- 1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [05/02/09 11:18:06 ID:aAIdmmdB]
- この映画以上のラストシーンは考えられないでしょ?
- 197 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/19(土) 16:18:17 ID:+xdX7Z4r]
- >>196
かなり前にBS2でキャロル・リード特集あったような気がするが そこで「ハバナの男」やら「二つの世界の男」も観た様な・・・
- 198 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/19(土) 22:08:07 ID:SbN9+GQP]
- >>191
どうもでした >>197 ふーん、小津映画なんか去年から何回も放映されてることだし リクエストすればまたやってくれるかもね、第三の男で有名な 監督だから…
- 199 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/20(日) 09:35:14 ID:nePw9GsC]
- >>198
小津映画の特集は去年は西端100年かなんかの特集だったんじゃ なかったかなぁ〜。単発の放映はあるけど、あれほどまとまった放映は 当分ないと思うよ。 俺も色々な未ビデオ化映画をリクエストしているけど、一向に放映されない。 まぁ別にリクエストコーナーがある訳じゃなく、勝手に出してるだけだけど・・・
- 200 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/23(水) 01:52:13 ID:53yOoh3j]
- 第三の男で監督賞を取れず、リードらしからぬ凡庸なオリバーで受賞とは・・・・
- 201 名前:162 mailto:sage [2005/11/25(金) 00:24:16 ID:frmzuZkb]
-
幕切れの小ネタを一つ。 冒頭/幕切れで「ハリーの葬式」があり、同じ司祭が祈りを捧げている。 幕切れの「同じ人間で2回目の葬式」ともなると、司祭も呆れてしまい、 砂を掛けるスプーンを墓掘り人が持つ皿に戻すとき、「勝手にしろ!」と 言わんばかりに叩きつけている。 冒頭の葬式では、スプーンを丁寧に扱っていたのとは対照的。 「聖職者も人の子。腹が立つこともあるのネ」と微笑ましく感じた。
- 202 名前:162 mailto:sage [2005/11/26(土) 16:44:06 ID:ZHuTqARd]
- >>171
>のっけのホリー・マーチンスがアパートの階段を上るときの影の作り方 >からして、ちょっと、「これ見よがし」というくらいのうまさ。 上手いのもそのはず。 このアパートの階段シーンは、実はスタジオ・セットであった!! (これは最近目にした資料で知ったのだが、びっくりした) 管理人=電球の掃除中=ウィーンで撮影。(パウル・ヘルビガーはウィーン在住だから当然) ホリー=階段の踊り場から見上げる=ロンドンのシェパートン・スタジオで撮影。 このシーンをあらためて見る。 「見上げるホリー」「見下ろす管理人」は別々のカットで、 両者が一緒に映っている画面が無い。 この映画の「凝った画面作り」からすれば、 @カメラを下からあおって、 A両者が同時に入るシーンにする。 この方が「二人の落差」「階段の高度感」をより強調出来たはずである。 そのシーンが無いということが、ウィーンとロンドンに別れた撮影であったことの証拠でもある。
- 203 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/30(水) 09:00:48 ID:6N1D8GiI]
- KEEP水野コレクションとコスミックから出てる奴、どっちがおすすめ?
- 204 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/30(水) 21:29:45 ID:eMVoZJjo]
- アリダ・ヴァリ
ラストシーンで、いつまでも残る女優の一人になりましたが、どうですか? biografie.leonardo.it/img/bio/a/Alida_Valli.jpg
- 205 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/01(木) 11:17:56 ID:v8NzZP3a]
- アントン・カラス。
チターの名プレーヤーだけでなく 作曲の才能ももっと賞賛されて良いと思うけど えいがのBGMは本当に心に残る良い曲ばかりだよ
- 206 名前:162 mailto:sage [2005/12/02(金) 02:26:03 ID:ep2dZyZ+]
- >>205
>えいがのBGMは本当に心に残る良い曲ばかりだよ 映画本編のカラスの演奏は正に神業。 腕が3本あるのでは?と思わせる程。 録音の様子は「試写室の中に粗末な机1つ置いて」一人ポツンと演奏しているだけ。 やはり録音を統括したジョン・コックスの手腕が大きかったのか。 >作曲の才能ももっと賞賛されて良いと思うけど 作曲者カラスとして見ると、第三の男以外の作品は多くはない。 「あてはずれ」「ツィター・マン」「ワルツ・我が心の憧れ」 しかしいずれも、あまり印象に残る曲ではない。
- 207 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/02(金) 11:30:28 ID:yE71AVF6]
- >>206
レスどうも!ぼくは第三の男意外の作品を知らないけどテーマソングとカフェモーツァルトでクルツと初対面する時に掛かる曲。この二曲だけで十分ですよ。本当に素晴らしい曲です。。 C・リード、G・グリーン、A・カラスは奇跡のコラボだと思えてならない。
- 208 名前:162 mailto:sage [2005/12/03(土) 00:29:30 ID:vQDoCmmD]
- >>207
>C・リード、G・グリーン、A・カラスは奇跡のコラボだと思えてならない。 正しく天の配剤=神様の巡り合せ、だね。 カラスはウィーンの片隅から世界にその名を知られる様になった。 それは大いなる幸運であるが、しかし一番儲けたのは、何と言っても監督のリード。 映画「第三の男」がこれ程までに成功し、映画史に残る作品に成り得たのは、 カラスのツィター演奏が大きく貢献している、と思う。 だって、音楽無しでこの「夜ばっかり」の映画を見たら、途中で飽きるもの。
- 209 名前:162 mailto:sage [2005/12/03(土) 02:16:45 ID:vQDoCmmD]
- アントン・カラスの「上手さ」は何に起因するのか。
勿論、それは持って生まれた才能なのであるが、もう少し彼のバックを考えてみる。 (1)音楽理論の裏づけ 驚く勿れ、カラスは「音楽大学」を出ているのである。 大学といっても、日本の学校制度の小中高から→4年制音楽大学、 というコースではなく、専門学校に近いが。 そこでカラスはツィターに加えピアノ等を修練し、 正式な音楽理論=作曲・編曲・指揮も勉強した。 従い、カラスの演奏は素人の我流アレンジではなく、 理論的裏づけによる編曲がなされており、纏まりのある曲になっている。 (2)客前での演奏修行 カラスはホイリゲ(酒場)で、客の前で演奏することを生業にしていた。 収入は客のチップであり、演奏の上手下手がそのまま生活に直結する 厳しい職場である。 ここで客に鍛えられ、客を楽しませる演奏=客の琴線に触れて客が グッと来るテクニックを身につけた。 それが映画の中で存分に発揮されている。 カラスは特にトレモロが巧みである。 私は10人以上のツィター奏者を聴いている。 その聴き比べから、カラスのトレモロは抜群で、他の奏者の及ばない絶品であると感じる。 カラスはその得意とするトレモロを映画で多用し、観客に強い印象を与えている。
- 210 名前:162 mailto:sage [2005/12/03(土) 02:29:03 ID:vQDoCmmD]
- 第三の男で有名になる以前のカラスの収入について。
「生業が客の前で演奏すること」には、屈辱的なみすぼらしいイメージがある。 つまり「酔客に恵んでもらう、いくばくかのチップに頼る不安定な収入」と。 ところがドッコイ、カラスは若い頃は大変な売れっ子で、あちこちのホイリゲから 引っ張りだこ。 勿論その理由は「演奏が上手い」からである。 (他のツィター奏者達から「営業妨害だ」とクレームがついたほど) 第二次大戦前の比較的平和な時期、カラスは最盛期の年収が2000万円(!!)も あったとか。 (200万ではなく2000万。しかもそれが客の投げるチップというのだから凄い) カラスはリードに見出された、とよく言われる。 これには「リードに拾ってもらった」というニュアンスがあるが、そんなことは無い。 カラスは他人に頼らなくとも、演奏家として一家を構えていたのである。 ついでに。 カラスは「音楽だけ」の軟弱男ではない。 ツィターで成功しない場合に備え、鍛冶屋職人の親方(マイスター)の資格を 取得している。 日本語で「親方」というと「ねじり鉢巻に地下足袋」の漫画チックなイメージがあるが、 ドイツではれっきとした国家資格である(当然資格試験がある) つまり彼は「いろんな方面で信念を持った努力の人」な訳ね。
- 211 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/03(土) 04:40:40 ID:xcIKGpi+]
- グリーンの原作のとおりに映画化したら、カラスの音楽をもってしてもただのスリラー映画で終わっていただろう。結末を変えたリードこそやはり最大の立役者だよ。
- 212 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/03(土) 14:25:17 ID:4QYNugBc]
- >211
って言うかリードが変えた部分はそのエンディングだけじゃんw
- 213 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2005/12/03(土) 14:52:21 ID:SFX4Gk8f]
- ラスト無言で素通りする場面で爆笑wwwwwwwwww
- 214 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/03(土) 15:52:33 ID:xcIKGpi+]
- そのエンディングが大きいんだよ、それが分からない奴は馬鹿じゃないの。そんな馬鹿はお子さま映画だけ観とけ。
- 215 名前:162 mailto:sage [2005/12/04(日) 22:56:13 ID:jc0HwIq9]
- 登場人物の左右の位置関係
映画やTVドラマでは「立ち位置」を統一して演出することがある。 「第三の男」でもそれが行われている。 (1)マーチンスとハリーの位置 二人が会うシーンは3回ある。 @最初の出会い ネコがハリーの靴を舐める→窓の明かりでハリーの顔が A観覧車 観覧車室内/ハリーが「スイスは鳩時計」と言いながら画面右へ B地下水道 螺旋階段から見下ろすハリー/迷うマーチンス これらのシーンではいずれも、 マーチンス=画面左から画面右を向く ハリー=画面右から画面左を向く と左右が統一されていることをご確認頂きたい。 観客は無意識に「右の人物」に感情移入する。 従い、いずれも「ハリーを主にした」演出がなされている。 (2)マーチンスとアンナ これも左右統一されている。 アンナ=左/マーチンス=右 アンナの室内での会話シーン/カザノバ・クラブのカウンター/ 殺されたとは知らず、二人はアパート管理人を再度訪ねる→ アパートの人だかりを見てギョっと立ちすくむ。 つまり、この二人の関係は「マーチンスを主にした」演出。 ところが最後に左右が逆転する。 幕切れの並木道ではマーチンスが左になった。 これは「二人の関係が終わり」更に「主導権は右のアンナにある」ことを表現している。 第三の男におけるリードの演出は計算し尽くしたもの、と言える。
- 216 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2005/12/05(月) 17:53:05 ID:xEZrQ3k8]
- >>215
勉強になりますた。
- 217 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/16(金) 15:19:28 ID:1kq8jKr4]
- 2500円版のDVDがどこにも見当たらない・・・
500円のが出回ってるからもう廃盤なのか
- 218 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2005/12/17(土) 18:56:24 ID:1/fXh3Ct]
- >>215
なるほど! 162氏は毎度すごい解説をされてますが「第三の男」専門なの ですか? これ以外の映画でも同じく細かく調べている作品とか あるのでしょうか?
- 219 名前:162 mailto:sage [2005/12/17(土) 22:06:06 ID:Nm0IU5cH]
- >>218
>「第三の男」専門なのですか? 実は、私は「第三の男」(及びツィター)専門です。 >これ以外の映画でも同じく細かく調べている作品とか >あるのでしょうか? 他の映画については、洋画も邦画も殆ど知りません。 (調べる以前のことですね) 2ちゃんねるの映画関係で参加しているスレはここだけです。
- 220 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/17(土) 23:00:34 ID:mnbk6IBI]
- >>219
162さんはもともとツィターに興味があって第三の男にはまったのでしょうか? それとも第三の男という映画自体に惹かれているのですか? 一本の映画に入れ込むというのは科学者みたいでとても渋いと思います。
- 221 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/17(土) 23:32:54 ID:3U3jRWa6]
- >>217
shopping.yahoo.co.jp/shop?d=vd&cf=0&id=303213
- 222 名前:162 mailto:sage [2005/12/18(日) 01:17:52 ID:qjUuuGmu]
- >>220
過分のお言葉を頂き、有難うございます。 きっかけはギター演奏のレコードです。 もう、ン十年も前、知人から映画音楽集のLPを借りました。 全曲がカンノ・トオルという方のギター演奏によるものでした。 収録曲はお馴染みの「禁じられた遊び」「夜霧のしのび逢い」等々。 私はその中の「第三の男」のミステリアスな雰囲気に特に惹かれました。 実はそれまで「第三の男」という映画を知りませんでした。 その時に知り得たことは、LPジャケの簡単なストーリー解説+写真1枚だけ。 「もっとこの映画のことを知りたい」 その気持で、書店で映画関係の本を見かけては「第三の男」の頁を立ち読みし、 たま〜にあるTV放送を観、リバイバル公開があれば映画館に足を運びました。 (当時はまだ「家庭用ビデオ」という便利なものは販売されていませんでした) 音楽の方は、カラスのツィターは勿論、タイトルに「第三の男」とつくものを せっせと買い込みました(ジャケの説明を読むことも目的の一つ) その後「映画本編」はビデオからDVDへ「音楽」はLPからCDへと 時代は移りましたが、今でも両者を併行して資料収集をしています。
- 223 名前:162 mailto:sage [2005/12/18(日) 01:22:00 ID:qjUuuGmu]
- 私が惹かれたカンノ・トオル氏のギター演奏について
「第三の男」は多くのアーティストが演奏をしています。 しかし所詮はカバー演奏。 本家アントン・カラスのツィターには及びません。 がしかし、カンノ・トオル氏のギター演奏は出色の出来で、 「第三の男」のミステリアスな雰囲気を伝える力はカラスにも匹敵します。 私は音楽「第三の男」を、多分50種類程聴いています。 その聴き比べからも、カンノ・トオル氏のギターは群を抜く名演奏と言えます。 初めて聴いた「第三の男」がこのカンノ・トオル氏の演奏。 偶然のこととは言え、それはとても幸運な出会いで、その幸運により私は 「第三の男」の世界に導かれました。
- 224 名前:220 [2005/12/18(日) 08:45:46 ID:F4f9hxRQ]
- >>222-223
丁寧なレスをいただき恐縮です。 カンノ・トオル氏のCDは現在も販売されているのならぜひ聴いてみたいです。
- 225 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/18(日) 21:56:03 ID:Lqis2yU/]
- www.gp-museum.com/index.htm
1月25日にここからも出るらしい 定価 2,940円(税込)
- 226 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/21(水) 10:52:49 ID:+0w4rej8]
- この懐かしさ! 奥深さ! さすが!!
↓ blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/archives/50010839.html
- 227 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/21(水) 19:35:40 ID:km5pX4nZ]
- すっかりエビスビールのテーマだな…
もしくは恵比寿駅の曲
- 228 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/27(火) 17:07:53 ID:sqbAZ4B8]
- >>226
北京の緑化計画ワロタ
- 229 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/30(金) 22:16:30 ID:Pr3zLbCW]
- 「第三の男」が有名だけど、「Jane Eyre」での彼の演技が
素晴らしい。もちろん、Joan Fontaineの気品ある美しさが 印象的だけど(レベッカよりもこっちの方の彼女が美しい)。
- 230 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/30(金) 22:28:54 ID:1Ok/oKVi]
- いまだにStingの音楽と区別がつかんよ
- 231 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/01/05(木) 12:10:14 ID:leLczCE1]
- 実は俺も
- 232 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/01/10(火) 09:58:14 ID:sb4YguaP]
- 全然違うとおもうよ
- 233 名前:おぼろ月夜 [2006/01/22(日) 09:58:45 ID:M0ji/Hee]
- 漏れがこの映画見たのは、池袋の名画座だったな。最初見たときは実はそんなに
いいと思わなかった。あのウェルズの顔が光に照らされて浮かぶシーンばかりが、 印象に残った。だが、途中で入ったので、もう一回見ると、やはり「さすが」の印象が 残った。 撮影や音楽ももちろんだが、話術がいいな。すっきりした。ヒッチコックの「サイコ」も 同様のことが言える。 ただ、淀川長治さんはこの映画のこと嫌いだって露骨に言っていたな。「出来はいいが映画 映画してイヤだ」って言ってた。撮影とか編集とかラストシーンとか、映画の手本のような作りで まとまりすぎてるとでも淀川さん思ったのかな。 この時代のイギリス映画は光と影の交錯・・・撮影がとても芸術的なものが多かった。 同じリードの「邪魔者は殺せ」 リーンの「逢びき」だってこの作品とレベルの差はそうない。ただ、音楽の差でこの作品ばかりクローズアップされて いるような気がする。
- 234 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/01/22(日) 10:17:25 ID:GkxCOdIF]
- ラストシーンは詩的で芸術だとおもたよ。
- 235 名前:おぼろ月夜 [2006/01/22(日) 10:31:37 ID:FnZUCblK]
- この作品のラストシーン、タモリがストーリーテラーの「世にも奇妙な
物語」のドラマに使われていたな。 田村高広が映画館のオーナーに扮した話だ。くわしい内容忘れたが覚えている人 いるかい?
- 236 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/01/22(日) 19:02:23 ID:bOYl2jL6]
- >>235
名画座を閉める話じゃなかったっけ?最後に「第三の男」かけておしまいにするって話・・・? チャンネル変えたら、そのシーンだったんで全部見てないんだけど。
- 237 名前:162 [2006/01/22(日) 20:33:35 ID:0iMJouXA]
- >>235は知らないが、>>236は記憶がある。
25年程前のTVドラマで、10回連続くらいだったと思う。 舞台=地方の寂れた映画館 父親=室田日出男(映画館経営者) 息子=西田敏行(都会で就職していたが、最近故郷へ戻ってきた) フィルム運搬人=原 保美(トレンチ・コートを着て大きなフィルム・ケースを手で運んでいた) その他出演=岸辺一徳(役割は忘れた) 父親「営業不振で映画館を閉め、売却する」 息子「頑張って盛り返すから、売却は暫く待って欲しい」 ということで、息子が経営改善に奮戦するという話。 毎回(ガラ隙の)客席シーンがあり、そのついでにスクリーンに映る名画が流れていた。 「第三の男」が流れた回もあった。(最終回ではなかった) しかし話の結末は覚えていない。 結局経営は挽回出来ず、閉店したか?
- 238 名前:162 mailto:sage [2006/01/22(日) 21:26:38 ID:0iMJouXA]
- 番組名を思い出した。
「港町純情シネマ」(1980年・TBS制作・全13話) この第9話が第三の男。
- 239 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/07(火) 21:47:32 ID:dGKI43Oo]
- BSでやってたね。
やはり何度見ても良い。
- 240 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/07(火) 23:44:20 ID:PWlI4K1G]
- 私がこの映画をはじめて見たのは幼稚園の頃、昭和38、9年頃です。
なぜ幼稚園の頃とはっきり覚えているかと言うと、小学生になり引越しをしたからで、 幼稚園時代すんでいた団地の家で母と一緒に見ていた光景を覚えているからです。 もちろん話のストーリーは理解できませんでしたが、音楽と大観覧車と地下下水道のシーンは 5歳くらいの子供の記憶にしっかりの残りました。 35年後ヨーロッパ旅行でウィーンに1泊したときこの映画を知らない友人と別れ一人で 大観覧車に乗りに出かけましたが動いていませんでした。修理中なのかと思いましたが、 冬だったから動いていなかったのですね。 ラストシーンの墓地にも行きたかったのですが1泊の予定で時間がなかったのと友人を置いてきて しまったのでいく事ができずホテルに引き返しました。
- 241 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/09(木) 20:44:32 ID:qHrJGBfz]
- >>240
観覧車乗ったもんね〜 2日前BS2で観たけどやはり面白い。斜めの構図がイイ!!
- 242 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/10(金) 23:22:09 ID:jdA4W/Wj]
- クゥックークロック!
- 243 名前:162 mailto:sage [2006/02/11(土) 22:42:21 ID:9g7jXzEf]
- >>178 で私は、
この「菩提樹の下」は、映画製作当時、ドイツ語圏ではポピュラーだったらしい。 (歌詞もあるらしい) と、投稿したがそれを訂正する。 この「菩提樹の下」は、フェリックス作のオペレッタ「子猫たち」(Die Katzchen)の 歌曲(リート)である。 オペレッタの挿入歌ならばよく、ウィーンではよく知られている訳で、 カラスはそれを幕切れに持ってきた。 我々日本人に例えれば、オペラ「蝶々夫人」のリート「ある晴れた日に」を 聞く様なもの。(ちょっと無理な例えかもしれないが)
- 244 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/11(土) 22:46:35 ID:V8ZvNn+l]
- プッチーニのオペラじゃなく日本の歌に例えるべきかと思われ。
「蝶々夫人」は舞台が日本なだけで、CMなんかによくアリアが使われているとはいえ ウィーンのオペレッタと並べるのはちょっと無理っぽい。
- 245 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/12(日) 10:10:02 ID:AamNEvir]
- みんなのレスを読んでたらまた観たくなっちゃった・・
- 246 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/12(日) 10:50:27 ID:5oN9D301]
- 階上の住民が明かり点ける
玄関先に隠れていたオースン・ウェルズの顔がパッと闇から浮かび上がる ニッヤと笑うウェルズ 格好いいな〜、オイ 映画監督なら一度いいからこんな演出したいだろうな
- 247 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/13(月) 11:38:58 ID:u0POhZgd]
- 内容的に不明瞭なままの点が・・・
ハリーの悪事仲間(というか、ハリーに利用されていただけかも)の、 病院勤務の衛生兵が車に轢かれて死んだんですよね。 それは偶然の事故だったんでしょうか? 悪知恵が働くハリーのこと、災い転じて福となすと考え、 事故にあったのは自分だということに口裏を合わさせるように仕組んだのか。 憲兵から主犯として厳しいマークをされていることを察していたようですから。 それとも、証拠を捉まれるというドジを踏んだ衛生兵を、 事故に見せかけて始末したんでしょうか。
- 248 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/13(月) 12:51:33 ID:RUGsUGiv]
- まさにハリーの災難
- 249 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/14(火) 01:01:08 ID:KD4jniPG]
- ヘルマン・ヘッセ「荒野のおおかみ」ハリーの手記の映画だと勘違いして見た…
カサブランカ、ゴッドファーザーに並ぶマイ・フェイバリット・キネマとなりました
- 250 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/14(火) 01:54:56 ID:UzYkaFyG]
- 247さん本気じゃないでしょね。車の運転手はハリーのお抱えですよ、偶然のはずがないでしょ。あまりにも都合良すぎるからホリーも疑問を持った。もちろん口封じと逮捕の危険を察したハリーの死体の役を担わせた。映画を観れば分かる事です。
- 251 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/14(火) 03:46:45 ID:LK1lUJP3]
- グリーンの小説もいい
- 252 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/14(火) 12:11:34 ID:693qBJuV]
- >>250
うわ、やっぱり故意に仕組んだものだったんですか。 ハリーは根っからの悪党ですねぇ。 万一、お人好しのホリーがハリーの仲間になってしまったとしたら、 さんざん利用された挙句に始末されたかもしれませんね。 ヒロインは救われなかったけど、悪党は死んだということで、 一応ハッピーエンドですかねぇ。
- 253 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/15(水) 00:18:51 ID:hl4nT5zR]
- 昨日の夜中にBS2で放送された「追跡”第三の男」を観た人、どれくらいいるのかな?
セルズニックとの確執やら、アメリカフィルムがカットした理由やら結構、撮影裏話が出ておもしろかった。
- 254 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/15(水) 00:27:28 ID:fNlKVIY5]
- BS映らないから、随分前にnyに流れてるのを拾った
とりあえずウェルズが嫌いになった
- 255 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/15(水) 17:18:39 ID:Lca0zm4e]
- 大急ぎで飛ばしまくるハイヤーが着いた先は・・・講演会場だった。
そういえばホリーは講演を引き受ける約束をしてたんだな。すっかり忘れてたよ。 講演自体もグダグダに始まり、グダグダに終わった。 聴衆が次々と離席していくのが痛々しい。よっぽどつまらん講演だったんだな。 ホリーはアドリブが利かないのがよく解かる。 捜査に没頭してて、講演の下準備をな〜んにもやってなっかたんだろ。
- 256 名前:162 mailto:sage [2006/02/15(水) 23:52:03 ID:9BIyzSKg]
- >>253
>昨日の夜中にBS2で放送された「追跡”第三の男」を観た人、どれくらいいるのかな? 実際の撮影現場を経験したガイ・ハミルトンが「生き証人」として解説をしており、 興味深く貴重な番組だった。 強い経験は、50年を経過しても記憶として残るものだ、と感心した。 ところどころで爺さんがツィターを弾いていたが、チャチな楽器と下手な演奏が相俟って、 キンキンチャリチャリと薄っぺらで貧相な音になったのが残念。 映画の舞台がウィーンなので、カラスと同様に現地のツィター弾きを雇ったのだろうが、 選択がマズかった。 ツィターの本場はドイツ・ミュンヘンである。 ミュンヘンにはツィターの名手はいくらでも居る。 製作スタッフはもう少し足を延ばして、ミュンヘンで演奏家を捜すべきだった。
- 257 名前:162 mailto:sage [2006/02/19(日) 04:50:51 ID:GIdIq9Yp]
- 「追跡・第三の男」には多くのことを教えられた。
冒頭のナレーション。 観客をウィーンへと引き込む歯切れ良い語りは、実は監督のキャロル・リードその人に よるもの。 「私は戦前の古いウィーンを知らない」のは監督だったのか、と納得をした。 そのナレーションの英文をご紹介しよう。 冒頭シーンは次々と場面が変わり、映る時間が短くて長い日本語に出来ず、 ビデオ/DVD/TV放送それぞれの訳者は苦心して和訳を充てている。 例えば「川に水死体が浮いているシーン」の英文は実際はどうなのかを確かめて頂きたい。 「第三の男」(南雲堂 英和対訳シナリオ・シリーズ No7) image.blog.livedoor.jp/fukukan/imgs/8/9/895067cd.jpg 画像が小さくて字が読めない場合は。 画像の右下隅、1センチくらい内側にカーソル=矢印を持っていく。 2秒ほどすると「拡大マーク」が現れるので、それをクリックすると大きくなる。
- 258 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/25(土) 23:21:09 ID:3r9oYnlb]
- ↓第三の男[THE THIRD MAN]DVDが880円で買えるようです。
www.uwasano-dvd.com/frt-html/005.html
- 259 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/26(日) 09:39:01 ID:HiUxj6SR]
- >>257
冒頭のナレーション、オリジナルのイギリス版はリードでアメリカ版はジョセフ・コットンのモノだよね。 おれは軽快な語り口で始まるリード版が好きだな。 ちなみに米国クライテリオン版の音声解説は原作では語り手であるキャロウェイの吹き込み。 この解説が臨場感抜群でとってもよろしいよ。彼の視線からあくまでも傍観的にホリーマーティンを語っている。
- 260 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/03/07(火) 13:15:14 ID:8Dnb4j3C]
- ホリーは三文作家とか三流作家とか自嘲的に言ってるような扱いだけど、
作品のジャンルとしては、今で言うところのライトノベルみたいなものですかねえ?
- 261 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/03/07(火) 18:46:59 ID:bnIRJYGs]
- 講演頼まれてるし、キャラウェイの部下のファンもいたからなぁ。
娯楽ミステリぐらいの感じで捉えてた。
- 262 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/03/07(火) 21:53:03 ID:8Dnb4j3C]
- ハリーの悪事仲間がカフェで落ち合う目印にしたときのホリー作品の表紙、
表紙画にラノベテイストを感じた。 得意分野は西部劇を織り込んだ冒険活劇だっとと思う。 キャラウェイの部下のハートマンだったかな? 若い士官だし、ヲタ要素がありそうな気がしないでもない。
- 263 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/03/18(土) 11:59:14 ID:7r6lMJQG]
- あげ
- 264 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/03/19(日) 03:23:35 ID:vNAKveNO]
- 売れない西村京太郎みたいな感じじゃないの?
講演を頼んだGHQの民生官は作家ってだけで飛びついたみたいだし
- 265 名前:162 [2006/03/32(土) 22:10:11 ID:nIHghaEK]
-
「琴線に触れる(=感覚にグッと来る)」という言葉がある。 私にとって、それは「本編の1時間9分50秒辺り」にある。 アンナを逮捕すべく4人の警官がアパートへ赴く。 アンナはハリーの悪業の真相を教えられ、ショックと悲しみでベッドで涙ぐんでいる。 警官がドアをノックする。 アンナ:誰?(Wer ist da? ウェア イス ダ) 警官 :国際警察です(Internationale Polizei インタナショナル ポリツァイ) このすぐ後、カラスお得意のトレモロが続く。(下降する音) 僅か一小節の演奏だが、これが実に良い。 皆様も是非ここを聴いて頂きたい。 私は音楽の素人だが、ここは本職のツィター奏者にもグッと来るらしい。 Gertrud Huber(ゲルタルト ヒューバーと読むのか?1963生)という 女性ツィター奏者がいる。(ハープやハックブレット、クラリネットと多才) ミュンヘンを本拠にして演奏活動をしているが、ツィターで女性というだけでも 珍しいのに、それがまた実に上手い。 彼女は映画で流れた曲の全部を演奏収録した「第三の男全編サウンド・トラック」と いうCDを出している。 そして勿論、このトレモロもしっかりと収録している。(力を込めた演奏) 彼女にとっても、ここはその琴線に触れたのであろう。
- 266 名前:162 [2006/03/32(土) 22:26:59 ID:nIHghaEK]
- 「台本のミス」について。
私は >>162 で >第三の男は「台本にミスがいくつかある」と言われている。 >はっきり判るのは、酒場でのマーチンスとポペスクの会話で、 >確かにミスがある。(これはよく指摘される) と書いたが、この点をあらためて考える。 マーチンス:(ポペスクに)マーチンスを知っていますか? ポペスク:知らん。 マーチンス:ジョセフ・ハービンですよ。 ポペスク:ハービン?知らないネ。 ここでマーチンスはハービンの名前を2回口にしている。 皆様よくご承知の通り「ハービン」はこの物語のキー・マンである。 その名前を知ることは、ハリーの正体=ペニシリンを扱う悪質なヤミ商売を知る、 ということでもある。(単に「ハリーの仲間の一人の名前を知っている」ではない) マーチンスがハービンやハリー達の正体を知るのはもっと後である。 キャロウェイ少佐からスライドで説明を受け、ここで彼の悪業を「初めて」知り、 大いにショックを受ける。 だから、この酒場の会談では、マーチンスは「ハービン」の名前を口に出来るはずがない。 (ご丁寧に2回も。しかも2回目はフル・ネームで) もしこの時、ポペスクから「そのハービンという男は何者か?」と問い返されたら、 マーチンスは何と答えたのか? まさか「質問をしてみたものの、私は彼のことを全く知らないのです」では、 文字通り話にならない。 となると「陸軍病院の看護人です」と説き起こし、続いて「彼は職業を利用して ペニシリンを盗み」「ハリーに横流して」「ハリーはそれを水増しして闇で販売した」と、事件の全容を明らかにするつもりだったのか?(闇仲間のポペスクを前にして) そんなことになれば、ストーリーはここで終ってしまうではないか!! ということで、この酒場のマーチンスの発言は「前後を混乱した台本のミス」と思う。
- 267 名前:162 mailto:sage [2006/04/02(日) 04:21:25 ID:cMFJjbT1]
- 「台本のミス」を補足する。
酒場の前のシーンで、キャロウェイ少佐がアンナに尋ねている。 「ジョセフ・ハービンを知っているか?」「彼は陸軍病院の看護人だ」 続けて「あなたはハービンに電話をしましたね」と。 そして「ハービンは行方不明になった」「捜すのを手伝って欲しい」と協力を依頼した。 脳内補完をして無理にストーリーを作れば、 @キャロウェイ少佐の質問から、不十分ながらもアンナはハービンの情報を得た。 A酒場への道すがら、アンナはハービンのことをマーチンスに話す。 B新ネタを仕入れたマーチンスは、早速初対面のポペスクに質問をする。 という流れも考えられる。 しかし、後の「スライドを使っての説明シーン」から、それは無いと言える。
- 268 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/02(日) 10:38:23 ID:ALo9Av2u]
-
162氏の書き込みの後はいつでもこの映画が観たくなる・・
- 269 名前:162 mailto:sage [2006/04/02(日) 18:23:02 ID:cMFJjbT1]
- >>268
それはどうもです。 こういうシーンは如何でしょう。 「ポペスクに召集され、闇屋グループがライヒスブリュッケの橋上で会う」 それを俯瞰する画像が一瞬映るが、一体どこから撮影したのか? image.blog.livedoor.jp/fukukan/imgs/9/f/9f7b9a46.JPG 柱と柱を結ぶ横梁の上から撮影したのであろうが、高所での危険な作業である。 想像するだけでも身がすくむ。 撮影機材を揚げるだけでも一苦労であったろう。 それなのに本編収録は1秒程度。カメラマンはがっかりですナ。
- 270 名前:162 mailto:sage [2006/04/02(日) 18:27:31 ID:cMFJjbT1]
- >>259
>冒頭のナレーション、オリジナルのイギリス版はリードで >アメリカ版はジョセフ・コットンのモノだよね。 「米国版のナレーション」 image.blog.livedoor.jp/fukukan/imgs/f/c/fcb18e00.jpg イギリス版を少し変更している(和訳は無いが、意味はだいたい判る) 一番の相違点は「私」とは「マーチンス」である、言っていること。 イギリス版では「私」とは誰のことなのかよく判らない。 またハリー・ライムの名前を削除しているが、ライムの件は改札口でのマーチンスと 憲兵のやりとりで説明がされる。(つまりイギリス版は説明が重複している) これらの点をスッキリさせたところに工夫があり、物語の導入部としてはこの方が良い。 >おれは軽快な語り口で始まるリード版が好きだな。 しかしながら、米国版はナレーターが下手。 ジョセフ・コットンの、ネムくて抑揚のないセリフ回しで、台無しだ。 >ちなみに米国クライテリオン版の音声解説は原作では語り手であるキャロウェイの吹き込み。 それは是非、聞きたいものです。
- 271 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/04/03(月) 19:36:10 ID:M8bSQrBY]
- 162氏はすごいなあ。ただただ感服するばかり。
>>268 同感 又、何度、観ても飽きが来ないのは、この映画の良い所だね。 しかも、何回も観てるのに目を離して良いシーンが全く無い 困った映画w
- 272 名前:162 mailto:sage [2006/04/04(火) 02:50:27 ID:KGEjT4Xj]
- 「追跡・第三の男」で教えられたこと。
夜の撮影では、路上全体に散水をした。 路面を濡らすことで照明光が反射し、白と黒のギラリとしたコントラスト効果が出る。 成る程、確かに散水車がホースでハデに散水している。 (マーチンスが暴走タクシーで講演会場に連れて行かれるシーン) image.blog.livedoor.jp/fukukan/imgs/f/e/fe220daa.JPG って、舞台裏を本編でバラしてはダメじゃないか!!
- 273 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/04(火) 11:03:37 ID:mqaarKnl]
-
>>271 確かにこの映画には無駄なシーンがひとつもないね。 DVDで何処のシーンからでも観られるし飛ばしたいシーンもひとつもない。 >>272 言われてみて初めて気付きました。 白黒フィルムで地面に映える水は本当に奇麗ですね。白黒映画でこの映画以上に映像が奇麗なものを観た記憶が無い。 以前の162氏の書き込みで、ラストシーンの木はすべて枯れ木でヒラヒラ舞う枯れ葉は誰かが上から撒いているというような面白い書き込みがあったけど 長い並木道にも落ち葉が置いてありますね。あれもやはりスタッフが撒いたのでしょうか?w ところでブレンダン某(ファミリーネーム失念)と言う若手の俳優は若い頃のウェルズに似ていると思いませんか?
- 274 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/04(火) 13:56:08 ID:6EQ92eza]
- ブレンダン・フレーザー?
うーん、似てるかなあ・・・
- 275 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/04(火) 14:11:45 ID:g3P9+sOf]
- ライムさんの恋人の女のひとカワイイです。何て言う人ですか?
- 276 名前:162 mailto:sage [2006/04/06(木) 23:41:23 ID:INkMhYaG]
- このスレを立てられた1氏は「幕切れシーンが良い」と仰っておられます。
意外な演出=アンナが通り過ぎるもさることながら「天候も撮影に味方をした」と思う。 晴れで無風の好天 このシーンは殆ど風が無い(枯葉が真っ直ぐ下へ/最後のマーチンスの煙草の煙が流れない) 初めの埋葬シーンでは、落ち葉が寒風に捲っていたのが対称的である。 撮影記録では、ジョセフ・コットンは 1948年10月31日ウィーン到着/12月8日ウィーンでの撮影終了 となっており、このシーンは11月末頃の撮影か? 日本でも、12月の初旬に、初冬とは思えない穏やかな天気のことがある(所謂「小春日和」) 冬が厳しい東欧の国ウィーンでも、撮影日は幸いにもそんな好天となった。 しかしそんな好天=墓参に都合が良いにもかかわらず、このシーンには「一般人」が 全く写っていない。 つまり交通規制をして、一般人を墓地から締め出したのである。 では、好天日になるまで、連日ず〜っと交通規制を続けたのだろうか? そんなことは出来ない。 墓参をする人たちへの迷惑になるので、ウィーン市が規制を許可したのは 一定の日であったはず。 となると偶然にもその日が好天になり=天も味方をして、 あの素晴らしい画像を撮影出来た、と思う。
- 277 名前:162 mailto:sage [2006/04/07(金) 02:03:39 ID:CCOYjHpB]
- >>273
>以前の162氏の書き込みで、ラストシーンの木はすべて枯れ木で >ヒラヒラ舞う枯れ葉は誰かが上から撒いているというような面白い書き込みがあったけど その後目にした資料で枯葉の仕掛けが判りました。 やはりスタッフが手で撒いていました。 「二人のスタッフ」が「カバンに枯葉を詰め」て「左右の樹上から撒いた」。 (足場を組むような大掛かりなものではなかった) ついでにこのシーンで「カメラから遠い」アリダ・ヴァリは、何を合図にして歩き始めたのか。 @助監督のガイ・ハミルトンが、車でヴァリをスタート地点へ連れて行った。 Aハミルトンは(そのままでは自分が写るので)ヴァリをそこへ残し、撮影隊へ戻る。 B監督のスタートの声に合わせ、がハミルトンは手にした「ハンカチ」を落とす。 Cハンカチが落ちるのを見て、それを合図にしてヴァリは歩き始めた。
- 278 名前:162 [2006/04/07(金) 02:07:13 ID:CCOYjHpB]
- >>275
>ライムさんの恋人の女のひと アンナ・シュミット/アリダ・ヴァリです。 ↓キャストの記録(ドイツの俳優の読み方は自信がない) image.blog.livedoor.jp/fukukan/imgs/1/9/199ae65f.jpg ポペスクの手下や国際警察の俳優(=15人も居た?)も名前の記録があることに驚き。 (ドイツの俳優名の読み方は自信がない) ホリー・マーチンス/ジョセフ・コットン アンナ・シュミット/アリダ・ヴァリ ハリー・ライム/オーソン・ウェルズ キャロウェイ少佐/トレヴァー・ハワード 門番/パウル・ヘルビガー クルツ男爵/エルンスト・ドイッチェ ヴィンケル医師/エーリッヒ・ポント ポペスク/ジークフリード・ブロイアー アンナのアパートの老婆/ヘドウィッヒ・ブライブトロイ(当時82歳。中欧の有名な大女優) ペイン軍曹/バーナード・リー クラビン/ウィルフリッド・ハイド=ホワイト 門番の妻/アニー・ローザー ハンゼル少年/ヘルベルト・ハルビク ブロドスキー/アレクシス・ケスナコフ ザッヒャーホテルのフロントマン/パウル・ハードマッハ ハンゼル少年の父/フリードリッヒ・シュライヒャー
- 279 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/07(金) 23:46:28 ID:+DIfso6I]
-
アリダ・ヴァリって何処の国の人なのかな? 英語に独特の訛りがあるからアメリカ人やイギリス人ではないと思うのだけど。 奇麗な女優さんですよね。
- 280 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/08(土) 01:24:58 ID:LEh6GnoJ]
- >>279
イタリア出身だそうです
- 281 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/08(土) 03:02:43 ID:xIIpg/kT]
- >>278
あんなのアパートの大家ね あのひと大女優だったの
- 282 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/08(土) 18:14:44 ID:L3JZPxvN]
- 大観覧車の下でマーティンスとハリーがご対面するシーンが好きだ。
遠くからニヤニヤしながら近づいてくるハリーに圧巻。 その後の観覧車の中の名シーン、数分でこの映画の美味しいところ全部持っていった感さえある。 それにしてもウェルズのスクリーンの中での存在感は凄まじいですね。 画面に彼に映った瞬間に他のものが何も視界に入らなくなってしまう。 他に同じようなオーラを感じたのは若い頃のブランドとモンローくらいかな。
- 283 名前:162 mailto:sage [2006/04/08(土) 20:24:11 ID:Gt5jQJXz]
- >>281
>あのひと大女優だったの 実は「追跡・第三の男」で教えてもらった。 それまでは、名前の読み方すら判らなかった。 判ってからでも「ヘドウィッヒ」って、私には男性名の様に感じる。 さらに「追跡・第三の男」によれば、 @皆、彼女と楽しみながら共演をした。 A警官隊に悪態をまくし立てているが、あのセリフは彼女が考えた。 「この屋敷には昔は公爵様がお住まいで、メッテルニッヒが来たことだって あるんだから!!」 宰相メッテルニッヒを引き合いに出すのは、現地の人でなければ思いつかない。
- 284 名前:162 mailto:sage [2006/04/08(土) 20:26:30 ID:Gt5jQJXz]
- >>282
>その後の観覧車の中の名シーン、数分でこの映画の美味しいところ全部持っていった感さえある。 このシーンがあることで、この映画は引き締まったものになった。 単なる探偵物ではなく、メッセージ=旧い価値観の否定を如実に表している。 ところで、この観覧車のシーンはどの様にして撮影をしたのか。 @ゴンドラの中で現地撮影 日本の遊園地と異なり、ゴンドラはかなり大きい様に思える。 ハリーとマーチンスは中で立っており、山小屋くらいありそう。 従い、撮影機材やカメラマンも乗り込むことが出来た。 A実は、スタジオのセットで撮影 窓の外で動く景色はハメ込み合成。 私はAと思うのだが・・・でも、それでは緊迫シーンも興覚めだ。
- 285 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/04/09(日) 16:10:26 ID:cXnVOzDY]
- 音楽が良かったな
- 286 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/10(月) 00:28:13 ID:gu7EZiFA]
- プラーターのゴンドラは、パーティーが開けるくらいの大きさですよ。
- 287 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/10(月) 00:43:37 ID:gu7EZiFA]
- www.google.co.jp/lochp?hl=ja&q=&t=k&ll=48.216452,16.395561&spn=0.00178,0.002875
ここにゴンドラらしきものが確認できるかと
- 288 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/10(月) 22:30:18 ID:HAq3Bfx4]
- 最後の銃声はどういうことすか?
- 289 名前:162 mailto:sage [2006/04/12(水) 00:00:34 ID:muIiF3Po]
- >>286
>パーティーが開けるくらいの大きさですよ。 わぉ、あのゴンドラはそんなに大きいのですか。 それなら、俳優/撮影機材/スタッフ全員がゴンドラに乗り込んで 撮影をしたのですね。 >>287 う〜ん、よく見えませんが・・・ >>288 >最後の銃声はどういうことすか? その言い方だと、まるで「ノワール」ですネ(w (ノワールは銃声が2発でしたが)
- 290 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/20(木) 14:21:00 ID:aTrWvToY]
- あげますね
- 291 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/23(日) 08:51:59 ID:pOR8O7bJ]
- アリダ・ヴァリさん亡くなる
tv8.2ch.net/test/read.cgi/cinema/1145749475/l50
- 292 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/23(日) 09:54:49 ID:tnnpK1yI]
- ご焼香カキコ (-∧-)
- 293 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/23(日) 10:24:05 ID:GpOIVm1f]
- アリダ・ヴァリは『夏の嵐』が印象に残っている。
戦争で死んだ夫が現れるが記憶喪失で はっきりしたことがわからない、って映画あったな。 あれもよかった。
- 294 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/23(日) 10:25:04 ID:GpOIVm1f]
- (追加)
『サスペリア』にも出ていてうれしかった。
- 295 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/23(日) 10:34:23 ID:j3ZDPQ/U]
- >>293
戦争で死んだ夫が・・・のタイトルは「かくも長き不在」ですね。 つくづく色んな映画、しかも心に残る佳作に出てましたね。 ご冥福をお祈りします。
- 296 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/23(日) 12:03:26 ID:UgZeUtkG]
- アリダ・ヴァリさん
懐かしいねぇ・・・ 凛とした表情の、良い女優さんでした yume21.info/jpg/image5.jpg
- 297 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/04/23(日) 12:21:06 ID:UgZeUtkG]
- かなり若い頃の写真です。 きれいです。
www.istrianet.org/istria/illustri/valli/images/alida-valli-stasera.jpg
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