- 291 名前:見ろ!名無しがゴミのようだ! [2007/05/30(水) 12:58:43 ID:q3J/kFSr]
- 五代:「止めないでくださいよ、ボクは出て行くんだから…、管理人さんに、そう言ってくるんだから!」
(バッグを持って五代が玄関を出ようとした時、外から一人の女が入ってきた) メーテル:ここは一刻館の筈じゃ・・・ 朱美:一刻館だけど・・・ 一の瀬:何か? (するとその女は、フフッと微笑みを浮かべて言った) メーテル:私の名はメーテル・・・ 今日から一刻館を管理する女…フフッ 一の瀬:管理人??あんたが?? (突然の出来事に、住人達は驚いている) メーテル:あなたは五号室の五代祐作ね 五代:ハ、ハイッ、えっ?なんで僕の名前を…? メーテル:フフッ、全て伺っているわ。(ちょっと馬鹿にした口調で) 浪人なんでしょ 五代:そうですが、浪人浪人言わんで下さい。べつに好きで浪人やってる訳じゃないっ。…クソッ メーテル:若者はね、負ける事は考えないものよ・・・、一度や二度しくじっても、最後には勝つと信じてる。 五代:…か、か、か、管理人さん…グサッ メーテル:来年も試験受けるんでしょ?男なら死ぬと分かっていても戦わなくてはいけない時がある筈よ 五代:…お、おれ、要領悪くていつも人より出遅れるけど、来年こそ試験に合格して大学に入ってみせる! メーテル:若者が一生に一度は迎える旅立ちの日が来るのね・・・、頑張りなさい ♥ 五代:あ、ありがとう御座いますっ! メーテル:それでは、これから管理人室へ荷物を運び込ませて貰ます。どうぞ、よろしく。 (五代たちに微笑みかけながら出て行くメーテル。それを土下座して見送る五代と四谷) 五代、四谷:はっ、こちらこそ、どうぞよろしく。 朱美:何よ、土下座するこたぁないでしょ! 五代:…メーテルさんか…いいなぁ…あれ。 こうして、奇妙な住人達と新たな管理人との生活が始まるのであった…
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