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かーいい幽霊、妖怪、オカルト娘でハァハァ【その12】



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/11/28(火) 04:20:18 ID:h0Jb9AN7]
ここは幽霊、妖怪、妖精、魔女っ子からはては異次元人まで 
オカルティックな存在の幼女、少女、娘、女性にハァハァするスレッドです。 
エロ&萌え〜なSS、画像を随時募集中! 
創作も収集もおかまいなし! 

前スレ
かーいい幽霊、妖怪、オカルト娘でハァハァ【その11】
ttp://sakura03.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1142074376/l50

関連サイト 
過去ログ&SS保管庫 
tsukinowa.s1.x-beat.com/occult/ 

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【妖怪】人間以外の女の子とのお話20【幽霊】
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515 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/03(土) 23:02:09 ID:SBiIo2id]
未来人なんかは、このスレの範疇なんだろうか?
ただ単に未来から来ただけの、普通の人間ならばあえてオカルト娘である必要もなく、普通のスレでも充分な気がするけど。

と考えて、ならばオカルト娘スレで書くべき未来人、ってのはどんなだろう、と妄想してみる。


ドゥーガルディクソンの描いたマンアフターマンみたいのは勘弁な。

516 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/04(日) 17:35:12 ID:WxTNswQE]
         __,,/  _, ----`ヽ  :.
     :.  / _     ___   、\
       / /   i      \   \\ :.
     :. ,'./       i  ヽ:.   ヽ:.:.. ヽ.ヽ
      ,'/    / .ハ ヽ ヽ:.:.:.:. ヽ::.. ヽヽ :.
     :. |i .i i  .i /  ヽ ト 、 \、:.:.:. ',:.',:.:.lヽ}
       |i .i l  :N_, -弋 \弌弋ナ:}:.:}
    :. |i∧ ', :{ ,ィjモト \  イjミトイイV :.  な…
       .|  :メヽ.', `ozZ}      izN。ハ::{     なんなんですか?
      :. |  :ヾ_! ゝ "゙゙    '  `゙ ハ.:', :.   ここ、どこですか?
      |  :.:_イ .:.ヽ.   (二フ , イ :.:.:!:.ヽ     なんであたし
   :.  / rィイ | :.:.ヽ: >r/`<ノ .:.::.}ヽ、\:.   貼られたんですか?
      / ∧l;l ! :.:.:.://{二 ̄ .} ..:..::リ//ハ.:\
 :.  / .{. ',ヾ、ヽi .:.:.{ /(^`  |.:.:.:.//: : :.}: . ヽ.:.
   / /  ) ヽ ヾ、ヽ:.ハ ヤ{   ∧/.-‐'": : |:.:. i ',
  ./ .,イ .:..} : :\ヾレ'ハ ∧__ノノハヾ、  : : : l:.:.: .ハ ',
  { /| .:.:ハ : : :i Y {ヾ`Yヽニン'ノ}: : } : : : :/:.:.:/ }:.}
  V | .:.:/:.:|_,ィ' ̄  ヽ三{ `ー-ノ : イ : : :/:.:i.:{  リ
    ヽ:.:{、.:.V     : : ヘ     : : {: : :/:.::∧|
     ヽ! )人    : : :人      : : : / \! :.
      "  ヽ : : : : :/イ{     :.ノ: : : :.\ :.
       :.  \__///: :\______/: : : : : : : ヽ
           / //: : :|;|: : : : : : i: : : __: : : : ',
       :.     / 、 {;{   |;|   . : i/. : : : : : :|
          / `Y;{. . . .|;|. : : : /i: : : : : : : : :l



517 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/04(日) 23:40:40 ID:nGA5Qiio]
>>515
あまりにレベルの違う技術は魔法に見えると言う……
「魔法使いに見えるけど実際は未来から持ち込んだ超科学を使っていただけ」
とかどうよ?

518 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/05(月) 10:58:00 ID:ulbtKKCr]
逆に未来の技術に関係なくオカルトな力で過去へ飛んできた未来人とか

519 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/05(月) 18:03:25 ID:ZM9k7Mfo]
いっそ魔法がごく日常的な未来とか
「ん?これ?悪魔召喚の書よ。ボロなのは仕方ないよ、
ブッ○オフで買った古本なんだから。
でもこのエン○ーブ○イン社の『悪魔召喚術アル○ィマ○ア』は
内容がかなり充実してるの。その分重いのが弱点だけど…。」

520 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/05(月) 21:13:09 ID:A6tbv3OO]
そういう話をされると征服者カーンとか
五次元人Mxyzptlkとかばかりが思い浮かんで
ぜんぜん脳内で萌え美少女化できねえ

521 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/05(月) 21:42:03 ID:aIdTL/oG]
サガノヘルマーのBLACK BRAINもそんなかんじだったなぁ。

522 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/06(火) 13:30:24 ID:qQd6qRYj]
>>521
視覚的にキツイ漫画だったな、あれは。
俺は好きだけど。

523 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/09(金) 23:37:20 ID:6+hMN7tp]
未来人が来て不思議なアイテムでホニャラララ、ってのは、基本ドラエもんのパターンだよな。




524 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/10(土) 01:00:07 ID:xTCjUuXa]
つまりドラえもんの部分を未来から不思議パワー(秘密道具でも可)を利用して、過去の世界にやって来た見目麗しいけど基本的にドジっ子なロリ娘に変換すれば・・・
と、思ったがそれだとドラえもん萌え擬人化と変わらんような気もしてきた。何かもう一押し欲しいな。

525 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/10(土) 08:27:30 ID:8LNxYsMp]
海兵隊型黒人男性ロボでどうだ

526 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/10(土) 08:36:30 ID:UDrILiLm]
未来から持ってきたビリーズバンドを使えば、より効果的にシェイプアップできるのか。

527 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage海兵ドリル? [2007/11/10(土) 14:51:32 ID:tn9BD7F9]
つまり纏めると未来からきた海兵隊型ドジっ子なロリ娘にシェイプアップ
される話なのか?


うむ・・・・なぜだろう?もの凄く見たことがあるような気がして
たまらないw

528 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/10(土) 15:30:57 ID:tCXdGYFG]
>>524
撲殺バットでも持たせとけ

529 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/10(土) 22:14:41 ID:rIhdx368]
物質的な時間移動じゃないが予知能力の片鱗がある不思議ちゃんに
時折未来の彼女の意識が降りてきて…とか

でもそれじゃ未来人とは言えないか…

530 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/11(日) 00:19:22 ID:RVm5dx0f]
何故か知らないが、唐突に未来人で宇宙人で(以下略)を思い出してしまった。
あー続き読みてーなー。

531 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/16(金) 11:31:04 ID:nFIhBLTW]
ほす

532 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/18(日) 18:52:24 ID:d3jkkOkW]
幽霊の女の子とセックスするのって、科学の世界で言えば、
3Dホログラムの女の子とセックスするのと状況は似てるよな。

3Dホログラム少女とのエロSSキボン。

533 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/21(水) 01:15:58 ID:8VBvVXcj]
OK,ちょっと「月は無慈悲な〜」を読み直してくる!!



534 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/21(水) 03:29:49 ID:MSXxZNo2]
庶民は月にいればいいのだ!!

535 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/21(水) 09:49:34 ID:xB50pLmW]
むーん…

536 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/21(水) 16:03:39 ID:D/WSYpxf]
妖獣ドリムーン 月は地獄だ。

537 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/21(水) 20:41:50 ID:0Bz+JVeG]
どり〜む

538 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/22(木) 22:50:17 ID:oXmbHkha]
こ〜ん〜ぶ〜だしき〜てるよ〜か〜つおとこんぶのあわせわざ〜

539 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/24(土) 04:27:03 ID:DZjqlSuD]
例えば吸血鬼は永遠に近い寿命を持つワケだが、お前ら不老不死になりたいか?
俺は嫌だが。

540 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/24(土) 07:40:18 ID:05wM61H/]
不老だけならいいかも。

541 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/24(土) 11:52:30 ID:dJ4WMTnT]
不死は重いからなぁ・・・
寿命が1000年位まで伸びるとかならいいが・・・

542 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/24(土) 11:55:46 ID:05wM61H/]
不死になると生殖能力無くなるそうだし

543 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/24(土) 15:46:44 ID:dPDXoC0J]
週刊ストーリーランドの「終わらない水」 みたいなオチになること必定




544 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/24(土) 15:53:51 ID:V0N8pTaw]
うーわー懐かしいいいいいw
あれ面白かったよね

545 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/24(土) 16:04:41 ID:rdWAlrru]
不死飽きる。間違いなく飽きる。きっとどんな神SS読んでも満たされなくなる。そんなのは嫌だ。

546 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/24(土) 19:08:02 ID:TR8ahSH1]
逆に寿命が削られたとしても欲しい能力ってあるよな

例えば魅了とか

547 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/24(土) 21:14:15 ID:cjqCJrZC]
レミィ「死なないやつは、そこんとこどうなのかな?」
坊主「そりゃおめぇ、生きてることが全部地獄だ。
    考えてもみろ、苦しいことも終わりがあるから耐えられるんだ。
    もしも、人間の魂が不死なんていう無限の荒野に放り出されたとしたら……」

-----------------------------
出典:あさりよしとお『ワッハマン』
細かいとこは間違ってるかも。スマソ

548 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/24(土) 21:34:32 ID:SYhCvujB]
死にたくて 死にたくて 死にたくて しょうがない

549 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/25(日) 00:10:25 ID:ktGV15iE]
永く生きるという事はそれだけ多くの人と出会い、多くの人と親しくなり、多くの人の死を見るという事。
「鋼の錬金術師」のホーエンハイムや、「トライガンマキシマム」のヴァッシュが味わった苦しみを味わうという事。
この二人を見ると、「不老不死」がどれほど重く、苦しいか、見せつけられてるように感じる。
吸血鬼は不死の存在である分、そんな苦しみを味わってきたんだろうな。
今日買ってきたエロマンガの吸血鬼娘を見ながら思った。

550 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/25(日) 00:13:49 ID:LWETs9wD]
ヘルシングのアーカードとゆかいな仲間たちも忘れないであげてください

551 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/25(日) 20:43:37 ID:owkEkp9z]
旦那は千年ちょいしか生きてないだろ、それに『人間』だったら旦那を殺せる。

552 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/25(日) 20:47:27 ID:MyMQlIsJ]
アーカードは死んでも蘇生させられる可能性があるみたいだからなぁ

つーか1000年も十分に長いかと

553 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/25(日) 22:59:25 ID:MZjl5bxF]
>>549
俺は某馬鹿騒ぎに出てくる某バカップルを見てると、
不老不死になっても深く考えなけりゃ何とかなるんじゃないかと思えてくる。



554 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/26(月) 00:38:39 ID:5t5TTLm+]
人間っていろんなもんに慣れるし
不老不死にもじきになれるさ。

それにそこまで時間があるなら自分の記憶とかも
適度に忘れたりする技術も身につけられると思うしw


555 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/26(月) 00:44:03 ID:azE0HFSH]
ドクターカオスみたいにトコロテン式に忘れていくわけだな

556 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/26(月) 02:16:58 ID:1wj7kvTb]
ひとりだけ不老不死だからさびしい
みんな不老不死ならたのしいよ

557 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/26(月) 05:03:40 ID:uxEt9XiU]
そして始まるバッカーノ

558 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/26(月) 16:37:02 ID:rxMyBP40]
ここは何処のマロン板なんだ。

559 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/26(月) 20:45:40 ID:j11WP1Fx]
>>556
そうでもないかと

ぶっちゃけ限られた寿命の人生でも出会いと別れの繰り返しなんだし
月日が経てば乗り越えられる率のが高い

560 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/27(火) 09:34:25 ID:qpJ0xK9Z]
不老不死になれば、それなりに考え方も変わってくるだろう

561 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/27(火) 19:40:12 ID:7yNZNkJQ]
まあ、少なくともあと200年くらいは死にたくないなあ、ヒャッハァ!

562 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/27(火) 21:55:33 ID:mmC71qjk]
飽きたら死ねるのが一番か。

563 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/28(水) 01:45:14 ID:G2gya/9Q]
同感



564 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/28(水) 10:56:49 ID:W1ncsk0M]
不老ならいいんじゃない?
不死は無しで

565 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/28(水) 20:17:17 ID:u1QO3Spe]
アーヴと呼ぶが良い!

566 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/28(水) 21:30:52 ID:CLpDdHmR]
銀河ヒッチハイクガイドを読んでみると
不老不死を得たけど飽きたんで全宇宙の生命体をアルファベット順にバカにしている男が出てきます

567 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/28(水) 21:48:51 ID:fvVsbhJM]
>>566
もう何にツッコめばいいやらwww
ああ。不老不死の男がいろは順に幽霊や妖怪とセクースすればいいのか。

568 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/28(水) 21:49:03 ID:0p9aPRpn]
>>564
不死だけで不老は無いという最悪のコンボとかどうよ?

569 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/28(水) 21:59:58 ID:oXIx5H5X]
火の鳥の未来編がそうだったかな
ゆっくりと老化していって、最後には体が朽ちても
存在し続けてた

570 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/28(水) 22:14:11 ID:CLpDdHmR]
全ては火の鳥に還るみたいな描き方だったような

571 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/28(水) 23:07:03 ID:LzMdrLyk]
>飽きたら死ねるのが一番か。

ワルプルギスの御老体や自分自身がアンデッドな幽棲道士が生きることに飽きるのはいつになるやら

572 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/28(水) 23:11:58 ID:0p9aPRpn]
>>571
奴らは観察して楽しんだり
好き勝手変なモン作ったりして楽しんでるから
人の世が続く限り生きる事には飽きないだろうなぁ

573 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/28(水) 23:42:31 ID:JuLJaNIW]
でも不老不死になれるんなら
それくらいいつかできるぐらい思うような気楽な存在になりそうだ。

不老不死でも得ようものなら自分で人外娘作りそうだし。



574 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/28(水) 23:52:23 ID:oXIx5H5X]
天獄のメイドとかがそんなんじゃね?

575 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/29(木) 00:06:46 ID:g4HRgy8R]
幽霊娘と世界を傍から眺めて過ごしたい

576 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/29(木) 04:10:15 ID:R2z0R6Bz]
星新一のSSで日本人全員が一斉に幽霊になる話があったな

577 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/29(木) 04:53:02 ID:5oVGsXK/]
>>576
>星新一のSS

この場合、カタカナで「ショートショート」と書いて、
偉大なる天才に敬意を払うべきだと思う。

578 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/29(木) 21:30:47 ID:Cwux6mzC]
>>577
この前、NHKだかで映像化されてたが驚くくらいにシュールだったなぁ

579 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/30(金) 01:06:51 ID:go3YHgoH]
>>578

銭湯で「プレゼント」を見て、「なんつーありがちな展開www」と思った俺はバチアタリ。orz
始祖様だったんでつね。

580 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/11/30(金) 06:13:37 ID:Xcu4cfgE]
最近の流れで思いついた話を1本投下します。
死神の少女と不死の少年の話。
エロなしですのでお嫌いな方はトリをNG指定してください。

581 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/11/30(金) 06:14:45 ID:Xcu4cfgE]
「なあ、昨日の話、本当なのか?」
後ろからちょこちょこついてきているそいつに、念のためもう一度だけ尋ねてみる。
「俺があと1日で死ぬなんて、あ、いやもう今日なのか」
昨日いきなり告げられた冗談のようなその話。
さすがに信じられなくてもやむを得ないというものだろう。
すると返ってくるのはしゃらしゃらという鈴の音と――、
「信じるか信じないかはあなたしだい、ですよ」
最近テレビで覚えたんだろう、そんな台詞。
まあ、俺達はそれこそ都市伝説そのものと言えなくもない存在なんだから、お似合いの台詞なのかもしれないが。
ちなみに俺は不老不死で、後ろのこいつは自称“死神”だったりする。
死神の方はあくまで本人がそう言っているだけなんで俺には保証できないが、少なくとも俺自身の方は間違いなく本物だ。
当年とって1649歳、というのは冗談で、実際には厳密に数えているわけじゃないから具体的な数字は挙げられないが、それでもそれぐらいは生きている。
歳を取らないだけじゃなく、刀で切られても火で焼かれてもすぐに元通りになる体。
そんな俺が自称死神と出会い死の宣告を受けたのは、さっきも言ったが昨日の夕方のことだった。

582 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/11/30(金) 06:15:53 ID:Xcu4cfgE]


いきなりの突風に、舞い上げられた砂から目を守るために反射的にまぶたを閉じる。
唐突に訪れた暗闇の中、全身を包む実りに実った稲穂が擦れ合う潮騒にも似た音の波。
その中に、しゃん、という鈴の音が響いた気がした。
「――? なっ!?」
風が止み、ゆっくりと目を開けた俺は、いきなり目の前にいた相手の姿に驚きを隠せなかった。
なにせここはでっかい田んぼの隙間を縫うように走っているあぜの上だ。
見晴らしはこれ以上ないくらいいい場所で、目を閉じていたのはせいぜい1秒にも満たない程度。
そのわずかな時間で、それこそ瞬間移動でもしてきたかのように突然そいつは現れた。
これで驚くなって方が無理だろう。
「な、ななな……」
年の頃は10歳ぐらいだろうか。
老人のように真っ白な髪はおかっぱで、その目はウサギのように赤かった。
そして髪と同じく透けるような真っ白な肌と、対照的に真っ赤な着物。
白と赤の2色に塗り分けられた全身の中で、唯一異彩を放つのは細い首に巻かれた黒いチョーカーと大小2つの鈴だった。
「な、なんだ、お前?」
「死神、ですよ」
その回答に俺の混乱はますます拍車をかけられる。
死神という、ある意味ありふれたその単語。
もちろん意味自体は知っているんだが、それをこの目の前の女の子と結び付けろといわれても、だ。
そんな風に固まる俺に――、
「いきなりですが、あなた、明日死にますよ」
なんて、そいつはさらりと死の宣告を下してくれた。



583 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/11/30(金) 06:17:41 ID:Xcu4cfgE]
以上、回想終わり。
「で、死ぬって言っても、死因はなんなんだ? やっぱお前が殺すのか?」
普通では死ねない俺も、死神の手にかかれば死ねるんだろうか。
「いえ、死神は死を告げるだけです。
 本当の死因は――まあ、お楽しみにということで」
「楽しみにって、お前なぁ」
最初は混乱したものの、1日たつと段々状況に慣れてくる。
こっちも千年以上不老不死なんてやってるんだ。
状況に慣れることに関しては、そうそう他人に遅れは取らない。
良くも悪くもな。
それに――、
「楽しみじゃないんですか?」
「なんだ、その心底不思議そうな口調は」
「だって、不老不死の人間が死ぬことを望んでいる、っていうのはお約束でしょう?」
「それも、テレビやら漫画やらで仕入れたのかよ……」
こいつが、妙に俗っぽいせいで、いまいちシリアスな感じになれないんだよ。
白髪赤目に真紅の着物。
黙ってれば、結構神秘的な感じなんだけどなぁ。
思わず苦笑してしまう。
「しかし、死にたい、ねぇ。
 そう言えば、思ったことないな」
確かに、長く生きていると辛いことってのもあるにはあるんだが、それも結局長く生きていると慣れるもんだ。
それに、実は千年以上生きてるんだが、親しい人間が死んだことって基本的になかったりするし。
いや、もちろん今までに知り合った人間のほとんどはもう死んでいるはずだが、そもそも俺は1年以上同じ人間と付き合ったことがない。
だってそうだろう。
あまり長く一緒にいると、どうしたって俺の方が歳を取らないせいで色々と問題がでてくるわけだ。
そこで自分で決めた期限が1年。
どんなに居心地が良かったとしても、1年たったらその土地を離れる。
薄情と言えば薄情なのかもしれないが、それが俺なりの不死者としての処世術だった。



584 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/11/30(金) 06:19:20 ID:Xcu4cfgE]


そしてその日の夜、分け入った森の中で、まさに俺は死神の予言通り生命の危機に瀕していた。
いや、予言通りっつーか、これ……。
「動けない、でしょう?」
微笑みながら、そいつは小さく首を傾ける。
こちらを見据える、血の色を透かした赤い瞳。
その前で、俺は指一本自由には動かせなくなっていた。
こうなってしまうと、ただ普通には歳も取らず死なないだけの俺にはどうしようもない。
かけられた金縛りを自力で解くなんてできるはずがないんだ。
「痛くしませんから、怖がらなくていいですよ」
「ぐ……や、やっぱり、お前がやるんじゃねえか……」
「んー、敵をだますには、まず味方からと言いますから。
 それに、逃げられたら面倒じゃないですか」
こいつ、悪びれもしねえ。
「いや、命狙ってる時点で味方じゃねえし」
「そう、かもしれませんね」
こっちの抗議なんてどこ吹く風で爪先立ちになり、顔を近づけてくる。
首の後ろに回された、か細い両腕。
体さえ自由に動けば、振りほどくことなんて造作もないだろう。
ただそれも体さえ自由に動けば、だ。
迫り来る死の予感のせいなのか、それとも首筋を撫でるさらさらとした着物の感触のせいなのか、全身に鳥肌が広がっていく。
大鎌で一閃、じゃないのは不幸中の幸いと言っていいものなんだろうか。
「ま、待て……最後に1つだけ聞かせてくれ」
「……まあ、いいでしょう。
 ちょうど一度言ってみたかったんです。
 冥土の土産」
不吉極まりない単語は聞かなかったことにして、よし、と内心でガッツポーズを作る。
今だけこいつのお約束好きに感謝しよう。
なにせ体が動かせない俺に残された武器はもう言葉しかないんだ。
「どうして……俺が死神に狙われたんだ? やっぱり俺が自然の摂理に反しているからか?」
生きている以上、いつか死ぬ。
これはその大原則を破っている俺への罰、なんだろうか。
だとしたら、甘んじて受けるしかないのかもしれない。
死にたいわけじゃないが、自分だけが永遠に生き続けることに、どこか罪悪感を感じていたのも確かだったんだから。

585 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/11/30(金) 06:21:45 ID:Xcu4cfgE]
「いえ、そんな大それたものでは。
 ただ単に、おいしそうだったからですよ」
だというのにこの答え。
ちょっとでも殊勝になった俺がバカだったよ。
「お、おいしそう? 俺が?」
「ええ、魂の味というのはですね、その人物が生きてきた長さに概ね比例するんです。
 もちろん個人差と言うものはあって、長く生きた割にはとか、まだ若いのに、というのはありますけどね」
会話のためにわずかに距離を離したとはいえ、まだ死神の両腕は俺の首に回されていた。
吐息がかかる距離での講釈に、俺は必死に耳を傾ける。
まさに、生きるか死ぬかの瀬戸際なんだからそれも当然だ。
「その一方で、魂の量というのは、その人物の残された一生の長さに比例するわけです。
 こちらの方は、まあ仮説なんですけどね。
 なにせ食べてしまったらそこで死んでしまうわけで、本来あとどれくらい生きるはずだったのかなんて実際にはわかりませんから」
「つ、つまり、赤ん坊の魂は量は多いけど味はいまいちで、老人のは味はいいけど量が少ないってわけか?」
「ですね。
 そこで、あなたの出番です」
味は絶品、量もばっちり。
確かにそれは考えうる限り最高の食材だ。
だが、俺はそこに一縷の光明を見出していた。
「納得できましたか? では、そろそろいただ――」
「ちょ、待て! 待て待て待て、早まるな!!」
改めて顔を近づけてくるのを、俺は慌てて制止する。
が、これにはさすがに機嫌を損ねたのか、動きこそ止めたもののわずかに眉を寄せて不満の色を露にする死神。
だが、そんなことにひるんでいる場合じゃない。
「お前、テレビとか好きなら吸収系の能力持ちの末路ぐらい知ってんだろ? 無限の寿命なんて絶対ヤバイって」
人間に例えれば食い過ぎで胃袋破裂。
それはさすがにこいつだって嫌だろう。
「…………確かに、他の死神が今まで手を出さなかったのは、正にその理由からです」
「だ、だろ? だったら――」
一瞬の沈黙の後に告げられた言葉に、俺が希望を持った瞬間――、
「でも、心配は無用です。
 これでも死神界のギャル曽根と呼ばれた身、無限の寿命、余さず残さず受け止めてみせますよ」
きっぱりと言い切りやがった。
言葉のうちに込められた圧倒的なまでの覚悟。
それを前にして俺に残された言葉はなんて――、
「お前、ギャルでも曽根でもねえよ!」
それぐらいだった。
「では、死神界のジャイアント白田ということで」
「訂正したら、もっとかけ離れたじゃねえか!!」
重ねたツッコミの直後、かろうじて残されていた距離がゼロになる。
しゃらん、という鈴の音が、最期に聞こえた気がした。

586 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/11/30(金) 06:23:10 ID:Xcu4cfgE]


「――ん、ぁ……」
最初に見えたのは、空に浮かぶ金色の月と2つの赤い月。
「あれだけ完全に死んで、その上で蘇るなんて本当に非常識な人ですね」
そこから降ってくるのは、そんな呆れを含んだ言葉だった。
「死神に、常識語られてもな」
段々記憶が繋がってくる。
赤い月だと思ったのはこいつの瞳で、俺は仰向けの体勢で。
となると後頭部に感じる柔らかい感触は、着物越しのこいつのふとももということだろうか。
「正直なところ、星1つ、というところでした」
「何が……って、俺の魂が、か。
 それはまた厳しいな」
「一応聞いておきますが、前回死ぬほどの目にあったのは20年ほど前ですか?」
「ん、まあ、そんなところだったかな」
よくわかったな、とは言わない。
「ですか……となると、そこで一度リセットされてしまったんでしょうね。
 そして本来ならあと10年くらいでもう一度死ぬはずだった。
 たぶん、そんなところでしょう」
どうやら、さっきの俺の魂の味と量は、30前後で死ぬはずだった二十歳ほどの人間の魂、みたいな感じだったらしい。
「つまり、ありふれた魂、だったわけか。
 それは悪いことしたな」
よくよく考えれば俺が謝る筋合いはこれっぽっちもないんだが、随分落胆しているみたいなので思わずそんな言葉が口をついて出てしまった。
まあ、結果的に俺は死ななかったんだから、それぐらいならお安い御用だ。
「いえ、お気になさらず。
 収穫がなかったわけではありませんし。
 何度食べてもなくならないなら、非常食としてはうってつけ、ですしね」
「人を乾パンみたいに――」
ん、ちょっと、まて……。

587 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/11/30(金) 06:24:35 ID:Xcu4cfgE]
「お前、まさかまだ付きまとうつもりか!?」
がばっと跳ね起きる俺。
「嫌なんですか?」
心底不思議そうに首を傾げる死神。
認識に致命的なまでに差がありすぎる。
「当たり前だ!」
そう何度も何度も魂を食われてたまるかってんだ。
「はぁ、けど困りましたねぇ。
 あなたのことが、もし他の死神に知られたら少し大変なことになると思いますけど」
「な、何のことだ……。
 味も量もたいしたことないんだろ?」
なのに、なんとなくすげー嫌な予感がするぞ、その口調。
「いえね、死神の中にもいるんですよ。
 自分が生きるためとはいえ人の魂を食らうのが嫌だっていう変り種が。
 死神自体数が少なくて、さらにその内の極少数派ですから、んー、そうですねぇ、世界でも100人くらいだと思いますけど」
はぁ、とわざとらしいため息を1つ挟んで――、
「彼女達にしてみたら、食べても死なないというのは素晴らしいメリットです。
 でも、あなたの方は大変ですよねぇ、100人に代わる代わるだなんて。
 世界一働き者の乳牛だって、そこまでハードスケジュールではありませんよ」
「お、お前……」
「わたしなら、3日に1回くらいで、いいんですけど」
一転してにっこり微笑みながら、そいつは俺を脅迫してきたのだった。

588 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/11/30(金) 06:26:19 ID:Xcu4cfgE]
以上です。
死神スレとも迷ったんですが
ここを見ていて思いついたのと、向こうは他の方が投下直後だったのでこちらに。


589 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/30(金) 11:39:15 ID:Kn7tGUOM]
GJ
だけど食べられるごほうびは?
食べられるごほうびはー!

590 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/30(金) 13:12:50 ID:OqWI9k9o]
続きが無いなんて
嘘だろう?


591 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/11/30(金) 21:43:27 ID:YJUpYKKT]
俺なら、一回十万円で食わすかな。
女の死神なら体で払うコースもありだ。

592 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/01(土) 04:10:13 ID:tHG3Ygnv]
ほんわかしてるようなバイオレンスなような不思議な話だなw
俺は好きなタイプの話だぜ、GJだ!

593 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/01(土) 14:07:11 ID:vywv520J]
GJ!!
ツボです。ど真ん中です。ストライクです。
ご褒美と続きに期待!!



594 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/01(土) 21:27:16 ID:u5GM9wAG]
続きというかおまけというかを投下します

595 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/01(土) 21:28:39 ID:u5GM9wAG]
「つまり、ごほうびが欲しい、と」
「いや、ごほうびとか言われると俺がダメ人間みたいで嫌なんだが」
特に見た目10歳な少女に言われると。
「じゃなくて対価だよ、対価。
 命の対価」
「言い方だけ、変えられてもですねぇ」
「ぐ……お前、その『卑しい人ですねぇ』って感じやめてくれ。
 地味に傷つくから」
「別に何も言っていませんよ」
「目が言ってんだよ!」
目は口ほどになんとやらって言葉を、俺はここまで実感したことはないぞ。
低い位置から見下されるってのは、想像以上にきつい。
「ああ、すみません。
 つい本音が」
「フォローになってねえし」
「まあ、いいでしょう。
 で、何がお望みなんですか?」
「え、あ、いや、だから対価を……」
「ですから、具体的に何が欲しいのかと聞いているんですが」
「い、いいのか?」
対価をくれるってレベルはもう通過しているということに、俺の方が驚いてしまった。
「なんだか意外そうですね」
いや、俺はてっきりこいつのことだから、『あなたは牛肉を食べる時に牛に対価を払うんですか?』ぐらい言われると思っていたんだが。
「おおかた、わたしが『あなたは牛肉を食べる時に牛に対価を払うんですか?』とでも言うと思っていたんでしょう?」
「ぐ……」
一言一句違わず言い当てられて絶句する俺。
そんな俺を見て、はぁとひとつため息をつき――、
「わたしだって鬼ではありませんよ」
鬼ならぬ死神はそう言ったのだった。

596 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/01(土) 21:30:44 ID:u5GM9wAG]
「それで、あらためて聞きますが、何がお望みなんですか」
「あ、いや、えーとだなぁ……」
予想外にとんとん拍子に話が進んで、実は具体的なところまで考えていなかったことに気づいて焦る。
このままだと、またこいつに何を言われるやら。
だから早く何か考えないと。
欲しいもの……欲しいもの……。
「……金、とか」
「千年生きているとは思えない俗物ぶりですね」
「ぐはぁっ」
ばっさりと、見事なまでにばっさりと切り捨てられた。
違う、違うんだ、とっさだったから……。
「そういう時にこそ、その人の本質が見えるものです。
 それに命はお金では買えないんですよ」
まさか死神に命の大切さを諭される日が来るなんて、長生きはしてみるものなんだろうか。
「た、頼むから追い討ちかけないでくれ。
 ていうか、もしかしてお前、心を読めるのか?」
さっきから心の声にまでツッコまれてる気がするんだが。
「そんな、さとりの鬼でもありませんし。
 ただあなたの場合、目どころかあらゆる要素が喋りすぎです。
 不老不死というからには、もっと落ち着いた方を想像していたんですが……」
「わ、悪かったな!」
「はいはい、逆ギレは大人気ないですよ」
もうそろそろ、泣いていいですか。

597 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/01(土) 21:32:10 ID:u5GM9wAG]
「さて、そろそろ話を戻しますけど、他に欲しいものはないんですか? お金と言われても、わたしは人間のお金なんて持っていませんから」
「う、いきなり言われてもだなぁ……」
「あなたが、言い出したことなんですけどねぇ」
喋れば喋るほど墓穴しか掘ってない。
む、死神が相手なだけに墓穴を――。
「くだらないことはいいですから、いい加減決めてくれません?」
「お前、本当に容赦ないな」
 一度殺されておいて今更だけどさ。
「では、こうしましょう。
 魂の代わりにわたしがサービスしてあげますよ。
 サービス、わかりますよね? 体で返す、というやつです」
「そ、それって……?」
「ええ、まあ、口では言えないような事も含めて、です」
「マジで!? って、いや、でもそれはまずい、だろ」
悲しい男の性で一瞬喜びかけたが、すぐに我に返ってこいつの頭のてっぺんから足の先まで視線を動かしてしまう。
背の高さなんて、俺の胸ぐらいまでしかないんだぞ。
そんなやつに、そんな、あれとかこれとか……。
「こう見えても人間で言う18歳は300年ほど前に過ぎましたからご安心を。
 それに、せめて最期にと望まれる男性は多いですから、それなりに経験豊富なんですよ。
 死神の掟に、標的の最期の願いはできる限り叶えてあげなければいけないというのがありましてですね」
「な、そんなこと聞いてないぞ」
「ええ、言ってませんよ。
 だって、教えてしまったら調子に乗ってしまいますし。
 それにこの掟を教えないといけないという掟はないんですよ」
さ、詐欺だ……。
「そんな、人聞きの悪い。
 だいたい、あなたの願いは聞いてあげたではありませんか」
「嘘だ! 俺は何も――」
「あら、死神に狙われた理由を聞きたいと言うから、包み隠さずお話したでしょう?」

598 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/01(土) 21:33:29 ID:u5GM9wAG]
「さあ、話がまとまったところで、前回の分の清算をしておきましょう」
「……え?」
「ですから、先ほどの分ですよ。
 もちろん、決まりを作る前のことだったのでなしにしたいというのであればそれでも構いませんけど」
「いや、やる! やるともさ!」
こうなったら毒を食らわば皿までだった。
いくら実年齢がどうこう言われてもこの見た目じゃ抵抗あるが、なにも最初からいきなり過激なことをする必要もないんだ。
もっとこう、とりあえずは穏やかなところから。
「そうですか、では、まずわたしが頂いた命が1個」
「じゃ、じゃあだな――」
「対して、わたしがしてあげたのがキスが1回と膝枕が1回。
 これで間違いありませんよね?」
「は? あ、あの……」
「間違い、ありませんよね?」
「あ、ああ……」
妙な迫力に圧されてつい反射的にうなずいてしまう。
うなずいてしまった、けど、この流れは、もしかして……。
「では、わたしの方が貸し一つということですね」
そう言って、にっこりと微笑む。
いや、わかってたさ。
わかってたんだよ、こいつがこういうやつだってことくらい。
けど、けどさあ。
「こ、この悪魔め……」
崩れ落ちる俺。
「あら失礼な。
 悪魔ではなく死神ですよ」
そこに投げかけられたのは、そんな何の救いにもならない言葉だった。

599 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/01(土) 21:34:29 ID:u5GM9wAG]
以上です

600 名前:名無しさん@ピンキー [2007/12/02(日) 01:16:45 ID:3ReRP/oS]
…この、悪魔め>>◆firmvjv80A

601 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/02(日) 22:21:15 ID:E/5BraKw]
……負けたよ、◆firmvjv80A
あんた死神だ

602 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/03(月) 17:11:59 ID:xP9Td4YK]
ちくしょうw そうきたかwww

603 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/05(水) 05:01:19 ID:Rs/EaHWn]
キスor膝枕>俺の命……、納得しちまった



604 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/05(水) 18:29:11 ID:vOjvY8Mb]
>>603
随分と軽い命だなオイ。それとも>>603は不老不死か?

605 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/06(木) 18:04:07 ID:ExS0krN7]
ちょっと見ない間に投下がー。いや、これは面白い。
設定の妙ですな。

606 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/07(金) 08:09:22 ID:U/bbYftE]
キス一回、膝枕一回が命一つと等価なら、イマラチオ一回、孕ませ一回でも命一つと等価な理屈だ。
頑張れ主人公!

607 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/07(金) 10:06:51 ID:eKsfdgYt]
>>◆firmvjv80Aは世界に百人いる変わり者の設定を今考えているに違いない。


608 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/09(日) 10:38:35 ID:kbzBEM5i]
保守

609 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/09(日) 22:06:20 ID:83O8ydZU]
魂喰われる→目覚めたら膝枕=±0な予感

まだ100人に代わる代わるの方がマシかもw
一人ぐらいヤらせてくれるのもいるかもしれんし
うまくいけばハーレムも可能かもwww

100人のウホッな兄貴に代わる代わる、の可能性もあるがwww

610 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/15(土) 08:26:17 ID:XmzrdP5A]
ほしゅ

611 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 04:22:40 ID:KqeCoDi2]
保守。

612 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 08:45:08 ID:PnnebLuR]
幽霊娘どこかにいないかな?

613 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 10:49:23 ID:q7im81lm]
みんなのこころのなかにいます



614 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 11:36:31 ID:RrZbe1cf]
>>613
そんなロマンチズムは聞いていない!!
何処の心霊スポットに行けば会えるのか!!?

615 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 12:38:43 ID:q7im81lm]
知ってたら自分で行ってるよ

616 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 13:18:03 ID:ca+/pX1Z]
・・・俺の肩に乗ってる

617 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 13:27:18 ID:q7im81lm]
>>616
良く見ろ、それは水子だ

618 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 20:30:38 ID:4X8PDzAw]
>>617
つまり超ロリ幽霊娘だな!

619 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 22:43:40 ID:ca+/pX1Z]
自称霊感少女に、「肩に乗せてるの何?」って言われたときにはマジびびった
が、最近はもうなれた・・

人を前世族仲間の見世物にするのだけは止めてください

620 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/17(月) 23:13:18 ID:RrZbe1cf]
そうか…俺も、自称霊感少女に、
「何時も後ろに女の子連れてるけど、心当たりある?」
って言われて、心当たり無いけどドキッっとしたことがあるぜ。

え?何か違う?

621 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/18(火) 10:57:22 ID:xF0sBAaR]
>>614
ハッテンバに行けば色っぽい霊がいるらしいぜ?

622 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/18(火) 11:32:27 ID:apMefK3k]
そろそろ、包丁かざしながら「わるい子はいねーがー?」と煙突から侵入してくる、
かーいい女の子妖怪の季節ですね。

623 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/18(火) 13:18:09 ID:PKZ4qpuu]
大学の時の彼女が、化野の念仏寺だけは絶対に行きたくない、と言ってたな。
ビリビリくるようだ。



624 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/18(火) 19:56:07 ID:ltj9vD9r]
>>621
トイレの花子さんか。

625 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/18(火) 23:53:07 ID:rtCYDb9+]
>>623
よし、行こう

626 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/19(水) 10:57:29 ID:pbGAttmo]
>>622
煙突から入る時にうっかり足を滑らせたちょっとドジなその子を
力強く受け止めor落ちて気を失ったところを優しく介抱して
ラブロマンスが生まれてしまう季節ですね

627 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/19(水) 12:22:06 ID:ye6ObEkW]
しかもその娘はどっからどう見ても英語圏の住人なのに日本語ペラペラで
どこで日本語学習の教材を誤ったのかなのじゃ口調なロリなんですね?

628 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/19(水) 12:42:58 ID:4sRsjsG2]
>>626
座敷女童を差別するなよぉ〜

629 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/19(水) 15:05:04 ID:HM6oWxrw]
毎週バイトに入ると何度か人影を見かけるのだが、あれは本物なのだろうか?

630 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/19(水) 18:35:58 ID:eMukigiP]
「なあ、あれ本物だと思う?」
「……なんで俺に聞くんですか」
「だって、お前神社の息子だろ?」
 まったく……いい加減にして欲しいものだ。
 神社の息子に生まれたからと言って、必ずしもそういう感覚――霊感があると
決まったもんじゃないだろう? なんで皆そう決め付けたがるのか……まったくうんざりだ。
 さらにうんざりなのが……その決め付けが、実は当たっているという事だったりする。
 あー、まったくもう。
「本物だとして、なんで俺以外に見た人いないんだろうな?」
 バイトの先輩は、そう言って首を捻っている。
 そりゃ簡単な理由ですよ、先輩。
「……実はですね、先輩」
「おっ、何? なになに?」
「あれは、先輩の事を憎からず思っている女の子が、いつも物陰から
 先輩の事を見つめているだけなんですよ」
「……お前、冗談言うならもっとマシな冗談言えよ」
「ほとんど先輩しか見た事が無いのも、そうだとしたら説明がつくでしょう?」
「……え、何? マジなの?」
「マジです」
「という事は、その子、俺にホの字なわけ?」
「そうなんでしょうねぇ」
「うわ……まいったな。なんかそう言われるとドキドキしてきたんだけど」
「キモイですよ」
「うっせーよ! ……じゃあ、心配ないって事だな?」
 俺が言っている事は、全てまぎれも無い真実だ。肝心な事をあえて言ってないだけで。
「ええ、心配は無いですよ」
 そう、心配は無い。彼女は……まあ、悪い存在ではないのは確かだから。
「じゃ、じゃあ……今度、見かけたら……俺の方から声かけても大丈夫かな?」
「さあ、俺に聞かれても、そこまでは」
「よし、じゃあ今度見かけたら声かけてみるぜ! 俺にもようやく春到来だっ!」
「頑張ってくださいね。陰ながら応援させてもらいますよ」
 察しのいい人は、既に気づいている事だろうが、先輩を憎からず思っている少女。
 物陰から、いつも先輩の事を見つめている少女というのは――幽霊だ。
 例え先輩がいる時にだけここに来ているのだとしても、それが実体を伴った人間であるなら、
先輩以外にほとんどその人影を目撃した人がいない事に説明がつかない。
 あ。
「………………」
 彼女がいた。部屋の真ん中の宙に浮いて、俺の方を見ている。存在力を高めて
いないから、先輩はまだ気づいていないようだ。
 これこそが、彼女が幽霊であるという事の、何よりの証拠。
 彼女は、文字通り恨めしそうな表情で俺の方を見ていた。
 ……こりゃ、余計なお節介しちゃったかな?
「……ははは」
 ごめんというニュアンスを込めた苦笑いと、ウィンクを一つ。
 それが伝わったかどうかは定かではないが、彼女はプイっとそっぽを向くと、
今度は俺にも見えないレベルに存在力を拡散させ、消えていった。
「俺は……俺はやるぞー!」
 消える瞬間、何故か雄たけびをあげる先輩の方へ、熱を帯びた視線を送っていたのを、
俺は見逃さなかったが。
 さて……これから、この二人はどうなるんだろうか?
 願わくば、二人とも幸せになってほしいものだけど。

631 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/19(水) 18:36:40 ID:eMukigiP]
思いついたので書いた。反省はしていない。

さて、ホントにこの後どうなるんでしょうか?
勢いで書いたので、書いた人にもさっぱりわかりません!

632 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/19(水) 19:40:35 ID:KO2Rnh2d]
第三者からの視点か
面白いね

633 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/19(水) 23:59:01 ID:juNsdL7y]
月下氷人ネタはいいね



634 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/20(木) 05:45:04 ID:WHuEqKwa]
同じく最近の流れから思いついたものを投下します。

635 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/20(木) 05:46:25 ID:WHuEqKwa]
朝起きて最初にすること。
以前は、寝る前に布団のわきに置いた眼鏡をかけることだった。
なにせ僕はドがつくほどの近眼で、そこに強度の乱視も入っているから、眼鏡がないと一日は始まらなかったんだ。
でも、それが変わったのは一年前のクリスマスだった。
別に、去年のクリスマスに奇跡が起こって、驚異的に視力が回復したってわけじゃない。
今でも僕はド近眼兼強度の乱視で、でもその状態でもできることがあるというだけ。
だって、それをするのに視力は一切関係ない。
だから眼鏡をかけるより先に、僕は天井に向けて手を伸ばした。
布団から出したことで、冬の冷気が容赦なく肌をさしてくる。
独り暮らしのこの部屋にあるファンヒーターにはタイマー機能がついているけど、それはあえて使っていない。
なぜなら――。
「――ぁ」
伸ばした手の先に感じるそれに、思わず安堵の吐息が漏れる。
誰かの両手で包み込まれる感覚を何百倍に希釈したような、本当に、本当にかすかな感触。
それを少しでも強く感じたくて、暖房を使っていないんだ。

636 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/20(木) 05:47:06 ID:WHuEqKwa]


「お兄さん、つかれてるね」
人気のない裏路地で、深夜いきなり声をかけられたら大の男だってびっくりする。
だから、当然僕は心臓が止まるくらい驚いて振り返った。
「……は?」
その瞬間、直前の驚きとは別の理由で思考が停止してしまう。
だって、そこにいたのは――、
「なんですか、その鳩が豆鉄砲を食らったような顔は」
大きなかぼちゃ頭を被った、女の子だったんだから。

ちなみに、女の子っていうのはまあ間違っていないとは思うけど声からの推測。
顔は見えないし、首から下は黒いマントですっぽり覆われているから体格も一目では見て取れなかった。
身長は、成人男性としては少し寂しい僕の肩にようやく届くかどうかといったところ。
被っているかぼちゃの厚みを考えると、実際にはもう少し低いはずだ。
どうしてこんな時間にとか、どうしてそんな格好をとか、どうしてクリスマスにかぼちゃなのとか、疑問がいくつもわいてきて逆に言葉に詰まってしまう。
そんな僕を彼女は首というかかぼちゃ頭をかくかく左右に揺らしながら、面白そうに見上げている。
もちろん、面白そうに、っていうのはたぶんに僕の想像だけど。
と、不意にこちらを見上げていたかぼちゃ頭の視線が下がる。
向けられたのはちょうど僕の右手のあたり。
そこに女の子の気を引くようなものは――あった。
それはバイトあがりにもらった売れ残りのケーキ。
ちなみに左手にも同じものがある。
もしかして、これが欲しいのかな。
甘いものは嫌いじゃないけど、ただでさえ独り暮らしの男に2ホールというのは多すぎるし、店長のこだわりで防腐剤とかそういったものは一切に使ってなくて日持ちもしないから、もともと誰かにあげるつもりではあった。
だから欲しいというならあげてもいいというのが正直なところで。
2ヶ月ほど遅れてはいるけれど、それでもお菓子をあげるのがハロウィンの作法だということくらいは知っている。
この状況で、こんなことを考える僕は少しのんきすぎるんだろうか。
でも、声をかけてきたのがいかにもガラの悪そうな男とかならともかく、奇妙ではあってもこの子からは別に危険な感じはしないから。
「あの、いる?」
「え? ああ、いえ、今日は別にそんなつもりでは」
けれど彼女の興味は予想に反してケーキに向けられていたわけではなかったらしい。
その言葉に一瞬引っ込めようかと思ったケーキは、その前に黒マントからにゅっと出てきた細い手に奪われていった。
「まあでも、頂けるのでしたらありがたく」
「……」
その受け渡しの瞬間、わずかに開いたマントの合わせ目から肌の色が見えた気がするけど、さすがにそれは何かの見間違いだろう。
この真冬に、マント1枚の下が裸なんて、そんなことあるわけが……。
「では、お礼にこれを差し上げますね」
一瞬思考が凍りついた僕に彼女が差し出してきたのは――、
「線、香……?」
それは、どこをどう見てもただの線香だった。
ケーキのお礼が線香1本。
まあ、もともとケーキもただでもらったものだし、別にそれは構わないけど、でも……。
「怖がらせてしまったお詫びも兼ねて、ということで」
またしても、彼女の視線が僕の腰の横、さっきまでは右手があった場所に向けられる。
今、線香を持っている右手は自分の顔の前にもってきているから、そこには何もないはずなのに。

637 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/20(木) 05:49:18 ID:WHuEqKwa]

「なんか、ちょっとシュールだなぁ」
中心に1本の線香が立てられたケーキを前に、自然とそんな感想が口をついてでてきてしまう。
と同時に、立てられた線香に心の奥がちくりと痛む。
僕には、幼馴染がいた。
元気で明るくて、基本的におとなしい子供だった僕を引っ張りまわしていた女の子。
けれど中学に入った直後に思い病気を患って、彼女は卒業を待たずに他界してしまった。
一応、僕らは付き合っていたんだ。
それは、他の人から見たらごっこ遊びのようなものだったのかもしれない。
そういう関係になったのは彼女が入院してからで、いわゆるデートなんてしたことはないし、限られた面会時間の中でただただ色々なことを話していただけ。
それでも、彼女は僕にとって今でも一番大事な人で――。
「って、ダメだダメだ」
忘れることはできないし、絶対に忘れるつもりもないけれど、だからっていつまでも引きずってちゃいけないってことはわかっていた。
ありふれた言い回しだけど、そんなこと彼女も望んでないはずだ。
沈みかけた気持ちをむりやりにでも立てなおすように、意識して別のことを考える。
そういえば彼女はケーキが好きだった。
子供なんてたいていはケーキが好きなものだけど、中でも彼女のそれは群を抜いていて、僕の分まで食べてしまったことなんて数え切れないくらいで。
そんなことを思い出して、つい苦笑いを浮かべてしまう。
「でもまあ、こっちの方がまだいいかな」
こういう思い出し方なら、きっと彼女も喜んでくれるだろう。
こっちの勝手な思い込みかもしれないけど、それでもそう素直に思えた。
「じゃあ、せっかくだから……って、そういえば、うち、火をつけるものがないじゃん」
タバコは吸わないからライターなんてない。
マッチも、別に必要ないから常備はしてない。
しかたないので一度ケーキから線香を抜き取り、ガスコンロまで持っていく。
火をつけて、そこへ線香の先端を近づけると――、
「うわああ!?」
それが普通ではないことは、文字通り火を見るより明らかだった。
だって、普通の線香はシュババババ! なんて景気のいい音はしないし、こんな気前よく煙を吐き出したりしない。
今日はクリスマスイブ。
つまり季節は冬だ。
当然窓なんて開けているわけもなく、逃げ場のない煙は部屋に充満して視界はすぐに閉ざされてしまう。
「ま、窓……いや、それよりまず水か……」
予想外の事態にパニックに陥り、まず第一に何をすべきか冷静な判断ができなくなる。
その間にも手の先では線香が激しい音を立てながら煙を生み出し続けていた。
せめてもの救いは、もともとついていたガスコンロからの熱以外を感じないことだけ。
とは言っても、煙を吸ったせいで喉と鼻の奥がずきずきと痛み始め、徐々に意識が遠のいていく。
「こ、これ、本格的にまずい、かも……」
小学生の頃避難訓練で聞いた、火事で最も怖いのは火ではなく煙だという消防士さんの言葉が脳裏に蘇ってきて危機感が最高潮に達した、その時だった。
真っ白な煙の向こうから、僕のものじゃない咳き込む声が聞こえてきて――。
「な、なんで、この煙あたしまで……」
その咳の合間に聞こえてくる、聞き覚えのある、忘れるはずのないその声。
と、そのタイミングを見計らったように、それまで我が物顔で部屋を占拠していた煙が見る見るうちに薄れていく。
幕が取り払われるように、一気に開けていく視界。
そこに浮かび上がる、懐かしいパジャマ姿の女の子。
大切な、僕の――。

638 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/20(木) 05:51:14 ID:WHuEqKwa]

あれが酸欠状態で見た幻だったと言われれば、僕にそれを否定するだけの科学的な根拠は欠片もない。
それでも僕は信じていた。
幽霊となった彼女は、今も僕のすぐそばにいると。
あの線香は、普段決して触れ合えない僕らを結び付けてくれる魔法の道具だったんだと。
去年の今日、あの晩の記憶は決して幻なんかじゃない。
そう、信じているんだ。
ちなみにあの日の翌朝、僕はあのかぼちゃ頭の子を捜しにいこうかとも考えた。
でも、結局そうしなかったのは、なんとなくあの子は捜して見つかる相手じゃないと思ったから。
もし会えるとすれば、それは向こうから――。

「お兄さん、あいかわらず憑かれてるみたいだね」

いきなり、背後から声をかけられる。
場所は人気のない裏路地。
時刻はもう日付が変わろうとしている頃。
でも今年はもう驚かない。

僕の両手には今年もケーキの入った箱がある。
ちょっと違うのは、去年同様ただでくれると言ってくれた店長に無理を言って、ちゃんと“買った”ものだということ。
左手のそれは帰ってから彼女と食べるためのもの。
もう1つは、もちろん今背後にいるあの子にあげるためのものだった。

639 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/20(木) 05:53:01 ID:WHuEqKwa]
以上です。

640 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/20(木) 07:22:21 ID:LJKxqo7+]
うわ、切ないけどいいお話でした。
続きを見てみたいけど、ここで終わるのもまた綺麗な話だと思うなあ。

641 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/20(木) 09:26:59 ID:6TrBRsj6]
>>630
>>634
お二方ともGJ!

642 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/20(木) 12:37:18 ID:sJtHJVTZ]
見えたり声が聞けたりしたのはクリスマスの晩だけだったのか
そう考えるとなんか余計に切ないねぇ

643 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/22(土) 17:58:39 ID:hL0YtIjD]
面白い流れ。



644 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/24(月) 07:15:56 ID:G5izzbK1]
多分ジャンルはここでいいだろう、と思いつつ季節物を投下。
ギリギリアウツ、いや、セーフセーフ。

645 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/24(月) 07:16:26 ID:G5izzbK1]
おや、そこの君。このクリスマスに何しけた顔をしているんだい。
え、クリスマスなんて下らないって?
はっはっはっ、確かにその気持ちは分からないでもないが、もしかすると奇跡が転がってるかもしれない。
え? そんなこと信じられないって?
いやいや、そうでもないって。
少なくとも、俺には舞い降りたんだ。君にだってもしかしたら舞い降りるかも知れないぜ?
え、どんな話かって? 長くなるけど良いのかい?
そうかい、それじゃあ少しばかり俺の昔話に付き合ってもらうとしようか。

そう、あれは数年前のクリスマスだったか。俺も君と同じように、クリスマスなんて下らないと思ってころだ。
……クリスマスなんて行事、俺には全くもって無関係な話だぜファック!
そんなやさぐれた思いを胸に抱きながら、気分を落ち着けるために外の空気を吸おうとベランダに出たのさ。
マンションの高層階だけあって、中々の眺望だ。深夜で音も全くといっていいレベルで聞こえず、まるで別の街のさえ感じられた。
立ち並ぶビルに点々とつく灯り。
冬の澄んだ夜空に浮かぶ星々。
そして、空を翔けるトナカイとソリとサンタさん。

 ち ょ っ と 待 て

なんか今変なものが混じってたぞ、おい。
一度目を瞑り、もう一度目を凝らして見ようとして。
ちょうど俺の部屋の前まで来ていたソリの上のサンタさんと、バッチリ眼が合った。
「……ふえ?」
「あ、どうも……」
思わず会釈を返す俺。どうやら、人間気が動転していると奇矯な行動をとるものらしい。
「……ふええええええええ!?」
可愛らしいソプラノボイスで叫びながら、サンタはソリから落ちんばかりの驚き様を見せる。
というか、実際落ちた。
「おわぁっ!?」
咄嗟に彼女の腕を掴んで、そのまま引き上げる俺。落ちたのがこっち側で良かった……。
「ふ、ふえええええ」
件のサンタさんは、やっぱり妙な声を上げ続けていた。
……ちなみに、結構かわいい女の子だった。

646 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/24(月) 07:16:57 ID:G5izzbK1]
「うぅ、ご迷惑をおかけしたようですいません」
数分後、俺の部屋の中で女の子がシュンとなりながら頭を下げていた。
ちなみに、トナカイは外で待機している。……空に浮きながら。
騒ぎにならないかちょっと心配。
「で、ですね。実は私サンタなんですが……」
「あぁ、うん、そりゃ見れば分かる」
どっからどう見てもサンタスタイル以外の何者でもないし。
「しかし、昨今のサンタさんには若い女の子もいるものなんだ」
「あ、はい。最近、人材確保が厳しくなったのでサンタ免許の年齢制限を禁止したとかで」
何かすごく世知辛い事を聞いた気がする。
景気は回復し始めたと入っても、どこの業界もまだまだ厳しいということなんだろうか。
「そういうわけで、私は今年からの新米サンタなんです」
最後は少し照れたような、恥ずかしそうな笑顔でそう言った。……うん、やっぱりこの子かわいいかも。
「つまり、今日が初仕事というわけか」
「はい!」
見てるこっちも幸せになるような笑顔で答えるサンタ娘さん。
「で、俺に見つかるっていう大ポカをやらかしたわけか」
「……はい」
だが俺のツッコミにすぐにショボンと肩を落とす。実にからかいがいのある娘さんだ。
「で、でもでもですね! 想定外だったので仕方ないんです!」
サンタ娘さんは弁解するようにあわてて言葉を続けた。
「?」
「え、えーとですね、クリスマスには特別な時間がありましてですね……」
俺が理解できないで小首を傾げていると、サンタ娘さんは説明を続けた。
サンタ娘さん曰く、クリスマスの夜には一定時間だけザ・ワールドよろしく時が止まるそうで、サンタの皆さんはその時間にプレゼントを配って回るのだとか。
ところが、極々稀に(それこそ一億人に一人とかそういうレベルで)それに巻き込まれない人がいるらしく、それが俺だったというわけだ。
なるほど、驚くのも無理はないといえば無理はないかもしれないとは納得できる。
「ちなみに、その止まってる時間てどれくらいなんだ?」
「えーと、時計動かないから分かりませんけど、大体三、四時間くらいですね」
「そんだけしかないのに、こんなところでダベってていいのか?」
俺が素朴な疑問を口にすると。
「……………………」
サンタ娘さんは、たっぷり三秒くらいは固まった後。
「そ、そうでした! まだまだプレゼント配り終えていませんでした! 急がなきゃ、です!!」
どうやら、忘れていたらしい。
…………不安だ。超不安だ。
「そ、それでは私はこれで。大変お世話になりました!」
「あー……待った待った」
頭を下げて慌てて部屋を出て行こうとするサンタ娘さんを呼び止める。
「ふえ……?」
「俺も連れてってもらうわけにもいかないかな。ほら、男手があったほうが色々楽かもしれないし」
俺の言葉に、サンタ娘さんは驚いた顔を見せた。
「だ、ダメです! 散々迷惑をかけたのにこれ以上お手数をおかけするわけには!」
慌てて否定するサンタ娘さん。しかし、こちらとしてもその反応は想定内である。
「んー、じゃあ、この不始末の埋め合わせって事で」
俺が別の方向から攻めてみると、サンタ娘さんは少し考えこみ……そして、俺の眼を見ていった。
「一つ、約束してくれますか?」
「守れることなら」
「今日の事は、誰にも話さないでください。それが条件です」
そう言うと彼女は俺の目の前に拳を突き出し、そして小指を立てた。
「約束の指切り、です」
その意図が掴めず小首を傾げていると、彼女が助け舟を出すように俺に声をかけてくる。
「わ、わかった」
俺が掌を出すと、サンタ娘さんは俺の小指に自分の小指を絡ませる。
「ゆーびきーりげんまーん、うーそついたーらはりせんぼーんのーます」
ゆーびきった、と歌い終えた彼女の指が離れていく事に照れくささと……何故か一抹の名残惜しさを感じた。

647 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/24(月) 07:18:05 ID:G5izzbK1]
「最初の家に到着です!」
「到着はいいけど、どうやって入るんだよ……」
最近の家に煙突など付いてはいないし、もちろんこんな時間に鍵が開いている筈もない。
「ふふふ、サンタが煙突から入るなんてのは時代遅れの発想ですよ」
サンタ娘はここぞとばかりに得意げに胸を張る。……結構発育のいい娘さんだった。
俺のそんな視線には気づかず、彼女は堂々と家の玄関に向かうとおもむろにノブに手をかけた。
「おいおい、何やって……」
俺がツッコミを入れようとした瞬間。
カチャリ、という音と共に玄関が開いた。
「うっふっふー、何を言おうとしましたかー?」
うわ、すっげー得意気な顔。
「…………いや、転ぶなよと言おうとしたんだ」
俺が悔し紛れにそういうと、サンタ娘さんは俺の方を見て得意満面の笑みを浮かべながら家の中に入っていく。
「そうですかー……ふぇっ!?」
言って三秒もしないうちに転んだ。しかも顔から。
期待を裏切らない娘さんというかなんというか……。
「……わ、わざとですよ?」
泣きそうな顔で言っても逆効果だというのは、教えてあげた方がいいのだろうか。

その後にも色々あった。
ある家では
「『マギーが欲しいです』。……なかなかに危険な子供だな。」
「……?」
「気にするな、こっちの話だ」

またある家では
「『お金が欲しいです』だと……? ったく、最近のガキは……ッ」
「んー、それじゃ私の小銭入れから十円を出しておきます」
「……それはわざとか?」
「?」

またある家では
「『さんたさん、おしごとがんばってください』だってよ」
「……このお手紙、大切にしますね

648 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/24(月) 07:18:36 ID:G5izzbK1]
「あぁ、そうだな。それがいい」

そんなこんながあったが、プレゼントを配り終えた頃にはすっかり時間も経っていた(時間が止まってるのにこの言い方も変だが)。
そして今、俺は近くの山にある公園にいた。一仕事終えた後の一服、というやつだ。
「大変に助かりました、ありがとうございます。何かお礼をさせてもらえませんか」
ペコリ、と頭を大きく下げて彼女が俺に礼を言う。
「あー、半分は俺のせいだから礼を言われるほどの事じゃないって」
その真摯な態度が妙に照れくさく、思わず指で頬をかく。
「それじゃあ私の気が済みませんから駄目です。
 それに、私はサンタですから良い子にはプレゼントをあげなくちゃ、ですよ」
そう言って、笑みを浮かべるサンタ娘さんは、出会ったときに思ったとおりに凄く可愛くて。
だからだろうか。俺が思わず口にしてしまったのは。
「じゃあ、俺はサンタさんが欲しい」
「ふえ……?」
俺の言葉に、サンタ娘さんが固まった。
いったい何を口にしてるんだ俺の大馬鹿野郎、相手が困るに決まってるだろうが!
慌てて「あっはっは、驚いた?」などと冗談にしようとしたところで。
「……分かりました、約束ですから」
サンタ娘さんが、静かにそう言った。
「え、あ、その……」
その態度に、却って俺のほうが慌ててしまう。
「それとも、私って魅力がないですか……?」
不安げな眼で、サンタ娘さん見上げてくる。
……あぁ、畜生。そんな眼をされたら否定するわけにはいかないじゃないか!
「サンタさんは魅力的ですよ、それはもう凄く」
「えへへ……嬉しいです。……あの、優しくしてくださいね」
俺の脳裏に泥沼、という言葉が走ったのは偶然ではあるまい。

649 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/24(月) 07:20:14 ID:G5izzbK1]
「うぅ……やっぱり恥ずかしいです……ん……」
後ろから抱きしめながらサンタ娘さんの豊かな双丘に掌を押し付けると、彼女は鼻にかかったような甘い吐息を漏らした。
そして、ゆっくりと彼女のソレを揉み始める。
「ん……ふぁ……んぅ……」
「その……どんな感じ?」
「え、その……ん……なん……だか、変な。感じ……ん、です」
あー、えーと、もしかして、その、この娘さんってば……
「自分で慰めたこと、無かったりしない?」
「ふぁ……慰める? ……んん」
ビンゴ。これは余程気を使ってあげたほうがいいかもしれない。
力を入れすぎないように、だが時々乳首を弄ったり、あるいは少し強めに揉んであげたりと変化をつけながらその行為を続けていると、彼女の声の質が徐々に変わってきた。
「ん……んぁ……ふぁ……ん、なんか、ピリピリって……感覚が……ん……」
「あんまり怖がりすぎる事は無いと思うよ」
なんだかおびえた様なサンタ娘さんを落ち着かせるように、俺は声をかけた。
「ん、本当、ふぁ……れすか?」
「……多分」
いや、俺は男だから女の子の感覚なんて分からないわけで。
取りあえずは新たな追求を封じるように、少しずつ強く、激しくサンタ娘さんの双丘を揉みしだいていく。
力を入れれば弾力とともにその指は押し込まれ、力を抜けば確かな反発を返す彼女の持ち物の感触がまるで麻薬のように俺の脳髄を痺れさせていく。
「ん……うぅ……なんで、そんなに……ぁん、胸ばっかり……」
ごめんなさい、オトコノコはみんなおっぱいが好きなんです、とか脳の奥で訳の分からない言い訳をしつつ俺がその行為を続けていると彼女の声の感覚が徐々に短くなってきた。
「うぁ……なん、か……ひん……なにか、はぁ……きちゃ……きちゃいます……ふぁ……ひっ」
サンタ娘さんは何か怯えたような声をあげたその直後。
「──────ッッッッ!」
嬌声と共にサンタ娘さんの体から力が抜けた。どうやら軽くイったらしい。
「ふえ……なんですか、今のって……」
力の抜けた理由が分からないらしく、彼女は不思議そうな顔をする。
「……それは多分、『イった』んだと思う」
「あの感覚、イクっていうんですか?」
サンタ娘さんは、そう言ってはにかんだような笑みを浮かべる。
……あ、やばい。その笑顔は、ヤバい。
俺の理性が、凄く、ヤバい。
だっていうのに。
「えへへ、なんだか、不思議な感覚です。怖いような、気持ちいいような……」
サンタ娘さんはその笑顔のまま、そんな事をのたまってくれやがりました。
おかげで、それまでギリギリのところで踏みとどまっていた俺の理性が即時崩壊する。
俺はそのまま彼女の腰を抱きかかえると、近くの木によりかからせるようにして彼女を半立ちの状態にさせる。
そして、屹立していたモノを彼女の中に突きこんだ。
「────ッ!」
小さく叫んだ彼女の指に、木の幹を掻き毟るがごとく力が込められる。
「優しくできなくてごめん……でも、キミの、その、可愛さは、ズルい……」
腰を突きながら、言い訳するように、俺は彼女に語りかける
「ひゃ……んん……ふぁ……ひぁ……スティナです……」
「……え?」
彼女のあえぎ声の中に混ぜた言葉を思わず聞き返した。
「……ひぅ……わた、しの……ん、なまえ、です。
 クリス……んぅ、ティナ、です」
「クリスティナ……ん、ごめ……ん……もう、限界、だ」
「え、それ、んぁ……どういう、ぁん、こと……です、くぁ、ん、また、来る。『イく』、のが、来る」
それに答える余裕も暇も無く。
「──────ッッ!」
俺は彼女の中に精を注ぎこんだ。

650 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/24(月) 07:20:36 ID:G5izzbK1]
「ごめん、本ッ当にごめんッ!」
数分後、土下座せんばかりの勢いで……というか、土下座して俺は彼女に謝っていた。
もちろん、それはあまりの気持ち良さに思わず彼女の中に出してしまった事についてだ。
「過ぎちゃった事は仕方ありません。
 ……でも、責任は取ってくださいね」
「勿論! 俺の命に代えて!」
0コンマ1秒も悩まず俺は即答する。全ての責任は俺にあるんだから当たり前だ。
「とりあえず、今日のところは帰ります。……もう、時間ですし」
クリスティナはそう言うと、近くに隠していたトナカイを呼び寄せソリに乗った。
「近い内にまた来ます。それまでこれ、預けておきますね」
彼女は帽子を俺に手渡すと、トナカイを駆り空へと翔けていく。

──後日知ったことだが、この日、空を翔るサンタのソリを多数の人が目撃したらしい。おかげで、サンタの実在を信じる人が増えたとか何とか。


さて、俺の話はこんなところだ。
本当はこの後にもちょと紆余曲折あったりしたんだけど、悪いが、カミさんが呼んでるみたいなんでね。
「……あら、あなた。何を話してたんですか?」
あぁ、昔の話をしてただけだよ、クリス。
「あら、そうですか。ふふ、うちの人の話に付き合ってくださってありがとうございますね」
それじゃ、縁があったらまた会おうか。
君に、クリスマスの奇跡が舞い降りることを祈ってるよ。

651 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/24(月) 07:25:10 ID:G5izzbK1]
以上。
間に合ってよかったよかったw

652 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/24(月) 08:50:15 ID:BPqzUIKp]
話しちゃいけない約束だったんじゃないか
という突っ込み

653 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/24(月) 11:11:57 ID:Usm/SZCF]
ケコーン後だからいいんじゃないか?


あるいは、クリスと相談して、「あえて話した」とか。
その咎で、クリスは「サンタ免許剥奪のうえ人間界への放逐」という処罰を受けて、このクソ羨ましい野郎のところへ嫁いで来たと。



654 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/24(月) 11:54:02 ID:NWt3fUf/]
止まった時の中で動くには、時が止まっている事を認識しなければならない
ココのスレを見た奴はクリスマスに時が止まる事を知ったわけだからもしかしたら……

655 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/25(火) 00:39:50 ID:nfI/BP6N]
スタンドに目覚めたか・・・

656 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/25(火) 05:51:18 ID:YOe2Qogr]
>>653
洋の東西を問わず神に対する最大の罰は
人間にすることだからなぁ
で、大抵罰の原因になったやつと一緒になるの

657 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/25(火) 06:41:17 ID:pnUfaQQX]
まにあわんかった・・・

658 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/25(火) 10:37:41 ID:sd5Iilrw]
GJ!

659 名前:名無しさん@ピンキー mailto:age [2007/12/26(水) 14:59:50 ID:IU1fvYFZ]
緊急保守age

660 名前:名無しさん@ピンキー [2007/12/26(水) 19:53:10 ID:LPfkBI0u]
緊急保守age


661 名前:名無しさん@ピンキー [2007/12/26(水) 23:00:39 ID:IU1fvYFZ]
緊急保守age

662 名前: ◆w.wD0HZX4M mailto:sage [2007/12/27(木) 00:49:45 ID:8MgV+SgW]
緊急保守

663 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/27(木) 01:59:10 ID:rUgjsKzT]
ノーラッドを出し抜いた偉業を讃える。

ところで『ほかほかの温泉なスライム娘とトロトロアツアツな癒し系メイクラブ』はこっちか?あっちか?



664 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/27(木) 02:03:43 ID:a2EGy0AF]
>>663
そうとう懐の深いスレだからここでいいんではないかと。
つかサンタ追跡作戦ネタは分かり辛いぞw

665 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/27(木) 10:16:12 ID:/uoSRDvg]
クリに間に合わなかったけど、書いて投下するよ。
板が緊急事態なんで、捕手しておく。

666 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/28(金) 09:01:37 ID:kN2gA502]
師走保守。

667 名前:名無しさん@ピンキー [2007/12/29(土) 09:06:02 ID:AWBE/asX]
po

668 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/29(土) 17:56:27 ID:SPeUoPON]
今更ながら、◆firmvjv80A氏のSSに出てきたカボチャ頭って、いつぞやのリィナじゃ……?

669 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/30(日) 02:16:16 ID:Pg9y+bdv]
「幽霊の恋捜し」の作者さん、続きマダー?チンチン(aary

670 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/30(日) 03:01:58 ID:NLcmmxo+]
板の危機もとりあえず落ち着いたみたいですので、死神の話の続きを投下します。

671 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/30(日) 03:02:56 ID:NLcmmxo+]
「そろそろ、お腹がすきません?」
旅の連れにそんなことを言われた時、普通なら『じゃあそろそろ飯にするか』で済むんだろう。
が、その相手が死神だった場合、話は多少変わってくる。
なにせ、やつの飯というのは他ならぬ俺の魂だからだ。
「それはつまり、俺に死ねと」
「まあ、端的に言えばそうなりますね」
「お前、いくら死神だからって、そんな軽々しく切り出す話じゃないだろ」
「あら、わたしだって、普通の人間相手ならもう少し考えますよ。
 ですけどあなたの場合は、ねぇ?」
「ねぇ? じゃねえよ。
 そんなん同意してたまるか」
いくら不老不死だからって、死ぬのは気分のいいもんじゃないんだぞ。
なんか、矛盾してるけどさ。
「まあ、いいじゃないですか。
 別に減るものでもないんですから――と、ふむ」
と、そんなことを話しながら歩いていると、突然向こうが足を止める。
それに気づいて俺が振り向くと、そいつは何か考え込むように俯いていた。
「なんだよ、急に」
「いえ、ふと思ったんですが、本当は減っていたらどうしましょう」
「……減るって、俺の命がか? いや、でも死神に食われても平気だってのは前回証明されたんだろ?」
向こうが止まったままなので、俺も自然と足を止めて体ごと振り返った。
「それは、そうなんですけど……。
 あなたの不老不死って、不老は確かにそうなんでしょうけど、不死の方はどうなのかと気になってはいたんですよ」
「いや、だからそれは前回……」
目の前のこいつ曰く、完全に死んでいた状態から蘇ったらしい俺。
当然その間のことは俺自身知覚はできていないんだが、逆にこいつはそれを一部始終見届けたんだから疑いようがないはずだろう。
「例えばですけど、あなたはただ単に命を大量に持った状態で生まれてきた、という可能性は考えられませんか? だから1個がなくなっても、すぐに次が、という感じで蘇るとか」
「そんな、テレビゲームの残機制じゃあるまいし」
「まさにそれだと、言っているんですけど」
いや、ちょっと待て。
それは、とてもよくない考えだ。
もしそれが本当だったら、いつかは俺の命も底をつくということになってしまう。
それは、さすがに、まずいだろ。
まるで背中に氷柱を差し込まれたみたいに全身を寒気が駆け抜けていく。
だというのに――、
「まあ、考えていても答えはわかりませんよね」
そいつはあっさりそう締めくくると、俺とは対象的に吹っ切れた笑顔は見せてくれた。
「さあ、今回はどうやって死にたいですか? キスで魂を吸い出す方法だと、いつまでたっても借りを返せないですし、やっぱり一度くらいは――」
晴れやかな笑みを浮かべ、右手を着物の袖に潜り込ませる死神。
次の瞬間引き抜かれたその右手には――。
「こういうのも、お約束ですよね」
柄の長さだけで2メートルはくだらないだろう大鎌が握られていた。
「ちょ、おま……っ!?」
どう考えても袖に入るサイズじゃない。
「――って、それよりも! 今、俺の命も有限かもしれないって話をしてたのに、そうそう簡単にやれるはずが――」
もしかしたら、これが最後の命かもしれないんだぞ。
「まあまあ、本当にこれが最後だったとしても、それがわかった時には後悔する暇なんてありませんよ」
その言葉に対し、決断に要した時間は一瞬だった。
「そん時にはもう死んでるからな!」
俺はそう叫んで、道のわきに広がる林の中へと身を躍らせる。
そして、そのまま一気に逃走を開始した。
「あ、待ってくださいよ」
背後からの声。
だが、待てと言われて待つ獲物はいないのだった。

672 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/30(日) 03:07:30 ID:NLcmmxo+]
文字通り林立する木々の隙間を縫うように疾走する。
すぐに全身の筋肉が悲鳴を上げ始めるが、それでも速度を緩めるわけにはいかなかった。
「ハッ……ハッ……ハッ……くそっ」
なぜなら背後から聞こえる死神の足音が、一向に遠のく気配がないからだ。
足音のテンポ自体は、俺のものとは比べ物にならないほどのんびりしたもの。
にもかかわらず、全然引き離せない。
そのことに、逃亡開始から数分足らずで俺は自らの失策に気づかされていた。
「ほらほら、避けないと当たってしまいますよ」
その声にちらりと背後を確認する。
そこには、大鎌を大きく振りかぶった死神の姿が――。
「あぶねぇッ!?」
とっさにぎりぎりまで身を低くする。
直後、それまで胸のあった高さを凶悪な刃が薙いでいった。
周囲には文字通り林立する木々。
「お前、それは卑怯だろ!?」
それを完全に無視して振り回される大鎌に、俺は思わず非難の叫びを放ってしまう。
「そうは言っても、林に入ったのはあなたじゃないですか」
「ぐっ……」
そう言われると返す言葉がない。
障害物が多ければ長物は扱いにくいだろうと思ったんだが、完全に裏目にでたというのが現状だった。
なにせ、あいつも大鎌も、平気な顔で木を擦り抜けるのだ。
結果、周囲の木は俺にだけ障害物として立ちはだかる存在になってしまっていた。
「今度は上からいきますよ」
ちょうど木の隙間を抜けようとした瞬間に、そんな予告が聞こえてくる。
「くっ……」
見れば、あいつは本当に高々と大鎌を振りかぶっていやがった。
瞬間的に、頭のてっぺんから股間までを串刺しにされた自分の姿が脳裏を過ぎる。
「じょ、冗談じゃねえぞ!」
左右は木で塞がれている。
背後からは死神。
上からは大鎌。
残されている道は――前だけだった。
とはいえ、今でも全力で走っている状況で、このままでは速度を上げることはできない。
だから俺は、瞬間的な判断で飛び込むように全身を投げ出していた。
飛び込み前転の要領で、空中で身を縮める。
そのすぐ後ろを上から下に通過していく大鎌の刃。
ギロチンを連想されるその刃が、地面に鈍い音と共に突き立ったのが見えた。
何とか避けられたという安堵。
その一方で、その光景にどこか違和感を覚えた直後――、
「当たり、ですね」
その大鎌の持ち主は、俺の考えを否定するようにそう告げた。
「あがっ!?」
瞬間、胸の中心に激痛が走った。
それはまるで、心臓に直接杭を打ち込まれたような想像を絶する痛み。
その痛みの中、俺はさっき抱いた違和感の正体に気がついていた。
今まで木を素通りしていた刃が、地面には突き刺さるというのはおかしくないだろうか。
もしあれが地面に刺さったわけじゃないとしたら――。
「俺の影、か……」
その一言が、今回の俺の遺言だった。

673 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/30(日) 03:08:22 ID:NLcmmxo+]
意識を取り戻して最初にしたことは、膝枕の有無だった。
なにせ、死ぬたびに膝枕されていたら、それこそエンドレスだ。
「ですから、わたしも鬼ではないんですよ」
そんな俺の様子に呆れたように死神は語りかける。
「いや、お前十分鬼だって」
とりあえず地面に直接寝かされていたことに安堵して、続いて今回も死なずにすんだ事にもほっとする。
前回もまあそうだったけど、マジで今回は死ぬかと思った。
だというのに――、
「ああ、あれは冗談ですよ」
こいつは何食わぬ顔で、そう言い放ちやがったのだ。
「――は?」
「だから、命の残量が決まっているという話です」
「い、いや、ちょっと待て。
 だってお前が言い出したことだろ!?」
どこがどう展開してあの説が否定されたのか、俺には見当もつかなかった。
理解が追いつかず、唖然とする俺。
「実はですね、実際に複数の命を保持することで死を打ち消そうとする試みは過去に行われているんですよ。
 具体的なやり方とか聞きたいですか?」
「い、いや、いい」
なんか、聞くとろくなことにならない気がして反射的に拒絶していた。
「それがいいと思います。
 あまり、気分のいい方法ではありませんし」
なら聞くなよ、という俺の思いは、いつものように口に出さずとも伝わったらしい。
「まあまあ、ともかく、そうやって命を複数持った人間も確かにいたらしいですけど、結局死神に全部まとめて食べられてしまったそうです」
「そ、そうなのか……」
まあ、実際1人でいくつも命を持っているなんて、死神からしてみたらいいカモと言えなくもないのかもしれない。
「ということで、あなたに実際お会いするまではその可能性も考えてはいたんですけど、前回のことでそれは否定されていた、というわけです」
「てことは、さっき思いついた風だったのは演技ってわけか」
「ええ、まあ」
「じゃあ、なんで今更あんなこと言い出したんだよ?」
それは、当然浮かんでくる疑問だった。
おかげで俺がどれだけ冷や汗をかいたか。
今、俺の目つきはかなり剣呑なものになっていると思う。
けれど、こいつはそんなことにはお構いなしで――、
「それは、あなたがあまりにも危機感を持っていない様子でしたから、少し怖がらせてみようかなと」
予想以上に効果覿面でしたねと、楽しそうに笑っていた。



674 名前: ◆firmvjv80A mailto:sage [2007/12/30(日) 03:12:01 ID:NLcmmxo+]
以上です。
一応これで前回の膝枕の分の借りは返せたので
もし次があれば少しは進展するかもしれません。

>>668
一応、中の人は同じなので、そうかもしれませんとだけ。

675 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/30(日) 03:24:15 ID:x4heB+jF]
GJ!
相変わらずバイオレンスなのにホンワカしてる不思議な話で素敵。

あと、どうでもいいが「単に命を大量に持った状態で生まれてきた」というセリフで某光の巨人を思い出したのは俺だけでいいw

676 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/30(日) 08:03:27 ID:4BPiJBzm]
GJ〜。
次にもまた期待するしかありませんなぁ。
危機感持ってないからといってわざわざ脅す辺り、底意地の悪さが出ててナイス死神。

677 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/30(日) 08:04:38 ID:g7RA0GQ2]
いつか死神にも痛い目にあってもらいたいなあ、とか思いつつGJ。

678 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/30(日) 16:55:44 ID:rkJxUBG+]
>>674
GJ。
酉変えたんですか。以前は◆B7ddJTHdWwだったと思いますが。

>>675
俺の場合ジェノザウラーだったぜw

679 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/30(日) 21:04:43 ID:iqei0J0L]
>「今度は上からいきますよ」

ですくりむぞん?!

680 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/30(日) 22:35:52 ID:rkJxUBG+]
>>679
ファウスト先生じゃないか?

681 名前:面取桟文吉 mailto:sage [2007/12/31(月) 10:18:34 ID:JEWcYd1+]
流れ読まずにカキコ

遅刻した(ry
会社から帰ってくると、スク水の女の子とはだしのサンタクロースと、トラ(尾頭付き)のコートを着た女が、ドアの前でたむろって居た。
危険が危ないことを察知した俺は木造モルタルのアパートの階段を、ゆっくりと戻る。尻の割れ目にジャストフィット。
ホッケーマスクの女の子と、ソフト帽で顔の融けてる女の子。逃げた、捕まった、泣いた。

とりあえず、みんなして部屋の中へ入った。

スク水の女の子は「水子」だと名乗った。クリスマスイブの夜だけ、男を独り占めすることで、これ以上自分の兄弟姉妹を増やさない
ようにするのだ、と。

「もう30日」

泣きながら、やつは帰った。
肉襦袢を脱いで、中の人が女の子であることが判明したサンタが固まっていた。
トラのコートを着た女は、鬼だと名乗り、
「おまえが怠けていないか見にきたのさ」

<平成19年分 給与所得の源泉徴収票>

をみせてやった。

「おまえが来年の話をしたら笑ってやるのさ」
いつまで居るつもり?と聞いたら

「2月2日まで」

鬼は言ってから『しまった』という顔をして泣き出した。

以上。

682 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/31(月) 11:12:31 ID:v39yulE9]
ワロタw
こういうクスリとするのは好きだな

683 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/31(月) 11:50:01 ID:CrhxhTyR]
本日、誰か投下予定ありますか?
あれば後日に投下をずらせますし、少なくとも半日は間をあけるようにします。



684 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2007/12/31(月) 12:45:49 ID:e0cDS0Go]
むしろ半日ずらすと新春○○とかの作品投下や、大量明けオメレスで鯖落ちとかなりそうな気がするけどな

685 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/02(水) 02:37:38 ID:nDU+BArK]
よしこい!

686 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/07(月) 13:55:17 ID:Yom28YV0]
保守しておく

687 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/11(金) 08:03:14 ID:dCdv4Cc3]
ほしゅる

688 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/11(金) 10:12:06 ID:B+6TQKDO]
ほしゅる丸とな?

689 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/14(月) 00:07:50 ID:OTbO9B4m]
保守。

690 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/18(金) 14:44:51 ID:cUPpaAtV]
保守

691 名前:名無しさん@ピンキー mailto:age [2008/01/20(日) 22:07:53 ID:D6sizsat]
保守age

692 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/20(日) 23:19:43 ID:DPhpIzXl]
半日どころか半月以上あいている件。

693 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/20(日) 23:29:49 ID:KlhknwlB]
すっかりひなびてしまいましたねぇ。



694 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/22(火) 23:40:20 ID:M6rGta5Y]
やべぇ、俺も保管庫見れねぇ
化かされるのか・・・・

695 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/23(水) 00:13:30 ID:CY2FQ6xc]
>>694
俺は読めた。


けど、やっぱり味気なく思えてしまうなぁ、今の補完形式は。
黒の背景に赤い字、っていうのが雰囲気あって気に入ってたんだけど・・・

収蔵の手伝い(作品を個別ページにまとめる作業)しようか?

696 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/24(木) 00:47:13 ID:d1eovcMH]
>>695
保管庫の管理人さんじゃあないが、頼む。
当時のスレの空気を感じられるのはいいが、作品によっては分割されてバラバラに投稿されてるものもあるし。

697 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/24(木) 01:07:30 ID:kABWs7yl]
>>694
妖精さんのイタズラで、アドレス直打ちしないと飛べません。

698 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/25(金) 01:00:14 ID:pZImht0y]
>>697
何と言う悪戯好きな妖精。
なるべくはやく見つけ出してお仕置きせねば。

699 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/25(金) 01:23:51 ID:LQnjH/pE]
>>698
気をつけないとギガドリルブレイク食らうぞwwww

700 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/25(金) 07:56:02 ID:uyRDdn37]
そういえば、P2Pの妖精さんのパパが逮捕されたねぇ。

701 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/26(土) 20:16:33 ID:cgbBr9DJ]
アニメキャラの姿をした妖精さんが現れて、ハードディスクのデータを削除したあと、
個人情報を持ち帰るという

702 名前:面取桟文吉 mailto:sage [2008/01/28(月) 06:37:20 ID:vP/uA8cj]
でもあんたぁ、うちのパソコンは林檎ですから!残念!

よってマカーなら持ち帰る所か帰れないで・・・・

703 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/30(水) 09:21:17 ID:UIIGILsi]
すげーな、ギター侍なんて、何年前のネタだよ



704 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/30(水) 18:27:34 ID:MDmqTJqZ]
まぁ既に“幽霊”というところですかな?

705 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/30(水) 20:29:30 ID:12QAA2Lg]
あの、ここと『人間以外の…』ってスレはどういう住み分けになってるんでしょうか

706 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/30(水) 21:59:11 ID:MDmqTJqZ]
>>705
幽霊→ロリッ娘が多し。
人外→年上属性多し。

あくまでも傾向だが。

707 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/30(水) 22:00:46 ID:jEYMF8pp]
なるほど、「かーいい」がポイントだったのか。

708 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2008/01/30(水) 23:49:18 ID:8BI+1bEZ]
このスレは、元々がオカルト板から派生したスレだそうで。
だから、

このスレ→オカルト系が多い
人外→ファンタジー系が多い

というような傾向もあるように思う。

まぁ、どっちに投下しても問題ないと思うよ?








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