- 111 名前:名無しさん@そうだドライブへ行こう [2007/08/23(木) 10:03:04 ID:0zBlHpEs0]
- 人は本当に速さを求めているのだろうか。
ロードスターは1989年、デビュー時からあらゆる車より遅かった。 というか、デビュー時はパワー戦争真っ只中でターボやらなにやらと 国内でも国外でも速さを競っていた。 そんな中で、遅い遅い、信じられないくらい遅い、もうちょっとパワーがあれば、 というあざけりの中で登場した。 そして、20年近くたち、セリカもインテも、レビントレノも、MR-Sも、NSXもGTRもシルビアもFTOGTOも全て消えた。 排ガス規制が、とか車種整理とか、経営改革とか、理由をつけたが、結局乗る人が魅力を感じなかったのだ。 人はパワーではなく何を求めたのか。 ロードスターはあらゆる競合車、更にはMR-Sといった模倣車すら消える中生き残っている。 なぜか。 カタログを見たら、絶対誰も買わないだろう。スポーツと言いながら200馬力にも届かないのだ。 しかし乗れば誰もがその価値に気づく。 毎日乗れば誰もがそれを愛する。 長く乗りすぎると手放せなくなる。 車は軽く後輪駆動でなければ意味が無い。そしてスポーツカーでなければ意味が無かったのだ。 人は本当に速さを求めているのだろうか。 ロードスターもやろうと思えば速くできる。しかしそんなことしなくても生き残れた。 知らない人は、ロードスターは安いオープンだから売れただけだと言う。 しかし、MR-SやバルケッタやMG-Fといったオープンなだけの模倣車は簡単に消えた。 そもそも町で見かけるロードスターの99%は幌を閉めて走っている。 ロードスターの価値は、実は模倣車が真似できない本格的なFRであり、本当の スポーツカーであり、1000kg弱という軽さ、1200mm弱の全高の低さ、 2265mmというとんでもなく短いホイールベースによる脅威のハンドリングにある。
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