- 188 名前:暗黒小町 mailto:sage [2014/02/21(金) 11:44:18.22 ID:5jlq2KHS]
- >>166の続き
生徒会制裁編 暗黒あんこうチーム 壊ソド子×杏 あんこう、生徒会ファン要注意 生徒会執務室にみほを除くあんこうチームの面々が呼集(こしゅう) されたのは、その日の午後だった。 「よく来てくれた。まぁ立ち話もなんだ…座ってくれ。 小山、お茶を頼む」 桃が着席を促した。 かつてみほ、典子、カエサル、梓と各チームのリーダーが座した椅子に あんこうチーム、対面のソファには桃、柚子。 双方望める上座に生徒会長の杏が座った。 小山がお茶を出すため、給湯室に向かうのを見て、華が席を立った。 「私がお茶を入れます。どうぞ、お気遣いなく」 「あ、ありがとう」 場の空気におされているのか、妙にそわそわしている柚子を 尻目に華は微笑んで、給湯室に向かった。 「そ、それで生徒会の方々が私達に何のようでありましょうか?」 優花里がいつもの口調で言った。 「ああ…実はこのような怪文書が届いた」 桃は件のモノを優花里達の前に差し出した。 「これは…あんまりであります」 「何これ…酷い。監禁って…」 「監禁など…ありえないな」 優花里、沙織、麻子と三者三様の答え。 「無論、私達もこんな怪文書を真に受ける事はない。 が、出所は潰しておく必要がある。お前達にも協力してもらいたい」 「今年は新入生がたくさん入ってくるからね……イメージダウン という可能性も…」 桃に続けて柚子が言った。 「お茶が入りました。どうぞ」 給湯室から戻った華がそれぞれに前にお茶を配った。 「ありがとう、五十鈴さん」 小山が微笑んで、お茶を受けとり一口飲んだ。 「そういうことだ。皆、何か知らないか?どんな些細なことでもいい」 桃が茶を飲み、あんこうチームの面々を見て問う。 「心当たりがありません…監禁・陵辱などあんまりです」 「誰もみぽりんにそんな事しないわ」 「そうですわね……みほさんにそんな事…」 「やはり、ただの悪戯というしかないか……」 桃が肩を落とし、杏に視線を移した。暗に指示を乞うているのだろう。 茶を啜って、終始沈黙を保っていた杏が初めて口を開いた。 「そういえばさー…西住ちゃん、どーしたの?」 「西住殿…でありますか?」 「そう…招集かけたっしょ?『あんこうチーム』ってさ。 まさか声をかけてないとかないよね?」 杏としては何気ない質問だったのだろう。 「あんまり気にしなかったけど、バレー部は皆、退学するし…… 1年生と風紀員のよくない噂も聞くんだよね〜…歴女、自動車、ネトゲー 共はあの通りだし……もう1回聞くけど、西住ちゃんは?」
|
|