- 1 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/20(金) 22:25:22 ID:0z9XcEkB0]
- クリフトとアリーナの行く末を語らうスレです。
前回に引き続きまたまたまた前スレは落ちたがキニシナイAA!! 職人さんによるSS投稿、常時募集!
- 2 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/20(金) 22:27:05 ID:0z9XcEkB0]
- 前スレ
【片想】クリフトとアリーナの想いは Part4【両想】 前々スレ 【片想】クリフトとアリーナの想いは Part4【両想】 game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1127912729/l50 前々々スレ 【脳筋】クリフトとアリーナの想いは3【ヘタレ】 game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1107964272/l50 要望があったので立ててみた。 今度落ちたら知らんぞ。
- 3 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/20(金) 22:28:22 ID:0z9XcEkB0]
- 前スレURL抜けてた。スマソ
【片想】クリフトとアリーナの想いは Part4【両想】 game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1133445729/l50
- 4 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/20(金) 22:35:05 ID:skcfAKq4O]
- クリフトとアリーナがどきどきなえっちをするSSをうpするネ申はまだですか。
- 5 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/20(金) 23:05:13 ID:k22SKT8l0]
-
あたしたち 純真無垢のDQ少女漫画系カプオクテット 叩かれても晒されても ずーっとラブラブし続けまーす! +  ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,. -−、 love + love love | |田||. . love ._.、 ノ,_ . __△__ |__,|_|| + ._ _ ,'^y'⌒⌒ヾヽ.〃彡ミヽ. ,〃ミ'彡ミ、 + . ヽ_____L..、_,i , '´ ,_丞_ヾ'"ヾi"ミ. ))!#八~゙リ(,〈(((/(~ヾ》 ソノ〈〈、~゙))〉ニニヽ / ,ノノノぐ/*゚.-゚ノゝ.i ./ノノノ))〉(O=O)゙(.(ヾ(!゚ n゚ノ!) ヾ巛^ヮ゚ノ" 〈リ(_゚ -゚ノ>(゙)从ハ (9ノノ(,^ヮ゚ノK~キチス ノゞ(! ^ヮノ'σ)^ヮ゚ノj '゙ /ヽ、)ノ)づく"'i':=:゙i!}つ〔_〕キ干!〕’- ’*リノ、 @ノノ (゙フづ∪i÷-|j((ソ/゙ミ三ノノi| 兄゙i⊃ U曰ニ〈 〈._,」"Yヾl. U〉=ニ=iJ)'i:lと》))ソ . んく/__i.〉.Li_,_/」 ゙ゝU . ノ/ il.__」!. + // ,!@ i†=|=|ノ /_i__i_i_〉/ |;|_ ヾ' love' + じ'ノ し'`J . ん、;___,ゞーじ' J' ん、_!__!,ゝ. |ー |-|. + |ー||-|. ~じじ~´  ̄  ̄ .  ̄  ̄
- 6 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/20(金) 23:13:47 ID:kmsmpE/t0]
- ┏ うんこ━━クエスト━━ちんぽ━━まんp┓
┃H999 H123 H777 H87 ┃ ┃M 999 M 0 M88 M12 ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ __ノ | _ | | | ノ\__ヽ ヽ二二 ヽ -―人 、 | \ノ(◎) _____/ /'(__) _ | / / _(__) \ | |/ (*・Д・)=3ムハァ \ .\ヽ、∠___ノ\\ \ .\\::::::::::::::::: \\ \ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃うんこin便器 のこうげき! ┃ ┃うんこくさい息 をはいた! ┃ ┃うんこはくさくて動けない!クエストはくさくてうごけない! ┃ ┃ちんぽはくささで萎えてしまった!まんpは息をかわした! ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛
- 7 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/21(土) 00:33:55 ID:ETekKlRN0]
- .__△__
ヽ___/ . / ,ノノハ)) . (9ノノ(,゚Д゚ノi < アリーナage @〃とヾ二)つ . . ん'vく/___iゝ .じ'i_ノ
- 8 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/21(土) 00:37:37 ID:fTiRFzEc0]
- アリ−名さまが隠れて自慰していた
クリフトのティムポを足で擦りあげるSSまだー
- 9 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/21(土) 01:30:17 ID:p/Qygb//O]
- 乙
職人さんたち、気兼しないでどんどんうpしてください。 じゃないとすぐ落ちてしまいます。 前スレのあっさりクリアリ スーパー1氏の長編マダ-?
- 10 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/21(土) 03:53:52 ID:3sfwEqKU0]
- 栗不図の夢の中を覗きたい(;゚∀゚)=3
- 11 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/21(土) 12:38:18 ID:0goZ/AlkO]
- >>1乙です
今度は落ちないように保守しなきゃな ところでSSマダー?
- 12 名前:青島 mailto:sage [2006/01/21(土) 18:13:53 ID:NiEeBRa20]
- 現在このスレでは激しくSSが不足しています
お願いです・・・このスレ助けてください・・
- 13 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/21(土) 23:45:28 ID:quMm9SWa0]
- クリフトの愚行
ttp://cgi.2chan.net/o/src/1137585178668.jpg その後の顛末 ttp://www.uploda.net/cgi/uploader2/index.php?dlpas_id=0000009088
- 14 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:niiyama [2006/01/21(土) 23:47:23 ID:quMm9SWa0]
- >13のパスはメル欄
- 15 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/21(土) 23:55:19 ID:xiwdLWYO0]
- >>13
古川やすし18禁同人誌より2ページ。PC無害。青少年有害。一部精神的有害? クリアリ的にクリアリでラブラブ萌えなんだがしかしクリアリ的になんかちょっと……まあ何しろniiyamaさんだからね。
- 16 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/22(日) 01:00:21 ID:RLfUpbnp0]
- >>13
どっかで見た絵柄だとおもったら エッチな下着フェチの人が描いたやつか クリフトも落ちぶれたもんだなw
- 17 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/22(日) 12:43:25 ID:J/o1efkb0]
- とりあえず保守ついでにAAでもおいときますね
,. -−、 | |田|| |__,|_|| L..、_,i ぐ/|.゚ー゚ノゝ K~キチス ∪i÷-|j Li_,_/」 .し'`J .__△__ ヽ___/ . / ,ノノハ)) . (9ノノ(,゚.ヮ゚ノi @〃とヾ二)つ . . ん'vく/___iゝ .じ'i_ノ
- 18 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/22(日) 20:10:39 ID:edd+YJco0]
-
スレ オチチャッタ カラ アソビ ニ キタワヨー ,.-− 、 ワタシ ノ スレ ||田| | . ダッタンダケド… ||_|__| ,.'´,^!´ヽ . ,.'´.^!´ヽ i、_,..」 ミネアサン ノ スレ マデモ… i卅<0>》 .i卅<0>》 八゚-.゚;|゙ゝ コノ スレ モ .川;-_-ノ! |!lリ^ヮ゚ノ! "Kキチ~ス ヒトゴト デハ アリマセンネ 巛(づ○0 lと'◇◇⊃ レi÷-∪ ./_,バ) ノリ(~廿! Li_,_/」 ん,__!_リ し',ノ . じ.し'
- 19 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/23(月) 00:55:16 ID:GkZFkOqu0]
- コンサートでIVの曲やらないかな〜
無理かな〜
- 20 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/23(月) 01:33:10 ID:Si2hpSTvO]
- クリフトの
姫様優先回復というAIに萌え。 ザキ魔というのもバカっぽくていいがw
- 21 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/23(月) 06:48:52 ID:6vrSy9OGO]
- ganbaru-ac.com/amazon/main_php/list.php?c=dorague&d=032&p=03KAPjj/62wb6
- 22 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/23(月) 17:22:18 ID:thuzS5KyO]
- ちょっとエロいの書いてみたいがシチュが浮かばない……。
ほのぼのでも挑戦してみようかな。
- 23 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/23(月) 22:11:27 ID:q8UQjiWUO]
- >>22ガンガッテクレ!!
- 24 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/23(月) 23:04:03 ID:GkZFkOqu0]
- きのこの人のサイト閉鎖してる!?
- 25 名前:22 mailto:sage [2006/01/24(火) 00:17:13 ID:bdu5b0Ml0]
- なんかまたポエムっぽくなってきちゃいました……。
しかもクサイ。少女漫画風味。 >>24 うちのことかな……。 ぶっとびネットがぶっとんでるだけですよー。
- 26 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/24(火) 01:14:44 ID:nyu0BXWxO]
- きのこの人キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
クサイのキボン!
- 27 名前:22 mailto:sage [2006/01/24(火) 22:14:38 ID:bdu5b0Ml0]
- うーんやっぱりポエムから抜け出せない……。
ちょっと路線変えて書いてみます。 保守ついでにとりあえずご報告……。
- 28 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/25(水) 01:59:22 ID:tUkyoiSFO]
- 保守age
- 29 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/25(水) 22:51:15 ID:jwxBUOAv0]
- 前スレで三つくらい稚拙文置いてった者だが、またスレ立った記念に置いていこうと思う。
- 30 名前:1/2 mailto:sage [2006/01/25(水) 22:52:08 ID:jwxBUOAv0]
- なぁ、お前気づいてるか?
それこそ最初だけだった。 こいつらバカップルじゃねぇの?って思ったのは。 事情を聞いてもだ。 城中の人間がいなくなってて、同郷の仲間は二人だけ。 そんな二人のうちの一人が病に倒れたのだから、ああいう反応なわけだ。けど。 あのトンデモお姫様は自ら危険に乗り込んであいつを救おうとした。 それがかなわなくて、ずっとベットの横で泣いてた。 あいつが助かったら助かったで、ずっと側に寄り添ってた。 そこまで大事なやつなんだってことだろ。 だからてっきりデキてんのかって思ってたんだけど。 ところがだ。 旅を一緒にするようになるとわかった。 わりとあのお姫様は誰にでもそんな感じなのだ。 すぐに誰とでも仲良くなってべったりくっついてくる。 人懐っこいって言うか。 で、あいつはあいつでしれっとしてた。 お姫様が何かしでかすと、お小言につぐお小言。 もう一人の仲間のあのじいさんの若いバージョン、っていうか、そんな感じで。 それで、すごい過保護。 あいつらがよく一緒にいるのは、そういう姫で、そういう臣下だからだっていう風な考えで落ち着いた。
- 31 名前:2/2 mailto:sage [2006/01/25(水) 22:53:09 ID:jwxBUOAv0]
- コミュニケーション過多なお姫様によくあいつは注意する。
しかも何でか周りの人間の方にも。 マーニャとかさ。いや、マーニャは余計なことお姫様に教えすぎなのが悪いんだけどな。 あれだよな、下々の者がお姫様に変なこと言うんじゃない、近づくな、みたいな。 そりゃ最初はムカついたさ。 でも、ある日俺は気がついた。 マーニャやトルネコとかがお姫様に余計なことを言った時に向ける視線と、俺がお姫様と話してるときに向ける視線。 何か、違うんだよ。 ほら、お姫様に悪い虫がついたら困るとか。そういう風に見られてるから違うんだな、って思ってた。 でも、そうじゃない。そんなんじゃなくて。 困る、いや違うな、嫌だ。ってのじゃなくて・・・ああ、「おもしろくない」だ。 そんな目でこっち見るんだよな。 マーニャはいち早く気づいてた。で、よくからかう。 その度に「ご冗談を」「何を言うのですか」「私は一従者にすぎません」って。 それで押し通す。 でも、な。 なぁ、お前気づいてるか? 自分がどういう顔してこっち見てるか。 なんか釈然としないものがあるから、俺もからかってやろうと思う。 覚悟しろ。
- 32 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/25(水) 22:57:59 ID:jfLocU3M0]
- うわわわわわ乙!
嫉妬嫉妬!嫉妬ですねこれは! いじわるな勇者! 私もだいたいできあがりました。 整形して近いうちに投下します。 ちょっと長い……。
- 33 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/26(木) 00:33:23 ID:4OkMm0PNO]
- 乙です〜!
すごい顔して勇者をみてそうだ。クリフトの表情を見てみたいw >>32さん待ってます!
- 34 名前:1/7 mailto:sage [2006/01/26(木) 01:17:47 ID:QPBNOmLZ0]
- 「姫様。具合はいかがですか?」
宿のベッドに横たわるあたしに、そっと声をかけてきたのはクリフト。 「んー……」 思わず、気だるそうな声で答える。 三日ほど前から、身体がだるくて、熱が下がらなかった。 重い身体を、少しだけ持ち上げた。 「クリフトぉー。りんご、むいてぇー」 「はい」 クリフトは優しく微笑むと、テーブルに置かれた籠からりんごを 取り出した。 さくさくと、簡単に皮を剥いていく。器用だなー、クリフト。 ちょっとワガママ言っても、病気だと、クリフトはなんでも言うことを きいてくれる。 嬉しいなー。このまま、病気でもいいかもなー。 「はい、どうぞ」 小分けにされたりんごをお皿に盛って、フォークを添えて、あたしに 手渡そうとする。 ……そうだ。 「あーん」 「……は?」 クリフトの手が、ぴたっと止まった。
- 35 名前:2/7 mailto:sage [2006/01/26(木) 01:18:20 ID:QPBNOmLZ0]
- 「食べさせてー。身体がだるくって……」
今まで、あたしのどんなワガママにも応えてくれたクリフトが、 初めて戸惑いをみせた。 もう一度、言ってみる。 「あーん」 「……」 少し難しい顔をしたクリフトが、フォークにりんごを刺した。 震える手で、あたしの口にりんごを運ぶ。 「おいしーい」 「……今日、だけですよ……」 クリフトは少しきょろきょろとして、小さな声で言った。 「今、みなさんはパデキアを取りに行ってますから……」 え。それって、あたしのため? やだ、クリフトみたいな酷い病気じゃ ないのに……。 「……今、クリフトとあたししか、いないの?」 「……はい」 クリフトがもうひとつ、りんごをあたしの口に入れた。 「……なんか、まだ、だるくって寒気がするの……」 あたしはいくつかりんごを食べた後、布団にくるまって横になった。 「もう少ししたら、みなさんが戻ってきますから。それまで、ごゆっくり お休みください」 残っていたりんごを、クリフトがひょいと口に入れた。 「でもさー。パデキアって、苦いんでしょ? やだな……」 「そうですね。私もあんなに不味いものは初めて口にしました」 ちょっと。満面の笑みで脅さないでよー。
- 36 名前:3/7 mailto:sage [2006/01/26(木) 01:18:51 ID:QPBNOmLZ0]
- 「……では、隣の部屋にいますので、何かあったらお呼びください」
「……待って、クリフト……」 ドアノブに手をかけたクリフトを、あたしは思わず呼び止める。 「ねえ、ひとりでいると心細いの。ここにいて」 クリフトの肩が、ぴくっと動いた。 「……だめ?」 わざと、弱々しく、聞いてみる。 「……構いませんよ」 振り返ったクリフトは、笑顔。 ベッドの脇にある椅子に、腰を下ろした。 今日は、ソロのバタバタという足音も聞こえない。 ライアンが剣を振るときの掛け声も聞こえない。 マーニャの甲高い笑い声も聞こえない。 ミネアがマーニャを叱る声も聞こえない。 トルネコが弾く算盤の音も聞こえない。 ブライのお説教も聞こえない。 聞こえているのは、クリフトの優しい息遣いだけ……。 こんなに、世界って、静かだったんだなー。
- 37 名前:4/7 mailto:sage [2006/01/26(木) 01:19:32 ID:QPBNOmLZ0]
- 「ん……」
あれ。いつの間にか、暗くなってる。クリフトがランプに火を灯していた。 「目が覚めましたか、姫様」 暗い部屋の中に、やわらかなランプの灯り。その中にクリフトの姿が浮かぶ。 なんだか、急に、心細くなってくる……。 「クリフトぉ」 「なんでしょうか」 あー、ちゃんとクリフトはあたしの声に応えてくれる。 そんなちょっとしたことなのに、安心する。 「ねえ。寒いの。一緒に寝よ」 あたしは布団を捲って、クリフトを誘う。 「……はぁ!?」 素っ頓狂な声。そんな声を聞いて、思わずもっとクリフトにワガママを 言いたくなる。 「そ、そのようなことは……ちょっと……」 「……ダメなんだ。あたし、寒くって、心細くって……このまま、 死んじゃうのかなあ……」 「何をおっしゃっているのですか、もうすぐみなさんがパデキアを 持ってきてくださいますよ」 ベッドの上から、クリフトがあたしを覗き込む。ベッドについた手を、 あたしはそっと握った。
- 38 名前:5/7 mailto:sage [2006/01/26(木) 01:20:19 ID:QPBNOmLZ0]
- 「ねえ、みんなが帰ってくるまででいいから」
「……」 暗くって、クリフトの顔が見えない。きっと、ものすごく困った顔を してるんだろうなあ。 「……今日、だけですよ……?」 クリフトが、やけにゆっくりとした動作で、ベッドに入ってくる。 「うふふっ」 クリフトはお祈りをするときみたいに手を組んで、ぎゅっと目を閉じたまま 上を向いている。 「ねえ、クリフトぉ」 「……なんでしょうか」 「うでまくらー」 「……今日、だけですよ……」 さっきとおんなじ言葉。クリフトは左腕を、あたしの頭の下に入れた。 あったかいなー。 あたしは思わず、クリフトの方を向く。 そのとき。クリフトも、あたしの方を向いた。 右腕で、あたしの身体をしっかりと抱きしめる。 「……今日、だけですよ……」 その言葉は、クリフトが自分に言い聞かせてるみたい。
- 39 名前:6/7 mailto:sage [2006/01/26(木) 01:21:09 ID:QPBNOmLZ0]
- 「……姫様」
「なあに?」 「もう、熱は下がっているようですけど?」 あちゃー。 「……ばれた?」 「はい」 「……怒ってる?」 「いいえ」 あたしを抱きしめる腕に、力が篭る。 ──あたしとクリフトの息が、触れ合った。 りんごの、優しい香りがする。 「……姫様、あの」 「……クリフト、あのね」 思わず出た言葉まで、触れ合った。 そのとき。 バタバタっと、大きな音がした。 クリフトが慌ててベッドから飛び起きる。
- 40 名前:7/7 mailto:sage [2006/01/26(木) 01:22:01 ID:QPBNOmLZ0]
- 「アリーナー! パデキア持ってきたぜー!」
ああ、この足音、ソロの足音だあ。 ライアンがなんだか叫んでる。 マーニャは相変わらず大きな声。 ミネアは病人がいるんだから、とマーニャを叱る。 トルネコは余分に取ってきたパデキアで商売を試みているみたい。 ブライはいまにも、姫様! なんてお説教を始めそう。 みんなに心配かけちゃったなあ。 ごめんね。 ……でも、たまには病気もいいよね。 ふわっと、優しいりんごの香りと、クリフトの温もりが残っていた。
- 41 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/26(木) 01:33:00 ID:hRsXmf+4O]
- >>30
>>34 両方の職人さん乙でしたー 勇者から見たクリアリと乙女ちっくなアリーナいいわw アリーナがベッドに誘うとこから18禁かとオモタ…
- 42 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/26(木) 17:52:10 ID:n9Ghcmr8O]
- あげ
- 43 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/26(木) 18:52:53 ID:WuENO3OMO]
- 寧ろ18禁キボン!職人さん頼みます!!
- 44 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/26(木) 19:12:52 ID:xd8oK59rO]
- すっげー良い作品だった!
職人さんGJ!
- 45 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/26(木) 21:41:33 ID:QPBNOmLZ0]
- 皆様感想ありがとうございます。
なんだかこうぬるーいけだるい雰囲気感じていただけると嬉しいです。 エロはあれですよサロンになっちゃいますよね……。 最近エロから離れてるのでこっぱずかしくて。 もうスレ落ちるの嫌なんで、できれば週1くらいで何か投下できるよう がんばってみます。ネタ続くかな。
- 46 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/26(木) 21:50:52 ID:4OkMm0PNO]
- GJ!乙です
いいところで皆帰ってきやがってw甘える姫様可愛すぎ〜! >>45様SSもエロも是非お願い致しますm(__)m
- 47 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/27(金) 09:14:06 ID:eDtEkJ00O]
- いや〜GJ!
今日だけと言いつつ大胆な神官に乾杯。
- 48 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/27(金) 10:12:34 ID:ovzISiZKO]
- >「うでまくらー」
に激しく萌えたハァハァ 暗い部屋でふたりきりでベッドの中で抱き合ってたら クリフトでも我慢できなさそうだw
- 49 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/27(金) 11:08:20 ID:orcMLmDz0]
- 30の者ですがレス感謝です
>>34けだるい甘ったるさGJ! さすがにちゃんと字書いてる人は違うな
- 50 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/27(金) 22:08:40 ID:Ixz3TTESO]
- >>30さん
乙でした! クリフトってなんでこうもみんなに隠せてるようでバレバレな態度なんだろなw PSの会話とか。 >>34さん 乙でした!続きが気になるヨー
- 51 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/28(土) 00:47:31 ID:K6Ju4z190]
- ,. -−、
| |田|| |__,|_|| L..、_,i . 。ぐ/|^ヮ^ノゝ あはははは! `K~キチス ∪i÷-|j Li_,_/」 し'`J
- 52 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/28(土) 00:50:58 ID:GF6kjdpBO]
- ネ申きてる!
- 53 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/28(土) 17:23:26 ID:UH3VA8TXO]
- そういえばスーパー1氏はどうした?
- 54 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/28(土) 18:39:34 ID:4CNqAw+xO]
- >>53
執筆中か冬眠中かと 自分は期待してまつ バレンタインをネタにしたいのだがどう描写してよいのやら…
- 55 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/29(日) 00:05:51 ID:7g11MfPT0]
- www.square-enix.co.jp/dragonquest/download/download_minea_1280x1024_nevkhmj.jpg
- 56 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/29(日) 15:35:01 ID:G3s2COh00]
- >>54
期待age
- 57 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/29(日) 19:05:05 ID:DHH47kY8O]
- 本棚に隠されてるアリーナの隠し撮りブロマイド…もちろんクリフトが
- 58 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/29(日) 19:59:39 ID:yqyb14LK0]
- 隠し撮りブロマイドってのが激しく萎えた。
せめて似顔絵くらいにして欲しかった。
- 59 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/29(日) 21:53:49 ID:6kfLvv+qO]
- そうそう旅の画家に描いてもらったアリーナの絵…
とかなら良いのに、と思った。 カメラなんかあの時代ないだろうし。 ところで隠し撮りとはやはり入浴中の(ry
- 60 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/29(日) 23:51:35 ID:71cuJBZKO]
- 寝顔の隠し撮りもなかなか(*´д`)
- 61 名前:34 mailto:sage [2006/01/30(月) 11:53:22 ID:P7hOG8jmO]
- また書き始めました。
ちょっと違う目線でいってみます。 エロくないです。
- 62 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/30(月) 15:28:23 ID:txHDNxm00]
- >>60
おそらく長いことシャッター開かなきゃならないカメラの感光技術と、じっとしていられないアリーナの性格を考えると、 必然的に寝顔を隠し撮りするしかない? で、やっぱカメラはクリフトの自作なのかね。
- 63 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/30(月) 17:55:06 ID:SWuSXSs60]
- もちろん赤外線レンズ使用ですよね
- 64 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/30(月) 18:04:39 ID:61wO93O/O]
- >>61待ってるよワクワク
- 65 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/01/30(月) 20:25:18 ID:DPWlHXYhO]
- >>62長いこと待ってる間に寝言で
「・・・クリフトぉ」とか言われたら ハアハア(*´д`) >>61ハアハア(・∀・)
- 66 名前:スーパー1 [2006/01/30(月) 21:46:48 ID:DsYl4QXF0]
- ヌーブラ購入あげ
- 67 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/31(火) 10:35:24 ID:ceOv7Be3O]
- お、久しぶり。
進み具合どう?
- 68 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/01/31(火) 21:35:00 ID:bUnDlKcu0]
- なんかブライスレのほうが伸びてる
- 69 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/01(水) 09:37:12 ID:YLuyyglWO]
- 天空の城下町でクリフト出てくると、
「じいやのブライ様に聞いたのですが」って言ってるけど、何か違和感。 おまえのじいやじゃないだろ。
- 70 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/01(水) 11:11:34 ID:Syav8xvW0]
- 「ひ、姫様、いけません。あ、そんな・・・」
ここはイムルの宿屋。美しい女性の夢が見られるという・・・。 「・・・こいつだけ、違う夢をみているようだな」 「拙者、クリフト殿のこんなに幸せそうな顔を初めてみたでござる」 「クリフト君、若いですからねぇ」 「でもさ、こんな寝言で起こされるのは勘弁、って感じだよな」 「そういえば、ブライ殿は?」 「お歳ですからねぇ。お耳が遠くていらっしゃるのでは?」 「そっか。じゃ、安心して眠れるな」 「マヒャドを連呼された日には、寒くて寝られませんからな」 「じゃ、そういうことで。夢の続きを見ることにしましょう」 「おう!夢の内容、しっかり記憶しておいてくれな」 「こんな時にクリフト殿が当てにならないのは、ちと辛いですな」 「同感ですね。じゃ、そろそろ寝ましょうか」 こうしてイムルの夜は更けていった・・・。 煩悩神官万歳!
- 71 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/01(水) 12:01:28 ID:rc1C16KrO]
- 聖職者のカケラもないなクリフトw
その日はきっと一日中からかわれ続けるんだろう
- 72 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/01(水) 12:45:28 ID:Syav8xvW0]
- 翌朝、「イムルで見る夢は『正夢』なんだってさ」とささやいてみたり・・・。
一体どんな夢だったんだ?
- 73 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/01(水) 19:42:56 ID:4EGSVzF0O]
- >一体どんな夢だったんだ?
ってお前さんが書いたんじゃないかw煩悩神官乙!
- 74 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/01(水) 21:57:36 ID:MINGHipv0]
- 残留思念(だっけ?)にも勝る煩悩にワロタ
乙! こういう小ネタもいいなあ。
- 75 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/01(水) 22:04:46 ID:Syav8xvW0]
- 70です。自分で書いておいて「夢」の内容が気になったので、考えてみた。
カチャカチャチ〜ン! 煩悩神官が震撼する駄作が出来上がった!しかしこれをうpするには相当な勇気が必要のようだ! 読みたいデスか?
- 76 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/01(水) 22:14:27 ID:MINGHipv0]
- はやくうp!!
- 77 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/01(水) 22:25:16 ID:4EGSVzF0O]
- 読みたいデス!!うp!うp!
- 78 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/01(水) 22:27:13 ID:ILNFtzEW0]
- 誘い受けはうざい。
他人にとって面白いと思ったら投下しろ。 面白くないと判断したならやめとけ。
- 79 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/01(水) 23:34:32 ID:jC0NVETs0]
- >>75
ぜひぜひ(;゚∀゚)=3
- 80 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/02(木) 17:45:32 ID:znHIy0D9O]
- 夜のサントハイムで
「あっいけません姫様…」 みたいな寝言言ってる兵士いたよな。 それ見てクリフトが 「兵士の分際で姫様の夢を見るとは!」って 言ってたけど クリフトは兵士より偉いのか
- 81 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/02(木) 18:58:14 ID:ZhRyps2u0]
-
- 82 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/02(木) 20:29:35 ID:KjupZ+zvO]
- 兵士だろうが誰であろうが「姫様の夢」を見てることにムカついてるんだろw
>>75 マダー?マッテルヨ(・∀・) >>61 モ マッテルヨ!
- 83 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/02(木) 21:35:46 ID:YesrN7hi0]
- >>80
また、壁を壊そうとしてるところを見かけたとか…
- 84 名前:1/2 [2006/02/02(木) 22:54:55 ID:RApVeaL70]
- 70です。夢の内容というか、その夢を見るにいたった経緯を書いてみたものなので、
ご期待には添えないかもしれませんが、よかったらドーゾ。 具体的な夢の内容は各自で妄想キボ〜ン。 「イムルの名物はご存知ですかな?」 ライアンさんが、女性の前では絶対に見せないアヤシイ(イヤラシイ?)笑みを 浮かべて尋ねてきました。 「はて、あまり聞いたことがないのですが・・・なにかありましたっけ?」 トルネコさんが、本当にあるのか疑わしいほど短い首をかしげてみせます。 器用な方ですね。 「ソロ殿とクリフト殿は?」 「いや、おれ、この辺の地理に疎いし〜」 ソロさん、貴方が疎いのはここだけじゃないでしょう? これだからど田舎育ちは。 と申し上げたいところをぐっとこらえました。なぜなら・・・ 「私も存じ上げませんね」 この博識な私にわからないことだったのです。・・・ちょっと悔しい気もしますね。 そんな私たちの返答に満足したライアンさんは、口ひげをもてあそびながら えらそうにのたまいました。
- 85 名前:2/2 [2006/02/02(木) 22:56:18 ID:RApVeaL70]
- 「『パフパフ』でござるよ。『パフパフ』」
その瞬間、私たちの間にすさまじい衝撃が走りました。 そう、イムルはあの、男なら一度は憧れる『パフパフ』発祥の地だったのです! しかもライアンさんは、『生パフパフ』をご覧になったとのこと。なんと うらやましいことでしょう! 「さらにな、ここだけの噂なんだが、このイムルの宿屋に泊まるとき、枕の下に パフパフしたい相手の名前をかいて入れておくと・・・」 「「「見られるんですか!!」」」 思わずハモル私たち。 「うむ、以前は見られたようなのだが、今はどうであろうな」 そういえばそうでした。綺麗な女性が夢に出てくるとか言う話でしたね。 その女性と・・・というのも悪くはないのですが、私はやはりひめさ・・・ゲフンゲフン。 その時でした。 「こりゃぁぁぁあ、いつまでおきとるんじゃ!さっさと寝んかい!」 ブライ様が長いトイレからお戻りになりました。 今日はこれでお開きですね。しかし・・・ あぁ、夢に見そうだ・・・。 ・・・こうしてイムルの夜は更けていった。
- 86 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/02(木) 23:07:00 ID:RApVeaL70]
- 70です。修学旅行ノリで書いてみました。
クリフト視点ですので、前の話とは若干キャラの性格が変わっていたりします。 イメージ崩れた人、ごめんなさいデス。
- 87 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/02(木) 23:12:09 ID:s6htUluW0]
- >>85
そのテンションにテラワロスたよwww なんかこの文章すき。“器用な方ですね。”てのも結構ツボにきた。
- 88 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/02(木) 23:34:19 ID:znHIy0D9O]
- 煩悩神官満載だなw
乙w
- 89 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/02(木) 23:35:06 ID:EXTe0vuc0]
- クリフトとアリーナっつったらやっぱ小説版だよなぁ。
アリーナを犯そうとするクリフトにがんばれがんばれ思ってた中学の頃の俺。
- 90 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/02(木) 23:47:40 ID:vsIi2WskO]
- 小説版4は読んだことないが久美の?
- 91 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/03(金) 00:06:24 ID:3j3jWZLFO]
- >>84マッテタヨー さりげなく失礼なクリフトテラワロスwwGJ!
やっぱ夢の中じゃ姫様にぱふp(ry 89お前さんとは年が近そうだな
- 92 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/03(金) 04:28:08 ID:W0eqt+/C0]
- ガーデンブルグで犯されるクリフト
- 93 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/03(金) 04:39:51 ID:ceK9os7s0]
- アリーナは軽装備だから魔物の攻撃で
衣服が裂けることはしょっちゅうなんだろうな(;´Д`)
- 94 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/03(金) 08:22:48 ID:8TtIpfVq0]
- 王女なのに「ボク」はちょっとなぁ…>小説
- 95 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/03(金) 11:52:20 ID:vAQvHpYe0]
- 一般的な姫が用いる一人称は「わたくし」かな?
小説版のテンペ・・・確かアリーナは「いばらのムチ」を装備していたような。 ・・・ちょっと妄想してみた。 目の前に現れた不気味なモノに、アリーナは息を呑んだ。 それは太短く奇妙な姿をしていた。 ・・・なんと醜悪な・・・そして悪意に満ちたモノなのでしょう。 サントハイム王家に代々受け継がれてきた至宝「いばらのムチ」を握る手に 知らず汗が滲んだ。 ・・・逃げ出したい。 そんな衝動に駆られた。しかし、この奇怪な生き物がうら若き乙女たち を苦しめてきた元凶であること、そして王女としての誇りがかろうじて彼女を 支えていた。アリーナは自身を落ち着かせるように、一度深く息を吐き出すと、 毅然とした態度で言い放った。 「貴方のような悪逆非道なものを、わたくしサントハイム王女 アリーナは赦しませんわ!」 短いスカートの裾を翻し、アリーナは風のごとく走った。 「成敗!」 いばらのムチが唸りをあげて襲い掛かった。 微妙にエロ臭い?第一、サントハイムに代々伝わる「いばらのムチ」? 一体サントハイム王家は何を継承しているんだ? ちなみにゲームでは「棍棒」振り回していました。
- 96 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/03(金) 12:15:43 ID:vTYck2CuO]
- ブライの教育係の手腕を疑うな>小説版ボクアリーナ
- 97 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/03(金) 12:19:31 ID:vAQvHpYe0]
- ふと、こんなシチュが浮かんだ。
「姫様、お誕生日おめでとうございます」 華やかにラッピングされたプレゼントを手渡しながら、クリフトは微笑んだ。 「ありがとう!覚えていてくれたのね、嬉しいわ」 開けてもいいかしら?と小首を傾げてくる動作が何ともかわいらしい。 クリフトがうなずくと、アリーナは嬉々として包みを開けはじめた。 「わぁ、エプロン」 アリーナが見つけたもの、それはフリルのついたミニエプロン。 「姫様、最近お料理頑張っていらっしゃいましたからね」 お気に召しましたでしょうか、とクリフトはささやいた。 「ほんとにありがとう!私、フリルってキライだったんだけど、こういう のは好きだわ」 「光栄です」 「うんうん、すごく気に入ったわ!そうね、今日の夕食は私が当番だから、 早速使っちゃお」 「あ、じゃあ、私もお手伝いいたしますね」 「ほんとに?助かるわ。今日の夕食はね、暴れ牛鳥のステーキとね、お化けキノコの ソテー・・・それからね」 「姫様、お化けキノコは水にさらして毒を抜かれましたか?」 「あ、忘れてた」 二人の笑い声が、あたりに響き渡っていた。 ・・・ミニスカートにフリルのエプロン。男のロマンvスマソ・・・。
- 98 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/03(金) 17:36:14 ID:MwnKxe1mO]
- 自分も学生のときにボクアリーナに激しく嫌悪感だったけど、
最近読み返してみたら自分が女であることへの反発、女だからっていうことで 押さえ付けられる偏見みたいなものへの必死な反抗、って感じが よく出てるな、と思った。 でもやっぱり嫌なんだけどね…。 小説版では王様はクリフトとアリーナの仲は快く思ってないんだよね。
- 99 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/03(金) 19:40:05 ID:vTYck2CuO]
- >>97
男のロマンワロスw クリフトの望みはやはり裸の上に(ry
- 100 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/03(金) 20:09:00 ID:vAQvHpYe0]
- 99さん、レスありがとうございます。裸・・・いいっすねぇwww
遅くなりましたが、煩悩神官ネタにレスをくれた奇特な方々、 ありがとうございましたぁ!テンション上がりまくりです。 ということで、また関連ネタで書き始めました。できしだいうpしますね。 とはいえ、いつできるかは煩悩神官のみぞ知る、デスが。
- 101 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/04(土) 01:22:51 ID:WzYpcmZPO]
- ↑ お前さん 煩悩神官 つうコテにしなさいなw
>>95 王女ならぬ女王様━━(゚∀゚)━━!?栗太なら喜んで叩かれそう・・・
- 102 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/04(土) 18:17:58 ID:jnhe69u00]
- ひさびさなアンソロ企画キター
- 103 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:アンソロ記念age [2006/02/05(日) 00:36:43 ID:KC4vZ7a6O]
- ア・ン・ソ・ロ フォ━━━━━━!!!
- 104 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/05(日) 09:15:21 ID:4HMMs21bO]
- ド・ラ・ク・エ フォ━━━━━━!!!
- 105 名前:煩悩神官が現れた! [2006/02/05(日) 09:43:13 ID:N3LNgfW50]
- 101さん、コテにしました。よろしくデス。
95ネタ気に入っていただけたようで嬉しいデス。 ただいま関連ネタ製作中のはずでしたが、なぜかバレンタインネタの方が 先にできてしまいました。うpまで少々お待ちください。
- 106 名前:sage [2006/02/05(日) 14:38:45 ID:Vi8LEG5U0]
- 夏コミが楽しみだな<アンソロ
ところで 土曜行くヤシいる?
- 107 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/05(日) 15:39:40 ID:6tQQKgTp0]
- どらたまですか?
いきますよ
- 108 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/05(日) 20:04:59 ID:KC4vZ7a6O]
- 私もいきます。買う方だけどなぜか緊張w
バレンタインネタうp!うp!
- 109 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/06(月) 01:42:35 ID:E3dxr1Ns0]
- いつの間にか新スレ立ってたんだね。
前の落ちたから書きかけのSS削除しようと思ってたけど 続き書いてみようかなあ…
- 110 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/06(月) 10:52:48 ID:yWx0iZl4O]
- 誰かが書かないと落ちるのは必然なわけで
ガンガンいこうぜ
- 111 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/06(月) 20:12:51 ID:/XLOPVGzO]
- >>105 >>109
ガンガンいこうぜ!
- 112 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/06(月) 20:38:56 ID:VMIfFWto0]
- ここはサントハイム城にある、大聖堂内の書庫。
辺りをきょろきょろ見回すのは、おてんばで有名なアリーナ姫。 「よし、クリフトもいないわ。」 「ブライは玉座の間にまだいるはずだし、部屋の壁も蹴り破ったし、一人旅するなら今のうち…」 思わずにやりと笑みがこぼれます。 ふと見ると、整頓された中に少し出っ張っている本が。背表紙には『信仰と祈り』と書いてあります。 手に取ってページをめくると、小さな紙切れが一枚、はらりと床に落ちたのです。 拾い上げてみると、何と自分の姿が写った写真でした。 「な、何よこれ…!」 「あ、姫様。こちらに何かご用で…」 「ちょっと、何なのこの写真はっ!!」 アリーナ姫は顔を真っ赤にしながら、書庫に戻ってきたクリフトの胸ぐらを思いっきり掴みました。 「え、あ、いやあ、その…」 「しかもこんな恥ずかしいものを。何考えてんのよあんたはっ!」 「え?恥ずかしい……?」 怒れるアリーナ姫からそっと写真を取り上げ、手に取って見てみました。 そこにはドレスとティアラで正装したアリーナ姫が、慣れないハイヒールで靴ずれを起こし、 困惑している様子がしっかりと写っていました。 「ああ、これですか。いいシチュエーションだったので、思わず撮ってしまいました。 姫様に内緒で撮ったことは謝りますが…」 アリーナ姫は横目でしばらく写真を見ていましたが、損ねていた機嫌も直ったようで、 「ふん。…まあ、写真としての出来がいいのは認めるわ。あんた、神官やめて写真家にでもなった方がいいんじゃない?」 「そうですね。罷免でもされたら考えておきましょうか。ところで、書庫に何かご用でも?」 「え?ううん、別に何でもないわ。じゃあね」 アリーナ姫はそそくさと書庫から出て行ってしまいました。 それから数分経ったでしょうか。クリフトは左右を見渡し、窓とドアを閉め、 『信仰と祈り』の裏表紙のすき間から一枚の封筒を取り出しました。 「ああ、良かった。てっきりこれが見つかったのかと思った。こっちの写真が見つかったら…」 クリフトは封筒をぎゅっと抱きしめると、書庫の中で一人震えるのでした。
- 113 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/06(月) 21:04:23 ID:wqZTf4ud0]
- 乙、乙、乙です〜!! 封筒の中身が気になって、妄想が暴走中!
クリフトが写真家・・・当然、王族(姫様)専属カメラマンでしょうね。 ぬわぁぁ〜、封筒の中身が気になる〜!!! 関連ネタで、煩悩神官が暴走中・・・なんだかありえないキャラになりつつあります。 しかも、めちゃくちゃ長い! ということで、もう少しスリム化を図ります。 バレンタインネタ、ちょっと早いですけど、明日ぐらいにうpさせていただきますね。
- 114 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/06(月) 21:07:21 ID:/XLOPVGzO]
- キ・テ━━(゚∀゚)タ━━!乙です!
もう一枚はどんなやつなんだ!?wまさかはだ(ry
- 115 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/06(月) 21:11:07 ID:/XLOPVGzO]
- 煩悩神官さんもキテタ!明日楽しみだ(・∀・)
- 116 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/06(月) 23:14:18 ID:SftABES2O]
- ゲーム中であの隠し撮りブロマイドについての仲間のセリフって一切ないよな?
- 117 名前:109=112 mailto:sage [2006/02/07(火) 00:12:05 ID:Wjs2EilV0]
- 読んで下さってありがとうございます。このスレでは初書きです。
SS書くの久しぶりだったので、すっかり駄文に・・・ううっ。 本当は長編のもあったのですが、 煩悩神官さんの作品を見て思い浮かんだのがこれです。 PS版2章で、もしセリフがあったら…のイメージで書いてみました。
- 118 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/07(火) 01:11:47 ID:Jz4ruhO10]
- >>116
あの場面はかなり良いネタになりそうなのに なんで反応なしに設定したのかな。 >>117 超GJ!!ゲーム本編で満たされなかった場面も これで補完できますた
- 119 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/07(火) 03:01:48 ID:a3HTKMSsO]
- >>118
あのシーンのあとに「はなす」してもみんな 「……。」なんだよな確か なんか絶句してるみたいでワロエタけど とにかく職人さん乙でした!
- 120 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/07(火) 04:45:20 ID:yFEf6+fD0]
- >>117
最高ですよ〜♪ このスレには最近来たばかりなのですが、来た早々、こんなSSが読めてうれしいですよ。 次も期待しています〜
- 121 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/07(火) 10:28:26 ID:RljX13BW0]
- 「なぁ、バレンタインデーって、チョコレートがもらえるんだろ?
すっげー、楽しみ」 ソロさん、世間ではですね。『もらえない』ということも多々あるのですよ。 後で泣きを見なければいいですね。 「そうですね。でもソロさん、贈り物がチョコレートだとは限りませんよ。 私は去年、妻から手作りの腹巻をもらいました」 あぁ、トルネコさんのお腹じゃ、どうみても既製品では無理ですよね。 ネネさんもご苦労なことです。 「そうそう、拙者なんかワラで作ったお守りをもらってな。 今でも肌身離さず大事に持っているでござる」 ライアンさん、その人形、呪われていて手離せないだけですから。 「ふ〜ん。で、クリフトは? アリーナから何もらったんだ?」 「一緒にお茶をすることはありますが、特に何も貰っていませんよ。 姫様はそういった『庶民』の行事に疎くていらっしゃいますから」 「そっか、あいつあれでも姫さんだもんな」 「それもそうですね」 「アリーナ殿は特に疎そうですからな」 そうそう、お三方、いいお返事ですね。 そう、私は貰えないじゃないのです。 姫様がご存知でないので、『仕方がない』のですよ。 間違えちゃいけません。 でもまぁ、これでなんとか面目は保てましたね。
- 122 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/07(火) 10:29:20 ID:RljX13BW0]
- 私が内心汗を拭った、その時でした。
「何を言っておる。姫様は毎年、陛下やワシに手作りチョコを くれておるぞ。じゃがな、おぬし、普段から鼻血ばっかり噴いて おるじゃろう?姫様にどんなチョコが良いか聞かれたときに 『クリフトにはチョコは不要』と申し上げておいてやったわい。 なに、礼などいらぬよ。かわいい部下の健康を思えばこそじゃ」 ブライ様が棺桶に両足を突っ込まれました。 あとは後ろに倒れるだけですね。それでは・・・ ・・・お手伝い(ザラキ)してさしあげましょうね。 こうしてバレンタインは過ぎていった・・・。 みなさま、チョコの食べすぎには十分お気をつけください。 煩悩神官より (おまけ) 「アリーナ、クリフトの分は?」 「あ、いいの。クリフトには毎年別のものを贈っているから」 ・・・ふたりっきりの、あま〜いティータイムを、ね。
- 123 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/07(火) 10:35:00 ID:RljX13BW0]
- バレンタインデー一週間前ということで、うpしてみました。
本当はらぶらぶなssを書きたかったのに、なぜかこんなオチに(T_T) どなたか、らぶらぶなss、お願いします!
- 124 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/07(火) 12:15:04 ID:EXVH7G1/O]
- キャ〜最後の最後にラブラブじゃないですか!乙です!
それにしても煩悩神官さんのクリフトは腹黒いなw(←褒め言葉ですよw)
- 125 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/07(火) 12:31:54 ID:B3hKKfFlO]
- >>123
煩悩さん乙です。 おまけ以外は雑談スレみたいで バギワロタw
- 126 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/07(火) 13:15:07 ID:a3HTKMSsO]
- 煩悩神官さんGJ!
なんだか余裕しゃくしゃくなクリフトだなぁw やっぱりこの二人はプラトニックな感じがいいなぁ
- 127 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/07(火) 22:28:52 ID:gobTLnQe0]
- 携帯の人多いな
あげておくか
- 128 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/08(水) 05:11:41 ID:2sDTnrko0]
- >>123
こういう腹黒のクリフトっていうのも新鮮でいい感じです。 おまけのアリーナの甘いティータイムも何だか気になります…
- 129 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/08(水) 09:12:31 ID:BbU5nq1+0]
- >>125 ワロてくれたようでうれしいデス。精進します。
>>126 プラトニックでラブラブが似合いますよね〜、 ってうちのは煩悩神官デスが(^^; >>124 >>128 やっぱり腹黒いですかね?でも、クリフトだけじゃないんデスよ。ということで、 本日も爆弾投下しま〜す!! ブロマイドネタです。うちの場合はこんな感じでしょうか。
- 130 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/08(水) 09:13:57 ID:BbU5nq1+0]
- クリフトの部屋の本から『ブロマイド』なるものが発見された。
そこに写っていたのは珍しくお姫様ちっくなアリーナだった。 まぁ、公式の場での格好だというのは確かにわかるんだけどよ。 だけど、俺、なんか釈然としないんだよな。 「なぁ、トルネコ、写真って真実を写すから『写真』って言うんじゃないのか?」 仲間内で一番道具に詳しいトルネコに尋ねてみた。 トルネコはそろばんを弾きながら、首肯した。 「そうですね。写真というのは、カメラを用いて物体の像をフィルムに写し取って それを感光して現像処理して陰画を・・・」 「いや、説明されても、俺、わかんねーから。ようするに、ありのままの姿が 写るってことでいいんだな」 「まぁ、そうですね。もともとカメラ自体が異世界のものらしくて、未だその仕組みははっきりとわかっていないんですけどね。怪しげなダンジョンでしか取れないから、お持ちの方も少ないですし」 そこで言葉を切ったトルネコは、俺を見るとにやりと笑った。 「ははぁ、もしかしてクリフト君の持っていたブロマイドに違和感を持ったんでしょう?」 ひとのいい親父の顔をしているくせに、妙に鋭い。 俺が頷くと、トルネコはそろばんを横によけ、今度はなにやら道具箱をあさりだした。 「あれは多分、『念写』によるものだと思いますよ」 「『念写』?」 「えぇ、そうです。念写というのはですね。心に思念した内容をフィルムに写しとる ことをいうのですがね、この場合、真実の姿をうつすというよりは、その念者の思い描いた像が現れるんですよ。しかも後からこっそり自分が撮りたかった場面を写し出すことが 可能なわけですから、一番おいしーところが手に入るわけで。高度になると妄想・・・想像だけで像を結ぶことも出来るようですよ」
- 131 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/08(水) 09:19:22 ID:BbU5nq1+0]
- 「へぇ〜、なぁ、それって誰でもできるん?」
出来るなら俺もあいつの・・・。 そんな思考を読んだのか、トルネコは豪快に笑った。 「どうでしょうね。念写はありえないほどの『煩悩』と信じられないほどの『集中力』が必要だそうですから。下手をすれば一日がかりですよ。ソロ君、そんなに集中力持ちますか?」 「げー、ムリムリ」 そんなにたいへんなのかよ。 「でしょうねぇ。あれが出来るのは世界でもほとんどいないでしょうね」 実はクリフトってすげーヤツなのかも。俺、マジそんけーする。 でも、これであのブロマイドの違和感のわけ、判った。
- 132 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/08(水) 09:20:48 ID:BbU5nq1+0]
- 大きく胸の開いたドレス。そこから覗く大きな胸。くっきりとした谷間。
普通のカメラマンが普通に写したら、ああなるか?よーするに、クリフトの目にはアリーナが、“ああ”映っているわけか。 あの角度で写せるかよ? 王女じゃなくったって写させてくれねーぜ。ましてやあのアリーナから隠し撮りできるわけねぇって。 ありえねぇ、ぜってー、ありえねぇ! 第一、アリーナってどっちかっていうと貧乳じゃねーか!!ぜってーあれは念写だ! 「ねぇ、ソロ君、ひとつ実験をしてみましょうか」 トルネコがなにやらピンク色の物体を手にしながら、いたずらっぽく笑っている。 その物体を見て、俺もにやりと笑う。 「ぜってー、来るって」 「でしょうね」 数時間後、クリフトがトルネコに声をかけていた。 「トルネコさん、カメラってお持ちですか?もしくはこのあたりでカメラをお持ちの 方をご存じないですか?」
- 133 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/08(水) 09:22:23 ID:BbU5nq1+0]
- し、しまった、改行がうまくいってなかったみたいです!読みにくくなってしまって
申し訳ないです。
- 134 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/08(水) 09:38:20 ID:BbU5nq1+0]
- さらに、最後の一文、抜けてましたぁ・・・。
「・・・今度は、アリーナのレオタード姿の写真が見られるかもな。」 が入ります。海より深く反省中・・・。
- 135 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/08(水) 11:57:40 ID:FoNwBz2q0]
- この組み合わせは両想い(アリーナはやや無自覚?)ってのが一般的な認識なのか?
ゲームやった限りでは、どう考えてもクリフトの片想いでしかないんだが。
- 136 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/08(水) 12:07:40 ID:2783EGdmO]
- 煩悩神官乙!
聖職者のカケラもないなw >>135 別にデフォ設定とか認識があるわけじゃないよ。 まあ、幸せになってくれたらいいな、って感じかな。 レイクナバのアリーナのセリフを深読みするかどうかで印象違うかも。
- 137 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/08(水) 13:39:35 ID:6gRY2OuA0]
- >>135
まぁ俺みたいにPS版のクリフトは脳内から消してる人もいるからな
- 138 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/08(水) 18:38:58 ID:lDKQanVNO]
- 煩悩神官が今日も現れてた━━(゚∀゚)━━!
乙!書くの早いね >ありえないほどの『煩悩』テラワロスw サスガ ボンノウシンカン! >>135両想いだったらいいな〜って感じ レイクナバのあのセリフは萌えたね・・・
- 139 名前:1/3 mailto:sage [2006/02/08(水) 21:36:40 ID:/9aPCCpz0]
- 「ねえクリフト。チョコの作り方、教えてくれない?」
姫様がニコニコとして、私の顔を覗きこむ。 「……はっ?」 思ってもみなかった言葉に、思わず気の抜けた返事を返してしまった。 姫様と、手作りチョコという全く結びつかない内容と……誰のために、 という不安と。 「もうすぐバレンタインでしょ? どうしても手作りあげたい人がいるんだ!」 ……。 はあ。その幸せな方は……誰なのでしょうか? 聞けない、そんなこと。 「判りました。では、城の台所で……」 「あっダメ! お城で作ってたらみんなにバレちゃうもん。クリフトの部屋 貸して!」 姫様は顔を真っ赤にして、両手をぶんぶんと振る。 姫様が愛する人に渡す物を、私の部屋で私が手伝って作るのか。 はあ……。
- 140 名前:2/3 mailto:sage [2006/02/08(水) 21:37:11 ID:/9aPCCpz0]
- 「直接火にはかけずに……あ、お湯の温度に気を付けてください」
姫様は必死な表情で溶けかかるチョコをかき回す。ときどき跳ねたチョコを 指で掬っては、 「おいしー」 と、笑顔を見せる。 今回作るのは、トリュフチョコ。一度溶かしたチョコを少し冷やして、姫様が 丸めていく。 大きなものや小さなもの、形がいびつなもの……。 思わず手が出そうになると、 「ダメッ!」 と、力強く拒否される。 はあ……。 「できたー」 「お疲れ様でした、姫様」 姫様がチョコを丸めている間に、私は紅茶を用意しておいた。 ……いつもより、少し、苦くなってしまったけれど。 「ありがと、クリフト」 「……粉、ついてますよ」 姫様の顔中に、ココアの粉がついていた。 思わず、くすっと笑ってしまった。 「もう、なによー! 笑わないでよー!」 「……い、いえ……あはは」 姫様に手拭きを差し出しながら、つい笑ってしまう。
- 141 名前:3/3 mailto:sage [2006/02/08(水) 21:38:01 ID:/9aPCCpz0]
- 「そうだ、ねえクリフト」
「はい?」 「はいっ」 「……っ!?」 私の口に、一番大きなチョコが押し込まれた。 唇に、姫様の柔らかい指の感触があった。 その指についたココアの粉を、姫様が小さく舌を出して舐める。 「おいしい?」 ……。 …………。 ………………。 「お、おいしい……です」 「そう、よかった。お父様、喜んでくれるかな?」 そう言うと姫様は椅子に腰掛けて、紅茶に口をつけた。 「……お……お父様、って、王様に、ですか?」 「そうよー。去年はほら……渡せなかったでしょ」 あ……そうか。去年の今頃は、サントハイムの人々は……。 「やだあクリフト、ちょっと紅茶苦ーい」 「……姫様が、チョコを舐めすぎたんですよ」 一番大きなチョコを食べた私の口にも、紅茶はちょっと苦く感じた。
- 142 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/08(水) 21:39:05 ID:/9aPCCpz0]
- バレンタインネタに便乗してみました。
おそまつさまでした……。
- 143 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/08(水) 22:17:34 ID:pMDZ8tZBO]
- GJ!アリーナ可愛いすぎるな…こんな娘が俺にも欲しいw
ほのぼのさせていただきました。 5章無人のサントハイムでのアリーナのセリフもなかなか意味深。
- 144 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/08(水) 22:24:30 ID:lDKQanVNO]
- 乙━━(゚∀゚)━━!!姫様 間接!?間接!?
最近投下が多くていいねぇ
- 145 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/08(水) 23:24:07 ID:/9aPCCpz0]
- 感想ありがとうございました。
超スピードで書き上げたのでなんだか気になるところもいくつか……。 ハズカシー >>143 「ありがとう、一緒にいてくれて」とかいうやつですよね? あれは二人で城に突入させてこう妄想を……。 >>144 どう見ても間接です。 本当にありがとうございました。
- 146 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/09(木) 05:22:59 ID:YYmFnRwh0]
- 渡す相手は王様でしたか…
てっきりクリフトに、 「はい、クリフト。いつも傍にいてくれてありがとう」 とか言いながら渡すのかと思ってしまった。orz
- 147 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/09(木) 10:44:47 ID:xfjUpl9s0]
- 乙です〜!かわいい〜www こんなクリアリ書いてみたいぞぉ!!
次回作、楽しみにしています!! >>146 私もそう思っていました。でも、相手は父親ですからね。 他人でもらえたのは、クリフトだけ?だけであってほしいなぁ・・・。 『念写』ネタに感想をくださった方々、ありがとうございマス。 関連ネタの方も大体まとまりました、が、とても長いので投下するかちょっと 見合わせ中。
- 148 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/09(木) 14:41:17 ID:s7GGp7pMO]
- 間接キスで食ったチョコ、
ほんとにおいしかったどうか微妙だなw
- 149 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/09(木) 15:20:19 ID:3JaxEK2mO]
- >姫様は顔を真っ赤にして、両手をぶんぶんと振る。
この時点でのアリーナって、レベル40はガチだよな? 当たったら死ぬ。
- 150 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/09(木) 21:53:55 ID:5JMuE1aAO]
- ↑冒険後だからそうだよな。当たらなくて良かったなクリフトw
>煩悩神官さん 長くったって無問題。むしろドーンと来い!!
- 151 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/10(金) 01:12:10 ID:H7zP1UW40]
- >>149
スカラかけまくって、改心の一撃が出たら、ベホマで回復。 って書くと対ボス攻略法みたいだなw
- 152 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/10(金) 10:01:22 ID:9nqkaB1zO]
- R15は駄目か?
- 153 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/10(金) 10:26:50 ID:NHaiQ4GOO]
- 宣言しておけばよいとおもいます。
いやむしろお願いします。
- 154 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 11:05:09 ID:oQS9E1y20]
- >>152 ぜひお願いします!!
>>153 やっぱ宣言って必要ですかね?う〜ん・・・。 とりあえず、冒頭部分だけうpしようと思います。 読むか読まないかは各自で判断お願いします。
- 155 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 11:06:32 ID:oQS9E1y20]
- ―――夢を見た。
姫様が驚いていた。 姫様が怒っていた。 姫様が笑っていた。 姫様が・・・抱きついてきた・・・頬を伝う涙・・・そして 私が最後に見た光景は、真っ白なシーツに赤いシミ――― 「クリフト、知ってるか? イムルで見る夢は『正夢』らしいぜ?」 ソロさんの言葉を聞いた瞬間、私は己が如何に愚かな人間であるかを思い知った。 あのような夢を見てしまった、それだけでも罪深いというのに・・・ ―――私は彼の言葉を耳にした瞬間、己がうちで欲望という名の獣が 目覚めるのを確かに感じたのです。
- 156 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:SAGE [2006/02/10(金) 11:12:49 ID:cJK++CL90]
- クリフト = ポップ
アリーナ = マアム
- 157 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 11:34:57 ID:oQS9E1y20]
- ステンドグラス越しに注がれる月の光に、
私はかなり長い時を過ごしてしまったことに気づいた。 己の心の脆さに震撼して、教会に駆け込んだのが早朝。 月の高さからみて、そろそろ真夜中に差し掛かる時刻ではないだろうか。 祈って祈って祈り続けた。だがまだ己の内の浅ましい欲望は消えたわけではない。 どれほど懺悔しても、私の汚さが消えるわけではない。 結局は私がその欲望を理性で抑え続けていくしかないのだ。 無垢な姫様を己の欲望で汚すわけにはいかない。 私が男であるにもかかわらず、姫様の側仕えとして容認してくれた王の信頼を 裏切るわけにはいかない。それに『約束』もある。 己の立場はわきまえている。まだ、大丈夫だ。私はまだ、壊れていない。 私はサントハイム王国の神官、クリフト。まだ、大丈夫、だ。 祈りの姿勢で強張った体を無理矢理立たせ、私は宿に向かった。
- 158 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 11:36:42 ID:oQS9E1y20]
- 宿の中はほとんどの照明が落とされていた。
私はかすかな空腹を覚え、カウンターで帳簿を付けていた 宿のご主人に許しをもらい食堂でお茶を飲むことにした。 何かお出ししましょうか、というご主人のご厚意を辞退し、 人気のない厨房でひとりお茶を入れていると、戸口が遠慮がちにゆっくりと開いた。 ・・・姫様!? その人影が誰であるかを認めた瞬間、私の心の蔵がはねた。 落ち着け、という思考と裏腹に鼓動はますます早まっていく。 音を立てないように静かに入ってきた姫様も、私の姿を見つけると、 少し驚いたような顔をした。 「クリフト、今帰ったの?」 「姫様・・・はい、ただいま戻りました」 薄い夜着に柔らかなローブ。薄暗いランプに照らし出された姫様は天使のよう。 「こんな時間までおきていらっしゃったのですか?」 「ん、ちょっと寝付けなくって。お水でももらおうかなと思って降りてきたの」 「そうですか。あ、いまお茶を入れたところです。ご一緒にいかがですか?」 「そうね、折角だからもらおうかしら」 いつもどおりの会話。いつもどおりの笑顔。大丈夫だ。 姫様を席に着かせ、カップを手渡す。 「熱いですから。気をつけてくださいね」 姫様は、ありがとう、と嬉しそうに受け取った。 が、私の顔をまじまじと見つめると、急に表情を曇らせうつむいてしまった。 「姫様?」 私は何か粗相をしてしまったのだろうか?変な顔をしていたのだろうか? 少しうろたえ口を開きかけた私を制すように、姫様が顔を上げた。 澄んだ瞳が私を捉える。
- 159 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 11:39:22 ID:oQS9E1y20]
- 「クリフト、あなたね、何でも背負い込みすぎよ!」
いきなり強い口調で投げつけられた言葉。姫様は怒っていた。 「ソロから聞いたわ。あなた、『夢』にショックを受けて教会に こもっていたんですって? 確かにあの『夢』は衝撃的だったけど、 まだ正夢と決まったわけではないわ。運命なんて変えてしまえばいいのよ。 なにより、あなたが罪を感じる必要はないわよね。それなのに一日中、 そんなに疲れ果てるまでお祈りするのって、おかしいじゃない!」 姫様はそこで言葉を切ると、かぶりを振った。 「ううん、ごめんなさい。そんなことが言いたいんじゃないわ。 私ね、あなたが、いつでも無理しすぎるから、その、・・・」 ・・・心配だったのよ。 消え入りそうに呟かれた言葉。 それは私を気遣うもので、とても優しさに満ちていた。 「もしかして、それをおっしゃるために?」 姫様は視線をそらしながら、かすかに頷いた。 眠れなかったのではないのだ。私にそれを言うために起きていてくださったのだ。 姫様、私などのために。あぁ、姫様、姫様、姫様! こみ上げる想い。いとおしいと、心底思う。 「ありがとう・・・ございます」 万感の思いを込め、やっとの思いでつむぎだした言葉は、少し掠れて。 そんな私の動揺を知ってか、知らずか。 姫様は「わかればいいのよ」と少し頬を赤くしながらカップに口を付けた。
- 160 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 11:46:35 ID:oQS9E1y20]
- 優しい時間が過ぎた。
「目が冴えてしまったから少し付き合ってよ」とおっしゃった姫様は、 村で見聞きしてきたことを楽しそうに話してくれた。 特に同じ年頃の女性との会話は、姫様の一番のお気に入りだったらしい。 大きな目がきらきらと輝いてとても美しく、私はつい見惚れてしまっていた。 「ねぇ、クリフト・・・クリフト?」 ぼんやりして見えたのだろうか。姫様がこちらを伺うように覗き込んできた。 「眠くなっちゃった?もう寝に行く?」 「大丈夫ですよ。もともと夜更かしは得意な方ですからね」 「そう?でも、やっぱりなんか元気ないわね・・・。そうだわ!」 そうおっしゃると、姫様は立ち上がり私の傍にやってきた。 「ね、元気の出る『おまじない』してあげる」 「『おまじない』ですか?」 私が不思議そうな顔をすると、姫様は「そう、とっておきの、よ」と、 ちょっと照れたような、はにかむような笑顔を見せた。
- 161 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 12:48:02 ID:oQS9E1y20]
- その瞬間、私は強い既視感におそわれた!この光景、どこかで・・・!?
そっとさしのべられる腕。それはとても優しく私の頭を抱き寄せて。 「!?」 気がついた時には姫様の胸の中に納まっていた。姫様のやわらかい双丘に 包み込まれるように。 「今日教えてもらった『おまじない』、よ。大切な人にしてあげるとね、 その人が元気になるんだって」 「ひ、姫様、いけま・・・」 私が声をあげようとすると、姫様は胸を押し付けるようにして口を封じた。 胸の柔らかさ、姫様の鼓動、そして暖かなぬくもりが、私の本能を刺激する。 己のうちの獣が目覚める。このまま流されてしまえと獣が叫ぶ。 理性と本能がせめぎあい己が裂けてしまいそうだ。 私は歯を食いしばり、必死になって理性を保つ。 そんな私の鼓膜を姫様の震える声が打った。 「クリフト、あのね、私ね、私ね、あなたのことずっと・・・」 全身が総毛だった。姫様は何を言おうとしているのか! 駄目だ。言わせては、駄目だ。歯止めがきかなくなる。 私は全身に力をいれ、姫様を引き離した。 「姫様、いけません。そのようなことは一国の姫君のなさることでは ございません!」 私の剣幕に、姫様はビクッと体を強張らせた。まっすぐに私を見つめる瞳に、 驚きと戸惑いの色が見える。そして拒絶されたことに対する悲しみも・・・。 私は一つ呼吸をすると、自らの迷いを吹っ切るかのように、 ゆっくりと話し始めた。
- 162 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 12:51:23 ID:oQS9E1y20]
- 「姫様、私はあなたの臣下です。そして一介の神官にすぎません。
身分が違いすぎます」 「そんなこと、わかってるわ!でも」 「姫様!私が申し上げることをお聞きください。 いいですか?今、わが国がどのような状況におかれているかはご存知でしょう。 このような時に、陛下のご不在の折に、私に何をお求めになるのですか」 姫様の瞳から悲しみが溢れ出した。陶磁器のようにすべらかな頬をきらめきながら 滑り落ちていく。私は激しい胸の痛みを覚えながら言葉をつむぎだす。 「姫様。あなたは、今のサントハイムを見捨てることはできますか? もしお出来になるのでしたら、このクリフト、あなたをさらって どこへなりとでも行きましょう」 姫様は、はっとしたように私を見た。 「お出来にならないでしょうね。私の姫様は、そういう方ですから」 「クリフト、私・・・」 「姫様。多分、今の私があなたの望むことをすることは、その、 難しいことではありません。でも、あなたは本心からそれをお望みですか? 違うでしょう?陛下を、お父上を裏切るような行為をあなたはお望みにならない。 ですから、私は今、あなたのお気持ちをお受けすることはできないのです」 そう、今であってはならない。 今、姫様を抱くことは、私が好きな『あなた』を永遠に失うことに繋がるから。 身分が違う、立場が違う、それ以前に祝福されない状況で情に流されることは あってはならない。 私はあなたを失いたくない。いつもまっすぐでくもりのない『あなた』を。
- 163 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 12:52:00 ID:oQS9E1y20]
- 姫様は、ずっと黙っていた。
そして長い沈黙の後、ひどく寂しそうにポツリとつぶやいた。 「私は、旅に出る前、王女である前に一人の人間でいたかった」 えぇ、だから旅に出られたのですよね。 「でもね、今の私は自分が王女であることを捨てられないの」 そうですね、あなたは捨てられない。捨てられるわけがない。 あなたが本当に欲しかったのは王女である自分を一人の人間として 受け入れてくれる世界だったのだから。 そして姫様はそのことに気づいてしまった。 「姫様。そんなに悲しそうな顔をなさらないでください。 私はとうに覚悟しておりましたよ」 本当はもっと先に・・・姫様が十分大人なってから伝えるはずだった言葉。 目を伏せうつむいている姫様を見つめ、多分、今言うべき言葉なのだろうと私は思った。
- 164 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 12:57:31 ID:oQS9E1y20]
- 「あなたが王女を辞められないなら、私があなたにふさわしい男になるだけですよ」
その言葉に、姫様が目を瞠る。私は姫様の髪を手で梳きながら微笑んだ。 大それたことだと思う。しかし、それしかあなたを手に入れる手段はなかった。 だから私は、寝る間も惜しんで勉学に励んだ。 王の信用を得るために、必死になって己と戦ってきた。 あなたが王女だからといって、諦められるほど私は強くない。 欲しいものは欲しい。どんな手段を使っても。 今のままのあなたを得られるのなら苦労のしがいがあるというものだ。 「姫様、私はあきらめませんから」 なんて自分勝手で、傲慢な。 受け入れることも、拒絶することも、そして約束すら出来ない。それでも。 「あきらめませんから」 ―――――私は『アリーナ』を愛してしまったのですから。
- 165 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 12:58:58 ID:oQS9E1y20]
- 「クリフト、ありがとう」
姫様が微笑んだ。 それは今までに見たこともないほど、大人っぽく、艶やかで。 彼女が今、『花』から『華』へと変化したのだと感じた。 「よ〜し、こうなったら一刻も早くお父様たちを見つけ出さなくっちゃ!」 息を呑んだその瞬間には、姫様はいつもの姫様に戻ってしまっていて。 私は少し残念に思いながらも、あの姫様で迫られていたら理性が持っただろうか、 などと暢気に考えた。 「そうと決まったら、今日はもう寝ましょう!」 姫様の元気に思わず私の顔も綻ぶ。 「おやすみなさいませ、姫様」 「おやすみのキスは?」 「だめです」 「ケチ」 ・・・勘弁してくださいよ。 わざと唇を突き出してくるその姿が妙にかわいらしくて、 またそのすねた様子が男心をくすぐって。 私は腕を伸ばし、姫様の頭をくしゃくしゃと撫でた。 子ども扱いされて、ちょっと不満そうだった姫様だったが、 どうやら納得してくれたようで、来た時同様、静かに食堂を出て行った。
- 166 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 13:02:24 ID:oQS9E1y20]
- す、すいません。やっぱり長いので、一度ここでやめておきますね。
続きは夜にでも、うpします。
- 167 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/10(金) 14:02:47 ID:v5SEqPJUO]
- 大作乙です!(´・ω・`)つ旦〜
アリーナ健気だなぁ…あの「おまじない」を教えたのは某踊り子?w 煩悩神官クリフトの理性はどうなるのか…続きマッテルヨ
- 168 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 17:58:52 ID:oQS9E1y20]
- >>167
あわわ、早々とレスが…。ただ長いだけの文章にお付き合いくださいまして ありがとうございます。クリフトの理性・・・あははははは(逃) えっと、続きをうpする前に、注意書きを。 ここまでのクリフトで満足の方は回れ右を。こんなの煩悩神官じゃないとお思い のかただけ、れっつごーです。では。
- 169 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 18:00:09 ID:oQS9E1y20]
- 階段を昇る音を聞きとげると、私はほうっとため息をついた。
ふらりと椅子に腰掛け、机の上にうつ伏せる。 洗いたての真っ白なテーブルクロスから立ちのぼるお日様のかおりが、 姫様の姿を連想させた。 実のところを言うと、姫様が知らないことがある。 あれは旅に出る直前のこと、私は陛下と神官長様に呼び出され、 こう申し付けられていた。 アリーナの旅に同行せよ。そしてその間、全身全霊をかけて守るように。 ただし、アリーナに手を出した場合、そなたの男性機能は永遠に失われることになる。 そなたの理性に期待する。 つまり、姫様の貞操の危機は、私の『男』としての危機でもあったわけで。 私は身震いした。 あのまま流されなくて良かった・・・。
- 170 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 18:00:52 ID:oQS9E1y20]
- 陛下は侮れない方である。私が入念に秘密裏で動いていたことすらお見通しであった。
神官職を選んだのは、少しでも長く姫様の側にいるため。 いかにも欲のなさそうな顔をして、周りを欺くための手段。 そして身分の低い私が知識を吸収することができ、かつ最短で出世できる道だったからだ。 また、姫様のお側でお仕えすることにより、宮廷の作法等を学ぶこともでき、 下働きの者たちとも親交を持つことにより、城の内情に精通することもできた。 神官職というのは特殊で、人からの信頼を得やすい立場にもある。 姫様自身の信用と信頼も勝ち取ることができた。実際、姫様の手綱をとることが できるのは、陛下とブライ様を除いて私しかいないのが現状である。 危険がともなう旅ともなれば、信用と信頼を持っているもの同士が一番良い。 となれば、ブライ様と私が候補に上がる。ただし、いくらお目付け役の ブライ様が一緒とはいえ、娘に懸想している男と何の制約もなく送り出す ことには不安を感じたのだろう。だから陛下は先手を打ってきた。
- 171 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 18:01:42 ID:oQS9E1y20]
- では、危険を感じつつも、なぜ陛下は私を選んだのか?
答えは簡単である。私が一番『危険』であると同時に 一番『安全』な男であるからだ。 私が望むこと、それは姫様を完全な形で永久的に手に入れることだ。 それは周囲に認められて初めて達成できることで、 一夜限りの関係など、もってのほかである。 つまり私は、将来的には危険な存在となったとしても、 現時点ではもっとも安心できる存在といえる。 しかも、姫様至上主義だからなにがあっても、姫様だけはお守りするし。 要するに私は、姫様に『べたぼれ状態』であることを逆手に取られた形だ。 それでも、私はまだ若く、姫様の方から迫られた場合に思いとどまるかどうか、 一抹の不安が残る。だから念には念を入れて男性機能云々の駄目押しをした。 『男性機能喪失』・・・これほどまでに恐ろしいものがあろうか。 たとえ姫様と恋仲になっていようとも、これを失っては、結婚は難しい。 というより、姫様が離れていくだろう。よしんば、結婚できたとして、 どうして『人生を謳歌』できようか!! まだ、『死』を言い渡された方がましである。強制された『死』であれば、 姫様の中に美しい思い出として残ることもできよう。しかし、 男性機能喪失は、全てを『台無し』にしてしまう。おそらくここまで 計算された上で、言い渡されたのだ。誠にもって陛下のご慧眼には恐れ入る。 とはいえ、私の下心にお気づきになりながら放置されているところを見ると、 『欲しければ這い上がって来い』ということなのだろう。 結婚への可能性がわずかでもあるうちは、私は姫様と一線を越えることはない。 将来的にはわからないが・・・多分。
- 172 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 18:02:38 ID:oQS9E1y20]
- もっとも、私自身、陛下のお考え同様、この旅で姫様と・・・なことは
考えてもいなかった。 姫様はまだ子供だったし・・・。 私はふと先ほどのことを思い出した。 まさか、この時点であの言葉を口にさせられるとは思っていなかった。 子供だと思っていた姫様は、いつの間にか成長していた。 『女』の顔をしていた。 『女』の・・・。そう、とてもとても『成長』されていた。 それはもう、『立派』に!! 私は胸が熱くなった。それは父親にも似た感慨で。 込み上げた熱いものが鼻からほとばしった。 ん?鼻? 違和感を覚えた私は、伏せていた顔を上げた。 そこには―――――真っ白な『テーブルクロス』に赤いシミ――――― もしかして、あの『夢』はこれ? 私は、泣きたいような、笑いたいような気持ちになった。 が、ついにはそれすら億劫になり、そのままテーブルに突っ伏した。 「知ってるか?イムルでみる『夢』は『正夢』らしいぜ?」 ・・・・・・コンナ『マサユメ』ダッタラ、イラナイ。
- 173 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 18:03:42 ID:oQS9E1y20]
- (おまけ)
「お、俺、今すげーもん見た気がする」 「拙者、クリフト殿のあんなに壊れた表情を見るのは初めてでござる」 「クリフト君、あの程度で鼻血とは・・・若いですねぇ」 「でもさ、俺、あの出血量には少し同情するぜ」 「体が火照っているでしょうからな・・・。そういえば、ブライ殿は?」 「お歳ですからねぇ。夜がお早いようですよ、最近」 「そっか、ヒャドでもかけてもらえば熱も下がっただろうに。ついてねぇな、あいつ」 「ヒャドで済むとは到底思えないでござるが」 「ま、血抜きが終われば、熱も下がるんじゃないですか」 「おう、それもそうだな。じゃ、明日の朝クリフト回収ということで」 「ブライ殿より早起きするのは、ちと辛いですな」 「同感です。でもマヒャドで食堂が大破して朝食抜きも辛いですからね。 じゃ、寝ましょうか」 こうしてイムルの夜は更けていった・・・。
- 174 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/10(金) 18:11:09 ID:2ZB1MEiYO]
- GJ━━(゚∀゚)━━!
前半シリアスだと思ったら後半ワロスな〜w 大作乙でした!
- 175 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/10(金) 18:22:11 ID:2F+vm1KF0]
- 最っ高でした!!
しっかりと萌えを踏まえながらの、あの落としっぷり。GJ! 将来的に希望が持てるところが、またいいなあ。
- 176 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/10(金) 19:10:23 ID:NHaiQ4GOO]
- 大作乙!
煩悩神官氏は、きのこの人の影響受けてる?
- 177 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/10(金) 23:14:29 ID:oQS9E1y20]
- >>174 ワロてくれましたか!イエ〜イ!!
>>175 『萌え』う〜ん、いい言葉です〜。初めていわれますた。 >>176 きのこ中毒者、もしくは信者ですね。ただいま弟子入り希望中! 影響受けまくりです。きのこの御方の足元にも及びませんが・・・精進します。 この話、よく見てみると、18禁どころかキスすらない。つ、次こそは!!(気合ため中)
- 178 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/10(金) 23:38:48 ID:9+0sztYTO]
- 煩悩神官さん大作乙!
続き読みたくてうずうずしてます! むしろ18禁でもおけっすよ!w
- 179 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/11(土) 00:30:31 ID:MbB0BWKX0]
-
; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ゞ ; ; ; ヾ ;ゞ ; ; ゞ Congratulations on the 16th Anniversary of " ; ;ヾ ; "; "; " ; " ; ; ; ヾヾゞ D R A G O N Q U E S T IV ; ;ゞ ;" "ゞ ; ; ; ;ヾ ; ヾ.; ヾ; ; "ゞ " ;ヾ ; ;";ヾ; ;"/"; ;ヾ; ; ; ; ゞ; ; ;ゝ/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ ヾ ;"; "i "; ;ヾ; ;;メヾ ;ゞ 田| | | よりによって \ ゛ ヾ;i;;ii ;iiメソ __△__|__ _|__| | 16周年の前の日に スレが落ちるなんて…… | "" |l!|| ll|ソ! ヽ___/.__,.」 \__ ________________/ |l;l!ll |l|. / ノノハ))ヮ^;|゙ゝ . \| / |:l||l |l|. (9ノノリ.^ヮノキチ/゙〉 . コタツ ハイッテタラ キエテタ… | 私のスレも 一時は |;l!l| ||l@ノソノ(につとン,lニニ ,.、 | 活気があったのに…… | |ill|| lil|んvノ/___iゞノ_,_/」≡i| 〃゙ミ'彡ヽ) ,.'^!´、゙ヽ \_ _______/ llil|l l!|.`┳.し'_ノ〈_〈__/━┳ .(ソ(リ-Oリゞ) .《<0>!卅!. |/ 、., .|::l|| !!|,、┻ ,.、.,.,,.、., . . ┻.、. .. (从;-_-ノソ 八-_-;川 .,.|::l|| !!|、 '' ''' '' とメ⌒)⊃ . `0○と)ノリ ヤッパリ ヒカゲ ガ 人 i`Y┤ . /_ノバ ニアウノ カシラ…? ドコノスレ モ 3ガツ ハ アブナイヨ ( ゚〜゚) じ'i_ソ . 〈_i,ノ__,!〉
- 180 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/11(土) 00:54:55 ID:yZe1E5u00]
- 煩悩神官さん長編大作乙でした。
煩悩→妄想→暴走って感じで良かったですよ〜
- 181 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/11(土) 01:19:51 ID:UTjb3WPP0]
- 何か今までの過疎っぷりからは考えられない盛り上がりですな。
やっぱり職人さんがいるといないとじゃ、大違いだね。 「投下してもいいですか?」なんて聞くんじゃない! じゃんじゃん投下するんだ!! 投下してください。お願いします。
- 182 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/11(土) 13:20:13 ID:Mxw6aLiN0]
- やっぱり、いい職人さんがいるとスレが活性化しますね。
煩悩神官さんだけでなく他にも職人さんが増えてくれればいいな〜♪
- 183 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sageどらたまイッテキタ(・∀・) [2006/02/11(土) 14:14:09 ID:bjsVoQxmO]
- 煩悩神官さんの他に職人さん三人くらいいるよね?
投下プリーズ!!
- 184 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sageころしてでも うばい(ry [2006/02/11(土) 17:33:13 ID:MbB0BWKX0]
- クリアリバレンタインSSをもう2年も書いてるが遅々として未だに書き上がらない。
やはりチョコを自力で作ってみるしかないか? 当方男だが……。
- 185 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/11(土) 18:39:49 ID:Th31huur0]
- あるにはあるんだけど、長いから前後編に分けていい?
- 186 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage 184 ・・・ダ ダレヲ? [2006/02/11(土) 19:13:24 ID:bjsVoQxmO]
- >>184
アリーナになりきってチョコを作るんだ!何事も経験さw >>185 ワクテカ!!
- 187 名前:1/3 mailto:sage [2006/02/11(土) 19:45:26 ID:Th31huur0]
- ここは歌と踊りの町、モンバーバラ。
マーニャさんとミネアさんのお父上であるエドガンさんのお墓参りのために立ち寄りました。 夜と違って昼は静かですが、私の心は穏やかではありません。 アリーナ姫様が、今朝から私と口を聞いて下さらないのです。 まあ、原因は私の方にあるので、反論の余地はないのですが… 「なあクリフト、夜の街に出てみないか?」 昨日の晩、宿屋で同室になった勇者のソロさんから突然切り出され、私は戸惑いを隠せませんでした。 「確かに、モンバーバラは昼よりも夜の方が楽しいと聞いております。」 「だろ?だからこっそり行ってみようぜ。」 「ですが…私には姫様をお守りするという役目があります。それを放棄して夜遊びというのは…」 「やっぱ堅物なんだなあ、おまえって。せっかく同年代の男友達ができたと思ってたのにさ。」 ソロさんは故郷の村をデスピサロ率いる魔物の群れに滅ぼされ、ご両親や村の皆さん、 そしておそらく彼が一番大切だった女性…シンシアさんをも失っています。悲しいことです。 かたや今は、デスピサロを追っての戦いの日々。たまには息抜きしたいと考える彼を誰が責められましょうか。 「……わかりました、おつきあいしましょう。では何時に待ち合わせしますか?」 「今から一時間後に武器屋の前で。誰にも見つかるなよ?特におまえの大事なお姫様にはな。」 「だ、大事だなんてそんな…」 そう言いつつも、私は今までにない興奮が内から沸いてくるのを感じたのでした。 (おお神よ。どうか罪深きこのクリフトをお許し下さい。今のソロさんを救えるのは、私だけなのです…) 一時間後、武器屋の前で無事に落ち合うと、ソロさんのたっての希望でまずは劇場に向かいました。 「あらー、かわいい。そこのチェリーボーイ君たち、どこから来たの?」 入り口で派手な衣装をまとった踊り子の女性に声をかけられました。年は私より3〜4歳上でしょうか。 まるで私たちを品定めするかのように、じっと見つめています。
- 188 名前:2/3 mailto:sage [2006/02/11(土) 19:47:30 ID:Th31huur0]
- 「なあ、チェリーボーイってどういう意味だ?」
「知らないですよそんなの。こっちが教えてもらいたいくらいです。」 「ねえねえ、あんたたち。舞台で何か踊ってみない?」 「ええっ!?」 「へえ、舞台で踊れるのか。よしクリフト、俺たちも踊ってみようぜ!」 「わ、私は遠慮を…わわっ、何するんですかソロさん!!」 「お前つきあうって言ったよな?言ったよな!だからお前も来い」 ソロさんに強引に私の首根っこをつかまれ、舞台に連れて行かれる私なのでした。 「ほら、あんたたち。一杯飲んでいきなさい。緊張がほぐれるわよ」 女性はお酒の入ったビンとグラスを取り出すと、私たちに差し出しました。 ソロさんは結構飲みほしたみたいですが、私は口をつけたふりをしてそっと女性に返しました。 「頑張ってねぇ、いってらっしゃーい!」 舞台は大勢の観客で満席でした。 「ほら、行くぜクリフト」 「は、はいっソロさんっ」 私とソロさんは舞台の真ん中に立ちました。別に打ち合わせなどしていなかったのですが、 ソロさんは腰からドラゴンキラー、私は背中からホーリーランスを取り出すと、お互いの切っ先を付け合い、手合いを始めました。 もちろん本気は出しませんよ。ソロさんに本気を出されたら、私などひとたまりもありませんからね…はあ。 「お、チャンバラか!頑張れ緑の若造ー!!」 「いいぞ、そこだー。切り裂け、青い方ー」 観客の声もあって、私たちも勢いに乗ってきます。 約10分ほどの手合いも終わって私たちは武器を収め、両手を挙げてポーズをとると、 観客の大歓声と口笛が舞台中に響き渡りました。 これはこれで快感ですね。踊り子であるマーニャさんの気持ちもわかるような気がします。
- 189 名前:3/3 mailto:sage [2006/02/11(土) 19:49:00 ID:Th31huur0]
- 「ふう。意外とやるなあクリフトも。さて、それじゃ踊るとすっか」
「えー、本当に踊るんですかソロさん…ううっ。」 「この期に及んで何泣き言言ってんだ。俺だって村の祭りでしか踊ったことねーよ。」 「私だってお城で踊るダンスくらいしか知りませんよ。」 「へえ、じゃあ組み合わせてみたら面白いかもな」 ソロさんは故郷の村祭りで踊られていたダンスを踊り始めました。田舎の村らしい素朴なダンスです。 私もしぶしぶ彼に合わせて踊りましたよ、はい。 村のダンスと城のダンスのコラボレーションというのが珍しかったのか、これも観客には大うけでした。 「いいぞ、兄ちゃんたち。ついでに脱げー」 「はーい。一番、ソロ、リクエストにお答えして脱ぎまーす」 「ちょ、ちょっとソロさん?…あ、顔が真っ赤…さっきのお酒の酔いが回ってきたんだ。 だ、だめですよこんな所で脱いじゃ、だめですってばあ。」 上着を脱ぎ捨て、肌着までに手をかけようとするソロさんを無理やり引きずり、私は舞台を後にしました。 「ああ、最高。楽しかったぁーっ。またやってみたいよな。」 「もう二度とゴメンですっ。私は人前で踊ったり脱いだりするのは(脱いだのはソロさんだけでしたが)イヤですよ。」 興奮も収まらないまま人をかき分け、私たちは2階へと上がりました。 「お、ここが酒場かあ。マーニャさんから聞いたんだけどさ、あそこの部屋であの『ぱふぱふ』をしてもらえるらしいぞ。」 「ええっ!?ほ、本当ですかソロさん!」 私は思わず鼻を押さえました。よかった、鼻血はまだ出てないみたいです。こんな所で出してしまうと恥ずかしいですからね。 「どっちが先に行くかこのコインで決めようぜ。」 ソロさんは右手を弾くと、自分の位置まで落ちてきたコインを右手の甲でキャッチし、すかさず左手で覆いました。 「裏」 「じゃあ俺は表だ」 そっとソロさんが手を開くと…裏でした。おお神よ、あなたのご加護に感謝いたします。 「ちぇっ、お前が先かぁ。あとでどうだったか教えろよな」 ソロさんがそっと耳打ちします。私はごくりと唾を飲み込み、部屋をノックするのでした。
- 190 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/11(土) 19:51:07 ID:Th31huur0]
- 長くてスマソです。
アリーナ姫は後編に登場します。では、後編編集のため落ちます。ノシ
- 191 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/11(土) 20:02:19 ID:Mxw6aLiN0]
- >>190
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!!
- 192 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/11(土) 20:10:58 ID:bjsVoQxmO]
- キテタ━━(゚∀゚)━━!!これからぱふ(ry)なのかー!?
姫様がどう絡んでくるか楽しみ!
- 193 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/11(土) 21:06:56 ID:TqEe7YEvO]
- 首ねっこつまかれるクリフトワロスw
ゲーム内のセリフも踏まえられてるな。
- 194 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/11(土) 22:51:45 ID:8nMAynf5O]
- 続きwktk
- 195 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/11(土) 23:35:08 ID:5iMmP/6g0]
- うっきゃ〜!!こ、これはまさしく『ぱふ○ふ』ネタ!! こんなところにも
私のお仲間が〜。大興奮です!続き待っています。 煩悩神官ネタを読んでくださった心優しい方々、本当にありがとうございました。 ただいま、煩悩神官は更なる煩悩を求めて妄想世界を放浪中です・・・。
- 196 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/12(日) 00:17:11 ID:fgoZyxbB0]
- 部屋に入ると、薄暗い部屋の中に明かりが一つ。
そこには、紫色のドレスを身にまとった美しい女性が椅子に座っていました。 ドレスにしては露出度が高く、スカートからちらつく太ももが気になります。 「いらっしゃい、お兄さん。待ってたわ…」 女性は立ち上がると、私の手を取り、奥のベッドへと誘うのでした。 (ああ……このお姉さんは一体私に何をしてくれるのだろう……?ダメだダメだ。 私は神官、神に仕える神官!欲望なんかに流されてはいけないんだ。でも…) 私は首を振って何度も雑念を払おうとしましたが、目の前の胸元や唇に視線が集中するばかり。 「そんなに緊張しないで。あなた、もしかして初めて?」 「あ、いや、その、はい…」 「そう。大丈夫よ、気持ちいいから時間なんてきっとすぐに忘れちゃうわ。」 女性は私をベッドの上に寝かせると、私の神官帽子と背中のホーリーランス、 そしてベルトをそっと取り去り、神官服の第一ボタンから順番に外していきます。 「私の好みのタイプでよかったわ。今夜はよろしくね。」 「あ、は、はい。頑張りますのでよろしくお願いします…」 緊張と興奮のあまり、自分が何を喋っているのかもうろ覚えです。 あえて一つ気になることがあるとすれば、彼女の視線くらいでしょうか。なぜか鋭い感じがするのです。 女性が胸元のボタンを一つ、また一つ外し始めます。ん?一瞬ですが、何か光るものが見えたような… 「動くな!」 私の喉元にはいぶし銀に光った聖なるナイフが。気がつくと、女性の姿がぼやけて…見覚えのある…あっ! 「こ ん な 所 で 何 し て ん の ク リ フ ト」 「うわあああああっ、ひっ、ひっ、ひっ、ひ、姫様っ」 そこには怒りの表情をあらわにした姫様がいらっしゃっいました。 暗くてよく見えなかったのですが、ベッドの隅には本物らしき女性が気を失って倒れています。 たぶん姫様が『みねうち』をなさったのでしょう…
- 197 名前:今のは1/4 これは2/4 mailto:sage [2006/02/12(日) 00:19:10 ID:fgoZyxbB0]
- 「ど、どうして、こ、ここに、ひ、姫様がっ。ああっ」
私は気が動転して震えるばかりです。 「あんたがそそくさと宿屋を抜け出すから、おかしいと思ってあとをつけたのよ。そしたらソロと劇場に入って行くじゃない? マーニャに聞いたんだけど、2階には酒場があって、そこでは『ぱふぱふ』ができるんですってね? 『あの二人絶対そっちに行ったのよ』って。だから私、変化の杖を借りて、変装してここで待ってたんだけど。」 「あんただけはそんなことしないって信じてたのに……クリフトの馬鹿っ、最低よ!!!」 姫様は右手で私の頬を思いっきり引っぱたくと、部屋から走り去ってしまわれました。 「姫様、違うんです、姫様お待ち下さい、姫様ぁーー…」 いつもの私なら、姫様に疎まれても追いかけたでしょう。でも、今の私にそのような資格があるでしょうか。 姫様はよく冗談で私の頭を叩いたりなさいますが、加減をわかっていらっしゃるのか、 利き腕である右手はお使いになりません。ですから、今回は本気で怒っていらっしゃるのでしょう。 引っぱたかれた頬の痛み以上に、何かがズキンと傷むのを感じました。 「そういえばさっきの姫様の目、赤かったような…もしかして…涙?私のせいで?」 姫様は心の強いお方です。私とは違い、めったに人前で涙をお見せすることはございません。 私の記憶では二度だけです。一度目は母君であられるお妃様が亡くなられた時。二度目は王様がご幼少の頃、 ご自分が見られた夢を姫様にお伝えするために、サランの町はずれにひっそり立てられた看板をご覧になった時。 そして、三度目は… 「ああ、私は何という愚かなことを。神よ、おお神よ。どうかこの罪深き私をお罰し下さい。 どのような罰でも受けます。ですから姫様に嫌われることだけは、それだけはっ…」 私は激しい後悔の念に駆られ、しばらくその場から動けませんでした。 悲鳴を聞いて駆けつけてくれたソロさんがついていてくれましたが、彼に話しかける余裕などなかったのです。
- 198 名前:3/4 mailto:sage [2006/02/12(日) 00:21:21 ID:fgoZyxbB0]
- それでも明日はやってきます。結局私は一睡もできませんでしたが。
夕方、どんよりとした気分で薬草の買出しをしていると、町外れで組み手の練習を一人でする姫様がいらっしゃいました。 何とかしてお許しをいただきたい。それだけを考え、私は思い切って話しかけてみることにしました。 「姫様」 姫様は無言で私を睨みつけるだけです。ああ、視線がコワイ。でも私は負けません。 「あ、あの、昨日は…その…」 「昨日は引っぱたいて悪かったわ、ごめんなさいクリフト。まだ頬腫れてるわね。痛かったでしょ?」 「えっ?」 姫様は私の左頬をそっと撫で、申し訳なさそうな表情で私を見つめます。 いつもの私なら回復呪文で治してしまうのですが、自分への罰だと思い、あえて治療はしなかったのです。 「ソロが無理やりあんたを引っ張りまわしたんですってね、あの部屋へ行けって行ったのも。 断ったら私に言いつけるって脅したそうじゃない。全く、意外と悪ガキよねソロって。」 でも、いいとこあるのよ。悪いのは全部自分だから、あんたを許してやってくれって謝りに来たんだから。」 「だから拳3発と踵落としで許してやったってわけ」 (…すみません、ソロさん。私をかばってくださった上に…このご恩は終生忘れませんので…) 「まあ、仕方ないっか。こんな武術が得意なだけの女の子相手じゃ、あんたも息抜きしたくもなるわよね。」 「…いえ、そんなことはございません。姫様は誰よりも明るくて気丈で、素直なお方です。 ですから国民の皆さんからも慕われておられますし、私も姫様のそんな所が…大好きです。」 (わわっ、どさくさに紛れて私は何ということを。) 真っ赤になっていく私の顔を見て、姫様はあわてたご様子で私の顔を覗き込みます。 「ちょっと、まだ痛むの?大丈夫?」 「あ、はい。もう痛くありませんから」 「いつもありがとう、クリフト。あなたには感謝してるわ。だから、お父様やお城のみんなが戻ってくるまで…一緒に頑張ろうね」 「は、はいっ。もちろんであります」
- 199 名前:4/4 mailto:sage [2006/02/12(日) 00:25:33 ID:fgoZyxbB0]
- ああ、やっと姫様が笑って下さいました。それにつられて、私も笑みがこぼれます。
自分が一番大切にしたいものを取り戻した。失くさないでよかった。私は心からそう思いました。 「ねえクリフト、私お腹すいちゃったわ。何か食べに行こうよ。」 「もうすぐ夕食の時間です。今はあまりお召し上がりにならない方が・・・」 「大丈夫、ちょっとくらいなら別腹で余裕よ。ほらほら、早く早くぅ」 諌める私を何のそのという勢いで、姫様は私の腕をぐいぐい引っ張っていきます。 「わっわっ、行きますからそんなに引っ張らないで下さいよ、姫様ぁ。」 宿屋では、私たちが帰ってこないのを心配なさるかもしれませんね。 でも、姫様をお守りするのが私の役目です。今回は大目に見てもらいましょう。
- 200 名前:おまけ mailto:sage [2006/02/12(日) 00:28:40 ID:fgoZyxbB0]
- (その1)
「おい、昨日出演した若造二人組はもう出ねえのかー」 「あいつらを出せー」 今夜のモンバーバラ劇場は、いつもにも増して大盛況です。 劇場の座長が、控え室で頭を抱えて一人考え込んでおりました。 「気のせいか、男性客が増えたような。別の意味ですごい人気だ。 確かあの二人、マーニャちゃんの連れだって言ってたな。 うーん、マーニャちゃんに頼んで出演依頼かけてみようかなあ…ぶつぶつ」 (その2) (いろいろ大変だったけど姫様とも仲直りできたし、本当によかった。 でも待てよ、あの時の女性=姫様の『私の好みのタイプでよかったわ。』というのは…あれは演技、それとも…? ああっ、また思い出してしまったっ。今夜も眠れそうにない…) 「どしたの?」 「あ、いえ何でもございません姫様。皆さん心配されておられるでしょう。さあ、そろそろ戻りましょう。」 私たちは大急ぎで宿屋へと急ぎます。ブライ様あたりから大目玉を食らうのは間違いありません。 でも、それも楽しいと考えるのは、姫様と一緒だからかもしれませんね。
- 201 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/12(日) 00:45:50 ID:GPAKxIekO]
- GJ!乙です!
あんな所で姫様出てくるとは・・・なんか手慣れてる?w >あんただけはそんなことしないって信じてたのに・・・に禿萌え━━
- 202 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/12(日) 03:14:54 ID:O9LpOboZ0]
- 3/4まででよかったんじゃ・・・
特におまけその2は読者のレスで補完できたような・・ って私ったらまた余計なことをorz とってもGJでした!! ぱふぱふ屋のシーンたまりませんねぇ
- 203 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/12(日) 13:29:52 ID:ziTsyRHG0]
- 乙ーーー!!
>姫様は私の腕をぐいぐい引っ張っていきます。 煩悩神官としては「ひ、姫様の○○が腕に!!」ってところでしょうか。 なぜだか妙に萌えてしまいました。次回作も待ってま〜す!
- 204 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:ageとく [2006/02/12(日) 17:01:03 ID:DSZ+m3lQ0]
- >『私の好みのタイプでよかったわ。』がアリーナの本音
だったらテラモエエエェェ(;´Д`)
- 205 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/12(日) 21:28:07 ID:J8HDopBi0]
- >>182-183
(・ω・)ノシ ここはコテハンのほうがいいんですかね……? 雑談スレとかはコテハン禁止だから 名無しでいってますが……。
- 206 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage煩悩神官さんコテにしろって言ってごめんね [2006/02/12(日) 21:49:43 ID:GPAKxIekO]
- 職人さんはコテハンでもいいと私は思ってるんだけど・・・
禁止だったのか・・・orz
- 207 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/12(日) 22:35:15 ID:+iLjrYXUO]
- 大作乙でした!姫様のクリフトへの気持ちが所々に表れてて(*´Д`)
>>205 どちらでもかまわないのでは? ここは雑談スレではないのだし、職人さんの自由でいいと思う。
- 208 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/12(日) 22:36:04 ID:J8HDopBi0]
- >>206
あ、いえあくまで雑談スレの話なんで、 コテハンかどうかはスレによって違いますー。 ここは職人さんによる、って感じでいいんですかね?
- 209 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/12(日) 22:52:04 ID:GPAKxIekO]
- >>208
あ、そうなんですか。 あんまり他のスレ見てないから勉強不足でゴメソ ではお好きにドゾー(・∀・)
- 210 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/12(日) 23:20:26 ID:48fNAecP0]
- >>136
遅レスだが、気になったので調べてみた。 夜のレイクナバ、トム爺さんの息子の嫁 「私は神に仕える身ですが、この人を愛してしまって…。ポッ…」 アリーナ 「神に仕える身だからってそんな堅いことばっかり言ってられないわよね〜。 クリフトもあんな風にもう少し頭がやわらかければいいのに」 なるほど、ここを深読みか。でも個人的には「クリフトのお堅い性格」について言及してるだけで、 「私に素直になって」と言ってるとは感じられんかったな。俺がこの設定で萌えるのは無理か…。 いや邪魔してスマンかった、華麗にスルーして↓萌えを続けてくれ。
- 211 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/13(月) 01:38:17 ID:L4l+hywN0]
- クリフト一人称が流行ってますね。
馬鹿っぽくて好きです、みなさまのクリフトの心の中が。
- 212 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/13(月) 09:39:41 ID:WPY4uhVl0]
- >>205-209
勝手にコテハン使ってた私が言うのもなんですが、禁止でないならコテにしていただいた方が 嬉しかったりします。レスしやすいですし。ちなみにコテハンにトリップって付けるべきですかね? >>210 スルーできずにスマソです。私も気になっていたので、台詞を載せてくれて助かりました。 私的にはクリフトがちょっとかわいそうな気がする台詞ですね。だって、今までの 煩悩溢れまくりの台詞が、まったく姫様に伝わっていなかったってことですから。 それこそ華麗にスルーされていて、笑ったとです。 >>211 クリフト一人称でない作品を書いてみました。ミネア視点です。 一応、クリフトの台詞をもとにしています。ということで、本日も朝っぱらから 元気に投下!!
- 213 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/13(月) 09:40:40 ID:WPY4uhVl0]
- ・・・どうしてあの時私は、あの人に伝えなかったのでしょう。
「ソロさん、ライアンさん、トルネコさん、ブライさん、アリーナさん、姉さん!!」 私の呼び声に返る言葉は一つもありません。 「クリフトさん・・・」 私の傍らで、緑の神官服を着た青年も息絶えていました。普段の穏やかな彼からは 想像もつかないほど無念な表情。 ・・・なぜ、あの時に伝えておかなかったのでしょう。こんなことになるなら私・・・。 「クリフトさん、アリーナさんは貴方のことを・・・『愛しています』よ」 私はそう呟くと、呪文の詠唱に入った。
- 214 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/13(月) 09:41:45 ID:WPY4uhVl0]
- 「姫様もやはり、強い男がお好きなのでしょうか?しかし私には姫様を打ち負かすなど、
とてもできません」 あれは3日前、私がクリフトさんの部屋の前を通りがかった時でした。 ひどく落ち込んだ様子のクリフトさんが、ため息混じりにそう口にしているのを 聞きました。 「・・・・・・いっそのこと、ザキでも使えれば・・・」 なにやら不穏な様子に私は心配になり、そっと部屋の中を覗いてみると、 彼は私の気配に気づくことなく、考えに没頭しているようでした。 「そうか、姫様に勝つことは無理でも、強い男を排除すれば・・・となると、 ライアンさん、トルネコさん、ブライ様、そしてソロさん・・・ 最初のひとりはザキ一発でしとめられそうですね。トルネコさんは、妻帯者だから 除外視してもいいでしょう。ブライ様・・・はご老体ですから、ライバルになりえない。 となると、ソロさん・・・やはり彼が一番危険人物ですね。でもまぁ、先手をうって マホトーンで呪文を封じ込めさえすれば何とかなりそうですね・・・あと、強い男は・・・」 そう呟いていた彼が、急にはじかれたように立ち上がりました。 私はびっくりして思わず声を上げそうになりました。 しかし、クリフトさんの表情を見て、その悲鳴すら凍り付きました。 「デスピサロ」 彼のあんな声は初めて聞きました。 それは酷く憎々しげで、私は彼が少し怖くなったくらいです。 「あいつを倒すことが先決でしたね」 そう、私たちはデスピサロとの決戦を控えていた。クリフトさんもそれに 思い当たったのでしょう。先程までの様子とは打って変わって、それは 真剣な顔をなさっていました。 と、同時に私は、ほっとしていました。 彼はやるべきことをわかっている。そう、彼はどんな時でも冷静で自分を見失わない。 彼は気がついているかしら? アリーナさんがそんなあなたの強さに惹かれつつあるのを。 私はそのままそっと部屋の扉を閉めました。そして、私のあなたへの想いの扉も。
- 215 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/13(月) 09:42:33 ID:WPY4uhVl0]
- 呪文の詠唱はまもなく終わり、そしてそのとき私は息絶えることになります。
だから、最期にあなたに言わせていただきますね。 「この、どアホ『ザキ神官』が!! デスピサロ相手に、ザキかましてんじゃねぇよ!!」 彼は、わかっていなかった。強い男をアリーナさんの目の前で葬り去ることだけを 考えていた。彼のアリーナさんへの想いは一途で・・・それでいて、はた迷惑でした。 でも、もしあの時私がアリーナさんの気持ちを伝えていたら? 彼はいつもの冷静な彼に戻り、このような事態を招くことはなかったのでしょうね。 私は自分の嫉妬心からこの事態を招いたのです。 呪文の詠唱が終わり、『メガザル』が発動した。
- 216 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/13(月) 11:41:47 ID:c3MdW6YtO]
- コテハンとトリップ論争は前にあって職人さんが萎えてdat落ち、
てのがあったので、職人さんの自由でいいと思います。 頻繁に書いてる方は文体でわかったりするけど。
- 217 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/13(月) 11:48:26 ID:c3MdW6YtO]
- あっごめんなさい!
途中でしたか…
- 218 名前:煩悩神官が現れた! mailto:sage [2006/02/13(月) 15:41:35 ID:WPY4uhVl0]
- あ、いえいえ、今回はこれで終わりです。書き忘れていました。
えっと、じゃ、コテハンに関しては自由にさせていただきます。 ・・・多分私の場合、コテハンにしなくても内容でわかるような気もしますが。 レス、ありがとうございました!
- 219 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/13(月) 17:07:41 ID:R/PHgdeFO]
- 乙でした!ミネア(つД`)
FCプレイ中もザキ魔のせいで回復役のミネアが大忙しだったな… 煩悩神官氏には楽しませてもらってるけどけっこうハイペースなのが気がかり。 クリフトの煩悩の多さには感心するがw無理はしないでおくれよ
- 220 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/13(月) 19:26:20 ID:Ttp351s1O]
- G━━(゚∀゚)━━J!!
冷静にヤルやつ決めてるクリフトハラグロスw ミネアの報われない思いの一方通行は切ないねぇ(つд`)でも最後の言葉ワロタw いや〜乙でした!!ハイペースで嬉しいけどマイペース書いてくださいね。
- 221 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/13(月) 19:32:44 ID:ymmfHGNF0]
- コテハントリップについては一応自由。
ただし、投稿するときにトリップをつけないと、 作品をサイトに保管されたりするときに何も言えなくなったり、 別のスレ等に荒らし目的のなりすましが現れたりするので、その点は自己責任で。 まあ、よほど積極的な理由がない限り、トリップはつけたほうがいい(トリップは毎回違えてもいいから)。 携帯から書き込んだり投稿したりする人も増えてきましたからね。
- 222 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/13(月) 20:09:36 ID:WPY4uhVl0]
- >>221
レスありがとうございます。やっぱりトリップ付けた方がよかったんですね。 荒らし目的で使用されるのは避けたいので、これからはつけるようにします。 ということで、ちょっと試させてもらいますね。初心者なもので、よくわからんの ですたい・・・。
- 223 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/13(月) 20:23:03 ID:WPY4uhVl0]
- おぉ、できました!いまとても感動しております!
こんな初心者ですが、他にもお気づきの点がございましたら、遠慮なくご指摘くださいませ。 >>219-220 えっと、ご心配いただきましてありがとうございます。私もそろそろのんびり いこうかと考えていたところなので、嬉しかったです。ネタはあるのですが、 書く暇があまりなさそうなんですよ。一応、週一でうpできるように頑張るつもり です・・・できるかな、できると思う・・・多分。
- 224 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/02/13(月) 23:11:16 ID:64IIIcb50]
- 自分もつけてみました。コテは今回だけで、次からは鳥だけにしようかと。
長文読んで下さって感謝してます。 おまけカットするつもりだったのに、一緒にコピペしてたとはorz ちょうど投下する前後に具合が悪くなり、ミントスでのクリフト状態になってました。 彼のセリフと同じく、まだちょっとだけふらふらが残ってます。 煩悩神官さんいつも乙です。 ミネアはクリフトが病気の時、近くにいるとうつるとか言ってたのに 仲間になると常識がある人だってほめてましたよね。 セリフを思い出して萌えました…
- 225 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/14(火) 09:44:17 ID:ev4r2HsHO]
- 無理するなよ〜!
てことは今の職人さんは ・煩悩神官さん ・ぱふぱふ屋さん ・きのこの人さん ・スーパー1さん かな? 結構いるね。ワクワク
- 226 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/14(火) 19:15:17 ID:aZOmW+ODO]
- 鳥なんて
覚えられない 俺がいる ので「ぱふぱふ屋」にして欲しいw ほんと無理するなよ〜 つ【パデキアのねっこ】 煩悩神官さんもマイペースでね(・∀・)
- 227 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/14(火) 19:31:50 ID:CBkr5wOG0]
- 小説版のクリフトはけっこう大胆行動走ったよなww
- 228 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/14(火) 21:37:06 ID:oOarFdaq0]
- ぱふぱふ屋さんの
>「あ、は、はい。頑張りますのでよろしくお願いします…」 にワロタw 何を頑張るつもりなんだクリフト。 煩悩神官さんのクリフトは腹黒ザラキー魔だしw ほのぼのじゃなくって 悲恋ものを書いてみたくなってきた……。
- 229 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/14(火) 23:43:29 ID:RUVh0RbaO]
- 悲恋の方が現実的だよな、姫と臣下の恋というのは。
PSのOPデモ画面見てるとクリフトがアリーナの玉座の横に立ってて まるで姫様一番のお気に入りの側近、みたいな感じに見えるのが良い 実際は違うんだろうけどw
- 230 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/15(水) 10:07:16 ID:aWh78GqCO]
- 小説版は悲恋っぽいよね。
アリーナから離すタイミングを逃したみたいなこと書いてあったし。 王様はクリフトはアリーナの相手として認めてないっていうか むしろ邪魔みたいな感じだったもんなあ。 ま、姫をどんな事情であれレイープしようとする奴じゃ仕方ないが。 普通、処刑されるよな…。
- 231 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/15(水) 11:09:58 ID:8sDCQuU60]
- multi.jpn.ph/multi/midi/midi002/dq409.html
- 232 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/15(水) 13:12:45 ID:vBNcMCchO]
- ここみてたら小説版よみたくなってきた
文庫とか売ってる?
- 233 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/15(水) 13:21:07 ID:qUT5HElH0]
- 新品が欲しければ、1000円の新書版ならでかい書店行けばまだ売ってるかもしれない。
が、上製本文庫版新書版ともに、ブクオフ等で置いてある可能性はかなり高く、かつ安価。 そういや新書版の挿絵ってまだ見たことないな……。
- 234 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/15(水) 20:43:43 ID:6r5mugaK0]
- >>230
つーか、久美小説のクリフトは5章では完全に空気キャラと化している。 あくまでも、アリーナとその従者程度の扱いなんでしょ。
- 235 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/15(水) 21:29:37 ID:z/EDl3ZT0]
- 悲恋を書いてたらあんまりにも長くて鬱なので
ほのぼのを書きなおしました。 整形中……。 悲恋どうしよう。アンソロにでも頼んでみようかな……。
- 236 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/15(水) 21:33:10 ID:flsaOSYSO]
- >>235
長くなってもいいからキボンヌ!
- 237 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/15(水) 21:35:29 ID:z/EDl3ZT0]
- いやもう誘い受けでもなんでもなくマジで長すぎ。で、鬱すぎ。
勘弁してください……。 ほのぼのは今日中か明日中に。
- 238 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/15(水) 22:26:06 ID:WvjriWxCO]
- >きのこの人さん
非恋はアンソロに! ほのぼのはここに!
- 239 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/15(水) 22:38:06 ID:z/EDl3ZT0]
- >>238
なんでばれてんのーーーーーーーーーーー!?
- 240 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/15(水) 23:01:57 ID:WvjriWxCO]
- 勘が当たったw
投下キボン(・∀・)
- 241 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sageハズカスィーー [2006/02/15(水) 23:05:44 ID:WvjriWxCO]
- >>238今気づいたけど非恋ってなんだよorz
- 242 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/02/15(水) 23:09:46 ID:CUAEQDx10]
- このコテも悪くないかと思うようになったので、使うことにしました。
<<225-226 ご心配かけてすみませんでした。 しばらく教会に収容されますが、予想より短い日数ですみそうです。 パデキアのねっこは確かにいただきましたよ。ありがdです。 >>228 そこで笑っていただけるとは! あのセリフはいたストSPでのクリフトが使ってたものです。 普通なのに、SSに入れると妙に怪しい雰囲気… 明日から教会ですが、このスレ楽しみにしてます。 きのこの人さんのもぜひ読んでみたいです。
- 243 名前:ぱふぱ(ry ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/02/15(水) 23:22:14 ID:CUAEQDx10]
- いきなりミスったorz
>>225-226ですね。スマソです。
- 244 名前:1/6 mailto:sage [2006/02/15(水) 23:31:04 ID:z/EDl3ZT0]
- 「ああーもう嫌あー。休憩しようよー」
「ダメです。まだ先ほどの休憩からそれほど進んでいませんよ」 嫌な嫌なお勉強の時間。分厚い本をめくりながら、あたしは大きなあくび。 「……姫様」 いつもよりずっとずっと低いクリフトの声に、あたしははっとして本に目を落とす。 そこには、サントハイムの地図。 「……あれ?」 その地図の中に、小さな赤い×印。 「なんだろ、これ」 「なんでしょうね」 どうも、印刷じゃないみたい。もしかして……。 「宝の地図じゃない!?」 あたしは興奮して立ち上がる。クリフトは既にあきらめの表情。 ──判ってるじゃない。 「……行かれるんですね、姫様」 ため息が、ひとつ。さすがクリフト、もうあたしの行動はお見通しってわけなのね。
- 245 名前:2/6 mailto:sage [2006/02/15(水) 23:31:35 ID:z/EDl3ZT0]
- 「こっちの方かなー」
古い本の地図は、今とは少し様子が違う。家が建ってたり、木は切り落とされていたり。 「……あっ」 しばらく森の中を進むと、クリフトが小さく声を立てた。 「どうしたの? 何か見つけた?」 「い、いえ」 クリフトは落ち着き無く、きょろきょろとあたりを見回している。 「ふうん」 もう一度地図に目をやって、大きな岩や木を頼りに、印の場所を探して歩き回った。 「姫様、そろそろ戻りましょう」 「何で。まだ見つけてないわよ」 「ほら、もうすぐ陽が暮れますから」 「まだ明るいじゃない」 「お風邪を召されますよ」 「寒くなんてないわよ」 「いえ、ほら天気もあまり良くありませんし」 「ちょっと雲があるだけじゃない」 その後もクリフトはいろいろと理由を探しては、戻りましょう、帰りましょうとしつこい。 あたしはそのたびに、うるさいって言って、森の奥へ進む。
- 246 名前:3/6 mailto:sage [2006/02/15(水) 23:32:10 ID:z/EDl3ZT0]
- しばらく進んだ先には、小さな泉。その脇には大きな木。
「ここだ!」 あたしは木の根元に向かって走り出す。そしてもう一度地図と見比べてみる。 ……うん、間違いない。 「クリフト、持ってて」 クリフトに本を手渡すと、あたしは木の根元を掘り起こした。 まだクリフトは何か言ってるみたい。何かおろおろとして、落ち着きが無い。 しばらく掘ってみると、小さな箱がひとつ、出てきた。 「……これかな?」 「あああぁああぁっ」 クリフトが本を落として、あたしから箱を奪い取ろうとした。 「何すんのよ、危ないじゃないの!」 「あ、危ないですから、何が入っているのか判りませんから、私が開けますから!」 こんな小さな箱に、そんな危険な物が入ってるわけないじゃないの。 あたしはクリフトの頭を一発ぺちんと叩いて、その隙に箱を開けた。 「……なに、これ」 入っていたのは、折り畳まれた紙切れがひとつと、おもちゃの指輪が、ふたつ……? その紙を、そっと開いてみる。 ひめさまへ おおきくなったら、ぼくのおよめさんになってください。 クリフト
- 247 名前:4/6 mailto:sage [2006/02/15(水) 23:32:51 ID:z/EDl3ZT0]
- 「……申し訳ございません……」
クリフトは顔を真っ赤にして、俯いたまま。 「……どういう、こと……?」 小さな小さなおもちゃの指輪。赤い石と青い石はきらきらと光ったままだった。 「……実は、もっと幼いとき、です。姫様にこの手紙を渡そうとしたのですが……」 相変わらずそわそわとして、クリフトは服をいじくり回す。 「そ、そのままお渡しするのは恥ずかしくて、その、宝探しのようにすれば、 きっと姫様に楽しんでいただけるかと……」 そうか。きっと、そんな想いをこめて、本の中の地図に印をつけて、 この本をあたしに貸してくれたんだ。 あたしは……読まなかったんだね、この本。 「ごめんね……」 あたしは謝りながら、クリフトに赤い石の指輪を渡した。 「……いえ。私こそ……。無礼をお許しください……」 寂しそうな顔をして、クリフトは指輪を握り締めた。 「……戻りましょうか」 「……待って」 あたしは、クリフトの前に、左手の甲を上に向けて、差し出した。 「……姫様?」 「……それ。あたしに、くれたんでしょ?」
- 248 名前:5/6 mailto:sage [2006/02/15(水) 23:33:39 ID:z/EDl3ZT0]
- クリフトが驚いた顔をして、握り締めた指輪と、あたしの顔を交互に見る。
「あ……」 顔を真っ赤にして、クリフトはあたしの左手を取った。 震える指で指輪を持って、あたしの指にはめようとする。 ぷるぷると小刻みに震えて、なかなか入らない。 「ふふっ」 そんなクリフトの様子が可笑しくて、思わず笑いがこみ上げる。 小さな赤い石の指輪は、あたしの小指にはめられた。 「ふう……」 クリフトが大きく息を吐く。顔は真っ赤で、汗までかいて。 「ありがとう、クリフト」 あたしはクリフトの左手を取って、青い石の指輪を、同じように小指にはめた。 「……」 クリフトは何だか複雑な表情で、手にはめられた指輪を眺めていた。 「ねえ、指輪の交換の後は?」 「……え。あ、はい。……え!?」 クリフトの大きな声。ちょっとびっくりして、身体がぴくっと動いた。
- 249 名前:6/6 mailto:sage [2006/02/15(水) 23:34:24 ID:z/EDl3ZT0]
- 「あの手紙、嘘なの?」
「そそそそそそんなことは……お、幼いときのことですから……」 「じゃあ、今は?」 「…………」 クリフトの顔は真っ赤。目に涙まで浮かんでるみたい。 ……クリフトが、あたしの肩をぐっと掴んだ。 少し、怖くなって、あたしは目を閉じる。 ふっ、と、暖かくて、やわらかい感触。 それは、ほんの一瞬、ほんの少し触れただけ。 「も、もう勘弁してください……」 目を開けると、クリフトはぽろぽろと涙を流していた。 「この手紙に、お返事、書かなきゃねー」 帰り道、あたしはクリフトの手を握りながら、からかうように言った。 「え、あ、いや、ですからそれは……」 「渡さなーい。ふふっ」 クリフトは必死に手紙を取り返そうとする。 返してあげない。あたしの宝物だから。
- 250 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/15(水) 23:35:26 ID:z/EDl3ZT0]
- おわり
ぱふぱふ屋さん、お大事にー! 次回作楽しみにしてますー!
- 251 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/15(水) 23:56:44 ID:WvjriWxCO]
- アリクリG━━(゚∀゚)━━J!!
やっべぇ・・・手紙の所からすごい萌えた・・・・・・。 乙でしたー!! >ぱふぱふ屋さん 教会でシスターにぱふぱふしてもらって元気になって下さい(・∀・)
- 252 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/16(木) 00:23:39 ID:JqbubdWJO]
- GJ━━━━!!
ひらがなの手紙が泣かせる… ゲーム中にもこんなのあったら良かったのにw ぱふぱふ屋さんお大事に。ホイミしときますね
- 253 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/16(木) 03:32:21 ID:4LfaNyx40]
- >>250
ハァ━━━━━━ ;´Д` ━━━━━━ン!!!! 手紙のところが特にいいですね〜
- 254 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 [2006/02/16(木) 09:27:52 ID:mZ+w6SQQ0]
- うっきゃーーー(≧▽≦)クリアリ万歳!! 萌えすぎて萌えすぎて萌え・・・
煩悩神官は鼻血を噴いた!・・・しばらくお待ちください。 いや、もう、どこが萌えなんていうものじゃないですね。全部萌えです。乙です! GJです。次回作、楽しみにしています!! 悲恋モノはアンソロに!!お願いします!! ぱふぱふ屋さん、お加減はいかがですか?早くよくなるようにお祈りしておきますね〜。
- 255 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/16(木) 13:56:39 ID:mZ+w6SQQ0]
- 今日は雨降り、のんびりと過ごすぞ!ということで、現在読書中。
クリアリ更なる煩悩の旅・・・ではなく「ロミオとジュリエット」を熟読しております。 なんとなく、長文の続き物が浮かびそうな予感。 王城、男と女、恋、バルコニー・・・ピッツァーーーン!! 煩悩神官のなかで何かが弾けとんだ。ただいま続編製作中。
- 256 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/16(木) 19:24:14 ID:yCDV1YpxO]
- ウホッ!ワクテカ!!
腹黒ロミオと怪力ジュリエットか!?w
- 257 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/16(木) 22:32:08 ID:CzmPLdbL0]
- きのこの人さんアンソロ参加してくれたら買う楽しみ増えるのに〜
- 258 名前:244 mailto:sage [2006/02/16(木) 22:51:16 ID:z5EogCBY0]
- みなさま感想ありがとうございます……。
なんか最近ほのぼのばっかりですね私。 こう、妄想神官さんとかぱふぱふ屋さんみたいに 笑えるものを書いてみたい……。 アンソロはどうも文章が縦書きになるっていうのが違和感あって。 あと、やっぱり無償で提供できるのがいいなーと思ったり…。 もう少し考えよう……。
- 259 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/16(木) 23:32:03 ID:4LfaNyx40]
- >>255
wktk
- 260 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/16(木) 23:33:20 ID:yCDV1YpxO]
- これ機会に縦書きに慣れてみてはどうでしょ?(・∀・)
- 261 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/17(金) 01:08:07 ID:67ejMEDEO]
- アンソロって何?
アンチソロさん派?
- 262 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/17(金) 01:11:47 ID:JgY3UMTm0]
- >>261
アントシアニンそろそろ一気飲み の略だよ
- 263 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sageクリアリアンソロジー本のことだよ [2006/02/17(金) 01:38:36 ID:18kZR2SQO]
- アンドゥソロワの略だよ
- 264 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/17(金) 18:33:13 ID:CODRevI1O]
- あげ
- 265 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/17(金) 20:35:18 ID:18kZR2SQO]
- アンソロ人増えたね
夏が待ち遠しいな━━━━もうっ!!!
- 266 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/18(土) 00:17:52 ID:n5vIagpM0]
- >>265
同感です! クリアリストってまだこんなにいたんだと思うと、元気がわいてきます。 ということで、本日も投下!
- 267 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/18(土) 00:18:46 ID:n5vIagpM0]
- 神官クリフト。
彼の名は今や、サントハイムの中でも特殊な響きを持っている。 王の腹心ブライ老師とともにアリーナ姫を助け、果ては救国の英雄ともなった彼は、 22歳の若者。容姿端麗、頭脳明晰のみならず、武術の腕も一流。 そんな彼にサントハイム王はこのたびの活躍を称え褒美を取らすという。 一体彼は何を望むのか。 ある者は云う。「神官長の位である」と。 ある者は云う。「巡礼の旅の許可である」と。 ある者は云う。「貴族の位である」と。 ある者は云う。「アリーナ姫との結婚である」と。 「クリフト、そなたは褒美に何を望む」 王の問いかけに、クリフトは答えた。 「サントハイムの復興に携わりたいと願います。できますれば、神官職に就いたまま、 議会での発言権をいただきたく存じます」
- 268 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/18(土) 00:19:38 ID:n5vIagpM0]
- 「アリーナ」
うなだれた様子で自室のバルコニーに佇む娘の姿を目にした時、王は複雑な気持ちで いっぱいになった。 「お父様・・・」 知らぬ間に大人になってしまった我が娘。その姿は亡き王妃によく似ていた。かつて自分を 切なそうに見つめていた頃の若き王妃に。 王はアリーナの隣に立ち、頭をそっと撫でる。そして優しく語りかけた。 「彼はよい青年になったな」 アリーナは父王の顔をしばし見つめると、憂いを残したまま微笑んだ。 「えぇ」 その表情の美しさに、王は娘が恋をしていることを確信した。 そしてその相手が旅を共にした青年神官であることも。 予感はあった。娘を心底愛し、それを貫くために困難をものともせずにまっすぐに 突き進んでくる青年。あれほど真摯な姿勢をみせられたのでは、大抵の女性は恋に 落ちるであろう。事実、娘は恋をしてしまった。 ならば、と王は静かに言う。 「おまえもわかっているのだろう。彼があのようなことを言い出した訳を」 アリーナは無言でうなずくと、胸のうちの苦しさまでも吐き出すかのように ため息をついた。
- 269 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/18(土) 00:20:24 ID:n5vIagpM0]
- そう、アリーナにはわかっていた。
クリフトがあのようなことを申し出たのは、自分との未来を共にするためであるということを。 クリフトの本当の願いは、「アリーナ姫との結婚」 しかし、彼はそれを申し出なかった。いや、申し出ることができなかったのだ。 それは、今の時点で実現する見込みが皆無だったからである。 確かに、彼が成し遂げたことはすばらしいことである。世界を救うなどということは そうそうできることではない。その評価が高いのは、誰もが認めよう。 もしこれがエンドールやボンモールであったとしたら、その功績だけで、或いは 王族との結婚も許されたかもしれない。 だが、ここはサントハイムである。 長きに渡っての王の不在は、治安の乱れ、国政への不安を生み出した。 魔族の脅威が去ったとはいえ、サントハイムの闘いは終わったわけではない。 国政を立て直すまでは、アリーナは旅に出る以前より王家に縛られることになる。 なぜなら、自力で国政を立て直すことができなかった場合、アリーナの結婚をもって 他国に援助を申し出るしかないからだ。 それが王族としての務めであることも、世界を旅し見聞を広めたアリーナには 十分わかっていることだった。当然、クリフトも。 だから彼は復興に携わりたいと申し出た。それは、わかっている。わかっているのだけど。
- 270 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/18(土) 00:21:08 ID:n5vIagpM0]
- アリーナは意を決したように口を開いた。
「ねぇ、お父様。クリフトはどうして爵位を申し出なかったのかしら?」 貴族の称号、それはアリーナとの結婚に不可欠なものといえる。にもかかわらず、彼は 神官の身分のまま、国政に参加することを望んだ。 それが、アリーナには納得できない。 いや、本当に自分との未来を望んでいてくれるのか、不安なのだ。 あんなに真剣に自分とのことを考えていてくれた彼を疑うわけではないけれど、あまりにも 淡々としたその態度が、アリーナにはつらくもある。 旅が終われば・・・と漠然と抱いていた甘い期待は、現実問題の前に霧散した。 それは王女としての自分の考え。 ひとりの娘としては、好きな男性との結婚を夢見ていたのだ。本音を言えば、無理は承知で自分 との結婚を願い出て欲しかった。それが駄目なら、せめて自分に近づいて欲しかった。なのに、 彼は結婚に必要な爵位すら欲しがるそぶりをしなかった。 ・・・彼は本当に私を求めていてくれるの? 不安に揺れる娘の胸のうちを思いやりつつ、王はゆっくりと視線を空に移した。
- 271 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/18(土) 00:21:49 ID:n5vIagpM0]
- 「アリーナ、おまえも為政者となる身ならば覚えておくがよい。爵位というものは
他者に認められて初めて受けるべきものだ。そしてそれは、むやみやたらと与える べきものではない。時機を誤れば優秀な人材を潰すことにつながりかねないからな」 アリーナの頬にさっと赤みがさす。王はその様子を横目で見ながら続ける。 「彼の功績を考えれば、叙位することは難しいことではない。ただ、わしは『今』それが必要だ とは思わない。むしろ、他の貴族の警戒感を煽り、議会での意見をことごとく潰されるのが、 必至であろう。彼は文官として実績を残したいと望んでいるのであって、下位の貴族として 国政に参加したいと思っているわけではなかろう」 そこで一度言葉を切ると、王は娘の顔に視線を戻した。 「それに、神官位を捨てないのは、彼なりの考えがあってのことだ。もともとサントハイムの 教会の勢力は強大だ。ましてやこの不安定な世の中、宗教界の勢力は大いに増すであろう。 クリフトはその後ろ盾を持つと共に、自らが政治にかかわることで、宗教界の過大な干渉を避け るための調整役になろうとしている」 後ろ盾のない爵位などよりははるかに役に立つ神官という立場。目先の利益にとらわれず 先を見通し、この道を選んだ。 アリーナは気がついていないのか?公の場で、姫と従者の立場を崩さずにいる彼の真意を。 彼は己に向けられる好意すらも利用するつもりなのだ。自分を婿に、と望むものたちの援助を さりげなく受け取り、自分の味方に引きずり込む。そしてアリーナとの結婚を打ち出す頃まで には、文句の付けようのない立場にまで登りつめるつもりなのだ。そう、今の彼に必要なのは 爵位ではない。王女を娶ることができるほどの政治的手腕を見せつけること。自分が得たいと思っているものと釣り合うだけの実績だ。それさえ手に入れれば、それにふさわしい爵位は おのずと転がり込むことであろう。もともと、爵位など、どうとでもなるのだ。たとえば誰かの 養子に入るという手もある。ただ、今それを行っても、実績のない爵位では「王女との結婚」 は実現しない。だから、彼は実績にこだわる。
- 272 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/18(土) 00:22:44 ID:n5vIagpM0]
- ―――使えるものは全て使う。まったくもって、食えないやつに成長したものだ。
その言葉を飲み込んで、王は娘に微笑みかける。 「成長したと思っていたが、まだまだだな」 アリーナは恥じ入るように、うつむいた。旅の前では決して見られなかった娘の態度に 目を細める。 「・・・旅に出るとき15だったおまえが、もう19か。4年も離れて暮らしてきたのだな。 その間、王族としての教育を受けていたわけではないし、やむをえないのかもしれん」 国のためを思えば、本来なら待つべきではないのかもしれない。アリーナもいま他国の王子との 縁談を持ち出せば、嫌々ながらも了承するであろう。待つべきではないのかもしれない。 だが。 「3年、だ。その間におまえは為政者としての考え方を身につけるため、勉強をすること。 その間は、縁談も無しということにしてやろう」 アリーナの瞳が輝いた。王は器用に片目を瞑ってみせ、いたずらっぽく笑った。 「わしも、折角戻ってきてくれた娘を早々に手放すのは惜しい気もしているしな」 「やっぱりお父様は最高!」 そういうやいなや、アリーナは父親の首に飛びついてほお擦りした。
- 273 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/18(土) 00:23:21 ID:n5vIagpM0]
- 王は娘の抱擁を嬉しそうに受け止めていたが、何を思ったのか、今度は少し硬い口調で
言った。 「3年、だ。これ以上は待てぬ。わかっているな」 父王の意図はつかめなかったものの、アリーナは神妙な面持ちで肯いた。 「はい」 「うむ、彼は必ずここまで這い上がってくる。それを信じて『待とう』じゃないか」 本当なら、アリーナのためを思うのならば、ふさわしい身分の男を選ぶべきなのかもしれない。 たとえクリフトが実績を残そうとも、血筋を攻める輩はいよう。彼を選ぶということは、 いばらの道を進むに等しいのやも知れぬ。それでも。 我が娘はいばらの道を歩むであろう。今までの旅がそうであったように、娘は、アリーナは かの青年と共にその道を、手を取り合い、胸を張って歩くに違いない。 どうしようもないほどのお転婆で、じゃじゃ馬娘で。 色恋に興味を持つことなどないのではないかと、内心不安に思っていたものだが。 実際娘が恋をし、その相手が全力で向かってくるのをみると、なにやら複雑な気持ちになる。 ましてや、愛娘がその男にここまで入れ込んでいるとなると。 ―――父親としては、邪魔したくなるのも当然ではないか。 「夜風は体を冷やす。おまえももう中に入りなさい」 アリーナを促し、王は室内へと戻る。その途中、鋭い視線をバルコニーの下方に送ったが、 アリーナがそれに気づくことはなかった。
- 274 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/18(土) 00:23:56 ID:n5vIagpM0]
- クリフトは感激していた。
「陛下・・・姫様・・・」 私は頑張りますから。何があっても絶対・・・ 「必ずや、そこまで這い上がってみせます」 強い意志を込めてバルコニーを見上げると、しばし瞑目した。 そして感動と恐怖に震える体を叱咤し、もと来た城壁を恐る恐る降りていった。 (終)
- 275 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/18(土) 00:24:31 ID:n5vIagpM0]
- えっと、王城と男(オヤジ)と女(娘)と恋とバルコニー・・・おぉ、月の代わりに
二人を見守る怪しげな男・・・完璧です。感動です。ロミオとジュリエットです。 シチュだけは・・・。 なんか、石つぶてが飛んできそうな・・・いや、岩石落としか・・・。いやな予感がするので 今日はこれにて! 煩悩神官は逃げ出した。
- 276 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/18(土) 02:02:31 ID:kR7QWJTS0]
- test
- 277 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/18(土) 02:05:18 ID:kR7QWJTS0]
- >>275
実際、二人が結ばれるためにはクリフトに爵位を与えるか、もしくはどこかの貴族の養子 になるか、どちらかの方法が必要だと思うので、今回のお話は興味深く読ませていただき ました。
- 278 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/18(土) 10:49:37 ID:dPE97MHe0]
- >>275
しかしまわりこまれてしまった。 いつもいつもGJ! おもしろかったです。オチが…w
- 279 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/18(土) 11:35:54 ID:677ml0ytO]
- シリア━━(゚∀゚)━━スGJ━━(゚∀゚)━━!!!
>使えるものは全て使う やはり腹黒・・・いや策士だなw そしてオチにワロタ。そんな所で何やってんだよw
- 280 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/18(土) 11:38:07 ID:lVEgTfAQO]
- GJでした!
城の壁をよじ上るなんてそれだけでも処刑モンかも知れんのにw クリフトは何をしようとしてたんだ…?
- 281 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/18(土) 12:15:18 ID:B41+QeJ3O]
- GJ!!
今までクリフト馬鹿にしてたけど見方変わる。だって、ラスボスにザ(ry
- 282 名前:ぱふぱふ屋の店長@教会から ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/02/18(土) 13:11:28 ID:LKdqGWioO]
- >>258
遅くなりましたがGJでした。 手紙で萌えましたです。 自分はほのぼの系書けないからうらやましい.... 煩悩さんもGJです! 野望といい壁上りといい、今回の彼には漢を感じました。
- 283 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/18(土) 14:26:19 ID:677ml0ytO]
- お、ぱふぱふ屋さんだ。具合いはどうだい?
- 284 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/19(日) 06:20:44 ID:5nHMHIYq0]
- 姫様、雪が降っているのが嬉しいんですか?まだまだ子供ですね♪
rakugaki.site.ne.jp/oekaki/src/OB1140198632271.jpg
- 285 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/19(日) 14:07:57 ID:xtDWo+360]
- >>284
ザキ
- 286 名前:sage [2006/02/19(日) 17:26:55 ID:WqoKeYeM0]
- >>284
ザラキ
- 287 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/19(日) 17:29:14 ID:ilDawwAZO]
- >>284
ザラキーマ
- 288 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/19(日) 17:51:03 ID:BEGJLHpHO]
- >284
タホザラキー
- 289 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/19(日) 17:56:26 ID:d56TQ2gq0]
- >>284
メイジザラキー
- 290 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/19(日) 20:31:02 ID:548bue5t0]
- >>284
ザラキオブジョイトイ
- 291 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sageなんだこの流れw [2006/02/19(日) 20:46:41 ID:DcKUR81XO]
- >>284
レイザーラモンザラキーマ
- 292 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/19(日) 21:35:52 ID:0nhSF74MO]
- >>284
麻宮ザキ
- 293 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/20(月) 10:27:09 ID:+xoslykBO]
- PSPのいたストにはまたクリフトとアリーナ出るのかな
- 294 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/20(月) 12:13:21 ID:beBSfngr0]
- 姫様が「私の知ってる人で、クリフトのこと好きってコがいるんだけど」 とおっしゃったので、
「え!そ、それはどなたなのでしょう?」と、あわてて伺いますと、 姫様はニッコリ笑って「じゃ、サランの街連れてって」 まるで訳が分かりません。どういうことなのでしょうか? サランの街で食事した後、海風に髪を流して散歩しながら姫様は、「さて、誰のことでしょー?」 あの、どうしてクイズ形式になってしまうのです。私をからかってらっしゃるのですか? 「もう帰りますよ」と少々叱るような声で申し上げますと、姫様は背伸びをしていきなり私に口づけをなさりました。 「これがヒントっ♪」 ええっ?な、何なんですか。キスがヒントとは? その晩帰って寝ずに考えたのですがまったくわかりません。いったいどなたなんですか姫様!?
- 295 名前:ぱふぱふ屋の店長@教会にて ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/02/20(月) 12:20:49 ID:lN8DHeC0O]
- 出るならもう少しクリフトの扱いをよくしてやってほしいなあ。
まあPS版よりはましだったけどね。 あと、ご心配かけましたが、 来週教会から出てこれることになりました。 帰ったらまた書いてみようかと思います。
- 296 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/20(月) 13:09:49 ID:0BcpevuA0]
- >>277 ひぃぃ、あの駄文をまじめに読まないでください。ただの思いつきで書いただけなのでハズカシー
>>278 煩悩神官はおろおろしている! 「いつもいつもくだらなくてすみませんm(_ _)m」 >>279 策士というより、腹黒デスよ? >>280 何って・・・いやだなぁ、夜○いですよ。・・・下品でスマソ >>281 私の中ではクリフトはザラキングですよ。そんなお馬鹿なところにラ〜ブv >>282 漢・・・その原動力は煩悩・・・。たまには煩悩神官じゃないクリフトを書いてみたいです。 ぱふぱふ屋さん、復帰お待ちしてま〜す。 >>294 GJ!この短さでこの甘さ。く〜、たまりません! ただいまドラクエWリプレイ中。今度こそ甘いクリアリを・・・ギャグしか浮かばん。
- 297 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/20(月) 19:25:30 ID:Zq1f+XNuO]
- >>294
GJ!!短いけど萌えた・・・(*´д`) クリフト!なぜそこまでされて気付かないんだ!?w アリーナより鈍感?w
- 298 名前:ぱふぱふ屋の店長in教会 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/02/21(火) 12:18:09 ID:rLfFY1KQO]
- >>294
GJです!リロ忘れスマソでした。 鈍感なのかわざとなのかが気になりますね。
- 299 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/21(火) 13:27:33 ID:mSkZrQ/v0]
- 小説のまとめサイトはないんですか?
- 300 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/21(火) 14:08:03 ID:O96wmRJEO]
- 千一夜に昔のはあるけど最近のはないね。
- 301 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/21(火) 16:27:07 ID:twp+W5mdO]
- そうですか…残念
- 302 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/21(火) 17:04:30 ID:O96wmRJEO]
- 職人さんによっては自分のサイトにアップしてるよ。
きのこの人のしか知らないけど…
- 303 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:ageとく [2006/02/21(火) 23:37:49 ID:HlSp7w/YO]
- 小説の
まとめサイトを 作って欲しい 誰かヨロ!!
- 304 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/22(水) 14:48:11 ID:UVawhx2LO]
- まとめはいろいろもめるから
各職人さんで保管しておいてくれるといいな。
- 305 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/22(水) 14:56:13 ID:JWkDKAGF0]
- ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
┃カップル萌えスレでこれだけはお守りください ┃1.常にsage進行を旨となさってください。この板は最下層にあってもまったく平気です。 ┃ なお、スレは最終書き込みの時間をもとに落ちていきます。3日に1度の保守が基本。 ┃ *3月に入るとFFさんの新作のためdat落ち頻度が格段に高くなることが予想されます。 ┃ 手の空いている方の1日1回の保守をお願いします。 ┃2.煽りや荒らしはむろん放置なさること。 ┃ 特に他カプ萌え派を装って抗争を起こそうなどという不届きな輩は完全に黙殺してください。 ┃3.他のスレで姫様や私が貶められていてもお構いなきように。気になさっては負けですよ。 ┃4.SS投稿なさる際はできるだけトリップを付ける努力をなさってください。トリップについては初心者板でお聞きを…。 ┃. ,. -−、 5.子供たちに見せられないようなSSや画像のうpは、予め注意書きをお願いいたします。 ┃.. | |田|| 21歳以上の方々向けの破廉恥……その、大人な作品、 ┃ |__,|_|| さらに残酷であったり汚らわしさの過ぎる作品は、それ相応の場所でどうぞ。 ┃ L..、_,i. / 以上を守らない不心得者は私が神の御許へお送りいたします ┗。ぐ/|.゚.ー゚ノゝ / ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ . K~キチフづ サクセン マモラナイ ヤツ ニ イワレタクナイ |~ ̄) ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ∧ ∧ ∧ ∧ | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| (゚ ) (゚ ) ダマッテロ イクラ ザラキマ ダカラ ッテ | | | =====⊂ ヽ==⊂ ヽ======  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ||──( ノ〜─( ノ〜─|| || ┏━━━━━━━━┓ ||
- 306 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/22(水) 23:28:47 ID:dEzf7yLP0]
- 今どきsageで書く必要性がよく分からないのでage
- 307 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/22(水) 23:34:02 ID:JWkDKAGF0]
- ageとsageが激しいと、「やたらに上がってくるな糞スレが!」と怒鳴りこんでくる変な人たちが2006年のこの時代にも出没してるため。
それから、昔の名残で、ageられる頻度の高いスレを嫌う職人も多い。
- 308 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/22(水) 23:41:54 ID:dEzf7yLP0]
- 今時そんな香具師いねーよ
- 309 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/22(水) 23:45:57 ID:JWkDKAGF0]
- ……そんなふうに考えていた時期が僕にも(AA略
- 310 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/23(木) 00:09:32 ID:xcThpdaSO]
- 何やら難しい事をおっしゃられているようで・・・
ようするに落ちなきゃイインダYO!!(・ε・)
- 311 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/23(木) 00:25:37 ID:puoVbAjK0]
- まぁ落ちてもまた立てればいいだけなんで
どーでもいいっちゃどーでもいいんだが。
- 312 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/23(木) 00:30:25 ID:I2P6YCXY0]
- 板の伝統とはいえあまりにもスレ乱立しまくるので、スレを立てにくくする案が浮上中。
詳しくは自治スレで。
- 313 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/23(木) 00:50:19 ID:puoVbAjK0]
- スレが立ちにくくなれば逆に落ちにくくなるからやっぱりどーでもいいや。
- 314 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/23(木) 01:01:44 ID:I2P6YCXY0]
- ●持ってる人の立て放題さはほとんど変わらないというのが難点。
要は普通の人が立てにくくなる。 導入してみてそれでも乱立が止まらなかったら、おそらくほとんどの老舗スレが……。
- 315 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/23(木) 01:18:01 ID:tGZTAc/k0]
- 久々にこのスレ来たよ。まだ続いてたんだね
前はまとめサイト作ったりSS書いたりしてたんだけど。 そういわけなのでまたまとめサイト作りました。 3年ぐらい前のログもあったのでよかったら見てね。 著作権とか色々面倒だから皆の率直な意見頼む 30分で終わらせたけど今度時間あったら避難所とか作ってみるよ www.colorprinter.tk/kuri-ari/index.html
- 316 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/23(木) 06:31:03 ID:+kn848ox0]
- >>315
GJGJGJ!!!
- 317 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/23(木) 06:45:01 ID:xcThpdaSO]
- 携帯厨の俺には見れん・・・orz
だがしかし>>315乙!!!
- 318 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/23(木) 08:30:58 ID:dBlrRyKyO]
- >>317
そんなあなたの為にいいものが。 p07.fileseek.net/cgi-bin/p.cgi?uR=www.colorprinter.tk%2Fkuri-ari%2Findex.html&sZ=40FH 真ん中のフレームから見れますよ〜。
- 319 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/23(木) 09:29:17 ID:+novyoAW0]
- >>315
ネ申
- 320 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/23(木) 18:05:56 ID:xcThpdaSO]
- >>318
ありがとおぉぉぉぉぉ!!!!!ほんと嬉しい(ノд`) 改めて >>315GJ!!!
- 321 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/24(金) 01:59:36 ID:sdJv8Kbs0]
- >>315
乙。 ところで、SS集のところが見れないのですが、どうしてでしょうか?
- 322 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:age [2006/02/24(金) 07:01:46 ID:MFRZHoxz0]
- あげぇぇぇぇぇぇゆきぃぃぃぃぃぃぃ
- 323 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/24(金) 07:35:26 ID:BNS6CyLEO]
- 職人さんの反応待ちだからじゃない?
著作権とかそこら辺だと思うんだが。
- 324 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/25(土) 01:34:06 ID:xg51rMvlO]
- 姫様ーーーっ!!
- 325 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/25(土) 01:44:59 ID:f726uvADO]
- このスレに触発されて、プレステのドラクエ4買ってきちまった…
当時はあんまり考えもしなかったんだけど、確かにこの2人(っていうかクリフトの空回りっぷり)はかわいらしいな。 それよりも、PSでも相変わらず強いアリーナ姫に萌えた
- 326 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/25(土) 01:48:31 ID:gA7mvei+0]
- >>323
2ちゃんに書き込んだ時点でそういうのは消滅してるはずなんだが(ただしそれでも法的な問題がある)、 職人さんあっての萌えスレだから職人さんの意向を重視したいし、確認できない限りしょうがないのかも。 いたストPSPには出るんだろうかこの二人……。
- 327 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/25(土) 01:53:12 ID:qq4dMlRv0]
- 基本的には全て載せてみて、作者さんから載せないでという要請があれば、
削除するようにしてみてはどうでしょう?
- 328 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/25(土) 02:19:51 ID:Pg79M1N2O]
- 自分も今PSプレイ中。クリフトの姫様関連の会話は妄想爆発の独り言が多いけどw、
モンバーバラ酒場二階に二人を連れてった時はクリフトカッコイイと思った。 姫様を守るってセリフがやっと実感できた気がw
- 329 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/25(土) 02:22:18 ID:u9WEwW/i0]
- >>328
どんなセリフだったっけ?
- 330 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/25(土) 12:11:14 ID:xg51rMvlO]
- これかな?
「今すぐ 出ましょう。 このような みだらな場所に 姫さまをつれてきては なりません。」 でもその隣部屋での会話はw
- 331 名前:315 ◆g38b83HleU mailto:sage [2006/02/26(日) 03:25:51 ID:3DGi6SEG0]
- フレームで見れない人もいるみたいだからモバイル版も作ってみました。
一応自分の携帯からも動作確認してきたがちゃんと動作してるでしょうか・・? >>323 そう、それ。 やっぱり勝手に転載されるのは結構嫌なものじゃない? >>327が言うように事後承諾でもいいかもしれないけどいくつあるか、何を転載したらいいのか分からないので 何かリクエストくれると嬉しい。 スレ住人一押しってのを一つ頼むよ。 >>326 マーニャ、ミネアが出るから出ないかも。 DQ4からは出すぎって感があるからね
- 332 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/26(日) 11:49:30 ID:uN8myLMgO]
- あがぺー
- 333 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/26(日) 12:07:21 ID:46mrIT8GO]
- >>331
携帯でも大丈夫でしたよー
- 334 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/26(日) 15:39:31 ID:raKit9BIO]
- >>331
私の携帯でも見れましたー。dです! きのこの人のは自サイトにアップしてるから保管しなくても良いと思うんですが・・・。 他の煩悩さんとかぱふぱふさんとか、その他名無しさんのを収集してホスイ 職人さん達どうですかーーー!?
- 335 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/02/26(日) 19:08:24 ID:E7qwl5/g0]
- 店長です。今日教会から戻ってきました。
遅くなりましたが>>315さん乙&ありがdです。 自分の場合ですが、まあまとめサイトくらいなら没問題かと。 ただ数少ないし、駄作ばっかですからね自分のは。 それと、ここの職人やってることがなぜか友達にばれてしまい、 「甘いの書け書け」とうるさいです。 一番苦手な分野だからなかなか進まない…ううっ。
- 336 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/02/26(日) 23:37:57 ID:+rH4r7MgO]
- ふと、目が覚めた。
窓から月が見える。頭上を若干通り越している。日付は変わっているようだ。 辺りは暗い。 ソロさん、ライアンさんのイビキが聞こえる。 私の名はクリフト。通称「ザキ魔神官」。 職業は神官だが、明らかに死を運ぶ技を使う私。 完璧に目が覚めてしまった。ベッドに入っても寝つけない。 そうして私は、階段を降りて1階の床に足をつけた。 ここ、エンドールの町は昼間は賑やかだが、夜は非常に静かだ。 1階を通り過ぎ、私は地下1階にあるカジノへ向けて歩き出した…
- 337 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/02/26(日) 23:49:28 ID:+rH4r7MgO]
- カジノは夜でも営業している。
別に遊ぶために入ったわけではないが、部屋に居るよりマシだと思い、来てしまった。 カジノに入ると、カウンターに居るお姉さんが色っぽい目で私にウインクしてみせた。 しかし、そんな事で私の心は動じる事はない。 何故なら今は一人の女性にしか想いを寄せてないから… とりあえずカジノ奥にあるモンスター格闘場に来た。 夜中だというのにモンスター達は闘っていた。本当にご苦労な事です。 下のモンスターから目を上げ、何処か座れる場所は無いかと椅子を探した。 ちょうど先客が居るようだが、気にしない。 先客の人は椅子に座りながら寝て居るようだ。顔が伏せられていて見えない。 しかし、どこかで見たことがある… 紫のドレス。美しい髪。黒ずんだ手袋… まさか…「姫様?」 思わず出てしまった言葉。そして、先客の体がゆっくりと動き、こちらを見て一言 「クリフト?」
- 338 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/02/27(月) 00:04:47 ID:+rH4r7MgO]
- 「クリフト…どうしてここに…?」
それは紛れもなく、我が主君。まだ幼いながらもサントハイムの姫君。 そして…私が想いを寄せているたった一人の女性…アリーナ姫だった。 「どうしたの?クリフト」 返事が無い私を気遣ってくれたのか、姫様はもう一度、私の名を呼んでくれた。 「あ、いえ、大丈夫です。」と簡潔に返事してしまう私。 「ふーん…ねぇ、どうしてここに居るの?」と聞いてくる姫様 「眠れないので…来てしまいました」と返事をした。 すると、姫様が「そう…私も同じよ。眠れなくて…」 「ねぇ、クリフト?」 「どうされましたか?」 「実はね…クリフトの事考えてたの…そんな時にクリフトが横に来たからびっくりしちゃった」という姫様の声には恥ずかしさが混ざっていた。それを無言で聞く私。 「あのね。クリフト。私ね…」 「…やめましょう姫様。それに早く帰らないとお風邪を召されますよ?」私はアリーナ様の言葉を遮ってしまった。内容はどうあれ、今は聞きたくなかった。 「そうね。帰りましょ。」と、私は腕を引っ張られながら姫様と共にカジノを後にした。
- 339 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/02/27(月) 00:18:12 ID:DYn9tiNmO]
- 「クリフト。」
「なんでしょう?」 「私ね…クリフトの事がね…」 また遮ろうとしたが、今度はできなかった。 それに、今は姫様の気持ちも聞きたくなった。 「クリフトの事…好き」 姫様から発せられた言葉。言って欲しかった言葉であったが、今はまだ言って欲しくない言葉でもあった。 「クリフトは?私の事…」 「好きですよ。」簡単に返した。姫様の私の手を握る力がちょっと強くなった気がした。 「そう…良かった…ごめんなさいね。ガラでもない事言っちゃって…」 「構いませんよ。それに、私も嬉しいです。」 と、姫様に笑ってみせた。姫様も笑ってくれた。 部屋の前まで来て、部屋に入ろうとした時、姫様が私の腕を引き寄せ、私の頬に印を残した。 「おやすみ」顔を赤くしながら言う姫様 「おやすみなさいませ」と少々照れながら言う私。 そして扉の閉まる音。 この夜、私はかけがえのないものを手に入れた。 とても値段のつけられない、決して手放せない物を… THE END.
- 340 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/27(月) 00:30:23 ID:fD/jP7e+O]
- GJ!GJ!
姫様の告白が可愛い〜 真面目クリフトカッコ(・∀・)イイ! 「ザキ魔神官」にはワロタがw ぱふぱふ屋さんお帰りなさい〜 友達に便乗して・・・甘いキボン!
- 341 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/27(月) 00:42:27 ID:3F0AAA1s0]
- ぱふぱふ屋さんお帰り!
そして匿名さん乙! カワイイカワイイ 甘いのはきのこの人の真骨頂な気がするので 自分としてはギャグをお願いしたいな…!
- 342 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/27(月) 02:03:15 ID:5KmZFT0K0]
- クリフトの願いが叶ってよかった…
- 343 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/02/27(月) 07:03:28 ID:eSzfGOnD0]
- あげ
- 344 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/27(月) 11:50:15 ID:D9iykS9k0]
- 匿名さん、乙です!そしてGJ〜!!
「ザキ魔神官」・・・自分で言いますか(^m^) ちょっとツボりました。 ぱふぱふ屋さん、祝・ご復活!! お友達にばれちゃいましたか。ははは、私もばれかけましたけど、何とかすっとぼけました。 でも、自分の不注意で旦那にばれた・・・orz えっと、まとめサイトの件ですが、著作権に関しては「公序良俗に反する行為」さえなければ、 おおむね、OKです。自分、サイトもってませんし。ぶっちゃけ、作れませんし。(SS書き始めたのだって 2月からという超初心者ですから・・・) ということで、私に関して言うならば、もしご希望があれば、SS集に載せていただいても構いませんよ。 ただ、ひとつだけ、皆様にお約束お願い致します。私が、このサイトに投稿を始めたのは、 このサイトを落としたくないからです。ですので、小説が読みたいからといって、まとめサイト さんに直行はやめてくださいね。そんなことしたら、速攻でザラキですよ。ハッハー! 何て、えらそうなことを言ってみましたが、肝心の小説、えらいことになっています。 めちゃくちゃ長くて陰鬱、クリアリかこれ?ってなものですが、もう少し手直ししたら 載せてみようかと思っています。甘いクリアリ書くつもりが、何がどう間違ってこうなるのでしょう。 遅くなりましたが、>>315 乙です! 一読者として楽しみにしています。
- 345 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/27(月) 12:18:33 ID:NvQWRqvRO]
- いつも職人さん達には乙&感謝です。
3月に入ると新作祭りで非常事態ですな。 自治スレ見てると半日に一度は書き込まないと落ちるのかもしれんね。
- 346 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/27(月) 19:49:34 ID:fD/jP7e+O]
- 三月から半日に一度の保守頑張ろうZE(・3・)
>煩悩神官さん 旦那もこのスレに参加させるんだw
- 347 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/27(月) 21:24:17 ID:D9iykS9k0]
- >>346
はっきり言ってクリフトとアリーナが結婚するより難しいです。 旦那は超まじめ人間で「私との結婚が人生最大の冒険」だとか。 何気に失礼なヤツです。 手直し、終わりました。削って削って削りまくったのに、めっちゃ長っ! 一挙にうpするのははっきりいってムリーな状態です。ということで前中後に分けますね。 では、今日は前編をうpしておきます。 ここからは注意書き。今回の長文は、無駄に長くて暗くて、途中で暴力表現があります。 そういったことの苦手な方は、読まれないことをお勧めします。
- 348 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/27(月) 21:26:05 ID:D9iykS9k0]
- 世界が平和になったとはいえ、魔物が消えたわけではない。
クリフトは馬を走らせながら、祈りの言葉を呟いた。 「神よ、ご慈悲を」 どんよりと曇った空から冷たい雨粒が滑り落ち、クリフトの頬を打った。 「神官様、お願いです。この先にある集落のものをお助けください」 王命によりテンペの悲劇における被害の状況を確認に訪れたクリフトは、村に着いた早々、 顔色を変えて駆け寄ってきた村長に縋り付かれた。 事情を聞いたクリフトは顔を強張らせ、即座に同行していた者たちに幾つかの指示を与えた。 「馬の用意を。そしてキメラの翼でサントハイムへこの事態を知らせてください」 「クリフト殿は?」 クリフトは剣帯を締めなおすと、連れてこられた馬に飛び乗った。 「私は、その集落へ向かいます」
- 349 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/27(月) 21:26:58 ID:D9iykS9k0]
- 手綱を握る手が、雨で滑る。
目的の集落は、地元の者しか知らない隠れ里のようなところだ。 当然、地図には載っていない。村長の説明でおおよその場所は把握していたものの、行く手を はばむかのように強まる雨に視界をさえぎられ、クリフトは困難を強いられていた。 「急がなくては」 冷たい雨はクリフトのみならず馬の体力さえも奪っていく。しかし集落が魔物に襲われて いるとしたら一刻の猶予もない。焦る気持ちをそのままに、クリフトはがむしゃらに馬を進めて いった。 ふいに馬体が傾き、前方に気を取られていたクリフトはそのまま転がり落ちるかのように 投げ出される。 咄嗟に受身を取り、地面に打ち付けられるのを逃れたものの、振り返った先では馬が ぬかるみに足を取られて喘いでいた。即座に回復魔法をかけ治療を施したものの、すっかり 怯えきってしまった馬はそれ以上進もうとしてくれなかった。 ―――最悪だ。 悔しさに唇を噛み締めながら、呻いた。 しかしここで諦めるわけにはいかない。 凍える体を奮い立たせ、クリフトは集落を目指して全力で走り始めた。
- 350 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/27(月) 21:27:39 ID:D9iykS9k0]
- どれくらいの時間が過ぎたのであろう。
雨が徐々に小止みになってきた頃、道の先が明るくなっているのに気づいた。 近い。 そう確信すると、クリフトは戦闘態勢に入りつつ、さらに速度を上げ狭い林道を一気に 駆け抜けた。
- 351 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/27(月) 21:28:23 ID:D9iykS9k0]
- 集落の入り口まで走り寄ると、門の陰に顔中を血まみれにした若い女性が赤子を抱えたまま
座り込んでいた。赤子の四肢は既に失われており、魔物の牙らしき跡がその柔らかな腹部に 残っている。人の気配に気がついたのか、女性は赤子から視線をはずし、クリフトのほうを見た。 「大丈夫ですか!!」 声をかけつつ、助け起こそうと手を差し伸べようとしていたクリフトは、しかし反射的に飛びのき、剣を一閃させていた。 ぎゃあ、という悲鳴と共に、女性の腕が宙を舞い、ごとりという音を立てて地面に転がった。 みるみるうちに紫色の血溜りができ、それは魔物の腕に変わっていく。 意識していたわけではない。勘が働いたとしか言い様がない。 だが、確実に悪意を捕らえ、瞬時に剣を抜き払っていた。 それは過酷な戦いを生き抜いてきた証。 腕を切り落とされた魔物が、キイキイと耳障りな声を上げながら、変化をといた。 鬼小僧に似ているが、それよりも狡猾そうな魔物。 裏切り小僧。 その名が脳裏をよぎる。 戦闘能力自体はそれほど高いものではない。しかし他人になりすます能力をもち、人を惑わすと 聞いた。直接闘ったことはない。だが、旅の仲間がその悪辣な攻撃に苦しんだと話してくれた。 心の隙をつく非情な攻撃。親しいものに化け、信用したところで裏切る。裏切られた人間は わけもわからないうちに、大切に思う人から死の宣告を受ける。その恐怖と絶望を何より好む 邪悪な魔物。 そこまで思い至った時、クリフトは、目の前の魔物に激しい嫌悪を覚えた。 魔物は、子供を抱いていたのではない。喰らっていたのだ。しかも、おそらくはその子の母親の 姿で。
- 352 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/27(月) 21:29:45 ID:D9iykS9k0]
- 柄を握る手に力が入る。
赦せない、赦せない、赦せない!! クリフトの憤りに少しだけひるんだ様子を見せていたが、敵が一人であることを悟ったのか、 いやらしい笑いを浮かべると、裏切り小僧は仲間を呼んだ。 「きぃ、キィ」 呼び声に集まってきたのは、人の肉を好物とするおおみみずや暴れ狛犬、人食い草だ。 クリフトはその数の多さに息を呑んだ。 この数からして、おそらくこの集落の人たちは・・・。 不吉な思考を振り払うかのように剣を構え、間合いを取りつつ、呪文の詠唱に入った。 呪文をさえぎろうと、魔物たちが次々と飛び掛ってくる。魔物の鋭い牙や爪がクリフトに襲い 掛かる。神官衣がさけ、血が滲む。魔物は執拗に攻撃を仕掛けてくる。一体一体の攻撃はたい したことはない。ただ、同時に複数の魔物を相手にしなくてはならない上、雨でぬかるんだ地面に足をとられる。すばやさを最大限に生かしながら剣で防ぎ、かわしながら長い詠唱を続ける。 呪文が完成してゆく。 「・・・悪しきものたちよ、聖なる声を聞け。ザラキ」 裂帛の気合を込めて魔力を解放する。それは正確に魔物たちを捉えた。 瞬時に、魔物の気配が消えていく。 ただひとつ、―――裏切り小僧を除いて。
- 353 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/27(月) 21:31:02 ID:D9iykS9k0]
- 消えゆく魔物たちには目もくれず、クリフトは剣を握りなおすと、裏切り小僧を睨みつけた。
相手の強さに押されたのか、裏切り小僧は卑屈な笑いを浮かべ命乞いのようなしぐさをしたが、 それが通用しないことを悟ると、なにやら怪しげな呪文を唱え始めた。 濃い紫色のもやがたちこめ、視界を奪う。そしてそれがおさまったときクリフトの前には最愛の 姫の姿があった。 「お願い、許して」 魔物は囁く。アリーナの声と姿で。 何の感慨も覚えなかった。アリーナに化けたその姿が見えていなかったわけではない。 だが、なんの躊躇もなかった。先の戦いの折、このような状況は珍しいことではなかった。 今更、こんなちゃちなことで惑わされるほど自分は弱くない。 クリフトは無言で剣を振り下ろした。 魔物の腕が再度宙を舞い、飛び散った血でクリフトの顔が汚れる。 アリーナの姿をした魔物が信じられないといった顔で、怯える。 それでも剣を振るう。そのたびに魔物はただの肉片と化してゆく。 右足、左足、胴体・・・既に魔物は息絶えているというのに、それでもクリフトは狂ったように 剣を振るい続けた。
- 354 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/27(月) 21:31:50 ID:D9iykS9k0]
- ただただ、赦せなかった。
魔物が人を喰らうことを知らなかったわけではない。 魔物が人をだますことを知らなかったわけではない。 魔物が残酷で、己の欲望に忠実であることを知らなかったわけではない。 ではこの憤りは何だ? クリフトは剣を振るいながら思う。 そう、私は、自分自身が許せないのだ。 世界が平和になった。 それを成し遂げた自分に、自惚れの気持ちはなかったか? 私はいままで何をしていた? 先のことばかりを考え、今おこりうる可能性に目を瞑ってはいなかったか!! 苦しむ人はまだたくさんいるというのに!!
- 355 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/27(月) 21:32:39 ID:D9iykS9k0]
- ガツッという音を立て、剣が地面にめり込む。クリフトは荒い息を吐きながら、膝をついた。
情けない。自分が猛烈に情けなかった。 「はっ、私は、何を、驕っていた。私は、まだ、何も、成し遂げていないというのに」 吐き捨てた言葉に、自分の愚かさを思い知る。情けなくて、涙が零れ落ちた。 何が神官だ。何が救世主だ。私はただの愚か者だ!! 私にとって姫様が大切なように、誰にだってまもりたいものはある。 それに手を差し伸べることができるだけの力を持ちながら、私は何をしていたのだ! 自分は万能ではない。しかし、できることはあったというのに!! 悔恨の涙が滂沱と流れた。
- 356 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/27(月) 21:35:01 ID:D9iykS9k0]
- とりあえずは、ここまでで。無駄に暗くてスマソ。
中篇では姫様が登場です。じゃ、また明日。
- 357 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/27(月) 21:53:05 ID:fD/jP7e+O]
- おぉ〜〜シリアスだ・・・乙です。
スペクタクル大長編なヨカーン この後どうなんだ!? 煩悩さんの旦那は暴言野郎だなw
- 358 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/27(月) 22:26:15 ID:5KmZFT0K0]
- >.356
こういうシリアスなら大歓迎ですよ。 煩悩神官さんは幸せ者だと思いますよ〜^^ 結婚する事が人生最大の冒険だというくらいですから、煩悩神官さんの事を何よりも 大切に考えているのだと思います。 男の自分には旦那さんの気持ちが何となくですが、分かるような気がします。
- 359 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/02/27(月) 23:22:28 ID:WfQrCXp60]
- >>336-339
匿名さんGJでした。二人ともカワイイなあ。自分も「ザキ魔神官」にワロタ一人です。 >>356 長編乙です。中・後編楽しみにしてます。 煩悩さんは旦那さまに知られてしまったんですか… でも>>358さんではないですが、旦那さまの愛情を感じますね。 ちなみに友達はSS二作とあとがきだけで自分の作品だとわかったそうです。よくわかったな友よ… 煩悩さんの作品がうpし終わる頃には、自分のも完成してると思いますが、 甘くならないのは職人としての仕様でしょうか。
- 360 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/28(火) 11:07:54 ID:QgZjR2C20]
- >>357-359
おぉ、もう読んでくださった方が。すみません、長くて暗くて。中編はともかく、後編は 少しはましかと思うので、よろしければお付き合いくださいませ。 結婚一年目「ジェットコースターに乗っているような気分だ」←超苦手 結婚二年目「トラの檻の中で暮らしているような気分だ」←スリル満点 結婚三年目「哲学者に一歩近づいたような気がするよ」←悟り? 結婚四年目「あ、もう四年だっけ?」←・・・。 以上が旦那の感想です。ちなみに私は「私と結婚したことが人生最高の英断だ」と 言い続けています。こんな性格だから、甘いのが書けないんですね。シクシク。 あ、でも、腹黒クリフト君の性格のモデルは旦那だったり(笑) ということで、中編うpしておきますね。
- 361 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/28(火) 11:08:52 ID:QgZjR2C20]
- 雨がやみ、薄日が差し込んだ。
クリフトはのろのろと立ち上がると、剣を片手に集落を見回り始めた。 今、自分にできること。それは生存者を探すこと。 飛び散った血。散乱する四肢。絶望的な光景はクリフトの心を打ちのめす。 それでも、クリフトは声をかけながら探し続けた。 小一時間ほど探し回ったが、結局何の成果もないまま、気がつくと門の辺りまで戻ってきていた。 集落はひどい有様だった。死体が荒らされていなければあるいは、蘇生呪文で何とかなったかも しれない。だが、どんなに蘇生呪文を唱えても、どんなに回復呪文を唱えても、クリフトの 呼び掛けに答えてくれるものはなかった。そこに救いはなかった。 それでもできることをしなくては。 そう自分に言い聞かせ、再度生存者を探そうと踏み出した時、林道の奥から馬の嘶きが聞こえ てきた。 瞬間身を硬くし、緊張を漲らせたクリフトだったが、馬影が近づくにつれ徐々に緊張を 解いていった。
- 362 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/28(火) 11:09:26 ID:QgZjR2C20]
- 「クリフト!」
名前を呼びつつ目の前に現れたのは、彼が愛してやまない姫だった。 つややかな赤毛を靡かせ、颯爽と駆けてくるその姿は先程の魔物が真似できるはずもないほど 生気に溢れ、そして神々しかった。 「姫様」 かすれた声が僅かに震えていた。 「おひとりでいらっしゃったのですか?」 こんなことがいいたいわけじゃなかった。だが、口をついて出たのはこんな言葉だった。 アリーナは馬から軽やかに降り立つと、今にも倒れそうな顔色で佇む幼馴染に手を差し伸べた。 「ブライと、お城の精鋭が数人。もう少ししたら着くと思うわ。彼らには悪かったけれど、 途中で置いてきちゃった。・・・でも、間に合わなかったね」 魔物の血で汚れたクリフトの手をそっと握り締め、アリーナは俯いた。 長年共に過ごしてきた間柄だ。相手の顔色を見ればどんな状況かはわかる。 集落の位置をもっと正確に把握していたら、街道が整備されていたら、助けられる命が あったかもしれない。事前に何か手を打つことができたかもしれない。 しかし、現実は・・・誰一人助けられず、救出に向かったクリフトさえも傷つけて―――。
- 363 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/28(火) 11:10:16 ID:QgZjR2C20]
- アリーナはクリフトの手を頬に当てて目を閉じた。
「ごめんね」 気がついてあげられなくてごめんね。孤独な戦いをさせてしまってごめんね。 「ごめんね」 それは優しさと悲しさに満ち溢れた言葉。亡くなった人たちと無力さに打ちひしがれるクリフト のためにかけられた言葉。クリフトは膝を折ると、アリーナの肩口に顔をうずめた。 柔らかな暖かさが凍える心と体を解きほぐしてゆく。 「姫様・・・」 アリーナはしばし戸惑っていたが、やがてクリフトの背中に手を回すと、幼子をあやすか のように、背を撫で始めた。 クリフトの口から嗚咽が漏れた。 ―――こんな残酷な光景を、姫様に見せたくなかった。 彼女は気づいていてしまっただろう。これが氷山の一角であることを。 いままで表沙汰にならなかっただけで、不運という名のもとに切り捨てられてきた多くの民が いたことを。 主だった町や村が平和であれば、全ての人々が平和であるというわけではない。 町や村が活性化すればするほど、魔物は人里から遠ざかる。 その表面的な平和は、辺境の地にあるものたちに新たな脅威を生み出していたというのに、 それに気づこうとしなかった。 それは国をあずかる者の怠慢。 世界が平和になったことに酔いしれ、テンペの悲劇を再び繰り返してしまった為政者の怠慢。 何よりも残酷で、辛い現実。見たくない現実。 しかし、姫様は目を背けないだろう。きっと悲しみもすべて背負った上で、前に進む。 普通の姫だったら、おそらく一生知りえなかった光景でも、彼女は受け入れる。 そして何も知らずにいるよりよかったと心から思うのだろう。どんなに心が痛んだとしても。 姫様は、強い。だからといって、苦しみを感じないわけではない。むしろ人一倍敏感だ。 だから本当は、こんな光景を見せたくなかった。
- 364 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/28(火) 11:10:55 ID:QgZjR2C20]
- でも、同時にわかっていた。サントハイムに救援を要請すれば、彼女が駆けつけてくるであろう
ことを。いや、きっと彼女にきてほしかったのだ。 クリフトの願いは、大切な姫と姫の愛するこの国を守ること。そのための重荷ならば、喜んで 背負おうと思う。ただ、その重荷を共に背負ってくれる人がいるとしたら、それは姫様であって 欲しいと思っていた。 どんなつらいことも、ふたりでなら乗り越えることができると思っていたから。 そして、彼女は自分の願いどおり、共に重荷を背負ってくれようとしている。痛みを分かち合お うとしてくれている。 自分がもっと強かったら、賢かったら、彼女にこんな思いをさせずにすむのに。 それでも、私たちはそうやって自分たちを補いつつ歩んできた。たぶんこれからもそうだろう。 辛い目にあわせたくない、でも共に歩んで欲しい。 矛盾した二つの心。 やるせない現実と、自分の不甲斐なさで、溢れた涙がとまらなかった。
- 365 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/28(火) 11:11:46 ID:QgZjR2C20]
- 「クリフト、私たちに何ができるのかな」
私は馬鹿だから、何も思いつかないの。そう小声で呟くのが聞き取れた。 背を撫でる手が震えている。 地上から全ての悲しみを消し去ることはできない。できないけれど、だからといって減らすため の努力を惜しむ言い訳にはならない。 為政者は、時に矛盾した決断を迫られることがある。より多くのものの幸せを追求するために 切り捨てる無情さを要求されることがある。しかし、それはやることを全てやってからでなけ ればならない。 アリーナは零れ落ちそうになる涙をこらえるかのように空を見上げた。 私にできるのか。 魔族との闘いでは、自分に迷いが生まれることはほとんどなかった。 テンペの悲劇を目の当たりにしたときでさえ、自分の中にあったのは魔族への怒りだけだった。 ただ、目の前の敵を倒すことが平和につながるのだと信じて疑わなかった。しかし、それだけで は救えなかったものがここにあった。あのときの自分は、為政者ではなかった。ただの冒険者 で、自分が姫という立場すら疎ましいと思っていた。姫としての力に、為政者としての力に 気づくのが早かったら、テンペでの出来事を教訓に今回の悲劇は防げたのかもしれないのに。 魔族の王を倒したからといって、それがなんだというのだ。 自分がやるべきことはこれから始まるというのに! 同じ轍を踏んでしまった自分が情けない。 なのに、今も自分は何をなすべきかさえわからないでいる。自分は無知で、無力だ。
- 366 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/28(火) 11:12:34 ID:QgZjR2C20]
- 「姫様」
クリフトはゆっくりと立ち上がり、アリーナを正面から覗き込んだ。 「一緒に考えていきましょう」 私たちにできること。それは、努力し続けること。 驕ってはいけない。できることは限られている。でも、自分たちは知ってしまった。 やれることから目をそむけた結果を。 アリーナの目から一滴の涙が零れ落ちた。それでも、彼女は微笑んだ。ひどく儚く、それでいて 強い微笑みだった。 「そうね。クリフトと一緒ならきっとできるわ」 クリフトは何も言わず、アリーナを抱きしめた。 アリーナはクリフトに身を預け、密かに泣いた。 時を止めてしまった集落に、ふたりの呼吸だけがかすかに響いていた。
- 367 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/02/28(火) 11:14:58 ID:QgZjR2C20]
- 後編に続きます。早ければ夜くらいにはうpできるかな。遅くても明日中には何とか。
では。
- 368 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/28(火) 14:11:30 ID:/sFTt0CaO]
- 乙です〜(´∀`)つ旦~~
切ない展開ですね…無理せず一休みしてください〜。
- 369 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/28(火) 14:55:34 ID:FTrcQBfW0]
- >>367
アリーナもこういう現実を目にして思うところあるでしょうし、王位を継いだ後は 今回の経験が生かされるのでしょうね。 もちろん、隣には夫君としてクリフトの姿が…(^_^;) 続き期待してます〜
- 370 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/02/28(火) 20:32:44 ID:HWtru6YwO]
- 乙です〜
ほんと切ないなぁ(つд`)村の人達にご冥福を・・・
- 371 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/02/28(火) 22:34:44 ID:DIBRZ0HrO]
- GJ & 乙!!
後編が楽しみです! さてと、自分も頑張らないと…!
- 372 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/03/01(水) 00:18:24 ID:tnBxsXrwO]
- 職人さん達乙です!
最近このスレをのぞくのが楽しみです。
- 373 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/03/01(水) 00:32:19 ID:bHvw572/O]
- クリフトをクリト(r だと思った俺はもう2ちゃん中毒……orz
- 374 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/01(水) 00:36:12 ID:9PMpRGlD0]
- ……それは2ちゃんのせいなのか?
- 375 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/01(水) 01:04:15 ID:tnBxsXrwO]
- 文才はまったくないけど、ここに触発されてひっさしぶりにクリアリ落書きかいてみました(´∀`*)タノシス。。。
SS新作楽しみだぁ うずうず
- 376 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/01(水) 09:17:32 ID:CF6Vg1lE0]
- 暗くてまじめな話を書いた反動か、ギャグが2本も書きあがってしまった・・・。
やっぱり、いい。ギャグはいい。めちゃくちゃ書き易い! ぱふぱふ屋さん、甘くならないのはやっぱり職人の仕様だから、しょうがないんですよ。 さて、後編です。今更言うのもなんですが、もう少し文章の構成を考えてから書けばよかった。 ワケわかんなくても、勢いで読み飛ばしてくださいね。先に言い訳、スマソ。
- 377 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/01(水) 09:18:16 ID:CF6Vg1lE0]
- かすかな空気の震えに、ふたりは同時に顔を上げた。
「聞こえた?」 「えぇ」 何かの声と思しきものが、僅かに聞こえてくる。 それはふたりがいる門の脇の辺りから。 ふたりは顔を見合わせ頷くと、音のするほうへと走り寄った。 そこに奇跡はあった。 屈強な山男が倒れるその地面の下に、何かを埋めた跡があった。 クリフトとアリーナがそこを掘り返してみると、小さな扉のようなものが見え、その中に3人の子供が眠っていた。 おそらくは食料庫だったのであろう。狭い空間に折り重なるように眠る子供たちは、魔法で眠らされているのだろうか、抱えあげても身じろぎ一つしなかった。ただ、ときおりうめき声のよう なものをあげる。ふたりが聞いた声はこれのようだった。 よかった、と子供たちにほお擦りをするアリーナの横で回復魔法を施しながら、クリフトは 集落の人のことを思った。
- 378 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/01(水) 09:19:04 ID:CF6Vg1lE0]
- 絶望的なときでも、人は最善の方法を考える。
魔物の数を思えば、おそらく集落の人々だけで事態を収拾することは不可能であったに 違いない。それでも、彼らは諦めなかった。テンペに救援を要請し、子供を食料庫に匿い 見つかりにくいように眠りの魔法までかけた。最悪な事態でも、少しでも助かる方法を とった。諦めない、その強さ。 そして、同時に思う。 助けられた子供たちは皆幼く、運良く魔物を回避できたとしても、自力で生き延びる術を もたない。その意味を。 「信じて待っていてくれたのかしら」 クリフトの思考の先をアリーナが紡いだ。 そう、彼らは助けてくれる存在を信じてくれていたのだ。 我々は、間に合わなかった。だけど、助けを求める手に気づき、その手をつかむことは できたのかもしれない。 大切なものを託していく。そしてそれを受け継ぐことができる。 全ての人を救うことはできなくても、その思いを汲み取り、活かしていくことが出来れば。
- 379 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/01(水) 09:19:51 ID:CF6Vg1lE0]
- アリーナが突然立ち上がり、集落に向かって頭を下げた。
クリフトが驚いた顔をしていると、アリーナはまっすぐにクリフトを見つめ、手を差し出した。 「私、自分が何を目指すべきかわかった気がする」 瞳が語っていた。 大切なものを託すことが出来る世界を。そして、未来へとつないでいける世界を。 信用と信頼、相互扶助の思想。 思えば、先の戦いも多くの人に支えられてきた。 疲れた体を癒してくれた宿屋の人の温かい微笑み。自分に合った武器を見立ててくれた武器屋。 そんな防具じゃ危ないと忠告をしてくれた防具屋。呪文ばかりじゃ疲れるでしょ、と明るく 笑いかけてくれた道具屋。そして、どんな絶望が待っていようともお互いを信じて闘い続けた 仲間たち。世界の平和を願う多くの人たちの思いが、くじけそうになる自分たちを支えてくれた のではなかったか! 思いを受け継ぎ、託していける世界を!! 「一緒に考えてくれるんでしょ?」 大変よね、一生かかっても出来ないだろうな。 そう呟くアリーナの手を取り、クリフトは微笑んだ。 「私たちの代で出来なければ、後継者に託すだけですよ」 頑張りましょうね。 耳元で囁かれたクリフトの言葉に、アリーナはかすかに頬を赤らめた。
- 380 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/01(水) 09:21:01 ID:CF6Vg1lE0]
- 「姫!はぁ、やっと追いつきましたわい」
かなりの高齢だというのに、ブライは見事な手綱さばきで現れた。その後ろには城の兵士たちが 続く。 「ブライ様、子供が3人います」 クリフトはブライが馬から降りるのを手伝いながら、状況を説明する。いくつかのやり取りが行われ、 今後の方針が決定されてゆく。 「うむ、では、おぬしはここで死者の弔いをするというのだな。姫様は、わしと一緒にルーラで 一足先にテンペに戻るとしますかな。おぉ、その子供たちも」 それまで黙って聞いていたアリーナが口を挟んだ。 「ねぇ、ブライ。そのことなんだけど、あんなに小さい子達をルーラで運んでも大丈夫なもの かしら?」 助かった子供たちは3歳にも満たない者ばかりだ。 アリーナの発言にクリフトとブライは顔を見合わせた。ルーラは確かに便利な呪文であるが、 人によっては酔ったり、着地に失敗して怪我を負うこともある。子供に影響がないか、安全か、 と問われれば即答はできない。 ふたりして黙り込んでしまったのを見て、アリーナは苦笑した。 「じゃあ、歩きか馬で連れて行くしかないわね。あそこに壊れていない荷台があるから、 あれを馬に引かせていきましょう」 そう言いおいて駆けていったアリーナの後姿を見送りながら、ブライが目頭を押さえた。 「姫様が、女性のような心配りをなさるとは・・・。長生きはするものじゃな」 微妙に失礼な物言いだったような気もしたが、クリフトも深々と頷いた。
- 381 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/01(水) 09:37:17 ID:CF6Vg1lE0]
- 結局、全員で弔いを済ませ、テンペについたのは夜半のことであった。
助かった子供たちをつれ、教会に身を寄せる。するとそこには眠らずに待っていた村人たちが 集い、暖かく出迎えてくれた。 「3人しか助けられませんでした」 申し訳ございません、と頭を下げるクリフトに村人たちは優しい微笑を向けた。 「助けてくれてありがとうございました」 以前だったら、誰にも知られることなく滅んでいった集落。それを助けに向かってくれた だけでもありがたいことだという。その言葉はアリーナやクリフト、ブライが恥じ入るのに 十分だった。 視線を逸らした先では、集落にいた唯一の馬に飛び乗って、大怪我を負いながらも魔物の襲撃を 知らせに来たという少年が、無事だった子供たちを抱きしめて泣いていた。 彼も孤児になってしまった。 クリフトは助かった者たちの今後をどうするべきかと思案していたが、結論が出る前に 村長が話しかけてきた。 「この子達はこの村でひきとり育てていこうと思います」 テンペの人口は以前に起こった痛ましい事件によって激減していた。特に子供を亡くした 女性たちが、ひきとりたいと強く願っていると村長は言う。誰も否とは言わなかった。
- 382 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/01(水) 09:38:02 ID:CF6Vg1lE0]
- クリフトは思った。
魔物の襲撃などで親をなくした子供たちは多い。その大半は教会が慈善事業として行っている 孤児院に収容されてきた。しかし、そこにある現実は、子育ての経験のない神父やシスターが ほとんど。飢えさせないこと、凍えさせないこと、ただそれだけが優先され、人間的な扱いは 二の次。神父やシスターが悪いのではない。手が回らないのだ。だがもし、こういった子供を 亡くした人たちの協力を得られたら・・・。 何かが頭の中で像を結ぼうとしていた。 知らず握り締めていた拳に、誰かの手が触れる。 こちらを伺っていたのは緋色の瞳。 クリフトはそっと握り返しながら、微笑んだ。 「姫様、私の話を聞いていただけますか」
- 383 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/01(水) 09:39:16 ID:CF6Vg1lE0]
- その後、議会で発言の機会をもったクリフトは、戸籍制度の確立・巡視を兼ねた郵便事業の設立・
街道整備及び集落の把握、地図の作成を提案し、紆余曲折を経てそれらの計画の総指揮を 執ることとなる。 また、アリーナは孤児院の現状を訴え、養い親制度・徒弟制度を設けることに成功した。 それに伴い、多くのものに門戸を開いた学舎の設立、技術を身に付けるための訓練学校などを 立ち上げ、平民のみならず孤児からも多くの著名な人物を生み出していくことになるが、 それははるか未来のことである。 (終)
- 384 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/01(水) 09:51:19 ID:CF6Vg1lE0]
- お、終わりました。長々とお付き合い頂きありがとうございました。
それにしても、どうして甘い話を書くつもりがこんな話になったのでしょう? 甘い話を書くにはまず環境から、ととある友人からアドバイスを受け実行して みたのですが、次のどれがまずかったのでしょう。よかったら意見聞かせてください。 1、まじめさを出すために、国会中継 2、ほのぼの感を出すために、童謡 3、甘さを出すために、砂糖入りコーヒー(煩悩神官はブラックが好き) それでは、皆様の新作、楽しみにしてますね。
- 385 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/01(水) 14:50:42 ID:9wlI84lVO]
- 大作乙でした!!
歴史の光と影を感じたよ(つД`)子供達が希望の象徴だなぁ… 決して甘くはないけど、クリフトのプロポーズとも取れる言葉に泣いた。 そして最後に馬で颯爽と現れたブライに萌えたのは内緒だw 自分は創作活動しないからわからんけど、周りの環境に刺激を受けるってのはイイと思います これからも期待してるよワクワク
- 386 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/01(水) 15:23:36 ID:86khOk/S0]
- 煩悩神官さま、お疲れ様でした〜
クリフトが「頑張りましょうね」と言った時にはやるなあ、クリフトと思ってしまいました。 環境ですか…その三つの中では1でしょうか。甘さとは縁が無さそうなので…(^_^;) それから、ギャグを書かれたとのことですが、新作はそれでしょうか?楽しみです。 なんにせよ、新作を楽しみにしてます〜(´ー`)y─┛~~
- 387 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/01(水) 22:58:51 ID:/EKmUyNy0]
- 煩悩さん長編乙でした!
魔物だけでなく、実際に敵に襲われたら こういう状況になるんだろうかと考えさせられました。 ギャグの方も楽しみにしてますよー さて、自分の方ですが…とりあえず前編だけ完成しました。 どちらかと言えば序章の性格が強いです。 ではブライ様、あとはよろしくお願いしますね。甘いお話にしたいんで、そのつもりで頼みますよ…
- 388 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/01(水) 23:02:50 ID:/EKmUyNy0]
- コホン、皆の者元気に過ごしておるかの?ワシはサントハイム王国の宮廷魔法使い、ブライじゃよ。
はあ、今日は本当に忙しい一日じゃったわい。何が忙しかったかって?よくぞ聞いてくれたのう。 実はな、我が国の王女、アリーナ姫様の結婚式が行われたんじゃよ。いや、ほんにめでたいことじゃ。 国内外からの貴賓や一般の国民がこぞってお祝いに駆けつけてくれたんでな、 城の周辺はかつてない賑やかさじゃった。もちろん、姫様やワシと共に戦ったかつての仲間らも言うに及ばずじゃ。 遠路はるばるご苦労じゃったのう。ん?誰か一人足りないとな?ああ、青二才の神官クリフトのことですかな。 あのアホタレめが。…まんまと姫様の婿に納まりおって。ふん、うまくやりおったわい。 しかしのう、ここまでくるのに順風満帆…いうわけにはいかなかったんじゃ。 なにせ貴族や議会の一部からは、民間人の聖職者であり、しかも姫様の臣下という立場であるあやつと姫様との結婚に 疑問の声が絶えず、物議をかもしたこともしばしばじゃったからのう。それをあっさりと払拭したのは、 まあ、あやつのこれまでの功績と姫様の強固なご意志もあったんじゃが、何よりも「互いに想いあう二人を 身分の差という理由だけで引き裂くとは何事だ」という我が国民の強い声があったからじゃよ。 どこからあの二人の恋仲が知れ渡ったのかは定かではないんじゃが、やがてそれは国中をあげての運動にまで発展し、 もはや国王陛下や反対派の者らもそれを無視することはできなくなったんじゃな。 民の力は、時に為政者のそれを凌ぐと言われておる。陛下も結局は認めざるを得なくなったからのう。 というわけで、二人は今日、晴れて慶びの日を迎えることができたわけじゃよ。
- 389 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/01(水) 23:06:30 ID:/EKmUyNy0]
- 姫様は亡き妃殿下の形見であられるウェディングドレスをお召しになり、その面差しはかつての妃殿下が
いらっしゃるのではないかと目を疑ったほどじゃ。昔を思い出すのう。あやつもあやつで厳かな儀式用の法衣を 着ておったんでな、いつもよりは凛々しく見えたのう。ワシに叱られて半泣きになっていた頃が昨日のようじゃわい。 あんなお幸せそうな姫様のお姿を拝見できて、ワシも思い残すことは…なんてしおらしいことを言うと思ったかの? お主らは甘いのう。お世継ぎが誕生し、健やかにご成長されるまでは、たとえ死神がワシの前に現れても この杖一つで追い返してやるつもりじゃよ、ほっほっほ。 まあともかく、無事に式も終わってほっとしたわい。 ふう、もう夜もすっかり更けたのう。そろそろワシも休むとするかの…
- 390 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/01(水) 23:11:29 ID:/EKmUyNy0]
- ブライ様、夜遅くにありがとうございました。ゆっくりお休み下さいませ。
後編は明日〜あさってくらいになるかと思います。 さあ、どんな話にできるのか…シチュだけは甘そうなんですが、 何せ書き手がこんなヤシなんで、どうなることやら。
- 391 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/02(木) 00:17:30 ID:8L6WmMEn0]
- ぱふぱふ屋の店長さんもキタワァ*:.。..。.:*・゚(n‘∀‘)η゚・*:.。..。.:* ミ ☆
続きwktkしながら待ってます〜 やっぱりラブラブは読んでて気持ちいいな…
- 392 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/02(木) 17:03:29 ID:jdDNsJob0]
- >>384
乙!やべぇ、テラモエタ。 >頑張りましょうね って後継者にかかるんちゃうの?アリーナ照れてるし。 どちらにしてもGJ! ギャグも待ってるぜ! >>390 前編、乙!ブライ、カッコエエ・・・続編、楽しみだ。
- 393 名前:スーパー1 mailto:保守age [2006/03/02(木) 23:22:56 ID:NKqTKTib0]
- いっぽうその頃、ソレッタでは新型モビルスーツの開発が進んでいた。
- 394 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/02(木) 23:38:10 ID:DrunvwU1O]
- スーパー1氏だ!久しぶりー
ソレッタで何してるん?w
- 395 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/03(金) 12:23:18 ID:uzUs67WtO]
- ほっしゅ
- 396 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/03(金) 17:14:10 ID:NV8nk/rs0]
- アンソロもあってこのスレも活気づいてきて
なんというかクリアリ再燃みたいな感じだね。 いい職人さんがいい作品投下してくれると 「自分も書きたい、書いてみよう」って、 新たな職人さんを生んでる感じ。
- 397 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/03(金) 18:34:10 ID:drZhxsPX0]
- ぱふぱふ屋さん、前編乙です。なんだかとても甘そうな予感。後編楽しみにしていますね。
あ、スーパー1さん、こんばんは〜。 ソレッタで新型モビルスーツ・・・名前は「パデキア」・・・看護師さんタイプ・・・スマソ妄想した。 長文を読んでくださった方々、お疲れ様&ありがとうございました。甘い小説を書くには やはり環境を整えないと!国会中継は血圧が上がりまくり、テンションあがりまくりで ギャグを書くにはいいんですけどね。あと、>>396さんがおっしゃるように、 他の職人さんの作品を読むと、創作意欲がわきますね。なんか、妄想が暴走していい感じ。 今日も保守ついでにss投下しておきますね。ギャグのストックが4つ・・・。甘いの書きたい・・・。
- 398 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/03(金) 18:35:15 ID:drZhxsPX0]
- 【煩悩神官のススメ】
「なぁ、クリフト。お前さぁ、酒もタバコもやらないよな」 ソロさんは、弱いくせにお酒が好きですよね。ちなみにタバコ、似合ってませんから。 「クリフト殿はまじめすぎますな」 酒を愛しすぎて、婚期を逃したのでしたよね。懲りない方ですね、ライアンさんも。 「いや、意外と女遊びがお好きとか」 オンナ・・・って、トルネコさん、あなた本当に既婚者ですか? 「あ、なるほど」 「ほほぅ」 「どうです?」 なんですか、お三方とも。そのいやらしい笑みは! 私はひとつ咳払いをしました。 「お酒とタバコは健康を損ねるだけですが、女遊びは『命』を損ねる危険性が ありますからね」 瞬間、男性陣の同情の視線が私に集中しました。 「クリフト、おれがわるかった」 「うむ、確かに」 「そ、そうでしたね」 そうそう、わかればいいんです。 もっとも、危険にさらされているのは私だけではないと思いますけどね。
- 399 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/03(金) 18:36:04 ID:drZhxsPX0]
- 私がそう思ったときでした。
「ソロ!」 「ライアン!」 「あなた!!」 お三方が固まりました。 おや、シンシアさん、マーニャさん、ネネさん、お久しぶりですね。 彼女たちは私には目もくれず、突進してきました。 「「「モンバーバラで、ナニやってんのよ!!!」」」 「な、何って、皆で久しぶりに飲んでいただけで」 「う、うむ」 「そうそう」 お三方、旗色が悪そうですね。こういう時は普段の行いがものを言うのですよ。 ふと、視線を感じて店の入口を振り返ると、そこにもうひとり所在無げに立っています。 私は、その人物に微笑みかけると、席を立ちました。 「帰りましょうか、アリーナ」 「うん!」 最愛の妻が抱きついてきました。幸せなことですね。 ―――それでは、皆さん、ごきげんよう。 ・・・こうしてモンバーバラの夜は更けていった。
- 400 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/03(金) 21:48:26 ID:IWseO8lFO]
- 夜。
時刻はもう間もなく翌日を迎える頃だろうか。 今ここに居るのは二人。私とピサロ。 どうしても聞き出したい事があり、呼び出した。 「何故サントハイムの方々を消したのか。」私は問うた。 するとピサロは「お前等に関係無い。それより消されなかった己の幸運を噛み締めたらどうだ?」と、嘲りながら侮辱した。 激しい悔恨と憎悪に駆り立てられた私は、剣の切っ先を悪の化身、ピサロの喉元につきつけた。 月光の光が剣を鈍色に照らす。 剣はピサロの喉を、今にも貫かんとばかりにいた。 しかし、つきつけられた悪の化身は微動だにせず、軽い微笑を浮かべ、「どうした?早く貫かぬか? それが目的であろう?フフッ…」などと吐き捨てた。
- 401 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/03(金) 22:03:52 ID:IWseO8lFO]
- 私の手は震え、剣も不安定になってしまった。
それが面白いのか、ピサロはいよいよ声を上げて笑い出す。 くそう…憎い…憎い…奴が憎い…!! 私の家族とも言える城の人々を消しさり、アリーナ姫を苦しめ、その上反省するならまだしも笑い出すとは!!! しかし、私は冷静になり、剣を目の前で笑う悪の化身の喉元から静かに降ろした。 ようやく自由になった悪の化身は笑いを止め、その冷徹な眼差しで私を見つめ、「不思議な奴だ。私を殺せば済む事なのに…」と言う。 だから私も伝えた。「お前は私がお前を殺せばそれで済むと思ったか? しかし、それは違う。 私はお前を許さない。 お前には、これから死ぬまで償ってもらう。 生きながら死を味わい、その心身が朽果てるまで償ってもらう。 生きながらの死だ。」と、私はピサロに言い放った。 ピサロは声を殺して笑い、「面白い…」と呟いた。
- 402 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/03(金) 22:12:40 ID:IWseO8lFO]
- そうして私は悪の化身と共に宿に戻った。
目を合わす事も、言葉を交わす事もなく、ただただ静かに戻った。 明日から償ってもらおう。 そう考えると笑いが止まらず、一人布団の中で声を殺し、泣きながら笑った… ふう、今日も書いてしまった。一人妄想記。 当然他の方々には見つかってはなりません。 今は現実、先程までの文書は私の妄想…書き終わるといつもこの現実と妄想のギャップに悩まされる… すると、後ろから突然走る音が聞こえてきた。 すかさず文書をしまおうとするが、間に合わず、易々と奪われてしまった。
- 403 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/03(金) 22:23:44 ID:IWseO8lFO]
- 「クリフト何書いてるの〜!?」と言う声。
私の愛する人の声。 私の文書を奪った犯人は、アリーナ姫だった。 慌てて姫様から取り返そうとしますが、姫様も簡単には返してくれません。 ようやく取り返すと、姫様はニヤニヤ笑いながら、「クリフトこんなの書いてたんだ〜」 ああ…見られてしまった。 一人落胆していると、追撃のように姫様が「これ聞いたら、ピサロ怒るかなぁ?」と言い出す始末。 大変です。 もしもこの文書の事がピサロに伝わってしまえば、命が危険です! しかし、既に姫様は走り始めていました。 私も追いかけますが、なんて早いのでしょう。なかなか追いつきません。 ようやく追いついた私は無意識のうちに姫様を羽交い締めにしていました。 ビックリして声をあげる姫様。 そして私に一瞬向けられる鋭い眼光。殺気。 そして、右肘の会心の一撃… その場にうずくまる情けない私の姿… THE END.
- 404 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/03(金) 22:29:56 ID:IWseO8lFO]
- >>398-399
煩悩神官さん、乙&GJです! 面白く読ませて頂きました!
- 405 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/03(金) 22:35:56 ID:drZhxsPX0]
- わわ、リアル遭遇です。乙です!GJです〜!!
一人妄想記、ツボってツボって・・・お腹が痛いです。明日、筋肉痛になったら どうしてくれるんですか!! 次回作も期待しています。
- 406 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/03(金) 22:51:40 ID:duGORNQ90]
- スーパー1さんお久しぶりですね。
モンバーバラにお越しの際は、ぜひぱふぱふ屋にも立ち寄って下さい。 煩悩さんまたまたGJでした。電車の中で思わず吹いてしまいまつた。 匿名さんも乙です。肘鉄食らったクリフトカワイソス こちらも勢いで後編書き上げたのですが、内容がサロン行きになりそうな悪寒です。 というわけで、一部修正してからうpしようと思います。
- 407 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/03(金) 23:48:50 ID:KK/u15Y50]
- すいません。
サロンって何処にあるのでしょうか?
- 408 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/04(土) 00:01:04 ID:NV8nk/rs0]
- 6個上くらい。
- 409 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/04(土) 00:59:25 ID:6DR74TWoO]
- 職人さん達乙です!たて続けに読ませていただきました。
>煩悩神官氏 うぉ〜クリフトの幸せ余裕っぷりったらないですね。なんだか絵が浮かぶ。絵にしてみたいけどデキナイ… >匿名氏 妄想のクリフトカッコヨスw しかも姫様より力ないのに羽交い締めしたとこがツボッたw
- 410 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/03/04(土) 01:56:26 ID:z2ZXIYFu0]
-
.__△__ ヽ___/ . / ,ノノハ)) . (9ノノ(,゚.ヮ゚ノi @〃とヾ二)つ . . ん'vく/___iゝ .じ'i_ノ age
- 411 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/04(土) 11:32:27 ID:lSYyHyQ7O]
- なんかいっぱいキテ━━(゚∀゚)タ━━!!
三人ともGJ乙! 煩悩さんの長編泣いたわぁ〜。子供達に光りあれ!ピカー 短編やはり腹黒wでも幸せだなこの野郎!! ぱふぱふ屋さん後編は禁ですか!?是非禁に(*´д`)ワクテカ 匿名さん妄想日記ワロスw日記の中ではカッコいいなw >スーパー1 SSはどうなってるんだYo!
- 412 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/04(土) 12:21:05 ID:H6mbFy2M0]
- 保守にきてみた。
ぱふぱふ屋さん、後編待ってますよ!禁のほうでもおっけす。 今日は暖かくていい陽気だ。ほのぼのss投下しておこうかな。
- 413 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/04(土) 12:23:39 ID:H6mbFy2M0]
- 「ねぇ、お聞きになって?クリフト様のお噂」
クリフト? アリーナが屋根の上で昼寝をしていると、開け放たれた窓から女官の声が聞こえてきた。 「あぁ、あのお噂。何でも、想い人がいらっしゃるとか」 「えぇ!? そうなんですか?残念です〜」 女官たちの黄色い声に、アリーナは身を起こす。 (もしかして、私たちのこと、ばれちゃったの?) 臣下と姫の恋愛は、秘めたる恋。ばれると後々面倒なことになりそうなので、気をつけていた つもりなのに。あぁ、どうしよう。 「でもねぇ、相手のお方、年増だっていうじゃない?」 あ、そう。私とのことじゃなかったのね・・・って、喜んでる場合じゃないわ!! (クリフト〜・・・!!) アリーナが急に立ち上がったので、隣で丸くなっていたネコはびっくりして抗議の唸り声を 上げた。しかし、アリーナから漂う異様な殺気に怯え、一目散に逃げていった。 「クリフト、許すまじ」 その日、久しく聞こえなかった爆音がサントハイム城に響き渡った。
- 414 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/04(土) 12:24:28 ID:H6mbFy2M0]
- クリフトの、浮気者、浮気者、浮気者!!
怒りに身を任せながら、長い廊下を歩いていたアリーナは、行く手にふたつの人影を認めた。 30代半ばぐらいの妖艶な雰囲気を持つ美女が楽しげに笑うその視線の先には、照れたように 頭を掻くクリフト。 (ちょっと、何なのよ? あの親しげなようすは) アリーナが、むっとした表情でふたりを見据えると、こちらに気がついた美女と視線が合った。 清潔感漂う白い衣服から溢れんばかりの色気が漂っている。彼女はにっこり笑うと、クリフトの 腕に手をかけ、耳に何事かを囁いた。 (なに、べたべたしてんのよ〜!!) 慌てて振り返ったクリフトを睨み付けると、アリーナは踵を返した。 めちゃくちゃ、おもしろくなかった。 「姫様、おまちください」 足早に歩くアリーナをクリフトが追いかけてきた。 (クリフト、やっぱり私のことを?) 内心、嬉しく思ったアリーナだったが、次の一言を聞いて悪鬼のごとき形相に変わった。 「また、お城の壁を壊されたそうですね。いいですか?いま、サントハイムの財政は・・・」 この場面で、お説教? お城の壁? 財政? 一体、誰のせいだと思ってんのよ〜!! 悔しすぎて涙が浮かんできた。 クリフトはしばらく財政がどうのと小言を繰り返していたが、黙り込んだアリーナを見て 息を呑んだ。 「姫様?」 じわりと浮かんだ涙。瞬き一つしないで、こちらを見つめている瞳。 「クリフト」 ぎゅっと引き結んでいた唇から自分の名前がこぼれた時、クリフトはなぜか逃げ出したい 衝動に駆られた。 なんだかよくわからないけど、すごくまずい気がする。 思わずあとずさった瞬間、体の前後に強い衝撃を覚えた。
- 415 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/04(土) 12:25:05 ID:lSYyHyQ7O]
- ほのぼの来━━(゚∀゚)━━い!!
- 416 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/04(土) 12:25:25 ID:H6mbFy2M0]
- (ぐえっ・・・)
暴れ牛鳥に突撃された時を思い出すかのような衝撃。目から火花が飛び、目の前が暗くなった。 「クリフト・・・」 遠のきかけた意識が、アリーナの声で呼び戻される。 漸く戻ってきた視界で、クリフトは自分のおかれている状況を知った。 前には、自分の胸に顔をうずめる姫様。後ろは壁。 (そうか、姫様にタックルされて壁に激突したんだな) 二重に受けた衝撃の謎が解け、妙に納得してしまう。 のんきにそんなことを考えたが、おかれている状況を冷静に考えれば、平静でいられなくなった。 「ひ、姫様、おやめください。誰かに見られたら・・・」 慌てて離れようとするが、アリーナはイヤイヤをするように首を横に振った。 クリフトは途方にくれた。 どうしてこんな事態に陥ったんだ? 医務官のマチルダ女史と話していたら姫様が現れて、壁を壊した件をお諌めしなくてはと思って 追いかけてきたらこの事態? 噂を知らないクリフトにしてみれば青天の霹靂ともいえる。 クリフトはとりあえず落ち着かせようと、アリーナの髪を撫でた。クリフトの服を握り締めて いた手が少し緩む。
- 417 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/04(土) 12:26:05 ID:H6mbFy2M0]
- 「いったいどうされ・・・」
「あの人だれ?」 クリフトの言葉を遮って、アリーナが尋ねた。 あの人?あぁ、マチルダさんのことか。姫様が人のことを気にするなんて珍しい。 そこまで思い至って、クリフトは気づいた。 「姫様、もしかして、嫉妬されました?」 自分でも意地悪な質問だと思った。 アリーナは赤くなった頬を膨らませて、ぷいっと横を向いた。よくよく見ると耳まで赤くなって いるようだ。 (う、かわいいかも) 不謹慎と思いつつも、頬が緩む。その気配を感じ取ったか、姫様が声を荒げる。 「誰なのよ!」 クリフトは笑いながら答えた。 「サランの町で医者をなさっていらっしゃるマチルダ女史ですよ。先月やめられた医務官の 跡を引き継いで、先週からこちらにお勤めです。私も神官という立場上、何かとお付き合いが ございまして・・・」 クリフトの説明に納得をしたのか、しないのか。まっすぐ見つめてくるアリーナにクリフトは 落ち着かない気持ちになった。
- 418 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/04(土) 12:26:42 ID:H6mbFy2M0]
- (お願いですから。そんな瞳でみないでくださいよ)
理性がとびそうだ。 クリフトがさりげなく体を離そうとすると、アリーナは逆に距離を詰める。 「クリフト・・・」 アリーナの唇が迫る。クリフトは必死になって逃げようとする。 「姫様、ちょっと、あの、その、こ、こんなところで・・・」 もう何を言っているのか、わからなかった。とにかく、必死で逃れようとした。 それを拒絶ととったのか、アリーナは少し落ち込んだ顔で身を引いた。 「クリフトは、私のこと、嫌いなのね」 「そんなわけないじゃないですか!!」 即行で答えてから、しまったと思う。これでは、収まりがつかないではないか。 もっとうまいかわし方があったはずなのに。 内心焦りまくりのクリフトをよそに、アリーナは瞳を輝かせた。 「ね、それって好きってこと?」 「え、まぁ、そうことになりますか、ね」 歯切れの悪い言葉に、アリーナは顔をしかめる。 「もう、はっきりしてよ! 私が好きなら・・・キスして」 キスしてくれなかったら、クリフトのこと諦めるから。 そう言って、瞳を閉じる。 クリフトが息を呑むのがわかった。
- 419 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/04(土) 12:27:17 ID:H6mbFy2M0]
- (勢いでこんなことをしてしまったけど、キスしてくれなかったらどうしよう)
アリーナはちょっと後悔していた。 薄目を開けてちらりと確認すると、困った顔をしたクリフトが盛大にため息をついていた。 (あちゃー、やっぱりやりすぎちゃった?) ほんのちょっとでいいから、困らせてみたかっただけなんだけどな、とひとりごちる。 いっそ、冗談にして流してしまおうかな、と口を開きかけた瞬間、肩をつかまれ強い力で 引き寄せられた。 額にふわりとあたたかい感触。 驚いて目を開けると、しかめ面をしたクリフトと目が合った。 「はい、キスしました」 普段の彼からは想像がつかないようなぶっきらぼうな物言い。 アリーナは笑った。どんなに怒ったふりをしても、照れているのが一目瞭然で。 「耳、赤いよ」 アリーナの言葉に、クリフトはうなだれた。 (もしかして、クリフトに勝った?) すごく嬉しいかも。 アリーナはニコニコ笑いながら、クリフトに抱きつく。 「大好き」 そして、クリフトが何かを言いかける前に、全速力で走り去っていった。 途中、アリーナが喜びのあまりはなった回し蹴りが柱を一本粉砕するにいたったが、このことが 後々クリフトの責任となったのはいうまでもない。
- 420 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/04(土) 12:27:54 ID:H6mbFy2M0]
- 取り残されたクリフトは、片手を口に当てて呟いた。
「拷問です・・・」 アリーナは知らない。王とクリフトの間にある約束を。 ―――手を出したら『男性機能喪失』 この約束は旅が終わった今でも生きていた。 つい先日も王自らが「忘れてはいまいな」と忠告してきたくらい、確実に生きていた。 (姫様、お願いですから、これ以上惑わさないでくださいね) 先程のアリーナの様子を思い出して、クリフトはひとり赤くなる。 薔薇色の唇が誘うように開かれていて・・・。 クリフトはブルブルと頭を振ると、思考を追い払った。 だめだ、だめだ、だめだぁぁーーー!! その日、珍しい光景が見られた。 いつも冷静で穏やかなクリフトが何かを呟きながら、城の廊下を全力で走り去っていく姿は、 サントハイムの椿事として後世にまで語り継がれることになる。
- 421 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/04(土) 12:28:31 ID:H6mbFy2M0]
- クリフトが走り去ったあとの廊下に複数の人影が現れた。
「ち、クリフト様も意気地がないわねぇ」 「ほんと、わざわざアリーナ様を煽ってあげたっていうのに」 「残念ですぅ〜」 クリフトとアリーナの秘めたる恋。 実はバレバレだということに本人たちだけが、気がついていなかった。 「陛下、未遂ということでよろしいですな?」 ブライの問いかけにサントハイム王は悔しげにのたまう。 「いいや、だめだ。あれは手を出したんだ」 ブライはため息をつく。 陛下も往生際が悪い・・・。 嫌じゃ、嫌じゃ、嫌じゃ・・・と幼児のように駄々をこねる王の背中をぽんぽんと叩きながら ブライは奇声を上げて走り去った青年を思う。 「難儀なヤツよのう」 サントハイム王国は、今日も平和だった。 (終)
- 422 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/04(土) 12:34:26 ID:lSYyHyQ7O]
- G━━(゚∀゚)━━J!!
迫る姫様にかなり萌えた!クリフトの男性機能は・・・ガクブル 途中で邪魔しちゃってごめんね(´・ω・`)キエマス・・・
- 423 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/04(土) 12:34:47 ID:nWivtl2q0]
- >>421GJ!
しかし、王様がいつ二人の仲を認めるのやら…(笑)
- 424 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/04(土) 17:05:39 ID:SOP8Tfi9O]
- うっわ、すげぇイイwwwwww
思わずにやけちゃったw
- 425 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/04(土) 22:43:37 ID:e2pGpx6N0]
- 後編の修正版何とかできました。またまた長くなってしまってスマソ
連投回避のため、場合によっては今日と明日に分割かもしれませんが、お許しを。 未修正版は間違いなく18〜21金ですから、ここではうpできないかと。 煩悩神官さん、ほのぼの系いいですね。じたばた王様カワイイよ
- 426 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/04(土) 22:47:04 ID:e2pGpx6N0]
- 「はあーっ、疲れたぁ。結婚式がこんなに大変だったなんて…もうこりごりだわぁ。」
今日から二人の寝室となった二階の部屋で、アリーナ姫は宝冠を外し、結い上げた髪をほどきました。 「姫様、普通結婚式は一度きりしか行いませんが。それにしても、ずいぶんお疲れのようですね。」 「だって仕方ないじゃない。ドレスなんてめったに着ないから歩きにくいなんのって…」 アリーナ姫は背中のコルセットを緩めて寝室のベッドに腰をかけると、大きなため息をつきました。 法衣の上衣を脱いで姫の肩にそっとかけたクリフトが隣に座ります。 「そうですね。私も気が気じゃありませんでしたよ、姫様がドレスの裾を踏んでしまわれないかと。 そのせいで最初のリハーサルでは三度、その次でも二度転倒されましたからね。」 「…ちょっと、失礼ね。私最初のでは二回しか転んでないわよ!」 「あはは、ちゃんと覚えてらっしゃるなんて、さすが姫様ですね。」 ふくれっ面でこちらを睨む姫をよそに、クリフトは思わず吹き出してしまいました。 「姫様、か。」 「どうかなさいましたか?」 アリーナ姫はまた一つため息をつくと、クリフトの肩に頭をつけました。彼は姫の手を取り、そっと握ります。 「ねえ、クリフト。私たちって…結婚したのよね?」 「はい、そうです。」 「私たち今日から夫婦なのよね?」 「そういうことになりますね。」 「だったら私のこと『姫様』って呼ぶのはおかしいんじゃない?うん、絶対不自然だと思うわ! だからこれからは名前だけで呼んでくれなきゃだめよ、いいわね?」 「ええっ!?な、名前だけで…ですか?」 これにはクリフトも驚いてしまいました。まあ、ある意味当然と言えば当然でしょう。 何せ今まで敬称をつけて呼ぶのが、彼にとって当たり前の世界でしたから。 「し、しかしですね、まだ心の準備が…し、しかも呼び捨てだなんて。ああっ、そんな…」 「あっそう、わかったわよ。こうなったら、呼んでくれるまで絶対口聞いてあげないもん!」 アリーナ姫は顔をしかめてぷいっと横を向くと、クリフトの上衣を彼に突き返し、 隣のベッドで寝転んでしまいました。 「そ、そんな、姫様ぁ…」 姫はつーんとしたまま寝返りどころか、こちらを見ようともしません。
- 427 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/04(土) 22:49:42 ID:e2pGpx6N0]
- (確かに姫様のおっしゃることは正論だ。それに私も夫という立場上、いつまでも『姫様』と
お呼びするわけにもいかないだろう。これもいい機会なのかもしれない。そう考えよう…) 少しの間悩んでいたクリフトが、閉じていた目を開くと立ち上がり、ゆっくりとアリーナ姫の方に近づきます。 深呼吸を二〜三度繰り返すと、勇気を出して愛しい女性の名を呼ぶのでした。 「…アリーナ」 「ごめん、聞こえなかったわ。もう一回言ってくれる?」 どう考えてもわざとにしか思えませんでしたが、彼は残りわずかの勇気を振り絞り、 もう一度口に出してみました。 「…アリーナ……って、もう勘弁して下さい!心臓が爆発してしまいます!!」 アリーナ姫は起き上がると、彼の胸に飛び込んできました。おかげでクリフトは顔どころか 耳まで真っ赤になっています。 「嬉しい!やっと言ってくれたわね、クリフト。私のこと名前だけで呼んでいいのは… 亡きお母様と、お父様と…あなたの三人だけなんだから。」 「では、ご家族以外では…私が初めてになるんですね。それは光栄です。」 二人はしばらく見つめあった後、互いの唇にそっと触れます。クリフトは肩にかかった 姫の長い髪を後ろにはらい、右手で背中のドレスのボタンを外し始めました。背中から覗かせる 白い肌と肩のラインが、彼には何よりもまぶしく感じます。そのままの姿勢でゆっくりとベッドに寝かせ、 何度も唇を重ねあう二人。ためらいから吹っ切れるようにクリフトの唇がアリーナ姫の唇から離れ、 首筋からうなじへと伝わります。 しかし彼は気づいてしまいました。姫の両手が震えながらシーツをしっかりと握り締めていたのと、 どうしたらよいのかわからない、何とも言えない困惑した表情を。 ふとクリフトは、初めてアリーナ姫の唇に触れた時のことを思い出していました。嫌悪感とは明らかに 異なるものの、戸惑いに満ちた複雑な感情。その時の様子は今でも目にしっかりと焼きついています。
- 428 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/04(土) 22:55:24 ID:e2pGpx6N0]
- 彼は聖職者であり、恋愛の経験こそほとんどありませんが、救いを求める人々の悩みの中には
恋愛や結婚に関するものも多々あり、また一般の社会ですから、それなりの情報もいやおうなしに 耳に入ります。 しかし、王室という特別な環境で育った姫は、当然ながらそんなものからは一切遮断されてしまいます。 多くの王子や姫君、そして他の王族や貴族たちは恋愛の一つもせぬまま妃を娶り、また嫁いでいくのが 昔からの慣わしでした。彼女のように自分の愛する者と添い遂げ、しかもその相手が自分の臣下であった 者となれば、極めてまれな事例と言えるでしょう。 クリフトはゆっくりと起き上がり、アリーナ姫も上半身を起こしました。しかし、さっきまであんなに明るく 無邪気だった表情は曇り、目を合わせようともしません。彼はドレスの背中のボタンを元に戻し、こう言いました。 「…嫌な時は『いやだ』とはっきりおっしゃってよろしいんですよ。無理はなさらないで下さい。」 「でも…」 「あせる必要はございません。今はこうして私のそばにいらっしゃるではありませんか。今はそれで十分です。 こう見えても私、待つのと辛抱するのは昔から得意ですしね。」 クリフトはアリーナ姫の髪を撫で、肩をそっと抱き寄せました。彼の最後の台詞にくすっと笑った姫は さっきまでの震えもなく、その表情には安堵が見られます。 「ごめんね、怖いんじゃなかったの。でも身体が勝手に震えてしまって…ありがとうクリフト、愛しているわ。」 アリーナ姫は小さく頷きましたが、彼は首を横に振って頭を下げました。 「謝らなければならないのは私の方です。今になって思えば、自分の思いを遂げることしか 考えていなかった気がします。どうか私をお許し下さい。私も…愛しています。」
- 429 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/04(土) 22:59:46 ID:e2pGpx6N0]
- 「さあ夜も遅いですし、もう休みましょうか。」
すっと立ち上がって隣のベッドに移ろうとするクリフトの腕を、アリーナ姫が引っ張ります。 「待って、クリフト。私、ここでいい。あなたのそばがいいの。」 「ですが…大丈夫ですか?」 「心配いらないわ、私はもう大丈夫。だからお願い、離れないで。」 それからどのくらいの時間がたったでしょう。気がつくと、自分の隣で寝息を立てていた アリーナ姫が目を覚ましていました。 「おはようございます、よくお休みでしたね。」 「ん…もう起きてたの?早いわね。あーあ、今日からまた窮屈な毎日かあ。ほんと、うんざりだわ。」 「だったら…しばらく二人で旅に出てみませんか?」 「旅に?」 「ええ、以前大聖堂内の書物を読んだのですが…とある世界には、結婚したばかりの 男女が二人だけで旅を楽しむ風習があるとか。私たちもそれにあやかってみませんか? それに、これから私たちは立場上、お城から自由に外出することは以前より難しくなるでしょう。 今こそ好機かと思われますが。」 「あっ、それ面白そう!行きたいなあ。」 アリーナ姫は旅と聞いて、瞳を輝かせます。しかし窓をちらりと見ると、東の空が 明るくなり始めていました。もう夜明けが近づいているのです。 「あまり時間がありませんね。すぐに支度できますか?」 「何とかするわ、あなたも手伝ってね。」 二人は大急ぎで最小限の荷物をまとめ、服も着替えました。ドレスから旅人の服に着替える 姫の姿が偶然目に入ってしまい、 クリフトは思わず目隠しをします。 「見てません、見てません、私何も見てませんからっ」 「クリフトったら、一人で何ぶつぶつ言ってんの?さあ出発よ。あそこから出ましょ!」 アリーナ姫は部屋の西にある窓を指差します。
- 430 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/04(土) 23:04:49 ID:e2pGpx6N0]
- 「…まさか、窓から出られるのですか?」
「そうよ。私たちの旅はここから始まったじゃない!だからここから出るの。」 「わ、私は裏門からで結構です…では失礼を…」 青ざめた顔でドアの方に逃げようとするクリフトを姫は軽々と抱えて窓まで連行していくと、 カーテンを縛って作った脱出用のロープを握らせました。 「ほら、さっさと行ってよ。後がつかえてるんだから。」 「下さえ見なければ…大丈夫、大丈夫ですよね…ううっ」 震えながら慎重に下りるクリフトを見届けた後、アリーナ姫は軽やかに裏庭へ降り立ちます。 どちらかともなく手を繋ぎ合い、見張りの目をかわして城の外へ出た二人の姿が消えていく頃、 ゆっくりと朝日が昇っていくのでした。 朝になって、二人が失踪したことが城中に知れ渡りました。お昼過ぎにはすでにサランの町にも 広まっています。国中にこの話が伝わるのも時間の問題でしょう。 しかし、人々はそれほど驚くこともなく、二人が自分の町や村を訪れるのではないかと、 むしろわくわくしていたくらいです。 かつての仲間たちも、二人の旅の無事を祈りつつ、それぞれの暮らす場所に戻るのでした。 ブライは大聖堂の書庫で失踪のことが書かれた記事を読みながら、一人つぶやいています。 「あのアホタレめが。前回とは状況が違うんじゃぞ。 お忍びの旅などできるわけがなかろうが。まあ町や村の者に見つかって、歓迎と称して もみくちゃにされるが関の山じゃ。ふん、ワシの知ったことではないがの。 クリフトめ、せいぜい覚悟しておれ。帰ってきたら、たっぷり絞ってこき使ってやるわい!ほっほっほ。」
- 431 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/04(土) 23:07:41 ID:e2pGpx6N0]
- 以上でおしまいです。何とか今日中に投下できました。
やっぱり甘い話は自分には難しかったですね、とほほほほ。
- 432 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/05(日) 00:42:04 ID:zjGcdYBs0]
- >>431
乙です〜 二人の町や村で「歓迎」される様子も読んでみたいです…><
- 433 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/05(日) 02:01:03 ID:5SSRIYgqO]
- 最近充実してるなぁ…職人さん方には本当に乙です。
>>431 新婚旅行(・∀・)イイ!型破りな姫様にはやはり型破りな人生が似合う!と思う。 いろんな慣習や壁をぶっ壊して突き進むアリーナが大好きだ!
- 434 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/05(日) 02:15:07 ID:sK51SQH90]
- いっそのことスクエニはアリーナとクリフトの新婚旅行だけで
ゲームを一本作っちゃえばいいと思うよ >>431 GJ! 未修正バージョンも読んでみたかったな〜。
- 435 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/05(日) 03:08:02 ID:JONFZLuv0]
- 二人の新婚旅行とか良いネタになりそうですね
- 436 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/05(日) 08:26:03 ID:UUgHsZzTO]
- >>413-421
アリーナ姫、レベル40はガチなんだよな。 レベル1の時の力からすると桁違いの破壊力…ガクガクプルプル
- 437 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/05(日) 17:48:06 ID:N0NouNwPO]
- 保守っとくか
- 438 名前:スーパー1 [2006/03/05(日) 21:32:55 ID:zOv+/DtE0]
- ほしゅあげ
というかだいぶ前に書きためたSSが入ったHDDがクラッシュした。 おまえらもバックアップは必ずとっておけ。 HDDはいつ壊れるかわからんからな! もうね同じシチュのSSは書けんよ。 なので今は別のシチュのSSを執筆中なんだけど ネタばっかり浮かんできてSSが進まん。 機動戦士DQ4はそのネタの一部。 他には新世紀DQ4とかDQ4のガキの使いやあらへんでとかあります。 とういうかネタ系はなんでもくっつければありなんだなぁと思った。 北斗のDQ4とかDQ4えもんとかこちら亀有公園前DQ4とかね。
- 439 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/05(日) 21:35:15 ID:MlwiXf0kO]
- 近日投下予定。
- 440 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/05(日) 22:18:38 ID:qsbi3D9V0]
- きのこの人案ソロ参加キター
21人か、すごいね。こんなにまだいたんだ。
- 441 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/05(日) 22:45:21 ID:MlwiXf0kO]
- ガサガサガサ…
夜の不気味な森に、草を掻き分けながら歩く二人の足音が聞こえる。 「姫様、だいぶ町から離れて来ましたよ。 もうここら辺でよろしくありませんか?」声の主はクリフト。 「ダメよ。どうせだったらもっと遠くまで行きましょ。」返す声の主はアリーナ姫。 二人は今、夜にも関わらず、外に出歩いている。 そもそも、何故このような事になったかと言うと、話の始まりは今日の夕方までさかのぼる… 皆の士気が低いと感じ取ったライアンが、「ソロ殿、そろそろ休みませんか?」と言ったからだった。(ダジャレではありません。)
- 442 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/05(日) 22:46:32 ID:MlwiXf0kO]
- 異論は無かったソロは、一番近くにあったブランカの町で宿を取ることに決めた。
ブランカの宿に入って、アリーナ姫がクリフトに言った。 「今日の夜、二人で修行しましょ。 この町の北にある森でどうかしら?」と姫様が言う。 当然立場が弱いクリフトは否定はできず、了承してしまった。 その夜、計画は実行された。 全員が寝たの事を確認すると、クリフトと姫は宿を脱け出し、しばらく歩いて、現在のこの森に至る。 勿論、この森に入るまでにも何度か魔物が襲って来た。 しかし、その度にアリーナ姫の剛腕が、たてつく魔物共を蹴散らしていった。
- 443 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/05(日) 22:47:48 ID:MlwiXf0kO]
- 進みに進んで行くと、だいぶ拓けた場所に出た。
町からはかなり離れ、周りには誰もいない。 ただ聞こえるのは、愛する姫様の息だけ。 しかし、その息も、一瞬止まったような気がした。 恐らくは、この光景が原因だろう。 「何よ…コレ…」思わず姫様の口から言葉が漏れる。 私の口は、あまりの衝撃に開いたまま塞がらなかった。 その光景は、あまりにも残酷で、醜悪で、これが本当に、今自分達が生きているこの世界の真の姿なのか、惑わせる光景だった。 辺りは無駄に広く、あちらコチラに紫色の毒沼が点在し、恐らく人が住んでいただろう建物は、無惨に破壊され、その哀れな姿を晒していた。
- 444 名前: ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/05(日) 22:49:41 ID:MlwiXf0kO]
- 広場の中央辺りだろうか、少し小高くなっている場所は恐らく業火で焼き払われ、黒く焦げていた。
「酷いよ…こんなの…」その場に座り込んでしまう姫様。 しかし、私にはこの光景に思い当たる節があった。 以前、ソロさんから彼の故郷について聞かされた事があった。 「俺さ、旅に出る前にある所に住んでたんだ。 そこはさ、見た目のわりには広くて、少ないけれど建物があってさ、広場の中央辺りに花畑があったんだ。 その花畑で、いっつも幼馴染みと遊んでたっけ。 でもよ、ある日その村は消えちまった。 もしかしたら、前から無かった事になってるのかもしれないけど。 沢山の魔物が村に攻めて来たんだ。 俺も魔物と戦おうとしたけど、村の皆に止められた。 納得いかない俺に、更に追い討ちが来た。 幼馴染みが突然俺に変身して、魔物に殺された。 あれ程大好きだった幼馴染みも奪われた。 だから、俺はその魔物の統治者を許さない。 必ず皆の仇を討つ。 デスピサロを倒すまで、俺の旅は終わらないんだよ…」
- 445 名前: ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/05(日) 22:50:47 ID:MlwiXf0kO]
- ああ、それだ…
この村は、ソロさんの故郷だ… そう思うと、胸が熱くなった。 やっと立ち上がった姫様に、事の詳細を伝えた。 姫様は何も言わず、ただ私の言うことを静かに聞いていた。 全てを伝え終わると、暫く私達は沈黙に包まれた。 そして、姫様は沈黙を破った。 姫様は私に抱きつき、声を殺しながら私の胸の中で、泣いた。 私は静かに姫様の頭に腕を回し、優しく髪を撫でた。 姫様は暫く泣き止め無かった。 私が「いいんですよ。 泣きたい時は思いっ切り泣いていいんです。 それは誰だって同じですから…」そういうと、私の瞳からも雫が流れた。 姫様は私の胸の中で、声を出しながら泣き続けた…
- 446 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/05(日) 22:52:29 ID:MlwiXf0kO]
- やがて、泣き終わった姫様は私の顔を見ると、目を瞑り、静かに唇を近付けてきた。
私は、止まる事なく、姫様の好意に答えた。 たぶん、姫様はこうでもしないと、自分を抑えられなかったのでしょう。 いくら強くても、王女でも、泣きたい時は泣きますし、誰かに助けを求める物です。 その苦しみは私も良く知ってます。 涙を拭い、立ち上がり、そして何かを決意したような顔をして私を見て、こう言った。 「私は、デスピサロを許さない。 これ以上世界をこんなにしないためにも、殺された人々のためにも、必ずデスピサロを倒すわ。 サントハイム王女として、8人の導かれし者達として…」 そう言い終わると、姫様はブランカの方に向かって歩き出した。 「今日はもう修行できそうにないから、帰りましょ。 ほら、早く!」そう言うと、姫様は私の手を引っ張りながら、歩き出した。 朝日が見え始めている。 早く帰らないと、皆さんに叱られますからね。
- 447 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/05(日) 22:53:26 ID:MlwiXf0kO]
- 私も同じです。
決して、デスピサロを許しません。 必ずやこの手で、葬りさります。 愛する姫様と共に… THE END.
- 448 名前:匿名投稿者 ◆qmWfr1RSgM mailto:sage [2006/03/05(日) 23:01:17 ID:MlwiXf0kO]
- や、やっと終わりました…
全3971文字…死にます… 携帯でこれだけ打つのはかなり効きます… 煩悩神官様…店長様…その他今まで私を支えて下さった読者の皆様… 先立つ不幸をお許し下さい… 今まで本当に、ありがとうございました… …ぐふっ。 匿名投稿者は しにました。 テレテレテレテレテレテレテレテレ、テレテ〜♪(全滅時の音楽) 注意:匿名投稿者は、ザオリクで簡単に復活します。 ザオラルはなんと100%の確率で生き返ります! 世界樹の葉は、刷り潰してから御利用下さい。
- 449 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/05(日) 23:10:32 ID:6c2DWy8TO]
- >>448
つ【うまのふん】 を使ってみるテスト。 乙です。
- 450 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/05(日) 23:21:14 ID:vONHmox80]
- 匿名さん、乙&GJです。携帯での創作、大変そうですね。無理しないでくださいね。
って、復活させるの忘れてました。 えいっ! 煩悩神官は、魔人像からむしりとった世界中の葉をすりつぶしてあたえた! え、まずい?じゃ、口直しにパデキア風味の姫様特製ケーキをどうぞ。 では、ご復活お待ちしておりますね。 ぱふぱふ屋さん、遅くなりましたが、GJです。禁バージョン、ひそかにうpキボン! 新婚旅行ネタ、書いていただけるとウレシス。 SSの製作が遅々として進みません。ギャグのストックも残り2本。暇を見つけてなんとか 頑張らないと・・・。
- 451 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/05(日) 23:24:11 ID:vONHmox80]
- OH!「世界中の葉」って何さ。「世界樹の葉」に訂正。
いいのか、こんなやつがSS書いてて・・・海より深く反省!
- 452 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/05(日) 23:26:24 ID:G0zv3KN10]
- >>451
世界中の葉っぱという葉っぱを集めたら死人だって生き返らせるさ 一枚くらい当たりがありそうなもんだ
- 453 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/05(日) 23:39:06 ID:vONHmox80]
- >>452
確かに。変な葉っぱも数食べりゃアタル! てか、この場合「当たる」前に「中る」気がしまする。
- 454 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/06(月) 00:14:43 ID:Lf0I6XKd0]
- てんちょです。皆様読んで下さってありがとうございました。
>>432-435 新婚旅行が思ったより評価高くてうれしいです。 煩悩神官さんのも以前の作品とリンクしてるものがあるみたいなので、 自分もこのネタで続き書いてみようかと。 >>438 タイトルだけで吹いた…うp気長にお待ちしております。 >>448 携帯での執筆本当に乙でした! 切ないお話の中で、最初のライアンの台詞にワロタのは内緒です。 “世界樹の雫はちみつ割り” を作りましたので、お疲れの時はドゾ- >>450 DQ4内の「世界中」なら世界樹も含まれるのでおkでしょう。 18金のは、ろだ経由でうpできればと思います。鯖落ちしにくい所を探してみます。
- 455 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/06(月) 04:22:03 ID:KYXxb9E0O]
- 保守
- 456 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/06(月) 12:35:38 ID:7yxjRVWR0]
- 海の底でたゆたっていたら、ギャグが2本書けた。計4本。また、ちょこちょこ
うpしていきますね。 長文の感想で罠にかかっていた人を発見した。 「頑張りましょうね」というクリフトの台詞を後継者作りにかける・・・つまり、 「子作り、頑張りましょうね」となる。こう読み取った方、自首しなさい。 そしたら「煩悩神官U」の称号を授けましょう。え、いらない?そんな、ヒドイ・・・。 遅くなりましたが、ひっかかってくれてありがとう。嬉しかったす。 それじゃ、SSは後ほど。
- 457 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/06(月) 13:14:35 ID:7yxjRVWR0]
- 時間が取れたので、いまのうちにSS投下しておきます。連続書き込みで引っかかりそうなので、
途中で切れてしまうかも。>>422さん、この前は途中で合いの手を入れてくれてありがとうございました。 消えなくていいんですよ。正直助かりましたから。しかし、連続投稿をすると荒らしをしている 気分になります。
- 458 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/06(月) 13:15:41 ID:7yxjRVWR0]
- 岬のお告げ所。そこにはかつて予言の力を持つ神秘的な女性がいた。
だが、先の戦いでその女性も失われ、多くの人の悲哀を誘った。予言の力を失ったお告げ所は 衰退の一途を辿っていたが、突如現れた謎の物体によってその運命は変わろうとしていた。 広がった噂の中で密かにささやかれるその名前は、「パンドラボックス」―――運命の櫃――― と呼ばれていた。 「家に俺の居場所がないんです。だからつい浮気を・・・」 あなた、アホですか。そんなことするから居場所がなくなるのでしょう! 「浮気相手に貢ぐお金で、奥さんに何か買ってあげなさい。さすれば、居場所は確保 できるでしょう。居心地のよい空間は自分で作り出すものです」 「パンドラ様、助けてください〜。ギャンブルにはまってしまって抜け出せません〜」 人生転落コースですね。なんと愚かな・・・。 「労働時間を3倍にしてみなさい。賭け事に向ける情熱を労働に。さすれば、賃金も3倍up 人生薔薇色です」 「おれ、女にもてないんですよ。どうしたらいいんですか?」 あなた、来るところ、間違っています。そんなだから、もてないんですよ。 「身だしなみを整えて心機一転してみなさい。人とのお付き合いは、その広さよりも深さを 求めるべきです。さすれば、運命の人に出会えるでしょう」 「パンドラ様・・・(以下略)」
- 459 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/06(月) 13:16:57 ID:7yxjRVWR0]
- クリフトはため息をついた。
(私は一体、何をしているのでしょう) 事の発端は1ヶ月前、神官長様直々のお呼出しに何事かと緊張して赴くと、神官長様はいつも の得体の知れない微笑を浮かべられ、こう告げられた。 「岬のお告げ所で、人々のために奉仕しなさい」 内容としては真っ当だった。しかし、その背後に用意されていた物体を見て、いやな予感がした のも確かだった。 「やってくれますよね」 有無を言わさぬ押しの強さで、気がつくとここにいた。 ここ・・・そう、パンドラボックスと名づけられた箱の中に。 そして、毎日毎日、楽しくもない愚痴を聞いてはアドバイスを繰り返す。 悩み事相談も神官の務めだ。それはわかっている。しかし、どうしてこんな箱に入らなくては ならないのか、意図がわからない。 クリフトは、人がいなくなるのを確認すると、ボックスの蓋に手をかけた。 (やってられるか!) 憤りもあらわに立ち上がろうとすると、お告げ所の扉が静かに開き、女性が一人入ってきた。 慌てて蓋を閉めると、前面のマジックガラスを通してその人物を見た。 クリフトは絶句した。 (ひ、姫様?) 柔らかな赤毛、緋色の瞳。間違いなく、アリーナだった。
- 460 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/06(月) 13:18:17 ID:7yxjRVWR0]
- アリーナはきょろきょろと辺りを見回し、誰もいないことを確かめると、箱の前に来てちょこん
と座った。 (姫様にも、悩み事が?) ぜんぜん気がつかなかった。いつも元気で、そんなそぶりを見たことがなかった。 クリフトは若干のショックを受けつつも、座りなおす。なぜか正座をしてしまうのが自分でも おかしかった。 「あの、パンドラ様」 ガラスをはさんだすぐ側でアリーナも正座している。これではまるでお見合いみたいだ。 クリフトはアリーナの声に耳を傾けながら、少し赤面する。 1ヶ月ぶりに会う彼女は、ちょっと大人になったように感じた。どこがというわけではないが、 なんとなく。 「あの、パンドラ様。わたし悩みがあるんです」 その声がクリフトを現実に引き戻す。 少し言いにくそうにしているのは、悩みが深いからだろうか? 心配になり少し身を乗り出すと、アリーナが意を決したように話し始めた。
- 461 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/06(月) 13:20:41 ID:7yxjRVWR0]
- 「実は、私の好きな人が最近よそよそしくて、もしかしたら、愛想をつかされたのかなって」
クリフトは言葉が出なかった。 思い返せばここ1ヶ月、忙しすぎて帰ることが出来なかったのは確かだ。それが彼女を悩ませる 原因だったとは・・・。 (姫様・・・すみません) クリフトは心の中で謝りながらも、ちょっとあたたかい気分になった。 不謹慎かもしれないが、嬉しかった。 クリフトが口を開こうとした時、アリーナがきっと前を見据えて言い放った。 「確かに私は『貧乳』だけど、あんまりだと思うわ!!」 (なんですと?) あまりの衝撃にクリフトが二の句をつなげないでいると、アリーナは怒涛のごとく話し始めた。 「彼、ここ一ヶ月まともに戻ってこないの。仕事だっていうから、どんな?って聞いたけど、 口を濁して話してくれないし。気になって、神官長に尋ねてみたら、赴任先がモンバーバラだっ ていうじゃない!モンバーバラっていったら例のお店があるところよね。きっと、クリフトは、 そこに入り浸っているのよ!!」 一気にまくし立てて疲れたのか、一息つくと今度は少し声のトーンを落とした。 「それで、悩んで、モンバーバラにいる友人に相談したら、ここのことを教えてくれて。 私、少しでも胸を大きくしたいんです」 真摯なまなざし。クリフトは頭がくらくらした。何をどういったらよいかわからず、泣きたい 気分になる。 しばしの沈黙の後、アリーナはおもむろに立ち上がると、胸元からなにやら取り出した。 「マーニャさんが言っていたの。その、パンドラ様の蓋を少しずらして、中を見ないようにこれを いれると願いが叶うって。パンドラ様、お願いします!」 ひらりと、白い物体がクリフトの顔に落ちてきた。ほのかにあたたかく柔らかな手触り。 アリーナは再度、お願いしますと呟くと、顔を赤くして走り去っていった。 扉が閉まる音で我に返り、クリフトは手の中にある白い物体を見つめた。 ほのかにあたたかくて柔らかなそれは、アリーナの・・・。 それが何であるか悟った瞬間、クリフトは声にならない叫びを上げた。
- 462 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/06(月) 13:21:55 ID:7yxjRVWR0]
- それから数分後、次の訪問者がやってきて、パンドラ様の異変に気づく。
「きゃぁぁぁぁぁ〜、パンドラ様が、血の涙を流してる〜」 この噂は瞬く間に広がった。 そして、つまらないことでパンドラ様の心を悩ませてしまったと、人々は深く反省し、 その後まじめに働き、幸せな人生を送ったという。 「クリフト・・・情けないわね」 お告げ所の中を見て、マーニャが眉間にしわを寄せる。 「せっかく、一生懸命に働いたご褒美をあげたというのに」 残念そうに話すのは、初老の男性。サントハイムの神官長だ。 「姉さん、やりすぎはよくないっていったでしょ!」 一番良識派のミネアは、赤く染まった箱を見つめ頭を抱える。 「ごめんなさい、クリフトさん」 こうしてクリフトのお告げ所勤務は幕を下ろした。
- 463 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/06(月) 13:23:31 ID:7yxjRVWR0]
- 「ねぇ、ねぇ、クリフト〜」
お告げ所から戻って1ヶ月。煩悩との戦いに全精神力を使い果たしたクリフトは少しやつれて いた。 「なんでしょう、姫様」 顔に血液が集まるのを阻止すべく、頭の中で繰り返す。 平常心、平常心、平常心。 そんなクリフトの悩みをよそに、今日も元気なアリーナがクリフトの手を掴む。 「ね、少し成長したと思わない?」 手に当たる柔らかな感触・・・。 「きっと、パンドラ様のご利益ね」 無邪気に笑い、手を振り走り去る。 この日、大量に血を流し倒れているクリフトが発見された。 世界を救うほどの腕前を持つ神官を誰がこのような目に合わせたのか。 人々は口々にこう言い、そして口を噤んだ。 「世の中、知らない方がいいこともあるのです」 それがサントハイムの人々が出した結論である。 (終)
- 464 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/06(月) 13:31:47 ID:7yxjRVWR0]
- 何とか一度でうpできたようで、ほっとしています。毎度毎度アホネタばかりで
スマソです。
- 465 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/06(月) 14:34:39 ID:eeop5TZk0]
- >>464
毎度乙です〜 私もこの前の小説でクリフトが言った台詞を子作りと思った一人なんですが、 考えてみればクリフトにそういう根性は無さそうですね。(笑) ただ、耳元で囁いたとあったので、人前では言いづらい→子作り?と思った 次第です。
- 466 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage保守 [2006/03/06(月) 20:39:55 ID:kBLRG6c0O]
- クリフトスレ出来てんのな(ワラ)
- 467 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/06(月) 22:13:08 ID:3pUe8/T/0]
- スーパー1さんじゃないですが…
お 気 の 毒 で す が H D D が あ ぼ ー ん し て し ま い ま し た あれにはSS全部と未修正版も入ってたのに… 仕方ないので気を取り直して続編書いてますが、現在風邪のせいで 毎日教会に行ってますので、投下はちょっと先になりそうです。 >>464 ネタSS乙です。そういえばうちの店に緑の服を着た若い男性が 時々いらっしゃてましたよ。
- 468 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/06(月) 22:16:37 ID:ZRmY1A2D0]
- うわあ。私もバックアップとっておこう……。
- 469 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/07(火) 13:10:42 ID:EPr9TIZMO]
- ゲームブックで嘘泣きするアリーナ様萌え。
お転婆を王様にたしなめられて嘘泣きするのさ。
- 470 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/07(火) 19:40:21 ID:GP92M5wj0]
- 最近、HDDあぼーん事件が多発しているようですね。斯く云う私も書きかけのSSが
あぼーん・・・。油断して保存せずにPCの前を離れたら、イタズラ坊主に電源落とされた。 やはりまめに保存しておくべきだった、と反省中。 >>465 長文の罠にかかっていらっしゃった方がここにもv では早速「煩悩神官2号」の称号を・・・。 しかも鋭いですね。実にその通り。耳元で囁いたのには訳があったんですよ。気がついていただけて 超嬉しいです。長文の感想見てて、とてもまじめなコメントが多かったので、ちょっとびっくりしていた んですよね。基本的に私の書くクリフトは煩悩神官ですから。多少シチュが違っても、中身は鼻血噴きーの、 壁のぼりーのクリフト君です。だから、かっこいいクリフトは期待しないでくださいね。って誰もしていないでしょうけど。 >>467 先程、某店のポイントカードなるものが発見され、煩悩神官クリフト君はLv.50のアリーナ様に とび蹴りをくらわされ人事不省に陥っております。復活まで少々お待ちください。 お風邪を召されたのですか・・・くれぐれもご無理はなさらないでくださいね。 つ【パデキア】 SSと未修正版・・・残念です〜。その分、続編、楽しみにしていますね。 時間が許せば、後ほどSS投下にやってきます。では。
- 471 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/07(火) 21:18:08 ID:GP92M5wj0]
- ちょっと時間の都合がつかないので、後日うpします。
- 472 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:保守age [2006/03/07(火) 23:04:00 ID:b73RcmwHO]
- うp待ち〜
ドラクエの世界に花粉症はあるのだろうか・・・
- 473 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/07(火) 23:13:42 ID:pd6kcgX90]
- >>472
あることにした方が面白いかも知れませんね。 花粉症で苦しんでいるアリーナを温かく見守るクリフトとか。 ア「くしゅん!はっ…・・・くしゅん!」 ク「どうしたんですか姫様?もしかして花粉症ですか?」 ア「ああ、クリフト。去年ぐらいまでは何でも無かったんだけどね… お父様も花粉症みたいだから、遺伝かなぁ…くしゅん!」 みたいな…
- 474 名前:1/5 mailto:sage [2006/03/08(水) 00:05:30 ID:Bl1v1/Ru0]
- サントハイムから遠く離れた、賑やかな街の酒場。
大声をあげて騒ぐ男たち。色目を使う女たち。大きな音を立てて下賎な 音楽を演奏する楽団。 ──騒々しい。 なのに。どうして私はひとり、こんなところで慣れない酒を飲んでいるのだろう。 「……不味い」 グラスの中の透き通る赤い液体は苦く、少しずつ口に含むものの、一向に減らない。 「口に合いませんか、お客さん」 立派な髭を蓄えた店主が、私のグラスを取り上げた。 「あ……すみません……そんなつもりじゃ」 「お子様には、もっと甘いのを作ってあげますよ」 私を小馬鹿にしたような目線と共に、店主はグラスの中身を空けた。 ──嫌味な男だ。 「そんな辛気臭い顔されてると、迷惑なんだよ。どうした、兄ちゃん」 店主は白くやわらかな色合いの新しい酒をグラスに満たし、私の前に置いた。 「……あなたに話すようなことじゃありません」 新しく出された酒は甘くまろやかで、荒んだ私の心に少しの安心感を与えた。 「……美味しい」 「だろ」 目を上げてみれば、店主は自信満々の表情で私を見下ろしていた。
- 475 名前:2/5 mailto:sage [2006/03/08(水) 00:06:31 ID:7stzZvjf0]
- 「……叶わない恋をしていました」
グラスの中身をゆっくり飲み干して、身体中が少し火照る。 「していた、のか」 「はい。終わりました」 気が狂いそうなほどつらいその言葉を、私は何事も無かったかのように発した。 「明日、結婚式です」 「ふぅん」 空になったグラスを下げて、店主はまた新しい酒を作り始める。 大きな拍手が起こった。楽団の演奏がひと段落したようだ。 「なあ、兄ちゃん」 「なんでしょうか」 「あんたさ、叶わない恋だなんて、本当は思ってなかったんだろ」 可愛い桜色をした酒が、私の前に置かれた。 「……」 「本当に叶わない恋だって思ってるなら、そんな顔しねえだろ。 最初から失うものなんて何もねえんだ」 私は何も言わず、そのグラスに口をつけた。 「どっかで願ってたんだよ、奇跡を。でもな、何もしなきゃ奇跡も起きねえだろう」 楽団の前に、ひとりの若い女性が歩み出た。 質素な服を身に纏い、髪は不揃いに伸びる。 「叶わない恋に、不幸に溺れる、可哀想な自分に酔ってただけなんだよ」 楽団のひとりが、弦楽器を構える。女性は目を閉じて深呼吸を繰り返す。
- 476 名前:3/5 mailto:sage [2006/03/08(水) 00:07:17 ID:Bl1v1/Ru0]
- 「あんたの恋は叶わなかったんじゃない。自分で、叶えなかったんだよ」
先ほどの騒々しい音楽とは違う、優しい、弦楽器の調べが始まった。 ひときわ大きく息を吸い込んだ女性が、その優しい調べに切ない声をのせていく。 I'll walk alone. Because to tell you the truth. 「……叶えなかった」 「そう、叶わない恋ってことを、言い訳にな」 I'll be lonely. I don't mind being lonely. 「……そうなのかも、しれません」 「臆病者」 When my heart tells me. You are lonely too. 「それも、今日で終わり……です」 「……お疲れさん」 I'll walk alone. They'll ask me why. 「……ありがとうございます」 「……どういたしまして」
- 477 名前:4/5 mailto:sage [2006/03/08(水) 00:08:18 ID:Bl1v1/Ru0]
- And I'll tell them I'd rather.
There are dreams I must gather. 「今日が……最後、だから……」 「……何だい」 Dreams we fashioned the night. You held me tight. 「……今まで、耐えてきました。でも、今日が最後だから。 ……もう、泣いても、いいですか」 女性の切ない歌声が、美しい旋律が、私の胸に突き刺さる。 十数年想い続けてきたこの気持ちに終焉を迎える日。 ずっとずっと、耐えてきた涙が、その旋律に刺激されて、溢れてくる。 「ここでダメだって言う奴は、いねえだろうよ」 美しい春の日差しの中で、ひときわ可愛らしく微笑む幼い日の姫様。 ──ああ、そうだ。このとき、私は──。 「……姫様……っ……!」 ずっと昔、遠い昔の幼い日の、戻ることの無い思い出が蘇って、私の心を苦しめる。 あのとき、あなたに会っていなかったなら。こんなに、苦しむことも無かったのに。 生まれてから一度でも、こんなに心をさらけ出して、人目を憚らずに声をあげて 泣いたことがあっただろうか。 ……しゃくりあげる声に、呼吸すらまともにできない。 姫様、姫様、ただそれだけを繰り返して。
- 478 名前:5/5 mailto:sage [2006/03/08(水) 00:09:21 ID:Bl1v1/Ru0]
- 「……落ち着いたか」
「……はい」 「みっともねえ顔だな」 「……はい」 渡された濡れた布で、私は顔を拭く。目頭を押さえつけると、まだじんわりと 涙が浮かんでくるのを感じた。 「明日は結婚式なんだろ。とびきりの笑顔で送り出してやれよ」 「……はい」 私は代金をカウンターに置いて、席を立った。 「兄ちゃん」 店を出ようとしたところに、店主が声をかけてきた。 「……なんでしょうか」 「今度来るときは、もっと強い酒出してやるから、覚悟しとけよ」 外は満天の星空。姫様と旅を始めた日の夜も、こんな星空だった。 夜風が、私のみっともない泣き顔を冷やしてくれる。 まるで、酒場での出来事は夢の中のように感じる。 「……戻りますか……」 ひとつ、深くため息をついて、私は現実に帰っていく。 明日は、姫様の結婚式。とびきりの笑顔で送り出すために。
- 479 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/08(水) 00:10:21 ID:Bl1v1/Ru0]
- おわり
何かちょっと毛色の違うものを書こうとしたら 奇妙なものができあがりました。 英語にはつっこまないでください……。
- 480 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:解凍パスは自分の名前です [2006/03/08(水) 02:40:13 ID:ie9iXyZs0]
- >>479
乙です。なんか大人の雰囲気あってかっこよかったです。 で、悲恋ネタかぶりますが、自分も勢いで書いてみました。 ろだにうpしましたので、読んでいただけるとうれしいです。 up.spawn.jp/ から、up13286.zipをダウソします。 あとはパスを入れるだけです。 ではそろそろ落ちますノシ
- 481 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/08(水) 07:59:18 ID:NPipNmN/O]
- きのこの人乙です。
>叶わなかったんじゃない。叶えなかったんだよ。 ↑なんかすごいキタ。朝から涙ぐんじゃったよ・・・
- 482 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/08(水) 14:04:31 ID:bDStj2N10]
- >>480
頂きました〜 身分の差を考えたらこうなる可能性が高いんでしょうけど、やっぱりハッピーエンドが 読んでいてほっとします… ともあれGJ!
- 483 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/08(水) 17:20:20 ID:UIJWwCO+0]
- >>479
いつもいつも乙&GJです。大人の雰囲気、素敵です。切なくて思わず涙が。 サイトの方も楽しみにしていますね。 >>480 ぱふぱふ屋さん、乙&GJです。悲恋ものなのに、なぜか強烈な甘さを感じてしまい ました。 はぁ、こんな素敵な悲恋もの2連発の後に、こんなの投下しても大丈夫なのだろうか・・・。 雰囲気ぶちこわしたらごめんなさい。
- 484 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/08(水) 17:21:15 ID:UIJWwCO+0]
- クリフトとアリーナの仲を邪魔したいサントハイム王は、今日も玉座で唸っていた。
「う〜む、何かいい方法は・・・」 サントハイム王は閃いた! (そうじゃ、そうじゃ、その手があったか!) 自分の考えが気に入ったのか、妙に上機嫌でブライを呼び寄せる。 「近日中に武闘会を開くぞ。そして優勝したものにはアリーナとのデート権を与える!!」
- 485 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/08(水) 17:22:39 ID:UIJWwCO+0]
- 「ねぇ、クリフト、武闘会の話、聞いた?」
書庫で調べ物をしているクリフトを見つけ、アリーナが嬉しそうに駆け寄ってきた。 「もちろん、クリフトも参加するわよね?」 今にも飛び掛らんばかりのアリーナを警戒してか、クリフトは貴重な書籍をそっと奥へやった。 「えぇ、今朝方伺いました。でも、私は参加しませんよ」 予想外の返答にアリーナは目を丸くする。 「どうしてよ?」 アリーナの問いに間髪いれず答える。 「その日は朝からフレノールで仕事です」 王命ですから。 クリフトは事も無げに、話す。 アリーナは愕然とした。アリーナとしてはクリフトが参加するのは当然のこと、優勝すら疑って いなかったのだから、その衝撃たるやかなりのものであった。 (お、お父様、謀ったわね〜) 妙に機嫌がよかった父王の顔を思い出し、アリーナは唇を噛む。 (だから、今回は『男性限定』なんて念を押してきたのね) 無性に腹が立ってきた。 「ねぇ、クリフト。抗議しに行きましょう。こんなのフェアじゃないわ」 憤りもあらわに、アリーナはクリフトに詰め寄る。 クリフトはため息をつきつつも、アリーナを椅子に座らせ、落ち着くように言った。 そして、アリーナの柔らかな髪を撫でた。 「姫様。今回の武闘会の趣旨をご存知ですか? これは姫様とボンモールの王子のちょっとした “お見合い”ですよ。非公式なので“出会い”と申し上げた方がよいかもしれませんが」 そこで言葉を切ると、クリフトは少し寂しげに微笑んだ。 「もし私が武闘会に参加することが出来たとしても、私の立場でボンモールの王子を 倒すことは外交的に無理ですね」 ですから、参加してもしなくても、結果は同じです。 すべてを諦観したような穏やかな口ぶりに、アリーナは失望する。 「私ね、あなたならどんな状況でも私のために闘ってくれると思ってた。でも、思い過ごし だったみたいね」 アリーナは席を立つと、後ろを振り返ることなく走り去っていった。
- 486 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/08(水) 17:23:25 ID:UIJWwCO+0]
- 瞳の端に光るものが見えたのは気のせいだろうか。
クリフトはアリーナの後姿を眺めつつ、重い気持ちになった。 (姫様、私だって本当は・・・) 口に出すことも出来ないこの思い。出したところで自分の立場は何一つ変わらない。 (本当はあなたのために闘いたい。闘って・・・あなたと) 愛する人が、他の誰かとデートするなんて・・・気が狂いそうだ。 しかし、その一言を伝えられないが故に、彼女を傷つけてしまった。 クリフトは、ゆらりと立ち上がると、口の端に暗い笑みを浮かべた。 たかがデート、されどデート。 「陛下、この代償は高くつきますよ」
- 487 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/08(水) 17:24:29 ID:UIJWwCO+0]
- 武闘会当日、アリーナは思いっきり不機嫌な顔で椅子に腰掛けていた。
横で、警護というよりアリーナの見張り役にあたっているブライが、そっと耳打ちをする。 「姫様、もう少しにこやかにしてくだされ」 無理な相談であろうことはわかっていた。 だが、ここでボンモールの王子の機嫌を損ねるようなことになれば、潔く身を引いたクリフトが 哀れというものである。 アリーナは一国の姫であり、その影響力は国内外を問わず大きい。 たとえ、どんなに馬鹿馬鹿しくても、一度決まってしまったならば、よほどのことがない限り 相手の顔を潰すことだけは避けなくてはならない。 それが外交である。 ブライの言葉に、アリーナはむっとした様子で頷いた。 「わかってるわよ。にこやかにしていればいいんでしょ。にこやかに」 それでにこやかだというなら、暴れ牛鳥のほうがよっぽど愛嬌があるというもの。 ブライは心のうちで、苦いため息を吐いた。
- 488 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/08(水) 17:25:25 ID:UIJWwCO+0]
- 「おぉ、皆のもの、揃っているようじゃな」
ウキウキとしたようすを隠すことなく、サントハイム王が臨席する。 「それでは、そろそろ始めるとするかの。ブライ。挑戦者の名を読み上げてくれ」 「御意」 王の命令に、ブライは名簿に目を落とす。そして次の瞬間、目を見開いた。 (あやつ・・・) ブライは大声を上げて笑いたい気持ちになった。 (食えないやつだとは思っていたが、ここまでやるとは) ブライが見たもの、それは――― 「どうしたのじゃ、ブライ?」 なかなか読み上げないブライを不審に思ったか、サントハイム王が問う。 ブライは王に一礼すると、声高に読み上げ始めた。 「挑戦者を発表する。サントハイム近衛騎士団小隊長・・・」 続々と名前があがり、その中には今回の優勝者となるべき者の名前も告げられた。 そして最後の一人になったとき、ブライは僅かに息を呑み瞑目した。 この名を告げるには、ある意味非常に勇気が要った。 「デスピサロ!・・・以上」 その一言にサントハイム王は目を剥き、熱気に溢れていた会場が一気に静まりかえった。
- 489 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/08(水) 17:26:47 ID:UIJWwCO+0]
- そう、クリフトは怒っていた。これ以上ないほどに。
サントハイム王のつまらない画策により、愛する人を傷つけてしまったことに、とてつもない 憤りを感じていた。 だから、卑怯を承知で、手を打った。 王子という立場に何一つ遠慮することのない身分のものを参加させる。 勇者ならそれも可能だったかもしれない。しかしそれでは武闘会自体は開かれることとなり、 結局ソロが優勝するにせよ、多少なりの遺恨が残ってしまう。 ならば、武闘会自体を潰してしまえる存在をぶつければよい。それならば、王子の面目も保て、 サントハイムにも非が及ばない。 それにうってつけの者、それがデスピサロ。 魔族の『王』という肩書き、そして圧倒的な戦闘力。この名を聞いて闘いたいと思う物好きは おそらくほとんどいないであろう。 だから、アリーナを傷つけてしまったその足で、クリフトはロザリーヒルへ赴いた。 ピサロに参加してもらうために。 もちろん、ピサロはああいう性格であるため、普通にお願いして引っ張り出すのは大変である。 しかし、クリフトは彼の泣き所を知っていた。だから、迷わずに彼女に相談を持ちかけた。 案の定、心優しい彼女はピサロを説得してくれ、今に至る。
- 490 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/08(水) 17:28:22 ID:UIJWwCO+0]
- ブライの声が響き渡った瞬間、アリーナは群衆の中で圧倒的な威圧感を放つピサロに目を
向けた。彼は顔色一つ変えず、泰然と構えていた。 「お、おい、デスピサロって・・・。ちょっとまずいんじゃないか?」 軽い気持ちで参加していた者たちが、青ざめる。そして、出場の辞退を申し出るために 列を成した。 会場はいまや大混乱である。 サントハイム王は、この事態をどう受け止めたのか。 深々とため息をつくと、傍らに立つ腹心に武闘会の中止を申し付けた。 「ピサロ!」 アリーナが名を呼ぶと、魔族の王はゆっくりと振り返った。 「久しいな」 ぶっきらぼうな物言いが、妙に似合っている。 アリーナは複雑な顔をして尋ねる。 「どうしてここに?」 すると、ピサロは口の端を僅かにあげて笑った。 その珍しい表情にアリーナは戸惑う。 「やつは、かなりお前にいれこんでいるらしいな」 答えになっているような、いないような。 アリーナが重ねて尋ねようとする前に、ピサロはさっと踵を返す。 そして、呪文の詠唱に入ると、僅かに目を細めた。 「ロザリーがお前にも会いたがっていた」 今度はふたりで来るがいい。いや、3人か・・・。 ぼそぼそと呟かれた言葉がアリーナの耳に届いた時には、目の前にピサロの姿はなかった。
- 491 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/08(水) 17:29:42 ID:UIJWwCO+0]
- 「ブライよ。あやつは大人げないのう」
たかが、デート権でここまでするか? サントハイム王は眉間を揉みながら、ため息混じりに呟いた。 そう、今回の目的はあくまで嫌がらせ。仲のよすぎるふたりにちょっかいをかけたかっただけ。 デート権をちらつかせたからといってクリフトが職務を放棄できるはずもなく、それは王の計算 のうちだった。ただ、アリーナより仕事を優先したということで、アリーナ自身が、クリフトに 少しでも不信感を持ってくれれば・・・いや、ほんのちょっとでも喧嘩してくれたらいいなぁ、と 考えていたのだ。それなのにとんだ事態になるとは。 クリフトのやつは心が狭いのう。 ブライは王の呟きを耳にして、頭を抱えた。 「陛下。デート権だったからこそ、この程度で済んだのですぞ」 これが『結婚』だったら、どんな手段をつかってきたやら。 考えるだけで頭が痛い。 ブライは自分の大人げのなさを棚に上げ、クリフトの狭量さを責める王に呆れる。 (陛下、お願いですから、これ以上あやつを怒らせないで下され) 心臓がいくつあっても足りない。 胸のうちでそうぼやきながらも、心のどこかでこの事態を愉快と感じている自分を認めていた。 (恋馬鹿もここまで極めれば立派なもの) まさか『デスピサロ』を引っ張り出してくるとは、侮れない判断力だ。 (意外と、あやつは大物になるやもしれんな) アリーナに振り回され、鼻血ばっかりふいていた青年の姿が浮かぶ。 だが、それは遠い過去のことなのかもしれない。時間の流れに思いを馳せながら、ブライは 複雑な顔をする。 彼の成長を見るのは、息子のいないブライにとっての喜びでもある。次々と障害を乗り越えて いくクリフトを見るのは正直嬉しい。 しかし・・・。 (おぬしの選んだ道は険しいぞ) ブライの忠告もどこ吹く風。 また新たなる策を練りだした王を見つめ、ブライは本日何度目かのため息をついた。
- 492 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/08(水) 17:32:09 ID:UIJWwCO+0]
- 「というわけで、武闘会は潰れたわ」
フレノールでの仕事を終え、自室に戻ってきたクリフトにアリーナはそう告げた。 クリフトは、こんな夜分に男の部屋にいらっしゃるなんて非常識ですよ、と苦い表情を したが、アリーナが頑として動かないので、仕方なく席を勧めた。 「ねぇ、どうしてピサロは参加しようと思ったのかな?」 アリーナの質問に答えながら、クリフトは紅茶を入れる。 「腕試しじゃないですか?」 何にしても、よかったじゃないですか。デートのお話は消えたのでしょう? いつもと変わらないその穏やかな様子に、アリーナは眉をひそめる。 アリーナとて馬鹿ではない。 導かれし者が一人も出ないような大会に、ピサロがわざわざ出るはずもない。 それくらいのことはわかっている。 となれば、誰かが彼に出てもらうために画策したとしか思えない。そしてそれを行ったのは たぶん、目の前にいる人物。
- 493 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/08(水) 17:32:59 ID:UIJWwCO+0]
- アリーナは湯気を立てる紅茶を冷ましながら、ちらりとクリフトを見やる。
(諦めたわけじゃなかったんだ) 実のところ今回、アリーナは半分諦めていたのだ。 クリフトの言葉を聞いた時は正直腹も立ったけれど、冷静に考えてみれば、たかが『デート権』。 結婚というわけでもなし、デートというなら何とでもなる。ただ、相手の顔を潰さなければ それでいいわけだし、そんなに重く受け止めてはいなかった。 もちろん、クリフトが参加できないのは辛いし、よそよそしい態度をとられたのはショックだったけど。 でも、それも彼の立場を考えればしかたがないと、自分に言い聞かせていたのだ。 それなのに、彼は動いてくれた。 アリーナの視線に気がついたのか、クリフトがこちらを向く。 目と目が合った。 アリーナは極上の微笑を浮かべた。クリフトの頬が僅かに赤くなる。 「姫様?どうかなされましたか?」 彼が冷静に振舞おうとすればするほど、アリーナはおかしくてたまらない。 (意外と、やきもち焼きだったのね) アリーナはカップを机に戻すと、おもむろに立ち上がりクリフトの横に立った。 そしてすばやく身をかがめると、耳元に囁く。 「クリフト、大好き」 やきもちやきでも、ちょっと腹黒くても、アリーナにとっての一番はやっぱりクリフト。 アリーナはますます赤くなったクリフトの首に手を回すと、頬にそっと口付けた。 (終)
- 494 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/08(水) 18:56:21 ID:bDStj2N10]
- クリフトが黒い…(笑)
- 495 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/08(水) 22:20:02 ID:Bl1v1/Ru0]
- ここに投下するときはいち名無しさんのつもりだったんですが
もうバレバレなので、鳥つけることにしました……。 かえって気つかわせてしまうようにも思えたので。 >>480店長 いただきましたー! せつない……。 何の前触れも無しに投下してかぶってすみません。 >>481さん そんなにバレバレですかorz 整形ちょっと変えてみようかな……。 >>483神官 エロですか? 長文いつもお疲れ様です。腹黒腹黒。 怒らせると怖いんですね……。
- 496 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/08(水) 23:01:37 ID:Bl1v1/Ru0]
- あっ、当たり前ですが
英語の歌詞は自分で作ったものじゃありません。 「I'll walk alone」って曲です。
- 497 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/08(水) 23:32:43 ID:XV3otLlP0]
- なぜか店長さんのパスが通りませんTT
- 498 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/08(水) 23:37:00 ID:Bl1v1/Ru0]
- 店長さんの名前をコピー
メモ帳に貼り付け トリップ(◆含む)以降を削除 パスワード欄に貼り付け パスワードが英数字だけと思ってるとハマる罠ですね
- 499 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/09(木) 00:07:54 ID:s0eIdTRz0]
- 読んで下さった皆様ありがとうございました。
さすが微熱を抱えながらの執筆だけあって、誤字脱字が多いorz 原稿ちゃんと直しときます…はあ、情けないなあ。 >>495 きのこさん鳥おめです。こちらこそかぶって申し訳ない… 今日やっときのこさんのサイト見つけました。作品読むのが楽しみです。 煩悩さん いつも乙であります。もし煩悩さんの所の二人が結婚したら、 婿舅の壮絶なバトルが見れそうですね。
- 500 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/09(木) 00:10:36 ID:s0eIdTRz0]
- またリロ忘れた…連投スマソです。
>>497 パスわかりにくかったようですみません。 きのこさんアシストありがとうございました。 今回のは長文投下時に強制終了になって失敗するため ろだ経由にしたのですが、専ブラ再インストしたら解決しまつた。 次回からは大丈夫だと思います。
- 501 名前:497 mailto:sage [2006/03/09(木) 00:16:58 ID:mxbDFFlu0]
- >きのこ様
お蔭様で見れました!ありがとうございました >ぱふぱふ屋の店長様 な、泣きました(TДT) 今も口の中がしょっぱいです。 このスレほんとに大好き。 ss書きの皆様、応援しとります〜。
- 502 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/09(木) 00:52:05 ID:FR9rJgG2O]
- >>497さん
全角じゃなくて半角でsageだよ(・∀・) >きのこの人へ 鳥おめ!!整形というか後書きで きのこの人 というのがわかりますw 店長乙!パスワードにてこずった一人ですw こっちも涙ぐんじゃったよ。貫いたアリーナに感動した!
- 503 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/09(木) 02:02:07 ID:phBELuC6O]
- きのこの人のトリップすげえ
- 504 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/09(木) 07:43:36 ID:FR9rJgG2O]
- 本当だ・・・きのこの人の鳥すげぇ ネ申
- 505 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/09(木) 10:58:52 ID:kNSMuJlp0]
- 悲恋もの、涙無くして読むことができませんでした。きのこの人さん、ぱふぱふ屋の店長さん、
GJでした。 煩悩神官さん、GJです。腹黒クリフト君vsいぢわる王の続編キボン!邪魔しようとして 失敗。むしろ仲良くなっちゃったんじゃ(笑) それにしても書く人によってこんなにも性格が違ってくるんですね。おもしろいです。 きのこの人さんの鳥には超驚きました。まさにネ申!!
- 506 名前:1/10 mailto:sage [2006/03/09(木) 20:15:43 ID:3amH8IjL0]
- サントハイムの若いメイドたちの間で流行っているという恋愛小説がある。
その小説はスタンシアラに住むある小説家が書したものであり、 サントハイムだけでなくエンドールやガーデンブルグでも大流行中なのだとか。 今ではお城の中でそれなりに『お姫さま暮らし』をしているアリーナも、 その程度の噂や流行くらいは知っている。 仲のよい何人かのメイドたちに薦められ、その小説を読むことにしたアリーナ。 今まで散々読まされてきた作法や歴史の分厚い本とは違う、 手のひらに収まってしまうほど小さくて軽い本は、外側だけでなく その内容も当然今までのそれとは違っていて、アリーナの読書に対しての意欲を高まらせた。 『姫様には少々、つまらないかもしれませんけれど』 まさか自分が仕えている姫君に対して嫌味を言うようなメイドなどいない。 ただ、そう言って本を渡したメイドに『姫様に恋愛はわからない』と 言われているような気がして、どこか悔しく思ったのも事実。 アリーナは少しむきになって、日当たりのいい窓辺のテーブル席でひとり読書に励んでいた。
- 507 名前:2/10 mailto:sage [2006/03/09(木) 20:27:21 ID:3amH8IjL0]
- 「おや、姫さま。ご機嫌麗しゅうございます」
「クリフト」 そこへ偶然、クリフトが通りがかった。 サランの町の教会で神学の授業をした帰りだろう、専門の本を数冊手にしていた。 教会に戻る途中なのだろう。勇者たちとの冒険が終わった後、 クリフトは元の王宮付きの神官として忙しく働きアリーナの元に仕えていた。 「読書とは、よい心がけですね。何を読んでいらっしゃるのです?」 「うん。これ、イリナとメロが面白いっていうから」 自分にその小説を教えてくれたメイドたちの名前を告げながら、 アリーナは本の背表紙を脇に立つクリフトによく見えるよう 軽く掲げるようにして見せた。クリフトも城の中の流行と言うものを多少は耳にしている。 アリーナが手にしている小説は最近、若いメイド達を虜にしているものだとか。 「これは…姫さまにしては、珍しいですね。私はてっきり、武術の本かと」 「もう、クリフトまでそんな風に言うのね。あたしだってたまには こういう小説を読んでみたいと思うわ」 「ああ、申し訳ありません姫さま。決してそんなつもりで言ったのではないのですよ」 「じゃあどんなつもりよ」 「姫さまも、…恋愛に興味をもたれておかしくないお年頃です」 「子ども扱いして欲しくないわ」 「はい、申し訳ありません」 アリーナはふて腐れてそっぽを向いた。両手に持った本をテーブルの上に乗せたまま。 でもその本はまだ3分の1も読めている様子はない。
- 508 名前:3/10 mailto:sage [2006/03/09(木) 20:36:27 ID:3amH8IjL0]
- こんなとき、アリーナの機嫌を直す方法をたちまち思いつかないクリフトは
いつも困ったように微笑んでいる。視界の隅にその表情を盗み見て、 しばらくしてから再びクリフトを見上げる。 「一生懸命読んでるけど…、あんまりよくわからないわ」 しばらく黙った後、アリーナは素直にそう呟いた。 勇者たちとの旅の中で、アリーナは多くの人々に出会ってきた。 サランのマローニ、ボンモールのリック王子など、多くの女性に慕われている 男性とも関わってきた。そのときのことを思い出してみても、今アリーナが 手にしている小説に書かれているような気分の高揚感や切ない気持ち、 相手をひたすら想ってやまない感情の在り処を自分の中に見出すことはできなくて。 「どうやったら、あたしにもわかるようになるのかな」 そう続けるアリーナに、クリフトは苦笑するしかない。胸の奥がキシキシと痛む。 世界を救った英雄のひとりが、ある国のお姫様と結ばれるなど、昔々の御伽噺。 時々自分でも嫌になるほどの冷静さでその場に立ったままのクリフトは、 アリーナに促されようやくテーブルの向かい側の椅子に腰を落ちつけた。 「姫さまも誰かを好きになれば、きっとおわかりになりますよ」 クリフトはそんな風にうわべだけの言葉をかけることで精一杯だ。 揺らぐ気持ちが声に表れないように注意を払いながら。
- 509 名前:4/10 mailto:sage [2006/03/09(木) 20:37:07 ID:3amH8IjL0]
- 「誰かって誰よ。そんな曖昧な言い方じゃわからないわ」
「恋愛は人に決められてするものではありません。その『誰か』とは、 姫さまが出逢われたときにおわかりになるはずです。…神に仕える身である私が 恋愛を語るなど、本来はおこがましいのでしょうが…私はそう思っていますよ」 「出逢うって言っても…じゃあ、いつ? 前みたいに世界中を冒険していたなら違うけど、 こうやってお城の中で過ごしていたら決まった人にしか会えないじゃない」 「大臣殿が姫さまにふさわしいお相手をお探しでらっしゃいますよ。 以前からお見合いの話があるではありませんか」 「それは、そうだけど…」 言葉に詰まったアリーナはまたふい、と視線をはずした。 お見合いの話をまともに聞こうともせず王や大臣たちを困らせていることを たしなめられると思ったからだ。クリフトはいつも冷静沈着で耳の痛いお説教をする。 王様を困らせてはなりません。 ブライ様のお話はきちんと聞いてください。 大臣殿の言うこともおわかりになるでしょう。 「………」 アリーナはすっかり黙り込んでしまった。自分が説教を始めるといつもそうだ。 黙りこくったままでこちらの話が終わるのをただ待っているのだ。 しかしクリフトにはわかる。わかるからこそ『聞いてらっしゃるのですか?』とは言わない。 アリーナは自分の立場や国のことをよくわかっている。わかっているから黙っているのだ。 わかっているからクリフトの当たり前の説教をおとなしく聞いている。 旅に出る前まではまったく聞く耳を持たずにただひたすらに自由だけを追い求めていた アリーナだったが、世界を見てきてさまざまなことを知ってからは 一国の姫としての自覚を認識している。
- 510 名前:5/10 mailto:sage [2006/03/09(木) 20:37:47 ID:3amH8IjL0]
- 「お見合いしたら、あたしはその相手のことを好きになるのかな」
アリーナは本を閉じてため息混じりに言った。 クリフトは何も言わずに哀しげに微笑むだけ。 「好きになったらどうなるのかな。この本みたいに、毎日会いたいと思うのかな。 毎日おしゃべりしたいと思うようになるのかしら」 そういうアリーナの言葉を聞きながら、クリフトは相槌のような生返事のような 返答をするだけ。 そんなことは想像すらしたくない。いつか来るだろう現実を受け止めるのはまだ早すぎる。 あとわずかな時間であっても、アリーナのそばでひとりの家来として静かに想っていたいのだ。 いつかアリーナが、どこかの国の王子と結婚をするそのときまでに、 もっともっと優秀な神官にならなくては。 その時風のない湖面のように少しのざわめきもない心で、 アリーナを祝福しなくてはならないのだから。 「その時になったらきっとわかりますよ、姫さま。私はそろそろ失礼しますね。 もう戻らないといけない時間です」 「ねぇ」 「はい」 「クリフトには、わかるの?」 椅子から立ち上がったクリフトにアリーナは声をかける。 幼いころから一緒に過ごすことの多かったクリフト。いつしか自分の教育係りとなり、 神学や歴史の勉強を教えてくれてきたもっとも身近な兄のような存在の彼は、 恋する感情を知っているのだろうか。
- 511 名前:6/10 mailto:sage [2006/03/09(木) 20:38:18 ID:3amH8IjL0]
- 「いえ…私は、神に仕える身なので……恋愛ごとは、あまり…」
澄んだ瞳でまっすぐに見つめてくるアリーナに、嘘をつくことの罪悪感が倍になる。 失礼します、と頭を下げて教会へと続く道を歩き出そうとしたその時。 「きゃ…」 「きゃあ! 誰か…!」 女性の悲鳴が重なり合った。それはクリフトとアリーナの上からのもの。 吹き抜けになっている2階をつなぐ渡り廊下を歩いていたメイドのひとりが、 運んでいたリネン類の重さのためか脚をとられ、バランスを崩し まさにその身体が落ちかけているところだった。運の悪いことにその渡り廊下は修理中で、 一方にはまだ手すりが設置されておらず頼りないロープが渡されているだけの状態。 2階からの高さとは言え落ちたらただでは済まされない。 「危ないっ…!」 アリーナも弾かれたように立ち上がる。勢いで椅子が後方に倒れ派手な音を立てる。 上から降ってくるシーツやカバー。次の瞬間にはそのあたり一面が真っ白で 洗いたてのそれに覆われていて。 「クリフト…」 その中には落ちてきたメイドを地面に落ちる前に何とか抱きとめたクリフトの姿があった。 手にしていた本はとっさのことに投げ出すように床の上に落ちて散らばり、 衝撃のためにかぶっていた帽子も散らばったシーツの上に飛ばされていた。 クリフトの髪が跳ねる。
- 512 名前:7/10 mailto:sage [2006/03/09(木) 20:38:49 ID:3amH8IjL0]
- 「大丈夫ですか?」
そのメイドはアリーナがあまり目にしたことのない者だった。 おそらくはまだ城に仕えだして間がないのだろう。アリーナよりもまだ年下の 小柄で華奢な少女だった。名前も知らない。クリフトに抱きかかえられ、 何も言えず真っ赤になってしまっている。何が起こったのかもまだはっきりと わかっていない様子で、自分が散らかしてしまった辺りの様子にどうしたらいいのか わからないらしい。 「申し訳ありません、クリフト様!」 渡り廊下のほうから声がする。一緒に仕事をしていたらしい先輩のメイドが 大慌てで頭を下げている。 「いいえ、私は平気です」 空を仰ぐように2階を見上げそう言うと、クリフトは腕の中のメイドを静かに立たせた。 その手をとったときに見つけた傷に、低く優しい声で回復呪文を詠唱する。 落ちる際にロープの結び目で擦ってしまったのだろう。メイドの手の甲に生々しい 皮の裂けた傷があった。クリフトが手をかざすと見る間に滲んでいた血が薄らいで 皮膚が再生していく。 「もっ、申し訳、ありませんでした!」 そう言うとメイドはあせった様子でリネン類を拾い始めた。クリフトもそれを手伝う。 とくん、とくん。 アリーナは人が恋に落ちる瞬間を目にしたのだ。恋に落ちたのはあのメイドなのに、 なぜかアリーナの鼓動は早くなる。あの瞳あの表情、あれが小説にあるような想いを 抱くと言うことなのだろうか。
- 513 名前:8/10 mailto:sage [2006/03/09(木) 20:39:53 ID:3amH8IjL0]
- とくん、とくん。
いつもと変わらないクリフト。みんなに優しいクリフト。毎日顔を合わせるその存在が、 今この瞬間別人のように見えた。あふれたシーツの海の中、クリフトの横顔が一瞬だけ。 2階から降りてきた先輩メイドも手伝い、その場はあっという間に片付いた。 あたりは少しの間騒然としたが、事態の収拾が早く大きな騒ぎにもならずすぐに落ち着いた。 未だに顔の赤みが引ききらないメイドは両手いっぱいにシーツを抱え、 クリフトに頭を下げた。そしてその後方にいるアリーナにも気づくと更に身を正して より深く一礼し、エプロンの裾を翻してその場を去っていった。 「申し訳ありません、姫さま」 「あ、うん。あの子は大丈夫だったの?」 「ええ、たいした怪我もないようでした」 クリフトは帽子をかぶり直し、アリーナのそばへと近づくとその足元に散らかした 本を拾い上げる。その表情は先程見たものとは違う、もう何年もの間見続けてきたそれだった。 さっきのあの一瞬は夢か幻か、そう思えてしまうほどに。 「ごめんね、わたし、手伝えばよかったね」 「いいえ。驚かせてしまって申し訳ありません」 「ううん、そんなことないわ」 すぐそばに立つクリフトをまっすぐに見据える。 「姫さま、読書をするなら、栞があったほうがいいでしょう」 「栞?」 「ええ、途中でやめなくてはいけないときに本の間に挟むのですよ。 栞とはカードのような感じの、小さな厚紙です。ページを折るなどして、 悪戯に本を傷めてはいけませんからね」 そう言うとクリフトは拾い上げた本の間から挟んでいた栞を取り出してアリーナに手渡した。
- 514 名前:9/10 mailto:sage [2006/03/09(木) 20:40:56 ID:3amH8IjL0]
- 「ありがとう、クリフト」
「いえ。姫さまの本に対する熱意はずっと続いて欲しいですからね」 栞を挟むクリフトの指の、なんと長くしなやかなことか。 こんなに大きな手をしていたのかと、心の中にめぐらせながら栞を受け取る。 もうずっとずっと前に、自分の手を引いて歩いてくれたあの少年の手は こんなにも大きくなり、身体もたくましくなり、ひとりの女性を抱き上げるくらい なんと容易いことだったのかと。 自分が成長するのと同じようにクリフトもまた成長してきたのだ。 一生懸命大人になりたいと思っていても、恋愛のことすらまともにわからない ただのこどものままの自分。 「ねぇ、クリフト」 「はい」 「わたしのこと、おいていかないでね」 「え…?」 「わたし、なんだか自分がいつまでたっても大人になれないような気がするの」 急に大きな不安に襲われた。遅ればせにやってきた思春期とでも言おうか。 周りに親しく何の隔てもなく話せる友達などいない、それが当たり前のアリーナは 抱え込んだ大きな不安をひとりでどうにかするしかない。 うまく言葉にすることすらできない漠然さを、ずっとそばにいたクリフトなら きっと理解してくれる。 アリーナはそっと静かにクリフトに近づいた。 その肩口に額を乗せ身体を預けるようにして彼の大きな手をとった。 優しい暖かさが伝わってくる。
- 515 名前:10/10 mailto:sage [2006/03/09(木) 20:41:34 ID:3amH8IjL0]
- 「大丈夫ですよ、姫さま。私がずっとおそばにおりますから」
首筋に触れるアリーナの髪がくすぐったい。クリフトは片手でその髪を撫でる。 ざわつきだしたアリーナの心が静まるように。 自分がどのようにあればいいのかまだわからず、ただ月日だけは流れた。 何にも変化しないように感じる自分自身に突然不安になったのだろう。 アリーナのことなら手に取るようにわかる。 「そんなの思いつめなくても、大丈夫ですから…」 想いは決して悟られぬように。打ち明けるなどもってのほか。 ただたまらなくいとしいあなたが、姫として、一国の主として、そして ひとりの無邪気な娘として幸せに生きていけるように。 その一生を添い遂げられるお方に出会うまで、私はそばにいますから。 武術を好み強さを求めるおてんば姫の心の内側は繊細だ。 ひとりの男として守ることは許されない。だからひとりの家臣として。 「お守りしますから、姫さま」 低く優しい声にはただお幸せに暮らして欲しいという切ない願いが込められている。 しばらくして落ち着きを取り戻したアリーナは、少し照れくさそうに自室へと戻っていった。 そろそろブライの講義が始まる時間だ。 その後姿をクリフトは穏やかな笑顔で見送る。泣きだしそうな心を隠して。 クリフトの鼻をくすぐったアリーナの髪の匂い。しなやかなその手触り。 それは身体に刻み付けられた傷のように、いつまでも離れなかった。 END
- 516 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/09(木) 23:40:17 ID:5ZLxdnrY0]
- >>515
切ないですなぁ…
- 517 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/09(木) 23:49:04 ID:kNSMuJlp0]
- GJ〜!!乙です。
姫様が恋に目覚めるのはいつなのでしょうね。クリフト君と結ばれてくれると いいんだが・・・。 ここのまとめサイトに行ってみたら、SSが2本収録されていた。 いまさらですが、>>315さん、GJです。
- 518 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/10(金) 00:14:44 ID:3lSPQmbo0]
- 大作乙です!
クリフトがスマートにかっこいいですねー! 紳士な感じ! 私のトリップはトリッパー使ってます。 神でもなんでもないです、すみません……。
- 519 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/10(金) 14:42:02 ID:I8Jj7dV2O]
- ho
- 520 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/10(金) 15:12:36 ID:ZXynkH8fO]
- 職人さんにリクエストとかありかなあ。
今回悲恋でここまで違うものができてきたから、同じお題で違う職人さんのが読んでみたい。 あとはリレー形式とか。
- 521 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/10(金) 23:33:48 ID:LtkqmOQHO]
- とりあえず保守る
- 522 名前:315 ◆g38b83HleU mailto:sage [2006/03/10(金) 23:49:23 ID:11e/Dqui0]
- >>517
どもども。 用事があって顔を出せなかったんですが大分盛り上がっていますね。 現在二本掲載させてもらっていますがその後に投下されたSSは >>388 >>413 >>441 >>457 >>474 >>484 >>506 の計七本。抜けているのがあったらすいません。 既に掲載しているSSと併せると九本です。 一ヶ月未満でこんなにできるものなんですね。 以前私が職人だった時には自分しかSS投下する人がいなかったものなんですが・・ SSは今度時間がある時にまとめさせていただきます。 それと厚かましいお願いなのですが>>474さんや>>506さんみたいに 分数で小説を区切ってくださるとまとめやすいのでもしよければ区切ってくださると助かります。 最後に、SSをまとめる時に「タイトル」や「住人の一言コメント」などがあれば見やすい、かも
- 523 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/11(土) 01:07:11 ID:rOiJt64g0]
- >>515
乙です。素敵な文章にうっとり。お子様な姫様がかわいいし、大人クリフトは君かっこいい〜。 このあと、どんな展開になるんだろうって妄想・・・いえ、想像が膨らみます。 >きのこの御方 鳥おめです。トリップ、素敵ですね。なんかこう妄想が伝わってくるような感じです。 >>520 リクエスト・・・していただいても構いませんが、私の場合、無理な分野が多いので ご希望に添えるかどうか。甘いのも、エロいのも、ほのぼのも駄目っぽいからなぁ。 悲恋ものなら一応ストックありますよ。一度お蔵入りさせたものですから、あまり いい出来だとはいえませんが、もし暇があれば近日中にうpしますね。
- 524 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/11(土) 01:13:15 ID:rOiJt64g0]
- 連投スマンです。
315さん、了解です。次回、投下する時は区切るようにしますね。ただ、一回に投稿できる 文字数がよくわかっていないので、失敗するとずれてしまうかもしれません。そうなったら ごめんなさいです。
- 525 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/11(土) 02:14:21 ID:L/axnyoP0]
- こんな時間に目が覚めてしまった…
>>506-515 乙です。PS版のアリーナもこんな娘だったらなあ。 >>522 まとめありがdです。こちらも次回から番号つけますので。 >>523 悲恋もの楽しみです。うpお待ちしております。 あと文字数ですが、自分の使ってる専用ブラウザによると 行数は32、文字数は全角で1024文字、半角なら倍の2048文字分までみたいですよ。 >>518 きのこさん…今頃気がついてスマソです。 ストッパー使っても、このスレでその鳥は間違いなくネ申でしょう。
- 526 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/11(土) 02:15:53 ID:QaUb3bDN0]
- リクエストではなくて、お題を書いていけばいいと思います。
それで、職人さんが気に入ったお題があればそれを使うという形で…
- 527 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/11(土) 13:31:47 ID:rOiJt64g0]
- 保守です。
悲恋もの、ちょっと長すぎるので余分なところを削ってから、うpしますね。 >>525 文字数に関する情報、ありがとうございます。早速、参考にさせていただきますね。
- 528 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/03/11(土) 21:50:43 ID:7okjGbcJ0]
- 期待age
- 529 名前:【忘れえぬ想い】1/9 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/12(日) 00:09:54 ID:b/Dfwpia0]
- 夏の日差しが肌を焼く。
まぶしそうに目を細めながら、クリフトは空を見上げた。 「姫様」 いつも元気だった姫様。その明るさは太陽のようで・・・まぶしくて。 私は触れることすら畏れ多くて。 それは、遠い日の記憶。 「・・・か!・・・クリフト様!!」 いつの間に控えていたのだろうか。初老の大臣が背後に跪いていた。 クリフトはゆっくりと振り返ると、穏やかな笑みを浮かべた。 「すみません。ちょっと昔を思い出していました」 あの頃の私は一介の神官だった。私とブライ様はいつも姫様に振り回されて、事あるごとに 姫様のお父上であるサントハイム王に小言を喰らっていた。 「昔、でございますか?」 大臣の声にクリフトは頷く。 「えぇ、私が一番幸せだった頃、です」 そう、私はあの頃に戻りたいのかもしれない。たとえ、日々が戦いに明け暮れていたとしても、 私の傍にはいつも貴女がいた。 ―――アリーナ様。 クリフトは己の胸に手を当て、瞑目した。それは、彼が神官であった時の癖。 胸にさがるロザリオに祈りを捧げ、己の迷いを断ち切ろうとしていたあの頃。 いま、クリフトの胸にさがるのはロザリオではない。 ルビーがはめ込まれた小さな指輪。あの日、最愛の人に贈った・・・。 クリフトは空を仰ぎ見た。そこにはあの日と変わらぬ、夏の太陽―――。
- 530 名前:【忘れえぬ想い】2/9 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/12(日) 00:11:01 ID:b/Dfwpia0]
- 「姫様、愛しています」
初めて己の心のうちを伝えたのは、アリーナの24歳の誕生日だった。 あまりに遅すぎる告白に、アリーナはちょっと不満げに、それでいてすごく幸せそうに 笑った。 「私もよ、クリフト」 贈られたルビーの指輪をはめて、アリーナは嬉しそうに眺める。 「私ね、あなたがいつまでも言ってくれないから、このままおばあちゃんになってしまうんじゃ ないのかとハラハラしていたのよね」 「それは・・・すみませんでした」 心底すまなそうに言うクリフトにアリーナはにっこりと笑う。 「じゃ、一緒にいられる時間が短くなった分、しっかり愛してね」 浮気なんて許さないからね。 クリフトはアリーナを引き寄せると、胸にかき抱いた。 「望むところです。・・・しっかり受け取ってくださいね」 覚悟はいいですか? クリフトの挑戦にアリーナは顔を赤くしながら応じた。 「こちらこそ、望むところよ!」 開き直った神官と、負けず嫌いな姫は互いに視線を交わすとどちらからとなく顔を近づけた。 「愛しています」 「愛してるわ」 吐息が重なり、ふたりの唇が触れ合った。 これから訪れる蜜色の日々に思いをはせながら、ふたりはお互いの温かさに幸せを噛み締めて いた。 遠い、夏の日の記憶。
- 531 名前:【忘れえぬ想い】3/9 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/12(日) 00:11:59 ID:b/Dfwpia0]
- 若かりしあの頃、この幸せは永遠に続くものだと、信じて疑わなかった。
自分たちには無限に時間が残されていると思っていた。 想いをかわしてたった二日。アリーナは突如倒れ、そのまま眠るように息を引き取った。 クリフトはいまも、その日のことを鮮明に覚えている。 海から吹く涼しげな風、真夏の太陽、姫様を思わせる向日葵がゆっくりと揺れていた。 晴れ上がった空がやけに眩しくて、クリフトは涙が止まらなかった。
- 532 名前:【忘れえぬ想い】4/9 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/12(日) 00:13:10 ID:b/Dfwpia0]
- クリフトは傍らに控えている大臣に微笑む。
「あなたは・・・ますますブライ様に似ていらっしゃいましたね」 「伯父上に、ですか?」 思わず天頂部分に手をやった大臣に、小さく噴き出す。 「そうですね、そのあたりも」 クリフトの言葉に大臣は情けなさそうな顔をする。 偉大な伯父に似ているといわれるのは嬉しいが、外見はちょっと・・・。 大臣の心の声が聞こえてきそうだ。 クリフトは笑いをかみ殺した。 ブライ様も旅の途中、髪のことで悩んでいらっしゃいましたね。一度などは、世界樹の葉を すりつぶし頭に塗ろうとして、ソロさんに止められて。 そのときの台詞が未だに忘れられない。 「ソロ殿、死者が生き返るんですぞ。毛根だって生き返るかもしれませぬ。後生です。その 世界樹の葉を、わしに」 厳しくてお茶目で、とても頼りがいのある人だった。身内と呼べる存在のなかったクリフトに 家族の暖かさを教えてくれた人でもあった。彼はいま、王家の墓の片隅に眠っている。
- 533 名前:【忘れえぬ想い】5/9 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/12(日) 00:14:46 ID:b/Dfwpia0]
- アリーナの死から2年。第一線を退き、隠居生活に入っていたブライがこの世を去った。
その報をクリフトは赴任先のゴッドサイドで受ける。子供のなかったブライは宮廷を辞す際、 自分の後釜にクリフトを推していたが、クリフトはそれを受けることなく、ゴッドサイドへ 旅立った。 サントハイムにいるのが辛かった。 ブライはクリフトの気持ちを察したか、それ以上は何も言わず、歳若い甥に全てを託すと領地に 帰った。 そして体調を崩したという知らせを受けてから僅か半月。見舞いに行く暇もなく亡くなった。 その翌日、立て続けに訃報が届く。 サントハイム王、崩御。 ブライの死に追い討ちをかけるような事態に、クリフトは目の前が真っ暗になったのを覚えて いる。 それから数年後、ブライの甥がクリフトのもとを訪れた。 クリフトとさほど年の変わらない彼は青ざめた顔で、こう告げた。 「現王の専横、はなはだ酷し。また、前サントハイム王の死因に疑わしきこと有り」 後継者のなかったサントハイムは前王の死後、遠縁に当たる大臣夫妻がその地位に着いた。 しかし、その統治は目を覆いたくなる有様だという。しかも、前王の死がその地位を狙った 大臣の手で行われた毒殺であったというのだ。クリフトは見せ付けられた数々の証拠に 息を呑んだ。
- 534 名前:【忘れえぬ想い】6/9 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/12(日) 00:16:14 ID:b/Dfwpia0]
- 「クリフト様、どうかサントハイムのためにお立ちください。世界の救世主と呼ばれたあなた
なら民草も従いましょう」 悪政に苦しむ民のために。そしてアリーナ様の愛したサントハイムとお父上のために。 王家に弓引くことをためらったクリフトだったが、サントハイムの荒廃ぶりとこの言葉で 覚悟を決めた。王家に連なるものを平民の自分が討つ。恐ろしくなかったわけではない。 血に対する畏敬の念はいまだ消えていなかった。しかし、同時にわかってもいた。 己の愛する人だったら、王族という血統による支配よりも、民草のために尽力できる統治者を 選んだであろうことを。 クリフトは立ち上がった。そして再三の説得が受け入れられないことが判ると、自ら陣頭に立ち、 サントハイム城に攻め入った。 人には決して振るうまいと誓っていた剣を振りかざし、禁呪を唱え、数多の死体を乗り越えた。 血塗られた王座は決してすわり心地のよいものではない。だが、腐れきったサントハイムを 立て直すにはこれ以上の手段がなかった。クリフトは流された血の全てを背負い、玉座についた。 それも遠い過去のこと。
- 535 名前:【忘れえぬ想い】7/9 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/12(日) 00:17:15 ID:b/Dfwpia0]
- 「クリフト様。私はあなた様にお詫びを申し上げなくてはなりません」
大臣が頭を垂れた。 「お詫び、ですか?」 「はい、私は世界を救った英雄であられたあなた様に、簒奪者の汚名をかぶせることになって しまいました。いえ、そうなることを承知で、旗頭として使わせていただいたのです」 足元に平伏す大臣にそっと手を差し伸べた。 「いいえ、これは私が選んだことです。私は、姫様が愛したサントハイムを姫様と同じ血を持つ 者によって汚されたくなかった。ただ、それだけです。あなたが気に病むことではありません」 クリフトは、乱れたサントハイムの復興に尽力してくれた盟友に微笑みかける。 「そうですね。ただひとつだけ、後悔していることがあるかもしれません」 大臣がぴくりと体を震わせると、クリフトはその優しげな双眸を僅かに細めた。 「忙しすぎて、いままであなたに結婚する余裕を与えることができなかった」 「クリフト様・・・」 「私の感傷につき合わせてしまいました」 数奇な運命を辿り、サントハイムの王座についた自分。若かりし頃、愛する人を得るために渇望 していたその立場。しかし、その位を得たにも拘らず、愛する人は隣にいなかった。 あの頃、ふたりの間には大きな身分の差があった。 それを乗り越えるのに必死だった自分は、大切な人と過ごす時間を削っていることに気がついて いなかった。一日でも、一分でも、一秒でも長く共にありたかったのに。 やっと相応の立場を手に入れ想いを告げたとき、既に彼女の命運は尽きていた。 本人の資質や努力、そして愛情に全く関係しないことで遠回りをして、ふたりは幸せを 逃してしまった。その愚かさに気がついた時、身分という壁を取り払うことを心に誓った。 自分と同じ悲しい運命を少しでも減らすために。
- 536 名前:【忘れえぬ想い】8/9 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/12(日) 00:18:18 ID:b/Dfwpia0]
- そのためだけに今日まで、がむしゃらに働いてきた。そして自分のエゴで腹心の部下を未婚に
追いやってしまった。彼にも好きな人はいたかもしれないのに。 「クリフト様、私は結婚しましたよ。サントハイムという国家と。そしてそれは最高の 妻でした」 たぶん、これからもそうでしょう。 大臣の言葉に、クリフトは微笑んだ。 「ブライ様も同じことをおっしゃっておられました。でも、本当によろしかったのですか?」 私が成し遂げたいと思うことは、あなたの妻を変貌させてしまうのですよ。 クリフトの問いに、大臣は力強く頷いた。 「はい。私も、その道が一番よいと思っておりますから。クリフト様、いえ、陛下と呼ばせて いただきます」 大臣は再び跪き、最上の礼をとった。 「私は、あなた様にお仕えすることができ、本当に幸せでした」 クリフトは微笑んだ。そして大臣を促すと、議場へと足を向ける。 「では、最後の戦場に向かうことにしましょう」 愛するものに何の憚りもなく「好き」と告げられる国家を。 サントハイム王クリフト、並びに王国を支えてきた者たちは、国王の宣誓によって退陣した。 王政を撤廃し、民主共和制へ――――― 数百年の歴史を誇った『王国』は、この日を境に歴史上から姿を消した。
- 537 名前:【忘れえぬ想い】9/9 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/12(日) 00:19:33 ID:b/Dfwpia0]
- その日も、クリフトは空を見上げていた。
王座を退いてからどれほどの時が流れたのだろう。 つややかだった髪はすっかり白くなり、顔にも相応のしわが刻まれている。 「姫様、私はいまでも貴女を愛しています」 忘れえぬ、この想い。 共にあった時間が短すぎて、伝えきれなかった想い。 「愛しています。・・・愛して・・・います」 クリフトの双眸から涙が零れ落ちる。 今、サントハイムは身分に関係なく婚姻が結べる世の中になっていた。 しかし、彼の傍らに愛する人が戻ることはない。 「愛しています。姫様、愛しているのです。いまも・・・」 変わらぬ想い。応えのないただ一方的な想い。それでも伝えずにはいられない。 ずっと遠い昔、身分の壁に阻まれ失われた時間を偲ぶように、クリフトはただ繰り返す。 「愛しています・・・アリーナ・・・貴女だけを」 ・・・これからもずっと。 (終)
- 538 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/12(日) 00:22:40 ID:b/Dfwpia0]
- 暗いです。長いです。スマンです。実はこれ、神官壁のぼりの直後に書いたものです。
相応の身分を手に入れたクリフト君が不幸になるにはどんなシチュ?とかいう軽い気持ちで 書き出したのですが、うまくまとまらずお蔵入り。今回多少の手直しはしましたが、かなり わかりにくかったのではないでしょうか。 寿命ってわからないですよね。何となく平均寿命まで生きられるような気がしてしまうものです が、実際はどうなのでしょう。以前、子供が生まれたときにふと思ったのです。この子といつまで 一緒にいられるのかなって。出産自体は結構年がいってもできるのかもしれませんが、 自分が年をとった分だけ、一緒にいられる時間は短くなるんですよね。寿命ってこの瞬間も 減っているんですから。まぁ、結婚も同じかな。早くすればそれだけ長く、遅ければ短く。 で、書いてみました。そして鬱々としてしまいました。気分の悪くなった方がいたらごめんなさい です。ちなみに、長ければいいってものでもないと思いますよ。深さも大切ですから。 悲しい話は肌に合いません。次はギャグを投下する予定。ではでは。
- 539 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/12(日) 07:08:17 ID:hwNmmGoO0]
- はぐメタ装備・ザラキー魔・ベホマ使いのクリフトなら国を乗っ取るのも余裕ですね。
- 540 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/12(日) 13:56:21 ID:xYXmUa8FO]
- >煩悩神官さん
乙です。目からいっぱい水が出ました・・・
- 541 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/12(日) 17:44:15 ID:bZEWbpng0]
- 煩悩さん乙でした。悲しく辛い話だ…
でも、>>532のブライ様にはワロタ。 寿命の件ですが、自分も視点は違うものの考えたことはあります。 うpしたSSの病気の設定と最後を看取る所は、自分の実体験を元にしました。 肉親の寿命の終点が見えた時、残される自分は何ができるか何をすべきかを悩み、 残された時間を精一杯大事にしながら過ごしたつもりです。 結局は自分のしたいことの半分もできませんでしたが。 未だに思い出すのは、自分に後悔の念が残っているせいかもしれませんね。 こちらも長々とスマソです。ギャグ楽しみにしてます。 で自分ですが、新婚旅行の方は路線が決まらずなかなか進みません。 その間に別のは一応できたのですが、雑談スレっぽいものになったので こっちに投下していいか迷ってます。
- 542 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/12(日) 20:12:05 ID:sgTY4LR60]
- 煩悩神官さんいつも乙です。
その博識にいつも脱毛(byブライ様)です……。 クリフトかっこいいなあ。惚れちゃうなあ……。 店長様の新婚旅行も楽しみでなりません。 また何か悲しい系を書きはじめてしまい、 ほのぼのが書きたいと思いながらも アンソロの悲恋をほそぼそと書いて うわあああとなるとエロを書いてます。
- 543 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage保守 [2006/03/13(月) 07:15:29 ID:+3QgXKXCO]
- 姫様ーーー!!
- 544 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/13(月) 17:36:30 ID:qHR9yiIK0]
- 保守です。
ちょっと立て込んでいるので、暇になったらまた来ますね。
- 545 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage保守 [2006/03/13(月) 23:07:26 ID:+3QgXKXCO]
- 正座して待ってます(・∀・)
- 546 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/14(火) 10:39:50 ID:2kihEYzc0]
- 悲恋に感想くれた方、ありがとうございました。
なんだか忙しくて保守に来るのがやっとです。 何とか時間を見つけて、SS投下に来ますね。では!
- 547 名前:ホワイトデー1/2 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/14(火) 14:42:18 ID:2kihEYzc0]
- 「なぁ、ホワイトデーってなに贈ったらいいんだよ」
ソロさん、ホワイトデーは今日ですよ。何も用意されていないのですか?命知らずですね。 「そうですねぇ。相手の方の喜ぶものでいいんじゃないですか?」 トルネコさん、そのお返し、どう見ても「あなた」が喜ぶものですよ。 「うむ、物にこだわる必要もなかろう。拙者は相手の家を突撃訪問して、剣舞を捧げたでござる」 突然やってきて剣を振り回す・・・いままでよく捕まりませんでしたね、ライアンさん。 「で、クリフト、あいつらの好きなものって何だと思う?」 「マーニャさんはカジノのコインで決まりですね。ミネアさんは・・・最近馬車にこもりきりで ちょっと運動不足だと申されておりましたから、ダンベルなどはいかがでしょうか」 「アリーナは?」 ソロさん、愚問ですよ。 姫様が好きなもの。 そんなの、この超絶美形でお役立ちの『私』に決まっているじゃないですか!!
- 548 名前:ホワイトデー2/2 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/14(火) 14:43:08 ID:2kihEYzc0]
- 私が心のうちで呟いたそのときでした。
「姫様なら、キラーピアスが欲しいといっておりましたぞ」 ブライ様が横から至極ごもっともなことをおっしゃいました。 「そっか、アリーナって武器“さえ”あれば幸せって奴だからな」 ・・・ソロさん、あまりはっきり言わないでください。傷つきますから。 そう、姫様の好きなものが『私』だというのは、ただの妄想。・・・いまは。 私は諦めませんよ。いつかきっと「クリフトが好きなの」って言わせてみせますから!! 武器よさらば!来年こそはおまえの上に立ってやる!! ・・・こうしてホワイトデーは過ぎていった。 (おまけ) 「ねぇ、アリーナ。クリフトからお目当てのもの貰えたの?」 「ううん、今年も駄目だったわ」 「そっか、ま、来年、また頑張んなさいよ」 「うん!」 ・・・来年こそは、絶対に、クリフトに甘いキスしてもらうんだから!! (終)
- 549 名前:ホワイトデー2/2 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/14(火) 14:47:19 ID:2kihEYzc0]
- 今日ってホワイトデーでしたね。忘れてました。
で、書いてみました。 甘くないただの雑談?・・・。スマン・・・誰か甘いSS頼む・・・orz
- 550 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/14(火) 14:48:44 ID:2kihEYzc0]
- ↑コテ間違えてるし・・・急ぐとろくなことにならないって教訓ですな。
- 551 名前:スーパー1 mailto:保守age [2006/03/14(火) 21:38:25 ID:+ylwAPwd0]
- >>550
GJ! そしてスーパーあげ!
- 552 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/14(火) 22:05:09 ID:aWVgrWH4O]
- GJ!!
自画自賛のクリフトワロスw いやぁ煩悩神官さんのクリフトは腹黒で(・∀・)イイ! 甘くないと言いつつも最後に萌え。来年ガンガレ〜
- 553 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/15(水) 05:03:37 ID:/YzgeDmW0]
- >>550
お互い、好きなんですね。でもすれ違い…いつお互いの気持ちに気づくのでしょうね。 次の作品も楽しみにしてます〜^^
- 554 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/15(水) 18:25:59 ID:9BrZfN5pO]
- すれ違いの両想い
萌えな設定だw
- 555 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/15(水) 22:00:00 ID:vwP0DgAR0]
- SS投下にやってきた。が、内容を読み直してしばし沈黙。
甘くもなく、クリアリかこれ?ってなもので、さらに下○タ・・・。 ということで一応、R15くらいでお願いします。 Hくさいとかそういうんではないんですけどね。ちなみに、某友人に見せたら 「これ投下するの?あんたの品性が疑われなければいいけどね」と言われました。 でも、このSSの元ネタはアンタだよ!爆弾投下!!
- 556 名前:【膝枕vs腕枕】1/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/15(水) 22:01:41 ID:vwP0DgAR0]
- 「やっぱ、膝枕だよ。ひ、ざ、ま、く、ら」
ソロが力説する。 旅の空の質素な夕食が終わった後、焚き火を囲んで談笑するのが日課になっていた。 今日のお題目は、膝枕が上か、腕枕が上か、だ。 「あら、女はやっぱり腕枕が好きよねぇ」 あでやかな微笑を浮かべながら、マーニャが反論する。 「ぜってー、膝枕!」 「腕枕よ!」 ソロとマーニャの意見が対立することも珍しくない。 旅の仲間たちは、のんびりとお茶をすすりながらそのやり取りを聞いていた。 「腕枕よ!アリーナだってそう思うでしょ?」 急に話を振られたアリーナはびっくりした顔をし、少し考え込んだ。 膝枕、腕枕・・・。 どっちも捨てがたい、けど・・・。 「う〜ん、腕枕、かなぁ。膝枕はね、してもらったことないから」
- 557 名前:【膝枕vs腕枕】2/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/15(水) 22:02:48 ID:vwP0DgAR0]
- 何気ない言葉に、一同が固まる。
爆弾発言をしたアリーナは何事もなかったかのようにお茶をすすっている。 金縛りからいち早く解けたのは、さすがというべきかマーニャだった。 「アリーナ? 腕枕、経験あるの?」 マーニャの問いに、こくりと頷く。 「誰に?」 「クリフト」 アリーナの答えに、クリフトに視線が集中した。 「あ、いや、その、あの・・・」 クリフトは赤くなったり青くなったり、めまぐるしく顔色を変えていた。 「へ〜、隅におけねーな。いつだよ、いつ」 ソロが面白がって聞く。表情には表れていないものの、良識派のミネアやライアン、トルネコ までが耳をそばだてている。 クリフトが、どう答えようかと迷っていると、意外なところから助け舟が出た。 「旅に出てすぐの頃じゃったのう。姫様がなれない野宿で眠れないと、こやつに訴えおってな。 そのときのことじゃよ」 ブライの発言にアリーナが頷く。 「そうなの、眠れなくてね。それで、起きていたクリフトに膝枕を頼んだのだけど、断られ ちゃって」 「で、腕枕してもらったの?」 「うん」 マーニャの冷たい視線がクリフトに突き刺さる。 膝枕が駄目で、腕枕はオッケー?どう考えても、腕枕のほうが、密着度高いわよね。 何、考えてるんだ、このどスケベ妄想神官! 目が物語っている。 他のものたちもクリフトの意外な一面を垣間見たといった呆れ顔だ。
- 558 名前:【膝枕vs腕枕】3/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/15(水) 22:04:26 ID:vwP0DgAR0]
- 「いや、ち、ちがうんです。誤解です!」
クリフトが抗議すると、ブライがまたもや擁護した。 「その時、寝起き・・・いや、早朝でな。こやつにも事情があったのじゃよ」 その一言を聞いて、侮蔑の視線が同情の視線に変わった。 「そ、そう。それじゃ、仕方がないわよね」 マーニャの言葉に、アリーナを除く全員が頷く。 「まぁ、確かにその状況でござったら、膝枕はちと・・・」 「実害があるわけではないですけど、気持ち的にきついですね」 「膝枕したらモロ、目の前だもんな。腕枕のほうが顔から離れているマシか」 「・・・女性としても嫌ですわ」 ミネアが顔を赤らめて俯いた。 「ねぇ、事情って何なの?みんなわかるの?」 小首をかしげて見上げてくるアリーナにマーニャはたじたじとする。 無邪気、いや無知というものは怖い。 心底そう思った。
- 559 名前:【膝枕vs腕枕】4/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/15(水) 22:05:33 ID:vwP0DgAR0]
- そんなアリーナの様子にため息をつきつつ、ブライが話題をしめた。
「姫様、そろそろお休みの時間ですぞ」 「え〜、子ども扱いしないでよ!」 アリーナはむっとしたが、誰も賛同してくれないのでしぶしぶ寝る準備を始める。 「クリフト、やばいヤツだって誤解しかけて悪かった。確かに『その状態』での膝枕には抵抗が あるわ」 生理現象だからな、あれは・・・。 ソロがクリフトの肩に手を当てて、謝罪する。 そんなふたりのやり取りを見ていたマーニャが何かを思いついて、にやりと笑った。 「ねぇ、アリーナ。クリフト、いまなら膝枕してくれるわよ。『朝』はだめだけどね。夜は 大丈夫みたいだから」 あまりのことに言葉が見つからないクリフトをアリーナの方に押し出しながら、マーニャが 耳元で囁く。 「興奮しちゃだめだからね」 「マーニャさん!」 クリフトの悲鳴が夜空に響き渡った。 ―――男の事情をアリーナが知るのはいつのことだろうな。
- 560 名前:【膝枕vs腕枕】5/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/15(水) 22:06:37 ID:vwP0DgAR0]
- 「おはよう、アリーナ。膝枕、どうだった?」
寝ぼけ眼であくびをしているアリーナに、ライアンと火の番をしていたマーニャが訊いた。 「う〜ん、膝枕って硬くて首が痛くなっちゃったわ。私やっぱり腕枕が好きかも」 そこまで言って、怪訝そうな顔をする。 「クリフトは?」 「まだ寝てるわよ」 「そんなに早い時間なの?」 「まぁね。夜が明けて間もないから」 「いつもだったらクリフト、起きてるような気がするけど」 「彼も疲れているんでしょ」 昨晩、彼は精神力を使いきったでしょーからね。 含み笑いをすると、マーニャはアリーナをけしかけた。 「なんなら、クリフトの腕枕で二度寝してきたら」 マーニャの提案に、「それいい!」とアリーナはにっこり笑い、馬車で寝ているクリフトのもと へ走っていった。 マーニャはその後姿を見送りながら、ふと思った。 クリフトの悲鳴、ブライの怒鳴り声、ソロの冷やかしの声。 ・・・どれが一番最初に聞こえてくるかしらね。 (終)
- 561 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/15(水) 22:10:39 ID:vwP0DgAR0]
- 以上です。石投げるのだけは勘弁してください。一応、クリフト君役得ですし。
え、意味がわからなかった? そういう人はわからないまま、清いまま人生を 歩んでいってください。 とりあえず、明日は例のものの発売日ですし、今日書き上げたSSをちまちまと 投下にやってきますね。ではでは。
- 562 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/15(水) 22:14:11 ID:OiTJ7f/p0]
- 面白かった!
- 563 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/15(水) 22:17:17 ID:vwP0DgAR0]
- おっと誤植(?)発見。3/5のソロの台詞「・・・離れている分マシか」
の「分」が抜けてました。誤って削除してしまったようです。スマン。
- 564 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/15(水) 23:17:20 ID:7nK+vJx80]
- 乙です。携帯で読まなくて正解でした。でなきゃ電車の中で吹いてたw
次回作も楽しみにしてます。 最近他の友達までが店長店長と呼ぶので、ここで職人やってることが ばれないかと心配しましたが、まだ大丈夫みたいです。 あと、こちらの方も何とか路線は決まったので週末がんがって書きますね。
- 565 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/15(水) 23:29:38 ID:/7GQIWB30]
- 乙でした。そしておひさしぶりです。
ニヤニヤしながら読んでしまいました……。 こういうネタ好きですw 私の方は何か続けざまに悲しい系を書いてたせいか、 悲しい物ばっかりになってしまってます。鬱です。 少し精進します。 明日FFですか。忘れてました……。 しっかり保守しないと落ちそうですね。
- 566 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/15(水) 23:40:31 ID:cEj7EZplO]
- 乙ー!
クリフトもアリーナに膝枕してもらえるといいねぇ… 明日はスレ乱立が予想されるので 被害に合わないようにしようぜ
- 567 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/15(水) 23:55:57 ID:9BrZfN5pO]
- 乙!というかGJ!
微妙な下ネタにワロわせていただきますたw 膝枕 アリーナが息子を発見した時にはどんな反応するんだろ? 無難に触りまくり?w
- 568 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:age [2006/03/16(木) 01:13:56 ID:ILXYujMZO]
- ageときます
- 569 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/16(木) 01:58:33 ID:BNmDovRl0]
- 煩悩神官さん、乙〜
しかし、クリフトはアリーナに膝枕してもらえないのかなぁ… そんでもって耳掻きなんかして貰えるとうれしいだろうに(笑)
- 570 名前:315 ◆g38b83HleU mailto:sage [2006/03/16(木) 04:31:00 ID:xG/7uWSg0]
- 職人さん方お疲れ様です。
わざわざ私の要望にも答えてくださり、恐縮です。 FF12発売によりスレが乱立されスレのdat落ちが予想されるのでこれまで投稿された >>315以降のSS、>>568までの全ログを保管しました。 SSもまとめましたので時間のある際にもう一度職人さんの作品を読み直してみては如何でしょうか。 あまりスレに来れないので空気が読めてませんが誤った記載がされていましたら報告してくださると嬉しいです。
- 571 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/16(木) 07:38:48 ID:ILXYujMZO]
- 315さん
まとめ乙です!!
- 572 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/16(木) 10:10:42 ID:o4ZCiKxA0]
- 感想ありがとうございます。何なんですか、この反響は。実はこの作品、ギャグのストック
1号だったり。ただ、内容が内容ですので投下を少し見合わせていたのですよ。 まぁ、このスレはこの程度のものなら大丈夫ということですね。そのうちまた この系を投下するかもしれません。下○タ?大好きですよ、もちろん。 315さん、GJです。そして乙でした。すみません、無駄に長い作品が多くて。 SS2本あるんだけど、どちらから投下しようかな。ほのぼのとちょい下○タ、 う〜ん、迷うぜ。 じゃ、後ほど投下にやってきますね。
- 573 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/03/16(木) 11:32:31 ID:HiLgjBm6O]
- ちんこおっきおっき
- 574 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/16(木) 12:06:40 ID:o4ZCiKxA0]
- SS書き込みにやってきました。やっぱ流れ的にはこっちでしょうかねぇ。
真昼間からこんなもん投下していいんかいな。若干不安が残ったり。 ということで、連続下○タ系。指定は・・・かける必要があるかどうか微妙 ですが、一応R15でお願いします。 では、保守目的SS投下、開始です。ちまちまと時間差でうpしていきますね。
- 575 名前:【舞姫と神官】1/6 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/16(木) 12:17:15 ID:o4ZCiKxA0]
- 「あ、姫様!」
「ライアンさん、手合わせ、願えます?」 アリーナは逃げ出した。 「姫様、あの・・・」 「トルネコさん、私の武器のことなんですけど・・・」 アリーナは無視をしている。 「姫様?」 「眠くなってきちゃったわ。おやすみなさい、ブライ」 アリーナは眠ってしまった。 なぜ?どうして?一体何が? 「あ〜あ、見事に無視されちゃって」 妙に愉快そうに笑いながら、グラスを片手にマーニャは鉄の扇をパタパタと煽いだ。 その声で我に返ったクリフトは、むっとした顔でマーニャを見据える。 「さては、マーニャさん、何かご存知ですね」 (あらあら、目が据わっちゃって・・・相当応えているみたいね) 大事なお姫様のこととなると見境がなくなるからねぇ・・・。 マーニャが苦笑していると、クリフトはさらに不機嫌になる。 「マーニャさん!」 普段のクリフトからは想像も出来ないほど、鋭い視線。 (ほんとに、からかい甲斐のあるヤツよね) マーニャはグラスの中身を揺らしながら、しばし思案する。そして、クリフトに艶然と微笑み かけた。 「知ってるわよ。でも、ただで教えるわけにはいかないね。・・・そうね、あたしに飲み比べで 勝てたら、教えてあげる」 「受けてたちましょう」 「決まりね」 こうして壮絶なる飲み比べが始まった。
- 576 名前:【舞姫と神官】2/6 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/16(木) 12:50:36 ID:o4ZCiKxA0]
- (く、やるわね、こいつ)
マーニャは内心舌を巻いていた。すでに酒場のカウンターは酒のビンが林立状態だ。 マスターは大口の客を捕まえたと喜んでいいものかと少し不安げな表情でこちらを窺っている。 いつもほとんど酒を飲まないクリフトのことを下戸だと高くくっていたのが、どうしてどうして、 酒好きライアンも真っ青な飲みっぷり。それでいて乱れたところがまったくない。 マーニャはいつも以上に酔いの回った自分にため息をつきつつ、宣言した。 「あぁ、もう、いいわよ。教えてあげる。一回しか言わないからよく聞きなさいよ」 この声に、クリフトがほっと息をつくのがわかった。 何気にかれもかなり限界に近かったらしい。 悔しい気分もあったが、一度口にしたことを撤回しては女が廃るってもんさ、と気を取り直す。 そしておもむろに口を開いた。 「いや、何。ちょっと男と女の夜の営みについて、話しただけ」 その言葉を聞くや否や、クリフトは顔を真っ赤にした。 「マーニャさん、なんてことを!」 姫様は、姫様は・・・。 あまりのことに言葉が続かない。 マーニャはそんなクリフトの様子を見て、クスクスと笑った。 そしてさらに火に油を注ぐ。 「いいじゃないの、いずれは知ることなんだし」 あんただって、やりやすくなるでしょ? 含みを持たせて流し目を送ると、クリフトは涙さえ浮かべながら言い放った。
- 577 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/16(木) 13:39:34 ID:gVi6vCTHO]
- 支援
- 578 名前:【舞姫と神官】3/6 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/16(木) 13:49:25 ID:o4ZCiKxA0]
- 「何てことをしてくれたのです!それは、私が手取り足取り、一から姫様にお教えしようと
思っていたというのに!!」 煩悩神官の本音、ここにあり。といったところだろうか。 この発言にはさすがのマーニャも驚いた。 「えっと、それは、悪かったわね」 「本当に!あぁ、私の10年来の夢が・・・」 ぶつぶつと己の野望(欲望?)を呟き続けるクリフトに、実は相当酔いが回っていたらしいこと を知る。 (へぇ、意外と、ねぇ) 野心家だったのね。 妙な感心の仕方をしながら、マーニャはクリフトを見つめる。 その様子があまりに悔しそうでちょっと可哀相になった。 (結構かわいいわね。そうよね、こう見えて苦労してるもんねぇ、こいつも) 思わず涙ぐんだマーニャ自身、思考がかなり危うくなっている自覚がない。 飲んだ量を考えればわかりそうなものだが、このときのふたりは正常な判断が出来る状態では なかった。それゆえに見られる、珍しい光景。 がっくりとうなだれ落ち込んでいるクリフトに、昔のミネアの姿が重なった。 マーニャはクリフトの頭に手を伸ばすと、躊躇することなく抱き寄せた。 「あぁ、よしよし、あたしが悪かったわ」 悔し涙を流し続けるクリフトを胸元に引き寄せ、幼い子にするようによしよしと頭を撫でる。 クリフトはそのふくよかな胸すら感じないのか、しくしくと泣き続けている。 本人たちの思惑はどうであれ、その姿は、客観的に見れば相当『親密』な間柄を連想させた。 酒場にいた客たちがからかうのも忘れ、思わず目を逸らしてしまったぐらいだ。
- 579 名前:【舞姫と神官】4/6 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/16(木) 15:00:02 ID:o4ZCiKxA0]
- 二人のやり取りから大まかな事情を知っていたマスターは、顔色一つ変えずに見守っていたが、
ふと視線を感じて階段を見やった。 2階の宿屋につながる階段に佇んでいたのは、艶やかな赤毛の少女。 彼女はふたりの様子にかなりショックを受けているように見えた。 マスターはため息をつく。 (酒は飲んでも呑まれるな) 酒場マスター歴15年。きっとこの先もこの座右の銘だけは変わらないだろうと、ひそかに 思った。
- 580 名前:【舞姫と神官】5/6 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/16(木) 15:59:05 ID:o4ZCiKxA0]
- 翌日も、クリフトは最愛の姫に徹底的に避けられていた。
「あーあ、見事に逃げられて」 マーニャの言葉にクリフトがきっと睨む。 「さては、マーニャさん、何かご存知ですね」 いくつかのやり取りが行われ、マーニャは挑発的な物言いをした。 「ただで教えるわけにはいかないね。あたしと飲み比べて勝てたら、教えてあげる」 「望むところです」 「「マスター、お酒!」」 ふたりの会話を聞いていて、マスターは眉をひそめる。 どうやら、彼らは昨晩の記憶がないらしい。 昨夜と同じ流れの会話を交わしながら、飲み比べに入ったふたりを横目に頭を振った。 (おかわいそうに) 思わず、昨夜のことを話そうかと口を開きかけたが、何を思いついたのか、 にこやかに笑いながら立ち上がると、鼻歌交じりに酒が保管してある地下へ降りていった。 「そうそう、今月は赤字だった」 人情家の酒場のマスターも、商売人。 このあと、連夜に渡って行われた飲み比べにより、売り上げを前月比2倍まで伸ばしたマスター は、ほくほく顔でこういった。 「お客様は神様です」
- 581 名前:【舞姫と神官】6/6 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/16(木) 16:42:25 ID:o4ZCiKxA0]
- 「うわ、何だよ。この請求額!?」
クリフトとマーニャの飲み比べは、ソロのこの一言によって打ち切られることとなる。 そして飲み比べが終わった後も、相変わらずアリーナに避けられ続けるクリフトの姿があった。 マーニャは笑った。 ・・・お〜ぉ、見事に避けられちゃって。でも、クリフト、あんた結構幸せかもよ? アリーナが避けてるのってあんただけなんだよね。 それはさ、アリーナにとってあんただけが『男』だってこと。 アリーナの後ろを必死になって追い掛け回しているクリフトをグラス越しに眺め、マーニャは 呟いた。 「煩悩神官に乾杯!」 ・・・早く『願い』が叶うといいわね。 (終)
- 582 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/16(木) 17:59:44 ID:ILXYujMZO]
- 10年前から煩悩だらけだったのかよクリフトw
乙です! 下ネタと言いながらも萌えが含まれててイ(・∀・)イ!
- 583 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/16(木) 18:08:32 ID:a57vxOBrO]
- 一瞬だけ出てきたミネアの描写が(・∀・)イイ!
片思いなのか両思いなのか妄想が膨らむwクリフトの片思い歴はかなり長そうだけどなぁ〜
- 584 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/16(木) 19:39:24 ID:gVi6vCTHO]
- クリフトバカスwww
- 585 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/16(木) 21:58:51 ID:VQBskocj0]
- これも無限ループと言うのかw
- 586 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/16(木) 22:21:44 ID:qtT4FCAc0]
- ものすごく久しぶりに来たらたくさん職人さん来てて賑わっててびっくりした。
皆GJ
- 587 名前:ぱふぱふ屋店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/16(木) 22:34:38 ID:KRNcpx160]
- いつもながら乙です!
下戸のつもりが泣き上戸だったのかw じゃ自分も保守ついでに投下しましょうか… くだらんネタでスマソ
- 588 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/16(木) 22:59:19 ID:KRNcpx160]
- 「ここのスレはこのクリフト、命に代えてもお守りいたします。」
「ちょっとクリフト、それ私にも言ってくれた台詞じゃなかったっけ?」 「も、もちろん姫様は最優先でありますっ!」 「でも命は一つしかないのよ。あなた私とこのスレとどっちが大事なの?」 「そ、それはですね…」 「あっそうわかったわ。じゃ他の人に守ってもーらおっと♪」 「まままま、待って下さいよ姫様ー」 「あ、ちょうどいい所にソロさん。少しの間留守番をお願いします!」 「あぁ?おいちょっと待てクリフト、オレも自分のスレ保守するのに精一杯なんだよっ!」 「…あーあ、行っちまった。オレここで何すりゃいいんだよorz」 一時間後゚・*:.。..。.:*・゜(n‘∀‘)η゚・*:.。. .。.:* 「はあ、姫様のご機嫌も直ったし、とりあえず一安心…って、いつの間にか スレのタイトルが “ソロとシンシアの想いは” に替わってるじゃないですか!!」 「ああ、お前らがくだらん夫婦喧嘩やってる間に替えといたw」 「ダメですよそんなのっ!」 「何なら “ソロとアリーナの想いは” にしてもいいんだぜ?」 「そ れ は も っ て の 他 で す」 「わーっ、ザラキはやめろザラキは!おとなしく巣に戻るから、な?もちつけクリフト。」 「クリフト、あなた大丈夫?ずいぶんうなされてたけど。」 「姫様…あれ、ここはどこです?」 「何寝ぼけてんの?私たち新婚旅行中じゃない。寝言でスレがどうとか言ってたけど、 そんなの職人さんや住人さんに任せとけばいいのよ。」 「そうですね、私は姫様のお守りに専念しましょう。さあもう一頑張り…じゃなかった、 もう一眠りしますか。では姫様、皆様、お休みなさいませ、ぐうぐう…」
- 589 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/17(金) 00:08:23 ID:e9v3cX+hO]
- クリフトは
アリーナと神様とザラキ どれが一番好きなんだろう…
- 590 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:age [2006/03/17(金) 00:31:01 ID:zY1BF0+gO]
- 住人ガンガる!
つうことでage〜
- 591 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:age [2006/03/17(金) 00:31:49 ID:M/M276Zd0]
- 保守age
- 592 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/17(金) 00:33:56 ID:zY1BF0+gO]
- ↑気が合うなw
- 593 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/17(金) 00:35:45 ID:M/M276Zd0]
- ↑ほんとにw
- 594 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/03/17(金) 00:56:26 ID:1BO3wRdBO]
- このスレ初めてきたFF信者だけど、
クリフとのザラキって超つかえるんだよねw 消える時の音がいい
- 595 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/17(金) 03:57:41 ID:KAu/wDYx0]
- アリーナ可愛いよアリーナ
- 596 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/03/17(金) 04:55:24 ID:LGMKW6ZyO]
- 好きよクリフトage
- 597 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/03/17(金) 06:35:06 ID:bEw//5ly0]
- 保守
- 598 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/17(金) 07:09:06 ID:e9v3cX+hO]
- 他にあったクリフトスレが落ちてる…
- 599 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/17(金) 08:21:15 ID:M/M276Zd0]
- 今日も頑張って保守しましょうね。昨日ほどまめに来れるかわからないですけど、
私も頑張ります。 >>588 ワロス!しかも新婚旅行中・・・萌え!!どうせ見るならもうちょっとエロ・・・色っぽい 夢見ればいいのに。 下○タ好きの皆さん、今日は健全にほのぼの投下しておきます。清く生きましょう。 (ただいま下○タ話、製作中・・・近日公開予定) ではまた後ほど。(SSの途中でも遠慮なさらず書き込んでくださいね)
- 600 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/17(金) 09:21:22 ID:M/M276Zd0]
- アリーナは疲れ切っていた。
珍しく一日自由をもらったので、クリフトと一緒に行動しようと教会を訪ねたのが朝。 ブライに用事を頼まれてエンドールのトルネコのもとへ飛んだと聞き、追いかけることにした。 しかし、エンドールでクリフトに追いつけなかったばかりか、その後、クリフトの消息を追って 延々とあちこちを飛び回る羽目になる。 エンドール(トルネコ)からモンバーバラ(マーニャ)、ハバリア経由で岬のお告げ所(ミネア)。 その後、一度サントハイムに戻り、再びエンドール。そしてブランカを経て山奥の村(ソロ)。 そこから山脈を越えたバドランド(ライアン)・・・微妙なすれ違い。自分の行きたいところに行 くのはどれほど移動しても苦にならないのだが、人を追いかけて動くのはかなり疲れる。いくら キメラの翼が使えるからといって、この移動距離には、いい加減、うんざりしてしまった。 しかも、やっと追いついたと思ったら、今度は砂漠の町。どうやらホフマン(パトリシア?)に 会いに来たらしい。 先程ライアンが、クリフトを夕食に誘ったところ「あと一ヶ所、行くところがございますので」 と辞退されてしまったと言っていた。ということは、ここで最後のはずである。 ブライに行き先のみを書いてもらった紙を恨めしげに見つめ、アリーナは嘆息する。 よくよく考えれば、何もクリフトの後を追いかけなくても、先回りをするという手もあったので はないかということに今更ながらに気づいた。早く追いつくことばかりを考えていて、そこに 思い至らなかった自分が情けない。 (そういえばクリフトは追いかけっこ上手だったな) どんなにうまく脱走したつもりでも、かならず捕まえられた。あれはきっと先を読んでいた のだろう。 (それにしても・・・) 砂漠の夏は暑い。時は既に夕刻だとはいえ、かなり暑い。 アリーナが額に滲む汗を手の甲で拭おうとした時、急に目の前が翳った。
- 601 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/17(金) 09:24:45 ID:M/M276Zd0]
- スマン、題、差し替え忘れた。↑は【追いかけっこ】1/8ということでよろしく。
- 602 名前:【追いかけっこ】2/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/17(金) 10:29:29 ID:M/M276Zd0]
- 「姫様?」
クリフトが驚いた顔で立っていた。 「こんなところで・・・何かあったのですか?」 ボーっとしているアリーナを心配そうに覗き込む。 「やっと追いついたわ」 アリーナはそれだけ言うと、その場にへたり込んでしまった。 「姫様?」 訳がわからず、焦りまくっているクリフトに、1日暇をもらったので一緒に過ごそうと、後を 追いかけていたのだと説明する。 「で、いま、やっと追いついたわけ」 さすがにちょっと疲れたわ。 アリーナがそういうと、クリフトはアリーナの汗をハンカチで拭いてやりながら頭を下げた。 「申し訳ございません」 「いいの、私が好きでやってたんだから。でも、この時間じゃ・・・どこにもいけないかなぁ」 ちょっと残念そうに呟く。 クリフトはアリーナの言葉に少し思案していたが、何かを思いつくと立ち上がり、アリーナに 手を差し出した。 「よろしかったら、もう少しだけお付き合い願えませんか?」
- 603 名前:【追いかけっこ】3/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/17(金) 13:04:05 ID:M/M276Zd0]
- 「なんだか、すごく久しぶりね」
町の中を歩きながら、アリーナが嬉しそうに笑う。 「そうですね。私はたまにこちらに来ますが、姫様はあの旅以来じゃないですか?」 はしゃぎまわるアリーナの後ろをゆっくりと歩いていたクリフトがそう答える。 やがて宿屋が見えるあたりまで来たとき、アリーナは急に振り返り、意味ありげにクリフトを 見上げてきた。 「私ね、この町、大好きなの」 どうしてだと思う? 唐突なアリーナの問いに、クリフトは首を捻る。 クリフトが誘ったこの町『フレノール』に姫様が喜ぶようなものがあっただろうか? 強い武器があるわけでもないし、闘技場があるわけでもない。 考えてみるが、明確な答えは浮かばなかった。 降参です、と手を挙げるふりをすると、アリーナはその手に腕を絡めてきた。 「だって、ここは・・・私が姫でなかった町だもん」 ね、クリフト。 少しはにかんで見上げてくるアリーナに、クリフトは「やられた」と思う。 予期していなかった言葉に顔が熱くなるのがわかった。 「あ、もしかして、照れてる?」 顔、赤いよ、と指摘されクリフトは視線を逸らす。 「ゆ、夕陽のせいですよ」 「ほんとに?」 「本当です!」 強がりを言うクリフトが妙にかわいくて。 アリーナは「そういうことにしておいてあげる」と笑った。
- 604 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/17(金) 14:29:30 ID:PmznAlaS0]
- 甘ーい♪(;´Д`)ハァハァ
- 605 名前:【追いかけっこ】4/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/17(金) 14:41:23 ID:M/M276Zd0]
- 「ねぇ、クリフトはどうしてフレノールに来たかったの?」
クリフトはアリーナをちらりと見やると、歩調を合わせながらゆっくりと正面に見えていた 噴水に向かって歩き出した。 「夢・・・だったのですよ」 抽象的なクリフトの言葉に今度はアリーナが首を傾げる。 「夢?」 アリーナが問い返すと、クリフトは視線を噴水に向けたまま頷いた。 「夢だったのです。あなたとここでデートするのが」 夕陽に照らされた噴水が、きらきらと輝きながら幻想的な雰囲気を作り出している。 「ずっと、こうしてふたりで歩きたかったのです」 クリフトの台詞にアリーナは頬を染める。 以前フレノールを訪れた時、自分はまだ子供で、クリフトの気持ちにぜんぜん気がついていな かった。いや、気づこうとすらしていなかった。 でも、それは何年も前のことで。 その頃から自分のことを想ってくれていたことに、今更ながら嬉しく思う。 「顔、赤いですよ」 先程の仕返しとばかり、クリフトが笑う。 アリーナは小さく「意地悪ね」と呟くと、そのままクリフトの胸に顔をうずめた。 「こうすれば、見えないよね」 ちょっとくぐもった声がクリフトの耳を打つ。 クリフトは鼓動が早くなるのを自覚した。 (姫様・・・) まだまだ子供だと思っていたら、いつの間にか追いつかれていた。 自分の想いにもまっすぐに応えてくれる姫様がいとおしい。 クリフトはそっと体を離した。 抱きしめてくれるものだと思っていたアリーナはその行為に驚いて顔を上げる。 「クリフ・・・」 「姫様、愛しています」 そのまま体をかがめ、アリーナに顔を寄せる。 クリフトの唇がほんの一瞬だけアリーナのそれに触れた。
- 606 名前:【追いかけっこ】5/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/17(金) 15:47:09 ID:M/M276Zd0]
- 「もう、終わりなの?」
物足りなげにアリーナが呟く。 改めてそう問われると妙に気恥ずかしくて、クリフトはアリーナの顔を見ることができなかった。 「終わりです」 「もう一回」 「駄目です」 「・・・・・・ケチ」 目一杯背伸びをして唇を近づけてくるアリーナを制しながら、クリフトは呻く。 (成長してくれたのは嬉しいけれど、これじゃこちらの心臓が・・・) いや、自制心が持たない。 クリフトはじりじりと迫るアリーナをかわすと、噴水の反対側まで逃げた。 かわされたアリーナはむっとした表情のままクリフトを追いかける。 「待ちなさいよ!」 「いやです」 さっきまでの甘い雰囲気はどこへやら。気がつくと噴水の周りで追いかけっこをする羽目に なっていた。 どれくらいそうしていたのだろうか。 「クリフト!!」 痺れを切らしたアリーナは体当たりをするように突進した。 捕まえたと思った瞬間には勢いが強すぎて、ふたりして転がってしまう。 「きゃあ」 「わっ」 噴水の近くの湿った土の上に倒れこんだせいで、ふたりとも服がドロドロになっていた。 「姫様〜」 クリフトの唸り声に、「ごめん、ごめん」とアリーナは舌を出しながら謝った。 そして顔を見合わせるとどちらからともなく笑い出した。
- 607 名前:【追いかけっこ】6/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/17(金) 16:34:11 ID:M/M276Zd0]
- さんざん笑った後、ふたりは泥を払いながら立ち上がった。
「そろそろ、帰りましょうか」 「そうね」 あたりはすっかり暗くなっていた。 遅くなっちゃいましたね、とちょっと心配げに呟きながらキメラの翼を取り出したクリフトの 腕をとると、アリーナはぐいっと自分のほうに引っ張った。 思わずよろけたクリフトの頬に柔らかな感触。 「隙あり!」 得意げに笑ったアリーナだったが、次の瞬間、唇をふさがれる感触に目を見開く。 ちょっと強引で熱い口付け。 「・・・あんまり誘惑しないでくださいね」 襲ってしまいそうになりますから。 少し息を荒げたクリフトが唇を離してそっと囁く。 アリーナは先程よりも濃厚だったそれに、頭がぼうっとなっていた。 「うん」 そう頷くのが精一杯で、男の顔をしたクリフトから目が離せないでいた。 (追いつけたと思っていたのだけど) まだまだだったのね。 アリーナはまだ少し震えの残る指で唇をそっと押さえた。
- 608 名前:【追いかけっこ】7/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/17(金) 17:27:42 ID:M/M276Zd0]
- クリフトは一度手のひらで自分の顔を覆うと、大きく息をついた。
そして手をどけるとそこにはいつもの穏やかな笑顔。 「戻りますよ」 「うん」 しっかり握りあった手が熱くて。 「本当に、帰りますからね」 「帰らなきゃね」 「もう遅いですし」 「真っ暗ね」 「陛下がご心配されますよ」 「ブライにお小言くらうかしらね」 それでもそのぬくもりを少しでも長く味わっていたくて、ふたりは取り留めのない会話を繰り 返していた。
- 609 名前:【追いかけっこ】8/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/17(金) 17:48:22 ID:M/M276Zd0]
- 「ブライ、アリーナはどこにおる?」
サントハイム王は夕食の時間をとっくに過ぎたというのに姿をみせない娘が心配になり、 隣の間に控えていたブライを呼んだ。 「姫様でしたら、クリフトを追っかけていったきり、まだ戻られておりませんな」 真っ白な髭をしごきながら、飄々と答える。 「なんてことだ」 王は片手で顔を覆うと天を仰いだ。 アリーナに暇をやる代わりに、クリフトに大量の仕事を押し付けて各地をわざわざ飛び回らせた というのに・・・。 唇を噛み締め、地団駄を踏む。 「クリフトが帰ってきたら即刻・・・してくれるわ!!」 大人げない王の言葉にブライは、盛大にため息をついた。 「王、あまりしつこいと姫様に嫌われますぞ」 ブライの呟きも虚しく、王はゴロゴロと床を転げまわりながら悔しがっていた。 (終)
- 610 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/17(金) 17:50:20 ID:M/M276Zd0]
- 昔、某ゲーム機のCMで「買って、買って、買って・・・」と言いながら道端をゴロゴロと
転がる少年がいた記憶があるのですが、このサントハイム王はそんなイメージでしょうかね。 今回ちょっと甘めに挑戦してみました。はっきりいって駄目駄目ですね。うまくかけません。 しかも初っ端からミスったし(1をコピペしている最中に洗濯物が風で飛ばされ追いかけっこ しましたよ・・・王の呪いですかねぇ・・・で戻ってきて差し替え忘れて投下してしまった、と) ここのところ集中力もないし、もう少し私生活も含め精進します。 そういえば、この前友人から、「この悲恋物、あんたが書いたの?」と変な顔をされてしまい ました。よくよく考えてみると、ギャグ、下○タ、まじめ、陰鬱、悲恋、稀にほのぼの・・・ 統一性がなさ過ぎですね。あはは。でも書きやすいのはギャグと下○タ、それとまじめ系かな。 とりあえずまた下○タ・・・ギャグか?を書いてます。大体書けたので早ければ明日にでも投下 できそうです。では、長文失礼しました。
- 611 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/17(金) 19:20:29 ID:PJgYecy30]
- どうしよう、クリアリスレなのにサントハイム王へ傾く想いを止める事が出来そうにないw
クリフトと王のバトル大好きです。いつもクリフトが一枚上を行くのが特にイイ!
- 612 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/17(金) 21:04:44 ID:zY1BF0+gO]
- ヤベェ カナリ モエタ (*´д`)
オツ デス! イロンナ ハナシ カケテ スゴイヨ ネ
- 613 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/03/17(金) 21:28:31 ID:oCd1CxRV0]
- おぉーこのスレ復活してたのか!記念age
- 614 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/17(金) 21:53:13 ID:M/M276Zd0]
- >>611
サントハイム王への愛、確かに承りました(笑)続編考えてみますね。 >>612 モエてくださってありがとう。タイヤキを食べながら執筆した甲斐がありましたよ。 いろいろな話が書けるというよりは、節操がないもしくはありえないほどの煩悩の 持ち主だと友人は言っとりました。すなわち変人。こんな奴ですが、見捨てずにいてくだされ(懇願) 先程、明日あたりにまたSS投下するかも、なんて書いてしまいましたが、ちと 所用ができますた。なので、ちょい延長で。保守も微妙な状況。 このスレの皆さん、あとは頼みます。ぐふっ・・・「返事がないただのしかばねのようだ」
- 615 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage昼間以外の保守はまかせろ [2006/03/17(金) 22:36:38 ID:zY1BF0+gO]
- つ『ザオラル』
しかし生きか(ry
- 616 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/17(金) 23:41:05 ID:e9v3cX+hO]
- つ世界樹の花
煩悩神官さんいつも乙です。サントハイム王が萌えキャラに…
- 617 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/18(土) 01:24:43 ID:lfW9Q0JC0]
- ほっしゅ
王様かわいいよ王様w
- 618 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/18(土) 01:55:00 ID:YTBhSGuoO]
- 駄々っ子王に乾杯w
- 619 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/18(土) 03:55:02 ID:wj3RpRxx0]
- 床を転げまわっている陛下に不覚にも萌えてしまった…
こんな陛下がクリフトに「お義父様」とか呼ばれたら、どんな風になるんでしょうね。(笑)
- 620 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:age [2006/03/18(土) 10:17:09 ID:c2Tb0bj90]
- 王様萌えage
- 621 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/18(土) 13:44:40 ID:Pq1OxzGjO]
- 保守
- 622 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/18(土) 13:48:53 ID:WWjT6MOhO]
- 王様保守
- 623 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/18(土) 16:25:37 ID:u6ddmG8U0]
- 夜中も予知夢を見て転げ回ってる王様。
- 624 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:ここは王様スレかw [2006/03/18(土) 18:40:40 ID:YTBhSGuoO]
- 王様age
- 625 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/18(土) 19:17:30 ID:baFwesSLO]
- ザラキかけまくるクリフトはアホ?
- 626 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/18(土) 19:38:31 ID:YTBhSGuoO]
- ザラキー魔だからしょうがないw
- 627 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/03/18(土) 21:44:38 ID:WWjT6MOhO]
- 王様hage
- 628 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/18(土) 23:21:26 ID:YTBhSGuoO]
- 王「ハ‥ ハゲテ ナイッス ヨ」
- 629 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/19(日) 08:43:38 ID:5y5/+UlcO]
- 今日は何か収穫あるかな?
- 630 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/19(日) 11:34:14 ID:04zUjhVv0]
- ぬわっ、なんすか、これ?いつの間にか王様スレになりつつある・・・。
えっと、じゃあSS投下しておきます。ただ、これからちと用事がありますので、 一気に載せておきますね。 一応R15扱いでお願いします。下○タ系なので・・・。
- 631 名前:【膝枕の効能】1/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/19(日) 11:38:24 ID:04zUjhVv0]
- 穏やかな波と優しい日差しの中、船はゆっくりと進んでいく。
先程ソロが唱えた呪文トヘロスが効いているので、魔物の気配もなく、各々ゆったりとした時間 を過ごしていた。 甲板に上がってきたアリーナは、お目当ての人影を見つけ、嬉しそうに近寄った。 「クリフ・・・ト?」 声をかけようとしたアリーナだったが、珍しい光景を目にして微笑んだ。 読書中だったのだろう。壁にもたれたクリフトの傍らに本が転がっている。本を雑に扱うなど、 普段の彼からは想像もつかない。しかし、いま彼は眠っていた。 心地よい春の日差し、眠気を誘う揺れ。昨晩ソロと交代で見張りをしていたらしいので、 寝不足でもあったのだろう。アリーナが隣に腰を下ろしても一向に起きる気配がなかった。 (疲れてるのね) 話し相手になってもらおうとクリフトを探していたアリーナだったが、滅多に見られないクリフ トの寝顔を目にして、ちょっとうきうきした。 いつもは年相応以上に大人びた印象があるクリフトだったが、こうしてみるとむしろあどけない 少年のようだ。 (ふふ、ちょっとかわいいかも) アリーナにしっかり観察されていることも露知らず、クリフトは熟睡している。と、少し大きめの 波にぶつかった船が揺れ、クリフトの体が横に傾いだ。
- 632 名前:【膝枕の効能】2/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/19(日) 11:39:34 ID:04zUjhVv0]
- 「ちょっ・・・クリフト」
一度は肩口にもたれかかったクリフトの体が、第二波の衝撃で下方へと滑り落ちていく。それは すなわちアリーナの曲線を辿ることで・・・。 クリフトの頭が胸の上をすべる感触に、体が硬直する。恥ずかしくて声すら出ない。 (や、やだ・・・どうしたらいいの) 胸がドキドキしすぎて、その振動でクリフトを起こしてしまうのではないかと、心配になる。 (この体勢で起きられたら) なんだかすごくまずい気がする。 内心焦りまくっていたアリーナだったが、クリフトの頭が胸を素通りして、腿まで滑り落ちてし まうと、今度は何とも情けない気持ちで一杯になった。 (マーニャやミネアさんだったら、ここで止まっていたんだろうな) 自分の胸元を見下ろしため息をつく。まさかこんなことで自分の胸の小ささを確認することに なろうとは思ってもみなかった。 (それにしても・・・) よく寝ているわね。 かなり不自然な格好にも拘らず、クリフトはまだ眠っていた。とても幸せそうな顔をしていた。 アリーナは起こすべきか迷ったが、あまりに気持ちよさそうなクリフトを見てこのまま寝かせて あげようと思った。 (もう少し横にずれて・・・あ、これなら大丈夫かな?) 起こさないようにそっと体勢を変え、横座りをすると、低くなっている方の腿にクリフトの頭を のせる。 太陽がまぶしかったのか、クリフトがアリーナの膝の方に寝返りを打った。 タイツ越しに伝わるクリフトの感触に背筋がぞくりとしたものの、邪気のないクリフトの寝顔に ほっと胸をなでおろす。そして赤面した。
- 633 名前:【膝枕の効能】3/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/19(日) 11:40:49 ID:04zUjhVv0]
- (これって、膝枕よ・・・ね)
以前クリフトにしてもらったことはあったものの、自分がするのは初めてだ。 なんだか妙に恥ずかしくて、それでいて満ち足りた気分で。 普段感じたことのない複雑な気持ちにアリーナは翻弄される。 (いや、たまたまこうなっただけよ、たまたま) 合意の上での行為じゃないんだから。私はただの枕なんだから。 恋人同士の膝枕と違うんだから! 心の中で力説しながらも、この甘い状況を喜んでいる自分がいて。 (もう、考えちゃ駄目よ) ますます混乱する思考を切り離すべく、そっと目を閉じた。
- 634 名前:【膝枕の効能】4/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/19(日) 11:42:48 ID:04zUjhVv0]
- 「ん・・・」
やわらかい布が顔をくすぐり、その感触でクリフトは薄目を開けた。 (なんだろこの布?) ボーっとした頭で布をどける。そして寝返りを打とうとした瞬間、見慣れた服とつややかな赤毛 が飛び込んできた。 一気に目が覚める。 「えっ、えっ、」 どえぇぇぇぇぇええええええぇぇぇぇえ・・・・・・!! すんでのところで声は抑えたものの、その状況に明らかに動揺していた。 アリーナはクリフトに膝を貸したまま、すやすやと気持ちよさそうに眠っていた。 その寝顔を見上げながら、クリフトは自分が置かれている状況に絶句する。 薄く開いた唇から吐息が漏れるたび、目の前にある双丘が揺れ、海から吹く風が、裾の短い アリーナのスカートを捲りあげる。 その奥がちらりと見えたとき、クリフトは反射的に鼻を押さえると、アリーナを起こさないよう にそっと起き上がった。 そして音を立てないように気をつけながら、船の後方へ妙にぎこちない動きで歩いていった。
- 635 名前:【膝枕の効能】5/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/19(日) 11:44:26 ID:04zUjhVv0]
- 「敵襲だ!」
緊迫した声に目を覚ましたアリーナは、膝の上にクリフトがいないことに気がついたものの、 一気に飛び起きると、傍らに置いていた武器を手に声のほうに走った。 「敵はどこ!」 アリーナが駆け寄った先では、神官衣を真っ赤な血で染めたクリフトが、ソロと共に戦っていた。 ソロはアリーナの姿を認めると、傍らに立つ青年に視線を送り意味ありげに笑った。 「これ以上の出血は勘弁な」 ソロは知っていた。この青年の血の匂いが魔物を呼び集めてしまったということを。 「いやいや、若いっていいねぇ」 今度膝枕の感想聞かせて? クリフトにだけ聞こえる声で、囁く。 「!!」 クリフトがすごい目で睨んでくる。 それすらおかしくて。 ソロは戦闘中だというのに声を上げて笑った。 ―――膝枕にはどうやらトルネコの口笛と同じ効能があるらしい。 トヘロスの効果を打ち消すほどの強い効能が、な。 (終)
- 636 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/19(日) 11:53:37 ID:04zUjhVv0]
- “スレだけに「スレ」るんです。”この言葉がどこにかかるかわかった人、あなたの
煩悩はかなりのものと思われます。え、意味がわからない? わからない人は そのまま、まっとうな人生の王道を歩んでいってください。わかってしまった人は 諦めて人生の横道を歩いていってください。 膝枕ネタです。膝枕で耳掻きというおいしいシチュを示してくださった方がいらっしゃった ので書き始めてみたのですが、出来上がったらあら不思議、またしても下○タ系に。 15歳以下の人ごめんなさいね。そして大人な皆さん、いかがだったでしょうか? こんな煩悩神官ですが、よろしければこれからもお付き合いくださいませ。 【追いかけっこ】に感想をくれた方々、ありがとうございました。皆様からのサントハイム王への 愛は確かに受け取りました。ただいま、新作考案中です。 >>623 鋭いですね。実は正夢に悶えるサントハイム王をホワイトデーネタで途中まで書いたのですが、 どうしてもうまく書けず頓挫。ということがあったのですよ。機会があればまた使ってみたい ネタですよね。 皆様の感想はすごく励み&ネタ・・・参考になっています。何か面白そうなネタがありましたら 提供してくださいね♪
- 637 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage保守 クリアリ収穫ナシダッタ… [2006/03/19(日) 16:16:13 ID:5y5/+UlcO]
- まだ読んでないけど乙です!後で読みます(・∀・)
- 638 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/19(日) 20:51:12 ID:GIq+V6bT0]
- 煩悩神官さんいつも乙です。
鼻血出しすぎ出しすぎ!! あふれ出るそのネタ、激しく羨ましいです……。 >>637さん 今日って何かありましたっけ?
- 639 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/19(日) 21:32:04 ID:l0WIgsy40]
- 鼻血乙です。血まみれのままだとかわいそうなので
つ替えの神官服 をどうぞ。 こちらも新婚旅行編書いてみました。とりあえず前編です。 左手を骨折したので片手だけのパソ入力は辛い… 煩悩さんの作品読む前に書いたので、 内容が一部かぶってる所がありますがお許し下さい。
- 640 名前:(前編)1/3 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/19(日) 21:42:58 ID:l0WIgsy40]
- がんばれクリフト!新婚道中 〜テンペにて〜
紆余曲折を経て、晴れて夫婦となったサントハイム王国の姫アリーナと、王室付の神官クリフト。 そんな彼らが始めたのは、目的もあてもない、お忍びの二人だけの旅… 早朝に出発してから数時間が経ち、山あいの村テンペの入り口が見えてきました。 普通の旅人なら夕方近くまでかかりますが、まだ太陽の位置は高いままです。 さすが『導かれし者』と呼ばれた中でも一、二を争う機動力の持ち主だけあって、見事な早足ですね。 二人が村に入ろうとすると…何やら様子がおかしいのに気がつきました。 村人たちの動きはあわただしく、村のあちこちに垂れ幕がかかっています。 木陰に隠れてそっとのぞくと、『歓迎!アリーナ王女殿下ご夫妻ご巡幸』の文字が。 このまま村に入ろうかどうか二人が躊躇しているところに現れたのは、かつて魔物が住み着いたこの村で ただ一人生贄としての宿命を免れた娘、ニーナと彼女によく似た小さな女の子の姿でした。 彼女に案内され、近道だという山道を抜けると小さな丘があり、赤い屋根の家が見えてきました。 ニーナは二人を部屋に通すと、お茶と昼食を用意してくれました。素朴ながらもほどよい味付けに食が進みます。 彼女もエプロンを外して彼らの向かい側の席に座ると、先ほどの女の子が傍らにちょこんと同席しました。 「娘のアンナです。3歳になりましたわ。ほらアンナ、お客様にあいさつしなさい。」 女の子は少々ぎこちない表情でぺこりとお辞儀をしました。子供らしいかわいい仕草です。 「お二人ともご結婚おめでとうございます。私もお式を拝見したかったのですが、 主人が一昨日からフレノールへ行商に出ておりますので、残念ながら行けませんでしたわ。」 「いえ、ありがとうございます。お気持ちだけでもありがたく頂戴いたします。」 代表でクリフトが答えると、照れながらも二人で軽く一礼をしました。 「ところでニーナさん、なぜテンペの皆さんは私たちが旅に出たことをご存知なのですか?」 「そうよそうよ、ここの人たちには誰にも喋ってないのに。絶対おかしいわ!」
- 641 名前:(前編)2/3 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/19(日) 21:44:25 ID:l0WIgsy40]
- 「実は私もよく存じ上げないんですが…今回のお二人のことが書かれた文書が教会に落ちていたそうです。
狭い村ですから話はあっという間に広まって、みんな総出で歓迎の式典の準備に入ったんですが、 以前もお忍びの旅でしたから、お二人はそういうのはあまりお好きではないかと思いまして… それで私、何回かこっそり村の入り口まで見にきていたんです。」 「そうでしたか。お気遣い感謝いたします、ニーナさん。しかし一体誰が、なぜそのようなことを…」 クリフトはあごに手をあてて怪訝な表情で考え込みますが、特に心当たりは思いつきません。 「それより、お二人とも朝からここまで歩かれたのならお疲れでしょう?お湯を用意してありますので、 先に汗とほこりを落とされてはどうでしょうか?その間に私は夕食の支度を整えておきますから。」 ニーナは食器を集めると、立ち上がって再びエプロンを身につけます。 「ではアリーナ様、お先にどうぞ。」 「私は後でいいわ、クリフトあなたが先に入ってよ。」 「いえ、ですが…」 順番がなかなか決まらず、二人の間で押し問答が続きます。 「あの、何でしたらお二人で一緒に入られてはいかがですか?」 「ええーーーーっ!?」 二人は顔を真っ赤にし、思わず大声で叫んでしまいました。アンナはびっくりして母親のニーナにしがみつきます。 「ちょ、ちょっと、ニーナさん。な、何ということをおっしゃるんですか!?」 「あら、夫婦の絆がより一層深まると評判ですのよ。ご近所の方もこれで倦怠期を乗り切られたとかで…」 ニーナは他にもいろいろと効能を説明しますが、二人は『一緒に入る』の台詞が頭の中で回りっぱなしで 上の空状態になっています。 「…では私は夕食の準備に入りますので、お二人も湯に入られる準備をなさって下さいませ。うふふふ。」 ニーナはそんな二人を見て、くすくす笑いながら部屋を出て行きました。アンナも彼女についていきます。
- 642 名前:(前編)3/3 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/19(日) 21:46:44 ID:l0WIgsy40]
- いざ湯屋まで来たものの、さすがに二人一緒に入る勇気はなく、結局アリーナから順に入ることにしました。
彼女がドアを開けようとすると、アンナが湯上げのタオルと部屋着を手渡します。 「ありがとう。そうだアンナちゃん、お姉ちゃんと一緒に入ろうか?」 小さくうなずいたアンナの頭を撫でると、湯屋の中に入っていきました。 「あー気持ちいい。それにいい香りのお湯だし。ねっ、アンナちゃん。」 白い花を浮かべた薬湯につかるアリーナはすっかり上機嫌です。アンナも鼻歌交じりで自分の身体を洗います。 湯から上がり、アンナの頭と身体を拭いた後、アリーナは鏡に自分の上半身を映して何やらじっと見つめています。 「うーん、やっぱり私のは普通の人より小さいのかしら?アネイルの温泉でもそんなこと言われたっけ。 まあ、どうせマーニャやミネアとは勝負にならないのはわかってるんだけど…それはそれで悔しいわね。」 彼女にしては珍しく一人でぶつぶつとつぶやいています。 一方クリフトは、二人を待っている間も何やらまた考え込んでいる様子です。 (ニーナさん、見かけによらず大胆なことを…しかし、どうせなら彼女がおっしゃるように どさくさに紛れて一緒に入ってしまえばよかったのだろうか…ああっ、私は何を想像しているのだろう…) 勝手に想像して一人で真っ赤になっている彼。そこに部屋着を着たアンナが小走りしていくのを見かけました。 (ああ、もう二人とも出られたんだな。気がつかなかった。では、そろそろ私も…) 彼が着替えを持って湯屋に入ったその時――― 「きゃあぁーーーーっ!!」 「うわぁーーーーーっ!!」 彼はすぐさま後ろを向き、姫もあわててしゃがみ込みましたが、時すでに遅し。 彼の目に飛び込んだのは、うなじに絡みついた後れ毛と透き通るような白い肌、そして… 両腕からこぼれんばかりのふくらみでした。 「あらあら、まあ。これは大変なことになりましたわね。」 悲鳴を聞いて駆けつけたニーナがそこで見たものは、鼻血を出したまま気を失っているクリフトと 必死で彼の頬を叩いて呼びかけるアリーナ、そして二人を見てきょとんとしているアンナの姿でした。
- 643 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage春コミ [2006/03/19(日) 23:08:36 ID:5y5/+UlcO]
- >>638↑です。
- 644 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:age [2006/03/19(日) 23:09:40 ID:5y5/+UlcO]
- そして鼻血age
- 645 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/19(日) 23:35:17 ID:v6RGfozi0]
- クリフトって色んな二次のせいで結構池面なのがデフォになったけど
初めの鳥山のデザインではまったくもって普通人だね。 痩せぎすで顔色悪いし。
- 646 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/19(日) 23:42:33 ID:8MEZPksF0]
- いや、すまんがFC版では実は美形扱いされとるのだよw
公式攻略本に「女の子に人気がある」と書かれていたり、 ゲームブックに「なかなかのハンサムなので、城に仕える娘たちには人気ナンバーワン」とか これまたゲームブックでミネアに「素敵な方だわ・・・」とか言われてたり。 当時を知る人にしてみては、今のクリフトの扱いの方に違和感があるかもしれんぞ。 てか、クリフトのデザインってヤムチャ顔だから(ヤムチャ、扱いはどうあれ美形設定なはず) 一応美形のつもりでデザインしてたんじゃ?
- 647 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/20(月) 00:57:59 ID:itMsf9we0]
- へたれクリフトの位置づけを定めたのは、
4コマ劇場のすずやが描いた「祈りなさいクリフト」シリーズだね。
- 648 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/20(月) 01:05:05 ID:+zu6UIn4O]
- すずやのクリフトはオカッパっぷりが印象的だ…w他も大体そうだったけど
- 649 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/20(月) 01:21:19 ID:JS9ZntyP0]
- >>648
帽子が原因で魔物にボコボコにされたクリフトが ギミックつけて、壊れる4コマでワロタ記憶がある クリフトのイメージって真面目なバカ
- 650 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/20(月) 04:07:35 ID:xlh+2Bgf0]
- ザラキとザオリクと回復呪文使えれば対人では最強なので
実のところクリフトの脅迫に逆らえる奴はいない。
- 651 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/20(月) 10:12:37 ID:ljlPI1UzO]
- 私のクリフトのイメージも真面目なバカだなあ。
頭はいいんだけどバカ。 愛すべきバカ。 ファミコン版ではたしかに美形&頭良し(首席卒業)の設定でしたね。 姫様ラブ設定も 「このクリフト…………」 の三点リーダーの多さだけで妄想してた。 プレステ版の公式ガイドのクリフトはかなり理想だなー。
- 652 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/20(月) 11:38:44 ID:anpZGSIY0]
- ぱふぱふ屋さん、GJ!やっぱりクリフトには鼻血がよく似合う!!
続き楽しみにしていますね。左手骨折・・・痛そう。お大事に。つ【パデキア】 ついでにクリフト君にも、うちのクリフト君愛用グッズを。つ【鼻栓】 きのこの御方、あふれ出るのはネタではなく鼻血(煩悩?)かも。 私は、きのこの御方のような練れた文章が書いてみたいですよ・・・。 FC版クリフト君、そういえば美形設定でしたね。PS版ほど妄想垂れ流し じゃなかっただけに、妙にかっこよく見えたような気が。 美形で頭脳明晰、神官だから博愛精神も旺盛だろうし、装備も結構いいもの できたので、見た目もかっこよかっただろうし。女性の憧れの的ですね。 でも、一番の印象は『ザラキ馬鹿』でしたが。よく考えると、あれで本当に 戦闘上手だったらただのいけ好かない野郎だったのかも。 4コマ、懐かしい・・・。大好きだったんですよね、あのノリ。久しぶりに読みたくなって きたぞ。皆さんのお話、参考になりますわ。次なる煩悩が浮かんできそうな予感。 でも、FF危機もおさまってきたようですし、そろそろペースを落としますね。 煩悩大放出しすぎたかな?ちょっとテンションダウン・・・スマン。
- 653 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/20(月) 12:34:58 ID:+zu6UIn4O]
- >>651
アリーナ優先回復というAIもつけ加えといてくれ>姫様ラブ クリフトの愛すべきバカさは、やはりボスにまでザラキするザラキー魔なとこだな
- 654 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/20(月) 12:47:40 ID:ljlPI1UzO]
- 良くも悪くも一途
それがクリフトクオリティ
- 655 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/20(月) 15:47:34 ID:laDvxGbx0]
- 今思うと衛藤の死のタコツボネタは馬鹿AIを皮肉ってたのかな
- 656 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/20(月) 20:53:04 ID:P544YzO+O]
- 四コマ劇場懐かしいなw
>ぱふぱふ屋の店長 乙です!無理しないで下さいね。 つ【ベホイミ】
- 657 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/21(火) 00:52:21 ID:AFh9L75SO]
- 保守
- 658 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/21(火) 07:22:59 ID:AFh9L75SO]
- 一応 保守
- 659 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:age [2006/03/21(火) 11:47:09 ID:+o/9nEf+0]
- 保守age
- 660 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/21(火) 20:22:18 ID:ceCO2HgO0]
- 保守
- 661 名前:ぱふぱふ屋の店長 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/21(火) 22:18:32 ID:AK0bxb8V0]
- 前編うpした直後に倒れてしまい、昨日まで教会にいました。
明日からまた再収容です。しかも今度は前より長期になりそうな悪寒orz というわけで、申し訳ありませんがしばらくお休みします。
- 662 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/22(水) 00:07:14 ID:DscGL2jwO]
- お、お大事に。本当にお大事に!!
元気になったら後編うpお願いしますね。
- 663 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/22(水) 00:39:42 ID:7kHUM0NDO]
- 店長さん!ゆっくり休んで下され。
- 664 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/22(水) 01:39:20 ID:KkhTtr900]
- 店長さんしっかり治してきてください!
無理しないでくださいね。 私の方は何だか最近ちょっと字書きで悩んでたもので ろくなもの書いてません。 ちょっと長めにも関わらず全然クリアリじゃないものと 1/3くらい書きあがったエロ。 どちらもこのスレ向きじゃないorz むしろお題が欲しいです。
- 665 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/22(水) 01:43:42 ID:/NxfQbM+0]
- >>664
次回『偽姫様登場!?』の巻 ザラ〜キ〜♪
- 666 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/22(水) 12:07:05 ID:6JsiJkcp0]
- て、店長さ〜ん。大丈夫ですか!?朝から超びっくりしましたよ。
お体、大事にしてくださいね。 旦那、子供と風邪を引き込んでくれたおかげで、ここのところちょっと忙しかったのですが、 何とか一段落つきました。また今日から暇を見つけて、ss製作&投下に勤しみたいかと・・・。 でも、店長さんではありませんが、何となく危険な悪寒が・・・。皆様もお体大切に。 >>665 「偽姫様登場!?」・・・いま製作中のお題に少しかぶってるかも。ちょっとびっくり。 千里眼でもあるんですか?どきどき。
- 667 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage保守 [2006/03/22(水) 17:54:14 ID:DscGL2jwO]
- 投下キボ〜ン(・∀・)
- 668 名前:【姫様がいっぱい!?】1/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/22(水) 21:24:13 ID:6JsiJkcp0]
- アリーナとクリフトの仲を邪魔したいサントハイム王は今日も玉座で唸っていた。
「・・・なんか、こう、あやつをぎゃふんと言わせられるような・・・」 眉間に寄せられたしわの深さに、苦悩の一端が垣間見える。 しばし、うんうんと唸っていた王だったが、急に立ち上がるとブライを呼びつけた。 何事かと慌ててやってきたブライに、王はにこやかに告げた。 「ちと悪いが、勇者殿を呼んできてくれんかのう」 ブライは、また陛下のご病気が始まったと内心ため息をついたが、賢明にも表情に出すことは しなかった。
- 669 名前:【姫様がいっぱい!?】2/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/22(水) 21:25:27 ID:6JsiJkcp0]
- 「陛下、準備が整いましてございます」
「うむ」 ブライの声に重々しく頷いたサントハイム王は、傍らに控える人影に視線を送る。 「頼みましたぞ、勇者殿。いや、アリーナたちよ」 「は〜い、お父様」 サントハイムの傍らに控えていたのは、アリーナにモシャスをした勇者ソロと、そのソロの口添 えでピサロから借りてきたマネマネ数匹。こちらもアリーナにモシャス済みだ。 サントハイム王が画策したこと。それは偽のアリーナをたくさん仕立てて、クリフトに本物を 当てさせようというものだ。しかも、その中には本物はいない。 単純な思いつきとはいえ、王は自分の考えに悦にいっていた。 アリーナにモシャスした勇者を見たとき、王は本人と思わず間違えかけた。さすがに長く共に 旅をしてきただけのことはあり、アリーナの癖や仕草もよく知っている。その他のマネマネ集団 は若干不安が残るものの、見た目は完璧だ。 王は内心高笑いをしていた。 父親である自分でさえこうなのだから、クリフトなどひとたまりもないだろう。 (やっとクリフトのすまし顔に泥を塗ってやれるわい) 王の表情から何を悟ったのか、ブライが深々とため息をついた。 そして頭を振ると、疲れの滲む声で奏上した。 「陛下、姫様がただいま城を抜け出したとのことですじゃ」 わざわざ警備まで甘くして、何も知らないアリーナの脱走を促す。 本来なら部屋にでも閉じ込めておければよいのだろうが、あの『アリーナ』がおとなしく閉じ 込められているとは考えにくい。というか、閉じ込めることすら不可能である。 ならば、いっそのこと城から出ていてもらおう、というのが王の考えであった。 (普段ならば、姫様が脱走しただけで怒鳴り散らすというのに) ブライはその報告に嬉々としている王を見つめ、複雑な顔をした。 (はたして、うまくいくものかのう) ブライの呟きはサントハイム王の喜びの前にむなしくかき消された。
- 670 名前:【姫様がいっぱい!?】3/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/22(水) 21:26:36 ID:6JsiJkcp0]
- 「のう、クリフト。ちょっとわしの座興に付き合ってくれんか」
なに、お前にとってはそんなに難しいことじゃなかろうて。 含み笑いをするサントハイム王にクリフトは何やらよからぬ予感を覚えたが、それを押し隠し 王の次なる言葉を待った。 「そなたがどの程度アリーナのことを理解しておるか、知りたくてな。この中から本物を見つけ てほしいだけじゃよ」 ずらりと並ぶアリーナにクリフトは軽いめまいを覚える。 偽者とわかっていても、愛する人がずらりと並ぶ光景は圧巻である。 仕方なく、ひととおり視線を送ったクリフトは、おもむろに口を開いた。 「申し上げます。この中に本物の姫様はいらっしゃいません」 クリフトの声と同時に、アリーナの怒鳴り声が響き渡る。 「ひどいわ、クリフト!!」 目を吊り上げて怒る『アリーナ』にクリフトは冷たい視線を向ける。 そしてにこやかに笑った。 「こんなところで何をなさっておいでです?ソロさん」 「げ、ばれてる」 思わず呟いたソロに、クリフトは追い討ちをかけるように言い募る。 「わざわざピサロさんに『マネマネ』までお借りしてきたのですか」 クリフトの言葉にモシャスを解くと、ソロは両手を上げた。 「降参」 クリフトは満足げに頷くと、王に向かって礼をとる。 「用件は以上でございますか?」 あまりにもあっさりと見破られてしまい、あっけに取られていた王は「うむ」と応じると、 クリフトに退室を促した。が、クリフトが扉の前まで行ったとき、躊躇ったように呼び止めた。 「クリフト、そなたはそこまでアリーナのことを・・・いや、なんでもない。行ってよいぞ」 王の言葉に扉の前で優雅に一礼すると、クリフトは静かに退出した。
- 671 名前:【姫様がいっぱい!?】4/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/22(水) 21:27:36 ID:6JsiJkcp0]
- 「あ、クリフト、待ってくれよ」
ソロは、王にぺこりと頭を下げるとクリフトのあとを追いかけていく。その後姿を見つめながら ブライが口を開いた。 「陛下、いかがですじゃ」 ブライの言葉すら耳に届いていないのか、王は片手を額に当ててうつむくと、深々とため息を ついた。そして少し切なげに呟く。 「あんなにあっさりと見破られたのでは、認めるしかないではないか」 自分ですら一瞬戸惑ったというのに、あやつは躊躇いもしなかった。 それはすなわち、それだけアリーナのことを理解しているわけで。 悔しいと思いつつも、そこまで娘をわかっていてくれるとなると、男として認めざるを得ない。 非常に不本意だが、王はすこし感動していた。 だが・・・・・・。 「えぇい、かわいげがなさすぎるわ!!!」 急に声を荒げた王にびっくりしたマネマネの何匹かがモシャスを解き、まごまごした。 「やっぱり、いやじゃ、いやじゃ、いやじゃ・・・認めとうないわい」 泣きじゃくる王を、はじめのうちは遠巻きに見ていたマネマネたちだったが、次第に一匹、二匹 と集まってくると、代わる代わる王の肩をぽんぽんと叩いた。 「おぉ、そなたたちはわしの気持ちをわかってくれるのか」 魔物に同情され、あまつさえ慰められてしまった王にブライは頭痛を覚えた。 「陛下、頼みますからそろそろ大人になってくだされ」 アリーナの姿を保ったままのマネマネをわざわざ選んで、縋り付いて泣く王は、なんだかすこし 幸せそうであった。
- 672 名前:【姫様がいっぱい!?】5/5 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/22(水) 21:29:40 ID:6JsiJkcp0]
- 「お〜い、クリフト、待ってくれよ」
長い廊下の先で立ち止まり振り返ったクリフトに、ソロは不思議そうに訊く。 「なぁ、お前さ、どうしてわかったんだ」 おれ、結構自信あったんだぜ? ブライから話を聞いたソロは、実は密かに何度も練習を積み重ねてきた。 そして、ブライにさえお墨付きをもらえるようになったというのに、ああもあっさりと見抜かれ たのでは納得できない。 ソロの問いにクリフトは頷いた。 「そうですね。ソロさんはとても上手に化けていらっしゃったと思いますよ」 「じゃ、何でだよ?」 ソロが繰り返して聞くと、クリフトはすこし悪戯っぽく笑った。 「ヒントをあげましょう。外出された姫様はそのあと、どこへ向かったのでしょう」 お城の外に一度出たからといって、お城の外だとは限りませんよね。 クリフトの言葉に、一度は首を傾げたソロだったが、その意味に思い当たって吹き出した。 「そういうことか」 「そういうことですよ」 そうじゃなかったら、結構危なかったかもしれませんね。 照れたように付け足したクリフトに、ソロは微笑んだ。 「そっか」 うまくやってるんだな。 旅の間、ぜんぜん進展しないふたりにやきもきしたこともあったけど、それは杞憂だったようだ。 「よろしかったら、私の部屋でお茶でもしていきませんか?」 「おう」 勢いよく答えたソロだったが、次の瞬間「あっ」と口を押さえた。 「どうしたのです?」 クリフトが驚くと、ソロは少し顔を赤くした。 「もしかして、おれ、お邪魔虫?」 ソロの言葉にクリフトは声を上げて笑った。 「大丈夫ですよ。今日はまだ、そこまでいっていませんから・・・って何て顔をなさっているので す。冗談ですよ、冗談」 おいおい、全然冗談に聞こえないんですけど。 (終)
- 673 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/22(水) 21:35:37 ID:6JsiJkcp0]
- マネマネに慰められる王様が浮かんでしまい、書いてみた作品がこれ。
書き直せば書き直すほど長くなるので、文章的にはいまいちだったのですが、 一番最初に書いたスタイルで投下してみました。>>665さんが意図していらっしゃった 文章とはおそらく違うものと思われますが、「偽姫」にはかなりびびりましたよ。 あほな文章ですみません。次はもう少しマシな作品が書けるように頑張ります。
- 674 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/22(水) 22:56:33 ID:KkhTtr900]
- GJ乙--------------!!
まごまごするマネマネにちょっと萌え! 王様にはかなり萌え! 私も仕事から帰ってきて>>665さんのお題に挑戦してみました。 今ちょいとスランプ中でして、気になるところもあるんですがorz
- 675 名前:お題【偽姫登場!?】1/6 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/22(水) 23:01:14 ID:KkhTtr900]
- 「本当にひさしぶり。元気にしてた?」
サランの街に姿を見せた旅芸人は、フレノールであたしを騙ってた一行。 あのときよりもずっと人数も増えて、人気の一座になってるみたい。 「お姫様、あのときはごめんなさい。迷惑かけちゃって」 「ううん、いいのよ。メイさんが無事でよかった」 大きな荷物を宿に運んで、ようやくひと段落。 宿の食堂で、あたしとメイさん、クリフトが思い出話に花を咲かせる。 「今度の演目はね、お姫様と伝説の勇者さまたちをモチーフにしたものなのよ」 「へえ、それは面白そうですね」 うわあ、あたしがお芝居に出てくるの? なんかちょっと恥ずかしい。 「でもね、まだいい結末が浮かばなくて……」 そう言ってメイさんは、テーブルに身を乗り出した。 「直接、お姫様に話を聞きたかったの。旅をしててどうだったか、って」 ああ、なるほどねぇ。 旅の話なら何日かかっても話し切れないくらい、たくさんあるんだから。 「早速なんだけど、旅の途中で何かロマンスは生まれなかったの?」 「……え?」 あたしとクリフトの間抜けな声が、重なる。 「だって、恋するお年頃の人が多かったんでしょ? その中でロマンスが無いなんて ありえないじゃない!」 メイさんの瞳はきらきらと輝いて、まるで子どもみたい。
- 676 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/22(水) 23:01:24 ID:7kHUM0NDO]
- 王様(;´Д`)
- 677 名前:お題【偽姫登場!?】2/6 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/22(水) 23:02:01 ID:KkhTtr900]
- 「ありませんよ。あんな危険な旅の最中に、そんなこと考える時間なんて
ありませんでしたから」 少し早口でクリフトが言った。確かに、あたしもそんなこと考えたことなかったもんなぁ。 「ほら、例えば、伝説の勇者さまとお姫様の間に芽生える禁断の愛……」 「それは絶対にありませんから!!」 クリフトの大声に、一座のみんながぎょっとして振り返った。 顔を真っ赤にして、クリフトは小さな声で、すみませんと繰り返した。 「……ごめんなさい。ふふっ」 そんなクリフトを見て、メイさんは何か閃いたような表情を見せた。 ロマンスかあ。もしかしたら、あたし以外にはあったのかもしれないなあ。 あたし、そういうのって鈍いから全然判らないもんね……。 数日後、メイさんたちから招待状が届いた。 サランの街の広場に作られた舞台で、いよいよ演目を始めるから、 ぜひ見に来てね、と。 あたしは喜んで、クリフトを誘って初日の舞台に足を運んだ。 用意された席は、いちばん前。 街のみんなも集まって、陽が落ちて、篝火が焚かれたころに、演目が始まった。 うわあ。凄い。 みんな、別人みたいに真剣な表情。凄い迫力。 お芝居だって判ってるのに、ドキドキする。
- 678 名前:お題【偽姫登場!?】3/6 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/22(水) 23:03:03 ID:KkhTtr900]
- あっ、あの人がソロの役なんだ。本物よりずっとかっこいいね。
メイさんはもちろんあたしの役。なんか照れくさいなあ。 あれ、クリフト? やだあ、あんなに背高くないのにね。 ブライはずっと若い! 髪の毛ふさふさしてるよ! 見せたら喜ぶだろうなあ。 マーニャとミネア。えっ、双子なのかな? そっくり! ライアンはずいぶん小柄。でも剣の腕は本物より凄いかも! トルネコが一番本物そっくり。思わず笑っちゃうくらい。 思わず、旅の途中の思い出が蘇る。 怖かったけど、不安だったけど、今思えばとても楽しかったあの旅……。 ふとクリフトを見ると、とても真剣な表情で舞台に夢中。 ずいぶん長いようで、短い時間はあっという間に過ぎて、舞台の上の世界にも平和が戻る。 お父様たちが戻ってきたのかどうか、ドキドキしながら帰ってきたあのときを思い出す。 そういえばあのとき、クリフトはあたしの手をしっかりと握っていてくれたっけ……。 舞台の上のサントハイムも、賑やかさを取り戻す。 あたしとクリフトが手を取り合って笑ってる。 隣から鼻をすする音。ちらりとクリフトを見ると、目が赤い。 そのとき、舞台からあたしとクリフトが降りてきた。 そして、あたしたちに手を差し伸べる。 「……え?」 訳が判らず戸惑うあたしたちの手を強引に取ったふたりは、そのまま舞台へと あたしたちを導く。
- 679 名前:お題【偽姫登場!?】4/6 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/22(水) 23:04:07 ID:KkhTtr900]
- 篝火が熱くて、観客席の方をちらりと向いた。
──うわあ。凄い人。これだけの人々が、あたしたちに注目してるんだ。 クリフト役の人が、クリフトに何か耳打ちする。 メイさんもあたしに、そっと耳打ちした。 「ねえ、お芝居、やってみない?」 「え!?」 クリフトの大声。クリフトもあたしと同じこと言われてるのかな……? 「そ、そんな」 再び、耳打ち。何だろう、気になるなあ。 クリフト役の人が、クリフトをぐいっとあたしの前に押し出した。 それに合わせて、メイさんがあたしをクリフトの前に押し出した。 観客席が、しんと静まり返る。 「あ、あの……」 真っ赤な顔をしたクリフトが、ゆっくりと口を開いた。 「この、闘いが、終わったら、言おうと、決めて、いました。わ、私は、姫様のことを」 それだけ言うとクリフトは、振り返ってクリフト役の人に何かを訴える。 でも、クリフト役の人はくすくすと笑うだけ。 今、言いかけた言葉は、なあに……?
- 680 名前:お題【偽姫登場!?】5/6 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/22(水) 23:05:11 ID:KkhTtr900]
- 背中をばんと叩かれて、クリフトはもう一度あたしの前に押し出される。
「あ、あの、わ、私は、ひ、姫様、姫様のことを……」 クリフトの目から、涙が零れる。 なんだろう、あたしの胸にも何かがこみ上げる。 お芝居。これは、お芝居。それなのに。 「──愛して、います……っ」 そう言うとクリフトは、顔を両手で隠しながら、クリフト役の人の元へ走る。 残されたあたしは、ただ呆然とその姿を見つめていた──。 「お姫様」 メイさんの言葉に、はっと我に返る。 そうだ、これは、お芝居。それなら、あたしにも台詞があるはず。 「結末は、あなたが、決めてね」 ぽんと背中を押されて、あたしは舞台の真ん中へとよろけて進む。 あたしが……? 決める……? 観客が固唾を呑んで、あたしの台詞を待っていた──。
- 681 名前:お題【偽姫登場!?】6/6 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/22(水) 23:06:13 ID:KkhTtr900]
- 「え、えっと」
さっきのクリフトの台詞を思い出す。クリフトは、あたしを。 ……あたしを。あたしを……? 「あ、ありがとう。嬉しい」 これは、お芝居。お芝居。クリフトの言葉は、ただの台詞。それなのに。 ──それなのに。心に焼き付いて離れない。その言葉が嬉しくてたまらない。 こんなに心に響く台詞を、あたしは今まで聞いたことが無かった。 「あ、あたしも。愛してる、クリフト。あ、ありがとう……」 これは──お芝居? 台詞? それなのに、なんであたしは泣いてるんだろう……。 わあっと、大きな歓声が起こった。 あたしとクリフトは役者たちに胴上げされて、楽団が輝かしい音楽を奏でる。 「やっぱり、本当の言葉には、敵わないわね。まだまだ頑張らなきゃ」 舞台に足を下ろしたあたしの耳元で、メイさんが囁いた。 「ステキな結末を、ありがとう」 このお芝居は、ずっとずっと長い間、いろんな街で公演を重ねることになった。 真実の、お話として。
- 682 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/22(水) 23:08:39 ID:KkhTtr900]
- おしまいでございます。
なんだかまとまりなくってすみませんorz
- 683 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/23(木) 01:31:23 ID:7p4dAIFoO]
- いえいえ萌えさせて頂きました。GJです!
泣いてるクリフトに萌え、泣いてる姫様はさらに萌えた! いいですね。初々しくて(´д`*)
- 684 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/23(木) 10:20:50 ID:VWLUKBEm0]
- 乙&GJです。朝っぱらからニヤニヤ萌え萌えしてしまいました。
>「ステキな結末を、ありがとう」って私も言いたいですよ。 なんかかわいくていいなぁ。文章も簡潔で読みやすいですし。 文章の上手な人って短く簡潔に書ける人のことなんですよね。 悪文しか書けない私にとっての憧れです。きのこの御方、尊敬しています。 あぁ、私も腹黒くなく、ギャグでもない、かわいいクリアリを書いてみたい・・・。
- 685 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/23(木) 18:39:48 ID:7p4dAIFoO]
- >煩悩神官さん
かわいいクリアリキボン!(・∀・)
- 686 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:age保守 [2006/03/23(木) 21:44:53 ID:7p4dAIFoO]
- age〜age〜
- 687 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/24(金) 00:12:17 ID:8fDp928MO]
- ほす
- 688 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/24(金) 07:32:05 ID:vyFnAEjLO]
- クリアリ保守〜♪
- 689 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/24(金) 14:21:40 ID:CNJ+199M0]
- >>685
要望があったので書いてみた・・・が、いざ書いてみたらこっぱずかしい作品が出来上がってしもうた。 かわいいというか何というか・・・(滝汗) これ、うpするの、禁ものより勇気いるかも。 でも、多分、何度書き直しても、無理っぽい。なので、これで勘弁。
- 690 名前:【届かない】 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/24(金) 14:23:15 ID:CNJ+199M0]
- あなたが以前言っていたわね。
私に片思いしている時、この気持ちは決して届かないのだろうって思っていたって。 でも、知ってた? 届かなくてやきもきしていたのはあなただけじゃないのよ。 「ね、クリフト。ちょっといい?」 「何でしょう?」 怪訝そうな顔をするクリフトを引っ張って、中庭の花壇の前までやってきた。 「悪いけど、ここに立ってくれる?そうそう、そんな感じ。でね、ちょっと目瞑ってくれる?」 あれこれだす指示にクリフトは笑いながら応じてくれた。 「これでよろしいですか?」 「うん」 花壇の方を向いて立つクリフトの前方にそっと回りこみ、囲いのレンガの上に立つ。 よし、完璧! 「クリフト」 「はい?」 「大好き!!」 驚いて目を開けたクリフト。 私はにっこり笑うと、唇を重ねた。 届かないのは思いだけじゃないのよ! 私とあなたの身長差。両思いになったって埋まらないわ。 ずるいよね。あなたはキスしたい時にできるのに、私は背伸びしても届かない。 でも、ちょっと頑張れば届くのよね。あなたの思いと一緒。 次はどんな手を使おうかしら。 (終)
- 691 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/24(金) 14:32:18 ID:CNJ+199M0]
- クリフトの描写がほとんどないのは、クリフトを書くと話が『黒く』なるか、
王様が出張ってくるかで、かわいくならないんですよ。てか、私が書く中で 一番かわいいのはもしかして王様? はぁぁぁ・・・・・・。 こんなレベルですが、もし要望等がありましたらお書きください。できる範囲で 頑張ってみますので。では。
- 692 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/03/24(金) 18:24:46 ID:iNAjbcB10]
- / // ̄ ̄\ヽ /: : : : . :`l、
| │| /^l l^ヽ | ∠-'''´: ̄ ̄``ヽ、| | │| l:::::l l:::::l | /: : : : . . : \ | │|┌┐┌┐| l : : : : ._,: -‐-:、_ . : .:.:/ | │| l::::l .|::::l .| l_ ,::-'''´ _,. --:、_`''-、_/ | │\┘.└'/| |_,. ,.::-: :|| | `''-、| |──┴────┤ .|,l.|,l-、!ー┘ニニ二r|!r-、 l::-‐―――‐―=―‐ヽ r‐:-.、 iハ!'´li゙}゙f| '´lリ` |l}、l ,r‐‐v‐、 / ノ リ ル' レ' リ リ`ー-ー` / (_i_ノl l;  ̄.ソ  ̄ j「ノノヽ.(_ァ ノ .) / レヽ| '"^二´ `ニ^h /ヽ、_,..:.:.:,ノヾ! Lャ- ,!r':. ヾ:. . ' ,ノ゙) く { ^r ゙⌒////(⌒ { | l:.: . '. .:.:/ .:', ーニ-''" /::.:i:.: `:.: . `ー-く ヽ ヽ.( ij ∠ィ リ >、.__,. ': .;ノ / i、 ー' /! ヽ ::.: :`.ヽ.、__) ) . ヽ ド、 r ⌒`ー--‐1 ,' ( '. .:.: _」 \_/ ,! `ヽ、、_:.: : . ヽ、,ノ ヽl ト、ヽ. l / \__,,、-‐''"´ |i , ′ `ー- 、..__,ノ゙ リ \` -─- , ' / `‐- _ ′! / ! _,..、 ''"´ ``丶、 ─- ..⊥. ` ー- イ-‐''" ̄ヽ. / _ ヾ  ̄`` r┴'''"´ ̄ -''゙ ヽ.
- 693 名前:昨日の685 mailto:sage [2006/03/24(金) 22:17:01 ID:vyFnAEjLO]
- >煩悩神官さんありがと!!
やっべぇ姫様可愛すぎ〜身長差萌え(*´д`) これからクリフトは常に中腰でw
- 694 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/25(土) 07:34:52 ID:wCEllKJ9O]
- 保〜守〜
- 695 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/25(土) 08:14:33 ID:h6BHXpAV0]
- / // ̄ ̄\ヽ /: : : : . :`l、
| │| /^l l^ヽ | ∠-'''´: ̄ ̄``ヽ、| | │| l:::::l l:::::l | /: : : : . . : \ | │|┌┐┌┐| l : : : : ._,: -‐-:、_ . : .:.:/ | │| l::::l .|::::l .| l_ ,::-'''´ _,. --:、_`''-、_/ | │\┘.└'/| |_,. ,.::-: :|| | `''-、| |──┴────┤ .|,l.|,l-、!ー┘ニニ二r|!r-、 l::-‐―――‐―=―‐ヽ r‐:-.、 iハ!'´li゙}゙f| '´lリ` |l}、l ,r‐‐v‐、 / ノ リ ル' レ' リ リ`ー-ー` / (_i_ノl l;  ̄.ソ  ̄ j「ノノヽ.(_ァ ノ .) / レヽ| '"^二´ `ニ^h /ヽ、_,..:.:.:,ノヾ! Lャ- ,!r':. ヾ:. . ' ,ノ゙) く { ^r ゙⌒////(⌒ { | l:.: . '. .:.:/ .:', ーニ-''" /::.:i:.: `:.: . `ー-く ヽ ヽ.( ij ∠ィ リ >、.__,. ': .;ノ / i、 ー' /! ヽ ::.: :`.ヽ.、__) ) . ヽ ド、 r ⌒`ー--‐1 ,' ( '. .:.: _」 \_/ ,! `ヽ、、_:.: : . ヽ、,ノ ヽl ト、ヽ. l / \__,,、-‐''"´ |i , ′ `ー- 、..__,ノ゙ リ \` -─- , ' / `‐- _ ′! / ! _,..、 ''"´ ``丶、 ─- ..⊥. ` ー- イ-‐''" ̄ヽ. / _ ヾ  ̄`` r┴'''"´ ̄ -''゙ ヽ.
- 696 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/25(土) 16:17:37 ID:IXsPqRnUO]
- また人減ってきたな
- 697 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/25(土) 17:48:46 ID:MbQ7G96c0]
- 住人さん、減ってしまいましたね。寂しいです。
SS、何かいいお題ありませんか? 書きたいネタはあるのですが、どうも文章が 長くなりがちで・・・。お題だと多少は短めに書ける気がするんですよね。ということで、 お題投下キボン! お待ちしております・・・。
- 698 名前:脱走店長があらわれた? ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/25(土) 18:11:12 ID:e2IQ5dPq0]
- お久しぶりです。
教会内では一切携帯が使えないため、こっそり抜け出してきました。 突然のことで皆さんにご心配かけてすみませんでした。 今度はしっかり治療してきます。誰かさんではないですが、 もう少し身体は鍛えないといけませんね。とほほほほ… きのこさん、煩悩さん乙でした。しっかり萌えさせていただきました。 で、お題ですか。うーん、あちらの世界ではないかもしれませんが シンプルに「お花見」なんてどうでしょう? おっと、そろそろ帰らないと神官さんに怒られますね。ではまた! つルーラ 凵@教会
- 699 名前:506 mailto:sage [2006/03/25(土) 20:12:35 ID:I2nnplaS0]
- 506です。
ども、GJのお言葉ありがdです。 あまりネットする機会がないというか環境がないというかで 今頃ひょっこり現れてみました。 つか、年がばれそうだけどクリアリ(悲恋)て マイラバのHello Agein て曲がめちゃ当てはまると 個人的には思ったりします。切なかとです。 あの曲のイメージで書いてみたいなぁ。 マイラバのわかる年齢の人じゃなきゃ通じないかorz
- 700 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/25(土) 21:11:42 ID:MbQ7G96c0]
- 店長さん、お体の調子はいかがですか?ご無理だけはしないでくださいね。
それと、お題ありがとうございました。早速、構想(妄想?)に入りますね。 506さん、マイラバなんてまだまだ・・・ちなみに私の悲恋のイメージソングは 沢田知可子の“会いたい”ですからねぇ。わかる人、もっと少ないッすよ。 でも、確かにHello Ageinってクリアリっぽいですよね。切ないけど若々しくて。 506さんの作品にぴったりです。妙に納得しました。 また機会があれば素敵なSS投下してください。待ってま〜す。
- 701 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage(・∀・) [2006/03/25(土) 21:13:59 ID:wCEllKJ9O]
- マイラバは知ってるがHello〜の曲を覚えてないオレorz
どんなんだったっけ? お題「お花見」いいね!ヨロ〜。脱走店長大丈夫ですかー!?
- 702 名前:スーパー1 [2006/03/25(土) 22:33:34 ID:hUoD6SCf0]
- ツンデレアリーナ制作中
ほしゅあげ
- 703 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/26(日) 00:53:13 ID:3iglfyP60]
- それは昔のお話。まだ二人が今よりも小さな頃でした。
「うわぁ〜キレイだねーーー!!」 今日もブライ様の授業を抜け出したアリーナ姫様がやって来ていたのは、お城の裏庭。 そう、今は春。 そこは視界がピンク色。桜に染められた場所でした。 間近で見る桜にはしゃいで走り回っているアリーナ姫様の傍らにいるのは、大人しそうな少年。 無理やりひっぱって連れてこられたのか、神官学校の教科書を持ったままです。 桜の花を眩しそうに見上げながらも、周囲に絶えず気を配っています。 きっと、アリーナ姫様を連れ戻しに来る大人が来ないか見張っているのでしょう。 「クリフト、わたしね、お花がこんなにそばで見られてすっごくうれしい!!」 アリーナ姫様に呼びかけられて、少年ははにかみながら頷きました。 花びらがちらちら、ちらちら舞う中に二人はどのくらい立ち尽くしていたでしょうか。 「どうして桜さんはあっという間に散っちゃうんだろうねぇ」 ご機嫌だったアリーナ姫様ですが、ちょっとだけ不満顔です。 「そうですね、しかし花が散って緑が茂るのもそれはそれで美しいものですよ」 花びらをそっと一枚手に取ったクリフトが言いました。 「そうね、夏が来るのも好きよ!だって私の誕生日も夏だし!」 そこでアリーナ姫様は気がつきました。 「…ねぇ、クリフトの誕生日っていつ?」 少しだけ苦しそうな顔をしたクリフト。 「…わからないんです。ただ、春頃らしいということですが」 幼い頃からずっと教会にいるクリフト。それには何やら大きな事情を抱えていそうです。 「そっかぁ…」 アリーナ姫様はとっても悲しくなりました。 自分はこんなに誕生日が大好きなのに、クリフトはもしかして祝ってもらったことが…! 「神父様が日付を決めてしまってのもいいのですが、 本当と違う日を祝うのかと思うと少し悲しいですからね。このままにしてあります」 クリフトは散っている花びらのような微笑を浮かべました。
- 704 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/26(日) 01:00:41 ID:3iglfyP60]
- あ、そうだ!!」
突然大声をあげたアリーナ姫様に驚いたクリフト。 一際美しい桜の元にアリーナ姫様は駆け寄っていきました。そして振り向いて、 「春なんでしょ?じゃあこの桜が咲いた日をクリフトの誕生日にすればいいのよ! それなら毎年ちょっとずつ違っちゃうけど、絶対本当の誕生日もその中にあるわ! ね、そうしましょ?」 満面の笑顔でそう言いました。 あっけにとられていたクリフトですが、やがて笑い出しました。 そのまま笑いが止まらなくなりました。そんなクリフトを見て、 「な、何よう、いいアイデアだと思ったのに・・・」 アリーナ姫様はふくれっつらです。 「……いいえ、本当にいいアイデアです。ありがとうございます」 笑いをこらえこらえ、クリフトが言いました。 アリーナにしかできない突拍子もないアイデア。 「あまりにも姫様らしすぎて。思わず。すみません」 「ふうん、まぁいいわ。じゃ、来年はこの桜が咲いたらお祝いしましょうね。 毎年ずーっと、この桜を見に来ようね!!」 毎年ずっと、あなたと桜を見に来れる。 「はい。ありがとうございます」
- 705 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/26(日) 01:10:11 ID:3iglfyP60]
- 桜を前にした、二人の約束。
アリーナ姫様とクリフトは微笑みあいました。 「姫様〜〜〜!?どこにおられるのじゃ〜〜?」 遠くから、ブライ様の声がします。 「あ、そろそろ帰らなきゃだね。」 ハッとしたアリーナ姫様。 「じゃあね、クリフト。授業中なのにつれてきちゃってごめんねー!!」 走っていくアリーナ姫様の背中を見送りながら、 いつもよりもしばしの別れが寂しくないことに気づいていたクリフトでした。 クリフトはもう一度桜を見上げてみました。 「また来年も、よろしくお願いします」 深々と頭を下げて、教会へと踵を返したクリフトでした。 (終)
- 706 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/26(日) 04:21:12 ID:Ez6lf/nYO]
- 萌えるっつーか寧ろ泣けてしまった…(ノД`)アリーナ姫優しいわぁ
GJでつ!!!!!
- 707 名前:脱走2号 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/03/26(日) 17:13:05 ID:PtwgFNVc0]
- 教会内の警備は手薄。脱走するなら今のうち…
>>703-705 乙です。自分ももらい泣きしてしまいました。 平日は警備が厳しいので週末までROMれませんが、治療がんがってきます。 他の皆さんの作品もwktkしながら待っております。
- 708 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/26(日) 23:23:57 ID:ROuCbOhI0]
- クリフトの帽子の素材は何だと思いますか?
型崩れすることもなく、常にあの形体を保っているなんて・・・。
- 709 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/27(月) 00:02:58 ID:2i+pwASUO]
- あの帽子…素材はわからんけど中にかなり丈夫な芯が入ってそうだ。
- 710 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:保守あげ [2006/03/27(月) 00:06:21 ID:6rAbf8+VO]
- つうかなんであんなに長いんだろ?
- 711 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/27(月) 10:46:29 ID:4weygwZ8O]
- ほしゅ!
- 712 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/27(月) 16:33:54 ID:Kd3iENXh0]
- SS製作中の煩悩神官です。ひとつは世にも恐ろしいすっぽんぽん祭りになってしまったので
速攻で闇に葬りました。ということで、ただいま書き直し中。どうしてあのようなものが出来上がったのか。 偏に「お花見」=「宴会」な私の短絡的な思考回路せいでしょうね。 クリフトの帽子、確かに気になりますよね。どれくらいの長さがあるのだろう。 クリフトの身長+帽子の長さ=2m以上は間違いなさそうですが・・・。イギリスの兵隊さんみたいな感じ なのでしょうか。う〜ん、謎だ。今度帽子ネタでも考えてみようかな。
- 713 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/27(月) 21:28:36 ID:6rAbf8+VO]
- お題「すっぽんぽん祭り」でヨロw
- 714 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/27(月) 22:18:33 ID:35ZALDGN0]
- >>712
是非ともすっぽんぽん祭りの投下をw
- 715 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/27(月) 23:09:59 ID:6rAbf8+VO]
- 今更だが>>635出たのは鼻血だけなのか?
下からも白い(ry
- 716 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:age [2006/03/28(火) 00:03:46 ID:88MiXc3IO]
- 保守age〜
- 717 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/28(火) 04:37:49 ID:5yeOCJo10]
- すっぽんぽん祭りが読みたくなった件について
- 718 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/28(火) 06:54:41 ID:DO37Y1avO]
- 既にこのスレはすっぽんぽん祭りのようだ
- 719 名前:‘謎の男の子‘ ◆6QD2rVG/Ug mailto:sage [2006/03/28(火) 10:02:50 ID:piWYROP90]
- >>422
ローラローラローラ、ローラ? \\ 見っ直そう 見直そう♪ (フローラ!) // |ヾ, ''⌒ヽ./| |ヾ, ''⌒ヽ./| |ヾ, ''⌒ヽ./| ヽ| [三三]/ .ヽ| [三三]/ ヽ| [三三]/ |_|;ノヮ^ノつ |_|;ノヮ^ノつ |_|;ノヮ^ノつ ( 二つ ( 二つ ( 二つ \./ /、 \./ /、 \./ /、 ∪`J ∪`J ∪`J 夕べの出来事見直そう 王妃の愛で見直そう (サァ) おたのしみ おたのしみ \\ シャバダバダバダバダバダバー // \\ シャバダバダバダバダバダバー // |ヾ, ''⌒ヽ./| |ヾ, ''⌒ヽ./| .|ヾ, ''⌒ヽ./| ヽ| [三三]/ .ヽ| [三三]/ .ヽ| [三三]/ |_|;ノヮ^ノ】) |_|;ノヮ^ノ】) |_|;ノヮ^ノ】)<あ、もしもし夕べの件なんですが・・・ ( <V>ノ ( <V>ノ ( <V>ノ ♪電話ピポパポ! 王妃の愛! (王妃の愛発信機)
- 720 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/28(火) 13:11:22 ID:JRumFBjJO]
- ゲーム中では守ると誓ったはずの女の子に守られちゃってるひ弱な男だけど、
いつか精神的にも肉体的にもたくましくなってアリーナをメロメロにさせてやってほしい。 頑張れクリフト。
- 721 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/28(火) 16:39:30 ID:5LzM1dQp0]
- スマソ、何度書き直しても「すっぽんぽん祭り」が頭から離れない・・・。なので、
ここはおもいきって投下してみようかと・・・。もともと18金・・・いや18禁ものだったけど 手直ししたので、多少はソフトになったかな。それでもR15は譲れない。 若いみんな、スマソ。そして良識ある皆さん、見捨てないで下され。 そだ、先に謝っておこう。ごーめーんーなーさーいーーー!!
- 722 名前:【桜!すっぽんぽん祭り】1/6 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/28(火) 16:42:02 ID:5LzM1dQp0]
- 事の起こりは一通の手紙から。
「よう、みんな来てくれたんだな」 ソロから呼び出された旅の面々は、アネイルの町へやってきていた。 「ねぇ、ソロ。どこでお花見するの?」 アネイルといえば温泉地。お花見も楽しみだが、温泉もまたみなの心をひきつけていた。 そんなアリーナの質問に、ソロは嬉しそうに答えた。 「温泉に浸かりながら花見酒。一石二鳥だろ」 「温泉?じゃ、男女別々なの?」 つまんないな、とぼやくアリーナ。 ソロはにんまりと笑うと、同じようにがっかりしているクリフトの肩に手を置いた。 「ま、それはついてのお楽しみって事で」 そう言い置くと、楽しげに温泉に向かう。 他のメンバーは狐につままれたような顔をしていたが、とりあえずソロの後に従った。
- 723 名前:【桜!すっぽんぽん祭り】2/6 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/28(火) 16:42:57 ID:5LzM1dQp0]
- 「なるほど、混浴ね」
ピンクのレオタードに身を包んだマーニャが杯をあおりながら笑った。 「なー、いいだろ。こういうのも」 そういうソロの腰には少し長めのタオルが巻かれている。 「ですが、どうして男性はタオルだけなんです?」 水着でも用意すればいいのに。 少し不満げに言うクリフトに、ソロがにやりと笑う。 「まー、そういうなって。結局はさ、裾が乱れるほど飲まなきゃいいって事だろ」 ソロの言葉にマーニャが挑発する。 「あら、それじゃ、あまり楽しくないわね」 呑みすぎはともかく、それなりには呑んでよね。 マーニャはそういうや否や、ソロに酒を注ぐ。 「さ、ぐっといってもらいましょうか」 飲ませ上手のマーニャ。うまくのせられて飲まされているソロを横目に、クリフトは視線を上に 向けた。 混浴という趣向はともかく、温泉に浸かりながらお花見というのは贅沢な気分になれる。 はらりはらりと舞い落ちる桜の花びらが湯に浮かび、夜空には綺麗な三日月。 クリフトはほうっとため息を漏らすと、手にしていた杯を干した。 「おぉ、クリフト、いい飲みっぷりじゃな」 酒、女、温泉と好物目白押しで上機嫌のブライが、さりげなく酒を注ぎ足す。 「あ、すみません」 クリフトが恐縮すると、ブライは呵呵と笑った。 「何を畏まっとる。今日は無礼講じゃ。楽しめ楽しめ」 「そうよ、そうよ」 ブライの言葉尻に乗っかって、アリーナまでもがお酌にやってきた。 「ね、クリフト。飲んで」 にっこりと笑ってお銚子を差し出すアリーナに、クリフトは照れながらも杯を差し出す。 「あら、折角だから、全部飲んでから注ぎたいな」 クリフトは一瞬だけ躊躇したものの、アリーナのかわいらしさに負けて飲み干した。
- 724 名前:【桜!すっぽんぽん祭り】3/6 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/28(火) 16:45:45 ID:5LzM1dQp0]
- 「いいぞ、いいぞ〜」
既にかなり酔いの回り始めたソロが、へらへらと笑いながら騒ぐ。 「ソロさん、飲みすぎですよ」 そう注意したクリフトだったが、周りを見渡して唖然とした。 ミネアと飲み比べをしていたライアンとトルネコがかなり。マーニャは温泉に浸かっているとい うことを忘れて、いつものように速いペースで飲んだせいで少し良いが回り始め ているようである。そして、さきほどまで元気だったブライも、興奮状態が祟ったのか、 こくり、こくりと舟をこぎ始めている。 いくらなんでも、ペースが速すぎる! あわてて介護に向かおうとしたクリフトの肩を、思いがけず強い力が掴んだ。 「あら、クリフトさん。まだ、私のお酌を受けてませんよね」 いつもの雰囲気とは打って変わった色っぽいミネアが、うっとりするほど妖艶な笑みを浮かべて 杯を差し出した。 「さぁ、飲んでください」 「え、あ、その、ミネアさん?」 あまりの豹変振りに驚いたクリフトが思わず顔を赤らめた。 「あ〜、クリフト。美女のお酌とは隅に置けないわねぇ〜」 マーニャが口笛を吹いて、囃し立てる。 アリーナはその様子にむっとして、ミネアと反対側のクリフトの横を陣取る。 「ねぇ、クリフト。私のお酌も受けてくれるよね」 万事休す。 逃げ道を失ったクリフトは、頭上に桜、両手に花の状態でこのあと延々と呑まされ続けることと なった。
- 725 名前:【桜!すっぽんぽん祭り】4/6 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/28(火) 16:46:52 ID:5LzM1dQp0]
- どれほどの時間が経過したのだろうか。
燗がついてしまった面々の言動が徐々におかしくなり始めた。 そして悲劇は起こる。 「んもう、熱いわねぇ」 そう言ったミネアが急に立ち上がると、ピンクのレオタードを脱ぎ始めた。 「おお、ミネア、いい脱ぎっぷり!そんじゃ、私もすぱーんといこうか」 こちらも酔いの回ったマーニャが、妙にハイテンションな状態でレオタードを脱ぎ捨てた。 「ひょ〜、いい眺め〜」 自分が何を言っているのかもわかっていなさそうなソロが、それでもへらへら笑う。 そんなソロにマーニャとミネアが近づく。 「れでぇがぬいだってのに、なんであんたがぬがないのよ〜」 ふたりして羽交い絞めにすると、ソロのタオルを剥ぎ取る。 「ぬわ〜」 抵抗もむなしく大切な『良心』を奪われたソロが、情けない悲鳴を上げる。 「あら、まぁ」 「ふふ、かわいい」 悪魔の姉妹によって品定めをされてしまったソロは、よろよろと立ち上がると露天風呂の岩肌に 『の』の字を書き始めた。 「僕、もう、お婿にいけない・・・」
- 726 名前:【桜!すっぽんぽん祭り】5/6 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/28(火) 16:47:45 ID:5LzM1dQp0]
- なんだか妙な展開を見せ始めた花見の宴に、クリフトは思わず息を呑んだ。
酔っ払ったモンバーバラの姉妹が、次々とタオルを剥いでゆく。 そしてその魔の手は、酔いが回ってふらふらしているアリーナへも伸びていた。 「ありーな、おんせんはね、ふくきてはいるものじゃないのよ〜」 「そそ、はだかのつきあいってたいせつよ〜」 眠そうに目をこすっていたアリーナがふたりの声に反応する。 「そうなの〜」 じゃあ、クリフトも脱がないと〜。 きゃはきゃは笑いながら、アリーナがレオタードに手をかける。 「ひ、ひめさま」 かろうじて残っていた理性でアリーナを守ろうとしていたクリフトは、次の瞬間、左右をモンバ ーバラの姉妹に抑えられてしまった。 「それ、ありーな、いまよ」 「ぬがしちゃえ、ぬがしちゃえ〜」 「おっけ〜」 レオタードを脱ぎ去ったアリーナがクリフトのタオルに手をかける。 「えぇ!あ、ひ、ひめさま、いけません、そんな〜・・・」 悲しいかな、非力なクリフトは見事なまでに押さえ込まれてしまっている。 しかも、両腕に女性特有の柔らかな膨らみ。そして眼前には愛する人の裸体。 「☆※*▲×○◆〜!!!」 言葉にならない悲鳴が露天風呂に響き渡った。
- 727 名前:【桜!すっぽんぽん祭り】6/6 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/28(火) 16:49:18 ID:5LzM1dQp0]
- 午後11時。清掃のおばさんことジェシカおばさんはいつもどおり、露天風呂浴場に足を踏み入
れた。 「お〜ぉ、今年も派手だねぇ」 毎年この時期になると、こういった光景は珍しいものではない。 ため息混じりに、酔いつぶれた面々を湯船から引っ張りあげ、女性陣にはバスタオルを、男性陣には 桶をかぶせてゆく。 この道35年のジェシカおばさん、少々のことでは動じない神経を持ち合わせているようだ。 次々とかぶせられていく桶とタオル。そのジェシカおばさんが大変珍しいことに思わず手を止め てしまった。 「・・・収まるかねぇ」 桶と見比べて、嘆息する。 青い髪の美青年、見た目に似合わず何というか・・・。 ジェシカおばさんは柄にもなく頬を赤らめると、そっと桶をかぶせた。 「ひめさ・・・むにゃむにゃ」 青年の寝言と共に、桶が持ち上がった。 「おぉ!」 これにはさすがに驚いたジェシカおばさん。しばし硬直していたものの、そこはさすがのベテラン。 立ち直るや否や、何事もなかったかのように湯船を清掃し始めた。 モップの音、青年の寝言、そしてその度に上下する桶の音だけが、桜祭りの終わった露天風呂に 響き渡っていた。 ・・・こうしてアネイルの桜咲くすっぽんぽん祭り(事件?)は幕を閉じた。 (終)
- 728 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/28(火) 18:52:15 ID:5LzM1dQp0]
- 必要なところまで削っていることが判明。なぜ混浴なのか、それはアネイル協賛の
『露天で花見』ゆえです。勝手に混浴していたわけではありませんので、あしからず。 >>705 遅くなりましたが、GJです。素敵な文章のあとにあほなSS載せてごめんなさいね。 それにしても同じ『花見』でもぜんぜん違うことを想像するものですね。 いいなぁ、姫様かわいいなぁ。 >>715 想像におまかせいたします。スレだけにすれると危険です。 >>702 スーパー1さん、楽しみにしてますね〜。 では、またお題があったらよろしくです。
- 729 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/28(火) 20:24:49 ID:88MiXc3IO]
- すっぽんぽん祭り乙!!
色んな意味でクリフトウラヤマシス!!姫様の裸ハァハァ(*´д`)
- 730 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/29(水) 00:24:47 ID:o5nQqg4w0]
- >>728
GJっス!! マーニャ辺りが花見の記憶があったら後でさぞかしネタにされるんだろーなー、クリフトw
- 731 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/29(水) 00:57:55 ID:Cr3UB1yCO]
- 乙でした〜
王様が知ったらどうなる事やらw
- 732 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/29(水) 04:59:09 ID:Q4z761jr0]
- クリフトは巨○だったのか…
- 733 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/29(水) 12:24:40 ID:45Qo4TRo0]
- クリアリの成分解析結果 :
クリアリの46%は欲望で出来ています。 クリアリの33%は勢いで出来ています。 クリアリの19%は犠牲で出来ています。 クリアリの1%は白い何かで出来ています。 クリアリの1%は下心で出来ています。
- 734 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/29(水) 18:39:56 ID:LMGjH91qO]
- 白い何かってなんですかー!?(・∀・)
- 735 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/29(水) 18:51:52 ID:78w4w4oTO]
- むしろ白い何かだけで出来ていてもいっこうにかまわないんだが…(*´Д`)
- 736 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/29(水) 20:24:13 ID:LMGjH91qO]
- >>735
白い何かってなんですかー!?(・∀・)
- 737 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/29(水) 20:31:36 ID:yuQ55Dhc0]
- ブライの白髪
- 738 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/29(水) 21:17:02 ID:TKlYvYo60]
- >>732の○に何が入るのか気になって眠れん
- 739 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/29(水) 22:44:05 ID:LMGjH91qO]
- >>737
ブライの白髪かよー!?(・∀・) >>738 ずっと眠るな!徹夜して考えるんだw
- 740 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:あげ [2006/03/30(木) 00:17:22 ID:ND+g2vcMO]
- 保守あげ
- 741 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/30(木) 01:09:08 ID:IZOIKZb20]
- このスレ見つけて今日DQ4買ってきたよ
第2章開始! 萌えてきますね!
- 742 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/30(木) 07:33:05 ID:o1h90aSj0]
- >741
ぜひ早く5章にはいって1匹の敵に対してもザラキをかけたり、そろそろHPやばめな 人をほっといてアリーナの回復に専念するクリフトに萌えてくださいw
- 743 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/30(木) 18:55:26 ID:b5Cu5G4h0]
- >>741
がんがってクリアしてくださいね。萌え〜萌え〜w >>742 ラスボス戦で、ダメージ30のアリーナにベホマ。瀕死の勇者にホイミ・・・そして 必殺ザラ(ry 片頭痛が治まらないので病院に行ってみた。クリフトみたいな医者がいた。 「心配なら一度脳の検査しますか?」「はぁ」「あ、大丈夫ですよ。頭の中で考えていることは うつりませんから」「・・・」うつったら困りまんがな。てか、うつったら確実に退かれる。 とりあえず、休養しながら次なる煩悩を練っているところです。 最後になりましたが、くだらないssに感想を下さった奇特な方々、どうもありがとう ございました。
- 744 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/30(木) 20:34:11 ID:ND+g2vcMO]
- 自分、クリフトは馬車の住人(戦闘後の回復要員w)だったから
アリーナ優先回復とかザラキとか見たこと無いんだわw 姫バカ振りを見たいからもっかいやろうかな〜
- 745 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/30(木) 23:14:09 ID:Ms+8HZQWO]
- >>743
いつもいつも素敵なSSで萌え殺していただき誠にありがとうございます。しかしまぁその医者…それくらいわかりきってるってのにwww
- 746 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/31(金) 01:13:42 ID:g+JALaX40]
- 今日はRPG最萌予選にアリーナが出場と一応書いておく。
このスレにはあまり関係なさげだが……。
- 747 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/31(金) 14:29:29 ID:WkNg/4mO0]
- >>744
ぜひやってくれ!そしてネタ提供してくれ!! お願いします。 頭痛薬飲んだら今度は胃が荒れた。クリフト先生再訪する。 「今度は胃ですか。ついでに検査しておきますか?」「はぁ」「大丈夫ですよ。 お腹の中の色はわかりませんから」「・・・」見なくてもわかります。てかバリウムで美白効果! またSS書き始めてみた。ただ、頭痛のせいでpcの画面を見るのが辛い。眩しいんですよね。 だから家の中でもサングラス。アヤシイ・・・。 住人が減ってきてしまったようで寂しい。SS投下も限界があるし、いっそ以前から ちょこちょこ書きとめていたプレイ日記もどき(フレノールまでしかないけど)を 密かにうpしていこうかな♪おおむねクリフトの妄想、ときどきクリアリ、 一時ブライのボケか雷、の予定。
- 748 名前:【秘密の書】 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/31(金) 14:31:25 ID:WkNg/4mO0]
- (序)
姫様との旅の記念に、自分なりの冒険の書を付けてみることにした。これは 非公式の冒険の書であり、その存在は誰にも知られることはないであろう。 つまりは言いたい放題の冒険の書である。 @ 今日、ついに姫様が城を脱走・・・いや、旅に出られた。私も及ばずながら お力添えをするために後を追う。うれしハズカシの婚前旅行・・・のはずが ブライ様というコブ付。悲しくないといえば嘘になるが、ブライ様の攻撃魔法は レベルの低い私たちにとって必要なものである。まぁ、枯れ木も山の賑わいというし、 レベルが上がるまでは黙認してやることにする。
- 749 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/31(金) 16:38:36 ID:q6t01lzHO]
- ∧_∧
( ・∀・) ワクワク oノ∧つ⊂) ( ( ・∀・) ドキドキ ∪( ∪ ∪ と_)_)
- 750 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/31(金) 22:13:56 ID:2yYpC8/LO]
- >黙認してやることにする。
ものすごい上から目線にワロタ!さすが言いたい放題腹黒神官w アリーナにあれやこれやと妄想しまくるんだろうな(・∀・)
- 751 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/31(金) 23:47:11 ID:ytdfIsvkO]
- 期待保守!
- 752 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/32(土) 00:27:48 ID:QKiEGxlyO]
- 期待してまする。
- 753 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:age [2006/03/32(土) 03:39:56 ID:KQoMWRAk0]
- すごい下の方だったのでほしゅあげ。
そして3/32ってなんだ
- 754 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/03/32(土) 08:00:47 ID:aTAywYMU0]
- ベギラマ!!
- 755 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/32(土) 08:03:39 ID:5Le9h9yh0]
- まあた無駄にageる人がいる……。
- 756 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/32(土) 09:50:15 ID:QKiEGxlyO]
- じゃsage
- 757 名前:【秘密の書】 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/32(土) 10:22:50 ID:0u2HLL640]
- A
サランの町に着いた。日もとっぷり暮れたことだし、早速、宿の手配をする。 姫様と初お泊り。私の胸は高鳴る。一人部屋を一つと二人部屋を一つ確保した。 姫様、このクリフト、朝までしっかりとお守りいたしますからね。ムフフ。 私の予想ではそうなるはずであったのに、気がつけば私はブライ様と相部屋。 おかしい、一体どこで予定が狂ったのだろう。まぁいい、先は長い。今日は ゆっくりと休むことにしよう。
- 758 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/32(土) 13:42:14 ID:QKiEGxlyO]
- 煩悩神官殿、乙
- 759 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/32(土) 17:44:52 ID:BSXZv6Wk0]
- アリーナと相部屋する気だったのかよw
- 760 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/32(土) 18:04:59 ID:0u2HLL640]
- 花見帰りの煩悩神官です。
03/32という日付には勝てませんが、エイプリルフール・ネタのSS投下しておきますね。 【秘密の書】に感想を下さった方、ありがとうございます。小ネタばかりですが、 よろしかったらお付き合いくださいませ。
- 761 名前:【エイプリル・フール】1/3 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/32(土) 18:07:25 ID:0u2HLL640]
- 「姫様、愛しております。結婚してください」
クリフトの言葉にアリーナは赤くなる。 「私もよ、クリフト」 そんなふたりを温かく見守っていたブライが涙ながらに言った。 「早速、結婚の段取りを決めなければな」 「って夢見たんだよな〜」 ありえね〜。 馬鹿笑いをするソロ。 「あはは、ソロったら、エイプリルフールにふさわしい夢を見るんだから」 マーニャが大うけしている。 「クリフト君はともかく、そのあとの展開はちょっと難しいですよね」 トルネコが穏やかにきついことを言う。 「まぁ、ブライ殿の台詞はありえないでござるな」 ミネア殿もそう思うでござろう? 馬車のすみで水晶玉を覗き込んでいたミネアが、青ざめた顔で言う。 「それ・・・本当みたいですよ」 ミネアの言葉に一同が凍りつく。 「うそ・・・」 緊迫した空気の中に響く声。 誰もがそう思っていただけに、誰もが自分の声だと思った。
- 762 名前:【エイプリル・フール】2/3 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/32(土) 18:08:11 ID:0u2HLL640]
- ミネアが目を瞑り、ゆっくりと息を吐き出した。
「嘘で〜す」 にっこり笑うミネアにそこにいた全員が脱力する。 「ははは、ミネア殿に一本取られましたな」 「えぇ、ミネアさんもお人の悪い」 ライアンとトルネコが口々に言う。 ソロとマーニャは目に涙をためて笑っている。 「あんたが言うと嘘に聞こえないからびっくりしたわ」 「ほんと、ほんと〜」 馬車の中は今日も平和だった。
- 763 名前:【エイプリル・フール】3/3 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/03/32(土) 18:09:25 ID:0u2HLL640]
- 一方馬車の外では。
「クリフトが私のこと・・・」 顔を赤らめたアリーナが、高鳴る胸を押さえていた。 「私もあなたのことが・・・」 その先の言葉を飲み込み、アリーナは微笑む。 「いつか、言ってくれるんだ・・・」 嬉しそうなアリーナを影で見守る人物がいた。 数年後、旅のメンバーのもとに手紙が舞い込む。 「私たち、結婚します」 「あら、珍しい。あんたの占いが外れるなんて」 マーニャの言葉にミネアが笑う。 「あら、私、占いをはずした覚えなんてないわよ」 「え、だって」 「私言ったじゃない。『嘘で〜す』って嘘」 どうやらミネアのほうが一枚上手だったようだ。 (終)
- 764 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/32(土) 18:14:12 ID:pnhPlFgXO]
- G━━(゚∀゚)━━J!
ミネアさんってばドキドキさせやがって!イイ嘘ついてくれるワァ
- 765 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/32(土) 18:40:34 ID:b8qE88Jx0]
- ミネアさん策士ですな…GJ!
- 766 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/03/32(土) 19:05:15 ID:ReafrGNB0]
- 煩悩神官さんいつもGJです。
ミネアいい人だよミネア ようやく年度末終了……。 顔出せなくてすみませんでした。
- 767 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/03/32(土) 21:50:33 ID:pnhPlFgXO]
- お、きのこの人だ。
スランプだったら無理しな〜い(・∀・)
- 768 名前:【秘密の書】 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/02(日) 09:55:52 ID:HNn9vnOR0]
- B
サランの町で、旅の準備。なんと三人分の所持金が100G。いや、ありえないだろう。 私は確かに見た。ブライ様が陛下からゴールドをせしめているところを。 あのじじい、一体何に使ってやがるんだ。黒い金の動きには今後注意が必要だ。 どんなにごねても金を出してくれないブライ様。しかたがないので、 薬草をいくつかと毒消し草を購入。あとはひたすら町の外でモンスター狩り。 どうしてモンスターがゴールドを持っているのかは謎だが、この際深くは 追求しないことにする。私は姫様との今後を考えるだけで手一杯だからだ。 また、戦闘中一つ気づいたことがある。 姫様のパンツは白だ。タイツが邪魔ではっきりとは見えなかったが、確かに白だった。 それがわかっただけでも、今日は戦闘の甲斐があったというものである。サラン泊。
- 769 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/02(日) 10:06:34 ID:HNn9vnOR0]
- きのこの御方、年度末、お疲れ様でした。3月末〜4月初めは忙しいですよね。
お体には十分気をつけてくださいね。 未発表のSS在庫が3つ。ただ、どれもめちゃくちゃ長い・・・。どうしたら短くなるんだ? 何とかスリムに整形できるように努力中。
- 770 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/02(日) 10:17:10 ID:XJLY2GZIO]
- 戦闘中にどこ見てんだYO!!w ・・・姫様の白パンッ(*´д`)
長くってもいいから投下キ・ボ〜ン
- 771 名前:今日は脱走ではなく外泊 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/04/02(日) 13:50:16 ID:9yYl19rs0]
- 煩悩さん、すっぽん祭りと4月1日楽しませてもらいました。
秘密の書&他のSSも楽しみにしております。 きのこさんもあまり無理なさらないで下さいね。 昨日教会の神官さんから話があって、収容は4月末〜5月初めまでになるとのこと。 何とか休学は回避できそうで、ほっとしました。 下着ネタで一つ思いついたのがありますが、これから他の家族が使うので 夕方〜夜にうpしようかと思います。
- 772 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/02(日) 21:43:33 ID:XJLY2GZIO]
- 下着ネタうp!うp!
って店長って学生!?( °Д °)二足のワラジだったのか・・・
- 773 名前:1/2 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/04/02(日) 23:11:32 ID:uIOsKN5d0]
- 〜どっちもどっちだおまいら〜
それは炎天下の真夏のこと。 旅の途中、そろそろ疲れも出てきたので、私たちは町に戻ることにしました。 「さあ、隊列変更じゃ。クリフト、お主後ろに回れ。」 「えっ、またですかぁ。ブライ様。」 守備力が弱いくせに、ルーラを唱える時だけ真ん中になりたがるブライ様。 その理由を私は知っています。以前は私がその役目でしたのに、ううっ。 ともかく、アリーナ姫様・ブライ様・私の順に列順が入れ替わりました。 「ルーラ!」 ブライ様が呪文を唱えられた瞬間、私たちの身体が宙に浮き、高速での移動が始まりました。 「ブライー、やっぱ高い所って気持ちいいわよねー!」 「全くですな姫様ー」 (…おお、今日も白じゃった。やはりうら若き乙女は純白でなければ、ほっほっほっ。) 「…」 そして私は両手でしっかりと目隠しをしていました。高い所が苦手なせいもありますが、 実は苦手なものがもう一つあるんですよね。はあっ、思い出したくもない。
- 774 名前:2/2 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/04/02(日) 23:13:07 ID:uIOsKN5d0]
- 無事に町に到着した直後、顔を赤らめたブライ様が私に話しかけてきました。
「今日もいい眺めじゃったの。ふん、お主も大変じゃな、高所恐怖症というのも。」 「…いえ、時と場合によってはそれも悪くないかと。」 (誰かさんの股引きなんて見るのはイヤですからね。同じ色ばかりだなんて、もう少し趣味がよろしければいいのに…) 「ところでブライ様、なぜルーラの時だけ列を変更なさるんです?最近ずっとではありませんか。」 「ん?いやあ、ま、まあ長い人生にはいろいろあるんじゃよ。」 心なしか、ブライ様は動揺されているように見えました。額には冷や汗がにじんでいます。 「ところでお主、下の肌着はどうしておるんじゃ?」 「はあ、夏は暑いので身に着けておりません。本当は規則違反なんですが、汗でむれてしまいますので。」 「…あのー、ブライ様それが何か?」 「そ、そうか。いや、何でもないんじゃ、つまらんことを聞いてすまんのう。」 ブライ様はそうおっしゃると、私の許から離れていってしまわれました。 (…そうか、夏は身に着けておらんとな。おかげでワシはお主の猫や熊やスライムの柄なんぞ見るはめになったのか。 全く、最近の若造は皆あのような趣味なのかのう?情けない世の中になったもんじゃな…)
- 775 名前:あとがき ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/04/02(日) 23:21:40 ID:uIOsKN5d0]
- 以上でおしまいです。
おばかな二人になってしまってスマソです。 >>772 正確には院生ですが、親の会社の手伝いもしてますので 二束のわらじってのはある意味正解ですね。 本当は今日中に教会へ帰る予定でしたが、明日の朝にしました。 また神官さんに叱られる…
- 776 名前:訂正 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/04/02(日) 23:27:48 ID:uIOsKN5d0]
- 二束 → 二足 でしたね。
最後の最後で間違えるなんてorz
- 777 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/02(日) 23:58:58 ID:XJLY2GZIO]
- 乙です!
ブライ様がエロジジイだwやっぱり姫様のパンツは白でなくっちゃ(*´д`) >親の会社=ぱふぱふ屋?w
- 778 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/03(月) 10:12:14 ID:g7WliH5fO]
- ほしゅ。
- 779 名前:【秘密の書】 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/03(月) 10:35:45 ID:U302lowH0]
- C
一夜明けて、今日も絶好のモンスター狩り日和。姫様の会心の一撃が面白いように決まる。 やはり先程購入した棍棒がよかったのだろうか。その猛々しさにうっとりしていたところ、 キリキリバッタにきりきり舞いした。ん?キリキリバッタにきりきり舞い・・・今日は ギャグの切れもよいようである。
- 780 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/03(月) 10:44:23 ID:U302lowH0]
- 店長さん、乙&GJです。
>もう少し趣味がよろしければいいのに・・・ テラワロスw猫・熊・スライムに言われたくない〜!! 店長さんは社会人学生さんでしたか。いろいろ大変でしょうけど、ご無理だけは なさらないでくださいね。何といっても体が資本! SS整形終わらず・・・。やる気はあれど、脳みそがついてこない。しばしお待ちを。
- 781 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/03(月) 20:04:09 ID:DsAQbw9U0]
- 触発されてSS書こうとして、書き上げたのはいいけど
アリーナに対しての気持ちを語らってるけど、結局アリーナでてこないし 酷い終わり方になったorz 難しいですね
- 782 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/03(月) 20:30:41 ID:QhZTArrxO]
- 猛々しい所にうっとりしていいのか!?ww
>>781 投下キボン(・∀・)
- 783 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/03(月) 20:33:56 ID:QhZTArrxO]
- 唐突にお題「すきま風」
意味は無い。
- 784 名前:1/4 mailto:sage [2006/04/03(月) 21:08:23 ID:DsAQbw9U0]
- 勇者と同室の部屋にあてがわれた夜
食事も終えて就寝の準備をしてるクリフトに勇者が話しかけてきた。 「なあ、クリフト本当にアリーナに告白はしないつもりなのか?」 私の姫に対する態度はみなが見てて判りやすいものらしい よくマーニャさんからはそのでかわかわれたりもするし、 勇者からのこの問も初めてじゃなかった。 「・・・はい、自分の身分もわきまえてますし、あの方にはもっと相応しい方きっといます。 このキモチは自分の墓まで持っていく物と昔から決めてますから。」 姫様と一緒に旅をしてきて、何度アリーナを抱きしめたいと思ったことか、 抱きしめて自分の思いを伝えたい。 そう思うたびに自分に言い聞かせてきたセリフでもあった。 「俺なら身分なんて気にしないけどな、だって好きなんだろ?」 「・・・はい」 勇者は信じられないっといった表情で眉間にしわを寄せながさらに続けた。 「他の男の物になるアリーナを黙ってみてられるのかよ?」 その問には答えたくない、他の男に寄り添うアリーナ姫の姿など想像したくもない。 それでも自分の答えは決まっている。 「・・・・・・はい・・・・・・」 重い口をあけ何とか言葉にした。
- 785 名前:2/4 [2006/04/03(月) 21:10:07 ID:DsAQbw9U0]
- 暫しの沈黙が続いた。
こうゆう質問ではクリフトの考え方は変わらないだろう。 生真面目で頭の固いクリフトはそうゆう奴だ、そう思って質問を変えた。 「アリーナがソレを望んでたとしてもか?」 「!?」 ビクっと体が震えた。 考えたことも無かった。姫様が自分を慕ってらっしゃることなんて 自分の一方的な片思いっとばっかり思っていた。 いや無意識の内に考えないようにしていた事なのかもしれない。 神に仕える身、身分、サントハイム王国、そんなことどうでもいい! 姫さえ自分の傍にいてくれるなら全て捨ててしまってもいい。 今までの自分の考えを全て否定する気持ちが激しくクリフトを揺さぶる。 いろんな思いが噴出してきて流されそうになる。 どのぐらい考え込んでいたんだろう、それとも一瞬だったのか、 ゆっくりと口にした。 「それでも変わりません」 結局どんなに否定したところでアリーナの立場が変わるわけではないのだ。 「そうか・・・それでも後悔はしないんだな」 無言で頷くと薄暗いランプの明かりではっきりとは判らなかったが 何故だか勇者はひどく複雑な顔をして布団に入っていったようにみえた。 クリフトも自分の布団に潜り込んがだ。 しかしその夜は勇者の言葉が脳裏から離れそうになかった。
- 786 名前:3/4 mailto:sage [2006/04/03(月) 21:13:48 ID:DsAQbw9U0]
- それか間もなくしてクリフトが予想もしなかったことを勇者の口から聞くことになった。
「俺アリーナと付き合うことになった」 ・・・・・ 意味がわからない。 え?どうゆう事です? え?え?え?なんで勇者さんと姫様が? 「ごめん、クリフトの気持ち知ってたんだけど・・・」 いつかはやってくると思ってた、姫様のお相手。 それは平和になってからどこかの貴族と一緒になると思って、だから自分は身を引くつもりだった。 それがこんな早くしかも身近な人からなんて思ってもみなかった。 そんな事だったら身を引く何んて思わなかった! ヒドイ!何でなんです! なんで私の気持ち知っていながら目の前から姫をうばっていく!? 混乱する頭でも徐々に状況を飲み込めてくると、変わりに噴出してきたのは黒い感情。 信じてた仲間による裏切り行為、恨み妬み。 「クリフトがアリーナを射止めるなら俺も黙ってるつもりだったけど お前は姫を見守る立場を崩さないって言うし。」 一呼吸置いてからさらに続けた。 「俺はクリフト以外の男がアリーナの隣にいるのは許せそうにないから」
- 787 名前:4/4 mailto:sage [2006/04/03(月) 21:15:23 ID:DsAQbw9U0]
- はっとした。
自分がどうしても踏み込めなかった領域。 幾度となく私の背中を押してくれてた勇者。 同じ人を好きなのに相手のために自分を押し殺してまで 背中を押してたのはいったいどんな気持ちだったんだろう。 それなのに私は結局踏み出すことが出来なかった。 だから全てをひっくるめて私の代わりに勇者はその領域に飛び込んだ。 勇気がなかった自分を棚にあげて自分勝手な感情で一時でも恨んだ自分が情けない。 「姫を・・・姫様をよろしくお願いしますね」 きっと泣きそうな酷い顔だったと思うが笑顔を作り祝福を延べたのであった。 (終) (血文字)読んでくれた人ごめんなさい・・・ クリアリじゃくて 本人はクリアリがやりたかったとだけ言っておきます。
- 788 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/03(月) 21:27:48 ID:QhZTArrxO]
- せ、切な〜
勇者はクリフトを認めてたのにクリフトに勇気が無いばかりに・・・(つд`) 身分に捕われちゃったんだね。 GJでした!次はクリアリでヨロw
- 789 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/03(月) 22:04:58 ID:U302lowH0]
- GJ〜!!そして乙です。クリアリではないけれど、強烈です。
とても素敵な文章、堪能させていただきました。ぜひぜひ、次も! 楽しみにしていますね。 >>783 なんだか面白いお題がw 暇見つけて書いてみよっと♪ SS整形していたはずなのに、別のSSが書きあがりました。いつもよりは甘めかな? 多分。でもあの方が出ていらっしゃるので甘さ1/2 明日、暇を見つけて投下に来ますね。では!
- 790 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/04(火) 10:29:13 ID:hfoE1uZQ0]
- 連続書き込み・・・orz
4月・・・年度始めじゃ、住人さんもお忙しいことでしょうね。ということで、 新生活応援フェア?です。 皆様の生活が落ち着かれるまで、あまり4月影響のない煩悩神官、がんがります! さて、お約束どおりSS投下に来ました。クリアリだけど、心の主人公はあの方です。 (一部暴言等の表現がございます。子供の戯言だと思って聞き流してください)
- 791 名前:【新生活応援】 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/04(火) 10:31:19 ID:hfoE1uZQ0]
- 時は4月、桜の花の下で新生活がスタートした。
クリフトは澄み切った青空を見上げながら、大きく息を吸い込んだ。 ここはゴッドサイド。神の息吹をもっとも近くに感じる神聖な場所。そして神職につくものの 憧れの土地。 クリフトは王命を受け、4月からゴッドサイドの歴史編纂事業に携わることとなった。期限は 無期限。憧れの土地、そして人生初となる一人暮らし。最愛の人と離れてしまったことはクリフ トの心をひどく苛んだけれども、新天地での生活に淡い期待と喜びを抱いていたのもまた事実 であった。 「さて、部屋はこれくらいで大丈夫ですね」 サントハイムから持ち込んだ荷物の整理も終わり、クリフトは一息入れようと紅茶のポットを 手にした。 コンコンコン。 遠慮がちに扉が叩かれ、赤毛の少女・・・いや女性が顔を出した。 「えへ、遊びに来ちゃった〜」 いたずらっ子のように舌を出し、はにかむアリーナにクリフトは微笑んだ。 「ようこそ、おいでくださいました」 アリーナに椅子を勧めながら、クリフトはカップを二客用意する。 ふわり、と紅茶の香りが漂い、アリーナは目を細めた。 「いいなぁ、一人暮らし。私もしてみたいな」 無理だろうけどね。 ちょっとつまらなさそうに唇を突き出し、部屋をぐるりと見渡す。 広すぎず、狭すぎず。一人暮らしとしてはまずまずの部屋のようだ。 いいなぁ、いいなぁと部屋の中を見て回っていたアリーナが、不意に背後からクリフトの首に 飛びついてきた。
- 792 名前:【新生活応援】2/4 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/04(火) 10:33:01 ID:hfoE1uZQ0]
- 「わ、あ、危ないですよ」
ポットを落としそうになったクリフトが焦りながら注意する。 するとアリーナはむっとしたようにポットを奪い、ちょっと乱暴に机の上に置いた。 そしてクリフトと向かい合うと、今度は正面から抱きついた。 「・・・したら承知しないから」 胸に抱きついていたせいで少しくぐもっていたが、クリフトはアリーナの言葉を確かに聞いた。 浮気したら承知しないから。 かすかな嫉妬。いや、不安か。 照れたように呟くアリーナが愛しくて、クリフトはそっと抱きしめる。 「しませんよ」 「・・・ほんとに?」 「おや、お疑いですか?」 私には姫様だけですよ。 耳元でそっと囁くと、アリーナがますます顔を押し付けてきた。 照れているのだろうか。髪の毛の間からちらりと見える耳が赤い。 クリフトがクスクスと笑うと、アリーナが少し赤い顔でしかめっ面をした。 「なによ!」 拗ねてそっぽを向くアリーナの頬に手を伸ばすと、そっと仰向かせた。
- 793 名前:【新生活応援】3/4 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/04(火) 10:34:06 ID:hfoE1uZQ0]
- 「姫様・・・」
「・・・ん」 唇が重なる。 ふたりっきりの部屋。ほんのり甘い紅茶の香り・・・。 ふたりはうっとりと口づけをくりかえす。 「ね、また、遊びに来ていい?」 アリーナが小さな声で呟くと、クリフトはもう一度軽く口付ける。 「ぜひ・・・お願いします」 お待ちしておりますよ、姫様。 そう続けたクリフトの唇にそっと人差し指を当てると、アリーナは首を横に振った。 「ふたりっきりのときは・・・ね?」 アリーナの言わんとすることを察したクリフトは、最近ますます綺麗になってきた恋人を 再度抱き寄せ囁いた。 「待っていますよ、アリーナ」 アリーナ・・・アリーナ・・・。 何度も耳元で囁かれる。 とてもとても幸せな時間。 アリーナは優しい彼の腕の中で瞳を閉じる。 「愛しています、アリーナ」 「愛しているわ、クリフト」 クリフトの新生活、それはふたりを遠ざけ、そして近づけていた。
- 794 名前:【新生活応援】4/4 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/04(火) 10:35:25 ID:hfoE1uZQ0]
- 「ブライ、アリーナを知らんか?」
書庫で調べ物をしていたブライのもとをサントハイム王が訪ねた。 「さぁて、城の中にいらっしゃらぬようならば、あやつのところ、ではないでしょうかのう」 「あやつ、とは?」 「クリフトのことですじゃ」 「クリフトはゴッドサイドであろう?」 「キメラの翼を使えばすぐですな」 「・・・それでは、クリフトを遠くにやった意味がないではないか」 「ゴッドサイドにおいて行われる歴史書編纂および神学サミットにクリフトを参加させること は、非常に有益かと存じますが」 「・・・ブライ」 「わしはいま忙しゅうございます。行かれるならおひとりでどうぞ」 「余はゴッドサイドとやらに行ったことがないのじゃ」 「では諦めることですな」 文献から目も上げずに答えるブライに、サントハイム王は顔をしかめる。 「そなた、わしとその本とどちらが大事じゃ?」 「陛下、国事と私事とどちらが大事ですかな?」 むむ、と言葉に詰まるサントハイム王だったが、言い返す言葉が出てこないと、涙目になりなが ら口をへの字に曲げた。 「ブライのケチ〜」 ばーか、はーげ、おまえのかあちゃん、でーべーそー!! 「陛下!!」 はぐれメタルも真っ青な見事な逃げっぷり。 ブライが書物から顔を上げ怒鳴った時には、サントハイム王の姿は忽然と消えていた。 取り残されたブライは、しばし呆然としていたが、やがて深々とため息をつくとゴッドサイドで 幸せな時を送っているであろう青年を思い浮かべた。 「今度戻ってきたら、何かおごってもらわないと」 割に合わんわい・・・。 ブライの呟きが静けさを取り戻した書庫にかすかに響いた。 (終)
- 795 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/04(火) 10:50:08 ID:hfoE1uZQ0]
- どうしても4/4が書きたかった。それだけです。
では、私も王様に倣って・・・煩悩神官は逃げ出した!!
- 796 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/04(火) 12:29:23 ID:wPcTlD/d0]
- 王様がどんどん子離れできなくて逆に子供化していってカワイイ
>>783 そのお題に対して ttp://www.prenavi.net/~pocky/cgi-bin/ffdq/bbsnote.cgi?fc=continue&No=351 間違った暖め方をしようとしてにじり寄るクリフト ドン引きするアリーナの図が即浮かんだ。
- 797 名前:隙間風1/1 mailto:sage [2006/04/04(火) 16:16:19 ID:wPcTlD/d0]
- 話を無理やりつけてみたw
ー隙間風ー その日は夕方から風が強かった。 そんな中山小屋を見つけられたのは幸運だった。 資材置き場として使われていたのだろうが生憎と火を起こせる様な場所は無かったが この強風が避けられるだけでもありがたいことだった。 「ふ〜すごい風〜」 アリーナ姫の美しい髪も今日は砂埃や葉っぱが絡みついている。 ようやく風を避けられ、ほっと一息つきながら手串を通して必死に髪を整えていた。 何とか3人が横になれる場所はあったのだが粗末なつくりの山小屋隙間風が吹き込んでくる。 季節外れの強風、寒さ対策をするには早い季節で手持ちの防寒具が少なかった。 クリフトはお歳を召してるブライ様を心配して自分の分を渡して就寝した。
- 798 名前:隙間風2/3 mailto:sage 番号みすちゃった [2006/04/04(火) 16:17:55 ID:wPcTlD/d0]
- 「クッシュン」
深夜可愛いクシャミで目を覚ました。 いまだに風が吹き止まずギシギシを山小屋を揺すり、隙間風が体温を奪っていく。 「姫さま眠れませんか?」 クリフトが毛布を渡したかい合ってか、寝息を立ててるブライを起こさぬようにそっと声をかける。 声をかけられたアリーナはマントと毛布を自分の体に巻きつけながらモゾモゾと身を起こした。 「そうね、小屋なのにけっこう風吹き込むわね」 動きにくいと言って厚着を嫌うアリーナは薄着なのでこの隙間風は堪える様だった。 「私どもの準備が悪く、姫さまにご不便をおかけして申し訳ございません。」 「ん、クリフトのせいじゃないわよ。」 そう入ったもののアリーナの肩は小刻みに震えていた。 自分の毛布はすでにブライに渡してしまっいて他に渡せるようなものはない。 何か方法は無いかと考えをめぐらせるクリフト。 あっ、この自分のコートみたいな上着なら姫さまを包めるかもしれない。 必着することになってしまうけど、ここは仕方ありません! そう他に方法が無いんだし、不本意ではありますがこの不肖クリフトが姫様を あっためて差し上げるしかないんです!!!
- 799 名前:隙間風3/3 mailto:sage テラハズカシスwwwww [2006/04/04(火) 16:19:06 ID:wPcTlD/d0]
- クリフトはプチプチと早急に上着のボタンを外していく
「ちょっ、ちょっと、な、なに!?」 「ひ、ひめ・・・」 明らかに暴走した考えに取り付かれてるクリフト いきなり服を大きく広げ、覆い被さって来ようとする。 その姿はなんというか・・・・コートを広げて見せてくる変態っぽかった。 しかしクリフトがアリーナまで達することは無かった。 「なに考えてるのよーー!!!」 ドガッ!! アリーナの強烈な鉄拳が決まってクリフトは壁まで吹っ飛ばされた。 「ぐ、ぐえ・・・」 断末魔を残してクリフトは気絶した。 「ったく、突然なにしようとするのよ!」 大きく肩で息をしながらアリーナは突然のクリフトの行動に今でもドキドキして胸が熱かった。 クリフトの本意とは違ったがとりあえずアリーナは暖まったようだった。
- 800 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage↑キニスルナwww [2006/04/04(火) 19:33:36 ID:WC8ybfM8O]
- >煩悩神官さん
GJ!十分あっま━━(*´Д`)━━い!ニヤニヤしちゃったじゃないかYO! クリフトが腹黒くないのが珍しいねw あの方はやはり王様だったか。ブライにハゲは禁句だろw >>796 絵と文 共にワロタ!気遣いが裏目に出過ぎたなw この時期電柱の影にいてもおかしくないしw
- 801 名前:スーパー1 mailto:age [2006/04/04(火) 22:08:34 ID:KNvXVmAt0]
- SSの執筆が全然進んでないけど保守ageしときますね
- 802 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/05(水) 00:02:47 ID:6b6+rvUo0]
- >>798
×必着することになってしまうけど ○密着すること・・・・ 一気に書き上げたから修正したいところたくさんだ〜(笑
- 803 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/05(水) 10:23:34 ID:ifMHYbif0]
- >>802
絵&文、GJです。笑いすぎて体が温まりました。 いつも思うのですが、この手の変態さんって寒くないんですかね?実物目撃した 友人談では、季節柄もあるのでしょうけど、例のブツは縮(ry 下履いててよかったな、クリフトw 私の方もお題SS製作完了!これより投下いたします。
- 804 名前:【すきま風が吹くと】1/4 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/05(水) 10:25:33 ID:ifMHYbif0]
- 「ん、さむ・・・」
急にひやりとした風を感じてアリーナは目を開けた。 冬が近づいてきた今日この頃、馬車の中での睡眠はかなり辛い。 いま、馬車で睡眠を取っているのはソロ、アリーナ、ブライ、クリフト。あとのメンバーは外で不寝番だ。 何となく眠れなくなってしまったアリーナは体をゆっくりと起こし、馬車の中を見渡した。 馬車の後方にソロが転がり、その横がブライ、アリーナが続いて、御者台側にクリフト。 いつもと同じ寝位置。だが、よくよく見てみるとソロとクリフトが寒そうに体を丸めている。 (・・・あっ!) アリーナは唐突に悟った。この位置を決めたのはソロとクリフト。つまりそれは自分とブライを すきま風から守るためで・・・。 「クシュン!」 ソロが小さなくしゃみをした。ごそごそと寝返りを打つ音がし、しばらくするとまた寝息が聞こ えてきた。 アリーナはどうしたものか、としばし思案していたが、そっと立ち上がるとブライを起こさない ように気をつけながら自分の毛布をソロにかけた。 「ん〜」 少しは暖かくなったのであろうか。ソロが丸めていた体を僅かに伸ばした。
- 805 名前:【すきま風が吹くと】2/4 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/05(水) 10:27:09 ID:ifMHYbif0]
- その様子に満足すると、アリーナはもうひとりの青年に目を留めた。
(どうしようかしらね) 首をかしげ、クリフトの寝顔を眺めていたが、幌の隙間から入り込んだ冷たい空気にアリーナは 体を震わせた。 (そうだ!) アリーナはゆっくりとクリフトの毛布をめくりあげると、その中にそっと体を滑り込ませた。 (ふふ・・・暖か〜い) クリフトの背中にぺったりと体を寄り添わせる。 と、クリフトが寝返りを打ち、無意識なのだろう、暖を求めてアリーナの体に手を回してきた。 一瞬びっくりして体をこわばらせたアリーナだったが、クリフトの穏やかな寝顔に小さく微笑む。 そして、そのままクリフトの胸にもたれ、ゆっくりと目を閉じた。 馬車の外から薪のはぜる音が聞こえる。 ぼそぼそとした話し声。 規則正しいクリフトの寝息と優しい鼓動・・・。 かすかな物音に耳を傾けていたアリーナだったが、心地よい暖かさにいつの間にか寝入っていた。
- 806 名前:【すきま風が吹くと】3/4 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/05(水) 10:28:29 ID:ifMHYbif0]
- 閑話休題
突然だが、次のことわざを聞いたことがおありだろうか。 『風が吹くと桶屋が儲かる』 なぜに桶屋? つまりはこういうことである。 風が吹くと土埃が目に入り眼の病気になる人が増える→目の見えない人が増えると、目の見え ない人が使う三味線の需要があがる→三味線の需要があがるとその材料となる猫の皮が必要と なる→乱獲されて猫の数が減るとねずみが増える→増えたねずみが桶をかじり、桶が破壊されて しまう→桶の購入率が上がり桶屋が儲かる。 もっとも、風が吹いて乾燥することにより桶のたがが外れてしまうことで桶屋が儲かるという解 釈もあるのだが、どちらにせよ、何かことが起こることで、第三者に影響が出るということは変 わらないので、意味的には特に問題はないであろう。 すなわち、何かが起こったことで、第三者が得をするということ。 では、この場合、どうなるのであろうか?
- 807 名前:【すきま風が吹くと】4/4 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/05(水) 10:29:58 ID:ifMHYbif0]
- 早朝、ブライが目を覚ました。僅かに差し込む朝日に目を細め、体を起こす。と、信じられない
光景が目に飛び込んできた。 ブライはあまりのことにしばし言葉が出なかったが、立ち直るや否や杖を引き寄せ呪文の詠唱に 入った。 「こんの、愚か者がぁあぁああああ!! たかが神官の分際で、姫様と同衾するとはなんたる 不届き!! 今すぐこのわしが天誅を下してくれるわ!!!」 「クリフト・・・大丈夫?」 なんか、余計なことしちゃったみたい。 ごめんなさい、とうなだれるアリーナにクリフトは力ない笑みを浮かべる。 そして何かを言おうと口を開くが、かすれた音が出るだけで、声にならない。 そんなクリフトを見つめ、アリーナは再度ごめんなさいと謝ると、少しずれていた布団をかけな おす。 「お〜い、パデキアもらってきらぞ〜」 こちらも若干鼻声なソロが、部屋の扉をゆっくりと開けた。 突然襲った大寒波により、クリフトは三日三晩寝込んでいた。 アリーナの話で誤解は解けたものの、クリフトの風邪は治らなかった。高熱と激しい咳に見舞わ れるこの風邪は一般に売られている風邪薬などまったく効かず、仲間内から『すきま風邪』と呼 ばれて恐れられることとなる。 どうやらこの世界では、すきま風が吹くとソレッタが潤うようだ。それは多分普通のこと。 風が吹けば、風邪が流行り、風邪薬が売れる。いたって普通。ただ、その経過が若干変わって いるだけ。ただし、一歩間違うと『棺桶屋』が儲かることになるので、『すきま風』には十分 注意が必要なようだ。 (終)
- 808 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/05(水) 10:38:45 ID:ifMHYbif0]
- ドラクエの世界観・・・などと、えらそうなことを言うつもりはありません。
お題を見て浮かんだのが、これ。いつも腹黒いクリフト君ですが、今日は純粋に 被害者です。 >>800 珍しく腹黒くなかったのは、王様が自滅してくれたからですよw でも、一人暮らしの家をさりげなくアリーナに教えているあたりが腹黒いかも?
- 809 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/05(水) 14:36:31 ID:FBRLcjLJO]
- ウマ―――(゚∀゚)―――イ!!!!表現の巧さに脱帽です。GJ!!
- 810 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/05(水) 23:32:01 ID:0V4Td2XdO]
- すきま風のお題出した者だけど
ふたつも面白いSS読めて嬉しいよ!GJ!二人ともありがd(・∀・)
- 811 名前:【秘密の書】 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/06(木) 09:57:06 ID:mWxMTpXT0]
- D
今日もモンスター狩りは続く。さわやかに晴れ渡る空、唸りを上げる棍棒。 ブライ様のヒャドで凍ったスライムベスがカキ氷のように涼しげである。そうこうしている うちにレベルが上がった。お金もだいぶたまった。そこで、皮の鎧を2着購入。 姫様とペアルックと思っていたのに、気がつけばブライ様とペアルック。ついでに購入 した皮の盾と皮の帽子もペアルック。あぁ、急にやる気がうせてきた。サラン泊。
- 812 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/06(木) 10:05:29 ID:mWxMTpXT0]
- 保守目的で【秘密の書】投下しておきました。
>>809 感想ありがとうございます。感想をもらうと私の煩悩に火がつきます。 >>810 楽しんでいただけたなら幸いです。またお題投下お願いします。 暇があれば後ほどSS投下にやってきます。3つあるストックですが、「まじめ王」と 「すっぽんぽん祭り原型」と「エロくないマーニャさん」。どれを投下しようか考案中。 ちなみにどれも長いです。今書いているSSもSSにあるまじき長さです。誰かタスケテ・・・。
- 813 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/06(木) 16:45:38 ID:fy14yX5j0]
- エロかきたい
- 814 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/06(木) 16:46:06 ID:KTOXo+Y/0]
- 官スレでお待ちしてます。
- 815 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/06(木) 16:52:49 ID:fy14yX5j0]
- >>814
探してみたけど、FFしか見つからなかったり・・・ どこですか?
- 816 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/06(木) 17:50:39 ID:98N/CiCNO]
- wktk
- 817 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/06(木) 19:24:08 ID:mWxMTpXT0]
- サントハイム滅亡・・・。
↑ 何のことかわかりませんよね。先程書いていたSSで滅亡しました。 たまには王様に勝たせてやろうと、ふたりを喧嘩に持ち込んだら、腹黒クリフト君が 暴走。あっさり滅亡しました。恐ろしすぎます。王様ネタ、できれば続けたいので、 これは闇に葬ります。 エロ書ける人尊敬します。ぜひ書いてください。wktk SS投下です。正直まだどれにしようか迷っています。 どれもあまりいい出来ではないかも・・・。
- 818 名前:【贖罪の先】1/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/06(木) 19:28:48 ID:mWxMTpXT0]
- 「あんた、クリフトと仲いいわね〜」
オネエサン、妬けちゃうわ。 何の気なしにからかったマーニャ。だが、アリーナの表情を見てただならぬものを感じた。 「クリフトとわたしは・・・そんなんじゃないわ」 そう言って俯いたアリーナは、ひどく寂しげであった。 「あ、クーリーフート。ちょうどよかった。ちょっと付き合ってよ」 教会帰りのクリフトの腕に絡み付いてきたのは、踊り子の服にショールを羽織っただけの マーニャだった。 「え、あ、ちょっとマーニャさん」 クリフトの抗議を無視して、そのまま酒場に引っ張っていく。 そして酒場のカウンターに無理矢理座らせると、自らもその横に腰掛ける。 「マスター」 適当に注文をすると、マーニャは訝しげにこちらを窺うクリフトににっこりと笑った。 「あんたに、ちょっと聞きたいことがあるんだ」
- 819 名前:【贖罪の先】2/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/06(木) 19:30:06 ID:mWxMTpXT0]
- 「あのさ、あんた、アリーナのこと嫌っているってホント?」
突然のマーニャの質問に少し目を瞠ったものの、クリフトはいつもの穏やかな雰囲気を崩すこと なく微笑んだ。 「姫様から・・・お聞きになったのですか?」 心のうちを読ませない完璧な表情。人の心を読むのが得意なマーニャにとってもこういう相手は 手強い。あいまいな表情は全てを包み隠してしまうから。 マーニャの挑発的な目とクリフトの穏やかな瞳が交錯した。 しばらくの間無言で見つめあっていたふたりだったが、ふと視線をはずすとクリフトはため息 混じりに呟いた。 「そうですね。私は姫様が・・・嫌いでした」 マーニャの視線を避けるかのように、グラスの中の琥珀色の酒をあおる。 普段、これでもかというほどにアリーナに尽くしているクリフトを見慣れているマーニャに とって、この言葉は少し衝撃的であった。 「・・・意外ですか?私が姫様を嫌っていたということが」 マーニャの表情を読んだクリフトが、困ったように笑う。 マーニャは手にしていたグラスの中身を一気に飲み干した。 「まぁ、ねぇ。意外といえば意外よね。てっきりあんたは、昔っからアリーナにホの字だと思っ ていたから」 でも、過去のことなんでしょ? 言外に聞いてくるマーニャにクリフトはクスクスと笑う。 「えぇ。・・・考えても見てください。私と姫様が出会ったのは私が6歳、姫様が3歳の時ですよ。 その頃の姫様といったら、わがままで、生意気で、癇癪もちのとても扱いにくいお姫様でしたし。 私自身も子供でしたから」 そこで一度言葉を切ったクリフトは、マーニャに視線を向けちょっと思案する。 「マーニャさん、私と姫様が乳兄妹の関係にあるということは聞いたことがありますか?」
- 820 名前:【贖罪の先】3/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/06(木) 19:31:08 ID:mWxMTpXT0]
- 唐突な話題変換にも拘らず、マーニャは戸惑いもせず即答する。
「あぁ、ミントスで、ブライの爺さんから聞いたわ」 その答えにクリフトが頷く。 「何か、疑問をお持ちになったのでは?」 クリフトの鋭い指摘にマーニャは息を呑む。 そう、今回クリフトから聞き出そうとしていたのは、それがあったから。 本当は立ち入るべきではないと思う。ただ、ともに旅を続けていく上で、仲間内にわだかまりが あるのを良しとしないために、マーニャがその調整役を買って出たのだ。 マーニャが疑問に思ったこと、それは。 「あんたとアリーナって3つも離れているのよね」 マーニャの言葉にクリフトは珍しく心からの笑みを見せた。そして、マーニャに向き合うと 正面から見つめた。 「よろしければ、私の話を聞いていただけますか?」 グラスの中の氷が、からんと音を立てる。 「私には妹がいました、3つ年下の」 クリフトの独白にマーニャは耳を傾ける。 「姫様がお生まれになった当時、サントハイムは現国王陛下に代替わりしたばかりで、政局的に 不安定な時代でした。即位したばかりの国王陛下は、まだお若く、また王妃様も後ろ盾のしっか りした方とは言い難かったので、何かと問題が起こりまして」 乳母を捜すことすら難しかった。 有力貴族はこぞって自分の娘を国王に娶わせようとしていたため、王妃の生んだ子供は目障りだ った。ましてや、その子供は病弱。しかも王妃は出産以降体調を崩していた。あえて、手助け せずとも、王妃と姫に何かがあれば・・・。野心を持つものたちにとって好機だった。 「ですから、私の父が母を乳母として送ったのです」 父と国王陛下はエンドールでの遊学中に知り合い、身分違いの恋に悩む父の背中を蹴り飛ば し・・・押して恋を成就させてくれるほどの仲だった。 「父は、私がこう言うのもなんですが、母にべたぼれだったので、乳母として送り出すことが とても辛かったようでした。なかなか会えなくなってしまいますからね。しかも、父は平民。 母は一応それなりの家柄の娘だったようですが、それでも宮廷内で孤立することはわかりきって いました」
- 821 名前:【贖罪の先】4/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/06(木) 19:32:27 ID:mWxMTpXT0]
- 「孤立・・・というよりは」
危険な立場になるってことじゃないの。 あとに続けようとした言葉をマーニャは思わず飲み込んだ。 クリフトがあまりに悲しげな瞳をしたからだ。 「そうです。母は姫様の乳母として登城し、私が6歳になった年に、何者かに殺害されました」 妹とともに・・・。 「母は、宮廷内の荒れように、王妃様と姫様に危険が迫っているのを感じ取っていたようでした。 そして、身代わりを申し出てそのまま・・・」 グラスを持つ手に力が入る。しばらく俯いていたクリフトだったが、胸のうちにたまった苦い 思いを吐き出すかのようにため息をつくと、顔を上げた。 「母と妹の死を知らされた父と私は、王城へ向かいました。そして私は母と妹、そして姫様に 対面しました」 冷たい骸になってしまった母と妹。その側でどうして起きないの!!と癇癪を起こしていた姫様。 「悪意あるささやきが私の耳に届きました。あの姫のせいでお前の母と妹は殺されたのだと」 そのときの私は、幼すぎて・・・。 唇を噛み締めたクリフト。 マーニャはその胸の内を思う。 奪われた母と妹。クリフトだってまだ母が恋しい年であったろうに。 「それからまもなくして、父が病を得て他界し、私は城へ引き取られることになりました」 姫様の乳兄妹として。 「毎日、毎日、私はサランの町の片隅に眠る父と母、そして妹の墓に足を運びました。本当なら 姫様の乳兄妹としての役目があったのですが、私は果たす気になれなかった」 幼い足で毎日サランの町まで歩く。それだけがそのときのクリフトにとっての生き甲斐。 「そんなある日、姫様が私の後をついてきました。その憮然とした表情は、遊び相手とし て紹介されたにも拘らず、全然遊ぼうとしない私に腹を立てていたように見受けられました」 だから、私は、言いました。 「おまえなんか、だいっきらいだ!!ついてくるな!!」 かあさまといもうとを、かえせ!!!
- 822 名前:【贖罪の先】5/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/06(木) 19:34:08 ID:mWxMTpXT0]
- ふぅ、と息をついたのはクリフトだったのか、マーニャだったのか。
クリフトは片手で顔を覆うと、再び口を開いた。 「それから1年ほど、私はほとんど姫様と顔を合わすこともなく過ごしました。陛下もブライ 様もそれを容認してくださいました。そして、ある日のことでした。私がいつものようにサランの 墓に参った時のこと。私はそこに異変を感じました」 手摘みの花束。磨かれた墓石、雑草を取り除かれた敷地。 誰がしてくれたのだろう? 城に戻って、服を泥だらけにしたアリーナが叱られているのを見てクリフトは悟った。 姫様だったのだ、と。 「そのとき私は気づいたのです。姫様はあの時、私と遊ぼうとしていたのではなく、一緒に墓 に行こうと・・・いえ、母と妹の居場所を知ろうとしていたのです。教えてほしかったのでしょう。 それなのに私は、心無い言葉を投げかけてしまった」 姫様を傷つけてしまった。 「私は、激しく後悔しました。辛かったのは私だけではなかったのに・・・。姫様のお優しい心を わかろうともせず・・・。姫様はわがままな王女でした。しかし、それは優しくないからではなく、 どう振舞っていいのかがわからなかったのです」 マーニャがおいた新しいグラスに手を伸ばして、クリフトは微笑んだ。 「私は、それから、神学の道を歩み始めました。人の心を救うために。人の心を読み解くために」 それでも、とクリフトは言う。 「私は姫様が苦手でした。母と妹が犠牲になってまで守った人にしては、わがままで王女という 立場を軽んじていて。姫様が王女という身分を否定すればするほど、私は母と妹の犠牲がいたた まれなかったのです。ただ、それでも私は、姫様に仕えました。己がしてしまった行為の贖罪の ために・・・」 クリフトは天を仰いだ。 「私は贖罪のために姫様とともにありました。おそらく姫様もそれをご存知だったのでしょう ね」 ずっとずっと、私はそうして過ごしてきた。
- 823 名前:【贖罪の先】6/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/06(木) 19:35:06 ID:mWxMTpXT0]
- 黙って話を聞いていたマーニャがぽつりと呟いた。
「初めは・・・そうだったとしても。人間は変わるものよね」 それが何をさすのか、クリフトには判りかねたが、おそらくマーニャ自身の経験からでた言葉 なのであろう。 ふと瞳を和ませたマーニャが、クリフトに笑いかけた。 「それで?いまは?」 いまはどうなのよ。 マーニャの言葉にクリフトはかすかに耳朶を赤くした。 「長い時を共に過ごすにつれ、私は姫様の本心に触れる機会を得ました。・・・姫様は、姫様が 王女であることを否定していたのは、罪の意識からでした。自分が王女でなければ、あのような 悲劇は起こらなかったのだと。ずっとご自分を否定されてきたのです。それを知った時、私は・・・」 この手で、小さな優しい姫様を守ろうと心に決めたのです。贖罪ではなく自分の意思で。 時には兄のように、時には家庭教師として、時には神官として、時には・・・。 黙りこくってしまったクリフトに、マーニャがグラスを差し出した。 「アリーナのこと、好きなのね?」 「はい」 思いがけず素直に言葉がでた。 そう、自分は・・・姫様を愛している。たぶん、男として・・・。 いつから気持ちが変わったのかはわからない。気がついたら目で追っていた。 贖罪などではない。決してない。それを否定しようとする自分もいる。だが。 「好きでもない女性のために命をはれるほど、私は立派な男ではありませんから」
- 824 名前:【贖罪の先】7/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/06(木) 19:35:56 ID:mWxMTpXT0]
- 臆面もなく言い切ったクリフトにマーニャは優しい微笑をおくると、ゆっくりと立ち上がった。
「そう。よかったわ」 ね、アリーナ。 続けられた言葉にクリフトが立ち上がる。 「え、あ、姫様!?」 カウンターの後ろの席にアリーナがいた。 綺麗な緋色の瞳にうっすらと涙が浮かんでいる。 「ま、そういうことみたいね。アリーナ、だからいったでしょ?人間はね、一度嫌いになった からといって一生そのままってことはないのよ」 その逆も然り、だけどね。 ほんの一瞬だけ辛そうな表情を見せたマーニャだったが、すぐにそれを打ち消すとクリフトの 背中を押した。 「あんたの姫様はね、あんたが自分のことを嫌っているってずっと思い込んでいたのよ」 報われない想いなのだと、泣きながら語ったアリーナ。 自分は彼を好きになってはいけなかったのだと、好きになる権利すらないのだと。 普段の明るいアリーナからは考えられない言動。それほど、彼女は辛かったのだ。 「え、しかし、姫様が私を・・・などと、そんな畏れ多い・・・」 ここに来てしり込みするクリフトに、マーニャはため息をつく。 「あんた、さっき言ったじゃないか。好きでもない女性のために命なんてはれないって! アリーナはそれを実践したじゃない。ミントスで」 命がけでパデキアの種を探しに行ったアリーナ。半端な気持ちでできることじゃない。 「それが答えよ」 クリフトの顔に朱がさしこむ。 「私は一介の神官でしか・・・いえ、マーニャさん、ありがとうございます」 決然と顔を上げたクリフトは、己のうちで何かを乗り越えたように見えた。 それは、いままでただ思慮深さで大人っぽく見せていた彼が、正真正銘大人の男になった瞬間 だったのかもしれない。
- 825 名前:【贖罪の先】8/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/06(木) 19:37:14 ID:mWxMTpXT0]
- 「じゃあね」
そう言ってマーニャは酒場を後にした。 酒場の扉を開けるとき、ちらりと目にしたふたりは不器用ながらも、一生懸命気持ちを伝え合っ ているようだった。 「姉さん」 酒場を出たところで、ミネアが声をかけてきた。 マーニャはそこにミネアがいることを知っていたのか。驚くそぶりも見せず笑った。 「いよいよ、明日ね」 ミネアの言葉にマーニャは頷く。 嫌いだったあの人。気障でいばりん坊で。 なのに・・・時折みせる不器用な優しさ。気がついたら好きになっていた。 そしていまは・・・。 「父さんの仇、絶対討つからね」 お堅いことは大っ嫌い。はすっぱなで移り気で。 「でも、あんたと私は少し似ているのかもね」 青い髪の不器用な青年。彼は乗り越えることができた。不安にさいなまれていたアリーナも 彼の支えを得て、きっと壁を乗り越えていくだろう。 自分は・・・自分はあいつと対峙した時どうするのだろう。 憎しみに身を焦がすのか。それとも・・・。 心配げに見上げてくるミネアに微笑みかけると、マーニャはぐっと腹に力を入れた。 明日は、バルザックとの決戦。 (終)
- 826 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/06(木) 19:39:26 ID:mWxMTpXT0]
- マーニャさんいってみました。
長くて暗くてスマンです。
- 827 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/06(木) 22:11:44 ID:EwYn0MSs0]
- >>826
乙とかGJなんて言ってあげないんだからっ! な・・・泣いでだんがいだいわよ! コレは・・・ぞの・・・
- 828 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/06(木) 23:13:49 ID:98N/CiCNO]
- >>826
…でもせっかくだから乙って言ってあげるわよ!!
- 829 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/07(金) 00:23:09 ID:OnCWAHMFO]
- すっげぇよかった…GJ!!
- 830 名前:投票所 mailto:sage [2006/04/07(金) 10:58:50 ID:kqhEYrC2O]
- ドラクエキャラ人気投票
∧_∧ ピュー ( ^^) =〔~∪ ̄ ̄〕 = ◎――◎ 6hp.jp/?id=voteking
- 831 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:age [2006/04/07(金) 13:22:35 ID:tNxAZEZ70]
- 後ほど投下に来ます。とりあえず保守!
- 832 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/07(金) 14:21:41 ID:ihwdp53wO]
- +
+ ∧_∧ + +(0゚・∀・) (0゚つと) + + と_)_) wktkwktk
- 833 名前:【桜の木の下で】1/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/07(金) 14:42:21 ID:tNxAZEZ70]
- サントハイム城から少し離れたところに、少し遅咲きの桜の木がある。
早朝、ひょっこりと現れたアリーナは満開まであと少しといったその桜の木に、ぎゅっと 抱きついた。 「ただいま・・・お母様」 この桜の木は、アリーナの母が生まれた日に植えられたものだと、父王から聞いていた。 そしてここで母と知り合い、ここでプロポーズをしたとも。 アリーナが母をなくしたのは3歳の時のこと。おぼろげながらに覚えている母の記憶は、なん となく淡い桜の花を連想させた。だからアリーナはこの木を母と思い、毎年この時期になると やってくる。そして根元に腰を下ろしてその1年にあったことを母に語るのだ。 そして語りつくした頃、父王が迎えに来て、すっかり疲れ果てたアリーナを背負って城へ帰る。 温かい父の背中、そしてそれを見送る母桜。幼いアリーナは何度となく、その瞬間が続けばいい と思ったものだ。それがアリーナと家族の桜の思い出。 アリーナは桜の木を見上げ眩しげに目を細めた。 「4年も、来られなくてごめんなさい。・・・話したいこと、いっぱいありすぎて、何から話 したらいいか、わからないわ」 ざぁっと風が吹き、薄紅色の花びらを舞い上げる。それがまるで母の返事のように思え、アリー ナはとても嬉しそうに微笑んだ。 「そうだ。ねぇ、お母様。私にも好きな人、できたのよ」 桜の根元に腰を下ろし、母に背を預けるかのように幹にもたれた。 そして幼子のように頬を少し赤らめながら、今までにあったことをぽつりぽつりと話し始めた。 春の穏やかな日差し、さわやかな風。 アリーナの髪に何枚もの花びらが降りそそぐ。 木にもたれたまま、いつの間にか寝入ってしまったアリーナに近づくと、彼は自分の外套を 脱ぎ、そっとかけた。 そして優しげな微笑を残すと、静かにその場から立ち去っていった。
- 834 名前:【桜の木の下で】2/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/07(金) 14:46:38 ID:tNxAZEZ70]
- ガサッ・・・。
草を掻き分ける音で、アリーナは目を覚ました。 日は既に西に傾き、あたりはひんやりとした空気に包み込まれようとしている。 「寝ちゃったのね」 木の幹にもたれたまま、どうやらかなり長い時間を寝て過ごしたらしい。 少しこわばった体をほぐすために立ち上がると、足元に何かが落ちた。 「あれ、この外套・・・」 薄暗くてよく見えないが、どうやら2枚あるらしい。 (誰がかけてくれたのかしら?) 首を捻ると、そっと取り上げた。 その時、間近で草を踏む音が響き、アリーナは反射的に振り返った。 そしてそこに佇む人物の姿を見て目を見開いた。 「え、クリフト?」 てっきり、父王が迎えにきたものと思っていたアリーナは、意外な人物の姿を見つけ、不思議 そうに呟いた。 「どうしてここへ?」 クリフトはこの問いに逡巡しつつ、答えた。 「陛下に・・・陛下に申し付けられました。姫様が目を覚ましたら、一緒に帰ってくるように、と」 「お父様が?」 手にした外套をよくみると一枚は父が愛用しているものであった。 そしてもう一枚のそれは・・・。 「これクリフトのよね? あれ、でも、この外套の方が下にかかっていたようなんだけど」 お父様に言いつけられたのだったら、お父様の外套の方が先のはずよね? 首を傾げるアリーナに、クリフトは少し頬を赤らめ俯いた。
- 835 名前:【桜の木の下で】3/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/07(金) 14:48:08 ID:tNxAZEZ70]
- 「申し訳ございません、姫様。いくら魔物の数が少なくなったとはいえ、おひとりでの長時間の
外出は危険かと思いまして」 差し出がましいとは思ったのですが、ずっとその草陰におりました。 クリフトの言葉に今度はアリーナが詰まった。 「え、じゃ、あとを追ってきたの?」 クリフトのさす草陰に視線を送る。 「いえ、私は姫様がお城を出られたのを確認してから少し遅れて来ました。焦って追いかける必要性は なったのです。行き先はわかっていましたし」 そこまで言うと言葉を切り、クリフトは桜を見上げた。 「毎年、この時期になるとここへいらっしゃいますから」 アリーナは、はっとした。 「もしかして、毎年、ついていてくれたの?」 クリフトが肯くのをみて、アリーナは息を呑んだ。 (ぜんぜん気がつかなかった) この桜をお母様と思っていたから、笑ったり、怒ったり、それからよく泣いた気がする。 ちらりとクリフトを見やると、目と目が合った。 恥ずかしさで、顔が赤くなるのがわかる。 クリフトはちょっと戸惑ったように微笑んだ。 「姫様、私をお許しいただけますか?」 「え?」 突然の言葉にアリーナは思わず聞き返した。 クリフトは困ったような表情をしながら、視線を桜に向けた。
- 836 名前:【桜の木の下で】4/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/07(金) 14:49:01 ID:tNxAZEZ70]
- 「私はずっと姫様を影から見守ることしかできませんでした。姫様が怒っていらっしゃる時も、
涙を流していらっしゃる時も・・・」 訥々と語りだしたクリフトの声に、アリーナは耳を傾ける。 「本当は何かして差し上げなくてはと思っていたのですが、勇気がなくて・・・」 ずっと、できなかったのです。 クリフトはアリーナの髪についた淡い桜の花びらをそっと指で取り上げた。 「そして、今日も・・・私はただ、そこにいただけで・・・」 手にした桜の花びらを手のひらに包み込みながら、クリフトはため息をついた。 「陛下に、『そなたはアリーナの騎士になりたいのか』などと、言われてしまいました」 見守るだけなら、そなたでなくてもできよう、とも。 うなだれたクリフトにアリーナは微笑みかけた。 「馬鹿ね」 ずっと見守っているだけだって、相当大変なのに。 まじめなクリフトのことだ。職務を放棄してここにいるだけでも、どれほど大切に思ってくれて いるかがわかろうというもの。 アリーナの言葉に、ぴくりとからだを震わせたクリフトだったが、地面に片膝をつき、 意を決したように口を開いた。 「姫様。私は、あなた様をずっとお慕い申し上げておりました。願わくば、その傍らに立つこと をお許しください」 突然のプロポーズの言葉に、アリーナが目を丸くする。 冷たい夜風に吹かれた桜の木が、アリーナの胸のうちのようにざわめいた。 「愛しております。アリーナ様」 私に、あなたの人生を背負わせてください。 そういって顔を上げたクリフトは、とても大人びた顔をしていた。
- 837 名前:【桜の木の下で】5/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/07(金) 14:49:54 ID:tNxAZEZ70]
- アリーナはドキドキと高鳴る胸を押さえながら、クリフトの手を取った。
そして桜の木に向かって微笑んだ。 「お母様。私・・・」 アリーナはクリフトに向き直ると艶やかに笑った。 「私も、あなたのことが好きよ。今日ね、私、桜に・・・お母様に好きな人ができたって報告した の。でも、まさか、その日のうちに相手を紹介できるとは思ってもみなかったわ」 クリフトは頬を紅潮させた。 「姫様・・・」 感極まったクリフトがアリーナをその腕に抱きしめた。 「愛しております。愛して・・・」 アリーナはうんうんと頷きながら繰り返される言葉を聞いていた。 桜の花びらがライスシャワーのように、ふたりに降り注いでいた。 どれくらいそうしていたのだろう。 すっかり暗くなってしまったことに気づいた二人は、どちらともなく体を離すと桜の木を見上げ た。 「また来年、来るね」 今度はお父様も、クリフトも一緒よ。 その言葉にクリフトが驚いたようにアリーナを見た。 「いいのですか」 家族の語らいの場なのでしょう? そう呟いたクリフトの髪を一房つかみ、アリーナは引っ張った。 「家族・・・だからでしょ!」 一瞬にしてクリフトの顔が赤く染まった。 「ちがうの?」 まごまごするクリフトに口を尖らせたアリーナが詰め寄る。 「あ、いえ、光栄です・・・」 クリフトの言葉に、よしと頷くとアリーナはにっこり笑った。
- 838 名前:【桜の木の下で】6/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/07(金) 14:51:05 ID:tNxAZEZ70]
- 「ね、クリフト。おんぶして」
ここからの帰り道はね、いつもおんぶだったから。 クリフトはそうでしたねと微笑むと、アリーナに背を向けしゃがんだ。 「いいですか。行きますよ」 そう言ってクリフトが立ち上がると、アリーナの視界が一転した。 「わぁ、高い」 これがクリフトの見ている世界なのね。 父の背中はがっしりしていて、温かかった。そしてクリフトの背中も・・・。 おてんば姫といわれてきた自分。でも、それはこんな背中を持つ優しい人々に支えられての ことだった。 「ふふ、気持ちいい」 クリフトの肩口に頭をもたれさせる。そして、ふと思ったことを口にした。 「ねぇ、お父様はいつからあなたのことを知っていたの?」 「最初から、だと思います」 クリフトの答えに、アリーナはため息を漏らす。 「私、ぜんぜん気がつかなかった」 お父様ってすごいわね。 アリーナの声にクリフトはうっすらと笑う。 「えぇ。でも、姫様は敵の気配には鋭いですけど、ご自分が気を許した相手には無頓着ですよね」 それだけ、私に気を許してくださっているかと思うと嬉しいですよ。 背中越しに伝わる声。穏やかで優しくてアリーナの大好きな声。
- 839 名前:【桜の木の下で】7/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/07(金) 14:51:59 ID:tNxAZEZ70]
- 「ねぇ、クリフト」
「なんでしょう?」 「お母様に、お父様とあなたと一緒って言ったけど、もしかしたらもうひとり増えるかもね」 クリフトの動悸が早まり、体が熱を帯びた。 アリーナはクリフトにわからないように含み笑いをした。 「だって、ブライを仲間はずれにしちゃ悪いでしょ?」 「あ、そ、そうですね」 ちょっと残念そうな様子に今度は声を立てて笑った。 「姫様、私をからかったのですね」 恨みがましい声が聞こえる。アリーナは目に浮かんだ涙を拭いながら謝った。 「ごめんね。でも、そういう増え方ならお母様も許してくれるわよね」 アリーナの桜の思い出。それは毎年違ったものになっていくのだろう。 「いつか・・・みんなでお花見したいね」 大切な人たちと一緒に。
- 840 名前:【桜の木の下で】8/8 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/07(金) 14:54:00 ID:tNxAZEZ70]
- 「陛下!」
ひとりで戻ってきたサントハイム王にブライが驚いて駆け寄ってきた。 「姫様はどうなされたのですか」 ブライの言葉に王は肩を落とすと、深々とため息をついた。 「のう、ブライや。父親というものは辛いものだな」 あの時、アリーナに自分の外套を掛けるため近寄った。そして、自分が耳にした言葉は。 『クリフト・・・』 そろそろ潮時なのかもしれん。父から夫へ。 いつまでも手放したくないと思っていた。だが、あんな寝言を聞いてしまっては、自分の役目 が終わったのだと否が応でも痛感させられる。 サントハイム王は、疲れたように玉座に腰掛けた。 「おまえも、それでいいというのだろうな」 ブライは黙っていた。それは彼にかけられた言葉ではないとわかっていたから。 アリーナの母、亡き王妃がこの場にいたらきっと微笑みながら諭したであろう。 「あの子が結婚しても、私たちが親であることにはかわりがないのですよ」 開かれていた窓から桜の花びらが舞いこんできた。 「のう、ブライや。ちと付き合ってくれんか?」 桜を肴に飲み明かそうじゃないか。 王の言葉にブライは相好を崩した。 「では久しぶりに花見酒をすることにしましょうか、陛下」 (終)
- 841 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/07(金) 15:09:36 ID:tNxAZEZ70]
- まじめな王様いってみました。副題は父親の悲哀。お目汚し失礼いたしました。
SS執筆でちょっとしたピンチ到来です。クリフト君がうまく書けません。 サントハイムを滅亡させた影響が自分に残っているのかもしれませんが、 あれから書き始めては何度も挫折・・・鬼畜になったり、泣き続けていたり、 あげくサロメ(某文学)やってしまいました。駄目駄目です。 どうせ駄目ならエロでも書いてリフレッシュ?と思ったのですが、それすら 強○物・・・。やばすぎます。 そんなわけでしばし心の旅に出ることにしました。どこかで少しヤバ系の煩悩を 振り落として、戻ってきますね。あ、SS投下の方は、しばらく滞るかも知れませんが、 場つなぎ的に秘密の書を投下しに来ます。 最後に、長文読んでくださった方ありがとうございます。明日への煩悩の糧として 頑張りますね。ではでは。
- 842 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/07(金) 16:50:16 ID:ihwdp53wO]
- お疲れ様でした!!
暫くSS投下はお休みになりますか…疲れたときは休むのも大事ですもんね、ゆっくり休んでください!
- 843 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/07(金) 22:37:54 ID:NAbx1BXt0]
- なんだかもうたくさんあって何といってよいやらGJGJ---
煩悩神官さんの留守はがっつり守ります。 ……と言ってみたいもののアンソロ原稿で行き詰ってますorz あと10行くらいで終わりそうなのにまとまらず。 縦書きにしてみて読みづらさに愕然。 そして煩悩神官さんと同じように執筆中のクリフトが幅をきかせて 他のネタがかけません。 ようやく仕事も落ち着いてきたので少しずつしょぼしょぼと 復活していこうかと思います。
- 844 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/07(金) 23:38:08 ID:+CfQPbHEO]
- GJ!!
- 845 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/08(土) 01:28:40 ID:H0xlLa800]
- アンソロ+ココへの投下大変でしょうけどがんばってください。
てか、クリアリ再燃したの最近でなんかみんなココへSS投下してる人の HPとか判ってるみたいな描き方でヒジョーーにうらやましい! クリアリまとめサイトにリンク全部張ってあればいいのに! ヽ(`д´)ノウワァァン 以上わがままでした。
- 846 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/08(土) 01:36:32 ID:qvYMp0zq0]
- きのこの人以外にサイト餅っていたっけ?
きのこの人なら旅行者ですぐわかるよ。
- 847 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/08(土) 02:22:39 ID:xE63lRBj0]
- >>841
最高でした〜(´ー`)y─┛~~ お帰りの方、いつまでも待ってますので…
- 848 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/08(土) 22:52:19 ID:6uV2htcg0]
- とりあえず保守しとくぜ
- 849 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/08(土) 23:09:41 ID:cMRuIoshO]
- ∧_∧
( ・∀・) ワクワク oノ∧つ⊂) ( ( ・∀・) ザラキザラキ ∪( ∪ ∪ と_)_)
- 850 名前:315 ◆g38b83HleU mailto:sage [2006/04/09(日) 02:20:18 ID:dS5RXMPj0]
- ようやくFFクリアしたので帰ってきました。
これからログ補完とSSまとめの作業に移ります。 つかFF12はマジでつまらなかった。ドラクエ好きな人は絶対向かない。 チラシの裏はさておき、FF12スレが乱立してる中でdat落ちしなくて良かったです。 これも複数の職人さんのお陰ですね。お疲れ様です。 ところで自分もSS投下を考えてます。 書きたいことがあったのでそれをテーマにしてクリアリで書いてみたくなった。 いつもエロ書いてるので今回もその路線で行ってみたのですが需要なさそうだしスレの流れがおかしくなりそうなので普通に行きます。 下手ですが投下する際はよろしく・・ >>845 希望とあればリンクも張れないこともないのですがこちらがリンク知らないのでどうしようもないです。 許可が下りればきのこ様のリンクを張りたいのですがよろしいでしょうか?
- 851 名前:315 ◆g38b83HleU mailto:sage [2006/04/09(日) 02:56:52 ID:dS5RXMPj0]
- いつも通りやっつけ仕事ですがSS補完が終わりました。
こちらのミスで番号がずれていますが合計29作品を補完しています。 時間があれば短編と中編に分けてみます。 その他に間違いがあればご報告いただければ幸いです。
- 852 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/09(日) 10:17:33 ID:pEXCeP2y0]
- >>850
エロ書きたくなったら、エロパロ板に投下すればいいよん。 そっちはそっちで楽しみにしているから。
- 853 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/09(日) 11:15:52 ID:O7+U9yO8O]
- お、いっぱい収録されてる!
まとめ人さん乙です!まとめ人さんのSSも読みたいな
- 854 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/09(日) 12:58:43 ID:omMVSeXl0]
- >>850
乙! 俺はFF12には感謝してるぜ アンチ板来てたときにこのスレ見つけたからさ!
- 855 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/09(日) 15:06:29 ID:ASA9PDE60]
- >>853
「おっぱい収録されてる」と読んでしまった……orz >>850 いつも乙です。 サイトは普通にクリアリサイト巡っていれば絶対見つかるので (トラベラーもクリアリナビも登録してるしアンソロからも行けるので) 特に貼らなくていいと思います……。
- 856 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/09(日) 16:15:14 ID:O7+U9yO8O]
- お題「おっぱい」でw
- 857 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/09(日) 22:23:16 ID:fpy8aIXmO]
- 姫様の!おっぱい!
_ ∩ ( ゚∀゚)彡 ( ⊂彡 | | し⌒J
- 858 名前:お題【おっぱい】 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/09(日) 23:26:16 ID:ASA9PDE60]
- 「おっぱい小さいって言われちゃった……。やっぱり大きい方がいいのかなあ」
温泉から上がってきた姫様の突然の言葉に、思わず飲んでいたお茶を噴き出した。 「そうですね。やはり女性らしさという点では豊かな方が……」 いやいやいや。 そんなこと言えませんよ。 まるで姫様が女性らしくないと言ってるのと同じじゃないですか! 「大きさではありませんよ」 いやいやいやいや。 じゃあ何だと突っ込まれたら答えられませんよ。 まあ、その……手ざ……何でもありません。 「これから大きくなりますよ」 いやいやいやいやいや。 これじゃ今の姫様のおっぱいが小さいと言ってるのと同じです。 「ちょっと揉ませてー」 「ちょっ、やだあ、マーニャ! やっ……」 「へえ、いいおっぱいしてるじゃない。やっぱ若いっていいわねー」 ……そうだ! 私の言いたかったことは、これだ! 「そうですよ! 私は姫様のおっぱいが大好きです!!」 姫様とブライ様の恐ろしい顔が見えて、何が起こったのか、私は気を失った。
- 859 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/09(日) 23:26:48 ID:ASA9PDE60]
- おわり
あほだ……
- 860 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/09(日) 23:33:03 ID:fpy8aIXmO]
- クリフトアホスw
でも萌えました(*´Д`)
- 861 名前: 【そこに居るという事】1/6 mailto:sage [2006/04/09(日) 23:36:48 ID:omMVSeXl0]
- ザッザザザザ・・・・
草を掻き分け走る二つの影。 一人は蒼髪に緑色の神官服をまとった青年 もう一人は栗色の髪の女性、しかし彼女がはためかせている青いマントは 無残にも切り裂かれ、彼女自身の背中にも深々とした傷を付けていた。 突然のモンスターの襲撃にパーティーは分裂させられ、アリーナは深手を負った。 一時撤退をし状況を立て直そうにも、後ろから追ってくる複数の影を引き離せずに居た。 アリーナの顔には焦りが浮かんでいた。 幾ら不意打ちとはいえ、魔物に遅れをとった上に一矢報えることもなく撤退。 別れ離れになった仲間も気になる。それに未だに追っ手を引き離せずにいる。 とうとうアリーナは痺れを切らせた。 「クリフト!応戦するわよ!」 「姫!?無茶です!!」 クリフトが止めるのも聞かず、ザっと振り返り身構えた。
- 862 名前: 【そこに居るという事】2 mailto:sage [2006/04/09(日) 23:37:55 ID:omMVSeXl0]
- 最初に追いついて来た一匹目の魔物の爪を体をひねって避け、
そのまま廻し蹴りを喰らわし吹っ飛ばす! 着地と同時に踏み込み前に跳び敵をキラーピアスで引き裂いた。 しかし決定打には成らなかったらしく、鋭い爪のついた腕を振り下ろしてきた、 慌てて体を反らして避けようとしたが、ズキッと背中が痛み反応が鈍った。 「ッツ!」 避け切れなかった爪は服を破り胸に赤い線を刻んだ。 「こっのぉ〜!!」 怒りに任せてトドメを討ったが、すぐ傍から殺気を感じた。 (まずい!ヤラれる!!) しかしその瞬間、魔物の足元から紫色の煙が立ち昇った。 クリフトが放った死の魔法『ザラキ』だ。 一瞬にして敵の息の根を止める事が出来る魔法だが、あっけなく振り払われてしまった。 だが敵の動きを止めるには十分な時間だった。 銀色の閃光が走り、クリフトの剣が魔物の体を貫いていた。 体勢を整え後続の敵に飛び込んで行こうとするアリーナを抱きかかえ静止する。 「離して!大丈夫まだやれるわ!!」 額に脂汗を浮かべながら言い放すアリーナを見て思わずクリフトは声を荒げた。 「勇気と無謀は違います!今の状況がわからないのですか!!」 普段声を荒げる事のないクリフトに驚き、アリーナは幾分冷静さを取り戻せた。 クリフトはすぐさま次の詠唱に入り追い付いてくる奴らにマヌーサを掛けてから走り始めた。
- 863 名前:【そこに居るという事】3/6 mailto:sage [2006/04/09(日) 23:38:44 ID:omMVSeXl0]
-
ッチッチチチ・・・ピュイピュイ・・・・ やけに近くからの鳥のさえずりでアリーナは目を覚ました。 まだボーとする頭で胸の辺りを擦ってみる。 昨日切り裂かれたはずなのに破れ目が見つからない。 不思議に思い視線を移すと、クリフトのいつもの服が着せてあった。 それにもう傷も痛まない。 今思えばあの傷で魔物と戦うのはやっぱり無茶だった気がする。 クリフトが止めてくれて良かった。それにこの上着のお礼も言わないといけない。 なんだかちょっと嬉しくなってキュっとクリフトの上着に顔を埋めた。 それから頭だけを動かして近くに居る筈のクリフトの姿を探す。 見当たらない。 「・・・クリフト?」 不安になって彼の名を口にしながら体を起こした。 それでも彼の返事は返っては来ない。 不安がむくむくを大きくなる。 昨日はいつココに来て眠りについた? 思いだせない。 いつから記憶が無い?
- 864 名前:【そこに居るという事】4/6 mailto:sage [2006/04/09(日) 23:39:34 ID:omMVSeXl0]
-
クリフトがあたしを支えながら走っていた。 傍らで終始何か唱えていた・・・ そうだ、あれは回復呪文だった。 走りながらあたしを癒してくれてた。 それから、それから・・・・・・どうなったの? そこであたしの記憶はプッツリと途切れていた。 もしかして魔物を撒けなかったの? ザァっと全身の血が引くのが判った。 最悪な事態が頭をよぎった。 クリフトはあたしをココに置いて、囮になりにいったの? うそ・・・・ アリーナは両手で顔を覆った。 あたしのせいだ、あの時痺れを切らせて敵に飛び込んだから。 そしたら余計な傷を受けずに逃げ切れたかもしれない。 全部あたしのせいだ・・・ 零れ落ちそうになる涙を唇を噛締めてなんとか飲み込む。 こんな所で泣き崩れるわけには行かない。クリフトを探しに行かなくては。 きっとどこかで動けなくなってるだけだ。助けに行かなくちゃ。 腕で目じりをぬぐい立ち上がった。
- 865 名前:【そこに居るという事】5/6 mailto:sage [2006/04/09(日) 23:40:18 ID:omMVSeXl0]
-
「お目覚めになられましたか、姫さま」 後ろから声を掛けられ振り向くと、そこにはケロっとした顔をしたクリフトが立っていた。 カァーーっと顔が赤くなる。 「どこ行ってたのよ!勝手に居なくならないでよ!!」 勝手に心配してたあたしがバカみたいじゃない! クリフトに詰め寄り胸ぐらあたりを拳をにぎりドンドンと叩く、 「ホントに・・・本当に心配したんだから・・・」 そこまで言うと緊張の糸が切れてしまった。 クリフトの胸に顔を埋め溢れる涙を止めることが出来なかった。 それまで黙って叩かれてたクリフトが遠慮がちに背中に手を回してきた。 「申し訳ございません、目が覚めるまでお傍に居るべきでした。」 クリフトの温もりが伝わってくる、クリフトの匂いがする。夢でも幻でもなく、 今ココにクリフトが居てくれる。すごく気持ちが安らいでいく。
- 866 名前:【そこに居るという事】6/6 mailto:sage [2006/04/09(日) 23:41:02 ID:omMVSeXl0]
- 「・・・みんなは大丈夫かな?」
「は、はい。先ほど様子を探りに行ってきましたが、周辺から邪気は消えてます。 たぶん勇者さん達が倒されたんだと思います。」 クリフトがそう言ってくれると、みんな無事だと信じることができた。 あたしの足りない所はクリフトが補ってくれる。 クリフトが後ろから支えてくれるからあたしは前に進めるんだ。 もっとクリフトを感じたくて背中に手を回してくっついた。 「もう勝手に、居なくなったら許さないんだから」 「そうですね、離れてしまったら姫さまは何をするか判りませんから、 嫌と申されましてもお傍に居ますよ。」 軽く冗談を交えながら優しく微笑んでくれた。 「クリフト・・・一生一緒に居てくれる?」 「ええ、一生お仕えします。」 顔をあげクリフトを見つめ 「じゃぁ、誓いのキスして」 クリフトの心拍数が跳ね上がるのを聴きながらあたしは目をつぶったのであった。 〜 FIN 〜
- 867 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/09(日) 23:45:06 ID:omMVSeXl0]
- あぶなー、
ページ編集する前にリロードしたけど、張る直前にやってなくて 小説の間に挟んじゃったかと思いました。 恥かしいアホネタ大好きだーーーーーーーーー!!!!!! クリティカルHITしました!!!!
- 868 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/09(日) 23:47:05 ID:ASA9PDE60]
- GJ---!
直前に変なもの投下してしまってすみませんorz クリフト男前です。かっこいいです。大人です。 いいなあ……。 というかID!ID!
- 869 名前:861 mailto:sage [2006/04/10(月) 00:10:51 ID:IMqpiQSb0]
- あのIDの内に【おっぱい】ネタ投下したかった
当然ムリでした
- 870 名前:明日まで外泊中 ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/04/10(月) 00:21:25 ID:YiW2/lSi0]
- >>867
GJでした。幸せそうな二人に萌えました。 読み終わってID気がついてバギワロス 遅くなりましたが… 煩悩神官さん乙でした。ゆっくり休養取って下さいね。 315さんまとめ乙です。 自分のは誤字脱字がかなりありそうで、見るのがコワイです。 きのこさんも乙でした。気を失ったクリフト君に合掌。 ちなみにお題で自分も書いてみました。くだらんネタでスマソです。
- 871 名前:(1/2) ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/04/10(月) 00:25:34 ID:YiW2/lSi0]
- −空気の読めない男、胸の小さい女−
サントハイム城の北部に位置する村、テンペ。 この村に魔物たちが住み着いてから、何人の娘たちがその犠牲となったでしょう。 事情を知り、彼らを一掃すべく立ち上がった同国の王女アリーナ姫と、 侍従である神官クリフト、それに魔法使いブライの三人。 そしていよいよ今日は決戦の日です。 生贄を捧げる祭壇に降ろされた籠から、先頭を切って勢いよく飛び出したのはアリーナ姫。 後に続くのは…何とシスターの格好をしたクリフトと、老婆に変装したブライでした。 「よーし、行くわよ。魔物たちなんてこの私の一撃でボコボコにしてやるわ!」 「こんな格好、他の誰かに見られるのは恥ずかしいです。早く終わらせましょう。」 「年寄りだからといってこんな地味な服を着せおって。もっと派手な方がよかったんじゃが。」 アリーナ姫はちらりとクリフトの方に視線を向けます。 「ふーん、あんたその格好似合ってるじゃない。さすが聖職者ね。」 「お褒めに預かり光栄です。ちなみに化粧はお城での流行色を参考にしてみました。」 照れながら頭を掻くクリフト。しかしアリーナ姫が彼の顔から下に視線を落とした瞬間、彼女の表情が一変します。 「…ちょっとクリフト、あんたその胸大きすぎない?」 「そんなことはございませんよ。むしろこれぐらいの方が奴らの目を引くかと思いますが。」 クリフトのその一言が、姫の神経をさらに逆撫でします。 姫はじっと自分の胸と彼の胸元を見比べていましたが、どう見ても彼の方が倍以上あります。 姫は突然顔を上げ、いきなりクリフトの服のボタンを外し始めました。
- 872 名前:(2/2) ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/04/10(月) 00:30:04 ID:YiW2/lSi0]
- 「うわっ、いきなり何をなさるんですか、姫様!」
「うるさいわね、あんた胸詰めすぎなのよ。もっと減らすべきだわ!」 クリフトの胸元から出てきたのは、何枚もの布きれ。姫はそれを一枚づつびりびりに破っていきました。 「あーもうむしゃくしゃするっ!こらー魔物たち、さっさと出てきなさいよー!」 「うるさいな。何の騒ぎだ?」 そこに現れたのは、カメレオンマンと暴れ狛犬が二頭。しかし今のアリーナ姫にとっては、飛んで火に入る何とやらです。 二人が加勢する出番もなく、あっという間に魔物たちの息の根を止めてしまいました。 「おおっ、さすが姫様です!凛々しいお姿はいつ見ても惚れ惚れしてしまいます。」 クリフトはボタンを留め直しながら、高揚した表情で呟くのでした。 翌朝、村人全員に見送られながらテンペの村を出た三人。 しかし、アリーナ姫は少々ご機嫌斜めなご様子。後ろの二人などお構いなしに、すたすたと歩くばかり。 クリフトが話しかけようとしても、無視されてしまいます。 「ねえブライ様。私、何か姫様のお気に触るようなことをしでかしたんでしょうか?」 「相変わらず空気の読めぬ男よのう、お主は。」 「はあ、すみません。」 「それにしても、このワシの魅力に気づかぬとは愚かな魔物たちじゃったわい、ぶつぶつ…」 ブライはそれ以上クリフトに取り合おうともしませんでした。 というのも、二人ともアリーナ姫の足取りについていくのに精一杯で、他方を構う余裕などなかったからです。 特にとばっちりを食らったブライは、気の毒と言うしかありません。 (本当はわかってたわよ。あんたが魔物たちの目を引きつけるために、わざと濃い目の化粧をしたり、 胸を強調してたってこと。でも、もうちょっと困らせたいから、しばらくこのまま黙っていようかな…) アリーナ姫は後ろを振り返り、二人との距離が縮まったのを確認すると、再び早足で歩き始めたのでした。
- 873 名前:あとがき ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/04/10(月) 00:36:19 ID:YiW2/lSi0]
- これでおわりです。ああ、またつまらないものを書いてしまった。
本当は外泊の予定ではなかったのですが、 明日履修科目を決めないといけないので、また外泊です。
- 874 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/10(月) 14:07:38 ID:VvuaPKOnO]
- おっぱいに食い付き良すぎでバギワロス
きのこの人のギャグは初めて見た気がする
- 875 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/10(月) 16:11:44 ID:OrV7vrlL0]
- リハビリ中の煩悩神官です。まずは一言「皆様、GJです〜!!!」
受けまくりました。腹が捩れるほどに。 きのこの御方・・・クリフト君の台詞に吹きました。今夜夢に出てきそうです。 店長さん・・・ブライ様の女装に妙に萌えたw 315さん、乙&GJです。まとめサイトの方では本当にお世話になります。 そしてSS、すばらしかったです。すごく面白かったです。(戦闘シーンの描写に脱帽です!) ぜひまた投下してください!! とても魅力的なお題に私の胸も高鳴ります。投下できるかどうかはわかりませんが、 少し考えてみようかな♪
- 876 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/10(月) 16:17:19 ID:OrV7vrlL0]
- あ、ごめんなさい。↑のSSすばらしかったです。の前の>>867さんを削って
しまっていました。
- 877 名前:【おっぱい】861 mailto:sage [2006/04/10(月) 18:08:42 ID:IMqpiQSb0]
- 「なあクリフト、これアリーナにいいんじゃないか?」
そういって勇者さんが棚から商品を手に取った。 それは可愛らしい、ピンクのレオタード。 「ダメです!」 「うわ、即答かよ、でもこれ他のよりよっぽど防御力あるぞ」 そういいながら勇者はちょっと引っ張ってみたりして確かめている。 「ひ、姫様がそんな薄着では戦闘になりません」 「アリーナ自身は動きやすいとかいって気に入りそうだけど?それに・・・」 クリフトをひじでつつきながら。こっそり耳打ちする。 「クリフトだって、これを着て揺れるアリーナのおっぱいみたくね?」 ニヤリと笑ってみせる。 「いや・・・だから、そ、そんな薄着、着られたら・・・・・・・私が戦闘になりません・・・・」 ゴニョゴニョと消え入りそうな声で答えたクリフトがすでに前屈姿勢になってるのをみて 勇者は渋々と棚にもどしたのだった。
- 878 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/10(月) 19:50:35 ID:OrV7vrlL0]
- 乙&GJです。前屈姿勢、テラワロスw
ほんとに素敵なお題だ〜w リハビリ中の私もつい筆を取ってしまいました。 文章がまとまらなくて読みにくいかもしれませんが、勢いで読み飛ばしていただければ 幸いです。
- 879 名前:【悩めるおっぱい】1/2 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/10(月) 19:52:17 ID:OrV7vrlL0]
- 「私、自信なくしちゃったな」
ミントスの宿屋でお茶を飲んでいると、アリーナがぽつりと呟いた。 視線の先には、モンバーバラの姉妹。 クリフトは手にしていたカップを机の上に戻すと、にっこりと笑った。 「大丈夫ですよ。姫様はまだ成長期ですし」 発展途上なんだから仕方ないんですよ。 心の声まで伝わったのだろうか、アリーナがクリフトの手を掴むと真剣な眼差しを向ける。 「あなたも、そう思う?」 「えぇ」 もっとも私は「そのようなこと」は一向に気にしませんが。 アリーナはしばらくうつむいて何かを考えていたようだったが、突然立ち上がるとクリフトの手 を握ったまま食堂を出た。 「姫様?」 意図を測りかねてクリフトが声をかけると、アリーナは少しだけ頬を紅潮させながら口を開いた。 「ねぇ、病み上がりのところ悪いんだけど、ちょっと付き合ってくれる?」 どうしても今すぐレベルアップしたいの。 アリーナの言葉に今度はクリフトの頬が赤くなった。 (ひ、姫様。なんと大胆な・・・) 確かにそれは「あること」でレベルアップするという俗説がありますが・・・いえ、愛しい姫様に ここまで言われたのです。男クリフト、見事姫様の「お胸」を必ずやレベルアップに導いてみせ ましょう!! 鼻息も荒く頷くクリフトに、アリーナが目を瞠る。 (クリフトったら・・・やる気満々ね) 以前だったらこんなに積極的に協力はしてくれなかっただろう。 意外な一面にアリーナは少しドキドキする。
- 880 名前:【悩めるおっぱい】2/2 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/10(月) 19:53:31 ID:OrV7vrlL0]
- 「私ね、ミネアさんとマーニャさんに負けたくないの」
「それはまた、かなり理想が高いですね」 一度はその目標の大きさにびっくりしてみせたクリフトだったが、アリーナの肩に手を回すと、 頑張りましょうね、と破顔した。 その顔は晴れ晴れとしていて、妙に自信に満ち溢れて見えたという。 「じゃ、行きましょうか」 「えぇ」 なんだかよくわからないうちに話のまとまったふたりは、宿の裏口からそっと抜け出すと町の はずれへと消えていった。 「うわ、どうしたんだよ」 宿に着くなり倒れこんだクリフトを支えながらソロが慌てる。 「う〜ん、ちょっとね」 困ったように首を傾げるアリーナを睨みながら、クリフトを肩に担ぎ上げる。 「おいおい勘弁してくれよ。こいつ、病み上がりなんだぜ」 「あら、大丈夫よ。本人もやる気満々だし」 アリーナがそう言ったとき、クリフトのうめき声がソロの耳を打った。 「・・・そっちのレベルアップでしたか・・・」 意味不明な呟きに、一瞬戸惑いを見せたソロだったが、クリフトの苦悶の表情を見てため息をつ く。 「とにかく、こいつは全回復するまで戦闘禁止」 ・・・どうやら、アリーナの「レベルアップ」は当分先のことになりそうだ。 (終)
- 881 名前:856 mailto:sage [2006/04/10(月) 22:38:43 ID:Yw40mEHGO]
- 冗談で出したお題だったのにこんなに書いてくれるとは・・・GJ!www
みんなのおっぱいテラワロタw(・∀・)
- 882 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/10(月) 23:33:01 ID:W7bINXy40]
- RPG最萌トーナメント開催中!
われらがアリーナたんは4月11日 火曜日 Bブロック01組 にエントリー。 みんな応援しよう! ◆対戦カード◆ <<女の子(主人公の娘)@ドラゴンクエスト5>> vs<<アリーナ@ドラゴンクエスト4>> vs<<ディアドラ@ファイアーエムブレム 聖戦の系譜>> vs<<アニス・リュフトヒェン@マリー、エリー&アニスのアトリエ>> RPG最萌トーナメント 公式 www.geocities.jp/rpgsaimoe/index.html RPG最萌トーナメントコード発行所(※コードなしの投票は無効) saimoecode.sakura.ne.jp/RPG/ 皆様、投票&支援ヨロ RPG最萌トーナメント投票スレ Round13 etc4.2ch.net/test/read.cgi/vote/1144589043/ RPG最萌トーナメント用アップローダー mig380.chez-alice.fr/ja.html
- 883 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/11(火) 10:25:55 ID:O2EQs+Zl0]
- 当然のごとくアリーナに入れてきた。
職人の皆さん、超GJです。 『馬車』なんてお題をだしてみるテスト。
- 884 名前:【馬車】1/2 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/11(火) 20:16:55 ID:D3TUb8l80]
- 「あら」
ミネアが頬を赤らめる。 「まぁ」 マーニャが微笑む。 「おぉ」 ソロが感嘆の声を上げる。 「ほう」 ライアンが目を細める。 「どうかされましたか?」 馬車の中を真剣に覗きこんでいる面々に、トルネコが背後から声をかける。 「「「「しーっ!!」」」」 一斉に振り返られ、トルネコは口許を押さえた。そして促されるままそっと馬車の中を覗きこむ。 トルネコの頬が緩んだ。 「おやおや」 そこには、向かい合い手を繋ぎあって眠る赤毛の少女と蒼髪の青年の姿。 彼らは静かに立ち去ると、馬車の脇にある大樹の陰で微笑みあう。 「眼福ですね」 とても穏やかで安らかな天使の寝顔。お互いの存在を確かめ合うかのごとく、固く繋がれたふた りの手。 心温まるその光景は一幅の絵画を思わせた。
- 885 名前:【馬車】2/2 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/11(火) 20:18:31 ID:D3TUb8l80]
- 心和む光景に、優しい顔つきをしていたソロが急に眉根を寄せた。
「おい」 まずいぞ。 ソロの視線の先に、厳めしい老人の姿。 「あちゃー」 「まぁ、どうしましょ」 皆が固唾を呑む中、件の老人が馬車の中を覗きこみ、大きくため息をつくのが見えた。 「やれやれ」 ブライはかぶりを振ると、ふたりを交互に見やった。 「そんな格好じゃ風邪を引くじゃろうが」 この阿呆。 ブライは物音を立てないように馬車に乗り込むと、深い眠りの中にあるふたりにそっと毛布を かけた。 「ま、これでよかろう」 ―――――それは、うららかな春の日の、馬車の中での出来事。 (終)
- 886 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/11(火) 20:26:52 ID:2TouJ6MTO]
- ブ ラ イ に 惚 れ ま す た
- 887 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/11(火) 20:30:27 ID:D3TUb8l80]
- 友人にSSが書けないと訴えたら、とにかく書いて書いて書きまくれと言われたので、
つれづれなるままに書き綴っております。 【お題】があったので、書いてみました。クリフトを出すと、話が荒れてしまうので 寝かせたのですが、やっぱり文章にまとまりがない・・・orz 煩悩神官のリハビリは続きそうです。>>883さん、うまく書けなくてゴメンナサイ・・・。
- 888 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/11(火) 20:32:41 ID:Jlq1Pu/VO]
- オレも ブ ラ イ に 惚 れ ま す た (*´д`)
- 889 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/12(水) 01:20:37 ID:HFtXFfF10]
- 王様に次いでブライも折れましたか!
あーん、クリフトとアリーナかわいい。
- 890 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/12(水) 06:03:15 ID:DwolELcM0]
- ギャグっぽいブライだけでなく、こういうブライもいいですね。
- 891 名前:883 mailto:sage [2006/04/12(水) 08:45:12 ID:caHEenz+0]
- >>887
いえいえ、すごくほのぼので良かったです! 俺もブ ラ イ に 惚 れ ま す た 。 微笑みながら読んでた俺キモスw
- 892 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/12(水) 21:13:46 ID:A2agwK2x0]
- >>891
ナカーマ
- 893 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/12(水) 21:21:57 ID:6LR+Q8afO]
- >>891>>892
ナカーマ(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)
- 894 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/13(木) 01:57:57 ID:8Oro9EbEO]
-
オレの好きなクリアリサイトが復活してた・・・・テラウレシス(つД`)
- 895 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/13(木) 10:35:45 ID:jYY8knnAO]
- 私もウレシス!
お題「強がり」なんてどうでしょうか?
- 896 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/13(木) 12:33:02 ID:7pZgGDPt0]
- お題【馬車】に感想を下さった方、ありがとうございました。すごく嬉しいです。
煩悩神官の身体に、やる気が漲ってきた!! てなことで、新しいお題【強がり】書き上げてみました。 同じような内容が2編ですが、せっかくですので両方ともうpしてみますね。
- 897 名前:【強がり】その1 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/13(木) 12:34:41 ID:7pZgGDPt0]
- 「おい、クリフト。さっきの戦闘で怪我しただろう?」
回復呪文かけてやるから。 ソロの言葉にクリフトはやんわりと笑った。 「大丈夫ですよ」 敵の爪が掠めたわき腹は、服が破れ血が滲んでいる。にも拘らず、クリフトは平気だという。 「おまえさ、強がるのも大概にしておかないと」 ため息混じりに呟くソロに、かなり頑固な一面を併せ持つ神官は笑いながらかぶりを振る。 「本当に、大丈夫ですから」 そんなやり取りを聞いていたアリーナが、無言でクリフトのわき腹を『小突いた』! その瞬間、辺りに意地っ張り神官の悲鳴が響き渡る。 「お、おい」 わき腹を押さえて蹲ったクリフトの肩に手をかけながら、ソロが慌てた。 青ざめた額に脂汗が滲んでいる。 思わず息を呑んだソロの横から、この場にそぐわないのんびりした声が発せられる。 「ほら〜、やっぱり痛むんじゃない。強がってないでソロに治療してもらいなさいよ」 クリフトってホントは痛みに弱いのよね〜。 けらけらと笑いながら、アリーナはその場を立ち去っていく。 その後ろ姿を眺めながら、ソロは思わず呻いた。 「アリーナ。おまえが止めを刺してどうする・・・」 自分の馬鹿力、そろそろ認識した方がいいぞ・・・。 ホイミで終わるはずだった怪我が、ベホマになってしまったことは、心優しい神官の希望もあっ て、ソロの胸のうちに収められた。 どうやらクリフトの「強がり」も、アリーナの前では形無しらしい。 (終)
- 898 名前:【強がり】その2 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/13(木) 12:36:19 ID:7pZgGDPt0]
- 「だ、大丈夫です。まだ、いけます・・・」
額にびっしりと脂汗を浮かべたクリフトが、青い顔で笑う。 「お、おい」 もうやめておけ。 そういうソロにかぶりを振り、クリフトは果敢にも目の前の『物体』に手を伸ばす。 その腕を脇から、しわだらけの手が掴んだ。 「やめておけ、クリフト。無茶をするでない」 ミントスの二の舞になるぞ。 小さく囁かれた言葉に、ソロは恐れおののく。 (おいおい、ミントスでのクリフトの病気って・・・) 「ただの・・・食あたり?」 そう口にしてみてソロは目の前の物体に、改めて今までに感じたことのない恐怖と悪寒を感じた。 クリフトが挑もうとしているのは、アリーナの手作り料理。ただし、人が食べるものには見えな い。しかし、本人曰く、愛情のこもった料理とのことなので、そう言われたクリフトが食べない わけにはいかない。ある意味、モンスターより性質が悪い。 ブライの制止を振り切り、震える手でアリーナの愛情を噛み締めるクリフトに、ソロは深々と ため息をついた。 「おまえ、『強がり』も程々にしないと・・・」 命を落とすぞ。 この日、ミントスを震撼させた謎の病の正体がわかり、関係者は胸をなでおろすと同時に、 得も言われぬ恐怖を覚えたという。 (終)
- 899 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/13(木) 13:16:47 ID:7pZgGDPt0]
- うpした後に気づいた。「強がり」って別にクリフトに限ったわけじゃないんじゃ・・・。
ということで、ブライとアリーナも書いてみた。
- 900 名前:【強がり】その3 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/13(木) 13:18:28 ID:7pZgGDPt0]
- 「なぁに、わしは姫様の御子を見るまでは、簡単にはくたばりませぬぞ」
心の底からそう言って笑ったのは、いつの日のことだったか・・・。 「いい加減にしてくれぬかのう・・・」 旅を終えて10年、未だに晩熟な神官と姫の仲は発展していなかった。 「はたして、いつまで強がれるものやら・・・」 頼むから、早くしてくれ。 ブライの『強がり』はまだまだ続く。 (終)
- 901 名前:【強がり】その4 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/13(木) 13:19:26 ID:7pZgGDPt0]
- 「いいわよ、別に」
クリフトなんかいなくたって、大丈夫よ。 そう言ったアリーナだったが、次の台詞を聞いて満面の笑みを浮かべた。 「わかりました。私も行きましょう」 「ホントに?」 「はい」 アリーナはクリフトの首に飛びついた。 「ありがとう!」 さっきの台詞は嘘。ホントはあそこから見える景色を、あなたとふたりで見たかったの。 ふたりの頭上に、青々とした葉を茂らせる世界樹がそびえたっていた。 (終)
- 902 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/13(木) 14:08:30 ID:7pZgGDPt0]
- 以上です。おそまつさまでした。
気がつけば、900を超えていました。しかも記念すべき900がブライの手に・・・。
- 903 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/13(木) 15:59:13 ID:wpoHaPn3O]
- GJーーーーです!!!!(*´Д`*)いやはやみんな生き生きしてていいなぁ…
>>901はアリーナの強がりというよりはクリフトの強がりっすよねw
- 904 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/13(木) 17:45:09 ID:7pZgGDPt0]
- >>903
その通りです〜。で、もう一本書いてみました。少し長めです。
- 905 名前:【強がり】その5−1/2 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/13(木) 17:47:42 ID:7pZgGDPt0]
- 「嫌って言ったら嫌なの!!」
扉越しにアリーナの声が響く。 やれ勉強しろだの、やれ礼儀作法がなっていないだの、小言ばかり並べ立てられたアリーナが ついに切れて、自室に閉じこもること丸一日。 なだめすかす教育係の面々にも濃い疲労の影が見える。 「お願いですから、出てきてくださいよ〜」 歴史学だかなんだかの先生が泣き崩れる。それでもアリーナの反応は「いや」の一言。 「姫様、いま料理長がおいしいお菓子を作っておりますぞ」 「・・・いや」 昨日からまともに食事を取っていないせいだろうか。ほんの僅かな間があった。 しかし返った答えは同じだった。 「姫様、以前欲しがっていた『サントハイム武闘家大全』が手に入ったのですけど」 なかなか手に入らない逸品ですよ。 「・・・・・・いやよ」 今度はさっきより若干沈黙が長かった。 「姫様、本日サランの町に旅の武闘家なるものがやってきておりますが」 「・・・・・・・・・出ないっていったら、出ないわよ!!」 いつもであったらとっくに扉を開けているだろうに、今回の癇癪は相当根が深いようである。 疲れ果てた人々が顔を見合わせてため息をついていると、ブライに呼ばれて青年神官がやってき た。
- 906 名前:【強がり】その5−2/2 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/13(木) 17:48:50 ID:7pZgGDPt0]
- 「姫様?いらっしゃるのですか?」
クリフトの呼び掛けに、イライラとした声が返る。 「クリフトまで・・・何しに来たのよ!!私はね、一切の勉強をしなくていいと約束してくれるま でここを出ないわ!!」 私の意志は固いんだから!! クリフトは大仰にため息をつくと、少し悲しげに呟いた。 「そうですか。聖地巡礼の旅に出ることになったので、最後に姫様にご挨拶を、と思ったのです が・・・」 残念です。 クリフトの言葉が終わるや否や、扉が荒々しく開き、アリーナが飛び出してきた。 「ちょっと待ってよ!そんな話聞いてないわよ!!」 クリフトの襟に手をかけたアリーナに、クリフトはクスクスと笑った。 「また引っかかりましたね」 「あっ」 すかさず周りを取り囲まれたアリーナは自分の失態に気づく。 「クリフト〜」 ぎりぎりと悔しそうに歯噛みするアリーナの頭をぽんぽんと叩くと、クリフトはにっこりと笑っ た。 「さ、私も一緒にお小言を聞いて差し上げますから」 むっとした顔のままアリーナが耳元で囁いた。 「で、巡礼の話は本当に嘘なのね」 「はい」 クリフトが頷くと、アリーナは少しほっとしたように笑った。 アリーナの強がりはこれが限界のようである。 (終)
- 907 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/13(木) 22:57:54 ID:8Oro9EbEO]
- 色んな【強がり】GJ!
アリーナの小突き=会心の一撃にワロタw5には軽く萌え〜 ひとつのお題でいっぱい書けるなんてすごいね(・∀・) お題 強がりに引っ掛けて【暑がり・寒がり】意味は無い
- 908 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:age [2006/04/14(金) 14:23:14 ID:1LJiWNv+0]
- とりあえず、保守。
新しいお題、早速考えて見ますね。
- 909 名前:【暑がり・寒がり】1/2 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/14(金) 17:33:26 ID:1LJiWNv+0]
- 「う〜、あーつーいー・・・」
真夏の行軍は、かなり過酷である。 暑さしのぎのためにピンクのレオタードを装備したアリーナがうんざりしたように天を仰ぎ、 ぎらぎらと照りつける太陽を恨めしげに睨む。暑がりのアリーナにとっては辛い季節だ。 「ほんと、暑いわね」 同じく暑がりのマーニャが鉄の扇をパタパタさせながら同意する。こちらもアリーナと同じくピ ンクのレオタードを装備していたが、踊り子の服に比べると布地が多いため、暑さしのぎといっ てよいのか微妙なところだ。 ふたりでさんざん暑い暑いと呻いていると、見ているだけで暑苦しいクリフトが水筒を差し出 した。 「ありがと」 「あら、気が利くじゃない」 お礼を言いつつ水筒を受け取ったアリーナだったが、ふと目の前の青年の服を掴んだ。 「ね、クリフト、暑くないの?」 真夏の日差しの中でも神官服。それも全く着崩したところがない。 「いくらあなたが寒がりだからって、これじゃ暑いわよね」 脱いじゃえばいいのに。 アリーナの言葉に、クリフトはやんわりと笑うとわざとらしく祈りのポーズをする。 「これも神のご加護・・・ではなく、慣れですね」 精神修練のひとつですから。 事も無げに言い切る。 その言葉を聞いたマーニャが、鼻の頭にしわを寄せた。 「精神修練ね」 ふ〜ん、私が一番苦手なことだわ。 何気なく聞き流しかけたマーニャだったが、はたとクリフトの衣に視線を移した。 そしてしげしげと分厚い神官衣を見つめると、にやりと笑う。 その笑いになにやら不吉な予感を覚えたクリフトが、知らず身を引く。 マーニャはそんなクリフトの腕を取ると、からかいの色を滲ませて耳元で囁いた。
- 910 名前:【暑がり・寒がり】2/2 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/14(金) 17:34:45 ID:1LJiWNv+0]
- 「もしかして『あの状態』を隠すために厚着してるんじゃないの?」
視線だけでアリーナを指し示し、マーニャが聞いてくる。 瞬間、クリフトの顔がこわばる。が、それこそ精神修練の賜物か。即座に笑顔を作るとシラをき る。 「まさか」 「嘘」 「違いますよ」 「ほんとに?」 「本当です」 クリフトのその言葉に、マーニャはにんまりとする。 「じゃ、証拠みせて」 言うや否や、アリーナを呼び寄せる。 「なぁに」 小首をかしげてやってきたアリーナにマーニャが微笑む。 「アリーナ、ちょっと膝に手を当てて屈んでみてくれる?」 「こう?」 腕に押し上げられ強調されたアリーナの胸が、クリフトの視界に映し出される。 同時に、クリフトの笑顔が凍りつき、身体が硬直した。 マーニャはその様子を満足げに眺めると、満面の笑みを浮かべた。 「じゃ、見せてもらいましょうか?」 力なく歩み去るクリフトの背を見送りながら、マーニャは思った。 「そういえば」 ステテコパンツってクリフトとソロ、つまり『若者』は装備できないのよね。 「つまり、そういうことか」 ―――いま、ドラクエ世界の、最大にしてどうでもいい謎が解けた。 (終)
- 911 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/14(金) 17:39:01 ID:1LJiWNv+0]
- あまりお題に添えない内容で、スマソです。
しかも、下○タ、だっちゅーの!! ←あ、注意書き忘れた! いろんな意味でスマソ・・・。
- 912 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/14(金) 18:30:36 ID:Mwr4PjWE0]
- いやいや笑わせてもらったよ。GJ!
- 913 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/14(金) 19:57:51 ID:1LJiWNv+0]
- おや、もうレスが・・・ワロてくれたようでウレシス。
ステテコパンツで思いついた。ということで、もう一本投下。 お題は【クリフトの試練】
- 914 名前:【クリフトの試練】 ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/14(金) 19:59:22 ID:1LJiWNv+0]
- 〜もしもソロが女勇者(ソフィア)だったら〜
「いやはや、暑いですなぁ」 「はは、全くですね」 「夏はステテコパンツに限りますな」 ハッハッハ・・・。 ブライ・トルネコ・ライアン、おやじ三人衆がほがらかに笑う。 「やっぱり夏はこれよね〜」 「うふふ、涼しいですわ」 「踊り子の服のほうが涼しいかも」 「いや、でもみんなおそろいでしょ、やっぱ」 たしかにー・・・。 アリーナ・ミネア・マーニャ・ソフィアの乙女カルテットがなごやかに笑う。 それらの声をバックにクリフトは一心に祈りを捧げていた。 「見たくない、見たくない、見たいけど見ては駄目・・・」 前門の虎(ステテコおやじ)、後門の狼(レオタード乙女団) どちらもクリフトにとっては試練であった。 (終)
- 915 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/15(土) 10:30:26 ID:+UIZgZ7xO]
- GJ!ワロタ!マーニャ意地悪だなぁw
そして後ろを向いてタツんだクリフト! 今2週目でミントスに着いた。クリフト寝込み記念のお題 【うーん うーん】
- 916 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/16(日) 02:10:19 ID:8B7WOMm00]
- なんだかお題がいっぱい出てますね……。
とりあえず>>895さんの「強がり」で。
- 917 名前:お題【強がり】1/4 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/16(日) 02:12:42 ID:8B7WOMm00]
- 「嫌よ嫌あー! ぜったい、いやあ!」
久しぶりにエンドールに集まった俺たちは、楽しいひとときを過ごすはずだった。 アリーナがこんなに取り乱すところ、初めて見た気がする。 サントハイムに巣食う魔物を倒しても、城の連中が戻って来なかった、 あのときでも気丈に振舞ってたっていうのになあ。 マーニャとミネアがアリーナをなだめる。それでも、アリーナは嫌だ嫌だと 首を振って泣き叫ぶばかり。 アリーナから手紙が来たのは、5日ほど前のこと。 お父様……サントハイム王の言いつけで、クリフトとブライも一緒にエンドールに 行くから、みんなで久しぶりに集まろう! そんな可愛らしい手紙だった。 トルネコは喜んで是非うちに泊まってくれ、と言い出した。 ネネさんがアリーナにそっと声をかけて、二階へ上がる。 ずっと、息をすることすら気を使っていたライアンが、ふう、と大きなため息をついた。 こんな状況だっていうのに、ひとり無表情で微動だにしないのは、クリフト。 「ちょっとクリフト! あんたがなんとかしなくてどーすんのよ! 何ずっと黙ってんのよ!」 マーニャがクリフトを罵倒する。それでも、クリフトは無表情のままだ。 ま、そりゃそうか……。 俺はすっかり冷めてしまった紅茶に口をつけた。
- 918 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/16(日) 02:13:25 ID:B1sy/1ED0]
- スレ容量、あと24KBくらいしかないんですけど……。
- 919 名前:お題【強がり】2/4 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/16(日) 02:13:40 ID:8B7WOMm00]
- そもそも、王様の用事っていうのは、アリーナの縁談。
武術大会でエンドールのお偉いさんが、アリーナにひとめ惚れしたっていうことだ。 王様はそれはそれは喜んだけど、アリーナが素直に言うことを聞くとは思えない。 だから、クリフトとブライに、この話をうまくまとめるよう命じた。 つらい話だよな、クリフトには。 「アリーナが嫌だっていうなら、アタシなんか代わりにどうかなー。 結構いい男だったわよねー」 「いや、それ無理だから」 思わず俺は間髪入れず突っ込みを入れて、マーニャに殴られた。 じーさん、今ごろ、話をまとめてんのかなあ。こんなにアリーナが嫌がってるのに。 「いやあ、アリーナさんがあんなに取り乱すなんて驚きましたよ」 トルネコも少し安心したかのように、ようやく椅子に腰掛けた。ポポロがトルネコに 纏わり付いてくる。 「なあミネア。占ってやったらどうだ? アリーナのお相手」 俺はミネアが手にしているタロットに目をやった。旅の途中でも、ミネアの占いには よく助けられた。 「ご本人が望まない占いは、できませんよ」 そういうもんなのかねえ。ミネアはタロットを紫の布に大切そうにくるんだ。 マーニャとミネアがクリフトにあれこれと意見を言ってる。 トルネコとライアンはポポロの相手。 ……はぁ。どうなることやら。俺は頭をボリボリ掻いた。
- 920 名前:お題【強がり】3/4 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/16(日) 02:14:15 ID:8B7WOMm00]
- 「クリフトさん、アリーナさんが呼んでますよ」
ネネさんが階段から下りてきた。アリーナが、クリフトを? ……まさか。 「……私、を……?」 クリフトは立ち上がろうともしない。マーニャがクリフトの頭をぺちーんと叩いて、 椅子から強引に立たせた。 「あんたね、いつまでグダグダしてんの。しっかりしなさい。男でしょ」 いつにない、マーニャの真剣な表情。その迫力に思わずクリフトが唾を飲んだ。 「……わ、判りました……」 ひどくノロノロした動きで、クリフトが二階に向かう。 「ネネ。アリーナさんは大丈夫かい?」 「ええ、もう大丈夫でしょ」 ネネさんはクスクスと笑う。そういや、この中で奥さんってのは、ネネさんだけ なんだよな。 「私がこの人と結婚したときの話をしてあげたのよ」 「え、ちょっ……ネネ! 何を」 トルネコが顔を真っ赤にして大慌て。へえ、トルネコでもこんな顔するんだなあー。 「この人と結婚するって言ったとき、両親に猛反対されたのよ。そのときはこの人、 武器屋の日雇いでねえ。収入も安定してなくて、夢ばっかり追って……」 そんな思い出を語るネネさんは幸せそうだ。なんだか、いいな、こういう夫婦。 「私は言ってやったのよ。私が選んだ人なの、私を信じられないっていうの? って。私はこの人の夢を叶えるために一緒になるの、この人の夢を叶えることが 私の夢だ、ってね」 トルネコは落ち着き無く部屋をウロウロ。その後を、楽しそうにポポロが追いかける。 「すっごーい! ネネさん、かっこいー!」 キラキラした笑顔を見せたのは、マーニャ。好きそうな話だもんな。 ……でも、俺も、そう思うよ。ネネさん、かっこいいな。 俺は……もう、手遅れ、なんだよな……。
- 921 名前:お題【強がり】4/4 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/16(日) 02:15:17 ID:8B7WOMm00]
- 「だから、ね。それほど嫌なら、やめちゃいなさい。あなたにはあなたの想いが
あるでしょ、障害は多いかもしれないけど、自分が信じた道を行きなさい、ってね」 ……自分が、信じた道か。あの旅を思い出して、小さなため息が出る。 しばらくすると、クリフトが二階から降りてきた。 マーニャが真っ先に駆け寄る。俺も椅子から立ち上がって、クリフトの顔を見た。 「……ブライ様のところへ、行ってきます」 さっきの無表情とは全く違う、強い意志を感じる表情。 ああ、アリーナの信じる道……その話を聞いたんだな。 茶化そうとして駆け寄ったマーニャが、思わずぐっと唇を噛んだ。 一瞬、目を閉じて、クリフトの肩に手を置く。 「いってらっしゃい。アリーナを、ちゃんと守ってやるのよ」 「はい」 クリフトは笑顔で、しっかりと答える。 もう、大丈夫だな。 なあ、クリフト。 失ってから大切だって気づくのは、もう、遅いんだ。 がんばれよ。アリーナに何を言われたのか知らねえけどさ。 夜の闇に消えていくクリフトの力強い後姿を、俺たちはみんなで見送った。
- 922 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/16(日) 02:16:19 ID:8B7WOMm00]
- おわり
実は3ヶ月ほど前に書いて没ったやつですが、 アンソロの下地になってるものでもあるので アンソロとかぶる部分はばっさりカットして再構成しました。
- 923 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/16(日) 03:54:38 ID:WuKK7Y/+0]
- うひょー、ガンバレクリフト!!
- 924 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/16(日) 10:34:54 ID:X04IYVpq0]
- ガンガレ〜!! クリフトにほれますた。
容量もうないのか。新スレ、キボンヌ!!
- 925 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/16(日) 11:26:21 ID:QjvKWvReO]
- クリフト頑張れ!姫様をかっさらうんだ!!
続きはアンソロで読めるんかな?ワックテカ(・∀・) 容量たっぷりで落ちた前スレとは大違いだなw 新スレキボン!
- 926 名前:今日はこっそり ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/04/16(日) 12:45:45 ID:9+L/yUAT0]
- 自分のパソと携帯からでは無理でしたので、
友人の携帯から立ててみました。 新スレ↓ game10.2ch.net/test/read.cgi/ff/1145158924/
- 927 名前: ◆YdWRYb4NOY mailto:sage [2006/04/16(日) 13:01:29 ID:9+L/yUAT0]
- 書き忘れた…
煩悩神官さん、たくさんのSS投下乙です。 楽しく読ませてもらいました。最後のクリフト君は 人数上「おやじ好み」メンバー決定ですねw きのこさんもGJです。 クリフトもソロも希望を捨てずにがんがれ( ノД`)
- 928 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/16(日) 15:28:26 ID:8B7WOMm00]
- 新スレ乙です。
また感想ありがとうございました。 アンソロとはまったく違う話なので、続きはありません。 アンソロで使った部分はごっそり無くなってます……。 それでつじつま合わせようとしたので無理のある箇所がいくつか。 というかアンソロ書き直したくなってきたー。
- 929 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage一応保守 [2006/04/17(月) 01:22:32 ID:irDsiia2O]
- 書き直すのか!?ガンガレw
- 930 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/17(月) 01:59:02 ID:DtOPK8YOO]
- もうこちらへの投下はないか…
一応待機
- 931 名前:煩悩神官が現れた! ◆cbox66Yxk6 mailto:sage [2006/04/17(月) 09:14:47 ID:EEzPQpsM0]
- おぉ、新スレがたっている!店長さん、乙です。
こちらに投下をと思ったのですが、容量がないので新スレで。 リレミト!! ルーラ
- 932 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/17(月) 17:18:02 ID:XqjyzOki0]
- 新スレお疲れ様です。
SS投下が多くてとても楽しませてもらいました。 新スレでもこの勢いで続くことを祈っております。
- 933 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/18(火) 07:05:42 ID:8WV5k3KgO]
- うめるか
- 934 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/18(火) 12:36:37 ID:068/ou4IO]
- 梅
- 935 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/18(火) 22:25:09 ID:eUtEq3sP0]
- ウメウメ
- 936 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/18(火) 23:50:34 ID:anWGW7fkO]
- う
め
- 937 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/18(火) 23:52:13 ID:CfUtqV000]
- キリキリバッタ美味え〜
- 938 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/19(水) 16:45:20 ID:p0mT0Lqi0]
- うめよまい
- 939 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/20(木) 01:09:15 ID:QgSvqK+IO]
- ウメ
- 940 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/21(金) 00:26:03 ID:B2qkb99U0]
- このスレ、SSいっぱいで楽しかった!どのSSもよかったけど、とくにお気に入りは
『おっぱい』かな。次の人もよろしかったらお気に入りSS教えて欲しい。ドゾー・・・
- 941 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/21(金) 01:00:22 ID:0oU5wUwC0]
- おっぱい一杯あるんだけど、だれのよw
- 942 名前:きのこの人 ◆VmkRIFTnuM mailto:sage [2006/04/21(金) 01:02:34 ID:xn+JHd9E0]
- 私は>>506-515です。
物凄く文章力のある方だな……と! 実は勝手に目標にしてたりします。
- 943 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/21(金) 01:10:46 ID:0oU5wUwC0]
- 同じく、すごくその方の好きです。
また投下してくれないのかな〜
- 944 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/21(金) 05:24:44 ID:ZTIYR0qn0]
- アリーナのバラバラ死体が見たいなぁ…
各部位ごとに崖から投げ捨てて海へ消えていくのが萌え
- 945 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/21(金) 08:04:03 ID:GvIWXpG7O]
- アリーナ姫の特製ケーキでクリフトは・・・。
- 946 名前:940 mailto:sage [2006/04/21(金) 10:14:31 ID:B2qkb99U0]
- >>941
『おっぱい』は全部w クリフトアホスw 『おっぱい』は全部、漏れのもの〜〜〜!!
- 947 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/21(金) 11:28:01 ID:fGyd+rtQO]
- >>244にテラモエ
- 948 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/21(金) 15:55:25 ID:lx8SMlM+O]
- 煩悩さんのサントハイム王シリーズ!王様、カワイスw
- 949 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/21(金) 17:54:34 ID:B2qkb99U0]
- ↑シリーズなのかw
新スレよりこっちの方が書き込み多いw ちょwwwwww
- 950 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/21(金) 20:00:11 ID:KsKfrtMKO]
- >>946
「おっぱい」は俺のもんだ━━━!! みんな新スレにも書けよw
- 951 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/21(金) 22:20:04 ID:aZY27Xz3O]
- おっぱい
- 952 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/21(金) 22:24:28 ID:2sAXBxgsO]
- 呼んだか?
_ ( ゚∀゚) ( ) | | し⌒J
- 953 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/21(金) 22:55:22 ID:KsKfrtMKO]
- おっぱいが いっぱい〜
みんなおっぱい好きだなw
- 954 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/22(土) 10:34:01 ID:qpU0Cej3O]
- このスレイチ押し
つ【馬車】 ほのぼの好きだ(・∀・)
- 955 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/22(土) 10:46:31 ID:FWjsy8ro0]
- おっぱいはみんなのもの。膝枕は漏れのものノシ
- 956 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/22(土) 18:05:51 ID:qP/tMJzMO]
- >>955
クリフト乙。
- 957 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/22(土) 21:48:45 ID:RJx5CMkGO]
- とりあえずここ埋めね?
- 958 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/22(土) 21:50:22 ID:sP4fFGI/0]
- 13KBは長文かAAでないと埋めるのは困難。ほっとくのが一番。
- 959 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/22(土) 21:57:20 ID:4B5qGVcu0]
- 981レスまで行けば24時間後に落ちるよ。
- 960 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/22(土) 23:19:10 ID:qXmXseDb0]
- まとめの人まだマトメテないよね?
くるまで落としたくないなぁ
- 961 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 00:27:08 ID:kM6SPetrO]
- (刀怫)<900こえたらageるよ☆
- 962 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 00:29:44 ID:kM6SPetrO]
-
- 963 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 01:07:51 ID:kM6SPetrO]
-
- 964 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 01:08:38 ID:kM6SPetrO]
-
- 965 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 01:09:21 ID:kM6SPetrO]
-
- 966 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 01:10:02 ID:kM6SPetrO]
-
- 967 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 01:10:44 ID:kM6SPetrO]
-
- 968 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 07:50:43 ID:kM6SPetrO]
-
- 969 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 07:52:36 ID:kM6SPetrO]
-
- 970 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 07:53:26 ID:kM6SPetrO]
-
- 971 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 07:55:04 ID:kM6SPetrO]
-
- 972 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 07:59:20 ID:GrqQ0ekb0]
-
- 973 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/23(日) 10:06:08 ID:kM6SPetrO]
-
- 974 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 02:31:37 ID:lEq1oX3qO]
-
- 975 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 02:33:23 ID:lEq1oX3qO]
-
- 976 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 04:50:27 ID:Bw5iAzxTO]
- (刀怫)<900こえたらageるよ☆
- 977 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 04:56:08 ID:Bw5iAzxTO]
-
- 978 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 04:57:11 ID:Bw5iAzxTO]
-
- 979 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 05:02:12 ID:Bw5iAzxTO]
-
- 980 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 05:03:03 ID:Bw5iAzxTO]
-
- 981 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 05:14:41 ID:Bw5iAzxTO]
-
- 982 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 05:15:22 ID:Bw5iAzxTO]
- TIME AFTER TIME
- 983 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 05:17:28 ID:Bw5iAzxTO]
- ちゃんちゃかちゃかちゃか!
パーリパーリ
- 984 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 05:18:43 ID:Bw5iAzxTO]
- カラミティー
- 985 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 05:26:27 ID:Bw5iAzxTO]
- ゼプツェン
- 986 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 05:40:23 ID:Bw5iAzxTO]
- アハツェン
- 987 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 05:44:36 ID:Bw5iAzxTO]
- エラーいたします
- 988 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 05:46:44 ID:Bw5iAzxTO]
- にしにほん
ぼ■かん■ したい■た ■い■こい
- 989 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 05:47:51 ID:Bw5iAzxTO]
- TIME AFTER TIME
■TIME AFTER TIME
- 990 名前:315 ◆g38b83HleU mailto:sage [2006/04/24(月) 05:54:14 ID:lV4FH6TX0]
- >>960
>>987まで補完完了しました。 諸都合でうpは出来ない。ただ単にFTP開くのが面倒なだけですが 完全主義者としては>>1000までとりたいところだがあとはよろしくです>Bw5iAzxTO氏
- 991 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/24(月) 07:01:49 ID:ugQgfvUMO]
- まとめ人さん乙です!
- 992 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/24(月) 07:16:49 ID:ugQgfvUMO]
- このスレでいっぱい萌えたり泣いたりニヤニヤしたりして楽しかったよ。
今までありがとう・・・・・・。
- 993 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/24(月) 07:17:29 ID:ugQgfvUMO]
- 新スレ投下キボンヌ!!
- 994 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/24(月) 07:19:49 ID:ugQgfvUMO]
- 印象に残ってる一言
「姫様のおっぱいが大好きです!!」w
- 995 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/24(月) 07:20:55 ID:ugQgfvUMO]
- 1000まで後はヨロシク(・∀・)ノシ
- 996 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 07:21:28 ID:SfvhI91D0]
- 1000
- 997 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ mailto:sage [2006/04/24(月) 07:24:34 ID:ugQgfvUMO]
- 1001
- 998 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 07:29:18 ID:SfvhI91D0]
- 1002
- 999 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 07:30:17 ID:gpx88Q4/O]
- 1000
- 1000 名前:名前が無い@ただの名無しのようだ [2006/04/24(月) 07:30:52 ID:ZmHrfT070]
- 1000!
- 1001 名前:1001 [Over 1000 Thread]
-
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ ┃ スレッドのレス数が 1000に達した! ┃ ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛ ,,ノィ クエックエッ <・ 彡v .┌────┐ ( フノ三 | ←次スレ |ε ε ε ε ε ε ε ε ε ε ε ε ε ε ソ ヽ, └─┬┬─┘ 人 *「ぷるぷる。 ´ ´ .|│ (゚∀゚) このスレッドは もう 終わりだよ。 ゙゙'゙'゙ 新しい スレッドをたててね!
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