- 735 名前:この名無しがすごい! mailto:sage [2018/05/24(木) 20:37:27.73 .net]
- 「やったねたえちゃん!」「家族がふえるよ!」
起「ママの手のしろ、コロちゃんのまっしろ」「覚えてるのはそれだけ」 あるところにたえちゃんとおかあさんがおりました。 おかあさんは育児面でチャレンジされていた人物だったので、たえちゃんに「これがあればさみしくはないでしょう?」と言ってクマのぬいぐるみを与え、たえちゃんを児童相談所に入居させました。 しかしおかあさんはついに児童相談所に戻ることはなく、そのまま十年近く過ぎて行きました。 承「明日から制服だよ」「似合うかな」『かわいいよ、ママにも見せてあげたいねぇ』 たえちゃんは与えられたクマのぬいぐるみに「コロちゃん」と名付け、肌身離さず携行し、時々会話を交わす仲にまでなっていました。 そんな中、たえちゃんの伯父が引き取り手に現れたので「やはり家族の元へ返すべきではないか」という話になり、たえちゃんは伯父(母親の兄)の元で暮らすことになりました。 たえちゃんはこのことをコロちゃんに「家族がふえるよ!」と報告し、コロちゃんも「やったねたえちゃん!」とたえちゃんをはげましたのでありました。 転「大人の女はぬいぐるみなんかじゃなく"こいつ"で遊ぶんだよ」 そこは地獄であった。預けられた伯父は小汚く、飲んだくれで、さらに家の片付けもロクにできないダメオヤジであった。 伯父はコロちゃんを「古い汚えぬいぐるみ」と一蹴すると、たえちゃんに"あること"を、母親(妹)の代役として強要するのでした。 たえちゃんはコロちゃんに助けを呼びます。しかし伯父は「ぬいぐるみが助けてくれるワケねえだろォがッ!」と否定し、強引に歩を進めたのでした。 結「もういらねェだろ」 ブ チ ッ 、 。 、 。 、 。
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