- 24 名前:吾輩は名無しである (スッップ Sd02-7ksP) mailto:sage [2019/12/14(土) 19:21:11 ID:TWGGt2H2d.net]
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100年以上前に夏目漱石は未来を予言してたわけで 「それから」 (1909年) 「大袈裟に云うと、日本対西洋の関係が駄目だから働かないのだ。 第一、日本程借金を拵らえて、貧乏震いをしている国はありゃしない。この借金が君、何時になったら返せると思うか。そりゃ外債位は返せるだろう。 けれども、そればかりが借金じゃありゃしない。日本は西洋から借金でもしなければ、到底立ち行かない国だ。 それでいて、一等国を以て任じている。そうして、無理にも一等国の仲間入をしようとしている。だから、あらゆる方面に向って、奥行を削って、一等国だけの間口を張っちまった。 なまじい張れるから、なお悲惨なものだ。牛と競争をする蛙と同じ事で、もう君、腹が裂けるよ」 これも 山路を登りながら、こう考えた。 智に働けば角が立つ。 情に棹させば流される。 意地を通せば窮屈だ。 とかくに人の世は住みにくい。
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