- 425 名前:金持ち名無しさん、貧乏名無しさん mailto:sage [2009/02/13(金) 22:34:53 ]
- >国内的には戦後最悪の落ち込みを迎える可能性が高い。
>しかし日本は先進国の中では比較的に十分な手を打つ余力があり。 >そこについては通貨が流通量と価値に金の裏付けが必要だった時代とは違うのでは。 >いまの通貨は国家・金融当局の信頼性が通貨の裏付けで、価値は流通量で調整ですよね。 >今世界規模で見るならユーロは金融危機直撃と共通通貨ということもあり裏付けに不安有りで >(流通量拡大+信認低下=超ユーロ安)流通量拡大以上の価値の下落に陥りつつありですよね。 >円はそのどちらも金融危機前とあまり変動なく(資産価値による信認低下は多少有るかな?)、 >しかもデフレ状態で、円高になっちゃったというか・・ >少なくとも「切り下げたもん勝ち」ではなく「通貨の信認を確保しつつ国内景気を上向かせる」 >ことができる数少ない通貨を持つ国が勝ちではないでしょうか?(日本とか日本とか日本) > ちょっと別の話ですが、このままユーロの価値が半減とかなっちゃったらユーロ圏は > ブロック経済的な形になってしまいそうですねー。日本は影響直撃しないかもだけど。 これ面白いところなんで先に説明します。 おっしゃる通り、平価切り下げ競争は金本位制と切り離せない関係にある。 金本位制から離脱し、ましてや変動相場制では平価切り下げ競争は起こるわけがない。 しかしいま起きているのは金融緩和競争だ。 ここで、変動相場制における為替レート決定メカニズムを説明しておく。 変動相場制における為替レートは、究極的には、為替取引参加者の群集心理・ムードで決まる。 政府高官の発言で為替レートが激しく反応するのはこのため。 でも客観的なファンダメンタルファクターを述べると概ね以下の順で決まる。はっきり言って複雑。 @通貨の信認の強さ(通貨の根源的な強さ) ↑金利平価説(低金利ほど通貨高/高金利ほど通貨安)、購買力平価説と関連が深い A{経常収支黒字(±外貨準備増減)} ≒ 資本収支赤字 であるほど通貨高 {経常収支赤字(±外貨準備増減)} ≒ 資本収支黒字 であるほど通貨安 B金融引き締めする(金利を上げ、通貨供給量を絞る)ほど通貨高 金融緩和する(金利を下げ、通貨供給量を増やす)ほど通貨安
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