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逆転裁判エロパロ第9法廷



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/04/20(金) 20:23:19 ID:g9rS8CGR]

・・・ここは逆転裁判のエロパロスレッドだ。 
SSの投下、大いに歓迎しよう。 


前スレ 
逆転裁判エロパロ第8法廷
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1161958004/l50

初代スレ 
www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1035018015/ 
2スレ 
www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1049383172/ 
3スレ 
www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1064908551/ 
4スレ 
pie.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1079606189/ 
5スレ 
idol.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1085756965/ 
6スレ 
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1098197401/ 
7スレ
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1120838794/ 

姉妹スレ 
逆転裁判のイトノコ刑事萌えスレ3 
sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1138876471/

保管庫 
iranbungei.at.infoseek.co.jp/gyakusaieroparo/ 

エロ絵掲示板 
aeneas.halfmoon.jp/gsero/ 


467 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/16(水) 18:21:22 ID:SkzeNWhO]
続きを早く…
公開プロクシ云々はここを見れば解決するかも。
ttp://homepage3.nifty.com/holly2001/bbq/proxy.html

うまく行けば今日中に書き込めるようになるはず。

468 名前:397@携帯 mailto:sage [2007/05/16(水) 18:59:39 ID:VeVRYBnE]
>>467
わざわざありがとうございます。
参照してみたところ、DSBLに載っていました。アラシタオボエハナイノデスガ
とりあえず中の人からOKが出るまで待機します。
スレ住民の方々にはご迷惑をおかけしてしまい、面目次第もございません。

469 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/16(水) 23:36:45 ID:Ujwpd4Fc]
うぉぉおーんええとこで・・・
wktkしながら待ってます。全裸で

470 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 00:04:34 ID:IDJ3X6gv]
オドロキと娘の交際を認めない(ある意味当然だが)
ナルホドパパンの陰謀だ!

471 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 01:18:23 ID:vTmpe9UG]
あのですね。
ナル×ラミノアありですか?

突然降ってきたのですが。

しかも鬼畜。


472 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 04:24:35 ID:PF8smb6l]
聞かないで落とせばいいと思うよ!
カモンカモン!

473 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 09:50:43 ID:QIq2r0Vz]
誤字で萎える前に訂正しとくと、ラミノアじゃなくてラミロアな

474 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 21:07:55 ID:WkJsr1ec]
それはやめた方がいいな

475 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/17(木) 22:38:35 ID:81wmp51i]
>>468
串規制は荒らしてなくてもなる場合があるから、心配しなくていいよ。
解除できたらまた投下してくれ。
wktkして待ってる。



476 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 01:05:49 ID:a9zmsJTN]
ハミトイトノコ物語は20まででまだ未完?

477 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 12:23:20 ID:mZH9YC/m]
>471
ドンとこいよ!待ってるぜw

478 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 19:36:38 ID:TBK/9Te3]
>>476
未完

479 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 20:12:46 ID:IpMpzz5K]
>>472,473,477
週末目標で頑張ります


480 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 21:00:51 ID:zjtjl1O6]
流石に4が出たから今レスは進みが早いな。

481 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/18(金) 22:12:16 ID:vT6dG4Wz]
そりゃそうだろ

482 名前:397 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:22:47 ID:pNCXwdq0]
てst。風呂敷確認君を開いた所、串規制解除されたっぽいです。
書き込めるなら、今度こそ続きを投下します。

483 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:24:43 ID:pNCXwdq0]
「よし、クリスマスパーティーの始まりだ!」
「かんぱーい!」
カチン、とグラスを突き出すと、みぬきちゃんのテンションは早くも最高潮。
シャンパンを一気で飲んでいる。
料理はいっぱい。楽しいのはこれから。
「いや、まさか肩書きが『恋人』でみぬきちゃんとクリスマスを過ごすとは思わなかったね。」
「みぬきもそう思ってます。恋人同士のクリスマス。なんだか素敵な響きじゃありませんか?」
「あはは、そうだね。」
他愛もない会話。そういうものが、こんなに愛しいものだとは思わなかった。
なんて事のない時間なのに、それが何だか得がたいものに思える。
(それもこれも、キミのおかげかな?みぬきちゃん。)
そう思って、シャンパンを煽る。わずかに火照った顔を酒精のせいにするために。

「ところで、オドロキさん。」
「ん?何?」
「これ…なんですか?」
そう言って差し出したのは、本来オレの懐にあるべき、小さな箱。
飲みかけたシャンパンを、派手に噴いた。
「ゲホ!ゴホ!ぁー、ゲフ!い、いつの間に…。」
「魔術師の手先を舐めちゃいけませんよ。で、こんなものが懐にあるって事は…みぬきと…。」
みぬきちゃんの顔が真っ赤だ。多分オレも負けてないだろう。
酒精のせいにはできないぐらい、顔が見事に茹で上がっているのが自分でもわかる。
「そ、そういう気持ちがあるのは否定できないけど、それに関してオレは倫理観というものがオレを縛っていて、
そんなもん取っ払って正直に言えば愛し合いたいというかなんというか…」
もう頭ぐるぐるで何言っているのかわかんない。
それを見ているみぬきちゃんも、言葉を反芻しているみたいだ。

484 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:25:57 ID:pNCXwdq0]
そして、しばらくもじもじした後…マントに手をかけた。
「え、ちょっと、みぬきちゃん!」
びっくりした。真っ赤な顔と相反して、心が急速にクールダウンしていく。
そんなことは意に介せず、作業は続いていく…。
「オドロキさん…私、本気ですよ。一時の感情に流されたわけじゃないですよ。」
下着姿になったみぬきは、囁くように言った。
その声は震えている。いつか、告白したときのように。
ここで止まれるほど、出来た人間じゃない。
曇天模様の空、幽かに聞こえるクリスマスソング。

そういうことには気づいたのに、オドロキは気づかぬ間にみぬきを押し倒していたし、唇を塞いでいた。
いつもの触れ合わせるだけのキスとは違う。かなり深いキスだ。
舌で唇を割り、口内を犯していく。
組み敷かれた格好のみぬきに、欲望の唾液を与える。みぬきは従順にそれを飲み干す。
上手く息継ぎができていないらしく、みぬきの顔が赤くなっていく。
それでも、オドロキは行為をやめようとはしなかった。
舌で歯列をなぞり、逃げようとするみぬきの舌を追いかけて絡ませる。
とうとう息苦しさに勝てなくなったみぬきがオドロキの胸板を押すまで、その行為は続いた。
「ぷは…はぁ…はぁ…。オドロキさん…もっと、手加減してください…。」
みぬきの瞳は潤み、焦点が合わず、なんとも言えない色気があった。
オドロキはごめん、と一言謝り軽くキスをする。
段々と、キスを落とす場所が下へ向かう。さらさらの髪を手櫛で梳かし、耳へ唇を向ける。
「ひゃん!」
耳たぶを甘噛みしてみると、みぬきの体がびくっと跳ねる。オドロキはその反応を待っていた。
(耳が弱いんだな)
オドロキの責め方に容赦はない。弱点と見抜けば、徹底的に責める。
せめて、破瓜の痛みを和らげたいから。
複雑な耳の形を舌でなぞり、耳の穴へ舌をねじ込む。
「みぬきちゃん、頭の中を舐められているみたいでしょ?気持ちいい?」
「ひっ…わかん、ない。ぁ…でも。こえが、ひぅ、出ちゃ…う」
「それが、気持ちいいって証拠だよ。」
みぬきの声がどんどん甘くなっていくのに満足して、愛撫を首筋へ。
ちゅ…ちゅ…ときつく吸い、みぬきの白い肌へ証を刻んでいく。
(キスマーク…かぁ。)
僅かな痛みと大きな喜びを感じて、みぬきの頭に段々と霞がかかっていく…。
唇が落ちる場所は段々下がっていき、とうとう控えめな胸のふくらみにたどり着いた。
「みぬきちゃん…下着、ずらすよ。」
冷静な口調に反して声色は上ずっていて、お世辞にも余裕があるとは言えなかった。
あまり慣れていない手つきで下着に手をかけ、ずらす。
ふるん、と小ぶりな胸がさらされる。

485 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:26:51 ID:pNCXwdq0]
下着をずらされ、胸が冷気にさらされると、恥ずかしさでみぬきは目の前を覆った。
だが、オドロキの手はそれを許さない。両手を使って、手を捕まえた。すぐに片手で両手首をまとめる。
いやいやするように揺れる顔に流れる涙…それを優しく吸い、好きだよと耳元で呟いた。
そして、唇を…胸の頂点に押し付けた。
「ひゃ…。」
みぬきの口から、わずかに声が漏れる。
構わずに、オドロキは唇を滑らせる。そして、桜色のそれを口に含む。
「く…ふぅ」
乳頭を舌で転がす度、みぬきは声をあげる。
だんだん淫靡さが増してくる声と、それに反した幼さの残るカラダ。
背徳感もあいまって、オドロキはもう我慢できなくなっていた。
その声が聞きたくて、自分だけのものにしたくて。
(愛しい。誰よりも。
顔を知らない両親より、オレを育てた先生より。

でも…壊したい。
彼女から、オレが永遠に消えないように…ずっと、オレを忘れないように、壊したい。)
オドロキの頭の中に、もう論理的な思考はない。あるのはただ、むき出しの本能と偽らざるココロ。
みぬきの手を放し、両手で愛撫を加える。
嬌声が漏れ、部屋に綺麗なソプラノボイスが満ちていく…。
「オドロキ、さん…。」
わずかな愛撫の隙間を突いて、みぬきが話しかける。
「抱きしめて…どこか、遠くへ行ってしまいそうなんです…。自分の体じゃないみたい…。
どこにも行かないように、ぎゅって抱きしめてください…。」
オドロキは愛撫をやめ、みぬきのカラダをきつく抱きしめる。
互いの体温、鼓動、息遣い…。全てが、一瞬だけシンクロする。
「オドロキさんの体…あったかい。ずっと、こうしていたいです…。」
「オレも、だよ…。もう、放したくない。」
「でも…オドロキさん。その…最後まで、お願いします。抱きしめたままで…。」
「それは、ちょっと辛いから…。」
これで、と体を離して、代わりに手を繋ぐ。
抱きしめているよりずっと楽だけど『繋がっている』のに違いはなかった。



486 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:27:42 ID:pNCXwdq0]
手を繋いだまま、オドロキの舌は…誰にも見せたことがない、秘密の場所に向かっていた。
「お、おどろきさん…そんなとこ、汚いです…。」
「大丈夫だよ。病気になったって…本望さ。」
ショーツの上から、少し舐める。感じるのは独特の匂いと、塩味と酸味。
鼻腔をくすぐる匂いに、オドロキは一心不乱にそこを舐める。
「あぅ…く、ふ…やぁ…。」
控えめな声に、もう驚きの声は混じっていなかった。
直接目にしたくて、オドロキは器用に口でショーツをずらした。
現れた蜜壷に、鼻をうずめる。もうそこは潤っていた。
「あっ、や、やぁ!そんなに、強くしないで!」
「ダメ。みぬきちゃん、オレは容赦しないよ…。」
緩急をつけて舐め、指で花芽をつまむ。余った手を使って、胸に愛撫を加えるのも忘れない。
そして、オドロキの指が聖域に入った瞬間。
「やぁぁぁ…何か、くるぅぅ。いや、いやぁぁぁぁっぁ」
みぬきは、人生で初めて達した。
噴き出した愛液はオドロキの口元を汚し、指を濡らした。
その指を、みぬきの前に突きつける。
「…初めてなのに、いっちゃうなんて、いやらしい子だね。」
「ひっ…ひっく…。」
ただ涙を流すだけ。オドロキは体を起こし、きつく、きつく抱きしめた。
耳元で、愛していると呟く。その言葉はみぬきの耳を通じて、乾いたココロに染み渡る。
(みぬき、愛しているなんて言われたの、初めて…。)
先ほどの涙と違う涙が、頬を濡らした。
その涙は、幼い頃からの強がりを洗う涙だったのかもしれない。
声を上げるのは恥ずかしかったが、今更恥ずかしいも何もない。
それでも声を抑えて、しゅくしゅくと静かに泣いた。

487 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:29:07 ID:pNCXwdq0]
しばらく泣いていた。一瞬だったようにも思うし、一時間にも思える。
泣き止んだみぬきの笑顔に強さが見える。
「オドロキさん、いきなり泣いちゃってごめんなさい。続き…お願いします。」
「…うん。」
名残惜しそうに体を離し、再び行為に集中する。
オドロキは、またみぬきの蜜壷に舌を向けた。
(オドロキさんに…私の、女の子を、舐めてもらった…。)
(オドロキさんの、男の人にも、してあげなきゃ、不公平だよね。)
あえぎ声を上げながら、そう思ったみぬきは手を放し、オドロキの下穿きから覗いている怒張に舌を這わせた。
期せずして、69の格好になる。
「うあ…。みぬきちゃん、それダメだよ…うっ…。」
「みぬきっかりじゃ、不公平ですよね?仕返しです。」
みぬきの口の中に広がる変な味。
初めて味わうその味を美味しくないと思っていても、みぬきの蜜壷からは新たな潤いが生まれていた。
ちゅぷ、ちゅぷという控えめな音。
初めてのせいか、時折歯が当たる。
それでも、目の前にある扇情的な光景。それとぎこちない愛撫による緩やかな快感。
オドロキは限界が近づいていた。
(ヤバい、もう、持たない。)
そう直感したオドロキは、みぬきを引き剥がした。
「…みぬきちゃん。準備はできているみたいだけど、『覚悟』はある?
『はじめて』は一度きりだよ。」
達しかけた怒張を落ち着かせるため、何よりみぬきのため、オドロキはゆっくり話した。
みぬきの答えは…言わずもがな。
「初めての相手が、オドロキさんで、私は嬉しいです。」
「わかった…。みぬきちゃん、無理なら、すぐに言ってね。」
覚悟を決めたオドロキが、怒張を宛がう。
するとみぬきのカラダに、わずかに力がこもる。やっぱり、怖いものは怖いらしい。
オドロキは、怒張を一気に進めた。

488 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:30:04 ID:pNCXwdq0]
「ひゃぁぁぁぁん!痛い!痛いです!」
みぬきの目に、一気に涙が浮かぶ。オドロキは、ただ優しく涙を吸っていた。
「ごめんね、みぬきちゃん。でも、こうしないと、余計な力が入っちゃうから…。」
みぬきを抱きしめた。
背中にみぬきの爪が食い込む。痛みを感じるが、今のみぬきよりずっと軽い痛み。
対面座位になり、唇にキスを落とす。

どれぐらい、そうしていたのかはわからない。
段々とみぬきのカラダから力が抜け、食いちぎられそうだった締め付けも、かなり心地よくなってきていた。
「オドロキさん…、もう、動いていいですよ。」
「大丈夫?」
「少し、痛いですけど…もう大丈夫です。」
対面座位のまま、ゆっくりと腰を動かす。
緩い動きだが、快感を貪るのには十分だった。
「あっ、はぁ…。」
みぬきの声にも、前戯のときのように甘いものが混じってきていた。
「みぬき、ちゃん…ごめん、もう出そう…。」
「出る…って、何が…?あは…っ」
「せ、精液。だから、離れて…。赤ちゃん、できちゃうから…。」
離れて欲しいというオドロキに対して、みぬきは足を絡めて、もっときつく抱きしめた。
「み、みぬきちゃん…?」
「オドロキさんの、赤ちゃん…欲しいです。だから、中に、下さい…。」
唐突に、みぬきが動き出す。その不意の快感に耐え切れず、オドロキが達した。
「は…ぁ。オドロキさんが、中に…きています。気持ちいい…。」
みぬきも…少し遅れて、達した。

489 名前:その後 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:32:08 ID:pNCXwdq0]
「……………。」
家に帰った成歩堂を待っていたものは、バカ騒ぎの後始末。
転がるシャンパンのビン。チキンの骨。生クリーム。
そして、ベッドルームの開いた扉から流れる、情事の後の匂い。
(…帰ってこなけりゃよかったかな。)
そう思う成歩堂をよそに、二人は仲むつまじく寄り添って眠っている。
「好き、です…。」
「オレも、…。」
夢の中でも愛し合いながら。

490 名前:397 mailto:sage [2007/05/19(土) 13:33:50 ID:pNCXwdq0]
以上です…。エロくねえ('A`)
次はもっとエロいのを書くように気をつけます。
次に非エロの一話で、〆る予定です。もう少し、お付き合い下さい。

491 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/19(土) 14:30:24 ID:u/g7jgKT]
うおー続きktkr!!!
萌えました。GJ!

492 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/19(土) 21:27:57 ID:IZ0Zv8WN]
いやいや十分エロいってw
GJ!!!

493 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 13:29:23 ID:qdltTY12]
GJでしたーw

成歩堂×茜とか響也×茜を書きたいんだけど、互いの呼び方がいまいちわかんない。
茜:成歩堂さん、牙琉検事?
響也:成歩堂龍一 、刑事クン
成歩堂:茜君?、牙琉検事?
こんなんだっけかなぁ?;

494 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 14:25:36 ID:GnN1Vlhp]
成歩堂が茜を呼ぶときは茜ちゃんって呼び方だと思うぞ
成歩堂×茜まってる

495 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 16:19:59 ID:y0wlGg0r]
4で一番の萌えは響也×茜だったんだけど
確かに弟は茜を名前で呼ばないんだよなぁ
オドロキの事もベンゴシクン、って呼んでたっけ?



496 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 16:45:43 ID:mhqjZxLn]
オデコくんです

497 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 21:01:36 ID:Jl5JZzCO]
響也×茜でなんとか書き終わったので、今から投下します。

若干無理矢理っぽいです。

498 名前:熱視線(響也×茜) 1/4 mailto:sage [2007/05/20(日) 21:03:16 ID:Jl5JZzCO]
 茜は朝から不機嫌だった。
 今日は早朝から、鬱蒼とした雑木林の中で殺人事件の捜査だった。真夏の暑苦しい熱気に満ちた現場で、日没まで延々と地道な作業の繰り返しだ。おまけに、大好物のかりんとうも忘れて来てしまった。
 それもこれも全部、この異常な暑さのせいだ。
 時間が経つにつれ、気温が上がるにつれて、イライラが募って行く。着込んだ白衣も脱ぎたくなって来る。周りで忙しなく動き回る警官達も、噴き出す汗を拭いながらの仕事は辛そうだった。
 じっとしていても、嫌な汗が背中を伝い落ちる。
 その濡れた感触に我慢できなくなって来たが、白衣まで脱いでしまうとさすがに格好がつかない。茜はその下に着ていたベストだけ脱ぐことにした。
 汗でブラウスの薄い生地が肌にぴったり張り付いて、下着の線も浮き出てしまうが、そこまでは誰も見ていないだろう。
 昼も近くなって来た頃、遠くから黄色い歓声が聞こえて来た。賑やかな声につられて、その方向へ目をやる。
「ああ、ご苦労様」
 サングラスを掛けた牙琉響也が、いつもの格好で颯爽と現れた。警官に囲まれた彼の背後には、十中八九ガリューウェーブのファンだと思われる女の子達が、響也に熱い視線を送っているのが見える。
 …………ホントに暑苦しい。
 茜はうんざりした顔で、襟元のスカーフを取った。適当に畳んで白衣のポケットに突っ込み、一応会釈だけはする。
「刑事クン、調子はどうだい?」
 サングラスを外しながら、響也は言った。
「暑いです」
「そうだね。で、捜査の方は?」
「ぼちぼち、ってところですかねー……。詳しいことは、担当の者から聞いてください」
 ブラウスのボタンを二つほど外すと、少しだけ風が入り込んで涼しい……ような気がする。本当に今日は、この夏一番の暑さだった。ほとんど日陰ばかりの、こんな林の中でもだ。
「刑事クン、今日はかりんとうはどうしたんだい?」
「……太っちゃいますから」
「へえ、ダイエットかい? 君にはあんまり似合わないね」
 …………どうでもいいでしょ。
 茜はやる気のなさそうな態度を隠しもせず、響也から視線を外し、片手で首元を扇ぎ始めた。
「今日も機嫌悪そうだねえ」
 響也がさわやかな笑顔で言う。
「からかわないでください。こっちは一日、ずーっとこんなとこで仕事なんですから」
「大変だよね。僕も大変だけどね。……じゃあね」
 他の警官に呼ばれた響也は、言葉とは合わない軽い足取りでその場を離れて行った。
「さてと、仕事仕事」
 事件の手がかりを探すため、茜は白衣のポケットから巨大なルーペを取り出し、しゃがみ込んで地面を調べ始めた。膝をついて、舐めるように土の上を観察しながら、思う方向へずんずん移動していく。
「ん?」
 レンズの円の中に、誰かの靴が入った。
 そのままルーペを上に動かしていくと、手に書類の束とボールペンを持った響也が、真上から茜を見下ろしていた。
「げっ」
「……君さ。真面目にやってるのかい?」
 薄く笑う響也の双眸が一瞬、鋭く光る。
「や、やってます!」
 茜は慌てて、しゃがんだままくるりと方向転換した。
 響也はそれ以上何も言わなかったが、背中に強い視線を感じる。なぜか、振り向いてはいけないような気がした。
 人にぶつからないように注意しながら地面を這いつくばっていると、段々頭がふらついて来る。暑さのせいもあるのだろう。


499 名前:熱視線(響也×茜) 2/4 mailto:sage [2007/05/20(日) 21:05:16 ID:Jl5JZzCO]
「……ダメだわ。水でも飲まなきゃ、やってらんない」
 ゆっくりと立ち上がり、警官の群れから少し離れることにした。
 元より、やる気は標準以下なのだ。勝手に一人で休憩に入るのにも、気が引けるということは全く無い。
 ミネラルウォーターの入ったペットボトルを手に、雑木林の奥へと足を踏み入れる。本当は林の外に停めてあるパトカーに戻ってクーラーに当たりたかったが、響也の追っかけがまだいると思うとそちらへ向かう気にはなれなかった。
 草を掻き分けながら歩くと、すぐに人の気配が薄れてくる。
 茜は適当な所で立ち止まり、肩に掛けていたバッグを地面に下ろして白衣を脱いだ。近くに生えた枯木にもたれ掛かかりながら、ペットボトルの中の冷たい水を一気に半分ほど飲み、フタを閉めながら一息ついた。
「はああ……。やっぱり、かりんとうがないと調子出ないわね」
 遠くに現場のざわめきを聞きながら、ブラウスのボタンをもうひとつだけ開けてみた。ここなら誰もいないし、しばらく休んでから戻る時に、また元通りにすればいいだろう。
 外していたスカーフを取り出し、顔と首を扇ぐ。調子に乗ってブラウスごとばたばた扇ぐと、上半身全体に風が行き渡って気持ちいい。
「刑事クン」
 不意に間近で声がして、茜は飛び上がりそうになった。
「け、け、検事さん」
「やっぱり、サボってたね」
 斜めに生い茂る木の枝を背に、響也が腰に手を当てながら、茜を見ている。
「……ちょっと休憩してただけです。すぐ戻ります」
「しっかりやってくれよ。手抜きはナシでね」
「…………わかってまーす」
 少し厳しい口調で言われ、茜はむくれた顔になる。相手が検事とは言え、どうして年下の男にこういう態度を取られなければいけないのか。
「君って、ホントにやる気がなさそうだよね」
 響也は首をかしげて、真顔で言った。
「あたしは別に、刑事になりたくてなったワケじゃないですから」
「知ってるよ……鑑識官だっけ? 君がなりたかったのって。でも、試験に落ちたんだよね。まあ、趣味でそれっぽいことやってるみたいだけど」
「……関係ないでしょ!」
 何気ない調子で言われ、馬鹿にされたような気がして、つい怒鳴っていた。
 怒鳴ったはいいが、続く言葉が出て来ない。
「あたしのことなんか放っといてください」
 あからさまに顔を背けて、頬を膨らませる。
「別に、放っておいてもいいんだけどさ」
 ぱきん、と音がした。
 足元の小枝を踏みしめて、響也は茜に一歩近づく。
「ちょっと、注意したいことがあってね」
 茜の目の前まで来た響也は、微笑を浮かべながら、自分のはだけた鎖骨をトントンと指でつついた。
「ここ、ちょっと開きすぎじゃないのかい?」
「は……? あっ」
 茜は自分の胸元に目をやって、愕然とした。
「キャアッ!」
 ばっとブラウスの襟をかき寄せる。半分だけ中身の残っているミネラルウォーターのボトルが、地面に落ちて転がった。
「いくら暑いからってさ。現場はオジサンばっかりなんだよ。目のやり場に困るよね」
 響也はにこやかに言うと、ペットボトルを拾った。
「これ、もらっていいかな」
「ダ、ダメッ」
 ボトルを取り返そうと、手を伸ばす。響也はすい、と身軽にかわし、空いた手で茜の手首を掴んだ。
「痛っ」
 ぎり、と手首を握り締められる。その力の強さに不安を覚え、逃れようと腕を振るが響也の手は放してくれない。
「は、放して」
 響也は茜の手首を自分の方へ引っ張った。
「じゃあ、返すよ。はい」
 胸に押し付けられたペットボトルを受け止める前に、掴まれていない方の手に持っていたスカーフを奪われた。
「何すんのよ!」
 茜はペットボトルを放り投げて響也に掴み掛かるが、スカーフを口にくわえた響也の両手に、手首をまとめて押さえ込まれてしまった。
「い、痛い……っ」
 両手首を背中でねじり上げられ、茜は苦痛に顔を歪ませた。
「君、少し警戒心が足りないんじゃないか? 刑事のクセにさ」
 後ろで捕らえられた両手首に、何かが巻き付けられる。何をされているのか、見えなくてもはっきりわかる。

500 名前:熱視線(響也×茜) 3/4 mailto:sage [2007/05/20(日) 21:06:56 ID:Jl5JZzCO]
「今日はずいぶん薄着でいるよね。やっぱり暑いからかな。でもね」
 響也の声は、普段と変わらない明るく優しげな声だった。だが、茜の耳にはもうそんな風に聞こえない。
「さっきから、誘ってるようにしか見えないんだよ」
 手首を縛り上げるスカーフがきつく肌に食い込んで、どうやってもほどけそうにない。
 完全に両手の自由が奪われたことを悟った茜は、本能で恐怖を感じた。
「や、やめてよ……」
「ダメだよ、あんな風に見上げちゃ。無防備すぎる」
 響也の腕が伸びてきて、茜の体を背中から抱きすくめた。耳元に熱い息が吹き掛けられる。
「や、や……」
「最初は、ただ本当に注意してあげるだけのつもりだったんだ。他に人がいない時に、それとなくね。でも、なんだか反抗的みたいだし……気が変わったよ」
 茜はもがいた。必死で響也の腕から抜け出そうとするが、さらに強く抱き締められてしまう。
「教えてあげるよ。そんな姿でぼんやりしてるとどうなるか」
「……な……何、よ……と、年下のくせにっ」
「子供みたいなこと言わないでくれよ」
 響也は笑った。その振動が背中と首筋に伝わってきて、茜の体が震えだす。
「恐がらないで……乱暴にはしないから」
「あ……っ」
 響也の舌が茜の耳の裏を舐め上げる。茜は身をのけぞらせた。
 指輪をはめた小麦色の指が、ブラウスのボタンを一つ一つ外していく。露わになった裸の肩に、響也の唇が吸い付いた。
「んん……っ」
 茜は声を出すまいと歯を食い縛って堪えるが、背筋を走るぞくぞくとした感覚に、思わずくぐもった呻き声を漏らしてしまう。
「肌、キレイなんだね……いつも隠してるから知らなかったよ」
 囁くような甘い声に、体の奥が痺れるような感覚を覚える。
 長く伸びた髪をかき分けて、うなじから背中へ、響也は舌と唇で茜の素肌をたどる。その間にも、茜の体を捕らえる腕の力は一瞬たりともゆるまない。
 細い肩紐が滑り落ちる。胸を覆うレースも剥がされ、上半身のほとんどが蒸し暑い熱気にさらされた。
 乾いた、大きく熱い手の平が、茜の汗ばんだ胸を撫で回す。
「あっ……や、やめてったら……! なん……で、こんな……」
 思うように身動きできないもどかしさが悔しさに変わり、涙がにじんでくる。
「なんでって」
 男の荒い呼吸が、耳と首筋を火照らせる。
 響也は倒れ込みそうになる茜の体を支えながら、自分の体と向き合わせた。
「君も刑事なら、よく知ってるだろう? 夏はこういう犯罪が、増えるんだって」
 目を細めて微笑むと、響也は立ったまま、覆い被さるようにして茜の唇を奪った。
「んう、んんッ!!」
 唇の隙間から勝手に侵入してくる響也の舌が、茜の舌を絡め取ろうと激しくうごめく。抵抗しようにも、髪ごと後頭部を強く押さえられているせいで、首も動かせない。
 執拗に探る舌が、さらに深く押し込まれる。息苦しくなって、喉の奥から悲鳴を上げた。
 響也は唇を離し、茜の耳元にその唇をぴったり張り付かせた。少しかすれた、低く熱のこもった声で、茜の体の芯を揺さぶってくる。
「ねえ」
 背中に回された腕に、力が込められる。響也の服の上で音を立てて揺れていたチェーンが、茜の肌に食い込む。
「入れたい」
 足に足を絡ませ、腰に腰を押し付けてくる。
 びくん、と茜の体が硬直した。
「ダ、ダメ、ダメッッ!!」
 必死で暴れる。響也の腕が背中から腰に滑り、再び口を塞がれた。
「んんん……ッ!」
 今度はたやすく舌を奪われ、吸い上げられる。
 口の中をねっとりとかき混ぜるように攻められて、茜はもう息も絶え絶えだった。
 駄目だ。これでは本当に、食べられてしまいそうだ。
 茜の舌を放すと、響也の唇は顎をなぞり、首をなぞり、鎖骨を吸い、ゆっくりと下へ移動して行く。
「あ……あん、あっ」
 胸の先を強く吸われ、茜は身を悶えさせる。響也は茜の体の柔らかいところを唇で挟みながら、舌先でくすぐって行く。
 触れられる度に、抵抗する気力が溶けて消えてしまうようだった。
 茜が身じろぎしなくなるまで、響也は愛撫し続けた。
「……まだ、ダメなのかな」
 目を閉じてぐったりとなった茜は、何も答えられなかった。息苦しさに、肩と胸が上下に大きく動く。
 響也は無言で、茜の手首を拘束するスカーフをほどいた。茜はよろめきながら無意識に、自由になった両手を動かして、目の前の雑木にしがみつく。
「きゃあっ!」
 響也が背後から茜の体に抱きついた。後ろから手を回して、あっという間に、茜の腰のベルトとファスナーを外してしまう。

501 名前:熱視線(響也×茜) 4/4 mailto:sage [2007/05/20(日) 21:09:19 ID:Jl5JZzCO]
「あんまり大きな声を出すと、見つかるよ」
 下半身に着けているものを全て、膝まで下げられた。恥ずかしさで顔が燃え上がりそうになる。足が震える。
 耐え切れずに木の幹に爪を立てて、瞼をぎゅっと閉じた。
「あ……あっ」
 響也の指先が太腿の内側を撫で上げ、確認するように中心を探った。
「あうっ……ん!」
 ひんやりとした感触に、思わず声を上げる。すぐに指は引き抜かれ、響也の体が一旦離れた。じゃらじゃらと音がして、再び腰を掴まれる。
 後ろから響也の素肌が密着した。気温よりも低い彼の体温に、滲んでいた涙が零れる。
「あ……ん、ああっ!」
 息が止まるほどの圧迫感が、ゆっくりと体の奥へめり込んでくる。
 …………もう、本当に、逃げられない。
 今さら、そんなことを思った。
 …………いや、逃げる気なんて、本当にあったんだろうか。響也の力はもちろん茜よりずっと強かったが、それでも最初に言った通り乱暴にはしなかった。触れる手は優しかった。本気で振りほどこうと思えばできたはずだ。
 途中から、こうなることを待っていたのかもしれない。そうでなければ、もっと死に物狂いで抵抗して、お互いにひどい怪我でも負っていたかもしれない。
 認めたくない。でも…………。
「あ、ん、あうっ」
 響也の腰の動きに合わせて、押し殺そうとした声が漏れる。鈍い電流が体中に流れて、じわじわと広がって行く。
 茜はもう、考えるのをやめた。考えたって無駄だ。
 …………悪い夢を見ているだけだ、きっと。
「あっ、あっあっ」
 響也の動きが激しさを増して行く。茜にできることは、しがみついた雑木の幹から手を離さないように、意識を保つことだけだった。
 何度も何度も、強引に体の中を擦られる。気絶しそうなほど切ない感触を、茜は唇を噛み締めて堪えた。
「…………も、う……」
 荒い呼吸の下から、響也が呻く。加速する振動に、頭の中が真っ白になる。
「……ああッッ!」
 唐突に、攻め立てるような動きが止まる。体内で熱い感触が弾けて、満たされて行く。
 どくん、どくんと茜の中で繰り返し脈打ち、その度に体から力が抜けて行く。乱れた吐息が背中に掛かる。
 響也は茜の体を支えながら、慎重に腰を引いた。
「んん……っ」
 ぬるく太いものが引き抜かれていく。涙が止まらない。胸が苦しくて、まともに息をすることもできない。
 響也は自分の服を整えると、茜の白衣を拾って肩に掛けてくれた。そのまま、茜の顔に手の平を添えて、頬に口付けてくる。
「…………ごめんね」
 呟いた響也の声は、聞き間違いかと思うほど小さな声だったが、茜の耳にははっきり届いていた。
 さっきまで体を這い回っていたその指で、頬の涙を拭われる。

502 名前:熱視線(響也×茜) 5/4 mailto:sage [2007/05/20(日) 21:11:03 ID:Jl5JZzCO]
「…………」
 茜は何も答えずに、まだ震えの治まらない手をぎこちなく動かし、なんとか服を直した。
 近くに置いたままだったバッグを取り上げ、ふと思い立って中を探る。
「……どうしたんだい?」
 響也が問い掛けてくるが、茜は無視してバッグの中を探し続けた。
 薬品の入った小瓶や小物類の下に、押し込まれるようにして入っていた、刑事としての必需品。自分が実際に使うことは、まず無いだろうと思っていた。
「……そろそろ、なんとか言ってくれないかな」
 響也が困ったようにため息をついて、茜の顔を覗き込む。
「逮捕……します」
「えっ」
 不意に立ち上がり、響也の手首を掴んで手錠をはめる。響也が呆気に取られている間に、すかさずもう片方の輪を、真上にあった丈夫そうな枝に繋いだ。
「ちょ、ちょっと……おい、刑事クン! これは一体なんのマネだよ」
「お返しです。ただし、放置しますけど」
「ええっ!」
 うろたえる響也を見ながら、茜は冷たく言ってやった。
「心配いらないでしょ。姿が見えなきゃ、そのうち誰かが探しに来てくれるだろうし」
「冗談はやめてくれ!」
 響也は慌てふためき、枝に繋がれた自分の腕をぐいぐいと引っ張った。反動で、バサバサと葉が揺れる。
 その余裕の無い姿に、茜はニヤリと笑った。
「……あんまり、年上をナメないでよね」
「…………!」
 唖然とした響也の顔が、みるみる真っ赤に染まる。
「そうだわ。コレ、やっぱりあげます」
 足元に転がっていたミネラルウォーターのボトルを、響也のシャツの襟元に突っ込んだ。
「あたし、もう行きますから」
 茜はまだ赤い両目を隠すためにピンクのサングラスを掛け、響也に背を向ける。
「コラ! 待てよ!」
 悔しそうな響也の声が、追いかけて来る。茜は聞こえない振りをして、その場から離れようとした。
「……また襲ってやるからな」
 ヤケになったのか、とんでもないことを響也は口走った。ぎょっとして振り返る茜に、さらに喚く。
「今度はもう、優しくしてやらないぞ!」
「……な、な……何を……」
 返す言葉が見つからない。一瞬だけ響也と目が合って、反射的に体ごと逸らしてしまった。
「し、信じらんない」
 茜は乱暴に草を踏みつけながら、現場へ戻る道を大股に歩き出す。
 背中を焼いて貫くような響也の視線が、痛痒かった。





以上です。

ページ数間違えました。○/5です。

503 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 21:27:50 ID:C9Bwxu9i]
GJ!GJ!


504 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/20(日) 23:34:43 ID:1necsaui]
GJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!
茜とガリュウ弟の関係は良い!
なんか茜が物凄く萌える・・・・
いや本当に萌えたよもう一回GJ!

505 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/21(月) 02:02:25 ID:FxC3sKAj]
いろいろ言いたいことはあるけど全部包み込んでGGGGGGJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!!



506 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 00:04:19 ID:AI6gRU11]
いいなぁ。
旧キャラでは御剣×冥だったが新キャラでは響也×茜が禿萌えだwwwwwwwwww
超GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

507 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 11:08:03 ID:mAxKgy67]
GJ!GJ!ハラショー!
じゃじゃ馬を乗りこなせてそうで、あんがいそうでもないって関係、萌えるね〜。
なんかほのぼのした気分になったよ。

もっかい、GJ!

508 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 21:16:20 ID:7ZUOB0R+]
しかし何で茜と驚き君って組み合わせがないんだ

509 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 21:21:31 ID:scuDkU8U]
しかしなんで茜とナルホドの組み合わせがすくないんだ

510 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 21:38:54 ID:9SIF1IQm]
アカネとオドロキの事はちょっと考えてみてたり…。切ない系になりそうだけどね。
プロットが固まったら書いてみよう…。

511 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 21:48:37 ID:SH4Z49cW]
しかしなんでオドロキとまことって組み合わせがすくないんだ

512 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/22(火) 23:08:15 ID:vY8lSZ6u]
>>509
同意、ナルアカ好きの俺としては肩身が狭い。
と、いうわけで一緒に広めようぜ、ここで。

513 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 00:31:59 ID:o8ZJcJKU]
無いと不平を言うよりも進んで自分で書きましょうはエロパロスレのお約束。

待ってるだけじゃ何も起きないんだぜ

514 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 01:28:53 ID:UbmouTEt]
なんかその言葉で心のともしび思い出したw

515 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 03:44:40 ID:YF7ShuZI]
俺は文才がないから神を待つのみだ。それもまたいいぜ。

だから俺は待ち続ける。たきた×みなみを。



516 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 07:11:57 ID:6rxjbvaR]
じゃあ自分は牙琉兄×まことで。

517 名前:中渡瀬久成 [2007/05/23(水) 17:17:52 ID:RAGw9Y4r]
おまえら、さっさと投下しろよw

518 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 17:21:39 ID:GaTZpf6Q]
>>512
広めたいのはやまやまだが俺は書けないし
無理して書いても挫折するだろうからどうすることもできない

519 名前:397 mailto:sage [2007/05/23(水) 17:26:07 ID:WQVqIFNA]
>>518
オレのような腕でも恥ずかしげもなく投下してるんだから心配するな。

520 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 17:27:18 ID:WQVqIFNA]
こ…コテが外れてない。オレは一体何度やれば学習するんだろう…。

521 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 17:36:33 ID:Jv6g895e]
そろそろ久しぶりに旧キャラも見てみたい
ということでミツメイ・カミチヒをよろしく
ミツメイは4設定の33歳御剣×26歳冥でもいいな

522 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 20:09:47 ID:oVselJVP]
冥のお腹が大きくなっていて御剣が身の回りの世話してたり
入り婿で御剣姓から狩魔性に変わってたりするんだろうか33歳御剣と26歳冥は

523 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 20:36:55 ID:eeuXF6My]
アカネとオドロキよろ

524 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 21:12:52 ID:d9qWp2sx]
>>522
御剣冥でも狩魔怜侍でもしっくり来るな

525 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 22:00:16 ID:hDHEVFEM]
響也×みぬきはダメですか?



526 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 22:13:19 ID:8CGSSemF]
>>519
それはほぼ俺に対するいやがらせだorz
なんかほかに広めるすべはないものか

527 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 23:24:30 ID:tXx9aFDL]
何でもいいから読んでみたいネタを書いてみな?
オレの書けるカプ&ネタの範囲内なら代理で書くぞ

528 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/23(水) 23:26:54 ID:+a939FMq]
>>527
じゃあ霧人×まことでひとつ

529 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/24(木) 00:57:48 ID:OaO5jrYC]
>>522
何か色々と大変そうな成歩堂を尻目に
平凡だけど幸せな家庭を築いてそうだよなその二人はw

530 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/24(木) 01:23:10 ID:TZhoF/8Z]
>>527
じゃあ御剣×千尋でひとつ

531 名前:527 mailto:sage [2007/05/24(木) 01:33:59 ID:pHZNWnSo]
霧人×まこと&御剣×千尋、ね。了解した。
まぁ気長にお待ちくだされ。

これからもたまーにリク受付をしたいと思うのでよろしく。
ちなみに勝手な話で申し訳ないのだが響也×茜のリクはどうか他の職人様にお願いします。

532 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/24(木) 20:14:35 ID:qDe9mBJY]
茜とオドロキって、まだ一つもないの?


533 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/24(木) 21:18:09 ID:PYKWvNsq]
なんかのゲームに御剣冥夜ってキャラいなかったっけ?

534 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/24(木) 21:48:59 ID:50Xjrs48]
>>533
マブラブな。
ttp://www.muvluv.com/Muvluv/c002.htm

535 名前:533 mailto:sage [2007/05/25(金) 08:35:17 ID:DpmkSKei]
>>534
thx



536 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/25(金) 08:47:40 ID:jk010Fvc]
>>534
もしこれで髪の色が黒か水色だったら御剣×冥の娘と言われても違和感ないな。
お嬢様っぽい雰囲気で服装も冥に似てるし口調は母方のおじいちゃん譲りって感じでw

537 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 00:16:53 ID:bYYY+uoA]
>>532
確かナルホド交えた3Pならあったはず

538 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 05:18:28 ID:/JpObD4a]
2Pキボンヌ

539 名前:ハミガキ×ザック mailto:sage [2007/05/26(土) 15:52:46 ID:XFTmquLv]
ザックはハミガキのちんぽだけではなく、アナルの奥底に沈んだ異物…もとい、コルクでも感じていた。
刺激はもとより、「ハミガキに内緒でぶどうジュースを挿入してしまった」という事実が、また違う刺激を与える。
ハミガキ「…なんか、一晩でだいぶユルくなった、っていう。」
ザック「…そんな訳ないだろう、…」
ハミガキ「オナニーして拡張でもしたんですか?どれだけ大きいモノを入れたんです!」
ザック「お・お前のハブラシを使っただけだ…」
ハミガキ「ワタシも記者のはしくれ、シンジツを知りたいんですよ。どうして、ぶどうジュースの香りがしたのかもね!」
ザック「…だから、昨日飲んだだけだと」
ハミガキはザックのアナルからちんぽを引き抜いた。
ザック「ど、どうして止める!」
ハミガキ「ギワクを抱えたままのセックルは嫌いだっていう。“夫婦”って隠し事はしてはいけないものでしょう?」

ザック「(“夫婦”…正太郎は、俺の事をそんな目で…!)…うッ…ううッ…」
ハミガキ「何を泣いているんですか!そんな後ろめたいことでもしたんですか!」
ザック「…すまん…。昨晩…あまりにも寂しくて、ぶどうジュースでオナニーしてしまった…。ユルいのは多分そのせいだと思…」
ハミガキはザックの体を起こし、自分のほうに寄せた。ザックの目には涙が浮かんでいる。
ハミガキ「ツラい思いをさせてすみませんね!」
ハミガキはうんうん!と笑顔で頷いた。
ハミガキ「でも、やっぱりアナルはミントの香りでないとイケません!」
ザック「…?」
ハミガキ「今のは、ミントの香りは欠かせないという意味の「いけません」とワタシが絶頂に「イケない」というのをかけた、っていう。
     やはり、これは欠かせませんね!」
ハミガキはザックをまた四つんばいにさせると、アナルからウラスジまでにょろーんとハミガキ粉を搾り出した。
ハミガキ「たとえ相手がモノであったとしても、シットしますよ!ぶどうジュースに拡張されたなんて、なんて屈辱!」
ハミガキはmyハブラシではなく、ザックの作り置きしておいたマシイ棒を使ってアナルを磨き始めた。
ザック「や…ああッ…!!らめッ!」
ハミガキ「穢れたアナルを綺麗にしてあげます!」
いつものハブラシではなく、布切れと輪ゴムが織り成す新しい刺激…ザックにとっては快感以外の何物でもなかった。
ハミガキ「いいですか!ワタシが挿入するまえにイッたらお仕置きですよ!」
“お仕置き”…ザックには十分のありがたい言葉だった。

540 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 19:59:43 ID:OyxadYyG]
>514
ラジオ番組の?

541 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 22:52:05 ID:fJaumA10]
>>540
あれ?朝6時頃ののTVじゃないっけ? 

542 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 23:55:02 ID:233fldlD]
「暗いと不平を言うよりも進んで明かりを点けましょう」ってやつか?

543 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/27(日) 02:22:16 ID:xjxQzCFo]
>>542

>>513だがそのつもりで書いんだぜ

544 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/26(土) 23:55:02 ID:233fldlD]
「暗いと不平を言うよりも進んで明かりを点けましょう」ってやつか?

545 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/27(日) 02:22:16 ID:xjxQzCFo]
>>542

>>513だがそのつもりで書いんだぜ



546 名前: []
[ここ壊れてます]

547 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/29(火) 19:53:39 ID:Lwma5lg+]
実はクオリティの高い>>539に誰かツッコんでやれよwwwww
あぁん!ちがうぅぅっ!!ツッコむって、ぁ、俺にぃっ!?じゃな…ひゃぁん!!

548 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 00:15:40 ID:bZ+0wR7x]
そっちのネタはもっと相応しい板でやってkrkr

549 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 02:17:31 ID:MqsKGheW]
ナルアカマダー?

550 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 13:15:26 ID:D1PC7/mX]
成歩堂×茜は蘇るか4かで大分違うんだろうなー

551 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 14:25:09 ID:gSc8j6LJ]
成歩堂×茜。
4の設定で掻いたものを投下させていただきます。
拙い文ですが、お許しください。


552 名前:成歩堂×茜 その1 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:25:51 ID:gSc8j6LJ]
「やあ、いらっしゃい。……待ってたよ」

 ドアを開けて宝月茜を迎えてくれたその顔は、7年前と同じく優しかった。
 茜はほっとして、思わず頬が緩む。

「こんにちは成歩堂さん。だいぶ待ちましたか? ごめんなさい、ちょっと仕事が立て込んでいて……」

 本当は今日、茜は休暇を取っていた。なのに突発的に事件が起きてしまった。
 あのじゃらじゃらした検事が担当となり、何故か捜査主任として名指しされてしまった茜は、今の今まで現場で

駆けずり回っていたのだ。
 何とか同僚に頼み込み、3時間だけ、と抜け出してこれたのはいいものの。
 結果として、先約の相手だった成歩堂を待たせることとなってしまった。
『正午に、成歩堂事務所で一人で待っていて下さい』とお願いしたのは茜のほうだったのに。

「みぬきちゃんとオドロキ君は……?」
 成歩堂に事務所の中へ通された茜は、あたりをきょろきょろと見回した。
 7年前にここを訪れたときとはだいぶインテリアが変わっている。
 インテリア……というか、ガラクタというか……。とにかくモノで溢れていて、座る場所を確保するのさえなか

なか難しそうだった。
「みぬきは学校だよ。一応まだ義務教育過程だからね。オドロキ君は僕からちょっと頼みごとをしておいた。二人

とも夕方まで帰ってこないんじゃないかな」
「……そうですか」
「そうですか、って……。人払いを頼んだのは茜ちゃんのほうだろう。『一人で待ってろ』って。
 どうしたの。僕に何か用事があって、訪ねてくれたんだよね」
 そう尋ねる成歩堂の、口調や表情の奥に、茜は再び7年前の面影を感じ取った。

 アメリカから帰国してはじめて成歩堂の姿を見たときは驚いた。
 精悍だった青いスーツ姿の名残は欠片もなく、無精髭まで蓄え……。
 ニット帽に半分隠れてしまったその眼差しには、何か黒い影を宿し……。
 何よりも、左胸にあったはずの、小さいが大切な輝きが……消えていた。

 成歩堂が変わってしまった理由は、新米弁護士の王泥喜や成歩堂自身の活躍によって、程なくして判明した。
 左胸から輝きを奪い、成歩堂を変えた原因となった人物の罪は白日の下に晒されることとなった。
 その過程で、成歩堂と茜には再び、7年前のような親交が復活していた。
 
 外見は大きく変わってしまったけど、中味は変わっていない。
 そんなこと、茜には勿論解っていたが、最近になってそれを改めて実感した。
 事件が解決したせいだろうか。
 時折覗かせる、優しく包み込むような表情や仕草が、茜を安心させた。
 そして気付いたのだ。
 ―――ああ、あたしはやっぱり、成歩堂さんが好きだ。



553 名前:成歩堂×茜 その2 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:26:37 ID:gSc8j6LJ]

「今日は、お話があって来ました」
「……弁護の依頼なら、オドロキ君に……」
「違います! すっトボけないで下さい。気付いてるんでしょう、あたしが今から何を言おうとしているか」
 茜が強い口調で言いながら歩み寄ると、成歩堂は困ったような笑みを浮かべて、ニット帽ごしに頭を掻いた。

「……好きです、成歩堂さん」
 茜は言って、目の前の腕の中に飛び込んだ。
「……茜ちゃん、僕は……」
 飛び込んできた茜を軽く押し戻しながら、成歩堂が何かを言いかける。
 しかし、茜は再び、成歩堂の背中に強く腕を回した。

「解ってます。事件は片付いたばかりだし、みぬきちゃんのこととか、いろいろあるから……。
 あたしがこんなこと言っても、成歩堂さんは困るだけだってこと」
「うん……まぁね」
 抱きついたままの茜を、今度は押し戻すことなく、成歩堂は答えた。
 広く逞しい胸ごしに、茜はそれを聞いた。

「付き合ってほしいとか、そういうわけじゃないんです。ただ、言わずにいられなかっただけ。
 7年前に何があったか詳しく聞きました。
 アメリカなんかに、行かなければ良かった。何もできないけど、傍にいてずっと見ていたかった」
「もし本当に茜ちゃんがずっと傍にいてくれたら、僕は今よりもっといい奴だっただろうね」
「今でも十分、素敵です。でもあたし、7年前のことで何も力になれなかったのが悔しくて……。
 7年も一人で真実を追い求めてたなんて……知らなかったから」
「あれはもういいんだ。僕自身が自分で何とかしなきゃいけない問題だったんだよ。茜ちゃんが気に病むことはな

い。それに、事件は無事に解決したじゃないか」
「ええ。あたしが何も知らないでのほほんとしてた間に、解決しちゃうんだもの。
 オドロキ君とかみぬきちゃんとか、あのじゃらじゃらした検事まで成歩堂さんの力になったのに。
 あたしは話さえしてもらえなかった。……何か一人だけ、置いて行かれた気がして、悔しかったです」
「うん……ごめんね。巻き込みたくなかったんだ」
「何もできないかもしれないし、すごく差し出がましいんですけど、これからはもっと、成歩堂さんの力になりた

いんです。ううん、ただ、傍で見てるって事だけでも、知っててほしい。
 だから今日、こうしてあたしの気持ちをお話しました。
 あたしだけ蚊帳の外なんて嫌だったんです。いてもたってもいられなかった。
 ―――ごめんなさい、単なるワガママ、ですよね」

 一気に言葉を吐き出し、茜は大きく溜息をついた。
 成歩堂は、言いたいことをすべて伝えた茜の軽い興奮を鎮めるように、彼女の背に手を回し、そっと撫でた。
「我侭なんかじゃないよ。とても心強い。ありがとう。
 これからは何かあったら真っ先に話すよ」
「本当ですか」
 茜は埋めていた成歩堂の胸から顔を上げ、尋いた。
「うん。約束する」
 成歩堂は茜の目を見て答えた。 
 その眼差しにやはり、ちっとも変わらない彼の優しさを見つけると、茜は彼の首に腕を絡ませ、そのまま唇を寄

せた。

554 名前:成歩堂×茜 その3 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:27:35 ID:gSc8j6LJ]
「……茜ちゃん」
 唇を離すと、成歩堂の少し驚いた表情が飛び込んでくる。
「置いていかれて、悔しくて、そして寂しかった……。
 あたしの気持ちに応えて下さいとは言いません。でも……寂しかった分を埋めて欲しいんです。
 少しで、いいから」
「でも……」
「お願いです。成歩堂さんっ。今日はそのために、来たんだから」
 茜はそう言うと、一度成歩堂から離れた。
 そして、外の景色を写している窓に歩み寄ると、ブラインドを一気に降ろす。
「埋めて下さい成歩堂さん。あたしの心を」

「……そんなこと言われると、本気になっちゃうけど、いいのかな」

 成歩堂は被っていたニット帽を脱ぎ、床に投げ捨てた。
「あたしのほうこそ本気です、成歩堂さん……」
 茜も、羽織っていた白衣を脱ぎ去った。

「ん……」
 成歩堂は茜を強く引き寄せ、唇を塞いだ。
 最初は唇が絡み合うだけだったキスは次第に深くなり、やがて成歩堂のほうから差し入れられた舌が、茜のそれ

をも求めた。
「んっ……あっ」
 窒息しそうになる寸前で、微かに唇を離してはまた絡ませあった。
 それを幾度か繰り返すと、成歩堂は軽々と茜を持ち上げ、傍らのソファーへその身体を横たえる。

「ごめんね、この椅子、ちょっと固いんだけど……」
 茜を腕の中に閉じ込めたまま、成歩堂は軽く笑った。
 腕の中の茜はなんともいえない表情で成歩堂を見上げ、大丈夫、と首を振る。
「そんな顔されると、困っちゃうな……。何とか理性を保ってる状態なのに」
 茜の耳元に顔を寄せ、成歩堂はささやくように吐息を漏らした。
「やっぱり優しいですね。成歩堂さん。……他の女性にも、こんな風に?」
 茜のその言葉に、成歩堂は軽く微笑んだ。
「……今は茜ちゃんのことだけ、考えたい」
「そんな嬉しいこと……」

「さっきから必死にしがみついてるこの理性、手放していいかな?」


555 名前:成歩堂×茜 その4 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:28:26 ID:gSc8j6LJ]
 茜はコクリと頷いた。
 それが合図だった。
 再び成歩堂は茜の唇を塞ぎ、舌を絡ませる。
 一見乱暴に見える所作だったが、茜の衣服を一枚一枚丁寧に取り去る手つきはとても優しい。
 やがて成歩堂の手が、唇が。そっと茜の身体に這わされた。
「んっ……」
 敏感な部分に差し掛かると、茜の口から思わず声とも吐息ともつかないものが漏れる。
 茜は自らの発した音に気恥ずかしさを覚え、指を噛んでそれを堪えた。

「大丈夫。ここの事務所のドア、意外に頑丈だから……」
 成歩堂は茜の口元から、噛んでいた指を引き剥がした。

「僕しか聞いてない。だから声、聞かせてくれ……」

「でも、あっ……」
 茜の首筋から胸元に、成歩堂は唇を掠め、たどり着いた丘の頂上を吸う。
 空いた手は余すところなく、茜の身体を愛撫した。
「んんっ……あっ……はぁっ……」
 呼吸が荒くなり、昇りつめていく感情とともに、愛撫はゆっくりと下へ位置を変える。
 やがて、もっとも昂ぶっている部位に、成歩堂の指が滑り込んできた。
 触れられてはじめて、茜はそこが激しく濡れているのに気がついた。
「あ、んっ……やっ……」
 恥ずかしくなり、思わず成歩堂の手首を掴んで、愛撫を中断する。

「大丈夫だって言っただろう。……それともここまでで止める?」
 成歩堂がそう尋くと、茜はいやいやと首を振り、手首を掴む力が弱まった。
「ごめん、ちょっと意地悪な言い方だったね。
 ……止める、なんて僕のほうが無理だ。続けるよ」

 成歩堂の指が、再び茜の深部を探る。
 差し込まれて探られると、茜は自分自身が昇り詰めて行くのが解った。
 昇り詰めては墜ちそうになる、その寸前で成歩堂は指を引き抜き、愛撫を口付けに変える。
 絶妙なタイミングで幾度も、それは繰り返された。
 そのたびに聞こえる、淫らな水音。茜から漏れる切ない声。

 やがて十分に慣らされたそこに、成歩堂の熱い欲望がゆっくりと挿し込まれた。
「あっ……、んん……はぁっ……」
 腰の動きに合わせるように茜は内包する成歩堂を締め付けた。
「……っつ」
 今度は、きつく締められた成歩堂の口から熱い吐息が漏れる。
 次第に二人の間の空気が、張り詰めたものに変わっていった。

「あっ、あぁっ、んっ……」
 茜は成歩堂の背中に、強くしがみついた。
 同時に成歩堂も極限の高みを感じ……。
 暖かく白濁した性が、茜の内部に一気に放出された。





556 名前:成歩堂×茜 その5 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:29:56 ID:gSc8j6LJ]

 ***********************


「あれ、刑事クン。しばらく見なかったけど、用事で外出してたんだって?」
 太陽がだいぶ西に傾いた頃、事件現場には茜の姿があった。
 午前中に起こった事件の捜査はまだ続いていた。
「ごめんなさい、大変なときに抜け出して迷惑をかけました」
 茜は現場で自ら捜査をしていた牙琉響也に侘びの言葉を口にしながら、捜査用の手袋をはめた。
「用事は済んだのかい?」
「ええ、お蔭様で」
 響也は、頷く茜の顔が珍しく笑顔なのに気付いた。いつになく上機嫌だ。

「何かイイコトでもあったのかな。嬉しそうだよ」
「えっ……! やだ顔に出てる?」
 茜の頬にさっと赤みが走った。
 茜はそれを手で隠しながら大いにうろたえる。
「何だか知らないけど、刑事クンは笑っていたほうがいいよ。可愛い顔をしてるんだから仏頂面じゃ勿体無い」
 腰に手を当て、ぐっと身を乗り出し、響也は言った。
「牙琉検事はむしろ、笑わないほうがいいですよ。いつもヘラヘラして検事としての威厳が無いです」
「あはは、言うねぇ」
「では、あたしは捜査に戻ります」
 茜はぴっと敬礼すると、他の刑事のもとへ走っていった。

(あの刑事クンも、あんな嬉しそうな顔するんだなぁ)
 響也は、貴重なものを見られた余韻にしばらく浸った。

(……でも、あの笑顔の理由、ちょっと、気になる……)

 遠くで何やら液体や粉を振りまいている茜を見つめて思考する。
 いくつかの可能性が思い浮かんだ。
 しかし響也はそれを打ち消すと、自らも捜査陣の方へゆっくりと歩き始めた。 
 
(終わり)

557 名前:551-556 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:34:56 ID:gSc8j6LJ]
はぁ、イキオイで書いて投下してしまいました。

普段は自分のサイトで、もうすこしぬるいのを書いてこっそり自己満足してるんですけど
ここのまとめサイトをみてたら無性に書きたくなり、書いてしまいました。
普段は、御剣×冥と響也×茜ばかり書いてるんですが、皆さんの文章を見てたら
成×茜もいいなぁと思えてきたこのごろです……。

御剣×冥とかならもう少し書けそうなので、できたらまた投下させてください。

読んでくれた方、ありがとうございました。
お目汚し&スレ汚し、失礼いたしました。


558 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 14:35:56 ID:h9NvEU9y]
リアルタイムで見れたww

GJ!!!
最後に若干、響也→茜が入っててキュンとしたよ(●´∀`●)

559 名前:551-556 mailto:sage [2007/05/30(水) 14:37:20 ID:gSc8j6LJ]
はっ、今気付いた。
改行がオカシイ部分がたくさんありますね。
ごめんなさわわわわ(ry)。

560 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 18:27:24 ID:D1PC7/mX]
GJGJGJ!!
これは良い!萌えたぜ

561 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 19:25:34 ID:27cG+X1r]
オドアカも読んでみたいな

562 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 20:25:42 ID:4pMkEqIh]
>>557
神降臨、ありがたや

563 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 21:25:04 ID:i4FLtKr8]
>>557
GJ!新たなる萌だ
響也×茜や御剣×冥も機会があれば是非

564 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 23:32:27 ID:AdthO3j2]
325 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2007/05/30(水) 23:20:03 0
のあのあエロパロに今日投下されたニットアケネって
前に祭られてた二児の子持ちのセルフウィニー婆様じょのいかぬ?
幸で検索すると赤鞭で弟アケネのショセツサイトは婆様含めて二件らけらし
婆様じゃないほうはあからさまに作風がちまうしぬ
あんかニラニラするおっおwwww


326 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2007/05/30(水) 23:28:35 O
>>325
あー、あんかぽかったぬう
小説じゃまいとこの語り口あんてヴァヴァ様っぽすお
別に普段何やってるかあんて興味ナスなおにあんでわざわざ言うんかぬ…


565 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/30(水) 23:49:03 ID:KFpVb4PE]
327 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2007/05/30(水) 23:34:52 0
あのキモイ自己投影ヴァヴァ様かお
ニキーで弟のテーマの着メロ拾ったとか
堂々と2の話してるから可能性は高いぬ
れも流石にここのことは知らないのかぬう

333 名前:名無しさん@ピンキー 投稿日:2007/05/30(水) 23:44:21 0
ポピペ厨あいえらけおヴァヴァ様も相変わらずうっこりさんだぬ
狭いザンルの小規模ケプであんな個人情報書いたら
速攻特定されるに決まってるのにぬ



566 名前:sage [2007/05/30(水) 23:57:20 ID:tn3HS/8t]
やっぱヤサグレ成歩堂は格好良いわ…。
茜とのカラミが一番好きだな。

とにかくd。

567 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 00:29:43 ID:FUYjEGJL]
↑ごめ。
慌てちまった。


568 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 02:12:07 ID:TfSeIcBx]
弟×茜投下します。
しばらくお付き合いください

569 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 02:16:10 ID:TfSeIcBx]
ーーじゃらじゃらに優しくされた。
右手でキーボードを叩きながら、左手では超高速でかりんとうを食べる茜。
この日、茜は9袋のかりんとうを空けていた。
そんなにも茜を苛つかせたのは、もちろん、牙琉響也である。
ついさっき、警視庁に突然現れた響也は、じゃらじゃらと音を立てながら
茜に歩み寄り、コーヒーとクッキーを手渡して言った。
「お疲れ様、刑事クン。これは差し入れだよ、いつもかりんとうばかり食べているから、
たまにはちゃんとしたものを食べてもらおうと思ってね」
響也が、かりんとうを袋ごと投げつけられ、追い返されたのは言うまでもない。

「まったくさくさくさくさくなーにがさくさくさくさく差し入れよさくさくさくさく
クッキーのさくさくさくさくどこがさくさくさくさくちゃんとしてるんだっての!……ごっくん。」
ぶつぶつと文句を言いながら、貰わされてしまったクッキーの缶を眺めてみる。
菓子に詳しいわけではないが、何だかムダに高級そうだ、と茜は思った。
ばかばかしい。
空になった缶をデスクの隅に置き、
ゴミ箱にかりんとうの袋十数枚とコーヒーの空缶を投げ入れた。
出来上がったばかりの調書を抱えて、茜はデスクを立った。

570 名前:弟×茜 2 mailto:sage [2007/05/31(木) 02:18:38 ID:TfSeIcBx]
検事局の、響也の部屋のドアを、茜は心なしか乱暴にノックする。
返事も待たずに中に入った。今まで何度も見てきた部屋だったが、いつ見ても呆れてしまう。
部屋には何本ものギター、機材、スピーカーが置かれ、床には楽譜が散らばっている。
本当にここは検事局なんだろうか。
「牙琉検事」
デスクに向かっている響也に声をかけると、響也はパッと振り向いて、嬉しそうに笑った。
「やあ、刑事クンか。クッキーはどうだったかい?」
「…別に。はい、これ、今回の事件の調書です。じゃあ私はこれで」
早口で言って背を向けようとすると、とっさに響也が茜の腕を掴んだ。
「ちょっと待ってくれよ、そんなに急がなくてもいいだろう?新曲、聴いてってくれないかな?」
「忙しいので、失礼します!」
茜の言葉を無視して、響也はギターを弾き始める。
茜はその凄まじい大音量に、ぎゃっと叫んで飛び上がってしまった。
「ああ、ごめんね、慣れてない人にはキツいよね」
「そういう問題じゃないです!そんなんやってないで仕事してください!
大体こんなところでギター弾いたら迷惑でしょう!」
「ボクにはこれも仕事なんだけどな……それに、防音なら完璧だよ」
響也は笑いながらギターを戻した。

571 名前:弟×茜 3 mailto:sage [2007/05/31(木) 02:20:37 ID:TfSeIcBx]
次の瞬間、茜の頬に温かいものが触れた。それが響也の唇だと気付くのに数秒かかった。
「!!……なっ、な、な、」茜は響也から体を離そうとするが、
いつの間にかしっかりと抱きしめられていて、身動きが取れなくなっていた。
「何するんですか!ひ、人を呼びますよ!?」
「言っただろう?防音は完璧だ、って」
茜の耳元でそう囁いて、今度は額にと唇を落とした。
そして、つい先程まで自分が座っていたリラクゼーションチェアーに、茜を押し倒した。
何か言おうとする茜の口を塞ぐように、唇を重ねる。すこし離し、すぐにまた、深く口づける。
響也の舌が茜の口の中に入り、ゆっくりと歯列をなぞる。押し包むように舌を絡ませる。
長いキスを終えて顔を離すと、茜は顔を耳まで真っ赤にして、潤んだ目で響也を睨んだ。
「クッキーの味がするね」
しゅるり、と茜のリボンが解かれる。響也は片手で器用にボタンを外していき、
露になった鎖骨に舌を這わせ、強く吸った。
「んっ……!ぅあ……ぁ」
茜が思わず声をあげると、響也は満足そうに微笑んで、茜の小振りな胸を包む下着に手をかけた。

572 名前:弟×茜 4 mailto:sage [2007/05/31(木) 02:22:55 ID:TfSeIcBx]
白いふくらみの頂点は桜色で、はち切れそうに固く尖っていた。
響也はそれを口に含み、甘噛みした。「ひ……っ、あ、やっ!」茜がビクンと体を震わせる。
もう一方の蕾も同じように、舌で転がしながら、響也は茜のベルトを外し、ズボンを脱がせた。
茜のそこは下着を湿らすほどに濡れていた。響也は下着の上から、
固く勃ちあがった芽を探り当て、引っかくように何度も刺激した。
「っあんっ…っあ…」茜の体がガクガクと震える。
響也は茜の固く閉ざされた瞼にそっとキスをして訊いた。
「もう…いいかな……?」
響也は、自分のものを取り出し、デスクの引き出しからゴムを取って着けた。
茜の下着を取り去ると、響也はゆっくりと自分自身を茜の中に沈めていく。
「やあっ……あ…!」激しい痛みが茜を襲う。茜は必死に響也の胸にすがりついて、
その痛みに耐えた。強い締めつけに、響也も呻き声を漏らす。
ふたりが、完全にひとつになると、響也は強く茜を抱きしめて言った。
「好きだよ…………茜」

573 名前:弟×茜 5 mailto:sage [2007/05/31(木) 02:24:50 ID:TfSeIcBx]
まだ顔を紅潮させてうつむいている茜に、
自分のジャケットを掛けて、響也は柔らかく微笑みかけた。
「痛くなかったかい?できるだけ優しくしたつもりなんだけど…」
「…全然大丈夫です。ご心配なさらずに」
「本当?無理しなくていいよ、誰だって初めては痛い」
「っな、なんでそんなことっ…!」
わかるよ、と響也は笑って、一層顔を赤くして慌てている茜に優しくキスをする。
「クッキー食べてくれたんだね。ありがとう」
「…高そうだったので、もったいないから食べただけです!!」
頬を膨らませてぷいっと横を向く茜を見て、また、響也は幸せそうに笑った。
「何か飲み物を持ってくるよ」

パタン、とドアが閉められ、部屋には茜だけが残る。
茜は響也の笑顔を思い出して「バカ検事」と小さく呟き、寝返りをうった。

ーーじゃらじゃらに優しくされた。

動悸は未だ収まりそうにない。

574 名前:568-573 mailto:sage [2007/05/31(木) 02:27:26 ID:TfSeIcBx]
以上です。
読んでくれた方、ありがとうございました。

575 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 02:34:37 ID:rrff8CWr]
叫ばせて。
2ちゃんに晒されるとは。自己満足だと思ってたうちのサイト。ま、いっか。
と書いてみるテスト。



576 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 04:02:46 ID:rrff8CWr]
↑げ、素でゴバーク

577 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 11:49:37 ID:YTaoVwR2]
弟×茜GGGJJJ!
良いもの読ませて貰った!

578 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 12:03:57 ID:58VCMK7L]
神様二人も降臨ktkr!!!!
GJ神様ありがとう神様ハァハァ

ここまで茜ネタが続くと、蘇る版茜ネタも見てみたいな。

579 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 12:19:45 ID:2BWJEUa5]
GJ!!としか言いようがない!!

ハアハア

580 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 18:21:07 ID:V8lKm5pR]
天才を見た・・・GJ!!


581 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 19:04:08 ID:O/9aFijL]
蘇るなら成歩堂と巌徒ぐらいしかなくね?

俺はそろそろ茜×オドロキと響也×みぬきをみたいな。

582 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 19:47:56 ID:QRWipu/V]
俺もオドアカ読んでみたいな

583 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 20:42:20 ID:+me5W1GA]
響也×みぬき神が現れる約束の日までじっとモニタの前で
正座して待っている俺、参上。

きっと現れると信じていつまでも待ってるよ・・・

584 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 20:42:40 ID:G8LffxRB]
オドアカ…トライしてみますか。しかし、劇中の接点が案外少ないんだよね。響也みたいに同僚に近いわけでもないし…。
妄想力不足で書けないかもしれない。その時はごめんなさい。

585 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/05/31(木) 21:36:42 ID:qACEirg0]
>>578
ナルアカ(蘇る)
書いてみようかな……遅くなるとは思うんだけど。

あと、巌徒×巴も書きたい。



586 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/01(金) 07:01:35 ID:bvAspBsi]
ムッヒー(* ゚∀゚)=3=3

587 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/01(金) 08:05:47 ID:wTe8uhhm]
巌徒×巴見てみたい。カミチヒ以上の大人なエロになりそう。

588 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/01(金) 12:12:39 ID:xJYfc5Cb]
局長×巴見たい見たい!
オドアカでよければ今すぐ書けそうだぞ。漏れのでよければ。


589 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/01(金) 12:51:26 ID:2VUP2fs9]
ムッヒー(* ゚∀゚)=3=3

590 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/01(金) 17:28:23 ID:xJYfc5Cb]
オドアカできた。
投下するんでよろしく。

591 名前:王×茜 1 mailto:sage [2007/06/01(金) 17:30:40 ID:xJYfc5Cb]
『存在確認』


 病院の廊下という静寂な空間を、突然激しい勢いの足音がかき乱した。
場違いな場所で全力疾走していたのは、王泥喜法介。
 「廊下は走らないで下さい!」という看護師の注意を何度か聞き流し、彼はようやく目的だった部屋にたどり着いた。

 『宝月茜 様』

 病室のドアに恭しく掲げられたネームプレートを見て、限界だった心拍数がさらに跳ねあがる。
 王泥喜はたった今まで走っていた勢いそのままに、部屋のドアを開け放った。

「アカネさんっっっ!」


「さくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさく……あん?」


 ドアの向こうに見えたのは、ベッドの上でかりんとうを頬張っている茜の姿だった。
 二人はそのまま互いに見つめ合う。
 微妙な空気をさらに珍妙にするのは、かりんとうを噛み砕く軽やかに香ばしい音。

「…………あ、アカネさ………」

 しばしの後、王泥喜は情けない声をあげながらヘナヘナとその場に座り込んだ。
「うぇぇ!? ちょっとアンタ、大丈夫?」
 がっくりと力尽き肩でぜいぜいと息をする王泥喜。
 突然座り込んだ姿を見て、さすがの茜もかりんとうそっちのけで彼に歩み寄った。

「"大丈夫?"って聞きたいのはオレのほうですよ。大丈夫なんですか?! 怪我は!!」
 王泥喜は目の前の茜に半ば掴みかかりそうな勢いで聞いた。
「はぁ、怪我? ケガって何?」
「何、じゃなくて! 刑事課に行ったら、犯人確保の際、格闘になって、アカネさんが大怪我したって……!」
 王泥喜は言いながら、自らの言葉と目の前の真実に食い違いがあることに気付いていった。
「………病院に緊急搬送されたって聞いたから、オレ……」
 まだ息が上がっている王泥喜の消え入ってゆく声を聞いて、茜は噴出した。
「で、そんなにおデコ汗だくにして走ってきたってワケ? あっはっはっはっはっ、傑作!」
「笑わないで下さいっ。マジで心配したんですから、オレ!」

「それはどうもありがとう。でもこの通り大丈夫よ。
 確かに犯人と揉みあいになったりしたけど、そこはホラ、叩いてもホコリしか出ないから、あたし」
 茜は軽く拳を握って見せた。
 その姿も声も、本当に元気そうだった。
 その事実を認識すると唐突に、王泥喜の目頭に熱いものが込み上げた。



592 名前:王×茜 2 mailto:sage [2007/06/01(金) 17:32:18 ID:xJYfc5Cb]
「えぇ?! ちょっと、泣くことないでしょ!」
 茜は、目の前の相手の突然の涙に慌てふためいた。
 とりあえず、開け放たれたままの部屋のドアを閉め、次に病室のパイプ椅子を引っ張り出し、王泥喜を座らせる。
「しっかりしなさい。男でしょ。弁護士でしょ。
 弁護士はピンチのときこそフテブテしく笑うものって、……どっかで聞いたわよ」
「す、すみません」
 王泥喜はあふれ出る涙をごしごしとぬぐった。
「オトナの涙は切り札。そんな気安く使うんじゃないの!」

「気安く? 気安く泣いたと思ってるんですか?」
 茜の言葉に、顔をこすっていた王泥喜の手が止まった。
「え?」
 じっと見つめられて尋ねられた。
 その瞳に急に強さを感じて、茜は戸惑った。
「言ったじゃないですか! マジで心配したって」
「あ、ご、ごめんなさい。そうね、心配かけたわ……」
「はい。心配しました」
 王泥喜はパイプ椅子から立ち上がり、茜の両肩に自分の手を置いた。

「あんまり無茶しないで下さい」
「大丈夫大丈夫。今回だってちょっと転んだだけなのよ。ぶつけたのがアタマだったからこんな大事になっちゃったけど。
 検査とかもう終わったから、結果が出ればすぐにでも帰れ…………え?」
 両肩に置かれていた王泥喜手が背中に回るのを感じ、茜は息を飲んだ。
「ちょっと……」
「無茶しないで下さいって、言ってるんです。だいたい、アカネさんはいつもそうだ」
 すぐ耳元で聞こえる王泥喜の声。
 体に回る腕を振りほどこうとしたが、その腕の力は意外なほど強く、そして意外にたくましい。


「アカネさんの無鉄砲さには、見ててハラハラさせられる。いつもいつも。
 今回の事は特にこたえました。
 ……正直、こんな思いはもう二度としたくない」
 王泥喜はそういうと、茜の身体に回す腕に力をこめた。


「え……ちょっと……」
 茜は戸惑い、拘束を解こうとした。
 しかし王泥喜はさらに強く彼女を抱きすくめる。
「黙って。しばらくこのまま……」
「何、するのよ……」

「存在確認、です。
 今回ばかりは、こうしてアカネさんの無事を確かめずにいられない」

「でも、王泥喜く……」
 茜の異議は強くなった腕の力に却下され、静寂が訪れた。
 聞こえてくるのはただ、どちらのものともつかない鼓動だけ。

593 名前:王×茜 3 mailto:sage [2007/06/01(金) 17:33:30 ID:xJYfc5Cb]

 とくとくとくとく………

 どれくらい、その確かな音に聞き入っただろうか。
 やがて、茜の体に回る腕はゆっくりと解かれた。

「すみません……突然こんなこと」
 茜を開放した王泥喜は決まり悪そうに俯いた。
「カッコ悪ィ……こんな形で告白するつもりじゃ……なかったんだけどな」
「王泥喜くん……」
 今起こった出来事に、開放されてもなお、茜は動けずにいた。
「あーカッコ悪ィ。こんなんだからオレ、いつも成歩堂さんにいい所持ってかれちまうんだよな。
 法廷でも、茜さんの前でも……」
「そんな……そんなこと、ないわよ」
 茜はゆっくりと口を開いた。

「かっこ悪くなんかない。その……嬉しかった」
「え?」
 王泥喜は俯いていた顔を上げた。
 顔を上げると、茜の戸惑ったような怒ったような笑ったような、そして少し頬を赤らめたような顔があった。
「これ以上、なんて言ったらいいのかわからない。あとは解釈して、王泥喜くん」
「アカネさん……」
 一度は離れた王泥喜の両腕が、再び茜の体に触れる。

「カッコ悪いついでに聞きますけど、その。……もう一度抱きしめていいですか?」

 近づいてきた王泥喜に、茜は今度は自ら体を預けた。
「かっこ悪くなんかないって、言ったでしょ。ばか」

 王泥喜は飛び込んできた茜を力強く抱きしめた。
 再びその存在を腕に確認する。
 そのあと、唇を重ね合わせた。

 はじめは軽く触れるだけ。
 しかしキスはだんだん激しくなり、気付くと舌が絡み合っていた。
「んっ」
 王泥喜は茜の歯列をなぞる。
 茜はたまらないといったように体をよじった。少しだけ離れた茜の唇から軽く吐息が漏れる。
「……だめだよアカネさん。そんな溜息つくなんて。オレこれ以上カッコ悪い姿晒せない」
「……かっこ悪くなんかない。何度も言わせないでくれる」
「アカネさん……いいんですか? 途中でやめたりなんて、できないですよ」
 小さく、しかし確実に、茜が頷くのを見届けると。
 王泥喜は再び茜を抱き寄せ、ゆっくりとベッドの上にその体を導いた。

594 名前:王×茜 4 mailto:sage [2007/06/01(金) 17:35:09 ID:xJYfc5Cb]
 
 キスをしながら白衣を脱がせ、頭のサングラスを取り、胸元のスカーフを解く。
 露になった首筋に唇は移動した。
 細いそのラインをなぞって鎖骨へたどり着くと、強く吸われたその部位に赤い跡がつく。
 
 自分と茜。
 二人分の着衣を解き終えると、王泥喜は茜の白い胸に手を伸ばした。
 腕輪が無いほうの手で片方を揉みしだき、もう片方の胸の、形良いカーブの頂点に唇を寄せる。
「あっ……」
 鮮やかな桜色に染まり、硬さを増した乳首を口に含むと、茜はビクっと体を硬直させた。

「んん……ん」
 茜は、自分の体のどこかからか、衝動が湧き上がってくるのを感じた。
 抑えようとすると、腰が浮き上がる。
 王泥喜はその細い腰を両足で挟んで抑えた。
 為す術の無くなった茜は、ぎゅっとシーツを掴むしかない。

 そんな茜の様子に気付き、王泥喜は耳元で囁く。
「アカネさん……その手、オレの背中に回してください」
 茜は首を横に振る。
「引っかこうが叩こうが、何してもいい。大丈夫ですから」
 王泥喜は茜の手を取ると、それを自分の背中に導いた。
 その体勢のまま、茜の上半身への愛撫が再開する。

 年下の男の子だと思ってたのに。
 体をすっぽりと包み込む王泥喜の腕や胸に、男性のたくましさを感じ……。
 巧みなリードにされるがままになって……。
 茜は大いに揺れていた。
 そして次第にそんなことさえも考えられなくなってくる。
 茜は、王泥喜の背中に爪を立ててしまいそうになるのを、不意に声が漏れてしまうのを、抑えることだけで必死だった。

「我慢しないでアカネさん……大丈夫」
 王泥喜は微笑みながら、汗で頬に張り付いた茜の髪を優しく梳いた。
「すごく可愛いです。顔も声も体も。だから我慢しないで」
「王泥喜くん……あぁっ……」

 王泥喜の長い指が茜の秘められた部分に伸びた。
 堅く閉じられていたはずの茜の両足が何故かすぐに開かれ、そこに王泥喜の体が滑り込む。
 触れられた局部はすでに十分な潤いをたたえていた。
 軽く触れただけで、ちゅくちゅくと滴の跳ねる音がする。
「やっ……んっ……」
 内部をかき回す音が、茜自らの耳にも届いた。
 恥ずかしい……そう思っているはずなのに。
 奥を弄られる音を聞けば聞くほど、熱い蜜があふれ出すのを感じた。
 茜の体からあふれ出る液体を王泥喜は舌で絡め取る。

「あっ、んっ……はぁんんっ」
 激しく感じてしまい、タガの外れた声が漏れる。
「お、王泥喜く……んっ……」
 茜は思わず、王泥喜の背中に強くしがみついた。
 王泥喜は浮き上がってくる茜の腰を押さえつけ、その奥まで舌を差し入れた。

595 名前:王×茜 5 mailto:sage [2007/06/01(金) 17:37:59 ID:xJYfc5Cb]
押さえつけている腰が軽く震えている。
 王泥喜は自らと茜が、供に絶妙のタイミングであることを認識し、茜の局部から口を離した。
 口元に滴る、どちらのものともつかない液体を手の甲で拭いながら、囁く。

「アカネさん、好きです。どうしようもなく好きだ……」
 王泥喜の言葉に、茜は応える代わりに一つ頷いた。
 それを確認すると、王泥喜は愛欲で熱くなった楔を、熟しきった茜の中へゆっくりと挿しこんだ。

「ああぁぁっ、んんんっ」
 結合部が奥へ奥へと進んでいくたびに、茜の声が切なさを増し、吐息が熱くなる。
 耳で声を聞き、吐息を受け、下半身はさらに茜の最深部を求めた。
「はぁっ、んんっ」
 最深部まで進むと、入口ギリギリまで引き抜いて、再び挿す。
 熱く尖った楔は幾度も打ちこまれ、回数を経るごとに、二人の臨界点が近づいていった。

「……アカネさん、オレ、そろそろ限界」
 王泥喜が引き抜こうとすると、茜はふるふると首を横に振った。
「やっ……このまま……」
「でも、アカネさん……」

「このまま、中に……。お願い。……法介」

 懇願する眼差しに射抜かれた。
「……っ、アカネさん……茜っ」
 王泥喜はそのまま、茜の中に自らの全てを解き放った。


    ★★★★★★★




596 名前:王×茜 6 mailto:sage [2007/06/01(金) 17:39:45 ID:xJYfc5Cb]
《エピローグ》

 ベッドに横たわり、軽く抱き合ったまま余韻を楽しんだ後。
 王泥喜はゆっくり起き上がった。
「どうしようオレ……幸せすぎて顔が緩みっぱなしなんですけど」
「……………」
「? どうしたんですかアカネさん。……やっぱ怒ってます? こんなことになって」

 問いかけに答えず、茜はベッドサイドに置きっぱなしになっていたかりんとうの袋に手を伸ばした。
「さくさくさくさくさくさくさくさくさく……」
「アカネさん?」
「さくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさくさく!」

「すみませんオレ……こんなカッコ悪くて……」

 ―――こつん!

 至近距離から放たれたかりんとうが、王泥喜の額にヒットした。
「イテ。な、何すんですか!」
 額を押さえる王泥喜。
 茜はその鼻先に、びしっと人差し指を突きつけていった。 

「かっこ悪くなんかないっ! そんなこと二度と言わないで!」

「は、はぁ……」
「……それにあたし、怒ってなんかないから」
「だって、不機嫌そうですよ。全然こっち見てくれないし」
「……不機嫌じゃないわ。ただ」
 茜はそこで、伏せ気味ながらも、ようやく王泥喜の顔を見た。

「ただ、あたしも舞い上がりそうで、どんな顔をしてたらいいのか……わからないだけよ!」

「…………っ!!!!!」

 普段は絶対に聞けない茜のセリフに、王泥喜は心の内部から大きくゆさぶられた。
 それに反応して、高まっていく体温。

「やっヤバイです、アカネさん」
「え? 何が?」

「もう一度、抱きたくなってきました」

 王泥喜の腕が茜に伸び、そのまま再び抱きしめる。
「ええ、ちょっと! ウソっ……!」
「そんな可愛いなんて、卑怯だアカネさん」
「卑怯も何も……んっ」
 王泥喜は茜の唇に自分の唇を強引に重ねた。

「あっ、ちょっともうっ。ダメっ」
「いや、ダメなんてオレがもうダメです。って何言ってんだかわからないな。
 とにかく、収拾つきそうに、ないから……」
「んんっ……馬鹿」

 こうして。
 二人の体は、絡み合いながら、再びベッドに沈み込んでいった。

(END)

597 名前:590 mailto:sage [2007/06/01(金) 17:41:40 ID:xJYfc5Cb]
いじょ。
すぐとか言ってたのに遅くなってスマソ。

ガント×巴だれか投下ヨロ。

598 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/01(金) 21:03:30 ID:1trsW/mf]
(・∀・)イイ!!

599 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/02(土) 00:54:22 ID:zSZXo7Ea]
GJ!

600 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/02(土) 09:56:51 ID:bMlJrc6U]
これはエロイ。王茜GJ!!!

601 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/02(土) 21:17:17 ID:rwJNL1qi]
ウマー

602 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/02(土) 22:33:43 ID:NCeKZQ9M]
この調子でもっと!

603 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/03(日) 08:49:40 ID:FDJuuSPF]
いやいやあまりクレクレしすぎるのは駄目だろう
しかしGGGJJJすぎる。話も流れもウマー

604 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/03(日) 16:42:00 ID:REuFtoOY]
うむ

605 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/04(月) 01:23:46 ID:UICfSfAu]
ムッヒムッヒー(* ゚∀゚)=3=3



606 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/04(月) 20:58:46 ID:oP8779uj]
(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ

607 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/07(木) 07:32:04 ID:uMqaQzMF]
新作まだー?

608 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/07(木) 12:59:16 ID:OGYRXwHr]
>>590
GJ!!!!
オドロキも茜もカワイイ(*´Д`)ハァハァ

609 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/08(金) 06:15:40 ID:OqYY0skl]
確かに(*´Д`)ハァハァ(*´Д`)ハァハァ

610 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/08(金) 15:25:13 ID:mSuZszPx]
>>2のエロパロWikiを見たんだけどさ。
昔、一つだけ短い話を書いたことはおぼえてたんだけど
どうやらもう一つ書いてたようで、すっかり忘れてた自分の過去作品を
見つけてしまって、すげー恥ずかしい…

で、続きや新作まだー?

611 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/08(金) 19:50:26 ID:RY5vYuaJ]
うむ

612 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 14:07:47 ID:doq1UYGy]
「成歩堂、今日の裁判では負けないぞ」
「ははは、返り討ちにしてやるよ」

いつもどおり、成歩堂と裁判所前で会話を交わす。
しかし気になる事があった。
あはは、と笑っていた真宵の表情が一瞬曇ったことだ。

だが、今からの審議に支障が出てはいけないと思い、御剣は思考を外へ追いやった。

審議では成歩堂が崖っぷちから逆転して、御剣は負けてしまったのだが・・・。
負けたとはいえ、御剣は苦には思わなかった。
寧ろ、真実を探し出す成歩堂を勇ましいとさえ思った。

帰りに成歩堂の事務所へ寄る。

「何だこれは?」

御剣は事務所の扉を開けて、目に飛び込んだ風景に目を見張った。
荷物が纏められたダンボールがあちらこちらにあった。

「あ、御剣検事ですか?ちょっと待ってて下さいね」

真宵が事務所の簡易キッチンで晩御飯を作っているところだった。

「ミソラーメン作ってたんです。御剣検事も、どうぞ」

お椀に入ったラーメンが御剣の前に置かれた。

「うむ、頂こう」


613 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 14:09:03 ID:doq1UYGy]
真宵も椅子に座ったのを見てから割り箸を割る。
だが、ふと違和感を感じた。

「真宵君・・・成歩堂の分はないのか?」

成歩堂の前には何も置かれていない。
真宵は「あっ」と声を上げると、何処か困惑した表情でキッチンへ戻って行った。

「もう少しで食いそびれるところだったな?」
「はは、御剣には感謝しなくっちゃ」

談笑をしていると、真宵が申し訳なさそうにラーメンを成歩堂の前に置いた。

「気にしないでよ、真宵ちゃん」

余程落ち込んでいるのだろう。真宵はシュンとしたまま、返事もなくラーメンを啜り始める。

「・・・真宵君、このダンボールは一体?まるで引越しでもするようだが」

御剣は空気を変えようと、真宵に話しかけた。

「あ・・・その、ちょっと大掃除しようと思って」

笑顔を作って真宵が答える。
「君が掃除をしないからだぞ」とお決まりの小言を成歩堂に言う御剣を、真宵はやはりどこか影
のある笑顔で見守っていた。

ラーメンを食べ終え、しばらく話をしてから御剣は帰り支度を始めた。
真宵と成歩堂がいる明るい事務所から出ると、満たされた気持ちになっていた。

「ム・・・?しまった、忘れてきたようだな・・・」



614 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 14:12:19 ID:doq1UYGy]
ポケットに入れておいた携帯が無いことに気付き、事務所へと戻る。
すると、真宵が机に突っ伏して泣いている姿を見つけた。

「真宵君?」

どういう事だろうかと困惑しながら、傍に駆け寄る。
真宵はビクリと体を震わせると、慌てて涙を拭き、何でもない風を装って御剣に顔を向けた。
そして手の下に、何か隠した。

「あ、み、御剣検事・・・どうしたんですか?」

「真宵君、何があったんだ?最近、君の様子がどこかおかしかった。
 私は何かあったのではないかと気になっていたのだが・・・良ければ話してくれないか?」

真宵の肩に手を置いて、優しく語りかけた。
それがキッカケで、真宵の目から再び涙がこぼれる。

「駄目です、御剣検事には言えない・・・」

涙を拭おうと両手で顔を覆ったため、真宵の手の下に隠されたものが見えた。
それは・・・写真だった。

成歩堂の、涙でくちゃくちゃになった写真。

「・・・?これは・・・・・・何故、成歩堂の写真が・・・?」

そういえば、成歩堂の姿が見えない。
先ほどまで事務所にいたハズなのに――。


615 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 14:13:55 ID:doq1UYGy]
そんなことをボンヤリと考えながら、御剣は真宵の肩を擦った。

「どうして、君がこの写真を?成歩堂と何かあったのか?」

「な、なるほど君は・・・・・・うっ、ひぐ・・・」

しゃくりあげながら、真宵が話し出す。

「もう・・・うっ、・・・い、いないんだよ・・・御剣検事・・・・・・っ」

御剣は目を見開く。
いない、とは・・・先程自分が事務所を出てからすぐに姿を消したという事か。
そんなことをする男とは思えなかっただけに、御剣は混乱した。

「安心したまえ。必ず戻ってくる。君を置いて、姿を消す男じゃない」

真宵の肩をもう一度撫でる。
だが、真宵は頭を振って否定する。
「違う!なるほど君は死んだんです・・・もう、何処にもいないんです・・・帰ってくることも・・・」

その言葉を残して、真宵は机の上に泣き崩れた。

「・・・そんなワケ、ないだろう。先程まで成歩堂は・・・」

ぐらりと眩暈を感じる。
確かに自分は成歩堂と話した。一緒に食事もした。
それは真宵が一番よく知っているはずだ。




616 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 14:15:30 ID:doq1UYGy]
だが真宵は泣くばかりで、これ以上語ろうとはしない。

仕方無く、御剣は事務所内を探した。
成歩堂が「ビックリした?」と笑いながらひょっこり出てきて、
真宵とドッキリでもし掛けているのではないかと思っていたのだ。

しかし、どこを探しても見当たらない。
御剣は溜息をついて、ダンボールに腰を掛けた。

――そういえばこのダンボールは・・・?

中を開けると、成歩堂が愛用していた辞書や文具などが入っていた。
その瞬間、ぞくりと震えた。
まるで成歩堂が本当に死んでいて、彼の物を処分しているようだと感じた。

もし冗談だとすればタチが悪い。
だが、冗談であってほしいと願った。
冷や汗が、こめかみを伝う。

もし本当に死んでしまったのなら、先程まで自分が話していた成歩堂は誰なのだろうか。
今日、法廷で戦った相手は誰なのだろうか。


617 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 19:10:26 ID:+WiSL+w+]
死にネタなら死にネタと一言書いてくれ…
あと散々言われているが、名前欄にカプ名もな

618 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 19:20:52 ID:Bl1HXqSR]
荒らしだろ

619 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/09(土) 19:25:57 ID:doq1UYGy]
その時、ふと御剣の頭に過去の事件が蘇った。
成歩堂が死んだなどと聞いたからだろう。
あの葉桜院の事件で、成歩堂が激流に飲まれ・・・そして・・・

救出された時には既に、彼は命を・・・・・・
そう一瞬頭を過ぎった言葉に、御剣はゾクリと悪寒を感じる。

「馬鹿、な・・・!違う、彼は・・・・・・」

生きていたはずだ。そうでなければ、今日成歩堂がいたことが矛盾する。
鼓動が早くなり、御剣は胸を抑えた。
その時、胸のポケットにふと違和感を覚えた。
中に手を入れると、覚えのあるモノが出てくる。

ひまわりを模した弁護士の証が。

その瞬間、御剣の頭の中に、克明に記憶があふれ出してきた。

海外から帰った自分は、病室で顔に白い布を被せた成歩堂を見たこと。
成歩堂の両親から、これは君が持っていてほしいと、バッジを託されたこと。

「あっ・・・そ、そんな・・・・・・・・あああああぁ!!!!」

御剣はガクリと膝を折って、その場に崩れる。

自分は成歩堂が死んだ事実を受け止められず、成歩堂の幻覚を見ていたのだと、ようやく御剣は
気付いた。


620 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/10(日) 03:29:21 ID:tXqze1cL]
801?

621 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/10(日) 10:19:01 ID:N7sq47An]
……で、結局何だったんだろう…

622 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/10(日) 16:13:51 ID:xzzbisqv]
>>471は結局投下しないのか…

623 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/10(日) 20:10:34 ID:4pw+nTgP]
しなくていいだろ

624 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 04:09:52 ID:pFMAaTQF]
牙琉「ム…少し眠っていたようです。
成歩堂が死ぬ…まあいい夢でしたね。しかし御剣ってだれでしょう…?
おっと。そろそろ作業に戻らなければいけません。」

こんな落ちだったら保管庫にものせられた。

625 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 06:50:04 ID:Qv908BwC]
死にネタでもハミイトノコの話はかなり良かったけどね。



626 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 15:28:51 ID:z4OfZIrC]
>>624
知らないはずの御剣が夢に出てきたのかwwさすががりゅんwww

627 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 20:07:00 ID:URtVYy7t]
はい?

628 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 20:10:34 ID:i5HPufwq]
いくらがりゅーんとは言え一応法曹界の有名人らしい
御剣の顔と名前くらいは知ってるのでは?
いやでもがりゅーんだからな…

629 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 20:32:14 ID:ozTAdPq4]
つか、今御剣はどの地位に居るんだろうな
3の頃よりは偉くなってると思うが……検事局長?

630 名前:名無しさん@ピンキー [2007/06/11(月) 21:03:39 ID:zlIRb+Uh]
ナルホドの件でノータッチっぽかったのを見ると
案外外国にいたりして
国際的に偉くなっていそうだ、彼は

631 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 21:22:40 ID:ozTAdPq4]
あー、そうかもな
冥共々有名になってそうだ

632 名前:名無しさん@ピンキー [2007/06/11(月) 21:27:02 ID:VtQ1R8pI]
reiichi.blog16.fc2.com/blog-entry-20.html#comment6
色々霧×成サイト見てみたけど、、、
最近の腐女子のレベルの低さは何??
妄想レベル低すぎだよ?
ただやらせたいだけなら全く逆裁知らないやつでも書けるでしょうが。
バカタレ!!!
会話のやりとり、動きの描写、著者のボキャブラリー
超基本じゃろがい!!

本家腐れナメンナ!


reiichi.blog16.fc2.com/blog-category-0.html
2ちゃんねるは人間の腹の中を表に出した、
世界で一番グロテスクな犯罪集団だと思うのは…私だけじゃないはず。

633 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 21:47:29 ID:MgdDLoTY]
バカばっか! バカばっか!!

ふんぞり返ってキーボードを撃つお前らの死の顔が見える!
ささくれをひん剥いて血を啜る みみっちい狂人

ガンガン ガンガン 頭痛が全身に転移する
何錠必要なんだ?
お前を黙らせるにはどれだけハルシオンが必要だ?
永遠の眠りに着くには 大量の金と苦しみと水が必要か?

携帯をぶん投げたって 腕切ったって
湧き上がる怒りを叫んで振り払うこともできないクズ
貴様らに何ができる?
俺と同じ ただの肉の塊じゃないか!

体を揺らしながら声を出せ
一生そうしてろ
水槽の中の魚 かごの中の鳥 社会の中のお前
みんな一緒だ 世界とはそんなもんだ

苛々すんのか? また顔を隠して罵詈雑言か?
叫べばいいさ! 貴様はただのクズ
気になるのか? また善人面して罵詈雑言か?
言えばいいさ! 貴様はただのクズ
何を言われようが忘れてやる

忘れるんだ 忘れるんだ 忘れるんだ 忘れるんだ!!
げあああああ げあああああ げげあああああああああああああ


634 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 22:50:01 ID:Rt0fWnEw]
>>629-631
検事局長御剣、局長室で冥とギシアン

はみちゃんにそれをスッパ抜かれ文字通りセックススキャンダルに発展

無理矢理エロにしてみました

635 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 23:12:24 ID:Eu/4OFnT]
1週間以内に蘇る設定の成茜小説を書きます。
と、宣言。



636 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/11(月) 23:38:34 ID:VS8E16b+]
支援

637 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/12(火) 21:36:54 ID:RkPXsKKv]
>>635
断固支持!

638 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/12(火) 21:40:53 ID:9kt+04t3]
>>635
待ってるからな!!

639 名前:名無しさん@ピンキー [2007/06/13(水) 09:22:45 ID:Qh395h+K]
ナルホド君の師匠こと1で殺害されてしまう若き?美人弁護士綾里千尋で

ある殺人事件の被告人の女性の弁護を担当し証拠を集め徐々に女性が犯人ではなく真犯人が別にいると確証していき真相に近付くが
実はこの殺人事件には千尋さんの想像していた以上の巨悪(警視庁の上層部)が真犯人で
全ての真実を知った千尋さんの口を封じる為に暴力団を差し向け
捕まった千尋さんは壮絶な暴力と凌辱の前に屈して言いなりになってしまう

ってクリムゾン的なシチュを妄想した事がある

640 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/13(水) 17:50:42 ID:RRzYKv4U]
そういやクリムゾンって逆裁には手出してないんだよな
4も発売されたことだし是非描いてくれないだろうかw

641 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/13(水) 18:38:51 ID:Qh395h+K]
でもクリムゾンに使えそうなくらいに因縁がある組み合わせは
千尋と小中だけだよね
でも千尋と小中って初代逆転裁判発売した時は
よくクリムゾンがネタにしなかったってくらいにクリムゾン同人誌向きな展開だよね

642 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/13(水) 19:29:19 ID:UXt8bk5D]
クリムゾンのリンカーンネタなら
ぶっちゃけ誰でもいいような

643 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/13(水) 22:00:30 ID:lxDuTSXc]
牙琉弁護士が女性ならいじり甲斐のある悪女になってただろうな…

644 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/13(水) 22:35:08 ID:+cwnIWuf]
くやしい・・・!狩魔GOを霊媒出来れば・・・!!

645 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/13(水) 22:36:25 ID:DyYG6aHr]
ものすごい絵が浮かんで吹いたw



646 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/13(水) 23:29:12 ID:GypO/ss5]
>>644
何故にGOたん??

647 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/14(木) 03:02:12 ID:DTtgfc6u]
>>643
ナルホドに身も心もめちゃくちゃに
されちゃう訳ですねwwww

648 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/14(木) 06:28:34 ID:bTp491uG]
茜さんのフェラよろ

649 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/14(木) 12:33:38 ID:4rXKCHtF]
>>619
亀だけど
アレはひまわりじゃなくて菊だと思うんだけど。

650 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/14(木) 13:08:52 ID:uhw3Y94w]
弁護士はひまわりで、検察官、つまり検事が菊だな。

651 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/14(木) 23:07:01 ID:Jr0RMKIS]
>>647
いや、牙琉霧子ならナルホド多分勝てないだろw
女だったら劣化ちなみみたいな感じになってたのかな?

652 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 06:12:41 ID:NhI5ZLSI]
茜さんは

653 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 09:18:02 ID:cvq0NjDd]
>>651
牙琉霧子wwwwwwwwww
そうだったらこっちは大賑わいだったかも知らんね

654 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 13:22:03 ID:A3bQ9P/X]
鑑識官2に出てくる新キャラが牙琉霧子っぽい件

655 名前:名無しさん@ピンキー [2007/06/15(金) 18:30:03 ID:9igHF8d4]
だれかマキを頼む…



656 名前:名無しさん@ピンキー [2007/06/15(金) 18:31:05 ID:9igHF8d4]
だれかマキを頼む……

657 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 18:43:30 ID:PdifhG/1]
牙琉霧子www
千尋とちなみを足して割ったような感じかな。
なんかこっちのほうがイイ!!
そのほうが茜のモノマネもしっくりくるし。

658 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 20:17:44 ID:3Y2tCTQi]
だれか茜さんを頼む…

659 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 21:19:52 ID:k97CMx61]
霧子wwwwwwその発想は無かったwwwwwwww
そう考えると、急にあのまぬけっぷりが萌えキャラ要素になるなw

660 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 21:21:38 ID:sD410Eo5]
>>325-334の続きを

661 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 21:28:25 ID:59t9u3v2]
そろそろハミガキ×まことが来てもいい頃だと思うんだ

662 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 22:50:17 ID:a0gskH+/]
>>651
いやいや、ナルホドはナルホドでも4のナルホドだぞ?
友達いない&バリバリ警戒態勢の奴に
友達面で近づいて7年間殺されもせずに、だからな
たらし込んで最中の音声録音とかハメ撮りとか、し放題www

本当に惜しいことをした
腐女子さえいなければ、女になってたんだろうか
どう考えても女の方が自然だろ
マニキュアとか

663 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 23:01:07 ID:59t9u3v2]
メインキャラに女が少なすぎるしなぁ。巨乳もいない
女師匠ならよかったのにな。でも男なんだから仕方ない
悪女萌えといえばそろそろウカリ×ミナミが来るべきだと思うんだ

664 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 23:31:25 ID:J9R0QV8C]
牙琉は弟の方も女なら今よりは多少愛せたかも知れないような気がしないでもないような

665 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 23:51:21 ID:4VI1F5eI]
せっかく成歩堂が、ハメ撮りとかちょっとアブノーマルなプレイもオールおkな
キャラになったのに、肝心の女が・・・

マヨイとか茜とか、結構酷い目に遭ってきた旧作キャラ相手だと
そんな男になってしまった成歩堂相手ってのが可哀想に思えてしまう
陵辱モノとか好きだけどな、昔の成歩堂知ってるってあたりが
新キャラでもラミロアとかは歳がいってるし・・・

ここはイカサマタンしかない



666 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/15(金) 23:58:42 ID:4VI1F5eI]
>>663
ウカリ×ミナミいいな
最後絶対レイプされたと思って
ミナミタンktkrwwwwwwwwwwwwと思ったのに
どこでもスルーされてるよな

それにしても考えれば考えるほど、本当に霧子じゃなかったのが惜しい
刑務所入りした悪女ってミナミとウメヨとあとなんだ?
あやめとか霧緒だと見た目はいいが求めてんのと違う・・・
悪女が凶悪犯とか看守にズタボロにされてんの見たい

667 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/16(土) 00:01:57 ID:drE104JO]
>>666
レイプは思ったよなwww
逮捕された悪女なら最高なのがいるじゃないか、ちなみが

668 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/16(土) 00:01:59 ID:G/QKqPKN]
霧子は凌辱が似合いそうなキャラだな
なんとなく…

669 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/16(土) 00:45:47 ID:PNlDLVGH]
>>667
死んでたから除外したけど
なんか体には指一本触れさせずに牢名主にでもなってそうな気がw
格が違うというか

>>668
似合うwww

670 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/16(土) 00:53:08 ID:u0jSAU41]
ネタ雑談ならいいけど本格的な女体化萌えになりそうなら
出来ればよそでやって欲しい

671 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/16(土) 01:14:00 ID:zVXZ0RHt]
前にあったちなみに玩ばれる千尋さんの話はよかったよな

672 名前:名無しさん@ピンキー [2007/06/16(土) 01:23:52 ID:0xV3aQUT]
逆転姉妹の冒頭の小中と千尋さんの会話を見て
時間帯的に追い詰められた千尋さんが
どうせエターナル・サイレンス(死ぬ事)が決まってるんだから少し楽しもうぜって小中に無理矢理、犯されてるシーンを連想してしまった
その後に訪ねてきた真宵も捕まって姉妹丼状態になる

673 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/16(土) 07:38:45 ID:Pu0V3gim]
>>662
腐女子関係なく霧子にはならなかったと思うよ
普通の悪女が普通にマニキュア塗ってもつまらん
あのアニキがマニキュア塗るってあたりが気持悪くていいんじゃないか

674 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/16(土) 09:32:58 ID:NBtY3c9n]
立ててきたから霧子の話はこっちでやれ
【牙琉】逆転裁判4の牙琉霧人が女だったら【霧子】
sakura02.bbspink.com/test/read.cgi/erochara/1181953652/

675 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/16(土) 09:44:31 ID:ejQK93Os]
でもアレだな、男で「友達はボンゴレ」って写真飾ってるとイタタな感じなのに、
女で「友達はボンゴレ」って写真飾ってたらマコトみたいな不幸ぷりが出てくる不思議



676 名前:名無しさん@ピンキー [2007/06/16(土) 10:42:47 ID:5wrpluLv]
霧人×まこと(12歳)がたまらなく好きだ

677 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/17(日) 01:48:25 ID:MNrI7gsZ]
静かに寺で暮らしているあやめにちょいちょいちなみが乗り移って
修験者をたぶらかしているといいなぁとふと思った。

678 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/17(日) 02:00:46 ID:/Pf7N+9V]
>>677
残念ながら、あやめに霊力はない

679 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/17(日) 10:03:11 ID:LiVbAcdK]
沈む聖域書いた人また書いてくれないかな…
リアルタイムで読めなかったのが残念なくらい
クオリティ高い神様だった

680 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/17(日) 10:25:38 ID:K6mBuUMZ]
>>677
はみたんを乗っ取ったちなみが、真宵たんを脅し千尋さんを霊媒させて復讐(勿論性的な意味で)
という鬼畜な妄想ならした事がある

681 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/17(日) 15:41:31 ID:dQ43F2qe]
あやめとか氏ねばいいのに

682 名前:名無しさん@ピンキー mailto:odoroki [2007/06/17(日) 16:03:11 ID:HKVUlXoN]
だれか王泥喜×みぬきたのむ。みぬきも陰毛生えてるのかな

683 名前:王泥喜×みぬき mailto:sage [2007/06/17(日) 16:18:57 ID:XOh2V8MB]
>>682
「あ〜ん」
「みぬきちゃん、いや・・・みぬき!イヤらしい!オマンこぬれぬれじゃないか?」
「駄目っ、オドロキさぁん・・」
愛液を指にたっぷりつけて、みぬきの頬に塗りたくりながらオドロキが笑った。
「オドロキさんじゃない、お兄ちゃんって呼ぶんだ」
「やっ、血のちながった兄弟でこんなことしてるなんて考えてしまうよぉ・・」
「呼べ!呼ばないと酷くするよ」
パンパン!
激しくピストン運動がおこなわれた。
「あんっ、あ〜〜〜〜」
「どうだ!いいだろ!いいだろ!お前は、兄貴にやられて興奮するマゾメス豚だ!」
「ちがうっ、ああああん」
涙を流しながらも、みぬきは女の快感に吹き飛ばされそうになっている。
まだ小さな胸なのに、乳首だけはコリっとしていた。
そしてマンコはぐしょぐしょであった。




続きはまた夜にでも

684 名前:王泥喜×みぬき mailto:sage [2007/06/17(日) 16:20:25 ID:XOh2V8MB]
あっごめん
陰毛ネタ入れ忘れてた!
次でいれる

685 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/17(日) 18:55:25 ID:+GADFGE9]
>>679
沈む聖域ナツカシス
あれ読んで泣いてしまった、・・・ちくしょう。。゚(゚´Д`゚)゜。
ハミイトノコもお気に入り。続編はもう望めない・・・よな。
ちょっくら保管庫行ってくるノシ



686 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/17(日) 21:10:00 ID:dinulM8m]
>>683
ごめん
「考えてしまうよ〜」で堪えきれずに爆笑しちゃったw

687 名前:王泥喜×みぬき mailto:sage [2007/06/17(日) 23:36:38 ID:XOh2V8MB]
「エロイマンコにエロイ胸!本当はヤりまくってたんじゃないのか?ぺろっ」
「いやああっ、やってない!やってないよ!」
「嘘をつくんじゃない、メス豚のくせに生意気だぞ」
オドロキはピンセットを取り出した。
「何するの!?」
「こうするんだよ!」
ぶちぶち!
栗色の薄い陰毛がピンセットで引き抜かれてしまった。
「ぴぎゃああああああああああああああああああ!」
「いい子になるまで、パイパンで生活させるぞ!」
「やめてええっ、痛いっ痛い!」
抜けささられてしまって、とうとうみぬきのマンコの周りは一本の毛もなくなった。
「もう銭湯いけないよお」
「これからオレが洗ってやるから気にする必要は無いさ」
オドロキはつるつるになっているマンコを舐めた
ぺろっぺろずるるる
「んっ、ぺろ!甘い!」
「ひゃぁぁぁ・・・ひゃぁぁぁ・・・」
「女の声だね、みぬき!」
「お兄ちゃん許してえ、キモチよくってイくの・・・イくのぉ」
「お兄ちゃんって呼んだね?酷くしなきゃな!」
クリに歯をたてた。
ビリと刺激がみぬきを襲って、みぬきはびっくりしてしまった。

そして数週間後、みぬきは妊娠してしまった。



終わりです。
もっとエロイの書けるよう頑張ります
あとオマケ投下します

688 名前:王泥喜×みぬき mailto:sage [2007/06/17(日) 23:39:05 ID:XOh2V8MB]
オドロキ「いや〜すごくイイ目をみせてもらったよ」
みぬき「みぬき、すごく痛かったんですよ!」
オドロキ「ごめんごめん!」
みぬき「う〜作者め、許せない!」
オドロキ「みぬきのマジックでお仕置きしたら?」
みぬき「切断ショーもいいし、火の輪くぐりもいいな!」


そして俺こと作者はスレから姿を消したのだった

689 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/18(月) 00:41:58 ID:p4uG3l6C]
なんだお前wwwww

690 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/18(月) 01:44:18 ID:GzjADHVv]
>>688
ちょwwなんというオチwwwww

691 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/18(月) 17:08:52 ID:V+aAWm9Y]
>>688
お前wwwwwwww


    ∩
    ( ⌒)     ∩_ _
   /,. ノ      i .,,E)
  ./ /"      / /"
  ./ / _、_   / ノ'
 / / ,_ノ` )/ /
(       /  good job!
 ヽ     |
  \    \

生きてまた戻って来い!

692 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/18(月) 19:13:40 ID:IUnwJDMy]
王泥喜×みぬきいいなwwwww
俺も久々に書いてみるか

693 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/18(月) 19:16:25 ID:TnNVyfPK]
俺も書いていたものを〆ねばならんのを思い出した…。誰か俺に時間をおくれ

694 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/18(月) 22:43:20 ID:IE3mFzaQ]
はぁ・・・・・・

695 名前:成歩堂×茜(蘇る設定) mailto:sage [2007/06/18(月) 23:31:43 ID:oDIFjN7s]
「どうして、僕はあの時あんなことを・・・。」
成歩堂は隣で裸で寝ている茜の髪の毛を優しく撫でながら呟いた。

成歩堂はその日許されざる行動を犯した。
彼女に申し訳ないことをしてしまった、と成歩堂は思った。
そして茜の一人きりの家族―巴に対してもひどく後ろめたさを感じていた。


「あぁ・・・、疲れた・・・。」
初日の捜査を終えた成歩堂は事務所に戻るなりソファーに寄りかかった。
「結局分からないことだらけでしたね。どうしましょう・・・。」
「まぁ、何とかなるさ。僕の依頼人はいつも絶体絶命だからね。
 こういうのには慣れっこなのさ。」
「うーん、そうですか・・・。」
「さて、明日に備えて資料をまとめようかな。
 茜ちゃんは学校の宿題でもやっときなさい。」
「はい!」
成歩堂は椅子に、茜は正座をしてそれぞれの作業を始めた。

茜は宿題をこなしながら、成歩堂を顔を眺めていた。
(成歩堂さんって、こうして見ると格好良いなぁ・・・。
 ・・・って、あたしってば、何考えてるんだろう。今は宿題に集中しないと!)
茜は宿題に集中して胸の高まりを鎮めようとした。
しかし一度高まった気持ちを鎮めることなどとうてい出来るわけもなく、茜はただ顔を赤らめることしかできなかった。
「あれ茜ちゃん?何だか顔が赤いけど、熱でもあるの?」
不意に成歩堂から声がかかった。
茜はきゃっ、と小さく叫びんでから答えた。
「あ、いえ、なんでもありません!完全に大丈夫ですから!あたし!」
「そうかい?顔が赤くて、声も震えてるけど?」
(うぅ、だめだぁ・・・。)
成歩堂はやれやれといった感じで頭を掻きながら体温計を棚から取り出した。
「無理はしちゃだめだよ。体が一番大切だからね。」
茜は成歩堂のさり気無い優しさを嬉しく思いながらも、成歩堂に対する気持ちの高まりに困惑していた。

太陽もだいぶ西に傾いてきたころ。茜は今夜はどうしようかと悩んでいた。
「あの、成歩堂さん・・・?」
「ん?どうしたんだい?」
「えっと、その・・・、今夜のことなんですけど。」
「あぁ、そうか。巴さんが留置所にいるから君は一人きりなんだね。」
茜は両親を事故で失ってからずっと姉である巴と二人で暮らしてきた。
しかし巴が殺人容疑で身柄を拘束されている今、茜は独りぼっちなのだ。
「そうだな・・・、そうだ茜ちゃん、うちの事務所に泊らないか?」
「え?法律事務所にですか?」
「うん、僕もこの裁判にかたがつくまでは事務所に寝泊まりするだろうからね。
 女の子を危険な目に遭わせる訳にはいかないよ。」
「え、えっと・・・、でも・・・。」
「遠慮はいらないよ。それに君もそのほうが安心だろうし。」
「ううん・・・。」
茜は”成歩堂さんと一緒に生活する”という、そのたった一文に心臓をドキンドキンと跳ねあがらせていた。
しかし成歩堂は茜の抱えている不安に全く気付いていないようで、むしろこれ以上の議論の余地はないと言わんばかりに自分の仕事を再開させた。
(そっか・・・。
 成歩堂さん、あたしのこと女としてみてくれてないんだな・・・。)
そして茜は、8歳も年の差があるのだから仕方がないという思いと、自分は何ということを考えているんだという思いを胸に、自分の仕事を再開させた。



696 名前:成歩堂×茜(蘇る設定)2 mailto:sage [2007/06/18(月) 23:33:16 ID:oDIFjN7s]

「では、罪状を殺人に限って、今、判決を下します。」

 無 罪 

裁判が終わった。巴に対する殺人の容疑は晴れ、巌徒海慈の2年間は白日の下に晒された。成歩堂龍一弁護士と御剣怜侍検事の活躍によって。


「ではお姉ちゃんの無罪を記念して、乾杯!」
成歩堂法律事務所に乾いた音が響き渡る。
巴への無罪判決を記念した宴の最中である。尤も、巴は未だ留置所にいるわけだが。
「いやぁ、一時はどうなるかと思ったよ。作戦通りに進んで良かったなぁ。」
「あの時の成歩堂さん、すごく格好良かったですよ!」
成歩堂は巌徒に打ち勝つ為に密かに作戦を練っていたのだ。
法廷での茜は成歩堂が巌徒を追い詰めていく様子をぼぉっとしながら眺めていた。
「うん、ありがとう。今日の法廷は僕としてもすごくやりがいがあったよ。」
成歩堂はそう言って時計をちらっと見た。
「さぁ、今日はもう遅い。そろそろ寝ようか。」
「あ、はい・・・。」
茜は翌日アメリカに飛ぶことが決まっていた。
今ここで自分の思いを打ち明けなければ、もう二度と機会は巡ってこないと思った。
「成歩堂さん・・・。」
「どうしたの?」
「あたし、この数日間成歩堂さんと行動を共にして、成歩堂さんのこと、すごく格好良いと思いました。
 成歩堂さんを見てると、なんだか体が熱くなって、すごく胸が苦しくなって・・・。
 それが何なのか分からなくてずっと悩んでたんです。でも、今分かりました。」
「茜ちゃん・・・?」
茜は一度深く深呼吸をすると、成歩堂の胸に飛び込んだ。
「成歩堂さん、好きです・・・。」
「茜ちゃん、何を言っているんだ・・・?僕は・・・。」
「分かっています。成歩堂にとってあたしはただの16歳の”女の子”にすぎないってことも・・・。
 でも明日アメリカに行ったら成歩堂にもう会えなくなると思ったら、いてもたってもいられなくて・・・。
 ごめんなさい。やっぱり、あたしの我が儘ですよね。」
茜は頬を赤く染めた状態で埋めていた成歩堂の胸から顔をあげ、成歩堂の顔を見つめた。
酒を飲んで少し酔っていたせいもあり、そのなんとも言えない顔は成歩堂の理性を吹き飛ばすには十分過ぎるほどだった。

「茜ちゃん・・・。」
成歩堂は左手で茜の右頬にそっと触れた。
「成歩堂さん・・・。」
お互いの顔が近づきあう。
やがて触れ合う唇。成歩堂は舌を伸ばし茜のそれを求める。
「んっ・・・、ふあっ・・・。」
深く、そして激しいキスを繰り返す。お互いの心は熱でどろどろに溶け始めていた。
成歩堂は一度茜の唇から離れると、茜を軽々と持ち上げた。
行先は言うまでもなく、仮眠室。
「茜ちゃん・・・。」
茜をベッドに優しく押し倒した成歩堂はそう呟いてから再び深く激しいキスをした。
同時に茜の衣服を一枚一枚ゆっくりと、且つ丁寧にはぎとっていく。
成歩堂の右手が茜の乳房に届いた。
「ひゃっ・・・!んんっ・・・!」
茜は初めて感じる刺激とそれに対する恥ずかしさから顔を真っ赤に染めていた。
何故だか嫌な気持はしなかった。この男性(ひと)になら・・・、と思っていたのかもしれない。

697 名前:成歩堂×茜(蘇る設定)3 mailto:sage [2007/06/19(火) 00:04:11 ID:iQ7eTFFP]
成歩堂が茜の秘所に手を伸ばす。そこはもう既に目に見えるほどに濡れていた。
「茜ちゃん、感じてるんだね。すごく濡れているよ。」
「嫌・・・、恥ずかしいです・・・。」
成歩堂が茜の耳元で小さく囁く。
茜は両手で自らの顔を覆った。成歩堂はそんな茜を見て更に発情する。
成歩堂は伸ばした手で茜の秘所を弄り回す。
「嫌っ、嫌ァァ・・・・!」
茜にとってこれは刺激が強すぎるらしい。先程よりも更に激しく喘ぎ始めた。
仮眠室に茜の喘ぎ声といやらしい水音が響き渡る。
成歩堂は茜の秘所を弄り回しながら時々茜の舌を求めてキスをするのだった。

やがて成歩堂は強く自己主張している自らの息子を外の世界に解放した。
そして息子を茜の秘所の入り口に触れさせる。
「入るよ・・・。」
成歩堂がそう宣告する。茜は何も言わずただ顔を静かに縦に振った。
そして成歩堂の息子が茜の中に進入した。
「・・・っ!痛いぃ・・・!」
接続部分から血が出てきた。茜が処女を失った証拠である。
成歩堂に飛んでいた理性が舞い戻ってきた。急いで息子を引き抜こうとする。
しかしそれは出来なかった。茜自身が成歩堂の行動を拒み、首を激しく横に振ったからだ。
「茜ちゃん・・・。」
「お願いします・・・。続けて・・・下さい・・・。」
成歩堂はもう後戻りできないこの状況を悟ると、息子を一気に奥まで挿しこんだ。
「はぁ、はぁ・・・。入った・・・。」
2人は落ち着きを取り戻すまで再び唇を重ねた。

「落ち着いたかい?」
「は、はい・・・。何とか・・・。」
茜は挿入の痛みからだいぶ落着きを取り戻していた。
「動くよ?」
「はい・・・。あぁっ、いやぁぁっっっ・・・!」
「つっ・・・!いいよ・・・!」
成歩堂が茜を秘所を確実に突いていく。茜も成歩堂の息子を優しく締め上げた。
「あん・・・、なるほど・・・さん・・・。あたし、もう・・・!」
茜が成歩堂の体に強くしがみついてきた。
「茜ちゃん・・・!いくよ・・・!」
「あぁぁっ・・・!」
成歩堂は果てる前に最後に残った理性を振り絞って茜の中から息子を抜いた。成歩堂の劣情が茜の腹の上にかかる。
成歩堂は茜の隣に倒れこむように横になった。
「茜ちゃん・・・?」
「ん・・・。」
茜は果ててしまって、意識が飛んでいた。


「どうして、僕はあの時あんなことを・・・。」
成歩堂は隣で裸で寝ている茜の髪の毛を優しく撫でながら呟いた。
茜の告白から始まり、衝動的に最後までやってしまったことに対する罪悪感が成歩堂を襲った。
しかし目の前で健やかそうに眠る茜の寝顔をみると、邪念という邪念はみな全て消え去ってしまった。
そんな自分自身を成歩堂は自嘲しつつ、明日(今日)の朝茜を駅まで送り迎えるため、もう寝ることにした。
願わくば今日のこの出来事を思い出話として笑いながら語り合える日が来ますように・・・。

698 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 00:12:03 ID:+ap6P6Ot]
一言だけ言うと



神 G J

699 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 08:38:09 ID:XWiZ5Orz]
とってもGJ

700 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 11:41:27 ID:B9qDy+ex]
GJ!!!!
茜がいじらしくて可愛い(*´д`)
9年後、2人が再会してこの時のことを思い出話として語り合い、
そしてお互い抑えられずに再びエチーするなんて続きを勝手に妄想してしまいますた。

701 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/19(火) 20:27:36 ID:NijLRY8Y]
GJ!

702 名前:オドロキ×みぬき1 mailto:sage [2007/06/20(水) 03:31:00 ID:rOkY9wBe]
オドロキみぬきが多いみたいですが、えぇい。投下。

「オドロキさんって女の子と付き合ったことあります?」
みぬきちゃんが事務所の椅子(といっても手品用のチェストだけど)に
腰をかけて足をぷらぷらさせながら聞いてきた。

「え? 何だって?」
その時オレは資料棚の整理に没頭中だった。全くこんなに埃がたまって・・。
ナルホドさんの辞書に「片付ける」の言葉はないのだろうか?
「女の子と、付き合ったこと、あるかって、聞いてるの!」
みぬきちゃんは怒ったように一句一句区切りながら声を張り上げた。
「あぁ、あるよ。もちろん」
やれやれ。怒らせるとしつこいからな。慌ててオレは答える。
「・・そう、なんだ。」
みぬきちゃんは何故だかふっとため息をつきながらつぶやいた。
「えっと・・、それがどうかした?」
「あの・・。みぬきね。今日、告白されたんです」
うつむきながらもごもごと答えてくる。
「へぇ〜! すごいじゃない!」
オレは感嘆の声をあげた。全くみぬきちゃんも隅に置けないんだから。
しかし、近頃の中学生は進んでるなぁ。オレには彼女の一人もいないのに。
「うん・・。でもね。みぬき、困ってるんです」
もてているみぬきちゃんは何故だか浮かない声だ。
「何で? あんまりタイプじゃないの?」
「・・うん・・。まぁ・・」
「そうかぁ。それは残念だ」
いくらもてても好みと違うのでは仕方がない。
さて、やっと書類の埃がなくなった。
後は、分類して・・・。
「もう! ちゃんと聞いてください!」
みぬきちゃんは椅子から降りてオレの目の前に立っていた。
真剣な顔をしている。

703 名前:オドロキ×みぬき2 mailto:sage [2007/06/20(水) 03:32:48 ID:rOkY9wBe]
「オドロキさんはみぬきのことどう思います?」
思いつめた顔で見られて、ドキリとする。

「・・どうって・・。魔術の子で・・。ナルホドさんの娘で・・」
思わずおどおどと声を詰まらせるオレに、みぬきちゃんがじれたように叫んだ。
「そういうことじゃなくて! 可愛いとか。可愛くないとか!」
「あ、あぁ・・。可愛いんじゃない?」
「いま、みぬきが言ったからつられて言ったんでしょう!」
「そんなことないよ。可愛いよ。すごく」
「本当?」
ちろりと顔を覗きこまれた。真ん丸の瞳がやばい。本当に可愛いかも。
「うん。本当に思ってるよ」
「みぬきのこと好き?」
「ん? あぁ、好きだけど」
何でそんな事を聞くのか、不思議に思いながら、流れに任せて答えた。
でも、まぁ嘘ではない。
ナルホドなんでも事務所の一員として信頼の置けるメンバーだと思っている。

「みぬきも・・!」
オレの言葉にみぬきちゃんは顔を上気させ幸せそうに顔をほころばせていた。
「みぬきも好き・・」
そう言うとみぬきちゃんはオレに抱きついてくる。
そして目を瞑り顔を上にあげた。
ぷっくりとした桜ん坊のような唇がつややかに光っている。

唇があまりにも愛らしかったからか。

そのときオレは、相手は子供だとかナルホドさんの娘だとかが、
何故だか気にならなくなっていた。
気がつくと、何かに魅入られたように唇をあわせていた。

704 名前:オドロキ×みぬき3 mailto:sage [2007/06/20(水) 03:35:51 ID:rOkY9wBe]
ぎゅっと抱きしめるとみぬきちゃんの心臓の音がすぐ近くで聞こえる。
積極的な行動とは裏腹にドクンドクンとすごい勢いで脈打っていた。
緊張、してるんだ。
みぬきちゃんの緊張がオレにもうつってきたようだ。顔があつい。
「オドロキさん。顔、赤いです」
唇を離すとみぬきちゃんが笑いながら言ってきた。
「みぬきちゃんこそ」
みぬきちゃんは顔を上気させ夢のように笑っている。桜の妖精みたいだった。
「あの、お願いがあるんです」
何でも叶えてあげたいと思った。
「みぬきの・・。はじめての人になって欲しいんです」

「・・わかった」
オレはうなづくとみぬきちゃんのワンピースの肩ひもをずらす。
胸に手をいれるとみぬきちゃんはビクッと肩をこわばらせた。
「大丈夫だよ。オレにまかせて。」
まだ、淡いふくらみの乳房をゆっくりとなでる。
そして、乳首を円を描くように転がしていく。
「ん・・ふぅ・・」
みぬきちゃんの息がだんだん荒くなってきた。
乳首もぷっくりとたってきている。
「キス・・キスしたい、です」
息を弾ませながらみぬきちゃんがつぶやいた。
それがすごく色っぽくて下半身がぞくりとなる。
「うん。」
オレが顔を近づけるとみぬきちゃんから唇をあわせてきた。
ちゅっちゅと小鳥のようにせわしなく口付けてくる。

・・可愛いな。たまらなくなってきた。

705 名前:オドロキ×みぬき4 mailto:sage [2007/06/20(水) 03:44:05 ID:rOkY9wBe]
下腹部に手を伸ばし、うっすらとした茂みの中に指をいれた。
まだ何もしていないのにとろりとした愛液が溢れている。
「はじめてなのに。すごいね」
オレがそう言うとみぬきちゃんはますます顔を赤らめた。
「・・はじめて、だから・・。すごく・・て」
口付けをしながら、溢れた愛液をクリトリスにまぶし、軽く指の腹でこする。
「あ・・やぁ・・」
ますます液が溢れて指を伝う。

そんなみぬきちゃんの様子にオレの方も我慢できなくなってきた。
「すごく。痛いと思うけど。力、ぬけるかな」

下着を脱ぐとオレのシャトルがひゅんと弓なりのように揺れる。
「ふふ・・。髪の毛と同じですね」
それをみてみぬきちゃんがコロコロと笑った。
・・まぁいい。笑ってくれた方がリラックスできるし。
「・・いくよ」
シャトルをみぬきちゃんの入り口にあわせる。
そして一気に腰を落とし、貫いていく。
「・・いたい! いたぁ! 痛いよ・・! や、あ。やめ・・!」
直前まで笑っていたみぬきちゃんだったが、やはり相当な激痛なのだろう。
足をばたばたと力の限り振るわせ、はずそうと腰をひいてくる。
「こ、ここ、で。やめたら・・。もっと痛いんだよ」
オレはみぬきちゃんのキックの洗礼を受けながらも、心を鬼にして腰をしずめる。
膣がキリキリに絞め殺さんばかりにきつくなっていくのを、なだめながら押し進める。

「・・全部。入ったよ」
「・・本当?」
「本当だよ。いまは痛い?」
「うぅん。・・大丈夫」
みぬきちゃんがそろそろと結合部分に手をのばす。
オレのシャトルは、すっぽりと秘所につつまれ、見えなくなっている。
「これって、入ってるんだね」
ホッとしたのか、みぬきちゃんはやっと笑顔をみせた。
「すごいな。入っちゃうんだぁ」
オレのお腹をするりとなで草むらに指をからませる。
「良かった・・。これで、痛いの終わりだよね」
そう言われて、オレは困ってしまった。
「ごめん。これから、ちょっと動くんだ」
みぬきちゃんの笑顔が石の様に固まる。
そんなみぬきちゃんがたまらなく愛しくなってオレはまた口付けていた。



706 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/20(水) 10:34:54 ID:A96o/7m1]
GJ!!
続き待ってます!!

707 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/20(水) 15:38:50 ID:bH/QL8lQ]
つつつ続きを!!!!!

708 名前:オドロキ×みぬき5 mailto:sage [2007/06/21(木) 11:02:37 ID:ykFH9Q/J]
>>702-705ですが、よ〜し!はいったぞ!で、終わりのつもりだったんですけど
中途半端だったかな?・・
続きを書き足したので良かったら見てください。


「一番痛いところは終わったからね。大丈夫」
オレはみぬきちゃんの髪の毛をなでながら言った。
くせのないさらさらとした手触りが心地よい。
「息を吸って、吐いてってしてごらん」
みぬきちゃんは慎重な面持ちでそれに従う。
「すー・・はー・・・」
「動くよ」
ゆっくりと腰を動かす。
抜き差しするたびにクチュッと湿った音が部屋に響いた。
みぬきちゃんが呼吸するごとに胸が上下する。
まくりあげたワンピースの下から、薄茶色の小さな乳首が見え隠れしていた。
乳首を口に含み、舌で転がす。
「ひゃ・・」
膣がきゅんと収縮した。
「・・や、ん・・」
みぬきちゃんはむずがゆそうにもぞもぞと身体をくねらせた。
オレはかまわず抜き差しを繰り返しながら、乳首を舌で撫で上げていく。
「な、なんか・・へんなかん・・じ」
荒い息を吐きながらみぬきちゃんが言う。
「オ・・オドロキさん・・も・・抜いて・・」
「痛い?」

709 名前:オドロキ×みぬき6 mailto:sage [2007/06/21(木) 11:05:23 ID:ykFH9Q/J]
みぬきちゃんは眉根を寄せていまにも泣き出しそうな顔をしている。
「おしっこ・・もれ・・そう・・」
その言葉にゾクッとした。
オレのものがみぬきちゃんの中で一際大きくなってしまう。
「わ、わかった。」
最初よりも激しく腰をグラインドさせていく。
どのみちスイッチが入ってしまったようで、自然と動きがはやくなる。
「はや・・はやく・・! もれ・・ちゃぅ・・」
みぬきちゃんのかすれた声が甘い快感をよぶ。
「う・・うん・・。オ、オレもい・・く・・」
急いでシャトルを引き抜く。みぬきちゃんのおなかに白濁したものを放った。

余韻に浸る間もなく、みぬきちゃんは、オレがざっと身体をティッシュで拭ってあげると
すぐにトイレに駈け込んで行ってしまった。
トイレに間に合ってほっとしたような。残念なような。
シャトルにはみぬきちゃんの血液がついていたようだ。
ティッシュで拭うとピンク色にそまった。

着ていた洋服を洗濯機に放り込みスタートさせる。
それから2人でシャワーを浴びた。
石鹸をふわふわに泡立てて、お互いを洗いあう。
泡に包まれた乳房はマシュマロのように柔らかで、股間がうずく。
再び大きくなったオレを見て、みぬきちゃんはイタズラっぽく笑った。

とても幸せな一日だった。
こんな日がずっと続いたらいいなと思った。


まさか、実の妹だなんて、この時のオレには思いも寄らないことだった。

710 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/21(木) 15:36:34 ID:fWSPMnqT]
お、終わり…?
GJ乙です!!!

711 名前:709 mailto:sage [2007/06/21(木) 18:34:00 ID:ykFH9Q/J]
>>710
書いているうちに何かエロの神様が降りてきたみたいで
オド×ミヌつづきそう・・です。妹万歳!
ただ、他のオド×ミヌ職人さんがGJ過ぎだから、かぶらないように考え中です。
できたら、また投下します。

712 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/21(木) 22:03:42 ID:J+6+9FRx]
GJ!
しかし、この二人が種違いの兄妹じゃなけりゃあ
もっとエロネタ投稿されてたんかね?

713 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/22(金) 00:15:12 ID:oylRettd]
みぬきの幼さ(実年齢・外見ともに)もネックなんじゃないか?
真宵のエロですら抵抗あるって人も結構いるくらいだから
真宵より幼いみぬきはもっと辛いんではないかと

714 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/22(金) 06:07:44 ID:CJKHVoCh]
つまり、茜最高や!ってことか

715 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/22(金) 13:12:20 ID:n4ggmqnm]
真宵たんの話題も出たことだしナルマヨを待ってみる



716 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/22(金) 15:53:34 ID:vblyuAAs]
七年前のまこととガリュウ兄を待ってみる

717 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/22(金) 16:21:31 ID:BEpwuJG+]
攻略本で魔性の女と言われた優海を待ってみる

718 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/22(金) 21:38:12 ID:n8PI6j4R]
北と南のみなみ×たきたを待ってみる

719 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/22(金) 23:12:35 ID:oquTCiwb]
>>716
任せてくれ

720 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/22(金) 23:13:01 ID:I8LPUb3t]
>>715
禿同。
そろそろナルマヨが読みたい(*´Д`) 

721 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 01:02:17 ID:oZjSCOlH]
>>719
俺にはもうwktkの文字しか見えない

722 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 03:59:25 ID:N/tqQbNX]
>>719
任せた!

723 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 04:53:07 ID:He1PEUBV]
33歳御剣×26歳冥を待つ

724 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 09:07:22 ID:3moqE2l2]
茜待ち

725 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 09:49:02 ID:bVp67ts7]
DSで逆裁2までやったら、とても御剣×冥が読みたくなったので神町



726 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 10:40:16 ID:yCz6vCzM]
そういえばナルミヌってないんだね
やはり親子だから抵抗あるのかな(偽だけど)

727 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 11:57:29 ID:q9qzSdxo]
年齢差もなあw

728 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 13:25:05 ID:71A5od+h]
血の繋がった兄妹よりはまだましだと思うがナルミヌ

729 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 13:28:50 ID:yCz6vCzM]
wiki見たらナルハミやゴドハミがあったから
てっきりあるのかと思ってたんだけどなぁ>ナルミヌ

730 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 13:36:56 ID:71A5od+h]
確かにあれ見てたら年の差なんて大した問題じゃないように思えるな

731 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 15:13:19 ID:1SzzxFZ3]
>>729
ゴドハミあったか?
見つからない・・・

732 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 17:57:36 ID:un5Leq33]
ナルミヌと聞いたら鬼畜展開しか思い浮かばん…

733 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 18:27:45 ID:yCz6vCzM]
>>731
ごめん、なかった・・・!
多分、ゴドメイとハミノコが上下にあったもんで読み間違えた

仲良し親子として大好きなナルミヌだけど
エロがあるのなら読んでみたい気もする

734 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 19:20:13 ID:xjvAkUxs]
お前ら・・・www

735 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 20:23:26 ID:71A5od+h]
>>732
ナルミヌで鬼畜しか思い浮かばないって
ナルホドをどんなやつだと思ってんだ



736 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 21:10:53 ID:7//DFmRf]
若ミツルギと若チヒロさんってアリ?

737 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 21:18:21 ID:XFsmfz+z]
>>736
おおいにありです。

738 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 21:23:21 ID:JVLXWriQ]
>>736
おおありだー!!

739 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/23(土) 21:41:23 ID:EXHHMDhC]
こありだー!

740 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/24(日) 00:13:53 ID:U+7H9HEv]
ありだー!
ほぎー!

…スマン、つい

>>735
みぬき相手だと、ニット帽のナルホドだろ?
なら普通に鬼畜イメージ強いとオモ

741 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/24(日) 01:04:12 ID:cbhCeQF4]
みぬき「ほらほら、へばってないで。まだ大丈夫でしょ、パパ」
成歩堂「も…もう無理、だって……。僕の年のコトも考えてくれよ……」
みぬき「そんな事言って。みぬき、解ってるんだから。ほら、ここをこうすると……」
成歩堂「アッー!」
みぬき「ほら、こんなに元気になった」
成歩堂「それは……反射運動……」
みぬき「そんな、遠慮しなくてもいいんだよ。みぬきはパパの寂しさを紛らわせるためにやってあげてるんだから」
成歩堂「う、うそだ……黒い…サイコロックが……」

こうですか?わかry

742 名前:名無しさん@ピンキー mailto:odoroki [2007/06/24(日) 10:29:59 ID:wRq0utb5]
王泥喜×みぬき
うp主トンクス

743 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/24(日) 19:07:29 ID:zrfsawJq]
>>741
ちょ…wwww
GJ!!!

744 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/24(日) 21:06:04 ID:7W5o56Wu]
そうなの?

745 名前:ナルホド×みぬき mailto:sage [2007/06/25(月) 00:40:27 ID:+15Jc4N9]
 事務所のソファーに座ってテレビを見ていた成歩堂の目の前に、マグカップが置かれた。顔を上げると、お盆を持ったみぬきがにこにこと微笑んでいる。
 ありがとう、と笑うとみぬきも大層満足そうな顔をし、続けて成歩堂の隣に座っている王泥喜にもカップを渡した。
 王泥喜は僅かに驚いた顔をしたものの、すぐにみぬきに礼を言う。未だ熱い珈琲に息を吹き掛けながら、王泥喜は感心したようにみぬきを見上げた。
「みぬきちゃんってなんていうか……しっかりしてるし、気がきくよね。まあ成歩堂さんが成歩堂さんだから仕方ないとは思うけど」
「……君はぼくを馬鹿にしているのかな?」
 二人のやり取りに無邪気に笑いながら、みぬきは成歩堂達の向かいに座る。細い足を前後に揺らし、視線を成歩堂に向けた。
「みぬきがこんなになったのは、ある意味パパのせいなんだよね」
「参ったなあ……」
 成歩堂は笑って頭をかいた。実際は口先ばかりで、心にも無いことではあったが。
 しかし、王泥喜はそんな成歩堂に冷ややかな視線を向けている。どうやら見抜かれているようだ。
「みぬきちゃんはいつお嫁に行ったって全然大丈夫だね。成歩堂さんもその時の為に、自分の身の回りの事位、きちんと自分で出来るようでいないと駄目ですよ」
 王泥喜は珈琲を啜りながらそんなことを言う。成歩堂は少なからず腹が立ったが、王泥喜の言うこともあながち間違ってはいなかったので、黙ってカップに口を付けた。
 みぬきもいつかは居なくなる。分かってはいるが、その時の事を思えば、少し淋しかった。

 みぬきは、この何処かしんみりとした成歩堂の雰囲気を、いち早く感じ取ったようだった。それだからなのだろうか、驚いたように目を丸くすると、口元に手を宛てる。
「やっだー! 何言ってるんですか、オドロキさん」
「「え?」」
 その余りにもあっけらかんとした物の言いように、成歩堂と王泥喜はほぼ同時に顔を上げる。
 みぬきはソファーの上で数回跳ねると、にこにことそれこそ子供らしい、無邪気な笑みを浮かべた。

「みぬきは、大きくなったらパパと結婚するんですよ!」

 王泥喜が勢いよく珈琲を噴いた。



746 名前:ナルホド×みぬき mailto:sage [2007/06/25(月) 00:48:02 ID:+15Jc4N9]
「汚いなあオドロキ君……」
 王泥喜は大層慌てている。辺りを見回しているが、御望みのティッシュ箱がテーブルの上に置いてある事には未だ気付いていないようだった。
 仕方なくそれを差し出すと、王泥喜は勢いよく数枚引きずり出して口を押さえた。
「何故そんなに慌てているのか理解に苦しむね」
「な、何を言っ……! その、だって、だから」
「君こそ何を言ってるんだよ。『大きくなったらパパと結婚したい』、なんて、とても子供らしい素敵な考えじゃないか」
「そ、れはそうですけど……。でも」
「でも、何だよ?」
 まったく要領を得ない王泥喜の抗議に、成歩堂は溜息をつき、珈琲を口に含む。とそこに、みぬきの明るい声が割り込んだ。
「パパとみぬきは血が繋がってませんからね! こっそり赤ちゃん作るくらいなら、できるんじゃないですか?」

 今度は成歩堂が珈琲を噴く番だった。

747 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 07:23:21 ID:z5zBnA+B]
wktk

748 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 07:25:17 ID:SklwjMX9]
うっかり萌えたw
最初「これは…3Pか!」と思ったのはナイショ

749 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 17:02:44 ID:j2f9IC8f]
>>745
GJ!!

750 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 18:32:43 ID:nbNFyrW0]
激しくGJ

751 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/25(月) 22:44:09 ID:E6NAG3/2]
>>745
コーヒー吹いたww
GJ!

752 名前:なるほど×みぬき3 mailto:sage [2007/06/26(火) 00:36:27 ID:zwjmmaTl]
本当はあの後
「こうですか?わか(ry」
と続けようとしたんだが、なんかアレなんで続ける事にする。ギャグっぽく。
文才無いが許して欲しい。



「な、成歩堂さん! 貴方は一体、ど、どういう教育を……!」
 ガタン、と大きく音をたて、王泥喜が立ち上がった。成歩堂に指を突き付けるながら、ふるふると震えている。呆れているのか怒っているのか驚いているのかわからなかったが、成歩堂自身もみぬきの発言に珈琲を噴く程驚いているのだから、弁解のしようがなかった。
「そ、それは誤解だ、としか言えないね……。……えーとね、みぬき」
 成歩堂は口元を拭うと半分強張った笑顔をみぬきに向ける。みぬきは「なあに?」と首を傾げた。子供らしい、可愛い仕種、だ。
「確かにぼくとみぬきは血は繋がってないさ。でも法律とか道徳とか、いろんな問題があってね」
 うん、うん、とみぬきはただ相槌をうっている。その様子に、成歩堂は胸を撫で下ろした。そうして一通り、倫理と道徳と触れる法律についてを説明する。
「……だから、みぬきとぼくの赤ちゃんとかは駄目なわけ。わかったね」
 と、念を押した。
 ……が。
「だから、こっそり?」
 全然わかっていなかった。背後で王泥喜がぎゃあと悲鳴を上げたのが聞こえた。頭が痛い。
 成歩堂はくたとソファーの背もたれに頭を預けた。横目で、未だ呆然と立ち尽くしている王泥喜を見る。
「君がやってくれよ、オドロキ君……。ぼくにはもう無理だ」
「おお、俺だってできませんよ! そ、そんなハレンチな……」
「君はいつの時代の人間なんだよ」
 成歩堂が現実逃避をしている内に、ソファーが一段沈み込んだ。王泥喜の、成歩堂の隣に向けた引き攣った笑顔に、成歩堂も視線を移す。そこには当然ながらみぬきが座っていて、成歩堂は自分の娘だというのにしばらくその笑顔から目が離せなかった。
 ……怖くて。
「ねぇパパ」
「何、かな」
「みぬきも赤ちゃん欲しい」
「……そういう事はオドロキ君に頼みなさい」
「ええッ!」
 急に振られた王泥喜は目を白黒とさせた。その上みぬきが期待に満ちたような目で見つめてくるものだから、だらだらと冷や汗を流す。
 そして、その結果。
「す、すみません成歩堂さんッ!」
 王泥喜は逃走した。
「ええええ! ち、ちょっとオドロキくん!?」
 成歩堂の必死の呼びかけも無視され、無情にも事務所の戸は閉められた。更には、階段を駆け降りる音まで聞こえたのだった。

753 名前:なるほど×みぬき3 mailto:sage [2007/06/26(火) 00:37:39 ID:zwjmmaTl]
本当はあの後
「こうですか?わか(ry」
と続けようとしたんだが、なんかアレなんで続ける事にする。ギャグっぽく。
文才無いが許して欲しい。



「な、成歩堂さん! 貴方は一体、ど、どういう教育を……!」
 ガタン、と大きく音をたて、王泥喜が立ち上がった。成歩堂に指を突き付けるながら、ふるふると震えている。
 呆れているのか怒っているのか驚いているのかわからなかったが、成歩堂自身もみぬきの発言に珈琲を噴く程驚いているのだから、弁解のしようがなかった。
「そ、それは誤解だ、としか言えないね……。……えーとね、みぬき」
 成歩堂は口元を拭うと半分強張った笑顔をみぬきに向ける。みぬきは「なあに?」と首を傾げた。子供らしい、可愛い仕種、だ。
「確かにぼくとみぬきは血は繋がってないさ。でも法律とか道徳とか、いろんな問題があってね」
 うん、うん、とみぬきはただ相槌をうっている。その様子に、成歩堂は胸を撫で下ろした。そうして一通り、倫理と道徳と触れる法律についてを説明する。
「……だから、みぬきとぼくの赤ちゃんとかは駄目なわけ。わかったね」
 と、念を押した。
 ……が。
「だから、こっそり?」
 全然わかっていなかった。背後で王泥喜がぎゃあと悲鳴を上げたのが聞こえた。頭が痛い。
 成歩堂はくたとソファーの背もたれに頭を預けた。横目で、未だ呆然と立ち尽くしている王泥喜を見る。
「君がやってくれよ、オドロキ君……。ぼくにはもう無理だ」
「おお、俺だってできませんよ! そ、そんなハレンチな……」
「君はいつの時代の人間なんだよ」
 成歩堂が現実逃避をしている内に、ソファーが一段沈み込んだ。王泥喜の、成歩堂の隣に向けた引き攣った笑顔に、成歩堂も視線を移す。
 そこには当然ながらみぬきが座っていて、成歩堂は自分の娘だというのにしばらくその笑顔から目が離せなかった。
 ……怖くて。
「ねぇパパ」
「何、かな」
「みぬきも赤ちゃん欲しい」
「……そういう事はオドロキ君に頼みなさい」
「ええッ!」
 急に振られた王泥喜は目を白黒とさせた。その上みぬきが期待に満ちたような目で見つめてくるものだから、だらだらと冷や汗を流す。
 そして、その結果。
「す、すみません成歩堂さんッ!」
 王泥喜は逃走した。
「ええええ! ち、ちょっとオドロキくん!?」
 成歩堂の必死の呼びかけも無視され、無情にも事務所の戸は閉められた。更には、階段を駆け降りる音まで聞こえたのだった。

754 名前:ナルホド×みぬき4 mailto:sage [2007/06/26(火) 00:58:37 ID:zwjmmaTl]
(ま、参ったなあ……)
 閉まった戸を見つめながら、流石の成歩堂も今度という今度は本当に参っていた。しかし、未だみぬきが冗談を言っている可能性もあるのだと思い直す。
 王泥喜はもう今日は戻って来ないだろうと潔く諦め、成歩堂はみぬきと向き合った。
「中々面白い冗談だったよ、みぬき。オドロキ君、本気にして出ていっちまった」
 はははと笑って見せたのだが、みぬきは先程とは打って変わって真剣な顔付きをしていた。これには成歩堂も唖然とする。
「……みぬき?」
 成歩堂はみぬきの髪に手を伸ばす。少し顔にかかっていた右の前髪を退けると、みぬきは再びにこりと笑った。成歩堂もつられて笑う。
「うふふふふ」
「ははははは」
「パパ、ちゅーして」
「……は、いや、……え?」
「ちゅー」
「……」
 いつの間にか、みぬきは目をつぶっている。成歩堂は少し迷ったが、キスくらいなら、とみぬきの額に唇を押し付けた。
「……はい」
「…………」
 唇を離すと、不満げにむくれているみぬきと目が合った。凄く何か言いたそうに睨んできているし、自分もそれが何か判る気がするのだが、判りたくないので無視する事に決める。
 成歩堂がみぬきから目を逸らしても尚視線を感じる物だから、仕方なしに成歩堂はリモコンに手を伸ばし、テレビの音量を上げた。
 未だ、みぬきは見ている。もうこうなったら、これは根競べのようなものだった。

 そして、5分ほど経っただろうか。
 みぬきがソファーから立ち上がった。成歩堂は横目でそれを確認すると、安堵する。
 助かった……と、そう思った。
 しかしみぬきは何処に行くでもなく、成歩堂の膝の上に腰掛けたのである。
 成歩堂の目の前に、テレビ画面を塞ぐようにみぬきの笑顔が広がった。
「パパ」
「…………、はい?」
「みぬき、パパの赤ちゃんが欲しいの」
 みぬきの両腕は成歩堂の首に回されており、みぬきの両足は成歩堂の胴を挟んでいる。しっかりと身動き出来なくなった状態で、成歩堂は冷や汗が自分の背を伝って行くのを確かに感じた。

755 名前:名無しさん@ピンキー [2007/06/26(火) 01:14:30 ID:zqFtynP+]
ナル×みぬっていうかみぬ×なるGJ!!!
続きが気になるー。待ってマス!!



756 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/26(火) 06:53:56 ID:iZ5zjJaG]
読んでるうちに成みぬもアリだと思った。
続きテラ期待。

757 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/26(火) 17:23:52 ID:nUvLVaPE]
やべぇこのみぬきはやべぇwwwwwww

758 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/26(火) 18:35:28 ID:F7bizSlc]
GJGJ!!!!
ナルホドが段々と弁護士時代の性格に戻っているのもおもしろい。
続き待ってます!!

759 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/26(火) 19:59:22 ID:YJUn3Xzy]
う〜ん・・・・・・

760 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/26(火) 20:57:43 ID:yCRMo7Bk]
続き待ってるぞ!!

761 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/26(火) 21:05:37 ID:mNVXS7B0]
なにこのみぬきタン。テラ小悪魔!
GJ!
エチなしももえるなぁ

762 名前:名無しさん@ピンキー mailto:age [2007/06/26(火) 21:09:42 ID:jzfkAkGi]
こ、ここでマヨイの乱入希望…と呟いてみる

763 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/26(火) 22:00:29 ID:OssBnj7N]
前作キャラと新作キャラで3Pかw
今まで無かった展開ではある?


764 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/26(火) 22:37:17 ID:F7bizSlc]
前作キャラと新作キャラの3Pといえば、
このスレの最初のほうで、霧人&響也×冥っぽいのがあったな。
未完だけど…
もし作者が見ていたら、続きを是非お願いします。
密かに気になっていたので。

765 名前:名無しさん@ピンキー [2007/06/26(火) 22:55:59 ID:+hdBthLU]
逆転裁判ネタで
凌辱レイプ物の定番と言えば小中×千尋くらいだよね?



766 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/26(火) 23:48:49 ID:sABL0I2m]
>>764
スレの最初の方とか言うから最初の方見直してたんだ。
そしたら妙にオド×まこが読みたくなっちまった。責任とって書いてくれ。

767 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/26(火) 23:58:51 ID:Qng/Zg76]
俺は人妻冥と検察側四角関係が見たくなった

768 名前:なるほど×みぬき5 mailto:sage [2007/06/27(水) 03:21:02 ID:bZmir9wh]
 久しぶりの経験だった。それは遥か昔、法廷で手強い検事達に追い詰められた時の感覚に酷似している。だがあの時は検事席やら弁護席やら裁判長やら、色々なものを間に挟んでいたわけで、今のように吐息がかかる程の近さで繰り広げられたものではなかった。
(というか吐息がかかる近さにあいつらが居たらそれはそれで嫌なんだけど)
 確実に法廷と今とでは危機感が違う。何と言うか、意味的に。
 身動きは取れなかったのだが、成歩堂は出来るだけみぬきから離れようとソファーの背もたれに体を押し付けた。みぬきの顔が、少しだけ遠ざかる。みぬきの大きな瞳がやけにキラキラしているのが更に成歩堂の不安を煽った。
 成歩堂は、みぬきの説得を試みる。
「みぬき」
「なあに?」
「赤ちゃんっていうのは、コウノトリが運んでくるんだよ」
 出来るだけ平常を装いそれだけ告げると、みぬきは手を頬に当て、少し考えるそぶりを見せた。しめた、と成歩堂は思う。これなら逃げ切れるかもしれない。
「だから、ぼくに跨がってても赤ちゃんはできないんだ」
 ホントはできるけど、という言葉は飲み込む。今時こんな嘘で騙される人がいるだろうかとは思ったのだが、他に上手い嘘が思い付かなかったのだ。
 だがみぬきは騙される人だったようで、本格的に黙り、そして考え込むように俯いてしまった。成歩堂は心の中でガッツポーズを取る。
「さ、みぬき。おりて一緒にトノサマンのDVDでも見ようか」
「――よ」
「え?」
 みぬきが俯いたまま、何やら呟いた。それはとても小さな声だったので、成歩堂は聞き返す。
「何、みぬき?」

「ガッツポーズにはまだ早いよ、パパ」

 みぬきは勢いよく顔を上げ成歩堂を見つめ、そしてとてもとても愛らしく笑った。
 そして成歩堂は、そろそろ泣いてもいいんじゃないかと思った。
「パパ、みぬきを幾つだと思ってるの? もう中学生なんだよ? そういうお勉強だって……せーきょーいく、っていうの? してるに決まってるじゃない!」
「…………」
「ね!」
 開いた口が塞がらなかった。近頃の中学生はなんと早熟なのか。自分のときはどうだったろうかと成歩堂は過去に思いを馳せる。現実逃避に近かった。
 そしてそのポカンと開いたままだった口を、
「……っ!」
 みぬきが塞いだ。



エロパロスレなのにエロパートが苦手なので今日は一つだけ。
明日また頑張る

769 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/27(水) 07:24:39 ID:FnjuQzUb]
冥が裁判で有罪を勝ち取った人物が暴力団の最高幹部の一人で冥は恨みを買ってしまう

そして冥に迫る魔手。クロロホルムを染み込ませた布で口を塞がれ自慢の鞭を振るう暇もなく拉致されてしまう
気が付いた時には両手を鎖で縛られ天井から吊され周りを男に囲まれていた
報復として暴行されるか殺されるかは覚悟していた故に気丈に振る舞い強気の態度を取るが
それの行動が女にとってある意味で殺された方がマシと思える程にキツイ地獄の宴が始まるキッカケになろうとは思いもせずに

数週間後、身体中を白濁色の液体にまみれ
全身には自慢の鞭で何度も痛め付けられた生々しい傷が至るところにあり
アソコはガバガバでアナルには自慢の鞭が差し込まれている
変わり果てた姿となった冥が路上に放置される

770 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/27(水) 07:28:18 ID:JDl0vC9z]
みぬき!みぬき!みぬき!

771 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/27(水) 13:07:25 ID:CT/4qmRl]
御剣と冥の新婚生活とか読みたいな

772 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/27(水) 13:43:26 ID:5rdEwOpH]
ラミロアさんが見たいな

773 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/27(水) 20:14:55 ID:+SCBFIqH]
う〜ん・・・・・・

774 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/27(水) 21:04:14 ID:J1vvipwe]
>>768
頑張ってくれ!

775 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/27(水) 22:40:30 ID:awjEZBc4]
>>746
スゲーイイ!!
成歩道が昔の成歩道みたいでイイ



776 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/27(水) 22:51:10 ID:MLgboiIu]
>>772

年の割りに‥‥と言っては失礼だろうけど、ふくよかで形の良い胸から腰に手を伸ばすと、
はじめて見る、女性の妊娠線というのに行き当たった。
うっすらと白い線が皮膚の中に波打つ様は不思議な光景だ。

「ラミロアさん、子どもを生んだことがあるんですね」
「ええ」
ラミロアさんの顔がかげる。
「私には残念ながらその記憶もなくて、その子にとても悪いことをしていると思っています」

その俯いた顔を見ながら、不適切な質問をした自分が嫌になった。
彼女だって好きで記憶喪失になんてなったわけじゃないのに。

「あ‥‥」
返す言葉もなく、黙ってその妊娠線の浮いた皮膚に唇をつける。
ふわふわとしたその感触は、先ほどまでむさぼった胸にも劣らないような不思議なものだ。
指先をそっと下に伸ばす。抑えようとする細い腕を捕らえ、衣服の上から谷間をさする。
わずかに漏れた声に、指先の力が増した。

依頼者とこんな関係になるなんて、きっと弁護士としては最低の行為だろう。
それでもオレは、もうその背徳の行為を止めることができなかった。



みぬきよりもっとまずいだろこれ。


777 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/27(水) 23:26:20 ID:sWKm/AUX]
まずい だがそこがいい
息子×母大好物だ

778 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/28(木) 02:35:32 ID:pj9XWnYF]
ワッフルワッフル

779 名前:名無しさん@ピンキー [2007/06/28(木) 03:27:43 ID:5sGsrDyv]
>>768 深夜にありがとう。(´;ω;`)
すごいおもしろいー。続き楽しみにしてます。
微笑ましい。(ノω・*)

780 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/28(木) 10:12:04 ID:hhGNHltm]
成みぬも王ラミも続きが読みてぇ!!!

781 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/28(木) 20:31:25 ID:elJnJp9k]
う〜ん・・・・・・

782 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 09:28:06 ID:jhDRND6O]
流れをぶった切って申し訳ないのだが、
こんな朝っぱらから御剣×冥のエロが浮かんできたので投下します。
お付き合いください。

783 名前:御剣×冥1 mailto:sage [2007/06/29(金) 09:30:22 ID:jhDRND6O]
『ベッドサイドの作戦会議(逆転を継ぐ者 御剣・冥サイド)』



 赤いフィアットの運転席でハンドルを握る御剣怜侍の目に、目的地である検事局の建物が映った。
 さらに、その瀟洒な建物の前に佇む人影を捉える。
 御剣はその人物の前まで来ると静かに車を停止させた。
 運転席に着いたままサイドのボタンで助手席のドアロックを外すと、その人物が助手席に滑り込んでくる。
 彼女の纏っている上品な香りが車内に広がった。

「少し待たせたようだな、メイ」

 助手席でシートベルトを閉めているのは狩魔冥。
 御剣の問いかけに、彼女は軽く首を振った。
「いいえ、たいしたこと無いわ。それより久しぶりね、レイジ」
「そうだな。……半月ぶり、ぐらいだろうか」
「あら、あなたの認識はその程度なの? 実際は3週間ぶりよ」
「そうだったか。随分寂しい思いをさせたな」
「見縊らないで。私だって忙しかったのよ。寂しがってる暇なんて無かったわ」
「………それは失礼した。私の方はここ最近、君のことばかり考えていたのでな」
「嘘ばっかり。昨日まで連絡一つ寄越さなかったくせに」
「だからその分、今こんなにも寂しがっているのだ」 
 御剣は手を伸ばし、助手席の冥に触れる。
 そのまま顎を引き寄せ、何度か短いキスを交わした。



784 名前:御剣×冥2 mailto:sage [2007/06/29(金) 09:32:31 ID:jhDRND6O]

「……どこへ連れて行ってくれる?」
 唇が離れると、少し乱れた髪を直しながら冥が聞く。
「まずは食事だな。この近くのホテルのレストランが良いらしい。今日は私もそこへ宿泊することにしている」
「任せたわ」
 二人の乗った赤い車は滑るように走り出した。
 すでに夜の帳が降りていたが、こうこうと灯る街灯のお陰で安全に走るのに支障は無いようだ。


 御剣と冥が恋人同士になったのは葉桜院の事件の直後だった。
 あれから7年。
 優秀な検事である二人は、日本とアメリカを中心に世界中を飛び回る生活を送っていた。
 忙しすぎて会えない日も多いが、会えた日は恋人として、会えない日も検事という同じ目標を持つもの同士として。
 お互いを支えあい、高めあい、そして求め合ってきた。

 そんな二人が、ここ7年の間で最も心を痛めたのは、成歩堂龍一の件だ。
 成歩堂の胸からバッジが消えたあの事件のことを、御剣と冥はアメリカで聞いた。
 すぐに飛行機をチャーターして日本に駆けつけたが、既に後の祭り。
 左胸から消えた輝きは、もう戻ることは無かった。
 そして今も、その光は消えたままだ。


「……なかなか美味しかったわね。どこで聞いたの? このホテルの情報」
 二人は、白いクロスのかかったテーブルを挟んで向かい合い、食後の紅茶を味わっていた。
「君の同僚からだ。以前ある事件で知り合いになった」
 御剣は今、冥と同じアメリカで検事をしていたが、彼女とは別の州にいる。
 多少遠距離になるため、どうしても会う時間が取れない。
 今回はたまたま、冥のいる州へ出張になったため、こうして会うことが出来たのだ。
 
 しばらくして、二人のティーカップから琥珀色の液体が無くなった。
 手にしていたカップを静かに置くと、御剣は立ち上がる。
 レストランに来る前にフロントに寄り、チェックインは済ませていた。
 御剣はテーブルの隅にあったルームキーを手にすると、冥の側に回り、彼女の椅子の背もたれに手を置いた。
「そろそろ行こう」
 軽く口角を上げながら、真っ直ぐ冥を見つめる。
 見つめられた冥は、少し神妙な顔で頷いた。
 

     *************************


785 名前:御剣×冥3 mailto:sage [2007/06/29(金) 09:33:47 ID:jhDRND6O]


 二人を最上階の部屋へと導くエレベーターの中で、御剣は冥の身体に腕を回した。
 冥は御剣の胸に軽くもたれ、彼の鼓動を聞いていた。
 振動を抑えるため、ゆったりと動くエレベーターが何故か酷くもどかしく思える。
 言葉を交わすことは無かった。
 上昇を示すエレベーターの表示を見ながら、ただ、浮き足立つような感覚を抑えていた。
 

「……!」
 部屋に入るなり御剣は冥を力強く抱きすくめた。
 いつもとは違う、あまりに急いた行動に冥は驚き、思わず彼から離れる。
 御剣はそんな冥を再び捕まえ、腕の中に閉じ込めた。

「どうしたの? 今日は随分焦っているように見えるわ」
 抱き締められたまま、顔だけを上げて聞く。
「済まない。だがもう待てないのだ」
「レ……」
 冥の言葉は御剣の唇によってかき消された。
 いつも初めは触れるような優しいキスで緩やかに深度を増すのだが、今日は初めから激しく舌を侵入させてくる。
 貪るように舌を絡ませる御剣に、冥は戸惑った。

「レイジ、レイジっ……! 待って、シャワーくらい、使わせて……」
「そんなものは必要ない」
「……でも」
「言っただろう。ここ最近君のことばかり考えていた、と。
 頼むからこれ以上、待たせないで欲しい。―――限界だ」
「でも……えっ?」
 これ以上の異議は認めないとでも言うように、御剣は冥の身体を抱き上げた。
 そのまま彼女を、大きなベッドに横たえる。

「……こんなに取り乱す私は、怖いだろうか?」
 冥をベッドに沈めたまま、御剣は聞いた。
「怖くは無いけど……驚いているわ」
「私が取り乱すのは、メイ、君の前でだけだ。……許してくれないか」
 それはあくまで許可を求める口調だったが、実際は命令。
 逆らえないということを冥は、心でも身体でも、実感していた。
「馬鹿ね……」
 冥は頬を緩め、腕の力を抜く。
 抵抗を感じなくなったと悟った御剣は、再び彼女の唇を塞いだ。





786 名前:御剣×冥4 mailto:sage [2007/06/29(金) 09:34:40 ID:jhDRND6O]

 咬み合った唇は、呼吸することさえ二の次にする。
 ゆっくりと味わい尽くすと、御剣は一旦唇を離した。
 腕の中の冥を包む衣服を解きながら、今度は彼女の鎖骨へ吸い付く。 
 次第にしっとりと熱を帯びてくる冥の肌は、白い絹のように極上だった。
 服が取り払われ、露れた首筋にまず唇を這わせる。
 気分の高まりに任せて強く吸うと、そこには紅い花が咲いた。
 無数に花を散らしても、御剣の唇は飽くことなく冥の身体を這う。
 背中へ、腹部へ。うなじを掠めて時折耳朶へ。
 そのたびに、冥の口から吐息が漏れる。吐息は次第に切ない声へと変わった。
 衣擦れの微かな音と混じりあって響く、甘い嬌声。

「……いい声だ」
「聞かないで、恥ずかしい……んっ」
 眉根を寄せて必死に快楽の波に耐える冥の姿は、逆に御剣の欲望を掻き立てた。
 何年経っても、幾度抱いても、まだなお、心を奮い立たせてかき乱す。

「そんな事を言われると、ますます攻めたくなる」
 御剣の掌は冥の胸の膨らみを捉えた。
「………んっ」
 その頂はすでに硬く尖っていた。触れただけで、冥の身体はびくっと痙攣する。
 片手で一方の膨らみを揉みしだき、残った一方の頂上には唇を寄せた。
「あっ……! んんっ」
 そのまま、舌に触れた硬い突起を転がすように弄ぶと、冥の身体がひときわ大きく揺れる。
 押さえきれない声が高く細い音となって漏れる。
「んっ、ああっ……あっ」
 その反応を幾度も確かめたあと、御剣は冥の両脚の間に身体を滑り込ませた。
 手が彼女の内腿へと伸びる。

「……駄目」

 途切れ途切れに呼吸をしながら、冥は首を横に振った。
「君はいつから、そんな残酷なことを言うようになった」
 拒む冥を見つめる。
「……だって」
「私は、ここまで来て引き返せるほど出来た男ではない。君も知っているかもしれないが」
「レイジ……」
「許せ」



787 名前:御剣×冥5 mailto:sage [2007/06/29(金) 09:35:49 ID:jhDRND6O]

 
 それ以上抵抗の台詞を言う前に、強く唇を奪われた。
 荒々しく舌を絡め取られる。
 有無を言わせず、御剣の長い指が冥の開かれた部分を探っていた。
「やっ……ぁっ」
 骨ばった指は奥深へ差し入れられ、内部をかき回す。
「……んんっ……あっ」
 指が動かされるたびに漏れる声を、そして身体の奥から溢れてくるものを、冥はどうやっても抑えることができなかった。
 
 吐息と声。
 それに混じるのは粘着質のある、淫らな水音。
 
 いつの間にか、臨界点に近づいていた。
 一人で墜ちてしまわないように、冥は御剣の腕を強く掴んだ。
「レイ……ジ……」
 声にならない声でようやく、それだけを口にする。
 御剣の手が、汗で張り付いた冥の髪を優しく梳いた。


「あっ……!」
 引き抜かれた指の代わりに、熱く満たされた欲望が彼女の奥を貫く。
 最深部を突かれると、全身が震えるような衝撃となって、快感が彼女を襲う。
 無意識に逃げようとして腰が浮き上がるのを強く抑えつけられ、その状態で幾度も内部を貫かれた。
 動きに合わせて畳み掛けるように襲ってくる衝撃は、彼女を極限へと追い詰める。
 それでも容赦なく、戻っては突かれ、掻き回され、乱された。
 繋がっている部分はすでに溢れ出たものでまみれ、粘りつくような音を立てている。
 片手は、縋る思いでシーツを掴んでいた。
 それから不意に手が離れると同時に、意識が遠のいていく。
 最後に身体の奥で感じたのは、彼の身体から吐き出されたものの確かな熱さだった。


     *************************



788 名前:御剣×冥6 mailto:sage [2007/06/29(金) 09:36:58 ID:jhDRND6O]


 優しく触れるように、瞼に落とされるキス。
 乱れた呼吸が整うまで、彼にもたれたまま軽い口付けを受け入れていた。
 
「そういえば、食事のときに話そうとして忘れていたことがある」
 しばらくして、御剣がふと口を開いた。
「何かしら」
「成歩堂の件だ」
 御剣は、日本でこれから行われようとしている裁判員制度のこと。
 そのテストケースのプロジェクトリーダーに、成歩堂龍一を据えようと考えていることを、冥に話して聞かせた。

「その案、いいわね、面白そうだわ」
 御剣の話を聞き終わると、冥は口角を上げ、賛同の意を示した。
「そこで、君にも協力してもらいたい。日本の司法関係者で、君の口利きで動かせそうな人物はいるか?」
「……いなくもないけれど。成歩堂龍一自身は引き受けるかしら。
 聞くところによれば、かなり荒んだ生活をしているそうじゃないの」
「その情報源は……真宵くんか?」
 曖昧に頷く冥に、御剣は余裕の笑みを見せる。
「それは心配ない。私が何とでも説得して見せよう。
 そうと決まれば詳細を詰めなければならない……が」
 そこで言葉を切った御剣に、冥は首を傾げた。
「どうしたの?」
「いや、君を抱いた後にする話ではなかったと思ったのだ」
 答えを聞いて、冥は吹き出した。

「私はもう20代後半よ。そんなにロマンチストではないわ。
 それに、ピロートークで練った作戦なんて、なかなかお目に掛かれなくてよ」
「しかし、それでは困るのだ。何しろこの話は長くなりそうだからな」
 そう言うと、御剣は冥の体を抱き寄せた。

「レイジ……?」
「この話はメールでも電話でもいい、後にしよう。
 そんなことよりも私は今宵、時間の許す限り何度でも君を抱きたいと思う」
「なっ……!」


 微かな衣擦れの音と供に、二つの影は再び重なった。
 その行為はお互いを想うほど激しく、己の名を強く刻み付けるかのように、果てても果てても飽くことなく繰り返された。
 空に朝の兆しが訪れるその時まで。
 
(おわり)

789 名前:783 mailto:sage [2007/06/29(金) 09:39:04 ID:jhDRND6O]
以上。
せっかくのエロパロ板だから、もっとはっちゃければ良かった……。まーいいや。
お付き合い感謝。

790 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 10:11:30 ID:cQwE8hDO]
ミツメイキター
GJ!!

791 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 11:48:50 ID:Y1geboJ/]
GJ!なんかミツルギカコイイ!
二人ともなるほどの事もちゃんと気にかけてるのな…

792 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 16:44:30 ID:fYU+snfs]
>>783-788
俺のオナ禁をリセットさせる気ですかそうですか





GJ!!!!!

793 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 17:02:36 ID:X+zq7K/l]
>>783
GJGJ!!
大人のムード満載ですな。
まさに自分が思い描いていたミツメイの7年後って感じだ。

794 名前:783 mailto:sage [2007/06/29(金) 17:58:55 ID:jhDRND6O]
ぬおー!! 帰宅してみたらこんなにGJが!! 
ガリュー兄とマコトがあった上でのオドロキ×マコトっちゅー変わったネタならあるんだが、
そんなのでもいいのかな。
ジャンルがハッキリしないとダメかと思って今回はやめたんだが、いいなら近いうちに投下する。

795 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 19:11:56 ID:JramOoRe]
>>776のようなエロネタも歓迎されているのだから
気にせず投下頼む。

ついでに>>776の続きも頼むよ神様!!!!



796 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/29(金) 22:20:03 ID:dyDhmEfd]
>>783
ミツメイ来てたーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!
4が出てもいまだに一番好きなカプだ・・・心の底からGJJJJJJJJJ!!!!!!

797 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/30(土) 00:17:26 ID:V0sl72h+]
GJ!


798 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/30(土) 09:19:35 ID:jineUnpj]
フェラキボンヌ

799 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/30(土) 14:50:21 ID:p9UqC3HX]
ナルみぬ続きまだー

800 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/30(土) 15:52:15 ID:2fnhbvrm]
>>783
いいに決まってるじゃないかー!!
そのガリュー兄×まことを書いてから、王×まことを書いていただけると尚嬉しいかも

801 名前:名無しさん@ピンキー [2007/06/30(土) 16:29:30 ID:YqRa8flF]
成みぬ
わっふるー!!!

802 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/06/30(土) 17:35:58 ID:T0AWBZce]
>>783-788
久し振りのミツメイに不覚にもときめいたw
前提にナルマヨがありそうなのが
俺の更にツボでした、心から感謝!GJ!!

803 名前:なるほど×みぬき6 mailto:sage [2007/06/30(土) 23:45:21 ID:4uclA8J1]
ごめん、ダラダラと続くのも悪いなと思ってちょっと投下ためらってた。
>>768の続きです。
途中のほのめかしは完璧に自分の趣味。
そしてまだ終わらないんだ。本当に申し訳ない。



 小さな手が頬に添えられている。成歩堂が呆然としている間に、みぬきは音をたてて数回、唇に軽いキスをした。そして離れると、はにかんだ笑顔を見せる。
 上気した頬に、成歩堂は少しだけ心臓の音が早くなるのを感じた。しかし慌てて首を振る。今が勝負時なのだ。ここで落ちたら、負ける。
「みぬき、」
 成歩堂が口を開くと、聞きたくないとでも言うかのように再び唇が下りてきた。今度は驚いた事に唇を割って舌が滑り込んできたので、成歩堂は思わず体を強張らせる。いったい何処で覚えたのだろう。
 やはりそれは稚拙だった。熱を持ったみぬきの舌が、唾液と共に成歩堂の口腔で緩慢に動く。短い舌が成歩堂の舌を求め、その先に触れた。ぴり、と頭の後ろが痺れる。
 みぬきは眉間に皺を寄せ、少し苦しそうで。……それだからか、成歩堂は。
 舌先が触れた瞬間、それに舌を絡めて、しまった。
「ッ!」
(……あ)
 みぬきの眉間の皺が深くなった。
 みぬきの舌を絡めとり軽く吸う。頭の隅ではまずいなあだのどうしようだのと考えてはいたのだが、行動に反映されることはなかった。
 一旦唇を離し、また口づける。今度は自ら舌をさし入れ、みぬきの歯列をなぞる。絡まる舌と唾液と、ぴちゃぴちゃと頭の奥で響いているかのような音がとてもいやらしく感じられ、成歩堂は目をつぶった。背筋が、ぞくぞくと震えた。
「んぅ、む……」
「……は、ぁ……」
 唇を離すと、みぬきがゆっくりと目を開いた。瞳はとろりと潤んでいて、そんなによかったんだろうかと成歩堂は考える。実際自分の良さなんてものは、自分ではわからないものなのだが。
 みぬきは、左の手で成歩堂の頬に触れた。それが冷たく感じられたものだから、成歩堂は自分も興奮していたことにそこでようやく気付いたのだった。
「パパ……もっとぉ……」
 濡れた吐息と覚束ない口調で、呟くようにみぬきが零す。その瞬間、成歩堂の後頭部の痺れが、電流のように下肢に伝った。
(! ……ヤバい、勃っ……)
「パパ……」
 みぬきが体を擦り寄せてくる。小さいが柔らかな胸が服越しに胸板に当たり、みぬきの白い首筋が見えた。みぬきの呼吸を、心音を、すぐ側で感じる。
 そこで“あること”に気付き、成歩堂はみぬきの肩を掴み、その体を半ば強引に引き離した。
「―――ッ!! み、みぬき!」
「ん……何?」
「何じゃないだろ……この手は、何……だ」
 みぬきの右手は、ズボンの上から成歩堂の股間を撫でていた。
「なに、って……」
 ズボンのチャックが下ろされる。成歩堂が止める間もなく、半ば立ち上がりかけていたそれは、みぬきの手の内に収まった。
「み、みぬき! 離しなさい……!」
「やだ!」
「やだ、じゃない! 言うこと聞かないと……オシオキだぞ!」
「や!」
 みぬきは成歩堂を掴んだまま、ソファーから下り床に膝をついた。ちょうど成歩堂の足の間に体を割り込ませる形になる。
 みぬきは黙ったまま、涙目で睨み付けてくる。成歩堂はその沈黙と体勢に、卑猥な妄想を浮かべてしまい酷く焦った。成歩堂はいたたまれなくなり、みぬきから目を逸らす。
「……みぬき。ぼく、トイレ行きたいんだけ……――ッ!!」

804 名前:なるほど×みぬき7 mailto:sage [2007/06/30(土) 23:46:23 ID:4uclA8J1]
 生暖かい感触がした。
 沈黙は唾液を溜めていた最中だったからなのだろう。みぬきの舌が、喉が、唇が、ぬるりと唾液を絡ませて下りてくる。
(――だから何処で覚えたんだよ!)
 成歩堂は内心で絶叫するが、同時に締め付けてくる狭い口腔に頭が破裂しそうだった。小さな口を上手く生かし、更には喉の奥まで使って絞めてくる。
 いびつに歪むみぬきの頬を見ていられず、成歩堂は目を手で覆った。しかし闇に包まれれば、益々感覚は研ぎ澄まされる。突然先端を吸われ、足の先が痺れた。みぬきの口の中のものが、先程よりも大きくなったのがわかった。
「ん、く――ぁ、みぬき……」
 ちゅ、と音を立ててみぬきの唇が離れた。続けてそれに口づけながら、みぬきは成歩堂を上目使いで見上げる。
「ね、パパ。気持ち良い?」
「…………」
「パパ?」
「……みぬき」
「何?」
「何処で覚えたの、これ」
 キスはあんなにも稚拙だったのに、フェラがこれだと明らかにおかしい。あの躊躇いの無さといい、初めてだとは思えなかった。
 みぬきは恥ずかしそうに目を逸らす。成歩堂が見つめていると、みぬきは擽ったげに笑った。
「あのね、こういうのは駆け引きなんだって。『かんきゅー』をつければ、相手もその気になる、って。みぬきにいつか好きな人が出来た時のためにって、教えてもらったの」
(平たく言えば、馴れないふりをしていれば逆に相手はがっついてくる、と)
 現にそうなった身としては何とも言えなかったのだが、成歩堂としてはそれよりも、『駆け引き』という単語の方が気になっていた。
(まさかとは思うけど……)
 『駆け引き』というまるで勝負師のような単語を使い、加えてみぬきにこのように高度な『大人の遊び』を、『いつか好きな人が出来た時のため』に仕込める存在。
(あの人、じゃないだろうな……)
 考えるのも恐ろしかったが、成歩堂には該当する人物は一人しか思い浮かばなかった。
 だが。時期やら何やらから考えれば、色々と犯罪なんじゃないのかとも思う。
(ぼくより酷いぞ、そりゃあ)
「パパ」
「え……あ、うあ!」
 考え事をしていた時の不意打ちのような行為の続行に、成歩堂の体は反れた。
「ち、ちょっとみぬき……わ、わかったから! やめ……んッ」
 途切れ途切れにそういうと、みぬきは唇を離し顔を上げた。
「何、パパ?」
 瞳が、不思議そうな色を湛えている。

 もう、此処までくれば後には引けなかった。
 上がる息を整え、成歩堂は手を延ばし、みぬきの頭を撫でた。そして今尚成歩堂自身を掴んでいる手に、己の手を添える。
「パパ……」
「おいで、みぬき」
 やけに優しい声が出て、自分でも面食らってしまった。

805 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/01(日) 00:54:58 ID:Zo+Gi3i1]
う〜ん・・・・・・



806 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/01(日) 02:47:09 ID:mLOBB+4y]
なるみぬ超GJです!
続き楽しみにしてます〜

807 名前:783 mailto:sage [2007/07/01(日) 06:35:22 ID:NAa7VWI8]
GJという声に調子付き、
『ガリュー兄とマコトがあった上でのオドロキ×マコト』 を投下してみる。
書いてたら異様に長くなったんだが、お付き合いよろしくお願いします。

ひとつの長い話で、
第一章が ガリュー兄×マコト
第二章が 王泥喜×マコト
というつくりになってます。

808 名前:王泥喜×まこと (および霧人×まこと)1 mailto:sage [2007/07/01(日) 06:36:26 ID:NAa7VWI8]
『呪縛』

1、呪縛する者と呪縛される者 (霧人とまこと)

 12歳の絵瀬まことにとって、絵画以外のものをコピーするなんて、初めての依頼だった。
 ……わたしに、上手くできるかな?
 少し不安に思っていると、目の前の"依頼主"は言った。
「あなたの才能は、とても素晴らしい。きっと良いものが出来ます。
 いいものが出来れば、お父様も喜んでくれますよ」
 そして、大きな掌でまことの頭を撫でる。
「あなたは外に出るのが苦手と聞きました。外には怖い魔物がたくさんいますからね。
 そこであなたに、とびきりの"おまじない"を教えて差し上げましょう」
「おまじない?」
 "依頼主"は、まことに綺麗なガラスの瓶を差し出した。
 手の形をモチーフにした、変わった形の瓶だった。
「どうしても外に出なければなかないときは、このマニキュアを爪に塗ると良いでしょう。
 きっと魔物からあなたを守ってくれます」
「本当に?」
「ええ」
 "依頼主"は、まことを腕の中に引き寄せた。
 そしてまことの頭や背中を撫で上げながら、言った。


「大丈夫。大丈夫です。私の"おまじない"の効果は絶対ですからね。
 大丈夫ですよ……」


 その手はまことの心の中にくすぶっている恐怖を溶かしてくれた。
 そして見た。
 彼の左手に浮かぶ、"顔"を。

 ―――ああ、きっとこの掌には天使が宿っている。

 天使が施してくれたおまじないなんだから、きっとよく効くわ。
 このおまじないを教えてもらわなければ、怖い魔物に食べられてしまうところだった。
「ありがとう。わたし、頑張ってやってみるね」
「よろしくお願いします」
 "依頼人"はにっこり微笑むと、最後にもう一度まことの頭を撫でた。


「……ひとつだけ、注意があります。そのおまじないには、続きがある」
「つづき?」
 "依頼人"は、今度は大きな掌でまことの顔を挟んだ。

「今は大丈夫ですが、もう少しあなたが大きくなったら、その瓶だけでは護りきれないのです」
「じゃあ、大きくなったらわたし、どうすればいいの?」
「あなたがもう少し大きくなったら、また別のおまじないをして差し上げましょう。
 私の、この左手だけを覚えていてください。あなたが16歳になったらまたお会いしましょう。
 ―――そのときにあなたが生きていれば、ね」

809 名前:王泥喜×まこと (および霧人×まこと)2 [2007/07/01(日) 06:37:23 ID:NAa7VWI8]

 まことは、依頼主の要望を完璧な形で実現した。
 まことの父はたいそう喜び、依頼主からきたお礼の手紙をまことに見せてくれた。 
 その手紙にまことの大好きな魔術師の切手が同封されていた。
 ―――きっと、あの人からのお礼だわ。
 まことはそう思い、宝物として、切手を額に飾った。
 

 それから4年後。
 16歳になったまことは、再び、掌に天使を宿す男と再会する。
 初めて会ったときの雰囲気とは違い、巧みにその姿を変えてあったが、掌の天使がその男の正体を証明していた。
 そしてその日、まことは己の身体を、彼に差し出した。
 初めて男性と結合したその部分からは、清らかな血液が細く筋となり流れ出ていた。
 全てが終わった後、男は掌に天使をたたえてこう言った。

「これがおまじないの続きです」


     ****************************


「おまじないの効果は長くは続きません。そのたびに掛けなおさなければならない」
 掌に天使を宿す男はそう言い、それからほぼ一年おきに、二人は密会を重ねた。
 密会の最中、まことはただ、彼に言われるがまま従っていた。
 不思議なことに彼に会っているときの記憶はぼんやりとしか残らない。
 顔や容姿は特に、薄い膜が掛かったように不鮮明で、よく思い出せなかった。
 彼と別れた後、まことはそのことが夢だったのではないかと思う。
 夢の中に天使が出てきて、自分におまじないを掛けなおしてくれたのだ、と。
 しかし、内部に挿し込まれた彼の一部や、掌の天使のことだけは、不思議とはっきり記憶に残っていた。

 夢か夢じゃないか、そんなことはどうでも良かった。
 まことにとって大切なのは、おまじないをかけてもらうこと。
 夢うつつの不思議な時間の中でも、彼女は確かに天使に会い、力を分けてもらった。
 もしかして、この不思議な感覚に陥る事自体、天使の力なのかもしれない。
 

 そう思い、まことは今日も彼に……彼の"掌の天使"に会いに行く。


810 名前:王泥喜×まこと (および霧人×まこと)3 mailto:sage [2007/07/01(日) 06:38:28 ID:NAa7VWI8]

 ホテルの薄暗い部屋の中で、彼はまことの服を脱がせ、脚を開き、まことでさえ見たこともない彼女の身体の内部に、彼の一部を挿しいれた。
 初めての時ほどではなかったが、何度体験しても、幾拍かの苦痛を伴う。
 その痛みや、身体中を走るおかしな感覚から逃れるために、思わず腰が浮いてしまう。
 しかし、彼はそんなまことを半ば強引に押さえつけ、腰を打ち付けた。
 やっと痛む部分から彼の一部が引き抜かれると、彼は言った。

「仕上げです」

 今までまことの中に入っていた彼の一部が、今度はまことの口の中に侵入してきた。
 まことは彼の指示のとおりに、口の中のものに丁寧に舌を這わせ、吸いあげる。
 立ったままの彼に、まことが膝まづく形でその行為は続けられ、ときおり彼は―――上手ですよ、とまことの所作を褒めた。
 しばらく続けていると、唐突に、まことの口の中に暖かい何かが広がった。

「…………ッ!!」

 苦く痺れるような衝撃が、口の中いっぱいにまことを襲う。
 思わず口元を押さえたまことを、彼は立ったまま見下ろして言った。

「いつも通りです。飲みなさい。それが"おまじない"の続きです」

「………」
 焼け付くような喉の感覚に、まことは首を横に振る。
「おやおや、飲み込まなければおまじないは完成しませんよ。
 大丈夫。それはよく効く"薬"です。良い薬は口に苦い。そして……」 
 まことの顎に、彼の指が掛かった。

「背徳の香りがするものなんですよ」

 そのまま彼は、まことの顔を上に向けた。
 口の中のものが喉に流れ込んでくるのを、まことは必死に耐えた。



811 名前:王泥喜×まこと (および霧人×まこと)4 mailto:sage [2007/07/01(日) 06:39:20 ID:NAa7VWI8]

「では、私は帰ります。忙しい身なのでね」
 ベッドの上に力なく横たわるまことを尻目に、彼は一人シャワーを浴び、身支度を整えた。
 まことは全身の力が抜け、立ち上がることさえできない。
 苦痛……。
 幾度目かの行為で、ようやく気付いた。これは苦痛なのだと。
 しかし彼は、これがおまじないなのだと言う。


「待ってください……」
 か細い声で呼びかけたまこと、彼は振り向いた。
「何ですか? 用件なら手短に願います」
「一つだけ、お聞きしたいんです」
「いいでしょう。聞きますよ」
 彼の左手に"顔"が浮かんでいた。
 まことはその、掌の顔をじっと見つめる。
 見つめ返すその"顔"が、今日は何故かとても不気味に思えた。


「あなたは、天使なの? それとも本当は……悪魔なのですか?」


 しばらく間を取ってから、彼は答えた。

「あなたは、どちらが良いんですか?」

「え……わたし……?」
「私がもし天使ならあなたは喜び、私がもし悪魔ならあなたは嘆き悲しむのですか?」
「わたしは……」
 すでに出口のドアに手を掛けていた彼は、再びまことのいるベッドサイドに戻った。

「私が天使か悪魔か、それはあなた自身が決めることです」
 
 彼の答えに、まことは酷く戸惑った。
 そんなまことの手を軽く握り、彼は言った。

「私が天使だろうと、悪魔だろうと、変わらない事実が一つある。
 ―――あなたに"おまじない"を掛けられるのは、私しかいない」

 まことの手を握る彼の左手に"顔"が浮かぶ。
 それは天使か、悪魔か……。 
 

 まことの父親が服毒死したのは、それから一週間後のことだった。


     ****************************

812 名前:王泥喜×まこと (および霧人×まこと)5 mailto:sage [2007/07/01(日) 06:40:26 ID:NAa7VWI8]


2、開放する者 (王泥喜とまこと)


(やっぱり緊張するなぁ……)
 王泥喜法介は、鏡を見ながら髪を撫で付け、ネクタイを直した。
 もう何度この動作を繰り返したか解らない。
 いい加減これを最後にしよう。
 立ち上がった前髪に、乱れの無いことを確認すると、王泥喜はぐっと葉を食いしばった。
(よし!)
 震える指で、目の前の小さなボタンを押す。
 ピンポーン、という電子音が耳に届いた。

(うわ、うわ、押しちまった、押しちまったぞ!!)

 インターフォンを押したのだから鳴るのは当たり前なのだが、聞こえてきた結果に、王泥喜は大いに慌てた。
 そしてドアが開くと、鼓動がさらに跳ね上がる。
「お久しぶりです……弁護士さん」
 ドアの向こうには、華奢で色白の美しい女性……絵瀬まことが立っていた。


 通されたアトリエは、以前調査で訪れた時より片付いていた。
 まことの父が使っていた道具をいくらか処分したようだ。
 絵背土武六殺害事件が解決してから、一ヶ月。
 あの時、法廷で毒によって倒れたまことは、その後半月くらい入院を余儀なくされた。
 しかし、先日無事に退院し、今では自宅で静養をしている。
 最近の彼女はほとんど外出せず、一人で家に閉じこもっていた。
 もちろん贋作の件で警察の聴取を受けることはあったが、その他は誰にも会わず、どこにも行かない。
 たまに王泥喜やみぬき、茜が電話をするものの、その声に覇気は無かった。
 受話器越しに表面上は楽しそうな相槌を打つことはあったが、全体的にどことなく、元気が無い。

 まことの様子を心配したみぬきや茜は、王泥喜に様子を見に行くように促した。
 最初は断っていたが、無理やり背中を押したのは成歩堂の一言。
「いい弁護士なら、アフターフォローも完璧にするべきだ」
 そんなわけで、王泥喜は今日、手土産を持ってまことの家を訪れることとなった。


(……ああ、やっぱ平常心じゃいられないんだよな……)
 まことと向かい合わせにテーブルに着いた王泥喜は、せわしなく頭の後ろを掻いた。
 王泥喜が、まことに特別な感情を抱くようになったのはいつだろう。
 弁護をしている最中は必死だった。
 全てが終わり、"贋作"という自分の罪を背負う決心をしたまことを見ていたら、いつの間にか心惹かれていた。
(成歩堂さん、オレのこんな気持ち知ってて、わざと来させたな……)
 今更ながら成歩堂の策略に気付き、王泥喜は小さく舌打ちした。

813 名前:王泥喜×まこと (および霧人×まこと)6 mailto:sage [2007/07/01(日) 06:41:18 ID:NAa7VWI8]

「……王泥喜さん……」
 その時、まことがスッと立ち上がり、窓際へ歩み寄った。
 振り返った彼女の顔は、窓から差し込む光で逆光となり、表情が伺えない。

「あの人は"悪魔"だったんですね……」

「え?」
「あの人はわたしに"おまじない"を掛けました。
 あの人のくれたマニキュアが、外にいる魔物からわたしを守ってくれると。
 そしてそのおまじないは、あの人にしか掛けられないと」
「あの人って、牙琉先せ……いや。牙琉霧人ですか?」
 まことは頷くと、ポケットから何かを取り出した。
 逆光でよく見えなかったがそのシルエットには見覚えがある。
 ―――とても不吉な……。
「……っ、それはっ!!」
 人間の手を象った、独特のデザインの小瓶。
 ……まさしく、まことの口に毒を運ぶ橋渡しをした代物だった。
 まことはその瓶を開け、小さな刷毛を指先に当てようとする。
「何してるんですか!」
 王泥喜は思わず彼女に走り寄り、その手から小瓶を叩き落した。

「このおまじないの瓶以外、わたしは何に頼ったらいいの?
 最初は、贋作の罪を背負って、ちゃんと生きていこうと思ってました。
 でも、どうしても、一人で外に出るのが怖い……。そしてアトリエに帰ってきてもお父さんがいない。
 どこにいても、私を守ってくれる人がいないんです」
「まことさん……」
 まことはとうとう顔を覆って泣き出してしまった。
 王泥喜はまことの震える肩にそっと手を置く。
「まことさんには、オレや成歩堂さんや、みぬきちゃんやアカネさん、それに牙琉検事がついてます。
 少なくともオレは、落ち着くまで出来るだけ側にいるようにしますよ」
「……嘘。王泥喜さんみたいな素晴らしい人が、わたしなんかの側にいるわけない」
「何故そんな、自分を卑下するようなことを言うんですか?!」
 
「わたしは"悪魔"に身を売りました」

814 名前:王泥喜×まこと (および霧人×まこと)7 mailto:sage [2007/07/01(日) 06:42:04 ID:NAa7VWI8]

「……え?」
 まことは顔を覆っていた手を離し、真っ直ぐに王泥喜を見詰めた。

「あの人はわたしの心に"おまじない"という呪縛を施し……。
 わたしの身体にその存在を刻みつけました。―――身体の奥、深いところまで」

「………な、何だって………?」
 まことの言葉に、王泥喜は一瞬耳を疑った。
 言葉の意味を理解すると、唐突に、押さえ切れない怒りが込み上げてくる。
「……あンの……野郎……!!」
 強い怒りの衝動で、その場にあるものを手当たりしだい投げつけてしまいそうだった。
 王泥喜はそれを必死に押しとどめた。

「わたしはこんな女です。傍にいたくなんてないでしょう?」

 肩に置かれた王泥喜の手を、まことは振り払う。
 そのまま彼女は一歩後ろに身を引いた。
「もうここへは来ないで下さい。わたしみたいな女、放っておいて」

「何言ってんだ! 放っておけるか!」

 王泥喜は思わず大声を出していた。
 一歩後退した彼女を抱いて引き寄せる。
「放っておけるわけ、ないじゃないですか。
 何があっても、オレにとってあなたは、この世で一番側にいたい女性です」
「……王泥喜さん……」
「側にいさせてください。……と言うか、あなたが拒否しても、オレはあなたを離せそうにありません」
「王泥喜さん……」
「もっともっとあなたを、側で感じたいです。今すぐ、ここで」
 二人は、いつの間にか瞳を交わしていた。
 王泥喜は彼女の意思を確認するように、背中に回した腕に力を籠める。
 彼女は返事をする代わりに、一つだけ、頷いた。


     ****************************


815 名前:王泥喜×まこと (および霧人×まこと)8 mailto:sage [2007/07/01(日) 06:43:40 ID:NAa7VWI8]

 アトリエの奥に位置する寝室は、ドアを隔てているものの、絵の具の匂いに包まれていた。
 窓は遮光カーテンで塞がれていたが、僅かに光が入ってくる。
 時折入ってくるその光が、バスタオル一枚のまことの身体を白く浮き立たせた。

 王泥喜はその華奢な身体を抱え、ゆっくりとベッドへ運ぶ。
 そのまま彼女を横たえ、腕の中に閉じ込めた。
「……怖くないですか?」
 王泥喜の問いかけに、まことは平気です、と囁く。
 はにかんだようなその表情を、王泥喜は心から愛しいと思った。
「好きです、まことさん……」
 ありったけの思いでそう言い、唇を重ねた。

 初めは触れるだけの口付けを、何度も。
 ひんやりとしていた唇は次第に熱を帯び、数を数えられなくなる頃にはお互い舌を絡めていた。

 唇が十分に熱くなったのを確かめると、彼女の身体を覆うバスタオルを取り去り、首筋へ。
 まことの細い首筋は驚くほど白く、青白い血管を浮かび上がらせている。
 少し強く吸い付くと紅い花が咲き、肌の白さと見事なコントラストを描いた。
「……綺麗です」
「………んっ」
 耳元で囁くと、まことの口から切ない吐息が漏れる。
 そのまま耳朶に舌を這わすと、吐息が音になって外へ出た。
「あぁっ、そこは……はんっ」
 王泥喜の背中に回された彼女の手に、力が篭った。
 それを感じると、王泥喜の唇は鎖骨を通って、胸元へたどり着く。
 唇のあとを追っていた掌も、追いついて膨らみを撫で上げた。
「んん……王泥喜さ………」
 撫で上げて硬くなった胸の先端を、口に含んで味わう。
 舌で転がすたびに、まことの身体は大きく捩れ、その口からは細い声が漏れた。





816 名前:王泥喜×まこと (および霧人×まこと)9 mailto:sage [2007/07/01(日) 06:44:24 ID:NAa7VWI8]

 王泥喜に触れられている場所が、溶け出すように熱くなる。
 触れられるだけで背筋が粟立つほどの快感が、まことを襲った。
 押し寄せてくる快楽はまことを追い詰め、息をすることさえも辛くなる。
 辛いはずなのに、何故か、もっと触れて欲しいと思った。

 おまじないの儀式はのときは、早く過ぎ去って欲しいとただそれだけを思っていた。 
 しかし今。
 まことは、男性に抱かれることを、初めて心から嬉しいと感じた。
 身体じゅうに衝動が走り、気を抜けば墜ちる。
 その前にお願い。
 もっと、もっと触れて……。

 
 その願いは口に出さなかったはずなのに、彼の指は彼女の全身をくまなく這う。
 彼の唇は的確に、まことの快感を引き出す。
 丁寧に彼女を探る彼の指がやがてたどり着いた先は、すっかり潤いを湛えていた。
 ひときわ慎重に、そして繊細な動きで、開かれたそこに差し入れられる指。
「ああっ、んん……」
 出し入れされる動きに合わせて、彼女の口から切ない声が漏れる。
 指の動きは淫らな水音を伴い、次第に激しさを増した。
 何度も何度も内部を探られ、そのたびに意識が遠のきそうになる。
 完全に遠のく直前で、指が引き抜かれた。

「…………っ、あっ……」

 指よりも熱い彼の欲望が、彼女の内部に入り込む。
 彼を迎え入れ満たされたそこは、彼女の快感で溢れかえり、粘り気のある音を立てた。

 最深部に到達され、甲高い声と供に身体が仰け反る。
 その身体を抱きとめて、彼は動きを早めた。
 彼女は溺れそうになる。
 襲ってくる衝撃に、どこか遠くへ連れ去られそうな感覚に陥る。
 逃れたいはずなのに、何故か彼女の内部は別の意思を持ち、絡みつくように彼を締め付ける。
 あっという間に追い詰められ、高みに上らされ、このままでは突き落とされてしまいそうだった。
 しかし最後の一押しの前に、彼は彼女を少し引き戻た。焦らす。
 何度も何度も、丁寧に繰り返される行為。

「……あ…ん、王泥喜さん……も、もう……」
 後は声にならず、懇願するように彼の顔を見た。
 彼は彼女を引き寄せ、彼女は全てを任せて彼にしがみつく。

「ああぁっ……ッん……」

 ひときわ高い声が彼女の口から漏れた。
 同時に彼も、全ての抑制を彼女の中に解き放った。
 

     ****************************



817 名前:王泥喜×まこと (および霧人×まこと)10 mailto:sage [2007/07/01(日) 06:45:22 ID:NAa7VWI8]

 バスタブの湯が勢いよく縁から溢れていく。
 どうやら二人で入るのには少し狭かったようだ。
 王泥喜は両脚の間にまことを挟み、抱えるような格好で湯船に浸かっていた。

「……あの、まことさん……」
「何でしょうか」
 まことの頬はほんのりと上気して、とても美しかった。
 微笑と供に顔を覗きこまれ、王泥喜の心拍数が跳ね上がる。

「いえ……その……」
 しどろもどろになっている王泥喜を見て、まことは笑った。
「王泥喜さん、わたし、外に出られるようになるでしょうか」
「なりますよ。徐々に慣らしていきましょう。大丈夫です!」
 王泥喜はまことを胸に引き寄せ、その身体を軽く撫でながら言った。


「大丈夫! 大丈夫!! オレがついてますから。
 王泥喜法介は大丈夫です!!」


「王泥喜さん……」
 まことは思い出した。
 かつて、今と同じように、大丈夫と言いながら自分を撫でてくれた掌を。
 
 今、自分を抱きしめて、撫でてくれている左手はその時より小さい。
 そして絶大な力を持つ"顔"も浮かんでこない。

 しかし、その左手は温かくてとても優しい。
 ……何よりも、彼の左手は、いつも揺るがない真実を指し示す。


「側にいて欲しいときはいつでも呼んでください。駆けつけますからね」
 王泥喜はそう言って胸を叩いて見せた。
 まことは彼の身体にもたれながら、彼の顔を見上げて言った。

「一生側にいてくださいって言っても、駆けつけてくれますか?」

「………!!」
 王泥喜は一瞬ポカンとし、次に耳まで真っ赤になる。
 そんな彼の様子を見て微笑みながら、まことは思った。


 ―――ああきっと、わたしはもう大丈夫。
 "天使"よりも"悪魔"よりも、100倍頼もしい"弁護士さん"が、側にいてくれるから。


(終わり)  
  

818 名前:807 mailto:sage [2007/07/01(日) 06:48:08 ID:NAa7VWI8]
以上です。
前半は霧人×まこと、後半は王泥喜×まことなんですが、いちおう王泥喜×まことというくくりのつもりです。
まとめサイトにどう載せるかは任せます〜。

本当に長すぎですみません。お付き合いThx


819 名前:807 mailto:sage [2007/07/01(日) 06:50:00 ID:NAa7VWI8]
あ、>>798さんのフェラというアイディアを入れてしまいました。
>>798さんありがとう。

820 名前:807 mailto:sage [2007/07/01(日) 07:20:47 ID:NAa7VWI8]
げっ、ちょっと待って。時系列がおかしいです。
>>811のラストの一行は
>まことの父親が服毒死したのは、それから  一週間後  のことだった。
から

>まことの父親が服毒死したのは、それから   半年後  のことだった。
に変えてください。
前のままだと、確か霧人はザック撲殺の罪で独房の中でした。すみません。

821 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/01(日) 14:44:09 ID:D2NmGrsd]
神降臨

822 名前:798 mailto:sage [2007/07/01(日) 20:03:37 ID:3JDOeUkV]
>>819
こんな事で感謝されるとは思ってもいなかったw

823 名前:オドロキ×ラミロア 1/5 mailto:sage [2007/07/01(日) 20:03:49 ID:cIIbckBj]
>>776 の続き ギャグ寄り


下着越しに強く摩擦を与える指先に湿りを感じはじめた頃。
視線をラミロアさんに戻すと、着やせする豊満な胸を揺らしながら、その美声が
ひどく艶っぽくオレの耳に響く。その声に魅せられた手が止まらない。

「だめっ、だめですオドロキさんっ、待って、待ってください! せめて、もっとゆっくり‥‥!」
ラミロアさんが乱れている。あのラミロアさんが。オレの指で。口調さえも少女のように。
片手で押さえつけた腕の抵抗は弱々しい。思考には止めるという言葉がまるで浮かばない。
少し乱暴に、下着の脇から指を滑り込ませた。

「あっ!」
短い鞘と先端にあるクリトリスに触れたか触れないか。
その瞬間、思いもよらない強い力でラミロアさんから突かれ、ベッド下にしりもちをついた。

荒く息をつき、寝具の上で乱れた姿を抑えるラミロアさん。
おびえたような瞳で下半身を隠している。
その姿を見て、自分のしたことにオレは今更のように青ざめた。

「オドロキさん、違います、嫌だからではありません!」
わずかに放心していたオレを取り戻させたのは、ラミロアさんの強い一言だった。

「すっ、すいません‥‥ オレ‥‥」
「今言いましたが、嫌なのではありません。一つだけ、お願いがあるんです」
謝罪を遮るようにラミロアさんは言葉をつづける。
けれども息はまだ上がっており、その仕草を色っぽいとさえふと思ったオレは全く度し難い。

「私の体に触れるときは、言葉を、使ってください」
「言葉‥‥? あ!」
言われてはじめて気づく。
そうだ。目が見えないラミロアさんはオレがどこに何をしようとしているかがわからない。
だからいくら感の良いこの人でも、反射的に反応してしまっていたんだ。

目をつぶっている時に、いきなり手をつかまれただけでも反射的に振り払おうとする。
ましてや、女性の大切な場所だ。
そんなことさえ理解していなかった自分に腹が立つ。

「すいません、オレ、これからすることはみんな口に出しますからっ」
「ふふ、みんなは必要ないですよ。ありがとうございます。わがままを聞いていただいて」
「とんでもない、ラミロアさんのことをちっともわかってなくて、
 怖い思いさせて、オレ、イヤでしたら、もうこれ以上は‥‥」
股間のモノは大きくズボンを盛り上げているが、ラミロアさんがいやがるなら
とてもこれ以上なんてできない。
オレは頭を下げて、もう一度ラミロアさんに謝った。

「もう大丈夫です。落ち着きましたから。何度も言いましたが、嫌ではありません。
 それとも、オドロキさんこそ、やはりこのようなおばさんの体では魅力がないでしょうか」
「そんなことありませんっ! ラミロアさんはとても綺麗で、体だって、
 だからこんなふうになるなんて、とても思ってませんでした」
「ありがとうございます。でしたら、問題はないでしょう。もう一度、最初からお願いします」

そう言うと、ラミロアさんは頤をあげて目を閉じる。
そんな姿は‥‥違う、これじゃさっきまでと同じだ。


824 名前:オドロキ×ラミロア 2/5 mailto:sage [2007/07/01(日) 20:06:31 ID:cIIbckBj]
「ラミロアさん、キスします。あなたの唇の中にも」
伝えてから唇を重ねる。すぐに舌も差し入れて、待ちかねていたらしい
ラミロアさんの舌と重なり合う。
軟体動物のセックスのように、ラミロアさんの舌をむさぼる。
最初のキスよりはるかに荒々しい。すすりきれない唾液をこぼしながら、
やっとオレたちは口を離した。

「さすが、といっていいのかわかりませんが、すごく大人のキスですね」
「そう‥‥でしたか? ごめんなさい、なんとなくそう動いただけなんです。
 でも、すごく興奮してしまいました」
「上気したラミロアさんの顔、いつもと違ってすごくかわいいと思います」
オレは頭の中で考えたことをすぐさま声に出した。いつもだったら恥ずかしくて
とてもいえない台詞だろうけど、みんな口にすると誓った今は、気にもならない。

「そ、そうですか? そんな怖い顔をしてるつもりはないのですけど」
「いつも綺麗ですけど、今はかわいいということです。
 胸、触っていいですか」
「はい。それで、あの、先ほどは聞けませんでしたけど、どんな感じなのでしょう。
 私の胸は」
「自身で触られたことかは?」
「それはありますが、他の方と比べたりとかはしたことがないんです」
「その人にはコンプレックスになると思います。大きくて、ふかふかとして」
 
硬くなっている先端に唇をつける。さきほどまでよりも張りがでてきているようだ。
りろりろと飴でもなめるように、舌先でねぶる。
片側だけまろばせた胸を攻め、あえて左側の胸には手を出さない。

「オドロキさん、右の胸が好きなんですか?」
それには答えずに愛撫の手をやすめない。やがて、左の胸に手を伸ばしたときには、
ラミロアさんの安堵と感度の高まった胸が手に入った。

暫く胸を楽しんだ後、音を立てて乳首から唇を離す。
ラミロアさんの息は荒い。そろそろいいだろう。
「ラミロアさん、下着をおろしてもいいですか?」
「は、はい」
ラミロアさんはさきほどからどうも受身だ。なんだか、何を頼んでもしてくれそうで、
さっきから色々とまずいことが頭に思い浮かんでくる。でも、止められない。
いつもの、毅然とした感じのラミロアさんとのギャップが興奮を増加させる。
オレは腹をくくってラミロアさんにお願いをすることにした。

下着をおろし、もじもじと膝をすりあわせるラミロアさんにオレは命令する。
「ラミロアさん、そこを自分で広げてください」
「えっ、ええっ?」
「お願いします」
「でも、オドロキさん、その」
「お願いします!」
「‥‥はい」

細い指先を伸ばして、秘所をさらけ出す。透明な糸が巣を張っている。
「もう濡れてますね。あっ、ひくひくしてます。気持ちいいですか?」
「あの、オドロキさん、もう、閉じてもいいでしょうか?」
「ダメです。真っ赤なここに、今から口をつけますよ」
「‥‥っ!」
オレの声で反応して、いやらしい穴もひゅくりと反応し、少しちぢこまる。
その様を見て楽しむ。やがて、おずおずと弛緩してきたところに、舌をねじ込んだ。

825 名前:オドロキ×ラミロア 3/5 mailto:sage [2007/07/01(日) 20:08:51 ID:cIIbckBj]
「ひゃううっ!」
もうぐっちょりとほどけているのはわかっていたので、最初から飛ばしていく。
ぐいぐいと押し付け、時には鼻先でクリトリスを押しつぶす。
こんなときでも高く美しい声で鳴くラミロアさんは、それでも開いた指をとくことはない。
「やっ、あっ、あうっ、だめぇっ」
高まっていくのがよくわかる。じゅるじゅるとわざとらしく音を立てて、音に敏感な
ラミロアさんに聞かせることでより辱める。
それでも顔を赤くして耐えるラミロアさんが一度果てるまで、オレの攻めは続いた。

荒い息をついてラミロアさんが横たわる。その横でオレは痛くなるほどに
自分を主張するモノをやっと開放した。

「ラミロアさん」
「は、はい‥‥」
「そろそろ、いいですか」
「え、ええと、それは」
「挿入します」
ストレートに言った。これ以上ないくらい。というか、普通は生涯言わないだろう。

「ごめんなさい、オドロキさん、その前にひとつだけ聞いてもらいたいことがあるんです。
 あの、オドロキさんはかえって嫌な気持ちになってしまうかと思って、言えなかったのですが」
ラミロアさんが、オレを制して言う。

「オドロキさんは、いくつの時にその、はじめてセックスを経験したんですか」
唐突だった。本当は大学生の時だけれど、言った言葉はなぜか
「じゅ、じゅうななのころです」
「まぁ、早熟ですね。すいません、聞いておいてなんですが私は覚えていないのです」
それはそうだろう。まぁ、意外と硬くて初心なラミロアさんはきっとその頃には
子どもの作り方もしらなかっただろうと思うのは男のロマンというものだ。

「聞いていただきたいのはここからです。先ほどもお伝えしましたが、私は子どもを生んだことさえ
 あるのにその記憶がありません。ですから、記憶を失ったのはその後なんです」
おそらくは二十歳台、というところだろうか。今更ながらに同情する。

「そして、私は、記憶を失ってから男性とは触れ合っていないんです」
ラミロアさんは声を落とす。その発言がオレの頭の中で理解の形をとるまでに少し時間がかかった。

「ということは」
「はい‥‥オドロキさんが今の私にとっては、はじめての人ということになります」

はにかむラミロアさんの表情は少女のようで、とてもかわいらしく、だから続けて言われた一言には、
すぐさま反論した。
「ごめんなさい、子どもまで産んだことがあるというのに、こんな気持ち悪いことを言って」
「とんでもない! むしろ光栄です」
「オドロキさんなら、そう言ってくるのではないかと思っていました。
 だから、最初は言うつもりはなかったんです。ひょっとして、体が覚えていてくれれば、
 こんなおばさんでもオドロキさんに満足していただけるかと思って」
「そんなのっ!」
「でも、私、オドロキさんにリードされるばかりで。だからお伝えだけしておこうかと」



826 名前:オドロキ×ラミロア 4/6 mailto:sage [2007/07/01(日) 20:10:55 ID:cIIbckBj]
ラミロアさんは肩を落とす。しっかりとした大人のラミロアさん。世界の歌姫。
けれど、彼女は記憶をなくして、思考能力などはともかく、行動の蓄積がない。
‥‥ひょっとしたら、オレが初恋というものなのかもしれない。
いや、かもしれない、じゃない。目の見えない彼女にわかるように、口に出し、体に示すんだ。

「ラミロアさん、ひょっとして、オレが初恋ってことになるんですか」
「‥‥はい。私の、子どもと、夫には悪いこととは思っています」
「どうして、オレを?」
「あなたは、マキと私を助けてくれました。ずっと守ってくださいました。
 私は、あなたのそばにいると、とても安心していられました。
 あなたのそばにずっといることができたら、と思っていました。
 でも、私は、あなたとは年が離れすぎています。
 けれど、今の感情のうちに、せめて一度だけでもと、無理にお誘いしたんです」

今の感情のうちに、というのは良くわからないが、ラミロアさんがオレを
好いてくれているのはわかった。
ある意味強引な手管といってもいい手法で、オレがラミロアさんに誘われた理由もわかった。
彼女は美人だし、好ましい人であることは十分にわかっている。
だから、弁護士としてあるまじき行いだとわかっていても、彼女との行為に踏み切った。

声を立てないオレにラミロアさんは黙って待っている。
ドアをあける音が聞こえたとしても、それを受け入れるつもりだろう。

「ラミロアさん、手を出してください」
「は、はい」
「今から乗せるものを握ってください。これからあなたの体に入るものです」
「‥‥熱いです。こんなに大きいものが?」
「そうです。あなたと一つになりたくて、もう止められません」
「私と?」
「はい。これをラミロアさん、あなたに挿入します」
「はい、私に入れてください」
オレに笑いかけると、ラミロアさんは先端に口付けた。


「なるべく、皮膚がふれあっていたいんです」
というラミロアさんの意見から、座位を取った。
お尻を抑えた手をゆっくりと下ろし、結合が始まる。

「い、痛いです」
先端が少し差し込まれただけで、ラミロアさんはそう言う。
以前読んだ本によると、何年もそういう行為をしていなかった場合、激しい痛みを
感じることもあると書いてあったような記憶がある。
その点からいっても、まさしくオレはラミロアさんのセカンドヴァージンとでも
いうものを奪うことになるんだろう。


827 名前:オドロキ×ラミロア 5/6 mailto:sage [2007/07/01(日) 20:12:55 ID:cIIbckBj]
「ゆっくりしますから、力まないで」
「はい。あの、キスしながら、お願いします」
ラミロアさんは全てを話してから、オレに頼る仕草を見せるようになった。
態度もどこか甘い。

何度も口付けをかわしながら、ゆっくりとやがて全ては埋まった。
「全部入りましたね」
「は、はい、途中からは楽になりました。でもごめんなさい。
 舌を噛んでしまって」
「オレは大丈夫です。じゃあ、動きますよ」

ぬちゅっぷちゅっといやらしく泡立つ音が根元から聞こえる。
ラミロアさんは慣れてきたのか、やがて声が出るようになった。
「‥‥っ! あんっ! あのっ、オドロキさんっ、なんだか、気持ちよくなってきました」

オレの前で甘く叫ぶ少女(心は)を見ていると、オレはなんだかまた彼女を
いじめたくなってきた。ラミロアさんは普段とギャップがありすぎるから困る。
ぴたりと動きを止めてしまう。

ラミロアさんはかじりついていたオレの首から頭を上げると、声をひそめた。
「‥‥オドロキさん、どうしたんですか。どこか、痛くなりましたか?」
「いえ、ラミロアさんに意地悪をしてるだけです」
「い、意地悪ですか」
「そうです」
「‥‥」

自分で腰を動かそうとする。そうはさせまいときつく手を固定した。
「あの」
「‥‥」
「意地悪、しないでください」

甘えた口調でそんなことを言ってくる。
「じゃあ、どんなことをしたいか言ってください」
AVばりにそんなことを聞いてみる。腹をくくると何でもいえるものだ。

「動いて欲しいです」
「もっとHな言葉で言ってください」
「‥‥言えません」
オレはそろそろと持ち上げて抜こうとした。

「じゃ、じゃあ一回だけですよ」
「どうぞ。オレ、待ってます」
ラミロアさんは上気した整った顔でなにやら考え込むと、ぐっと力を入れて声を出す。

「わ、私の、おま○んこ(ボルジニア語)をもっとついて下さい!」

828 名前:オドロキ×ラミロア 6/6 mailto:sage [2007/07/01(日) 20:15:32 ID:cIIbckBj]
「ボルジニア語でごまかすのは反則ですよ。だから一回だけ」
オレはぎりぎりまで引き抜くと、強く突きこむ。そのままぴたりと静止した。

「ひあああっ! だめっ、とめないでください、オドロキさん!」
「じゃあ今度はちゃんと」

「お、オドロキさんのおち○んぽ(ボルジニア語)をもっと動かしてっ!
 おま○んこ(ボルジニア語)つらぬいてぇっ」
「誤魔化したらダメですってば」

上半身をそらさせ、クリトリスの裏側辺りを刺激する。少しだけ。
「途中で止めないでくださいっ」
いやいやをするように体を動かす。

「自分で動くのは反則ですよ、ラミロアさん」
「おま○んこ(ボルジニア語)が気持ちいいですうっ」
なし崩しに動きを再開する。ラミロアさんはオレにしがみついてくる。
どうやら体はセックスの仕方などをしっかりと覚えていたらしい。
オレもラミロアさんの動きにひどく高まっていく。

「ラミロアさん、そろそろ出ます」
「な、中は赤ちゃんできちゃいます」
「胸に出しますよ」
ぎりぎりでひきぬくと、ラミロアさんの胸にこすりつけ、白濁を顔と胸に撒き散らした。


「はい、綺麗になりました」
「ありがとうございます」
ラミロアさんは笑ってオレに抱きつく。
どうやらラミロアさんは好きな人には意外とデレデレするタイプらしい。
二人でベッドの中で話をした。色々なことを。
彼女の胸の中は生まれてきた中で一番心地好い。

「‥‥少し眠いです」
「寝てもかまいませんよ、オドロキさん」
「‥‥ラミロアさん、名前を呼んでくれませんか。オレの名前、わかります?」
「ええ、知っています」
オレは目を閉じる。
「お休みなさい、法介」


──翌朝、ラミロアさんの姿はなかった。
なんの置手紙もなく、成歩堂さんを通じて、いつかご連絡しますという伝言だけが
伝えられた。

月日は流れ、まことさんもそろそろ退院しようかという頃。
珍しく事務所にいる成歩堂さんがオレに声をかける。
「ちょっとひのまるコロシアムに行ってくるよ」
「いってらっしゃい。あんなところに何かあるんですか?」
「ん‥‥まぁ、ちょっとヤボ用さ」
まぁ、成歩堂さんがふらふらしてるのは最近に始まったことじゃないけど。

「なんだか、いろいろと頭を抱えている女性の、人生相談にね」

829 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/01(日) 20:17:11 ID:cIIbckBj]
以上です。

830 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/01(日) 20:38:53 ID:pUy4YBxB]
なんという禁忌・・・これは間違いなく・・・




Good Job!

831 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/01(日) 23:30:23 ID:2BGsueYD]
興奮した!!GJ!

832 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/01(日) 23:39:53 ID:cP5Ri9c9]
ヤバイな熟女いいな
笑いもあってよかった GJ!!

833 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/01(日) 23:47:10 ID:j9sexO++]
うっはああああGJJJJJJJJJJJJJJJJJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
何か新しい道に目覚めそうな気がするwなんというあるまじき・・・!

834 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/01(日) 23:48:12 ID:j9sexO++]
何か俺のIDすげえwwwwwwww

835 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/02(月) 00:10:15 ID:H6bKgqMS]
sexキターwwwwwwwwwwwwwwwwwwww



836 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/02(月) 10:49:54 ID:uFKGMtYK]
>>803
成みぬGJ!!
あの人っていうのは、ボーンチャイナのことかな?w
続きまってます!!

>>783
王まこGJ!!まことが可愛い!
そして兄貴がなんか哀れww
また浮かんだら是非投下をお願いします!

>>823
GJ!!逆裁にもついに熟女系がキター!
この2人の関係を知っているだけにすげーいい!!
まさにあるまじかるぅぅー!!

837 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/02(月) 21:55:20 ID:fvMkg5m+]
ここ最近は充実してるな

838 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/03(火) 01:07:24 ID:QRqLGwz7]
>>823
ぐっじゃぶ!
ラミロアさんイイヨ−

839 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/04(水) 01:28:24 ID:bv63E7ds]
だから自宅警備員はニートだって言ってんだよ!!                               
      / ̄ ̄\                            違うお!立派な職業だお!
    /ノ(  ゝ 、_,ノヽ        r'´ ゙ヽ      /`ヽ          ____
    | ⌒(( ●)(●)        ヽ   ヽ从从/   /        \   /\
.    |     (__人__) /⌒l     \  \/  /て       (●)liil(●) ノ( \
     |     ` ⌒´ノ |`'''|    煤@ヽ/  /  そ     / (__人__)  ⌒   \
    / ⌒ヽ     }  |  |      ,)/  / \ く     |   |!!il|!|!l|         |
   /  へ  \   }__/ /      /   /\  \      \i⌒ヽェェ|      /
 / / |      ノ   ノ    /   / YYY\   \     \ \  /⌒,/´
( _ ノ    |      \´    /   /       \   \     / \ \/  /l
       |       \_,/   /         \   \_/    \__ノ |\
       .|            /            \             |) )


840 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/05(木) 23:06:47 ID:c3JTFie4]
おいおまいら、エロパロ好きに朗報ですよ (*´Д`)/ヽァ/ヽァ

“2ちゃんねる”を音声で読み上げてくれるWebブラウザー「SofTalk WEB」
音声は女性・男性のほか、中性、ロボット、機械など計8種類を切り替え可能
ttp://www.forest.impress.co.jp/article/2007/07/05/softalkweb.html


841 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/06(金) 03:42:10 ID:eSgfVv3D]
なんかウグイス嬢みたいな感じになりそうだなそれ。

842 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/07(土) 11:56:43 ID:8fVoUzx2]
棒読みされても燃えないだろ・・・

今の最先端は「セルフ音読」これに限る。

843 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/08(日) 02:07:42 ID:+q8ePX49]
遅くなったけど>>807GJ!
おまじないをガッツリ信じているまことに萌えた。まこと可愛いよまこと。
兄もなんだかテラカワイソス。

>>842
セルフ音読・・。原始に変える842テラカワユス842。
そんな自分はセルフ脳内音読。

844 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/08(日) 10:30:34 ID:tr1cqu8c]
茜さんよろ

845 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/08(日) 10:42:08 ID:oy3LCgPS]
>>842
セルフ音読だと女の喘ぎも俺担当になるんだよな。





……ごめん無理orz



846 名前:名無しさん@ピンキー [2007/07/08(日) 11:06:48 ID:cOzjE8TC]
>>828
おま○んこ(ボルジニア語)にワロタ

847 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/08(日) 14:08:09 ID:VhoUHfOQ]
>>846
ちょ、伏せ字になってねぇwwwww
今気が付いたwwwww

848 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/08(日) 18:07:20 ID:t/9ee5nm]
茜か、確かにそそるな

849 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/08(日) 20:28:45 ID:tm3TkHuD]
角煮にもこのスレにも定期的に沸く>>848がいい加減ウザいんだが


850 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/09(月) 19:11:23 ID:hjq2l8WV]
茜か、確かにそそるな

851 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/09(月) 22:39:38 ID:GKz8m0tg]
綺麗に挟まれた>>849に同情を禁じえないwwww

852 名前:名無しさん@ピンキー [2007/07/10(火) 00:21:09 ID:xTcD0iJP]
お菓子隊みたいなもんだとスルーしる

853 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/11(水) 13:34:54 ID:y9VPw6hd]
ナルみぬはまだかああああああああああああああああああ

854 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/11(水) 13:39:03 ID:TLmViSuV]
きっとぶつぎりにならないようまとめて
書いてくれてるんだろう。

855 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/11(水) 20:31:38 ID:EAGmHVmu]
じゃあその間にナルマヨ投下期待



856 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/11(水) 21:45:53 ID:rTOqWLqc]
そろそろタキタ×ミナミがくる頃と予想

857 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/11(水) 21:52:50 ID:Ak193Jde]
いや、茜だろ

858 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/12(木) 11:41:41 ID:Hg1HiobD]
オドロキ×みぬき
12レス程度

前スレ 933-940 と >>441-451の続き。

859 名前:オドロキ×みぬき 1/12 mailto:sage [2007/07/12(木) 11:45:49 ID:Hg1HiobD]
ウエディングドレス姿のみぬきちゃんがオレの前に立っている。
顔を赤くして、下から見つめてくるその姿がとてもかわいらしい。

日差しが差し込み、オレたちの影を伸ばしていた。
誰もいない教会。二人だけの世界だ。
国ではオレたちは一緒になることができない。
ここは誰でも結婚をさせてくれる町、ラスベガス。
Minuki Naruhodo と Hosuke Odoroki と書かれた婚姻証明書の前で
オレ達の影が重なる。
漢字で書かれたそれを手にすることは、生涯できない。

祝福する何者もいない中で体を離したオレの耳元に、小さく声がかかる。
聞き取れなかったその言葉を聞きなおすと、少しだけ大きな声で言ってくれた。
「やっぱり、王泥喜みぬきになりたかったな、って」

「みぬきちゃん‥‥」
あいかわらず、彼女は決して泣くことはない。その切なそうな顔のままに
させておきたくはなくて、もう一度唇を近づけた。

「発想を逆転させるんだ、オドロキ君!」
「きゃあっ!」

大きな声がして、みぬきちゃんが飛び上がった。

「せ、先生?」
これはたしかに牙琉先生の声だ。きょろきょろと見回すがどこにもいない。
そうだ、先生は刑務所のはずだ。こんなところにいるはずがない。

「結婚をし、成歩堂みぬきが、王泥喜みぬきになることができないなら!」
先生の声はさらに高い。どこにいるんだ、あの人は。

「彼と同じことをもう一度すればいい!」
彼? 彼って誰だ。

神父の姿をした先生がどこからともなく現れると、オレに指をつきつけた。
「成歩堂みぬきを養子縁組することで、王泥喜みぬきにすればいいんです!」
「な、なんだって!」

「パパっ!」
みぬきちゃんがオレに走りよってくる。見たこともない姿だが、
小学校くらいのころのみぬきちゃんだろうか。これはこれでやっぱりとてもかわいい。
「みぬきちゃ‥‥いや、みぬき」
抱きあげ、ぎゅっとしがみついてくるみぬきちゃんの体を抱きしめる。

「これでみぬき、王泥喜みぬきになれたんだよねっ」
「ああ、そうだね」
「みぬきねっ、大きくなったらパパと結婚するの!」
「ははは、みぬき、大きくなるのを待ってるぞっ」

そのままオレたちは教会を出て行く。後ろから先生の声が響く。
「オドロキ君、きみの未来に幸があるように!」

ありがとう、先生!

860 名前:オドロキ×みぬき 2/12 mailto:sage [2007/07/12(木) 11:49:19 ID:Hg1HiobD]
「牙琉! キミのそれは逆転とは言わない!」
「な、なにっ!」
それにかぶさるように声が響いた。教会のドアを開けて入ってくるのは成歩堂さんだ。

「発想を逆転させるとは、こういうことをいうんだ!」
先生に指を突きつける。さすがに似合っているな、場違いながらそう思う。
「成歩堂みぬきが、王泥喜みぬきになることができないなら!
 王泥喜法介が成歩堂法介になればいい!」
「な、なんだってぇ!」

元通りの姿になったみぬきちゃんがオレにしがみついてくる。
「これでオドロキさん、本当のお兄ちゃんになれたんだねっ!」
「いや、最初から本物だから!」
「ホースケ、大きくなったらパパと結婚するのっ」
「オレ、そんなこといってないよ!」
「ははは、法介、男同士は結婚できないぞっ!」

「なああああああああるううううううううほおおおおおおおおおどおおおおおおお!!」



(なんて夢を見てるんだ‥‥オレは)
どんよりと顔に縦線をいれながら、オドロキはため息をつく。

(だいいち、養子縁組をしたところで、問題はなんにも解決しないよ。
 そもそも、性的関係にある場合は養子縁組は認められないはずだ。
 ‥‥たしか。それにしても、それをどうやってみぬくんだろう。どうでもいいけど)
 
もう一度深く息をして、疑問とともに夢の残滓を外へと追いやる。
枕元の時計は普段の起床時間よりもかなり早い。
寒さは日に日に厳しくなっているはずだが、そんなことは二週間前から微塵も感じなくなっている。
体中から熱気を発散しているような少女とともにいるようになってから。

暗くなりはじめた思考を遮るように、目の前にある愛しい少女の顔を見る。
夢の中のそれと変わらず、オドロキの見慣れた、幼い表情が吐息を立てている。
あいかわらず起きる気配はない。感触を思い出し、唇に目がいく。
なんとなく手を伸ばす。

(ぷにゅ、ぷにゅ、と)
張りのある小さな唇を指先でいじる。はじくような感触の、手触りを楽しむ。
「おいーっす」
下唇を手前に引き、小さく声を出してみる。整った顔が崩れて、かなり変な表情だ。
頬を両脇から押しつぶしたり、鼻を上向きに向けてみたり、後で知られたらかなり
怒られそうな表情をさせてみたりした。
「はははは、はは」
笑い声が漏れた。部屋の中にすぐに消えてしまったけれど。

(そういえば昨日は、みぬきちゃんの前で、ほとんど笑えなかった)
相変わらず崩した顔から指を離すことなく、神妙な表情でオドロキはみぬきを見る。
そのまま、ベッドの上に、裸のまま半身を上げ、背筋を伸ばす。
くだらない夢と、目の前にいる面白い顔の少女のせいで、少しはすっきりしたようだ。
オドロキは持ち前の強いまなざしを取り戻す。涙のあとはもう見えていない。

(泣いていても解決なんかしないよな)
(みぬきちゃんのために、オレのために、より良い方法を考え、選択しよう)

みぬきと同じように、オドロキも本来前向きと勢いが信条だ。
大きく息を吸う。最近忘れていた。元気を出すためには、これが一番だ。

「王泥喜法介、大丈夫ですっ!!」

861 名前:オドロキ×みぬき 3/12 mailto:sage [2007/07/12(木) 11:51:24 ID:Hg1HiobD]
「朝からうるさいなぁ、オドロキさんは」
耳元でとんでもない声を聞かされ、それによって叩き起こされたみぬきはふてくされている。

そんな声が聞こえていないのか、返事もせずに朝食の用意をしているのはオドロキだ。
化粧の時間がほとんどないみぬきは朝にあまり時間がかからないが、
シャワーなどを浴びている間に作っている。

着替えたみぬきが食卓についた後、オドロキはさっそく用件を切り出した。
「みぬきちゃん、今日は時間はある?」
「えっと、今日は学校が終わったらその後は何もないですけど」
「そうか。じゃあ帰りはすぐに事務所に寄って」
「うん、わかった」

仕事でもあるのかな、とみぬきは思った。
昨日よりはずっと元気そうなオドロキをみて、みぬきは口に出さずにほっとする。
オドロキに言ってはいなかったが、昨日のオドロキはとても憔悴しているように見えたのだ。
そのままにするのが忍びずに、だから、恥ずかしかったけれど、元気を出してもらおうと
自分から積極的にしてみた。

昨夜を思い出し、食事をしながらみぬきは赤面する。オドロキには何を見られてもいいとは
思っているが、恥ずかしいものは恥ずかしいのだ。

普段は朝の早いみぬきが先に出るが、朝の早かった今日は二人で一緒に部屋を出る。
糊のきいたシャツにトレードマークの赤いスーツを身にまとったオドロキを間近で見る。
力強く前を見るオドロキの横顔は、いつからかみぬきの胸を熱くさせるものになっていた。

視線に気がついたオドロキが、みぬきの顔を見る。その視線に昨日のようなぶれはない。
「行こうか、みぬきちゃん」

部屋からさほどかからず、分かれ道に近づく。
みぬきは握っていた手をはなし、足を止めて、男を見た。
「いってらっしゃい、みぬきちゃん」
「いってきます、オドロキさん」

人のいないほうから、そっと頬にキスをして、学校へと向けて駆け出した。

862 名前:オドロキ×みぬき 4/12 mailto:sage [2007/07/12(木) 11:52:57 ID:Hg1HiobD]
事務所についたオドロキは、昨日は目を通す時間のなかった成歩堂が残した書類を
読み始めた。

内容は、やはり別の法律事務所や弁護士の紹介状がメインだ。
中にはアメリカのものもある。手回しのいいことに、ペアでの宿舎が用意される
ということまで書いてある。この国からいなくなることまで想定しているのだろうかと、
オドロキは思った。
それ以外にも、王泥喜法律事務所を設立するパトロンになってくれるという
書類まであったのには驚いた。
あやしげな商売のようだが、そんなに儲かるものなのかなと不審がる。
他にも、専属弁護士契約の予約もはいっている。なんとかマシスという署名だ。
画家のようだが、そんな職業に弁護士が頻繁に必要なのだろうか。

かなりの分量のあった書類をすべて読み終わり、オドロキは一息つく。
二週間でまとめるにはかなり大変だったろう。成歩堂に感謝の意がおきる。

成歩堂への怒りはあった。最初から言ってくれていれば、みぬきとは仲の良い兄妹として
ずっと過ごせていたことだろう。
こんなことになる必要はなかったはずだ。

ただ、それでもオドロキは、みぬきを一人の女性として愛せたことと、
その時間をくれた成歩堂に、ある意味では感謝もしている。
この二週間はオドロキにとって、代えようもなく大切なものだった。

オドロキは全てを過去形で考える。
みぬきと別れることは、彼の中ですでに既定事項となっていた。

「みぬき、ただいま帰りました!」

事務所のドアが開く。
多くの書類がのった机の前で、オドロキはいつものように声を返した。
「お帰り、みぬきちゃん」

863 名前:オドロキ×みぬき 5/12 mailto:sage [2007/07/12(木) 11:55:05 ID:Hg1HiobD]
こわばった表情のみぬきを見るのは悲しい。その思いは表情に見せず、オドロキは続ける。
オドロキの謄本をまず見せてから、言葉をなくしてしまったみぬきへ、
成歩堂の2つの話、4つの選択を聞かせた。

「オレの話はこれで終わりだ。昨日の昼、成歩堂さんにここまで聞いたんだ。
 みぬきちゃんに話を聞かせない、という選択はなくなったわけだけど」

最初にオドロキが消去したのは、みぬきに真相を伝えない、というものだ。
何も言わずにそのままつきあうことは、自分が許せなかった。
何も言わずに消えることは、考えはした。それも取らない。
他の、わざと自分を嫌わせる、などの選択肢も考えた。

全ては捨てた。自分は弁護士だ。全ては対話のなかでしか生まれない。
誤魔化しや逃げで、それを否定することはできない。

「それで‥‥オドロキさんの結論はどうなったんですか」
固い表情はくずさない。名前を呼ぶ前のためらいは、兄と呼ぶ行動だったのだろうか。

「昨日抱いてくれたのは‥‥そういうことですか?」
「オレの望む選択は、みぬきちゃんとは別れることだ」

揺ぎない発言に、表情が固くなる。告白の、その時よりもなお。
「そして、オレは、この成歩堂なんでも事務所でそのまま働いていきたい。
 みぬきちゃん、キミとも二週間前までのように、付き合いたい」
 
ひどく自分勝手なことを言っているな。オドロキは思う。
捨てた上で、元通りにつきあっていきたいと言っているのだ。
ひどい男だ。

「みぬきちゃんが、オレがそばにいることを許せないといっても、出て行くつもりはない」
(首だとでも言われればどうしようもないけど)
後の台詞は口に出さずに、閉じる。みぬきの発言を待つために。
それは、さほど待つこともなく、返された。

「‥‥パパは、選択はオドロキさんに任せるっていったんですよね」
「ああ」
「じゃあ認めます」

あっさりとそう言った。表情もぬぐったように元に戻っている。

864 名前:オドロキ×みぬき 6/12 mailto:sage [2007/07/12(木) 11:57:53 ID:Hg1HiobD]
「そう」
みぬきの許諾に、無感動な返答を口に出す。

「はい。でも」
「でも?」
「でも、今日までは恋人ですよね」
「え?」
「だって、一緒に働いてても、友達でも、そうじゃなきゃ兄妹でも、裸で一緒のベッドに
 寝てるのは変ですよね」
「まぁ、そうだけど、それは今朝までということなら」
「ダメです。ものごとには区切りってものが必要なんです」

強い口調でみぬきは詰め寄る。もごもごと反論を口にしようとしたが、
昨晩体を合わせた弱みに、オドロキはいい答えを探すことができず、しかたなく折れた。
「‥‥わかったよ。じゃあ、どうしようか。恋人らしく、デートでもしようか」

みぬきはふるふると首を振る。
「手を繋いだり、一緒にごはんたべたり、お買い物したりなら、2週間前までも
 ずっとしてましたよね」
「まぁ、たしかに」

「オドロキさんの部屋に行きましょう」
「何をするの?」
「決まってるでしょ」

みぬきはオドロキに指をつきつけて、宣言した。

「Hです」



オドロキは飲み物とできあいの食料を買ってアパートへと向かっている。
みぬきは着替えてから薬局へと行くという。
一緒にいこうよとオドロキは誘ったが、それは明日からでもできますといって意に介さなかった。

自宅への道中で、冷たい風にさらされながらオドロキは先ほどまでは見せなかった迷いの表情で
自問を続けていた。
(これでよかったのかな)

考えても答えが出ることではない。というよりは、考えたら答えはひとつしかなかった。
結局は、セックスと愛だ。
オドロキは、セックスと、それ以外を比べたときに、あまりにも失うものが
多すぎると感じた。理性的に言うと、全てを敵に回すもう一方は選ぶことは不可能だ。
セックスがなくとも、みぬきを愛せることはオドロキは自負している。

今までの関係についても、みぬきの年齢や、二人が会っていたのはアパートやその周辺に
限られることが良い方向に働く。もともとよくくっついていた二人だ。
気づかれることはないだろう。まことや茜には説明すればいい。
まだ肉体関係にまで及んだとは思っていないならば、なお好都合だ。

オドロキは、なにか暗くなり始めた考えをやめる。それを考えるのは明日でいい。
今日の自分は、恋人とやりまくるために料理をしなくてすむ買い物をしている
バカップルの片割れだ。眉間の皺を寄せるよりは、鼻の下を伸ばすべきだろう。

その時、ちょうどいいタイミングで携帯の着信音が鳴った。
非通知のディスプレイを見ながら受ける。

「はい、もしもし」
「やあ、オドロキくん」
「‥‥成歩堂さん?」

865 名前:オドロキ×みぬき 7/12 mailto:sage [2007/07/12(木) 12:00:49 ID:Hg1HiobD]
成歩堂の声だ。オドロキは不思議に思う。
この人はこっちの行動をずっと見ているんじゃないだろうか。

「オレに任せるんじゃなかったんですか」
「いや、すまない、気になったんでね。で、どうかな。決まったかい」
「ええ、決まりました」
「へえ、さすがに早いね。それで、どういうふうにしたの」
「みぬきちゃんには話しました。そして、彼女とは別れます。
 ただし、事務所からは出ていきません。みぬきちゃんのそばにはいますよ」
「そう、か」
「今さら成歩堂さんがダメだとかいうのは認めませんよ。
 それと、成歩堂さんがみぬきちゃんに今回の件で嫌われても、オレは助けませんからね」
「‥‥ああ、そうか。それは困るな。だけど、ま、大丈夫だろう」
「余裕ですね」
「そうかな。余裕なのは、キミのほうだと思うけどね。
 ぼくは、オドロキくんが
 『みぬきが好きだもん‥‥別れたくないもん!』
 とかいうのかと思っていたが」
「成歩堂さん、ネタが古いですね」

オドロキは軽口に乗ってこずに冷たい口調のまま続ける。

「ごめん、真面目に話すよ。そんなにトゲトゲしないでくれ」
「そうしてください」
「オドロキくん」
「なんですか」
「みぬき‥‥のことだけを考えたんじゃないよな」
「違います」
「即答だね」
「恋人じゃないとしても、オレは彼女のそばにずっといられるんですから」
「恋人じゃなくなってもかい」
「一緒に働いている同僚としても、友達としても、兄としても、です」
「みぬきは、悲しまないだろうか。そういうふうになっても」
「みぬきちゃんのことはわかりません。でも、オレはそれでいいんです」
「それでキミは充分なのかな。心から、そう思えるかい?」
「おかしなことをいうんですね、成歩堂さん」
「?」
「あなたは、みぬきちゃんのことを心から愛してないんですか?」
「‥‥ああ、これは一本取られたな」

「オドロキくん」
「はい」
「ありがとう。これからも、みぬきのことをよろしく頼む」

通話の切れた携帯をしまい、オドロキはアパートへと再度歩き出した。


部屋の簡単な掃除をしている間に、いつものシルクハットをかぶったみぬきが帰ってくる。

「ただいま〜」
「お帰り、みぬきちゃん」

視線を向けたオドロキは、抱えた袋の中のコンドームの数と栄養ドリンクを見てげんなりした。

(オレたちはこれから何をするんだろう?)



866 名前:オドロキ×みぬき 8/12 mailto:sage [2007/07/12(木) 12:03:37 ID:Hg1HiobD]
ベッドの上で互いに向き合う。すでに身にまとうものはない。
恋人としての最後の時間。しばらく互いの瞳を見つめ、やがてみぬきが声を漏らす。

「はじめて会ったときから、好きでした」
「それは嘘だよ」
即座に返した。

「オドロキさん、空気読んでください」
「いや、嘘だってすぐわかるし」
力を使ったわけでもないが、当たり前のようにすぐわかる。

「じゃあ質問を変えます」
むっとしたみぬきはオドロキに指をつきつけた。

「えっ、今の質問だったの?」
「おっぱいは大きいほうが好きですか」
「しかもその質問、全然関係なくない?」
「いいから答えてください」
「‥‥ええと、みぬきちゃんくらいのが」
「嘘ですね」
汗が出た。

「まことさんをHな目で見たことがありますね」
「ははは、そんなことが」
「嘘ですね」
だらだらと汗が出る。

「茜さ」
「待った! ちょっと待って。
 じゃ、じゃあ、質問を返すよ。牙琉響也のことをかっこいいと思っている」
「はい」
(‥‥まぁ、本当にかっこいいからな)

「オレよりも、牙琉響也のことをかっこいいと思っている」
「はい」
(‥‥すこしくらいは反応してくれてもいいと思うんだけど)

「じゃあ、牙琉響也のことを‥‥Hな目で見たことがある」
「いいえ」
反応は0だった。

「今度はみぬきの番ですね。まことさんとHしたいと思ったことがある」
「‥‥」
「オドロキさん」
「すいません、あります」

「‥‥もう一つ、質問しますよ。今、まことさんとHしたいと思っている」
「思ってない」
「茜さん」
「みぬきちゃん以外の誰とも、そうしたいと思ってない」

「最後に一つだけ。
 みぬきを、連れて逃げたいと思ってませんか」
「心の底からそう思ってるよ」

867 名前:オドロキ×みぬき 9/12 mailto:sage [2007/07/12(木) 12:05:53 ID:Hg1HiobD]
唇があわさる。朝触ったときのように、初々しい感触を同じもので感じ取る。

「ん‥‥ふぁ‥‥」

舌先は二人の歯茎をめぐる。唾液がこくこくと溢れ、互いの口内を満たす。
胸元へこぼれた雫を使い、オドロキはみぬきの乳首へまぶそうとする。
それを押しとめると、かわりに唇をはずしたみぬきの舌がオドロキの胸へと近づいた。
舌先で申し訳のようについている乳首をこすりあげる。
ひくんと反応するオドロキを見て、みぬきはにっこりと笑う。
(ひょっとして、いじめる方が好きなのかな)
みぬきは今更ながらにそんなことに気がついた。
(いまさら、じゃないよね)
時間はまだ、たくさんある。

みぬきが上になり、シックスナインの体勢でオドロキはみぬきの
色づきの少ない性器を愛撫する。
ほんの少し広げ、口の部分を指先でこにこにとこねる。
クリトリスは刺激が強すぎるのか、みぬきは前戯にはあまり好まないようだ。
いつも一番最後の時に、若干触るようにしている。

みぬきは逆側でオドロキの先端を小さく舐めている。
口はよく回るというのに、舌先はやっぱりぎこちない。ちろちろと反応の良い場所を
攻めている。

ある程度潤ったと思った頃、オドロキは体を起こした。
みぬきは申し訳なさそうな顔をしている。

「気持ちよくないですか?」

それに返すことはなく、ベッドの横に腰掛けると、みぬきの細い腰を持ち、
自分の膝に股間をあわせた。

「な、なに、オドロキさん」

オドロキはそのままみぬきの腰を前後に動かした。
にちゃにちゃと音を立てて、膝の摩擦によってみぬきの幼い陰唇も前後へ動かされる。

「いい音だね、みぬきちゃん」
「やっ、やだ」

みぬきの手がオドロキの肩にかかる。かわりにオドロキは膝を前後左右に動かした。
みぬきの腰を固定したまま、ロデオのように動かす。
あいている唇で乳房への愛撫も重ねる。ちゅみちゅみと動きにあわせて
舌先と乳首が小さく触れ合う。

「こんなの、恥ずかしい!」
みぬきは顔を赤くして嫌がる。音はより強く、摩擦も薄く、膝にぬめりがあらわれ、
よりみぬきの羞恥が強まる。
ひきめくられた花はぬらぬらといやらしく開き、オドロキを猛らせる。

「やだ、みぬきも何かしたいです」
「ダメだよ」

みぬきは肩に手をおいたまま、支えの手を動かせない。
股間で赤くはれ上がるそれを見て、みぬきは何かしてあげたくてたまらない。
いつしか気づかないうちに、みぬきは自分で腰を振っていた。

「んっ、だめっ、オドロキさん、だめ」
みぬきが口から声を漏らすが、オドロキはもう体を動かしてはいない。
自らの腰を振り、オドロキの膝にこすりつけ、果てるまで自身で体を慰めていた。

868 名前:オドロキ×みぬき 10/12 mailto:sage [2007/07/12(木) 12:08:09 ID:Hg1HiobD]
「オドロキさんって、けっこうヘンタイだよね」
「一人でいっちゃうみぬきちゃんこそ‥‥ごめん、嘘」

ふりあげたこぶしを下げて、みぬきはオドロキに冷たい声をなげかけた。

「みぬき、15歳なのにHなことするし」
「それは、オレだけのせいじゃ‥‥いえ、すいません」

「まことさんにも色目を使ってたみたいだし」
「色目なんて使ってないよ! 美人だし、ほんのちょっとそう思ったことがあるだけだってば!」
「まことさんも、オドロキさんのこと、ちょっといい、って思ってたみたいだし」
「え、ほんと?」
つられた言葉に今度は冷たい目が返ってくる。

「オドロキさん、ちょっと目をつむって」
「痛いのはイヤだよ」
「コドモみたいなこと言わない。いいから早く」

仕方なく目を閉じる。緊張で少し肩が上がっている。

「‥‥オドロキさんって、ヘンタイだったんですね」
「うわあ!」

聞いたことのある人の声に、あわてて目をあけてもそこにはみぬきがいるばかり。

「い、今のは?」
「魔術師ですから、みぬき」

とくいそうなみぬきを前に、呼吸を落ち着かせる。
‥‥声帯模写か。オドロキはそう思った。ボウシくんの腹話術もたしかに見事な男声だ。

「オドロキ君、アンタ、ヘンタイだね」
「いや、茜さんの声真似もうまいのは認めるからさ。
 その発言をさせるのはやめてよ」
 
「おデコくん、キミってヘンタ」
「やめなさい」
「ひゃあ! きゅ、きゅうに胸に触らないでください!」

「やっぱり、その声がいいよ」
真顔でそう言うと、オドロキは抗弁を遮るように、唇をあわせた。

869 名前:オドロキ×みぬき 11/12 mailto:sage [2007/07/12(木) 12:10:47 ID:Hg1HiobD]
「そろそろいいかな」

今日のオドロキは容赦なく、みぬきを攻めている。そろそろ自身も限界だ。
くったりとしたみぬきをベッドへ横たえ、買ってきた未開封のコンドームに手を伸ばす。
「ま、待って」
「?」

みぬきが止める。その視線にこめられた想いを感じて、オドロキが少し声を低くする。
「みぬきちゃん‥‥」
「違うの、みぬきがつけたいんです」

袋を丁寧に切り、コンドームを取り出す。袋は枕元に置き、オドロキの股間へと近づいた。


みぬきははじめての時のように、仰向けに横たわってオドロキを迎える。
オドロキはみぬきの足を持ち、自身を分け入らせた。

首に腕を回し、また、唇を合わせる。その頃には全て埋めていた。
唇を離し、腰を動かす。みぬきの顔をみつめながら、前後へと蠢く。

しばしの律動の果てに、オドロキは達した。
しおれないうちに性器から引き抜き、ゴムを廃棄する。

「次、です」
みぬきは体を起こし、まだ焦点が合わない目のまま、白濁にまみれたオドロキの性器をくわえた。
「み、みぬきちゃん」

時計は刻々と過ぎていく。
何回か休憩を挟み、時間帯はすでに深夜。

そろそろ限界かなというオドロキの前で、みぬきは驚きの発言をしていた。

「みぬきちゃん、もう一回いってもらっていい」
「あの、おしりの、ほうをお願いします。
 何もつけないで、え、えっとだいじょうぶです!
 ちゃんと調べて、綺麗にしておきましたから!」
自分で言っておいて顔を真っ赤にする。
そういえば薬局の袋の中にエネマなんとかというよくわからないのが入っていた。
あきれたオドロキはすぐには言葉が出ない。少しして出た言葉は、からかいの言葉だ。

「馬鹿だな、みぬきちゃんは」
「馬鹿っていうな!」
「そんなことなら最初から言えばよかったのに」
「言えるわけないでしょ!」
「大丈夫だよ、一回目から毎回ちゃんとほぐしてきたんだから」
「へんたい! へんたいへんたい!」

870 名前:オドロキ×みぬき 12/12 mailto:sage [2007/07/12(木) 12:13:17 ID:Hg1HiobD]
指先と舌でみぬきをいつくしみ、さらにみぬきをダメにした後。
いよいよそのときが近づいた。

「この体勢いやです」
「だって、普通の格好じゃ」
「オドロキさんの顔見えないのいや」

みぬきは駄々をこねる。やはり後背位はいやだというのだ。
「それくらいなら、みぬきが上になります」

オドロキはあきらめて横たわる。
みぬきのあまり豊かではない、それでもとても美しいからだが大きく広がった。

オドロキの性器を手に取る。
みぬきの股間に近づく。そのまますすめれば、オドロキの体がみぬきに埋まる。
何もつけていない今ならば、着床することもありえるだろう。
「オドロキさん‥‥」
オドロキは何もいわない。みぬきのするがままに任せている。

ここで彼女が正しいほうにいれたとしても、それでかまわないのかもしれない。
感情はそれを拒まない。直接、彼女の体とこすりあい、吐き出すことができたなら、
それはきっと果てしない喜びだろう。

みぬきは大きく息を吐き、自身の後ろに差し込んだ。

「くうっ」
「いっ!!」

強烈な締め付けと、強烈な痛みが襲う。ぎりぎりとしめつけ、オドロキを絞り上げる。
ほどなく精液を吐き出されるだろう。

時刻はもうすぐ24時を回る。

                                                つづく

871 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/12(木) 12:14:33 ID:Hg1HiobD]
以上です。

872 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/12(木) 13:27:53 ID:H1dSNvUI]
超GJ

873 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/12(木) 15:25:46 ID:cQOro0rt]
投下きてた。待ってた。GJ!
しかし、セツナスなぁ・・。

874 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 10:38:39 ID:9viJYdv5]
GJ!!
面白すぎる。がんがれ職人。

875 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 12:33:04 ID:Kc8UKKyX]
GJ!!!!!



876 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 14:14:46 ID:jxb5CMOB]
ここが2chだという事すら忘れてしまうくらい
普通に楽しんでいる漏れがいる
GJGJGJ!!!!!

オドミヌもナルミヌももっと見たい!wktk!

877 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 18:51:27 ID:Z99gxRAu]
GJ!!
リミットが解ってて…エロいのに悲しい話だな。すごくイイ。

878 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/13(金) 21:08:07 ID:zcdHKOeA]
でも事実を知ってもなお愛し合おうとする前向きな話とも言えるよね?
GJ!!

879 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 07:32:47 ID:xAaBKsLo]
 『みぬきが好きだもん‥‥別れたくないもん!』
ってなんのネタ?

880 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 07:35:57 ID:9Gspg/KV]
トトロかトミーだと思った

881 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 15:06:15 ID:82f9STnr]
「みゆき」の結婚式のシーンだと思った
アニキが妹の結婚式のスピーチでこう告白しちゃうんだよなぁ

882 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 15:18:29 ID:Y3bkmv76]
弟×茜、書いてたら長くなり過ぎたので削ってます
そのうち落としにきます

883 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 17:15:03 ID:ur+YYMLq]
>>882
期待してる!!

884 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/14(土) 21:55:23 ID:RJVKAKSy]
オド×みぬ投下
GJ!

885 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 04:39:21 ID:dzYMupD7]
前にミツメイ投下したんだけど、よし、また書くぞ。台風だからすることないし。
茜の声が多い? 真宵? っつーか、真宵でエロいの難しくない? まとめサイトの真宵のはすごいよ、ホント神。






886 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 08:04:36 ID:LjbdLY9g]
>>885
ミツメイ好き!
台風に怯えながら待ってます!

887 名前:名無しさん@ピンキー [2007/07/15(日) 10:55:12 ID:GJ8o3btj]
>>882
台風の中映画館に向かいながら待ってます!

888 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/15(日) 19:11:51 ID:lDdbU/Hx]
マジかよ!

889 名前:ミツメイ1 mailto:sage [2007/07/15(日) 22:08:35 ID:O2DRtdAZ]
「自分の始末は、自分でつけたな。あいつ」

主席検事室で、『裁判員制度』テストの中継を見届けて、御剣は言った。
7年間、歯がゆい思いをさせられた親友を、責任者に起用するに当たってはこの男もかなりの権力を行使した。
「裁判における証拠の位置。この制度の導入で我々の今までの」
「その議論は、し尽くしたと思うけど」

中継の終わったモニターにリモコンを向けて電源を切り、狩魔冥は御剣の言葉をさえぎった。
「・・・そうだったな」
「成歩堂龍一に、おかえりを言わなくてはならないわね」
「あいつに、その気があれば、バッジを返還するかどうか、弁護士会が検討するだろう。おかえりを言うのはそれからだ」
御剣は、こみ上げる笑いをこらえるように表情をゆがめた。
「言葉のわりに、うれしそうだこと。主席検事」
「う・・・ム。そうだろうか。君こそ、晴れ晴れとした顔をしているように見えるが」
冥はピシッと鞭で空を切った。
法廷以外でむやみに振り回すことがない鞭だが、御剣の前では時折照れ隠しにふるう。
「私は、牙琉響也がそこそこいい仕事をしているからっ」
「そういえば、牙琉検事の指導係は君だったか。・・・なるほどな」
勝敗だけにこだわる、若い頃の自分や冥なら、牙琉をこんな風に育てることはできなかったかもしれない。
法廷において大切なのは、検事と弁護士が勝敗を競うのではなく、互いに全力で戦うことにより真実にたどり着くこと。
牙琉響也は、最初からそれを知ることが出来た。冥の指導で。

「この後裁判所で今日の裁判について会議がある。帰りは遅くなると思うのだが」
御剣が言いにくそうに冥を見た。
「かまわないわ」

葉桜院の事件で、緊急帰国した御剣と冥は、検察局の意向でそのまま日本にとどまることになった。
自分のマンションを残していた御剣はともかく、冥は父が不在の狩魔邸に帰りたくなかった。
部屋が見つかるまで、と転がり込んだ御剣の部屋で、冥はもう8年も「部屋を探し」つづけていることになる。
もちろん、表向きはそんなことはおくびにも出さず、出勤も帰宅も時間をずらし、知人に目撃されそうな近場に二人で出かけることはしない。



890 名前:ミツメイ2 mailto:sage [2007/07/15(日) 22:09:54 ID:O2DRtdAZ]
実際、その日の真夜中になって御剣は自室のドアを開けた。
冥は休んでいるだろうと思ったが、リビングのソファにノートパソコンを置いて床に座り込んでいた。
「寝ていなかったのか」
「今日のこと、真宵にメールしたのよ」
綾里真宵は倉院の里で、いまや家元としてマスコミにも時々姿を現していた。
「そうか。真宵くんも成歩堂のことは気にしていただろうな」
「成歩堂が復帰できないようなら、誰かを霊媒して弁護士会に乗り込んでやるそうよ」
「誰かというのは・・・誰だ?」
「さあ。誰か、じゃない?弁護士会の連中がおびえるような・・・、無罪に出来なかった被告人とか」
「・・・やりそうで怖いな」
上着をクローゼットにかけて、襟元のクラバットを解きながら、御剣は数人の顔を思い浮かべた。
「ゴドー・・・神乃木の弁護士再登録でも揉めてたからな。弁護士会の連中、一気に老け込むかもしれん」
「神乃木荘龍には、検察局に残ってもらいたかったのだけど」
ノートパソコンを閉じて、冥がつぶやく。

ふいに、御剣がソファに腰を下ろした。
床に座り込んでいた冥の目の高さに、御剣の脚がある。
「君はずいぶん彼に肩入れするのだな」
「・・・あなたが真宵を気にするほどではないと思うのだけれど」
下から見上げる冥に、御剣は思わず視線をそらした。
「ばかな。私が、なぜ」
「目をそらしたわよ、御剣怜侍」
「・・・いや」
それは、君が。
もう幾年、一緒に暮らしても。
何度肌を合わせても。
冥に見つめられると、御剣はどきりとしてしまう。

「もう、休むといい。明日に響く」
「逃げるの」
「・・・ム。そのような、アレではない・・・」
艶やかな目で御剣を見つめて、冥はくすっと笑った。
指先で、御剣の脚をなで上げる。
「いいわ。週末にでも、はっきりさせましょう」
「・・・・どういう、ことだろうか」
週末まで、待てるだろうか。
御剣は、冥に気づかれないように息をついた。

891 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 10:11:43 ID:Yh1R5mmh]
わっふるわっふる

892 名前:fujisanate mailto:sage [2007/07/16(月) 11:12:35 ID:LuCUO9Zz]
茜×響也を書いてみたのですが、キスまでしかないしろものですが、
投下した方がよいでしょうか?

893 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 11:26:58 ID:ImhUKvyy]
はい、投下した方がよろしいです

894 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 11:27:45 ID:NemXnV3F]
ミツメイキタ!!!
続きまってます!
>>892
是非!積極的な茜みたい!

895 名前:茜×響也 mailto:sage [2007/07/16(月) 11:31:19 ID:LuCUO9Zz]
 その日の朝、茜のデスクにはあまり資料などが積まれていなかった。
最近やっと、仕事が片付いたのだ。
「ふう。」
こういうときこそ、お祝いにかりんとうでも食べたいのだがあいにく上司に禁止されている。
以前デスクの位置を変える際にたくさんのかりんとうのカスが茜のデスクからこぼれ出し、つくえの引越しプラスかりんとうのカス掃除になったからだ。
「刑事クン、おめでとう。」
ちゃらちゃらと音がする。
そして影が見える。
その人物はかりんとうをデスクの上に置いた。
「牙琉検事・・・検事としてここにいるなら、帰ってください。」
茜は冷たく言った。
「刑事クン、確かに検事としての用事もあるけれど、君のお祝いもしたかったんだ。」
いいからとっとと帰ってぇぇぇぇ!
茜は心の中でそう思ったが、口に出すわけにはいかない。
「何でボクには冷たいの?ボクはキミのこと愛しているのに。」
こういう光景が日常茶飯事のため誰も口を挟まない。
あーあ、貧乏くじひいたかなあ。
そう、科学捜査官の試験に落ちたところからほとんどのイヤなことが。
「茜クン、百面相してる君もいいね。」
うっとりしたように牙琉響也は言った。
「何でいきなり茜クンになってるんですか!」
「キミの名前を呼びたかったんだ。」
「私、受け付けに用がありますから。」
そう言うと、茜は立ち上がりすたすたと受付まで歩いていった。





896 名前:茜×響也2 mailto:sage [2007/07/16(月) 11:32:15 ID:LuCUO9Zz]
 ・・・いいかげんにして欲しい。
茜の心はレイニーだった。
後ろからじゃらじゃらさんがついてくる。
「仕事は片付いたんですか?」
茜が聞くと、
「別に受け付けに行ってからでもできるような仕事だからね。」
響也が少し楽しそうに答える。
何が嬉しいのか、茜には見当もつかなかった。
一応窓口側に回って書類を提出する。
ややこしい書類だったためか、昼休みまでかかってしまう。
はっきり言って、検事の仕事にもものすごく差し支えるのではないかと思われるが、響也は職員用出入り口に立っていた。
受け付けにはもう茜と職員の人、そして検事しかいない。
ぱあん
乾いた音が響く。
次の瞬間、茜のこめかみに拳銃が突きつけられていた。
つまり、人質扱いされた。
まさか、こういうことになるとは思わなかったので拳銃も持っていない。
「おい、あんたらがぱくってったリーダーを解放しろ!」
そういう要求か。
恐怖で体の震えが止まらない。
男は二人だった。
一人が茜のこめかみに銃を向けている。
もう一人はなぜか出刃包丁を持って周囲を見回している。
予想も出来ない事態が起こった。
響也が出刃包丁の男の視線をくぐって、茜を引っ張り出す。
乾いた音がして、茜の首の辺りに生ぬるく鉄のにおいがする液体がかかる。
それでも響也の行動は速かった。
あっという間にカウンターの下に隠れる。
茜は響也の肩を見た。
鮮やかな赤が流れ出している。
「ギターが弾けなくなるんじゃないですか!?」
小さな声で茜が言うと、響也は嬉しさと悲しさを無理矢理混ぜたような表情をした。
「でも、茜クンは助けられた。」
サイレンがした。
「警察だ!覚悟しろ!」

897 名前:茜×響也3 mailto:sage [2007/07/16(月) 11:33:28 ID:LuCUO9Zz]
その後、事件のあったときにその場にいた三人は散々事情を聞かれた。
事情を言い終わるまではだいぶ時間がかかった。
まずは茜、響也、職員の方の順で事情を聞かれた。
茜は響也が行った病院に行った。
響也は一人部屋でベッドに転がっていた。
「茜クン、来てくれたんだ。」
響也はまるで宝物を見つけた子供のように、嬉しそうだった。
「今日は助けてくださってありがとうございます。しばらくは茜クンって呼んでもいいですよ。それから。」
二人の唇がしばらく触れ合う。
舌を絡めあう。
それから唇を離す。
茜は自分の頬が赤くなっているだろうと考えると恥ずかしかった。
「じゃっ、失礼しました!」
茜は病室のドアを荒々しく開閉して部屋を出て行った。
「やっぱり、茜クンが本命だよ・・・・すてきだ。」
つぶやくように響也は独り言を言った。

898 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 11:35:29 ID:LuCUO9Zz]
以上です。
あんまりエロくなくてすいません。

899 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 11:36:49 ID:NemXnV3F]
GJ!!茜可愛すぎ!!!

900 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 13:09:55 ID:EItf4RCS]
GJ!GJ!エロ無しでも全然GJ!!

901 名前:ミツメイ3 mailto:sage [2007/07/16(月) 13:40:51 ID:p9MlMoUk]
目を覚まして、御剣は反射的に手を伸ばした。
冥がいるはずの場所が、空いている。
がばっと起き上がり、軽くめまいを感じてこめかみを押さえる。
朝に弱い男だった。
昨夜は冥の帰りが遅く、風呂上りのまま待っているうちにソファでうたた寝して、
帰宅した冥に鞭で打たれるように寝室へ追い込まれたのである。
「風邪でも引くつもり?私、病人の看病は苦手なのよ」
狩魔は看病も完璧なんじゃないのか。
そう言い返したかったが、せっかくの週末をすねた冥の機嫌取りに費やすのは不毛だった。
裁判員制度のテストもあって、今週の疲れがたまっていたのか、
ベッドにもぐりこんだ記憶もあやふやなまま眠ってしまったのだ。
ベッドから脚を下ろすと、リビングで人の声がした。
冥が電話でもしているのかと思って寝室のドアを開けると、元気な声が迎えた。
「うっわー、御剣検事さん、ピンクのパジャマですか?!」
これは、夢の続きだろうか。
「とってもかわいらしいです、みつるぎ検事さん」
アイランドキッチンの向こう側で、冥が不敵な笑みを浮かべている。
「・・・どういうことだろうか」
御剣の周囲で、『家元』の装束を着た真宵と、春美が大騒ぎをしている。
「なんかさー、ナイトキャップとかもかぶってそうだよねー」
「真宵さま、いけませんわ、みつるぎ検事さまのパジャマを勝手に脱がせては」
「・・・やめたまえ、真宵くん、ボタンをはずすなっ」
真宵と春美に身ぐるみはがれそうになってパジャマをかき合わせている御剣に、冥が言った。
「顔を洗って着替えてくる、というのはどうかしら。そうしたらコーヒーを入れてあげてもいいわ」
「ウ・・・ム。そうしよう。説明は、そのあとで聞かせてもらう」
あたふたとバスルームへ駆け込む。
私としたことが。
まさか真宵くんと春美くんが居るなどと思いもせずに、うかつだった。
いや、7年ぶりの再会が、日曜の朝の自宅へのふいうちというのはいかがなものか。
シャワーを浴びようと思ったが、着替えを取りに戻るにはまたリビングを通らねばならない。
なにやらリビングで盛り上がっている三人から隠れるようにして寝室へ戻り、
サイフォンがいい香りを立てる頃に、隙のない身支度を整えて、リビングへ出て行った。

902 名前:ミツメイ4 mailto:sage [2007/07/16(月) 13:41:39 ID:p9MlMoUk]
「・・・それで」
振り向いた真宵は、御剣をわずかに動揺させた。
くるくると変わる表情豊かな顔は、7年前の面影を残したまま、大人の女性に変貌している。
冥と同い年のはずだった。
小さな女の子だった春美は、つぼみが開花する頃の少女になり、はにかむ癖はそのままに、こちらも照れさせるような仕草で見上げてくる。
「なぜ、君たちはここにいるのか」
真宵は御剣が腰を下ろしたソファの隣に、勢い良く座った。
「あーあ、ご挨拶ですね。ひさしぶりなのに」
「・・・元気そうだ」
「はいっ、もう真宵さまは倉院の若き美人家元として人気スターなんですっ」
「私は聞いたことがないが・・・っ」
成長した分、春美のビンタはパワーアップしている。
御剣の前に冥がコーヒーカップを置いた。
紅茶党の御剣が、一日で唯一コーヒーを飲むのが朝だった。
狩魔はコーヒーも完璧に淹れた。
「・・・ビンタされても嬉しそうね、御剣怜侍」
「な、なにをいうのだ」
「言ったでしょう、週末にはっきりさせるって」
確かに、言った。
それは、御剣が真宵を気にしているかどうか、本人を前にしてみようということだったのか。
御剣はコーヒーカップを取り上げる振りをして隣に座った真宵から、わずかに離れた。
「それで、まだ答えを聞いていないのだが」
「なんですか?御剣検事。あ、もう御剣主席検事でしたっけ。出世したんですね。なるほどくんと大違い」
真宵がそう言って首をかしげる。
裾の長い家元の装束が、大人っぽくなった真宵に似合う。
ちらりと隣に送った視線に、何かが絡み付いてくる気がした。
春美が、ニラみつけている・・・。
あれほど「キライ」と言っていた冥と和解した春美が、今度は御剣を敵視している。
「真宵さまとわたくしは、なるほどくんのところへ行くのです。ここへは、そのついでに寄らせていただきました。真宵さまは、なるほどくんに」
「は、はみちゃん」
そうか、成歩堂に会いに来たのか。
ほっとした反面、春美とみぬきが顔を合わせたらどうなるのか、不安でもある。
御剣がコーヒーを飲んでいる間に、真宵と春美はステレオでしゃべりつづけ、冥に見送られて風のようにマンションから出て行った。

903 名前:ミツメイ5 mailto:sage [2007/07/16(月) 13:43:00 ID:p9MlMoUk]
先ほどの真宵とは正反対に、重さを感じさせないほど静かに冥が御剣の隣に腰を下ろした。
「顔が赤いわよ、御剣怜侍」
「・・・ム。真宵くんたちには不意をつかれた。私は聞いていなかった」
「このあいだ成歩堂のことを知らせたから。倉院から出てきたついでにここへも来るって」
御剣の手から、空になったカップを取り上げる。
「気づいてないのね」
「・・・」
なんだろう。
なにを聞かれているのだろう。
御剣は表情を変えないように抑えつつも脈拍が速くなるのは抑え切れなかった。
冥は御剣の肩に手をかけて、耳元に唇を寄せた。
ささやきの代わりに白くて長い指で御剣の脈打つこめかみに触れる。
「・・・気の小さいオトコ」
ぷっと小さく吹き出して、冥はそのまま彼の肩に頭を乗せた。
「コーヒー豆を変えたのよ。頂き物なのだけど。今までのより深煎り」
御剣はどっと、冷や汗が噴出す気がした。
泣く子も黙る御剣主席検事。
笑う子も泣かせる狩魔検事。
世間の評価は正しい。
私は、君にはかなわないのかもしれない、狩魔冥。
「・・・頂き物?」
ふと、なにか予感がして御剣は冥の手からもう一度コーヒーカップを取った。
肩の上で、冥の頭が揺れた。
笑ったのだ。
「ゴドーブレンド、何番だったかしら」
やられた。


904 名前:ミツメイ6 mailto:sage [2007/07/16(月) 13:43:48 ID:p9MlMoUk]
御剣は体を起こし、カップを置いて冥を抱き寄せた。
「・・・ドアに、鍵をかけただろうか」
真宵たちが成歩堂たちを連れて引き返してきたりしたら、たまらない。
答える唇をふさいで、深く口づけた。
そのまま、首筋をなぞる。
「神乃木に、なぜ会った」
私服のブラウスを片手で脱がせながら、言葉で責めた。
答えようとした唇を、またふさぐ。半裸になった冥を抱き上げて、まだかすかにぬくもりの残るベッドへ下ろした。
細いデニムを引きおろして、華奢な体をわき腹から腰にかけてねちっこく撫で回す。
「・・・・ん」
冥の腰をまたぐように膝立ちして、御剣は二の腕から肩、肩から鎖骨を通ってわき腹、形のいい臍から腰骨、そして太ももへと執拗に手と唇で愛撫する。
「・・・・ぁ」
冥の唇が開いて、切なげな声が漏れた。
「なぜ、会ったんだ?」
じらすように内腿を撫で回しながら、御剣は意地悪く言った。
「ん・・・っ、ああ・・・」
「ずいぶん、彼に肩入れするのだな」
御剣も、神乃木が知人や世話になった人にむやみと自家焙煎のコーヒー豆を試飲させるクセがあることは知っている。
「真宵を気にしている」と言った冥に、お仕置きをしてやりたい気分なのだ。

その日、御剣は冥が起き上がれなくなるまで、嬌声を上げつづけさせた。


END

905 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 15:43:15 ID:bqek/1sC]
ミツメイGJ!!!ヤキモチ焼く二人可愛い!!



906 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 15:50:03 ID:ocdVe7+V]
ミツメイキタキター!!!
マターリした雰囲気が熟年夫婦のようで萌えた(*´∀`)

907 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 15:53:13 ID:Roi0w8vB]
更新島倉千代子

908 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 19:35:08 ID:X0Aajm+D]
GJ!!
まさしくハイクオリティ
機会があったらまた投下してくれ

909 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/16(月) 22:30:04 ID:7Z7cSrAS]
現在483KB

910 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/17(火) 07:44:51 ID:P4pmuPPa]
響也×茜、エロあり投下します。


911 名前:響也×茜1 mailto:sage [2007/07/17(火) 07:45:44 ID:P4pmuPPa]
       『別離の前日』


「これ、例の事件の捜査報告書です」

 宝月茜は手にしていた書類の束を目の前の人物に手渡した。
「ありがとう。ちょっと中身確認するから待ってて」
 書類を受け取った牙琉響也は、長い指で紙をめくり始めた。
 自然と伏目がちになり、その瞼に長い睫毛の影が落ちる。
 茜は響也に見入っている自分に気付き、慌てて彼の顔から視線を外した。

『顔がいいだけで、ちゃらちゃらした女ったらし!』
 茜が響也に対して抱いた第一印象はこうだった。
 成歩堂龍一の弁護士バッジを奪ったのが響也だとわかった日にはさらに次のようになった。
『顔がいいだけで、ちゃらちゃらしてて、女ったらしで、あたしがこの世で最も嫌いなヤツ!!』

 しかし、刑事と検事という関係で半年以上行動を供にしていくうちに、茜は気付いた。
 響也の、真実を追究するひたむきな姿勢に。
 勝訴することで得られる検事としての手柄だとか、逆に敗訴することで負うリスクだとか、そういうことは彼に

は全く関係ないようだった。
(そういえば、検事のバンド仲間が言ってたっけ……)

『あいつはちゃらちゃらした格好をしているが、うっとおしいほど真っ直ぐなヤツだ』

 確かにそうだった。
 この台詞を放った人物は、響也の性格を的確に言い当てている。
 しかし彼は今、鉄格子によって隔絶された別空間の住人となっている。
 そしてもう一人、響也の良き理解者だった人物。実兄の牙琉霧人も、随分と遠くへ行ってしまった。
 彼らの罪を暴いたのは弁護士である王泥喜法介だが、そこには響也の協力も加わっている。
 響也は真実と引き換えに、自らの手で身近な人物を追いやったのだ。
 
 真実は時々、それを追及するものに刃を向ける。
 身近な者の罪過であったり、信じていた者からの裏切りであったり、刃はさまざまな形を持つ。
 うっとおしいほどまっすぐな響也は、抗うことも防御することもなしに、その刃をもろに受け止めた。
 満身創痍なはずなのに、それでも彼は真実を追究するために法廷に立ち続ける。

 ただひたすら真実を追い求めるその姿勢は、時折、恩人である成歩堂を髣髴とさせた。
 真実のために全力で戦っている成歩堂が好きだった。
 法廷での響也が成歩堂と重なって見えた時、茜は酷く動揺した。
 敬愛する弁護士と大嫌いな検事がダブって見えるなんて嘘。嘘に決まってる。
 心の中を駆け巡る打ち消しの言葉とは裏腹に、茜の目はいつの間にか響也を追っていた。
 そして、目を離すことができなくなった。


912 名前:響也×茜2 mailto:sage [2007/07/17(火) 07:47:21 ID:P4pmuPPa]

「うん、報告書はこれでOKだ。ご苦労様」
 書類から顔を上げた響也は、茜に向かって微笑んだ。
「……もうすっかり夜か。残業になっちゃったね。手間取らせて済まなかった」
 響也のオフィスの窓の外には、一杯の夜景が広がっていた。
 終業時間はとうの昔に過ぎている。
「いえ、仕事ですから。それに、夜が更けてから検事の所に報告書を出すのには慣れてます」
 響也は多忙だった。いくもの案件を同時に抱えている上、どれも手を抜かない。
 茜の同僚はよく、響也のことを差して"検事局一の凝り性だ"という。
 新しい事実が見つかった時など、終業時間の間際になって「今から報告書を出せ」と言われることは日常茶飯事だった。


「慣れてる……か。髄分迷惑かけたてたんだね」
 響也は報告書をファイルに挟み込むと、窓辺へ歩み寄った。
 夜景を背にして茜と向かい合う。
 その顔には笑みが浮かんでいた。笑顔のはずなのに、何故か茜はその中に影を感じた。

「安心しなよ。君がぼくのところへ報告書を出しに来るのは、今ので最後さ」
「……は? どういうことですか?」


「検事局の上層部の意向でね。見識を深めるために海外で勉強してくることになった」


「え……?」
 咄嗟に言葉の意味が解らず、茜は聞き返す。
 響也は視線を床に落とし、話を続けた。
「要するに、左遷だよ。ぼくの身近にいた人物が立て続けに捕まった。
 そしてぼく自身はまんまとアニキの策略にはまり、一人の優秀な弁護士からバッジを奪ってしまった。
 こんな検事を出世コースに乗せとくわけにいかないだろう?
 だから勉強という体のいい言い訳使って、海外に追いやるって寸法さ」

 響也の説明を聞き、茜は思わず叫んだ。
「そんな、酷い! 検事は全然悪いことしてないじゃない」
「あはは、ありがとう。まさか君が庇ってくれるとは思わなかった。
 ぼくは君の恩人から弁護士バッジを奪った男だからね」
「……それは……」
 言葉に詰まる茜の顔を、響也は見つめた。

「とにかく、いま君が出してくれたこの報告書は、大切に次の検事に引き継いでおくよ。
 明日、引継ぎが済み次第アメリカに発つことになってる」

913 名前:響也×茜3 mailto:sage [2007/07/17(火) 07:48:42 ID:P4pmuPPa]

「あ、明日?! 明日、明日って……どうしてそんなこと今日になって言うんですか!!
 もっと前から解ってたでしょ? そんな、急に明日って言われても……」
「決まったのは2週間前だ。その時点で言えば良かったね。だけど……」
 響也はそこまで言うと一旦言葉を切り、自分の前髪を触る。
 それは、彼が何か言い難いことを言うときに、必ずする仕草だった。


「だけど何となく、君には言い出せなかった。いや、何となく、じゃないな。言いたくなかったんだよ。
 "じゃあまた明日"と続けることが出来ない"サヨウナラ"なんて」


「牙琉検事……」
 言葉が出てこなかった。
 響也の言ったことが受け入れられなかった。
 何なの? このタチの悪い冗談は。嘘でしょ? 嘘。嘘に決まってる……。
 そんなことばかり、心の中を駆け巡る。
「刑事クン。突然になってしまって済まない。だけどちゃんとお別れが言えて良……」

「お別れだなんて言わないで!」

 響也の言葉を、茜の一喝が遮る。
 その茜の頬に一筋光るものが伝っていて、響也は驚いた。
「刑事クン……?」
 思わず茜の側へ歩み寄り、手を差し伸べた。
 しかし茜はその手を振り払う。
「泣いてません! 泣いてませんからあたし。
 大体、あなたはいつもそう。中途半端に口説いたりして、苛々する。酷すぎる」
「……ごめんよ」
「このまま"はいサヨウナラ"なんて絶対許さない」
 頬を伝うものを拭いもせず、茜は響也を見据えた。


「口説くなら、最後まで口説いてよ。天才検事なんでしょ? 一流アーティストなんでしょ?
 最後まで口説いて、そしてあたしを落として見せて」


「刑事クン……」
 躊躇いの表情を浮かべる響也に、茜は一歩近づいた。
 ほとんど至近距離で彼の顔を見上げる。
「ここで口説いてもいいのかい?」
 耳元で囁くように訊かれた。
 茜は頷く代わりに、彼の腕に身体を預けた。



 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

914 名前:響也×茜4 mailto:sage [2007/07/17(火) 08:09:54 ID:P4pmuPPa]




 窒息しそうなほど深く長いキスを幾度も交わした後、オフィスにあるリクライニングチェアに身体を横たえる。
 横になってからも、しばらくお互いの唇を確かめ合った。
 明かりが落ち、真っ暗になった部屋の中で探るように衣服を取り去る。

 露になった茜の肌に、唇を這わせた。
 欲しくてたまらなかった。ずっと前からこうしたかった。
 全身、余すところなく味わいたいと思った。
 細い首筋を軽く吸う。そこに己の名前を刻んで良いかどうか、無言で確認する。
 茜が軽く頷くのを見届けると、今度は激しく吸った。
 白い肌にくっきりと残った跡を見て、それが間違いなく自らの施したものであると認識して、喜びで震えた。

 形良い胸のカーブを掌で包み込む。
 あっ、という声にならない声が茜の口から漏れた。
 胸の丘の頂に唇を寄せる。硬くなった部分を舌で転がすようにゆっくりと吸い上げると、茜の身体がビクっと震えた。 
「んっ……あっ」
 甘い吐息と供に、切ない声が漏れる。
 聞いたことのない艶やかな声に、理性が揺さぶられる。
 先走りそうになるのを何とか抑えて、今度は耳朶を攻めた。

「やっ!」
 響也の唇が柔らかい耳朶に触れた途端、茜は響也を強い力で押し戻した。
 今までにない抵抗に、そこが彼女の弱点なのだと気付かされる。
 少し強引に茜の腕を押さえ、再び耳朶に舌を這わせた。
「あっ、あぁっ……んん」
 高い声が漏れ、その細い身体が幾度も震える。
 自分の腕の檻の中で激しく悶える彼女の姿は、繋ぎとめていた理性を大きく揺さぶった。
 

915 名前:響也×茜5 mailto:sage [2007/07/17(火) 08:10:39 ID:P4pmuPPa]

 茜は、逞しい腕に抱かれながら快楽の波と戦っていた。
 弱いところを正確に攻められると、波に飲まれてしまいそうになる。
 そして攻められる度に自分の唇から漏れる声は酷く淫らで、そんな声を出してしまう自分が恥ずかしくてたまらない。
 声が漏れないように人差し指の関節を噛んだ。
 しかし、それを見つけた響也は茜の手を口元から引き剥がしてやめさせた。

「や……恥ずかしい……」
 微かに首を横に振りながら、囁く。
 響也は微笑んで言った。
「この部屋の防音は完璧だ。大丈夫」
「でも、あなたには聞こえるでしょう?」
「聞こえるね」
「聞かないで」
「……参ったな。そんなに可愛いことを言われると……どうにか、なりそうだよ」

 嘘をついた。
 どうにかなりそう、なのではない。
 唇を確かめ合ったときから、既に大方の理性は吹き飛んでいた。
 
 響也の指が、茜の下腹部を経て腿の付け根に伸びた。
「んっ……」
 既にそこは滴るほどの蜜をたたえ、触れただけで水音がする。
 ゆっくりと指を奥に差し入れ、隅々まで探るようにかき回した。
「あぁぁん……や……あっ」
 指の動きに合わせて、茜は全身で反応を見せる。
 漏れる声を抑えることもなく眉間に皺を寄せて耐える茜の姿は、響也の限界をより近くへ引き寄せた。
 指を引き抜き、絡みついた蜜を舐め取る。
 開かれた部分に、今度は限界まで欲をたたえた熱い楔を差し込んだ。

「ああぁっ……」
 最深部を探り当てると、茜の口からひときわ高い声が漏れる。
 動くたびに欲をたたえた楔は蜜にまみれ、締め付けられた。

「んっ……ああっ、もう……」
 
 背中に回った茜の腕から力が抜ける。
 同時に茜の身体の奥に、白濁した理性が吐き出された。



 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



916 名前:響也×茜6 mailto:sage [2007/07/17(火) 08:11:35 ID:P4pmuPPa]

 茜を腕に抱いたまま、彼女の乱れた髪を指で梳く。
 時折頬や瞼にキスを落とす。
 どれくらいの間そうしていただろう。
 不意に茜が口を開いた。

「明日は、何時の飛行機?」
「ハッキリしないな。引継ぎがスムーズに行けば午前中だと思う」
「………そう」
「寂しいかい?」
 そう訊くと、茜はしばらく考え込むように黙ってから、答えた。
「あたしがそこで"寂しいです"なんて言うと思う?」
「いいね。なかなかクールな答えだ」

 再び唇の感触を探りあった。
 次第に深度を増して、舌を絡める。
 覚めたはずの身体がうっすらと熱を帯びてきた。
 響也は唇を離し、茜の胸元へ掌を滑らせる。
 しかし、茜はその手を押さえて首を横に振った。

「駄目。……この続きは、次に会った時」
「次か。会いに来る暇、あるかな」
「来なかったら、成歩堂さんに抱いてもらっちゃうから」
「それは……酷いジョークだ。ジョークに聞こえない」
「ジョークじゃないわよ」
「……OK。会いに来る。だからそれだけは勘弁して欲しい」
「あ。それからもう一つ」
「何だい?」

 茜は響也の耳元に唇を寄せて、囁くように言った。


「茜って呼んで。響也」



 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇



 それから1年後。
 牙琉響也は日本に帰国することとなる。
 彼の早すぎる帰国には法曹界のトップと言われる人物が絡んでいた。

 紅いスーツとフリルのタイをこよなく愛するその人物を動かしたのは、かつて法廷で戦った彼の旧友だった。
 響也を日本に呼び戻したい理由を尋ねられたその旧友は
「牙琉検事に早く帰ってきてもらわないと、ぼくが茜ちゃんのこと本気で口説いちゃいそうで危険なんだよ」
 などと言った…………かどうかは、定かでない。


(END) 

917 名前:910-916 mailto:sage [2007/07/17(火) 08:12:31 ID:P4pmuPPa]
以上です。

918 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/17(火) 08:44:12 ID:oX4zLptb]
GJー!!!

「茜って呼んで」ってところがかなり萌えた。

919 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/17(火) 11:47:18 ID:6CINVWbg]
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もう次スレ立てたほうがいいな

920 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/17(火) 13:03:01 ID:fyIVUQHk]
GJすぎて身悶えた>響也×茜
文章うまいな、下品じゃないのに色気がある。
二人のセリフもらしくて良かったよ!
萌えをありがとう、是非また書いて下さい

921 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/17(火) 16:01:21 ID:FIN4JAF4]
響茜GJ!!本当に良かった。

次スレたてました。
逆転裁判エロパロ第10法廷
sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1184655487/

922 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/17(火) 16:31:56 ID:P4pmuPPa]
>921
乙華麗に引導!!

>920
ありがとう

923 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/07/17(火) 18:59:00 ID:RPYYr9W1]
響也×茜すばらしい…!!
GJ!!

924 名前:響也×冥1 mailto:sage [2007/07/17(火) 21:01:15 ID:DD19iEUV]
狩魔冥は、自分のオフィスのデスクに居た。

革張りの椅子に腰掛けて、長い脚と腕を組み、目を伏せてまつげの影を落としている。
牙琉響也がドアをノックし、ふた呼吸待ってからそれを開けたのに全く気づかないように。
ピクリとも動かない冥に、響也が近づく。
足音は、柔らかなカーペットに吸い込まれる。
デスクの正面に立つと、パソコンのモニターが放つ光でその顔の造詣をはっきりと浮かび上がらせた冥が、目を伏せたまま口を開いた。
「なに」
手を伸ばしかけた響也がぴくりと動きを止め、冥が目を開けた。
「ああ、眠っているのかと思ったな」
手を当てた腰をかがめ、冥の顔を覗き込むようにして、響也は笑った。
「なにを考えていたの、狩魔検事」
「用件は?」
眉根を寄せて、不機嫌そうに冥が聞いた。
「今日、ぼくが扱った審理の報告に。法廷記録を持ってきたんだよ。気にしているかと思って」
冥は黙って片手を出してそのディスクを受け取ろうとした。
響也はそれをすぐに渡さず、ひらひらと振った。
「ちょっと驚いちゃったな。初日の冒頭弁論に入ろうと思ったらさ、傍聴席にあなたがいたからね。この犯人はどんな余罪があるのかと」
響也がディスクを渡さないのを見て、冥は差し出した手を引いた。
「それで?足跡は見つかったの?」
ぐ、と響也が息を飲む。

925 名前:響也×冥2 mailto:sage [2007/07/17(火) 21:02:07 ID:DD19iEUV]
審理の初日は一昨日。調査が不十分で審理は持ち越し、昨日の調査で響也が決定的な証拠を発見し、二日目の今日、その証拠で被告人は有罪判決を受けた。
「今日の審理もどこかで聞いていたの?傍聴席には見えなかったけど」
冥のデスクに遠慮なく腰を下ろし、響也は前髪を指でいじりながら、かろうじて笑顔で聞いた。
「初日の審理で足りなかったのは、弁護側が主張した被告人の現場不在に反証する証拠。現場がぬかるんでいたのに被告人の足跡だけがなかった。だったら、隠れた足跡かそれに変わる痕跡を見つけ出せばすむこと。二日目まで傍聴する必要はない」
いきなり目の前に立って、自分勝手なことをしゃべる後輩に、冥はややいらだって言葉を投げつけた。

もう少し若いころの冥なら、さんざん鞭で打ち据えているところだ。
「・・・・狩魔検事。一日目の審理を聞いて、今日の判決が見えていた、というわけ?」
有罪判決が出て、意気揚々と勝訴の報告に来た後輩検事の鼻っ柱を真っ二つに折って、冥はペンの先で響也を差した。
「被告人を有罪だと判断したから、起訴してるの。有罪判決は下りるべくして下りたのよ。無罪判決が下りたら、それはあなたの力不足でしかないの」
ぽかんとした顔で冥を見つめ、響也はしばらくしてようやく笑った。
「くっくっく、さすがだね。新人検事の講習会で講義をしたときも、そう言ってくれれば良かったのに」
「講義でそんなことを言ったらミもフタもないでしょう。ところで、それを渡す気がないなら出て行ってもらえるかしら。渡す気があるならさっさと渡して出て行って」
「冷たいな。勝訴おめでとうの一言くらいもらえるかと思ってたのにね。どうせ、なにもしていなかったじゃないか」
デスクに腰を下ろし、体をねじって冥を見下ろす。
「あいにくだけど、明日、担当の裁判があるの。審理のシュミレーションをしていたのであって、なにもしてなかったわけではないわ」
冥が立ち上がる。
「・・・それって」
響也が冥を目で追った。
「まさか、裁判の流れを頭の中で追っている、ということ?」



926 名前:響也×冥3 mailto:sage [2007/07/17(火) 21:03:05 ID:DD19iEUV]
「証拠も証言もそろっている。弁護側の主張しそうなこともわかっているでしょう。もう少しで判決が出るところだったのよ」
冥は裁判の前にいつもそうしている。
冒頭弁論をイメージし、証人の証言と弁護側の尋問、それに対してぶつけるべき異議、さらに弁護側の反論。
それらを追っていき、最終的に有罪判決が出るまでのシナリオを作っていく。
ほとんどの裁判は、そのシナリオどおりに進み、冥は勝訴してきた。
相手が、あの弁護士でない限り。
「・・・すごいな」
響也が、素直な感想を述べた。
「さすが検察局始まって以来の天才二世検事だね」。
「検察局始まって以来のサラブレット検事は、結局そのディスクを置いていくのかしら、行かないのかしら」
毎年、新人検事の誰かにその忌々しいキャッチフレーズを考えるのに、事務方はけっこう頭をひねっているらしい。
響也がディスクを差し出し、受け取ろうとした冥の細い手首をつかんだ。
「・・・なんのつもりかしら、牙琉響也」
「いいね。その目。講習会で、演壇から見つめられたときから、そう思っていたけど」
「あなたを見つめた覚えはないけれど」
「見つめていたはずさ」
デスクに腰掛けたままの響也が、つかんだ冥の手首を急に引き寄せ、冥はバランスを崩してその胸に受け止められた。
「思っていたよりずっと華奢なんだね。狩魔検事」
冥は響也から逃れようとして、強い力に抗い、あきらめた。
「年上の先輩に対して失礼な物言いをするのはともかくとして、これはあんまりではなくて?」
「そうかな。ぼくは、7年越しの熱い思いを訴えているだけのつもりなんだけど」
「・・・・・」
冥はもう一度、抵抗した。
「ガリューウエーブにキャーキャー寄ってくる女の子はたくさんいるけど、ぼくはずっとこうしたかった」
腕の中で必死に逃げようとする冥を、さらに力をこめて抱きしめる。
「かわいいだけの子ならたくさんいる。でもあなたのように、ぼく尊敬できる実力がある人は、いない」
抱きしめたまま、響也は冥の顎に指をかけて上向かせ、キスをした。

927 名前:響也×冥4 mailto:sage [2007/07/17(火) 21:04:02 ID:DD19iEUV]
「・・・・!」
首を振って、冥が逃げる。
「だめですか、ぼくでは・・・」
抱きかかえたまま、厚いカーペットに押し倒した。
「いいかげんに、ばかなことは・・・っ」
じゃら、と音がした。
響也は自分の腰からチェーンのベルトをひきぬき、冥の両手首を縛った。
「やめ・・・っ!ちょっと牙琉・・・!」
「大きな声を出さないで。外に聞こえて誰かが来たら」
片手で冥の顎を捕らえ、空いた手で器用に服を脱がせる。
「あなたも、かなり困るよね」
冥の目の前に、はずされた下着をかざす。
「きれいだ・・・」
ゆっくりと、指一本で冥の体をなぞる。
二つの形のいいふくらみをそっと手で覆い、静かに揺らす。
薄桃色の蕾を指で挟む。
「や、やめ・・・」
「まだそんなことを言うのかな、この口は」
響也は冥の唇をふさぎ、奥深くまで進入する。
じっくりと味わいつくし、その間も手は優しすぎるほど緩やかに乳房をもてあそぶ。
深いキスで冥の抵抗を封じ、そのまま耳を甘咬みする。
唇と下でうなじから肩のラインをなぞり、下へ下りる。
蕾を、捕らえる。
冥の体が、びくんとはねた。
舌で周囲から頂点にかけて、ぐるりと刺激する。
何度も、何度も。
片手はもうひとつの乳房を揉みしだき、もう片手は体のラインを確かめるようになでまわす。
単調な動きに、冥が耐え切れなくなるまで。






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