- 829 名前:名無しの笛の踊り mailto:sage [2011/07/29(金) 22:20:16.20 ID:hID0If0d]
- >>824
>この曲ってどう聴いたら楽しめますか? 基本的に、この曲はメンデルスゾーン(交響曲第二番讃歌)、 メンデルスゾーン(交響曲第一番春)などに多大な影響を与えたわけだけど、 この二人はシューベルトの「天国的な長さ」そのものについては 否定的だったんじゃないかと思う。だって、メンデルスゾーンにしても シューマンにしても、その交響曲は簡潔で劇的だからね、基本的に。 やはり、それを受け継いだのはブルックナー。 意外なところで、初期のドヴォルザークもシューベルトの冗長さをもろに真似している。 それはともかく、ブルックナーが好きになれるようなタイプでなければ、 「グレート」は好きになれないと思う。「未完成」は許せてもね。 似たような長い交響曲作家でマーラーがいるけれども、 ブルックナーとマーラーは全然違うと思う。どこかというと、 基本的にマーラーは「室内楽的」。一つ一つの楽器、その奏者の 自律性を重んじているようなオーケストレーションをする。 一方で、ブルックナーは、オーケストラとは指揮者に統率された 壮大な機構の一部だというオーケストレーションをしている。 演奏者という「個」に対する考え方が、全然違うと思うのだ。 さて、「グレート」は、ブルックナーの前身といって良い雰囲気をたたえている。 壮大な構想、冗長と言われてもそれを跳ね除ける精神の気高さ。 でも、良く耳を澄ますと、シューベルトにはあってブルックナーにはない 特徴がグレートにはあると思う。それは、マーラーについて述べたところにある 「室内楽性」とでもいうべきか。個々の奏者の自由の部分というか。 とくに二楽章なんてそういう音楽だよね。三楽章になるとプレ・ブルックナーぽくなる。 だから、あなたは聞きとおせなかった、のかもしれない。
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