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大藪春彦(5)



1 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/04/20(金) 12:44:51 ]
通は「ヘッドハンター」を好む。

538 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/07(火) 23:07:52 ]
クイズはもういいや

539 名前:名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw mailto:sage [2007/08/07(火) 23:19:24 ]
>>531
「傭兵たちの挽歌」

>>532
すでに>>533氏が書いている作品の他、「孤狼は挫けず」もけっこう詳細に書いてありますよ。


540 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/08(水) 08:52:32 ]
やっぱ「汚れた英雄」の少年時代がいちばん分かりやすいな

541 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/08(水) 22:59:42 ]
黒ビールにクラッカー&チーズって意外と合いますね

普段は発泡酒に冷や奴専門なんですが・・

それにしてもポンドでチーズは差し歯が取れそうです

542 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/08(水) 23:46:40 ]
洋子は恐ろしい女だなー これエミーの原型?

543 名前:無名草子さん [2007/08/09(木) 22:53:42 ]
強盗に等しい金額を花屋がふんだくったランの花束AGE

544 名前:無名草子さん [2007/08/12(日) 12:54:57 ]
人生七転び八起きage

545 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/12(日) 15:58:35 ]
高見沢乙

546 名前:名のない男 ◆bjgqCApaa. mailto:sage [2007/08/12(日) 23:32:41 ]
オデン屋台のオヤジGJ(o^−’)b!




547 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/12(日) 23:46:32 ]

ショーユ ギョーザ ショーガ 等々、『ウ』 → 『ー』変換は先生の得意技。

微かだがバカっぽさが漂うので、余りいい印象がないのだが、何かこだわりが
あったのだろうか?


548 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/13(月) 09:43:47 ]
俺はバカっぽいとは思わないな。むしろ大好きな表記だ

549 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/13(月) 12:00:32 ]
たしかにバカっぽいなw
まあ、あまり気になるようなことでもないが

550 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/13(月) 12:36:50 ]
ベテランをヴェテランとかバラエティーをヴァラエティーサバイバルをサヴァイバルなんて
書くこともあるけど、これもある意味バカっぽいなあ

551 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/14(火) 01:44:05 ]
高見沢が発音すると「キャリフォーニア」、スポンサーの誰かだと「カリフォルニア」と
区別して書いてあるケースもあったような。もしかすると高見沢じゃなかったかも。

552 名前:名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw mailto:sage [2007/08/14(火) 06:43:51 ]
>>551
「アスファルトの虎」で間違いないです。ブリジストン・タイアから誘われてウナギ屋で
話をするシーンですね。

553 名前:名無しの掟 ◆bgnLnnAiNw mailto:sage [2007/08/14(火) 07:39:59 ]
ちなみに、この時点で高見沢が契約していたタイア・メーカーの名前は
“トーキョー・タイア”です。“トウキョウ・タイア”でなく。
“ショーユ”とか“ギョーザ”もそうですが、「外国人の発音を表記すると
こういう感じになる」という書き方をしていたんだと思います。その他、
“ヴェテラン”や“サヴァイバル”も要は“V”と“B”の違いに対する
こだわりですね。“ヴァレンチノのコート”なら本物ということになりますが
これが“バレンチノのコート”だと“V”ではなく“B”なので韓国製の
ニセモノです。わかる人だけわかってください。

語学に堪能な者からすれば正しくない部分も多々あると思いますが、私は
こういうこだわりこそ大藪春彦の文体の魅力のひとつだと考えています。

554 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/14(火) 09:38:33 ]
>>553
どうでしょうといえばオーストラリア縦断で「カレー・グレーヴィー」を大泉が「カレー・グラビー」
と発音してたな。DVDの副音声でヒゲが「肉汁という意味らしい」と言っていたこともあって俺は
すぐに大藪の「長く熱い復讐」や「処刑の掟」を連想したW

555 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/15(水) 12:19:55 ]
『エレヴェーター』は判るけど、『ショーユ』は如何なものか。

日本人である主人公が、イリコぶっかけご飯を喰うときに、
外国人風もないように思うのだが・・・


556 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/15(水) 18:26:58 ]
文字にしたときにどうか、という問題はあるんだろうけど、発音するときは
私は「ショーユ」と言いますね。「ショウユ」ではなく。
前にここか別スレで話題に出てた「何ぼ何でも」のように、ある種の方言と
して、明確に「ー」で発音する地方があるのかもしれません。

で、大藪氏は近代文学の基本である「文言一致」を突き詰めるべく、あえて
発音どおりに書いたと(わからんけど)。



557 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/15(水) 19:36:04 ]
案外、元植民地の半島から引き揚げて来た
オーヤブ先生にとっては、「醤油」も「豆腐」も
イマイチ馴染みの無いモノだったのかも…

558 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/15(水) 22:33:27 ]
醤油だと何となく繊細さを連想させてしまうからな。やはり大藪作品ではショーユでしょう。

559 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/15(水) 22:52:45 ]
大藪春彦のこだわり・・・  文字のほかに何かある?

560 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/15(水) 23:40:04 ]
>>558
>醤油だと何となく繊細さを連想させてしまうからな。
ないないw

561 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/16(木) 00:03:03 ]
深い意味はなさそうだなあ
殺伐とした大藪作品にちょっと軽妙な感じを出したかったとか、その程度のものじゃないんですか


562 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/16(木) 00:39:02 ]
>>561
でも終始一貫して「ショーユ」だからなぁ・・・

563 名前:無名草子さん [2007/08/16(木) 01:07:48 ]
そのショーユにそっくりなアフリカのソースの名前は何だったけ?
アス虎で出て来た記憶が…

564 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/16(木) 08:10:29 ]
あえてカタカナを使う事でハードっぽさを出してる

ハードボイルドだからw

565 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/16(木) 08:59:08 ]
>>563
X巻の88ページに、「ショーユそっくりの
マギー・アロマ・ソース」をシャケ缶にかけて
パンに挟んで食べるシーンを見つけた!
.300ウィンチェスターマグナム口径のM70を
背負って捜し回った甲斐があったぜ…

566 名前:無名草子さん [2007/08/16(木) 11:21:09 ]
ヤブ先生は、クリスチャン・カレッジ以来、英語にはこだわりがあったんだろうな。
最初は東京外語大を受けたみたいだし。



567 名前:名無しは、死なず mailto:sage [2007/08/16(木) 15:51:09 ]
>「文言一致」を突き詰めるべく、あえて発音どおりに書いたと

私は、これだと思う。

568 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/16(木) 20:12:41 ]
>あえてカタカナを使う事でハードっぽさを出してる

なるほどね。

ハマーはバーボン、スペンサーはインスタントコーヒー、ボンドはマティーニ。

『邦彦は熱燗をちびりと啜った』では絵にならない。
コニャックを生のままで煽らなければ。
『醤油』や『しょうゆ』は小道具として格好良くないよね。

しかし、イリコかけご飯にソースをかけることは、先生の原体験が許さない。
『ショーユ』表現は、和風臭をギリギリまで削ぎ落とし、しかし我々が
親近感を抱けるヒーロー演出のための妥協点だったのではないかしら。

ま、真実は先生のみぞ知るだが。


569 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/16(木) 20:48:30 ]
イリコかけご飯(ごはん)なら醤油、イリコぶっかけ飯(めし)ならシューユ
文壇から追放された格好の先生にとっては「てめえら、お品ぶりやがって」つうところか・・・

570 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/16(木) 21:29:07 ]
ウン。

『卵5個をブチ込んだスクランブルエッグ』
『鶏卵5つを用いた炒り卵』

似たようなものでも、勢いが違う。
改めて考えてみると、随分端々まで気を配ってたんだね。


571 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/16(木) 23:25:22 ]
ブチ込んで貪り食う      瞬時に食ってる奴の表情までアリアリでし

572 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/17(金) 21:30:11 ]
大藪作品は即物的な表現が多い代わりに心理描写が極端に少ないですね

573 名前:名のない男 ◆bjgqCApaa. mailto:sage [2007/08/18(土) 00:08:57 ]
>>565
おぉ!
正にセレクティブ・ハンターですね( ´¬`)

574 名前:565 mailto:sage [2007/08/18(土) 06:33:02 ]
>>573
長い夏休みの間に「ザ・ビッグ・ゲーム」と
「ヘッド・ハンター」、「孤高の狙撃手」を再読した挙句に
この暴挙(笑)
無可動のウィンM70背負ってサファリの疑似体験してましたねぇ。

>>572
日本のブンガクに付き物のウェットで
時に病的な心理描写や、
書き手の身辺にのみ範を採った様な
矮小なテーマ性、
男女の痴情のもつれから心中したり相手を
殺してしまうような「恋愛小説」
これらに対するアンチテーゼなのですよ。
大藪作品と、その文体は。
(まだまだ敵は居るンですがね・・・)

575 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/18(土) 06:45:23 ]
>>574
>これらに対するアンチテーゼなのですよ。
考えすぎじゃね?
ハードボイルドとしては普通なことだし

「まだまだ敵は居る」ってまたおおげさな…
趣味の違いでウェットだろうが心中しようが
別に小説として悪いことじゃないだろ

576 名前:無名草子さん [2007/08/18(土) 10:20:45 ]
なんにせよ大藪氏の感性はやたら暴力的で日本人に珍しい野獣作家で
本当に貴重だった。



577 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/18(土) 10:34:36 ]
初期はけっこうあるんだけどね。くどくど書くよりも、例えば家族との日々を思い出しながら
眠って目覚めると頬が涙で濡れていたとか、そういう表現の方が大藪らしくて好きだ。

578 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/18(土) 14:06:14 ]
「陸送屋稼業」という短編を読んだ記憶があるけど内容を忘れてしまった
事件性のある作品だったのかな?
よかったら教えて

579 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/18(土) 17:27:38 ]
「児童拳銃としては珍しいダブル・アクション〜」という文章が微笑ましい。今は
少なくとも軍隊や法執行機関で採用されている自動拳銃のほとんどがダブルアクシ
ョンだ。

まぁ、シングルアクションはメカが単純なので、故障も少なく手入れも楽。これか
ら先もなくなる事はないだろう。

580 名前:名のない男 ◆bjgqCApaa. mailto:sage [2007/08/18(土) 18:58:32 ]
>>578
ちょっとトボケた感じの陸送屋が
麻薬と拳銃を入手して小遣い稼ぎを企む話です。
元自衛隊員だったような?

581 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/18(土) 20:56:53 ]
>>580
サンクス。
確か一人称で語られる作品でした。
車を運び終えた後は電車で帰るんでしたね。
大藪氏の場合、長編ばかりに目がいきがちだけど
短編もなかなか趣があって捨てがたいです。

582 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/18(土) 23:17:30 ]
>>581
一人称が「オレ」でした。
陸送屋の稼ぎは安く,帰りの電車代は同僚から
日付を改ざんした切符を150円?で買ってあるので助かる。
という箇所がありましたね。

583 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/19(日) 02:31:23 ]
『獣を見る目で俺を見るな』も少し変った描き方をしてる。
一人称になったり三人称になったりする。

584 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/19(日) 03:39:18 ]
酔っ払ってたんだろうな

585 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/22(水) 23:13:44 ]
以前ここで「汚れた肛門」という臭作が連載されてたのですが再開はしないのですか?
確かエレヴェーターの前で撃たれたところで終わったはず。

586 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/23(木) 08:02:58 ]
数人のコテさんがリレーで書いてたやつだろ? ウザくなる前に切り上げて「ここまで」とか
書いてたから、気になるなら自分で続きを書けば?



587 名前:野獣死すべし新潮文庫版表4あらすじ紹介 mailto:sage [2007/08/25(土) 19:18:23 ]
敗戦で満州から引揚げた伊達邦彦少
年は、大戦の惨害に人間性の根底ま
で蹂躙され、大学生の頃には計算し
つくされた完全犯罪を夢見るように
なる。大学入学金の強奪に成功した
彼は、戦時中父の会社を乗っ取った
京急コンツェルンに対し、執拗な復讐
を開始する。怜悧な頭脳、端正な容
貌と猛獣のような体躯を持つ非情の
男伊達邦彦を描くハードボイルド小
説の傑作。正編・復讐編を収める。

588 名前:野獣死すべし角川文庫版表紙折返しあらすじ mailto:sage [2007/08/25(土) 19:26:45 ]
そのとき夢見るような瞳は冷やかに
冴え、唇は挑むような不適な微笑にゆ
がむ…。若き伊達邦彦が計画するのは
完璧に計算し尽くした美しいまでの完
全犯罪だ。そして狙う獲物は千数百万
円もの大学入学金!
 −−彼の胸に秘めるのは、殺人の美学
への憧憬、耐えて耐え抜くストイシズ
ムの詩、己れの能力の最後のひとしず
くまで傾けて目的に執着する強烈な決
意と戦うニヒリズム…。そこには生命
の充足感がある。−−決行の日は迫り
つゝあった!
 大藪春彦が、若きローン・ウルフの
生き様を描き、“非情美の世界”を確立
した名作! 父の会社を乗っ取った男
への復讐を描く「復讐編」を併録。

589 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/25(土) 19:31:46 ]
新潮社ハードカバー版野獣死すべし 復讐編
巻末内容紹介(宣伝ページですね)

人間の血がかよっているだろうか−−綿密
に計画された予定通り着実に復讐していく
男。悪の天才青年が、大京急コンツェルン
を相手どって行う完全犯罪の物語二五〇円

590 名前:名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q mailto:sage [2007/08/25(土) 19:39:21 ]
盗作疑惑にまつわる騒動などがなければ、作家大藪春彦は
大衆雑誌のカラーにマッチングした作品を量産することはなかったかもしれない
高度経済成長と安保挫折までに大量産されたエージェント・ヒーロー群
権力は腐敗し、謀略と欲望の汚れに満ちているという社会を敵とするワンマン・アーミー達が
大藪の筆によって出現してくることもなかったかもしれない


591 名前:無名草子さん [2007/08/26(日) 12:32:54 ]
ブクオフで「復讐の弾道・前編」影丸丈也というコミックを見つけて
買ったんだけど、意外とよかったので、続きを探したけど全く見つからない。
たまに前編はヒットするけど、中篇後編はまったく出てこない。
もしかして、中後編って出版されてないの?


592 名前:名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q mailto:sage [2007/08/26(日) 13:46:26 ]
出てたはずやで…とはいっても、交通タイムスの広告で見たきりですが…


593 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/26(日) 14:41:41 ]
「復讐の弾道」映画化しても面白そうだ

仮に映画化するとしたらどんな配役がいいと思います?

594 名前:無名草子さん [2007/08/26(日) 19:50:11 ]
悪徳弁護士役に北村弁護士。

595 名前:無名草子さん [2007/08/27(月) 15:45:18 ]
「戦士の挽歌」はおもしろい。
大藪作品の中でも題材が異色だが、氏はこういう社会派路線に行ってもよかったような気がする。
まあ今となってはどうにもならんが・・

596 名前:無名草子さん [2007/08/27(月) 15:49:18 ]
私も大好きです。ベスト3に入るな。
読み返した回数では最多。
ただし社会派路線でも、結局最後は元傭兵が暴れまくって大量殺戮及び処刑ってのが大藪流だと思う。



597 名前:無名草子さん [2007/08/27(月) 16:01:03 ]
>>596
おぉ!俺は勤労の次に好きだ。
まぁ最後の大爆発はなきゃ大藪作品じゃないけどなぜかよんでてワロタw

こういう半分タブーな世界のリアルな話は大藪氏クラスの作家じゃないとなかなか扱えないのもあるけど
薬価基準云々とか興味深かったな。

598 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/27(月) 16:20:17 ]
蘇る金狼の映画版に触発されたんだろうけど
石川克也のキャラクターは、明るくて面白いですね。

599 名前:無名草子さん [2007/08/28(火) 09:45:36 ]
「蘇る金狼の映画版に触発されたんだろうけど」

オーヤブ先生はそんなモンに触発されないって(笑)

600 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/28(火) 14:19:33 ]
>>598
別に石川は特別明るいわけじゃないよ

601 名前:無名草子さん [2007/08/28(火) 15:51:17 ]
>>598
石川の内面は主人公の中でも「暗い」よ。


602 名前:無名草子さん [2007/08/28(火) 16:23:24 ]
私は大藪ヒーローの中では明るい方かなと思うけど。
ピッピーの群れに混じってエレキギターを弾きながら歌う西城と並んで。

603 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/28(火) 17:18:35 ]
プロパーやっている時に医者の足元にすがって薬の売り込みやる主人公だよ
明るい部類に入るんじゃない
内面の暗さは大藪ヒーローに共通のもんだって事は判り切ってるよ
作風全体もコミカルだしね
ああいった石川のキャラとかM60マシンガンぶっ放すとかやっぱり「映画の蘇る金狼」の影響はあると思うけど

604 名前:無名草子さん [2007/08/28(火) 20:22:38 ]
映画の影響を大藪が受ける?
あんまりイタイこと言わないでね。


605 名前:無名草子さん [2007/08/28(火) 21:22:58 ]
>>603
オートマチックの拳銃を打ち尽くした後、ガチャガチャとスライド
を前後させて排莢させる映画に大藪春彦が影響されるのか?

大藪を舐めるな。

606 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/28(火) 21:44:36 ]
>>603
家族を皆殺しにされて仇討ちもできず、さらに愛する妻も事故で失った主人公が明るいわけないじゃん。
あまりにも表層的な部分に目を奪われすぎ。



607 名前:無名草子さん [2007/08/28(火) 22:16:30 ]
>>603
「男芸者も真っ青であろう」
声を出して読んでみよ。

605じゃないが

石川を舐めるな




608 名前:無名草子さん [2007/08/28(火) 22:20:54 ]
「ハレハレ天国」の鷹見(「俺に墓はいらない」時の)なんかは
例外的に陽性だと思うが、石川は正反対だ。
まあ鷹見は「平凡パンチ」の読者層に敢えて合わせたのかもしれないが・・・

609 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/28(火) 23:16:55 ]
>>604>>605
このへんはもう少し論理的に頼むよ


610 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/28(火) 23:19:26 ]
>>606
内面の暗さは大藪ヒーローに共通のもんだって事は判り切ってるよ
って書いてあるよ

611 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/28(火) 23:21:50 ]
>>607
悪い、現在本持ってないんだよ
その辺コピペしてくれない?
本も持ってないくせに大藪語るなとか言わずに

612 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/28(火) 23:26:29 ]
>>609
> ああいった石川のキャラとかM60マシンガンぶっ放すとかやっぱり「映画の蘇る金狼」の影響はあると思うけど

この文章の論理的説明が先だな

>>610
元の>>598
> 石川克也のキャラクターは、明るくて面白いですね。

これはどう考えても分かってなさすぎだろう。あの明るい振る舞いは、営業職の辛さを
知っている者ならとても笑えないぞ

613 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 00:00:05 ]
映画版蘇る金狼の朝倉の3枚目っぷりとか、海神組との銃撃戦のシーンとかを
戦士の晩歌にも取り入れたんだろうなという事

> 石川克也のキャラクターは、明るくて面白いですね。
石川克也のキャラクターは、表面的には明るくて面白い2枚目半という色付けがされてますね。と言い直すよ

614 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 00:17:55 ]
>>613
┐(´ー`)┌

615 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 01:50:02 ]
おれは映画の影響受けたとは考えないが
別に映画の影響受けてたと考える603みたいな人間がいてもいいんじゃないの
「舐めるな」とか過剰反応しすぎでは

616 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 04:00:30 ]
603は世間の狭さから中学生とかだと思うし、暖かく見守ってやればいいとおもう。




617 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 06:36:08 ]
角川映画・松田優作主演の大藪作品は、大藪的ではない。
角川の制作サイドが散々改変して、さらに松田優作が主人公のキャラを随分変えてる。
狂気に取り付かれて破滅したり、女が死んで呆けたりなんか大藪版ではなかったろ
あれは松田優作の趣味。エキセントリックで破滅志向の狂気がお好みみたいだったからw
角川春樹も当時は(ヤクで?)ぶっ飛んでたし、原作なんか元ネタぐらいにしか見てなかったんじゃね?

男芸者っぷりなら例えば新城彰なんかも結構がんばってないか?
オランダだったか?の貴族の城で、政治家の秘書だかに金髪淫売抱かせるところなんか、
石川が欧州の学会に同伴して教授に女を抱かせたのと似てないか?
心にもないおべんちゃらを言ったり、都合よく嘘の通訳したり
まさに表面的には明るくて面白い二枚目半の男に思える
その後キッチリと殺してるけど

銃撃戦シーンなんか珍しくもない
M60ぶっ放す程度ならしょっちゅうだろ
日銀にヘリコから爆弾落としてミサイル撃ったチーム・パラダイスの若林誠は元・プレハブ販売会社のサラリーマン
これは「甦る金狼」のパロディか?
他にもウラン基地を襲撃してアサルトライフルを散々ぶっ放した挙句に核爆発まで引き起こす杉田淳なんかもいるね

石川のランボーっぷりは描写はゴツイけど、荒唐無稽さという点では大人しいほう

618 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 06:57:08 ]
>>615
もちろんどんな意見を書こうが自由だよ。だけどそれが的外れならこうなるのも当たり前

619 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 08:28:37 ]
> 角川映画・松田優作主演の大藪作品は、大藪的ではない〜
あの映画が大藪の原作に忠実だとは別に言ってないよ


> 男芸者っぷりなら例えば新城彰なんかも結構がんばってないか?
          中略
> まさに表面的には明るくて面白い二枚目半の男に思える
でもまだカッコ良過ぎる2枚目の範疇だと思う、医者の足元にすがって薬の売り込みやるなんてことは大藪先生もさせないでしょ この頃の主人公には


> 銃撃戦シーンなんか珍しくもない 
うん、別に当たり前のことだ 「戦士の挽歌」の銃撃戦に海神組の銃撃戦がオーバーラップしたのは個人の主観の違い、放映年度の後スグ後に発表された小説だから

> 日銀にヘリコから爆弾落としてミサイル撃ったチーム・パラダイスの若林誠は元・プレハブ販売会社のサラリーマン これは「甦る金狼」のパロディか?
それは自身の蘇る金狼のインフレ化であって流石に映画とは関係ないよ









620 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 10:57:17 ]
映画「野獣死すべし」なんかあんまり原作から掛け離れてて先生頭にきたとか聞いてるけど
映画に触発されたなんてこと絶対に無いと思うよ

621 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 12:42:39 ]
615だが

>>620
大藪春彦自身がそう書いてるならともかく、絶対無いとも言えないんじゃないのか

>>618
やっぱ過剰反応しすぎだと思うわ
こんな反応するならスルーすればいいのに

622 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 14:37:30 ]
「蘇る金狼」映画版のゴルフ練習場での三枚目ぶりには呆れた。

623 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 15:00:19 ]
あの石川の能天気な営業キャラの後ろにどれほどの暗い怒りがあるのか想像できないのは
やっぱ読みが浅いとは思う。
過剰反応とは思いつつ一応。

624 名前:無名草子さん [2007/08/29(水) 15:05:14 ]
大藪先生はチャラチャラした奴とかお調子者が大嫌い

唯一の例外が汚れた英雄の中に出てくる親友田中健二郎(元オートレーサー)

ま、田中は単に明るいだけかもしれないが・・・

先生、自分に無いキャラだからそういうのに憧れるんだろうな

625 名前:無名草子さん [2007/08/29(水) 16:16:08 ]
必ずしもそんなこと無いと思うけど。
浅見の「まいどありぃ一千万円です。」のセリフでしたっけ、に見られるように、大藪氏自身は面白キャラですよ。
逆に鷲尾とか伊達に憧れるからああいう無表情なクールキャラを書いたんでしょ。

「俺はこう思う、なぜならばこうだからだ。」と議論せずに>>やっぱ読みが浅いとは思う。と決め付けて相手がどう思うか想像できない方が読みが浅いのでは?

626 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 16:54:03 ]
元が解らないものでスイマセンが、浅見の「まいどありぃ一千万円です。」っていうのはギャグとして使われているんですか?
千円の買い物して店の親父が「はい〜一千万円とか、千両で〜す」とかのオヤジギャグみたいな感じで使ったんですか?





627 名前:無名草子さん [2007/08/29(水) 17:04:44 ]
金額は定かでありませんがそうです。オヤジギャグです。
まあ大藪氏はそもそもクールと能天気の両方が好きだったのではないでしょうか?
いづれにせよ初期の登川だの朝倉だの羽山よりは石川の方が圧倒的に明るいでしょう。

628 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 18:11:43 ]
初期の、特に短編の主人公達は鬱屈とした青春の只中でルサンチマンを抱えて暴走するってイメージがあったな…
青春は屍を越えてって短編は凄く良かった
その時期を抜けたら、だんだん途方もないインフレに突入したって感じだがどうだろう?

629 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 18:44:32 ]
映画だってTよりU、UよりVとエスカレートしてく 当たり前なこってす

630 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 20:07:27 ]
精神的飢餓感の喪失。

631 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 20:10:07 ]
先生自身も「ストーリーは上手くなっていると思うが、そのかわり初期の頃の怒りが無くなって来た」と言っていますね
そしたらもう怒りの衝動とは別なところに活路を求めなきゃいけなかったんでしょう。エンターテイメント性とかに・・
そういう意味ではヘッドハンターなんて画期的な試みですね

632 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/29(水) 21:36:03 ]
「ヘッドハンター」はもう単なるハードボイルドではないですね。

創作の衝動みたいのが無くなったらそこで終わるか、自分で探してゆかねばならなくなります。
車やバイク、銃やハンティングや美食というか肉食など、始めは趣味や興味でやり始めたことであっても
そのうちにただの趣味ではなく、作品にフィードバックさせてゆかねばならなくなった。
それゆえ、相当なレベルまでそれらをやらないと創作活動自体を続けられなくなってたとおもいます。
それが苦痛かどうかは分かりませんが、少なくとも中途半端であれば作家としても終わっていたでしょう。

キャリアの長い作家が活動的で取材を厭わない人間が多い一方で、
純文学系の人間が比較的消えるのが早いのは、持って生まれた貯金が消えた時点で才能が尽きるからでしょう。
作家として世に出ることも難しいが、それ以上に作家として売れ続けることもまた難しいと思います。

そういう意味では、「ヘッドハンター」は一つの実験だったのではないでしょうか?

633 名前:名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q mailto:sage [2007/08/29(水) 23:17:20 ]
「ヘッド・ハンター」は、大藪ならではの蓄積がないと、書けなかった作品だと思います
いいよねー。「ヘッドハンター」!

大藪作品の年代を意識して読んでいくと、だんだん主人公の肉の摂取量と
肉体のパワーが現実離れしていく。「野獣の体力」プラスアルファの一行でさらりとすますような
ことがなくなり肉体鍛錬や筋肉の発達具合の描写が克明に描写されていくようになる
それを読んで、大藪も体力や肉体に諦念に似た限界を意識しているのか…と思ったものです
 大藪の作品て、あきらめた所から始まるお話が多いと思う。


634 名前:名無しからの銃火 ◆urhDuQDy7Q mailto:sage [2007/08/30(木) 00:01:32 ]
「戦士の挽歌」は、大藪著者が、自分より下の世代、というディティールを手探りで書いているような
所があると思います。やはり優作映画も若い世代の要素として、意識したんじゃないか。
そしてその意識が、カマキリ男に対する石川の筋肉の塊であるボディと、
戦地取材で戦争神経症になったりするような事と比べものにならない悲惨な過去と
半端じゃないビジネスマンの仮面を仮託されたのだと…

などと想像してみるのも面白いですね。

635 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/30(木) 00:03:58 ]
晩年の創作活動は苦行のようなものだったかもしれないですね

636 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/30(木) 01:58:13 ]
「ヘッドハンター」なんて、悪く言えば殆ど作業の描写



なのになんでだろう

あんなに面白いのは



637 名前:無名草子さん mailto:sage [2007/08/30(木) 07:17:38 ]
元々、淡々とした作業の描写が大藪小説の魅力だったが、それを極限まで突き詰めたからかな。
余計な心理描写もいっさいなく、逆に主人公にシンクロしやすい。

638 名前:無名草子さん [2007/08/30(木) 22:14:36 ]
体壊してからは、真っ直ぐ歩けない状態だったみたいだね。
代筆疑惑の数作はともかく、「暴力租界」のラストはある意味
最も大藪らしい…






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