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とある魔術の禁書目録



1 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/04/11(火) 00:20:21 ID:9JT1B9Rl]
なかったんで立てました。

688 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/07(月) 23:46:04 ID:YSJnglfY]
「…んっ……ぅ…」
日が暮れ、生徒達の部活も終わり、教師達もほとんどが帰宅し、ひっそりと佇校舎。
「…ぁふ……んはぁ…」
ほとんどの部屋の明かりは消え、職員室と宿直室に残っているのみである。
「…っ……はぁん…」
しかし、そんな真っ暗な教室の一つから、女性の艶っぽい声が微かに漏れている。
「…っく……ひぁ……」
そこでは月詠小萌が自らの秘部を机に擦り付け、一人痴態を働いていた。
「…上条ちゃんが……、…っ……、わるいんですよー……」
一人、自らの秘部を机に擦り付けるという変態的な行為に耽りながら呟く。
そもそもここでこんなことをするつもりなど、欠けらもなかったのだ。あのとき、上条のことを思い出さなければ。



ないしょの小萌



教室に忘れ物をしていることに気が付いた小萌は、一人、暗い校舎の中を自分の教室に向かって進む。
鍵を開け中に入り、教卓の上に目的の物を見付け、職員室へ戻ろうとしたとき、うっかり躓いてしまった。
よろめき、しかし転ぶまいとして何歩かたたらを踏むが、バランスを取り戻せずに顔から机にぶつかってしまった。
机にキスした小萌はぶつけた唇を押さえて立ち上がり、自らの唇を奪った机を睨み付け、そして気付く。
そこは上条当麻の机だった。
そういえば、今日の授業も机に突っ伏し寝ていたことを思い出す。
明日はきちんと授業を受けさせるですーと意気込んだところで、先ほど自分机にぶつかってしまった時に間接キスをしていたことに気付いてしまった。
息を呑み、徐々に頬を赤らめていく小萌。
うわー上条ちゃんと間接キスですよーと体をくねらせて悶え、そのまま妄想の世界に引きずり込まれる。
愛していると言ってもらって上条ちゃんと情熱的な大人のキスを交わす……そんな妄想に辿り着く。


689 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/07(月) 23:49:16 ID:YSJnglfY]
体が奥が熱い。
本能が肉体の慰めを求める。
小萌はその本能に逆らうことができずに、自らの小さな胸へと両の手を伸ばす。
いつものピンクのワンピースの中、ほとんど役に立っていないブラの内側へと手を入れゆっくりと撫で回す。
もちろん頭のなかでは上条の手によってやさしく愛撫されている様を想像して。
最初はやさしく撫でるように。段々と動きを大きく、激しく。時折硬くなり始めた頂点を刺激して。
「…ぁ…、…ふ…」
小さな喘ぎが漏れる。
下腹部が熱を帯び始め、じんじんと痺れる。
右手を胸から大事なところへと伸ばしそっと触れる。
「……はぁぅ……」
心地よい快感。しかし、本能はさらなる快感を求める。
小萌は目の前にある上条の机を見つめる。そこに上条がいればという考えが一瞬浮かぶが、即座に否定する。こんな格好を見せられるわけがない、と。
その背徳的な考えは小萌の欲求をさらに大きくするだけであったが、一つの閃きを与えた。
上条ちゃんの机に擦り付け気持ち良くなるというアイデアを。
治まらない本能の求めのままに、自らの秘部を机の角に擦り付け快感を貪る。
「…はぅん……、…っひぅ……」
小さく漏れる声も既に気にならなくなってきている。「……上、条……、…ちゃぁん……」
自らの本能に従い、秘部を上条の机に擦り付け痴態を演じ続ける小萌。
秘所は濡れ、愛液を垂らし始めていた。
小萌がひたすら快楽を貪っていると、廊下を近づいてくる足音が聞こえてきた。

690 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/07(月) 23:52:58 ID:YSJnglfY]
とりあえずここまでです。後半は読みたいという方がいらっしゃれば投下しようと思います。

691 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/07(月) 23:57:03 ID:E0AH2F9L]
ワッフルワッフル


692 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/08(火) 00:04:54 ID:ppRHiF/l]
ワッフルワッフルワッフルワッフル

693 名前:名無しさん@ピンキー [2006/08/08(火) 00:12:55 ID:jb15etEk]
廊下にいるのは、我等が上条さんか、それとも警備員さんか。自分としては黄泉川先生希望

694 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/08(火) 00:35:10 ID:HWyPLY2j]
いや、ここはステイルだろう…フラグも立ててるし。

何はともあれワッフルワッフル

695 名前:667 mailto:sage [2006/08/09(水) 08:57:04 ID:12CR2kx/]
>>687
『いだきます』です。
分かり難くてすいませんorz

>>689
間を取って青ピor土御門!

それでは、続きを

696 名前:667 mailto:sage [2006/08/09(水) 09:34:05 ID:12CR2kx/]
「      、          。」
少年は何かを呟いたが、御坂妹は聞き取れなかった。
「あなたは      、とミサカ――――――ッ!?」
御坂妹は思わず口を押さえる。
声が、出ていない。
それも、一部分だけ。
(どうなっているのですか、とミサカは驚愕します)
訳が分からないまま、御坂妹は言葉を紡ぎ出そうとする。
「こ  、       の   、    カ     。」
言葉の大部分は、御坂妹の心の中だけに響く。
と、今まで微動だにしなかった目の前の少年が、急に御坂妹に背を向け、歩き始めた。
「―――ッ!待っ 下さ 、とミサ  呼び   す」
御坂妹は必死に叫ぶが、少年は止まらない。
少年と御坂妹の距離が開いていく。
「ま      、     が     !!」
最早、その声は少年には届いていない。
(待ってください、とミサカは心の中で呼び掛けます)
その思いも、少年には届かない。
ついに少年の姿は消えてしまった。
いやだ。
こんな世界で。
何もない世界で。
自分しかいない世界で。
一人で。
いやだ!
おいて行かないで!
こんなところで!

一人にしないで!!




697 名前:667 mailto:sage [2006/08/09(水) 11:25:35 ID:12CR2kx/]

御坂妹は目を覚ました。
「はっ……、ハァ……!」
コンクリートの天井に蛍光灯、窓から差し込む太陽の光。
いつも通りの病室だ。
ふう、と御坂妹は呼吸を整える為、深く息を吐く。
夢だった。
自分が今までいた空間は、夢の中だった。
御坂妹は悪夢を見ていた、ただそれだけの話。
それだけの話のはずだった。
冷静な自分が悪夢だけでここまで動揺するものだろうか?
呼吸はもう整ったものの、動悸は激しく身体中に嫌な汗がまとわり付いている。
さっきまで見ていた夢は……、とここまで考えたところで、視界の端に人影があることに気付いた。
「目覚めたかな?御坂妹サン?」
御坂妹は声のする方へ顔を向ける。
カエル顔の医者。
御坂妹は本名を知っているが、ここではこう表現しておこう。
彼はカルテを片手にドアの傍に立っていた。
「……。いたのですか、とミサカはリアクションを取ることも忘れながら言います」
「もう定期健診の時間だからね?だいぶ魘されていたみたいだけど、大丈夫かい?」

698 名前:667 mailto:sage [2006/08/09(水) 11:29:31 ID:12CR2kx/]
今回はここまでです。
御坂妹の口調考えるのムズイよ

699 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/10(木) 00:00:05 ID:xb2bo5iS]
ワッフルワッフル!!

700 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/10(木) 10:27:45 ID:kGtEk7kk]
実のところ、禁書キャラの台詞を「らしく」書くのって、書き手の語彙が無いと難しいような気がする
本スレのようなネタはともかく、SSなんかは特に

701 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/10(木) 15:30:03 ID:hv2cyr4q]
未だに本スレがどこかわからない俺ガイル

702 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/11(金) 21:42:26 ID:vICclPz4]
しかしまた、人がいないスレだねぇ……。

703 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/11(金) 21:57:04 ID:8nD5zgUk]
みんな、里帰りかもよ
どこもそんな感じだし

704 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/11(金) 22:36:40 ID:tF4CGkl/]
>>701
ライトノベル板の鎌池スレじゃない?

705 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/12(土) 01:43:55 ID:Ak20PLfK]
どこもかしこも過疎ってやがる…
職人さんが来ないとこの板全体の盛り上がりもショボいなあ…

706 名前:上条当麻の不幸でラッキーな日常 mailto:sage [2006/08/12(土) 18:02:03 ID:Q/FoDMpK]
 やっぱり我が家が一番落ち着くな。
 旅行から帰ってきたりすると、多かれ少なかれ大概の人は、このような感想を抱くだろう。
 上条ももちろんそんな、小市民的思考の持ち主だ。
 慣れ親しんだふかふかのベッドの上。
 とても落ち着く。
 だけれど上条は白い天井を眺めつつ、なんだか複雑な表情をしていた。
 そのままキョトキョトと、辺りを見回して見る。
 テレビ。
 ベッドの横にあるテーブル。
 そこにある数冊の本。
 パイプイス。
 備え付けの洗面台に置いてある、お泊りハミガキセット。
 小さなロッカー。
 ハンガーラック。
 部屋にある物どれ一つをとっても、上条には見覚えのないものなどなかった。なにより――違和感がなかった。
 だけど。
 それでも。
 この部屋は上条の本当の部屋ではない。
 インデックスと住んでる部屋ではない。
(病室でこんなに落ち着くつ〜〜のも、何気にいやなもんがあるなぁ)
 そこはいつもの部屋。
 そこはいつもの病室。
 カエル顔がにこにこ笑いながら冗談交じりに言っていた。
『足繁く通う常連さんのきみのために、あの部屋は常に綺麗にして空けてあるから』と。
(ちっくしょうめ。んなの全然……)
 嬉しくない。
 最近は病院も空き部屋が、ほとんどないと聞くから、上条はその気遣いを有り難くもあったが、素直に喜ぶ気にもなれなかった。
 ただ、
「……不幸だ」
 口癖になってしまってる定番の台詞を呟きつつ、上条はテーブルに置いてある数冊の本に手を伸ばす。
 見舞いの品。
 青髪ピアスがこっそりと持ってきてくれたものだ。
 ぱらぱらとページをめくる。
 こうして一人の空間を提供してもらえるのは悪くない。
 無言でめくるたびに、どんどんと、上条の顔がだらしなくにやけていく。



707 名前:上条当麻の不幸でラッキーな日常 mailto:sage [2006/08/12(土) 18:03:41 ID:Q/FoDMpK]
 シマリのない表情。
 とてもあの少女にはお見せできない。
 だからだ。
 インデックスと一緒に住んでいて、疎ましいと感じた事は一度としてない。
 だが一人になりたいと思う事はある。
 それも結構頻繁に。
 もうそれは仕方がない事だ。
 思春期は発情期。
 インデックスが好きだとか嫌いだとか、決してそういった次元の話しではない。
 いや、好きだからこそ、一人になりたいのだ。
 万が一にも見られたくない。
 上条の右手が神の奇跡だけではなく、億単位の、己の分身を解放し殺している現場を、少女に見られるわけにはいかなかった。
 風呂場。
 トイレ。
 学校内。
 などなどで、上条はインデックスの目を盗むように処理してるわけだが、やはりこういうのは、ゆっくりと落ち着いた場でしたい。
 今日の健診はもう終わっている。
 ほぼ一日中入り浸っていたインデックスをはじめ、見舞い客もさっき帰った。
「よしっ」
 と、そんなわけで。
 お膳立ての揃った上条の右手は、布団を払いのけると、勢いのままズボンも下ろし、今か今かと出番を待っていた股間へと伸ばされる。
 ステイルの炎剣の温度は三千度らしい。
 しかし上条の勃起してる股間の剣も、ガッと握ると、それに決して負けずとも劣らずで熱かった。
(おっ? この娘いいなぁ)
 はたと手の止まったページでは、オッパイの大きいモデルが、うっすらと肌に汗を浮かべて、気だるげに寝そべっている。
 ため息が聴こえてくるみたいだった。
 トロ〜〜ンとしてる目の焦点が、いまいち合ってない。
 まるでほんの少し前まで、ナニかをしていたみたいで、その姿はナニか、上条のナニかに滅茶苦茶訴えかけてくる。
(ん? 何かこう微妙に、誰かに似ているような?)
 誰だろうか?
 どう見てもこのモデルは上条よりも年上なので、インデックスということはありえない。
 小萌も失礼ではあるが必然で論外。
 美琴や白井や御坂妹でもないだろうし、同年代の姫神や吹寄や風斬でも、ちょっと無理があるかなと思う。
 モデルに西洋の血が入ってる感じもない。
 ということは、オルソラやアニェーゼ、いや、後者になると体型的にも違うし。

708 名前:上条当麻の不幸でラッキーな日常 mailto:sage [2006/08/12(土) 18:05:36 ID:Q/FoDMpK]
「…………」
 はて? 
 誰か忘れてる気がするが?
 思い出せない。
「……まあ、いいか」
 と、もう少し考えれば思い出せただろう上条だが、今は自分の全てを妄想に廻すべきだと、脳内検索を早々に打ち切ってしまった。
「とりあえず、幻想を終わらせてやるぜ」
 過去に上条の右手に殴られてきた、数々の魔術師や超能力者。
 彼ら彼女らが聞いたらば、その場にへたり込みそうになる台詞を呟いて、猛然と右手を動かそうとする。
 カチャッ
 そのタイミングに合わせたように、病室の静かにドアが開いた。
「上条当麻、身体の具合はどうで――!?」
「!?」
 この部屋が病室である以上、隠しようもないほど、ベッドは一番目立つ位置にある。
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
「…………」
 上条当麻。
 神裂火織。
 二人の間に言葉はいらなかった。
 神裂は顔から一切の表情を消失させると、腰に差してある七天七支刀、その黒鞘を淀みなくゆらりと払う。
 刀身がギラリと、妖しく光った。
 彼女の得意は抜刀術なので、それはいくばくかの、上条に対する優しさなのかもしれない。
「でも嬉しくねぇっ!!」
 ほとんど瞬間移動。
 入り口から上条のいるベッドまで、神裂は目にも映らぬスピードで到達すると、大上段に振りかぶり、微塵も迷わず一閃させた。
 墓碑には馬鹿ここに眠ると彫られるだろう。
 アーメン。
 そのぐらいなら神裂も、曲がりなりにも神の子羊、渋々とはいえ唱えてくれるはずだ。
 だが祈りの言葉よりも先に、
 パシンッ
 殺意と共に剣が振り下ろされるのとほぼ同時、刹那すらも間を置かずに、子気味いい会心の音が部屋に響く。

709 名前:上条当麻の不幸でラッキーな日常 mailto:sage [2006/08/12(土) 18:07:30 ID:Q/FoDMpK]
(じ、自分で自分を褒めてやりたい)
 真剣白羽取り。
 達人どころか聖人の神裂の剣を受け止めるとは、上条当麻の幸運は、このときのために、預金みたいに取ってあったのかもしれない。
 ただ、
「……往生なさい」
「できません!!」
 もう全額下ろしちゃってる。
 覆い被さるように体重を掛けてくる神裂。
 拝むように踏ん張る上条。
 刀身がじりじりと、額に照準を定めて、確実に降りてきていた。
 マジでヤバい10センチ前。
 このままでは幻想より、上条が終わってしまう。
「だ、大体お前が、うぅう……、ぐぅおお!? い、いきなしドアを、を、ををを!? あ、開け、NO〜〜〜〜〜〜〜〜!!」
 迂闊。
 しゃべったら走馬灯が見えちゃう5センチ前まで、一気呵成に押し込まれてしまった。
 けれどそこで、少し神裂の力が緩まる。
「まさかあの娘にも、あんなものを見せてるわけでは、ないでしょうね上条当麻」
「あ、あんなものって?」
「あんな……」
 言いつつチラッと神裂は、剥きだしのまま放っぽり出されてる、この特異な状況にいつもより、色んな意味で興奮してしまってるのか、
血液が収束され過ぎて、グロテスクなほど黒くなってる元気な勃起を見てしまった。
「や、ややや……」
 視線を浴びてぴくんぴくんと動いてる。
「やはり死になさいっ!!」
 耳まで真っ赤にさせた神裂が、情け容赦なく、遂にはトドメを刺しにきた。
 とはいえ。
 百戦錬磨の魔術師も、かなり動転していたのだろう。
 それとも。
 上条当麻の幸運、残高が残っていたのかもしれない。
「!? お、おりゃっ!!」
 どんなに凄い剛速球だって、タイミングさえわかれば、打つのは難しくはない。――かもしれない。
 身体を神裂の力に合わせて捻る。
「あっ!?」
 つんのめるようにして神裂の身体が上条の上へと、どうにもできない死に体なのに空中で抵抗したが、結局はどさりと倒れ込んできた。

710 名前:上条当麻の不幸でラッキーな日常 mailto:sage [2006/08/12(土) 18:09:17 ID:Q/FoDMpK]
 ゴトンッ
 いい具合に力が抜けたのか、テーブルが綺麗に真っ二つになってる。
 でも二人は
「…………」
「…………」
 そんなものを、
「…………」
「…………」
 まるで見てはいなかった。
「…………」
「…………」
 時間が止まってる。
「…………」
「…………」
 至近距離。
 二人の身体はぎりぎりのところで、ぴたりとはくっいてはいない。
 その隙間わずか数ミリ。
 不用意に動いたりすると、色々な部分が触れてしまう。
「…………」
「…………」
 例えば唇とか。
 ピトッ
「えっ!?」
「えっ!?」
 二人の声がハモる。
 目だけをお互い動かすと、脇を絞ったTシャツのおなか、その白い肌に、異端審問の焼きごてのように熱い勃起が触れていた。


今回はここまで。

711 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/12(土) 18:11:25 ID:c2/IyvsD]
生殺しキター
激しく悶えたGJ

712 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/12(土) 18:41:01 ID:p6mrk32D]
続き〜!!!!!!!!!!!!!
生殺し過ぎる……。うわぁああああああああ

713 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/13(日) 02:26:31 ID:yoW6AUBT]
ねーちんktkr!!
続きに期待しまくりんぐ

714 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/13(日) 03:10:50 ID:gXrC3Z8O]
う、うおおおぉぉ!
  _  ∩
( ゚∀゚)彡 ねーちん!ねーちん!
 ⊂彡

715 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/13(日) 12:10:05 ID:DEbd1b04]
なんて素敵(*´Д`)

716 名前:名無しさん@ピンキー [2006/08/14(月) 16:51:59 ID:X8WHEqRX]
GJですな!



717 名前:667 mailto:sage [2006/08/14(月) 18:28:45 ID:CgSN7jvN]
ねーちんに成り行きフラグを、ををををををををを!!!???
とにもかくにもGJ!

では、続きいきます

718 名前:667 mailto:sage [2006/08/14(月) 19:01:52 ID:CgSN7jvN]
御坂妹は壁に掛けてある時計を見る。
十時ジャスト。
定期健診の時間だ。
定期健診は一週間に一度のサイクルで行っている。
いつもは大体、九時ごろには起床し、着替えも済ませていた状態でやっていたのに、今日は違った。
「あまりよくないことだね、ストレスでも溜まっているのかい?健診が終わった後外出許可を出すから、気晴らしに散歩でもするといいよ?」
「そう、ですね、とミサカは冷静に考慮してみます」
御坂妹は言いながら上半身を起こす。
結論を出すのはいつでもいいだろう。
すぐに出掛ける気はないし、暫く考え事をしたいと思っているので、今は黙っておくことにした。
(それにしても……)
御坂妹は夢の中でのことを思い起こす。
少年が去ろうとした時、彼女は心の中から込み上げてくる痛みを感じた。
これはかつてあの少年が御坂妹を助けるために、戦場に踏み込んだ時の感覚と似ていた。
しかし、その時の痛みとはまた別の痛みだった。
御坂妹には、それが何なのかはよくわからない。
(……、あれは何だったのでしょうか、とミサカはあの時の自分の心理状態に疑問を抱きます)
窓の外を見る。
小鳥が一羽、青い空の中で飛んでいた。

719 名前:667 mailto:sage [2006/08/14(月) 19:28:26 ID:CgSN7jvN]

失う痛み Only_One

「うっだー」
ものすごい疲労感と脱力感に、上条当麻は溜め息をつく。
結論から先に言ってしまえば、彼は不幸だった。
何が不幸かって?
全部だよ全部、all of things.
どれくらい不幸だったかというと、

朝:朝食を作り眠っていたインデックス(注:上条当麻宅の居候シスター。ここでは妹でないもの、黒い修道服を着ていないもの、禁書目録であ
るもの、近代文化がわからないものを指す)を起こそうと思ったら寝ぼけたインデックス(注:上条当麻宅で飼育している(?)猛獣外国人偽名
少女。ここでは噛み付くもの、大食らいのもの、鋭い歯を持っているものを指す)に襲撃される。
登校途中〜:校則違反を承知で乗るつもりだった電車が故障で遅れ仕方なく徒歩で登校中に御坂美琴に出会って色々話してるうちに触れちゃいけ
ない逆鱗に触れちゃって逃走兼登校しやっと学校に着いたー、と歓喜してたら実は遅刻でしたお説教です上条ちゃーん、ってことになっちゃった次第。
昼:午前中の死闘をくぐり抜けやっと昼休みだよー、と伸びをして弁当を取ろうとカバンを漁ったらアッレーワタクシノオベントーハドコニイッ
タノデセウ?という事態になり愛のお弁当提供イベントを求めても誰も一口もくれずに昼休み終了。

720 名前:667 mailto:sage [2006/08/14(月) 19:30:37 ID:CgSN7jvN]
以上です。
長い文を書くのはキツいっすね……

721 名前:名無しさん@ピンキー [2006/08/14(月) 20:36:26 ID:+S1vfZpf]
GJです!お弁当提供を求めた時にクラスメイトの反応は「上条に餌を与えてはいけません」でしょうか。理由は 男:嫉妬など色々 女:淑女協定により と妄想してしまった

722 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/15(火) 00:34:48 ID:1wXDTU4g]
GJ!!!!

所々の小ネタにワロタw

723 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/15(火) 10:51:49 ID:SUhlqrx8]
>>721
 いや女性陣の理由はあれですよ、きっと「下手に恵んでやるとフラグを立てられてしまうから」
とかですよw

724 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/15(火) 16:28:29 ID:MkA9gIiA]
あれよあれやという間にギシアン空間を作り出すからな、上条さんは。

725 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/15(火) 16:40:41 ID:SUhlqrx8]
大覇星祭後は更に女性陣のガードが堅くなってる予感。
何せ、鉄壁と思われていた吹寄さんが突破されちゃったわけだし。


726 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/15(火) 18:13:31 ID:7eh4/s2e]
>>688-689の続きです



コツ、コツ、と廊下に響く足音。
快楽に捕われていた小萌も足音が近づいてきていることに気付く。
「…っはぁ…、…こんなところ…っ…、…誰かに見られ、たらぁ…、…大変なことになるですぅ……」
大変なことになるのは判っているのだが、火照った肉体は言うことをきかない。ひたすら、自らの秘部に刺激を与えるべく腰を動かし続けている。
コツ、コツ、コツ、コッ、この教室のドアの前で足音が止まる。
通り過ぎてくれるのではないかという淡い期待は打ち破られ、さすがに見つかるわけにはいかないため、隠れられる場所を探す。
前の教卓の下か、後ろの清掃用具入れの中。
鍵穴に鍵が入る音。
一瞬の逡巡。
ドアのある前ではなく、後ろの清掃用具入れの方を選択。
錠が廻りガチャンと音がする。
肉体の疼きを堪えて机から離れ、清掃用具入れに向かうが、圧倒的に時間が足りない。
鍵穴から鍵が抜かれ、ドアがガタンと音を立てる。
一秒ほど間があり、もう一度ガタンと音を立て、再び鍵穴に鍵が入る音がする。
小萌が鍵を開けていたため、外の人物は鍵を締めてしまっていたのだ。
間に合わず、見つかってしまうことを覚悟していた小萌だったが、思わぬ幸運に感謝し、清掃用具入れに滑り込む。
用具入れの扉と教室のドアが閉まるのはほぼ同時だった。
教室の明かりが点けられる。
いったい誰が入って来たのだろうかと丁度目の高さにある通気孔の隙間から覗く小萌。
そこにいたのは、上条当麻であった。




727 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/15(火) 18:16:46 ID:7eh4/s2e]
上条の姿を見、先程までの自分の痴態を思い出した小萌は用具入れの中で赤くなる。
一方上条は、なんでこうやって何度も宿題を忘れるんだーッ! と一人で叫んでいる。
忘れ物の宿題のプリントをとるためにだろう、上条は自らの机に向かう。先程まで小萌が自慰行為に使っていた机に。
そう思った途端、再び小萌の肉体が疼き始める。
熱がぶり返す。自然と右手が秘所へと延びる。
小萌が自慰行為を始める時に置いてしまった出席簿に対して一瞬怪訝な表情を浮かべた上条だったが、目的の物を探して机の中を調べ始める。
自分の生徒であり、想い人でもある上条の、目と鼻の先で隠れながらの自慰行為。
今現在自分が清掃用具入れの中にいるという状況さえもが小萌を興奮させる要素となる。
左手は胸の、硬く尖った頂点を弄り、右手は中指を濡れた花芯に突き立てる。
快感に思わず漏れそうになる声を、唇を噛んで必死に押し止める。
小萌は上条の姿を見ながら浅ましく快楽を貪る。愛液が溢れだす。
上条はまだプリントを探している。小萌は初めて上条の不幸さに感謝した。
中指一本では足りず、人差し指も加え二本指で膣中をかき回す。左手で乳首をつねり上げる。
「……ッ! ……〜ッ!」
指の動きが激しくなる。右手を出したり入れたり折り曲げたりかき回したり、快楽を貪る。
そろそろ絶頂が近い。小萌はスパートをかける。
左手を胸からクリトリスへと移し、触れる。
「……ふぅッ! ……ぅん……、……ぁぁ……ッ!」
押し殺した声が小さく漏れる。上条に聞かれないかとヒヤヒヤしながら、しかし手の動きを加速させる。
そしてついに最後の瞬間が来る。
目は上条の姿を離さぬまま、大きな快楽の波が訪れ、背を反らせながら小萌は昇天した。
そのまま快楽の中で意識を手放してしまう寸前、上条がこちらを振り返ったような気がした。



翌朝、小萌は清掃用具入れの中で目を覚ました。
体中が痛い。こんなところで寝たのだから当たり前だが。
ふと、教室が騒がしいことに気付く。痛む体に鞭を打って立ち上がり教室を覗くと既に生徒達は登校しているようだ。
このままでは出ていくことが出来ない。小萌には冷や汗を流すことしか出来なかった。

728 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/15(火) 18:20:56 ID:7eh4/s2e]
お目汚し失礼しました。
至らぬ点、おかしな設定等はフレキシブルに願います。
それでは。

729 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/15(火) 18:21:24 ID:nTZL1bw6]
一番槍GJ

730 名前:名無しさん@ピンキー [2006/08/15(火) 19:56:18 ID:ZggnPrL2]
GJ!
これはまだ続く?先生がロッカーの中にいることを知っている上条さんは脱出を手伝う、とか

731 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/16(水) 00:49:15 ID:5ZB5fGzy]
新しい人が出てきて存在が薄れてきた所で少し投下します
エロ無しです


732 名前:上条当麻の一歩踏み外した生活 mailto:sage [2006/08/16(水) 00:50:12 ID:5ZB5fGzy]
病院から駅へと、街中を駆ける。
「あーもーどーして駅方面行きのバスがねぇんですか全くー!!」
全速力、とまではいかなくともそれなりのスピードで走りながら上条は愚痴った。
「走ったほうが速いってどう言う事ですか学園都市の交通事情っ!!」
しかしこの独り言はかなり的外れである。
第一に、病院から駅方面へ行く路線バスは少なくない本数が運行している。
その中で最も早く駅に着くバスには乗り遅れ、次に来るバスは遠回りになる路線だった。相変わらず不幸である。
第二に、走ったほうが速い、と言うのも場合による。
上条当麻の場合、夏からこちら学園都市内を駆けずり回っていた為、結果として裏道事情に明るくなっただけの話で、一般の住人ならば次のバスを選択した方が早く目的地に着く。
第三は、上条当麻の体力だ。
如何に近道を知っていても普通の高校生なら走って行こうとは思わない距離であるにもかかわらず、その手段を選択できる程度には上条の体力は平均以上だった。
(まぁでも、あの角を曲がればすぐだ)
目前に見えた駅前通りへと出る曲がり角を、速度を落とさずに曲がる。

 まぁ、あえて誤算を一つ挙げるとするならば――。

開けた視界の中、待たせている相手の姿を見つけた瞬間、

 ――さっきまで致していた行為によって溜まった疲労を考慮してなかった所であろうか。

上条の世界は回転した。



733 名前:上条当麻の一歩踏み外した生活 mailto:sage [2006/08/16(水) 00:50:51 ID:5ZB5fGzy]
凄いスピードで走ってきたかと思えば、突然、勢い良く転げた上条へ、
「…………君。大丈夫?」
姫神秋沙は傍らにしゃがみ込んで、とりあえず、と言った風情で声をかけた。
「……姫神さん。一つ質問があるのですが」
何故か上条は姫神の問い掛けには応じず、顔を伏せたまま弱々しく挙手した。
「何?」
「その格好は何でございましょう?」
「何って。普段着」
その姫神の答えを聞き、上条はバッと上半身を起こして、
「普段着って!いやまあ確かにお前の普段着と言えばそれしか記憶に無い様な気がしますけど!」
と叫んだ。
上条がこうも躍起になって騒ぐ理由。
それは。
「この人込みの中で巫女さんの格好した女の子が立っていたら、他人にナニ勘繰られるかくらいは考えていただきたい!!」
姫神の格好、初めて会った時と同じく、いわゆる巫女さんルックと言うものにあった。しかも、
「今日は。2Pカラー」
「いや、聞いてないから!」
常なら赤の袴のところを、今日は濃紺色の袴を着用していた。
この場にいる他の人間は全て洋装の為、はっきり言って目立っている。浮いている、と言っても過言ではない。
先程の転倒は、視界に飛び込んできた一種異様な光景に意識を取られてしまい、足が縺れてしまった事が原因だった。
「ところで」
なおも何か言ってくる上条をスルーし、姫神は手を差し出しながら今度は違う質問をした。
「君の格好。制服のままなんだね」
「あぁ、まぁ、そうだな」
差し出された手を握って立ち上がりながら、上条は相槌を打つ。
「授業が終わった途端に教室を飛び出たから。着替えとか済ませてくるかと思ってた」
「用事があったんだよ。それに思ったより時間を喰っちまってな。着替えるヒマとか無かったんだ」
姫神の質問に、制服に付いた汚れを掃いながら答える。
「痛っ」
掃った際に手の平に痛みを感じた。返して見ると、擦り傷が出来てしまっている。
「上条ちゃん、大丈夫ですー?」
「こんくらいならいつもの事ですから。……え?」
突然聞こえてきた姫神とは異なる聞きなれた声に、上条は視線を下に向けた。すると、そこには。
「小萌先生?何でここに!?」
上条達の担任兼姫神の居候先の家主である所の小萌先生の姿があった。
「何で、はひどいです。今日は姫神ちゃんが上条ちゃんと買い物をするって聞いたですから、監督に来たんですよー」
予想外の言葉に、上条は言葉に詰まった。なおも小萌先生は言葉を紡ぐ。
「最近二人とも生活の乱れを感じるのですよ。こないだなんか、上条ちゃんはともかく姫神ちゃんまで授業をサボっちゃったですし」
なのでお目付け役ですー、と締めて小萌先生は言葉を切る。上条は困ったような視線を側に立つ姫神に向けるが、姫神は呆、と言った感じで立ち尽くしているだけだった。
その瞳は、何も映してないかの如く、虚ろ。
「姫神?」
上条の問い掛けに姫神はヒクッ、と体を震わせて一言こぼした。
「……においが」
「におい?あぁ、走って来たからな。そんなに臭うか?」
「さぁ、先生には分からないですけどー?とにかく上条ちゃん、一応消毒とかしなくちゃダメですよ」
そう言って小萌先生は上条の手を取った。
「とりあえずどこかで休憩して、そこでしてあげますです」
「先生、それ凄い微妙な発言に取られます」
そんなやり取りをしている二人を傍目に、
「………………フゥ」
姫神は一つ大きな息をついた。
まるで、体内に籠った熱を吐き出すように。

734 名前:上条当麻の一歩踏み外した生活 mailto:sage [2006/08/16(水) 00:51:30 ID:5ZB5fGzy]
三人は、まず一階にあるコーヒーショップに入り、そこで上条の傷の手当てを行うことにした。
飲み物を購入してから四人掛けのテーブルに上条と小萌先生が並んで座り、上条の向かい正面に姫神が腰を下ろす。
「手当てして貰っておいてなんだが、こう言うのって、いつも持ち歩いてるものなのか?」
手の平の擦り傷を小萌先生に消毒して貰いながら、上条は対面の姫神に尋ねた。この応急手当キットは姫神の私物だ。
「乙女の嗜み?」
「何で疑問系なんだよ」
小首をかしげて答える姫神に間髪入れずに突っ込む。
「姫神ちゃんは色々持ち歩いてるですからねー」
小萌先生の言葉に、上条は夏の日のとある一コマを思い出した。
(そう言えば殺虫剤持ち歩いてたっけなぁ)
もしかするとあの袖は四次元に繋がっているのかもしれない。
そんな益体も無い考えを思い浮かべながら、上条はこれからの事を問うて見ることにした。
「で、これからだけどって言うか小萌先生来るんだったら私めが来る必要はあったんだろうかなんて疑問が脳裏を掠めて行くんですが」
「二人きりの方が良かったですかー?」
上条の言葉に小萌先生がニコニコしながら答える。
「今日のことはお昼過ぎに聞いたんですよ。お邪魔虫だとは思ったですが、さっきも言ったとおり最近二人ともだらしが無いですからー」
と、ここでイチゴ・オ・レを一口飲み、続ける。
「それに上条ちゃんの意見を取り入れたら何を買うか分からないですからね。ナース服とか」
「……普段着を買いに来たんですよね?」


「女性用衣類の売り場に足を踏み入れるなんて、人生の内ではもう無いと思っていたんだけどなー」
コーヒーショップを出た後、三人は目的地である女性用衣服の売り場のあるフロアまでやってきた。それから小萌先生が、
『それじゃあ上条ちゃんはその辺で待っててくださいねー。まずは先生が適当なのを選択しておきますですから。上条ちゃんの出番はそのあとなのですよー』
と言って、姫神の手を引っ張って売り場の中へと姿を消していってしまった。
そして今、上条はエスカレーター横に設置してあるベンチに腰を掛けお呼びがかかるのを待っている状態となっている。
「と言うか実際問題、一人でこの場にいるって言うのは凄く目立っているような気がするのは上条さんの気のせいでせう?」
韻を踏みつつ自問自答してみる。はっきり言ってしまうと、暇を持て余し気味だ。
「あーもーいっその事ついて行った方が良かったかなー、でもそれだったら今よりも針の筵のような気もするし」
などと言いながら左手で頭を掻き毟り、手当てしたあと絆創膏では塞ぎきれなかったのでそのまま外気に晒しておいた傷口を髪の毛で擦ってしまい無言で悶絶する。
女性用衣服売り場の脇で無言で悶絶する男子高生。
端から見ていると、かなり怪しい。
そんな怪しげな通行人Aへ声を掛けるというのは勇気が要りそうなものだが。
「……何をやっている上条当麻」
どうやら勇者が通りすがったようである。
「え?あ、吹寄」
勇者は上条のクラスメイトの吹寄制理だった。下から上がって来たばかりなのか、エスカレーターの降り口の脇で仁王立ちをしていた。
「こんな所で一人で怪しげな動きなどして、さては毒牙にかける新たなターゲットを物色している最中か!?」
いつものように「上条当麻に好印象を持ってませんよ」と言う空気を醸し出す台詞を投げかけてくるクラスメイトに、
「何処をどうやったらそんな素敵な結論に到るのか、その思考ルーチンを教えて欲しいものだけど」
と、嘆息を一つ入れてから、
「そんなんじゃなくて、ただの買い物の付き添いだよ。そう言う吹寄も服を買いに来たのか?」
「いや、あたしは八階で行われる予定の実演販売を見に……って何を言わせるのよ!これも貴様の策略なの!?」
「だからそんなんじゃねーっての!」
きゃいきゃいと言い争いを始める二人。端で聞いてるとただの痴話喧嘩にも聞こえなくも無い。
その光景を注視しようとする者など、普通はいないであろう。
普通なら。

735 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/16(水) 00:53:08 ID:5ZB5fGzy]
今回はここまでっす
筆が思うように進まないのですよ

次来る時はエロまで持って行けるようにしますです、はい

ではノシ

736 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/16(水) 00:58:02 ID:1op76WC7]
No!!生殺しですかッ!
でもGj



737 名前:KATU mailto:sage [2006/08/16(水) 08:38:25 ID:rgn6DP/K]
生殺しー!!
女の子と買い物に来てても別の子のフラグを進行させる上条さんGJ!


PSPは本体にも難ありらしく修理に出すの決定…orz

738 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/16(水) 14:09:29 ID:t9kT/XJe]
「何で疑問系なんだよ」⇒「何で拷問系なんだよ」
に見えた。
疲れてるな・・・

739 名前:名無しさん@ピンキー [2006/08/16(水) 14:14:05 ID:ouD2cKUk]
>>734
今回は誰だ?
姫神?小萌?
それとも大穴で吹寄?
それとも・・・・・まさか、3人同時!?

740 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/16(水) 14:48:19 ID:e1FhIhOM]
>>739
「このあと神裂&目録との3Pがまってるから、とうまの精力は温存。
 小萌×姫神の更衣室プレイで、すっかり出来上がった所を上条に『見て』もらう。
 無論、吹寄は深夜のレイトショー要員としてフラグが立つ」に15カノッサ。

741 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/16(水) 14:59:23 ID:aUHIL/md]
上条さんの精力はフラグに合わせて増減するから大丈夫さ

742 名前:上条当麻の不幸でラッキーな日常 mailto:sage [2006/08/16(水) 17:37:06 ID:Yd4YtQl1]
読んでくださった方レスくださった方ありがとうございました。

>>710 の続き

 上条の顔が恐怖に引き攣る。
「こ、これは不幸な事故なん――」
 チキン万歳。
 考えるよりも先に、口は言いわけの言葉を紡ぐべく、無意識に動いていた。
 ゴッ!!
 そしてそれはなにも、上条ばかりではない。
 神裂の身体も無意識に動いている。
 ただしそれは言いわけするための口ではなく、固く握り締められた拳という違いはあるが。
 声もなく上条の身体が、豪快に吹っ飛び宙を舞う。
 お見事。
 もつれ合う不自由な体勢で放たれたのに、その速度と威力はさすがで、短時間とはいえ、天使とも互角の聖人なだけはあった。
 だけれど上条も負けてはいない。
 修羅場の経験値。
 伊達に素人の高校生の身でありながら、ここ数ヶ月というもの、誇張なしで生死の境を何度もくぐり抜けてる。
 主人公補正もあるが、思いの他丈夫だった。
 顎をさすりさすりしながらも、
「つ…が……ツ。い、痛ってぇなぁもう。あんさ神裂さん、俺が入院患者だって事、あなた、覚えてらっしゃいますか?」
 ダメージらしいダメージはなさそうである。
 むしろ上条に背を向けて、
「い、いいから早く、…………、早くそれをしまいなさいっ!!」
 何故かベッドの上で正座してる神裂。
 この無愛想で凛々しい年上のお姉さんの方が、あらゆる意味で鈍い年下の少年よりも、はるかにダメージは大きかったようだ。
 声にもいまいち迫力がない。
 微かにではあるものの、ぷるぷるとしてるその後姿は、限りなく間抜けでシュールである。
 それと、

743 名前:上条当麻の不幸でラッキーな日常 mailto:sage [2006/08/16(水) 17:38:19 ID:Yd4YtQl1]
(……可愛い……い?)
 エロカッコイイという印象が先行する神裂。
 この頼れる怖いお姉さんは、可愛いという属性からは、上条はまるっきり真逆の人だと思っていた。
 今だってその氷華、じゃなく評価は、あまり変わってない。
 だがこれは、改めないわけにはいかなかった。
 だがこれは、認めないわけにはいかなかった。
「ん?」
「!?」
 窓ガラスに映る上条と目が合うと、ササッと、慌てて逸らしたりするその仕草。
「うんうん」
 正統派である。
 これなら俺も殴られた甲斐があったと、上条は一人納得顔で目を瞑ると、深く深く何度も何度も頷いたりしている。
 だから気づかなかった。
 落としては上げ落としては上げ、神裂がチラチラと、視線を忙しく動かしてる。
 聖人も好奇心には勝つのは難しい。
 これでもまだ十八歳の麗若き乙女なのである。
「…………」
(あんなに膨らませて、だ、大丈夫なのですか? あ、あれは?)
 元気溌剌な勃起。
 頷く主人と一緒になって、律儀に何度も何度も揺れていた。
 さらに角度が急勾配になり、びたんびたんと、若さを誇示するようにお腹を叩いて、それはそれは物凄い事になっている。
 人を殴ったら殺せそうだった。
 て、
「……そうではなく。上条当麻っ!! 早くしまいなさいっ!!」
「うおぅ!?」
 身体はしっかりと前を向いて、正座してる体勢のまま、神裂が刀を後ろにいる上条へと一閃させる。
 刃先は勃起ぎりぎりで止まっていた。
 あと少しで、天使のように、性別を失くすところである。
「御仏の顔は三度だそうですが、神の顔にだって、限度というものはあるんですよ」
「は、はいっ!! 仕舞いますですっ!!」
 殺気。
 低く落とされた声のトーンに、死の匂いを敏感に感じ取った上条は、そりゃあもう急いでパジャマのズボンを元に戻した。
 でも、

744 名前:上条当麻の不幸でラッキーな日常 mailto:sage [2006/08/16(水) 17:39:38 ID:Yd4YtQl1]
「小さくしなさいっ!!」
「無茶言わんでください」
 立派なテントを張ちゃってるのは、上条にはどうにもこうにも何ともしがたい。
 威風堂々な勃起。
 まだびくんびくんしてる。
 その様子は布地を今にも突き破らんばかりだった。
「……さっきは訊きそびれてしまいましたが、まさかあの娘の前でも、そんなものを出してるんじゃないでしょうね?」
「してるかつ〜〜の」
「本当でしょうね?」
 疑いの眼差し。
 カチンとくる。
 勃起したまま。
 溜まってたものが爆発。
「インデックスが居るとできねぇから、こんなとこで、その、…………オナニー、…………してん……だよ、…… 悪りぃかよっ!!」
 上条当麻。
 言わなくてもいい事まで一気に言っていた。
 勃起したまま。
 後半は涙目の告白である。
 好きで背負い込んだ苦労だが、否、苦労とも思ってないが、それでも、人知れない努力なしには、あの少女との生活は語れないのだ。
 それなのに
 それなのに、
「それなのにっ!! ノックもしねぇで勝手にドア開けておきながら、いきなし問答無用で人に切り掛かってくる奴はいるし」
「うっ!?」
「オカズの本なんて見ろっ!! しっかりと三冊全部ぶった切ってやがるじゃねぇかっ!!」
「あっ!?」
 真っ二つになったテーブルの残骸。
 それに紛れて六冊になった本が散乱していた。
「借りなんてどうでもいいからさ、まずは本を返してくれよっ!! そんで頼むから一人にしてくださいっ!!」
 !!
 この短い時間だけで何回使っただろう?
 それは魂の慟哭だった。
 ぶっちゃけて二十四時間の内二十三時間は、エロで頭がいっぱいいっぱいの、思春期直球ど真ん中ストレートの青少年。
 人間の三大欲求。
 食。
 眠。
 性。
 どれが独走状態かなんてわかりきってる。

745 名前:上条当麻の不幸でラッキーな日常 mailto:sage [2006/08/16(水) 17:40:59 ID:Yd4YtQl1]
 食べるのを邪魔されるよりも、眠るのを邪魔されるよりも、オナニーを邪魔されるのが、一番腹が立って仕方のない年頃なのだ。
 こうなったら怖いものなど何もない。
 優しさだけである。
「…………返せと…………言われても…………」
 それは異様な迫力だった。
 世界で二十人ほどしかいない聖人である神裂炎織が、世界で一人しかいないだろう幻想殺しの少年に押されていた。
 良心の呵責。
 Salvare000(救われぬ者に救いの手を)の誓い。
 そんな感じなくていいものを。
 思い出さなくてもいいものを。
 あまりにも根が優し過ぎる神裂は、感じてしまったし、思い出してしまったからかもしれない。
「ハァ……」
「…………」
 かなり恥ずかしいだろう心情を、勢いのまま吐露した少年が、溜息なぞを一つすると、お姉さんは長身を申し訳なそうに小さくする。
 暴走はした者勝ち。
 二人の立場がそんなわけで逆転していた。
「もう本当に今日は帰ってくれ。見舞いに来てくれたのに悪りぃんだけど」
「…………」
「俺、これからセロハン職人になって、無残な姿になった本の修繕に、チャレンジしなきゃいけないからさ」
「…………」
 窓ガラスに映る上条の肩は、がっかりとうな垂れていた。
 日本人の手先の細かさで直しても、どうしたところで、本にベタベタと張られまくるセロハンテープは目立ってしまう。
 視覚が命のエロ本。
 それは致命的なまでの欠陥といえた。
 上条もそれはわかってる。
 わかっているけど、いつまでも神裂にキレてたって、どうにかなるもんでもない。
「ハァ……」
「…………」
「今度また見舞いに来てくれる事があったら、ノックだけはちゃんと忘れずにしてくれよな。あと本を買ってきてくれると――」
「代わりがあれば、…………いいでしょうか?」

746 名前:上条当麻の不幸でラッキーな日常 mailto:sage [2006/08/16(水) 17:42:13 ID:Yd4YtQl1]
 上条の言葉は神裂に遮られた。
 それは大きな声ではない。
 だがすでに決意を完了してる強い声。
「……え?」
「…………」
 ガラス越しにそっと上条を見ていた神裂は、小さく頷くと、ゆっくりとベッドから降りて、顔を俯かせたまま無言で脇に立つ。
「約束してください」
「は、はい? 何でしょうか?」
 目まぐるしい。
 立場がどうもまた逆転したっぽい。
「本の代わりである以上は、…………見るだけ…………ですからね」
「えっ?」
 脇の絞ってあるTシャツの結び目を、神裂は小刻みに震えている指先で解いていた。


今回はここまで。



747 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/16(水) 18:13:57 ID:55lvuq11]
え?生殺しが解消されたと思ったら、更に生殺し?
そんなぁ…。

748 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/16(水) 18:34:12 ID:1op76WC7]
くっやってくれる。
生殺し多すぎ^^;

749 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/16(水) 19:04:27 ID:wCUKBmKS]
それでも読まずにはいられない

750 名前:名無しさん@ピンキー [2006/08/16(水) 19:27:57 ID:m57OwWdF]
いいところでぇぇぇ!

751 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/17(木) 02:24:36 ID:Q6WV8fW/]
くっ……次まで全裸で待機だ……

752 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/17(木) 21:35:16 ID:pKA9CyKi]
ふむ・・・まだミーシャのを書いてる人はいないな・・・
では俺がひとつ・・・・




  「新感覚☆拷問少女ミーシャたん」をかいてみようかな・・・?

753 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/17(木) 22:13:54 ID:6OrHhM7h]
さあ、みんなでねーちんコールだ!(ねー、チンコールとか言うな)
やり方は簡単!腕を上下に振るときに一緒にコールするだけ!
上に上げるときに「ねぇえええええええええええええ!!!!!」
下に下げるときに「っちぃんっっっ!!!」
繰り返すと、ねぇええええええええええ!!!!!!!っちぃんっぅtぅつ!!!!!
さあみんなで!

754 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/17(木) 22:49:54 ID:Kd3ig1i0]
ねーちん!ねーちん!助けてねーちん!

755 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/17(木) 23:00:02 ID:1WwqJyWB]
ねーちん!ねーちん!恥ずかしがらずにこっちむいて!

>>752
舞台が九州になりそうで怖いな。

756 名前:名無しさん@ピンキー [2006/08/18(金) 10:28:42 ID:IbzF/1uQ]
今から30分書き込みが無かったら美坂は俺の嫁



757 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/18(金) 10:39:44 ID:LIWO8YuQ]
>>756
そんな事言う人嫌いです

まぁ御坂じゃないからいいか

758 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/18(金) 12:32:14 ID:eX0KIhK2]
Kanonテラナツカシス

759 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/18(金) 18:07:32 ID:R7rVz42U]
Kanosoじゃねーか?

760 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/19(土) 08:50:10 ID:j7vgnGi8]
>>752
ミーシャ好きの俺にとってはwktk以外の何物でもない。

ばっちこーい!!

761 名前:囚人番号752 mailto:sage [2006/08/19(土) 10:49:09 ID:4Xpj1yGe]
というわけで書いてみた
先に言っておくとあんまり・・・萌えない。
>>760あんまり期待しないでね?

762 名前:囚人番号752 mailto:sage [2006/08/19(土) 10:50:51 ID:4Xpj1yGe]
 【新感覚☆拷問少女ミーシャたん!!】


「ふん・・・・もう辛抱できないのか?」


暗い地下室。

小さな蝋燭に照らし出されたそこは天使が堕ちた地獄のようにも見える。

「なんで・・・こんなことすんだよ・・・!?」

部屋の中心に立てられた十字架に上条当麻は鎖で縛り付けられていた。

「回答1。私はお前に興味を持った。お前達の概念で言うなら・・・好奇心だ。」

ミーシャの小さな人形のような片足は上条のそそりたつソレを包み込み、刺激を

与え続けていた。

「人間だって興味があればそれに対して何かを行おうとするだろう。その「それ」が
お前だっただけだ。上条当麻。」

ぼんやりとする視界をミーシャの裸体がよぎる。

あの拘束服のような服を着ているが、胸の部分露わになっていた。

「きっと言っても否定されるだけと思っていたからな。寝ているところを拉致させてもらった。」

「く・・・んくぁ・!も、もうやめ・・ろよ・・・!!ミーシャがしたいなら・・その・・

俺だって、ちゃんとやるよ!!俺はお前のことを否定してなんか・・・・うああ!!」

ミーシャの足の指がソレの先端を這い回る。ただ指でなぞられているだけなのに、
脊髄に直接訴えかけられるような快感の波が当麻の思考をかきまぜていた。

「ダメ」

ミーシャの水晶のような目に「意思」のようなゆらめきが灯る。

「ふふ・・・わたしが否定されると思ったのはお前の意思じゃない。・・・これから私がすることだ。」

足の動きが止まり、刺激を失ったソレは直立したままビクビクと蠢いている。



「簡単に果てられると思うなよ上条当麻。私が飽きるまで・・・いろんなことをしてやるぞ?」



763 名前:囚人番号752 mailto:sage [2006/08/19(土) 10:55:55 ID:4Xpj1yGe]
しかもこれだけ
この後、延々といろんなプレイして、当麻は寸止めが続いて、
ミーシャがちょっとだけ素直になっていく・・・・ってシナリオです。
続かないけど、各々の頭の中で補完させてもらえれば嬉しいです。
お目汚しすみません・・・・。

764 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/19(土) 11:17:13 ID:hY31hBbq]
www.ruf-soft.net/yume/graphic/04.jpg
www.ruf-soft.net/yume/graphic/05.jpg
www.ruf-soft.net/yume/graphic/07.jpg

765 名前:名無しさん@ピンキー [2006/08/19(土) 12:19:27 ID:1zr0eR09]
インデックス

766 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/20(日) 00:15:03 ID:P8pdNJUh]
顔はまんまなんだけど声がなー



767 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/20(日) 00:48:19 ID:V0QNhb55]
>>763
GJ!!

このSなミーシャがだんだんと受け身になっていくのを想像して身悶えた。

出来たら続きも見たいわけで…

768 名前:667 mailto:sage [2006/08/20(日) 01:43:55 ID:9Rw58GGl]
更新頻度が上がってきましたね。
未だにエロシーン入れないことに激しく自己嫌悪orz

それでは続きを

769 名前:667 mailto:sage [2006/08/20(日) 02:15:36 ID:9Rw58GGl]
午後〜:うわー空腹状態で午後の授業を乗り切るんですか体育とかあったら死亡確定ですよ?と落胆しながら授業予定
表を見ると幸いにも体育はなくておっラッキー、とか思っていたが六時限目のLHRで大変嫌な予感がしたが案の定持久走大会に向けて特訓ですー、とか言いやがった嗚呼もう死ん
だわインデックス(注:上条当麻宅の純白碧眼のシスター。ここでは料理も何もできない非家庭的なものを指す)俺がいなくても元気でやってけよ、と死を覚悟したが何とか耐え抜き
下校時に一時幽体離脱しても誰にも声を掛けてもらえなかったものの気力とど根性と精神力で動きコンビニで食料品を調達し魂の帰ってくる場所を確保して現在に至る。

とまあ、こんな感じである。
(あーもういやだ。不幸だー、とか言うのも飽きたし。っつーか不幸人生そのものにも飽きたし)
テンションが下がりに下がった上条は、口から魂が出そうな雰囲気で今まで挙げてきたシスターの待つ学生寮に向かう。
と、彼は何か思いついたように足を止めた。
その視線の先には一件のコンビニがある。
いや、コンビニだけなら無問題。
問題はコンビニの中の雑誌コーナー辺りにいる、一人の少女だ。
(えっ……?)
肩まである茶髪、半袖の白いブラウスにサマーセーター、灰色のプリーツスカートという格好の少女。
知人ならばその少女のことを御坂美琴と呼ぶだろう。
しかし彼女の頭には、暗視(NV)ゴーグルが付いていた。
(御坂妹?何でこんなとこに?)
上条は腕を組んで首を傾げる。
彼の知り得る限り、御坂妹は入院中であるはずだ。

770 名前:667 mailto:sage [2006/08/20(日) 03:09:05 ID:9Rw58GGl]
ここから病院までそう遠くないが、出歩いて大丈夫なんだろうか?
と上条は考えたが、とりあえずそのコンビニに入ることにした。
入店すると涼しい冷気が上条の体を包んだ。
店内の人はそう多くなかった。
上条は真っ直ぐ、御坂妹のいる窓際の雑誌コーナーに向かう。
と、今気付いたが彼女は何かの雑誌を両手で広げ、立ち読みしていた。
「おっす、久しぶり」
上条が歩み寄りながら声を掛けると、御坂妹は首だけで振り向く。
一瞬、その無表情な顔に笑みが浮かんだ。
「お久しぶりです、とミサカは笑顔で挨拶を返します」
すぐにまた無表情になり、小さく手を振る御坂妹に、上条は小さく笑う。
「もう、出歩いて大丈夫なのか?お前身体の調整がどうとかで入院中じゃなかったっけ?」
「はい、まだ調整は終わっていませんが担当医に外出許可を貰い、気分転換に読書をしていた次第です、とミサカは懇切丁寧に説明します」
「……、(コンビニじゃなくてもいいのにな)」
「はい?何か言いましたか?とミサカは確認します」
「いや、何でも。っつーかお前読書とかするんだな、何読んでたんだ?」
「学習装置(テスタメント)で入力されなかった情報を収集する為でもあります、とミサカは付け加えます。ちなみに読んでいたのはこれです、とミサカは雑誌を差し出します」
御坂妹は両手で持っていた雑誌を見せる。
どうも、学園都市の全体的な状況を載せている情報誌らしい。
「……、こんなの読まなくても大画面(エキシビジョン)とかテレビがあると思う」
「……、人の読む本にケチつけるような人間だったのですか、とミサカは深く溜め息をつきます」

771 名前:667 mailto:sage [2006/08/20(日) 04:41:46 ID:9Rw58GGl]
以上です。
そういえば毎回2連・・・

772 名前:囚人番号752 mailto:sage [2006/08/20(日) 09:42:58 ID:xlgd3RFl]
>>767そういってもらえるととても嬉しい。
いつか続きを書いてみよう・・・



773 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/22(火) 23:23:04 ID:QV8IeTw+]
保管庫ってあるのー?

774 名前:667 mailto:sage [2006/08/23(水) 09:40:50 ID:Jkw8HeVK]
平日に休みを取る私は気違いorz
暇なので投下します。

775 名前:667 mailto:sage [2006/08/23(水) 10:11:53 ID:Jkw8HeVK]
御坂妹は本当に、心底本当につまらなそうな深い溜め息をついた。
何だか彼女の周囲の温度が二、三度下がったような錯覚がする。
いつも無表情な御坂妹がこんなところを見せるなんて新鮮だなぁ、と思いながら上条は慌てて、
「い、いや別にケチつけようと言った訳じゃありませんのことよただ俺の周りには非常識っつーかツッコミどころ満載な奴らが多い環
境から分かるとおりつい無自覚に本心を暴露してしまう体質になってしまった訳であってそこまで何かがっかりしなくてもいいんじゃ
ないかなと上条さんは考えているのですがそこの所御理解してください!」
「無駄に長い説明では逆に分かりかねます、とミサカは呆れ顔で言います。というか、句切りのないあっさりし過ぎな言い方はどうか
と思うのですが、とミサカは注」
「あーっ!お前だって人の事言えねえじゃん!っつか周りの人々の視線が集まっているようなので一時退却!」
コンビニ内の、店員さんを含む多数の人達の視線にようやく気付いた上条は、早歩きで店を出て行く。
しかし、不幸は上条を見放さなかった。
ガラス張りの自動ドアの向こうには、

土御門元春と青髪ピアスのコンビがいた。

「……」
自動ドアが開く。
彼らは既に、上条の存在に気付いていたようだった。
「おう、カミやん。午後は大変だったにゃー、只今補給完了ってとこぜよ?」
「いやー、食料補給なら学校の前のコンビニで間に合うはずやろ。……そやね、エロ本の立ち読みとちゃいますか?」
明らかに他人事な二人の言葉に、上条は俯いて口の端を歪める。
「……、野郎共?よく私の前に顔を出しましたね。昼休みにチミタチが何をやったか覚えていないのかな?」
「弁当のことまだ根に持ってるのかにゃー?土御門さんも余裕がなかったんですたい。それと、カミやんを救おうとした勇気あるオンナノコの件はカミやんの為を思っての行動だぜい」

776 名前:667 mailto:sage [2006/08/23(水) 10:40:42 ID:Jkw8HeVK]
「そうそう、カミやんはただでさえ大量のフラグを抱えてるんよ?ここらへんは僕らの親切な心遣いに感謝して貰わへんと」
バブチン、と上条の額から愉快な音が炸裂した。
ちなみに一日の工程表にそのイベントを載せなかったのは、ど忘れです、すみません。
「ふ、ふふ。うふふぇへへぁはあはははブチコロス。チキュウジンフゼイガワタクシヲコケニシヤガッテユルサンゾォォォオオオオオオオオオオオオ!!」
思考回路が完全にイカれた上条は、動物の咆哮に似た叫び声を放ち、犬歯をむき出しにして青髪ピアス達(エモノ)を睨みつける。
というか、完全に獣。
「おおお!?カミ、カミやんが宇宙の帝王にー!!」
「こうなったカミやんは誰にも止められないぜい!逃げる打算をしとかなきゃにゃー!」
何か言ってるようですが、音声波長が合わないので聞こえません。
両腕をだらりとぶら下げ、襲撃せんとしたところで、
「何をしているのですか、とミサカは質問します」
御坂妹の声が聞こえてきた。
その平淡な声に上条は頭を冷やす。
「(ぷしゅー)……、ああ、ごめん忘れてた」
「……、あなたの記憶力は鶏以下ですか、とミサカはツッコミを入れてみます」
と、青髪ピアス達も御坂妹の存在に気付いた。
「……っ!カミやんの彼女!?カミやん、フラグの成長スピード早過ぎだぜよ!」
「……、いや、ちゃうな」
は?と上条と土御門は青髪ピアスの方に向く。
ついでに言うと、御坂妹は上条以外の人達にあまり興味を示していなかった。



777 名前:667 mailto:sage [2006/08/23(水) 11:11:01 ID:Jkw8HeVK]
上条は青髪ピアスに聞く。
「違うって、何が?」
「ん?何がって、その子カミやんの彼女の妹か何かやろ?……、ハッ!まさかカミやん、姉妹セットで攻略しようとしてへんやろうな!?キサマァ、それだけは絶対に許さんぞっ!」
上条と土御門は唖然とした。
ちなみに御坂妹はボウ、と突っ立っている。
「うん?何で分かんの、って顔やな。ハッ、あらゆる女性に対する包容力を持つ上で双子ちゃんを見分けるくらいわけないんですよ?」
「っって何だその無駄スキルは!?超能力に目覚めずにそっちに目覚めてどうする!」
「む、無駄スキルとは何や!それとこれは目覚めたんじゃなく元々持ってたんよ!」
「能力名言い当ててやろうかにゃー。……ズバリ、百発百中(オリジナルプレイス)ってとこぜよ!」
「っつか土御門も無駄なとこで頭回してんな!問題点そこじゃねえだろ!」
「そのネーミング気に入った!いいねえ、百発百中」
「何か納得してるし!」
「……、何だかややこしい話をしているみたいですね、とミサカは中途半端なところから口を挟んでみます」
「あーもう御坂妹!こいつらと付き合うと日が暮れちまう!」
ぐぎゃあ!と上条は叫ぶと、御坂妹の手を掴んで猛ダッシュ。
「逃げたぜい」
「あ、て、カミやん!やっぱりその子をををををををを!!」
青髪ピアスはムキになって腕をぶんぶんと振り回す。
「なぁ、カミやんを追いかけな、奴ぁ絶対よからぬことを考え――――――、ってありゃ?」
青髪ピアスは振り返ったが、そこに土御門の姿はなかった。
「あっりゃー、帰っちまったか?しゃあない、僕一人でカミやん狩りを開始しますよおおおおおお!」
そう言うと、青髪ピアスは猛スピードで上条が去った方へ走っていった。

778 名前:667 mailto:sage [2006/08/23(水) 11:14:14 ID:Jkw8HeVK]
以上です。
どうも萌えない……
これはシリアス場面へ繋がる可能性があります。

779 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/24(木) 15:10:09 ID:LRnlc+7x]
>>667
なにはともあれ、乙!
ところで、いま書いてるのが御坂妹しか出てこないのだが、需要ある?

780 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/24(木) 16:22:31 ID:aglUbeQb]
むしろそれを待っていた!

781 名前:779 mailto:sage [2006/08/24(木) 19:35:04 ID:LRnlc+7x]
わかった、あと4〜5日くらいで書き上がると思う。
御坂妹どうしの会話で頭がおかしくならなければ、ね。

782 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/24(木) 23:21:42 ID:MohgQBaS]
>>752神降臨!!!!!
ミーシャたんの続きキボンヌ(`・▽・´)

783 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/25(金) 08:39:23 ID:IJpqx2qA]
ミーシャのSSって初めて見た

784 名前:667 mailto:sage [2006/08/26(土) 21:11:46 ID:nYlGodo7]
シリアス場面も問題なく読めるぜー!

という人は賛同アピールをしてください。
どうしても当麻を入院させなくては……

785 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/26(土) 21:15:57 ID:I5uYk9hA]
>>784
え、当麻さんは入院がデフォじゃ無いんですか!?
てことで無問題なのがここに一人。


786 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/26(土) 22:59:05 ID:nwxFqGZs]
当麻さんと某戯言遣いは病院が別荘だろ?
それは別として無問題。



787 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/26(土) 23:30:26 ID:mSH5HvL6]
てゆーか、
ブツブツ言いながら病院のベッドに既に横たわってるトコから初めても委員ジャマイカ(酷

788 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/27(日) 23:53:48 ID:fUYapvez]
もしも上条のことを知っているとか言って見ず知らずの女の子が来たら
記憶喪失で現在フラグ立てまくりの彼はどう対応すべきなのだろうか

789 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/28(月) 00:28:46 ID:LYnIiBv/]
とりあえずベットの上でゆっくり話を聞こうじゃないか
もちろん性的な意味で

790 名前:667 mailto:sage [2006/08/28(月) 15:59:05 ID:a+GOdW9u]
戦闘シーンでオリキャラが出てきてしまった……
うぅううううぅううううどうするべきか

791 名前:KATU mailto:sage [2006/08/28(月) 17:51:42 ID:aLZWSzb9]
イエーイ
PSPの箱がやっと見つかった

え?まだ出してないのかって?
いや箱がね・・・
ああ!石投げないで!

戻ってきたら続き書きますんですんません

792 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/28(月) 20:04:06 ID:QGKaEjrE]
何故そこまでPSPに拘る?
PCで書けばいいのに。

793 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/08/28(月) 21:54:39 ID:TNp67NFO]
世の中にはPCが無い人間もいることを忘れてはならない←その筆頭の携帯厨
まああれだ。楽しみに全裸待機しているぜ!

794 名前:KATU mailto:sage [2006/08/29(火) 12:32:29 ID:t6tQbU3a]
PCはあるけど使用していられる時間が都合により短い
何よりねたが思い浮かばないorz


795 名前:667 mailto:sage [2006/08/29(火) 19:51:01 ID:dtfvBv7C]
真面目な顔してぎゅっと抱きしめた〜♪
的な展開が望ましいと思ってるのでオリキャラ出てきます(宣言)
異議ありな方は言って下さい、書き直します

>>KATU氏
兎にも角にも投稿待ってます。

796 名前:名無しさん@ピンキー [2006/08/30(水) 02:39:14 ID:lPy44vRD]
>>795
> 真面目な顔してぎゅっと抱きしめた〜♪
湘南乃風か、あれは名曲だ、目を閉じれば一億の星、一番光るおまえがいる〜♪
とにもかくにもwktk



797 名前:667 mailto:sage [2006/08/31(木) 01:37:10 ID:MrGjPvar]
>>796
ご名答、やはり有名なんですね。
それでは続きを。

798 名前:667 mailto:sage [2006/08/31(木) 02:01:06 ID:MrGjPvar]
土御門は上条達がいたコンビニの隣の脇道にいた。
コンクリートの壁に背を預け、電話をしている。
その相手は、学園都市統括理事長、『人間』アレイスター。
『君はまだ知らないだろうから、伝えておこう』
「どうしたんだ。また何か問題でも発生したのか?」
男にも女にも、大人にも子供にも、聖人にも囚人にも聞こえる声は、静かに告げる。

『学園都市内に魔術師が侵入していた』

その言葉に土御門はチッ、と舌打ちした。
「まったく何処の馬鹿だ?平日にまで乗り込んでくるなんて気違いとしか思えない。それに今、『侵入していた』と言ったな。さっきまで気付けなかったわけか」
言葉こそ冷静だが、土御門は内心絶句していた。
無数の警備ロボットや監視カメラ、衛星からの目を全て逃れ、気付かれずに侵入をするなど並大抵の人間ができる芸当ではない。
かなりやり手の魔術師なのだろう。
『第七学区の病院付近の警備ロボットのカメラが発見した。そちらに画像を送るから、一旦通話を切れ』
画像、というのはその侵入者のものだろう。
土御門は言われたとおりに通話を切る。
すると、二秒も経たない内に画像付きメールを受信した。
彼はすぐさま画像の確認をする。
そこに移っていたのは一人の少年だった。

799 名前:667 mailto:sage [2006/08/31(木) 02:36:06 ID:MrGjPvar]
(こいつは……!?)
土御門は魔術師の顔を見るなり驚愕した。
すぐさまアレイスターにリダイヤルする。
「アレイスター、よく聞け。奴には手を出すんじゃない。奴はどこぞの流れ魔術師ではないんだ、ここは俺が食い止める」
『と、言うことはイギリス清教絡みか。実に愉快な仕事場だな』
直接見なくても、電話の向こうでアレイスターが笑っているのが分かる。
『念のため第二級警戒体制(コードオレンジ)を布いておいた。君は手を出さないでいてくれ』
「何だと……?まさかまた上条当麻にぶつける気か!?奴は今まで学園都市に入ってきた魔術師とは次元が違うんだ!」
『だからこそ、だろう。幻想殺しの少年の成長を促進するのに良い薬だ』
「……、最悪、奴に殺されることも分かっているのか」
『それは今までと一緒だろう?侵入方法から彼は無駄なことはしないようだ。こちら側の人間を殺したら面倒なことになるのは承知のはずだ』
土御門は奥歯を噛み締める。
「……、分かった。ここはお前を信じようか。ただし、やばくなったらすぐに行くからな」
『君をこちらに呼び寄せるべきだったかな。まあ、いい。出来る限り手を出さないでおけ』
ブツリ、と通話が途絶えた。
ツー、ツー、という音が耳に入る。
土御門は携帯を閉じてポケットにしまった。
(カミやん、気をつけろよ)
考えながら、上条達が走り去った方へ向く。
(守りながら戦うのは、そう簡単じゃないぜい)

800 名前:667 mailto:sage [2006/08/31(木) 02:39:01 ID:MrGjPvar]
以上ですぃ。
メモが消えたから書き直すのムズかった

801 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/01(金) 00:52:10 ID:Y4hHLs20]
801ゲット。










さて、上条×土御門でも書こうかな

802 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/01(金) 02:59:43 ID:pch+2bKC]
>>801
妹の方か!!

803 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/01(金) 11:50:57 ID:S9VYZ5di]
いや、ガチだろう…。
>>801だしwww

804 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/02(土) 10:43:06 ID:P3MB+XEn]
いやここは
上条×兄×妹で

805 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/02(土) 12:31:23 ID:nUL4qofV]
土御門妹「そこはそうではないぞ兄貴ー。
     BLはもっと爽やかに情熱的に、責めるのだー」

806 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/02(土) 23:00:46 ID:/ytMqzSF]
地 獄 開 始 



807 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/03(日) 00:05:56 ID:UESHoHX9]
「しっかし流石フラグまみれの上条くんだにゃー。いったいかみやんのフラグ総数はいくつになるのやら。」
土御門はあまり上品とは言えないように微笑みながらつげる。
「てめえ!フラグまみれとかいうな!それにフラグつっても駄フラグばっかで全くもって実用価値皆無だし!…それに。」
「…それに?なんだにゃー」
上条当麻はとある事情により記憶喪失者である。よって、彼がいま話している土御門が本当に友達だったのかも分からない。
(でも、そんなの関係ないんじゃねえか?)
夏休み以前の記憶がなかろうと、数々の事件をともに解決してきた。
(俺はいつどんな風に土御門と出会ったのかすら知らない。)
そして、会ってから夏休みまでの思い出は戻ってはこない。
(たぶん、昔はこんな想いを抱いてなかったかもしれない。)
それでも、“今“の上条当麻の土御門元春への想いを否定することはできない。
―魔術と科学の狭間で暗躍するスパイ
―目的の為には味方の背中も刺す魔術師
―でも、いつも守りたいものの為に人一倍大怪我をする無能力者
どんな過程で土御門がスパイに入り、超能力者になったかは知らない。
しかし上条当麻は一人の男として土御門元春を愛していた。

808 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/03(日) 00:24:27 ID:UESHoHX9]
(…笑っちまうよな、でも幻想殺しだろうとこの幻想は消せねえ、消させやしねえ!)
ふとそんなことに思考を巡らせていたため、自然と嘲りの笑みがこぼれていたらしい。
「どうかしたのかにゃーそんなにやけ面なんかして?新しい攻略法でも思いついたのかにゃー?」
「…土御門。」
上条の声があまりに真剣だったため、土御門は少し辺りに注意を深め。
「どうしたんだ?」
周りに聞こえないように声をひそめて問いかけた。
「…俺はさ。」
上条は自分の想いが土御門に届かないことを知っている。彼の心はおそらく舞夏という義妹の元にあるのだから。
数十センチ先にある土御門の顔。髪の毛は金髪、顔は黒め、サングラスに反射してまぬけな自分の顔が映る。
(あー、なんですかこの告白しちゃいそうなムードは!しっちゃっていいのか!)
もし告白したら今までのように接することは出来なくなる。一緒にバカやったりできなくなる、そんな不安が上条の口を重くする。
「かみやん?なんか様子がおかしいぜよ。」
心配そうに眉をよせる土御門。
(あーちくしょう!気遣った顔も可愛いじゃねえか!ってか顔近づけんな!!あとちょっとで口づけしちまう距離じゃねえか!)

809 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/03(日) 00:29:59 ID:UESHoHX9]
801じゃないが、のりでBL風なものを書いてみた。BLは漫画しかみたことないからSSむずかし。
このあと青ピお加えた金青黒の数珠つなぎ三連星になる予定です。嘘です。
なんかIDがUHOとかそんな感じなのがやだなw

810 名前:667 mailto:sage [2006/09/03(日) 02:29:44 ID:qijTz48+]
明日は休みなので書きます。
書き終わったらゆっくり寝よ……

ちゃっちゃとシリアス場面を終わらせちゃいましょう。

811 名前:667 mailto:sage [2006/09/03(日) 02:47:11 ID:qijTz48+]
上条と御坂妹は、狭い裏路地で一息ついていた。
「ち、チクショー。青髪ピアスの野郎、執拗に追い回しやがって……。大丈夫か、御坂妹。なんか前、過激な運動は体に障るとか言ってたけど」
未だに呼吸が荒い御坂妹は、
「いえ、当時は体調が不健全だったこともあり、必要以上の運動が体に影響を与えたのです、とミサカは疑問に答えます。本日の体調はまだまだいい方ですし、さっきまでの運動はまだまだ許容範囲内です、とミサカは説明します」
そうは言っているものの、どこか苦しそうに見える。
「本当にゴメンな。調子悪かったら病院まで付き添うからさ、無理すんなよ」
「御心配をお掛けしてすみません、とミサカは謝罪します」
無表情でペコリと頭を下げる御坂妹。
(うっ……、真面目に謝られると正直キツい)
面食らった上条は慌てて言う。
「そ、そんな謝ることはないだろ。逆にこっちが無理に走らせちまったんだから」
「あなたに責任はありません。ミサカの体はミサカ自身が知っていますから、とミサカは――――――、ごふっ!」
と、御坂妹は突然手で口を押さえて咳き込んだ。
「お、おい御坂妹!大丈夫か!?」
とっさに上条は彼女を抱えようとする。
「だ、いじょうぶ、です。胸に違和感を覚えた途端に、咳が出てしまっただけです、とミサカは状況を説明します。心配には及びません」
御坂妹は平然を保とうとしているみたいだが、表情には少し苦痛の色が浮かんでいた。
「全然大丈夫そうには見えねえよ!やっぱ病院に戻った方がいい。おぶっていくから背中に――――――」

「すまないが、君は病院まで付き添えないよ。上条当麻くん」


812 名前:667 mailto:sage [2006/09/03(日) 02:59:44 ID:qijTz48+]
と、不意に声が掛かってきた。
「!?」
上条は声のした方―――彼らが走ってきた方へ振り向く。
そこには、二十代前半くらいの青年が立っていた。
身長は上条より頭一つ分くらい高く、体型はどちらかというと細身だ。
髪は濃い茶色で、瞳も同じ色だった。
服装は紺色のジャケットの上に褐色のコートを羽織り、同色のジーンズを履いている。
肩からは布で包まれた、棒のようなものが出ていた。
上条が何か思う前に、その青年は優しい声で言う。
「ああ、申し遅れたね。私の名前は宮本静武(みやもとしずたけ)、魔術師だ。所属部署までは言わなくていいね」
その言葉に、上条はビクリと肩を震わせた。
魔術師。
ここにいるということは、おそらくインデックス絡みだろう。
しかし、上条は同時に違和感を覚えた。
宮本静武と名乗った魔術師は、今まで敵として会ってきた魔術師とは違う雰囲気を持っていた。
攻撃的なものが何一つ無い。
目的に躍起にならず、常に先を考えて行動する冷静さを含んでいるように見えた。
上条は隣を見る。
少し落ち着いた御坂妹が訝しげに宮本を見ていた。
思考を巡らす上条に宮本は少し笑って、

813 名前:667 mailto:sage [2006/09/03(日) 03:12:20 ID:qijTz48+]
「先に言うとね、禁書目録(インデックス)さんを狙って来た訳じゃないよ。直接君に用があってきた」
「……、俺に?」
上条は眉を顰める。
インデックス狙いでない事と、インデックスを『道具名』でなく名前で呼んだことの二つの意味でだ。
「上からは二人とも、と言われたけどね。あの命令は受けられない」
ふ、と宮本はつまらなさそうな短い溜め息を吐き、

「とりあえず、いつも通り病院送りになって貰おうか。上条当麻」

直後、宮本と上条との距離がゼロに縮まった。
彼らの距離は十メートル程離れていたはずなのに。
まるで瞬間移動のような速さで、上条の懐深くまで踏み込んでいた。
身を低く屈め、拳を握り締めている。
「……!?」
上条は反射的に身構えるが、遅すぎた。
ゴン!!という音と共に、彼の体が真後ろに吹っ飛ぶ。
「ぐ……、ぁ……!」
宮本の放った拳は、無防備な上条の胸板に直撃した。
嫌な音が打撃を受けた部分から響く。
そのまま無着地で五メートル程宙を飛び、地面を転がった。

814 名前:667 mailto:sage [2006/09/03(日) 03:14:39 ID:qijTz48+]
以上です。
オリキャラでちゃいましたよ。
今更ですがネーミング変えたい……orz
キャラ作りもムズい……

815 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/03(日) 04:14:17 ID:Q9N6yeuR]
>>814
GJ!!!!
オリキャラもイイヨイイヨー

816 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/04(月) 14:44:36 ID:F284RZ2m]
オリキャラ書けば書くほどに馴染んでくる!
しまいには勝手に動き出す、ガンガレ!



817 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/05(火) 00:59:20 ID:A7c6HQq9]
正直オリキャラは萎える('A`)

818 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/05(火) 02:33:37 ID:nyjYRvVu]
オリキャラTUEEEEEEE!=俺TUEEEEEEE!
にならなければいいよ。

オリキャラは自体は別にいいけど原作キャラより強いオリキャラが出ると氏ねって思う。


819 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/05(火) 09:22:49 ID:3x+yZYgT]
ねーちんより強いのはあれだけど当麻より強いのなんていくらでもいると思う。

820 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/05(火) 15:39:53 ID:UeV4YyY0]
ていうか幻想殺し+悪運無しで当麻が勝てる奴なんているっけ?

ところでアレイスター・クロウリーってサドでマゾで両刀なんだよな。

821 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/05(火) 17:23:02 ID:7a4IY3V9]
オリキャラはな、上手く動かせば面白いけど、
なんだか大立ち回りして終わる。みたいなのは嫌われる。

そこら辺が使い方次第かと

822 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/05(火) 18:14:58 ID:Axp8sMRr]
オリキャラは上手く使えば神作品に早代わりするけど、基本は地雷

当たりの確率は1/50位だな。俺の読んできた感じだと。


あと、オリキャラが強いのはオリキャラじゃなくて俺キャラな場合が多い。作者が自身を投影してるオナニー小説

823 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/05(火) 19:14:38 ID:c0YUx3g/]
強キャラ=俺キャラ=作者が自身を投影

つまりかまちー=一方さん=かまちーはツンデレロリコンだったんだよ!

824 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/05(火) 19:45:35 ID:7a4IY3V9]
一次創作なら俺キャラでもつまんなきゃ「フーン」でスルーされたり
普通に叩かれたりとまあ普通の対応

ただ、二次創作で俺キャラ俺設定作ると、ファンの神経を逆なでする場合がある。

825 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/05(火) 19:57:51 ID:bM8+x/MG]
すいません、俺設定で姫神を妖艶にしてました!!

826 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/05(火) 20:32:04 ID:cm2DxP8B]
それは、俺の脳内でデフォ



827 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 00:10:31 ID:l/l/d0zW]
>>825
それはガチだ

828 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 06:44:00 ID:4rq1d4MC]
すんません、自分は一方さん総受けの妄想してました

829 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 10:09:29 ID:bcuEbWsJ]
さあ書こうか

830 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 13:25:13 ID:vdcNswFy]
>>825
 姫神には黒髪ロングという最大の武器があるからな。あれをこう、汗で頬に貼り付けたり
だな、半脱ぎの襦袢からのぞく白い肩にするりとからみついたりとこう……分かるだろうッ!?

831 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 15:36:03 ID:qIOZzk8M]
>>830
分かるさ!そりゃもう凄い勢いで分かるさ!!

832 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 17:50:38 ID:ZY5sbND0]
オマエらマジでキメエ
前向きなのは良いことだけどそれは駄目だわ
ラリってんじゃねえの?
はひひひひ、とか言ってんだろ
俺はそういうのとは違うからな
かまちーに失礼だ

833 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 19:08:58 ID:uCsPdpx1]
そんなコト言うなよ、お前も同類だ
ウソだと思うか?
ダメなやつなんだよ、このスレ住人は
よーしパパたて読みしちゃうぞー

834 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 19:19:40 ID:sc7REFWc]
>>832
なにげに上手いな

835 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 20:12:25 ID:bcuEbWsJ]
つまり、なぜか着物姿の姫神と街中で遭遇し、巫女姿と違う色気にドキドキする当麻。
時々覗くうなじやら夏の暑さでうっすら汗ばんだ肌に張り付く黒髪やらにヒートアップカミやん。
そこで姫神が誘ってきて…なエロパロが読みたいです!

836 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 20:24:47 ID:mNWbG0wT]
さあそのリビドーの赴くままに書き連ねるがいい



837 名前:667 mailto:sage [2006/09/06(水) 21:34:10 ID:6oUI0FnE]
HAHAHAHAHAHAHA!
メモ代わり携帯を仕事場に置き去りだぜイエーイ
皆さんの意見を元に書き直すチャンスかもしれぬ。

838 名前:667 mailto:sage [2006/09/06(水) 21:34:52 ID:6oUI0FnE]
ちなみに俺キャラにしたつもりはありません

839 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/06(水) 23:50:53 ID:VR7G8A02]
あまり主張しない方がいいよ
それが元で荒れたスレは数知れないからねぇ

840 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/07(木) 09:28:03 ID:TcUKgkaQ]
そだな、「作者は作品以外は一文字も書き込むな!」なんて意見は流石に極端だけど、
あんまりSS以外で自己主張すると雰囲気が悪くなる場合もあるし。


841 名前:667 mailto:sage [2006/09/08(金) 14:24:17 ID:0K2l/Swp]
設定リセットするとこんなにも書き辛くなるんですね。

それでは、続きを。

842 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/08(金) 14:24:38 ID:qXDUmyHv]
オリキャラ(゚听),イラネ

そんなに出したきゃ自分でHP作ってそこでやれ。

843 名前:667 mailto:sage [2006/09/08(金) 14:41:25 ID:0K2l/Swp]
「……!」
一瞬の出来事に動けなかった御坂妹だが、彼女は漸く迎撃態勢に入る。
といっても、何か特別な予備動作をするわけではない。
雷撃の槍はどこからでも放てる。
パチンと、御坂妹の前髪から青白い火花が飛び散った。
それを横目で見た宮本は、
次の瞬間には彼女の真横にいた。
「っ!や―――」
―――、めろ!と、上条は慌てて叫ぼうとすたが、声が出ない。
先の一撃で肺の中の空気が絞り出されてしまったのだ。
ギョッとする御坂妹の頬に、宮本の岩のような拳が飛来した。
「が……ぶ……!?」
足が地面から離れ、彼女の体が竹とんぼのように回転する。
「み、さかァああああああ!!」
上条は震える腕と脚に力を込め、駆け出そうとするが、上体を起こすのが精一杯だった。
御坂妹の体は地面に叩き付けられると真横に跳ね、コンクリートの壁に背中から激突する。
「ぁぐ……っ!」
ずるずると、地面に崩れ落ちて行く彼女の口の端から、赤い液体が垂れる。
宮本はぐったりと手を投げ出して横たわる御坂妹を確認して、それから視線を上条へと移した。
「……一応、加減はつもりだ。それにしても上条当麻くん、君もなかなかやるね。私は本気で君の肋骨の二本や三本は砕こうと思ってやったのに、とっさに後ろに動いてダメージを軽減するとは」

844 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/08(金) 17:16:24 ID:cT1vkXgZ]
ねーちんSSの続きマダー?

845 名前:667 mailto:sage [2006/09/09(土) 01:51:23 ID:ryyTpeeP]
途中で落ち……

いっそのこと、きりよく飛ばしましょうかね。病室まで(爆

846 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/09(土) 03:31:01 ID:fbHW6jYA]
戦闘シーンは果たしてストーリー上重要なのか?



847 名前:名無しさん@ピンキー [2006/09/09(土) 04:37:19 ID:43bmn6yH]
>>845
辛いかもしれんが、完成させてからまとめて投下の方がいいかも。
思いつくままで書いてると、余計な部分が増長になりやすいし、書き手自身、修正が困難になると思う。
一度全体を見れれば、掲載に適した長さか確認できるよ。

848 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/09(土) 04:46:35 ID:43bmn6yH]
sage忘れた〜 orz

849 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/10(日) 23:40:47 ID:RsWy6aSS]
一方さん受けまだ?

850 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/11(月) 01:08:24 ID:JUs5fvFU]
IDが貴方に書けと申しておる

851 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2006/09/12(火) 08:44:54 ID:0f7MWRXo]
一歩踏み外した生活の人マダー?






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