- 5 名前:病弱名無しさん mailto:sage [2022/03/27(日) 02:56:05.39 ID:ge+h+DL60.net]
- 予後と長期治療
経過中に成人では30〜40%、小児ではさらに高頻度で喘鳴が出現し、典型的喘息に移行する。 後ろ向き研究でICSの診断時からの使用により典型的喘息への移行率が低下する。 ICSを中心とする治療で大多数の症例で咳嗽は速やかに軽快し、薬剤を減量できるが、治療中止によりしばしば再燃する。 難治例、症状持続例では必然的に長期の治療継続が必要であり、患者のアドヒアランスも比較的保たれる。 一方、治療開始後短期間で症状が軽快、消失した患者にいつまで治療を続けるかのエビデンスはない。 専門的施設では喘息で推奨される客観的指標(呼吸機能や気道炎症マーカー)に基づく長期治療が望まれる。 客観的指標が測定できない非専門施設においても治療の継続が推奨されるが、 過去1年以上治療を行い、ICSが低用量まで減量できて無症状であれば、ICSの中止を考慮しても良い。 ただし、再燃の可能性とその際の早期受診を指導しておくことが重要である。
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