- 28 名前:魅×圭一(夜犯し編) mailto:sage [2006/12/07(木) 00:16:55 ID:pXgKPnm3]
- 「お、おい魅音!!」
なぜかわからないが、俺が褒めた途端に腕の中に魅音は崩れ落ちた。 (疲れていたのか…?) そのままじっとしててもしょうがない、隣の寝室で介抱するか。ついでに指にバンソーコーも貼ってやる。 (ん…よっと!) おんぶが一番運びやすいと判断した俺は魅音を背負うが、それにしても、魅音…意外と軽いんだなー。 「う…ん…。圭…ちゃ……ん」 一瞬気付いたのかと思ったら、寝言か…。普段と違って、少し女らしいな。 「これでよし!っと」 ひいてあった布団の上に魅音をそっと横にさせる。髪がふわりと靡き、いいにおいがただよう。 まじまじと魅音を見つめる俺。コイツ…可愛いじゃないか。少し、顔が熱くなる。 (何思ってんだ俺は!しっかし、でかい胸だなー…) 「ん…」 魅音が仰向けになる。 (ちょっとくらいなら触っても大丈夫…だよな……?) 手を伸ばしてネクタイをどけ、はちきれんばかりの豊かな胸を覆うワイシャツに触れる。 ぷにゅ その感触に音をつけるなら、まさにこんな感じだ。 (胸って、こんなにやわらかったのか…。それに、少し気持ちいいな) 続けて一揉み、二揉み…気が付いたら、手でわさわさと揉んでいた。下半身がかなりの熱を帯びてきたのを感じる。 (あー、ちょっとヤバイかも…) 「ん…。ふわぁ…、あれ?け、圭ちゃん…?」 !!! あ、危なかった。最初のうめき声のところで手をどけなかったら、明日から俺は【変態痴漢大魔王】のあだなをつけられてしまうところだった。 「もしかして、おじさんを介抱してくれてたの…?」 寝ぼけ眼という感じで、こっちに小首を傾げる魅音がすごい可愛い…。 「ん?ま、まぁな。男なら、それくらいはしてやらないとな!」 本当は少し違かった気もするけど、正直に言えない。だが、それを聞いた魅音は赤面した顔を見せる。 「ふぇ?あ、ありがと…ね。あ!そう言えば、料理途中だったの忘れてた…!!」 「あぁ、俺も忘れてた!…でも、魅音は病み上がりだし、出来合いのものでも俺はかまわないぜ?」 笑顔で答えてやる。また卒倒されたらこっちも困る。 「えー!?せっかくおじさんが腕によりをかけて作ってたっていうのに…!!」 腕を組んで、ぷんぷん怒る魅音。でも、それって俺のために…? 「じゃ、俺も手伝うよ!その方が速くできるだろ?」 俺はこれ以上ないというくらいにモジモジし、赤面した魅音とともに厨房へ入った。
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