- 46 名前:流れをぶった切りヤマ空 mailto:sage [2006/12/16(土) 22:43:49 ID:FUvaaFx2]
- それはある雨の日の夜・・・。
石田ヤマトは騒がしく降り注ぐ雨の音を聞きながら一人、TVをぼんやり眺めている。 親父は宿直で帰って来ないから飯を作ってやる必要も無い。明日は休みで宿題をする必要もないし今日はもう何もやることが無い。 だが、夜と言っても床に就くにはまだ早い時間。そもそもヤマトは結構夜更かしするタイプなので眠くもならない。。 つーわけで暇を持て余しているのだが・・・。 「・・・・・忙しいのもおっくうだが・・・暇すぎるのも精神的に参るなぁ・・・」 雨の音に掻き消されてしまうような声でボソリと独り言。 ところが、数分後。彼がボサッとしているのを覚醒させるかのごとくインターホンが鳴り響いた。 「・・・こんな時間に誰だ・・・」 さすがに眠くはならんと言っても夜、しかも雨が降っているというのに訪問者。 ヤマトは誰が来たのか少々興味を抱きつつ玄関の方へと向かった。
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