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第三の男



1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [05/02/09 11:18:06 ID:aAIdmmdB]
この映画以上のラストシーンは考えられないでしょ?

157 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/10/18(火) 20:46:52 ID:kZ0UPBZD]
>>156
100回ですて? 信じられない・・・ 頭がおかし。

158 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2005/10/19(水) 00:30:14 ID:EWXnWsKi]
500円DVDは水野版ともう一種類別のがあるけど、どっちが
きれいかな?

159 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/10/19(水) 09:26:50 ID:ktJSYvSY]
>>157
失礼な・・
好きなものは好きなのだ。
台詞だって言えるよ。もちろん英語で

160 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2005/10/20(木) 09:44:58 ID:532UoNR8]
>>156
すごい。
自分は一番好きな「大人は判ってくれない」でも10回ぐらいしか観てない。

161 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/10/22(土) 14:07:53 ID:JGgWtZxL]
>>160
大人は判ってくれない も好きで何遍も観てる。だけど流石にフラ語で台詞は言えない
「Ca va?」くらいしか・・

162 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2005/10/22(土) 19:16:49 ID:n838XYPt]
>>156
この映画はもう100回以上は観てるな、オレ。
>>159
台詞だって言えるよ。もちろん英語で

失礼ながらディープな第三の男ファンとお見受けする。
そこで、一つご意見をお伺いしたいのだが。

第三の男は「台本にミスがいくつかある」と言われている。
はっきり判るのは、酒場でのマーチンスとポペスクの会話で、
確かにミスがある。(これはよく指摘される)

私は「即死」が気に掛かっている。
開始早々、ハリーのアパートを訪問したマーチンスに門番が状況を説明する。
門番は「(ハリーは車に撥ねられて)即死した」=Killed at once、immediatery. 
と英語で説明した。
その後、マーチンスとアンナが門番へ質問する場面で、門番は英語で「即死」が判らず、
アンナにドイツ語で「英語で即死は何と言いますか?」と尋ねる。
アンナから He was quite dead. と教えられ「そうでしたquite〜でした」と答える。

門番のセリフから彼は英語の知識があるのか無いのか混乱する。
killed at onceとquite deadはニュアンスが異なり、
状況によって使い分ける必要があったのか、それとも単純な台本のミスか。
宜しければご意見をお聞かせ願いたい。



163 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/10/22(土) 22:56:57 ID:JGgWtZxL]
>>162
彼に英語の知識などない。酷い訛りがある上に文法もめちゃくちゃだ。
彼が事件を目撃したのは間違いないと思われるが英語が解らず始めて訪れたマーティンスに言いたい事が正しく伝わらない
そこが話のポイントでもある

164 名前:162 mailto:sage [2005/10/23(日) 23:59:35 ID:6/ELQ4fr]
>>163
ご意見有難う。
要は門番が「慌てている」ことを表現するために、
セリフに「?」という言い回しを入れた。
ということですか。

165 名前:162 mailto:sage [2005/10/24(月) 00:01:19 ID:6/ELQ4fr]
「第三の男」の秒刻みのタイム・テーブル

タイム場面
0:00:00オープニング
0:01:00第二次大戦後のウィーン市街★
0:01:54列車、駅
0:02:28アパート
0:03:39ウィーン中央墓地
0:05:25並木道
0:05:55市内のカフェ
0:08:15ホテルのロビー
0:10:49カフェ『カフェ・モーツアルト』
0:12:22道路、事故現場
0:15:15ホテルのロビー
0:15:34劇場『ヨーゼフシュタット』
0:19:52アパートの一室
0:24:19女の部屋
0:29:20主治医の家、部屋
0:33:55バー『カサノバ・クラブ』
0:39:07橋
0:39:21事故現場
0:40:01女の部屋
0:43:21事故現場
0:45:24荒廃したウィーンの街
0:45:54映画館
0:46:12ウィーンの街を車で走る
0:51:30荒廃したウィーンの街
0:52:17英国軍の施設(警察)
0:56:40女の部屋
1:01:41道路、エスペラント公園
1:04:53地下水路
1:05:37ウィーン中央墓地
1:06:48英国軍の施設(警察)
1:07:07女のアパート
1:09:11英国軍の施設(警察)
1:11:08プラター公園前のアパート、広場
1:12:01大観覧車
1:19:16駅、駅舎
1:24:35病院
1:26:01カフェ、広場
1:30:38地下水路
1:37:27ウィーン中央墓地
1:38:38並木道
1:39:47エンドロール




166 名前:156 163 [2005/10/24(月) 00:15:55 ID:DLpcVnXv]
俺はメリケン版のビデオやDVDで鑑賞してきたので
どのように和訳されているのかわからない。

167 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/10/29(土) 00:34:30 ID:saR0DZ47]
細かい事を聞くが
映画に出てくるあのカフェは
「モーツァルト・カフェ」それとも「カフェ・モーツァルト」ただしいのはどちらだい?

168 名前:162 mailto:sage [2005/10/29(土) 01:32:48 ID:U0iwnnBS]
「カフェ・モーツァルト」が正しいのだろう。
クルツ男爵のセリフは「モーツァルト・カフェ」で逆だが。

店の看板↓
www.geocities.co.jp/SilkRoad/9491/caff/mozart/mozart.html



169 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/10/29(土) 07:30:23 ID:saR0DZ47]
>>162
Thanx!! 由緒あるレストランで今はもっと高級なお店になっちゃってるのかと思ったけど
わりと庶民的な雰囲気なんですね。行きたいな・・

170 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:rfvtg675@ [2005/10/29(土) 17:14:35 ID:fCla2KLa]
ウィーンの下水道は一般人の立ち入り禁止でした。
考えてみたら日本でも立ち入り禁止だよね。
いまだに入ろうとする観光客は後を絶たないらしいです。

171 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/10/29(土) 22:20:47 ID:3Ps7UIQf]
「どうやって撮ったんだ!?」と唸るくらいのすごさだよね。
ロバート・クラスカーのカメラワークは。
のっけのホリー・マーチンスがアパートの階段を上るときの影の作り方
からして、ちょっと、「これ見よがし」というくらいのうまさ。

172 名前:162 mailto:sage [2005/10/29(土) 22:34:09 ID:U0iwnnBS]
>>171
照明が実に上手い。
暗闇とそれに対抗するが如きギラギラの明かり。
白黒映像の効果が最大限に現れている。

>>170
下水道のシーンは殆どが「セット」で、
ロンドンのスタジオに組み立てて撮影した。
だって本当に地下での撮影となれば、危険だもの。


173 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/07(月) 00:46:10 ID:TaUoAjEX]
初心者ですが質問があります。
@なぜハリーはホリーをウィーンに呼んだのか?
Aラストシーンの意味


私としてはこう解釈しています。
@身を隠すハリーとしては女が一人になることを心配して後見人としての立場をホリーに期待した。
Aホリーは女を好きだった。女はホリーの好意を知りまた好感を持ちつつも、最愛のホリーを逮捕・死に
至らしめたホリーにはどうしても心を許すことは出来なかった。

174 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/10(木) 22:38:30 ID:AG6SUuXL]
ラストの並木道のシーンで流れる音楽のタイトル
わかる方いらしたらおしえてもらえませんか??

175 名前:162 mailto:sage [2005/11/11(金) 00:28:53 ID:c6McF214]
曲名
Unter den Lindenbaum(ウンター・デン・リンデンバウム)=菩提樹の下にて 

作曲者
Hugo Felix(ヒューゴ・フェリックス)

カラスは「第三の男」の全部全体を作曲して演奏したが、
何故か幕切れシーンだけは他人の曲にした。





176 名前:174 [2005/11/11(金) 00:47:53 ID:yjYHrd5a]
ありがとうございます!

なぜ・・・なぜカラスではないんだろう・・・・。


177 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/11(金) 12:51:44 ID:svlZeXnT]
確かに・・ラストのシーンの音楽だけ違和感があったことに今始めて気がついた。
だけど演奏してるんはカラスだよね。

178 名前:162 mailto:sage [2005/11/11(金) 21:31:38 ID:c6McF214]
>>176
>なぜ・・・なぜカラスではないんだろう・・・・。

一番の理由は「幕切れの適当な曲を作ることが出来なかった」だろうな。
この「菩提樹の下」は、映画製作当時、ドイツ語圏ではポピュラーだったらしい。
(歌詞もあるらしい)
カラスは「第三の男」が故国オーストリアでも公開されることを考え、
観客に親しみのある曲を持ってきたのだろう。



179 名前:162 mailto:sage [2005/11/11(金) 21:46:28 ID:c6McF214]
>>177
>ラストのシーンの音楽だけ違和感があったことに今始めて気がついた。

「違和感」を言うなら、
終り近く「警官隊がハリーを待ち伏せ〜風船売りの爺ぃが通り掛る」で流れる曲だ。

薄気味悪く、ゾクッとくる旋律。
一応「風船売りのチャルダッシュ」「バルーンのチャルダッシュ」と呼ばれている。

実はこのチャルダッシュ(東欧スラブの民族音楽)が、カラスにまつわる問題を含んでいる。
カラスは自分の出自を、誇りを込めて「生粋のウィーン人」と言っているが、
現地では、映画で儲けたことに対する嫉妬心もあり、「ウィーン人ではないよそ者」と
陰口を叩かれている。

そもそも「カラス」と言う苗字がゲルマンではなくスラブ系らしい。
そしてこの民族音楽チャルダッシュ。
カラスの体に流れる民族の血が、無意識のうちにこの「風船売り〜」を作らせた、
のかもしれない。


180 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2005/11/15(火) 14:37:46 ID:a9Qhtx/a]
ぜひビデオでなく大スクリーンで見たほうがいい映画、というと、
たいていは派手なメカとか大爆発とかのあるSFスペクタクルで、
当然、カラーワイドなわけだが。
白黒スタンダードで、ためらわずに「絶対にスクリーンで見るべき映画」
と言い切れるのは「第三の男」ぐらいだ。

181 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2005/11/16(水) 15:50:02 ID:JiDD3ciL]
これのDVD買おうと思ってるんだけど
違うメーカーから幾つかででますよね。
どれが1番良いですか?

182 名前:162 mailto:sage [2005/11/16(水) 22:47:36 ID:Awa4pSLo]
>>181

(1)値段
500円DVDは画像がヨレヨレ。
高いDVD(と言ってもせいぜい2500円)にすべし。

(2)収録時間
長短2種類ある。
104分/98分〜100分

104分がイギリス本国や日本で公開されたオリジナル版で、これが標準。
こちらを買うべし。
短い方はアメリカで公開されたもの。
プロデューサー(二人いるうち)の一人David Selznick(デヴィッド・セルズニック)が
編集に手を加えたが、結果として改悪。
OPが中途半端。
ナレーションもトレバー・ハワードからジョセフ・コットンに交替して下手なしゃべりに



183 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/17(木) 13:36:11 ID:Xc5fJ7fP]
>>181
>>25

184 名前:162 mailto:sage [2005/11/17(木) 21:11:50 ID:oD42G8w1]
>>183
「これから観賞を始めたい」という人に「日本で入手出来ない」「字幕が無い」ものを
紹介してなんとする?

パソコンの勉強を始める人に、NASAが宇宙ロケットの軌道計算に使う
スーパー・コンピュータを勧めるみたいなものじゃないか。



185 名前:162 mailto:sage [2005/11/17(木) 21:56:54 ID:oD42G8w1]
「幕切れシーンのトリック」

トリックとは言いすぎかもしれぬが、面白いと思う演出について。
幕切れのシーン、画面奥へと続く白い道にハラハラと落ち葉が降る。
しかし並木は冬枯れの丸坊主で、1枚の枯葉すら残ってはいない。
しかも降る箇所は、画面手前、ホリーからの横線辺りのみ。
この枯葉は一体どこから?

多分足場を組み、小道具係りが上から芝居の紙ふぶきみたく、
枯葉を投げているのであろう。

作品を締め括るクライマックス。
コットンとヴァリの凝縮した演技。
その一方で、足場の上で枯葉を投げる一見マヌケな男。
私はいつも撮影現場を想像しながら、この幕切れシーンを見ている。




186 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/18(金) 09:59:57 ID:Z8o/tv1F]
>>185
面白い観察だね。おれも後で観てみるよ。言われるまでそんな事考えもしなかったけど。
しっかしあのエンディングは何遍観ても胸に染み入るんだよね。
頭の悪い俺には言葉でうまく表現する事が出来ないけど、とにかく良いんだよなぁ・・
月並みのエンディングなのに感動してしまうのはBGMと白黒の映像美が見事にマッチしているからなのか
162さんの想像も面白いけど

187 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/18(金) 10:04:12 ID:Z8o/tv1F]
今日友だちとビルの屋上から地上で忙しげに行き交う人々を見ていたら
ライムのあの台詞が言いたくなり堪えるのに大変だった・・

188 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/18(金) 11:07:40 ID:LhMZFDmx]
トレヴァー・ハワードって渋くて良いね、どんな役もうまいし
同じキャロル・リード監督「文化果つるところ」で救いようのない
情けない男の役を演じてるんだけど、以前より観たくてしょうがない
だけど、何か情報はありませんか??・・・スレ違いスマソ


189 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/18(金) 11:43:18 ID:1e/Ye4EQ]
流れを無視してすまないがリードの作品では「オリバー・ツイスト」
「フォローミー」くらいしか知らない。
他にはどんな名作があるのでつか?

190 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2005/11/18(金) 12:08:58 ID:o4bqOsDW]
華麗なる激情を昔観たな。
なかなかよかった覚えがある。

191 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/18(金) 14:18:50 ID:LhMZFDmx]
>>189
思い出すのはサスペンスでは
「邪魔者を殺せ」
「落ちた偶像」
「二つの世界の男」→これはあまり面白くない
その他ヒューマンドラマ「文なし横丁の人々」
メチャ面白いコメディ「ハバナの男」

192 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/18(金) 19:27:30 ID:hvff6VhT]
「ハバナの男」 面白しろいね
モーリン・オハラ きれいでした。↓

www.geocities.co.jp/Hollywood/5710/m-ohara.html

193 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/19(土) 01:43:43 ID:K7h8IVdd]
堕ちた偶像も第三同様リード・グリーンのコンビだね。

194 名前:162 mailto:sage [2005/11/19(土) 02:08:34 ID:NUZj/fwY]
>>186
幕切れを「素晴らしいと感じる」理由

私も以前から「何が演出効果を挙げているのか」と、見る度に考えていた。
私はその答えとして「直前の地下水道追跡シーンが影響をしている」と結論する。

地下水道と幕切れシーンを比較してみよう。
 地下/地上
 黒色/白色
 狭くて圧迫感/広く開放的で、画面奥へと無限遠を感じる
 湿った水/乾いた空気
 多人数の警官隊のざわめき/二人だけの静寂
この通り、極端に明暗が対称になっている。

さらに地下水道のシーンは7分近くあり、長い時間を掛けて暗い雰囲気を観客に押し付け、
気分を憂鬱にさせる効果となっている。
私の >>165 のタイム・テーブルを見て頂きたい。
他のシーンと比較すると「7分」がいかに長いか、理解出来ることと思う。

この様にして観客を憂鬱にさせておき、一転、パッと明るく解放する。
これが観客をして、幕切れを素晴らしいと感じさせる演出効果になっている。
と思うが、如何かな。


195 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/19(土) 05:22:03 ID:t8MalRtz]
>194
納得・・



196 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/19(土) 14:14:02 ID:SbN9+GQP]
如何かなって
ご苦労さまってとこか
NHKBSでリードの特集やってくれないかな

197 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/19(土) 16:18:17 ID:+xdX7Z4r]
>>196
かなり前にBS2でキャロル・リード特集あったような気がするが
そこで「ハバナの男」やら「二つの世界の男」も観た様な・・・

198 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/19(土) 22:08:07 ID:SbN9+GQP]
>>191
どうもでした
>>197
ふーん、小津映画なんか去年から何回も放映されてることだし
リクエストすればまたやってくれるかもね、第三の男で有名な
監督だから…

199 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/20(日) 09:35:14 ID:nePw9GsC]
>>198
小津映画の特集は去年は西端100年かなんかの特集だったんじゃ
なかったかなぁ〜。単発の放映はあるけど、あれほどまとまった放映は
当分ないと思うよ。

俺も色々な未ビデオ化映画をリクエストしているけど、一向に放映されない。
まぁ別にリクエストコーナーがある訳じゃなく、勝手に出してるだけだけど・・・

200 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/23(水) 01:52:13 ID:53yOoh3j]
第三の男で監督賞を取れず、リードらしからぬ凡庸なオリバーで受賞とは・・・・

201 名前:162 mailto:sage [2005/11/25(金) 00:24:16 ID:frmzuZkb]

幕切れの小ネタを一つ。

冒頭/幕切れで「ハリーの葬式」があり、同じ司祭が祈りを捧げている。
幕切れの「同じ人間で2回目の葬式」ともなると、司祭も呆れてしまい、
砂を掛けるスプーンを墓掘り人が持つ皿に戻すとき、「勝手にしろ!」と
言わんばかりに叩きつけている。
冒頭の葬式では、スプーンを丁寧に扱っていたのとは対照的。

「聖職者も人の子。腹が立つこともあるのネ」と微笑ましく感じた。


202 名前:162 mailto:sage [2005/11/26(土) 16:44:06 ID:ZHuTqARd]
>>171
>のっけのホリー・マーチンスがアパートの階段を上るときの影の作り方
>からして、ちょっと、「これ見よがし」というくらいのうまさ。

上手いのもそのはず。
このアパートの階段シーンは、実はスタジオ・セットであった!!
(これは最近目にした資料で知ったのだが、びっくりした)

管理人=電球の掃除中=ウィーンで撮影。(パウル・ヘルビガーはウィーン在住だから当然)
ホリー=階段の踊り場から見上げる=ロンドンのシェパートン・スタジオで撮影。

このシーンをあらためて見る。
「見上げるホリー」「見下ろす管理人」は別々のカットで、
両者が一緒に映っている画面が無い。
この映画の「凝った画面作り」からすれば、
@カメラを下からあおって、
A両者が同時に入るシーンにする。
この方が「二人の落差」「階段の高度感」をより強調出来たはずである。

そのシーンが無いということが、ウィーンとロンドンに別れた撮影であったことの証拠でもある。


203 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/30(水) 09:00:48 ID:6N1D8GiI]
KEEP水野コレクションとコスミックから出てる奴、どっちがおすすめ?

204 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/11/30(水) 21:29:45 ID:eMVoZJjo]
アリダ・ヴァリ
ラストシーンで、いつまでも残る女優の一人になりましたが、どうですか?

biografie.leonardo.it/img/bio/a/Alida_Valli.jpg

205 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/01(木) 11:17:56 ID:v8NzZP3a]
アントン・カラス。
チターの名プレーヤーだけでなく
作曲の才能ももっと賞賛されて良いと思うけど
えいがのBGMは本当に心に残る良い曲ばかりだよ



206 名前:162 mailto:sage [2005/12/02(金) 02:26:03 ID:ep2dZyZ+]
>>205

>えいがのBGMは本当に心に残る良い曲ばかりだよ
映画本編のカラスの演奏は正に神業。
腕が3本あるのでは?と思わせる程。
録音の様子は「試写室の中に粗末な机1つ置いて」一人ポツンと演奏しているだけ。
やはり録音を統括したジョン・コックスの手腕が大きかったのか。

>作曲の才能ももっと賞賛されて良いと思うけど
作曲者カラスとして見ると、第三の男以外の作品は多くはない。
「あてはずれ」「ツィター・マン」「ワルツ・我が心の憧れ」
しかしいずれも、あまり印象に残る曲ではない。


207 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/02(金) 11:30:28 ID:yE71AVF6]
>>206
レスどうも!ぼくは第三の男意外の作品を知らないけどテーマソングとカフェモーツァルトでクルツと初対面する時に掛かる曲。この二曲だけで十分ですよ。本当に素晴らしい曲です。。

C・リード、G・グリーン、A・カラスは奇跡のコラボだと思えてならない。


208 名前:162 mailto:sage [2005/12/03(土) 00:29:30 ID:vQDoCmmD]
>>207
>C・リード、G・グリーン、A・カラスは奇跡のコラボだと思えてならない。
正しく天の配剤=神様の巡り合せ、だね。

カラスはウィーンの片隅から世界にその名を知られる様になった。
それは大いなる幸運であるが、しかし一番儲けたのは、何と言っても監督のリード。
映画「第三の男」がこれ程までに成功し、映画史に残る作品に成り得たのは、
カラスのツィター演奏が大きく貢献している、と思う。
だって、音楽無しでこの「夜ばっかり」の映画を見たら、途中で飽きるもの。


209 名前:162 mailto:sage [2005/12/03(土) 02:16:45 ID:vQDoCmmD]
アントン・カラスの「上手さ」は何に起因するのか。
勿論、それは持って生まれた才能なのであるが、もう少し彼のバックを考えてみる。

(1)音楽理論の裏づけ
驚く勿れ、カラスは「音楽大学」を出ているのである。
大学といっても、日本の学校制度の小中高から→4年制音楽大学、
というコースではなく、専門学校に近いが。
そこでカラスはツィターに加えピアノ等を修練し、
正式な音楽理論=作曲・編曲・指揮も勉強した。
従い、カラスの演奏は素人の我流アレンジではなく、
理論的裏づけによる編曲がなされており、纏まりのある曲になっている。

(2)客前での演奏修行
カラスはホイリゲ(酒場)で、客の前で演奏することを生業にしていた。
収入は客のチップであり、演奏の上手下手がそのまま生活に直結する
厳しい職場である。
ここで客に鍛えられ、客を楽しませる演奏=客の琴線に触れて客が
グッと来るテクニックを身につけた。
それが映画の中で存分に発揮されている。

カラスは特にトレモロが巧みである。
私は10人以上のツィター奏者を聴いている。
その聴き比べから、カラスのトレモロは抜群で、他の奏者の及ばない絶品であると感じる。
カラスはその得意とするトレモロを映画で多用し、観客に強い印象を与えている。


210 名前:162 mailto:sage [2005/12/03(土) 02:29:03 ID:vQDoCmmD]
第三の男で有名になる以前のカラスの収入について。

「生業が客の前で演奏すること」には、屈辱的なみすぼらしいイメージがある。
つまり「酔客に恵んでもらう、いくばくかのチップに頼る不安定な収入」と。
ところがドッコイ、カラスは若い頃は大変な売れっ子で、あちこちのホイリゲから
引っ張りだこ。
勿論その理由は「演奏が上手い」からである。
(他のツィター奏者達から「営業妨害だ」とクレームがついたほど)
第二次大戦前の比較的平和な時期、カラスは最盛期の年収が2000万円(!!)も
あったとか。
(200万ではなく2000万。しかもそれが客の投げるチップというのだから凄い)

カラスはリードに見出された、とよく言われる。
これには「リードに拾ってもらった」というニュアンスがあるが、そんなことは無い。
カラスは他人に頼らなくとも、演奏家として一家を構えていたのである。

ついでに。
カラスは「音楽だけ」の軟弱男ではない。
ツィターで成功しない場合に備え、鍛冶屋職人の親方(マイスター)の資格を
取得している。
日本語で「親方」というと「ねじり鉢巻に地下足袋」の漫画チックなイメージがあるが、
ドイツではれっきとした国家資格である(当然資格試験がある)

つまり彼は「いろんな方面で信念を持った努力の人」な訳ね。


211 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/03(土) 04:40:40 ID:xcIKGpi+]
グリーンの原作のとおりに映画化したら、カラスの音楽をもってしてもただのスリラー映画で終わっていただろう。結末を変えたリードこそやはり最大の立役者だよ。

212 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/03(土) 14:25:17 ID:4QYNugBc]
>211
って言うかリードが変えた部分はそのエンディングだけじゃんw

213 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2005/12/03(土) 14:52:21 ID:SFX4Gk8f]
ラスト無言で素通りする場面で爆笑wwwwwwwwww

214 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/03(土) 15:52:33 ID:xcIKGpi+]
そのエンディングが大きいんだよ、それが分からない奴は馬鹿じゃないの。そんな馬鹿はお子さま映画だけ観とけ。

215 名前:162 mailto:sage [2005/12/04(日) 22:56:13 ID:jc0HwIq9]
登場人物の左右の位置関係

映画やTVドラマでは「立ち位置」を統一して演出することがある。
「第三の男」でもそれが行われている。

(1)マーチンスとハリーの位置
  二人が会うシーンは3回ある。
  @最初の出会い
   ネコがハリーの靴を舐める→窓の明かりでハリーの顔が
  A観覧車
   観覧車室内/ハリーが「スイスは鳩時計」と言いながら画面右へ
  B地下水道
   螺旋階段から見下ろすハリー/迷うマーチンス
  これらのシーンではいずれも、
   マーチンス=画面左から画面右を向く
   ハリー=画面右から画面左を向く
  と左右が統一されていることをご確認頂きたい。

観客は無意識に「右の人物」に感情移入する。
従い、いずれも「ハリーを主にした」演出がなされている。

(2)マーチンスとアンナ
  これも左右統一されている。
  アンナ=左/マーチンス=右
   アンナの室内での会話シーン/カザノバ・クラブのカウンター/
   殺されたとは知らず、二人はアパート管理人を再度訪ねる→
   アパートの人だかりを見てギョっと立ちすくむ。
つまり、この二人の関係は「マーチンスを主にした」演出。

ところが最後に左右が逆転する。
幕切れの並木道ではマーチンスが左になった。
これは「二人の関係が終わり」更に「主導権は右のアンナにある」ことを表現している。

第三の男におけるリードの演出は計算し尽くしたもの、と言える。




216 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2005/12/05(月) 17:53:05 ID:xEZrQ3k8]
>>215
勉強になりますた。

217 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/16(金) 15:19:28 ID:1kq8jKr4]
2500円版のDVDがどこにも見当たらない・・・
500円のが出回ってるからもう廃盤なのか

218 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2005/12/17(土) 18:56:24 ID:1/fXh3Ct]
>>215
なるほど!

162氏は毎度すごい解説をされてますが「第三の男」専門なの
ですか? これ以外の映画でも同じく細かく調べている作品とか
あるのでしょうか?

219 名前:162 mailto:sage [2005/12/17(土) 22:06:06 ID:Nm0IU5cH]
>>218

>「第三の男」専門なのですか?
実は、私は「第三の男」(及びツィター)専門です。

>これ以外の映画でも同じく細かく調べている作品とか
>あるのでしょうか?
他の映画については、洋画も邦画も殆ど知りません。
(調べる以前のことですね)
2ちゃんねるの映画関係で参加しているスレはここだけです。


220 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/17(土) 23:00:34 ID:mnbk6IBI]
>>219
162さんはもともとツィターに興味があって第三の男にはまったのでしょうか?
それとも第三の男という映画自体に惹かれているのですか?
一本の映画に入れ込むというのは科学者みたいでとても渋いと思います。

221 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/17(土) 23:32:54 ID:3U3jRWa6]
>>217
shopping.yahoo.co.jp/shop?d=vd&cf=0&id=303213

222 名前:162 mailto:sage [2005/12/18(日) 01:17:52 ID:qjUuuGmu]
>>220
過分のお言葉を頂き、有難うございます。

きっかけはギター演奏のレコードです。
もう、ン十年も前、知人から映画音楽集のLPを借りました。
全曲がカンノ・トオルという方のギター演奏によるものでした。
収録曲はお馴染みの「禁じられた遊び」「夜霧のしのび逢い」等々。
私はその中の「第三の男」のミステリアスな雰囲気に特に惹かれました。

実はそれまで「第三の男」という映画を知りませんでした。
その時に知り得たことは、LPジャケの簡単なストーリー解説+写真1枚だけ。

「もっとこの映画のことを知りたい」
その気持で、書店で映画関係の本を見かけては「第三の男」の頁を立ち読みし、
たま〜にあるTV放送を観、リバイバル公開があれば映画館に足を運びました。
(当時はまだ「家庭用ビデオ」という便利なものは販売されていませんでした)
音楽の方は、カラスのツィターは勿論、タイトルに「第三の男」とつくものを
せっせと買い込みました(ジャケの説明を読むことも目的の一つ)

その後「映画本編」はビデオからDVDへ「音楽」はLPからCDへと
時代は移りましたが、今でも両者を併行して資料収集をしています。


223 名前:162 mailto:sage [2005/12/18(日) 01:22:00 ID:qjUuuGmu]
私が惹かれたカンノ・トオル氏のギター演奏について

「第三の男」は多くのアーティストが演奏をしています。
しかし所詮はカバー演奏。
本家アントン・カラスのツィターには及びません。
がしかし、カンノ・トオル氏のギター演奏は出色の出来で、
「第三の男」のミステリアスな雰囲気を伝える力はカラスにも匹敵します。

私は音楽「第三の男」を、多分50種類程聴いています。
その聴き比べからも、カンノ・トオル氏のギターは群を抜く名演奏と言えます。

初めて聴いた「第三の男」がこのカンノ・トオル氏の演奏。
偶然のこととは言え、それはとても幸運な出会いで、その幸運により私は
「第三の男」の世界に導かれました。


224 名前:220 [2005/12/18(日) 08:45:46 ID:F4f9hxRQ]
>>222-223
丁寧なレスをいただき恐縮です。
カンノ・トオル氏のCDは現在も販売されているのならぜひ聴いてみたいです。


225 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/18(日) 21:56:03 ID:Lqis2yU/]
www.gp-museum.com/index.htm
1月25日にここからも出るらしい
定価 2,940円(税込)



226 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/21(水) 10:52:49 ID:+0w4rej8]
この懐かしさ! 奥深さ!  さすが!!  

     ↓

blog.livedoor.jp/safe_food_of_asia/archives/50010839.html

227 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/21(水) 19:35:40 ID:km5pX4nZ]
すっかりエビスビールのテーマだな…

もしくは恵比寿駅の曲

228 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/27(火) 17:07:53 ID:sqbAZ4B8]
>>226
北京の緑化計画ワロタ

229 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/30(金) 22:16:30 ID:Pr3zLbCW]
「第三の男」が有名だけど、「Jane Eyre」での彼の演技が
素晴らしい。もちろん、Joan Fontaineの気品ある美しさが
印象的だけど(レベッカよりもこっちの方の彼女が美しい)。

230 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2005/12/30(金) 22:28:54 ID:1Ok/oKVi]
いまだにStingの音楽と区別がつかんよ

231 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/01/05(木) 12:10:14 ID:leLczCE1]
実は俺も

232 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/01/10(火) 09:58:14 ID:sb4YguaP]
全然違うとおもうよ

233 名前:おぼろ月夜 [2006/01/22(日) 09:58:45 ID:M0ji/Hee]
漏れがこの映画見たのは、池袋の名画座だったな。最初見たときは実はそんなに
いいと思わなかった。あのウェルズの顔が光に照らされて浮かぶシーンばかりが、
印象に残った。だが、途中で入ったので、もう一回見ると、やはり「さすが」の印象が
残った。
撮影や音楽ももちろんだが、話術がいいな。すっきりした。ヒッチコックの「サイコ」も
同様のことが言える。
ただ、淀川長治さんはこの映画のこと嫌いだって露骨に言っていたな。「出来はいいが映画
映画してイヤだ」って言ってた。撮影とか編集とかラストシーンとか、映画の手本のような作りで
まとまりすぎてるとでも淀川さん思ったのかな。
この時代のイギリス映画は光と影の交錯・・・撮影がとても芸術的なものが多かった。
同じリードの「邪魔者は殺せ」
リーンの「逢びき」だってこの作品とレベルの差はそうない。ただ、音楽の差でこの作品ばかりクローズアップされて
いるような気がする。

234 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/01/22(日) 10:17:25 ID:GkxCOdIF]
ラストシーンは詩的で芸術だとおもたよ。

235 名前:おぼろ月夜 [2006/01/22(日) 10:31:37 ID:FnZUCblK]
この作品のラストシーン、タモリがストーリーテラーの「世にも奇妙な
物語」のドラマに使われていたな。
田村高広が映画館のオーナーに扮した話だ。くわしい内容忘れたが覚えている人
いるかい?



236 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/01/22(日) 19:02:23 ID:bOYl2jL6]
>>235
名画座を閉める話じゃなかったっけ?最後に「第三の男」かけておしまいにするって話・・・?
チャンネル変えたら、そのシーンだったんで全部見てないんだけど。

237 名前:162 [2006/01/22(日) 20:33:35 ID:0iMJouXA]
>>235は知らないが、>>236は記憶がある。
25年程前のTVドラマで、10回連続くらいだったと思う。

舞台=地方の寂れた映画館
父親=室田日出男(映画館経営者)
息子=西田敏行(都会で就職していたが、最近故郷へ戻ってきた)
フィルム運搬人=原 保美(トレンチ・コートを着て大きなフィルム・ケースを手で運んでいた)
その他出演=岸辺一徳(役割は忘れた)

父親「営業不振で映画館を閉め、売却する」
息子「頑張って盛り返すから、売却は暫く待って欲しい」
ということで、息子が経営改善に奮戦するという話。

毎回(ガラ隙の)客席シーンがあり、そのついでにスクリーンに映る名画が流れていた。
「第三の男」が流れた回もあった。(最終回ではなかった)

しかし話の結末は覚えていない。
結局経営は挽回出来ず、閉店したか?



238 名前:162 mailto:sage [2006/01/22(日) 21:26:38 ID:0iMJouXA]
番組名を思い出した。

「港町純情シネマ」(1980年・TBS制作・全13話)
この第9話が第三の男。


239 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/07(火) 21:47:32 ID:dGKI43Oo]
BSでやってたね。
やはり何度見ても良い。

240 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/07(火) 23:44:20 ID:PWlI4K1G]
私がこの映画をはじめて見たのは幼稚園の頃、昭和38、9年頃です。
なぜ幼稚園の頃とはっきり覚えているかと言うと、小学生になり引越しをしたからで、
幼稚園時代すんでいた団地の家で母と一緒に見ていた光景を覚えているからです。
もちろん話のストーリーは理解できませんでしたが、音楽と大観覧車と地下下水道のシーンは
5歳くらいの子供の記憶にしっかりの残りました。

35年後ヨーロッパ旅行でウィーンに1泊したときこの映画を知らない友人と別れ一人で
大観覧車に乗りに出かけましたが動いていませんでした。修理中なのかと思いましたが、
冬だったから動いていなかったのですね。
ラストシーンの墓地にも行きたかったのですが1泊の予定で時間がなかったのと友人を置いてきて
しまったのでいく事ができずホテルに引き返しました。


241 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/09(木) 20:44:32 ID:qHrJGBfz]
>>240
観覧車乗ったもんね〜
2日前BS2で観たけどやはり面白い。斜めの構図がイイ!!

242 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/10(金) 23:22:09 ID:jdA4W/Wj]
クゥックークロック!

243 名前:162 mailto:sage [2006/02/11(土) 22:42:21 ID:9g7jXzEf]
>>178 で私は、
この「菩提樹の下」は、映画製作当時、ドイツ語圏ではポピュラーだったらしい。
(歌詞もあるらしい)
と、投稿したがそれを訂正する。

この「菩提樹の下」は、フェリックス作のオペレッタ「子猫たち」(Die Katzchen)の
歌曲(リート)である。

オペレッタの挿入歌ならばよく、ウィーンではよく知られている訳で、
カラスはそれを幕切れに持ってきた。
我々日本人に例えれば、オペラ「蝶々夫人」のリート「ある晴れた日に」を
聞く様なもの。(ちょっと無理な例えかもしれないが)



244 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/11(土) 22:46:35 ID:V8ZvNn+l]
プッチーニのオペラじゃなく日本の歌に例えるべきかと思われ。
「蝶々夫人」は舞台が日本なだけで、CMなんかによくアリアが使われているとはいえ
ウィーンのオペレッタと並べるのはちょっと無理っぽい。

245 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/12(日) 10:10:02 ID:AamNEvir]
みんなのレスを読んでたらまた観たくなっちゃった・・



246 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/12(日) 10:50:27 ID:5oN9D301]
階上の住民が明かり点ける
玄関先に隠れていたオースン・ウェルズの顔がパッと闇から浮かび上がる
ニッヤと笑うウェルズ
格好いいな〜、オイ

映画監督なら一度いいからこんな演出したいだろうな


247 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/13(月) 11:38:58 ID:u0POhZgd]
内容的に不明瞭なままの点が・・・
ハリーの悪事仲間(というか、ハリーに利用されていただけかも)の、
病院勤務の衛生兵が車に轢かれて死んだんですよね。
それは偶然の事故だったんでしょうか?
悪知恵が働くハリーのこと、災い転じて福となすと考え、
事故にあったのは自分だということに口裏を合わさせるように仕組んだのか。
憲兵から主犯として厳しいマークをされていることを察していたようですから。

それとも、証拠を捉まれるというドジを踏んだ衛生兵を、
事故に見せかけて始末したんでしょうか。

248 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/13(月) 12:51:33 ID:RUGsUGiv]
まさにハリーの災難

249 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/14(火) 01:01:08 ID:KD4jniPG]
ヘルマン・ヘッセ「荒野のおおかみ」ハリーの手記の映画だと勘違いして見た…
カサブランカ、ゴッドファーザーに並ぶマイ・フェイバリット・キネマとなりました

250 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/14(火) 01:54:56 ID:UzYkaFyG]
247さん本気じゃないでしょね。車の運転手はハリーのお抱えですよ、偶然のはずがないでしょ。あまりにも都合良すぎるからホリーも疑問を持った。もちろん口封じと逮捕の危険を察したハリーの死体の役を担わせた。映画を観れば分かる事です。

251 名前:無名画座@リバイバル上映中 [2006/02/14(火) 03:46:45 ID:LK1lUJP3]
グリーンの小説もいい

252 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/14(火) 12:11:34 ID:693qBJuV]
>>250
うわ、やっぱり故意に仕組んだものだったんですか。
ハリーは根っからの悪党ですねぇ。
万一、お人好しのホリーがハリーの仲間になってしまったとしたら、
さんざん利用された挙句に始末されたかもしれませんね。
ヒロインは救われなかったけど、悪党は死んだということで、
一応ハッピーエンドですかねぇ。

253 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/15(水) 00:18:51 ID:hl4nT5zR]
昨日の夜中にBS2で放送された「追跡”第三の男」を観た人、どれくらいいるのかな?

セルズニックとの確執やら、アメリカフィルムがカットした理由やら結構、撮影裏話が出ておもしろかった。

254 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/15(水) 00:27:28 ID:fNlKVIY5]
BS映らないから、随分前にnyに流れてるのを拾った
とりあえずウェルズが嫌いになった

255 名前:無名画座@リバイバル上映中 mailto:sage [2006/02/15(水) 17:18:39 ID:Lca0zm4e]
大急ぎで飛ばしまくるハイヤーが着いた先は・・・講演会場だった。
そういえばホリーは講演を引き受ける約束をしてたんだな。すっかり忘れてたよ。

講演自体もグダグダに始まり、グダグダに終わった。
聴衆が次々と離席していくのが痛々しい。よっぽどつまらん講演だったんだな。
ホリーはアドリブが利かないのがよく解かる。
捜査に没頭してて、講演の下準備をな〜んにもやってなっかたんだろ。



256 名前:162 mailto:sage [2006/02/15(水) 23:52:03 ID:9BIyzSKg]
>>253
>昨日の夜中にBS2で放送された「追跡”第三の男」を観た人、どれくらいいるのかな?

実際の撮影現場を経験したガイ・ハミルトンが「生き証人」として解説をしており、
興味深く貴重な番組だった。
強い経験は、50年を経過しても記憶として残るものだ、と感心した。

ところどころで爺さんがツィターを弾いていたが、チャチな楽器と下手な演奏が相俟って、
キンキンチャリチャリと薄っぺらで貧相な音になったのが残念。
映画の舞台がウィーンなので、カラスと同様に現地のツィター弾きを雇ったのだろうが、
選択がマズかった。
ツィターの本場はドイツ・ミュンヘンである。
ミュンヘンにはツィターの名手はいくらでも居る。
製作スタッフはもう少し足を延ばして、ミュンヘンで演奏家を捜すべきだった。



257 名前:162 mailto:sage [2006/02/19(日) 04:50:51 ID:GIdIq9Yp]
「追跡・第三の男」には多くのことを教えられた。

冒頭のナレーション。
観客をウィーンへと引き込む歯切れ良い語りは、実は監督のキャロル・リードその人に
よるもの。
「私は戦前の古いウィーンを知らない」のは監督だったのか、と納得をした。

そのナレーションの英文をご紹介しよう。
冒頭シーンは次々と場面が変わり、映る時間が短くて長い日本語に出来ず、
ビデオ/DVD/TV放送それぞれの訳者は苦心して和訳を充てている。
例えば「川に水死体が浮いているシーン」の英文は実際はどうなのかを確かめて頂きたい。

「第三の男」(南雲堂 英和対訳シナリオ・シリーズ No7)
image.blog.livedoor.jp/fukukan/imgs/8/9/895067cd.jpg

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