- 26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2019/05/02(木) 02:43:54.26 ID:Q8zZBGfp0.net]
- ――開発作業は、どこかで終わりがくることはないとおっしゃられていましたが、山内さんとしては5年先、10年先を見ながら開発を行っているのでしょうか?
それほど厳密に予定を立てているわけではありません。ただ『GT』がどのように変化していくのか? ということではなく、もっと大きな枠組みで社会がどう変化していくか? とか、そういうことに関してはいろいろ想像していますね。 ――山内さんは自動運転に興味を持っていますか? 僕はスポーツカーにこそ自動運転がほしいと思っているんですよ。というのもサーキットまで行くのがすごく大変。スポーツカーはサスペンションもハードですし、渋滞のなかを走っていて快適な車ばかりではないので、そういう場所は自動運転。 それで自分が走りたい場所に来たら自動運転を切って走るっていうのがいいんじゃないかと。 ――ゲーム部分だけでなく、世の中の動きを見ながら、それに対応した部分も発展させていこうと? そう思いますね。やっぱり、目の前に現れた人たちを幸せにしたいっていうモチベーションが、僕も含めスタッフの間に凄く高いので今後、僕らの視界にどんな人たちが入ってくるのか? という部分かかわってきますね。 ――ゲーム内の“ブランドセントラル”の項目に用意された“ミュージアム”では各メーカーの創業からの歴史が見られたり、“スケープス”でいろいろな場所に車を配置して写真を撮影できたりと、 非常に興味深いコンテンツが揃えられていて、「実車を購入するためのカタログとしては最適なのではないか?」と思えるくらいでした。ゲームとしてだけでは、そういった部分の発展性も想定されているところでしょうか? 結果としてそういうものになった、という感じです。例えば“スケープス”の写真の世界を自動車メーカーの皆さんお見せすると、これでカタログを作りたいと皆さん興味を持ってくださるんですね。 おそらく『GT SPORT』を発売した後は、エンタープライズ向けの『GT』を作る必要があるのかな、とも思っています。それは“スケープス”のような美しい写真とか映像を作るための『GT』でもありますし、あと最近ニーズがすごく多いのが自動運転ですね。 自動運転は僕らが望んでいなくても、実際、自動運転の開発に『GT』が使われていますので、そのあたりにも注力していけばサポートできるかなと思っています。 ――ガレージなどで選択できる“クイックチューン”というのは、過去の作品にあったチューニングの簡易版でしょうか? そうですね。本格的な調整に関しても、わりと簡易な作りになってはいますが、必要なセッティング要素はすべて入れてあります。 ――パワーと軽量化を調整することで車のランクが変化しますが、調整しだいで上のグレードのレースに出場できたりしそうですが。 できます。そのあたりも世の中の変化に合わせているところなんですね。例えば『GT1』を発売したころであれば、エアクリーナーを交換するというだけで何をするか想像ができたんですよ。 でも現在では「エアクリーナーって何ですか?」という世の中になりましたので、そのあたりも考慮してゲームデザインを変えています。 ――“ドライビングスクール”や“ミッションチャレンジ”では、お手本の映像がYouTubeからの再生されているようですが、あれはYouTubeにアップされているものを再生しているのでしょうか? そうです。なので、あの作りのもくろみとしましては、もちろん僕らが最初にオフィシャルのチュートリアル映像というのを用意しておこうと思うんですけど、 いずれもっとすごい走りをするユーザーが出てきたら、そのユーザーがYouTubeにアップした映像をリンクできるようにしようと思っているんですよ。僕らが用意した映像よりも凄いものだったら、それも見られるようにしようと。
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