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ヘルマン・ヘッセを語る。



1 名前:学生 [01/09/18 22:13]
デミアンはいいね。

128 名前:121 [02/01/04 01:20]
118で嘆いていた8さん
え〜と、あのですね…、「ヴェニスに死す」いま読み終わりました。
トーマス・マン初めて読んだんですけど、達者な文章書く人ですね。
この時代のドイツは、ヘッセといい、マンといい、立派ですね。
…。

誰にも突っ込まれなくて良かった…。

129 名前:吾輩は名無しである [02/01/04 01:28]
ヘッセの水彩画展っていつどこでやったの?

130 名前:129補 [02/01/04 01:29]
比較的最近、日本のどこかの美術館で開催されたと聞きました。

131 名前:吾輩は名無しである [02/01/04 21:06]
>>128
マンは啓蒙文学の人でして、やればできるみたいな主張がありますが、
ヘッセはちがいますね。持って生まれてきたものを出して、それで
人間が死んでいく。(クヌルプ)

シッダールタはエロチックで、あまり好きではないですね

132 名前:吾輩は名無しである [02/01/05 02:01]
ヘッセをポケットにいれておいたジャケットを師走の町に落としていた自分
に始めて気が付いた。でも探そうともなんら思わなかった。

133 名前:吾輩は名無しである [02/01/05 04:50]
>>131
『トニオ・クレーゲル』なんて、ヘッセそっくりに感じたのだが。
わたし鑑賞力低いんかな。

134 名前:吾輩は名無しである [02/01/05 14:42]
昔好きだった子は「春の嵐」を好きで、
会わなくなってからも時々便りをくれる友達は「デミアン」が好きで、
悶々と目的なく生きてる自分は「郷愁」が好きかな。

失恋したときに読んだ「春の嵐」の一節が忘れられないです。

 --人生の悲しくも愚かしいもつれのこと考えた。
 たがいに好意を持ちあっている人々が、
 互いに素通りしあってめいめいの不可解な人生を生きており、
 どんなにたがいに近づき助けようとしても、
 意味のない悲しい悪夢のなかでのように、
 助けることができないでいるものだ。

135 名前:121 [02/01/06 00:25]
マンとヘッセ
似たような年に生まれ、似たような年齢で死ぬ。
僕持ってる文庫本では訳者も同様。

どうしても比べてしまいますね。

136 名前:8 [02/01/07 17:19]
純粋に「小説」が好きな人には、
「デミアン」「荒野のおおかみ」などは、
耐えられないほど退屈で不愉快で意味不明なモノでは?
なにしろストーリーが無いに等しいDeath死。


どうでちか?



137 名前:吾輩は名無しである [02/01/07 19:12]
>>134
言い文章ですね

138 名前:吾輩は名無しである [02/01/07 19:21]
>>136
確かに。
結局最後まで何も起こらずに終わる。

139 名前:8 [02/01/14 21:52]
www.age.com/

140 名前:8 mailto:sage [02/01/14 21:54]
つーか、ホンとに www.age.com/ ってあるのね・・・。

141 名前:吾輩は名無しである [02/01/15 06:30]
お手数かけて申し訳ないのですが、「少年の日の思い出」を文庫で
収録してるものってありますか?
以前ウッカリ取り寄せたらドイツ語の原語VERできちゃいました。
もしくは、全集を買う価値があるか?!、ですね。
どうでしょう、皆さん。代表作はあらかた読んで好きなほうですが。

142 名前:吾輩は名無しである [02/01/21 16:52]
>>141
私も同じです!。
郁文堂では「少年の日の思い出」は大学用の
テキストバージョンしかないと言われたので、了解した上で
書店に取り寄せてもらったのですが、ドイツ語・・・。
書店の方もご存知なかったようです。返品不可の出版社ということで
仕方なくそのまま買って帰りました。
でもヘルマン・ヘッセという字しか読めない・・・。
何て書いてあったけなぁ・・・と思いつつその本
眺めています。ふぅ。
日本語版読みたい。

143 名前:吾輩は名無しである [02/01/25 22:30]
ヘッセの詩のなかには、アイヒェンドルフの影響をすごく受けたんじゃないかって
いうものがある。

144 名前:吾輩は名無しである [02/01/27 18:54]
今日の読売新聞に、宮本亜門の「シッダールタ」に対する評が載っとります。
高2のひきこもりの時に読んだんだって。

この人はひきこもり、ひきこもりと、ちょっとうるさい気もするが、
17歳であんな難しいの理解するんだから、大変苦しい少年時代だったんだろう、
…とフォローを入れといて結ぶ。

145 名前:吾輩は名無しである mailto:つじひとなり [02/01/27 21:22]
いまダミアンよんでるぞ

146 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [02/01/27 21:27]
666…それはデミアン。



147 名前:吾輩は名無しである [02/01/28 20:05]
なんかさぶいがageる

148 名前:吾輩は名無しである [02/01/29 00:41]
>17歳であんな難しいの理解するんだから、大変苦しい少年時代だったんだろう、
…とフォローを入れといて結ぶ。

漏れは13歳で読んだ。手塚治虫の仏陀とともにおもしろく読んだ。
ガラス玉演技や荒野の狼はさすがにこの歳ではようわからんかった。
確かに引きこもりだった。暇なときはずっと引きこもって本を読んでいたなあ。

149 名前:吾輩は名無しである [02/01/31 21:25]
え!?
「車輪の下」好きな人いないの?
高校生の時読んで、人生変えられてるような気がする作品なのに。

150 名前:吾輩は名無しである [02/01/31 23:23]
>「車輪の下」好きな人いないの?

ヘッセの中でも一番の駄作じゃないのか?!
「車輪の下」を読んでヘッセはあんなものなのかで終わっている人は多い。


151 名前:吾輩は名無しである [02/01/31 23:41]
「ガラス玉演戯」読みはじめました。
おもしろいですね。
「シッダールタ」は10年ぶりに
再読しましたが、素晴らしい本ですね。
ずっと、河を見て暮らしたいです。

152 名前:吾輩は名無しである [02/02/01 21:55]
ちゃりんのしたは必要もないくせに刊行回数が多すぎるんだよ。
出版社に先入観ありってことだな。

153 名前:吾輩は名無しである [02/02/02 13:53]
age

154 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [02/02/02 14:43]
>>149
読んだのが本当に昔の事だから詳しくは覚えていないけど、
かなり好きだったよ。

155 名前:149 [02/02/02 16:44]
>>154
あ、仲間がいてうれし。
にしても150の意見は本当?
「車輪の下」は「デミアン」と並んで日本で一番愛読されてるのにな。

156 名前:149 mailto:sage [02/02/02 16:45]
いや、何が良くて何が悪いなんて
人それぞれか・・・




157 名前:吾輩は名無しである [02/02/05 04:29]
いや、車輪の下があまりにもヘッセの代表作的な作品の扱いを日本ではされてしまったので
ヘッセ=車輪の下で、こんなものかと思い込み、ガラス玉演演戯とか荒野の狼とか
シッタルダとかが、読まれないんだ。


158 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [02/02/05 10:07]
自分は詩集と「車輪の下」しか読んだ事が無い…。(w
>>157の「ガラス玉演技」や「荒野の狼」のタイトルは初めて見たよ。
なんだか読んでみたくなった。
>>157.ありがと〜。

159 名前:149 [02/02/05 11:13]
>>157
なるほど納得。
自分はあと、郷愁、クヌルプ、メルヒェンしか読んでないから
いつか読んでみたいと思っていたんだ。


160 名前:吾輩は名無しである [02/02/06 03:43]
確かにヘッセ読んだことある、と聞いて、あるある、車輪の下の作者でしょう。
他は?
読んだことない。
っていう友人が多いのは事実!

161 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [02/02/06 10:05]
>>160
俺がそれだ。(w

162 名前:吾輩は名無しである [02/02/07 16:52]
「少年の日の思い出」って、あのチョウチョはく製採集のやつっすかね?

163 名前:吾輩は名無しである [02/02/08 13:53]
郷愁、青春はうるわしなどのロマン主義的な作品はどうなんだろう?
確かに読んでて面白いし切なくなるんだけど、なんかものたりない。
もっと残酷で、暗くて、恐ろしくて、醜くい小説が読みたくなる。
それで今リルケやマンを読んでます。

164 名前:いんちき信吉 mailto:  [02/02/08 22:57]
ベビーブーマー世代のアメリカ人って、「荒野の狼」を結構
読んでますね。そういうアメリカ人に何人も会いました。
サリンジャーか誰か五十年代の作家が推薦したせいでしょうか。

165 名前:吾輩は名無しである [02/02/13 16:18]
>ベビーブーマー世代のアメリカ人って、「荒野の狼」を結構
読んでますね。

60年代のビート・ジェネレーションの間で読まれたんでしょう。
アメリカで一番ヘッセの作品の中で読まれたのは荒野の狼
その次が、シッダルダ、
車輪の下はほとんど読まれていないのは、おもしろい。
日本で読まれているヘッセの作品とは全く異なる。

166 名前:吾輩は名無しである [02/02/21 23:43]
相思社の本で写真をいっぱい見た。
手紙を読んでるときの目がいいっすネ。

水彩画は、文章ほどの趣きを感じさせない気がする…



167 名前:吾輩は名無しである [02/02/23 04:38]
フォルカー・ミヘルンスが編集している
朝日出版社の雲も良かった。


168 名前:吾輩は名無しである [02/02/28 05:40]
ハイルナーあげ

169 名前:吾輩は名無しである [02/02/28 11:10]
チョト脱線∩板違い気味のの話題だが、
「荒野のおおかみ」の英題である「STEPPEN’WOLF」
をバンド名に冠したアメリカのハードロックバンドが
その代表曲「BORN TO BE WILD」の中で「HEAVY METAL THUNDER」
という単語を使ったのが、
ヘヴィ・メタルというジャンルルの音楽の語源になった言う説がある。

HR/HMもヘッセも両方好きな俺にとってはちょと嬉しいエピソードだ。

170 名前:吾輩は名無しである [02/02/28 12:27]
>>23
超亀レスだけど、ユングにおいても、1916年の
『死者への七つの語り』では、グノーシス的な傾向
が明らかです。アプラクサスという神の名前も
出てくるということです。
グノーシスへの着目は、ヘッセもユングもほぼ同じ
時期になされていたようです。

171 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [02/02/28 16:32]
戦前の青年運動〜ワイマル期には広い意味でグノーシス的な思潮があふれかえってたみたいだね

172 名前:高橋健二 [02/02/28 23:06]
訳者の高橋じいさんに生前会ったけど、なんかやなじじいだったぞ。ベレー帽かぶって。

173 名前:  mailto:sage [02/02/28 23:08]
>>172
私は死後に会いましたが何か?

174 名前:吾輩は名無しである [02/03/01 05:22]
>>169
ステッペン・ウルフ以降のHMとかスラッシュメタルの歴史に
ヘッセの思想がわずかながらでも生きているのかと思うと感慨深いですね…。

175 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [02/03/01 17:40]
しかしコリンウィルソンはどうかと思う。

176 名前:吾輩は名無しである [02/03/02 19:49]
>>175
確かにねぇ。(苦笑)
元々センスはある(あった)人だと思うんだけどな・・・。



177 名前:吾輩は名無しである [02/03/14 01:06]
ヘッセとロックといえば頭脳警察がいますね。

178 名前:吾輩は名無しである [02/03/14 01:24]
さよおーなーらーせっかっいふじんよー♪

179 名前:めりひぇん [02/03/14 08:02]
『車輪の下』と『ペーター・カーメンチント』を読んだこと
があるんですがどうも肌に合いません。こんな私にお勧めは?

それからゲーテ『若きウェルテルの悩み』も読んだんだけど
これがまた×。今のところドイツ文学で読んだのは上のヘッセ
の2作品とゲーテ一作品だけなんだけど、はやくもダメダメな
雰囲気。

ヘッセだけでなくドイツ文学でいいのがあったら教えて。







180 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [02/03/14 12:27]
>>179
お薦めもなにも、貴方がどんな文学(本)が好きなのかが解らなければ
薦めようが無い。

181 名前:吾輩は名無しである [02/03/15 21:20]
おいヘッセの詩っていいか?
俺はマラルメとアポリネールとポーが好きなんだが
ヘッセの詩ってどんな感じなの?教えてよ

182 名前:吾輩は名無しである mailto:教えてクレクレ [02/03/21 12:10]
デミアン → シッダールタ と読んでみました。
シッダールタはかなり気に入りました。
この流れで読み進める場合,次に読む作品は何がよいでしょう。

183 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [02/03/21 16:15]
次:荒野のおおかみ(高橋健二訳)

184 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [02/03/22 12:02]
>>183
ありがとうございます。
昨日さっそく購入。読み始めています。
いきなり引き込まれています。

185 名前:違う、こうだ! [02/03/24 21:56]
デミアン → シッダールタ→ 知と愛→荒野のおおかみ→ガラス玉演技

186 名前:184 mailto:うれしいです。 [02/03/24 23:08]
>>185
いろいろあるんですねぇ(w
ありがとうございます。
根拠があるようでしたら、ぜひ聞かせていただけたら
と思います。
183さんも。
あ、それ以外の皆さんも。



187 名前:吾輩は名無しである [02/03/24 23:27]
>169
ゲイリー・シニーズとかジョン・マルコビッチが昔いた
劇団の名前もステッペンウルフでしたよね。
あの時代は、ああいう荒野の狼的な生き方に憧れる人たちが
多かったんですね。反体制の必読書?(W
そうなるとステッペンウルフが多数派になってしまうという
変な矛盾を感じます。

私はガラス玉演戯が傑作だと思います。
主人公がガラス玉演戯を捨てて、俗の世界に帰るところに
ヘッセが獲得した力を感じました。


188 名前:吾輩は名無しである [02/03/24 23:53]
まったくの素人読みですが、
自分の中に悪の存在に気付いた時の驚きやとまどいが、
ヘッセの小説でよく扱われている気がするのですが・・。
そういう意味で、『知と愛』と『少年の日の思い出』
が特に印象深いです。
自分と同じように感じる人がいるんだと発見して驚きました。

ガラス玉遊技、ドイツ語の時間に原文をひたすら訳させ
られただけで読んだことはないのですが、
俗の世界に帰る力を得ている話とあったので興味を引かれました。
読んでみようかな・・。

>181
うろ覚えなのですが、ヘッセは詩人になれなければ死んでもいい
と言いながら、結局詩人にはなれず(ならず?)、
小説家として長生きしたそうです・・。
でも、詩は書いていたのかな?? 詳しくなくてスマソ。

189 名前:188 [02/03/24 23:54]
○ガラス玉演戯
×ガラス玉遊技

失礼しました。 はずかしー。

190 名前:吾輩は名無しである [02/03/25 02:09]
>でも、詩は書いていたのかな?? 詳しくなくてスマソ。

本人が、「作家である前に詩人だ」というくらい、
腐る程詩を書いとるがなあ。
ここでも議論されているように、霧の中とか、
有名な詩はごまんとある。
何、寝言いってんねん!

191 名前:183 mailto:sage [02/03/25 03:37]
>>186
183の根拠=製作順ということです。このあと
「知と愛」「ガラス玉演戯」と続きます。
185の人の意見もわかる気がします。「荒野のおおかみ」より
「知と愛」は後退しているようだからです。

192 名前:188 mailto:sage [02/03/30 22:26]
>190
ツッコミをどうも〜。
「作家である前に詩人だ」との発言は知ってますが、
小説家としてのヘッセの方が有名ではないかと思うのですが、
181さんにレスしてあげて下され。

193 名前:吾輩は名無しである [02/03/31 00:35]
春の嵐もいいだろ。
俺なんか音楽とか好きだし、その道で生きていきたいとも思ったこともあるから
なおさらね、感動。
恋愛についても、まだ未熟な点がいくつもあるけど、
もっと春を謳歌したいと思う今日この頃。

194 名前:吾輩は名無しである [02/03/31 01:29]
>>193
謳歌してくれ!
春の嵐、内容がうろ覚えだ・・ダメダメだぜ>俺。
ただ、ぐいぐい引き込まれて読んでしまった記憶があるな。

ヘッセって日本人好みな気がするが、アメリカでも読まれていると
知ってチョト驚き。 
感性が日本人にも近い気がしてるのだが・・。

195 名前:186 mailto:sage [02/03/31 01:53]
>>191
根拠をありがとうございます。
荒野のおおかみ → 知と愛 → ガラス玉演戯
の順で読み進めてみます。

196 名前:名無しさん [02/03/31 06:10]
くぬるぷ・・・語感がいい。
くぬるぷは結局ずっと死に場所を求めて旅をしていた。
最後はやはりふるさとの山で人知れず雪になる・・・
ヘッセ的な気高い厭世観の集大成。

デーミ庵もいいね。ここでも車輪の下よりデーミ庵の方が人気あるんじゃない?



197 名前:吾輩は名無しである [02/04/02 09:29]
僕も昨年の12月から読書をはじめました。
「読書をはじめた」という表現も変ですが、気合い入れて
読むという観点から見ての話ということで。

カミュ『異邦人』『ペスト』
ヘッセ『シッダールタ』『郷愁』『クヌルプ』『知と愛』
マン『トニオクレーゲル』『ヴェニスに死す』
カフカ『変身』
バルザック『ゴリオ爺さん』

と一応有名っぽいところから読んでみたんですが、僕は
ヘッセが一番好きです。中でも『シッダールタ』と『知と愛』
は最高。知識ではなく、自分の中から涌き出る思想の大切さ
などを教えてくれました。カミュは『ペスト』が最高にすばらし
いと思いました。硬質な文章と、終始描かれ続ける不安と絶望の
表現、その文章で一見淡々と続けることで、そういった重苦し
さなどが効果として出ている気がして良かった。
『トニオクレーゲル』『ヴェニスに死す』は
表現者とは何か、芸術とは何か、それをマンが2つの小説で
さまざまな角度で描いていて為になりました。『ゴリオ爺さん
』は昔の白黒の海外映画の様な雰囲気で読みやすく、それでい
て映画を越える様な立体感を感じました。

ヘッセについては、出版されているものであれば全て読む
積もりです。
範囲を少し広げて、ドイツ文学について、何かおすすめの作品
などがあれば教えて欲しいです。

198 名前:吾輩は名無しである [02/04/11 16:09]
デミアンって「猿でもわかるグノーシス思想」って感じでつまらんかった。

199 名前:吾輩は名無しである [02/04/12 18:38]
我々一流学者による最新の研究では、「車輪の下」こそがヘッセの最高傑作となるのだ。
この作品にはドイツの分割と統一の予言、実存主義の勃興と衰退、そしてカント哲学における本質的な矛盾の指摘が
こめられているのだ。

200 名前:老人と海馬鹿にした奴は殺す ◆zIdJrjf. [02/04/16 23:20]
シッダールタは
川の流れのように
ゆっくりと
進んで行く
ゆっくりと
熱い日差しにもたれながら
夕陽の
影と光をじっとみつめるように。

201 名前:吾輩は名無しである [02/04/18 00:18]
「私は考えることができます。待つことができます。断食することができます」

「それだけですか」

「それだけだと思います!」


就職活動の最中にこの部分を読んで、爆笑すると共に自分が恥ずかしくなった…。
でもそんなシッダールタにこそ商才が与えられたという展開もまた面白い。

202 名前:吾輩は名無しである [02/04/20 00:10]
「知と愛」読了!
随分ボリュームがあって時間がかかってしまいました。
ゴルトムントのスケコマシっぷりにはびっくりしました。
でもペストの村あたりからエキサイティングして読みました。
ナルチスとの再会の感動と言ったらもう…!

でも、

デミアンのところでも書いたのですが、
最期に衆道の関係に陥るのは、気持ち悪いのでやめてもらいたいです。

次はステッペンウルフ読んでみます。

203 名前:吾輩は名無しである [02/04/20 07:02]
>ナルチスとの再会

うん、よかったでしょう。あの場面。

同性愛的なシーンっていうのは、わかるねえ。
今の感覚で言う「ホモセクシャル」とは趣が違うけど。

「母性的なもの」が語られがちなヘッセだけど、
じつは兄性的なものへの依存を思わせる場面も多いんだよね。

まあ202さん、その流れでステッペンウルフ読むとちょっと驚くかも。
もちろん、いい作品ですよ。

204 名前:吾輩は名無しである [02/04/20 08:04]
ガラスだま演義って、長いのなw
尻ゴミしちゃったよ

205 名前:吾輩は名無しである [02/05/01 01:30]
age

206 名前:吾輩は名無しである [02/05/05 15:56]
age



207 名前:吾輩は名無しである [02/05/06 15:36]
ヘルマンつながりってことで
こちらもよろしこ
こちらでも質問してね
comic.2ch.net/test/read.cgi/csaloon/1020612533/

208 名前:吾輩は名無しである [02/05/11 10:50]
コリンウィルソンの『アウトサイダー』のヘッセ論、
『荒野のおおかみ』を彼は一番評価していて、
内容的にもなかなか充実している。
一読の価値はあるね。

イギリスではヘッセ人気が落ちてた時期に、
『アウトサイダー』が出版されたから
ヘッセ再評価という意味では
貢献したといえるらしい。


209 名前:余談 mailto:sage [02/05/13 15:45]
この前読んだ本にちょっとオモシロイ話があって、
ヘッセが精神的にすごく病んだときがあって
心理学者であるユングのところを訪ねたんだと。
そんで精神分析を頼んだところ、ユングは「少し考えさせてくれ」っつって
しばらくしてやっぱり断ったんだって。
それは偉大な文学者の創作の源をここがこうこうだから…って一つ一つ
解明していくのはこれから生まれる人類の大いなる遺産を失うことだから、
と思うゆえだったそうな。
うろ覚えで悪いね。

210 名前:8 [02/05/16 04:34]
age

211 名前:吾輩は名無しである [02/05/16 04:46]
ガラス玉遊技よみたひ。

212 名前:吾輩は名無しである [02/05/16 08:54]
>209
時期はいつ?それはヘッセがどの作品を書き終えたときなの?

213 名前:209 mailto:sage [02/05/16 13:51]
>>212
わかんない。確か本には書いてなかった。
因みにネタもとは河合隼雄対談集『こころの声を聴く』(新潮文庫)でした。

214 名前:吾輩は名無しである mailto:sage [02/05/17 00:14]
www.google.co.jp/search?q=ユング ヘッセ&hl=ja&lr=lang_ja

215 名前:209 mailto:sage [02/05/18 23:20]
『ヘルメティック・サークル : 晩年のユングとヘッセ』(みすず書房)
ミゲール・セラノ著 小川捷之・永野藤夫共訳(1985)
こんな本を発見。>212

216 名前:214 [02/05/19 06:36]
「ユング ヘッセ」で検索してみてよ



217 名前:吾輩は名無しである mailto:age [02/05/25 03:44]
あげちゃえ

218 名前:8 [02/05/26 17:57]
ガラス玉遊技・・・読んでないです。

とっとと訳せ。そして文庫本として定価580円で売れ。

219 名前:吾輩は名無しである [02/05/29 19:48]
ガラス玉遊技って
新潮の文庫本も無くなったの?

220 名前:吾輩は名無しである mailto:age [02/05/30 00:34]
>>219
昔はあったの?
と逆に聞いてみる。

221 名前:吾輩は名無しである [02/06/02 01:33]
本日、垂涎していた『ガラス玉演戯』を900円にて入手。
でも角川文庫リバイバルコレクション…。
だから『ガラス玉遊戯』か

噂に聞いていた読み難さとは何なんだろう、と思って中を開いてみると
確かに読めねぇ!古い漢字が使ってある!

でも、堅苦しい感じの解説の中に、読者とヘッセの書簡が紹介されていて
なかなか興味深いものでした。

222 名前:吾輩は名無しである [02/06/02 13:10]
デミアンって新潮と岩波で出てるみたいだけど,どっちがオススメ?

223 名前:吾輩は名無しである [02/06/02 19:44]
>>222
岩波。

新潮文庫の高橋健二訳ひどすぎ。醜い。
未だにほとんどの人がヘッセについて「車輪の下」書いた人という程度の認識しか持たないりは奴のせいですよ。

224 名前:吾輩は名無しである [02/06/05 22:51]
>>223

それは

>>63=64=67
あたりで議論されている。
高橋訳ではヘッセの瑞々しい感性がうまく表現されていない。
小生も福永武彦あたりが訳せばもっと日本でもヘッセが普及したに同意!

225 名前:吾輩は名無しである mailto:age [02/06/09 08:17]
「荒野のおおかみ」を読んだ。感動した。
「シッダールタ」→「荒野のおおかみ」と読み進んできた。
あるがままに生きればよい,ということと
知識よりも,経験,体験が大切,ということが書いてあった(ような気がする)。^^;
もっと前に読んでいたら,人生違っていたかもしれない。

226 名前:吾輩は名無しである [02/06/09 11:10]
デミアン読んで人生間違えました。



227 名前:吾輩は名無しである [02/06/09 11:47]
>>223
そうなんじゃないかと思った。ヘッセの文体はかなり独特だと
聞いていたけど、高橋訳は結構凡庸な雰囲気だからね。

うーん。原文を読むほどには語学力がないからなあ。というか
独語とってなかったもんで。

228 名前:吾輩は名無しである [02/06/09 11:51]
ぼくちんは、何から読んだんだっけか。
確か

『少年の日の思い出』(教科書)→『デミアン』(感性が合わず、
途中で放り投げた)→『車輪の下』(ここから、ヘッセにはまった)
→『クヌルプ』→『荒野のおおかみ』→『春の嵐』→『湖畔のアトリエ』
→『ガラス玉演戯』(今読んでる)

だったかしらん。好きな割には、結構読んでねえな。






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