- 1 名前:やるっきゃ騎士φ ★ [2010/02/24(水) 15:17:43 ID:???]
- ソースは
www.asahi.com/business/update/0224/TKY201002240123.html www.asahi.com/business/update/0224/TKY201002240123_01.html [1/2] トヨタ自動車の豊田章男社長が米下院監督・政府改革委員会の公聴会を前に発表した証言内容の要旨 は次の通り。 この数カ月間、顧客がトヨタ車の安全性に不安を持ち始めていることに対し、大いなる責任を感じている。 一つ目には、トヨタの品質管理の思想についてだが、私自身も会社としてのトヨタも、絶対に失敗しない 全能の存在ではない。時には欠陥を発見したり、失敗をしたりすることがある。 そうした時に必ず一度そこに立ち止まり、徹底的に原因を追究し、これを修正しさらに改善をする。 問題から逃げたり、気がつかないふりをしたり、ごまかしたりということは、トヨタの伝統と誇りにかけて 絶対にやらない。改善を繰り返すことによって、さらに優れた商品を世に送り出すことが、創業以来、 我々が最も大切にしている基本思想だ。 二つ目に、今回のリコール問題の原因を振り返りたい。 トヨタは過去数年間、急激にその業容を拡大してきたが、正直ややその成長のスピードが速すぎたと 感じている。 もともとトヨタ経営の優先順位は、(1)安全(2)品質(3)量(顧客にタイムリーに車を届ける との意味)。 この優先順位が崩れ、そのため、我々自身が立ち止まって改善を考える余裕をなくした。 よりよい商品をつくるために顧客の声を聞く姿勢をおろそかにし、人や組織が成長するスピードを超えた 成長を追い求めてきたことは真摯(しんし)に反省すべきだ。その結果、今回のリコールに至った品質問題を 引き起こしたことや、それが原因で事故を引き起こしたことは真に残念だ。 特に今回、サンディエゴでの事故で命を失われた4人のセイラー一家の冥福を再度お祈りし、 深い哀悼の意を表するとともに、二度とこのような悲劇を繰り返さないことを誓いたいと思う。 私は創業者の孫であり、すべてのトヨタ車には私の名前が入っている。私にとって車が傷つくということは、 私自身の体が傷つくということに等しい。トヨタの車が安全であってほしい、トヨタの車を使う顧客に 安心してもらいたいという気持ちは誰よりも私が一番強い。 私自身のリーダーシップのもとで、トヨタが本来大切にしてきた、安全・品質が最も大切だという 創業以来の価値観を再確認し、実践するための仕組みづくりに全力をあげて取り組みたい。 三つ目に今後の品質管理についてだが、これまでトヨタではリコールを実施するかどうかの判断は、 主管部署である品質保証部が、技術問題の有無を確認し、法令に照らし合わせて必要かどうかを根拠に 決めていた。しかし、今回の問題を振り返ると、私たちには顧客の視点で品質問題を考えるという視点が 足りなかったと考える。 -続きます-
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