- 140 名前:名無しのコレクター mailto:sage [2012/05/04(金) 21:16:39.55 .net]
- 丁寧なお答え感謝します。
恐らく仰せの通りなんだろうと思います。 私としては、もともとは状態の悪い功7だったんだろうと思います。 露出ですと、直ぐに硫化錆がでます。 うぶ出しの状態の悪い勲章ご覧になっていると思いますので、お分かりになると思います。 空中放置状態で硫化錆が厚くなった状態では手で磨くのはもの凄く大変ですし、地金がかなり摩耗します。 あるいは普通に保存されていたとしても、通常通り銀用クロスや銀用研磨剤で手入れしていますと、やはり回数が重なると摩耗します。 銀食器では五十年以上経ったものですと、ブライトカットやホールマークもエッジが甘くなります。 いずれにせよ硫化錆残ったままではメッキできませんから、機械研磨でなくとも地金を磨く必要は生じます。 その後の酸化被膜除去以下は、貴見の通りだと思います。 特に、私は貴見のようにニッケルメッキを下地にした可能性が高いように思います。 これが摩耗と相俟ってモールドを甘く見せている理由だと思いますし、硫化錆が現在出ていない理由だと思います。 ただ、私が疑っているのは、本金メッキではなく、金色メッキ(真鍮メッキ)の可能性です。 ニッケルメッキの上に真鍮合金メッキをしてクリア吹き付けるものです。 この金色メッキは、真鍮合金の配合で黄味を強く出したり色味の調整が容易です。 中田商店の複製も値段からするとこれではないですかね。 うまく言えませんでしたが、ニッケルの下メッキしたモールドの鈍重感なんですよね。 日本の勲章のすばらしさは、あの素晴らしい打ち出し地金とそのよさを存分に発揮する直金メッキの美しさだと思うのです。
|
|