- 153 名前:[Fn]+[名無しさん] mailto:sage [2011/10/09(日) 22:55:07.52 ID:59enYaVf]
- Windowsデスクトップを右クリックし、メニューから「画面の解像度」を実行すると、ディスプレイ
表示の変更のための画面に遷移する。ここでコマンドリンク「テキストやその他の項目の大きさの 変更」をクリックすると、カスタム値を指定して自分の好きなスケーリングでWindowsを使うことが できる。12.1型WXGAディスプレイの場合なら、130%にスケーリングすれば、ほぼデフォルト値で使える ようになるはずだ。 画面の表示が細かくてつらいと嘆く前に、適切なスケーリングに設定すればいいのだが、普通の ユーザーは、なかなかこの設定にたどりつけない。仮に、デスクトップの右クリックで、画面の解像 度の変更メニューを見つけたとしても、解像度自体を変更し、本来の高解像度スクリーンの特性を 生かし切れていないことも少なくないと聞く。 プラグ・アンド・プレイはデバイスの性能を最大限に発揮できるようにはしたが、デバイスの向こ う側には人がいることを、ちょっと置いてきてしまっているのかもしれない。 ●マルチタッチとマルチディスプレイ Windowsは、その出自を考えると、マウスを使って操作されることを前提にしている。だから、 96dpiというデフォルト解像度で使った場合でも、マウスポインタでの操作にはちょうどよくても、 マルチタッチディスプレイなどで、指のサイズに対してボタンや各種コントロールのサイズが小さ すぎて操作がしづらいと感じるに違いない。だからこそ新しいシェルが必要だし、アプリについても、 適切なサイズ感のコントロールオブジェクトが求められるはずだ。 Windows 8では、タイルを使ったGUIで、指でもマウスポインタでも支障なく操作できることを目指し ているようだが、本来的な意味で、それでいいのかという疑問も残る。仮に今後、4K解像度のディス プレイなどが一般化したときに、対応していけるのだろうかと心配にもなる。 iPhoneとiPadの関係のように、想定されるディスプレイサイズが2種類しかないような場合は、 それぞれに最適化したコントロールでGUIを作れるが、どんなディスプレイが接続されるのか分から ない場合も多いのだから、そろそろきちんとした約束事を決めておかないと、ユーザー体験が損なわ れてしまう結果を招く。 ジョブズ氏は、このあたりの問題を、いったいどう考えていたんだろうか。iPadとiPhoneの中間に 相当する7型程度のデバイスは中途半端だと言っていたそうだが、異なるスクリーンサイズをスマート に解決する方法を彼のセンスで提案してほしかったし、その実装を見たかったなとも思う。 スクリーンのサイズと解像度、そして、それに向き合う人との距離。それぞれに応じてGUIを構成 する要素の最適サイズは異なる。 百花繚乱のノートPC、そして、スマートフォン。目の前にある多彩なスクリーンサイズと解像度。 この問題は早めに解決しておかないと、将来ややこしいことになりそうだ。
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