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【柊】ナイトウィザードクロスSSスレ【NW!】Vol.19
- 1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/15(金) 01:53:02 ID:5MihW3wp]
- アニメでも大活躍し、過去リプレイ作品で異世界慣れした我らが“下がる男”柊蓮司……
そんな彼や他の登場人物達がもしも○○の世界に飛ばされたらor○○キャラが第八世界にやって来たら…? そんなナイトウィザードのifストーリーを語るスレです。 ■ 注意事項 ■ ・不要な荒れを防ぐ為に、sage進行で御願い致します。 ・冥魔(荒らし)に反応するあなたも冥魔です、スルーしましょう。 ・次スレは>>975を踏んだ方、若しくは475kbyteを超えたのを確認した方に御願い致します。 また、重複防止の為に次スレを立てる人は立てる前に宣言を御願い致します。 ・荒らし、カッコ悪い。 ・Q.ナイトウィザードって○○のパクリ? A.とりあえずほぼ全て何かのパクりです。初版が2002年3月発売なのでそこから判断してください。 ■ SSを投下する方へのお願い ■ ・NWキャラをクロスさせたい作品世界に送り込むも良し、 逆にクロスさせたい作品のキャラをファー=ジ=アースを中心とした きくたけワールドに招いてNWキャラ達と掛け合い活躍させるも良し、 SS創作者(GM)の想像の赴く儘に楽しめる物語を書き込んで下さいませ。 但し、NW関連スレと云う事で片方は「ナイトウィザード」で御願い致します。 ・801等、特殊なものは好まない人も居るので投下する場合は投下前にその旨を伝えましょう。 ・各作品の初投下時は、クロスする作品名を最初に御願い致します。 そうすれば読者も読み易いでしょう。 ・SSの内容が18禁の場合は地下スレ(検索ワードは「卓上ゲーム」)へ。 ・NW側からのホストキャラはNW公式作品に登場しているキャラを主軸として、 SS創作者オリジナルのキャラをストーリーに絡める場合はあくまで脇役としての 立場で参加させて下さいませ。 ・御互いの作品を尊重しましょう。一方的なクロスは荒れる原因ですよ。 ■前スレ 【柊】ナイトウィザードクロスSSスレ【NW!】Vol.18 changi.2ch.net/test/read.cgi/anichara/1241139974/ ■関連スレ ナイトウィザード -Night Wizard!- セッション43 changi.2ch.net/test/read.cgi/anime2/1231565440/l50 菊池たけし セブンフォートレス ナイトウィザード87 schiphol.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1241453539/l50 ■関連リンク www.fear.co.jp/nw/(原作ナイトウィザード公式) www.nightwizard.jp/(TVアニメ公式) www42.atwiki.jp/nightwizard/(アニメ版まとめWiki) www32.atwiki.jp/nwxss/(過去SS保管庫) 非クロス作品の場合は、卓上ゲーム板の専用スレへの投下も検討してください。 卓上ゲーム板作品スレ その4 schiphol.2ch.net/test/read.cgi/cgame/1226119982/
- 301 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 00:15:23 ID:E9LwCseC]
- そろそろエンディングかと思ったらまだクライマックスであった支援
- 302 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 00:15:38 ID:KzkHEtJd]
- 「・・・・・・・ふん。何のつもりだと?この裏切り者共が!!
貴様等こそ魔王と密会して何を企んでいる?」 「魔王に魂を売った愚か者共め!貴様等を生かしはせんぞ!!!」 「魔王の犬共め!!」 こちらに対して罵倒を投げかけてくる。 そこにあるのは自分達に対する・・・・・・・殺意 「裏切り者・・・・・って。何を言ってるの貴方達は!?私はただ昨日の誤解を解くために!!」 「黙れ!!!」 さやかの弁明にも彼等は耳を貸さない。 それどころか武器を手に部隊を展開して、こちらを包囲してくる。 「・・・・・・・ちっ!無駄ださやか!!!こいつらどうやら聞く耳持たないらしい!!」 拳を握り閉めファイティングポーズをとり周囲を威嚇しながら明がさやかに叫ぶ。 こいつ等は、完全にこちらを敵として見なしている。何を言っても無駄だろう。 「そ、そんな・・・・・」 「ま、まって!!貴方達!私が狙いなんでしょ!? 二人は関係ないはずよ!?」 彼等は明とさやかを一括りにしている。 恐らくデビルマンの正体はまだ知らないはずだ。 なら彼等の狙いは自分だけのはずだ。 ムツミが狙うなら自分だけを!と叫ぶ しかし・・・・ 「ふざけるな!!つるんでいた以上、二人も同罪だ!!」 「悪魔の手先共め!!!」 彼等の狙いはすでにこの場にいる三人全員に向けられていた。 しかし (ちっ!!・・・・・・とはいえ・・・・やはり、すぐには攻撃してこない・・・・・か。) そう・・・・明は気が付いていた。 50人もの人間が相手なら一斉に掛かってこられれば魔王たるムツミはともかく、 ただの人間と考えられている自分とさやかは、一溜まりもないのは判っているはずだ・・・・・。 だが、奴等は周囲を包囲して威嚇はしてきても、攻撃は最初の一撃以降行われていない。
- 303 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 00:22:33 ID:KzkHEtJd]
- (こいつ等は俺達に攻撃させる為に威嚇してくるんだ。
ウィザードや魔法使い達・・・・・・この世界を守る者達と敵対させるために!!) その対象はムツミではない・・・・・エミュレイターとして、以前から敵と見なされている彼女に攻撃させた所で意味はない。 つまり!! (この茶番のターゲットは・・・・!!!) その時!! ビヨオオオオォォォォォォ!!!!!!と激しい突風が吹き 「うおおおおおぉぉぉぉ!!!!!!エンチャント・フレイム!!!!」 「ヴォーテックス・トライデント!!!!!!」 圧倒的な火力をまとったウイッチ・ブルームの一撃と、三方向に撃ち込まれた冥属性の攻撃が明達を包囲していた集団に撃ち込まれた!!! 「「「「「うわああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」 ウィザード達の悲鳴が上がる!!! その悲鳴の中を駆け抜けて明達の前に飛びだしてきた人影が二つ!!! 「大丈夫か!?お前等!!??柊蓮司!!ただいま参上!!!!!!」 人影の一つは柊蓮司 何度も世界の危機を救ってきたベテランのウィザード!!!! 「大丈夫!?さやかさん!?それにムツミ・アマミちゃんだよね!? 助けにきたよ!!もう大丈夫!!!!!」 もう一人の人影は赤羽くれは ファージアースを守る世界の守護者代行であり輝明学園の理事代理のウィザード 幾度と無く世界を救ってきた二人の戦士がウィザードを含む世界を守る戦士達から 魔王達を守るために駆けつける!!!!! 「え?え?ええ!!」 「く、くれはさんに柊さん???ど、どうして???」
- 304 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 00:24:55 ID:RGQ704+I]
- 支援
- 305 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 00:27:05 ID:ihtXOEYs]
- 矢薙柊と王子柊はやっぱりイメージ的に別物だなぁ支援
- 306 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 00:29:03 ID:KzkHEtJd]
- ムツミとさやかが疑問と驚愕の声を上げる。
なぜ!?どうして!??と しかもくれはは学園の理事代理だ。こんな場所に現れるなんて・・・・ 「いやあ〜昨日別れるときのさやかさんの表情が気になってさあ〜。 どうしても心配になってね?様子を見にきたんだよ〜。」 くれはがあっけらかんと答える 「全く、くれはの奴・・・・仕事ほったらかしてきたんだぜ。まぁ、来て正解だったみたいだったけどな!!!!!」 そう言いながら柊がウィッチ・ブルームを構える。 この世界におけるウィザードのトップたるくれはとベテランの柊の登場にうろたえる戦士達。 「な、何のつもりだ!?赤羽守護者代行!!!」 「世界の平和を見捨て,魔王に組するつもりか!?」 ウィザードや魔法使い達がムツミを庇うくれはを非難する。 しかし!! 「なんとでも言いなさい!!世界を守るために共に戦ってくれる彼女を・・・・・仲間を襲う貴方達を、 たとえウィザードだろうと私は許さない!!!!!!」 くれはが堂々と叫ぶ!!! たとえ魔王だろうと、共に戦ってくれる仲間を彼女は見捨てない!! 己が欲望に身を任せて、仲間に牙を向くものを彼女は許さない!!!!!! それに・・・・ 「大体、妙なんだよなあ。お前達・・・・・・。 何だって、こいつ等を敵視するんだ!?」 柊が確信を突く。 そもそも、昨日の時点でおかしかったのだ。 いくら魔王とはいえ、雑魚冥魔相手にもまともにダメージを与えられなかった連中が 妙にムツミとデビルマン相手には強気だったのは、いくらなんでも不自然と言うものだ。
- 307 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 00:31:25 ID:wzJTfJkD]
- 確信……ここは核心だよね?支援。
- 308 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 00:36:42 ID:ihtXOEYs]
- ツッコむのは全部投下し終わってからにしてやろうぜ支援
- 309 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 00:36:48 ID:KzkHEtJd]
- 「うっ!!!!」
「なんであの二人相手には強気で攻められたの?」 「そ、それは・・・・」 彼等に答えられるわけはない・・・・・・ 「昨日から不思議に思ってたけど、ようやく分かったわ。 ・・・・・知っていたんでしょ?ムツミちゃんとデビルマンが『攻撃してこない』って。」 くれはが、止めを刺す。 そう・・・・あの時デビルマン達を攻撃しようとした連中は初めから知っていたのだ。 ムツミとデビルマンがあの場に現れるのも・・・・・・二人がこちらに手を出さないことも!!!! 包囲している者達に動揺が走る。 それは、知られてはならない事実。 そもそも、此処に柊と赤羽くれはが来るなんて聞いていない。 「さあ!どうなんだ!?はっきり答えやがれ!!!!」 柊が吼える!! 「く、くそう!!!」 「うるさい!!魔王に手を貸す愚か者がぁぁ!!!貴様等も裏切者だ!!!!」 矛盾点を突かれた愚者達が吼える。 それは説得力の欠片もない暴言、ただのやけくそで放たれた言葉 しかし、それゆえに彼等のブレーキをいとも簡単に破壊する言葉 「こうなれば!お前達も同罪だ!!! 魔王に手を貸した事を後悔しながら死ねぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!」 自暴自棄になりながら愚者の大群が一斉に襲い掛かってくる。 もはや、彼等を止める術などない。 「ちっ!!馬鹿野郎どもが!!!!」 一斉に襲い掛かってくる愚者達を睨みながら、明が変身するために構える 「デッ!ビィィィ「駄目!!私達に任せて!!!!」っ!!!?!?!!?!」 しかし、それをさやかが止める!! この場にいる者達が、何か裏があってムツミや自分達を襲ったのは判った。 彼等の作戦の中には、恐らく明に変身させる事も含まれているはずだ。 それを彼等が知っているかどうかは知らないが、それでは黒幕の思いのままになってしまう!!! 「!!!そう言う事か!!それならお前はおとなしくしてろ!!!」 直感で理解した柊がさやかに続く!! 「そうだよ明!!ここは私達に任せて!!!」
- 310 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 00:38:31 ID:RGQ704+I]
- 支援
- 311 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 00:38:52 ID:l+w2fIcF]
- おお、柊が鋭い。支援。
- 312 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 00:46:21 ID:KzkHEtJd]
- さらにそれにムツミが続く。
彼等を殺してしまうつもりは無いが、何者かに操られているのなら、気を失わせれば何とかなるはずだ!! 「ごめんね!!!」 意識を奪う方向で、ムツミも手加減しながら迎撃する。 明に変身させない。そのためにも!!! 「そうだよ!!不動明君!!!私達にまかせておきなさいって!!!!」 くれはもそれに続く!!! 「お、お前等・・・・くっ!!!すまん!!!!!」 デビルマンに変身すればもっと早くこいつ等を鎮圧できる。 だが、さやかが!!ムツミが!!!柊が!!!!くれはが!!!! 皆がデビルマンの正体を隠すために力を振り絞っているのにそれを裏切る事は出来ない。 黒幕の・・・・アイツの策に乗るわけにはいかないのだ!!!!!! 「ち、畜生!!!! 怯むな!!!相手は魔王を含むとはいえ、たかだか5人だ!!!魔王以外に的を絞れ!!!!」 愚者達が声を荒げる。 やられてたまるか!と、ここでばれてたまるか!!!という自己保身のために 「かかってきやがれ馬鹿野郎共!!!!昨日の説教の続きだああぁぁぁぁ!!!!!」 柊が吼える!!! 「はわ!!いくよ!!!ダンブリングダウン!!おまけにヴォーッテクス!!!!」 くれはも魔法を惜しみなく放つ 「く、くそう!!それならせめてあのイノセント二人だけでも!!!死ねぇぇぇぇ!!!!」 特に特殊な力を持たないさやかと明に狙いを絞る者達。 しかし、 「そんな攻撃!!当たりはしない!!!エンジェルロッド!!!!」 「ふん・・・。甘いぜ!!!これでもくらいな!!!!」 さやかは強力なスタンロッドである携帯武器エンジェルロッドを駆使して、 明は変身せずとも持っているその超人的な体と鋼の拳を駆使して、それぞれ確実に一人ずつ敵を昏倒させていく!!! さらに 「いっ!!!けええええぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!!」 勇者としての膨大なプラーナを惜しみなく使い、それでもなお命を奪わないように気を使いながら 心やさしい魔王・・・・勇者魔王の一撃が哀れな愚者の群れを包み込む!!!!!!!!!!! 彼等の怒涛の攻撃に、包囲していた愚者達は一たまりもなかった!!!! 愚者達が叫ぶ 「「「「「「「「「「「「「「うわぁぁぁぁ!!!!!!!!もう駄目だああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」」
- 313 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 00:50:34 ID:RGQ704+I]
- 支援
- 314 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 00:53:15 ID:KzkHEtJd]
-
「・・・・・それじゃあくれは・・・・。私達は彼等を護送してくる・・・・・・・。」 「くれはさんと柊先輩も後で詳しい報告お願いしますね。」 「うん、お願いね、あかりんに命くん!!」 『緋室灯』と『真行寺命』くれはの信頼できる仲間達である。 ほらさっさと行くぞ!!とくれはや柊の知り合いのウィザードやロンギヌス、この学園世界で知り合った仲間たちが 明達を襲った連中を連行して行く。 「ずいぶん大変だったみたいね?柊蓮司??」 やってきた者達の一人・・・・・あきらかに見物に来ただけの銀髪の少女がからかうように声を掛ける。 「ベルか。まあな・・・・・・」 はあ〜と疲れたため息を漏らしながらベルと呼ばれた少女に同意する柊 そこに 「あ、あれ??なんで『蠅の女王』がこんな所に!??」 ムツミが疑問の声を上げる。 「ああ、そういえばあなたもちょくちょくこっちにきてたのね『勇者魔王』。」 ふう、とため息を漏らしながらベルと呼ばれた少女・・・・・輝明学園の生徒であるベル・フライがムツミの疑問に答える。 「まあ、普段から他の魔王とあまり関わらない貴方が知らないのも無理ないわね。 いろいろウィザード達に気を使って、くれは達には接触しないようにしてたみたいだけど・・・・・・ 元々、学園世界が出来てすぐ私やアゼルは輝明学園に生徒として入り込んでいたのよ?」 「え?ええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!?!?!?!?!?!??!?!?!?!?!」 ベル・フライ―――――――大魔王ベール・ゼファーのあっけらかんとした回答に驚愕するムツミ 散々今まで、この学園世界においても数々の事件に首を突っ込んで来た彼女が、極上生徒会や世界の守護者代行のくれはに 接触を計らなかったのは・・・・・裏界やラビリンス・シティにおいて、今まで迫害されていた事実が大きい。 自分が関われば協力を求めた相手に迷惑が掛かると思い込んでいたのが、今まで接触を計らなかった理由だ。 「アンゼロットならともかく、お人よしの赤羽くれはが、貴方を拒むわけがないでしょう?」
- 315 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 01:02:18 ID:KzkHEtJd]
- そんな事にも気が付かなかったのか?と呆れながらベルが補足で説明する。
くれはは魔王相手でも苦しんでいれば、それが世界の危機に関わらない限り手を差し出すほどのお人よしだ。 それも魔王として幾度となく敵対した自分にすら手を差し出すと言う筋金入りのお人よし。 そのくれはが、魔王だからと言う理由だけでムツミと敵対するわけが無い。 現に今回もムツミ達を助けるために、ウィザード達とすら戦ったではないか。 「要するに、あんたの取り越し苦労だったのよ。残念だったわね、今までの苦労が水の泡に成って。 ・・・・・・まあ、おかげで私は、面白いものが見れたけど・・・・・・・」 「そ、そんなあああぁぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜。」 へろへろへろ、とムツミが力なくその場に崩れ落ちる。 基本的に猪突猛進な彼女だが、彼女なりにいろいろ気を使っていたのだ。 それが、自分の気にしすぎでしかなかったのだからこうなるのも仕方がない。 「は、はわわ。 ド、ドンマイ!!ドンマイだよムツミちゃん!!!それにさあ、こうして会う事ができたんだから!!気にしないで!?ね?」 「そ、そうそう!!過ぎたことはもういいじゃない!!」 「ううぅ〜。くれは・・・さやか〜。」 半泣きになりながら二人にすがり付くムツミ。 ・・・・・・・これが魔王だなどと、誰が思うのだろう。 その場に駆けつけた人々も皆面白いものを見る目でムツミを見ていた。 「はわあぁぁ〜。・・・・・・あっそうだ!!ムツミちゃん。今からお茶しよっか!?お茶!!!もうお昼だし!!!! 私おいしいお茶いっぱいもってるんだよ!!ね?おいしいお茶いっぱい淹れてあげるから元気だして!!ね?ね??お菓子もあるよ?」 くれはがムツミを元気付けるためにお茶会を提案すろ。 「お茶いれてやるって・・・・・・いつも淹れてんの『グリーンティー』の連中じゃねえか。」 『特務戦隊グリーンティー』その任務は赤羽くれはの為に日々おいしいお茶を入れることである。 「柊うっさい!!あっ!!さやかさんも来るよね?」
- 316 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 01:04:19 ID:l+w2fIcF]
- グリーンティーの連中まで来てるのかよ。支援。
- 317 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 01:08:04 ID:KzkHEtJd]
- 「え、ええ!もちろん!!!さ!行こう!!ムツミちゃん」
「ううぅぅ〜。うん。わかったぁ〜・・・・・。」 自分の努力が無駄だったのが悲しいやら、くれはとさやかの気遣いが嬉しいやらで、 半泣きの表情のままでくれは達についていくムツミ 「お〜いひ〜らぎぃ!それに明君も!!付いてこないと置いてくよ〜!!!なんならベルも一緒にくる?」 くれはが残りの三人に声を掛ける。 「あら、私もいいのかしら?」 「当然!!あかりん達も後でくるよね?」 「・・・・・・行く。」 こくりと灯がうなずく。 「そうだ!!エリスちゃんやアゼル・イブリスもよんじゃおっか!!」 せっかくのお茶会だ、どうせなら大人数の方が楽しいというものだ。 「・・・・・・ふふふ、そうね。折角のお誘いだし、受けるとしましょうか。 ついでにリオンも呼んでいいかしら?」 ファージアースでならともかくここではベルも魔王ベールゼファーではなく、 輝明学園の生徒ベル・フライである。 折角のお誘いをわざわざ断る必要もあるまい・・・・・・それに (まあ、アゼルまで呼ばれちゃったら・・・・・断れないわよねぇ。) ふう、と心の中でため息を付く。 自分が断ればアゼルも辞退するだろう・・・・・どれだけ参加したくても。 「やれやれ。しょうがないわね。 ほら、柊蓮司行くわよ。」 「お、おう。・・・・っておい。お前は来ねえのかよ?」 皆が撤収するなかその場から一歩も動かない不動明に柊が声を掛ける。 「・・・・・ああ。悪いな・・・・。俺はちょっと・・・・・な。」
- 318 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 01:13:54 ID:RGQ704+I]
- 支援
- 319 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 01:16:13 ID:TPaUWhIw]
- 支援っす
- 320 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 01:16:31 ID:KzkHEtJd]
- そういいながらふと空を睨む明。
「・・・・・そうか。そんじゃあ・・・・・・・俺も、ちょっと残ろうかな?」 その明の表情に何かを感じ、自分も残ろうとする柊・・・・・・だが 「だめよ。あんたは私と一緒にさっさと行くわよ。」 ぐっ!と柊の腕を掴んでくれはの方に引っ張っていくベル 「お!おい!!なにすんだベル!!!」 「いいから!!無粋な事するんじゃないの。」 「無粋??何がだよ???」 「・・・・・はあぁぁ〜。これだから柊蓮司はぁ・・・・・・・。と・に・か・く!余計な事しないの!!」 ほとんど小さな子供に言い聞かせるような感じで柊に言い聞かせるベル。 「・・・・・・・いいのか?」 そんなベルに明が声を掛ける 「・・・・・見くびらないでくれる?異界の悪魔ごときが。 たしかにさっきよりも更に面白いものが見れるかもしれないけど・・・・・私、出場亀なんてする趣味はないの。」 「・・・・・・すまん。」 「ふん。まあいいわ。今の失言は貸しにしとくわ。」
- 321 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 01:20:27 ID:KzkHEtJd]
- そう言いいながらベルはくれは達の後を付いていく。
掴む所を腕から首根っこに変えてズルズルと柊を引きずりながら。 「ぐっ!ちょ!!おい!!・・・・・あ〜もう!!おい不動明つったなお前!!!」 引きずられながら明に声をかける柊 「あ、ああ・・・・・。」 「詳しいことはわかんねーけど・・・・・無茶はすんなよ!?」 引っ張られながらも明の心配をする柊。 「・・・・・・・ふっ。」 「って、おい笑うな!!」 「すまんすまん。・・・・・心配するな・・・・・ただちょっと話をして来るだけだ。」 「・・・・・・・そうかよ。気をつけろよ?明」 「ああ、ありがとう。蓮司。」 「おう!ってベル!!いつまで引きずってんだぁぁ〜〜〜〜!?!?!?!?!」 「あ〜もう!うるさいわねえ。あんたが、ちんたらしてるからでしょうが!!」 やいやいがやがや!!と言い合いながらベルと柊もこの場を去った。
- 322 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 01:25:27 ID:KzkHEtJd]
- とりあえず、今はここまで
核心やら出歯亀やら、漢字ミスとか多そうなので 今日休みなんで残りもう一回チェックし直します。(それでも出るとは思いますが) とりあえず半分は投下終わりましたが、まだ半分くらいあるので チェック終わってから投下します。
- 323 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 01:32:52 ID:l+w2fIcF]
- おつかれー。
これで半分か。 急転直下な描写は見事ですな。
- 324 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 01:33:42 ID:KzkHEtJd]
- 正直長すぎですよね?これ。
何話かに分ければよかったです・・・・。 長々と失礼しました。 支援していただいた皆様、アドバイスくださった方本当にありがとうございました
- 325 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 01:58:06 ID:2CYQilTk]
- 一回の投下分が長すぎると規制の関係で面倒かもね。
そーいや学園都市内の魔王って何かしない限りは存在知られても監視だけなんだろうか FtEの敵だからといって学園世界の敵とは限らないし、他の世界からしてみれば喧嘩は元の世界に帰ってからやってくれって感じだろうし
- 326 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 02:22:19 ID:mIcXCgDW]
- それを言い出すと、そもそも『学園世界の敵』って何だろうね?
元の世界に帰るために学園世界を破壊しようとする者とかは違うと思うし……そもそも普通の生徒とか、元の世界でやる事がある奴らにしてみれば、学園世界は無くなった方がいいんだろうな でも、その過程で誰かを傷つけるような奴らが『学園世界の敵』なんかなと妄想してみたり
- 327 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 02:57:26 ID:ihtXOEYs]
- >>325
確か 「魔王が本気出して暴れると世界結界のないこの場所だと厄介極まりないから、監視をつけてリスクをコントロールする」 って説を扱ったssがあったな。 この説は納得できた。ただし、あくまで上層部の考えだけどな 一般のウィザードが納得いかなくて騒動が起きるって話も作れるし、そもそもベルたちが学生として存在してない設定で話を作ったって自由なはずだろ? >>326 言葉に定義がないからな つーか、単に「世界の敵」とするところを、 狭界である「学園世界」のみを対象としてる、ってのを強調するために融合させた造語だと思うが つまり 「学園世界と呼ばれる世界」の「敵」が「学園世界の敵」(中にいる人間たちごと破壊・消滅という崩壊させるもの)であって 秩序を解体して「学園世界という日常」を終わらせようとしてるのはむしろ「敵」っていうより「解体者」って感じ? 自分のエゴ>世界の崩壊をとってしまった相手が「世界の敵」かな。この辺はブギーポップっぽい解釈だが だから、侵魔も魔神皇も「学園世界の敵」。 ……ま、名無しじゃなくて作者氏方が決めるべきところだろうけど
- 328 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 03:41:08 ID:nlYtTv9C]
- ある程度指すものが広範な方が、作者氏方が話作りやすいだろうしのう。
そして学生達が各種委員として力を合わせるのと同様、敵方もユニオン組んでたら楽しいなと妄想したり。
- 329 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 03:50:33 ID:ihtXOEYs]
- あんまり広範すぎると逆にその設定からはじめなきゃいけないから困るかもしれないけどね
一応、方向性としては「みんなに迷惑かける奴」「みんなに危険を及ぼす奴」くらいで問題ないと思うけどどうだろう
- 330 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 05:46:34 ID:5DlTYUC6]
- スキル欄に「学園の敵」って書かれてるから一発だよ!【迷キンの「人類の敵」のノリで】
- 331 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 08:09:37 ID:6GelkRuX]
- 魔王ったって、カオスフレアならPCに普通にいるし、メガテンなら仲魔や悪魔PCで普通にいるし。
コラプサーやアウトサイダーに「おのれ、魔王め!」って斬りかかるウィザードも面白そうだけど。
- 332 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 08:13:03 ID:7xNKePHf]
- そこでキングフロスト登場
- 333 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 10:19:45 ID:plPmzBE+]
- 学園世界の敵か…ガンパレの連中が来てるから
セプテントリオンは暗躍してそうだな オクタヘドロンと繋がってそうな気がメッチャするがw
- 334 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 10:33:14 ID:TPaUWhIw]
- 学園世界の敵…別にそこまで難しく考えなくても、単純に『住人に何かしらの危害を加える者(物)』で良いと思う。
そういえば、リスト見たら『足洗邸の住人達』の私立万魔学園や『ハリー・ポッター』のホグワーツ魔法学校、『鋼殻のレギオス』の学園都市・ツエルニに『美少女戦士セーラームーン』の私立無限学園もこの世界にあるんだよな。 特に私立万魔学園の責任者って、ベルゼビュートだし(汗) ベルの同位体なんだよな。
- 335 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 10:34:32 ID:+/WwdVpN]
- ラスボスは、「この時間が永久に続けばいい」と願ってしまった異星人電撃鬼娘だっちゃ
- 336 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 10:39:58 ID:7xNKePHf]
- >>335
古すぎて気づかなかったぜ
- 337 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 10:59:20 ID:ihtXOEYs]
- >>334
リストにある「だけ」の学校も、リストになくても活躍してる学校もあるけどね つか、そもそもなんの役にも立ってなくね? あと、そういう話見たければ書けばいいんじゃね
- 338 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 14:50:55 ID:wzJTfJkD]
- >328
とりあえず、学園世界の悪役を列挙してみよう。 蓬莱学園の狂科研に黄昏のペンギン他、春高OBの成原博士、豪巌帝国、リオフレードの黒薔薇騎士団。 ガンパレの幻獣に麻帆良と敵対する『完全なる世界』他、穂群原のワカメ、等など…… >331 スフレの魔王がベルに「やあご同輩!」ですね、分かりました。 【これでもくらえ!】 >333 セプタオクタ……ナインシュタイン? 【せめてナインライブズで】 >337 あのリスト、ある意味役に立ってないしねぇ。
- 339 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 14:52:16 ID:QLHnNKYb]
- 簡単な学園解説つきでまとめてもいいかもね。
まあ全学校知ってる人はいないだろうからそれぞれが知ってる学園を少しずつって形かな。
- 340 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 14:57:17 ID:ihtXOEYs]
- >>339
悪役のこと? リストのこと?
- 341 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 15:22:43 ID:h+lBcdN4]
- 流をぶった切ってすいません。
話の後半のチェック終わったので、15時50分頃から投下を再開してよろしいでしょうか?
- 342 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 15:28:42 ID:ihtXOEYs]
- >>341
どーぞ ちなみに1レスにつき60行がスレ限界な 1レスに詰める量増やせば、それだけさるくらう可能性減るから、助言だ
- 343 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 15:40:52 ID:h+lBcdN4]
- >>342
アドバイスありがとうございます。 それでは、さるさんに気をつけつつ投下していきます
- 344 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 15:48:03 ID:h+lBcdN4]
- 先ほどまでの喧騒とは打って変わって静寂が森の中を包む。
「・・・・・さて、もういいか。なあ、そう思うだろ?」 と、明がそう呟いた瞬間、世界が赤く染まった・・・・・。 「デッ!ビイイィィィィルゥ!!!!」 赤い闇に飲まれる瞬間デビルマンへと変身する明。 赤い月が昇る闇の世界・・・・・裏界よりの侵略者エミュレイターの結界――月匣 この赤い世界の中でデビルマンの前に現れたのは3つの人影。 誘惑者エイミー 風雷神フール=ムール そして 「・・・・・・久しいと・・・・言うべきなのだろうか・・・・のう?」 それは幼い少女の姿をした金色の闇。 かつて、その驕りから神々に反旗を翻した古の神 裏界の魔王達を統べる恐怖の大魔王 「デビルマン・・・・・・いや・・・・不動明」 「・・・・・・・ルー=サイファー」 裏界第一位の魔王・・・・他の世界においては『ルシファー』とも呼ばれる『金色の魔王ルー=サイファー』がデビルマンの目前に現れた。 「こうして会うのは、私は始めてだったかな?デビルマン?」 デビルマンと魔王達・・・・無言で対峙する双方の間からフール=ムールが一歩踏み出しデビルマンに声を掛ける。 「フール=ムール・・・・・だったよな?たしか」 「ああ。」 「ん?お前がいるって事は・・・・・そうか!柊達をあそこに誘導したのはおまえかフール=ムール?」 ぽん!と手を叩きながらデビルマンがフール=ムールに問う。 ムツミと同じようにファージ=アースへの侵攻にあまり積極的でない彼女は基本的に他の魔王とも関わりはしない。 そんな彼女がここにいるのは恐らく・・・・ 「・・・・まあ、そうゆう事だ。 なかなかあれで骨が折れたよ。 気付かれないように誘導するというのは・・・・・。 気付かれれば罠だと誤解されたかもしれないからな。 いらぬ節介だったかもしれんが、あまり良い結果になるとは思えなかったので・・・ね。」 あっさりと答えるフール=ムール 横でエイミーが苦々しい表情をしているが、どこ吹く風で気にもしていない。 「なるほどな。まあ、礼をいうぜ。 あのままじゃどうなってたか分からんからな・・・・。」
- 345 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 15:53:01 ID:h+lBcdN4]
- 柊達が現れなければ・・・・いや後少し、来るのが遅れていたら不味い事になっていたかもしれない。
例えば・・・・さやかがムツミを守る為に連中に手を出したかもしれない。 それが威嚇だろうと、こちらから手をだせば、奴等は一気にさやかと自分を襲っただろう ・・・・・・ムツミを避けて。 そしてさやかを・・・・・殺していたはずだ。そう・・・・・・・ 『あの時』のミキのように・・・・・・・・ そうなれば自分は怒りに任せ、必ず奴等を皆殺しにしていただろう・・・・・・デビルマンに変身して 後は奴等の一人が逃げ延びて執行委員に報告するなり、柊達が、虐殺を行う自分を目撃するなりすれば、 晴れてデビルマンは学園世界の敵になる 「ふん。ご苦労な事だぜ。 俺を引き込むためにこんな茶番を仕掛けるなんて・・・・・・な。」 ルー=サイファーを睨みながら呆れたようにデビルマンが呟く。 そう、今回の一件・・・・ムツミや明達をウィザード達が襲ったのは全て、 デビルマンを裏界に引き込むための罠。 あのウィザード達をデビルマンに襲わせ、学園世界と敵対させる事が目的だったのである。 「あいつ等はエイミー・・・・お前の差し金だろ?」 誘惑者エイミー・・・・人間達を誘惑して堕落させる事が得意な魔王。 当然、堕落しきった者達はエイミーのいいなりとなる。 奴等は誘惑者エイミーによって撒かれた餌。 エイミーの手によって誘惑され、エイミーの言うとおりに動く、操られている事にも気が付かない人形達。 彼等こそが、彼等自身の言う『魔王に組みした裏切者共』だったのである。 「そ、それは・・・・・。」 「諦めよ。エイミー こやつはとっくに貴様の茶番の全容に気付いておったのだよ。・・・・最初から・・・・・のう?」 ふっ、と嘲笑の入り混じった笑みを浮かべながらルーがデビルマンに同意を求める。 驚愕の表情でデビルマンを見つめるエイミー 「・・・・・まあな。柊達が言ってたようにあまりに俺達に対して強気だったし・・・・・ 普通魔王級相手に疲弊した戦力で挑んでこようとするか? それまで雑魚冥魔に、碌に攻撃できてなかったような奴等が。 それも、逃がすまいと逃亡の阻止まで・・・・・・ 以前もムツミに武器を向ける奴らがいなかったわけじゃないが・・・・・・ そう言う奴等はだいたいムツミを追い払ッたり、逃げ出すだけで精一杯だったぜ?」 くくく、と意地の悪い笑みを浮かべながら、デビルマンが答える。 いくらウィザードと魔王が敵対関係にあるとはいえ、あまりにも不自然な話だ。 「あいつ等には厳命しておいたんだろ?ムツミ=アマミとデビルマンを逃がすな!って・・・・・。 それにな、お前等と関わっているのに俺が執行委員や輝明学園の事、何も知らないとでも思っていたのか? あそこには、元からあのベール=ゼファーとか言うのがちょくちょく顔覗かせてるだろ それなのにムツミを敵視してるのは無理があるだろう?」 あの蠅女めぇぇ〜!!!と エイミーが悔しさに顔を滲ませる。 普段敵対するベール=ゼファーが輝明学園にさんざん顔を出しているのに 勇者魔王として今までもラビリンス=シティでウィザードにも手を貸してきたムツミがあそこまで迫害されるのはおかしい。
- 346 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 15:58:32 ID:h+lBcdN4]
- 「まあ、そう言う事だ。
残念だったな。学園世界にいるのは、悪魔を恐れる者たちだけでも、悪魔を憎む者達だけでもない。 柊やくれは、さやか達のようにムツミに手を差し出す奴等もいるんだ。 学園世界の人間達を悪魔に怯える弱いだけの存在だと見下していたのがお前等の敗因だ!!」 デビルマンが、キッ!!とルーを睨む。 エイミーの上司たる魔王、この茶番をエイミーが起こした原因は彼女だ 「!お、お待ちください明様!!今回の件は私が!!!私が独断で行った事です!!! ルー様は関わりございません!!!!」 慌ててエイミーがルーとデビルマンの間に割ってはいる。 ムツミと明をウィザード達に襲わせたのはエイミーの独断だ。 ルー=サイファーとは関係ない!! だが・・・・・・ 「・・・・・よい。エイミー」 「しかし!!!」 「よいと言っている!!これ以上我の顔に泥を塗るなら貴様とて容赦はせぬぞ!!!」 「!!!!・・・・・・・・・・・っ!!!も、申し訳ありません・・・・・・・。」 悔しさに顔を滲ませ、涙を流しながらエイミーが呟く。 彼女にとって敬愛するルーの顔に泥を塗るなど万死に値する行為だ。 だが、 「だから、よいと言っているだろう。」 ルー=サイファーはエイミーに優しく答える。 かまわないと。・・・・・・更に 「・・・・・・フール=ムールよ。エイミーを連れて先に裏界に戻ってくれぬか?」 とエイミーとフール=ムールにこの場から去るよう言うルー=サイファー 「ふむ、・・・・・・それはかまわないが・・・・・いいのか?」 今のルー=サイファーは、とある理由で力のほとんどを失っている。 それでも人間相手なら遅れを取らないだろうが・・・・・ 「かまわぬ。元より、いつかはこやつと顔を合わせねばならなかったのだ。ちょうどよい機会さ。 エイミー。貴様もご苦労であった。 今は宮殿で休め。貴様もまだ我には必要な存在だ。」 「ル、ルー=サイファー様・・・・・・!!もったいないお言葉でございます。私は・・・・・」 「何度も言わせるな。よいと言うのだ。フール=ムール、エイミーの事はまかせる。」 「・・・・・分かったよ。・・・・・・やれやれ、邪魔をする気はないが・・・・・・二人共エロスはほどほどに・・・・な?」 「おい!?」 「ふん。好きに言うがいい。残念だが、貴様の思っているような事は何も起こらんよ。」 デビルマンが焦りながら、ルー=サイファーが笑いながら反論する。 「そうか。それは残念・・・。では、な・・・・・・また会おうデビルマン」 「・・・・・それではルー=サイファー様、明様失礼いたします。 ・・・・・・ルー様、どうかお気をつけて・・・・・・・」
- 347 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 15:58:40 ID:plPmzBE+]
- しっぇーん!
- 348 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 16:05:06 ID:h+lBcdN4]
- そう言い残すと二人の魔王、エイミーとフール=ムールは闇に飲み込まれるようにその場から掻き消えてしまった。
この場に残ったのはルー=サイファーとデビルマンの二人だけ たった二人だけの世界に静寂が訪れる 「・・・・・さて、これで邪魔者は無く、話しをする事が出来るな。デビルマン・・・・・いや不動明」 切り出したのはルー=サイファー その幼い顔に浮かぶのは相手・・・・・デビルマンに対する慕情の感情 「ああ、そうだな。ルー=サイファー・・・・・・・・ルシファー、『大魔王サタン』・・・・・・」 悲しげにしかし淡々とデビルマンが相手の名を呼ぶ 「『飛鳥良』・・・・・」 『飛鳥良』・・・・とある世界において、デーモン族のトップであり頂点であった存在『大魔王サタン』の正体であり そして、不動明の友人であり、彼を愛するが故に悲劇の引き金を引き、それ故に明と敵対した神の一柱 その真の姿は『ルシファー』・・・・・・・ファージ=アースにおける『ルー=サイファー』に相当する存在である。 「・・・・・・私はルー=サイファーだよ。 貴様が『アモン』ではなく『不動明』あり、『デビルマン』であるように・・・・・な。」 「・・・・・ああ、そうだな。」 そっと目を閉じて、『とある記憶』を呼び覚ますデビルマン・・・・・・・ その記憶の中では自分は不動明であり、デビルマンとは『デーモンの勇者アモン』の力を不動明が奪い、 その力で、親友である飛鳥良と共にデーモン達と戦いを繰り広げていた時の名前だ。 だが・・・・・ 「・・・・・俺は最初からデビルマンだった。不動明とは、ヒマラヤの山脈において俺が人間世界に忍び込む為に 体を奪った人間の名前だ。そして・・・・おれは不動明の父である不動教授の友人での牧村夫妻の家に入り込み そこでミキと出会い彼女を守るためにデーモン族と戦った。 そこには、飛鳥良なんて存在は、存在しなかった。」 そう、少なくとも元の世界において大魔王サタンも飛鳥良も自分は知らない。 だが、この世界・・・・学園世界に来てからは『何故か』飛鳥良の事も明確に思いだされる。 更に・・・・・ 「いまだに夢に見るぜ・・・・。飛鳥良・・・・・・大魔王サタンの策略によって世界に悪魔狩りが横行し・・・・・ そして・・・・・そして!!!!!」 それは悪夢。デビルマンにとって、不動明にとって決して信じたくない光景。 燃える家。そこに群がる悪魔狩りの暴徒達 そして・・・・・大切な・・・・・・誰よりも守りたかった存在・・・・・牧村ミキの・・・・・・・ 「・・・・・今も目に焼きついているんだ・・・・・あの光景が・・・・・あいつ等が!!!人間達が!!!!! マサを!!!!ドス六を!!!!!!健作を!!!!!!!!!!! そして!!!!そして!!!!!!!!!」 デビルマンは泣いていた。 あの光景を思い出し。 自分が知らないはずのあの悪夢・・・・・・それは、自分がこの世界においても、正体を隠し続けた理由 「ミキを!!!!!ミキの体を!!!!!! バラバラに引き裂いて!そして首を掲げて狂気乱舞していた人間共の姿が!!!!!!!!! 汚らしい姿で!!!笑いながら!!ミキを殺したあいつ等の姿が!!!!!!!!!!!!!!!!!」
- 349 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 16:11:19 ID:h+lBcdN4]
- デビルマンが・・・・・・不動明が叫ぶ。
忘れられないと、この世界に来てすぐに見たあの悪夢が頭から離れないと 「明・・・・・・」 「信じたくない!!!!信じられない!!!!!!!!!!ミキは生きてる!!!!生きてるんだ!!!!! あんな風に殺されてなんかいない!!!!!!!!!今だって!!!!!アイツはクラスメイト達と授業を普通に受けてるはずだ!! 普通に笑い!!!!!俺に怒って!!!!!!ムツミ達といる事に嫉妬したり、さやか達と笑い合ったりしてるはずなんだ!!!!! なのに!!!それなのに!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「っ!!!明!!!!!」 がばっ!!!とルー=サイファーがデビルマンに抱きつく。 彼の心を落ち着かせるために、その小さい体を精一杯広げて、デビルマンの・・・・・不動明の恐怖を取り除くために 「あ・・・・・・」 「大丈夫だ・・・・・大丈夫だから・・・・・・・」 やさしく・・・・・赤ん坊をあやすようにルー=サイファーがデビルマンを慰める。 それは夢だと、やさしく語りかける・・・・自らと共にある『彼女』のように慈愛に身をゆだねて 「う、うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」 デビルマンの咆哮が、絶叫が月匣内に響きわたる。 「俺の所為だ!!!俺がデビルマンなんかになったから!!!!!!! その所為でおじさんとおばさんも!!!!!!健作達も!!!!!!!!ミキも!!!!!!!!!!!!!!」 力のままにルー=サイファーの幼い体に爪を立てて、引っかきながら・・・・ 『なかったはずの悪夢』に苦しみながら叫ぶデビルマン 「大丈夫・・・・それは夢だから・・・・それは我とお前が見るただの悪夢だから!!!」 「うあ、あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 赤い世界のその中で、悪夢に苦しむ哀れな悪魔の嘆きの声がいつまでも、いつまでも世界に響き渡った。 彼を抱きしめ、必死に彼を慰める少女の、本来流れるはずのない魔王の涙に誰も気付かずに・・・・・・。 「・・・・・・落ち着いたか?明」 しばらくして、やっと泣き止んだデビルマン・・・・既に変身は解除されて不動明に戻ったその少年に ルーはそっと声を掛ける。 「・・・・・・・・・ああ。・・・・・・・・・みっともない所を見せちまったな。それに・・・・・・」 明がルーの体に目を向ける。 パニックに陥っていた自分の所為で傷ついたその姿に、 自分に力のままに引っかかれた傷がルーの全身に痛々しく残っていた。 「すまない・・・・・。」 「なに、かまわんさ。しばらくすればこの程度の傷、すぐに回復する。」 「だが!!」 「かまわん!・・・といっておるのだ。 おとなしく言う事を聞け」 「・・・・・・・すまん。」
- 350 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 16:16:11 ID:h+lBcdN4]
- 「ふふ、気にするなと我はいったはずだぞ?」
軽く笑みを浮かべながら、ルーが明に優しく語りだす・・・・・・。 「全く・・・・お互い難儀なものだな。 『他の世界の記憶』と言うものは・・・・・・・・。」 他の世界の記憶 それは、先ほどの明の身に覚えのないはずの悪夢や、 「私にも飛鳥良とやらの記憶があるのだよ。」 飛鳥良……大魔王サタンの記憶。 不動明を守る為にと、裏で暗躍を繰り返し、明を愛するが故に牧村ミキを人間達が襲うように仕向け とうとう明との間に決定的な亀裂を生み、明率いるデビルマン軍団と戦った悲しい記憶が 「この学園世界は・・・・過去や未来、ifとif、現実と非現実の壁が、限りなく薄く、そして近く 全ての可能性と世界が『学校』と言うキーワードを介して混ざり合っている。 ・・・・・・・ただの人間共ならともかく 我らのような元来唯一無二の存在は・・・・・互いに影響しあってしまう・・・・・。 ・・・・・私たちの『体験したことないはずの記憶』もそんな世界が混ざり合った結果の一つだ。」 人と違い、ルシファー・・・・ルー=サイファーのような存在はただ存在するだけで世界そのものに影響を及ぼす。 故に、たとえ別々の存在だとしても存在そのものの根底は同じであり、 どれだけ世界が離れていても互いに少なからず影響し合っているのだ。 ルシファーもルー=サイファーも同じように神々に反逆したのがその最たる例だろう・・・・・・。 だからこそルーと明には『体験していないはずのもう一つ世界』における 『不動明』と『飛鳥良』の記憶が宿っているのだ。 「案外、明…貴様とムツミも同じ様な存在なのかもしれんぞ?」 茶化すようにルーが言う。 「・・・・おいおい、簡便してくれ。」 未だ力なく・・・・しかし確かに笑みを浮かべながら明がルーに反論する。 正直、他人のような気がしなかったのがムツミに手を貸し続けた理由ではあるが・・・・ 「俺はあいつほど博愛主義じゃない。 何があっても諦めないあいつは俺には眩しく見えすぎる・・・・。」 明・・・・デビルマンは元々ミキを守るためだけにデーモンを裏切った存在だ。 エミュレイターだろうが人間だろうが苦しんでいれば誰でも助けようとするムツミとは違う。 自分はあいつほど崇高な理想など持ってはいない。 「しかし・・・・・あやつを放っておく事もできまい? なんのかんのと言って、貴様はあやつに似ておるのだよ。」 思わず嫉妬してしまうほどにのう。と笑いながら答えるルー 「ふん。冗談はよせ。」 「冗談ではないよ。しらなんだか?我は嫉妬深いのだぞ?」
- 351 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 16:23:59 ID:h+lBcdN4]
- ふっふっふ、と本気か冗談かわからない笑顔で答えるルー。
その笑顔に明は何も答える事ができない・・・・・・・ルーの笑顔が美し過ぎて…… 「それにしても……下に恐ろしきは、飛鳥良とやらの執念よのぅ。 我をここまで動かすとは……な。」 くくく、とルーが笑う。 ルーが明のために身を呈したのも、エイミーが明をなんとかこちらに引き込む為に今回の事件を起こしたのも 元をたどれば……明達の世界に似た、どこかの世界のルシファー・・・・・飛鳥良の、 明の手に入れる為ならば、どんな事でもすると言う恐ろしいまでの想い・…… 執念と言うには美しすぎて、愛と呼ぶには醜すぎる・・・・・・情愛の念 本来ならば、互いに影響し合うとは言え、それだけでルーを動かすほどではないはずだった。 だが・・・・・ 「まったく。学園世界の呪いとでも言うのかのう? 取るに足らないノイズ程度のはずの飛鳥良の記憶と想いが、我に貴様を手に入れさせようとする。 貴様も同じだろう?明」 「・・・・・ああ。」 こくり、と頷き明は話を続ける。 「俺の中にももう一人の俺・・・・・・別の世界の不動明の記憶と想いが確かにある。 ミキを殺した人間達を恨み、その引き金を引いた飛鳥良・・・・・大魔王サタンを激しく憎みながら・・・・・・ それでも、親友であった良を憎みきれない・・・・・ たとえ人の肉体は失っても、人間の心を失いはしなかった、もう一人の『不動明』の悲しい想いが・・・・」 そしてサタンとの最終決戦に敗れ、そして地獄に堕ちながらも、やがてサタンの手により現世に復活し、 神々の軍団を共に迎え撃った記憶が・・・・・ 「ふん。面白い記憶だ。だからこそ、貴様を手に入れるのも悪くはないか・・・・・・とは、思うのだがな。」 いずれルーも神々・・・・『超至高神』に戦いを挑む事になる・・・・・・・ その時デビルマンの力は確実に強力な戦力となるだろう。 「もっとも、我は飛鳥良とやらではない。手に入れるとしても配下の者として・・・・・だがな。」 ニヤリと笑うルー。 「ふん。だからエイミーを俺に遣わせているのか?俺を堕落させるために。」 ぶす、とした不機嫌そうなジト目でルーを睨む明 「まあそう言うことだ。 もっとも今となっては、まったくあやつの誘惑に乗らない貴様に、エイミー自身が意地になっているだけだがな。」 かわいいものだ、とルーは語る。 「俺はいい迷惑なんだがな・・・・・。」 「まあ、そういうな。甲斐甲斐しいじゃないか。」 「その所為で俺は最近、寮の連中に女たらし扱いされてんだよ!? まだばれてないけど、ミキにも誤解されるかもしれないし!!!」 「ふむ。それは我としてはむしろ望む所だな。」 「ふざけんなよ!?」 「何を言う。お前を配下に手に入れる為に、エイミーを遣わせていると言っておるだろう?」 「ぐわああぁぁぁ!!そういえばそうだった!!!!」
- 352 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 16:32:55 ID:h+lBcdN4]
- ああ、と頭を抱え出す明、
その姿をルー=サイファーは笑いながらずっと見つめていた。・・・・・ずっと。 明と軽口を叩き笑い合う それは・・・・かつて飛鳥良・・・・大魔王サタンがずっと望んでいた、もう戻らない光景であった。 それから・・・・しばらくの時間が経ち・・・・・ 「・・・・それじゃあ、な。・・・・・・・もう行くぜ。」 「そう・・・・・・か。」 それは軽い別れの挨拶・・・・・ 二人に別れの時が訪れる。 すっと立ち上がり歩きだす明・・・・・ふとルーの方を首だけ振り返り・・・・・ 「いいのか?」 俺を手に入れるんじゃなかったのか?と問う。 しかし 「ん?引き止めて欲しかったのか?」 くくく、と笑いながら逆に聞き返すルー 「・・・・・いや。」 そう言う訳じゃ・・・・と口ごもる明 「エイミーの策は貴様に破られたのだからな。今回はここまでだ。」 そう言いながら妖艶に微笑むルー。 そうかよ。と軽口を叩きながら歩きだす明。 今度は振り返らずに 「・・・・・・・案外、さっき抱きしめられた時なら・・・・・・そのまま堕ちてたかも・・・・・・な。」 そう呟いて・・・・明・・・デビルマンは学園世界へと帰って行った。 「・・・・・・・・そうか。・・・・・・・・それは、残念だ・・・・・・・・・。」 そのルーの呟きは誰もいない赤い世界の闇の中に消えていった。 その呟きに込められたルーの想いは・・・・・・・
- 353 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 16:38:49 ID:h+lBcdN4]
- 「・・・・・・・・」
「よかったのかしら?」 元の学園世界の森の中に戻るとベール=ゼファーが声を掛けてきた。 空を見上げると既に時間は夜になっていた。 「出歯亀はしないんじゃなかったのか?」 「あら?私はただ寂しそうにこんな森の中で佇んでる誰かさんに声を掛けただけよ?」 「ふん。」 そういって歩き出す明。 「ああ、そうそう。くれはから伝言よ!『これからよろしく』ってさ。」 「おいおい。今回の事件は俺が原因だったんだぞ?いいのか?」 「いいんじゃない?くれはがいいって言ってんだから。 それにウィザードの間じゃ良くある事よ。魔王に操られるなんて。」 まあ、くれは達としても忍び込んでいた者たちを一斉検挙できて万々歳であろう。 喜びこそすれ、デビルマンを恨む必要はない。 「そうかもしれんが・・・・。」 「まったく。あなたも細かいわねぇ〜」 やれやれ、と呆れながら呟く。 「とにかく!執行委員はデビルマンとムツミ=アマミを歓迎するってさ。 正体ばれたくないなら、さやか辺りに仲介してもらって協力しなさい。」 そういって去っていくベール=ゼファー 「しかし、珍しいな。お前がメッセンジャーとは・・・・・。」 「別に。ただのお茶のお礼と、後はルーへの嫌がらせよ。 その為には、あなたには執行委員達と組んでもらった方がいいもの。」 「・・・・案外執行委員達とお前に牙を向けるかもしれないぞ?」 その挑発とも取れる発言にベルは、 ニヤリ、と普通の人間が見ればそれだけで恐怖のあまり気絶するような笑みを浮かべ 「望む所よ。ゲームの障害は多いほうが楽しいでしょう?だから・・・・・・」 ―――――――その時はせいぜいあがきなさい。私を楽しませるために・・・・ね? そう述べて、裏界第2位の魔王は闇の中へと消えていった。 「やれやれ。おれはゲームの駒かよ。」 苦笑しながら明は寮の方へ歩きだす。 ムツミの事、執行委員会の連中との事、・・・・そしてルーの事 色々考える事はあるが・・・・・・まあ、それは
- 354 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 16:42:08 ID:h+lBcdN4]
- 「この学園世界にいる間、ゆっくり考えていけばいいか・・・・・」
学校とは学生達が悩み、考え、学ぶ場所だ。 この世界が続く限り・・・・・彼等との関係に自分は悩ませられるだろう ルーは学園世界の呪いと言っていたが・・・・・ 「どっちかっていうと学園世界からの宿題・・・・いや、課題だな」 あの別の世界の記憶が、過去のものか、未来のものかは分からない・・・・・ だが、自分達は彼等ではない・・・・・だからこそ彼等とは別の未来の可能性を掴む事ができるはずだ。 この記憶と想いはその為の・・・・・学園世界・・・いや、もう一人の自分達からの課題 「ま、せいぜい考えさせてもらうよ。 ・・・・・・・やれやれ・・・・・できればさっさと元の世界に帰りたかったんだがなぁ。」 ま、答えが出るまでは・・・・・この世界に居たい・・・・かな?
- 355 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 16:48:45 ID:h+lBcdN4]
- こっからエピローグです。
数日後、学校の屋上。 「ふぁああ〜。眠い・・・・・。」 屋上で明はあくびをしながら昼寝をしていた。 執行委員と協力関係を結んだとは言え、それはデビルマンの身分を証明する為のものであり、 基本的に明は一人で動いていた。 昨日も、夜中にどっか別の世界のモンスター達と戦って一人寝不足である。 ぐ〜、と腹の虫がなった。 そういえば朝から何も喰ってない・・・・・。 「腹減った〜。」 「明様。軽い物ですが、お食事をお持ちいたしましたわ。あとこちらに食後のコーヒーも。」 そう言ってエイミーがホットサンドウィッチのセットを持ち出す。 月衣にでも入れていたのか焼きたてのままのサンドウィッチは明の胃を激しく刺激していた。 「おう。・・・・悪いな。」 そういって起き上がり、もぐもぐと食事を始める明。 朝から何も入れてなかった胃にハムサンドの味が染み渡る。 「・・・・・うん。うまい。」 「それはよかったですわ。」 明の横でコーヒーをカップに入れているエイミー。 「・・・・・・ところで、・・・・・・・・なんでお前がここにいる!?」 明がエイミーの存在に疑問を持ったのはサンドウィッチを全部平らげ、食後のコーヒーもしっかりいただいた後であった。 よっぽど腹が減っていたらしい。 「あら?ルー様がおっしゃってませんでしたか? 私“誘惑者エイミー”は意地でも明様を堕としてみせると」 たしかに、意地になってるとか何とか言ってた気がする。 前回の事件もエイミーの独断だったわけだし。 「・・・・・・確かに、前回の私は、いささか急きすぎていましたわ。 ですから・・・・・・今度こそ、じっくりと誘惑し堕とさせていただきます。」 覚悟してくださいましね?と笑顔で告げてくるエイミー。 「・・・・・・いや、なんというか・・・・・。まあいい。勝手にしてくれ。」 「ええ、当然、勝手にさせていただきますわ。」
- 356 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 16:54:54 ID:h+lBcdN4]
- どうせ何をいっても、エイミーのでかい面の皮を破ることは出来まい。
それに正直・・・・・飯作るのとか面倒くさいからありがたいし・・・・。 (・・・・・・・・・・って!まずい!!それじゃあ完全にコイツの思う壺じゃねえか!!) 慌てて考えなおす明 「おい!」 しかし・・・・・ 「ところで明様。あの者がウィザード達とまたなにやら関わっているようですが?」 あっさりと別の話題をとりだすエイミー 「ん?そりぁあムツミの奴はウィザード達と行動してるはずだし当然なんじゃあ?」 ムツミはウィザード達に協力を惜しまずこの世界を守り続けている。 ちょくちょく自分を揉め事に引っ張り込んでくるのが悩みどころだが、 まあいつもの事なんじゃあ・・・・・・・・・っ!!ってちょっと待て!!!!!!!! 「ま、まさか・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!」 嫌な予感が走る・・・・・・たしかに以前はムツミはウィザード達と一緒には行動していなかった。 だが、手を貸したウィザードの中には、今まで個人的にムツミと交流を続けていた者達も少しはいたのだ。 しかも、ムツミに共感した連中が・・・・・ 「まずい!!!!!!!!!!」 あいつ等!!『アレ』を実現するつもりだ!!!! 別にあいつ等が勝手にやってるならかまわないが、自分をその仲間に勝手に加えられては困る!!!!! 今まではムツミが大っぴらに表舞台で動けなかったから実現してなかったが!!!!! 「明様?」 「どこだ!!!!あいつは今、どこに居る!!!?!?!?」 「え!?えっ、ええ。私の下僕の話では『まじしゃんず=あかでみぃー』の方に向かったとか・・・・・・」 「ちっ!!また人の多い面倒くさいとこに!!!間にあえよ!!!デッ!!ビイイイイィィ!!!!ルゥッ!!!!!!!!」 言うが早いか、デビルマンに変身して慌ててまじしゃんず=あかでみぃーの方に飛んでいく明 「デビルウイィィィィング!!!!!」 「あ、明様!? ・・・・・・・・・・・・・・・・・・行ってしまわれた。・・・・・・・・・誰かに見られたらどうするつもりだったのかしら?」 まあ、それならそれでエイミーとしてはありがたいが・・・・・・・・ エイミーの疑問に答える事無くデビルマンはまじしゃんず=あかでみぃーの方に飛んでいってしまった。
- 357 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 17:02:07 ID:h+lBcdN4]
- その頃、まじしゃんず=あかでみぃーは(ある意味で)世界の危機に瀕していた
「ふ、ふふふふふ!!!!!!は〜はははははははははは!!!!!!!!!!!!!!」 「なぁぁぁ〜はっはっはっはっはっはっはっはっは!!!!!!!!!」 「わあ〜はっはっは!!!なのである〜〜!!!!」 やたらテンションの高い人達(主に男二人)のせいで・・・・・・ 学園に三人の笑い声が響く はっきりいって凄くうるさい。 「よ〜し、いい笑いだ!!!タナロット君!!!!!! さあ!!!この私の最新兵器!!!!『ミミガー00ライザートランザムすぺしゃる』を使って この学園中を!!いや!!!!学園世界中をケモノミミで埋め尽くすのだぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!」 暑苦しい叫びを上げながら学園の教授の一人・・・・ ケモノミミに命を掛ける漢フランクラム・シュタイン教授が生徒の一人タナロットに命令する。 「らじゃ〜なのである!!!!!」 元気よく教授の作り出したミミガー00ライザートランザムすぺしゃるの砲台を背負うタナロット ・・・・・・・・あきらかに何やってるかは理解していないだろう。 ミミガー00ライザートランザムすぺしゃるに自らの有り余る魔力を エネルギーチューブを通して充電していくタナロット 「よぉぉ〜し!!!いいぞぉ〜!!!!タナちゃん!!! 魔力の調整は任せろ!!!!」 そう言いながらタナロットの後ろで計器をガチャガチャやっているのは最後の一人佐久間榮太郎 萌えキャラをこよなく愛し、萌えに命を掛ける漢であり、トラブルに首を突っ込んでさらにしっちゃかめっちゃかにしてしまう トラブル・ブースターでもある困った奴・・・・・・ちなみに、一応こんなんでも学園の準教師である。 「そう!!!!我がミミガー00ライザートランザムすぺしゃるの力とタナロット君の魔力が重なればぁ!!! 学園世界中をケモノミミの楽園にすることなど!!!!! 巨神兵が世界を焼き尽くすよりも簡単な事だああぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」 「お〜う!!!今だ!!!火を放て!!!!である!!」 ・・・・とりあえず凄いらしい。 「むっ!!!シュタイン教授!!!!執行委員達が来たようだ!!!!!!」 ドタドタ!!!といろんな武器を掲げながら執行委員達がこちらに迫ってくる。 まあ、こんだけ騒いでれば誰だって気が付くと言う者だろう・・・・・。 「ふん!!我々の崇高な野望。ケモミミ帝国の建国を阻む愚か者共め。 佐久間君エネルギーは!?」 シュタイン教授の問いに、グッ!っと親指を突き立てて力強く答える榮太郎!!!!!! 「エネルギー循環率100%!!!!!いけるぞ!!!!タナちゃん!!!!」 「よ〜し!!!タナロット君!!!!我が野望の邪魔をする愚か者共に正義の鉄槌を下すのだぁぁぁ〜!!!!!!!!」 シュタイン教授がビシィ!!!と執行委員達の方を指差して叫ぶ!!!! 「了解である!!!ケモミミライザーふるば〜すとおおぉぉぉ!!!!!!」
- 358 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 17:08:38 ID:h+lBcdN4]
- 実に楽しそうに執行委員達にミミガー00ライザートランザムすぺしゃるの攻撃をぶつけるタナロット
・・・・実の所タナロット自体並の存在ではなく『未分化魔神』と呼ばれる存在である。 そんなもんの一撃をまともに耐えれるわけも無く・・・・・・・ 「「「「「「「「「うわあああああぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜〜〜もうだめだ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!」」」」」」」」」」 ケモミミライザーの一撃が放たれたあとその場に残っているのは・・・・・・・ 「ぎゃ〜!!!!耳が〜〜!!!!耳が〜〜〜〜!!!!」 「なんで豚ミミなのよ〜!!!!!!」 「み、皆落ち着くんだにゃ〜。気をしっかり持つんだにゃ〜!!!!」 「にゃ〜にゃ〜うるさいワン!!!!!!静かにしろワン!!!!!!!」 「ってまずいですよみぃ〜。だんだんなんかしゃべり方も動物っぽくなってきたですみぃ〜〜!!!!」 「あっ!なんかドックフ〜ド食べたくなってきた・・・・・。」 「マ、マタタビが〜!!マタタビがよう〜!!!マタタビが足りね〜んだにゃあ〜!!!!!」 「ヒヒ〜ン!!!私は馬です〜。もっと罵ってください〜!!!」 「いや〜猫的には、ネコミミ仲間が増えるのはグレートキャッツビレッジ的にもハッピ〜にゃんだけど〜。 イヌミミだけはノ〜センキュ〜。こう〜なんてゆうか?カレー的な意味で?」 「ガウ!ガウ!!ガア〜!!!!(みんなおそろい〜!!)」 「うっほっほ!!!ほっほっほっほ!!!!!」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「ゴリラ!!!!フレディー!!!!!!!!ちぃ〜まずいぜ。うっ!!!俺もだんだん・・・・・体がメカっぽく!!!」 「いや、君たち変わらないでしょ」 完全に阿鼻叫喚の図とかしたケモミミ人間達の姿 先ほどの一撃の範囲・・・・・少なくとも直線で十キロはこれと同じ光景が広がっているだろう。 まあ、元から動物だったり、動物みたいなもんだったり、そもそも生物じゃないものには効いてないようだが 「か、完璧だぁぁぁぁああああ〜〜〜〜!!!!!」 「やりましたね!!!シュタイン教授!!!!!!」 「うにゅ??」 「うむ!これも二人が私に協力してくれたおかげだ!!!! さあ!!このまま一気に学園世界をケモノミミの楽園に作り変えてしまおう!!!!!!!」 「おう!!!!!」 「う〜みゅ。よくわかんないけど・・・・・楽しそうだからいいのである〜〜!!!!!」 ケモミミライザーの威力に満足し、さらに学園世界すべてに進軍しようとするバカ三人 しかし・・・・・・・ 「よ〜し!みんな!!いくよ!?」 学園の塔の上に隠れていた4人の影の一人が答える 「ああ!!!いよいよだぜ!!!みんな!!!準備はいいか!? ピンク!!ホワイト!!」 4人の中の一人、この中で唯一の男である少年が残りの二人に問いかける。
- 359 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 17:14:06 ID:h+lBcdN4]
- 「・・・・・ね、ねえ。やっぱりやめない?」
ホワイトと呼ばれた少女が恥ずかしそうに答える。 「なにを言ってるんだよ。ホワイト!!あんな悪い人達、放っておけないよ!!その為に私達が居るんだから!!」 ピンクと呼ばれた少女がそれに反論する。 「い、いやあのね、マ「ピンク!!!」・・・・・はいはい。 ほら、まだグリーンも来てないし・・・・・それに、私ホワイトって言っても、ただ普段着が白いの多いだけで別に・・・・・」 「大丈夫!!!胸に熱い正義の炎があれば!!!キミは立派なホワイトになれるよ!!!!なあピンク!!!ブラック!!!」 「「うん!!!レッドの言うとおりだよ!!!!さあ!!!!!!!!!」」 そう言いながらホワイトに手を差し出すブラックとピンクの二人 ・・・・・これだけ騒いでるのにばれないものだろうか? まあ、下は下で騒がしいわけだし。 「それにグリーンなら大丈夫!!!!こっちに飛んできてるのを感じるから!!!!!!」 ブラックと呼ばれた少女が追い討ちを掛ける。すでにホワイトに逃げ場はない。 「う、うう〜〜。(誰か助けて〜)」 元々親友であるピンクの付き添いで巻き込まれたようなものである。 彼女だけが乗り気でないのは仕方ない。 もう一人・・・・グリーンと呼ばれる彼が来てくれれば、止める事も出来たかも知れないが・・・・・・間に合いそうもない。 既に、レッドが下の三人に向かって叫んでいた。 「待て!!!悪党共!!」 「うん?」 シュタイン教授達がその声を聞いたのは、学園の外に出ようと校門前に移動した直後である。 周囲にはケモミミライザーの一撃を喰らった者達が、完全に動物になりきってゴロゴロしている。 「己の欲望のために人々をケモミミにしようとする悪のケモミミ帝国!!! お前達の野望も此処までだ!!!!!!!」 「な、なんだ!?」 「お〜!!!!なんだかわからないけどかっちょいいのである!!!」 「くっ!!!私の夢が悪だと!?だれだ!!?姿を見せろ!!!!」 シュタイン教授が叫ぶ!!! 「私達なら!」 「ここにいるよ!!!」 「何!?」 「!!!上だ!!アカデミィーの塔の上だ!!!」 「くっ!!!逆行で何も見えん!!!!!」
- 360 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 17:15:36 ID:HZ1fW/8R]
- おおっと逆光支援
- 361 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 17:23:39 ID:h+lBcdN4]
- 「ふん!!心配しなくても今からそっちに行ってやるよ!!!!!トウ!!!!」
そういって4人の内の一人が真っ先に飛び降りる!!! 「私達もいくよ!!ピンク!!!!ホワイト!!!!トウ!!!!!!!」 「うん!!!!行こうホワイト!!!!!!トウ!!!!!!!!」 「はぁぁぁぁ。しょうがないな〜。もう!!!!!!」 そういって次々と飛び降りてくる残り3人 「「な!?」」 「おお〜〜!!!」 普通なら自殺行為でしかないこの行為だが、彼等・・・・『ウィザード』達には関係ない!!!! 呆気に取られている教授達三人の前に降り立ち、それぞれのポーズを取るレッド達!!! 「ジャスティス=レッド!!山瀬京介!!!!!!」 「ジャスティス=ブラック!!ムツミ=アマミ!!!!」 「ジャスティス=ピンク!!蘭堂舞!!!!!!!!!!」 「・・・・ジャスティス=ホワイト。朔野美景・・・・・・」 「「「我等!!!!超☆正義戦隊『真・ジャスティスV』!!!!!!!!」」」 ドド〜ン!!!!と4人の背後で爆発が響き、彼等の名乗りは終了した。 『ジャスティスV』それはかつてウィザードの一人山瀬京介が所属していた だが、互いに譲らないその激しいまでの正義性故に、わずか一日で解散した伝説のウィザード部隊である!! その存在は、しばしば失われた過去として扱われ、人々の間から忘れ去られていった・・・・・ しかし!ここに京介とその新たな仲間のもとジャスティスVは新たな組織『真・ジャスティスV』として蘇ったのである!!!! ・・・・・・ちなみに・・・・・『中坊戦隊』ではないのは京介が中学を既に卒業しているからである。 「お〜かっこいいのである!!!!すごいのである!!!!!」 パチパチパチ!っと無邪気に感心して彼等に拍手を送るタナロット しかし・・・・・ 「・・・・・・・・」 「・・・・・・・・」 残りの二人は思いっきり胡散臭げな目を向けていた。 「ほ、ほらぁ〜。だからやめとこうって言ったんだよ。あの人達、呆れてるじゃない。」 ホワイト=美景が恥ずかしさから顔を真っ赤にしてピンク“蘭堂舞”に詰め寄る。 「あれ〜。おっかしいな〜????」 ピンク=舞も予想外に反応が薄いのに困惑していた。
- 362 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 17:30:03 ID:h+lBcdN4]
- 「大丈夫!!きっと俺達のあまりのジャスティス性に声もでないんだよ!!!」
自信満々にレッド=京介が言い切る。 「その通り!!!と、いうわけで!!!貴方達のたくらみもここまでだよ!!!! 覚悟しなさい!!!!!」 ブラック=ムツミも京介に同意して、もう一度シュタイン教授達に向かって宣言する。 だが・・・・・・ 「・・・・・・違う」 ボソリ、とシュタイン教授が呟く 「「「へ?」」」 「・・・・・・だから・・・・違うって。」 榮太郎が、むしろ可哀想なものを見る目で教授に続く 「大体ね?おかしいじゃないか?なんでVなのに4人しかいないんだよ?」 「「「!!!!うっ!!!!!」」」 「・・・・だから言ったのに。」 やれやれ、と呆れながら美景が呟く 残りの三人は、まさか行き成り核心を突かれると思っていなかったのか衝撃にたじろいでいた。 「Vなんだろ?Vなんだよなあ?Vってことは5人じゃないの〜?な〜んで4人なのよ?ん〜? 俺が間違えてんのかなあ〜?」 「い〜ち、に〜、さん、よん!大丈夫4人しかいないのである!!」 「だよねぇぇぇぇ??なんで4人なのかなぁ〜???ジャスティス『V』さん???」 榮太郎がいやらしい笑みでジャスティスVに詰め寄る。 「そ、それは!!ちょっとグリーンが遅れてるだけだ!!!! グリーンがくればちゃんと5人になるんだよ!!」 京介が反論する。どっちにしろレッド、ピンク、ホワイト、ブラック、グリーンとかなりバランス悪いのだが・・・・・ しかし 「ふ〜んそう。でもさ・・・・・・・・」 榮太郎がさらに詰め寄る。 「な、なんだよ!?」 「戦隊なのにさあ・・・・・な〜んで5色のスーツ着てないのかなぁぁぁぁ〜〜〜!!!!!」 「「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」」 ひぃ〜ひひひひひひいひひ!!!!!! と、とても嬉しそうな笑顔で止めを刺す榮太郎 そう、ジャスティスVの面々はいつもの格好・・・・・・輝明学園の制服で現れたのである。 はあぁぁぁ。とため息しか出ない美景。
- 363 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 17:39:49 ID:h+lBcdN4]
- 「そ、それは・・・・・」
「うううう。ま、まずいよレッド、ブラック、ホワイト。ジャスティスV始まって以来のピンチだよ!?」 「・・・・・舞ちゃん「ピンク!!!」・・・・・ピンク。始まっても何も、今日初めて出てきたばかりでしょ?」 「うう!!どうしよう!!!そうだ!!!この制服がユニフォームだって事にすれば!!!!」 「いや、それもまずいよピンク!!!だってグリーンは他の学校の学生だし!!!!」 「くそう!!!こんな所で俺達のジャスティス性が試されるなんて!!!どうすればいいんだ〜!!!!!」 「・・・・・・なんか、ほんとにgdgdだなキミ等。」 「・・・・ええ、まあ。お恥ずかしい事に・・・・」 すばらしいまでのgdgdぶりにあきれ返る榮太郎。 美景も思わずそれに同意する。 敵前の目の前で作戦会議を繰り返す戦隊という、かなりシュールな光景が繰り広げられていた。 「・・・・・・・まあいいか。さあ!!シュタイン教授!!!!!タナロット!!!!!!!! ミミガー00ライザートランザムすぺしゃるの再チャージはぁ!!!!!!!!!!??????」 「「「え!?」」」「・・・・え?」 榮太郎が突然後ろを振り返り、シュタイン教授に聞く。 驚いているジャスティスVの面々を置いて、 シュタイン教授がグッ!!!!と指を立てて答える。 「超オッケエエェェェェェ!!!!!! いつでも発射できるぞ!!!!!」 「準備OKなのである〜!!」 そう言うタナロットの背負っているケモミミライザーの銃身は思いっきりジャスティスVの方を向いていた・・・・・ 「「「「えええええぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!!」」」」 「な〜はっはっはっはっはっはっはっは!!!!!!!!! 愚かなりジャスティスV!!!!!俺が貴様等の気を引いている間にエネルギーの再チャージをしていたのだ!!!!!! さあぁぁぁぁ!!!!貴様等もケモミミになってしまえええぇぇぇぇ!!!!!!!!!!!! そして!!!俺達を萌えさせろおおおおおぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!!!!!」 「よ〜し!!!タナロット!!!!!キミが勝利の鍵だあああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!」 「よ〜し!了解である!!」 ニコニコとケモミミライザーを発射しようとするタナロット。 この距離ではジャスティスVに逃げ場はない!! しかも・・・・・・ジャスティスVのメンバーはほぼアタッカーであり・・・・・ぶっちゃけガードが苦手だった!! 「ま、まずい!!!!」 「逃げられないよ!!!!!!どうしよう!?!?」 「と、とりあえず私が月匣を展開して!!!!!」 「だめ!!!間に合わない!!!!!」 ジャスティスVの叫び虚しくケモミミライザーの魔力が彼等にも降りかかろうとしていた 「ひっさ〜つ!!ケモミミ〜」 ・・・・・その時!!! 「ライ「デビルカッター!!」ざ、あ?・・・・・・うにゃ?」
- 364 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 17:47:24 ID:h+lBcdN4]
- ぷしゅうぅぅ〜〜。と
ミミガー00ライザートランザムすぺしゃるとタナロットを繋いでいたエネルギーチューブが切断されて そこから、チャージされてた魔力が風船の空気みたいに抜けていく。 「なああぁぁぁぁ!?!?!?ミミガー00ライザートランザムすぺしゃるがああぁぁぁ!!!!!!!!! 俺達の希望があああぁぁあ!!!勇気の証がああああああ!!!!!!!!!!!!!!!」 シュタイン教授の悲鳴が轟く 「ば,馬鹿な!!!エネルギーチューブだけを狙うなど・・・・・。何ものだ!!!」 「む〜!これ動かなくなったのである〜。」 榮太郎が衝撃波の方向、遥か上空を睨みつける。 そこにいたのは・・・・・・・ 「貴様は・・・・・・!??」 「「「ジャスティスグリーン!!!!!!」」」 「だれがグリーンだ・・・・・。」 ジャスティスVの三人の叫びに頭を抱えながらデビルマンが言い返す。 ふとホワイト=美景の方を見るとジェスチャーで“止められなかった。ごめんなさい”と詫びて来ていた。 やっぱり間に合わなかったらしい・・・・・。 山瀬京介、蘭堂舞、朔野美景の三人は、執行委員達からなるべく隠れていた頃に偶然出会い、互いに協力し合った仲だ。 その時、京介と舞、ムツミがやたら意気投合して、いつかやろうとしていたのがこの『真・ジャスティスV』というわけだ・・・・ 美景と二人何とか止めようと、せめて俺たちと関わらない所でやるように説得したが・・・・・・・・・・・無駄だったらしい。 「くそうっ!!!!!よくも俺達の夢をおおおぉぉぉ!!!!こうなればぁぁぁ〜。 ・・・・・・・・・タナちゃん!!!!!!や〜っておしまいなさい!!!!!!!!!」 「アラホラサッサ〜〜である!!!」 いうが早いがタナロットがエネルギーチューブを取り外しいつもの軽装な衣装でこちらに向かってジャンプしてくる!!!! だが・・・・・ 「・・・・・・・・・」 更に高くまで上がるデビルマン 「はにゃ??」 ひゅ〜〜んと落下していくタナロット・・・・・地面に付いたらまたジャンプしてくる。 飛ぶタナロット・・・・・避けるデビルマン・・・・・落下していくタナロット・・・・また飛ぶタナロット・・・・・・ 「しぃまつったあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!! 空中戦闘用のロケットウェポンぐらい用意しておけばよかったああああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」 「なああぁぁぁんてこったああああ!!!!!!!!!!!!!!!」 ぴょんぴょん飛んでるタナロットを尻目に馬鹿二人が、頭を抱えて叫んでいた。 それを呆れた目で見ているデビルマン。 「むうぅぅぅ!!卑怯であるぞ〜!!!正々堂々と降りてきて勝負するのである〜!!」 タナロットが下で喚いているが、あんな子供とやりあう気はない それに・・・・・
- 365 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 17:54:26 ID:h+lBcdN4]
- 「・・・・・・・・お。どうやらここの『用務員』がやっとここまで来たらしいな・・・・・。」
ニヤリっ、と珍しく悪魔らしい顔をしながら榮太郎達に向かってある忠告を行う。 「別に戦ってもいいんだがな。・・・・けどいいのか?ぼやぼやしてると用務員がここにやってくるぞ?」 「「えっ・・・・・???!!」」 榮太郎とシュタイン教授の顔が固まる。 更に・・・・デビルマンは周囲で完全に動物になってるケモミミ人間達を見ながら・・・・・・ 「なかなかおもしろい事をしてたらしいが・・・・・・さて『ヤツ』はどうなっているのかな?」 「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」 と、とんでもない事を言ってくるデビルマン 「「「「?????」」」」 「お〜い!!なんでもいいから降りてくるのである〜!!!」 事情が分からないジャスティスVのメンバーとヤバさに気が付いていないタナロットを傍目にみながら 「さて、俺もあまり、あんなのと関わりたくないからな・・・・・さっさと退散させてもらうぜ。 ジャスティスV!!!お前等も早く逃げた方がいいぞ!!!」 「「「「へ?」」」」 「じゃあ、おれは注意はしたからな!!!デビルウィーング!!!!!!!!」 「あ〜〜〜!!待つのである〜〜!!!!!!」 「あ、ちょっと!!!!」 一目散に去っていくデビルマンとよっぽど相手にされてないのが悔しく それを追って去っていくタナロット・・・・・・まあ、タナロットは飽きたらすぐに戻ってくるだろうが・・・・・・ 「・・・・なんなんだ?一体???」 「さあ??」 京介と舞が頭を捻る 「デビルマン・・・・急いでたみたいだったけど?」 「うん。それに早く逃げろって・・・・?」 美景とムツミもなんの事かと頭を捻る。 「・・・・まあとにかく!!この機械を破壊しないと!!」 「うん!!そうだね!!!」 と、ジャスティスVの面々がミミガー00ライザートランザムすぺしゃるを破壊しようと各々の武器を月衣から取り出した ・・・・・・・・ちょうどその時 「あっら〜〜ん。何か騒がしいと思って来てみれば〜〜!!!!! なんてかわいらしい格好で吾輩を向かえてくれるのかしら〜〜!!!! もう!!!!!我輩その格好見てるだけでイっちゃいそう〜〜!!!!」 きゃ〜〜!!と気色悪い野太い悲鳴を上げながら・・・・・・ナニカガヤッテキタ・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・何だ? 何だあれ・・・・・?・・・・・・・・・何なんだあれ!!!
- 366 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 18:05:09 ID:h+lBcdN4]
-
それは、6対の純白の羽を持っていた。 それは、一般の人間が想像するような天使のリングを頭に付けていた。 それは、やたら盛大なファンファーレと共にやって来た。 それは・・・肉だった。 ただの肉ではない。・・・・・・筋骨隆々としたムキムキマッチョマン。 しかもそれがやたらとピッチピチのスパッツを穿いて下腹部のへその辺りから鈴をたらして くねくね腰を振りながらこっちにやってくるのだ!! おまけにさっきのケモミミライザーをしっかり喰らっていたらしく その頭には美しい豹柄のネコミミと尻尾がしっかりと付いていた・・・・・・・・。 「「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」」 榮太郎とシュタイン教授はそれを見て声にならない悲鳴を上げていた。 さらに!!!! 「あら?大変。怖がらなくていいのよ〜。それじゃあ〜吾輩がたくさんかわいがってあ・げ・る」 筋肉はそこらへんで本能から縮こまっているケモミミ人間達を一匹ずつ捕まえ、 ハグして、テッカテカに光ってる分厚い唇でディープな口付けを行いだしたのだ!!!!! やめてくれ!!!!と言う事も動物化しているからできない周囲に散らばるケモミミ人間達 筋肉天使の接吻のショックで皆、悲鳴を上げながら深い・・・・・・不快、眠りに落ちていってしまう・・・・・・・ 榮太郎とシュタイン教授は恐怖のあまり真っ白になってガタガタと震えていた。 ジャスティスVの面々もあまりのおぞましい光景に固まっている。 デビルマンが言っていたのはコレか!!!コレの事なのか!!!!!!! ・・・・・・・・今更気付いてももう遅い!・・・・ヤツは・・・・まじしゃんず=あかでみぃーの用務員ハプシエルは 既に皆の目の前、榮太郎とシュタイン教授の目前にたどり着いているのだから!!!!!!! 「あ〜らもう!!二人とも吾輩の愛をずっと待っていてくれたのねぇ〜。かわいらしい〜〜!!! いいわぁ〜吾輩の愛でいっぱい甘えさせてあ・げ・る。」 語尾にハートマークが付く勢いで二人を抱きしめるハプシエル 「「〜〜〜〜〜!!!!〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!」」 「あん!もう。そんな激しくじゃれついちゃってもう〜甘えんぼさん達なんだから〜!!!!」 「「!!!!!!!!!!〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!ブクブクブクブクブク・・・・・・・ (ガク!)」」 段々と体の色が真っ白から真っ青に・・・・とうとう真紫になった所で泡を吹いて気を失った二人 「あらあら。安心したら寝ちゃったのね〜。」 ほんと子供なんだから〜と微笑みながら、残りのターゲット・・・・・ジャスティスVの面々に目を向けるハプシエル 「あらあらまあまあ〜!!!!!!今日は本当に千客万来ね〜。 でも、大丈夫。貴方達にもちゃ〜んと愛を分けてあ・げ・る」 「「「!!!!!!!」」」 恐怖のあまり声もでないジャスティスV しかし
- 367 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 18:15:01 ID:h+lBcdN4]
- 「げっ月匣〜!!!!!!!!」
「あら?」 間一髪!!!!ムツミの展開した月匣が間に合い、ハプシエルを月匣内に封印する事に成功した。 へなへなへな〜。とその場に崩れ落ちるムツミ 「な、なんとか間にあった〜。」 「・・・・・・・・助かった・・・・・のか?」 京介が問う 「うん・・・・・多分・・・。」 「そ、そっか・・・・・・美景ちゃ〜ん怖かったよぉぉ〜〜。」 そう言いながら美景に抱きつく舞。・・・・・・よっぽどの恐怖だったのだろう・・・・いまだに体が震えている。 「そ、そうね。恐ろしい相手だったわ。ムツミちゃんがいなかったらどうなっていたか・・・・・・」 正直、美景の体も震えていた・・・・・もしかして以前戦った冥魔なんかよりよっぽど恐ろしかったんじゃないだろうか? 「ま、まあ、とにかく・・・・・悪人も滅んだみたいだし!!これで解決だな!!!」 京介が榮太郎とシュタイン教授の亡骸にちらっと目をやって締める。 本当はこの後勝利のポーズとか色々考えてたんだけど・・・・・・今は、一刻もはやくこの場から離れたい! それは、残りのメンバーも同じだった。 少し早歩きで去っていこうとするジャスティスV・・・・・・・しかし ピシリッ!! 嫌な音が空間に響き渡った。 「「「「・・・・・・・・え?」」」」 ピシリッ!!ピシリッ!!!!! 音が段々大きくなってくる・・・・・・これは・・・・・まさか!!!!!!!!! ガッシャーン!!!!!と空間が割れる音がしてそこから丸太のように太い腕が出てきた その腕にはしっかりと『ラブ&ピース』の文字が!!!! 「に!!!!「うふううぅぅぅん!!!!吾輩こんな拘束プレイなんて初めて〜!!!! 初めての感覚に吾輩ちょっぴりDO・KI・DO・KI〜!!!!!」逃げろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!!!!!!!」 「「「「うわあああぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」」」」 皆が一斉に逃げ出す!!!! ヤツから少しでも逃れるために!!!! 「あらあら〜。今度は鬼ごっこなのね〜。 うっふっふ〜。おまちなさ〜い、子猫ちゃん達〜〜。」 「来るなああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」 「「「嫌ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!」」」 学園世界に少年と少女達の悲鳴が響きわたった。 『真・ジャスティスV』・・・・彼等がこの最大の危機を乗り越える事が出来たかどうかは・・・・・・・誰にもわからない。
- 368 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 18:25:35 ID:h+lBcdN4]
- 「きゃああああああああああああ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
ムツミ達の悲鳴が聞こえてくる。 学園世界のはるか上空で腕組みをしながらデビルマンはムツミ達を眺めていた。 「やれやれ。ま、死ぬわけじゃないし・・・・・精々頑張れよ?」 まあ、美景ぐらいは助けてやったほうがよかったかな?と思わなくもないが あそこのメンバーのウィザードの中では彼女が一番経験豊富だし大丈夫だろう・・・・・・・ 「ああ!!京介君が〜〜〜〜!!!!!!」 「お、俺の事は良いから逃げろおおぉぉぉぉぉぉ〜〜〜!!!!!!!!!!!」 ふと、他の所に目を向けると、別の所ではまたこことは別の事件が起きていて、 それを執行委員達や、他の者達がそれぞれ、時に必死に、時に面白おかしく解決している。 「まったく・・・・。騒がしい世界だ。」 クスリと笑いながらデビルマンは呟く。 あちこちで精一杯生きる学園世界の住人達。 皆、泣きながら、笑いながら日々を仲間達と共に楽しく生きている。 「・・・・・やっぱり。美しいな」 精一杯に生きる人々の・・・・・そんな人間達が作っていくこの世界のなんと美しい事か・・・・・・ この美しい世界(もの)を守りたいと思ったからこそ、デビルマンは戦うことができた。 そして・・・・・・これからも・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・ 「・・・・・さて!行くか!!」 そう言ってデビルマンは赤い羽根を広げてこの学園世界の空を飛ぶ。 この世界を守る戦士として・・・・・・・・ 今日もどこかで。 「はわ?さやかさん。あれって・・・・・・・」 「あ!そうですね。」 「どこに行かれるんでしょうか?」 「馬っ鹿!!簡単じゃねぇか、ネギ。そうゆう事は本人に聞けばいいんだよ!!」 「はわぁ。ひ〜らぎらしいと言うか何というか・・・・・・」 「「あはははは・・・・・・」」 「いいじゃねえかよ。お〜〜い!!!」 ―――――――デビルマン―――――――
- 369 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 18:30:08 ID:h+lBcdN4]
-
「・・・・・よかったのか?」 「うん?何の事だ・・・・・」 赤い・・・・赤い闇の中・・・・・・・・・フール=ムールがルー=サイファーに問う 「・・・・・・・・デビルマンの事だ。・・・・・・・求めてたんじゃないのか?」 “風雷神フール=ムール”時に男女の仲を取り持つ為に奔走する彼女だからこその疑問をルーにぶつける。 これで良かったのかと・・・・・・・・・・一緒に居たかっんじゃないのか?と・・・・・・・・だが・・・・・・・・・ 「ふん。笑わせるなフール=ムールよ。あやつを求めるのは、ただ戦力としての事・・・・・・貴様の思っているような事はない・・・・・・・・・」 そう言いながらルー=サイファーは、学園世界が映っている水晶を眺めていた。 水晶の中ではムツミ達が必死にハプシエルから逃げており、それをデビルマンが笑いながら見ている。 「・・・・・・・まあ、それならばよいのだがな。」 やれやれと、ため息をつきながらフール=ムールが去ろうとする。 男女の仲を取り持つのが彼女の生きがいだ。 この学園世界に数多くの学生達がいて、恋愛を育んでいる以上、彼女にルーだけにかまっている暇はない。 「ああ、そうだ。・・・・・・以前はご苦労であった。」 「別に。ただ・・・・・・アレではデビルマン・・・・・不動明は私達にも牙を向くだろうと考えた結果だよ。」 アレ・・・・以前のエイミーの策の時、万が一、柊達が間に合わず、デビルマンが学園世界の敵になっていたとしても、 裏でエイミーが動いていた事に気付いてた以上、ルーの配下になる事は無かっただろう。 それこそ、飛鳥良の記憶の中にある牧村ミキの時のように。 単にその対象が、ミキからさやかに変わっただけだろう。 それでは、意味がない・・・・・・ デビルマンはただ、ウィザードにもエミュレイターにも牙を向く存在として、打ち倒されるだけだったろう。 それでは、あの記憶の世界と同じ、ただの繰り返しだ。 「・・・・・・それで、デビルマンの事はまだ諦めてないのかい?」 フール=ムールが問う 「当然だ。あれだけの存在。今後の冥魔共や超至高神との戦いにおいて、放っておくには惜しい存在だ。」 あくまで、戦力としてデビルマンを欲するルー 「・・・・・戦力として・・・・ねぇ?」 「ふん。なにが言いたい?」 「いや別に。・・・・・・それでは、今度こそ、私は失礼させてもらうよ。」 「ああ、せいぜい人間共を交わらせてやればいい。」 「ふふ、そうさせてもらおう。」
- 370 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 18:35:49 ID:h+lBcdN4]
- 軽口を叩きながらフール=ムールは闇に消えた。
恐らく、今頃学園世界のどこかで新しいカップルが出来上がっている事だろう。 「ふん。可笑しな奴だ。」 男女の仲を取り持つことに生きがいを感じる彼女、 だからこそ、自分とデビルマンの間に関わってくるのだろう。 己の好奇心を満たす為に・・・・・・・・・。だが・・・・・・・・・・・・・ 「・・・・・・・あいにくと、我は奴だけに関わっているほど暇ではない。」 そう、ルーには他にやるべき事が山ほどある。 己が力の回復、裏界の統治、冥魔共への対処などなど・・・・・・・・ 少なくともデビルマンだけに絡んでいる暇は彼女にない。 だが・・・・・ 「まあ、だからこそ、我を楽しませる為に頑張ってくれよ?」 明―――と、水晶を見ながらルーが呟く。 彼との記憶はあくまで、この学園世界が見せる夢でしかない。 しかし・・・・・・ 「貴様を求めるのもまた、この学園世界の見せる幻とはいえ・・・・我の本心なのだからな。」 笑いながら、ルー=サイファーは囁く。 飛鳥良の影響とは言え、彼にある程度の好意を向けているのも事実・・・・・だからこそ 「せいぜい、我に飽きられないようにな?明」 そう笑いながら、ルー=サイファーは学園世界に生きる者達をやさしく見守る。 彼女は魔王、裏界を統べる史上最悪の魔王。 だからこそ、 「さあ、我を楽しませてくれ、学園世界よ」 我が愛しき者達が、幸福の内に生きていけるように。と、金色の魔王は学園世界に語りかける。 彼女は金色の魔王ルー=サイファー・・・彼女こそ学園世界を見守り、人々を慈しみ見下す最悪の魔王 魔王はただ、妖艶に、美しく、優しく、そして冷たく世界を見つめ続ける。 いつか来たる神々との戦いのその日まで・・・・・・・・・ Fin
- 371 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 18:45:12 ID:+/WwdVpN]
- 乙でしたー!
NWウィザード勢魔王勢他クロス勢うまくちゃんぽんしててたのしかったっすー
- 372 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/27(水) 18:48:21 ID:h+lBcdN4]
- というわけでようやく投下終了しました
逆光・・・吾輩・・・・Orz 正直話がなげえよ!?とか ルー様はこんなんじゃねえ!!!別の世界の記憶ってなんじゃ!!??とか ってか、最後の方別の話じゃん!!!!とか 色々思うところはあると思うのですが・・・・・許してください。 今後はもっと短いのや、ちゃんと話数を分けて投稿するよう注意いたします。 それでは、昨日から、長い間失礼しました。 昨日の分も含めて支援くださった方々本当にありがとうございます。 投稿の際のアドバイスを下さった方々も本当ありがとうございます。 それでは失礼します。 あ、あと終盤の『マジシャンズ=アカデミィー』組は アニメのイメージで作ってますので、小説版と違ってもご容赦ください ではでは〜またいつか
- 373 名前:@学園世界 mailto:sage [2009/05/27(水) 21:16:32 ID:5DlTYUC6]
- >>340
学園の方。ってなわけで書いてみた。 学園名 :私立輝明学園秋葉原分校 原作 :ナイトウィザード! 主要キャラ:柊蓮司、赤羽くれは他多数 解説 :オタクの聖地、秋葉原にある現代系の学園。小等部から大学まである。 生徒の大半は特殊な能力を持たない一般人だが、彼らに紛れて「ウィザード」と呼ばれる異能力者が学生生活を営んでいる。 ちなみに「ウィザード」の能力は千差万別のため、ひとくくりに語るのは難しい。 学園名 :トリステイン魔法学院 原作 :ゼロの使い魔 主要キャラ:平賀才人、ルイズ・フランソワーズ・ド・ラ・ヴァリエール、タバサ 解説 :生まれつき魔法の才能を持つ貴族階級「メイジ」が魔法の技術を学ぶ異世界系の学園。 学園の生徒及び教師はほぼ全員が「地水火風」の4つのうちのどれかの扱いに長けた魔法使いである。 貴族の子弟であるこの学園の生徒の多くは元の世界においては魔法の才能を持たない「平民」を見下していた。 学園名 :ザールブルグアカデミー(王立魔術学校) 原作 :エリーのアトリエ(マリーのアトリエ) 主要キャラ:マルローネ、エルフィール=トラウム、ドルニエ 解説 :錬金術師の卵たちが学ぶ、異世界系の学園。通常は卒業まで3年だが、優秀者はマイスタークラスに進むことで5年まで在校することができる。 作れるアイテムは爆弾から空飛ぶ箒、果ては賢者の石までかなり幅広い。 ちなみに学園世界においては「カゲモリ」の集会所がこの学園内にあったりする。 学園名 :麻帆良学園都市 原作 :魔法先生ネギま! 主要キャラ:ネギ・スプリングフィールド、エヴァンジェリン・A・K・マクダウェル、犬上小太郎 解説 :複数の学園とそこに通う学生たちのための各種施設で構成された「学園都市」の1つ。 基本的には現代系の学園の集まりだが、一部現代科学を超えた超テクノロジーがあったり、本物の「魔法使い」が教師や生徒の中にいたりするのが特徴。 ちなみにネギが先生をやっているのは麻帆良学園中等部。クラスメイト31人全部にちゃんと設定がある辺り、作者は凝り性だと思う。 学園名 :浅間山学園高校 原作 :陰からマモル! 主要キャラ:陰守マモル、紺若ゆうな、雲隠ホタル、服部山芽 解説 :東京都の片隅にある、ごく普通の現代系の高校…のはずが天性のトラブルメーカーとそれをこっそり守るすご腕忍者を中心に 美人女剣士やら非常に仲が悪いくのいちやら天性のトラブルメーカーやらが通っている面白系の学園。 時代劇部なんてもんがあったり罠だらけの隠し地下室があったり、ちょっぴり変わっているのは、秘密だ。 学園名 :光綾学園 原作 :ぱすてるチャイムContinue 主要キャラ:薙原ユウキ、ルーシー・ミンシアード、竜胆リナ 解説 :冒険科と言う冒険者になるための訓練を行う学科のある異世界系の学園。 冒険科の生徒は戦士、スカウト、魔法使い、神術士の4種類のスキルを学び、3年生は週に1度実習用のダンジョンに潜るダンジョン実習が行われる。 基本的には剣と魔法の世界だが、魔導技術が発達した世界のため文明レベルは現代系の学校と同程度である。 補足とか、他の学校とかは大歓迎です。
- 374 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 21:22:14 ID:FwFHZDfM]
- さすがに輝明学園の解説は不要だと信じたいw
- 375 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 21:25:01 ID:ihtXOEYs]
- >>373
テンプレ作ってみた 学校名:通称(正式名称) 出典:作品名/所在地(世界属性:ファンタジーもしくは現代) 学校の形態:共学もしくは男女別/普通もしくはあれば専門過程/通学年齢(小・中・高など) 説明文:<三行程度にまとめること> 代表的な所属者:<三名程度> こんなもんでどうだろう?
- 376 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 21:39:04 ID:9ObH8Ks8]
- マリーとエリーの錬金術は原初の炎(宇宙の始まり)まで作っちまうくらいだからな、パネェ。
- 377 名前:罵蔑痴坊(偽) mailto:sage [2009/05/27(水) 22:23:34 ID:wzJTfJkD]
- >372
乙。ルー様にはきっとカオスフレア分もあるでしょうか。 【ハッタリ某仕事しろ】 後、ケモミミだけでは不満だと、ド・ジーコ・メイドスキーが見てます。 >373-374 分かりました。付け足しましょう。 学校名:春高(私立春風高校) 出典:究極超人あ〜る/東京都練馬区(世界属性:現代) 学校の形態:共学/普通過程/高校生 説明文:伝説の部活「光画部」をはじめとして、訳の分からぬクラブが群雄割拠するリベラルな校風を誇る。 制服は無いが世界征服を謳うOBはいる。 代表的な所属者:R・田中一郎、鳥坂先輩、柳昇校長 学校名:城南大学 出典:複数/東京都内(世界属性:現代) 学校の形態:共学/四年制/大学生 説明文:仮面ライダーやウルトラマンなど、多くの作品に登場する架空の大学。 類似品として城北大学もある。 変わったところでは『男はつらいよ』の寅さんの甥がOBらしい。 代表的な所属者:本郷猛(仮面ライダー)、高山我夢(ウルトラマンガイア)、亀山薫(相棒) 学校名:番長学園(国立番長学園) 出典:番長学園!/東京都(世界属性:現代) 学校の形態:共学/普通科及び商業科、看護科/通学年齢はあって無きが如し 説明文:日本中の高校を支配しようとする豪巌帝国に対抗する為、東京湾埋立地に設立されたマンモス学園。 様々な異能を持つ“番長”達が多数在籍する。 日本中から高校難民を受け入れる。 代表的な所属者:権田原権三、001、レイ番長 学校名:リオフレード魔法学院(リオフレード・マジカルアカデミー) 出典:異界戦記カオスフレア/始原世界オリジン(世界属性:ファンタジー) 学校の形態:共学/初等科・中等科・本科/6・3・3 説明文:三千世界の叡智を学び教える巨大学園。元世界の事情もあって様々な生徒が群雄割拠している。 おかげで課外授業や各種クラブも多種多様極まりない。 その正体は宇宙怪獣リオブレードン(PL:鈴吹太郎)。 代表的な所属者:大賢者アウゼロン、マリア・カスタフィオーレ、エスカロップ教授 ……こんなものかな?
- 378 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 22:27:30 ID:7xNKePHf]
- 代表的な所属者と同時にわかったらでいいからすでにSSで使われたキャラもあったらいいかも
- 379 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/27(水) 22:52:32 ID:qW5e0eOc]
- じゃあ俺もついかー
学校名:都立陣代高校 出典:フルメタルパニック/現代(SF要素含む) 代表的な所属者:林水敦信(林水会長閣下) 相良宗介(相良軍曹) 学校の形態:(ほぼ一般的な)普通の共学高校 学園自体は特に目立つような特色はない、ごく普通の現代系の高校 一部を除いて、ほとんどが良識ある(ノリのいい)一般人なのだが、戦争バカ(相良軍曹)が転校してきた事から大概の騒動には慣れている 戦争バカや閣下の他に、チェーンソーを振り回す用務員や殺人拳を継承している空手同好会会長など、ぶっ飛んだ奴らが結構いる 学校名:熊本要塞(尚敬高校・第62高等戦車学校) 出典:ガンパレードマーチ/現代(SF要素含む) 代表的な所属者:芝村舞(極上生徒会メンバー?) 森精華(開発部所属?) 学校の形態:学兵養成機関、プレハブ校舎、軍事基地と軍学校が混ざったような感じ 幻獣によって追い込まれた日本政府が14歳から17歳までを少年兵として強制召集して時間稼ぎ的に設立した急造の要塞 第62高等戦車学校の5121小隊には、なぜか特殊な能力や経歴などを持った人物が集まっており、しかも新型兵器である人型戦車・士魂号が配備されている (実は生徒のほとんどがクローン体/強化体で並みの人間を遙かに超えていると言う設定もあるが、とてもそうには見えなかったりする)
- 380 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/28(木) 00:58:07 ID:shvVRr5i]
- >>243
だいぶ遅レスだが >(柊蓮司、お屋敷に雇われる的ストーリー)。 ……夜ねこ氏の趣味からいくと遠野か三千院のどっちかかと予想してみるが予想外なところもきそうと予想してみる
- 381 名前:悪魔達の日々@学園世界ネタ mailto:sage [2009/05/28(木) 02:44:22 ID:oXNIgn1F]
- すいません!!今気付いたんですが飛鳥了の了を間違えて良にしてますねこれ
重要キャラだったのにOrz 名前間違い失礼しました・・・・・・全然気が付かなかった・・・・・・
- 382 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/28(木) 02:47:27 ID:l5Y7rWR4]
- まとめwikiに登録したときにこっそり直してもよかったのに
- 383 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/28(木) 03:35:30 ID:ocNX1fxn]
- >>243
そういや柊、復活したね
- 384 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/28(木) 06:38:09 ID:l5Y7rWR4]
- 兜甲児もだそうと思えば出していいんだろうか
- 385 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/28(木) 07:00:32 ID:oppihtPD]
- >384
というかもう出てた。
- 386 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/28(木) 07:28:06 ID:7SKJ6psQ]
- 活躍させようと思えば、リートフェルト教練学園@エンブリオマシンRPGでマジンガーっぽいエンブリオマシンでも
作るしかないかな?ロケットパンチとかもあるし。 BKや鋼機の工場は輝明学園には流石になさそうだし。それともヴィヴィ先生あたりなら工房で作ったりできるのかな?
- 387 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/28(木) 11:22:41 ID:shvVRr5i]
- 前もロボット関連については揉めた覚えがあるんだがな
- 388 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/28(木) 11:53:51 ID:vWu5MUHY]
- そもそもマジンガーZじゃなくてマジンガーエンジェルなんだぜ
- 389 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/28(木) 12:23:08 ID:J7NrBIYq]
- 小学校を基地に改造しちゃうエルドランなら何とかしてくれる。
- 390 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/28(木) 21:08:58 ID:UmbpC3sf]
- とりあえず今までのSSからありそうな感じだったのは士魂号とナイトメアフレームくらいか?
- 391 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/28(木) 22:15:53 ID:sIzHuA0T]
- >>390
確か、ダイソード組みも居たはず。
- 392 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/28(木) 23:28:57 ID:BF0QkmmA]
- 流れを読まず更に学園解説ついかー
学校名:学園都市 出典:とある魔術の禁書目録/現代 代表的な所属者:御坂美琴、初春飾利、不幸だーの上条さん 学校の形態:能力開発、外部と隔離された科学巨大都市 能力者の育成を主とする、「複数の学園や施設で構成された都市」ではなく都市自体が学園といえる「学園都市」 能力開発の関係により、最先端の科学が研究されており、外部との科学技術に数十年の開きがある 学生や教員による治安維持が行われており、また潜水艦や戦闘機、超高度並列演算処理器など、都市と言うより国と言った方が近いものがある 学校名:エルクレスト学園(エルクレスト・カレッジ) 出典:アリアンロッド/ファンタジー 代表的な所属者:アルヴィン=ケンドール(報道委員) 学校の形態:冒険者育成、全寮制 賢者の街エルクレストにある、冒険者養成学院。 神学、法学、魔法学、錬金学、探索学、戦闘学など、さまざまな学問を学ぶ事ができ、必ずしも冒険者育成とは限らない点も 6人の偉人の名が付けられた寮(という名の派閥)に分けられたり、パーティとしてギルド(班)を組むなど、学生同士の交流が大いに行われている 学校名:穂群原学園 出典:Fate(氷室の天地・プリズマイリヤ含む) 代表的な所属者:氷室鐘(軍師) イリヤスフィール・フォン・アインツベルン(魔法少女プリズマイリヤ) 学校の形態:(おそらく)普通の共学高校 裏も表も至って普通の学園。ただし、本編では魂を溶かす結界が張られたり、元殺人鬼が教師をしていたりと何かと火種になる事が多い舞台 何気に教師の戦闘力が高水準だったり、一般生徒のノリがかなり良かったりするが、まぁ学園世界ではよくある一般的な学校と言える (注意・これを書いている本人はプリズマイリヤは未読です。そのへんの追加誰かヨロシク!)
- 393 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/29(金) 00:56:40 ID:Tv0I22sQ]
- そういや禁書世界の学園の能力開発という名前の人体実験はさすがに学園世界ではNG行為なんかな?
- 394 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/29(金) 01:43:42 ID:ztkOTgAU]
- >>393
他人様のとこの教育方針に口出すようなことはしちゃいかんと思うがな つーか、勘違いされてるかもしれんがあそこの開発って一般的には「安全に用法用量を守った記憶術」みたいなもんだぞ? 人間の新しい脳分野での研究開発って言われてるようなもんだ まず第一に親御さんがきちんといて学校にきちんと通ってる子には「安全な能力開発」が行われてるよ どこを問題視してんのか知らないが、それなら「命のやり取りの仕方」を教えてる輝明学園以下戦闘技術を教える場のある学校だって非人道的だろ 相手の世界の事情を知らないのに「人道的じゃないからやめなさい」とかどこの勘違いなら言えるんだよ
- 395 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/29(金) 02:02:07 ID:1ZYIaPyf]
- まあ、ガチで生徒を下僕バリアーにする技がある不思議暗黒学園なんてのもありますしな。
- 396 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/29(金) 03:40:27 ID:Tv0I22sQ]
- >>394
とりあえず、「安全な能力開発」とか言いたい事は山ほどあるが禁書アンチっぽくなるから自重する。インデックス可愛いよインデックス でもぶっちゃけそれが一番平和なFAなんだろうなぁ>>他人のところの教育に口出し云々
- 397 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/29(金) 04:09:04 ID:MZSB+UD3]
- オーフェンの「牙の塔」だって卒業までにごろごろ死んでるらしいし
- 398 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/29(金) 04:58:57 ID:Xf8WP+v4]
- 各学校は、元の世界に帰るためにある程度の協力体制を取っているだけで、教育方針云々に干渉し合うほど馴れ合ってはおるまいて。基本的には。
- 399 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/29(金) 05:00:15 ID:1ZYIaPyf]
- 結局のところよその学校の人間巻き込まなきゃ文句は言えないし、言うべきじゃないってことなんだろうな。
- 400 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2009/05/29(金) 08:03:48 ID:ztkOTgAU]
- >>396
一般的なレベルでやられてることとそうじゃない連中は違う、と言い返せることは山ほどあるけど禁書厨っぽくなるからやめる。これでいい? 価値観の相違がありまくるところもいくらでもあるけど、受け入れず拒否しようって考えるより 少しずつでも歩みよって理解してもらおうという方向に変換しようと考えてる連中の話の方がよっぽど面白いと思う 実は悲劇の種なんていくらだってあるんだよな 一般的な人間の形をしてない連中なんかモロ迫害対象 エルクレスト他ファンタジー系大変だねだし、「吸血鬼」なんて人間を食う化け物を、そうと知ったら許容できないって奴も絶対いるだろ 力があるから他の奴と違うって勘違いも、力がないからある奴が恨めしいって勘違いもある だったらそのちっちゃなわだかまりの山をどういう手段で解消しよう、って話考えた方が、よっぽど楽しくないか?
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