何故?私はこんな姿で―――こんな風に弄ばれ―――こんな痛い目にあって―――。

 穴と言う穴を犯されているというのに感じてきているの?

「んんぅっ!んーっ!んんんーっ!」
 口の中は白い液を噴出する棒に犯され
「はぁぁっ!乳首もうめぇっ!」
 胸を弄られながら大事な場所も犯され
「すげぇな、全然締りが弱くならねぇぜ。ヌメヌメしていて気持ちいいぜ。」
 普通では考えられないような場所までも犯され
「おお、調子出てきましたね、いいですよ、そのリズムです。」
 嫌なモノを握っている手は気が付くと勝手に動いていて。
「(だめぇっ・・・・!だめなのぃっ!気持ちいぃぃ―――――っ!)」
 気が付くと私は―――私の体は悦んでいた


 それで――――私の神経のどれかが―――壊れたんだと思う―――。



238 名前: mailto:sage [2008/09/26(金) 21:02:16 ID:cMBTBFx/]

「んふぅーっ!んむぅっ、ぢゅぢゅっ、くちゅ―――じゅぷっ!」
「うぉ!?こいつ―――舌絡ませてきやがったぞっ」
「こ、こっちも―――っ!更に締め付けて来るっ!」
「うおぉぉっ!すげぇ!何だこいつの体!?」
「この子も感じてきたんじゃないんですか?感じても直、懸命に扱いているからそそられますよっ」
「(もう―――だめぇっ!またさっきの感覚が来ちゃうっ!)」
 この感覚は――――先程両方の穴を舐められた時と同じ感覚だ―――。でも今回は舐められてない。
入れられているんだ。これで力―――戻るかな?
「んじゅるるぅっ!ぴちゅっ!れろっれろぉっ」
「う―――おおっ!やべぇ、出ちまいそうだっ!」
「お、俺もっ――――!ふひひひひっ!膣内にたっぷり出してやるよっ!」
「うはぁっ――――ダメだっ!出ちまうっ!」
「く――――私も出そうですっ!その体に満遍なくぶっ掛けてあげますよぉっ!」
 出す――――それはつまりあの白くネバネバした液体か。ならば許そう―――私ももう何も考えられなくなってきた―――が、
力が戻るのなら―――それで―――
「んあぁっ!ひゃめえぇっ!わらっ――――わらひもいっひゃうぅー!」
 
 口内(なか)に膣内(ナカ)に肛内(中)に、そして手の中にある―――肉棒が激しく動いたかと思うと――――

「んやあぁぁぁぁぁっ!ひぃくぅぅぅぅぅぅぅぅっ!」

 私の体中にあの―――白い精液が―――私を汚した。

「んはぁっ・・・・はぁっ・・・・はぁぁっ・・・」
 これで力が戻ると思っていた。だが体は熱いが動かない。頭はボーっとしている。読みが外れた―――気持ちよかったけど
気持ちよかったのがまずかった。
「う、うぅ・・・」
 見上げると男達が私を見下ろしている。私は―――地面に倒れているみたいだ。
 ああ、そうか―――人間にやられたのか、私は―――。
 今、感覚として残っているのは、男達の出した精液―――それが口や膣、肛門から滴り落ちている。だめだ・・・すごく疲れた。
 朦朧としている中で、私はただ―――ただ口の中に残る精液を感じるだけだった――――――。


「おい、失神しちまってるぜ。」
「おやおや、やりすぎてしまったのでは?」
「別にいいんじゃね?どうしてこんな所に居たかはどうでもいいとして、これを機に連れ帰って俺らが教育してやればもっとエロくなるんじゃね?」
「い、いいなそれぇ!幼女のお持ち帰りかぁ!ふひひひひひひぃっ!たっぷり可愛がってやらねぇとな!」
「だーめだコイツ。完全に切れてるぜ。」
「まあまあ、とりあえずモンスターに邪魔されないうちにここを離れましょう。」
「そ、そーだなっ。ぐふふ、じゃあこの子は俺が―――ぐほぉっ!?」
 私の足を掴んだ男が突然吹っ飛んだ、何か―――小爆発でも起きたような音と共に。

239 名前: mailto:sage [2008/09/26(金) 21:03:05 ID:cMBTBFx/]

「な、なんだ!?」
「動くなぁ!ギルドナイツよっ!お前たちを逮捕するっ!」
「なっ―――ギルドナイツだと!?」
 ギルドナイツ―――そう自らを示すように言った―――女の声だ。
「くそっ!来るんじゃねぇ!」
 グイッと抱えられた私の目の前にはさっき突き付けられた剣があった。だが私の目の先は―――彼らと対峙している女性に向かった。
「・・・下衆が、子供を人質にするとはっ!」
 少し離れた場所に女性は一人、全身を蒼紫とでも言うか―――他のハンターと違って鎧ではない、服を身に纏っている。
だがなんだろう。どうしてあの人間は

 ―――――――頭に角を生やしているのだろう?

「何でギルドナイツがここに居るのかは知らねぇが―――いや、ギルドナイツと言うのも怪しいな。とにかく一人で―――」
「よく見なさい、一人じゃ無いわよ。」
 背後からまた、女性の声が聞こえた。
「な、なにぃっ!?――――ぐわっ!」
 バキッと音がすると男が倒れ始めた。この男に掴まれていた――――力の抜けている私は男と一緒に倒れこみ――――
「おっとと、危ない危ない。」
 寸前で女性に抱き上げられた。今度の女性は全体的に白い外套でいる。が、その白い外套からは何やら私の同胞と似た発光をしている。
気のせいなどではない―――、現に彼女からは――――私と同じ匂いがする。
「貴様ぁ!」
 逆上した他の人間が彼女に背後から襲いかかろうとしているのが本能的に分かった。そして何故か私は――――無意識的に「危ない、逃げて―――!」
と思ってしまった。抱き上げている彼女はそれを見透かしているかのようにやさしく微笑むと
「ふっ!」
 すぐ様彼女の後ろに先程の蒼紫の女性の気配がした。ガギィンッと、剣を剣で受け止めるような音がした。
「嘘だろっ!?あの距離を一瞬で詰めたっていうのか――――!?」
「姉さんに――――手を出すなぁっ!」
「ぐあぁぁっ!」
 ボンッと音がした。男の悲鳴と共に起きた小爆発の音は―――彼女が何らかの作用で発しているのであろうか?
「く、中々強いですね・・・ここはひとまず逃げ――――」
「逃がすとでも?あの娘が言ったはずだが?お前たちを逮捕するとな。」
 また別の声、これで3人目だ。今度は離れているのでどんな人間かは分からない。だが声で女性ということは分かる。
そしてその女性の声がした所から、バキッと音がし、ドサッと――――声も出さずに残りの男が倒れたみたいだ。
「姉さん、全員確保出来ました。」
「ありがとうナナ。リレア、他の団員を呼んで頂戴。ハンターが、しかも4人居るなんて聞いてなかったから。」
「分かりました、しかし何故こいつらはここに居たのでしょう?」
「恐らく偶然だと思うわ。けど登録名簿を調べる必要があるわね。ここにギルドの依頼を受けて来たのであれば・・・偶然で済んだろうけど
この子に手を出したからどっちにしろ罪になるわね。」
 正直、彼女たちは何者で、何故ここに来たのかなど、もうどうでも良くなった。なんなんだろう、とても瞼が重い。
「姉さん・・・申し上げにくいのですがその子はもしや姉さんと――――」
「可能性としては非常に高いわ。どうしてこうなったかはさて置き、とりあえずこの子をウチに運んで手当てしましょ。」
「――――はい。」
「リレア、悪いけどそいつらをまとめて拘束して、他の団員が来たらギルドに連行しておいて。」
「かしこまりました、団長。」
「それじゃ行きましょう、ナナ」
「はい、姉さん」
 その会話を最後に、私は―――私の意識はこの姿になる前と同じく、深く暗い視界へと意識を落とした。



to be continue 

240 名前: mailto:sage [2008/09/26(金) 21:06:45 ID:cMBTBFx/]
はい、以上で2作目は終りです。最後の方でも書いておりますが今回は続き物にするつもりです。

まだ次はどんな流れにするかは決まっていませんが、そこら辺も妄想任せという形で・・・(オイ

 それでは意見・感想・批判をお待ちしております。m(__)m



241 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/26(金) 21:15:24 ID:1eaoDTZA]

完結させられるようにがんばってくれ

242 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/26(金) 22:29:21 ID:6IRcupFW]
GJドドド

243 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/26(金) 23:12:26 ID:ZVIXkryR]
とても面白かったです!(^O^)
LさんのSSは独創的で楽しく、なによりエロい(核爆)ので大好きです(^_^)

次はどんな展開になるのか!? ワクテカです(>_<)

っていうかリクしていいのかな?(^^:;)
主人公と幼女化ミラ三姉妹のハーレムとか読みたいです!

でわでわ、よろしくです(>_<)

244 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/26(金) 23:25:47 ID:Gi8glrel]
変なのが紛れこんでるな……

245 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/26(金) 23:26:23 ID:LTGnnDV7]
顔文字うぜぇw


それはそれとして続きが気になるな

246 名前:蟹の人 mailto:sage [2008/09/27(土) 21:29:55 ID:Ao3kfcuW]
休日で規制が無ければ投稿できそうです。
では引っかからないよう、無難な量をば

247 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/27(土) 21:30:51 ID:Ao3kfcuW]
「突き飛ばされたり飛ばされたり……やっぱり厄日だわ」
「畜生、死ぬかと思ったぜ」
『もがもが』

雪の柔らかい部分に滅と絶は着地し、事なき事を得た。朧も着地には失敗したものの(頭から埋まったが)無傷のようだ。
『よいせーッ』と二人でじたばたもがいている朧を引き上げ、辺りを見回すが崩龍は先ほど一瞬姿を現したもののまたどこかに消えてしまい、補足できなくなった。
周囲には不気味な沈黙が漂い、三人に重圧をかけ、焦らせていく。それは気配を消し戦うハンターの戦いと似ていた。

――いかに敵を疑心暗記させ焦らせ、警戒させ、体力を奪うか。

「アイツは?」

沈黙に耐えかね、滅が口を開く。ポポ車の操縦&周囲の見張りをしていた片手剣使い『独』が見当たらない。

「あの突き上げの時には居なかった……まさか逃げたか」

絶は辺りを見回すが、真っ白な雪原に動く影は無い。ポポ車は操縦者がいないと停止してしまうため、事前に逃げるのも不可能。
むしろ水中や地中、雪中は中で音を大きく反響させるため逃げるどころか、位置を知らせてしまうため逆に囮となってしまう。
……と滅が説明している中、朧が短く吼え目を大きく見開き、少し離れた場所に走っていくとその場の雪を急いで掘り始める

「下にござるッ。何か、何かが下に埋まっているッ!!」

程なくして出てきたのは雪に塗れた一振りの剣。
実間違えることは無いだろう、蒼く輝く龍殺しの小剣――独龍剣【藍鬼】まさしく独の持っていた一族秘伝の武器だった。それが雪に埋もれているという事は……
三人は直感した、ポポ車の見張りに立っていたアイツはいち早く崩龍を発見しポポ車を護るため戦った結果

「無茶……するでござるな。正しく奴は真の女傑にござる」
「帰ったらアンタの好きなリュウノテールで作った焼肉、備えておくよ」
「……」

黒龍のブレスに焼かれ、一時は死が最も近かった。それでも一命を取り留め、必死の思いで現役に復帰した彼女。
『はーははは。アタシにかかれば古龍なんて雑魚よ!』とさえ言っていたが……それが、こんなにもあっけ無い幕引きで終わり――


248 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/27(土) 21:31:51 ID:Ao3kfcuW]
「……ないでよ」
「ウォッ!?」

朧の足が“何か”にガッチリと掴まれ、何かが這い出ようとしている。
その光景は正にホラー。雪中から人間の手が生え、足を掴んで離さない。あまりの出来事に、朧を除いた二人は唖然としその場から動けないでいる。
それどころではない朧は、倒れながらも懸命に手を振り払い背中に差した朧火を抜刀し、刃先を向け叫ぶ。

「ええい、物の怪か妖の類か!?それとも反魂により仮初の命を得、生きし者を食む屍人か!?いや、そうに違いない!
この劫士族生き残り、龍衛門が再び冥土の釜へ送り返してしんぜようッ」
「だれが……死んでゾンビになったってっ」

ポロリと刀を取りこぼし、二、三歩朧が後ろに下がる。その声は紛れも無く、死んだと思っていた――

「【独】!?」

剣が落ちていた場所に程近くで『プハァッ』と呼吸があがると、雪中からパピメル装備を着た人間が生えて……抜け出してきた。
髪の毛凍ってパリパリになり、様々な色使いと華麗さが売りのパピメルには雪がどっちゃりとついて見るも無惨に。
それになぜか兜をつけず、代わりに鷹をあしらった変なピアスをつけていて耳は霜焼けで真っ赤っか。体が小刻みに震えている。

正気に戻った絶が詰め寄り『テメェ何をしに来てるのよ』と胸ぐらを掴まれている。
滅からは『生きてたのかよお前、しぶとい奴だぜ』と笑いながら頭をポンポンと叩き、雪を払ってやる。
立ち上がった朧は無事だったアイテム袋からホットドリンク取り出し、投げてよこす。

「何が起きたのか答えてもらおうかしら」

朧にもらったホットドリンクをがぶ飲みする独は手を止め口の中に残った分をゴクンと飲み干し、問いに答えた。

「崩龍を見つけて、合図しようと思ったけど間に合わなくて飛び降りたの」
「俺達を放っておいて……か」
「う、うるさい。着雪したと思った瞬間、上から巨大な雪が降ってきて動けなかったの。死ぬかと思った」
「アンタ、本当に運が良いのか悪いのか分からないわね。幸運と不運の星が重なっているのかしら。北斗七星の傍らにある小さな星、もしかして見える?」
「うるさいなあ黙っててよぅ。ところでアンタ達、崩龍はどこに居るか分かる?」
「……ッ」

素早く辺りを見回すが、辺りには崩龍どころかガウシカ一匹居ない。阿呆な顔をした四人の人間だけがそこに居る。

「本当にヤレヤレだねー。まさか千里眼の薬無くしたのー、だっさーい」
「そういうアンタは分かるのかしら?」
「絶って失礼だよね、いっつも一言多いし。分かるからこうして話を振ったのに何それ」

この寒い場所で何かに火がついた。火薬草でも大タル爆弾でも無く、火種も小タル爆弾や竜の吐くブレスでもない何か。
『修羅場』と言えば正しいのか

249 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/27(土) 21:36:00 ID:Ao3kfcuW]
「分かるならさっさと言ってよ、このちんまい雪ん娘」
「雪にまみれてる今の状態のこと言ってるの?なら金髪で尚且つ三白眼な人よりは可愛げがあるよね、要するに半竜人より小さくて可愛いってことだし」
「……ッ。要約すればバカって事よ。ちんま――失礼、可愛いサイズの脳味噌じゃ気が付かなかったのかしら?」

いよいよ大砲の弾のように爆発しそうな空気、冷たい筈の雪山は砂漠のように(主に二人の周りが)熱くなり、近くにいる男二人はたまったものではない。
下手に触れれば火傷する、かと言って放っておけば炭になる。どちらの選択もできれば選びたくないが……
『お前は独を止めろ、俺は絶を何とかする』『拙者は貧乏くじでござるか』と、滅と話し合いそれを行動に移す。

「と、とにかく独は奴の居場所が分かるのでござるな?」
「当然!じゃなきゃこんな奴と漫才みたいなふざけ合い、しないよ」
「ほう、それは主の特殊な力にござるか?蝶装束にはそんな能力無かったような」
「フフン。このピアスのおかげだよ、このピアス。猛禽類の持つ類稀なる眼力と……」

チラリと朧は滅を見る。あちらも中々苦労しているようでギャーギャー耳元で罵声、もとい咆哮されている。
天災である崩龍を退治しに来たのに今は同じ仲間による人災に遭っている、なんという不条理だと朧はため息をついた。

「つまり、モンスターの位置が分かる装備をギルドからパク……借りてきた有りがたいピアスだよ。聞いてる?」
「存分に。で、どこに居るのでござろうか。教えてくだされ」

いつの間にか絶の唸り声は消え、滅のため息も収まった。ここにきてようやっと雪原は本来の静けさを取り戻す。
それを見計らってか独は目を瞑り、耳に付けたピアスにゆっくりと手を当てた。

「んっ――」

朧は思った。この辺り全部が何かに見られてるようだ、と。
それはモンスターに発見されたとかではない、小さく大きな。例えるなら東国の『鷹』のようなのに目をつけられたような。
『とにかく、千里眼の薬で察知されたモンスターはこんな感じなのだろう』と一人納得し、頷いた。

250 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/27(土) 21:41:31 ID:luyKlIAr]
愛河「能登ちゃんは処女?」
能登「処女じゃないです」
愛河「今彼氏いるの?」
能登「今はいません」
愛河「じゃあ一人でしてるんだw」
能登「え、いや…」
愛河「いいじゃん、みんなやってることなんだから。オナニーは悪いことじゃないよ。能登ちゃんもオナニーしてるんでしょ」
能登「うーん…することもありますけど…」
愛河「みんなー能登ちゃんはオナニーしまくりですよーーw」
能登「しまくりじゃないですー」



251 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/27(土) 21:45:01 ID:Ao3kfcuW]
「もう少し、もう少し」

違う仲間の表情。独はこのパーティの中で一番年齢が若い、そしてやはり行動も幼い。
絶にいちいち突っかかったり(お互い様だが)、滅のお伊達にすぐ乗ったり、老け顔な朧の言葉に従ったり……いつもはそうだった。
ずっと幼く、頼りないと思っていた。でも、今は違う。あの頃――ミラボレアス戦のときとは違う何かが彼女の表情にはあった。
三人が三人ともそれを感じとった。

「分かった、あの龍の位置。でも、でも……」
「でも?何が見えたのよ」
「絶、貴方と押し問答してる暇は無いの。場所はとっても近いの!早く行かないと」
「だからどこって聞いてるじゃない」

素早く自分の愛刀である独龍剣を持ち、突っかかる絶を押しのけてポポ車が来た道を全速力で戻りだす。
『何だなよ何だよ』と遅れて後を追いかけてくる三人に対し、喝の意味を込め、大きな声で言い放った。

「ポッケ村に凄く近いの!早くしないと村が、村が踏み潰されちゃうのッ」
「!?」

いつの間にか天には雲がかかっている。でもなぜか日の光は辺りを照らす。
つまり、雲の間から太陽が出ているこの天気。これを不吉といわず何と言おうか。

――おそらがふたつにわれてるよ
――おてんきがくずれるかもね。さあはやくおうちにかえろうか。ぼうや。
――こわいよまま……
――だいじょうぶ、なにかあってもはんたーさんがまもってくれるわ。
――うん!

252 名前:赤蒼の約束〜盾蟹挽歌〜 mailto:sage [2008/09/27(土) 21:45:50 ID:Ao3kfcuW]
明日に続きます

>>250
( ゚д゚ )

253 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/27(土) 21:47:50 ID:luyKlIAr]
すいません誤爆してました
本当にごめんなさい

254 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/27(土) 22:29:20 ID:PB7em9BA]
>>252
最後に笑かすんじゃねぇwww
GJです

255 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/28(日) 00:05:54 ID:5r15siSz]
>>252
乙。続き期待

256 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/28(日) 18:26:01 ID:aSOG17mm]
またまとめサイトが妙なとこに繋がってるな

257 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/28(日) 19:46:48 ID:dgGDGva4]
もう直さなくてよくね
しばらく経ってから誰かがおもむろに作ればいいよ

258 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/28(日) 19:58:53 ID:XjurB+DE]
もう直しちゃったー
昨夜直したとこなのにあの野郎…

259 名前:蟹の人 mailto:sage [2008/09/28(日) 20:24:39 ID:ewuEF6Sn]
携帯からすみません

書き込めない。
規制されるような事してないのに……


260 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/28(日) 20:51:35 ID:XjurB+DE]
なんだか大規模な規制があったとか聞いたよ
巻き込まれ御愁傷様です…



261 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/28(日) 21:58:03 ID:y/wOMPhg]
また妙なところに繋がる様になってる……

こんな事して何が面白いんだ?

262 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/28(日) 22:06:33 ID:SgM/Io+Z]
>>259
巻き込まれ規制か…
場合によっては1ヶ月以上規制もあるようだが早く復帰できるよう祈ってます

263 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/28(日) 23:07:02 ID:LCV8VJew]
>>261
スクリプトが自動でやってるんだろう。

264 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/29(月) 00:13:47 ID:qo0lNvwI]
こんなことして何が面白いんだ?


って言ってる奴を見るのが面白いんだろw

ロボのせいかもしれんが、無視が一番
話題にすんな

265 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/29(月) 00:17:33 ID:I/FbY1tt]
^q^

266 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/29(月) 00:18:17 ID:zzZLewdu]
  /\___/\
/ /    ヽ ::: \
| (●), 、(●)、 |
|  ,,ノ(、_, )ヽ、,,   |
|   ,;‐=‐ヽ   .:::::|
\  `ニニ´  .:::/      NO THANK YOU
/`ー‐--‐‐―´´\
       .n:n    nn
      nf|||    | | |^!n
      f|.| | ∩  ∩|..| |.|
      |: ::  ! }  {! ::: :|
      ヽ  ,イ   ヽ  :イ


267 名前:名無しさん@ピンキー [2008/09/29(月) 00:22:31 ID:N9++ZN1j]
スクリプト対策なら、パスつけてロックするのはどうだろう?

ここの住人ならわかりやすいパスつけてさ。
youjoとかopaiとかさ!

268 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/29(月) 00:23:22 ID:N9++ZN1j]
ありゃ、sage失敗した。
スマソ

269 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/29(月) 00:27:40 ID:hoic6ZAb]
>>267
せめてmonhunにしとけw

270 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/29(月) 01:43:13 ID:GC+b9sBO]
ウカムに龍って効いたっけ?



271 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/09/29(月) 11:03:45 ID:YRdBxE/u]
火や雷ほどではないけれどそれなりに<ウカム
てかもしかしてwiki荒れてる?

272 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/01(水) 12:01:06 ID:rncF4FtK]
ネコートさんて真性ロリババアなんかな
それとも若いのかな

273 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/01(水) 21:49:36 ID:yCOp6vLg]
過疎

274 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/02(木) 06:24:34 ID:h1lcKzvi]
>>272
あの口調は威厳を出すためにわざわざ作ってたみたいだから
真性では無いんじゃないかな。
うっかり「〜ニャ」って言っちゃってその後言い直してたし。

275 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/02(木) 19:13:47 ID:Cm0McjZd]
このスレも落ちたな

276 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/02(木) 19:54:22 ID:U1uRfbge]
う〜ん、確かにちょっと過疎ぎみかも?(^^:;)
最近、投下が少ないからかな(滝汗)

でも大丈夫! このスレにはLさんがいるから(笑)
と、いうわけで・・・

Lさ〜ん! カームバ〜〜ック!o(><)o

277 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/02(木) 19:55:06 ID:SqsTdzGP]
( ゚д゚)・・・( ゚д゚ )

278 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/02(木) 20:02:20 ID:Cm0McjZd]
そういやL最近来てないな

279 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/02(木) 21:05:50 ID:48W1ehPO]
>>276
>>276
>>276

………( ゚Д゚ )

280 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/02(木) 22:19:14 ID:BixMW1fA]
……自演だよな?

ここまで自演だと願いたくなる気持ちは初めてだ。



281 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/02(木) 22:37:59 ID:nvSHGWSX]
どっちだったとしても、ここまでだと逆に気の毒になってくる。

282 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/03(金) 00:24:43 ID:cSWi061o]
この変貌ぶり、キモすぎるw


204:名無しさん@ピンキー[sage]
2008/09/25(木) 02:08:49 ID:2obmDcEd
内容もウンコです
こういう輩はちょっとでもほめるとつけ上がるから気をつけてねw

214:名無しさん@ピンキー[sage]
2008/09/25(木) 08:37:51 ID:2obmDcEd
テンプレ以前の常識すら知らない馬鹿に何を期待してるんだか

こういうアホは何度でも同じことを繰り返すだけだ

219:名無しさん@ピンキー[sage]
2008/09/25(木) 18:38:30 ID:2obmDcEd
>>218
ちょっと黙ってろ

>>217
パソコン、災難でしたね(^^:;)
でもリクに応えていただきありがとうございます!
投下を心待ちにしていますのでo(^-^)o

ところで幼女ルーツの容姿なのですが、デモン○インのアルアジフみたいな感じで銀髪赤眼、一人称はわらわ、ちょっとツンデレ、というのはどうでしょう!?
ではでは、よろしくです(>_<)

283 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/03(金) 00:38:24 ID:FqXqjMv6]
エロ装備っていえばキリン♀だけど、キリン♂も結構エロいなぁと思うのは自分だけでいいんだぜ。


だって腰パーツ外すと…。
ムラムラしてきたからキリン♀がキリン♂を襲い受ける話を書いてみたいな…。

284 名前:名無しさん@ピンキー [2008/10/03(金) 00:49:34 ID:W6884xN9]
ついついキリン娘でわざとフルフルのよだれに当りにいってしまうんだよな。
でもし服が溶けたりしたら一生カプンコ崇拝してもいい。

285 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/03(金) 00:49:45 ID:FuTErqWN]
ブランゴの♂もエロい

286 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/03(金) 02:16:41 ID:SCaepltp]
やはり竜同士なんてのはここじゃお門違いみたいだな…

287 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/03(金) 02:20:54 ID:FuTErqWN]
俺は好き

288 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/03(金) 02:26:19 ID:24QBJ67M]
俺も好き

289 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/03(金) 04:31:26 ID:K4DlWvni]
俺が好き

290 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/03(金) 04:59:58 ID:76w7Dorx]
俺は好きじゃない



291 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/03(金) 05:32:17 ID:FqXqjMv6]
>>286が好き。

292 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/03(金) 09:49:43 ID:RAeupvDU]
ア○ルーのア○ルを指で優しく撫でたい
一晩中

293 名前: mailto:sage [2008/10/04(土) 03:29:36 ID:Wd8v2Cw8]
こんばんわ〜。

 え〜と、何かおかしな空気っぽいのが流れているような感じがしますが・・・(汗

 まあ気にせず、最近投下・・・というか自分自身ココに来てないわけですが、現在漫画の原稿作業の忙しさと
自分の書く作品に登場するキャラクター(擬人化)のイメージイラストみたいなものを描いてみようかな〜と
2つ作業を行っているものですからどうしてもココにこれ無くなっちゃうんですね〜orz

 ・・・ちなみについさっき2作目の最後辺りで登場した「団長と呼ばれる白い女性」「ナナという蒼紫の女性」の
イラストが大体出来ました。もう寝るつもりだったのですが最近来てなかったので覗いておこうかな〜と思った訳で、
気が付けばちょっとまずいことになっていて焦ってこんな書き込みしているし・・・・・・・。

 おあ、なんだ。なんか書き込みがおかしくなってきたな。とりあえず3作目の方は「流れを妄想する」くらいしか
してません(オイ
ぶっちゃけて言うと妄想した流れは・・・牙獣種と女ハンターの獣姦もの(←NGかな?)、もしくは助けた
幼女ミラルーツを手当て・・・というかまあ精気補充?みたいな感じな理由でギルドナイツ(?)のメンバーと
絡む(百合になる感覚が今のところ強いかも)。・・・と言った感じですかね。

 あ、>>243さんのリクであった3種ミラボレアス擬人化ハーレムの流れも大体イメージが出てきているので自分が
頑張れば同時にうp出来るかも・・・・しれません。

 聞き忘れるところだった、>>217で言った通りイラスト(画像)のうpは大丈夫なのでしょうか?
「そういうのは別の板でやってくれ」と言った感じの意見があればやめておきます、はい。


 ・・・・なんか、また空気読んでない様な書き込みになってすいません、気分を害された方には本当に大変失礼致しました。

 それではこれで失礼します。


294 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/04(土) 04:14:54 ID:Fr7OpX1B]
この板では自分語りは好まれないよ
そーいうのがやりたきゃ自サイトでやれって、キツく言われる前に空気読んでくれ
読めなきゃ半年間、読む作業に専念するんだ

295 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/04(土) 04:34:16 ID:I4dET++7]
>>293
近況報告は基本的に不要です。何より言い訳じみた自分語りは見苦しいことこの上ありません。
舞台裏を見たくないという人もいますし、作品ならともかく作者個人には興味がない人だっています。
簡潔に「イラストを描いたが投下してもよいか」とだけ仰ってください。

296 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/04(土) 05:49:00 ID:0Bxz9y8s]
言いたいことは分からんでもないが一言多いと思うぞ。
一度出て行ってしまったら、書き手はもう戻ってこない。
そうしたら後はただ過疎るだけだ。

297 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/04(土) 07:45:54 ID:aixCVo0l]
この程度の批判で出ていくようなら最初から2chにこなければ良い

日常茶飯事だろこのくらい…

298 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/04(土) 08:07:09 ID:Imo88EcI]
>>296
今更書き手が一人居なくなっても西部戦線異伏なし。
変なな信者の賛辞レスや作者の自分語りレスを読むくらいなら、批判による過疎の方がよっぽどマシ。

それにモンハン3と冬休みで嫌でも増える。

299 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/04(土) 10:55:45 ID:BqVylspm]
>>298
取らぬ狸の皮算用よくない。
というか軽く注意するだけでいいのに無駄にキツくいうことも無いって言っただけじゃないのか?


300 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/04(土) 11:44:20 ID:Imo88EcI]
>>299

>>217あたりからの流れで分かると思うが、数人から遠回しに注意(指摘)されてる。反省レスらしきものも一応はしているが、今回の件でその色が見えない。だから厳しいレスがついたんだろ。

作品の善し悪しに関わらず、聞かれてもいない自分語りはスレだけでなく板全般で嫌われているからねぇ。
とにかく半年ROMをお勧めするよ。厨っぽい信者も煩いし。



301 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/04(土) 16:05:37 ID:2j0oist+]
>>293
Lさん、おかえりなさい〜(^O^)/

リクに応えてくださるようで感激です(>_<) いまからワクテカしときますねww

なんか上でごちゃごちゃ言ってる人がいますが(^^:;)気にしないでください!
こういう輩はたいてい、他人の才能に嫉妬してるだけなんです。
そもそも、嫌なら読まなければいいだけの話なんですよねえ(微苦笑)

でわでわ、これからのさらなるご活躍を期待してます!o(^-^o)(o^-^)o

302 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/04(土) 16:08:16 ID:Fr7OpX1B]
自分(>>294)も>>295も、特別キツい事や余計な事は書いてないと思ったんだが、
18禁のこの板で、噛んで含めるような優しい表現を求められてるんだろうか?
おかんみたいに言った方が良かったの?
それより、『イラスト落としていいか』って質問をスルーしてた。
半角二次に持ってけばって言いたいとこだけど、
空気読めない人を他板の他スレに誘導するのはちょっと…
>>293
自作の話に絡んだイラストなら、ここに落としたらいいんじゃない?

303 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/04(土) 21:44:22 ID:IMRe1Ye4]
>>301
何この人キモイですね^^;;;;;;;;;;

304 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/04(土) 23:25:45 ID:HWkkqb16]
つ 回避性能+2

これを使ってスルーするんだ。頑張れ。

305 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 00:18:43 ID:o4EVdZP3]
つ スルーピアス

こいつも忘れてもらっちゃ困るぜ

306 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 03:20:50 ID:Ug/ZgyLS]
>>301
半年、ROMれ。それでちょっと周り見て、浮いてんのに気づくと良いかもよ。


307 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 06:48:07 ID:SAjHuNf0]
う〜ん…

308 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 07:47:27 ID:MtsaaA6D]
もしかして前スレ最後に投下されたヤンデレハンターの話保管されてない?

309 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 12:54:38 ID:DDZ5/WIk]
>>306
自演か荒らしか、何れにしろ故意にやってるんだからスルーしろ

310 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 14:17:39 ID:Ug/ZgyLS]
おk



311 名前:名無しさん@ピンキー [2008/10/05(日) 15:58:50 ID:rtvyoOH5]
ここにも荒らしがいるのか

312 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 17:12:46 ID:wChM1AmR]
ただの感想にまで荒らしのレッテル貼りとか、このスレ本格的にオワタな

313 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 18:52:14 ID:FRgFkTNP]
ID変えてまでお疲れ様です

314 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 19:20:04 ID:OgYFaeG/]
作者の肩持って住民蔑ろにしてるんだから荒らしだと思う奴も少なからずいるだろうよ

315 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 21:42:09 ID:wChM1AmR]
・・・・作家さんは神だろ
肩を持って当たり前だと思うが

そんな自分勝手な態度だから作家さんが減るんだよ

316 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 21:55:53 ID:KA4n1wT5]
>>315
・空気の読めない拍手レスをする作家

・自分語りを注意されても止めない作家

・特定の作家様(笑)のみを見苦しいまでにわっしょいする信者

・そして他の作家には暴言を吐く信者

・自演臭

・それらを注意する住民

さあ、自分勝手なのはいったい誰?

317 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 22:05:04 ID:R2Bnur/X]
>>316
注意するだけならいいし、何回言っても聞かないとしたらそれは自業自得だが、たまに『読んでやってる』とか抜かす奴が現れるから困る
というかこの人の自分語り今回が初じゃなかったっけ。

あと注意がやたら過激だったりする事もあるのはどうかと思うなぁ。
今回はそうでもなかったが

318 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 22:15:47 ID:snk+9ZGD]
>>317
>>87>>96辺り、俺には自分語りと言われてもしょうがない気がするけど

319 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 22:27:54 ID:R2Bnur/X]
>>318
そのときは注意が無かったじゃないですか確か。
だから注意されたのは今回が初って事で

320 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 22:49:29 ID:wChM1AmR]
とにかく、注意とかいらんから
自治厨こそ出ていってくれ
つーか嫌なら読まなければいいだろ
貴重な作家さんを攻撃すんな



321 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 22:50:25 ID:FRgFkTNP]
自治厨乙

322 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 23:01:13 ID:KA4n1wT5]
自治厨乙

323 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/05(日) 23:12:51 ID:DDZ5/WIk]
ID使い分けてまで自演して、何がやりたいんだろう、この信者は

324 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/06(月) 00:24:57 ID:8v2qk3gN]
スルースルー

325 名前: mailto:sage [2008/10/06(月) 01:10:57 ID:5kweKpbR]
こんばんわあ、今しがた3作目が書き上がりましたので・・・あの・・・UPしても大丈夫でしょうか?
それともやはりROMしていた方がいいのでしょうか?何度も皆さんに迷惑を掛けてしまっているので・・・。

326 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/06(月) 01:14:34 ID:5ox35kyZ]
できれば変なのが湧く前にうpってくれ

327 名前: mailto:sage [2008/10/06(月) 01:19:50 ID:5kweKpbR]
分かりました、それでは出します

328 名前: mailto:sage [2008/10/06(月) 01:20:23 ID:5kweKpbR]
「分かりました、一応民間人という流れにしておきましょう。今回の件も、機密扱いと言う形で情報を制限しておきます。」
「いやーすいません、助かります。」
 ドンドルマ―――その街の酒場の奥―――通常のハンターや酒場のウェイトレスなどの立ち入りが禁止されている場所の一つである。その場所のある部屋で2人の女性が会話をしている。
「4人のハンターについては忘却薬を飲ませ、別の罪状で罰しておきます。」
 机に向かい、ペンをカリカリと鳴らしながら書類を書き上げていく女性と
「ついでに性格を矯正するような薬も飲ませたら?」
 表向きはハンターだが、「ギルドナイツ」という裏の顔も持ち合わせる白髪の女性―――この女性は先程ある人物から呼び出しをくらい(勿論モンスターが出現する場所)、そこに向かったら4人のハンターに襲われている女の子を助け、保護したのだが・・・
「・・・なるほど、今度薬剤師に頼んでみましょうか。」
「・・・相変わらず冗談通じないわね〜。」
 その保護した女の子が特殊・・・というか異例な為、こうしてギルドと王国に顔の利く女性に相談している―――というのが今の流れだ。
「私は冗談に反応するほどの余裕が無いので・・・。その女の子の世話は貴女が引き受けてくれるのですよね?」
「ええ、勿論よ。私と同じ事情を抱えているからね。これはある意味で「義務」だわ。」
「・・・そうですね、それではこの件は私が処理しておきます。貴女はその女の子をお願いしますよ。」
 「下がっていいですよ」と言う仕草をする彼女に対し
「はっ、失礼します」
 白髪の女性は敬礼し
「―――エミス書記長殿」
 と言って、部屋から出た。バタンっとドアが閉まるのと同時にエミルと呼ばれた女性はペンを止め
「―――本当に、最近どうなっているのかしらね。」
 そう呟いてペンを置いた。



329 名前: mailto:sage [2008/10/06(月) 01:22:36 ID:5kweKpbR]

・・・

・・・・

・・・・・


「あ、団長。」
「お帰りなさいませ団長。」
 猟団部屋に戻ると団員達が迎えてくれた。今日も皆ハンターとして元気良く―――そして無事に過ごしてくれたみたいだ。
「ただいま〜。あ〜疲れたあああぁぁぁ〜」
 対して私は皆に少し甘えるように言う。団長としての威厳は?等と誰も言わない。皆私を理解してくれているからだ。だから
「ははは、お疲れ様です。今回の狩猟も大変だったんですか?」
「そ〜なのよぉ〜。ていうか場所的な問題かな〜?立ち回りがしにくくてさ〜」
「なんにせよ無事でよかったッス。どうスか酒でも?」
「遠慮しておく〜、まだやることが残ってるから〜。」
「大変ですな、無理しないようにお願いしますよ。」
「うん、ありがとね〜。」
 こんな風に接することが出来る。これは私の一つの理想郷だから―――幾人を率いる立場でも、皆と仲良く、他愛も無く会話や行動が出来る事。
私にとってそれはとても大切なことだ―――。
 団長席―――私が座る椅子の背後にはこの団の旗が飾られている。
「ねえねえ、ナナは?」
「団長の部屋の前で待つと言って行っちゃいましたよ。話したいことがあるからとか・・・。」
 旗にはドラゴンのイメージが鮮やかに描かれ―――だがそのドラゴンを断ち斬るかの如く、白い太刀筋がドラゴンに上書きされている。
私の―――我が猟団の名は―――
「そっか、ありがと。じゃあ部屋に行って来るね。」
 

 減龍士団―――通称「ヴァドフォリック・ドラゴネス」―――文字通り「龍を滅する者達」が集まる飛竜狩り専門の団である。


「どうやら皆にはバレてないようね・・・。」
 特別な団員(と団長)のみが入れる宿舎の通路を歩く。宿舎といっても小さく、部屋はせいぜい5人分くらいしか無い。
通常ハンターは自分の部屋を用意され、そこで生活するが、私と―――私と同じ事情を抱える「4人」はここで暮らしている。
 勿論異例ではあるが、同じく異例の事情持ちのエミスのおかげである。
「ま、ここに居ればバレることもないか。」
 この宿舎は猟団部屋から離れたところに設立されている。猟団部屋とは繋がってはいるが、特殊な鍵でないと行けなくなっている。
言ってしまえば、ここは私たちの「家」だ。
「お帰りなさい、姉さん。」
 私の部屋に差し掛かると、さっき聞いたとおり蒼紫の外套を纏った子―――ナナが居た。
「ただいまナナ。ありがとね、見張っててくれたんだ。」
「・・・。」
 急に俯いたナナは少し声を小さくして
「・・・そうしないといけない気がしたから・・・。」
 と言った。

330 名前: mailto:sage [2008/10/06(月) 01:25:29 ID:5kweKpbR]

「なんとなくだけど・・・こうしていた方が姉さんが安心すると思って・・・。」
「うん、ナナの言うとおり安心したわ。ありがと〜♪」
 そう言いながらナナの頭を撫でる。「角」があるので額側になってしまうが・・・。それでも嬉しいのか、ナナは笑っていた。
「さーてと、それじゃあ対面と行きますか。」
「あ、じゃあ私は部屋にもど―――っ!?」
 戻ろうとしたナナを捕まえて抱きしめる。
「ね、姉さんっ!?」
「ごめんね〜ナナ、今日ナナの番だったのに。」
「そ、そんな・・・私は別に・・・・その・・・・」
「明日にずれちゃうけど、これで許してね。」
 言って、頬に軽くキスをしてあげた。
「―――ッ!」
 その瞬間、ナナの顔がもの凄く赤く―――例えて言うならリンゴか、いやもっと、リオレウスやテオ・テスカトルよりも赤くなったか。
まあこれは何度も見ているし、心境も理解しているから今のナナがどんな気持ちか私には分かる。
 つまり―――嬉しいけど恥ずかしい、そんな感情が混ぜあっている状態なのだ。
「それじゃ、おやすみ♪」
「・・・おやすみなさい、姉さん。」
 その証拠にウットリとした表情でナナは部屋に戻っていった。
「さて、と。」
 改めて私の部屋に入る。部屋は結構大きく、・・・まあ、説明するのも面倒なので、とにかく大きいと言っておこう。
何せ入って目の前にベッドがあって、その後ろは壁が無く、一面の景色を見渡せるほどである。バルコニーも設置されており、
そこに出た時の解放感は日々狩りをするハンターの私にとっては絶大な癒しをもたらす。
 さて、そんな景色をバックに、部屋の中央でポツンとでも言うように設置されている大きなベッドには昼間私が助けた―――私と同じく
白髪の女の子が上体を起こして、部屋に入ってきた私を見つめていた。
「・・・やっと来たか。」
 今夜はとても良い。雲一つ無く、暗空に輝く月が部屋を照らしている。それによって女の子の顔は逆光になって見えずらい。だが微かに光る眼はとても神聖で―――
「起きてたのね、逃げ出さなくてよかったわ。」
「・・・この体では動けん。」
 何故か布団は被っていない。感触が気に入らなかったからだろうか?まあ、ちょうど良い気温が続くこの季節なら風邪を引くことはないだろう。
「そうだったわね〜。『その体になったばかり』だからね。」
 何も着ていない。女の子はオールヌードだ。月光に照らされているその裸体は普通の人ではありえないほど清く白い。
私と同じ白髪は透き通って見えるほど美しく、肌は艶のある―――だが妖しさが漂っている。一言で言おう、とても―――――――――綺麗
「その体に慣れないとだめだね。」
「・・・・そなたは何者だ?」
 今頃になってドアを閉める。バタンっと音と共に歩み寄る。
「さーて、何者でしょうかね〜?」
「―――ッ!ふざけるなっ!そなたがあの―――――『人間共と違う』ことはわか――――くっ」
 こちらの態度が気に入らなかったのか、怒ったように声を荒げたが、力の無い声が出た。
「こう言いたいのでしょう?『人間の姿している』と―――。けどそれはあなたも一緒よ?」
「わ、私は――――好」
「『好きでこんな姿になったんじゃない』と言いたいんでしょ?」
「うっ―――」
 先に私が言ったせいか、黙ってしまった。だが私は―――会話をしながらも距離は縮めている。もうベッドは目の前だ。
「こ、来ないで――――っ」
 どうもこちらの雰囲気で引っかかるものがあったのか、女の子は怯えてしまった。
「ふふ、大丈夫。私はあなたにひどいことはしないから、そんなに怖がらないでよ。」
 「そ、そんなの―――言われてもっ」
 靴を脱いでベッドに上がり、女の子と対面する形になった。ああ―――やはりこの子は―――
「ほら、私をよく見て―――。」
 顔を向き合わせて―――眼が―――見つめあう形になる。
「あっ―――」
 と漏らした女の子は眼からポロポロと涙を零した。
「分かったかしら?」



331 名前: mailto:sage [2008/10/06(月) 01:26:16 ID:5kweKpbR]

「そな―――いや、貴女は・・・『私と同じ存在』!?」
 気づいてくれたようだ。正直気づかれた時不安だったが、この反応を見る限り大丈夫であろう。恐らく警戒心も敵対心も解けた。
「そう、自己紹介がまだだったわね。私の名はイリス――『ミラルーツ・アイリス』よ。」
「ピリス・・・・。」
「経緯は違えど、あなたと同じよ。そうでしょう?『ミラボレアス』」
「―――っ!」
 大当たり―――いや、「もしかしたら」などと言った概念は最初から必要無い。何故なら「あの場所」で、「この姿」だったから。
「名前はあるのかしら?」
「・・・・名など無い―――無いです。ただ一つ、私は『ルーツ・ミラピスト』と呼ばれる存在だったことしか・・・」
「『ミラピスト』って私の覚え違いじゃなければ『王女』・・・だったかな?」
「・・・間違っていないと思います・・・。」
 今気が付いたけどいつの間にか敬語になっている。なんでそうなっているのか分からないけど可愛いからいいか。
「けど自分の存在意義が分かっていていいよね〜。私は分からないからな〜。」
「え・・・・・?」
「覚えていないの。階級的な意味で言えばあなたよりも下かもしれないし、同等かもしれない。」
 多分前者の方だと私自身では思ったけど、女の子は否定するかのように
「それは無いです・・・っ!なんとなくだけど、貴女はとても大きく感じますっ。その・・・・暖かいような・・・。」
 それはつまり「母」とでも言いたいのだろうか。そんなバカな―――と思った瞬間
「うっ・・・・くっ」
 弱々しく声を出した。忘れていた、今この子は――――
「すいません、さっきから妙に力が・・・」
「力が出ないんでしょ?」
「・・・・はい。」
 無理も無い、昼間あの男達からある程度補充したとは言え、重要なものが欠けていたのでそれ程回復はしていないはずだ。
「あの・・・私、死んじゃうのでしょうか?」
 不安に満ちた表情で私に伺う。確かに、今の状態が続けば弱っていって死に至るだろう。だがそんなことあってはならない。だから私は―――
「大丈夫、ちゃんと元気になる方法があるから、安心して。」
「ほんとですかっ?あ、でもどうやって・・・。」
「それはね―――」
 彼女の頬をやさしく撫で―――
「こうするといいんだよ―――。」
 距離を更に縮め―――
「えっ――――?んっ!?」
 その小さな唇に私の唇を合わせた。
「な、何を――――あっ」
 優しく起き上がっている上体をベッドに倒す。予想もしていなかったのだろう、瞳を大きく見開き混乱しているようだ。
 私は片手で彼女の額に手を当て、もう片方の手で自分が着ている服を脱ぎ始めた。
「んっ・・・・・ふぅ・・・・」
 また、口付け―――抵抗は無い。ならばと私は舌を彼女の口内に侵入させた。
「んんぅっ!?」
 ニュルンっと入った舌を彼女の舌に絡ませる―――とても暖かく柔らかい。
「んんっ・・・チュチュッ、チュルッピチュッ」
「んふぅっ!?んんっんっ!」
 トロトロとした感触がお互いの舌で混ざり合う。気持ちいいのか、舌の絡む音と共に彼女の嬌声が時折出ている。
「はふぅっ、んふぅっ・・・・チュルチュルッ、クチュッ」
「あ、んぅっ!んぁんうぅっ!」
 自然と出る唾液が口内で激しく乱れ、お互いの唇に付いていた。それが潤滑液となり、唇も舌もより滑らかに、激しく絡む。
「ぷはぁ〜」
「んあっ・・・はぁ、はぁ・・・」
 十分味わったのでこのくらいでいいだろう。

332 名前: mailto:sage [2008/10/06(月) 01:26:46 ID:5kweKpbR]

「・・・・・。」
 予想通り少しポーっとしている。実はこれも大事なことだからだ。
「今あなたに足りないのは精気よ。人間で言う栄養も勿論必要だけど、モンスターから人へとなった者は特別な精気を蓄えないといけないのよ。」
「そ、そうなんですか・・・?ひゃっ!?」
 説明しながら彼女の小振りな胸に触れる。乳房の中央にある小さな乳首は儚しげに――――触ってみると硬くなっていた。
「どうしてかは説明出来ないけど、私にはあなたの様な存在に、『こういうこと』をしてあげると精気をあげることが出来るのよ。」
「じゃ、じゃあ今の―――この行いは・・・あっ!」
 乳首を口に含み、軽く吸ってみる。さっきのディープキスで感じたからか、乳首が勃起しており、吸い応えのある硬さだった。
「んっ、チュチュ―――――クチュ、ピチャッ―――――っ」
「ああっ!はぁあんっ!」
 漏れる声がやけに耳の奥まで感じる。自分でも分からない、ゾクゾクするような感じだ。もっと、この子の声が聴きたい―――
「チュッ、チュプンッ――――言ってみれば、私と交わることで、あなたの力は回復するということよ。」
「で、でもっそうすると貴女の力が―――」
「私は平気。言ったでしょ?『精気をあげることが出来る』って。どれ位精気をあげても代わりに私自身の力が無くなるなんてことは今までで起きてないわ。」
 これは私自身も分からないから説明は難しい。例えて言うなら「衰えない供給源」だ。
「だから気にせずに、感じてていいのよ――――あらあら、ココもすっかり濡れちゃってるわね。」
 視線を胸から股間へと移すと、ツルツルとした彼女のワレメは中から出る愛液でビチャビチャになっている。
太腿にまで伝っており、月光で反射して愛液がキラキラと光っている。
「あの・・・・私はまだよく分からないんですけど・・・足の間から出てる液体って一体・・・」
「これはね、気持ちいいと自然と出てくるものなんだよ。決して変なことじゃないから。」
「そ、そうなんですか・・・・」
 彼女も自分の膣を伺った。溢れ出る自らの愛液で濡れたワレメを見て、みるみる内に顔が赤くなっていった。
「やっ・・・!な、何っ――――?」
「ふふ、どうしたの?」
「わ、分からないんですけど・・・見ていたら何か・・・熱く――――っ」
 自分では分かっていないみたいだが、恥ずかしくなってしまったんだろう。両手で顔を覆い、小刻みに首をプルプルと振っている。
一挙一動がとても愛らしく、抑制が効かなくなってきてしまいそうだ。けどまだまだ――――
「・・・続けるわよ、今度はこのヌレヌレのココを私が拭ってあげる・・・。」
「えっ――――?ふあぁっ!」
 舌を這わせ、だが味わうように―――ねちっこく舐め回す。幼いながらも感じた際に出る甘い嬌声に興奮している私は勢いのまま舌を中へとそのまま侵入させる。
「ニュチュッ、ピチャッピチャッ、ヌルゥ」
「はぁぁっ!んぅっ、やっ―――んああっ!」
「チュッ、ジュルッチュチュウゥゥゥッ」
「ひはぁっ!やらぁっ、そ、それらめぇえっ!」
 中の次にプックリと小さく突起するクリトリスをやさしく舐めて吸う。敏感な部分だけあって反応も激しい。喘ぎ声を聴いているうちに私もムズムズしてきた。
「ああぁぁっ!やらぁっ、も、もぅぅっ――――!」
「イきそう?いいよイッて。我慢する必要ないから・・・ンチュッ」
 クリトリスに軽くキスをした瞬間

333 名前: mailto:sage [2008/10/06(月) 01:27:47 ID:5kweKpbR]

「んあぁぁぁっ!でるぅぅぅっ!」
 プシッと愛液が噴出―――私の顔に掛かったが、そんなこと全然気にならない。むしろ余計に―――興奮した。
「あ・・・・はぁっ、ご、ごめんなさい、顔を汚してしまって・・・。」
「平気平気、それよりも気持ちよかったかしら?」
 髪で眼が隠れる。しかし頬を赤くしながら小声で
「・・・・・・気持ち・・・・よかった・・・です。」
 萌えた――――いや、失礼。本当に可愛すぎです。
「じゃあ次は私を気持ちよくしてもらおうかな〜」
 舐めている間に外套を脱ぎ終えていた私は残りのインナーと下着も脱いだ。月光下の中で―――ベッドの上で、2つ白い光がお互い露になる。
「わっあ・・・・・」
 私の裸を見た彼女は声を漏らした。どこかおかしい所でもあったかな?
「ん?どうしたの?」
「あ、いえ・・・その・・・綺麗だな・・・・と・・・その」
 なるほど。自分ではあまり意識はしていないが・・・まあ、ある意味で彼女と同じ族と言うことだし、綺麗と言われれば綺麗なのだろう。
「ありがとう♪それじゃあ、今私があなたにしたことと同じことをしてもらおうかな?」
「え?私が・・・・ですか?」
「そうだよ、ほら、おっぱいからお願い。」
 彼女の眼前に自分の胸を近づける。年齢的な違いもあって大きさは私のほうが大きい。恐る恐る手で触れる彼女は軽く揉み始めた。
「んっ・・・・あっ」
「や、柔らかい・・・ですね・・・。」
「んっ、もう少し弄ってもいいよ。」
「そ、それじゃあ・・・。」
 そう言って今度は乳首を摘んだ。ピリピリとした軽い快感が胸から伝わる。
「あ・・・んっ、そうそう、今度は舐めてみて。」
「は、はい・・・・」
 「はむっ」と小さな口で乳首を口に含むと、慣れてきたのか―――こちらが言わずとも乳首を舐めるだけでなく軽く吸い始めた。
「んぅっ、あっ!い、いいよっ・・・・!その調子で・・・んぁっ!」
「チュチュッ、チューチューッ」
「あんっ、上手・・・んぅっ・・・だねっ―――」
 甘えるように胸に縋る彼女を見て、恐らくもうグショグショに濡れているであろう、私のアソコを触ってみるように言ってみた。
「すごい・・・・濡れてますね。」
「ふふ、今度はあなたが綺麗にしてくれないかな?」
「・・・・はい。」
 ゴクンっと、生唾を飲み込んで顔を私の股間に近づける彼女。サラっとした白い髪が太腿に触れるだけで感じてしまう。
そんな風に気を取られていると、熱くヌレヌレの舌が私のを舐め上げた。
「あっ・・・はんっ!も、もっと・・・舐めしゃぶって・・・んぅっ・・・くれないかなっ?あはぁっ!」
「わ、分かりましたっ」
 考えてみれば、彼女が「する」と言うのは初めてだったはず。そう認識してから改めて私の秘部を舐める彼女からは必死さが――
――頑張ろうとする初々しさが漂って―――
「んああぁっ!いいよぉっ!もっと・・・もっと責めてっ!」
 堪らなくなった私は起こしていた上体をベッドに預けた。先程私がしていたのと同じ・・・だが今回は逆だ。
「ンジュルッ、ジュジュッ、チュ、ピチャッピチャ」
 必死に舐めようと頑張っているおかげで、部屋には私の嬌声と、愛液を舐め上げる音がビチャビチャといやらしく部屋に響く。
「あ・・・、ここもこうすると気持ちいいんでしたね・・・チュウッ」
「うあっ!はあぁぁっ!」
 舌が私のクリに当たり、電撃のようなビリビリとした快感が忽ち体中に走る。すごく――――イイ・・・・。
「はぁ、はぁ、ごめんなさい。本当はココが一番感じるのでしょうけど・・・」
「んはぁっ!あっ!あっはぁあっ!」
「私もよく分からない―――コッチを舐めていたほうが良くって―――レロッ、クチュクチュッ、ビチャッ」
 クリトリスを舐めていた舌が私のナカに侵入してくる。どちらでも構わない―――いや、私にとってはどちらでも快感が出るからいい。けどこの子は違う。
「さ、最後に―――んふぅっ!これだけは・・・はぁっ!――――守ってほしい・・・・ことが、ああっ!あ、あるの・・・・ぉっ!」
「んぇっ?」
 舌で嘗め回しながら聴く彼女は作業を止めることなく私に伺った。だがちょうどいい、中断してもらっては私も『出せないし』
そうなるとこの子は精気補充に『失敗してしまう』。
「全部っ!飲んで――――っ!つあぁぁっ!イクゥッ!ふあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
「んぶぅっ!?―――――ゴクッゴクッ」
 絶頂に達した私はそのまま吹いた。噴出された愛液を飲むような音が聞こえた気がするが、私自身が声を上げているせいで聞き取りにくかった。

334 名前: mailto:sage [2008/10/06(月) 01:28:18 ID:5kweKpbR]
「はぁっ・・・はぁっ・・・・・ふぅ〜っ」
 イッたおかげで力が抜けて動けない。とりあえず呼吸を整えようと深く息を吸って吐く。
「あ、あの・・・大丈夫ですか?」
 心配そうにこちらの顔を覗く彼女に微笑み
「大丈夫、とても気持ちよかったよ♪」
「そ、そうですか・・・。」
 優しく返答した。安堵した彼女は―――どうやら気づいたようだ。
「・・・・?あ、あれ?」
「気が付いた?それならちょっと立ってみようか?」
「あ、はい・・・・。」
 言われた彼女はベッドから抜け、立ち上がろうと両足に力を込めた、すると――――
「ひゃうっ!」
 一瞬立ったように見えたが、すぐに足がガクガクと震えて尻餅をついてしまった。
「あらあら、大丈夫。」
「あいたたた・・・。痛いですけど平気です。それよりも―――」
「さっきと違って全然楽になったでしょ?」
 ベッドでうつ伏せになりながら彼女を見つめる。先程の説明を補足すると、私の排出する体液―――すなわち今の愛液など。
を、彼女の様な存在が体に含むと精気が補充され、力が漲るのだ。
「すごいです、なんというか・・・生き返った感じです。」
 が、まだ立ち上がることが出来ないのは精気が足りないからか――――もしくはまだ体に慣れていないからか。そう考えていると
「あの・・・でも、まだ貴女の精気が・・・ほしい・・・です。」
 と、彼女からお願いされた。まあ、念のためという意味でも確かにもう少し補充しておいた方がいいだろう。
「いいよ、それじゃあ頑張ってここまで上がってきなさい。」
「あぅ、そんなぁ・・・。」
 別にいじわるで言っている訳ではない。「ミラボレアス」だった彼女は「人間」になったばかり。言ってしまえば赤ん坊の様な状態だ。
体を自由に動かせるようになる為にも、自力でベッドまで上がってもらわねば。
「まずは手の力だけで来てみなよ。それだったら平気じゃない?」
「・・・わかりましたぁ・・・。」
 どうも納得いかない様で、ブスーと頬を膨らませている。だがそんなことをしても私はただ単に「可愛い」と思うしかない。
「ほらほら、頑張ったらたっぷり私のあげるからさ♪」
「・・・はいっ。」


335 名前: mailto:sage [2008/10/06(月) 01:29:40 ID:5kweKpbR]
その後、何とかベッドまで上がった彼女と約束通り何度も交わった。えーと、多分5,6回ほどかな?まあ私も彼女も回数は数えられないほどイったし。
 最後はシックスナインの体位になってお互いの愛液を感じ(味わい)あった。満足した私と彼女はそのまま一緒に寝ようとしたけど、肝心なことを思い出した。
「そういえば名前を聞いていなかったね。って、そうか。無いんだったよね。」
「あ、はい・・・。」
 名前はとても大切。「名前」の意味が大切だし、名前の意味も大切。そしてなにより、彼女はここにいるという存在意義が成り立つ。
難しく言わないほうがいいか。何にせよちゃんと彼女は名前で呼んであげないと。
「ん〜そうだねー。」
 私は『ミラルーツ・アイリス』という名前をもらったけれど、正体がバレてしまうので最後の方の「イリス」で名を広めている。
ならばこの子の、『ルーツ・ミラピスト』も少々変えなくてはならない。
「『ミラピスト』・・・私と同じように最後の方で『ピスト』―――いや、『ミピス』の方が女の子らしくていいか♪」
 私の中ではもう、決定だった。
「うん、『ミピス」だっ、決まりっ!今日からあなたは『ミピス』よっ!よろしくね♪」
「ミピス・・・ですかっ。」
 不思議そうな面持ちでこちらを見るが
「・・・はいっ!ありがとうございますっ!あっ・・・・。」
 喜んだ表情を見せたかと思うと、急に黙ってしまった。
「ん?どうしたの?」
「その・・・・、貴女のことは何と呼べば・・・。」
 なるほど、そういえばまだこの子は私を呼んでくれていない。
「んー、団員からはみーんな「団長」って呼ばれているし・・・あ、言い忘れてたけど貴女と同じ子が他にも居てね、その子達からは「姉さん」
とか「姉ちゃん」って呼ばれているよ。」
「私と同じ・・・いや、似たような存在が、他にも・・・。」
「今日はもう遅いから紹介出来ないけど、それは明日以降にでも・・・。さてと、それじゃあどうする?」
「あの・・・それじゃあ・・・・」
 考え付いたようだが、やや控えめに声を出して彼女は
「・・・お姉さま・・・で・・・・。」
 と、恥ずかしそうに言った。まあ、仮にも一族のお姫様がこんな過去も分からぬ、高い確率でそんじょそこらのミラボレアスと同じような存在を
「お姉さま」と呼ぶのはどうかともちょっぴり思ったけど、外見的年齢から言って全然クリアしているので問題無いだろう。それに初めてで新鮮だし。
「あっははははっ!いいわっ、『お姉さま』でっ。うん、イイわ〜。」
 さて、大分夜も更けてきたし明日のことも考えてそろそろ寝なくては。
「それじゃあ疲れちゃったし寝ましょうか。おやすみ、ミピス♪」
「おやすみなさい・・・お姉さま・・・。」




 精気と言ってもいくつかある。補充する方法もいくつかあり、他の女性の愛液も可能だし、男性の精液でも勿論可能である。
だがそれらの行為であっても一番肝心なものが抜けていては精気補充の量は乏しいのだ。
 説明は出来ない。何故なら解明もされていないし解明する方法も無いからだ。だが私の経験上で、私にとってその肝心なものを言わせてもらおう。それは―――

 「愛情」である。





 さて、夜も明け、いつも通り身の回りや顔を整えていると(ちなみにミピスはまだ寝ている)、ドアからノックする音と共に
『姉さん、緊急の通達が届きましたっ!』
 と、ナナの声がした。「緊急」と言ったとおり、ただ事ではないのだろう。ナナの声が慌しい。
「はいはい、一体どうしたの?」
 いつも通りのペースでドアを開けると、片手に手紙らしきものを持ったナナが必死の表情で言った

「殲牙獣士ラミア様がモンスターに襲われ行方不明だそうですっ!」



to be continue
 

336 名前: mailto:sage [2008/10/06(月) 01:31:52 ID:5kweKpbR]
以上が3作目でした。

お粗末でした。それでは

337 名前:名無しさん@ピンキー [2008/10/06(月) 03:26:31 ID:70mfiGJW]
まぁ乙
もうそろそろここのやり方にも慣れた方がいいだろうね

338 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/06(月) 04:55:50 ID:fIv/MVF4]
>>337
sageのやり方とかね

339 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/06(月) 10:54:57 ID:3ODM21nA]
>>336
乙!読んでる人は普通に読んでるから頑張れよ!

>>337
お前はsageろ、まさかIEかよ・・・

340 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 06:52:49 ID:SW8NFJc0]
【いろんな意味でMHらしさ捨ててます。既存の作品とはかなり毛色が違うので、
ダメな方はタイトルNGでお願いします】
【基本欝展開 一部グロあり】


その日、彼女は俺の帰還を待ち侘びていた。



いつものように集会所に入ると、受付嬢が増えていた。
カウンターの一番奥、暖炉脇の特等席に陣取り、見下した目でこちらを一瞥する
黄色いユニフォームの巨乳。
冷やかしで声をかけるとけんもほろろの扱いを受けた。
「あなた、ブラックオニキスも所持されていないのに馴れ馴れしくしないでいただけます?」
「なんだあのアマ」
卓についてわざと黄服にも聞こえるよう吐き捨てると、先に席について、
焼き魚をかじり、鍋をつついていた仲間達に窘められた。
「馬鹿、滅多な口をきくんじゃない、彼女はギルド中央から派遣された受付嬢だぞ」
10日後に迎える来期から、ランク7以上が対象の『G級』が追加、新フィールド
『樹海』と飛竜『ナルガクルガ』の投入、そして、閉鎖されていたココットの
旧フィールドが解放される話は聞いていた。
現在、ギルド総動員で未開の原野を切り開き、このフラヒヤ山脈から旧フィールドに
街道を通す作業が急ピッチで進められている。
昼夜を通しての突貫作業だから、赤服青服を中央に呼んでG級に関するレクチャー
をするだけの人手も時間的余裕もない。
「それでこのポッケ15にあの女が派遣されたのか」
「あの黄服はギルド中央のお偉方の姪だかなんだからしいよ」
「怒らせたら死活問題ね、報酬に一々口を出されるかも」
「おお怖ェ、くわばらくわばら」
それから俺達は黄服の噂……彼女の身内のお偉方のイニシャルはtkだかtjなんだとか、を肴に酒をあおった。



それから数日後、ギルドナイトに扮し、G級解禁の書を携えたギルドの使いが
やってきて、村では盛大なセレモニーが開かれた。
その間、コートを羽織ったアイルー、通称ネコートさんはポッケ15に所属する
ハンター23人一人一人に労いの言葉をかけてまわり、黄服はインタビュアーに
G級のコンセプトは「自然は厳しい」を基にした「原点回帰」であること、
売りの一つである新フィールド「樹海」と鳥竜「ヒプノック」が既に上位でお披露目
されていることなどをカメラにポージングを決めつつ喜々として中央から取材に来た
記者に語り、記者がポッケ15の村長のコメントを取りに席を離れると、そのあとは
ずっとつまらなそうに生欠伸を噛み殺していた。



341 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 06:53:41 ID:SW8NFJc0]
……遥か昔、ハンターは己の智恵と技のみを頼りに飛竜を追い、地形を生態を利用して
罠を仕掛け、飛竜を狩り、素材を売って生計を立てていた。
今は違う。
種の保存本能として選択肢なのか、他に思うところがあったのかはわからないが、
太古の昔より狩り狩られてきた人と飛竜の関係に変化が生まれた。
一部の飛竜が爪牙を、毒を、火炎を、野性を捨てて人間と共存する道を選んだのだ。
今じゃ民家の軒先でランポスが跳ね回り、イヤンクックやイヤンガルルガは競竜や
上流社会の趣味嗜みに、ゲリョスはゲネポス、イーオスと共にギルドや金満家の
御屋敷の警備番鳥として飼われ、フルフルは安定した電力供給源、バサルモス、
グラビモス、モノブロス、ディアブロスは田畑山谷の開墾に欠かせない存在に、
そしてリオ夫妻は飛竜園の、ガノトトスは水棲園の、ティガレックスは闘竜の
人気者として親しまれている。
それでも人間の生活圏を一歩踏み出せば、そこは飛竜の領域だ。
偶然、野性の飛竜を見かけた登山客がちょっかい出して食い殺される事例が後を絶たず、
事態を憂いた先代のシュレイド城主が、調教済みの生きた飛竜を使って、正しい接し方と
自然の知識を身につけるアトラクション【モンスターレクチャー】を建設した。
もっともそんなもの、野性の飛竜を見かけても近づかなければよいだけの話で、
【モンスターレクチャー】は連日閑古鳥が鳴く有様。
苦肉の策として管理を任された当時のシュレイド城森林レンジャーが飛竜の代わりに
フィールドにモスやケルビを放し、薬草採取、モスの皮、ケルビの角を集める、
といった簡単なハンティング企画を開催したところ、これが大ウケした。
連日【モンスターレクチャー】前には長蛇の列が並び、狩猟体験を終えた者が
また最後尾に並び直す光景もごく当たり前だったという。
そんな中、狩猟企画の見世物として調教された飛竜と当時まだ僅かに残っていた
本職ハンターの格闘も人気を博し、ハンターは子供達の憧れの存在となり、長じた子供達は
“ハンター”を目指し、徐々に【モンスターレクチャー】の理念は変質していった。施設内に体験学習のための宿泊施設や素材を使った武器防具を誂える店が整えられ、
原種の遺伝子に手を加えて生み出された色違いの亜種、希少種に加え、本来温厚で
のんびりした生態の甲殻種、好奇心旺盛で知能が高く人里に降りることは滅多にない
牙獣種、そしてギルドが巨額の予算を投じて開発した、太古の神話伝説の生物を模した
DNA合成獣【古龍】までがフィールドに投入され、【モンスターレクチャー】は、
シュレイド王家が運営、レンジャーから派生、独立した機関として分離したギルドが
全てを管轄する巨大ハンティングアトラクション【モンスターハンター】として
生まれ変わり、ハンターとモンスターの戦いは賭の対象として大衆の楽しみになった。

342 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 06:55:09 ID:SW8NFJc0]
現在、フラヒヤ山脈に点在するポッケ村は24ヶ所(俺達の村は15番目に出来たので
ポッケ15と呼ばれている)。
全フィールド、及び各村の集会所にはカメラが据えられていて、俺達の狩猟は、
大陸の主要都市に設けられた賭博場に映像が送られる。
そして客はクエストに参加するハンターの所持品、装備、狩猟対象モンスター戦績
などの詳細なデータから勝敗を賭けるのだ。
賭は素材採取ツアーとランク昇格緊急以外、全ての狩猟が対象だ。内容はハンターと
飛竜どちらが勝つか、という単純なものから、部位破壊箇所、報酬アイテムの的中、誰がとどめの一撃をくれるかを全て当てる、
という有り得ない難易度のものまで多種多様に楽しめる仕組みだ。
ただし、ポッケ村は、世界観の保全という名目で外界及び各拠点とも完全に隔離されている。
俺達が街の、そして他の拠点の情報を知ることは一切出来ない。
例外はハンターが肉親に当てて出す便りだけ。
これも厳しい検閲が入るのは言うまでもないだろう。
俺が家業の貴金属細工屋を継がせたい親の反対を押し切り、この世界に飛び込んだのが16才の時。
色々不便なことはあるけれど、仲間がいれば世は事も無し。不満はない。
それでも時々思うのだ。
ギルドの後ろ盾もなにもない、頼れるものは己の智恵と技のみという極限の状態の
狩りとはどんなものなんだろう。
そんな命懸けの狩りをしてみたい。
かつて、モノブロスと単身一ヶ月にも及ぶ死闘を繰り広げたという伝説のハンターは、
後世狩猟が賭博になったと知ったら、何と思うだろう?



「ああ、アカム倒してェなぁ……」
スネークサーモンをかじりながらハンターランク6の双剣使い、マルタがぼやいた。
マルタは俺より2つ下の17歳。少々短絡思考なのが玉に傷だが、基本楽天思考の
ムードメーカー。
そして、この世界に入って僅か半年でランク6まで駆け上がって来た若きエースだ。
「このままあの黄服に見下されたままなんて悔しくね?」
「あたしも嫌だわ」
村一番パピメルSの似合うボウガン使い、ルシータがマルタに同意した。
狩猟の度にパピメルSの頭から脚まで全て色を変えたり、雪山に赤一色でやってきたりと
中々のお洒落好きだが、気の強さは天下一品だ。
よくマルタとつるんではどつき漫才を繰り広げているが、今日は流石にそんな馬鹿を
やる気になれないらしい。


343 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 06:55:59 ID:SW8NFJc0]
「僕も嫌だ」
「オレだって」
上位はまだまだ先の新米達もマルタに足並みを揃え、黄服に対して愚痴や不満を漏らし始める。
断っておくが、努めて客観的な目で見るなら、黄服は街の出、それもギルド中央の
令嬢なだけあって容姿は折り紙つきだ。仕草や着こなしも垢抜けている。
彼女と肩を並べて街をあるくのは大したステイタスであろうことは想像に難くない。
それでも誰ひとり黄服を擁護する奴はいなかった。
つまり、それが俺達と黄服の関係だ。
「ロムルスだってそう思うだろ?」
いきなり話を振られて俺は気管にフラヒヤビールを流し込んでしまい、盛大に噎せた。
そりゃ俺だってアカムは倒したい。だけど、俺自身それだけの技量があるかどうか。
皆で行けばなんとかなるんだろうけど。
第一、手持ちの龍属性片手剣が封龍宝剣Cしかないってどうなのよ?
それに……。
なんとなく諦め入った沈滞ムードの中、太刀使いのフーゴが手を挙げた。
フーゴは、一人での狩猟は太刀、連れ立っての狩猟は狩猟笛と得物を持ち変える変わり種だ。
狩猟自体ははたいした腕前ではないが、仲間のサポートに於いては天賦の才の持ち主だ。
「皆で閃光玉を持ち寄れば……何とかなるかも知れない」
皆が一斉にフーゴに視線を投げ掛ける。
やっと極炎石が揃って完成した龍属性太刀の試し切りだと張り切っていったものの、
アカムのあまりのでかさにビビってどうにもならなかったフーゴが言うには、
「ベースキャンプに戻るつもりでモドリ玉と間違えて閃光玉を投げてしまったんだ」
その間、アカムは目が眩んだかのように一切攻撃をしてこなかったというのだ。
「それから、閃光玉を投げるたびに動きが止まった、もしずっとあの状態に出来ればもしかしたら」
「確かにG級が解禁されたのに、HR7の花形ハンターがいないのは由々しき事態だな」
テーブルの端で黄金芋酒を舐めていた、筋骨隆々とした初老の男が立ち上がった。
このポッケ15のまとめ役、オンサ。
技量経験そして仲間を思いやる深い思慮、全て兼ね備えた最高の大剣使い。
そして、村でただ一人の、モンスターレクチャー時代を知る本物の狩人。
多分、オンサならアカムも一人で倒せるかも知れない。
でも、現在オンサは次から次と入ってくる新米ハンターの教育に時間を取られて、
腕に見合った狩猟に出られるのは20回の狩猟に一度あるかないか。
そんな中、俺達が抜け駆けするのは後ろめたい気持ちもあったのだ。
でも、オンサが出るのなら。
「明日の朝一番、HR6が四人揃った時点でアカム討伐に出るぞ」



結果的にオンサ、マルタ、俺、そして、俺達の分まで競走薬G、クーラードリンクの
予備を用意してきた後衛フーゴで挑んだアカム討伐は成功した。
本当はルシータが集会所に一番乗りしていたのだが、まだ狩猟の勝手のわからない
覇竜が相手、ということで、残ってもらったのだ。
「か……勝った……」
「まだ手が震えてらぁ……」
「凄ェ強ェぞオレら、閃光玉があれば完全無敵じゃね?」
「初心、忘れるべからず。侮りは禁物だぞ」
集会所に戻ると、カウンター越しに黄服が声をかけてきた。


344 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 06:56:41 ID:SW8NFJc0]
「ブラックオニキス入手、おめでとうございます」
口の端だけを吊り上げた笑顔。
「しかしながら、これにてG級解禁、というわけには参りませぬ。あなた様の実力が
いかほどか、小手調べとしてヒプノック二頭立てをご用意させていただきました。
これをクリアして初めてG級とさせていただきます」
黄服の人を馬鹿にしたような見下した言い草に俺達が鼻白む中、、オンサが呵々と笑った。
「これはしてやられた、流石G級、一筋縄ではいかないようだな」
そう答えて、俺達を返り見る。
「しかし、先ずはこいつらをHR7にあげるのが先だ、小手調べはまた今度にさせてもらうよ」
「……一日も早いお越し、お待ち申し上げております」
黄服の小鼻はびくびく痙攣していた。



それから俺達は順次アカムを、ヒプノックを撃破し、ついにG級フィールドに立った。
まずはフィールド散策の基本、素材採取ツアー。
フーゴはこの期に及んで雪獅子の牙を取りに行くと一足先に雪山に出かけていたから、
旧フィールド密林へは、オンサ、マルタ、ルシータが一緒になった。
「晴れ渡る青い空、中途半端に意味ありげな遺跡……いいねェ、ここが密林か」
サイクロンを背負ったマルタがキャンプ脇の断崖で腕を組み、辺りを睥睨する。
「なに偉そうにしてんのよ」
ルシータが呆れ顔で愛銃ゴールドヴァルキリーの手入れの手を止める。
「はしゃぐのは構わないけど、あたしの邪魔なんかしたらランゴスタ共々撃ち抜くからね」
「おお、怖ェ」
大袈裟に身震いしながらマルタが俺の背後に隠れる。
「まさかロムルスはそんな野蛮な真似はしないよな?」
「さぁどうだろ?」
サーペントバイト改を抜いてちらつかせると、マルタがああ、ともおおともつかない嘆声をあげた。
「神よ、仲間はとても薄情です」
「ちょ」
「失礼ね」
途端にルシータのゴールドヴァルキリーが火を噴き、俺とマルタは猫じゃ猫じゃを踊る羽目になった。
オンサが沈痛な面持ちで額に手を当て、ため息をつく。
「それは新手のウォーミングアップか?馬鹿やってないでそろそろいくぞ」

……新米だった頃も、こうしてオンサに素材採取ツアーに連れていかれた。
あの頃は、いつまで経っても、ドスファンゴ、ドスランポス以上の狩猟討伐に同行させて
もらえない事に不満を抱き、ある日いつになったら大物狩猟に連れていってくれるのかと食ってかかった。
オンサは表情一つ変えず言った。
「なら、密林で薬草の採れるポイントを全部あげてみろ」
答えられず意気消沈して俯く俺に、オンサは優しく語りかけてきた。
「支給された応急薬、手持ちの回復薬、全部使い切った状況で生き残るには、
フィールドの全てを知る事だ。答えられるまでお前の相手はドスランポスだ」
今にして思えば、親の反対を押し切って飛び出した手前、早く名を揚げたくて
逸っているだけのクソガキの意気がり、とオンサはわかっていたんだろう。
その夜、業を煮やした俺は、こっそり村のイヤンクック狩猟に赴き、ほうほうのていで
赤い鳥竜を倒した。
応急薬、持ち込んだ回復薬G調合分まで全て使い切り、フィールドの薬草を求めて
逃げ回る有様だった。


345 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 06:57:32 ID:SW8NFJc0]
相討ち覚悟のジャンプ斬りが一瞬早くイヤンクックの首を切り裂いて、大量の血飛沫を
あげた鳥竜が痙攣し、ぐたりと倒れたその脇にへたり込んだ。
間近に見る、生物として決定的何かを奪われ、ただの物と化したイヤンクックの虚ろな目。
生き物の命を奪うという行為の重さ、恐ろしさを初めて実感し、おいおい泣いた。
オンサは村に帰ってきた俺の頭を軽くはたいて言った。
「自然は厳しいが、時には優しく微笑んでくれる存在だ。頑張ったな、ロムルス」

……その夜、俺は初めて実家に手紙を書いた。



「なにこれ……?」
ルシータが嫌悪感の剥き出しの顔でフィールドを見回した。
無理もない。
まるで、手入れもせず、荒れ放題のまま開放したのかと訝しむ程に鬱蒼と繁った……
いや、繁りすぎた雑草。
「……凄ェ、マジ密林」
呆れ顔のマルタ。
「確かにここは密林だ……しかしあの頃の密林はこんな風だったろうか……?」
俺達に聞かれないよう小さく一人ごちるオンサ。
違和感を払拭しきれないような、初めて聞く頼りない呟きだった。

「ロムルスくぅん、これ何に見えますかァ?」
マルタが腕一杯に抱えた獲物を見せびらかす。
「どう見てもマンドラゴラだねぇ」
「こっちもよ」
ルシータが肩を聳やかし、虫の死骸を振りかざす。
首を傾げざるを得ない有様だった。
掘れど拾えど出て来るのは、いつものフィールドでも採取できるモノばかり。
俺達が乗ってきたポポ馬車の御者アイルーは
「どこを掘っても黄金石の塊、厳選キノコ、ゴットカブトがざっくざくニャー」
と言っていたのに。
「まぁそんな日もあるさ、きっとギルドの手入れが追い付かないんだろう」
不自然に明るい、オンサの声。
自らに言い聞かせるようなその響きに、知らず知らず顔を見合わせてしまう。
その時、聞き慣れた風斬り音と共に、俺達ハンターの愛すべき教官、赤い鳥竜
イヤンクックが飛来した。

346 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 06:59:11 ID:SW8NFJc0]
ギュァ、ギュワワワワワ……
巨大な耳を展開し、こちらを威嚇する。
フィールドが変わっても、ハンターのやるべき事は変わらない。
「先生、G級稽古つけてもらいにきたぜっ」
隙をみて、勢いよくジャンプ斬りを浴びせる。
ガキン。
変な音がしてサーペントバイト改の刃が弾かれた。
「な……っ!?」
思わず刃先を確かめる。
切れ味は落ちていない。大体、落ちてるわけがない。
だってまだ何も狩っていない。
イヤンクックって、こんなに硬かったか?
嫌な感じがした。
「いったぞマルタ!」
「オッケー、いらっしゃいませェ乱舞メッタ斬りコースにようこそォ」
怪鳥の突進コースを読み切り、すれ違いのタイミングで乱舞の構えを取るマルタ。
本来ならマルタの脇を行き過ぎ、勢い余ってスライディングする筈のイヤンクックが、
まるでバネ仕掛けの玩具のようにマルタの脇で停まった。
そのままマルタの顔面目掛けて尻尾を振り抜く。
パン、ありえないほど軽い、乾いた音が弾け……マルタの顔が無くなっていた。
もはや五感で得た全ての情報を電光石火で処理し、生きのびるために最善の指令を
下す部位が綺麗さっぱり雨散無消し、ただの真っ赤な血潮を噴き零すだけの物体と
化した身体が、戸惑い気味にビクビクッと痙攣し、スローモーションで横倒しになった。
僅か一秒にも満たない間の出来事だった。
「マルタああぁぁぁぁっ!」
ルシータが悲鳴をあげた。
「こん畜生おぉぉぉっっ!」
イヤンクックの姿をした怪物に向かって通常弾3を撃ち込む。
「マルタを返せえっ!」
鳴咽混じりの絶叫も、通常弾3の嵐もどこ吹く風と怪鳥がルシータに狙いをつけた。
喙から火炎を漏らし、雄叫びをあげてルシータの傍に跳ぶ。
その執拗かつ的確過ぎる、そして有り得ない素早さで猛攻を奮う姿に本能的な何かが、
目の前の存在を拒否した。
違う……これは愛すべき先生、イヤンクックじゃない。イヤンクックの姿をした化け物だ。
咄嗟にルシータと怪物の間に割って入りガードした。
邪魔されたのが腹立たしいのか、ルシータの射撃が止まらないのが欝陶しいのか、
ハッフッハッフとしつこく啄みを浴びせるイヤンクック。

347 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 07:00:29 ID:SW8NFJc0]
そんな中、首無しマルタをオンサが抱き抱え、ベースキャンプへの道を辿る姿が視界の端に映った。
ここはなんとか持ちこたえるから、オンサ頼む、そのままマルタをベースキャンプに連れ帰ってやってくれ。
祈るような気持ちだった。
ネコタクが来るんだから、ほっといていいのに、とかそんな気持ちは微塵もなかった。
あいつら、生きてる俺達でさえ起きられるんでしょ?と言わんばかりの勢いで平然と放り出していくんだ。
もう、二度と笑う事も軽口もたたく事も出来なくなってしまったマルタをそんな風に扱われたくなかった。
何時だったか一緒にティガレックスに轢かれ、仲良く砂漠のベースキャンプに
放り出された時の会話が耳の奥でこだまする。
『知ってるか?ネコタクの給料がどこから出るか……オレ達の報酬から天引きなんだぜ。
それでお客様を投げ捨てるって酷ェ話じゃね?』
クアァァァァッ、イヤンクックの姿をした怪物の絶叫で現実に引き戻された。
ああそうだ、お前だけは許さない。
サーペントバイト改を構え直す。
その途端、怪物は攻撃対象を俺からオンサに切り替えたのだ。
「なにやってんだよ……!お前の相手は俺だろ!何トチ狂ってんだよ馬鹿鳥竜!」
叫んで怪物を追いながらアイテムポーチから使えそうなアイテムをまさぐった。
閃光玉?音爆弾?どっちでもいい間に合ってくれっ!
願いも空しく投擲前に怪鳥がオンサに飛び掛かり、喙をたたき付けた。
頭を西瓜のように潰されるオンサ、という見たくない未来予想図が脳裏を過ぎり、思わず顔を背ける。
ガキィン。いい音がした。
一瞬早く接近に気付いたオンサが剣を抜き、ガードポジションをとってたのだ。
「随分オイタが過ぎるんじゃないかい?先生」
回し斬りの要領で怪物をダウンさせると、メッタ斬りを浴びせる。
オンサは片手で剣を振るっていた。
「何故マルタを殺した!」
俺も泣きながら目茶苦茶に斬り付け、ルシータも至近距離から乱射を浴びせた。
そんななか、ボロボロの茜色の耳の付け根の辺りで何かが煌めいた。
ありえない輝きだった。
何故なら、それは俺が幼い頃から両親の仕事場で見慣れてきた、そして鍛治屋でも
お馴染みの金属の光沢だったから。
見間違いだ、あれは血液が太陽の光を反射したんだ、そうだ、そうに決まってる。
余りに恐ろしい疑惑を振り払おうと遮二無二剣を振り回した。
程なくイヤンクックの姿をした悍ましい怪物が動かなくなった。
「なにこれ……」
ルシータが半狂乱の悲鳴をあげた。
そこに転がっていたのは、イヤンクックの皮を被せた精巧なロボットだったのだ。
皮を剥ぐと、胸部の辺りに小さな開口部があって、中にはゲリョスの皮袋が入っていた。
皮袋の中には「スカ 残念でしたまたどうぞ^^」と書かれた紙切れと、干からびた
怪鳥の耳、翼膜が三枚、それから怪鳥の鱗と上鱗が申し訳程度に納められていた。
ブシ。今まで聞いたことのない不気味な音が背後でした。
振り返ると、オンサが眦から、血を流して息絶えていた。

348 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 10:32:03 ID:SW8NFJc0]
【前半、残り分投下です】


首無しマルタと憤死したオンサの死体が集会所に付いても、黄服は顔色一つ変えなかった。
「死ね、今すぐ死んでオンサとマルタに詫びろ」
激昂するルシータに向かって黄服が慇懃無礼に言い放つ。
「申し上げましたはずでございましょう……自然は厳しい、と」
その一言で完全にキレたルシータがゴールドヴァルキリーを抜いて黄服に食ってかかり、
俺はルシータを集会所から連れ出した。
黄服の身を案じたんじゃない。これ以上騒ぎ立ててルシータがギルドに処罰されるのを避けただけだ。
何も後腐れがないなら俺が真っ先に殺ってる。

「マルタマルタああぁぁ」
ルシータは狂ったように床を叩き、髪を毟り、号泣した。
……ルシータはマルタが好きだったのだ。
キッチンのアイルー達に目を離さないよう言い付けて宿舎に戻った。

翌朝、様子を見に行くと、ルシータは荷物を纏めていた。
髪はボサボサ、頬はげっそりやつれて、まるで別人だ。
ここに入った時に着ていたのだろうか、微妙に古臭い、逞しい身体には似合わないワンピース姿。
「出ていくのか……?」
「ここにいると嫌でもマルタを思い出すから」
「待ってよ」
思わずルシータを組み敷いた。
ホルターネックの留め金を外し、薄い乳房をあらわにすると、芯のない乳首に吸い付いた。
まるで、餓えた餓鬼だ。
「いかないでよ、傍にいてよ」
オンサも、マルタもいなくなって、これでルシータまでいなくなったら、俺はどうしたらいいの?
下着の中に掌を捩込む。
カサカサした乾いた感触がどうにもならない現実を突き付ける。
「俺じゃ、代わりにならない……?」
酷く哀しそうな、ルシータの顔。
「……ロムルスはマルタにはなれない」
なんてわかりやすい最終通告。
「じゃ、少しだけ胸を貸してよ」
もうホントどうにかなりそうなんだ。
……ルシータは縋り付いて泣きじゃくる俺をずっと抱きしめてくれた。
「ごめんね、ごめんね」と泣きながら。




349 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 10:33:42 ID:SW8NFJc0]
ルシータを村外れまで送って村に戻ると、集会所が慌ただしい空気に包まれていた。
村のハンター達がカウンターに殺到し、赤服青服が泣きながら頭を振って何かを押し止めようとしていた。
「フーゴ、なにがあった」
「あっ、ロムルス」
半ベソのフーゴがこっちを向いた。
「大変だ、皆がハンター辞めるって言い出して」
中の一人……つい一週間前、ルシータと俺と一緒に下位バサルモス狩りにいった
ライトガンナーを捕まえ、話を聞くと、俄かには信じがたい言葉を口走った。
バサルモスが岩を突き抜けて来たと言うのだ。
「嘘だと思うなら、火山にいって見てくればいい、おれはもう嫌だ!」
今日がエイプリルフールなら信じるほうがただの馬鹿だ。
しかし、あのロボットクックを目の当たりにした後では、一笑に付すほうが難しく感じられた。
「フーゴ、後頼む!」
俺は集会所を飛び出した。

ポポ馬車の御者アイルーにマタタビをたっぷり弾むからと無理をいってフィールドをまわらせた。
「今はフィールドの手入れの時間だから、カメラは全部オフになってる筈ニャ、しかし何をしにいくニャ?」
火山につくと、真っ直ぐエリア6に向かった。
次の狩猟のために放されたばかりのバサルモスに一発くれてたたき起こし、
問題の岩を挟んで対峙する。
確かにバサルモスが岩を抜けて来た。
否、抜けた、は正しくない。
バサルモスがのしかかった瞬間、岩がグニャリと潰れたように見えたのだから。
岩竜をやり過ごした後、問題の岩に近付いてみた。
そこにあったのは本物と見紛うばかりに精巧に作られた樹脂の置物だった。
サーペントバイト改の刃で軽く叩いてみる。ドム、と重く響く鈍い音がした。
多分、一定以上の力が加わると変形する仕組みなのだろう。
ご丁寧に、元々あった岩の破片を隙間なく貼付けて、間近に観察しなけりゃ
そうとはわからないようにしてある。
なんて悪辣な……。
胸具合の悪くなるような思いを堪え、砂漠に、沼地にポポ馬車を走らせた。

350 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 10:35:27 ID:SW8NFJc0]
沼地の段差は一見してはわからないような巧妙さで、足元が削り取られ、
洞窟に降りる部分にあった、人一人二人は楽に立てた踊り場が消えていた。
砂漠も同じようにそれとは感じない程度に段差が低く削られ、ディアブロスの尾が
当たるように調整されていた。
密林では、ギルドの放した新種のランゴスタが既存種を駆逐していた。
森丘では余所の拠点のハンターが狩ったらしいリオレウスの死体に、ギルドの
管理人がたかり、竜玉を、翼膜を、甲殻を、火炎袋を洗いざらいハイエナよろしく
むしり取り、嗤っていた。

……一体ギルドの言う自然って、なんなんだ?
ハンターが苦しめば、それは自然なのか?

こんな奴らにオンサは、マルタは……殺されたのか……。



マルタの遺体は親族に引き取られ、身寄りのないオンサは村でしめやかに葬儀が執り行われた。
……俺は葬儀に立ち会わなかった。

葬儀の翌日、集会所の黄服に声をかけた。
「君にプレゼント」
カウンターに置かれた掌サイズのそれを一瞥した黄服が目を見張る。
ピュアクリスタルを削った、躍動感溢れる精巧なガノトトスの彫刻。
「これはどこで?」
訝しさと感嘆の入り交じった視線で、俺と水面を跳ねるガノトトスを見較べながら黄服が問うてきた。
そりゃそうだ。村にこんな贅沢な調度品は流通しちゃいない。
「自前だ。実家が貴金属細工をやっててね、武器屋の親父に無理をいって工具を
借りて削った。なんなら今度は紅蓮石、いや獄炎石でテスカトルを彫ってこようか?
それとも虹色鉱石でマボロシチョウはどう?」
「目的はなんですの?」
問われ、カウンターに身を乗り出して、答えた。
「君の事、よく知りたいんだ」
まぁ、お上手ですこと。鼻で笑う黄服の目に、ほんの少し色が交じっていた。
雌特有の甘い、色香。

それから一月半、俺は狩りにもいかず黄服にせっせと貢ぎ物を贈り、親密度を増していき、
フーゴと、フーゴの説得で僅かに残った仲間は汚物でも見るような視線と共に距離を置くようになり、
俺はポッケ15で孤立した存在になった。



後編に続く



351 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/07(火) 11:24:57 ID:M0+1Bmmn]
GJ!!
着眼点がいいと思う。多少の矛盾とか無理に目を潰る位の面白さもある。

気になったのは主人公がショックで弱幼児退行を起こした時位か

352 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/07(火) 14:35:54 ID:/HwZBVsb]
解釈が面白いな、続きが読みたい。
前半のキャラ紹介は少々だるかったが、後半引き込まれた。
乙!

353 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/07(火) 15:00:30 ID:6VZj6fkc]
これは…やられた感がある。面白い。

354 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/07(火) 17:46:51 ID:WjS4c/l7]
現代の世界観でモンハンをやるとこうなるのか…
後半に期待せざるをえない

355 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 18:53:41 ID:SW8NFJc0]
【後編。やっと本番です】
【後半少々スカあり】
【前編でこれはアカン、と思われた方はタイトルをNGでお願いします】



初めて訪う黄服の宿舎は、集会所の裏手、新しく建てられたロッジ風の建物だった。
窓がインナー姿の俺と黄服をいやにはっきり映し出す。
「ここ、色々規制が五月蝿いから、プライベートグラスにしてあるのよ」
「?」
マジックミラーと、変光グラスを足して二で割ったようなものらしい。
果たして、月明かりの差し込む黄服の宿舎は、女の子らしい、かわいらしい小物や
華やかな観葉植物が飾られ、暖房のよく効いた快適な……御禁制に溢れたプライベート空間だった。
何度か訪れた事のある、集会所二階の赤服青服の宿舎は、俺達の住み処とさして
変わらない、恐ろしく殺風景な部屋だったというのに。
黄服が部屋の明かりを付けた。
何年かぶりに目にする人工の光は、異様に眩しく、思わず目をしばたかせた。
「あら、どうしたの?ロムルス」
「ずっと原始的な暮らしだったから眩しくていけねぇ」
それもそうね、黄服がクスクス笑って明かりを落とした。
微かなルームランプの明かりの中、カラーボックスの前で黄服が背中に手を回し、ファスナーを降ろす。
シュル、ファサリ。
黄服が制服を脱ぎ捨てた。
色っぽい笑みを浮かべたパンツ一丁の黄服が、手を後ろに組んだまま、爪先立ちで歩み寄ってくる。
透き通るようなみずみずしい肌。ボリュームある美乳。細い腰。白い腿。綺麗に伸びた脚。
全体的にむっちりと脂がのった、もうしばらくは目にしていないまろやかな美しい女体に、下半身が不本意に疼いた。
「気が早いんだったら」
黄服がいやらしい笑みを隠すことなく、俺の腕をとり、絡み付く。
「夜は始まったばかり、お楽しみはこれからよ」
カチャリ。
両手首に冷たい金属の感触。
……俺は後ろ手に手錠をかけられていた。
この雌狐。
まぁいいさ、どうせ最初で最後の抱擁だ。じっくり楽しもうじゃないか。

もはや見たことも聞いたこともない最新設備の揃った贅沢なバスルームで、温かいシャワーを浴びせられた後、黄服のすべすべした肌が密着してきた。
背中に巨乳を押し付けた黄服が、綺麗な指でゆっくり竿を弄び始める。
この数週間ご無沙汰だった愚息には刺激が強すぎた。
「あ……」
白濁の絡み付いた指を舐め、黄服がうっとりと呟いた。
「かわいいわ、ロムルス……」
その言葉が合図のように、俺と黄服は重なり合うように大理石の洗い場に崩れ落ちた。
「……っ?」
首筋に顔を埋めた黄服が身体を離し、柳眉を寄せる。
「やだロムルス、あなたちょっと臭うわよ?」
「嘘、ちゃんと洗ってきたぜ?」


356 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 18:55:16 ID:SW8NFJc0]
このポッケ村は、いずれもフラヒヤ山脈の温泉がひかれている。
村の左手から湧き出す温泉は、ハンターの宿舎、集会所の床下にも引き込まれ、
ちょっとした床暖房の役目もはたしている。厳しい寒さを凌ぐ工夫だ。
村の右手奥、武器屋の裏手に広がる棚に建てられた共同浴場は、ハンター達の憩いの場だ。
オンサ存命だった頃は、狩りから帰る度に皆で連れ立って汗を流し、ドスファンゴの
死蝋で背中を流しあったものだ。
尤もここ2、3週間は自宅の水道で身体を拭いて済ませているが。
「綺麗にするから大人しくして」
黄服が甘い、蠱惑的な香のするソープを手にとり、わしゃわしゃと俺を洗い立て始めた。
「わ、ちょっと待った、待て待てってひゃあ」
掌で脇腹や首筋を更に腿の付け根まで撫で回され、俺は狭い洗い場を転げ回った。
「どこ洗って来たのよ、泡が茶色いわよ」
腹筋と横隔膜がどうにかなるんじゃないか、ってくらい俺を笑い転がした黄服が、
女が気を許した男にだけ見せる、邪悪な笑顔で、泡をすくいとり掌に乗せて差し出してきた。
白くなきゃいけない筈のふんわりした塊は、薄く砂っぽい色が染み付いていた。
「じゃ、白くなるまで洗いあげてよ」
「いいわよ」
黄服が、今度は乳房を、腹を腿をスポンジに見立て、俺になすりつけ始めた。
白い滑らかな肌がぬめぬめと泡を立てて擦れるたびに、全身を怠惰な痺れが走る。
もう、いっそ明日なんかこなけりゃいい、そう思わせる程に、甘美な誘惑。
このまま溺れてしまえばどんなに楽だろう。
「キモチいい?」
「……最高っ」
俯せた俺の尻に乳房を這わせながら、黄服が問うてくる。
「ホントに?」
「ホント、ホント」
我ながら上擦った情けない嬌声に、思わず苦笑した。
「嘘だと思うなら、俺の……触ってよ」
「俺の……何?」
黄服が俺の背に跨がり、覆いかぶさる。
「聞こえないなぁ?」
背中越しの熱い柔らかな肉球が、先端の硬いしこりが堪らない。
耳たぶを甘噛みしながら黄服が再度問う。
「何を、どうしてほしいの?」
熱い吐息が、甘い声が、耳朶を擽る濡れた舌が、男のプライドを熔かし、俺をただの牡に変えてゆく。
「触ってよ……」
焦れて、焼けた本能が勝手に言葉を紡いだ。

357 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 18:57:38 ID:SW8NFJc0]
「俺の……いきりたったペニスにさ、っ特別な、ソープで洗っ…てよ…っ」
手錠で繋がれたままの両手で、そこを指し示すと、黄服が、にんまりと笑った。
「……ロムルスったら、やらしいんだ」
黄服が上半身を起こした。
仰向けに寝かされ、愚息が熱い、柔らかい感触に押し包まれた。
思わず吐息を漏らす。
「キモチいいよ」
返事がない。
聞こえてくるのは、じゅば、じゅる、ぴちゃぴちゃ、と卑猥な水音。そして愚息の
すぐ傍から感じる荒い息遣い。
まさか。
不安になって首をあげた。
……黄服が、俺をしゃぶっていた。
「嫌だ、よせっ」
俺は暴れた。
口でなんて。
そんなの動物だってやらない。
お前と一緒にするな。俺はそこまで堕ちたくない。穢れたくない。
なのに、初めての口内性交に俺のブツは興奮し、俺の腿を押さえ込んで扱く黄服の口に
先走りを絶え間無く溢れさせていく。
強弱をつけた締め付けに、蛞蝓のような舌が先端を、鈴口をはい回る感触に、
限界が足早に迫ってくる。
嫌だ、こんな、こんな……っ。
「ぁあっ………ぐ…っ……うぅっ」
竿が熱い潮を噴き零し、黄服がこくこくと喉を鳴らして汚液を飲み下した。
イカされた……。
女に組み敷かれて一人乱れ、みっともない悲鳴まであげて。
男として最大級の屈辱に、涙が溢れ、目尻を伝って流れ落ちた。
「ロムルスったらよっぽど溜まってたのね、泣くほどキモチよかったなんて」
ぐったりと倒れ伏す俺の耳元に囁いて、再び黄服が被い被さってきた。



「洗ったら、男前があがったわよ、ロムルス」
満足気に黄服が、手鏡を渡してきた。
汗と垢混じりの肌は綺麗に磨きあげられ、砂と埃でボサボサだった髪もすっかり
濡れて艶めいている。
鏡に映る男は紛れも無く俺だが、随分と印象が違っていた。
男として、そして狩人としての誇り、矜持は全て洗われ、流れていってしまったのだろう。
大事な何かが欠落した俺は随分と優男に見えた。
これじゃ、ケルビ一匹にも鼻であしらわれるな。
でも、もういいんだ。
「ね、酒でも飲まない?」
「いいわね、とっときのシャンパンがあるの」
「じゃ、手錠、外してよ」


358 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 18:59:52 ID:SW8NFJc0]
それから俺達は、ベッドルームに移動し、天蓋付きのベッドの上でシャンパンを
互いの身体にかけて舐めあったり、向かい合ってせんずりこいてどちらが
先に果てるか競争して、先に達して悔しがる黄服の性器にスペルマぶっかけたり、
およそ思い付く限りの変態行為に耽った。
そのうち、「ねぇ、私こんなグショ濡れなのよ?ほっておくってどういうつもり?」
と黄服がおねだりを始め、俺は黄服と繋がった。
亀頭が埋没した辺りで、黄服は軽い啜り泣きのような声をあげ、そのままがしがしと
力強いストロークで責め立てると、黄服は派手に哭き声をあげた。
「こんな、スキモノで、よく、ポッケ15、で、男日照りを、我慢、できたね」
「がっ、我慢、なんかっしてないっわっ、あのっ、カラーボックス、あっ、あそこっ、あそこにっいっ」
そこで黄服の身体がびくりと跳ね、俺をぎちぎちと締め上げた。
構わずにそのまま突き上げる。
「バイブがっ、入ってるっの、おっきい奴、でもっ、ロムルスのが、もっとおっきいっ、
好きっ、好きよっ、最高っ、他にもっ、ローターとかっ、何個も入ってっああっ、
いつもっ、それで紛らわしてたわっ」
それからどんなやり方が好き、風呂場でやり過ぎてそのまま朝を迎えた失敗談など
聞いてもいない事までまくし立てる黄服。
……今なら。
「ね、牙獣や甲殻、どうやって調教したの…?」
黄服の表情が変わった。
それまでの色に耽る雌の貌に、理性が滲む。
しまった。
「……何が言いたいの?ロムルス」
興ざめしたような冷たい声。
肌の熱も急速に冷めていく。
咄嗟に言い繕った。
バカっぽい、空気読めない野郎に思われるよう、極めてあっけらかんとした声音で。
「嫌、すごい技術だな、って。だって蟹なんか知能ないじゃん」
思惑通り黄服は何も含むところのない、ただの思い付きと受け取ったらしい。
「そうね、ロムルスには教えてもいいかな。あいつらがどうして執拗にハンターを狙えるのか」
それは胸の悪くなるような答えだった。

359 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 19:04:32 ID:SW8NFJc0]
フィールドに放すモンスターは、全て幼生のうちから、鳥竜飛竜牙獣種は後頭部、
甲殻種は神経中枢に電極を埋め込むのだという。
「ハンターの所持する剥ぎ取りナイフに反応して放電する仕組みになっているの。
とにかくハンターを倒さなければ苦痛から逃れられない事を徹底的に身体に覚えさせるのよ」
だから、ランポスも、ヤオザミも、ファンゴも、ブランゴも皆……
「甲虫種も同じ。剥ぎ取りナイフから発する高周波に引き寄せられてるの。草食種には、
流石にそこまでしてないけど、ハンターが来ると自分達は狩られるし、補食動物が
荒れるから迷惑な存在、って学習したみたいね」
そういって黄服は笑った。
いい気味だ、そんな笑い方だった。
「じゃ、剥ぎ取り回数に制限があるのも」「当然、仕組みを知られないためよ。昔は自然とモンスターに敬意を払う、って
ハンターの掟に則った約束事だったらしいけど、フィールドに死骸放置されても迷惑なだけじゃない」
その言い草に得心がいくと同時に、腑に落ちない疑問も沸く。
恐る恐る口を開いた。
「……それは昔から……?」
「違うわ、拠点がココット村からポッケ村に移転した頃に採用されたの」
事もなげの黄服の答え。
「……何故?」
思い当たる節があった。
随分前、一度だけオンサが愚痴を零した事があったのだ。
あれは確かルシータかフーゴのドドブランゴ狩猟を手伝った時だ。
あの時のオンサは、手練として有り得ないほどの凡ミスを繰り返し、俺達の指南どころか
足手まといになっていた。
集会所に戻って珍しく深酒をして泥酔するオンサに声をかけた。
オンサは俺にこう問うた。
『お前は、野性のドドブランゴを見たことがあるか?』
ない、と答えると、だろうな、と自嘲気味に笑った。
『野生のドドブランゴは、まず、人間とあっても戦いを挑んだりしない。群れを、
仲間を大事にするんだ。争いは、群れと縄張りを守る最期の手段だ……時には死んだ
仲間の遺体に花を手向けたりもする。ドドブランゴは優しい生き物なんだ。あんな、
群れを危険に晒すような知性を感じられない行動なんかしたりしない』
俺が知っているドドブランゴは、飛竜園の檻の中でだらしなく座り、腹を掻いたり、
落ちている木の実を拾い食いする、知性とはおよそ掛け離れた姿しかなく、まして、
先刻フィールドでその狂暴さを目の当たりにしたばかりで、優しい生き物だなんて、
正直何かの冗談にしか思えなかったが、オンサが言うからにはそれは本当なのだろう。
『牙獣だけじゃない、甲殻種も……何故戦いなんか好まない種のあいつらまで……
まるで無理矢理戦わされているようで、見るのが辛いんだ』
そう吐き出し、黄金芋酒をあおった。


360 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 19:06:10 ID:SW8NFJc0]
辞めたいのか?そう問うと、オンサは首を振った。
『身体が楽することを覚えてしまった。この歳で今更野山をあてどなく歩く狩猟には
戻れやせんよ。ただ、オレは時々考えるんだ……自然への敬意を忘れたモンスターハンターは
この先どうなってしまうんだろう、とな』
オンサの疑問に対するその答えが、今、目の前にある。
聞かなくてもわかった気がした。
聞きたくない、そう言ってしまいたかった。
でも、話をふったのは……俺だ。
果たして、黄服の答えは想像と違わなかった。
「より強く、より凶暴なモンスターがハンターと殺しあう、それが庶民の求める最高の娯楽だから」

俺達の命懸けの狩猟は……ただの殺しあい。そして、娯楽。
それは正しいのかも知れない。
だって、設立当初のモンスターレクチャーだって、最初は閑古鳥が鳴いていたんだから。
でも、狩猟を通して厳しい自然を体感する、その理念に共感した者もいたんだ。
狩猟は娯楽なんかじゃない。
無責任に笑ってハイおしまい、で済んじゃうような代物じゃない。
なのに、狩猟を面白おかしい刺激として提供するために、有り得ない生態系をつくりあげ、
機械を「狩猟」させることも厭わない。

それが……俺達ハンターを束ねるギルド。

すっかり動きの止まった俺を組み敷くように黄服がマウントポジションをとった。
激しく腰を振りながら、耳元に囁く。
「でも、ロムルスは特別よ、あなたの狩猟には特別弱いモンスターを放して、
レア素材をじゃんじゃん報酬に入れるよう、パパと大おじ様にお願いしてあげる」
「うれしい事言ってくれるじゃない」
黄服の腰を掴んで、激しく突き上げる。
「もしかして、惚れた?」
馬鹿、頬を染めた黄服の拳が、俺の胸を軽く叩いた。

夜が白々と明ける頃、俺は黄服にあることを施した。
「やだ、これじゃあ……」
「帰ってくる迄我慢できたら、夕べよりもっと凄い事してあげる」
「………ホントに?」
淫乱そのままの黄服の笑顔。
「ホントさ」
俺はにっこり笑い返した。



宿舎に戻ると、俺は倉庫の中の物を洗いざらい売っ払い、アイルー達を婆さんに預け、
密林素材ツアーに赴いた。




361 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 19:13:03 ID:SW8NFJc0]
ハンターの基本を叩き込まれた、そして初めてイヤンクックを倒した、思い出の場所。
ひどく眠くて、ベースキャンプについてすぐにベッドで横になった。
眠りに落ちたのもつかの間、殻の中に黄服の腰から上がみっしり詰まった仙高人に
追いかけ回される夢を見て、とび起きた。
最後に思い出に浸ることも許さないってかよ。畜生。
仕方なく、寝不足で痛む頭を抱えたまま、ぼうっと群れる魚達を眺め、時間を潰した。
俺がこれからしようとする一部始終を知ったら、オンサはどう思うだろう。
きっと、諌めるだろうな。
でもごめん。このままじゃもう一歩も動けないんだ。
何事もなかったように、生きていく?そんなの無理な相談だ。
せめて一矢報いるくらいは許してほしい。

雨が降り始めた。間もなく日が暮れる。
「行くか」
自分に言い聞かせ、ネコタクチケットを取り出した。



集会所に戻ると、フーゴと下位ハンター数人が、賑やかに夕餉の鍋を囲んでいた。
俺に気付くと声を潜め、赤服青服が困ったように視線を反らせる。
そんな居心地の悪い空気の中、黄服がひらひらと手を振ってきた。
「ねぇ、早く行きましょ、ロムルス」
せわしない息遣い、少し青ざめた顔。
もう限界が近いらしい。
わざと素知らぬ振りをした。
「どこに?」
やだ、黄服が柳眉をひそめ、耳打ちしてくる。
「変な冗談はやめてよ」
「嘘だよ」
黄服の腰に腕を回すと、カウンターから引きずり出した。
「ひやっやだやめて漏れちゃうっ!」
乱暴に投げ降ろし、羽交い締めにするとスカートを捲くりあげる。
赤服青服が悲鳴をあげた。
黄服の、幼なすぎず見苦しくなく絶妙のさじ加減で手入れされた茂みには、すっかり
乾いてガビガビになった大量のネンチャク草が張り付いていたのだから。
茂みと一体化した草を潤すように、褐色の液体が滲み、白い腿を一筋二筋伝い流れている。
「もう漏れてる、だろ?」
切羽詰まった黄服の悲鳴を聞き流し、ネンチャク草を一気に剥ぎ取った。
「ぎゃああああああああ」
敏感な部分の毛を一気にむしり取られる、想像を絶した痛みに意識を削がれた黄服の
身体が硬直し、ピンと伸ばした形のいい脚の付け根の奥から黄色い奔流がビシャビシャと
勢いよく床に水溜まりをつくった。
「う……あ…あ……」
大衆の、しかも鼻で笑い見下していたハンター達の面前で失禁する事態に放心し、
弱々しく首を振る黄服の尻を卓に乗せた。
餅のように柔らかい腿を開かせ、渋い感触のクリトリスを摺り、摘み、こねくりまわす。


362 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 19:15:04 ID:SW8NFJc0]
「そら、みんなに見てもらおうぜ、お前のお漏らしマンコ」
「うう、嫌……っいやっロムルスやめてっ」
黄服が羞恥の極みに泣き出した。
それでも愛撫に反応して肉付きのいい白い下半身がビクビク震え、大量の愛液が溢れ出す。
「やめろロムルス」
流石に見兼ねたフーゴがとめに入った。
そうだ、お前は人一倍仲間思いの優しい奴だ。だからオンサの葬儀にも顔を出さなかった、
仲間を捨てて黄服と睦まじくなった俺を許せなかったんだろう?
それでいいんだ。
バチ被るのは俺だけでいい。
「うるせぇ」
フーゴを突き飛ばし、更に黄服を弄んだ。
豊満な乳房を晒し、しこった乳首を中指と親指で乳房に押し込み玩ぶ。
蜜を塗りたくった指で尻の穴を挫ってやると、黄服が悲鳴をあげた。
「あっ、あっそんな、イヤッそこはぁっ」
「どうして?夕べはあんなに喜んだじゃない」
尻を貫き、突き上げる。
「いやっお尻、お尻気持ちいいっ、中で擦れてるのっいいっ気持ちいいっ」
快楽に溺れる黄服が、よがり狂う。
「こっちもすごいことになってるぜ?」
絶え間無く蜜を垂れ流す下の口を掻き回してやると、膣口の内側から白い塊が顔を覗かせた。
「うっふはっ、出ちゃう、裂けるううっ」
「ほら、いきんで」
クリトリスを捩りあげ、更に膣を締めさせる。
「あ…が……うぎ……ぃ……」
黄服が達した。
ミチミチと花弁を圧し開き、まろび出たのは、不規則に震え、蠢くフルフルの皮包み。
愛液まみれのそれが糸をひき、床に落ちる。
赤服青服が再び悲鳴をあげ、好奇心に駆られた下位ハンターの一人が剥ぎ取りナイフで
中を確かめ、絶句した。
言葉を無くすに決まってる。中にはポッケ村にあってはならないはずの高性能ローターが
入っていたのだから。
今頃、ギルド中央は蜂の巣を突いたような大騒ぎになっているはずだ。
虚ろな笑い声をあげてフルフルのローター包みを産み続ける黄服の股間をカメラに向け、
俺は怒鳴った。
「なぁ、お前らはこれが自然な出産に見えるか?見えないだろ?でもお前らが
今やってるのって、こーゆー事だよな?何が自然は厳しいだよ!自然への敬意を忘れて
ハンター苦しめるだけ苦しめて楽しいか?お前らのせいで皆いなくなっちまったんだ、
仲間を、オンサをマルタを、皆を返せよおぉっ!」
……最後は鳴咽混じりの絶叫だった。


363 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 19:17:45 ID:SW8NFJc0]
……あの直訴の直後駆け付けたギルドナイトにポッケ15をたたき出された俺は、
義憤の変態ハンターとあだ名され、テレビにラジオに連日引っ張り出され、一躍時の人になった。
そこで初めて俺はG級が結構な物議を醸し、あちこちの拠点でもハンター人口が
激減していること、当座の打開策として、他拠点のハンターとも狩猟に行けるよう
待合施設が設置されること、を知った。
尤も、モンスターハンターの自然についてメディアが議論したのは最初のほんの数日の間だけで、
そのうち派手に脚色された俺の身の上話が、盛大に歪曲した黄服との蜜事が報道され、
変態ハンターが暴れたのは待遇改善が目的だった、と、どうしたらそんな解釈になるのか
理解に苦しむ結論が導き出され、事件は風化していった。
ギルドが手を回したのは嫌でもわかった。
鼻先に噛み付いた鼠を獅子が笑って逃がすわけがない。
俺を社会的に抹殺することで報復としたのだ。
そんな中、ほんの少しだけ打ち解けたADが、そっと教えてくれた。
「この件で危機感を抱いたギルドは、全く新しいシステム導入を検討しているんだ。
もうモンスターレクチャー基盤で続けるには限界が来ている、というのが公式発表
なんだけどね……機械を狩猟させる、なんての自体どこか変だと思わなかったのかね」
……そうだよね、変だよね。
でも、ギルドの誰も気がつかなかった。
誰か一人でもいい、モンスターレクチャーの理念を思い出してくれていたら……
こんなことにはならなかったんだ。

……そうして、現実に立ち返って困り果てたのは俺だ。
次の職場が見つからない。
そらそうだろう、いくら訳ありでも放尿アナルセックス&疑似出産プレイを公共電波に
乗せて流すような気違いなんざ、俺が雇い主でもごめんだ。
実家は何も言わずに戻ってこいと言ってくれた。
しかしある意味有名人になってしまった以上迷惑をかけるわけにはいかない。
そんな就職活動の合間、一度だけルシータから電話をもらった。
「ロムルスは大馬鹿よ」
呆れてはいたけど、声は沈んでいなかった。
マルタの事は吹っ切れたんだろうか?
恐る恐る問うた。
「ね、俺の事……怒ってない?」
あの時、マルタへの想いを知りながら、ポッケ15に引き止めたい一心でルシータを
犯そうとした身勝手な俺を。
「怒っていたら、電話なんかしないわよ」
……鈍い子供を諭すような、優しい声だった。

364 名前:GENERATION LOST mailto:sage [2008/10/07(火) 19:19:36 ID:SW8NFJc0]
「最後の競竜協会の鳥竜飼育員も玉砕。これで万策尽きたわけだ……まだテレビ出演料で
懐が温かいうちに練炭でも買っとくかねぇ?」
世知辛い現実を噛み締めながら、町外れの河原で全財産の入ったスポーツバッグを枕に
ぼんやり空を見上げていると、ヒュルルルル……、この世界で聞こえるはずのない、
聞き慣れた音が聞こえた。
ハンターの哀しい習性だ、咄嗟に起き上がり、音の発生源を捜す。
そいつはすぐに見つかった。
「……リオレウス!」
黄昏れに染まる町の上空を悠々と旋回する空の王。
こんな人里に……?まさか子供を掠って食うのか!?
いや、世間に戻って一ヶ月、リオレウスが人里を縄張りにしてます、なんて話は
一度も聞いてない。あったとしたら、(いい見世物として)せっかくだから退治してほしい
とかなんとかいう話になってるはずだ。
リオレウスがこちらに気付いた。
くる……!
思わず身構える。

……紅い火竜は、俺を一瞥しただけだった。

不思議な気分だった。
フィールドで俺達が戦ってきたリオレウスは、後頭部に刺された電極のせいも
あるんだろうけど、いつもどこかヒステリックだった。
でも、それしか知らない俺達はそれが普通だと、自然なんだと思っていた。
奴は違った。
奴は確かにこっちを視認していた。
なのに意にも介していなかった。
人間なんてちっぽけな存在なんか気にもとめない、悠然たる空の王。
あれが……本当の自然……。
体中の血がふつふつと沸いている気がした。
あいつと戦いたい。命懸けの狩りをしてみたい。
ポッケ15をたたき出されるどさくさに紛れてくすねたサーペントバイト改を
スポーツバッグから取り出す。

時に自然は厳しくあるけれど、生き物全てに分け隔てなく優しく微笑んでくれる存在だから。
あいつになら食われても悔いはない。

俺は紅い火竜の飛び去った山に向かって、歩き出した。





365 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/07(火) 19:29:15 ID:WjS4c/l7]
乙!最後の最後ま抗い続けた主人公に泣いた

366 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/07(火) 20:16:33 ID:mBoJzDxu]
>>364
GJ。用意したティッシュで涙を拭くはめになった


367 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/07(火) 22:41:03 ID:dV8hwcw1]
GJ。涙と鼻水が止まらない

368 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/07(火) 23:18:14 ID:/Zzg8ERE]
乙。あなたが神か

369 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/08(水) 03:23:19 ID:V/rSnYXO]
>340
GJ!GJ!!!
完成度マジ高いよ。
まさかエロパロで泣くとは思わなかった。


370 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/08(水) 09:23:25 ID:5YDGRi3C]
GJ!
泣いた!



371 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/08(水) 10:42:15 ID:4Hg1hB9I]
むしろエロはおまけ程度。

何だよ…ロムルス君かっこいいじゃないか……
「本当の自然」に不覚にもうるっときた。
GJ!!!

372 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/08(水) 18:35:46 ID:V0sUUUqM]
なんか、凄い物をみた感じだ
いや〜 確かにコレは他の人には真似できない観点だわな

通りでディアブロの尻尾が当たるわけだ

373 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/08(水) 20:30:53 ID:QDLua4Al]
GJ。「本当の自然」か…
それはそれとして普通にエロかったから凄い。

374 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/09(木) 00:04:59 ID:JpxfOWgB]
世界観の切り口が鋭いなあ。
モンハンの理不尽なポイントをこういうかたちでぶった斬るとは。

モンハン3での「自然」の表現は、どうなるかな?

375 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/09(木) 01:14:43 ID:hCbe6cgH]

まさかこんな視点で書くとは。
「本当の自然」に涙した。
そして
「より強く、より凶暴なモンスターが、ハンターと殺しあう、それが庶民の求める最高の娯楽だから」
この庶民って、俺達なんだよな・・・。
考えさせてくれる作品だった。
GJ

376 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/09(木) 09:15:31 ID:SH1q515K]
空気嫁てないけど、
オンサが死んだのって憤死したからでいいんだよね?
メカクックはトラウマになりそうだな。

377 名前: mailto:sage [2008/10/11(土) 15:39:51 ID:pC+tlhUZ]
こんにちわ、ただ今4作目が終わったのでうpします。
そういえば今更気づいたのですがタイトル出してませんでしたね、今回から出します。

それではどうぞ↓

378 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 15:43:31 ID:pC+tlhUZ]

 ―――早朝・エミス書記長の部屋にて


「待っていましたよ、早速今回の任務を説明します。」
 慌しくドアを開けたイリスを特に驚くことも無く、いつもの冷静さで対応するエミス。その反応にコメントもせず、キビキビと椅子に座るイリス。
 エミスの向かう机の横には会議などで使われる大きめな黒板がある。エミスはそこに地図を貼り付けた。
「大体のことは聞いてるわ、ラミアがどういった経緯で行方不明なのか聞かせてもらえないかしら?」
「ええ、勿論。まず話すところは、我が「調律現奏師団」、牙獣種調律士の一人であるラミアがこの地域で異常発生しているコンガを『調律』する為に
現地に向かいました。」
 地図の中にある「密林」のエリアを指してエミスが説明を始めた。
 「調律現奏師団」とは全てのハンターの目的である「モンスター」の生態を調整する特殊な団である。王国・ギルドが秘密裏に設立したこの団は
ギルドに所属していない流れのハンター対策として、また違法ギルドが行う過剰な狩りに対抗する為にモンスターの保護、飼育なども行って繁殖の手助けをしたり、
時には異常発生するモンスターが村や街、民間人などに影響を出す前に殲滅―――あるいは一定数まで討伐するのを主としている。
「しかし、同行した牙獣保安士であるミナスの報告によると、コンガの数が尋常ではなく、その時に居たメンバーだけでは対処しきれなかったそうです。」
 殲牙獣士―――今回の様に異常発生したモンスターの生態及び民間人(あるいはハンター)への被害が及ばぬように「減らす」ことを目的とした者であり、
ラミア(女性)は牙獣種を担当している。勿論表では普通のハンターであるが、牙獣種に対しては本気を出せばラージャン2頭狩りに苦戦することなく
(むしろ余裕で)討伐することも可能な程の腕前である。
 しかしそんな彼女が何故今回、行方不明になるほどの事を起こしてしまったのか?
「なんでミナスは同行したの?てか無事だったの?」
 牙獣保安士―――殲牙獣士とは対照的に牙獣種を「増やす」または「保護する」事を主としている。違法なハンターによる過剰な狩りによって生息数が激減すると
生態系が崩れる、それを防止する為に牙獣種を保護・飼育して、数を調整するのが主である。
「ミナスは異常発生の原因を調べる為に同行したのです。ちなみにその時のメンバーはラミア、ミナスと他に、ラミアの助手2名。計4名での任務でした。
助手の話によると、コンガの群れに襲われて、逆にこちらが全滅しかねない状況を恐れ、ラミアは自ら囮になって3人を助けたそうです。そのせいでこんな結果に
なってしまいましたがね。」
 エミスは普通に話すが、イリスの表情は深刻になるばかりだった。その様子をしばらく見たエミスは気を取り直し、話を続けた
「本来「殲牙獣士」であるラミアにとっては容易な任務だったはずです、しかしミナスの話では、コンガの数もそうですが状態も異常だったと言うことです。」
「状態が異常?どういうこと?」
「・・・ミナスの観察眼によれば、まずコンガのどれもが眼が血走りになっているそうです。更に何故か、殺意の無い攻撃的姿勢を見せたのが
ミナスとそしてラミアだけだとか。同行していた助手2人には攻撃的姿勢を見せ、更に殺気を漂わせていたそうです。そしてもう一つ、
群れのリーダーであるババコンガの姿が見当たらないにも関わらず、統率の取れた動きを見せたそうです。例えて言うなら
大型モンスターに挑むパーティーを組んだハンターの如く・・・。」
「・・・確かコンガは本来少数での行動、しかもリーダーであるババコンガも見掛けられない。となるとこれは・・・・。」
「『何者かによる意図的な事件』だと私は思いますよ。」
「ええ、私も思ったわ。」
 軽く咳払いをしたエミスは机に戻り、いつもの様に―――まるで軍の司令の様に言った。
「改めて任務を言い渡します。滅龍士イリス、貴女には殲牙獣士ラミアの救出及び今回異常発生したコンガの調査を行ってもらいます。」
 

379 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 15:46:02 ID:pC+tlhUZ]
 が、ノリが悪そうにイリスは質問で返した
「それさぁ、他のにも言ったの?」
 表情を一切変えず
「砕殻士アキラは現在ダイミョウザザミとショウグンギザミ討伐の任務に、斬漁士トミナは大型のガノトトス狩猟の任務に、撃鳥士ガラムは任務を完了した
そうですが場所が遠くてまだこちらには戻ってこれない状況です。」
 極めて真面目な顔でエミスは答えた
「つまり現状、手の空いていて、実力のある人物は貴女しかいないのですよ。お分かりになりましたか?」
「は〜いはい。全く・・・こっちだって昨日入れたばかりの子の面倒見なくちゃならないって言うのに・・・。」
「分かっております、ですから報酬はゼニーの他にその子の為にあなたの様な外套・・・もしくは可愛い服をプレゼントしますよ。」
 何だかうまく釣られているような気がしたが、仕方なくイリスは了承した。
「さてと、それでは今回の任務には誰を連れて行きますか?」
「んーと、ナナとリレアと・・・・あとラミアの為にルルも連れて行くわ。」
「分かりました、それでは早速準備をお願いします。支度・移動費用などはいつも通りこちらが出しますので。」
「りょ〜か〜い。」




380 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 15:47:49 ID:pC+tlhUZ]

・・・

・・・・

・・・・・


 ―――12時間前―――密林エリアの奥深くにて


「ブゴォォォォッ!」
「はああああああああぁっ!」
 飛び掛ってくるコンガに太刀を振り下ろして叩き斬り、ついでに横から迫る気配を見せたコンガを薙ぎ払ってぶっ飛ばす。
「フガァァァァァッ!」
「ええぃっ!このぉっ!」
 背後から走ってくるコンガを薙ぎ払い後の慣性でそのまま斬る。しかしすぐにまた―――しかも今度は3匹同時に飛び掛って来た。
「ちぃぃっ!」
 慣性を止め、そのまま一瞬の溜めを行い
「秘剣・迅落としっ!」
 溜めの直後、太刀を片手で振り回し一瞬で3匹のコンガを叩き落とした。
「くそ、こいつら一体どれだけ居るんだ・・・っ!」
 エミスからコンガが異常発生し、殲滅を要求されたが、ここまで多いとは正直思わなかった。せいぜい20か25あたりが異常発生なラインだ。
「ブグゥアアアアッ!」
「くっ!」
 またしても3匹同時、しかも左右前方から。先程繰り出した技で体勢が整えられず、迎撃は難しいと判断した私は空いている後ろへと飛び、そのまま走り出した。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ!」
 異常発生は確かに異常発生だった。いつも異常発生といってもここまで多いことは無い。今まで最高30匹くらいで終わっていたが、今の所の感覚では
もうとっくに30匹は越えている。恐らく40か50。だが茂みの中からまだ出るまだ出る。
「3人とも・・・うまく逃げた・・・よなっ?」
 コンガと鉢合わせてから悪い予感がした。すぐに何十匹にも取り囲まれたからだ。だからひたすら倒しながら3人を逃がした。逃がして正解だったと自分で思う。
こんな状況、長く続けば全滅していただろう。なに、本来なら私の仕事だ。私一人になっても誰にも文句など言わないさ。
「はぁっ、はぁっ、はぁっ・・・っ!」
 だが出来れば―――無事に逃げることが出来たのなら応援を呼んでほしいところ。本当は恥にも等しい行いだが、今回は異例だ。このコンガ達はいつも私が
斬っているコンガとは明らかに違う。外見、思考、チームワーク。どれも普通のコンガに当てはまらないものばかりだからだ。
「ぜぇっ、ぜぇっ、ぜぇっ!」
 今私に襲い掛かるコンガはどれも眼が赤い。いや、紅過ぎる。しかも毛並がかなり逆立っており、おまけに涎を垂らしながら襲い掛かってくる。こいつらに
人肉を食らう思考など持っている筈がない。ハンターに襲い掛かるのは自分のテリトリーから追い出す為だ。言ってしまえば防御するための行動。
 なのに何故――――
「ガアアアアアアアアアアアアァッ!」
「なっ!―――しまっ―――」
 ――――うっかりしていた。気が付くと横から今まで姿を見せていなかったババコンガが迫って来ていた。しかも攻撃態勢―――右腕が降り上がっている
「うあぁぁぁっ!」
 振り下ろされた一撃を太刀で受け、直撃を防いだのはいいものの、踏ん張ってはいなかったのでそのまま吹き飛び―――
「うぁっ!―――ぐっ・・・・」
 背中と後頭部に激痛が走った。どうやら樹にぶつかったらしい。
「ウウ・・・グウゥゥ・・・・」
 動かなくなった私にババコンガがゆっくりと近づいて来る
「くっ―――――そ――――」
 だが頭を強く打った私はそのまま意識を失った――――





381 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 15:49:08 ID:pC+tlhUZ]

・・・

・・・・

・・・・・


 ―――26時間後―――密林ベースキャンプにて


「お待ちしておりました、イリス。」
「久しぶり〜、大変な事になっちゃったわね。」
 密林のベースキャンプに到着すると、牙獣保安士のミナスが居た。
「いえ、こちらこそ私達が付いていながらこんな結果になってしまって・・・全くもってお恥ずかしい。」
「気にしないの、同じ師団の仲間だもの。助けるのは当然のことでしょ?」
「ありがとうございます。場所のご説明を。このベースキャンプから北の方へ2時間ほど歩いた所までが私とラミア、そしてラミアの助手2人と共に行動した距離です。
それ以降は無数のコンガ達によって阻まれ、更に襲撃を受けたため、ラミアと一緒だったのはそこが最後です。」
 牙獣保安士は基より「戦う」為に居るのではない。勿論それ相応の腕がないと保安士としてはやっていけないが、実力では殲牙獣士には劣る。
「ラミアは、助手2人にアンタの護衛を任せて、1人でコンガ達を引き付けたんでしょ?」
「ええ、本当は私も戦わなければならなかったのですが、それをラミアは許さず、ただ私に逃げるように・・・」
「とにかく、ラミア様を助けに行きましょうっ!既にかなり時間が経過しています。急がなければ取り返しの付かないことに―――っ!」
 側で聞いていた蒼紫の外套で身を包むナナが深刻に言った。
「そっか、ナナとラミアは師弟関係だったね。」
「私に剣技を教えてくださった大切な師匠です。その方がこんな形で命を落とすなど、もっての――――あいたっ!?」
 力を込めて話すナナにデコピンを加える。可愛い声が漏れるが、そんなことよりも最後に出た言葉を私は否定した。
「こーら、そんなこと言っちゃダメでしょ?まだ死んだなんて訳じゃないし、第一私と同じ位の実力を持つラミアがこんなことでくたばる訳ないでしょ?」
「あの、イリス様・・・もう少々言葉遣いを丁寧に・・・。」
 翠緑の外套を纏う―――この中で一番背の高い女性―――リレアが入る。
「とにかく、今からそんな最悪の結果を想定してたらダメよ?」
「は、はい・・・っ!」
「さて、次に1つ気になることがあるんだけどさぁ?ミナス。」
「え?何でしょうか?」
 実は「異常発生」などという単語を聞いて―――更にエミスの口から一言も出ていなかったのでどうしても聞きたいことがあった。
「今回の出来事で近隣住民に被害は及んでないの?」
 ミナスは「さすが・・・」と言って間を開けたが、すぐに話し始めた。
「実は私も気になったので調べたのですが、コンガ異常発生によって近くの村が襲撃され、その際に行方不明者が8名、その後村の要請でコンガ討伐と行方不明者の
捜索を行ったハンターが居るらしいのですが、今回の様な結果に陥り、4人の内2人が行方不明になっております。」
「計10人の行方不明・・・そしてその結果、ラミアに回ったってワケね?」
「はい、ですが・・・」
「もう言わなくていいよ―――けど聞いておいてよかったし―――」
 振り返る、テント近くに設置された支給品ボックスをガサゴソと整理している白い帽子を被った子が持ち物を整理している。その子に聞こえるように言った。
「―――ルルを連れて来てよかったわ。」

382 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 15:50:55 ID:pC+tlhUZ]
「は、はいっ!?何ですかぁっ!?」
 名前を聞いて呼ばれたと思った―――ルルという名の子はこちらに向く。体中至る所に包帯が巻かれ、更に
眼の部分までも包帯をしていて視覚など無い状態である。
 眼以外は怪我をしている訳でもない、しかし包帯を巻いているのはただ単に趣味なだけだそうだ。その上からは動きやすい様に軽い衣服を着ているが、
露出している肘と膝にはブヨブヨしたさわり心地のあるプロテクター(?)を装備している。
「ルル、今回の任務では特にあなたの働きが重要よ、沢山頑張ってもらうからね。」
「りょ、了解でありますっ!」
 ビシっと敬礼をするルル、背中のバッグにはギッチリと回復薬やら栄養剤、それに薬草やキノコ類まで
―――他に白い布の様なものがある。
「既に荷物は整理済みでありますっ!いつでも出発出来るでありますっ!」
「私も準備は出来ております、イリス様。」
「私もです、行きましょう姉さんっ!」
 全員出発準備は出来ている。ならば後は行くのみ―――
「よし、行ってくるわ。ミナス、照明弾が上がったらすぐにギルドに救護隊を要請して頂戴。」
「分かりました、それではお気をつけて。」
 こうして新たに4人が、異界と化した密林へと足を運んだ―――


・・・

・・・・

・・・・・


 ――――2時間後


「・・・あ・・・だっ・・・」
「やぁぁっ・・・・やめ・・・・」
 徐々に回復していく意識。いち早く機能し始めた聴覚には、どこからか女性の様な声が聞こえる。
「うっ――――ここ、は?」
 あれからどうしたのだというのだろうか?確か私はババコンガの一撃を食らって、その後――――
「―――なっ、なんだこれはっ!?」
 意識がハッキリしてきて、私は愕然とした。目の前で何人もの女性がコンガ共に―――

383 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 15:54:12 ID:pC+tlhUZ]
「やあぁ、ぁっ――――!うあぁぁっ!」
「ひぃんっ―――!も、もうっ・・・やめてぇっ!」
 群がるコンガに犯されている女性。中にはハンターらしき防具を身に着けている者も居るが、
無理矢理剥がされたのか、防具の形状を無くし、所々千切られている。
「んんぅっ!ふむぅっ、んんんぐぅっ――――!」
 周りを認識する。薄暗い洞窟の中だが、周り中コンガが涎を垂らしながら「自分の番はまだか」と
犯され続けている女性を見ている。女性は10人、その内2人の女ハンターの汚れ具合を見る限り、
他の女性よりも綺麗な方だ。いや、大分コンガに犯され続けたせいで綺麗も何もないのだが、
恐らく状態を見る限り残りの8人は近隣に住む村人―――そしてこのハンター2人は村人の救出で来たのだろう。
だが、結果は悲惨だ。
「んやぁぁっ!うあぁぁぁぁっ!」
 目の前でコンガから吐き出される精液を抵抗も出来ずに受け止める。それはハンターにとってどんな屈辱だろうか。
出し終えたコンガは離れるが、すぐ様別の―――順番待ちしていたコンガが集り始めた。
「ひっ!いやぁぁぁぁぁぁっ!」
 忽ち洞窟内に悲鳴が響き渡る。だがどのコンガもそれを意にせず、
すぐに自らの肉棒を挿入させようとしていた―――
「――――このっ!やめろぉぉぉっ!」
 手元に武器が無い―――だが武器を持たずとも、激怒した私は助けようと
立ち上がって踏み出そうとした――――だが
「うがっ!くっ――――なんだっ!?」
 何かに足を引っ張られ、無様にも地面に転んだ。掴んでいる手を見ると、異様にでかい。
忘れていた、そういえば確か――――
「くっ!離せぇっ!」
 グイグイと引き寄せられ、そいつとの距離が縮む。明らかになった腕の主は、
私に一撃を食らわせたあのババコンガだった。
「グフゥッ、グフゥッ!」
 しかも、その横を巨体が通り過ぎる。なんと、2匹目のババコンガだった。
「な、何っ!?」
 そして更にそのババコンガに続くように1,2,3・・・・またババコンガだ。
「ば、バカなっ!何故こんな場所にババコンガが5匹も―――っ!?」
 どうりで薄暗く日も差しにくく、本来肌寒いはずの洞窟内が蒸している理由が分かった。
5匹のババコンガが率いる群れが――――いや、群れ以外のコンガも含まれ、洞窟内はギッシリとしているからだ。
「んん―――、こ、ここは?」
 人の声がしてハッとする。見ると、私の横にはまだ汚れてもいない―――恐らく私と同じようにここに
連れてこられたばかりの女性―――しかもハンターではなく村人が4人壁にもたれ掛かっていた。
――――眼が覚めた女性に1匹のババコンガが迫った。
「えっ?何―――――きゃあああぁぁぁっ!」
 またしても洞窟内に悲鳴が響く。そのせいで更にまだ意識を落としていた女性を起こしてしまった。

384 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 15:58:01 ID:pC+tlhUZ]
「ひぃっ!何よこいつっ!?」
「や、やだぁっ!こないでぇぇぇっ!」
「た、助けてえええええぇっ!」
 4人全員を両腕で逃げないように拘束したババコンガ―――私の足を掴んでいたババコンガも
空いている腕で私の両腕を包み込んでしまった。
「くっ!離せっ!無礼者がっ!」
 腕に力を込めて振りほどこうとするが、どうしたことか―――全くビクともしない。
前にラージャンと戦った時、私は太刀でラージャンを打っ飛ばした事がある。
腕力なら誰よりも負けず、牙獣種を吹っ飛ばせるほどの力を持つ私が、振りほどけないとは。
「うぁっ!熱っ――――」
 上からビチャっと液体が顔に掛かった。ベトベトしていて臭い。思わず私は顔を上げて降ってきた方を見た。
―――ババコンガからだ
「うわっ!」
 堪らず声を上げる。通常ババコンガは憤怒すると顔が真っ赤になる。だが私の目の前に居るババコンガは
憤怒していないにも関わらずそれ以上に紅くなっており、更に血管が所々浮き出ている。おまけに息も荒く、
呼吸の為に開けている口が閉じられることなく―――そのせいで涎がボタボタと零れ落ちている。
「フゥーッ!フゥーッ!」
 顔が近づいて来る。その息までもがたまらなく臭い。
「ええぃ寄るなっ!この下衆がぁっ!」
 腕は動かせない―――ならば足はと暴れるように振り回すと―――何か硬いものにバチッと当たった。
「ブゴアァァァァァアァァアァアアッァァァァァァ――――!!!」
 いきなりけたたましい声を上げるババコンガ。耳を塞ぎたくても腕が拘束されているせいでモロにその咆哮を聞いてしまった。
洞窟内に反射的に響く咆哮――――頭の中がクラクラとした。だが――――
「ブオオオオォォォォォ――――ッ!!!!」
「う、うわぁぁぁぁぁっ!」
 今度こそ本当に憤怒し声を荒げたババコンガは爪を食い込ませて私の着る防具を引き千切った。
信じられなかった―――幾度も戦って丹念に作り上げられ、鍛えられ上げた筈のラージャンの防具がいとも簡単に剥がされてしまったのだ。
「いやぁぁぁぁぁっ!」
「きゃあぁぁぁぁっ!」
 しかもそれを合図に、他のババコンガ達も女性の衣服を引き千切り始め、
忽ち私とその女性達の体が露になった。
「こ、こいつらまさか―――――っ!?」
 今期は確かに繁殖期ではあるが、牙獣種が人間に生殖活動をするなど聞いた事も無い。
だから先程コンガに犯されている女性達を見て違和感を感じていた。
 しかし今度はババコンガ、しかもそれが自分に――――
「い、いやだぁっ!離せっ!離せぇぇぇぇっ――――!」
 怖い―――その感情でめちゃくちゃになった私は暴れた―――だが抵抗も空しく、ババコンガが私の体中を嘗め回してきた。
「ひぁっ!?」
 怖気が走る―――熱く涎でベトベトした舌が私の全身を這う
「ビチャッ!ビチャッ!ベロベロベロッ!」
「うあっ・・・ああぅっ・・・・気持ち悪い・・・・」
 今までに無い感触に今すぐ逃げ出したい気持ちだった。全身は既にババコンガの唾液でベトベトになり、
不快感が増す中、今度は足を掴まれ逆さ吊りにされた。

385 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 16:00:06 ID:pC+tlhUZ]
「な、何を――――ひぁっ!」
 留まることを知らない唾液が足に、太腿に、そして私の股間に垂れ落ちる。すると、
ババコンガは両手で持った私の足を無理矢理開かせ―――
「あっ!うああぁっ!やめ――――やめろぉっ!ひはあぁっ!」
 アソコにむしゃぶりついた。激しく舌が動き、それによって涎が飛び散っている。
「ビチャビチャビチャッ!グチュッ、ジュパッ、ジュパッ――――」
 淫らな音と共に、感じる場所を激しく舐められ、声が漏れ出てしまう。
「や、やめっ・・・いあぁっ!」
「だめぇえええええっ!舌っ入れない・・・・でぇっ!あああああっ!」
「いやぁあっ!中で・・・動いてぇ―――っ!ひぃやぁぁぁっ!」
 私だけではない、他の―――同じく私と同じように嬲られて居るのだろう。
すぐ側でさっきの女性達の嬌声混じりの悲痛な声が聞こえる。
「ジュジュッビチュッ!ビチャッ、ジュルルルルルルルルゥッ!」
「うあぁぁっ!やめろぉ――――ッ!す、吸うな・・・ふあぁぁぁあっ!」
 それまで私の股間を舐めていたババコンガは今度は激しく吸い始めた。
とてつもない吸引力に比例して不快なる快感が私を襲う。
「や、やめぇっ―――、で、出るっ!出ちゃううぅぅぅっ――――!」
 声も抑えられず、我慢も出来ず、ひたすらに秘部を吸われ続けた私は排出の知らせが
下半身から感じられ、そして――――
「いやぁぁあぁぁっ!ふああああああああああああああああぁぁっ!」
 絶頂―――そして噴出。ブシャッと音と共に自身の尿が降り注ぐ。
「フガァッ!ジュルッ!ジュルルルルルルルルルッ!」
「いやぁぁっ!イッたばかり・・・・なのにぃっ!舐めないでっ―――!吸わないでっ!お願いぃぃぃぃぃぃっ!」
 尿を吸い取るかの様に舐める―――吸う動作を止めないババコンガ。快感がずっと続き、
パニックになった私は人語など解るはずもない獣に懇願してしまった。
「うはああああああああああぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 そして結局また達してしまった。ガクガクと震える体を未だに掴む腕にはもう
―――激しい快感で力が抜けてしまった私には抗うことが出来なくなってしまった。
「はあぁっ・・・・はぁっ・・・・はぁっ」
 逆さまにされているせいで呼吸がしづらい。何とか呼吸をしようとして大きく息を
吸ったり吐いたりとしていると、「何か」が目の前にあるのに気がつく。
「はぁっ・・・?ええええええええっ!?」
 ―――一瞬、単なる岩か何かと思った。だが真っ赤に(特に先端が)腫れ上がり、
太い血管が浮き出てビクビクと動く棒――――根元を見て驚いた。
それは私の顔ほどの大きさを持つババコンガのペニスだった。
 前に恋人だった者とセックスした際にペニスは見ている―――そのせいでこの
ババコンガのペニスが私の知る標準的な大きさを大きく―――果てしなく上回り―――

386 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 16:02:43 ID:pC+tlhUZ]
「いたっ――――!」
 無理矢理四つん這いにされ、更に頭を抑えられた。股間に何か熱いものが当たる
――――ババコンガのペニスだと、それしか出ない答えを認識して私は
「いやあぁぁぁぁっ!やめてぇっ!そんなの入る訳ないっ!誰か――――誰か助けてえぇぇぇぇぇぇっ!」
 死と直面するのに似たような恐怖に襲われた。助けを乞い、必死に逃げようと涙ながらもがいた。
しかしそんな行い、ババコンガには虫にも等しく
「うああああああああああああああっ――――――!」
 構わずズブズブと自らの亀頭を挿入させた。実際に聞こえる訳ではない。あくまでも擬音としてだけど
――――私は、私のお腹からメリメリとする音が聞こえた気がした。
「さ、裂ける・・・・・・・うぅっ!」
 先程も言ったとおり、私はセックスを経験しているため処女ではない。だが今までに無い
大きさのモノを挿入れられて痛みに襲われた。そんなことも気にせずに、ババコンガは――――
「フフゥーッ!ウホォッ!ウホォッ!」
 快感を求めるだけか―――それとも、ただ単に孕ませる為か、ババコンガは容赦なく腰を
――――――まさしく獣の如く振り始めた。
「っ!―――あはぁっ!う、うごかさないでぇっ!―――やあぁぁぁっ!」
 下腹部で前後する亀頭――――その感じたことも無い―――引いて、突く度に出る圧迫感。
恐ろしい、自分の体の中からこれほどの感覚が出るなど、生まれて初めてだった。
「あっ――――!があぁっ!な、かっ・・・・えぐれぇ――――ああああああっ!」
 抉れる―――外からではなくナカから、ナカからナカから――――犯されて―――。
「ひあぁっ!やぁ、やぁぁぁああっ!」
「痛いぃっ!やめてぇぇぇぇっ!」
「うっぐぅっ!あっ、あああああああっ!」
「た、助けてぇっ!いやぁああぁぁっ!」
 それは他の女性も一緒だった。涙で歪む視線の先には私と同じくババコンガの
―――あの超絶な極太ペニスを突き入れられ―――中には悶絶寸前にまでなっている様な者まで居た。
 しかしそれは私も一緒だ――――が、次第に体が無意識に―――
「えっ!?や、やぁっ!ウソよぉ!な、何で私っ―――――!」
 ナカに入っているモノが動くたびに体の奥からゾクゾクとするものが出る。
―――知っている―――これは入れられて、動かされ、捻られて、感じるもの。

 ソウ――――――――――キモチイイ―――――――




387 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 16:04:33 ID:pC+tlhUZ]

「ひぃんっ!あ、あんぅっ!んはぁあっ!」
 自分でも知らず、嬌声が漏れ
「あ、はぁっ!あああんっ!」
 体は快感と認識し
「うあぁっ!太くなってぇっ――――!」
 ナカで一段と膨らんだソレは合図と知り
「ああああああああああああああああああああああああっ!」
 大量に吐き出された―――中で激しく噴出する精液で、私はイってしまった―――――。
「うはぁっ・・・・!はぁっ!はぁっ!」
 お腹が苦しい、ババコンガの大量に出た精液のせいで腹部は通常よりも膨らんでいる。
「うぁ・・・・っ!あああああっ!」
 ズポンっと引き抜かれたペニス。栓が抜かれたように、私の膣からゴボゴボと
大量の白濁色の液が零れ落ちた。
「はぁっ!はぁっ・・・はぁぁっ・・・・・・」
 凄まじい感覚―――快感で意識が朦朧とした。薄らぐ眼の先には私と同じように
侵されていた女性が同じように股間から精液を排出していたり―――気に入ったのか、
そのまま―――入れたまま更にピストン運動を続けるババコンガと、解放されずずっと
涙を流し続ける女性―――口が大きく開けて何か言っているよう―――いや、悲鳴以外に無いだろう。
「グフゥー・・・・フー・・・・」
 背後に居たババコンガの気配が遠ざかる気がした。どうやら私の中は気に召さなかったようだ。
ひとまずの休息と―――思っていた時―――グイっと顔を上げさせられた。
「え・・・・っ?」
 ぼやけて眼に映るソレは大きさこそ大分違えど、先程挿入れられたペニスだった。
しかし一体誰の?などと思った瞬間――――
「んんむぅっ!?」
 無理矢理口の中にペニスを押し込まれた。何故?この大きさは一体誰―――
などと二度同じ事を思い始めた時に気がついた。
「んんんんぅっ!?」
 目の前の体はババコンガほどの大きさでもなく、ペニスもババコンガよりも小さい―――
だが之も私の中の標準的な大きさを上回っている―――
「んんむぅうっ!むぐぅっ!ふむぅぅぅっ!」
 先程私が最初に見た光景―――眼の前で――――眼の前でコンガに犯され、精液を浴びせられ、
そしてまた違うコンガに侵されていた女ハンター。
 

 つまり私は今、まさに「その状況」に陥っているっ!!



388 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 16:06:21 ID:pC+tlhUZ]
「んんぅっ!?」
 アソコに何かが―――考えるまでも無い、ペニスが当てがられている。それで私は――――堕ちた。
「んやぁぁぁぁっ!ひゃめぇへぇぇぇぇぇぇぇっ!」
 口に含みながら叫んでも、声にならない叫びだった。当然ながら私の中に入れようとしているコンガは肉棒を突っ込んだ。
「んあぁぁぁっ!」
「ウホッ!ウホッ!ウホッ!」
 歓喜の声を出して腰を振るコンガ
「んふぅっ!んんっ!んんんんんっ!」
 涙を流しながら抵抗も出来ず銜える私
「いやぁぁぁぁっ!やめてぇっ!」
 別の場所から響く―――私と同じようにコンガに群がられる女性
「うっ、あっ・・・・あはぁっ―――はぁっ!」
 私よりも先にココに連れ込まれ、容赦なく―――幾度と無く犯され続け、既に壊れかけている者
「んんぅっ!ふぅっ!んむぅあぁぁぁっ!」
 口と膣の中で前後していたモノが更に膨れ上がる―――私の限界が間近に迫る――――そして
「うむぅあああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
 コンガの射精―――私の絶頂。生臭くドロドロとしたものが口とナカに流れ込む。
「ぶはぁっ!げほっ!げほっ!」
 引き抜かれて吐き出すように咳き込む。膣からはまたゴボゴボと精液が流れ出て、
地面が精液まみれになる――――精液まみれになるのは私も一緒だった
「ウホッ!フゥーッ!フゥーッ!」
 すぐ様別のコンガが私に群がった。息を荒くし、涎を垂らし、興奮していると解る状態で
―――今頃になってなぜ私とミナスだけを集中的に襲ってきたのか解った、助手二人は男だったし、
こいつらの目当ては女―――いや、メスということか。
「・・・・ふ、ふふふ・・・。」
 なら、やはり3人を逃がして正解だった。こんなの、とてもじゃないがミナスには遭わせたくない。
だからよかった――――けれど
「ごめん・・・・」
 もう、自分にはどうすることも出来ない。ただ――――ただひたすらにこいつらに飽きるほど犯され、
捨てられるのを「待つ」だけだった。
 殲牙獣士―――その地位に立っていながら―――一番自分が滅ぼすべき対象に、こんな形で終わるなどと、
自分でも許し難い―――なのに
「んんぅっ!?」
 
 もう、戻れない――――



389 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 16:08:08 ID:pC+tlhUZ]
ドゴォーンッ!


「フハハハハハハッ!どけぇっ!猿共っ!」
「ガウッ!?」
 口の中に入れられたペニスが引き戻される。何だ?今の爆発音、それにこの声・・・・。
「邪魔邪魔邪魔あぁ!打っ飛べぇっ!アッハハハハハハハッ!」
「あーららぁ、完璧に切れてるわ、リレア。」
「しょうがないと思います。あれだけコンガが絶えずに出てくるせいでストレスが溜まったのでしょう。」 
 聞いたことのある声が2つ聞こえた。この、声は確か――――
「まあおかげで楽にここまでこれたけど、何ここ?コンガの巣?」
「ね、姉さんっ!ラミア様がそこにっ!それに村人らしき人たちも!」
 ああ―――そうかミナス、彼女たちを呼んでくれたのか。
「このぉっ!ラミア様から離れろぉ!」
「ブガァァァッ!」
 絶望から――――徐々に希望へ、「助かる」とそう感じてきた。
「はあぁぁっ!」
「グギャァァァッ!」
 私が剣を教えた子―――ナナだ。それに私と同じ地位を持つ仲間のイリスも一緒か―――
「ブゴォォォォッ!」
 ナナに3匹のコンガが飛び交う、そして背後から時間差で別のコンガが襲い掛かろうとするが―――
「アッハハハハハハッ!」
 ランスでずっと突進を繰り出している緑の女性に無残にもぶっ飛ばされた。そしてナナは―――
「秘剣・迅落としっ!」
 私が教えた技で3匹のコンガを斬り落とした。しかしそのさらに上からコンガが押しつぶそうと跳んでいる。
「危ないっ!ナ―――」
「飛炎・翔牙っ!」
 私が叫ぶと同時にナナは迅落としの慣性を止めずにそのまま剣を投擲―――コンガに刺さり、
更に投擲による反発で失速したコンガはそのまま落下した。しかしまだ、無数のコンガが
敵を排除しようとナナに群がる(緑の女性は未だに突進し続けてコンガをぶっ飛ばしている)。
「ふっ!」

390 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 16:10:03 ID:pC+tlhUZ]
 投擲した剣を回収したナナは片手で持ち始め、もう片方の手には新たに剣が握られ、構えの姿勢に入った。
「えぇ?あの子・・・片手剣じゃ―――」
 と、漏らしている内に9匹ほどのコンガがナナに迫る。一番前に居たコンガがナナに飛びついた瞬間――――
「――――――ッ!」
 いつの間にかナナが私の目の前に立っていた。コンガ達はしばらく走った後、力尽きた。
「大丈夫ですか?ラミア様。」
「ナナ・・・あなた、今の技は・・・。」
 差し出された手を握って立ち上がる、微笑んだナナは
「貴女の奥義、「閃無爪」ですが、私は双剣で会得しました。」
 と、言った。「閃無爪」―――一瞬で複数の急所を斬り抜く技で、切れ味と形状から
太刀限定の技としていたが、まさか双剣で会得したとは―――。
「・・・・。」
 しかしコンガを見ると、どれも頭部に一斬りされて血を流している。
急所に何度も斬り浴びせる―――それがこの技の真髄だが、まだ1回が限度のようだ。
「ナナー、後ろにでっかいやつがいるよー。」
 洞窟の入り口で佇んでいるイリス―――の足元には彼女に襲い掛かろうとして
逆に返り討ちにあった無数のコンガが力尽きていた。いや、それよりも―――先程女性を犯し続けていた
ババコンガが居た、まさかそいつが―――
「お下がりください、ラミア様。」
 やはり、あのババコンガだ。女性から離れ、敵を追い出そうとこちらに近づいて来る。
それに対峙する形で私の前に立つナナ。
「気をつけてナナ、あのババコンガは普通のババコンガじゃない―――」
「ええ、気迫から感じられます。通常のより2倍―――いや4倍ほどの実力がありそうですね」
 軽く言った。恐怖など何処にも感じられない。「倒せる」―――いや、「倒す」と言った気迫がナナから漂う。
「私の事は気にせず姉さんの所へ―――救護係りが居ます、その者から手当てを―――。」
「分かった、ナナ。私をこんな目に合わせたあいつらに慈悲などいらない。容赦なく―――」
 言いかけたところでナナは振り返って
「ええ、そのつもりですよ―――」
 微笑んだ―――が、眼は灼熱のように燃えていた。




391 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 16:12:28 ID:pC+tlhUZ]
「・・・・。」
 思わず息を呑んだ私は振り返り、イリスの元へと―――下半身にはまだ力が戻りきっていないが、
それでもゆっくりと走った。
「アッハハハハハハハハハハッ!」
「うわっ!?」
 途中、逃げ惑うコンガ達と、それを追い続けてまだ突進する緑の女性が眼の前を横切った。というかむっちゃ危ない。
放って置いて大丈夫なのか?あと、スタミナは?
「心配無いわよ、キレたあの子は疲れ知らずだから―――ルル、おいで〜。怪我人だよ。」
「は、はいですっ!」
 それまで身を隠していたのか、イリスの背後から包帯で目隠しした子が―――
何この子?見えてないみたいだけど大丈夫なの?と思っていると―――
「むむむっ、背中と後頭部に強く打った跡が・・・そして何か大きな物を入れられて下半身の一部の筋肉が軽い損傷を受けておりますねっ!」
 包帯の下にある眼で見るよう私を見上げたルルという子は言った。―――驚いた、
確かに防具を引き千切られたせいで肌の露出が多めになっているとは言え、この子は眼を包帯で隠しているというのに・・・。
さらに、どうして入れられたことが解ったんだ?―――納得のいく説明を求む。
「とりあえず後ろを向いてくださいっ!うぁ、ひどいですねぇ・・・何か樹木に打ち付けられましたか?」
 正解―――だけど、何で見えないのに判るのかって。
「ルルはね、眼が見えないけど嗅覚と聴覚、そして第6感が敏感になっていてね。眼が見えなくても
ちゃーんと怪我の部位や原因、状態が分かるんだよ。」
「はいっ、背中の打ち跡から樹の匂いが―――女性器からはあのババコンガの臭いがするのですっ!」
「あのさ・・・直に言うのやめてくれない?もの凄く恥ずかしいんだけど・・・。」
 と、その時
「グギャアアアアアアアアアアアアッ!」
 獣の―――ババコンガの悲鳴が聞こえた。
「―――「紫炎・爆斬」・・・。我が師の敵だ、燃えろっ!」
 ナナがこちらに歩み寄る途中、漏らした言葉と同時に、ボンッとババコンガの一部から小爆発が起き、
それが毛に引火してババコンガを燃やし尽くした。
「な、なに・・・今の技・・・・?」
 あんな技は見たことも無い。もし剣の起こした作用だとしても、即発になるはず。
 それが―――まるでナナが起こしたような感じで―――
「姉さん、リレアを。」
「そうね、止めようか。コンガは大体片付けてくれたし。お〜いリレアー!」
「アッハハハハハ――――ハッ?あ、はいっ、何でしょうイリス様っ!?」
 もしかして本当に休み無くずっと突進し続けてた?
 突き出したランスと足を制し、背中に背負ってこちらに駆け寄るリレアと呼ばれた女性。
「ルル、ラミアを頼んだわよ。」
「了解でありますっ!」
「ま、待てイリス。あんた一体何を―――」
 今頃になって異様な気配に気づいた、コンガがすっかりいなくなり、がらんとした洞窟の奥から―――
大きなものが4つ――――――4つ!?

392 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 16:14:27 ID:pC+tlhUZ]
「さーて、こっからが問題だね〜。」
「そうですね、1匹ならともかく4匹同時となると・・・。」
「イリス様、どうします?」
 奥からズシン、ズシンっとゆっくりババコンガが4頭―――姿を見せた。
4匹ともかなりの興奮状態みたいだ、吐く息が洞窟の冷たい空気によって白くなって消えている。
「リレアは他の女性を・・・あら?1,2,3・・・14人?なんで増えてるのかしら?」
 私を含めれば15人だ。だが皆―――気絶しているようだ、ピクリとも動いていない。動いているものもいるが、
一定のリズムでピクンッピクンと体が動いている。どうやら快感が激しすぎて神経がめちゃくちゃになり、
痙攣しているようだ。
「とにかくリレアは全員をルルのところまで運んで―――運び終わったらそのままルルの護衛を。」
「わかりました。」
 指示されたリレアは素早く行動した。ババコンガ達の視線がリレアに移るが、すぐにイリスとナナに戻った。
「ナナ、貴女は私と一緒にこいつらの討伐。」
「はい、姉さん。」
 見るとイリスの両手にもそれぞれ剣が握られている。双剣2人――――が、4匹のババコンガと対峙する。
「ねえナナ、体力あとどん位?」
「・・・姉さん、もしや・・・。」
 イリスの質問の意味を悟ったようなナナは深刻な声で返答した。
「・・・可能ですよ。」
「じゃあヤりましょうか。『全力・全開―――」
「―――万力・万壊』・・・。」
 2人の意思疎通の合図らしい、それぞれ似たような言葉を出した後
「それじゃあ張り切って参りましょう♪」
 と、イリスが軽いノリで口にすると、4頭のババコンガが既に駆け出していた。
しかし二人は取り乱すことも無く―――

「『紫炎・蒼妃』―――」「―――『雷光・閃帝』」
「『黒蒼・灼燐』―――」「―――『紅魔・斬陵』」


 交互に詠唱する様に言葉を口にし―――



『―――「双閃・四龍陵舞」―――』
 

 最後の言葉を聴いた瞬間、2人の姿が消えた―――――


393 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 16:16:26 ID:pC+tlhUZ]
・・・

・・・・

・・・・・


 あれから駆け付けたギルドからの救護隊によって私と他の女性達は無事救出された。
中には命が危なかった女性も居たらしいが、ルルという子(そういえば性別はどっちだ?)の
治療のおかげで女性達は皆何とか助かり、徐々に回復に向かっているらしい。
 イリス達には感謝しなくてはならない、こうして生きて帰ることが出来たのだから。
が、残念ながらお礼はルルとリレアの2人にしか言えていない。
 あの時―――「双閃・四龍陵舞」と聞いた瞬間にババコンガ4頭が動きを止め、
全員時間差で大量に出血したり焼け焦げた。一体何が起こったのか分からなかった私に
ルルとリレアが病室で答えてくれた。
「「双閃・四龍陵舞」とは、「光陰矢の如し」、四の龍剣に習って名付けられた技でありますっ!」
「ええと、補足すると光速に近い速度で動き、相手を斬り刻む技です。」
「短時間で大型のモンスターや複数のモンスターを相手にする時に使うでありますっ!非常に強い技でありますっ!」
「けれど反動も大きく、異常なまでの速度で動くせいで筋肉や骨に大きな影響を与えるため、本来なら非常用として使われる技なのです。」
 どうりで私の為に用意されたベッドにイリスとナナが寝ている訳だ。―――ババコンガ4頭が倒れた後に
無事な姿があったが二人同時に倒れるからびっくりした。
「元々イリス様の技でしたが、ナナは人一倍イリス様に思い入れがあり、どうしてもこの技を使いたかったとか。それで、努力で会得したらしく・・・。」
 リレアのこの一言を聞いてナナには感服した。昔から他の人より何倍も努力する子だったのを覚えているが、まさかそこまでするとは・・・。
昔私に習って剣を振っていたあの可愛らしい子の面影がすっかり無くなってしまったことを改めて認識した私は少々落ち込んだ気分になった。
「この技は人には不可侵域な技でありますっ!しかし人ではない2人ならではの特性でその領域に踏み入れ―――ふぎゃっ!?」
 ルルの話の途中でリレアが脳天に「パコーンッ」と拳骨を食らわせた。しかし私はルルの発せられる1つの言葉が焼きつき、疑問に思った。
「しゃべりすぎよ。」
「あうぅ・・・ごめんなさいでありますぅ・・・・。」
「あの・・・「人ではない」って・・・どういう」
 その疑問をリレアに訪ねてみたが

394 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 16:17:55 ID:pC+tlhUZ]
「なんでもないです、この子が大げさに言いすぎただけですよ。私から言わせれば「人並み外れた」―――です。」
 なんだかごまかされたような気がするが、まあいい。
「あのさぁ、2人はあとどれ位こんな調子なの?」
 数に限りがあるのでベッドは1つ。その中で特に違和感を出すまでもなく仲良く眠る2人を見てルルに聞くと
「はっ!本来あの技を出したのであれば、普通の人であれば1ヶ月近くの所、この2人の場合ですとなんとたったの2日―――みぎゃっ!?」
 またしてもリレアの拳骨が今度は「パキィーンッ」とルルの脳天に―――苦笑しながらリレアが代わりに答えた。
「この2人は2日ほど体力回復の為に眠り続け―――」
「―――リレア姉さんさっきから痛いでありますよぉーっ!」
「あーもぉっ!アンタが余計な事までしゃべるからでしょ!」
 だーめだ、さすがにもうこのノリには付いていけない。まだ口論する二人に私は
「じゃ、また改めて来るわ」
 と言って部屋から出た。聞いていたかどうかは―――2人ともこちらを全く見ていなかったから聞いていなかっただろう。
「ふふ、なんだかうらやましいねぇ。」
 廊下を歩きながら本音が漏れる。あんな感じの仲間は草々居ない。イリスは幸せだろうなと感じる一方
「・・・すっごい気になるのよねぇ・・・。」
 ルルの言った「人ではない」―――そして「普通の人であれば」の言葉。これはどう聴いても今だ病室のベッドで寝ている2人が
人外であると言っている様なものだ。
「いや・・・・。」
 しかしその言葉の答えはルルとリレアにも該当すると何故か私は思った。あの4人は確かに他の人とは違う違和感がある―――しかし何故かは証明出来ない。
「まあ、いいか。さーてと、お礼はどうしようかなぁ?」
 現実を改めて見る。多分私は後日イリスから「お礼に何か頂戴♪」などと言われるのだろう。
「まあ、今に始まったことじゃないし、適当に考えるとするかな。」
「そうですねぇ、これからやることは山ほどありますし。」
「うわぁっ!」

395 名前:参章「狂い始めた野獣の弦」 mailto:sage [2008/10/11(土) 16:19:39 ID:pC+tlhUZ]
 突然背後から声が出たのでびっくりした。振り返るとミナスが居た。
「あらあら、病院内では静かにしないといけませんよ?」
「・・・気配を消していきなり人を驚かせるような事をしたあんたがそれを言う?」
「ふふ、まあ良いですわ。歩ける元気があるにしろ、しばらく休んでくださいな。団の皆が心配しておりますよ。」
「そうだなぁ・・・いい機会だし休暇とするかぁ。」
 さっきの疑問などもうどうでもよくなった。私にも束ねる団がある。上に立つものとしてしっかりせねば―――
「そうですね、今回の件に関する書類がどっさり来ていますから、まずはそれを処理していただかないと。」
「げ、そうなのか・・・。」
 逃げ出したい気分だった、しかしミナスは私をしっかり捕まえて―――
「ふふふ、上に立つものとして―――団長としてしっかりしてもらわないと困りますよ?」
「うっ・・・・。」
 見透かされ、どうにも逃げられない状況なので観念するしかなかった。
「しゃーない、やるしかないか。」
「ええ、私も手伝いますから頑張りましょう♪」
 背後からはまだ二人の口論が少し聞こえる、と、その時
「――――病院内では静かにぃっ!」
 と、看護士らしき人の声が廊下にまで響いて聞こえた。
「ぷっ」
 そうして、吹きながらミナスの肩を借りて歩く――――私は心の中で、寝ているイリスに届くように言った。


「またな――――減龍士イリス」




It continues to a special volume.




396 名前: mailto:sage [2008/10/11(土) 16:24:42 ID:pC+tlhUZ]
 はい、以上で4作目は終了です。そして申し訳ない、今回メモ帳からコピーして
そのまま貼ったせいか、改行がメチャメチャになってしまいました・・・orz

 >>383あたりで改めましたが、それでも少しおかしくなってしまいました。
 読みにくくなって大変申し訳ありませんでした;;それでは失礼します。

397 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/13(月) 23:47:47 ID:GOYM8mSf]
>>396
GJ!!

398 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/13(月) 23:49:16 ID:im3VoXzu]
人いないなー、とにかくGJ!!
改行は次改善すればいいじゃない

399 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/14(火) 17:07:30 ID:LJ85W0ik]
保管庫の編集の仕方がわかんない誰かタスケテー

400 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/15(水) 14:51:17 ID:vmWD20mv]
誰か俺に新しいSSを書くための
アイテムもしくは装備を出してくれないか?www



401 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/15(水) 15:24:39 ID:0ZDBfeSG]
ドラゴンXに限るぜ!

鎧に尻尾付いてるとかかなり神なデザイン!

402 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/15(水) 18:59:51 ID:atH4z1Xg]
ドラゴンX?ああ、呂布ね。

403 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/15(水) 20:42:02 ID:uivt7l+3]
地球ドキュメントの狼王ロボにレウスレイアをダブらせて見てたら泣けてきた

ホント、リオ夫妻は見てよし戦ってよし(異論は認める)萌えてよし
三拍子揃った神モンスターだわ

404 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/15(水) 22:14:18 ID:wpjX5u4x]
だな。
想像したら俺も泣けてきた・・・

405 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/15(水) 22:17:36 ID:3krEo62x]
リオ夫妻はG級やってから下位やるとあまりの突進の多さにイライラする

406 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/16(木) 00:59:19 ID:2cVmMm2n]
夫妻だったら炎古龍の方が好きだ
なんか情熱的で

407 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/16(木) 02:01:06 ID:kIqWO/ik]
>>400
っフルベビアイス

408 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/16(木) 11:52:16 ID:sgcFygOX]
ドラゴンXでフルベビアイス納品、
クシャル擬人化雪山…でFA
じゃっ、作ってみるわノシ
たまには自給自足しなきゃ

409 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/16(木) 18:33:59 ID:BYbi6uRb]
カオスw

410 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/16(木) 20:10:45 ID:swC4yky5]
>>408
なんか凄いブレンドだなwwその組み合わせは予想外だww

頑張って!!



411 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/18(土) 02:17:01 ID:Qq1tOwYz]
保守

412 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/19(日) 15:42:28 ID:fg7XLOfC]
ほっしゅっしゅ

413 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/20(月) 01:39:54 ID:r0y8Mq1i]
最近なんか過疎ってるな…
前スレのヤマツカミの人帰ってこんかな、続きが読みたい

414 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/20(月) 14:41:56 ID:fidYaEyJ]
ミズチと(気持ちは判るけど)身勝手なかあさまの続きも気になってます

415 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/20(月) 19:34:20 ID:WpTBZBUI]
いつまででもネコートさん待ってます

416 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/20(月) 20:46:58 ID:FrWneHJt]
俺もナナ親子のやつを待ってます


417 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/21(火) 01:27:35 ID:CmlgUX6w]
蟹の人元気かな…

418 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/21(火) 18:15:27 ID:7cDOxqkM]
珍味の人氏待ってます

419 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/21(火) 23:01:08 ID:ryQuDnBq]
3が出ればいいと思うよ

420 名前:小ネタ? [2008/10/21(火) 23:12:22 ID:9Taddl7j]
見習ハンター「ハンターやめたい……」

教官「声が小さいよ!もっと大きい声で!」

見習ハンター「ハンターやめたい」

教官「ぜんっぜん気持ち伝わってこない!もう1回!」

見習ハンター「ハンターやめたい!」

教官「この俺がやめさせるとでも思うか!」



421 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/21(火) 23:13:16 ID:9Taddl7j]
スマン
吊ってくる

422 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/21(火) 23:19:55 ID:0D9RRck2]
女性教官の声で脳内再生してたら最後で裏切られた……!

423 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/21(火) 23:55:24 ID:qCkw9/IM]
二次元では「俺女」と呼ばれる女性が多々存在するという罠。

424 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/22(水) 08:40:08 ID:d8WGjF0A]
久々にワロタ

425 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/22(水) 10:04:53 ID:j75uEecd]
女教官も自分を「我輩」って言うのかい?

426 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/22(水) 18:24:34 ID:dQVmf/6v]
「我輩は猫である」
・・・後はわかるな?

427 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/23(木) 18:16:59 ID:uq5ScQcc]
保守ポッポ

428 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/24(金) 01:23:15 ID:eZj/YMds]
我輩はネコなのか

429 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/25(土) 16:32:10 ID:qaSY9QyD]
人少な杉

430 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/25(土) 20:23:42 ID:VUW9WkF2]
みんな、ガノトトスの詐欺紛い当たり判定にウンザリして、引きこもっちまったのさ



431 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/25(土) 23:55:26 ID:lpPkx05p]
試しに書いてみました。マイトレ長女とハンター。変哲のないスタンダードな直球です。

432 名前:tournesol mailto:sage [2008/10/25(土) 23:56:11 ID:lpPkx05p]
どこにでもある物語。ありふれていて、少し優しい物語。
寡黙な男、一人。長年戦い続け、その眼は隻眼。傷だらけで凄みのある身体。
いつも一人で、誰にも頼らず、黙々と、淡々と狩りを続けて、マイトレを持つまでに来た。
とはいえ、本人はあまり嬉しそうではない。表情は見えない。
この男が主人公の物語。
孤高のつわものが、人と出会った物語。

「さって、今日から私もマイトレ管理人!頑張るぞ!」
ここで気合を入れないとね。これは私の初仕事。これが盛り上がらずにいられますか。
でも、ちょっと不安…これから行くマイトレを持っているハンターさんって、あんまりいい噂を聞かなかったり…。
(かなりのベテランで、気難しい人らしいね)
(あんまり喋らなくて、人付き合いもしないって話。まともに話すのは大長老様ぐらい。
すごく強くて、この前大老殿で暴れていたハンター4人を無言のまま一瞬で叩き伏せたわ)
(大長老様曰く、悪人という言葉が最も似合わない男、だそうだけど…見た限りだとどう考えても悪人よ)
みんなで私を脅すんだもん…。ちょっと泣きそうになっちゃう…。
でも、話だけで人を判断するなんて、ダメよね。張り切って行こう!

「………」
う、噂どおり怖そうな人ね…傷だらけだし、何もしゃべらないし…。
あの人のマイトレ管理人は大変かもね、って冷やかされたのが現実になりそうな…。
あうー…どうなるんだろう、私…変なことされないといいんだけど。
「あ、あの…シェリーです。よろしくお願いします…」
「………」
小さな会釈。悪い人ではなさそうだけど、先行き不安なのは間違いないわね。
え、えーっと…とりあえず、ポイントを渡して…。
「………」
また会釈。律儀なんだけど、少しくらい喋ってもいいんじゃ?
あ、そうだ。私のほうから話しかけてみないと、ダメかな。シャイなだけかもしれないし。
「お名前、教えて頂いてもよろしいですか?」
「……シン」
喉にある派手な傷のせいか、ずいぶんかすれた声。今一つ聞きとりづらい。でも、喋ってくれただけでもいいかな。
シンさんは私の頭に手を置いて、少し笑った。この人、ちゃんと笑うんだ。
それにしても、私…何かしたかな?
「面白い。俺の名前を聞いた奴なんて久々だ。この面体のせいか、近づこうという奴なんていなくてな」
そういうことですか。なんだか、ちょっと恥ずかしいな。照れ隠しに笑うしかできない。
大きな手が頭から離れて、外へと足を向けて行った。これからクエストに行くみたい。
「お気をつけて」
「………」
右手を軽く上げて、挨拶を返してくれた。
悪い人じゃない…と思う。ただ、ちょっと不器用かもしれないけど。
さて、今のうちにちょっとマイトレの準備でもしておこうかな。まだやってなかったから…。
えーっと、荷物が色々あるからそれを解いて…それからお掃除…夕方にはなっちゃうかなぁ。
それでも、やらなきゃ終わらない。頑張ろう!

433 名前:tournesol mailto:sage [2008/10/25(土) 23:56:53 ID:lpPkx05p]
「くー、くぅ…」
「寝てる、のか」
クエストから戻り、マイトレに来たシン。彼にしては珍しく、人と話そうという気分になっているようだ。
管理人…シェリーは眠っていた。すでに外は薄暗く、気温も下がってきている。
起こすべきか、寝かせるべきか、しばらく考え込んでいた。
せっかく気持ちよく眠っているのを起こすのは悪い気がするし、とはいえこのまま寝かせておくと風邪をひく。
そして、彼が出した結論。
「………」
シンはマイハウスへと行き、普段は使っていない予備の毛布を持ってきて、シェリーを起こさないようそっとかけた。
温かくしておけば大丈夫だろう。寝かせておこう。それが、彼の出した結論。
「………?」
他人を慮るなんて俺もどうかしたのかな、と少し疑問に思ったようだ。
かぶりを振って考えを振りはらい、シェリーが起きていないのを確認してからマイハウスへと帰っていった。


次の日。
「おはようございます…」
うぅ…眠い…。いつの間にか毛布がかけられてたから寒くはなかったけど、やっぱりベッドで寝ないと疲れが取れない…。
シンさんは全く表情を動かさずに、私に小瓶を投げ渡した。
「?」
「やるよ」
なんだろ、一体?開けて匂いを嗅いでみたら、いい匂いがした。この匂いって…。
「元気ドリンコですか。ありがとうございます」
少し気恥ずかしそうに頭をかいた。お礼なんて慣れてないのかな?
今度は私からも何かしたいな。少しだけこの人の事が気に入ってきちゃった。
「………?」
考え込んでいたら、それに気づいたのか少し怪訝そうになってる。
笑ってごまかすと、首を傾げながらマイトレから去っていこうとしていた。
…あ、そうだ。このマイトレって、殺風景だよね。
「あ、あの…今度ここに花を植えようかと思うんですけど、いいですか?」
「花…?」
今度はシンさんが考え込む番みたい。やっぱり、ちょっと鬱陶しいかな…。
私にとっては重い雰囲気がしばらく続いて、段々息苦しくなってきた。
「あ、あの…嫌でしたら、別に…」
「…このマイトレはお前に任せる。好きにしてくれ」
それだけ言って、背を向けた。これって、認めてくれたってことだよね。
さっきまでの鬱々とした感情はさっぱりとなくなって、心が温かくなってきた。
「ありがとうございます!キレイな花を咲かせてみせますねー!」
ほとんど見えなくなっていた背中に向かって叫ぶ。よく見えないけど、きっと手をあげて応えてくれていると思う。

434 名前:tournesol mailto:sage [2008/10/25(土) 23:58:34 ID:lpPkx05p]
「すぅ、くー…」
「…またか」
クエストから戻ってみると、またシェリーが眠っていた。
二人で話すのを少し楽しみにしていた自分に気づいて、シンは頭をかく。
気を取り直してマイハウスから毛布を持ってきて、シェリーにかけて…。
「ん…?あれ、シン、さん?」
「すまん、起こしてしまったか」
肩口まで毛布をかけた時、シェリーが目を覚ました。とっさに謝る。
「いえ、居眠りしていた私が悪いんです。それより、この毛布は…。
あ、もしかして、この前居眠りしていた時の毛布も?」
俺だと言って、もう一度頭をかいた。意外と純情なところがあるらしい。
シェリーは柔らかい笑顔を浮かべて、きっちりとお礼を言う。頭をかく手が少し動きを速めた。
「…隣、いいか?」
「はい」
ポーカーフェイスに少しだけ赤みを差させて、遠慮がちに言った言葉。シェリーはすぐに頷く。
隣同士になった二人は一瞬だけ見つめあう。弾かれたように視線を伏せたのはシン。
彼自身、こんな感情になるのは久々で、戸惑っていた。
しばらくは何も言わず、昇りはじめた月を眺めるだけだったが、シェリーが口火を切って、さまざまな話が始まる。
「それで、妹がこの前作った料理なんですけどね…」
「面白い妹だな。いつかその料理を食ってみたい」
「ええ、是非!いつか、私の家にご案内します」
「ああ」
シンは言葉少なに答えるだけだったが、ぽつぽつと自分からも話すようになっていった。
「お前と話していると…懐かしい気持ちになれる」
「懐かしい?」
「かつての友と話している気分になる。なんだろうな?顔も、性格も、声も、体つきも…全然違うんだがな」
シェリーは黙り込んで、少し嫌そうな顔。シンはそれに気づき、一言謝ってマイトレを後にした。
「あ…」
シェリーの残念そうな小声は届かない。

その後、二人は今までよりもずっと仲良くなっていった。
話好きなシェリーの言葉にシンは喜び、シンの不器用な優しさがシェリーを優しく、柔らかくさせる。
シンも、シェリーも、変わっていく。友情は恋情へと。親密さは濃密なものへと。
だが、シンは一線を越えようとはしなかった。男女の仲になるという一線ではなく、心を開くかどうかという一線。
シェリーもそれに気づいていたが、どうしようもない。いつか変化が現れるのを祈るだけ。
―――そして、しばらくの時が流れた。二人とも距離を縮め、やがて共にいるのが当たり前になってきた頃。
植えた花の種が花をつけた。可憐な花。
その花を見た瞬間、シンの顔色が変わる。シンの踏み越えようとしない線、鍵をかけた過去。
そういうものが表に出ることで、二人の関係に変化が現れるようになる。
歯車は回り出す。結果はどうあれ、その場に留まるのを許しはせずに。

435 名前:tournesol mailto:sage [2008/10/26(日) 00:01:03 ID:lpPkx05p]
「この花は、あいつが好きだった」
小さな花を手にした姿。少し悲しそうな表情。
見たことがないくらいの儚さ。ほんのちょっと、顔が熱くなった。
「…あいつ?」
「11年前に喪った相棒だ。女だてらに大剣を振りまわし、俺の世話ばかり焼きたがった。
いつも二人で狩りをしていたよ。どんな相手でも負けなかった…11年前までは」
11年前…。私はまだ子供の頃。何があったかなんて、覚えていない。
ただ、辛い出来事だったのは間違いないと思う。さっきよりもずっと…悲痛な顔になっているから。
気になる。どうしても、知りたい。あなたのこと、もっと。
「11年前…何があったのですか?」
「…言う義理はない。どうしても知りたいなら、調べてみろ。どこまで調べられるかはわからんが」
表情を元に戻して、去っていく。声はかけられなかった。


「大長老様。11年前に、何があったのですか?」
11年前のこと、ギルドの誰に聞いてもはぐらかされるだけ。
だったら直接大長老様に聞くしかない。大長老様なら、きっと教えてくれる。
「11年前…?」
「シンさんの相棒が亡くなったという事件のことです。大長老様なら、ご存じではないかと思いました」
「それか…それは、言いたくない」
珍しくはっきりとしない。かっと頭に血がのぼった。
「何故ですか?私にも知る権利はあると思います!」
「シンの古い呼び名…『英雄』は、この街の古参はみんな知っておる…が、シンはそれを拒む。
栄光を捨て去り、密かに刃を研ぐその気持ちを、無駄にしたくない」
「英雄?それがどうしたというのですか?シンさんは、私にとって大事な人です。
心に負ったその傷を癒してあげたいのです。私の力じゃできないかもしれませんが、黙って見ているのは嫌です!」
自分でもびっくりするくらいの激しさ。普段とは比べものにならないくらい、荒れている。
大長老様も面食らっていて、言葉を詰まらせる。もう一度、教えて下さいと頼んだ。
「11年前…あの年はドンドルマ始まって以来の危機があった年」
少し口ごもらせていたけど、ようやく話が始まる。
でも…危機?幼いころに、そんなに大きな危機なんてあったのかな…?
「危機?」
「そう、危機。街を襲いにテオ・テスカトルの強力な個体が現れた。
―――普通のものより遙かに大きな体、生半可な刃など通さぬ甲殻。
矢はおろか、バリスタの弾さえ届かぬ間に燃やしてしまうほどの炎鎧。
守護兵団、ハンターともになす術なくやられていく。間違いなく最強と言えた」
そんなことがあったの…。よく覚えていない。
「それを止めたのが、シンとその相棒…グリンだった。彼らは死を覚悟して、正面から戦いを挑んだ。
シンが奴を足止めし、その間にグリンが渾身の一撃をたたき込む。それが彼らの作戦。
シンが足止めできなければグリンが倒れ、グリンが倒れれば防御のみ考えたシンに勝ち目はない。
もちろん足止めができていても、グリンの一撃が入らなければ作戦そのものが破綻する。
まさに乾坤一擲だった。互いを信頼していたからこそ、できる作戦と言える。
そして、その作戦は功を奏す。奴はシンのランスのみに注意が向いていて、盾の陰に隠れたグリンに気づかなかった。
―――グリンは渾身の一撃を放ち、奴の角と右目を奪った…自身の体を、爪で引き裂かれながら」
大長老様は悲しそう。亡くなったハンターなんて沢山いるのに。
…きっと、慕われていた人だったんだろうな。色んな人に。
「奴は逃げ去ったが、グリンは三日後に死んだ。シンは最後の時まで、食事も水も取らずに寄り添っておったよ。
葬儀も終わり、落ち着いた頃…シンは英雄、グリンは聖女として祭り上げられた。
だが、シンは約束された栄光を捨て、ハンターとして生涯を終える覚悟を決める。
自らの手で目を潰し、しゃべれないと思わせるため、喉に傷を作った。
1年の後に戻ってきたシンを、『英雄』シンだと気づくものは皆無。
ワシとて、シン自身からの報告を聞くまでわからなかったぐらいだ。
そして、戻ってきてからのシンは誰とも組まず、一人で狩りを続けている。
…これはワシの憶測にすぎんのだが、シンはグリンを奪ったテオを探しておるのだろう。
ドンドルマにテオが襲来してきた時は必ず出撃しておるし、テオを討伐したものに話を聞いているのも見かけた。
復讐のためだろうな。そして、誰の手も借りずに、己の手だけでやろうとしている。
栄光など、復讐に比べれば価値はない。そう思っておるのだろうよ」

436 名前:tournesol mailto:sage [2008/10/26(日) 00:02:10 ID:ALk0YfdA]
大長老様は大きなため息をついた。シンさんの気持ちを置いておいても、あまり話したくない事みたい。
それにしても、そんな過去が…そっか、だからあの時あんなに悲しそうな顔を…。
大長老様に暇を告げて、マイトレへと駆け戻る。止めなきゃ。復讐なんて、ただ悲しくて空しいだけ。
懸命に走った。跳ね上がる心臓は走ったせいだけじゃないと思う。

シンさんは丁度マイトレに来ていた。いつもどおり私は頭を下げ、シンさんは軽く手を上げて挨拶。
呼吸を落ち着けて、シンさんに話しかけた。
「あなたの昔のこと…聞きました。グリンさんのことも」
「…そうか」
少し驚いたような顔。でも、すぐに表情は戻った。
「復讐、ですか…あまり前向きとは言えないような気がします。
もちろん本人じゃないとわからないのでしょうが…そんなことをして、グリンさんは喜ぶのでしょうか?」
「勘違いするな。俺は復讐がしたいのではない」
いつもより遙かに大きく、張りのある声。びっくりした。
「あのテオを討伐するということは、俺とグリンが別れるための儀式だ。
俺はずっとグリンと一緒に狩りをしてきた。俺達は二人いて初めて一人前のハンターになれた。
だが、あのテオにグリンを奪われた。大事な相棒を守れなかった。俺一人では、一人前のハンターではない。
だから、グリンと二人でも討伐できなかったあのテオを…俺一人で討伐することによって、俺は一人前になる。
相棒がいなくてもやっていける…一人前のハンターになる。そのために、俺は刃を研ぎ続けた」
隻眼はギラギラと輝き、普段より遥かに強い威圧感を放ってる。
本気でやる気だ。たとえ何年かかっても。でも、いつ来るのかなんてわからないよ。
「で、でも…11年も探し続けてまだ見つからないんじゃ…いい加減、諦めても…」
「―――古龍観測所がテオ・テスカトルの襲来を察知した。巨大な体躯を持ち、片目で角がないテオを。
11年前の奴かどうかはわからん。だが、きっとそうだろうと思っている…三日後、ここに来る」
「そんな…」
「心配するな。11年前よりも、ずっと…奴との距離は近い。命をかけても届かなかった刃が、今は届くはずだ」
そんなのって、ないよ…。なんで、なんで今やってくるの?
やっと好きになれたのに。もうお別れになっちゃうかもしれないの?
何か言いたい。でも、言葉が出てこない。やめてくださいとは言えない。でも、がんばってくださいなんて言いたくない。
シンさんがマイトレから去っていくのも、ただ見ているだけしかできない。
この思いのたけを、どう伝えればいいんだろう。

437 名前:tournesol mailto:sage [2008/10/26(日) 00:03:56 ID:ALk0YfdA]
三日はあっという間に過ぎて、観測所の予測通り、テオ・テスカトルが襲撃してきた。
私は大老殿で静かに待っていた。来るべき人が、必ずここに来るから。
注進が次々に入ってきていて…そう言っている間にも守護兵団やハンターがなぎ倒されていく。
11年前のテオだ、とベテランは口々に言っていた。シンはいないのか、とも。
「俺が出る。貴様達は下がっていろ」
聞きなれた声。やっぱり、来たんだ。
ベテラン達はその姿を見ただけで歓声。若いハンター達は、誰だという目を向けていた。
「大長老様。シン、迎撃に向かいます」
シンという名前を聞いた若いハンターが息を呑んだ。年代物のかっちりとした鎧を着込んでいて、兜の下の表情はわからない。
大長老様はただ頷く。一礼して、迎撃区画へと向かうシンさん。
何か、言わなきゃ。
「きっと、きっと無事に帰ってきてくださいね。そうじゃないと、私は…」
涙を堪えるのが辛い。シンさんは軽く抱きしめてくれた。鎧ごしでも、体温がわかる気がする。
「じゃあな、シェリー。世話になった。一緒にいてくれて、ありがとう」
いつものように…ちょっとクエストに行ってくるという言い草で、別れを告げられた。
いろんなことを言いたいのに、何も言葉が出てこない。涙を零しながら背中を見つめるだけしかできない。

すすり泣きが聞こえる。だが、止まるつもりも、振り向くつもりもない。
龍王騎槍ゲイボルガ、クシャルダオラの鎧…あの時と同じ武器。あの時と同じ鎧。
あの時と同じ、生かすためにした死の覚悟。違うのは、隣に相棒がいないというだけ。
迎撃区画に降りる。正面にテオ。相変わらず、大きい。
「よお。相変わらずみたいじゃないか」
「グルルル…」
肌を打つ殺気。懐かしい。俺を覚えているのか、初めからやる気になっている。
命を捨てねば勝てないような相手なのに、不思議なほど落ちついていた。
「グアアアアア!!!」
咆哮。開戦の合図。すぐに飛びかかってくる。
「…くっ!」
全力でガードをしても、いくらかのダメージは残る。腕が潰れるか、奴の命が尽きるか。
どちらが先かはわからない。だが、やるしかない。
(シン、来るよ!しっかり守りな!)
「グリン…」
懐かしい声。なんだ、相変わらず、俺の世話は焼きたがるんだな。
再び飛びかかってくる。ガードし、同時にゲイボルガを立てる。
肉を裂く感触があり、振り向いた奴の腹から少し血が流れていた。
このランスにはわずかだが毒がある。今は効いてこなくても、いずれ確実に効いてくるはずだ。
今度は突進。正面から受けた。ランスを突きだして。
「グルル…」
顔にいくらか刃が引っ掛かる。大したダメージはないようだが、少し怯んだ。
このタイミングを逃さず、一気に間合いを詰める。
「ハッ!」
顔をめがけて、突いた。すんでのところでかわされる。
追撃はせずに間合いを取った。ここで粘れば、奴の爪に食われる…グリンと同じように。
一撃離脱を繰り返して倒すしかない。奴の爪からすれば、俺の鎧など紙と大して変わらない。
だが、俺の体力は無限ではない。時をかければかけるほど不利になっていくのはわかっていた。

438 名前:tournesol mailto:sage [2008/10/26(日) 00:04:50 ID:ALk0YfdA]
「ゴアアアア!!!」
「っと…!!」
奴が大きく息を吸い込んだ。すぐにバックステップ。さっきまでいた所に炎。一歩遅れていれば、鎧を残して灰になる。
(ったく…この修羅場で、どうしてアンタはそんなに落ち着いてられるの!?)
「性分なんでね…」
グリンの影がちらつく。こっちに来いと呼んでいるわけではなさそうだ。まだお前に会う気はない。
そうこうしている間にも、奴の爪が襲いかかってくる。
「さて…行くか」
バックステップでかわし、右腕めがけて突進をしかける。右腕を封じるか、右腕に殺されるか、賭けだった。

「シンさん…せめて、ご無事をお祈りしています…」
大老殿で見送ったあと、シェリーはそのまま祈る。ほぼ全てのハンターが迎撃に出払っていて、大老殿は静か。
(神様…シンさんを、どうか無事に返して下さい。そのためなら…私の命などいつお召しになられても構いません)
彫像のように動かず、静かに祈りを奉げつづける。声をかけるものはいなかった。

「ギャアアア!」
賭けは俺の勝ち。ゲイボルガは奴の右腕を切り裂き、まともに使えないようにした。
「グルアアアア!」
再び咆哮。本気の怒り。だが、動きは全体的に鈍くなってきている。毒が少しずつ回ってきたらしい。
ここで押せば勝てるだろうと思った。だが、こんなにあっさり勝てるはずはない、と俺の勘は叫ぶ。
「………!!」
一瞬の逡巡。それが却って身を救う。奴の翼からは塵粉が舞っていた。
(耐えられるか!?)
爆発の衝撃に耐えるために、全身に力を込めて小さく固まる。
奴が歯を鳴らした。それを合図に、爆発が起こる。
「ぐっ!!」
大きな衝撃。だが耐えきった。もしあそこで攻勢に転じていれば、今頃はバラバラになっていただろう。
俺が劣勢に立っているのを感じたのか、奴は再び粉塵爆発の構え。弱点とみれば確実にそこを突く。頭がよく…強い。
ガードしながらじりじりと後退する。少しでも距離を取りたかった。右腕を封じたが、近距離ではいくらなんでも危ない。
「!!!」
なんとか距離を取る事に成功したが、追い討ちのようなタイミングで爆発。
ガードは間に合ったが、骨が軋んだ。激痛。だが、まだ死んでいない。まだ戦える。
(シン…そろそろ、仕掛けるよ!)
「おう…!」
そろそろ、決着をつける。

439 名前:tournesol mailto:sage [2008/10/26(日) 00:05:36 ID:ALk0YfdA]
「大長老様へ報告!」
静かな祈りを遮るように、守護兵の注進が入る。
祈りに気づいたのか、守護兵は少しばつの悪そうな顔をしている。大長老は続きを促した。
「シン殿は襲来してきたテオ・テスカトルに対し、五分以上の戦いを繰り広げております!
我らに勝ちの目が出てきました。流石は『英雄』であります!」
「警戒を怠るな。シンが倒れた時に備え、撃龍槍の準備。それと元気な兵を待機させておけ」
「はっ!」
シンが倒れた場合、という一言を聞いた時だけ、シェリーの体が動いた。
とっさに席を立ったが、すぐに再び座る。ただ、その肩は震えていた。
(ご無事を…祈って、いえ、信じています…)

決着をつける、と意気込んでおきながら、状況は膠着していた。
奴は近づかせないために粉塵爆発を繰り返す。俺はそれに対してひたすら守りを固めるしかない。
盾を手にした腕は悲鳴をあげている。行くしかない。動かなければ負ける。ならば動く。
少しずつ距離を詰める。奴もそれに気づいて、粉塵爆発の構えを解いた。
一気にケリをつけるつもりらしく、大きく息を吸い込んだ。炎を吐く気らしい。
(これが、最後かな。たとえ刺し違えてでも、貴様は俺が殺す)
突進。炎をかいくぐるなんて器用なマネはできない。
姿勢を低く、盾をささげ持つようにして…炎を食らいながら、一直線に突っ込む。
炎熱。生と死が交わる刹那。思い浮かんだ顔。グリンではない。
(きっと、きっと無事に帰ってきてくださいね。そうじゃないと、私は…)
待ってくれている人がいる。守りたい人がいる。
(………)
突っ込む軌道を少しずらした。確実に頭を突けるかはわからない。だが、間違いなく生き残れる。
炎の先。こっちへ向き直った奴の顔。このままなら、正面。
「…さらばだ!!」
渾身の一撃を眉間目がけて叩きこむ。刃先は頭蓋を食い破り、奴の動きを止めた。
「じゃあな」
ゲイボルガを引き抜く。断末魔をあげることもなく、巨躯が倒れた。
「勝ったぞ、グリン…」
(やったな、シン)
相棒の笑顔が見えた気がする。返り血を拭い、振り返ると…そこには、ハンター達と守護兵団。
誰も何も言わず、呆然としている。
「どいてくれ」
誰も一歩も動かない。石像になったんじゃないかというぐらいに。
仕方がないので押しのけ、大老殿へと向かう。
「うおおおおおおお!!!勝ちやがった!!!!」
耳をつんざくほどの歓声。必死に追いかけてくる男達。
「なんだなんだなんだあ!?」
状況は飲み込めないが、とにかく逃げたほうがいい!走るしかない!
大老殿までのわずかな距離が、びっくりするほど遠かった。

440 名前:tournesol mailto:sage [2008/10/26(日) 00:06:50 ID:ALk0YfdA]
「勝ちました。これで自分も一人前です」
兜を脱ぎ、大長老様へと報告。
外は騒がしいが、守護兵によって大老殿への道は塞がれていて、中はいつも通り静かだ。
「御苦労だった。休むとよい」
「はっ」
大きく伸びをした。帰りたいところだが、外に出られる状況ではない。
さてどうしたものかと思っていると、真後ろに立つ人。
シェリーだ。ほっとしたというか、泣きそうというか、複雑な表情。
「おかえりなさい、シンさん」
「帰ったぞ、シェリー」
それだけ言った。それだけで十分だ。
飛び込んできたシェリーを受け止めた時、ふっと目の前が白くなった。

私の体に押されるように、大きな体が倒れそうになる。必死に抱きとめた。
「え、シンさん?」
力の入らない体。微笑みを浮かべた顔は紙のように白く、まるで…。

(心配するな。11年前よりも、ずっと…奴との距離は近い。命をかけても届かなかった刃が、今は届くはずだ)
――――それって…命を捨てて、届かせるってこと?
(じゃあな、シェリー。世話になった。一緒にいてくれて、ありがとう)
――――――!!!!
「ぃゃ…いやああああ!!」
「いかん!すぐに医師を!」
大長老様の叫びが、遠くに聞こえた。

ねえ、何故ですか?あなたは、勝ったのですよね?
何故、こんなところで倒れているのですか?
ずっと一緒にいてくれるのではないのですか?
私を置いていかないでください。私にはあなたが必要です。
生きてください。死なないでください。
―――私のために。



441 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/26(日) 00:08:29 ID:ALk0YfdA]
エロに続きます。ですがエロは現在迷走中につき明確に投下日時を言えません…ごめんなさい

442 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/26(日) 00:09:33 ID:rvowZ8+b]
>>441
いつまでも待ってる

443 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/26(日) 10:53:41 ID:be6wkYrr]
GJほしゅ

444 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/27(月) 17:44:14 ID:6DPfrr/j]
>>441
GJ だが出来るだけ早くしてくれ

445 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/28(火) 23:09:30 ID:kdLiRSNB]
保守したーい恋いしたーい

446 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/29(水) 02:20:26 ID:0EOHgZcx]
今このスレの存在を知った
なにこの良スレ…
まとめサイトの珍味の人、面白すぎて一気読みしちまった
男も含めトトスカップルが可愛すぎてどうしようかと思った

>>441
俺も待ってる!

447 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/29(水) 22:52:48 ID:hVc/3+bs]
保守はわしが育てた

448 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/31(金) 01:20:51 ID:YG679A7L]
流れを無視してレイアじゃなくレウス娘が好きだと主張保守

449 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/31(金) 01:22:38 ID:0Gh36K/2]
あ〜 ふたなり?

450 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/31(金) 03:11:31 ID:7YvjCmxv]
女の子みたいレウス
オカマなレウス
ガチホモなレウス



451 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/31(金) 12:38:59 ID:YG679A7L]
この際ふたなりでもオカマでもいっそウホッでもいい
レウスのあの美しいフォルムが好きなんだ
優美に空を飛ぶ姿に心を奪われたんだ
燃える赤を芽吹く緑を清楚に輝く銀色を汚したくてたまらないんだ

レイアは確かに可愛いがここまでの衝動はないんだよな…



452 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/31(金) 12:49:02 ID:kg3BDl3B]
ウホッはやだ

♀ハンター×レウス

453 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/31(金) 20:09:22 ID:OXSdIyl7]
レウス娘……なんで某サファイア姫を思い出すんだよ自分は

454 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/31(金) 20:53:48 ID:SY1B5uvF]
天使な小生意気思い出した

455 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/31(金) 21:07:39 ID:ZK25prg0]
>>451
緑はレイアだぞww

>>452
wikiにあるよそれ。

456 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/31(金) 22:36:50 ID:WdkVQnZL]
あきらめたらそこで保守終了だよ

457 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/10/31(金) 22:53:39 ID:S1dtQEeI]
wikiまたやられたな。オレIDもってないんだ、誰か頼む

458 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/01(土) 02:52:16 ID:YrhEUjKm]
>>455
あーそうか、亜種は蒼だった。翼膜の色のせいで勝手に緑にしてたわ

459 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/01(土) 23:31:26 ID:37nk1+Z7]
レイアには「毛」が生えてるんだぞ!!

俺はうれしくないけど

460 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/02(日) 08:47:46 ID:NuQhR9id]
あの毛のさわり心地ははふさふさだと勝手に妄想



461 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/02(日) 22:20:51 ID:a4Re2MXc]
我が保守に一片の悔いなし

462 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/03(月) 03:00:48 ID:jKk0BFof]
あの毛は針のようだといってみる保守

463 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/03(月) 09:56:26 ID:MubT9oy4]
針に刺されてみたいと言ってみる

秘棘ハンターだぜ!

464 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/03(月) 10:25:53 ID:34K1Z+Nj]
つまりボーイッシュな僕っ娘ですね、わかります。
外見や行動はレウスっぽい(つーか明らかに赤い)けどほんとは・・・的な。
いけそうだ!

465 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/03(月) 17:05:03 ID:pJ2BpaNK]
ここって人間じゃない、モンスター×モンスターものもあり?
ただの交尾みたいになるんだけど

466 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/03(月) 18:32:24 ID:sFvcHAKS]
保管庫行ってみてこい
話はそれからだ

467 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/03(月) 19:05:01 ID:cKq474rR]
>>440の続きを投下します。エロはもう投げた

468 名前:tournesol mailto:sage [2008/11/03(月) 19:05:48 ID:cKq474rR]
「どうなんですか…?」
お医者さんは疲れた表情を浮かべて、苦々しく口を開く。
「無理をしすぎました。軽度ではありますが、全身に熱傷。右腕の骨は折れ、内臓の半分はダメージを負っております。
細かい傷は数え上げられないほど。正直に申しあげまして、死んでいてもおかしくはありませんでした」
「それで…治る見込みは?」
深呼吸。この一瞬で、私の人生が決まる。泣いて暮らすか、笑って暮らすか。
「重傷ですが、命に別条はございません。数か月で完治するでしょう」
それって…?
「意識も戻りました。無理はできませんが、話すくらいならできます。行ってあげてください」
ほとんど無意識で部屋に飛び込んだ。シンさんはちょっとばつの悪そうな顔を浮かべていて…。
手を握ってみた。暖かい。鼓動を感じる。生きている。生きて、私の目の前にいる。
「格好悪い姿ですまん」
「いいえ。他の誰より、輝いていますよ」
お世辞でもなんでもなく、本心。大けがをしていても顔に陰はなくて、晴れ渡っていて、輝いて見える。
「医者から聞いたが、一月は安静にしなきゃならんらしい。
もしよければ、話し相手にでもなってくれると助かる。暇を持て余すのは確定だからな」
「そんなことでいいのでしたら、いくらでも」
返ってきたのは柔らかな微笑み。ほんとに、いい表情。今まであった暗さはもう見えない。
話したいことはいっぱいある。心からの想いを込めて、精一杯楽しませてみせる。
そんなことしか、私にはできないから。

「すぅ、すー…」
「やれやれ、だな」
シェリーは懸命に話し続けて、今は寝ている。手は繋いだままで。
手から伝わる体温で、心が温かくなる。捕えていたようだったのに、捕われたのは俺か。
どうでもいいことか。愛する人間がここにいる。それだけでいい。
(あたしは…あんたが幸せなら、それでいいんだよ。惚れた男の幸せ、天上から祈ってるよ)
(そんなことは言うな。ずっとそばにいてくれ!)
思い浮かぶ最後の会話。グリンの事は忘れたのか、と心が叫んだ。
忘れてはいない。ただ、思い出にしたいだけだ。どんなことをしても、もうグリンは帰ってこないのだから。
割り切るのか?あれだけ愛し、命をかけても守りたいと誓った人間を、思い出の一言で?
違う…割り切るのではないんだ。そうではないんだ。

469 名前:tournesol mailto:sage [2008/11/03(月) 19:06:54 ID:cKq474rR]
「シン殿?」
自問自答を止めたのは医師。いつの間に入ってきたのか。全く気付かなかった。
それにしても、休んでいろと言っていた医師が今更用があるのだろうか。
「何か?」
「大事な話があるのですが…この状況では少し言いづらいですな」
「構わんよ。こいつになら、聞かれても問題ない。そのぐらいの付き合いはあるからな」
いつの間にか、そこまでの付き合いになってしまった。
まだシェリーは静かな寝息を立てている。そのくせ、握った手の力は緩んでいない。
「わかりました。大事な話というのは、あなたの体の事です」
…そこまで重篤なのだろうか。確かに痛みはあるが、命に関わるほどの苦しみではない。
「医者は気休めを言うのが仕事ではありません。故にはっきり申し上げさせて頂きます。
―――あなたの右腕が完治する事は、おそらくないでしょう」
「…なに?」
思わず聞き返した。右腕が、治らない?
「右腕だけで3か所骨折しておりますし、熱傷の程度も酷い。筋肉へのダメージも大きいです。
完治する可能性はゼロ。とはいえ、ある程度は治るでしょう。日常生活に不満が出ることはないはずです。
ですが、もうモンスターを相手にすることはできません。
その右腕は武具を手にすることはできず、戦闘に耐えられるほどには回復しません。
怪我が治せないというのは、正直に言って悔しいです。ですが、どうしようもありません」
そこまで言って、医師は頭を下げた。怒る気はない。全力を尽くしたのは言われなくてもわかっている。
命がないと思っていた。だが、右腕だけで済んだ。ハンターとしては死ぬが、命がある分いい。
存分に戦った。様々なものを得て、そして失った。だが後悔はない。ただの一つも。
医師へ礼を述べて、まだ眠っているシェリーの頭を撫でた。
(こいつの為に、余生を過ごしてもいいかな。グリンよ、お前だって反対しないだろう?
俺はいつもお前の幸せを願い、お前はいつも俺の幸せを願った。これが俺の幸せなら、喜んでくれるだろう?)
「それから、大長老様が参られております。お通しいたしますので、お待ち下さい」
「え?」
わざわざ大長老様が?なぜだ?
からかっているのかとも思ったが、すぐに大長老様が入ってきた。
頭には疑問符ばかり浮かぶ。いきなりな展開についていけていない。
「これは、大長老様。わざわざお越しいただけるとは」
「シン、無理はするな。寝たままでよい」
体は重いが、なんとか体を起こそうとしていた。だが、無理を察してくれている。ありがたかった。
「情けない姿をお見せして、申し訳ありません」
「情けない姿なのは本当だが、名誉の負傷。むしろ誇りに思え」
豪快に笑う。つられてこっちも笑ってしまった。

470 名前:tournesol mailto:sage [2008/11/03(月) 19:07:48 ID:cKq474rR]
「それにしても、何か御用があるのですか?」
「うむ…ヌシの今後を話し合いたいと思ってな」
今後…か。ハンターをやめた後、どうするか。それだな。
一般市民として生きるには有名になりすぎた。静かには暮せないだろう。とはいえ、もう前線に立つことはできない。
「怪我の具合は聞いておる。もはや引退を余儀なくされておるようだな。
それは仕方がない。ヌシも人間である以上、やむを得んだろう。
だが、ヌシの力を眠らせるのは余りに惜しい。経験、判断力、度胸…要するに実力でヌシに敵うものはおらんだろう。
そこでだ、ヌシを狩人道場の教官に迎え入れたい。どうだ?若いハンターの為に、その力を貸してもらえぬか?」
「教官…ですか」
ありがたい申し出。ハンターに未練がないわけではない。わずかでも狩りに関われる。迷うことなど、ない。
「その話、お受けさせて頂きます」
「ならばよい。だが、まずは体を治せ。きちんと治ったら、正式に教官の任に就かせる」
よろしく頼むぞ、と言い残して帰っていった。
教官、か。進んでいた道がなくなり、代わりに新しい道ができる。
人生とは面白い。流れる水のように、留まらない。
「シンさん」
「ん?起きていたのか」
聞いてみると、大長老様が来たときにはもう起きていたらしい。
でも、いつ起きるべきかわからずに狸寝入りを続けていた、と。
少し泣きそうに見えるのは気のせいだろうか。
「ハンターを引退して、教官になるんですよね?」
「………?そのつもりだが」
シェリーの瞳から涙が零れた。静かに涙を流し、顔を俺に押し付けてくる。
何がなんだかわからない。まずいことなど、あるのだろうか。
「どうした?」
「私はマイトレの管理人です。そしてマイトレはハンターの為にあります。
シンさんがハンターを引退するというのなら、私とシンさんを繋ぐものは無くなってしまいます…」
浮き立った心が一気に冷める。
確かに、俺とシェリーはハンターとそのハンターのマイトレを管理する人間という関係だ。
個人的な付き合いは深くなったが、その立ち位置は変わっていない。
そうか。そういうことなのだな。このままの立場では、繋ぐものは無くなる。
「シェリー…」
「やだな。泣きたくないのに。困らせたくないのに。涙、止まりません」
懸命に笑おうとしている。この上ないほど、悲痛な顔。
それから、何を考えたのか。



471 名前:tournesol mailto:sage [2008/11/03(月) 19:09:03 ID:cKq474rR]
頭で考えるより先に体は動き、シェリーの体を抱きしめた。
心が止める前に体は動き、シェリーの唇を自分のそれと重ねた。
病室で重なる影。小さな灯だけの部屋。二人とも衣を脱ぎ捨てた。
傷だらけの体に精一杯の愛情を込める。
白磁の肌で愛情を受け止める。
灯は消え、闇が支配する部屋。未来を共にする為、二人は一つになる。

「これだけは言っておくぞ。俺はお前をグリンの代わりにしよう、なんて思ってない。
お前を抱くのは、グリンの代わりとしてじゃない。俺がお前を愛したからだ」
言葉は素直に出てくる。シェリーは一気に顔を赤くした。
初心な反応に心の中で笑い、もう一度キス。目を固く瞑っていて、キスに慣れていないのがよくわかる。
肩に手を触れただけで、大きく体を震わせ、強張らせた。
(これは、処女だな…)
疑いようもない。心の中にいる獣を押さえつける。暴れようとする獣を叩き伏せる。
いつまで止められるかはわからない。だが、シェリーを苦しませたくない。抑える理由はそれだけ。
もう一回、キス。ただし、さっきとは違う。
「ん!?ん…ふ…」
唇を割って舌を進ませる。歯列をなぞる。舌を味わう。

シェリーは経験した事のない感覚に戸惑っていた。
(キスって、こんなに激しいの…?)
唾液の交換を続けていくうちに、どんどん頭に霞が掛かっていく。
(あったかい。くすぐったい…気持ちいい)
いつの間にかシンの頭を抱いて、キスをどんどん続けようとしていた。
シンもそれに応えて、舌を少しずつ乱暴にしていく。
(もっと、もっと…)
従順に唾液を飲んで、激しさを増すキスを求める。そこにはもう、理性などない。
シンは一旦唇を離した。名残惜しそうに銀の橋が架かる。
とろんとしたシェリーの目に溜まった涙を吸い、少しずつ唇を下していく。
涙の筋をなぞり、首元から、少しずつ。
やがて、少し自己主張を始めた桜色の乳首に辿りついた。
「ひゃああ……」
軽く吸っただけでも、敏感になった感覚では大きな刺激。
頭を痺れさせる甘い声が上がった。
「ん、は…んんッ…!」
必死に声を堪えている。はしたないと思っているのだろうか。
「声、出していいぞ。我慢はよくない」
「で、でも…ひゃッ!」
少しサディスティックな気分になっている。出したくないなら、出させてやる。
乳首を吸い、甘噛みしてみる。余った手でもう片方の乳房を愛撫する。
「あぁ!!ん、はぁ…い、い…!」
段々と声が上がってくる。もっともっと、聞かせてくれ。
「きゃッ!!ふぁ…ッ」
赤子のように吸いついて、味わうようにぺろぺろとねぶる。淫らな声が上がり、若い体が跳ねた。
「タガが外れてきたんじゃないか?外に聞こえないといいんだが…」
そうさせているのは自分なのに、シェリーの罪悪感と羞恥心をいたぶる。
少しずつ、少しずつ、嗜虐的になっていく。獣を抑えられなくなっていく。

472 名前:tournesol mailto:sage [2008/11/03(月) 19:09:34 ID:cKq474rR]
「ひゃん!や、やめ…んんッ!?」
自分の口から、自分でも聞いたことがない声が出る。
気持ちいいのかはよくわからない。でも、声は止まらない。
段々と激しくなっていく。それでも、乱暴にされているようには思えない。
(愛されて、いるのかな…)
そう思えて、きっと私は幸せなんだろうね。

「そろそろ、いいかな…」
呟く。いい加減我慢ができなくなってきた。
初めは秘所に少し強く触れただけでも痛がったが、今は指を入れても苦しい声は上がらない。
愛撫していた手をシェリーの手と絡ませる。一瞬、瞳が恐怖に揺れた。
「…行くぞ」
「はい」
視線を外さない。シェリーも目を閉じない。いい覚悟だ。
とろとろに蕩けた所へ、腰を進ませる。周りをなぞって、緊張をほぐした。
「ふあああああ…!?い、た…!!」
躊躇わず、一気に突いた。シェリーの顔が一気に強張る。握った手に強い力。
爪が立ち、少し血が流れた。それでいい。俺も痛みを味あわなければ不公平だ。
「落ち着くまで、少し待とう。痛いだろう?」
「は、い…ありが、とう」
流れた涙を吸って、キス。そうやって気を紛らわせないと、いつまでも痛いだろうから。
「ん、んん…」
キスは掛け値なしで気持ちよさそうだ。少し嬉しくて、かなり激しく舌を絡ませた。
「ん…もう、大丈夫ですよ?だいぶ、痛くなくなりましたから」
しばらくの後、シェリーからそう言ってきた。そう言われても、少しは痛いだろう。
なるだけそっと動かす。声が上がった。苦悶とまではいかないが、甘い声ではない。
それでも、やめてくれとは言わない。健気だ。
「ん、ふぅ…ッ。んあ…」
ゆっくりとした動きでも、狭く蠢く膣内は背筋にぞくぞくと来る。
そして、獣を抑える力がなくなった。
「ひゃ!ん、んあ!は、げし…イッ!!」
自分の快楽のみを求めて、ひたすら突き進む獣。
処女相手に何をやっているんだ、と思う。それももう香辛料でしかない。
「ああッ!や、やぁあんン!!」
「くっ!」
最後に最奥まで突いて、欲望を吐き出した。
「はぁ、はぁ…」
中に出した。それの責任を取るつもりで。
気絶したシェリーの体を拭って、自分もベッドに突っ伏した。

473 名前:tournesol mailto:sage [2008/11/03(月) 19:10:31 ID:cKq474rR]
「さて、行くか」
「いよいよ初仕事。頑張って下さいね」
クロオビ一式に身を包み、いざ出発。右腕は上手く動かないが、小僧の相手ぐらいはなんてことない。
シェリーまで少し緊張しているように見える。心の中で笑った。
「ああ。小僧達にしっかり教えてやる。守るものがあるっていうのは幸せだと思えって。
街でも、誇りでも、なんでもいいから、守るべきものを持てって教授してやらんとな」
「シンさん…」
「それはやめろって言ってるだろう?それじゃ、行ってくる」
「行ってらっしゃい。えーっと、…あなた」
手を挙げて応えた。出会った時と同じように。
立場は変わり、隣にいる人間も違う。取り巻く環境はがらりと変わったのに、馴染める。
頑なさがなくなるとは、こういう事なんだろうか。
空を見上げた。黒々とした蒼穹。少しずつ暑くなってきた。
(じゃあな、シン)
「じゃあな、グリン」
別れを告げ、振り返らずに歩く。
未来に向かう足音は青空に響いた。

474 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/03(月) 19:11:39 ID:cKq474rR]
ありがとうございました。

475 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/03(月) 20:54:07 ID:m8TODktv]
GJ

476 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/03(月) 21:25:33 ID:vCVqh78l]
GJ!!

477 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/04(火) 08:54:16 ID:glDYAJkV]
交尾!交尾!

交尾をさせよう 話はそれからだ

478 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/04(火) 15:20:35 ID:kvA4hjXC]
>>468
GJ!!
シェリーって可愛い名前だな
名前だけで萌えたわwww


479 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/05(水) 00:52:26 ID:0G3VeOL5]
感動した!GJ!!

480 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/05(水) 00:58:23 ID:Q/StzQdO]
いい話だ



481 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/05(水) 01:16:43 ID:xh4s1uev]
エロでもエロ無でも泣きでも欝でも擬人化でもいい

俺に燃料をくれ…

482 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/05(水) 07:27:36 ID:ShhmJ/MF]
>>481
つ【ニトロダケ】

483 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/05(水) 15:39:03 ID:ScKGIrPw]
>>481
仕方ないなぁ、俺のアイテムボックスのストックを分けてあげるよ

つ爆薬

484 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/05(水) 16:09:24 ID:/6GpPa1b]
>>481
これを燃料にしたまえ

つ【こやし玉】

485 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/05(水) 19:32:15 ID:KTdTSYRu]
465です。
流れ切ってすんません
擬人化なしでもいいようなので、ちょっと投下させてもらいます。

メラルー複数×オトモアイルー(非擬人化)


486 名前:ぬこの春1/7 mailto:sage [2008/11/05(水) 19:33:09 ID:KTdTSYRu]
オトモアイルーのコルル(メス・茶)は、今日も朝早くから旦那さんに叩き起こされ、
うにゃにゃ〜と眠い目を擦りながら狩猟におともさせられていた。
コルルの旦那さんは基本的に一匹狼だ。
なので、アイルーの補充と鍛錬に余念がない。
コルルも旦那さんに雇われてからというもの、毎晩のネコ筋トレやネコ腹筋を怠った事はない。
そして、既に下手な新人ハンターなどより遥かに優秀な働きをする
先輩アイルーたちのレベルに追いつくべく、こうやって連日の狩猟に勤しんでいた。

毎日、黙々と一人で大型モンスターに立ち向かう旦那さん。
それをお助けするのが、オトモアイルーの大事な仕事だ。
旦那さんに命令されれば、きのこの採取だってきちんとこなす。
「今日はアオキノコを7本は採ってこいよ、コルル」
「フニャ〜」
7本…。今日の狩り場では、このエリアで4本は頑張らないと、達成は難しい。
コルルは鼻をくんくんさせてキノコの位置を探り、
爪を器用に動かしてアオキノコの採取をはじめた。
キノコを傷つけると、旦那さんはいつもぷりぷりと怒る。
効能の高い回復薬が調合できないからだという。
もちろん優しい旦那さんは、失敗してもコルルにお仕置きなどはしない。
それでも信頼する旦那さんを悲しませるのは、コルルの本分ではない。

コルルは出来るだけ丁寧にキノコを採取すべく、その作業に没頭した。
「コルル、俺はその先のエリアで適当に狩って、皮を剥いでおく。
 キノコを採ったらすぐについてこい、いいな?」
「フニャニャ〜」
コルルはこくんと頷いて、旦那さんの背中を見送り、再びキノコ採取に戻った。
丁寧にキノコの埋まった土をほじくり返し、根元からそっと抜き出す。
1本、2本、3本…。
土の匂いがコルルの鼻につんと匂って来る。
すぐに爪も肉球も、土で茶色く汚れてしまった。
これを洗い流すのはいつも一苦労だ。
毎回、旦那さんは採取が終わると、いつもコルルを水辺に連れて行き、
爪の間に挟まった土を洗い流してくれる。
そしてよくやった、コルル、と、彼女の頭を優しく撫でてくれるのだ。
旦那さんのオトモアイルーになって、既に何週間も経っている。
狩猟のお手伝いは確かにキツかったが、コルルの旦那さんへの忠誠心は日毎強まっていった。


487 名前:ぬこの春2/7 mailto:sage [2008/11/05(水) 19:33:49 ID:KTdTSYRu]
ひたすら旦那さんのため、コルルはアオキノコの採取に精を出した。
ようやく、4本目のアオキノコを見つけ、その掘り出しにかかった時、
「ニャニャア〜!」
静寂を切り裂いて複数のネコの鳴き声が、コルルの背後で響いた。
キノコ狩りに没頭するあまり、敵の気配に気付きもしなかった。
はっと顔を上げて息を呑む。
振り返ったコルルの視線の先に、真っ黒な毛に覆われてギラギラと瞳を光らせる、
4匹のメラルーの集団がいた。

メラルーのウザさはコルルとてよく知り尽くしている。
奴らは距離を取っていたかと思うと、急に武器を振りかざして突進してきて、
旦那さんの貴重なアイテムを奪うと、即座に地面にもぐってとんずらするのだ。
『コルル、あいつらはある意味モンスターの中で最凶だ。
 見つけたらどんな奴らよりも真っ先に撃退するんだぞ』
旦那さんの教えが、コルルの脳内に蘇った。

コルルは汚れた肉球もそのままに、自分の武器を握ってメラルーの集団に向き直った。
「ウニャニャ〜ッッ!!!」
コルルは武器を振りかざして、最も近い距離にいたメラルーに襲い掛かった。
僅かに飛び跳ねて勢いを付け、そのまま武器をヤツの頭に振り下ろす。
「フニャッ!!」
しかし、メラルーは軽く鳴くと、余裕の動作でコルルの一撃を華麗にかわした。
ドサッ!キノコ土壌の柔らかい地面にコルルの武器がめり込む。
うんしょ、うんしょ、と武器を引き抜くのに苦労しているコルルの周囲を、
メラルーたちが取り囲み、「ウニャニャ〜w」明らかな嘲けりの声を上げた。

地中深くまでめり込んだ武器がなかなか抜けない。
コルルの周りで、メラルーたちが嘲笑うかのように、不穏に足を踏み鳴らした。
ふと顔を上げて様子を窺うと、コルルは4匹のメラルーに完全に取り囲まれてしまっていた。
見下すように、メラルーの視線が落ちてくる。
その目付きがなにやらいつもと違っている事に、ようやくコルルは気付いた。
彼らの視線はいつも以上にらんらんと輝いて、心なしかその息遣いが乱れているようだ。

488 名前:ぬこの春3/7 mailto:sage [2008/11/05(水) 19:34:20 ID:KTdTSYRu]
まだろくに戦闘もしていないというのに…。
何故にこのメラルーたちは黒光りする体をこんな風に上気させ、
獣臭い荒い息を吐き続けているのだろう。

そう思った瞬間、コルルの体に急に異変が現れ始めた。
全身がなにやら熱くなり、股間の一部がやけに疼く。
そう言えばここ2,3日、コルルはいつもこの疼きを体の深くに感じていた事を思い出した。
その感覚がここに来て一層強まっていく。
「フニャウ…」
メラルーを警戒してもっと激しい威嚇の唸り声を上げたいのに、
コルルの喉から迸ったのはやけに甘い鳴き声だった。
メラルーたちのヒゲがびくりと震えた。
同時に彼らの鼻がひくひくと動き出す。
何かかぐわしいものを嗅ぎつけたかのように、彼らは鼻穴を始終動かし、
その香りの源を探るかのようにコルルの傍へと近づいてきた。

彼らが感じている匂いは、コルルの鼻にも確かに届いた。
どこからともなくふわりと立ち昇る、媚薬のように心を震わせる、艶かしい香り─。
その源泉は即座に判明した。
そう、コルルの股間、コルルのメスの部分から、それは立ち昇っているのだった。
「フニャァ…?」
メラルーたちの鼻が、自動的にそこに近づいていく。
抵抗しなければ、戦わなければ、と思うのに、コルルの体はまったく動かない。
それどころか、コルルは無意識状態のままで四つん這いになって尻を高く上げ、
彼らの目前にそこを晒して、軽く尻尾を揺らしてしまった。

『コルルはそろそろ発情期だなあ…。そろそろ、狩猟に連れて行くのはキケンだなあ…』
昨日、ベッドでコルルの背中を撫でながら呟いた旦那さんの言葉が、鮮やかにこだました。
いけない…!こんな事、旦那さんは望んでいない…!早く逃げないと…!
そう強く思うのに、それよりももっと強い衝動がコルルの体を支配していった。
自分の秘所を見つめるメラルーたちの視線が余計に体を熱くする。
彼ら4匹が全員オスなのは、既にわかっている。
ふと背後を振り返ると、コルルのフェロモンに刺激されたメラルーたちのペニスが、
どんどん勃起していくのが見えた。

489 名前:ぬこの春4/7 mailto:sage [2008/11/05(水) 19:34:53 ID:KTdTSYRu]
コルルがはじめて見る、オスの勃起─。
『お前達のちんこはほんとに可愛いなあ…』
いつも旦那さんが愛でていた、先輩オスアイルーの股間のそれとはまるで違う。
彼らの可愛らしいフグリとは大違いに、メラルーたちのそこは硬さと圧迫感を伴って
卑猥に勃ち上がっていく。
コルルの振り返ったすぐ目の前で、メラルーたちの臨戦態勢の肉棒が完成した。

目を反らしたいのに、反らせない。
本能的な何かが、それを体の深くに突き刺して欲しくて堪らなくする。
そしてむしろそうしなければならないのだという、脅迫観念じみた思いまで湧き起こってきた。
「フ、フニャ〜…」
メラルーたちの4本の男根が、コルルの目の前でふるると揺れる。
コルルの秘穴が待ちきれずにヒクヒク動いた。中から滲出液がじわりと漏れ出す。
コルルのヒートした体は、最早彼女に使命を忘れさせる程にその体を火照らせ、
子種汁を受け入れる準備を自動的に整えていった。
体が自然に動き出す。
しっぽを上げきって真っピンクの汚れない秘裂を見せつけ、
くいくいと尻を振ってメラルー達の欲情を誘う。

このメラルー集団のボス、一番体の大きな彼は既に交尾に慣れていた。
コルルが処女だと一発で見抜いた彼は、交合をスムーズに達成するべく
彼女の興奮を更に高める事にした。
コルルの四つん這いで丸出しの秘裂に顔を近づけ、
触れそうなほどの至近距離でその匂いを嗅いだ。
挿入を急かすその隠微な匂いが、ボスの欲望を高めていく。
軽く秘裂に鼻が擦れると、「ウニャアァァ〜〜…」それだけでコルルは蕩けそうな甘い声を上げ、
堪らず腰を揺らして彼の鼻に秘穴をぐいぐいと押し付けてくる。
濡れた秘裂がボスの鼻先を軽く中へと受け入れた。
「ウニャァァ〜ンンッ…」コルルに初めての性的快感が押し寄せる。
その淫らな鳴き声に、成り行きを見守る部下メラルーの勃起は今にも達さんばかりに疼いた。
「グニャニャッッ…!!」
ネコとは思えぬほどの割鐘のような声を出して、部下メラルーたちはボスを急かした。
ボスはそれでも余裕の態度を見せながら、分かっているさ、と言いたげに鼻先を抜き去り、
そしてコルルの秘裂をぺろりと舐め上げた。

490 名前:ぬこの春5/7 mailto:sage [2008/11/05(水) 19:35:26 ID:KTdTSYRu]
「フニャア〜ン」
腰砕けになりそうなほどの甘い快感が、コルルのそこに満ちる。
性の誘惑を我慢できずに更に尻尾を上げて、コルルはゆらゆらと腰を揺らして
勃起の侵入を待ち侘びた。
赤く火照った秘穴を濡らす、卑猥な粘液に、ボスの瞳がかっと見開かれた。
「ニャニャ〜〜ッ!!!」
オスの叫び声を上げながら、ボスは四つん這いのコルルの背中に飛び乗って
前足で彼女の薄茶の背中を抑え込むと、秘口目掛け一気に勃起を突き刺していった。
「ウニャア…ン…ッ・・ッ!!」
コルルの処女のそこを、ボスのペニスが容赦なく引き裂いていく。
コルルは破瓜の激しい痛みで泣き叫ぶように鳴いたが、
ボスは気にせずに全ての勃起を埋め込んでいった。
ボスの勃起は、そのオスとしての優秀な遺伝子を惜しげもなく注ぎ込む為に、
数百回に渡るメスとのまぐわいにより極太に開発されていた。
その猛々しいペニスの根元の、雄雄しい威光を見せている陰嚢で作られた精液は、
あらゆるメスに常に優秀な子供を与えてきたのだ。
それでも今季初めての交尾に、ボスの心は初めての時のように沸き立った。

きつく締め付けてくる秘壁をほぐすように、ゆっくりとした抽迭を食らわしていく。
「グ、グニャァ……ッ」
ペニスで擦られる度に、コルルのそこが痛んで仕方ない。
涙がにじんで来そうになったが、彼女はこの本能的な行為を痛みに耐えて必死で受け入れた。
膣壁を極太ペニスで押し開きながら、何度も何度も勃起が突き入れられていく。
余りに太いそれで突き上げられると、凄まじい圧迫感で息も出来なくなる。
「ウニャッ!ウニャッ!ウニャッ!」
ボスはそんなコルルの背中に爪を立てて抑え付け、彼女の柔らかい茶毛を甘噛みしながら
本能のままにペニスを突き入れ続けた。

何度も突かれ続けて、ようやくその荒々しいパワーにコルルの秘穴は馴染んでいった。
オスとしては最上級だと思われる勃起が、コルルのそこにうっとりとした快感を漲らせていく。
「フニャァ〜ンッ…、フニャァ〜ンッ…!」
コルルの膣壁は突かれる度に快感を強めていった。



491 名前:ぬこの春6/7 mailto:sage [2008/11/05(水) 19:36:00 ID:KTdTSYRu]
漏れ出した甘い鳴き声が、部下アイルーたちの耳にも届く。
コルルの表情は旦那さまに撫でられている時より、もっと蕩けそうに歪んでいた。
目の前で、獣らしく後背位の体位でまぐわっている2匹の姿に、
彼らの欲情ははちきれんばかりになった。
人間なら手淫で慰める所だが、彼らにはそんな事は出来はしない。
生殺しの状態で身悶え、きつく犬歯を噛み締めて、一刻も早く2匹の交合が終わるのを待ち侘びる。

すぐに、ボスの腰付きが荒々しいものに変わった。
射精に向けてずんずんと腰を押し出し、コルルの体が前後に激しく揺さぶられる。
「ニャニャアアアッッ!!!」
最後2、3回深く突いてボスは一声叫ぶと、勃起を最奥まで突き入れて深く埋め込み、
軽く腰を揺らしながら精液を注ぎ込んでいった。

ペニスを引き抜くと、ズチュルとボスの白濁が漏れ出してコルルの茶毛を滴った。
「ウニャァァ〜ン…」
人生で初めての最高の交尾は、夢見心地のような恍惚感をコルルに与えていた。
これで発情期の目的を果たせたのだという達成感が満ちてくる。
旦那さんの顔は、この時のコルルの頭に浮かぶはずもない。
甘い余韻の声を吐きながら、うっとりと空中を見つめるその横顔に、
部下メラルーの欲望は爆発した。
「フニュウウッ!!!」
我先にと押し合いながら、メラルーたちがコルルに襲い掛かる。
仲間を突き飛ばして、一本のペニスが再びコルルの中へと勢いよく突き入れられた。
「フニャアッッ…!」
ずんと膣壁を擦り上げられて、コルルのそこに快感が復活する。

射精されたばかりのボスの精液が、潤滑油のように部下アイルーの猛りきった
勃起を滑らせた。
我慢に我慢を重ねていた部下は、いきなり激しいピストンを繰り返していく。
既に射精直前にまで高まっていた欲が、あっという間に彼に限界をもたらす。
コルルを数回突き上げただけで、彼はあっけなく射精してしまった。
「ウ、ウニャ〜…」
快感に打ち震えながら全ての精を出しきると、すぐに違うメラルーが彼を突き飛ばし、
コルルの中に入ってきた。
発情の本能に浮かされたかのような、凄まじい突き上げがはじまり、
コルルの全身に快感だけが広がっていく。

492 名前:ぬこの春7/7 mailto:sage [2008/11/05(水) 19:36:36 ID:KTdTSYRu]
それからコルルは、4匹のメラルーたちに代わる代わるに責められた。
この日の交尾だけで彼女の秘貝は早くも開発され、性交の快感を強めていった。
「ニャ〜ッ!!ニャ〜ッ!ニャ〜ッ!!」
ずんずんと後ろから貫かれる度に、コルルの甲高い鳴き声がしんとした森に響き渡る。
その声は、既に2エリア先でファンゴの皮を剥いでいた旦那さんにも届いた。
コルルのピンチを感じて、旦那さんが急いでエリアに戻ってくる。
ようやくエリアに駆け込んだ彼が見たものは、4匹のメラルーに後ろからガンガン突き上げられて
明らかに快感の声を上げている、彼の手塩にかけたオトモアイルーの姿だった。

「しまった…!発情しちまったか…!」
さすがに人間らしく即座にその事を理解して、旦那さんは大剣を振りかざし、
勢いよくメラルーたちの集団に剣の一撃をお見舞いした。
「フニャアッッ!!?」
交尾に夢中になっていた彼らは、自分達が真横から切りつけられた事にも気付かない。
コルルの秘裂からちゅぽんと抜けたメラルーの勃起したペニスに、
旦那さんは同じ男としての近親憎悪のようなものを思わず感じた。
「テメエらああッッ!!アイテムどころか俺の大事なコルルを盗みやがってぇぇぇっっ!!」
旦那さんの怒号が森に響き渡る。
「ギニャニャアンッッ…!」
メラルーたちは勃起から精液を飛び散らせながら、慌てて地上に潜り、逃げ去った。

「ニャ、ニャニャ〜…」
散々犯されまくったコルルが、旦那さんの腕の中でうっすらと目を開ける。
ごめんなさいニャ…。
その悲しげな瞳は、確かにそう言っていた。
仕方ない。これは、自分の判断ミスだ…。
コルルに発情が近い事は分かっていたのだから…。
いつもいつも死線を共にし、時に命まで懸けて自分を守ってくれる、
オトモアイルー、コルル…。

どれだけオスメラルーの精液に汚されまくったとしても、やはり旦那さんは
可愛い彼女を責める事は出来なかった。
「仕方ないさ。コルル…。あいつらのどれがヒットするか分からないけど、
 あいつらもこの森でしぶとく生き残っている、逞しいメラルーだもんな…。
 きっと、強い子が生まれるに決まってるさ…」
旦那さんはコルルの頭を優しく撫で、そっと彼女の体を抱きしめた。
コルルは一生、この人のオトモアイルーで居続けようと、心から思ったのだった。
                    終わり

493 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/05(水) 20:37:53 ID:FWOJGvk1]
GJ
後、『地上に潜り』って何だw

494 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/05(水) 23:36:09 ID:mgkFwDZO]
なんというナショナルジオグラフィックス

495 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/06(木) 00:44:24 ID:+oxJ5DoX]
GJ!つーかケモラーにはたまりませんでした。

496 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/06(木) 00:53:59 ID:adYQ183c]
超GJ!
コルルに萌えまくった

497 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/06(木) 01:01:03 ID:uThCpG6d]
一瞬カマレウスと女ハンターの組み合わせが頭に浮かんだけど
うまくかけないのでやめる誰か書いてください・・・orz

498 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/06(木) 02:20:13 ID:x1SLDLO3]
>>497
俺はお前に期待してる

499 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/06(木) 08:00:25 ID:NZ4/PjaF]
GJw

あれだ 妊婦も(ry

500 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/07(金) 22:29:27 ID:ICT30wQB]
青菜に保守



501 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/08(土) 10:42:27 ID:yCQ8dRcc]
このスレ自由度高くて面白いね
もう普通のエロパロじゃ満足出来なくなりそうw

502 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/09(日) 09:48:15 ID:iLARAA7f]
まあ人手が足りないのが現状

503 名前:14匹目スレ768 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:16:14 ID:txhqvgId]
前スレ>>768-778ヤマツカミ続き投下しますよ、と。
不手際なければ話に14レスほど拝借。
エロスに期待してはいけない。
注意書きは擬人化っぽいような原形っぽいようなヤマツカミとハンターの話。
同性愛的表現あり。長い。MH的要素薄。
ある意味ホラー。むしろオカルト。
設定間違ってたら心の中でそっと補間して。
 
スルーしたいという方はタイトル『喰い遺しにつかれ』をNGにどうぞ。

↓久し振りなんで粗筋。
チビ・ガリ・非力と三拍子そろった貧乏ハンター・サイレ。
密林で消息を絶った、友人の植物学者の捜索を試みようとする美人依頼主の泣き落しにより、鳥竜の群れ相手に時間稼ぎをする依頼を請けた。
現地での活動中、サイレは大きなタコに似た謎の生き物に捕らえられてしまう。
タコに似た生き物・ルークは、サイレに筆談で語りかけてきた。
元は人であったルークは密林で命を落とし、死体を喰われた事で、タコ似の生き物の体を乗っ取ってしまったというのだ。
時間稼ぎの肩代わりをする代わり、自分の遺品を捜して欲しいと頼み込むルーク。押しに弱いサイレは頷く事に。
ルークの願いを聞き届けたサイレは、ルークこそが依頼主の探し人その人だと知る。
サイレは依頼主とルークの境遇に同情し、遺品を依頼主の元へという更なる頼みをきくことにした。
知り合ったばかりのサイレからの好意にルークは感謝するも、現状では満足な謝礼も払えない事を心苦しく思う。
容姿に自信のあった生前ならば、体で払う事もできたろうにと冗談をいうルークに、サイレはそれで構わないと返し、ルークを酷く慌てさせた。

504 名前:喰い遺しにつかれ 1 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:18:35 ID:txhqvgId]
木板から鉄筆を抜くのをあきらめたのか、ルークは筆の柄から指を放した。
「労働力を提供してくれるのかと思ったけど、そっちさえ構わないなら正気を疑われる方のでも、有難く戴く」
木板の両端を支え持ち、ルークは触手を軽く左右に振るう。
ひたりとそれが動きを止めた。
乾いた音を立てて、板は真っ二つに割れた。断面からは刺さっていた鉄筆が転げ落ちる。
へし折ったのか、叩き割ったのか、どちらだかはわからないが、ルークは改めて筆を手にした。
『今 わたしは かつてないほどの冒険者を前にしています』
「先に話振ったのはそっちだろうに、失礼な」
笑いながら言ってやると、べちべちと触手が砂を叩く。
『この体じゃ そんなのお礼になるわけ ないじゃないですか』
私は至極真面目なのに、からかっていると思われているらしい。
短さのおかげで乾いてきた髪を掻きながら、どう口説いたもんだか考えた。
「逆に考えてみようか。手が多いから、思わぬアレコレが可能かもだ」
『そっちが 受身大前提ですね はい 攻め手は得意ですが
 現実的に考えましょう 今はわたし タコですよ
 ううん タコじゃないけど』
解らんタコの人だな。
いや、解らんなりに察そうとする気だけは大事なはずだ。
「操を立てた相手がいたとかで、したくないとか」
依頼主さんが恋人なのかなと、思いついた。それなら諦めなきゃいけないな。
『そんな相手がいたら そもそも 言い出しません
 そうじゃなくて タコっぽいんですよ』
なら問題なくないか。
 
私は立ち上がって、ルークを見上げた。
目の前に揺れている触手を捕まえて引いても、ルークはびくともしない。
「ちょいと降りて来てみ。でなきゃ登るぞ」
触手を引っ張ったまま言った。
触手にも苔が生えてるけど、節がある分とっかかりが多くてたぶんよじ登れる。
三呼吸くらい待って無反応だったから、真珠を足元に置き、そのまま登攀し始めてやった。
文句ありげに、もう片方の触手が私の背中を軽く叩く。それと同時、彼の体が下降した。
大きな体に押された空気が風となり、彼の下から逃げる。
狭い場所に無理矢理降りたものだから、ルークの体はいろんな物を下敷きにしながら、こんもりと緑の丘と化した。
私は触手を一本掴んだままその丘を裸足で踏み登り、彼の赤い眼の間に伏せるように身を寄せた。
「ルーク」
たぶん、眉間に当たる場所に顔を擦りつける。
苔くさくてじっとりもしてるけど、微かに甘いような匂いも混じり、不快ではない。
ふかふかしてる。
掴んだ触手が私の手から逃れようと身をくねらせるのを、掴みなおした。
「人に触れたいんだろう」
手の中の触手が一瞬止まり、忙しなく左右に振られる。
散々撫でまわしてくれておいて今更否定しても信用ならんな。
大暴れの触手をひっぱり唇を押し当て、少し大人しくなった所に囁いた。
「私はあんたに触れられたい」
重く低い音が彼の内から響く。そろりと触手が動き、何度も私の頬の上を往復する。
もう一方の触手が脚に乗った。
背中には腕が乗り、その重さに潰されるようにルークの目の間に押し付けられる。
ヤる気なのか殺る気なのかどっちにしろ堪らんな。
 
私が息苦しくなってきた頃、ぐいと襟首をつかまれて、私は彼から引き剥がされた。
心なしか慎重に砂の上に下ろされて、それが終わると同時、両頬を触手に軽く打たれた。
早速に鉄筆を取り、彼は何かを書き始める。
『その気にさせないでください 私が力加減間違うと死ぬのですよ バカですかあなたは』
打たれた頬を打った触手がまた撫でる。
疑問形で済まされる話じゃない。バカだが、何が悪い。
『人間 おかしな状況に置かれると 逃避に走るものです
 ねえ サイレ 落ち着いて
 同情と錯乱だけで 異常な事を しようとしているんですよ』

505 名前:喰い遺しにつかれ 2 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:19:58 ID:txhqvgId]
異常者を前に、正気に返らざるを得ない状態っぽいな、彼は。
確かに異常だなとどこか他人事のように私は認めた。それは開き直りだったのかもしれない。
情にもろいのとは、少し違う。ただ私は流されやすいだけだ。
「ガタガタ抜かすな。私の同情心を満たすために触られてやろうって言ってるんだ。理性の限界に挑みつつ、触れ撫でろ慈しめ」
言って、笑った。
我ながら、なんて嫌な要求の仕方なんだ。
仕方なさげにぐしゃぐしゃと髪を掻き回され、もっと笑った。
可愛いな、このタコの人は。自称ろくでなしだけど、きっと悪い人じゃない。
 
ルークの触手の間に背を預け、触手の節を爪先でたどり始めてみた。
触手はたまにそろっと動いて私の指を逃れようとする。意味なんぞないが楽しい。
そういえば、大事なことを確認するのを忘れていた。
「ルーク、荷物のことだけど。あれは誰に届ければいい」
先程、彼が頼もうとした事の内容はこれでいいはずだ。誰にかは、もう想像がついてる。
ややあって、ルークが差し出した木板には思った通り、依頼主さんの名前が書いてあった。
遺品を託すほど仲が良いんだと思うと、ちょっと、なんだろう。羨ましい。私にはそんな相手いないぞ。
『彼女には いざという時の事を頼んでいます』
研究資料の取扱いなど良いようにやってくれると期待していると、彼は書く。
信頼してるんだな。思わず口に出た言葉にルークはいそいそと返事する。
『はい 彼女は親友です ここに来て得た一番の大事なものですよ』
「恋人じゃないのか」
ルークは触手をふらふらと横に振り、それはないと私の脚に指でかいた。
左腕を軽く巻き取られ、掌に何か乗せられる。さっきの真珠だ。
ルーク曰くの『わたしの気持ち』をすっかり忘れていたのに気付いて、ちょっと気まずい。
『だから 恋人はいないと 何度言えば』
更に何かを書きかけて、タコの人の手は動きを止めた。
「ともかく、荷物を届けるのもしっかりやり遂げるさ。それくらいしないと、依頼主さんに申し訳ないしな」
頼まれた仕事は結局すっぽかしたようなものだ。
 
私が依頼主さんから請けた仕事について、ルークに尋ねられた。
実質の拘束時間と仕事内容と報酬を聞き出した辺りで、彼はまたそれはないと私の脚に書く。
『安すぎでしょう 彼女 最近装備を新調して
 金欠だとか言ってましたから 彼女としては 仕方なしかもしれませんが』
言ってくれるな。美人の泣き落しに負けて請けちゃった私がバカみたいじゃないか。
頭を撫でられ、頬や顎や鼻の頭を撫でられ、ついでに口元を宥めるように撫でられた。
『得られる物も少ないのに 彼女を助けてくれて ありがとう』
「私は何もしてないだろう。仕事中だってのに、あんたの上で寝っ転がってるだけだし」
案外寝心地はいいんだが、ちょっと背中とか尻が冷たい。
雨降りの後に苔の上に乗るのは失敗が過ぎる。
『結果の一つですよ 善意で行動したのに全部裏目に出ることだってあります
 今回はそうじゃないんですから 良しと思いましょう』
触手が髪の中に入り、耳の上辺りを優しく掻いた。温度のないそれに違和感を覚えなくなってきている。
彼の年長者の気配、弟がいると言っていたのは伊達ではないな。
私にも弟妹がいたが、どうしているのやら。ほんの数年の別れだと思いきゃ、もう二度と会えそうにない状態だ。
つい貧乏くじを引きに行ってしまうのは、私の中の年上気質の名残りなのかもしれない。
私より年下らしいこのタコの人、歳は幾つなんだろう。
 
慰撫とも言うべき触手の動きにうとうとしかけた時、鼻をつつかれ我に返った。
ぼんやりと瞬きしていると、目の前におずおず板を差し出された。
『サイレ お願いしたいことが 三つほど あるのです』
三つ、の部分は微妙に修正してあって、どうやら二つから数を増やしたらしい。
「多いな。いいさ、言ってみなよ」
我に返ってみれば、結構雷光虫が眩しい。彼らの光のおかげで文字が読めるんだから、別に文句はない。
髪を掻き上げようとしたら、左腕が上がらない。見ればルークの腕に絡み付かれ、握る形に固定されていた。
掌の中に丸っこい物の存在を感じる。真珠を落とすなってことか。

506 名前:喰い遺しにつかれ 3 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:20:41 ID:txhqvgId]
また文字を書きつけ、タコの人の腕が板をかざす。
お願いの内容は、生前のルークのメモに名前があった人への届け物と、可能なら依頼主さんと仲良くして欲しいという事と。
依頼主さんとは以前からの顔見知りの仲だ。彼女はとても快活で、頼まれなくたって仲良くしたい人だと思う。
頼み事の後者は努力するが、前者の届け物はどこの何者へ何をかと尋ね返した。
彼が答えるには、植物学者の卵である故郷の弟の元へ、タコの人の体表に生えた苔を届けて欲しいそうだ。
何気なく尻に敷いているこの苔、何か特殊なものらしい。
『職権乱用でも この際知るもんかですよ 死んじゃったからには 転んでも ただじゃあ起きません』
ある意味殉職だから遺族に何かしらの手当を出ないかなと、板の隅っこに小さくルークの走り書きが加わった。
そんなの出る職場なのか。すごいな、さすがよく分からないけど偉そうな肩書持ち。
しかし内容が、弟にお土産あげてね、友達を慰めてあげてね、とは。死者から言い遣ったにしては、なんとも。
お願い事が一つ足りないが、私はそれを請けると約束した。
そう、このタコの人は死んだ人なんだ。
 
サイレ、と腹に指が文字をかく。くすぐったい。
顔を上げればまた板が出てきた。
『お願い増やしたからには やはり謝礼が必要かと思うのです 先払いで』
どう見ても無一文なタコの人から無理繰り何かを巻き上げようとは思わない。
今の時点でいろいろ貰っているしな。
「それなら気持ちだけでいい。どうしてもってなら、体でお礼、だね」
自分のしつこさにちょっとおかしくなって、笑いをかみ殺す。
左腕に絡み付いた彼の腕が、私に自身を叩かせた。
ちっとも威力のないそれを何度か繰り返されて、私はしまいに噴き出す。
そういう反応が面白いから、しつこく言うんだ。
『もう それでお願いします このお馬鹿さんめ どれだけ挑戦者なんですか
 あなたが後悔しようと もう一つのお願いも聞いて貰い易そうですし』
後悔はするかもしれないな。その場のノリとか勢いとか、そんなもので色々後悔しがちな自覚はある。
さて、もう一つのお願いとやらは何か。
 
じゃあ早速と腰を浮かした途端、左腕をぐいと引かれた。
相も変わらず、私に握り拳を作らせたままの彼の腕を引き返して尋ねた。
「放してくれないのか」
触手の先が私の鼻先で、『まって』と宙に書く。
この期に及んで何だ、待ってって、あんたは乙女か。
触手を退け、代わりに私の顔の前に出された木板には殊更小さく何か書きつけられていた。
逆光状態で読みづらかったので、板に右手をかけ傾けた。
目を凝らして見るそれには。
『今更訊くのもなんですが わたし 臭くないですか 腐敗臭とか』
すん、と鼻を鳴らしてみると、ルークは板切れを引っ込め、私の鼻の前で触手を扇ぐように振る。
もう匂い嗅いだ後だからそんなことしても無駄なのに。
苔くさい。でも腐敗臭はしない。生臭い匂いももう感じない。
辺りからは雨が降った匂いや、岩肌の匂い、木々の匂い、湖の匂いはする。
このタコの人は自称腐肉喰らいのわりに、今はあまり生き物らしい匂いがしない。
しいて言えば、腐葉土の匂いならする。
「苔くさいけどそりゃ周りの草くささとあんまり変わらない。強烈に臭かったらわざわざくっつかない」
鼻先をはたはた扇いでいた触手が止まった。
それが、鼻をつつき、頬をつつき、また髪を掻き回した。
視界の端から、そろっと現れた板切れには少し大きくなった文字がつらつらとある。
『苔のあちこちに 落陽草植え付けたり それ食べたり 臭わないようにしてるつもり ですが』
鼻も人と違いますので、身嗜みが完璧かは自信がなくて、だそうだ。
落陽草とは日陰に育ついい匂いのする草で、消臭作用がある。
何度か見た、体から草をむしって食べてたのはそれか。
自臭を気にするタコの人。彼は生前は潔癖症か洒落者だったんだろうなと思う。
自画像も高嶺の花っぽい雰囲気だったが、それに関しちゃあんまり信用してない。
 


507 名前:喰い遺しにつかれ 4 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:21:19 ID:txhqvgId]
それはそれでそろそろ放せと左腕を揺する。ようやく彼の腕が解かれ、少し感覚が鈍くなった腕を振った。
掌の熱が移った真珠を右手に持ち替えて、ルークの触手の間から砂地へ滑り降りる。
自分の荷袋の口を開け、彼曰くの『わたしの気持ち』を大事にしまい込んだ。
何気なく髪を掻き上げると、まだ少し砂っぽい。これはよろしくない。つんと、その手の甲をつつかれた。
肩越しに振りかえったところに、待ち構えるのは小さな木切れ。
『あのですね サイレ』
「今度はなんだ」
木切れに代わって、木板が差し出される。
『するならするで わたしの方には色々と 準備が必要です
 身を清めるとか そう いろいろと
 しばらく お待ち頂けますか』
水浴びするタコの人は、想像しちゃいけないんだろう。
どっちかといえば、泳いでるタコの人の方が想像しやすいというのは禁句なんだろう。
「ああ」と生返事をする私の前で、ルークは触手同士をべちっと打ち合わせる。
彼の腕が彼の巨体の後ろへと回り、板を一枚引っぱり出す。
例によってカカッと軽快な音がする。その僅かな間に文字が刻まれた面を、ルークは私に向けた。
『サイレも 水浴びとかしては如何 あ 一緒には やですよ 恥ずかしいから』
タコの人は、合わせたままの触手の先端を目の前まで引き上げ、顔を隠すような仕草をしてみせる。
不気味だが可愛いと思ってしまった。人じゃないから逆に可愛いと思えるのかもしれない。
これで生前が自画像通りの顔じゃなきゃ、ある意味犯罪だろうよ。目の毒って意味で。
「あんた、歳幾つだ」
十代ならまぁ、ありか。二十代なら、ちと無理か。顔を隠したままのルークが二十四という数字を示す。
それはないと一瞬思った。が、今の彼はタコの人だからどうでもいいや。
「私と二つしか違わない」
考えてみれば、彼は学者様とやらだ。
何となくおっさんしかいないような職種だと勝手に思いこんでいたが、その中ではかなり若年で幼い者という扱いを受けてたのかもしれん。
その、周りを誑し込んで好きなようにしてたってくらいだから。
 
 
肩を揺すられ、目を開けた。なのに光は見えない。塗り込められたような闇だけがある。
眠っていたらしい。いや、まだ眠りの中なのか。
あれから、ルークに促されて湖の水を浴び砂を落とした。
あちら側の準備がまだ続くようだったから、少し仮眠をと横になり、今目覚めた、んだと思う。
たぶんそのはずなんだが、様子がおかしい。
体を横たえたのは、確かにベースキャンプに浮かぶ船に備え付けられた寝台の上だった。ここは何処だろう。
瞬きしても目を凝らしても、見えるものは何もない。鼻を摘ままれたってわからないというヤツだ。
軟らかいような、滑らかでいて何の温度もない奇妙な感触が背中に当たっている。
嗅ぎ慣れない不思議な匂いがする。嫌なものではない。鎧戸の向こうの嵐のような、絶え間ない低い音が小さく聞こえている。
そっと二の腕に何かが触れた。
「ルゥ、クオンド」
私の尻上がりの声に応える様に、闇の中に白く人の顔が浮かび上がる。
骨を思わせる妙な色艶を持つ輪郭を、深緑色の癖毛がふわりと覆う。緩やかな眉、目蓋は伏されて濃い睫毛が弧を描くのが見える。
血の気のないのに瑞瑞しい唇が、うっすらと笑む形を取っていた。ルークの描いた自画像そのままの少女めいた美しい顔だった。
闇から染み出す様に、ルークの体全体が見え始める。仰向けに寝る私の横に座るそれは、人の形を備えていた。
「サイレ」
形のいい唇が動いた。その声は耳に残らない。
私は信じられない気持ちで、ルークの体を見上げた。
一糸纏わぬ生白い肢体。
それに付いてる、チチ、乳。いうなればおっぱい。何故にそんなにぼいんぼいん。
「あんた、オンナか」
うっかり声も裏返る。何そのええカラダ。
男でも女でもいけるクチだが、こういう不意打ちだとなんというか。
彼、もとい彼女は口元に笑みをたたえたまま。その目蓋は閉じられているのに、実に正確に顔を近付けてくる。
いいんだけど、いいんだけど。そっちはいいのか。
覆い被さられ、ますます間近に迫る彼女の睫毛の存在感など見惚れる内に、口付けられた。
軟らかくていい匂いがして、甘い。
花弁のような唇ってこういうものかもと、どこかぼんやりと思った。
 


508 名前:喰い遺しにつかれ 5 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:23:05 ID:txhqvgId]
比喩抜きに甘い口付けをされる中、覆いかぶさる体からじわりと重さがかかる。
圧し掛かる彼女の体は少し冷たいようで硬い。私より背丈がありそうだ。
滑らかな指が私の腹を撫で上げ、インナーの中に潜り込んだ。彼女の指が階段を登るように肋骨をたどり上がって行く。
動悸を激しくし始めた胸に、意外に大きな掌がぺたりと乗った。
心を丸ごと掴まれるような見透かされるような錯覚にくらくらする。
ルークの顔が少し離れ、私の顔のすぐそばでその唇がまた笑む。
彼女は体勢を変えたらしく、股間へと布越しに彼女の太腿が押し付けられた。
「ない」
うっすらと微笑んだままのルークは、そう呟いた。
何が、と聞き返す前に、彼女の目蓋が初めて開く。私は息をのむ。
眼球の白くあるべき部分が黒い。大きめな虹彩はタコの人と同じ赤。そして瞳孔は横に長い。
異貌だ。髪の毛が深緑色だなんてどうでもよくなるほどの異貌。ひとならざる者の眼。
なのに美しいと思えるのはどういうこった。
「すこし まって」
言うなりルークの片手が柔らかく私の目を覆う。また、視界は黒でもなく闇に閉ざされた。
片手で襟元が開かれ、インナーは流れるような動作で体から剥がれてしまう。
目蓋を塞がれていることもあって、何をどうされたんだか解りもしない。
鎖骨に胸にひやりとした口付けが落ちる。遠くから、乾いた音がした。
彼女の体に手をかけようと腕を伸ばしたけれど、その手は宙を掻いた。上に乗っているのに、何処にいるんだかわからない。
 
ルークの手が退き、赤い目が私を見つめている。
「女の人だったんですね、勘違いしてました。すみません。同性相手で攻め手は初めてですが、為せば成ります」
変わらぬ微笑と、微妙に不安を覚える言葉。
私も同性相手で受け身なのはあまりないんだが。代わった方が良くないか、これ。
身を起こそうとすると、有無を言わさぬ力で押し留められた。
「じっとしていてください。わたしが頑張らないと意味がないでしょう」
わたしからのお礼なんですからと囁くルークの唇は、うっすらハチミツの匂いがする。
唇艶々だから、蜜蝋入りの保湿クリームでも塗ったんだろうか。でもあれは甘くない。さっきキスした時は甘かった。
彼女の両手が私の髪に潜り込み、そっと頭を包まれた。
「ねぇサイレ。どういうのが好きですか」
どういうのって、あんた。
「負けん気が強いのにどこか頼りない感じの人が。女顔も好きだな」
ぐっと頭蓋が圧迫される。痛い痛いって。
お前の男の趣味なんぞ訊いてないと言わんばかりのルークは、それでもほのかな笑みを絶やさない。
まぁ無粋だわな、私が。
「すまん。ええと、改めてどことも明言しづらい」
「なるほど」
ルークの両手が力を緩めた。と思うと、彼女の指はいやにねっとりと頭皮の上を這う。
半球をなぞる様に滑り、耳の上から頬へと下りる。
「好きにしますよ。触れられたいって、あなたが言ったんですから。余すところなく堪能しますとも」
含むところのなさそうな声。異貌の美貌に浮かぶ表情は変わらず。
手だけは熱心に、私の顔面の凹凸を丹念に触れていく。
それは何かを塗り込めるかのようでもあり、舐めるようでもある。
「鼻の穴とか、好きじゃないですよね」
本気とも冗談ともつかないそれには、「当然だ」と答えておいた。
 
「大事なものは目に映らないと言われます。案外そうでもなかったりするんです」
間が持たないと思ったのか、そもそもこういう時に饒舌なのか、ルークは話し出した。
彼女の手は今、私の首とその近辺を『堪能』中だ。喉探っても喉仏はないってば。
「じっくり観察して初めて見えてくるものもあります。目蓋でもって世界から切り離して、暫く寝かせて、ある日ようやく見えてくるものもあります」
両の鎖骨をたどり、彼女の手が肩を包み、ぺたぺたと貧相な肩を撫でまわす。
筋肉少ない上骨っぽくて、触り心地悪いんじゃないか。触られる分には悪くないんだが。
「自分の目で見ておくことは無駄じゃないのです。本当ですよ」
淡々と、何を言うのだろう。
教養のある人は小難しいことをうなるものだと相場は決まってるらしいが、何故に今。

509 名前:喰い遺しにつかれ 6 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:24:23 ID:txhqvgId]
彼女の片手が私の胸へ移動した。
「何が言いたいかっていうと、つまりはです。自分の目であなたを見たかったなって思うんです。あなたをよく知りたいのに」
赤い目も、私を撫でまわした触手も、本来の彼女の物ではないんだった。見え方感じ方が違うって言ってたっけな。
肉付きが薄いを通り越し、肉のない胸をそろそろと撫でられている。
揉むところなんざ皆無のあばらの浮いたようなとこだ。
「人の心はその胸の器に宿ると言いますが、そうなら今、わたしの手はあなたの心に近いんですね」
心臓が跳ねた。何言ってんだ、本当に。
肩に残っていた方の手が離れて、また目隠しをする。目蓋の裏に、切り取った世界を仕舞い込めってか。
少しずつ私の息が熱くなるのに、あちらは一向にそんな気配がない。あたたかいと胸に指が書くのすら、ちょっと気持ちいいのが解せん。
 
薄い唇が柔らかく耳たぶを挟む。目蓋を閉じられたって、流石に何されてるんだかわかる。
軟い肉が合わさり離れる、チ、チという濡れた音が、触れられるくすぐったさと併せて興奮を煽る。
目隠しを外されて目に入るのは、深緑色。髪だ。
手に取り、唇を寄せる。手触りは頼りないけれど、苔の匂いと花のような香りがした。
「だめですよ」
やんわりと手から髪を奪われる。そのまま手首を握り込み、ルークは言った。
「サイレは温かくて生きてるって気がします。素敵ですね」
彼女の手は大きいだけじゃない。細いように見えて、結構がっしりしているというか、硬い。
指の縁は何やら軟らかいような感触もあるが、まさか体の縁のヒレヒレしたアレだろうか。
手首に口付けられるのを息を詰めて見つめた。
「はやく なってますね」
舐めるでも吸うでもなく、歯も立てずに、ただ柔らかに小さく唇が動いて脈を食む。
何かに濡れた唇からの口付けは心地よかった。やがてゆるゆると、私は溜め息を吐く。
「ねぇサイレ。わたし、思うんです」
「……ぅん」
手首を放してくれた代わりのように、顎をついと上げられた。
好みの顔形なのに赤いヤギ目で、ルークの顔はちょっと心臓に悪い。見ると動悸が激しくなる。
びっくりするけどやっぱり好ましくて、ある意味堪らない。
「わたしも裸です、あなたも裸。それが公平でしょう」
はじけイワシは魚です、のような口調で言われたが、今の私には理解できない。
「そういうわけで」とルークが私の唯一残った衣服、腰部を覆う下着に手をかける。
「あ、や」
「『私も裸だヒャッホーイ』と脱ぎましょうよ、さあ」
言うや否や、私が腰を浮かす事もしないのに、下着が尻を通り越して両膝の辺りまで下げられていた。
汗とかで脱がせにくいだろうにどうなってんだ。いや、それ以前にだ。
「それが、一緒に水浴びするの恥ずかしいって言ってた人の、することか」
呆然と呟く私の脚から抜いた下着をくるくると丸めながら、ルークは薄く笑うばかり。
 
触れるか触れないか、そんな微妙な力加減で内股に手を滑らせて、彼女は妙にたどたどしく言った。
「おとこのひとだと おもってましたし」
あんたが同性だから私は却って恥ずかしい。
そう返してやろうとしたところ、胸の突起をルークの唇が挟み込んだ。
「っは、あ」
「知っていましたが、人の命は温かくとも死は冷たいのです」
そんな状態で喋るものだから、彼女の唇の感触でこっちは堪ったものでない。
学者様のおっしゃることは難しくて先程とは違う意味で、ちっとも理解できない。
息を乱し上擦る声を漏らす私と、声がくぐもる事すらないルークと。本当にどうなってんだ。
彼女の掌が、私を摩り上げる。汗ばみ火照る肌、温度のないままの指。ちぷ、と粘めく音がした。
「熱を生んで温めてくださいな」
ルークは胸に顔を押し当て囁く。心に近いと言ったその位置で。
ぬめりを受け止めた手が、さらに熱を吐けと催促するように、割れ目を開いて押し当てられる。
それは円を描くように動いた。
「ん……ぃあ、あぅ」
指が中に食い込むことはないが、一番敏感な部分も入口も一緒くたに圧迫され、痛みを覚えない程度の力加減で揉みくちゃにされている。
思わずきつく目蓋を閉じればその裏に光が走るようだった。こぼれた涙が頬に流れて汗に紛れた。
跳ねる体の動きも難無く抑え付けて、ルークは手の動きを縦の往復に変える。
呼吸は全部嬌声になり、腕が勝手に彼女の頭を抱え込む。汗まみれの腕にあたるふかふかしたもの。 
「は、あふ……ッル、ん、ク」

510 名前:喰い遺しにつかれ 7 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:25:37 ID:txhqvgId]
垂れそうになった涎をあわてて飲み込みもって、ルークを呼んだ。
勝手に眉が寄る。寒気のように、背筋からゾクゾクした快感が拡がりへばり付いている。
「なんです」
変わらぬ調子で彼女は返した。彼女以外何も見えない闇の中、私だけが乱されている。
いい様にされているのが悔しいような、嬉しいような、おかしい気分だった。規則的な湿った音に、耳すら侵されていく錯覚がする。
けれど、一つ物足りない。
「……ね、いれ、てっ」
 
私の腕をするりと解いて、ルークが頭をあげた。私は目を開き、何事かと彼女の顔を窺う。
涙に霞む視界で、彼女は瞳孔が横に割れてる目をそっと細めて笑っていた。
「むり」
淡々きっぱりとした拒否。だが私を焦らそうというわけではないらしく、ルークの手は止まらない。
不満は鼻にかかった甘え声になって口からこぼれ出た。
「やぁ……ん」
「だめ」
腰が彼女の手を逃れようとするのだが、例によってどうにもならない。
ルークは手の動きに合わせるように「むり」と「だめ」を繰り返している。
そんな機械的とも言える単調な刺激に、どんどん追い詰められていく。
再び彼女の頬が私の胸に押し当てられた。ほとんど反射的に、しがみ付くように抱きしめた。
「かわいいですね サイレは」
何を、言われたんだ。
考える間もなく、ルークの指が止めとばかり小さく立ち上がるものを啄ばむ。
「――――ッ」
 
声にならない声というのは、それが音でしかないという意味もあるんだろうなと、ぼんやりしながら思いついた。
涙が目尻を滑って耳に落ち、変に冷たく感じる。手で拭っても溢れてなかなか止まらない。
整わない息に上下させる胸の上には、ルークの頭が乗ったままだった。
頬を擦り付け軽く口付け、彼女は半身を起こす。
目蓋を大きな手にのしっと塞がれて、汗の流れる額に口付けられた。 
りりる……と耳に滑り込む音があった。
  
砂を擦る音、波音、風音、低い音、そんな音達を乗せた涼しい風が吹いた気がした。
そちらに気を向ける前に、ぬるりとした何かが胸の上を這う感触に身がすくむ。
手が退いて、少し歪なルークの顔が見えてきた。
「…………」
何か言われたのだが、よく聞こえなかった。私は目を凝らしてもう一回言えと催促する。
「中が、いいんですか。ちょっと困りましたね。サイレは、あ……いや、腕とか入れたことありますか」
いきなり高難度な事を。
冒険は仕事だけでと決めているつもりなんだ、私は。
絵に描いたような微笑へ、私は否定を表しておいた。「でしょうね」とルークは頷く。
股間にあてがわれていたルークの手は、気づけば私の胸に移り、粘つく液を塗り広げている。
汗で薄まったそれはおかしな具合の滑らかさを得ていて、奇妙な感触を伝えてきた。なんだ、その。悪くないというか。
「まぁほら、女の子同士で何か入れちゃうなんて邪道ですよ。うん。……と言うことにしておきましょうね」
邪道好きで悪かったな。手っ取り早くも気持ちいいのに。
強く言葉で反論する気も起きず、とりあえず不満を露わに鼻を鳴らしておいた。
「局所ばっかりじゃなくても気持ち良くなれますって。わたしも頑張りますよ。よくなったサイレはいい声で喘いでくれますから」
声の事を言われると、どうにも反論のしようがない。仕方ないだろ、勝手に出るんだから。
大人しく堪能されてくださいなと淡々と言うのに、ルークは妙に優しい。
一度達したせいか、どこに触れられてもゾクゾクする。私が熱い息を吐くのにそう時間はかからなかった。
 
 




511 名前:喰い遺しにつかれ 8 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:26:30 ID:txhqvgId]
波音、水音、木の軋む音がする。少し肌寒いが、体は妙に温かい。
うっすら目を開けると、薄暗いもやもやした視界に剥き出しの膝が見えた。その向こうには見覚えある岩壁と、そこに這う太いツタ。
カカッと馴染みある乾いた音が耳に入る。温かく濡れた触手が顔を一撫でしていった。
呆然としたままの私の目の前に、文字の彫られた板切れが現れる。
『おはようございます サイレ』
目で追うと、板切れを摘まんだ大きな鉤爪付きの指、それを備えた腕、苔生したタコもどきの巨体が宙に浮かんでいる。
「おはようって、……ルークか」
お礼の時のボインボインの体に可愛い顔は見る影もなく、どう見たって出会った時のままのタコの人だ。
ちょっと腕の苔が剥げている気もする。
目を戻し、私の状況を確認する。素っ裸で、大きな箱を湯船代わりにして入浴中。というか、ルークに入れられているようだ。
何の箱かと少し身を捩ってみれば、外側は空色の塗装がなされているのが見えた。支給品ボックスじゃないか、これ。
『湯加減 如何ですか』
水面から出た肩や脚にちゃぷちゃぷと湯をかけてくれながら、ルークは尋ねた。もやもやしてると思ったら、湯煙とは予想もつかなんだわ。
箱の底が深いせいか、私はルークの腕の上に寝そべるような形で湯に浸らされていた。
「ああ、少しぬるめだけど丁度いい」
『それは 何よりです』
相変わらず、あちらからは筆談だ。それにしても、知らない間にタコの人に風呂入れられるって、どういう状況だよ。
意識がはっきりするに従って、疑問がふつふつ湧いてきた。
目覚めるまでの最後の記憶は、『体でお礼』をたっぷり払われて、疲れたろうから起こすまで眠りなさいと目を閉じられたところまで。
彼女の言葉は憶えているのに、その声を思い出せない。そもそも何故彼女は人の形をとっていたのか。
 
また私の前に木板が差し出された。
『サイレは 身支度しててください 朝食になる物をとって来ます 湯の始末は 後程 わたしがしましょう』
体の下のルークの腕がずるりと動き、私の姿勢は変えられる。
私の足が木箱の底に付いたのを確認してか、彼女の腕は湯から引き上げられた。
私が口を開く前に、ルークは山刀一本引っさげ、どこかへ飛び去ってしまった。訊きたい事が沢山あるのに。
そうは思うものの腹はグゥと鳴り、食糧を確保してなかった事が思い出される。
せめてその辺にサシミウオでも泳いでいれば、と目を船の方へ廻らせる途中に気付いた。
視界一杯に広がる光景は、早朝の薄暗さの中、轟音と共に湖へ降り注ぐ瀑布。
この風呂、もとい支給品ボックス、滅多にない絶景ポイントにあるんだ。見知っていたのに、気付いていないことってあるもんだ。
微妙にハチミツの香り漂う湯の中から、私は暫くその光景に呑まれていた。
 
タコの人が肉塊と血の滴る山刀をぶら下げて帰ってきたのは、私がすっかり甲虫素材の鎧を着込み終えた後。陽がほんの少し昇った頃だった。
爽やかな朝の陽の下で見るにはまだマシだが、闇夜に紛れてこんなもんが近付いて来てたら、子供じゃなくても泣くくらい怖いと思う。
触手を振り振り、ルークは砂面に『ただいまですよ』と書いた。
その後ろ手に山刀を水に浸け、血を濯ぐ器用さはさすが多足のものよ。
手に鉄筆を握り、木板に文字を彫り付ける動作も流れるように滑らかだ。
『気の利いたもの 持って来たかったんですが いいもの 見つけられなかったので お肉をどうぞ』
自称・元植物学者は無い肩を落とした、ような気がする。
彼女の腕が草食竜のものだろう肉塊を私に差し出すついでのように、触手は顎だの頬だのを撫でてくる。
「いや、十分だ。ありがとう」
『礼には及びません わたしのお礼の内です 肉焼きはちょっと自信ないので 申し訳ないですが あなた自身でお願いします』
「あんたの分は、どうすれば」
何気なく訊いたところ、ほんの少しの間、ルークは無反応だった。触手が彼女の口元辺りに添えられて、その後もじもじと突き合わされる。
その後ろで鉄筆が軽快な音を立て、板に文字を彫り付けていた。


512 名前:喰い遺しにつかれ 9 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:30:57 ID:txhqvgId]
後ろ頭の開いた兜に触手を突っ込み、私の髪をワシワシと掻き回しながらも、ルークは板切れを差し出す。
『気遣ってくれて 優しいんですね この体 食事の頻度は 人ほど高くないのです どうかお構いなく』
そう言えば昨夜大きなカニを食べたとかなんとか、書いてたっけ。
納得しつつ、私は自分の荷袋から肉焼きセットを取り出しにかかった。
 
私が肉を焼く間、タコの人の口元からはボリバキベキリと鈍く乾いた破砕音が響いていた。
それと同時、鉄筆が木板に線を彫り付ける音もわずかに耳に届く。
あちらのは食事ではなく、これまで筆談に使用した木板の処分を始めたのだという。
放置すれば誰の目に止まるとも知れないから、証拠隠滅は確実にせねば、だとかなんとか。
『単純に 見られて恥ずかしい会話とか 有りますし』とのことだ。
タコの人はまた隠滅せねばならぬ物を増やした。
彼女への幾つかの疑問を、胸の内で反芻してみる。
ルークの『体でお礼』について、あれは夢なのか。体に残る事の後の気だるさからして、夢ではないのだろう。
では何だったのか、なんとなしに理解できそうな気がするのだ。たぶん、私はその答えを既に見ている。
支給品ボックスに張った湯はどうやって沸かしたのかについては、想像がつかない。
私が寝ている間に、肉焼きセットでチマチマと湯沸かししたとも思い難い。
ふと思い出したふうに、ルークは支給品ボックスの縁に手を掛け湖に向けてひっくり返す。
中のぬるま湯がすっかり流れ出た頃、何でもないように彼女はそれを元のように設置し直した。
中身の物とか、どうしたんだろう。
肉がいい具合に焼けてきたので、私はそこで物思いに耽るのを中断し、朝食を摂ることにした。
 
それにしても、木板が小さな山をなすほど、私と彼女は会話を重ねたろうか。今一つ実感は無い。
書いた物が残るというのは、文字の利点であり欠点でもあるらしい。
ルークが今まさに口に運ばんとする『余すところなく堪能』の文を読む気もなく読み取りながら、私は焼けた肉を食む。
彼女の自画像だけは、ちょっと欲しい。もう砕いてしまったろうか。
尋ねてみれば、あれは別に取って置いてあるそうだ。譲って欲しいと頼むと快諾して貰えた。
 
食事を終えて肉焼きセットをしまい込み、タコの人からルークの自画像をいそいそと受け取った。
少女めいた顔はとても二十四歳のものには見えないが、外見年齢については私だって他人の事を言えたもんじゃない。
女性の顔だったにしろ、やはり好ましい。木板に見惚れていると、破砕音の合間より、ルークの腕が伸びた。
『あんまりうっとり見られちゃ 変な罪悪感が 芽生えます 女の顔は ある程度 作れるんですよ』
年上のひとに言う事じゃないかもですが、とルークは書き添える。生憎、私に化ける技術は備わってない。
作る、ねぇ。言われて初めて、私に今更の疑問が湧いた。
「そういえば、私は生前のあんたを見た覚えがない。一応ハンター同士だし、これだけ好みの顔なら憶えてなきゃおかしいのにな」
憶えがないっていえば、タコの人の正体もよく分からん。空飛ぶタコもどきがいるなんて、噂に聞いたことすらない。
ルークは余程私に気を配っているのか、私が話す時には木板の噛み砕きを控えめにしてくれているようだ。
噛み砕きの再開と文字の書き付けが同時に行われるにぎやかさも、もう何となく耳が慣れてきた。
『ハンターになってあまり間もないですからね わたし 独りで居ることが多かったせいもあるかと』
行動を共にする機会が少なければ、じっくり顔を覚える事もないかもしれない。
そもそも彼女に親しい人が多ければ、この依頼が私に回ってくる事もなかったろうな。
ルークは鈍い音立てる口元の前で触手を小さく横に振った。
『ちょっと 化けるの止めた頃を 絵にしてみました』
私が肉焼いてた時に何かかいてたと思ったら、それなのか。
彼女が後ろ手に持っていた板に重ねられた、小さな木切れにはこうある。
『あまりの地味さに腰抜かすなよです』
 


513 名前:喰い遺しにつかれ 10 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:33:43 ID:txhqvgId]
先程の物よりも明らかに力の入ってない、簡略な絵だった。しかし注釈が沢山付いている。
なんというかルークオンドのすっぴんというのは、顔自体の美醜より何よりまず目をひく物がある。
何かって、金属の丸い枠に透明な板をはめ込んだ物。メガネだ。『酷い遠視持ち』とある。
髪型も先程の物より随分無造作に見えた。注釈は『手がかかってない、伸ばしてくくっただけ』。
他にも『眉毛、手入れせず。ほっといたら数年ぶりに垂れ眉化』とか書いてある。この簡略さでも伝わるあか抜けない雰囲気。
すっぱりと華やかさの削げた、何かの小動物を思わせる幼さの強い顔立ちに、やはり見覚えはない。
単純に生前の彼女とは会ったことがないのかもしれない。
「眼鏡の人は珍しいから逢ってたら憶えてるだろうが、記憶にはないな」
それにしてもなんという劇的な化けの事前事後。むしろ何故に化けなくなったんだろう。
タコの人は酒の肴でも摘まむかのように、木板を口に運んでいる。
『そうですか ある意味 わたし 腫れ物みたいなものですから 会わせなかったのかもしれませんね』
意味深な事を書き付け、私の目の前に板を置く。
「それは、どういう……」
ルークの触手が私の口回りを押えた。苔くさ……くない。主に先端部の苔が剥げているせいだ。
 
触手の、のしっとした重さや感触に、一つ確信した。
木肌を削る乾いた音がし、目の前に文字の彫られた板が現れる。
『朝食を終えたなら あの子を迎えに行ってやって 一緒にお帰りくださいな 一刻も早く』
あの子とはルークの『ここに来て得た一番の大事なもの』という親友、依頼主さんのことだろう。
こういう事態でなければ、用の済んだ狩猟場に長々と留まりたいわけでもないから、言われるまでもなくそうする。
依頼主さんは、私が見付けたルークの遺品を恐らく今も捜し続けているはずだ。だが。
口を塞ぐ触手を舌でつつく。温度がなく滑らかなそれは、驚いたように私の顔から離れた。
大は小を兼ねるなんて絶対じゃないのです、だっけな。なるほど。
内心納得しながら、私は彼女に尋ねた。
「今私が帰ったとして、またいつか、あんたに会えるのか」
ルークの触手は私の顔前で否定を示す。
幾分か荒い音を立てて、彼女は板に文字を書き付けた。
『サイレ 急いでください どうしてこの体に わたしの意識があるのか わかってないんです
 急に意識が芽生えたように 急に わたしが消える事だって 有り得るのです』
そうなれば、私の安全の保証なんかできるわけもない。現にルークの体は喰われているそうだしな。
下手すれば私どころか依頼主さんだって、このタコもどきの腹の中、ルークが噛み砕いた木屑と混ざり、ゆるりと溶けて崩れるはめになる。
私がこのタコの人に出会った瞬間から、その可能性はあったろう。
けれどその危険性を私に伝えなかったルークの真意は、目的のためなら他人の命などどうでもいい、なのだろうか。
人を誑し込んで、自分のいい様にしてきたと言った彼女なら、そうかもしれない。
 
私の肩を、ルークの触手が軽く押した。
宙に『はやく』と書くその触手をひっ捕まえて、抱き留める。
パタパタ物言いたげに小さく暴れる触手の反応を見て、昨日自分が言った事を思い出した。
「いつ消えるかわからない。逆に言えば、いつまでそのタコもどきのままなのか、わからないって事だよな」
触手は動きを止める。
このタコもどきの寿命がどんなものだか、知ったこっちゃないが、こんなに大きくて苔まみれなんだ。
たぶん人よりよっぽど長生きする。
「もしかすると、あんたが会話する事はこの先の一生無いかもしれない。そうも思ったんだろ」
小さく『はい』と宙に書いた後、触手はくったりと力を抜いた。
それを体に巻き付けるみたいに抱え直してみたが、ルークはされるがままになっていた。
昨日、このタコの人は構って欲しい時のアイルーに似ていると思った。
けれど、散々道に迷って帰って来た後のアイルーにはもっと似ている。
人恋しいとか寂しいとか、不安だとか、触れたがりなのはそこ由来なんじゃなかろうか。
彼女が人の体を失ってから、最初で最後かもしれない人との触れ合いを望んだ事を、責めようという気にもならん。
そこに懸かっていたのは私の命だが。
 
脱力しているルークの触手を撫で撫で、ふと思いついたままを口にしてみた。
「私があんたを喰ったら、あんたは私の中に来るのかね」
体に巻き付けるように抱えたルークの触手に少し力が入った。柔らかく抱きしめられて、相手がタコの人なのに妙に落ち着く。

514 名前:喰い遺しにつかれ 11 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:36:35 ID:txhqvgId]
『その発想は無かったわ です』
タコもどきがルークを食べたから、今、彼女がタコの人化していると限った話でもなかろうが。
「逆に、私があんたに食われたら、そのタコもどきの中で共存できるかもな」
言ったそばから、頬をぺちっとはたかれた。間をおかず、はたいた所を触手の先が撫でていく。
バカなこと言うなってとこだろう。
タコの人の口の中で木板の砕ける音と共に、またルークの書いた文字が目の前に現れた。
『ずっと一緒に居られたら とも思います
 でも わたし一人でどうしようもない状況に あなたが来てくれただけで どれだけわたしは救われたか』
ゆるく抱きしめられたまま、私は我知らず呟いた。
「誰かに必要とされる事が、どれだけ私を満たしたか。あんたにゃ解って欲しかない」
そうだ。私は人に誇れる物など何も持たないからこそ、利用されようと頼られようと必要とされたい。
ある意味、酔っ払いがいると自分が酔い潰れられない時の責任感にも似た、優越感と言おうか。
ムニとルークの指が頬をつつく。
『ね サイレ あなたはなんて言うか ダメな人ですね』
自分をよく見られたいからって、自分の力量を弁えてない自覚くらいある。見栄っ張りというのかもしれない。
しみじみと年下に指摘されると情けない気もするが、まあどうでもいい。
だから私は「ああ」と答える。 
木切れを噛み砕く音が続く中、鉄筆が走る音も小さく発されている。
ルークは私の頭を兜ごと、暫くわちゃくちゃと撫でまわし続けた。
『でも ダメな人だからこそ 離れ難いなんて思うわたしも 大概ダメな人です
 まさか 死んだ後にも 未練が増えちゃうなんて思いませんでした』
 
言われた意味を理解できずぼんやりしていると、くるくると触手が解け、再度ルークは私の肩を押す。
『行ってください お願いですから あなたを大事にしてください』
見上げた目は、相変わらずどこに焦点があっているのかもわからない無表情なのに、なんとなしに優しいように思える。
私の頬から唇を触手が横に撫で、タコの人はそれを口元に持っていった。
彼女は自分の閉じた口の上を、触手の先端で軽く叩くような仕草をしてみせる。
意図がわからず首が傾いで行くのを感じていると、ルークの触手は口元を押さえたまま、動きを止めた。
一瞬の後、触手の先端は何かを弾くような仕草と共に、口元から離れた。
タコもどきの動きからは意図が読めないので、人の姿に置き換えて、今の仕草を頭の中で再生してみる。
手で唇辺りを抑えて、前方にポイと離す。
……投げキスか。
自分の頬に血が昇る音が聞こえたような気がした。
 
行けと言われたのに心身共に固まる私の前、ルークはまた何事かを書き付けているらしい。
彼女の手元の鉄筆はまともに姿を捉えられない程の速さで動いていた。まさに筆が唸りを上げるが如き。
幾枚かの板を重ねた頃、彼女は筆を置いた。そして手に手に板を持ち、次々と私の目の前を横切らせる。
『あなたが好きです 息もできないほど そもそもしてませんが』
『所謂 吊り橋効果というやつかもしれません 幻滅とかする時間すら』
『もう一つのお願いは わたしを憶えてて貰おうと思ってました けど』
『あなたにはわたしの事 知って欲しいと思いましたが 知るだけでも』
『出会った時には あなたのためになる存在じゃなかったのが 悔しい』
『本当は あなたの顔も声も どんなのだか わからないんです 小さ』
私が全文を読み切る前に木板は通り過ぎ、容赦なくタコの人の口の中に消えていく。
一際音高く木板を噛み砕くルークは、今度はゆっくりと私の前に板を置く。
『伝えたいけど 伝わって欲しくない事は 以上です 見苦しい真似してすみません』
触手がまた私に伸びかけ、宙で止まった。
誤魔化すようにそれを左右に軽く振るい、しっかり読める速度で彼女の言葉は続く。
弟への届け物についてや、依頼主さんと仲良くして欲しい旨の念押し。
見る限り穏やかなそれらは、まるで人が変わったかのようだった。タコもどきだけど。
 


515 名前:喰い遺しにつかれ 12 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:39:05 ID:txhqvgId]
ルークについに送り出されてしまった私が、ベースキャンプから遠く離れた場所で依頼主さんを見付けたのは陽が空の真上にかかる前くらいか。
酷く疲れの滲んだ表情は痛々しく、ほんの暫くの間にやつれたようにすら見えた。
私を見るなり、依頼主さんは子供みたいに表情をクシャクシャにして「あらへんの」と呟いた。
そりゃそうだ。彼女のお探しの品は丸っきり違う場所で、私が回収したんだもの。
彼女の青い眼に大きな涙が浮かび、ぼろぼろと零れだす。泣きそうな顔が、ついに泣き顔になってしまった。
一生懸命しゃっくりを堪えてちょっと鼻水出かけてる依頼主さんを宥めながら、メガイ氏の遺品らしき物を見付けたと伝えた。
涙のたっぷり乗った長い睫毛をパタパタ振るうように、彼女は瞬く。
背高くしなやかな体躯と、黙ってれば冷たそうな綺麗な顔をした依頼主さんは、喋ってみれば印象が違うと言われがちだ。
あけっぴろげな性格と、どこのだかわからない訛りとで、見た目に反してとても人当たりが良いというか、とっつきやすい。
「え……、サイちゃん、ほんまに」
眼を丸くした依頼主さんの表情は二十前という年相応で、悲愴感が一時的にでも飛んだ事に私はほっとした。
まさか遺品の持ち主本人に現物を確認させたと言えるはずもなく、あくまで『それらしき物』だという事を強調しておいた。
物を確認してもらうべく、「とりあえずベースキャンプへ」と声をかける。
この間にルークはどこか別なところへ移動しているはずだし、ちゃんと支給品ボックスに早期帰還の連絡用品も入れ直しておくと言っていた。
ルークは、命を落としただけでなくタコもどきになったなんて、依頼主さんに知らせたくないんだそうだ。
心残りだったはずの喧嘩別れのままというのは、遺品から謝罪の意思があったことは伝わろうし、良しとするんだと。
死人に口はないのですよと言う割に、私が彼女の故郷を訪ねる口実の仕込みをやっていたタコの人の事に、思いを馳せる。
 
涙を打ち払った依頼主さんが「ほな急ごか」という声に顔を上げれば、何故か彼女は私に背中を向けて屈んでいた。
悪い予感に眉根が寄る。
「サイちゃん軽いし、乗ってきぃや」
依頼主さんはそれこそ軽くおっしゃった。
いくらランゴ装備や私が軽いったって、合わせて大剣よりは重いと思うんだが。
黙っている私の思いを読み違えた彼女は更に言う。
「あ、遠慮せんとって」
私を背負って走る気満々の依頼主さんは、そう言い出すだけあって、かなりしっかりした体を持っている。
体型、私とは少し違う意味で男みたいだもんな。胸がないのは同じだけど。
断るのもちょっと骨が折れそうだと思い、「じゃ、失礼」と依頼主さんの背中に身を預けてみた。羨ましいほど逞しい。美人さんなのに。
「肩車とおんぶと抱っこやったら、おんぶが一番安定ええんやろけど、そーやんなぁ」
独特の、間延びしたような口調がこちらに確認するように問うが、ほとんど独り言なんだろう。
依頼主さんは私を背負って軽々と立ち上がる。目の位置が高いと世界が広い。
とつとつと走り出した依頼主さんは、やたらに足が速かった。ランポスとだっていい勝負するんじゃなかろうか。
走る彼女から汗の匂いがして、きっと根を詰めて遺品探しをしてたんだろうなと考えた。
のうのうと水浴びだの入浴だのしていた自分を思えば、ひたすら申し訳ない気持ちになってくる。
 
ベースキャンプに帰り着いた時、当然のように、あの大きなタコもどきの姿は影も形もなかった。
私は少しの安堵と大きな落胆を覚えながら、それらを胸の内に留める事に成功した。
船に積んだ何の変哲もない地味そのもののズタ袋を依頼主さんに指し示すや否や、彼女の表情は変わる。
つかつかと歩み寄り、真鍮のプレートに浮いたメガイの文字を穴が開くんじゃないかってくらい凝視する。
うっかり息を詰めて見守っていると、依頼主さんはその長い睫毛を伏せた。
「おおきに。……確っかに、これル……メガイのやわ」
震える涙声で、それでも彼女は始めに礼を言う。


516 名前:喰い遺しにつかれ 13 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:41:36 ID:txhqvgId]
続いて、遺体や装備は見当たらなかった旨を聞きながら、依頼主さんは本格的に泣き出すまいと奥歯を噛み締め、目に一杯涙を溜めていた。
そんな彼女に意地悪をしたいわけではないけれど、ルークが伝えたかった事がちゃんと伝わるように、後押しをせねば。
「中身もちゃんとあるのか、見といた方が良いと思うな。一応私も見たけど、足りてるのかそうでないかは解らなかったし」
持ち主曰くは、身に付けていたもの以外は概ね欠ける事無く揃った荷物だそうだが。
依頼主さんは神妙に頷き、ズタ袋の口を開く。
仕掛けられた罠のように、詰められた物の一番上に鎮座ましますのは、件のメモだ。
ルークの癖字を追う依頼主さんの目から落ちる水滴は、にわか雨の雨粒みたいだった。
 
瀑布に負けじと、幼い子みたいに大泣きしている依頼主さんはそっとしておくことにして、私は引き揚げの支度を始めようとした。
ルークに頼まれたからには、依頼主さん共々帰還するまで気は抜けない。
予定より早い帰還は、信号を打ち上げて迎えに来てもらうんだったか。それとも狼煙だったか。さて。
支給品ボックスに目をやりながら考えていると、左後方でサクリと砂の音がした。
振り返ってみれば、砂面に突き立つ細長いもの。
手に取れば、木切れを大雑把な魚の形に削った物だった。その横っ腹には紫色がかった薄い滲んだ文字が書かれている。
『上を見て』
すっかり見慣れたその癖字。弾かれたように見上げれば、崖の上から宙へと突き出た何かが横にゆらりと振られた。
それまた見慣れた、タコもどきの腕だ。まだこの場を離れていなかったのか。
そっと背後を窺うが、依頼主さんは崖上のおかしなものに気付く事もなく号泣中だった。
ちらちらとタコもどきの腕を見上げていると、また何かが投げ落とされ、砂に刺さる。
先程と同じような、魚型の木切れだ。
『読んだら水に』
まだ乾ききっていない文字は、酷く滲んでいたがなんとか読めなくはない。
意図はわからないが、書かれた通りに木切れ二枚は波打ち際に突き立ててみた。
木切れは波に洗われ、倒されて、文字などみるみる滲んで読めなくなってしまう。
証拠隠滅は抜かりなく、か。
 
波間に沈みつ浮かびつしている木切れから視線を離し、また崖上を見上げると木切れらしき物をつまんだ爪先が、ぷらぷらと揺られていた。
ルークの腕が少し反り、木切れを砂面に投げつける。
またも突き立つ木切れは、前二つに比べれば少し大きかった。
『わたしの形見が出てきました あなたに 持っていて欲しいんです』
出てきたって、どこからだ。その疑問を今ルークに伝える術はない。
ついでに形見とやらの受取を拒否することすらできるのか、怪しいもんだ。
もう一度見上げると、既にタコの人の指先には何かがつままれており、ルークはこれ見よがしにそれを左右に振る。
タコもどきの腕が陽の光を受けてきらめくそれを、私めがけて投げ落したのと、私の背後から大きな風が吹いたのは同時だった。
崖の上へずるりと腕が引っ込んだのが視界の端に映りながら、落ちてくるものを目で追うのに必死だった。陽光がかなり邪魔だ。
落下点の下には既に入っているんだから、きちんと手を構えさえすれば受け止められるはず。
気に入らん事に手も小さい私だが、タコもどきの投げ方が良かったのか、それを掴み取ることに成功した。
 
「……あれ、うつってる」
一瞬、誰かがいつの間にか傍に来ていたのかと思った。少し鼻にかかったその話し方は、聞き覚えないものだったから。
慌てて辺りを見回すが、船の上で依頼主さんが風に煽られた髪にてんやわんやしている以外、誰もいない。
さっきの声は聞き覚えがある、なんてものじゃなく。私の口が動いて言った。
独り言が知らずに口をついて出るという事は無くもない。けれども、全く思考にもない言葉が出るというのは、体験した事がない。
混乱しながら、ふと掌に目を落とした。
ルークの形見だという、掴んでいた物は、少しへしゃげた細長い金属と透明な板を組み合わせた物、眼鏡だった。
意識もせず、私は私の手をしげしげと眺め口の中で小さく呟く。
「手、ちっちゃい」
好きで小さいんじゃない。

517 名前:喰い遺しにつかれ 14 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:44:20 ID:txhqvgId]
ムッとしている間に、空いている方の手が最後に降ってきた木切れを引っ掴み、水中に突っ込む。
それも波に洗われ、おそらくは植物の汁で書かれていたんだろう文字が、消えていく。
「近くもしっかり見えるって、いいですね」
両手が私の全身を、いや鎧の各所を軽く探る。当然、私の意思ではない。なんなんだこれ。
私の体は、依頼主さんに背を向け、兜の紐を緩めた。額当ての部分を浮かせ、その下に眼鏡をしまい込むように兜を直す。
ちょっと兜は浮いているんだが、派手に動かなきゃずれもしなさそうだ。
それを確かめた私は、振り返った。
「アーサ、荷物の確認はできま、……できたか。いろいろ思うところもあろうが、ここは長居するべき場所じゃない」
依頼主さんは顔を上げ、鼻をすすりながら頷き、手鼻をかんだ。
あんまり乙女らしくないのは、彼女自身は田舎者のせいだというが、そういう問題じゃない気もする。
依頼主さんは水面に鼻をかんだ手を突っ込み軽く洗いつつ、答える。
「うん、ごめんな。帰る準備すんわ。サイちゃんも荷物まとめたり済んでたら、もう座っといてくれてええよ」
彼女は両手を振り振り、手の水を飛ばして支給品ボックスの方へ歩み寄る。
私は朝の内に船に荷物積んでるからあんまりする事もないんだ。
 
さて。先程の私は依頼主さんの愛称、アーサと呼んでも良いって言われてたけど未だ呼べなかったそれを、あっさり口にした。
船の縁から湖の魚を眺めつつ、自分の現状について考える。何となく、理由はわからなくても理解はできている。
不意に口元を私の手が覆う。
「ねぇ、サイレ。ついて、きちゃいました」
私の口が、私の名前を呼んだ。
「意図してこうなったんじゃないんですって言って、信じてくれますか」
ひそひそと、ほとんど口の中で呟くだけの私の言葉に、私は自分の意思で頷いた。
支給品ボックスを覗く依頼主さんの「なんや箱えらい湿気っとるでー」の声を聞きながら、私の口はまだぼそぼそと、言葉を続ける。
「眼鏡が食べカスみたいに歯に挟まってたんです。さっき投げた途端にアレから意識がするっと抜けまして、なんだかこっちにお邪魔してます」
彼の体にいつまでもお邪魔もどうかと思ったけど、あなたに乗り移りなんて企んで無かったんですから、等々。
くどくどと続きそうな口の動きを、意識して止めてみた。ちゃんと、止まる。
私は我が身を抱きしめる。鎧の上からだから、心持ち緩やかに。
「いらっしゃいって言えばいいのかな。ま、ゆっくりしていってね」
自分の中にいるらしいルークに、そう語りかけた。嫌気がさすぐらい、ずっと一緒にいられるかもな。
少なくとも彼女が私に幻滅する時間は十分にありそうだと、風を受けながら思った。
風は湖から崖を登ってその向こうへ吹き流れているらしい。ルークの意識が抜けたタコもどきは、流されただろうか。
湖面に陽光が輝き、眩しさに目を細める。
「眩しいのに、クシャミ出ないんですね」
心底不思議そうなルークの呟きの内容こそが私には不思議だ。
自分を大事にしろという言葉が、意図した以外の意味を持ったもんだ。私はなんだか可笑しくなった。
我が身は今のところ酷い疲れもないので、依頼主さんを手伝おうと立ち上がった。
そこへどこか嬉しそうにルークが囁く。
「ね、サイレ。もしかしてこれでわたし達、心の友ってものでしょうか」
私は「さてね」と返しておいた。
そうなるかは、今から次第なんじゃないかね。
 
 
独り言が極端に増えて幾日目が過ぎ、私は旅の空の下。
寒いわけでもないのに外套を口元まで引っ張り上げ、その下で私の口は、ひたすら喋っている。
当然、それは私の意思ではない。
私に、正確には私のかけている眼鏡に憑いてしまったルークが、数日間喋れなかった鬱憤を晴らすかのように、喋り続けているんだ。
遠視だった彼女の眼鏡から度を抜いて、少し曲がっていたつるを直しても、中の人は変わらず元気だった。死人だが。
さて今どこへ向かっているかと言えば、ルークオンド・メガイの故郷へだ。
依頼主さんと共に無事帰還した後、私は学者メガイ女史の遺品を彼女の弟の元へ送る役を、親切ぶって買って出た。
……主に、その遺品の元持ち主が張り切って言いくるめるのには、微妙な気分にさせられたが。
私よりルークの方が口達者なようだから、彼女が喋るに任せた。


518 名前:喰い遺しにつかれ 15 mailto:sage [2008/11/09(日) 16:45:26 ID:txhqvgId]
あくまで私の立場、私の言葉としてでも、ルークが親友と話す機会を取り上げる気もない。
中身がルークと知らない依頼主さんは、妙に親身なこちらの態度に大いに恐縮されていて逆に申し訳ない感じだった。
 
道すがら、ルークが私の事を色々尋ねるのだが、口の主導権を譲る私の反応は鈍い。
そのせいか、いつの間にか彼女の身の上話を語り始められていた。
 
そもそも王立書士官とかいうものは、基本的にこんな辺境に来ないもので、多くは都の方の研究施設に勤めているらしい。
研究のために辺境に来、ハンターとして狩猟場に出る者もなくはないが、そういう者は隊を組んで来る。
ならば、一人で来ているルークは何なのか。手付かずの自然の研究を出来る地へ出向、というのが表向き。
実は周りを誑し込んで云々の延長で、きな臭い関係に組み込まれていて、何らかの不正の片棒を担ぐはめになっていたんだそうだ。
悪い事やったら怖い人に睨まれかけまして、だと。その辺のせいで揉み消しも兼ねた左遷をくらう。
頑張る方向がいつの間にか大間違いとルークは自嘲気味に言った。
地方へ追いやられた形になったが、彼女はその環境や業務内容の変化を楽しんでいたらしい。
ハンター稼業を楽しいとは、学者っていうと何となくひ弱いイメージがあるのになかなかに剛毅な人だ。
こう言っちゃ失礼かもだが、武器なんか扱えたのかと訊いてみた。
例えば私は、貧弱な見た目に似合って体力も筋力も乏しく、ハンターは適職でないと思う。
重い荷物を引っさげ狩猟場に出ていたルークは、顔に似合わぬ力持ちだったのかもしれないが。
遠くを見る分には支障がなかったので、ボウガン使って十分戦えたと答えがあった。
「狙って撃てばいいだけですから」と事も無げに言われ、私はほんの少し苦い顔になる。
狙って撃って当てられる人間の言うことは、これだから。
 
ルークの言葉はまだ続く。
彼女はまずい秘密を握った身であったため、辺鄙な土地に行きつくまでに密やかに消される可能性も覚悟していた。
だが拍子抜けする程無事に目的地へ辿り着き、暫くしてルークは悟った。
竜を相手に戦わねばならない立場に置く事自体、緩やかな口封じになる。
ところがルークは、ただの学者上がりの身でハンター稼業をこなし、なかなか死ななかった。
そんなある日の事、密林の採取ツアーに向かってみれば、何故か現れるドスランポスが二体。
採取ツアーのつもりだったため、ろくな備えのないままに苦戦を強いられた。
結果的に事故や手違いで片付けられたルークの死を決定的にしたのは、普段ならなんでもないような事だった。
私は聞いた事もないが、眩しいとクシャミが出てしまう体質なんてものがあるんだそうだ。
竜の牙や爪から逃れつつ洞窟から外に出る瞬間に、どうしても堪えられない鼻のムズつきが襲い来た。
一瞬の、けれども致命的な隙を生み出した己の体質を恨んだ彼女の心を察する事は難しくない。
人間、何かと自分に不満があるものだが。
そんな疎ましさがあった自分の体でも、無くしてしまった今、ルークはどういう心境なんだろう。
 
「でもね、眩しいとクシャミ出るって鬱陶しいけど、光使った催眠術にかかりにくいとか、変なとこで役に立つんですよ」
酷く限定的な状況での例を持ち出した彼女に、思わず苦笑が浮かんだ。
「そんな風に、短所は長所にも化けます。今だって死んじゃってるけど、好きな人と四六時中一緒に居られる素敵状態」
前向きにも程がある。
死んで間もない人が、こんな調子だとは思わなかった。
「……って、何の話でしたっけ。喋りたい事が多すぎて、こんがらがって来ちゃった」
むぅと彼女は私の唇を尖らせ、それに指を押し当てる。元の体なら可愛かったかもしれないが、私だと様にならない。
そう言ってみたら、私の唇は笑む形を作る。
「私はサイレも可愛いと思うんです。でもサイレが嫌なら、やらないように気をつけ……あ、頬が熱いですね。照れちゃってもう」
幸いにして人目はないし、あっても口元は隠れているから大丈夫だろうけれど、人の顔でニマニマしてくれるな。
明るい口調で、ルークは私に呼びかけてくる。
弟がわたしそっくりなんですよ。うちに着くの、楽しみにしててくださいね。等々。
私の口ってこんなに動くものだったのかと感心する。
この触れる事の適わない新しい友との付き合いが、長いものになる予感がした。
 
 
―終―

519 名前:珍味のひと mailto:sage [2008/11/09(日) 16:49:34 ID:txhqvgId]
投下終了。不手際あって15レスになった。スマンです。
ついでにあらすじがなんか間違ってた。ともあれ、この話も終了。
だがおまけという名の回収し損ねのネタをば。
 
―ある者の独り言―
居候:ところで、お礼として渡した真珠をご覧くださいましたか。
女:見たけど、何か? 
居候:ええー。ちゃんと見て下さいな。
女:はぁ。
居候:この角度から光に透かして見たら、……わかりますよね?
女:輪郭がいびつだけどハート型、だな。
居候:はい、そのとおりです。
女:『わたしの気持ち』がこれか。
居候:真珠って、綺麗なものを塗ったくった石ころとか、なんでしたっけ。
女:綺麗げな見せかけを取っ払えば本質は大違い。何かみたいだ。
居候:ですよねー。人の思い込みって面白い。
 
志半ばで亡くなった悔いたっぷりなタコもどき(生前は美形)へ冥土の土産にイイ思いさしてあげよかと仏心出したら、
何故か幽霊女に惚れこまれましたってチビガリハンター。悪い気はしないものの、きっぱり恋愛感情無い。
 
前編と投下間隔空き過ぎてすまんです。近日中って、嘘になった。
悔い遺しに疲れたルーク&アーサ、喰い残しに憑かれたタコもどき&サイレがタイトル。
現実のタコは賢いけど無脊椎で動きが素早く寿命が短い。吸盤と柔軟な肢体が特徴の水棲生物。嘴持ち。
本文中タコもどきことヤマツカミは、どうやら骨格ある龍で長寿で、爪と指があって、うす鈍くて飛ぶし火を吐く。歯列持ち。
原型らしきもののアテにならないっぷりがお見事。
汁っけや吸盤のない触手(しかもごんぶと)なんて、触手の旨味はいずこ。ヤマツカミ難しい。
人ならざる者との意思疎通って萌え、が原動力。
そこはマスコット萌えに通じると思う。
本文一人称だから説明不足感は大いにあるけれど、いちいちアレがコレだと書かれるのも鬱陶しかろう。
解らんところは「ハイハイ、ナポリタン」で済ませて欲しい。思わせ振りで意味は無い、とでも。

520 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/09(日) 18:48:22 ID:iLARAA7f]
おもしろかったねーっ!って本当にもうGJって感じで



521 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/09(日) 20:15:16 ID:MJzx3MTV]
GJ

メガネが本体ワロタ

522 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/09(日) 21:02:01 ID:bChx/YLw]
ヤマツさんは数あるモンスターの中でも得体の知れなさというか、特に人間とかけ離れてる感がある。
その辺りの雰囲気を出しつつも意思が通じるというのは不思議感。GJ。

523 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/09(日) 21:37:33 ID:7+KJp36x]
GJ。やっぱり珍味のひと氏だったのか

何か凄くほのぼのして、泣きそうになった。こういう雰囲気の小説いいな

524 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/09(日) 22:09:50 ID:3WVJWdjW]
GJ、面白かった!
予想外のオチに驚愕
元々ヤマツカミ好きだったが、もっとヤマさん好きになったよ
つか、見覚えある好きな文体だと思ったらやっぱ珍味の人だったかw

525 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/10(月) 01:53:54 ID:tjmjd1m1]
GJ、なんか見たことある文体だと思ったら珍味氏だったのか
そうとわかればあれをいわざるを得ない

今回も「ご馳走様でした」

526 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/10(月) 01:56:23 ID:VyOG6QIQ]
ええい、なんだか覚えがある文体だと思ったらっ
これはGJこの上ない

527 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/10(月) 03:08:20 ID:QgD9y7X3]
珍味の人キター
前スレ見られないから誰か前編をwikiの方に載せてくれると嬉しい

528 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/10(月) 21:36:05 ID:fVxoZdL0]
>>527
やってみた。
 
ところで誰か、前スレの『霞の女王様』と『艶夢』をwikiに載せてくれたら嬉しい。

529 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/10(月) 23:38:18 ID:QgD9y7X3]
>>528
おおおおーサンクス!!!!これから読んで来るよ
補完出来ず、申し訳ない

530 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/11(火) 00:58:52 ID:6WxjioVK]
>>529
よく見たらちょっとコピペミスってた。ゴメンね。
直して来たから許してー。
 
先に言っとこ。保管庫更新乙&GJです。



531 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/11(火) 01:28:33 ID:CA/EqoQC]
メガネ本体吹いたw

てか、性別をあやふやにするの上手いですねぇ〜


532 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/11(火) 02:53:00 ID:olbjLGsC]
久々の業務連絡:まとめwikiに前スレの「霞の女王様」、「艶夢」および
今スレの>14-18、>88-95、>137-142、>232-239、>328-335、
「GENERATION LOST」、「狂い始めた野獣の弦」、「tournesol」、「ぬこの春」、
「喰い遺しにつかれ」の後半部分を保管しました。

盾蟹挽歌は未完のため勝手ながら今回は保管を見送らせていただきました。
また一部の作品では中黒(・)を用いた三点リーダー(・・・)表現が行頭にきた場合
wikiの構文仕様上の問題で最初の中黒が箇条書きのビュレット(見出し)になってしまうため
こちらも勝手ながら修正させていただきました。

533 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/11(火) 03:09:59 ID:1rO60oVZ]
>>532
大量更新乙&GJ!

534 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/11(火) 18:18:15 ID:6WxjioVK]
>>532
重ねて乙です。
 
リンク切れてたところ直そうとしてみた。
画像保管庫へはちゃんとできたけど、『クイーンに首ったけ 〜新婚編〜』下巻がうまいかなかったorz
ヘタレだからもう投げちゃう。

535 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/11(火) 22:24:46 ID:8rAfcbq6]
>>532
GJ哉GJ哉

536 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/13(木) 14:58:11 ID:arAFtHXu]
今回は完(食)じゃないんだな
食い残しだから?

537 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/13(木) 18:44:29 ID:8KSy/PQq]
スレ違いも承知で聞くんだが、コミケとかでモンハンの二次小説本(18禁)
出してるサークルっている?
漫画はコミケ情報サイトとかで良くみかけるんだけど、小説は見つけられないんだよなぁ
冬はモンハンの島に行ってみようと思うんだが

モンハンの二次創作を語れるスレが見あたらなかったからここで聞いてみた

538 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/13(木) 19:37:07 ID:arAFtHXu]
スレ違いどころか板違いじゃないかなー

539 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/13(木) 20:08:32 ID:8KSy/PQq]
>>538
そうだな、すまんかった

540 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/15(土) 08:14:59 ID:eoyya9ZZ]
なんかまたWikiが荒らされてる orz



541 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/15(土) 08:41:52 ID:vkLTvLIO]
直しといたけど、再度書き換えられる可能性もある。
飛ぶ前のアドレス確認お忘れなく〜。

542 名前:若火竜を追って mailto:sage [2008/11/15(土) 12:37:25 ID:gdM20JLQ]
カマレウスはとても書けなかった…

代わりに男ハンター×若レウス
ショタ気味だけど、中性設定

色々無理があるし
>>497のレウス像とは果てしなくかけ離れてると思うんだけど、投下します

543 名前:若火竜を追って1/11 mailto:sage [2008/11/15(土) 12:38:03 ID:gdM20JLQ]
ザシュザシュッ!!
リオレウスの眉間に容赦なく太刀の連撃が浴びせられる。
既にかなりのランクまで上り詰めている俺にとって、レウスは特に恐ろしい相手ではない。
今日のレウスはややスモールサイズだったから、なお手ぬるい。
いつもハンターを張り飛ばしてきた、憎々しいヤツの尻尾も既に切り落とした。
額もぱっくりと割れて、レウスの濃赤の体にはぶしゅうと鮮血が迸っている。
勢いよく突進してきた所を華麗に交わし、隙だらけの背中に再び太刀を打ち込んだ。
『ギャオオオオオオオンンンッッ!!』
レウスの咆哮は、最早断末魔の様相を呈している。
レウスが一旦俺に飛び掛ろうと身構えたが、すぐにくるりと背中を返して足を引きずり、
ねぐらに逃げ去ろうと翼をバタつかせ始めた。

「逃がすかよ!!」
余裕しゃくしゃくで、俺はもう一撃をお見舞いする。
レウスが痛みに飛び跳ねて、進路を変えた。
─狙い通り。そっちの方向には、前もって仕掛けておいた落とし穴がある。
今日の狙いは討伐ではなく、捕獲なのだ。
思ったより小さいレウスだが、それでもそれなりの報酬は頂けるはず。
俺はもはや戦利品の事しか頭になく、捕獲用麻酔玉を取り出した。
レウスが落とし穴に足を踏み入れる、
片足が地面にめり込んだ瞬間、俺は麻酔玉を投げつけた。
2個、3個、4個─。
ばしゅばしゅっと煙幕が上がる。
その向こうで、リオレウスにしては標準よりも小さいながらも、
対人間としては充分に大きすぎる飛竜の巨体がぐらりと揺らめいた。
煙の中で、その影がこっちに向き直ったのが分かる。

まだ眠り込んでいない。
「しまった!早まったか…!」
余裕をかます余り、レウスが完全に落とし穴に嵌まりきるまでに
麻酔玉を使ってしまった事に、ようやく俺は気付いた。
くそっ、なんという失態─。
ヤツを強引に落とし穴に叩き落して、余った麻酔玉を再び投げつけるか、
それとも手負いでますます凶暴になる事を見越してさっさと殺してしまうか─。
一瞬考え込んで、俺は即座に答えを出した。
どうせ今日のレウスはちびっこい。
この程度の獲物なら、殺して素材を剥ぎ取った方が余程マシだというもの。

544 名前:若火竜を追って2/11 mailto:sage [2008/11/15(土) 12:38:35 ID:gdM20JLQ]
太刀を構えて留めをさそうとした時、俺の目に思いがけない光景が飛び込んできた。
─レウスが、いない。どこにも。
ずっと見ていたのだから、逃げたはずはない。
なのに、目の前にいたはずのあの巨体が消え失せている。
まだ煙のくすぶるその場所に一歩近づき、目をこらして辺りをうかがう。
ゆらりと煙の中で蠢く影があった。
太刀を構えてその影の正体を確かめるべく、もう一度そこを凝視した。

何と、わずかに煙が晴れたその場所に、裸の人間が座っていた。
俺は目を疑った。
ごしごしと乱暴に目を拭ってみるが、確かにそれは人のようだった。
しかしそこに座っているその人物は、いつも俺が群れている人間達とはどこかが違っている。
髪は濃い赤だが、人間のものより明らかに重厚に見える。
全裸のその肌は薄いピンクのようにも見え、ところどころに黒いあざのような模様が見える。
俺よりも遥かに小さく、かつほとんど凹凸のない体つきは少年のようにも見えた。
「まさか…、レウス…なのか…?」
直感的にそう思い、俺はおずおずとその人に語りかけた。
人の形をしているだけで、さっきまでの殺意がみるみる萎えていく。
その人はかすかに震えながら、そっと顔を上げた。

間違いない。この少年はリオレウスの変化した姿なのだと確信した。
しかしあの見慣れたレウスの荒々しい容貌とは裏腹に、少年は想像以上に中性的な顔つきで、
俺はあっけなく毒気を抜かれてしまった。
見た所15,6歳の少年にしか見えない。
それも何となく雰囲気がそう思わせるだけで、実際の体つきや表情なんかはもっと幼くも見えた。
体が随分痛むのだろう、血にまみれた肌をかばうように両手で掻き抱き、
助けを乞う様に俺を見上げてくるその視線に、思わず同情心が湧き起こってきた。
「君は…、リオ…レウ…ス…?」
もう一度、問い掛けてみる。
少年は痛々しく表情を歪めながら、こくんと頷いた。
やはり─。
一体どうしてこんな事態になったのかは分からない。
麻酔玉乱発による副産物なのか、それともレウス自身のどうしても生き残りたいという
生存本能がそうさせたのか。
まるっきり答えはわからないが、さっきまで俺目掛けて火を噴き、
乱暴に突進してきたレウスは、傷ついた美少年へと姿を変えてしまったのだ。

545 名前:若火竜を追って3/11 mailto:sage [2008/11/15(土) 12:39:07 ID:gdM20JLQ]
まあ、美少年という言い方もまた正しくはない。
狩猟中は気にもしなかったが、まだ若い竜だったらしく、
普通のレウス種に比べてえらく体の小さかった彼だ。
少年というにはか細く、それでいて空を駆け回っていた時と同じく
その体の線は人間離れして優美で、俺を見上げてくる瞳はどこまでも無垢なのに、
一方で燃えるような獣性も漂わせている。
その姿はまさに少女と少年の中間、人智の及ばぬ神秘性さえ感じさせた。
俺はもう敵意を完全に無くして、レウスの美しい肢体をただぼんやりと見つめた。
レウスの体には至るところに深い傷が出来ている。
他の誰でもない、この俺が付けてしまった傷だ。
俺が一歩足を踏み出した時、レウスがあからさまに恐怖の表情を浮かべて後ずさり、
激しい痛みに表情をゆがめた。

「大丈夫か…!?」
思わずレウスに駆け寄る。
「───!!!」
レウスは血が迸るのも構わずに、俺から逃げようと冷たい地面を這った。
あまりに痛々しいその姿に、罪悪感が強まった。
ぎゅっとレウスの体を抱き締める。
「…っっ!!!」
レウスが怯えきって俺の腕の中で体をよじり、いやいやと首を振って必死に抵抗してきた。
「大丈夫、大丈夫だから落ち着いて…!」
俺はレウスのか細い体を掻き抱きながら、まるで女に対するように優しく耳元で囁いて
レウスを落ち着けるべく、努力した。
髪の毛を優しく撫でながらしっかり抱き締めていると、ようやくレウスは落ち着いて
ふうっと大きな溜息を吐いた。

レウスの髪の毛から、血に混じってえもいわれぬいい匂いが漂ってくる。
竜の形状の時、飛び去った時の風圧の中で確かに嗅いだあの匂いが、
どうやら人間向きに香水のように香っているらしい。
もしかしたら、それはフェロモンなのかもしれない。
もしくはハンターを酔わして油断させる媚薬。
それほどにその香りは、俺の心をうっとりと蕩かしてしまった。
レウスがようやくおずおずと俺の顔を見つめた。
怯えながらも、決して折れないしなやかさをも持ち合わせたその瞳、
傷跡も生々しいふるふると震える冷たい体、
そしていまや体全体から立ち昇ってくる芳しすぎる体臭─。
俺は夢うつつの心持で、レウスの艶かしい魅力の虜になってしまった。

546 名前:若火竜を追って4/11 mailto:sage [2008/11/15(土) 12:39:39 ID:gdM20JLQ]
「レウスたん…」
普段から堅物で通る、この俺とは思えぬほどの甘い言葉が飛び出た。
レウスが何か言いたげに軽く口を開き、口腔内から真っ赤な舌が覗いた。
俺に向かって火を吐いていた、あの生意気な口が、今は可愛くて可愛くて仕方ない。
「んん…っ!!」
レウスが戸惑いの声を上げるのも構わず、俺はその濡れた唇に強く口付けた。
レウスが数秒、俺の体を押しのける様に力を入れたが、俺が舌を挿し入れて
レウスの舌を絡め取ると、途端に力を抜いてしまった。
そんなあっけないところがまた可愛らしい。
レウスの喉奥から時折火花が飛んでいるのが分かる。
それを二人の唾液が一瞬で散らしてしまう。
人間の女とのキスよりも遥かに深い一体感を感じながら、俺はレウスの舌を堪能した。
ようやく唇を離してレウスの顔を見ると、やけにうっとりとした表情で俺を見つめ返して来る。

このあどけない仕草、確実にこのレウスは子供なのだ。
俺はこんな未熟で可愛い飛竜を狩ろうとしていたのだ。
胃の奥がじゅんと痛くなった。
「ごめん、ごめんな…。随分酷い事をしてしまった…。本当にすまない…」
そっとレウスの頬を撫でてやると、レウスは潤んだ瞳で俺を見つめ、
『死にたくない…』目の色だけで確かにそう伝えてきた。
急に愛しさが満ちてくる。
再びぎゅっとレウスの体を抱き締め、
「大丈夫…!ちゃんと手当てして逃がしてやるから…!」
俺は本気でそう言ってしまった。ハンターにあるまじきセリフなのは分かってはいたが、
あまりにレウスが儚げで、そうしてやらなければいけない気になっていたのだ。

大量の血を流して冷え切った、レウスの肌を温めるように抱き締め、
首筋に軽くキスをしてやる。
ちゅくりと舌で肌の表層を舐めてやると、
「ひああっっ…!」
声にならない声を上げて、レウスがびくびくっと大げさなほど体を奮わせた。
レウスの肌からはやはりあのいい匂いがしていて、まるで桜の蜜のような繊細な味がした。
俺の欲情を高めて仕方ないその微細な味をもっと味わう為、
もう一度べろりとレウスの首筋を舐め上げる。
『やだあっ…!』
声には出さないが、レウスの強張った表情は確かにそう訴えていた。
どうやらレウスもまた、竜の姿をしていた時とは
比べ物にならないほどの触感を得ているらしい。

547 名前:若火竜を追って5/11 mailto:sage [2008/11/15(土) 12:40:15 ID:gdM20JLQ]
少し舐めてやっただけで早くも顔を赤らめ、息を乱すレウスの艶かしすぎる表情に、
もとは竜なのはおろか、人間的な性別の概念までも一瞬で飛び越えて、
俺の性欲には火が点いてしまった。
「レウスッ…!」
「あううっっ!!」
石の転がる硬い地面に押し倒すと、レウスは強まった傷の痛みに泣くように叫んだ。
俺は慌てて防具を脱ぎ去り、アンダーシャツをレウスの下に敷いてやる。
レウスがぼんやりと俺の顔を見た後、俺の裸をも間近で見てしまい、
素早い反応で顔を真っ赤に染めた。
そんな処女性がますます俺の欲望に火を注ぐ。
まだ晴れ切らない麻酔玉の紫がかった煙が、やけにレウスを色っぽく見せてしまう。
我慢できずに俺はレウスの肌に吸い付いた。
「はう…っっ!」
レウスの肌をゆっくりと舐めながら、体を切り裂いた太刀筋に
唾液混じりに薬を塗りこんで行く。
レウスは痛みか快感か分からないほどにパクパク口を開けて喘ぎ、
俺の舌が、指が、体のあちこちを這い回る度に、何度も仰け反った。

見える範囲の傷跡全てに丁寧に回復薬を塗りこんで一息つき、
俺はぽつんと付いている、レウスの乳首を舌で突付いてみた。
「あんっ…!!」
レウスは甲高く叫び、まるで人間の女のように俺の髪の毛を掴んできた。
「ふうん…。敏感なんだな…、ココ…」
そのままレウスのピンクの乳首に舌を押し付け、ゆっくりと上下に舐め上げてやる。
「あ…っ、あ…う…っ、んん…っ…」
レウスの声がどんどん艶かしくなって俺の耳に届いた。
責め続けたままでレウスの顔を見やると、その中性的な美顔は気持ちよさそうに蕩け、
俺の舌がそこを前後する度に可愛い口がパクパクと開いていた。
間違いない。レウスは俺の舌で快感を感じているのだ。
そう思ったらもう我慢できない。
俺のモノはあっという間に硬くなり、レウスの股間にゴツゴツと当たった。

と、ようやく俺は違和感に気付いた。
そう言えば、リオレウスはオスのはず。
なのに、オスにあるはずのあの感触が、触れ合っている俺の股間に伝わってこない。
そっと体を起こしてレウスのそこを見てみると、驚いた事にそこには何も付いていなかった。

548 名前:若火竜を追って6/11 mailto:sage [2008/11/15(土) 12:40:47 ID:gdM20JLQ]
レウスが泣きそうな顔で見つめてくる。
「どういう事だ?君は男の子だよね…?」
レウスはただふるふると首を振るばかりだった。

もしかして、性成熟期間に入るまで、ペニスなんてものは現れてこないのか?
それともただ単に、人間に擬態するのに不必要だからか?
いや、まさか俺が切った尻尾とレウスのそれが繋がっていたのかも─。
色んな考えが頭を駆け巡ったが、この場でその答えが出ようはずがない。
そしてレウスに訊いても、満足な答えが返ってくるとは思えなかった。
俺の脳は身勝手にも都合よく、考えをまとめていった。
そうだ、むしろペニスがついていないのなら好都合。
この子は男の子でも女の子でもなければ、人間でさなく、今はリオレウスでさえないのだ。
ただ俺の淫欲を誘う存在として、ここにいるだけなのだ。
改めてそういう目でレウスの全裸を見下ろすと、我知らずにペニスが一段と硬くなった。

例え性的に未成熟でも、レウスも生きている以上、何かしら穴の一つでもないだろうか…。
期待を込めて、俺はレウスの足を開き、その体の真ん中を調べてみた。
思ったとおり、やはりそこには穴があって、俺は勝利の笑みを漏らした。
その小さな穴の役割は、あえて考えたくはない。
少なくとも生殖器官ではない事は確かだろうが、俺は指を舐めて湿らすと、
具合を確かめようと、そっとそこに指をあてがった。
しゅしゅっと軽く擦っただけで、レウスは大きく腰を揺らした。
その反応が快感なのか単なるむず痒さなのか、判別がつかない。
俺は更にレウスの桃色の秘蕾の入り口を軽く擦ってみる。
「ふあ…んっ…!」
レウスは腰をがくがく揺らして、自分で足を開いてしまったが、
それはどう見ても無意識のようだった。
どうやら特に不快な様子はないらしい。
俺はぬぷりと指を中へと突き入れてみた。
想像以上の熱さと締め付けが俺の指を襲う。
俺の指がレウスの内壁をこじ開けて、奥までずぶずぶと侵入していく。

549 名前:若火竜を追って7/11 mailto:sage [2008/11/15(土) 12:41:20 ID:gdM20JLQ]
「あぁぁぁ〜っっ」
レウスは中心を貫かれてさすがに不快感を感じたのか、
体に力を入れてその感触に耐えようとした
しかしその事が俺の指を一層締め付け、逆に男の欲情を刺激してしまう。
息を乱しながら指を第2関節まで埋め込んだ所で、ようやく俺は挿入を止めた。
「はう……」
レウスが惚けたような視線で俺を見てくる。
恥ずかしい所に指を突っ込まれながらも、どこまでも無垢なレウスが可愛くて仕方ない。
俺はそっと指を抜き差しし始めた。
ずるりと指を引き抜いた時、レウスの顔が「あっ…」という感じで強張った。
内壁を擦り立てながら、レウスの中へと再び指を突き入れる。
「あううっっ!」
今度はレウスの顔がぱっと紅潮した。
「大丈夫、痛くないよ、痛くない…」
力付ける様に言いながら、俺は指の抜き差しを速めていく。

ジュッ、ジュッと肉壁を擦るいやらしい音を響かせながら、
しばらく内壁を擦り続けていると、レウスの様子が変わり始めた。
「あん…、あんっ、あん…っ…」
俺の指が内部を往復する度に随分可愛い声を出して喘ぎ、
乳首を責めてやった時と同じく、その顔が快感のものへと変わっていく。
「気持ちいいのか…?」
更に内壁を押し込みながら、指の抜き差しを遠慮なく繰り返していく。
「ああ…っ、あんっ…、ん…んん…っ」
レウスの腰が俺の指使いに合わせて揺れ続けている。
どう見ても、レウスはそこに快感を感じているらしかった。
「ん?どうなんだ?」
意地悪く囁きながら、俺は空いた手でレウスのぷっくりと勃ち上がった乳首を
擦ってやる。
「ふあああんんっ…!」
レウスが一段と大きな嬌声を上げて俺の手を掴み、苦しそうにこくこくと頷いた。
「そっか、よかった」
俺は湧き起こってくる喜びを噛み締めながら、乳首と秘穴の同時責めを続けた。
「ふあ…っ、ああんっ、あんっ、あぁっ…!」
レウスは俺の指に浮かされるまま、ひたすら喘ぐばかりになった。
それほど時間は経っていないのに、えらく敏感な体らしい。
レウスの中が燃えるように熱くなっていく。
今まで何人かの女を抱いてきたが、彼女達のどれよりも熱い血潮を滾らせて、レウスはただ乱れ続けた。

550 名前:若火竜を追って8/11 mailto:sage [2008/11/15(土) 12:43:00 ID:gdM20JLQ]
「すごく熱くなってるぜ、レウス…?ほら、ほら…」
「ああっ、や…ん…っ、はう…んっ…」
夢中で責め続けていると、その穴から更に上部の皮膚に
いつの間にか僅かな突起が浮かび上がっているのに気付いた。
最初の頃には確かに存在しなかったはずのその突起は、まだ皮膚にしっかりと覆われて、
その肌ごと持ち上げるようにぷっくりと小さく膨れている。
どうやら、レウスの快感の高まりと共に現出したらしい。
これはレウスの生殖器の芽なのか、それともまさか、クリトリスなのか。
しばらく観察してみたが、どちらにしても既に淫欲に苛まれていた俺にとっては
たいした問題ではなかった。

秘穴に指を突き入れながら、レウスの体に新たに現れたその肉芽を素早く擦ってみる。
「あ…っ、あぁぁんっ!!」
レウスは一際大きな嬌声を上げて完全に浮き上がるほどに腰をバタつかせ、大きく首を振った。
「気持ちいいんだね?まるで人間みたいな反応をして…」
指を止めて低く囁くと、レウスがうっすらと目を開き、切なげな瞳で俺を見上げてくる。
背中にぞくぞくと悪寒にも似た、どす黒い欲望が駆け上がってきた。
肉芽を押し潰して乱暴なほどに擦り上げ、同時に秘穴への指の抽迭もいきなり激しく再開する。
「や…っ、あぁぁぁんっっ…!!」
レウスの表情が一瞬で快楽に歪み、強すぎる快感を持て余したのか、その全身が震え出した。
両手の指にレウスの口火と紛うような熱量を感じる。
腕を僅かに開いて地面を苦しそうに掴むレウスの姿が、こんな痴技の最中だというのに
飛翔中の雄姿を思い起こさせた。
「ああっ、あぁっ、ああんっ、ああんっ…!!」
レウスの甲高い喘ぎが、俺の指の動きとともに間断なく響く。
その声に触発されて、俺の下半身は爆発寸前になってしまった。

もう我慢できない。
すぐにレウスと繋がって欲を発散させたい。
俺は堪らずレウスから指を抜き去ると、足首を持って大きく股を開かせ、
ついさっきまで指でほぐしきっていた、レウスの中心の秘穴目掛けて自身を埋め込んでいった。
恐らく誰も受け入れた事のないレウスのそこを、完全に猛り狂った人間の肉勃起が
めりめりと引き裂いていく。
「あああ〜〜っっ!!」
レウスは今度こそ泣きそうな声を上げたが、もう止めてやる事は出来はしない。
人間の女よりも遥かにきつい締め付けを感じながら、
俺はゆっくりと肉棒を根元まで埋め込んでいく。



551 名前:若火竜を追って9/11 mailto:sage [2008/11/15(土) 12:43:36 ID:gdM20JLQ]
膣なのか排泄器官なのかも定かではなかったが、そこの微細な神経と肉壁は、
確かに俺の勃起をしっかりと包んで締め付けてきた。
少し揺らしただけで、ペニスには最高の快感が走る。
しかしレウスの方は、初めての交合の痛みにただ顔をしかめて耐えていた。
「う、うう…」
埋め込んだペニスの隙間から、レウスの破瓜の証しが溢れ出てきた。
募る罪悪感を、レウスの体の至る所に残る生々しい傷跡が薄めた。
あれだけ手酷く傷つけたのだ。
今更多少傷つけた所で変わりはないと、身勝手すぎる思考が俺の全身を支配していく。
もう俺の淫欲は抑えきれないところまで来ていたのだから仕方ない。

レウスの足を大きく開かせ、結合部をしっかり凝視したままで
俺はいきなり激しく突き入れはじめた。
「ひゃうううっっ!!」
レウスが明らかに痛みを感じて叫ぶ。
「ごめん、でもすぐに終わる方が君のためだから…!」
勝手な事をほざきながら、俺はガンガンとレウスのそこを突き上げた。
レウスの体内に、血にまみれた肉棒が根元まで素早く埋め込まれていく様は、
とてつもなくいやらしい光景だった。
女ほど濡れてはいないレウスのそこだったが、人生最高とも言えるほどの興奮の結果として
大量に溢れ出した俺自身の先走りと、レウスの血液が結合を滑らかにしてくれた。
肉棒がレウスの肉壁を抉る度に、俺の全身にまさに電流そのもののような快感が走る。
レウスの足首を引き寄せながら結合を深め、ずんずんと乱暴に薄桃色の体を揺さぶり続けた。
レウスの内壁が、まるで生き物のように粘着的に蠢いて俺を締め付けてくる。

腰を浮かせるようにして深くまで突き上げ、レウスの肉壁を先端が鋭角に抉った時、
勃起に未知なる感触を感じた。
俺の亀頭が、レウスの内部で僅かに膨れた何かを擦ったのだ。
「あううっっっ!」
その瞬間、レウスは今までで一番気持ち良さそうな声を出した。
どうやらそこがレウスの弱点らしい。
痛みばかりを与えずにすんだ事に感謝しながら、俺はその箇所目掛けて
ずんずんとペニスを突き入れていく。

552 名前:若火竜を追って10/11 mailto:sage [2008/11/15(土) 12:44:09 ID:gdM20JLQ]
膨らみきった亀頭が、レウスのいい所を確実に擦り立てる。
「ああっ、んんっ、ああんっ、ああっ!」
レウスはそこを突かれるたびに快感の声をあげ、あからさまに身をよじって
その悦楽の深さを伝えてきた。
「ここか!?レウスッ…!どうだ…!?」
ずんっと勢いづけて腰を突き出す。
「あんんっっ!!」
レウスの体が大きく上下に揺れて、その瞳から涙が一筋迸った。
「いいだろ!?レウスっ!!」
俺はもう制止も効かない状態で、欲望のままにレウスを突き上げた。
どんどんピストンが小刻みに、かつ速度を増し、射精感が満ちてくる。

レウスの揺れる淫らな体と顔を見つめながら、俺は足首を解放し、
レウスに覆い被さって抱き締め、最後の抽迭を送り込んでいった。
「ああっ、ああっ、ああっ!!」
レウスの声もまた切羽詰ったものになり、俺の背中に腕が回される。
ぐいっと俺の体を強く抱き締め、それだけでは飽き足らないとばかりに
俺の腰にレウスの足が巻きついてきた。
俺とレウスの腰がぴったりと密着し、レウスの股間にあった、
例の肉芽のコリコリが俺の肌と擦れる。
「んああっ…!」
ぐんぐんと腰を押し出す度に、その肉芽も俺の肌で勢いよく擦られ、
それでレウスは更に快感を深くしたらしく、一段と声が大きくなった。
足が巻きついているせいで否応なしに結合が深まり、俺の限界があっという間に近づく。
「く…っ、いやらしいレウスめ…っ…!」
つい口からは恨み言のような言葉が出てしまう。
それでも構わずにレウスは俺にしがみ付いて、俺の下で快楽に咽んでいた。
「ああんっ…!も…ダ…メ…!は…や…く…ぅぅ…っ!!」
俺のラストスパートを奥深くまで受けながら、レウスは初めて人間の言葉を喋った。
その卑猥すぎる響きに、俺の欲は爆発した。
「ぐうっ、レウス…!!イクぞ…っ!!」
最後数回レウスを激しく揺さぶって突き入れ、勢いよく駆け上がってきた欲を
レウスの体内へと放った。
どびゅどびゅっと熱い精液が、レウスの中へと撃ちつけられて行く。
「あぁぁぁっっ!!」
その瞬間、レウスが絶頂に叫んで硬直し、俺のペニスをぎゅぎゅっと締め付けた。
レウスの絶頂を感じながら得た射精は、間違いなく今までで一番快い経験だった。

553 名前:若火竜を追って11/11 mailto:sage [2008/11/15(土) 12:44:54 ID:gdM20JLQ]
完全に満足して、俺はまだ埋め込んだまま、レウスのあどけない顔を見つめた。
「レウス…。すごく良かったよ…」
そっと汗の張り付いた濃赤色の髪を撫でてやると、寝物語に興じる余裕さえなく、
瞬間、レウスがかっと目を見開いた。
いつも俺を狙って襲い掛かってきた、あの凶暴な色を滾らせて─。

ああ、そうか、悪いのは俺だ。
わざわざ棲家にまで遠征していって、毎日一生懸命生きているレウスを
素材が欲しいから、報酬が欲しいからというよく分からない理由で狩りまくって来たんだから…。
レウスが毎回燃えるような殺意を持って俺に向かってくるのは、自己防衛本能に過ぎないのだ。
そう思ったら、このままレウスに焼き尽くされても構わない気にさえなってしまった。
「レウス…」
この世の出来事がもうどうにでも良くなって、俺はただレウスに見とれた。
しかし、レウスは俺を焼き殺そうともしなければ、噛み殺そうとさえしなかった。
「く…っ」
一瞬苦しそうに瞳を細めた後、レウスの体が急に熱くなり、
まだ繋がったままだった俺自身に焼ける様な痛みが走った。
ずしゅっ!!
派手な音を出して俺のペニスを己の体内から一気に引き抜くと、
レウスの体が弾かれるように空中に舞い上がった。
目がくらむ様な閃光が走り、自身を花火のように輝かせながら、レウスが形状を変えていく。
何が起きたのか分からずただ呆然と見つめるだけの俺の目の前で、
レウスはあの美しくも凶暴な、火竜へと戻った。

グオオオオッッ!
レウスは腹の底まで揺るがすかのように地を震わして咆哮し、俺の姿を一瞥した後、
一気に空高く舞い上がった。
あの芳しい香りが、一瞬で竜の猛々しい匂いに変貌する。
レウスは生きている喜びに打ち震えんばかりに躍動しながら、飛び去ってしまった。
夕焼けにレウスの艶やかな赤色が映える。小さくなる飛姿に、咆哮の声が混じる。
その声は、確かに牡としての逞しさも予感させるものだった。
恐らく次に会う時には、彼はもう立派なリオレウスに成長し、
なまはかな事では狩らせてはくれないだろう。
どこかで彼を見つけた時に、俺は一体どんな態度に出るのか。
今まで通りに容赦なく切り殺すのか、それとも今日の甘い一時を忘れられずに、
逆に全く抵抗さえ出来ずに焼き殺されてしまうのか。
その時になって見なければ本当に分からない。
それでも、今この瞬間から、俺のハンター人生は尻尾のない、
手負いの若いリオレウスを探すだけのものになった。
                end

554 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/15(土) 18:27:51 ID:4y1+LRAC]
GJ!お持ち帰りエンドじゃないのがいいな
でもゲーム画面じゃなくて竹宮恵子の絵で再生されたのは内緒なんだぜ


555 名前:オトモアイルーとともに mailto:sage [2008/11/16(日) 16:27:05 ID:U+9bweCU]
ざしゅっ!

大剣の斬撃音が砂漠に響き渡る。

そしてぶざまに転がるのはハンターに切られたマヌケなメラルー……もとい、ハンターのもとへ戻って来た黒いオトモアイルーだった。

「いってぇ……いい加減にしろよ……」

これはオトモの呟き。名をコマという。
もちろんコマの呟きはハンターには通じてはいないが。

「あ……ごめん。てっきりメラルーかとっ(汗」

こっちはポッケ村の女ハンター。名をクリスという。

「たくよー…砂漠に来るたび切り付けやがって……これはあの計画を実行するしか…………」

コマのぼやきは砂漠の砂に消えて誰の耳にも止まらなかった。
上位に上がって間もない、やっと中堅にとどくか、といったレベルのハンターだった。
どんな装備かははぶくが、ディアブロス討伐をしに高耳抜刀見切り1という中途半端な装備だった。
周りを見渡すがディアブロスの姿はない。クリスはディアブロス討伐の経験は少なく、どこにいるかがよくわからなかった。

「よぅし、千里眼の薬を使って……きゃっ。うぅ……」

前方不注意ならぬ、後方不注意によって、ガレオスに気絶させらされてしまった。

「……。…………。おぅ!チャンスだ!」

コマは人間にはわからない、アイルーの表情で極悪な笑みを浮かべてご主人の元へ走る。
そして待っていたチャンスを無駄にしないよう、ご主人をカブレライトなハンマーで叩いて起こす。と、共にクリスにぶつかってしまう。
が、それに気付く者はいない。

「ふふふっ」

意味深な笑みを浮かべ続けるコマ。

556 名前:オトモアイルーとともに2 mailto:sage [2008/11/16(日) 16:27:43 ID:U+9bweCU]
「ぁーもぅやだぁ、一発で気絶なんて恥ずかしい……。これ飲んで___ふぅ。苦いから嫌いなんだよね。___あれ、千里眼の薬だから飲んだらモンスターの位置が解るはずなのにぃ。」

薬の入っていたビンを一気飲みしたのにもかかわらず全くモンスターの位置が解らない。
焦りのタメか、はたまた砂漠の熱気のタメかクリスの身体はほてってきていた。

「ん……。なんか……だるい。」

クリスは身体の怠さを感じていた。疲労とは明らかに違う未知の怠さだった。身体の底からわきだすような、しかしけっして外には出ていかない、ふわふわ浮くような、それでいて上から押し付けられるような。
自分の身体の感覚が鋭敏になっていくのをクリスには手にとるようにわかった。

「なにこれ……この前と違う。ん……ひゃん!」

身じろぎした途端、身体の中に稲妻が走った。
知らず知らずのうちに内股になっている。

「な、なにいまの……ふ、ゃあっ!」

自慰というものをクリスは知らなかった。男性経験などあろうはずがない。
性的快感というものに始めてであったのだ。しかも自分の意志とは無関係に。
そう。クリスがさっきのんだ千里眼の薬は、コマが気絶から復活させるために叩き、クリスにぶつかったとき、媚薬にすり替えられていたのだ。
そうとも知らず、クリスは必死に歩こうとしていた。
しかしそれがいけなかった。ハンターのインナーはシルクで出来ているわけではなかった。もっと荒い材質だった。
そんなインナーを身につけ、重い武器や防具を纏って重心が若干ズレる状態にあったらどうなるか。

「_________っ!!」

クリスとて人間だった。薬によって敏感にされた乳首やクリトリスを擦られたら……。
努力のかいなく崩れ落ちた。

「予想以上の効き目だなぁ……こりゃ」

呟くなりクリスの股下にもぐり、あろうことか秘部を爪で引っかき始めた。
いくら防具があろうとも、完全に敏感になってしまったクリトリスは強すぎる快楽をクリスに送った。
所謂生娘のクリスはそんなものに耐えられるはずもなくコマの成すがままになっていた。
それから40分程後。

「もっ、もぅ、やめっ、______っ!!」

あれからずっと秘部を防具の上から引っかかれつづけたクリスは、もう何度達したか解らない。
ただ解ることは、クリスの周りの砂がびちゃびちゃになっていたことだ。



こうして、クリスの上位昇格後初のディアブロス戦はディアブロスに一度も相敵せぬまま時間切れで終わった。


557 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/17(月) 07:52:35 ID:ErqYlorB]
>>553
>>556

558 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/17(月) 16:46:30 ID:SqhPQkzs]
>>556
乙だが、ところどころ文章がおかしい
もうちょっと自分の手になじんだ文で書いてみたらどうだ?

559 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/18(火) 16:51:59 ID:aTIlX6z3]
>553
ショタレウスタンハァハァ

560 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 03:09:11 ID:VA9+YPsg]
擬人化ありならそう書いておいて欲しかった…



561 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 03:27:33 ID:ptv6TUwz]
作家さんに文句言うな
嫌なら読むな
荒らしは巣に帰れ

562 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 03:28:12 ID:h2V+iTzo]
>>556
以前レウス萌えを叫んだものです
ありがとうございます、全力で萌えさせていただきました


563 名前:彼女が狩人になった理由 mailto:sage [2008/11/19(水) 03:29:54 ID:R0xvtvUV]
枯れ木も山の賑わい つーことで投下します。

 ・女新人ハンター×クシャルダオラのかっぷりんぐー。
 ・正直スマンカッタレベルの獣(龍?)姦モノ。
 ・エロに期待はしないでちょ
 ・擬人化・擬竜化は「なし」です。
 ・無理矢理犯すシチュが嫌いな人はスルー推奨。
 ・突っ込みどころ満載だと思いますが、ご都合主義万歳的なノリで。

タイトルの読み方は「かのじょがハンターになったワケ」
・・・どっかで聞いたような聞いてないような。

564 名前:彼女が狩人になった理由 1 mailto:sage [2008/11/19(水) 03:32:39 ID:R0xvtvUV]
今私・・・「アメルド」はハンターズギルドの受付でハンター登録を済ませたトコロ。
小さい時、憧れていたハンターの人々。 親との縁を切り、村に家を借りて住まうことになった。
その憧れへと一歩でも近付くための、第一歩を踏み出したところである。
「それでは、こちらで手続きは終了となります。続いてはクエストの説明ですが・・・。」

説明を受け、言われるがままに採集クエストを受ける。
新人ハンターなら誰もが通る、簡単なクエスト。
彼女の場合は雪山草を規定数納品するものであった。
意気揚々とベースキャンプの設営を終えるとハンターボウを背に携えて、マフモフ装備を一式身に

纏い

「いよっし!頑張るぞー!!」

自らに気合を入れるように叫び、支給品をアイテムポーチにつめると、抑えていた気持ちを解き放

つように全力疾走して、湖の畔に出る。
広大に広がる湖、優雅に雪化粧をした雪山。ポポの親子が、草を食む姿。

「・・・キレイ・・・。」

普段は立ち入らなかった、本でしか見なかったその場所を始めて見た時に出たm
その言葉で我に返り、壁を登って洞窟の中へ入る。
-山頂にある、小さな穴の向こうには雪山草が一杯生えてるんだ。-
昔、そんな話をハンター達から聞いたことがある。
それを頼りに山頂へと歩みを進め、小型ながら新人は苦戦すると言われるギアノスと遭うこともなく洞窟を抜ける。

「さぁて、この先ね・・・。」

一般に-6-と呼ばれる場所、吹雪が吹きすさぶ山の中腹に出る。
まあ普通はホットドリンクを飲まなければ寒さに身を震わせ、あっという間に体力を奪われるのだ

が、流石マフモフ。何とも無い。

クエストを受けた時、特に飛竜や大型モンスターの目撃情報は無かったため、安心していた矢先だった。
巨大な、シルエット。
アメルドは昔、ハンターの武勇伝を聞いては本を読み、その知識を吸収していった。
そして、その姿は頭の中で整理され、出された答えは間違いなく

「クシャルダオラ・・・!!」

一瞬の油断が死を招く。
本の一説が頭の中で反芻される。 どこか抜けていたのかもしれない。

敵う筈が無い。 踵を返して逃げようとした瞬間。

目が合った。

565 名前:彼女が狩人になった理由 2 mailto:sage [2008/11/19(水) 03:36:24 ID:R0xvtvUV]
巨大な威圧感が身体を突きぬけ、そして一瞬の後に身動きが取れなくなる。
その姿が何倍にも膨れ上がり、小さな自分を見下している様に思えた。
身体を支えている足が崩れ、へたりこむ形でクシャルダオラを見据えている。
そんな私を見て、ソイツは勝ち誇った笑みを浮かべて一歩。 また一歩と近付いてくる。

動け。動け。動け! そう頭では分かっている。
しかし身体は反応しない。
何か強い力で無理矢理縛り付けられているような、そんな状態のままクシャルダオラが目の前まで迫ってきた。

「・・・い、いやぁ・・・!」

声が漏れる。 その瞬間身体に力が戻り、全身を使って逃げ出そうとした。
しかしそれは読まれていたのか、身体を動かした瞬間に前足で仰向けに抑えつけられてしまう。

「ひっ・・・!!」

恐怖からか、声が漏れる。
しかし、そのクシャルダオラは自分を抑えている前足を肩にかけて翼を羽ばたかせる。
殆ど抵抗も出来ないまま、空中を飛ぶ。 
寒くは無いが、あまりの高空に恐怖心が限界まで上り詰める。
と思ったら、すぐに降下を始めて先程通った湖畔に着陸する。

意図が分からぬまま、そのクシャルダオラは私を仰向けに押し倒したまま自分の顔を覗き込んで、
ニヤっと笑ったと思うと、自分のマフモフコートをインナーごとをその鋭い爪で引き裂く。
ご丁寧に肌は一切傷つけることなく、下半身も同じようにされてしまう。
生まれたままの姿でクシャルダオラの下に敷かれ、その鋼の身体が冷たく感じる。

「・・・」

何も言えず、ただ黙っているとクシャルダオラの顔が近づいて唇とその口が重なる。
冷たい。と感じた瞬間に滑った何かが口の中に入ってきた。

「んんっ!?」

声を出したことにより、更に口が開いてしまって結果、舌の侵入を許してしまう。

「ん・・・くっ、んんん!」

わざと乱暴に、抵抗する力が弱いのをいいことに開いた前足で胸を触っては掴むように力を込めて、
声が漏れているのを楽しんでいるようだ。
少なくとも痛みは感じているが、微々たる物。
快感が身体をゆっくり支配していくのが自分でも分かる。

だが、それから逃れるなど到底不可能だった。 頬が紅色に染まってくる。

566 名前:彼女が狩人になった理由 3 mailto:sage [2008/11/19(水) 03:41:43 ID:R0xvtvUV]
「ん、ふぅっ、ハァ、っ・・・」

口が離れ、ネットリとした唾液が糸を引くのを見て思う。
ああ、初めてのキスを龍に奪われちゃったな、と。
背徳感を感じながらも、不思議と冷静に戻った思考で冷静に思い返してみた。
彼女は文字通り本の虫だった。
ハンターの武勇伝を聞いて、分からない事は本を読み、知識を吸収していった。
が、対人関係に関しては世間知らずとも言えそうなレベルだ。
まだ発展途上な体は、それなりのスタイルを持っている。
しかし、この歳まで自慰すらも知らないまま育ってきた彼女。
それと同じ様に性に関しては殆ど知らないまま育って、唯一知っているのは流れのハンターから聞いた、全てのモンスターには繁殖期があると言うことだけだ。

クシャルダオラはこの少女に発情していた。
番を探していた所に現れた、小さな獲物。 しかし先程狩りをしたため腹は満たされていた。
しかし、この少女からは自分の同族と同じ匂いがする。 それも雌の。
アメルドが遭ったクシャルダオラは、不幸にも雄だった。
それを示すかのように、鋼のような身体から温もりを持ったペニスが現れた。
ソレを彼女の腹部に押し付け、擦り付けるように揺する。
アメルドの身体は揺すられる度に前後へと動き、彼女もクシャルダオラも快感に染まっていく。

「ひぅっ!! んぁっ、あぁぁ!」

愛液で濡れている股間を尻尾が何度も表面を撫でていくだけだが、それすらも強烈な快感に変わる程で、
絶えず口からは喘ぎ声と秘所からは蜜が漏れていく。
一方のクシャルダオラは、擦り付けに飽きたのか、体を動かしてペニスをアメルドの顔に押し付ける。
勿論尻尾で秘所への愛撫を続けながら、だが。
巨大なペニスを眼前に突きつけられ、一瞬口は閉じたが愛撫のせいで喘ぎ声を抑えられず開いた口。
そこに、クシャルダオラがペニスの先端を突き入れた。

「んん゛っ!? ん、んぅっ!」

喘ぎ声が呻き声に変わって、漏れてくる。彼女の目はカッと見開かれ、その異物を吐き出そうと噛みつき、舌を動かして吐き出そうとするが、
それは力の無さのあまり逆効果となってしまった。
クシャルダオラは快感に震え、突然彼女の口を突き上げる。
雄叫びをあげ、口の中へ勢いよく精を吐き出す。

「んぐぅっ?! ん・・・んっ、けほっ、げほっ!」

喉に雪崩れ込むように叩きつけられた龍の精液を、否が応でも飲まされ、とうとう飲みきれずに咳き込んでしまう。
しかしそれまでにかなりの量が喉に流れ込んで、その不快な味と臭い、纏わりつく精液が存在を示している。
クシャルダオラは口からペニスを抜き、再び体位を変えると正常位から精液まみれのペニスをアメルドの秘所にあてがう。

567 名前:彼女が狩人になった理由 4 mailto:sage [2008/11/19(水) 03:44:26 ID:R0xvtvUV]
愛液で濡れ、そしてペニスも自らの精液と唾液で十分に濡れている。
数秒後、覚悟を決めてもいない彼女の秘所に巨大なソレの先端が突き刺さる。

「ひぐっ・・・! ん、痛、痛いっ!!」

大きさもさながら、無理矢理に突き入れてくるそれは処女膜を簡単に貫き、
狭い秘所内をこじ開けながら、ゆっくりと奥へと進んでいく。
痛みで悶え、その身体を握った拳で叩くがそんなのを気にする様子もなくクシャルダオラは腰を押し付け、
進めないと感じると少し腰を引いてから、再び腰を押し付けて無理矢理に侵入を試みた。
ずっと痛みで苦しむ彼女のことを見るクシャルダオラは、思いついたように胸を口に含み、傷つけないようにと甘噛みする。

「ぁ、ぁっ! 痛・・・んぁっ、はぅっ!!」

快感と痛みで悶える彼女の表情を見て、それを意地悪そうに見ているクシャルダオラ。
そのまま、生殖の為の準備が整ったことを知らせる・・・入り口へと、先端が到達する。
しかし、それ以降は動こうとしない。 彼女を慣らすのだろうか、甘噛みや舌、口を使って胸を愛撫していく。

「ひっ、んぁあっ、はぅっ、ん・・・。 ぁ、ひゃあっ!?」

喘ぎ声だけが響き、彼女にとって数時間とも思える愛撫が終わった。
かと思うと、中にある暖かな何かが動いた瞬間に、先程感じていたのよりも数倍強い快感が身体を駆け巡る。
初めての経験を、龍に。モンスターに無理矢理犯されて、大切な人に捧げる筈だったモノも簡単に奪われて。
殆どの人間はこの行為に憎しみを感じるだろう。 だが、彼女はそんなことを考える余裕もない程に快感を与えられている。

「ぁっ、ん、ひぅっ、んぁっ」

最初は揺らすように、段々に動きを激しくして彼女の反応を確かめるように。
痛みはあった。 しかし、彼女をそれ以上の快感が支配していたためか、表情には苦痛よりも快感の色が強く伺える。
すると突然、クシャルダオラが深く、鋭く突き上げてきた。

「んぁっ!ぁ・・・あ・・・」

次の瞬間、咆哮と共にその精を最奥に放つ。
熱く、勢いのある精は止まることを知らず、彼女の中へと欲望を吐き出していく。
収まりきらなくなった精液は結合部から溢れ、地面に水溜りを作っていく。
彼女は弱々しい声を出すが、中では強い締め付けが行われており、その精を余すことなく受け止めようとしている。
本能がそうさせているのか、それとも単なる反射なのか。
誰にも分からないソレは、クシャルダオラが最後の一滴まで出し終わると同時に緩んだ。

「ぅ・・・んっ、はぅっ、っぁ」

ペニスが抜かれ、クシャルダオラは満足気な顔をして彼女を見てから、後は知らんと言わんばかりに飛び去る。
地面に伏したまま中に出された精の残留感と水溜りから匂ってくる獣の香りを嗅いで、意識は闇に落ちていった。

568 名前:彼女が狩人になった理由 5 mailto:sage [2008/11/19(水) 03:46:08 ID:R0xvtvUV]
「・・・!!」

飛び起きる。 そこは自宅のベットで、頭にはタオルが乗せてあった。
ふと横を見ると、ネコばあさんから譲り受けた一匹のアイルーが気持ちよさそうに寝ている。
その頭をそっと撫でてやると、ゆっくりと顔を起こして目をこすり、それから驚いたように声を上げる。

「ご、ご主人様っ!? 起きたのですかニャ!?」

「ええ・・・何で私がココに居るのか、教えてくれる?」

「わ、分かったのニャ!・・・ご主人様はクエストに出て行かれて・・・」

要約するとこうだ。 あの後全裸で倒れていた私を、他のハンターが見つけて保護。
そのまま集会所に連れ帰ったものの、目を覚まさない私は自宅に連れて行かれ、
それから丸一日熱を出して寝ていたのをこのアイルーが看病してくれていた・・・とのこと。

「そっか。迷惑かけちゃったね・・・」

「とんでもないニャ!ご主人様の為ならボクはいつだって力を尽くすニャ!」

こんなアイルーに癒され、そして食事を持ってきてくれたアイルーに感謝の意を伝えてから食事に取り掛かる。
暖かい野菜のスープと、一切れのパン。 まさに病人食というものだ。
それらをゆっくりと食べ、あの時のコトをふと思い出す。
そのせいで手が止まると、アイルーがどうしたのニャ?おいしくなかったかニャ?と尋ねてくるのでなんでもないよと答えて、再び手をつける。

お腹を触ると、少し何かが残っている感じがする。 ・・・それが、全て現実だと悟るのに十分すぎるものだった。
そんな彼女も食事を食べ終わる頃には眠気が増し、そのまま床に就くとおやすみなさいニャ、ご主人様。
と声が聞こえたのを最後に、今度は安らぎの中へと意識は落ちていった。

あれから数日。 彼女は再び集会所を尋ねて、クエストを受ける。
この先のお話は、またいつかすることになるだろう。

                       続く?

569 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 04:10:28 ID:y8/f0Wn/]
>>564
GJ!残っているってまさか…
続き気になる

570 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 06:07:45 ID:6eSzm2Rf]
>>563
文としては極めてGJなんだが、1件だけ。


バツ表記の際はタチ×ネコに統一してホスィ

どうやって新人女ハンターが鋼龍を逆レするのか、超絶期待絶頂だったオレのトキメキを返してくれw



571 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 09:13:48 ID:F6ys0DMS]
>>561
嫌だから読まないためにも、擬人化ありって最初に書いて欲しいんだが

その程度で荒らし認定?なんなの?馬鹿なの?死ぬの?

572 名前:563 mailto:sage [2008/11/19(水) 12:47:58 ID:Qup+DEP2]
>>553
>>556
見ててハァハァしまんた、小説GJです。

>>569-570
感想ありがとう御座います。
で、バツ表記で誤解を招いてしまったことは申し訳ない。
次からそう表記するようにします。

ここからはちょっと蛇足ですが、
飛竜、古龍共に四本足で立つ種族の方が書きやすいと感じるのは私だけでしょうか。
二本足で立ってると想像しても、文章に出来ない俺涙目^q^

573 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 15:45:59 ID:ptv6TUwz]
>>571
そういう作者さんのやる気を削ぐような発言を荒らしだというんだ

そんなことも分からないのか?

574 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 15:49:00 ID:ZRqdkEqC]
>>573

575 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 15:52:44 ID:Jn5p82I4]
>>573
作品投下してくれる作者さんは確かに有難いが
そうやって過保護にしすぎるのもいかがなものかと

「注意書きがなかったので次回からははっきり明記して欲しい」って意思を
作者さんが汲み取りさえすればあとは外野がどうこう言う問題じゃないだろ

576 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 17:51:45 ID:ptv6TUwz]
過保護とか本気か?
作家さんは神で、俺達はしょせん読ませてもらってる立場でしかないんだぞ

ただでさえ作家さんが減ったというのに、えり好みや無意味で無礼な批判や中傷をする奴らなんて消えればいい

オリジナルのモンスターを出しただけでたたき出す馬鹿もいたしな

577 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 19:16:53 ID:ZRqdkEqC]
   ∩___∩         |
   | ノ\     ヽ        |
  /  ●゛  ● |        |
  | ∪  ( _●_) ミ      >ID:ptv6TUwz
 彡、   |∪|   |        J
/     ∩ノ ⊃  ヽ
(  \ / _ノ |  |
.\ “  /__|  |
  \ /___ /

578 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 19:37:42 ID:wKdEkR2f]
流れを切って……

ベルキュロス、見たんだが
キリンの毛が生えたクシャで悲しい

久しぶりなドラゴンタイプ追加なのに

579 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/19(水) 19:55:11 ID:Fj8TTgfL]
だから両方が相手を上に思えば争いは起こらないと

580 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/20(木) 02:57:14 ID:bEbaunWe]
>>576
ま た お 前 かwww

>>579
>>576は無自覚の議論荒らし常習犯
「ぼくのかんがえたさいきょうのもんすたぁはんたぁ」なSSを投下して叩かれた経緯からこうなった



581 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/20(木) 03:51:16 ID:bMXws38b]
>>580
ウンコ触ると汚いよ

582 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/20(木) 06:22:57 ID:gDtpR3Cm]
読む側は読ませていただいてる
書き手は書かせていただいてる

互いにその意識が必要
どっちかでも欠けたら生ゴミになる




A擬人化なら書いて欲しかった

B文句言うな、嫌なら見るな

A読まないためにも注意書きして欲しいんだが

B黙れ。書き手は神だ、読み手は乞食だからただGJだけ言ってればいいんだ

この場合どうなるかははみんな心の中だけで考えようか


583 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/20(木) 09:17:49 ID:7ROKbJ7h]
>>578
今ググってみたんだが、まさにその通りだな。
見た目はちょっと残念な気がするが、自分なりに考えてみたら

・電撃的な攻撃を使うと予想 → 麻痺させた相手をその場でor連れ去って犯す → 俺歓喜((
・(勝手なイメージだが)擬人化したら若い、プライド高そうな女性 → 嫌々ハンターと同棲生活をしていく内に愛情が芽生たり?

それに翼があるとお持ち帰りが可能だから夢が広がる。
新フィールドは見た目、上空からしか行けない場所もありそうだからそこまで持っていってゆっくりと。

まあ詳細が出るまで自分は何も言えないんだが、こうやって妄想だけが広がっていくだけでも十分楽しいと思った。

584 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/20(木) 11:21:29 ID:1wvojs7G]
河内弁のビキニ鬼が・・・って、大概オレも古いな。

585 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/20(木) 17:50:28 ID:bMXws38b]
押しかけDVエイリアンなら河内弁じゃないが
雷撃使いってフルフルとキリンと大雷光虫とルーツと今度の奴と、か
結構増えてきたな

586 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/20(木) 21:11:09 ID:6WwQgWnj]
>>542のレウスを書いた者です。

実は「擬人化あり」の注意書きを忘れてた事に、投下してから気付いたんだけど、
今更だし一応「ショタだが中性ぎみ」と書いてるので、まあいっかと
流してしまっていた次第です。
特殊傾向なので、不快な思いをする人もいるんだからもっと配慮するべきでした。
次回からは気をつけるようにします。

擁護してくれた人もどうもありがとうございました。
また是非投下したい良スレなんで、以後気をつけます

587 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/20(木) 21:43:30 ID:CEjgEwgS]
作家さんに文句を言う我が儘なガキのほうが悪い
気にしなくていいよ

588 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/20(木) 21:46:28 ID:VIrUb408]


589 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/20(木) 22:52:56 ID:T52NLdHm]
今回の件で思ったんだけど、こうして擬人モノってだけで読みたく
ないモノ読まされたので腐しますね^^が沸いてスレの空気が
荒むんじゃ、テンプレの“なんでもあり”を“擬人要素アリは前以て明記”
に修正したほうが良くないか?














ホントは本当の注意書きってのはホッドリきらせたハンターが半殺しにしたポポの
臓物に包まって相方と励む、位特殊な嗜好につけるもんであって、飛竜が人に化けた
くらいでぐずぐずねちねち絡むなうざい読みたくないならわざわざスレ覗くな
保管庫に篭ってろって言いたいんだけどさ

590 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/20(木) 23:25:22 ID:8AmG/pDu]
擬人化が前提だったら、最初から擬人化スレとでもスレタイに書いとけよ。



591 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/20(木) 23:26:59 ID:gDtpR3Cm]
擬人化は好き嫌いがはっきり分かれるジャンル
まずそれは大前提な


592 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 10:48:36 ID:GrbTknfH]
今更擬人化がイヤって「主流に反逆できる俺格好いいだろ」な臭いしかしない

593 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 11:08:58 ID:07oUz6cp]
でも、狩りの途中でうっかりモンスターが人間化→犯っちゃう
ってパターンが多すぎやしないか?
こんな奴等にくやしいっでも感じちゃうビクッビクッ みたいな。
様式美って奴か?

594 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 11:09:39 ID:l3Tdr+5D]
次スレのテンプレに「実質擬人化スレなので嫌な人は回れ右してお帰りください」って書くか?

つうか「特殊な内容を伴う場合は事前に断りを」って書いてあるし
いくらこのスレで擬人化が多数派でも特殊嗜好には違いないだろ
以前の猫も杓子も擬人化って風潮で感覚がおかしくなってるのはそっちじゃないか?

595 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 11:13:12 ID:OYZJ6y/9]
獣姦も竜×竜も見事に特殊傾向だと思うんだが…

普通は人×人、それも陵辱だけで注意書きつけなきゃいけない
ここのスタンダードがわかんねえ

596 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 11:48:42 ID:OtSBzPq3]
>>593
好きなモンスターが、人間ならどんな見てくれかを想像するのは意外に楽しい
そして男擬人にしても女擬人にしても
元がモンスターなだけ、甘い恋愛よりも陵辱系の方が自然な流れ。
女ハンターならモンスターにレイポされちゃうとかな

陵辱→受キャラ・いやなのに感じちゃうああんっ!→攻キャラ・やってるうちに可愛くなって時々ヨシヨシ
は一番無難な手法だよ
だって陵辱→血みどろで痛いだけ、最後はぬっ殺しENDだったら大抵苦情がすごいもの
好きなはずの竜(キャラ)をボコボコにするのは、他スレ含めて一回書けば腹一杯、
憎たらしいキャラはそもそもモチベーション上がんないだろうしな

結構、うっかり擬人化以外でも保管庫にあったと思うけど、
どうしてもネタがかぶるから、無難に狩りでうっかり擬人化路線が多くなるんだと思うよ

597 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 13:43:23 ID:2n/BqLpl]
>>591
作家さんは神
俺達は読ませてもらってるだけ

本当の大前提はこれだから。勘違いすんなよ?

598 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 14:32:38 ID:YO5fQKqV]
違う
書き手は書かせてもらってるだけ
読み手は読ませてもらってるだけ

龍姦にしろ擬人化にしろ強姦注意書きは必要

投下前に1行追加すればいいだけじゃないか
何故それができない?

その後荒れるかもしれないってのはわかってるだろう
もし荒れるかもしれないってのがわかってて注意書きなしで投下してるなら、いくら書き手だろうが荒らしと同レベルだぜ

599 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 15:47:31 ID:2n/BqLpl]
・・・なんかもう呆れるしかないな

そういう読者の傲慢な態度が作家さんをこのスレから遠ざけてるとなぜ分からないのか?

600 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 15:59:33 ID:YO5fQKqV]
この程度で離れるなら離れてくれて結構
荒れるよりは余程マシだ



601 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 16:07:37 ID:07oUz6cp]
>>599
お前荒らしたいだけだろ

602 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 16:39:03 ID:E4WfnEjt]
>>586も以後気をつけるって書いてるのに、何いつまでgdgdやってんの?

・書き手さんには投下する前に設定などの注意書きを忘れずに書いてもらう
・読む方も自分に合わないと思ったらNGかスルーする

これだけの事だろ
擬人化多いとか言ってる奴も「こういうシチュの読みたい」とか
ネタ書き込んでみるとかすれば良いだろ

603 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 17:34:30 ID:/Ve5zV/s]
『作家』をNGに突っ込むよろし。しつこい荒らしだかんね

604 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 21:13:25 ID:joMJH8Ak]
ヴォルガノスのネタ書いたよ!
ってURLが書いてあってクリックしたら、
ブーンみたいなヴォルガノスが画面内に赤い軌跡を残して飛びまくる動画(というかFLASH?)だった
…って夢をみたんだ

ヴォルガノネタまだ無いのはなんでだろ
原型エロも擬人化もちょっと想像つかないせいか?

605 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 21:26:47 ID:07oUz6cp]
どうしてもヴォル兄貴になってしまうんだろう。

606 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 21:27:45 ID:BKza1CsU]
そのフラッシュ見たいな

607 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 23:08:57 ID:p6ZLj3gw]
ヴォルガノスって名前といい性質といい如何にも特撮怪獣っぽくて好きなんだがどうもな

608 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 23:23:08 ID:YRWybGHh]
「あ! ハンターもアイルーも火だるまになった!! 〜溶岩魚竜ヴォルガノス・灼熱魚竜ヴォルガノス=アシュ出現〜」

609 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 23:25:05 ID:joMJH8Ak]
メガマウスとガマクジラ足して2で割った感じで、確かに特撮怪獣っぽいな
サンショウウオ系の愛嬌なくもない顔なのに…

610 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 23:30:48 ID:YO5fQKqV]
ガノスの灼熱チンコに犯されてみたい



611 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/21(金) 23:51:55 ID:dXkTPm61]
ガノスの略称はガノトトスのものだって忘れないであげて
ヴォル兄貴の不遇に限らず魚竜種話はあんまり多くないな
カクサンデメキンとか大食いマグロとか、サイズもより取り見取りなのに

612 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/22(土) 00:15:20 ID:zE46Ccyv]
ヴォルガノスもガノトトスも好きですよ


613 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/22(土) 00:29:05 ID:gDev3sPI]
>>608

タロウが死んだ!ゾフィーも死んだ!

とか不意に思い浮かんじまった

614 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/22(土) 05:38:43 ID:HrYDGtnh]
>>608
初代ウルトラマンOPの影みたいな怪獣イラスト・ヴォルガノス版を想像した

615 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/22(土) 08:21:56 ID:LP6P9D+L]
ヴォルカノスの真骨頂は ハメたときのシュールさだよな
滑ってるのに見えない壁に阻まれてる
可愛い

616 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/22(土) 11:15:45 ID:1kKRG/0z]
>>610
ウホもあり?

617 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/22(土) 13:56:23 ID:zE46Ccyv]
>>616
俺はガチホモでもガチレズでもノーマルでも食えるけど
スレ的には難しいんじゃないか

618 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/22(土) 18:13:25 ID:ulI9hNwE]
ウホなら注意書きは必須。

つーか、どんな作品であれ、事前に説明書を出しておくようにすれば解りやすくね?





まあ、その「説明書の記載事項」を巡って騒動に発展する恐れもあるが(´・ω・`)

619 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/22(土) 20:25:12 ID:ANNVVL1u]
この流れの中で小説投下するって言ったらどうなるんだろう・・・
自分が書く説明書ってのはこんな感じなんだが、多分これは作者さんによって変わると思う。
・擬○化あり、若しくは無し
・バツ表記
・エロで特殊な場合のみ書く場所(獣,竜姦,レズ,アッー!等)
・エr以外でも注意するべきコトがあったらココに

実際自分は>>618に同意してる、作者さんが書くべきこと書いておけばおkだからね。

620 名前:封龍剣・生死の誓い mailto:sage [2008/11/22(土) 21:25:59 ID:Juh4f6h2]
ヴォルガノスじゃなくてすいません


封龍剣の擬龍化っていうか、封龍剣がテオ・テスカトルに変わります
結果として 
テオ・テスカトル×女ハンター(擬人化なし)挿入あり

多分他は問題ない思う…
なんか言葉足らずだったらすいません



621 名前:封龍剣・生死の誓い1/9 mailto:sage [2008/11/22(土) 21:26:32 ID:Juh4f6h2]
「これが…封龍剣…」
ルビーはその美しい剣を手に取り、目前に掲げてうっとりと見惚れていた。

多くのハンターが憧れて止まないこの剣には、何匹もの古龍の血が必要とされる。
命がけの死闘の末に手に入れられる、ごく限られた一流のハンターしか手にしえない
伝説の剣、古龍討伐の証し、それこそがこの封龍剣だ。
ルビーがハンター稼業に手を染めたばかりの頃、封龍剣を揚々と腰に差し、
周囲の尊敬の視線を集めながら悠然と広場を歩いていた、
憧れのハンターの雄姿が脳裏に鮮やかに蘇る。
この剣を持つ重みは、ランクや記録とはまた違う。
まさにハンターとしての栄誉の極みなのだ。
全ての女らしい青春を投げ打ち、長年頑張ってきてようやく手に入れた光り輝く封龍剣。
明日はじめてこの剣を携え、昔憧れたあの人のようにゆっくりと
広場を歩く自分を想像してみる。
駆け出しの青臭いハンターの熱烈な視線、共に切磋琢磨してきた同期たちの
羨望に嫉妬の入り混じる視線、村人達の崇拝を込めた視線─。
それらが全て、自分に対して向けられるのだ。
心が躍らないわけがない。自分への誇らしさで叫び出したい気持ちにもなる。
剣を一秒たりとも離したくはない。
胸に抱き締めながら、ゆっくりとベッドに入って目を閉じたが、
ルビーはなかなか寝付く事が出来かった。

ようやく眠りに落ちた明け方近く─。
ふと異変を感じて、ルビーは目を覚ました。
ハンターの習性か、ルビーの眠りはいつも浅い。
すぐに意識をはっきり保って辺りの様子を窺う。
部屋に誰かがいるような、不穏な気配がする。
しかし、注意深く辺りを見回しても誰の姿も見えない。
「気のせい…?」
そう思った矢先、胸に抱いて添い寝していた剣身が熱を持っていることに気付いた。
はっと剣を手に取り、異変の正体を探るべくじっくりと観察する。
驚いた事にまるで律動するように剣の鞘がどくんどくんと蠢き、
暗闇の中ぼんやりと紅く光り輝きはじめた。
「な…、これは…、一体…」
自分の顔を熱いほどに紅く照らしながら輝き続ける封龍剣に見入る。
剣が意思を持つなど、聞いた事もない。
しかし、今この剣はまさに命が息吹こうとでもしているかのように
ますます熱量を高め、根元から律動を繰り返しているのだ。
思わずルビーは鞘を抜き取り剣身を露わにした。

622 名前:封龍剣・生死の誓い2/9 mailto:sage [2008/11/22(土) 21:27:10 ID:Juh4f6h2]
その瞬間、切れ味のよさそうなそれが目も眩むような光を発した。
「キャッ…!!」
上位ハンターにも関わらず、予想外の事態に驚き、ルビーは思わず悲鳴をあげて目を閉じた。
爆発するかのように何かが弾け、床にどさりと何かの塊が落ちたのが感覚でわかる。
嫌な予感がして、ルビーは急いで目を開けた。

何と、目の前にいたのは、戦場で見慣れた古龍の姿─。
今までルビーが散々狩り尽くし、血を抜き取ってきた灼熱の炎王龍─。
「テオ・テスカトル!!!??」
何が起こったのか頭が理解する前に、ルビーのハンターとしての体が反射的に動いた。
テオに身構える為、脇にあった使い慣れた剣を持とうと手を伸ばした瞬間、
僅かな間隙を抜ってテオ・テスカトルが一気に飛び掛ってきた。
「うああっっ!!」
テオがルビーの体を押し倒す。
鋭い爪先で抑え込まれ、ルビーの肩に血が滲む。
うねる角、憎悪を湛えて荒々しく輝く瞳、そしてルビーを今にも食い殺さんとばかりに
糸を引く、大きく、鋭い牙。
上から抑え込まれながら、ルビーが至近距離で見たその姿は間違いなく
あのテオ・テスカトルだった。

肩に爪が食い込んでくる。
テオの荒い息遣いは炎そのもののように熱く、焦げそうなほどに肌に熱く当たった。
大きく口を開き、牙を振りかざして首筋に噛み付こうとするテオの体を
必死で押し込みながら、ルビーは忙しく考えを巡らした。
「ど、どうして…。まさか、封龍剣…が…?」
封龍剣は鞘だけを床に落としたまま、跡形もなく消えていた。
今考えられる可能性は、一つしかなかった。
おそらく封龍剣は文字通り古龍、テオ・テスカトルを封じ込めていたのだろう。
「く…っ…。私を主人とは認めない…。そういう事なの…!?テオ…っ!!」
しかし例えそうでも、自分の従属物たる剣の分身にこんな所で命を奪われるわけには行かない。
ルビーはちゃんと自分の力で能力を研ぎ澄まし、古龍を狩って、そしてこの剣を手にしたのだ。
「ふざけんじゃないわよ…っ!!たかが剣の分際で…!」
ルビーはテオの頭を掴み、ぐいぐいと押し返した。
筋力では遥かに及ばないはずだが、ハンターらしい武闘のコツを知っているルビーは
的確にテオの重心を捉え、押し返していく。
「グウ…ッ…、グウウウウウッッッ…!!!」
テオが苦しそうに咆哮する。
翼をバタつかせ、勢いよく振られた尻尾がルビーの部屋の壁に当たり、不快に振動させた。

623 名前:封龍剣・生死の誓い3/9 mailto:sage [2008/11/22(土) 21:27:42 ID:Juh4f6h2]
「諦めて従属しなさい…!!テオ…、いや、封龍剣…!!!」
テオの雄雄しい角を掴み、ぐいと力を入れてテオの顔を上へと向かせる。
その脇腹に鉄拳を一発めり込ませ、ついでに脚を振り下ろして踵で背骨を蹴り飛ばす。
「ギャオオオンッッ!!!」
テオは屈辱的な声を上げて、痛みに体をよじった。
「グウウ………」
もともと剣に研磨された身の上だ。
テオはルビーのハンターとしての実力を再確認したのか、すぐに諦めて力を抜いた。
「ふう、ふう…。全く、最初から素直にしてればいいのよ」
敵意をなくしたテオに、ルビーは安心して息を吐き、下から彼の様子を伺った。

目が合った瞬間、かっとテオの目が見開かれた。
「え…?」
思わず強張ったルビーの体に、覆い被さったままのテオの体がずしりと密着してくる。
しかし、その雰囲気はさっきまでとうって変わって優しく、甘いものに変わっていた。
「グルルルル……」
牙を抜かれた猫のようにテオは喉を鳴らし、
ルビーに甘えるように顎をぴたりと彼女の胸に付けた。
テオが急に可愛らしく、忠実な飼い猫のように見えて、ふっとルビーの頬が緩む。
「ふふ…。いい子ね」
戸惑いながらも、そっとテオの頭やたてがみを撫でてやる。
「グルルルルゥゥゥ…」
テオがルビーの手の平に頬擦りしてきた。
ざらざらした舌で、ペロペロと顔を舐められる。
「ちょ…っ、もう、仕方のない子ね」
苦笑しながらも、ルビーはテオに舐めさすままにしていた。
なんと言っても彼は封龍剣の権化なのである。
その持ち主としてこうして認められて、嬉しくないはずがない。

と、テオの舌が急に口の中に入ってきた。
「……!?」
驚いてる間にも、テオの舌が口中を掻き回し、ルビーの舌を絡めとる。
思わずルビーはテオのたてがみを掴んで引き離そうとしたが、
上から完全に顔面を抑え込まれた体勢のせいで、今度は全く動かす事も出来ない。
人間の男の舌などより遥かに長く、太いテオの舌を受けて、
ルビーは満足に息も出来ないほどの息苦しさに見舞われた。
テオの唾液が流し込まれ、あっという間にルビーの口から漏れ出し、顎を滴り落ちてく。
「む…ぐ…っ…」
何とか振りほどこうとしている内に、今度はテオの下半身が反応し始めたのを
体で感じ取り、ルビーの頭が真っ白になった。

624 名前:封龍剣・生死の誓い4/9 mailto:sage [2008/11/22(土) 21:28:13 ID:Juh4f6h2]
太ももに当たる、この硬くゴツゴツした感触。
一秒ごとに硬さを増すどころか、質量まで膨張させていくこの感じは…。
かっと頭に血が上り、ようやく勢い任せにルビーはテオから唇を解放した。
ぷはっと大きく新鮮な空気を吸い込む。
しかし、同時に鼻には強烈な雄の性臭まで漂ってきた。
「テオ!あんた何発情してんのよ…!!?」
思わず怒鳴りつけ、お仕置きをするようにパシンとテオの横顔をぶった。
「グルルルウウウ??」
しかしテオは主人の機嫌を損ねているというのに、一切悪びれる様子もない。
それどころか、正に繁殖期のナナ・テスカトリでも見ているかのような恍惚とした
視線でルビーを見つめるのだった。
「グルルル〜〜」
その甘すぎる喉声に、ルビーははっきりと身の危険を感じた。

─間違いない。
封龍剣の現身、テオ・テスカトルはあろう事か人間であり、
主人でもあるルビーに発情しているのだ。
「ちょっと、やめなさいよ…!
 私はあんたとは違う種族で、お相手には相応しくないのよ!?」
必死で叫んだが、テオのペニスの勃起は止りそうにもない。
むしろ人間の倍もあろうかという太さと長さで、隆々とそそり勃っていく。
ルビーの太ももに当たっていたはずの勃起の先端が、
いつの間にか脇腹位にまで伸びてきていて、ルビーは顔色を無くした。
「離せ…!離して…!!」
テオの下で必死に身をよじって抵抗してみたが、完全に雄の欲望に
目覚めてしまったらしい彼は、しっかりと前足でルビーの体を抑えつけていた。
テオがやや下方に移動し、ナナを毛づくろいするかのように
ベロンとルビーの胸を大きく舐め上げる。
ルビーの薄手のパジャマはテオの一舐めで唾液によってべとべとに濡れ、
かなり直接的な舌の触感を乳房に与えた。
「ひゃ…っ…」
テオが再び乳房を揉むように、下から上までベロンと舐める。
ルビーの豊満な胸がゆさりと揺れた。
テオの熱い舌が何度も乳房に纏わりつく。
胸の肉も乳首も、ザラザラの舌の表面で擦り上げられていく。
思わず体が仰け反った。

625 名前:封龍剣・生死の誓い5/9 mailto:sage [2008/11/22(土) 21:28:50 ID:Juh4f6h2]
「や…っ、なん…で…ぇ…?」
異種間での愛撫など気持ちいいはずはないのに、そして少なくとも理性は徹底的に拒否しているのに、
テオの舌で乳首を乳房ごと愛撫されて、なぜかルビーの体が疼き出す。
乳首が勃ち上がり、テオの舌がそれを押し倒す度に全身から力が抜けていく。
腰の奥にはよく知った劣情が膨れ上がっていった。
(うそ…。私、テオに欲情してるの…?)
否定したかったが、ペロペロと丁寧に舐められる事で全身が気持ちよくなっていくのを、
認めざるを得なかった。
「あ…っ…、ああ…っ…」
思わず息が乱れ、テオの耳にはルビーの官能の喘ぎが届き始めた。
「グルルル………」
雌の篭絡に成功した事を確信して、テオは更に交尾に向けてルビーを丹念に愛し始めた。
「は…、んっ…」
いつの間にか、無意識的にルビーの脚が開き出す。
目を閉じて乳首への愛撫を味わっていると、まるで人間の男にされているようだった。
しかも人間よりももっと激しい欲情が、テオの勃起を通してルビーには伝わってくる。
体が心地よくなったら、気持ちも開放的になっていくのは人間のルビーとて当然の理なのだ。
開いた脚の間からじゅくりと蜜液が溢れ出るのを、
ルビーはうっとりとした快感の中で感じていた。

テオの全身が小刻みに動き出す。
ずりずりとペニスがルビーの肌を擦った。
熱く滾ったペニスからは、人とは比べ物にならない位の先走りが溢れ出し、
ルビーのパジャマを唾液以上に湿らせた。
(テ、テオ…)
いけない、こんな事をするのは人として間違っていると頭のどこかで思いながらも、
燃え上がった淫欲がルビーに全く違う決意を促す。
(そ、そうよ…。昔からバター犬とかってものもいるじゃないの…。
 この子は私の下僕なんだから…。
 今までまじめにやってきたご褒美をいただいてもいいに決まってるわ…)
テオの、龍にはもったいないほどの優しすぎる舌遣いに、
ルビーは短時スを締め付け、同時に絶頂の収縮を繰り返す。
「ガルルルルルウウウウッッッ!!!」
テオが硬直して腰だけを揺らし、最奥にまで突き入れた所で勢いよく精を放った。
やはり人間ではありえないほどの白濁液が、最深部へと撒き散らされる。
テオが全て出し切るまでに、膣内に収まり切らなかった精液が逆流し、
秘所から滴り落ちていった。
随分長い時間をかけて射精を完了し、ようやくテオが肉棒を引き抜く。
ずるりと音がして、膣内からは大量の白濁が溢れ出てベッドに垂れ落ち、大きなしみを作った。
激しすぎた悦楽の余韻に浸り、まだ朦朧としているルビーの秘所を
後ろからペロペロと舐めてテオが清めてやる。
自分の子種汁を受け止めてくれた事に感謝するかのような、穏やかな後戯だった。

「テ…オ…?」
ふと気付いた時、テオの姿は既にどこにもなかった。
代わりにルビーの後ろには、一振りの剣が静かにあった。
まだ淡い紅色をぼんやりと発し、熱さえ持っているかのようなそれは、
しっとりと濡れて光っている。
「テオ……」
ルビーは満足しきった体と心で、封龍剣を取り、その刃をそっと抱き締めた。
「これからもよろしくね…」
明日から、深い絆で結ばれた相棒と死線を共にするのだ。
新たな決意と共に剣を鞘に収め、ルビーは深い眠りに落ちていった。
                     終わり


626 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/22(土) 21:31:49 ID:Juh4f6h2]
終わりです。ありがとうございました

627 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/22(土) 22:03:47 ID:Tkvumawe]
俺の股間のテオ=フランマルスがフル装填になったんだが
剣の化身なんでサイズは犬程度なのか

628 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/22(土) 22:39:32 ID:m7Bufgxs]
>>630
(・ω・`)乙 これは乙なんじゃなくて興奮して揺れてる尻尾なんだから勘違いしないでよね!

629 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/23(日) 00:17:05 ID:oElU2wCs]
何という剣と鞘。
そういえばモンハン世界に犬っているのかな…
>>632
頭から尻尾が生えてるという事は、頭が尻なのかと

630 名前:630 mailto:sage [2008/11/23(日) 11:12:50 ID:LKrA0OEg]
>>631
すいません、描写不足…。
一応イメージとしては、普通サイズの逞しいテオです
女ハンターよりも体はデカい感じで。



631 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/23(日) 14:46:54 ID:5PhdrCRA]


>>631
テオ槍に装填だと…

632 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/23(日) 14:59:51 ID:xPOK81Fa]
>>635
股間から装填可能なナナが生えてたらよっぽど驚くわw

633 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/23(日) 17:37:01 ID:tlAya03s]
家の中に逞しいテオが出現したらスペース的にまずい気がする

634 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/23(日) 20:10:20 ID:kgVq2Nzz]
テオって案外デカイよね

635 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/23(日) 20:13:59 ID:x6V4utvK]
ほとんどの竜と獣はバカでかいよw
普通なのはトカゲ系だけなんじゃないの


636 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/23(日) 22:25:20 ID:llVPONHK]
流れぶった切ってスマンがwikiのアドレスが色々書き換えられてて読み辛いことになってる
自分で修正試みようかと思ったんだが、何分やり慣れてないから二の足踏んでる
修正できる方頼む

637 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/23(日) 23:05:02 ID:JVh6plW/]
吉田カレー味 元祖!昆虫シュビビン
てとこに行く

638 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/24(月) 00:24:45 ID:G3giqGB/]
流れぶったぎって初投下

擬人化ラージャン♂×擬人化キリン♀

639 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/24(月) 00:25:59 ID:G3giqGB/]
俺はポッケ村在住のハンター。名前はラウル。
数年前、俺は先代ハンターたちに拾われ、彼らの背を見て育った。だからごく自然に、俺もハンターになった。
そんな先代ハンターたち、結婚を機に街へ降りるのだそうだ。のんびり訓練所でも経営するんだと。

『ラージャンがいればポッケ村も安泰だろ?』

先代ハンター♂がそう言って俺の肩をたたき、

『間違っても人を襲っちゃだめよ?』

先代ハンター♀はそう言っていたずらっぽく笑った。

『襲わねえよボケ!』

下山する彼らの背中に怒鳴り散らしたのは記憶に新しい。


先(ry♂の言葉からお気づきの方もいるだろう。
彼の言うとおり、俺はかつて金獅子だった男。短めに刈った金髪、浅黒い肌、紅蓮石の色の瞳。俺の容貌を見れば分かる人もいるはずだ。
先代の最強のカップルハンターに仲良く一本ずつ剛角を根こそぎはぎ取られ、両こめかみにうすく傷が残ってるのがチャーム☆ポイント。

ハンターで食っていくには、当然モンスター、稀に同族すら狩ることもあるが、躊躇や後悔なんかしたことはない。獣だった頃だって、どうせ弱者は嬲り殺し。やることは変わらない。ただ、今は守るものがあるってだけで。


そして今日も俺は、雪山を駆ける。

640 名前:擬人化ラージャン♂×擬人化キリン♀ mailto:sage [2008/11/24(月) 00:27:35 ID:G3giqGB/]






今日の依頼は轟竜の討伐。超々硬度の鉱石を惜しみもなく使ったっていう、むちゃくちゃ硬ぇ鎚を選んだ。それほど強力ではないにしろ、雷気も帯びているとのこと。
途中、手負いのポポが苦しんでるのを見て、がっつり頭ブン殴って死なせてやった。もちろん肉は、はぎ取っておく。

───……ィィイン

「……ああ?」

山頂近くで、馬の嘶くような音が聞こえた。轟竜ってあんな鳴き方だっけ?
鎚を身構えしばらく警戒していると、山頂へと続く道から白い獣が降りてきた。
真っ白な身体。青白い雷を纏ったその姿。幻獣とも呼ばれる古龍だ。
よくよく見ないと分かんねーが、足を引きずっている。まだ若いのか、さほど大きくはない。
奴は俺に気づき、もう一度強く嘶いた。

「……キリンか」

突然、奴は狂ったように突進してきた。殺気と言うより、怯えたような。
まあそんなのは関係ないね。俺は躊躇いなく、振り上げた鎚を奴の頭に叩き落とした。その場に倒れ、動かなくなる幻獣。
頭こそ割れなかったようだが、角は粉々だった。これただの馬じゃね?

「さーてティガティガ」

奴は食べてもうまくなさそうなので放置した。あ、でも馬肉うめーよな。
轟竜もうまくねーんだろうな。フルフルの依頼とかこねーかな。



641 名前:擬人化ラージャン♂×擬人化キリン♀ mailto:sage [2008/11/24(月) 00:29:07 ID:G3giqGB/]





山頂の方をぐるっと廻ってもいなかったが、血の跡を見つけた。辿っていくと、登ったのとは反対側の道へ続いている。たぶん、轟竜に襲われた獣の血だ。
正直俺は寒いのは大嫌い。だからさっさとぶっ殺して剥いで帰ろうと決めた。
比較的狭い雪道をマフモフブーツで踏みならして歩く。標的のうなり声が聞こえた。思わず口角がつり上がる。
山の中腹の広いところまで降りると、奴が───轟竜がいた。

「……な……っ!?」

分かり切っていたことだから、奴の存在に驚いたのではない。
だが俺は、構えていた鎚を雪の上に取り落としてしまった。

轟竜は、遊んでいたのだ。
逃げる獲物を後ろからつつき、転ばせる。起きあがるのを待って、咆哮しやがる。
身をすくませる獲物。少しずつ弱っていく獲物。それは、俺がたった数刻前に角を叩き割ったキリンだった。
あの時会ったキリンは、怯えていた。手負いだった。轟竜に戯れに傷つけられたのだ。いくら古龍と言えど、まだ若いのだろう体格からして、凶暴な飛竜には勝てなかったのではないか。
轟竜は明らかに楽しんでいた。生き残るための狩りではなく、弱者を辱め楽しむための狩り。

「……ッ」

以前の自分を思い出す。
飛竜も殺した。同族も殺した。人間も殺した。たくさん殺した。楽しかった。それが俺の生きる意味だった。
それをブン殴って角ひっぺがして格の違いを見せつけたのが、先代のポッケ村専属バカップルハンターだ。手も足も出なかった。
何故か人間になった自分に、言語とか教養とか生活の知恵とか愛情とか、色々教えてくれた。俺の生きる意味は、彼らを守ることに変わった。
でも、彼らはもう、村を出て行った。出て行ってしまった。

キリンの姿が、先代たちと被った。
轟竜の姿が、過去の自分と被った。
ゾッ、とした。

642 名前:擬人化ラージャン♂×擬人化キリン♀ mailto:sage [2008/11/24(月) 00:30:35 ID:G3giqGB/]

「……っうおあああああああああ!!!!」

鎚を握り直し、雪の積もった地を蹴り駆ける。俺の声にハッとした轟竜は、こちらを見てぎくりとした。なぜって、既に目の前に人間がいて、しかもゴツゴツしてパリパリしてる物騒な雷の塊を振り下ろす瞬間だったから。

ぐしゃり。嫌な音がした。
かつての自分ならばおそらく、愉悦にひたる音だ。
頭の半分近くをごっそり持っていってやったのに、まだ生きてるクソ野郎。もう一度力を溜めて、奴へと身構える。
だが奴は、目の前でぐったりしていたキリンごと、氷塊をブン投げてきた。

「なんっ……」

キリンが俺にもろにぶつかってきた。仲良く吹っ飛び、雪山の斜面を転がり落ちる。
瀕死の轟竜がとどめをささんと駆け下りてきやがった。キリンの下敷きになって動けない。クソが。
クソ野郎の爪が届く寸前、アイテムポーチから取り出したモドリ玉を炸裂させた。



「……っぶねー。ンの野郎が……」

ベースキャンプに無事戻ってきた俺は、思わず悪態をついた。
俺は元がアレだから全くの無傷。だが所詮、人間の身体能力をかなり上回る程度だ。あの爪を喰らったら、いくら何でもタダじゃすまされないだろ。
それに今は、手負いのキリンが……キリン?

「え、何これ。キリン?」

一緒にベースキャンプに飛ばされたはずの古龍は、何故か意識の無い人間の女と入れ替わっていた。仰向けになった俺の身体の上で、ぐったりと俯せている。傷だらけの素っ裸。

「あー……まさか?」

643 名前:擬人化ラージャン♂×擬人化キリン♀ mailto:sage [2008/11/24(月) 00:32:38 ID:G3giqGB/]
モドリ玉に使われる材料のひとつに、未だに効能が詳しく解明されてないキノコがある。それをモンスターにぶつけると、稀にその姿形を変えてしまうと、先代に聞いたことがある。
『ちなみにおまえは違うぞ』なんて、何故かえらそうに言われた。
とにかく、もしあの話が事実だとしたら、この女はキリンだった? ということになる。
セミロングの銀髪に、真っ白な肌。小柄な、まだ若い女。こじつけかもしれねえが、特徴も一致してる。

「むう……キリン、食べようと思ったのによ」

考えるのは後だ。とにかくコイツを治療しねえと。
取り敢えず、女をベースキャンプのベッドに寝かせた。あちこち血が滲んでるが構わず掛け布を掛けてやる。
粗末な暖炉に火をおこし、テントの中を暖めた。
その間に、薬を作る。自然治癒力を高めるらしい虫と蜂蜜を混ぜたやつを入れた容器に、さらに変な叫び声をあげるキノコを加えてすりつぶす。
そこに、予め粉薬にしておいたケルビの角をまぶして、よくこねた。しばらく寝かせとくと、人間の間で古くから伝わる、万能薬が完成するらしい。
女の顔を見る。真っ青だ。血が足りないのか。触ってみたら、冷たい。急いで薪を暖炉にくべる。
一度掛け布をとり、出来上がった『古の秘薬』を傷口に塗り込んでやった。額に微かに蒼角が残っている。指で触れたら、ぽろりと剥がれ落ちてしまった。余った薬は、女の口腔内に指で塗りたくる。これで少しずつ、身体に取り込まれていくはずだ。
女は眠り続けている。

「にしても……かわいいなオイ」

肌の病的な白さを除けば、この女は人間の中でもかなり整った顔立ちをしている。ほっそりした身体も、俺好み。歳は16、7と言ったところか。
狩りに人としての生を捧げていた俺にとって、こいつは本当においしそうに見えた。性的な意味で。
アイテムポーチから油紙に包んだポポのタンを取り出し焼いてる間も、女の眠る顔をずっと見ていた。

644 名前:擬人化ラージャン♂×擬人化キリン♀ mailto:sage [2008/11/24(月) 00:34:14 ID:G3giqGB/]




ネコタクが確認したところによると、あのクソ野郎は絶命していたらしい。場所からして、俺達が逃げた直後に死んだんじゃないかと思う。
女に俺のマフモフジャケットを着せてやった。サイズがサイズなだけに、この女が着るとまるでロングコートだ。女ははにかんで、俺の指先をきゅっと握った。

そう、女はあの後しばらくして目を覚ました。驚いた事に、自分が人間になる直前までのこと───つまるところ古龍のころの記憶───は、まったく覚えていなかった。
俺はこの女に、リンと言う名前をつけてやった。彼女には、雪山で傷つき倒れているところをたまたま通りかかった俺が助けた、と説明しておいた。本当のことを言っても混乱させるだけだ。

「自分で歩けるか? リン」
「だいじょうぶです、らうーさん」
「ラウルだっての」
「らうーさん?」

やべえコイツかわいい。
舌足らずな口調と、ふらふらしながらも一生懸命に俺の後をついてくるけなげさが、たまらん。
抱き上げてやると、顔を真っ赤にして足をじたばたさせた。

「な、な、なにするですかっ」
「足冷てえだろ。歩きにくいし。この方がはやい」
「……あ、ありがとーです……」

ネコタクの野郎どもに冷やかされながらも、結局村まで抱いて帰った。
リンを村医者のところへ預け、村長の元へ。俺の正体を唯一知る村長に、リンも同じ存在だと説明した。記憶が無いことも。
リンを養いたいと言うと、もちろん構わないよと言ってくれた。すげえ嬉しかった。




「わあー……わあー……! ここがらうーさんのおうち!」
「んで、おまえの家にもなるんだぜ、リン」

きらきらと俺と同じ色の瞳を輝かせてはしゃぐリンの頭を、わしゃわしゃ撫でてやった。
リンは嬉しそうに俺に抱きつく。やべえ喰っちまいてえ性的な意味で。
先代の人柄や腕が評価されたんだろう、この家には温泉に料理猫つきキッチンに居間に寝室応接間、なんでも揃っている。リンがはしゃぐのはそんなところだろうか。
料理猫のウドン、ハクサイ、トウフ、シュンギク、シラタキ、御共猫のオモチを紹介する。よだれたらすなよ。
飯も喰ったし風呂にも入ったし、色々あったがそれはまた別の話だ。

そんな訳でだ。俺とリンの───二人の元人外の話は、ここから始まるのだ。

645 名前:擬人化ラージャン♂×擬人化キリン♀ mailto:sage [2008/11/24(月) 00:37:28 ID:G3giqGB/]




その晩。

「らうーさん。わたし、らうーさんが好きです」

俺のマフモフジャケットを寝間着がわりにまとうリンは、ベッドに寝そべりささやいた。
ベッドの傍にある窓の戸締まりを済ませた俺は、彼女の隣に横たわる。
今日の昼までキリンだった女の、幼い容貌の中にも見え隠れする凜とした雰囲気に心惹かれた。

「……ひとめぼれってヤツか」
「はい。なので、わたしをだいてほしいです」
「……は?」
「助けていただいた恩とか、こうして一緒に住まわせていただけることへの感謝とか、そう言うのもなきにしもあらずですが」
「いや、ちょっとまておまえいきなり何」
「わたしじゃダメですか?」

ダメな訳ねえ。
今までからきし女に興味のなかった自分が、こんなにも喰らいたいと思った(もちろん、性的な意味で)のは初めてなくらいだ。
だがそれとは逆に、めいっぱいかわいがりたい、守ってやりたい、慈しみたいという、やっぱり初めての感情も抱いている。
俺はリンを抱いていいのだろうか。

「わたしはらうーさんのものになりたいです」

リンのちいさくほそい身体が、俺にすり寄る。

「らうーさんといっしょに生きたいです」

きっぱりとした口調。決意は固まってるともとれるが、俺には何か切迫したものが感じられた。焦っているような。何かを求めているような。

「だから、約束が、ほしいです。らうーさん」

何故ここまで俺を思ってくれるのか、俺にはわからねえ。ただ、リンがとにかくいとおしく思えた。だから俺は彼女を強く抱きしめた。
らう、まで呟いたリンの唇をふさぐ。彼女の甘い唇を吸いながら、マフモフジャケットを脱がせた。

646 名前:擬人化ラージャン♂×擬人化キリン♀ mailto:sage [2008/11/24(月) 00:38:10 ID:G3giqGB/]

「っ、は……らう、うさん。さむいです」

再びきつく抱き合ったまま、彼女の身体をベッドに押しつけ、俺が真上に重なる。
窓の隙間から僅かに差し込む月の明かりだけを頼りに、リンの傷に舌を這わせた。

「ひゃっ、ひぁ……ん……くすぐったい……」
「それだけじゃねぇだろ?」

さほど大きくはないが実に美味そうな乳房に手を乗せる。俺の手のひらに収まってしまうサイズのそれに少し力を加えると、ふにゅ、と柔らかく形を変えた。

「ぁ、そこ……っ」
「ここか?」
「あっ、ダメです、ぎゅってしちゃ……っ、ぁ、あっ」

白い乳房にちょこんと乗ってる、桜色の乳首を擦ると、敏感なのかリンの甘い声が部屋に響く。
ぷくっと立ち上がったそれはやはり美味そうで、口に含んで舌で転がしてみた。

「ぁっ、ぁんっ、ぁあっ」

俺の頭を抱いてかわいく鳴くリン。手のひら全体で薄いわき腹や太腿を撫で回すと、うっとりとした溜息を漏らした。

「らうー、さん……」

なんでまた、そんなにうれしそうに俺の名を呼ぶ。たまんねえよ。ちからいっぱい抱きしめるしかねえよ。
乳首を俺の唇から解放し、目線をリンと合わせる。ついでに下半身のブツを、部屋着越しにリンにすり付けてやった。びっくりした目で俺を見つめるリン。

「わ、かたくなって、るです……んむっ」

構うもんかと抱きしめる。太腿に股間をなすり付ける。やべ、きもちいい。
愛でてやらなかった方の乳首を指でこねてやりながら、リンの唇を求めた。閉じた歯をこじ開けて、舌を滑り込ませる。控えめにだが、小さな舌を絡めて応えてくれるリンがいとおしい。

「んっ、んんっ、んぅっ……」

愛撫に合わせて揺すられるリンの腰。部屋着の前をくつろげて、イチモツを彼女の太腿に直接押し当てた。腰のくねりがより大きくなる。

647 名前:擬人化ラージャン♂×擬人化キリン♀ mailto:sage [2008/11/24(月) 00:39:32 ID:G3giqGB/]

ブツの感触だけでリンの濡れた場所を探る。思ったよりそこは濡れそぼっていて、こすりつけると腰を浮かせて悦んでいた。
唇を離し、彼女の顔を見つめる。快感を素直に受け入れた、女の顔だ。

「ん、あ……ぬくい、です、らう、うさ、ぁん」
「直にもっと熱くなるさ」

ブツの先っちょで、秘部の少し上、女の一番敏感らしいところを探ってみる。お、この豆みたいなやつか?

「ぁ、ぅあ、あっ、あっあっ、あんっああっ」

ぶるっ、と時折リンの身体が震える。声がよりいっそう甘いものとなる。俺にすがる腕が弱々しくて、きつく抱きすくめてやる。
秘部はぬめった肉汁を惜しげもなく溢れさせ、ブツの滑りをよくする。摩擦が気持ちよくてたまらなくて、俺も夢中で腰を振った。

「リン、リ、ン……っ」
「ぁっ、はぁん、らうーさ、らうー……ぁん、らうーっ、ぁっ」

これだけでこんなに気持ちいいんだ。交わったらきっと、もっときもちいい。
本能の赴くままに、俺はリンの腰を鷲掴み、その潤みきった秘部にブツを飲み込ませた。

「ふぁぁああっ……あ、ああ……」
「っ、く……」

恍惚とした声をあげ、一瞬全身を強ばらせるリン。ややあってゆっくりと弛緩する身体を、俺の腕から解放してやった。
リンの中は、信じられないほどよかった。あつくぬめって、やわらかくからみついてきて……すぐにでも達しそうだ。
彼女の顔の両脇に手を突き、より深く腰を沈めていく。少し揺すってやると、きゅうって締め付けてきた。下半身が熱く痺れていく。もう一度。

「ぁん……あんっ……あっ……」

軽く突き上げるたび、弱々しい嬌声がリンの唇から放たれる。今し方絶頂を迎えた身体にはきついんだろーな。ごめんな。

648 名前:擬人化ラージャン♂×擬人化キリン♀ mailto:sage [2008/11/24(月) 00:42:06 ID:G3giqGB/]
リンのなだらかな曲線を描く乳房を、汗の雫がゆっくりすべりおちるのを見た。月の光を反射して、光っているようにも見えた。

…………。

いや、光っていた。

「……ふぁっ、らうー……?」

リンの身体が、微かに燐光を帯びていた。幻獣だった頃の性質を受け継いだのか、興奮して光った……のかもしれない。
一瞬行為を忘れ、その輝きにつつまれた女にみとれる。
涙を瞳いっぱいに溜めて、ふにふにする可愛い頬を紅く染めて、俺をぽやんと見上げるリン。
コイツを、一生守り続けたい。本気でそう思った。
それぐらい無防備で、無邪気で、このうえなく愛おしく感じた。
そうっと、薄く開いた唇に口づける。すっげえ嬉しそうな、リンの顔。かわいいよ。

「らうー……」
「リン、……好きだ」
「っ! ら、らうーっ……ひぁぁあん!」

返事を待たず、俺は再び行為に没頭した。




行為が終わった後も、俺達は離れなかった。
抱き合って、ただお互いのぬくもりを感じてる、静かなひととき。

「寒くねえか」
「だいじょぶです」

少なくとも、俺もリンも人間となってから初めての行為だったが、スムーズにいったのは愛故と自惚れておこう。ま、失敗したって、きっと気にしなかったのかもしれないが。

短いやりとりのあと、またしばらく黙って抱き合った。

649 名前:擬人化ラージャン♂×擬人化キリン♀ mailto:sage [2008/11/24(月) 00:48:06 ID:G3giqGB/]
静寂を破ったのはリンの方からだった。

「らうー、さん」
「ラウルでいいぜ」
「……らうー?」
「何だ」
「らうー、わたしは、ひとりぼっちです」

俺の腕の中で、リンは小さな小さな声で呟いた。

「らうーに拾われるまえのこと、おぼえてないです。ごはんのたべかたとか、おふろのはいりかたとか、分からないです」
「……」
「だから、らうーがいっしょにいてくれるの、うれしいです。約束、してくれたのも、うれしいです。あと、あと、好きって、言ったのも」
「……」
「らうーがいれば、ひとりぼっちじゃないです。らうーがいるだけで、しあわせです」
「……リン」
「はい?」

ぎゅうっ、と。リンを抱きしめる。柔らかな白銀の髪を撫でる。白い肌に口づける。鳳凰石色の瞳を見つめる。

「リン、俺は」

いつかリンに記憶が戻ったとき、今の自分に絶望するかもしれない。
いつかリンが俺の過去を知ったとき、俺を恐れ、軽蔑するかもしれない。

それでも、俺はリンを守る。

「俺は───」


ただの人間の女を愛する、ただの人間の男として。

650 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/24(月) 00:51:48 ID:G3giqGB/]
以上です。

文法おかしいとか誤字脱字とかタイトルないのとかアドバイスとかなんかありましたらお願いします

ではROMに戻りますだ



651 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/24(月) 00:58:28 ID:tPU0F2cA]


いいキャラしてる
でも一つ贅沢言うともっと日常が見てみたかったな
ラウルに秘密がありそうだから、密かに続編に期待てます

652 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/24(月) 01:03:50 ID:dn5yJgi0]
GJ!
ブラボー、おお、ブラボー

653 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/24(月) 01:22:20 ID:2btQf3bR]
>>654
文章読みやすくて普通にうまいと思う。でもなんだか失礼だがパンチが足りぬでごわす
擬人化→惚れました→即エロりは様式美ではあるけど、このスレ的にキリンのリンさんが何人目か知れないのもあって、少しまたかと思ってしまう
一度の投下として読むにはいい分量だ。が、話がちょっと駆け足過ぎるんじゃないかな。せっかく良いキャラしてるんだから、もっと描写が欲しいです
つまりはあなたの書く話がもっと読みたいです
個人的には空行多いのが気になります。ラージャンはキリンの角たべませんでしたっけ
タイトルはちゃんとあった方が保管庫収納の際に保管する人が困りません。いや本当に。
 
…もう次スレの季節ですね
テンプレちょといじるとかいう話はどうなりますかね

654 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/24(月) 08:24:31 ID:G3giqGB/]
批評有り難う御座います。感謝です。マジパネェっす。

タイトル置いていきますね
つ「三度の飯より君が好き」

正直エロパロだしエロだけ書きゃいいんじゃねって舐めていた訳ですが
書き終わって思うにやっぱり足りないところが多いね、反省。
次書くとしたら、キリンさん名前変えないとな、樹木希林とかさ
空行は悪癖鴨。直します。



次スレたてるー?

655 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/24(月) 08:27:18 ID:U+vQmKnc]
樹木希林…じわじわくる

656 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/24(月) 19:21:24 ID:gce+NqBz]
>>654
GJ&乙。 全体的に読みやすくて、かなりクオリティ高い作品だと感じました。
次回作にも期待してます

657 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/24(月) 22:58:59 ID:6QGpUMg2]

色々ありげで想像を掻き立てるラージャン息子に対して
キリン娘がただのエロ要員なのが惜しい
少しキャラ像を掘り下げてからエロに持ち込んでも良かったかも知れない
何気にティガの外道っぷりが良かった
正直惚れた

658 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/24(月) 23:05:31 ID:X4T6BCuq]
乙乙。今後が楽しみな感。

659 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/25(火) 00:32:53 ID:fkwybxhI]
あと5KBくらいだけど、次スレたてないのー?

660 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/25(火) 12:03:00 ID:zamLZA3K]
・投下時はジャンル明記
例:擬人化 凌辱など

テンプレに追加してもらえるならしてほしい
無益な争いを避けるため



661 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/25(火) 13:04:59 ID:2cs6p482]
>>664を追加して立ててみた
【MH】モンスターハンターでエロパロ 16匹目【モンハン】
yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1227585773/

何か不具合あったらすまん

662 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/25(火) 15:40:00 ID:oVNJZJfW]
乙。元テンプレのままでも構わないとは思うけど詳しいに越したことはないか。詳しくしても見ない人は見ないし。

663 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/30(日) 07:38:03 ID:7gk+9zdh]
ここはもう落としていいんかな

664 名前:小ネタ mailto:sage [2008/11/30(日) 12:52:57 ID:YzXRObRD]
>>504-519の続き物というか、補足物。
 
 
あれ、えと。おはよう。
ベースキャンプの寝台って夢見が良いもんじゃないね。寝付きが悪くなるように作ってあるのかな。
いや待てよ、毒のせいかもしんない。となると沼の毒気も侮れないや。
すごい夢見たんだ。それに砥石かけながらで良いから聴いてよ。
 
夢にさ、ちっさい痩せっぽっちの若いハンターが出てきてさ。
でも夢の視点はハンターじゃなくて古龍なんだ。
ヤマツカミって知ってるかい。空飛ぶ山みたいな、大きなタコっぽいやつ。
お腹の中に大雷光虫飼ってる、そうそれ。見たことないわりによく知ってるね。ああ、人から聞いたのか。
そのタコっぽいのが、お腹の下に空間作ってハンターをしまいこんでさ。
暗いお部屋みたいなそこでお香焚いたり、大雷光虫明滅させたりして催眠状態にしてね。
裸に剥いたハンターに元気ドリンコを塗ってぬるぬるしてた。
どうにも二人っていうのか、まあ二人でやらしー事をしてたっぽいんだけど。
タコっぽい方は、ハンターへの意思伝達手段が筆談なんだよ。
言葉責めしてみるにも筆談でだから、ハンターをぬるぬるしてる腕と他に、頑張って文字書いてる腕とがあったりしてさ。
忙しなくって、艶っぽい雰囲気はカケラもないし、どっちかって言うと滑稽なの。
ハンターの方は幻覚見えてるみたいで、それなりに盛り上がってたんだけど。
ぬるぬるするだけじゃ物足りなくなったのか、おねだりするんだ。入れてってさ。
ヤマツカミのひとは大いに困った。なんでかって、入れるも何も。
ハンターは小さい人だし、ヤマツカミって丘くらいっていうのかな。大きいんだよ、すごく。
指の爪だって、ハンターの脚より太いからね、どうしようもない。
苦し紛れに、女の子同士でするのに何か入れるのは邪道だとかごまかしたんだけど、そのヤマツカミ、ほんとはオスなんだ。
 
でね、この夢の何がすごいって。内容もアレだけど、ハンターの方がどうにも僕のかーさんっぽい。
ついでにヤマツカミの方は、とーさんの姉さん所謂伯母さんと同名なの。かーさんが名前呼んでた。
艶本買ったら登場人物名が身内でした、っぽい夢だったよ。
変な脱力感たっぷり。寝たのに疲れてるって損した気がする。
うん、さすがにタコとかかーさんではムラムラしない。できない。守備範囲外。
なんだろうね、この夢。そのココロはどうよって、問えるもんなら問いたいところさ。
かーさんも伯母さんも故人なだけに、変な夢見て申し訳ない気分。
ああ、そう言えば。この眼鏡、その伯母さんとかーさんの形見なんだ。
伯母さんの遺品をかーさんが拾って、とーさんに届けたのが二人の馴れ初めだとかなんとか。いやどうでもいい話だったね。
 
ところでさ、その剣、バーンエッジだっけ。研いだりする時は熱くないのかな。
ないの、そだよね。研ぎ終わったみたいだし、そろそろ派手色ゲリョたん追っかけようか。
僕は大丈夫だよ、そもそも風で一寸よろめいて沼に突っ込んじゃっただけだもの。
毒抜きのお薬飲んだし、夢見は悪かったけど休んだし。今度はヘマしないさ。
ちょっと時間食った分、余計に頑張らないとだ。見てなよ、僕のにゃんこ銃が火を吹くぜ、なんだから。
ゲリョたんって顔が不っ細工な上に、トサカ無くした時のツルッとした流線形の頭のラインが可愛いからさ。
撃つのにちっとも躊躇いなくいけていいね。そういう意味じゃ好きかもしんない。
あとあのお尻の出っ張りとか、チャームポイントだと思うんだ。
ああ落ち着かなきゃ。
ヨダレ垂らしてないよ。一寸唾が口から出ただけだよ。でもハンカチは借りとく。有難う。
 
ところでさ。君はゲリョたんの眩しいので、くしゃみ出ちゃったりしないかい。
ううん。僕は出ない。出す人は見たことない。何となく訊いてみたくなっただけだよ。
さ、行こうか。死に真似の一つでも見せてくれるかな。
そいえばね、彼らは何から身を守るために死に真似を得たんだろ。
あの眩しいのが効かないような相手、なのかな。でもまさかフルフルじゃないよね。
あれの前で死に真似なんかしたら、卵産み付けられちゃいそう。
ま、考えるのは後でいいか。
 
 
エロも落ちもなく終わる。
伯母の舞台裏を天知る地知るメイが知る。
ゲリョスとフルフルは似てるのに対照的でもあると思う。
モンハンって寝てもスタミナ回復しないよね埋め。

665 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/30(日) 12:56:58 ID:YzXRObRD]
こけた飛竜の脚のヨチヨチしたとこ萌えって埋め

666 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/30(日) 18:06:21 ID:M++9MNJl]
そこに繋がっていたのかw

667 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/11/30(日) 22:48:10 ID:hIQLrXUQ]
ルークとサイレは伊達メガネ嬢の身内か
何で擬人化したのと思ってたら幻覚でしたって、夢落ち同然だw

668 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/12/01(月) 01:57:31 ID:YpEnw8gl]
まさか今でもメガネに……なんて
読み返してたらハート形の真珠って出て来てたけどハート形の水晶が実在するのを思い出した。

669 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/12/01(月) 16:00:53 ID:F8x0Ufiv]
ノトスとナハエゥアは元気かな梅






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