- 1 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/11(日) 23:12:57 ID:DP1ShzTd0]
- 川上ってどこいった?
- 2 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/11(日) 23:13:18 ID:eEIleW8P0]
- 山梨
- 3 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/11/11(日) 23:13:55 ID:a1UWnpB80]
- 僕ちんの世界
- 4 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/11(日) 23:14:42 ID:LZwZIrTZ0]
- リハビリで頭にかけ湯してる
- 5 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/11(日) 23:15:08 ID:DMw2teKtO]
- あぷぷに乗っ取られるようなスレタイだな
- 6 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/11/11(日) 23:30:19 ID:2ycHU/s00]
-
ミスチルの桜井が>>6getしました。2getじゃなくて6getそこんところ踏まえて…… 不倫は文化!文化 IS 不倫!不倫は文化!文化 IS 不倫!不倫は文化!文化 IS 不倫! 田原健>>1 お前いつも氏にそうな顔してるな(プ 松岡あ>>2し 糞つまらない曲しか作れないのか(プ 岩>>3わ厚治 お前ら2人揃ってきもいな(プ 小林武>>4 お前の時代はとっくに終わったんだよ(プ >>7か川敬輔 お荷物だからさっさとやめろ(プ 鈴木英>>8 トーク番組とかで自分のきもさをアピールすんな(プ >>9わ田佳祐 パクリ野郎は音楽業界から失せやがれ(プ
- 7 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/11/12(月) 09:13:17 ID:8Ed7Dhr+0]
- 山梨
- 8 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 21:33:44 ID:tGxweCDl0]
- あぷぷじゃないですがこのスレ貰います。
スラィリー狩りスレからの派生ネタです。
- 9 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 21:34:36 ID:tGxweCDl0]
- 時は2007年、晩秋、今年もまたスラィリー狩りの最盛期を迎えて活況呈する広島の街へ、一人の男がやってきた。
男は目立つところに大きな銃をひっさげていた、が、今のこの季節、広島の街では珍しくないことだった。 ハンターは勿論、女や子供も万一のために銃器を携帯しておくのが、この街の晩秋においては常識である。 なにしろ銃の所持が珍しくないくらいなので、男自身にはそれ以上、とりたてて変わったところはなかった。 よく鍛えられた筋骨逞しい体格も、スラィリーハンターとしてはごく平均的な容姿にすぎない。 しかし、彼の連れていた生き物は、あまりに珍妙すぎて人目をひいた。 身の丈は人間ほどもあり、群青色の体毛、巨大な頭、その頭の両側に、これまた巨大な耳がついている。 男の持つ大型の銃を見れば、彼が旅の途中の通りすがりでなく、スラィリー狩りを目的としていることは誰の目にも明白だ。 地元広島では、スラィリー狩りの供といえば大概、ゴールデンレトリバーと決まっている。 誰が決めたというわけではないが、長い歴史の中、たくさんの尊い犠牲から得られた教訓が、 スラィリー狩りに際してはその犬が最も優れていると証明しているのだ。 しかるにあの男は、危険なスラィリー狩りへ、あんな目立つものを連れていくのだろうか。その一点が、街ゆく人々の関心を引いた。 ――なんだあれは。どうかしている。早晩にも、奴らの餌食になってしまうに違いない―――。 人々はみな一瞬の憐れみをもって男を一瞥し、それから、冷たい風の吹く中、家路を急いだ。 これから死地へ向かうらしいその男は、名を森野といった。 すれ違う人々の視線を気に留める様子もなく、森野は駅舎で切符を求めると、ちょうど来た列車に乗り込んだ。 連れの生き物の頭がつっかえたために通常よりも1分遅れて発車したその列車の行き先には、三次という名が表記されていた。
- 10 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 21:35:51 ID:tGxweCDl0]
- 森野が目的地に着いたときには、辺りはすっかり暗くなっていた。
田舎町は仕舞いが早い。皆寝静まってしまったかのように、人っ子ひとりいない道を、森野は地図を片手に急いだ。 やがて道は細くなり、寒々とあたりと照らしていたまばらな街灯もいつしかなくなり、月光を頼りに辿りついたそこは…、 三次の町が一望できる、見晴らしのいい山麓に建てられた、木造の小さな家だった。 ドンドンと木戸を叩くと、間延びした返事が聞こえ、ほどなく一人の男が森野を迎えた。 「お前が、永川か」 「…そうだが、あんたは――」 言いかけて、永川と呼ばれた男は言葉を止めた。森野の背後に控える、群青色の存在に気がついたのだ。 「――そこにいるのは、ドアラ」 広島市街では好奇の目を向けられるばかりだったその生き物の名を、永川は違いなく言い当てた。 「さすがに、知っているか」 「とすると、あんたは、マスター…?」 「恥ずかしながら、地元…、名古屋では、そう呼ばれている」 「ドアラマスターが、わざわざこんな季節に、こんなとこまで。一体何の用で…」 「腕利きのスラィリーハンターがいると聞いて来たんだ。頼む。力を貸してほしい」
- 11 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 21:36:45 ID:tGxweCDl0]
- 『腕利きのスラィリーハンター』、その言葉がまさに自分を指していることを、永川はもちろん理解していた。
実際、このあたりではそう噂されているし、地方局から取材を受けることもある。手を組もうという誘いも多くあるが、 永川がその手の誘いに乗ることは決してない。 その理由は至極単純で、スラィリーハントを赤の他人と組んで行うことは、危険なのだ。 捕獲に成功すれば、キロあたり数万円もの価格で取引されることも珍しくないスラィリーだが、 周知のとおり、熟練のハンターでもその捕獲には相当のリスクを冒している。 まして、自分たちだけでハントに出かけられないような連中と組んでは、自分も命を落としかねない。 さらに言えば…、スラィリー狩りの最中は、殺人には絶好の機会である。銃があり、山奥で、人が死んでもおかしくない。 力をあわせてどうにか倒したスラィリーであっても、捕獲に成功した瞬間からその肉塊は金塊に等しく、 信頼のおける仲間とでなければ、いつ誰が金に目を眩ませ、自分の命を狙うかわからない…。 「わざわざ来てくれたのにすまないが、俺は決まった仲間以外とは組まないんだ。 理由は、…あんたも、ドアラマスターともあろう人なら、わかるだろ」
- 12 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 21:38:00 ID:tGxweCDl0]
- 永川は人のよさそうな顔を少し曇らせて、そう告げた。永川の言うとおり、その理由は森野にはわかる。
名古屋にもドアラハントという文化があり、事情は似ているからだ――、ただし、リスクも、リターンも、スラィリーのそれには遠く及ばない。 まともに戦えばドアラとスラィリーのどちらが強いのか、試した者がいないからそれはわからないが、 凶暴さだけで論じれば、スラィリーは各地のマスコットモンスターたちの中で群を抜いている。 しかし…、名古屋からようやくここまで来たのだ。すんなり引き下がるわけにはいかない。 「わかっている。その上で、頼んでいるんだ。猟には慣れているし、こいつもいる。足手まといにはならない。どうか」 …その言葉には実に熱がこもっている。永川は黙したまま、あごひげを撫でつつ思案した…、 そもそも、ドアラマスターの能力をもってすれば、他人と組まなくても、スラィリー狩りを通常よりも安全に行うことは可能なはずだ。 ドアラは戦闘意欲にはやや欠けるが、同じマスコットモンスターであるためスラィリーにピロられても影響を受けないし、 信頼したマスターに対してはおどろくほど忠実なので、マスターの身の安全はかなり保障されているといえる。 そのうえ本人が猟に慣れているのなら、自分の助力など必要ないはず………、とすれば……。 「…なにか、事情が」 「聞いてくれるのか」 「……聞けば引き受けるとは約束できないが…」 「わかっている。当然のことだ。聞いてもらえるだけ、ありがたい」 「…狭いとこだが、入ってくれ。見てのとおり、こんな場所だから…、長時間の立ち話は危険だ」 「感謝する」
- 13 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 21:40:20 ID:tGxweCDl0]
- その外見に違わず、案内された小屋の内部はとても質素な印象だったが…、
土間の奥の座敷の縁に無造作に置かれていた敷物は、強く森野の目をひいた。 鮮やかすぎる青色に長い毛足。これはスラィリーの毛皮だ、と森野は直感した。 まともに購入すれば目玉の飛び出るような高級品のはずだから、卸値も相当なものに違いないが、腕利きの猟師と名高い永川にとっては、 これを一枚売却するかどうかなどはきっと大した問題ではないのだろう。 永川は比較的恵まれた体格をした森野よりもさらに背が高く、体つきもやはり精悍であったが、その表情は柔和で、 もみあげから繋がるあごひげを蓄えてはいるものの、歴戦のハンターという肩書きに似合わず、恐らくはまだ年若いように見受けられた。 もしかすると、自分よりも若いかもしれない…、とも森野は思った。 森野は知るべくもないが、この推測は的確であり、森野の29歳に対して永川は27歳である。 この若さですでに、遠く名古屋まで名がとどろくほどの実力の持ち主とは。 一体、どれだけ幼いころから、如何にして鍛え上げられてきたのだろうか。森野は思いを巡らさずにいられなかった。
- 14 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 21:41:30 ID:tGxweCDl0]
- 「まあ、座ってくれ」
「あ、ああ」 薄い座布団をすすめる永川の声に、森野ははっと我に返った。 裸電球に照らされた室内は、薄汚れてはいるが、思いのほかしっかりとした生活感を演出しているように見える。 木造の粗末な外見から、おそらく猟期に滞在するためにしつらえた山小屋なのだろうと森野は推測していたが、 もしかすると永川は年中ここで暮らしているのかも知れない、と思わせる品も散在していた。 豚の蚊やり器。団扇。薪のストーブ。綿入れの半纏。等々。よく見れば、四季を充分にやり過ごせる設備が整っており、 それに加え、よく手入れされた神棚が、住人がここに定住していることを雄弁に物語っている。 一年中、こんな山の中で暮らしているのか。金はあるんだろうに、なぜそんなことを…、 突然の訪問者に対し、丁寧にも湯をわかして茶を淹れようと手を動かす永川の背中、灰色の毛皮のベストを眺めつつ、 森野はそんなことを詮索していた。 「そいつは茶を飲むのか?」 後ろを振り向かないまま、突然永川が尋ねる。 「飲む…、ときもある」 「そうか」 それなら、と言って永川は湯飲みを3つならべ、そこに茶を注ぎはじめた。
- 15 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 21:42:36 ID:tGxweCDl0]
- 「事情、というのは」
恐らくはコタツとして生産されたのであろう形状の、今は単なるテーブルの上に茶を置きながら、まず永川が口を開いた。 「…何から話したらいいか…。単刀直入に言うと、まとまった金が必要なんだ」 「そんなことはわかる。ただ猟がしたいだけなら、鹿でも撃てばいいことだろ」 森野の答えに、永川は表情を動かさずそう言った。その返事を聞いて森野は内心、こいつは話が早いと喜ぶと同時に、 少しだけ不快な気分になった。 つまり、この永川という男は、いかに凶暴なスラィリーといえど命のあるものを、金のために余分に殺めることに対し、なんとも思っていないのだ。 それを腹立たしく思うのは、おそらく自分がドアラマスターであるための性で、 スラィリーに対し猟師という立場でしかない永川にそれを求めることは筋違いだ…、そもそも自分はこれから、 その猟師の仲間入りをしなければならないのだ。 同じ生き物といえど、愛するドアラたちを撃つわけではない、なにも問題はない、 名古屋を出る前に散々自問し、そして辿りついた歪んだ答えを、森野は今一度、強く念じ、それから次の言葉を繋いだ。 「…ビッグ・ドメ…、というのを知っているか?」
- 16 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 21:44:12 ID:tGxweCDl0]
- 森野の口から出た奇異な名前を、永川はしばし天井を眺めるようにして、記憶の中から手繰り出した。
「…名古屋の都市防衛のために作られた、巨大ロボット」 「そうだ。メルキドのゴーレムみたいなもんだ。あいつが普段、周辺都市からの干渉をかなり防いでいたんだが、 残念なことに今年で耐用年数が切れた。そのせいか、夏場には故障に見舞われてな。今は防衛ラインとして機能していない」 「それで…、名古屋は大丈夫なのか?」 他都市の事情に疎い永川も、名古屋が地理的に、東西を強敵にはさまれていることは知っている。 「今のところは、俺の仲間が頑張っているが…、悪いことに、ビッグ・ドメは動力源の原子炉に障害をきたしていてね…、 このまま放置するのも危険なんだ。 それを理由に、尼崎と文京、さらには海外から、買い取って修理がしたいというオファーが来ている。 自前で修繕ができないのなら、いずれかに売り渡さなければならないが…、それはなんとしても避けたい」
- 17 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 21:44:56 ID:tGxweCDl0]
- つづく(スラィリー狩りスレの皆様お騒がせしますた。)
- 18 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 22:04:44 ID:DcLJB0nG0]
- >>17
乙です ビッグ・ドメ吹いたw まさかこんな展開になるとはw
- 19 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 22:13:29 ID:ii5PoE/v0]
- 「飲む…、ときもある」 吹いたw ドアラは人の家だろうがねっころがってテレビ見てそうだ
続きが気になる!是非完結させてくれ。
- 20 名前:B@a [2007/11/15(木) 22:17:24 ID:ThXkiUfY0]
- 倉捕手来たよピロ
- 21 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 22:18:53 ID:1RtYPPqX0]
- 金がいるでドメだろうと思ったがメルキドのゴーレムワラタwww
- 22 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/11/15(木) 22:33:35 ID:194G7oUA0]
- 続編キボンwww
- 23 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 22:42:46 ID:Yv8CMxjW0]
- 狩スレから来ますた
ドメwwwww
- 24 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 23:05:54 ID:yvRfwnXt0]
- >>17
GJ!!!!!!!! もち続編あるんだよね?wwwwビックドメうけたwww スライリィーマスター梵の出演も期待
- 25 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 23:08:27 ID:ewuB5NYE0]
- 参考 ビッグドメ
/\ ∧_∧ ./\ /)))))Λ / \ [ー。ー]/ \ ( )つ;´w`) / \/つ¶つ¶ \ / /U U / \_□_□ |/ / UU / ● ● ● ● ● ● / | (⌒ / | (⌒ | \  ̄ / / / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\ \ ( \ / ) \ ) ( / / / \ \ (_(_(_/ \_)_))
- 26 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 23:09:14 ID:1RtYPPqX0]
- これかwwww
- 27 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 23:25:12 ID:UNk2sP+o0]
- それかよwwwwwwwwww
- 28 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/15(木) 23:27:26 ID:yvRfwnXt0]
- ちょwwwwwwwwww
- 29 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 00:17:40 ID:evqpnqDI0]
- 職人さん移動乙。
ビッグドメwwww
- 30 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 00:34:41 ID:rX1rjCWB0]
- >>25
ワロタw
- 31 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 01:37:19 ID:fPqlSqMR0]
- 永川の描写とか愛するドアラ達とか超吹いたwww
- 32 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 09:25:56 ID:VHKtsPaB0]
- ビッグドメ吹いたwww
職人さん乙です。
- 33 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 12:01:17 ID:vrhh4NKq0]
- ――広島は他都市から地理的に離れていることと、幸か不幸か、さほどの資金力も軍事力を持たないため、
そういった有力な都市から直接標的にされることはほとんどない。 しかし、距離こそ若干離れてはいるものの、隣に位置する尼崎は近年その版図を広げることに積極的であり、 そこにその巨大兵器が配備されることになれば、広島も無関心ではいられまい…、 勿論、広島の住人である永川としても、それは歓迎できた話ではないが…。 永川は腕組みをしたまま黙った。名古屋の防衛に関する話を熱っぽく語る森野の背後で、ドアラがヨガのようなポーズをしている。茶は御気に召さなかったのだろうか。 大体、あんなでかい頭で、一見どうやっているのかわからないような姿勢を。こいつ、ものすごいバランス感覚だ…、 「おい、聞いているのか」 「あ、ああ、聞いてる」 覚えずもドアラに気を取られていたところを森野に突然咎められ、永川はハッとした。 こんな長い話はどうせ一度に全部相手にできないし、とりあえず、きちんと聞いていた部分に対して意見を述べれば問題ない。 「しかしだ、それは、まとまった金といっても、随分…」 「……」 「いくらスラィリーと言ってもな、二頭や三頭、いや、仮に十数頭を仕留めたとしても、億の金にはならないぞ」 永川は眉間に皺を寄せて言った。スラィリーハントでワンシーズンに稼げる金は、実力があって、かつ運が良くても数千万のレベルを超えない。 現実的に考えるなら、ドアラマスターに、永川が加担しても……、三、四千万程度だろう。いくらなんでも、そんなことくらい分かっているだろうに…。 しかし永川は不幸にしてその頭の中に、真剣な顔をして故郷の窮状を語る目の前の男をなぐさめるために有効そうな、気の利いた言葉を持ち合わせず、 そのまま黙して相手の言葉を待ち、冷めかけた茶をすすった。
- 34 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 12:24:48 ID:2WOwBSVP0]
- 職人さん乙です。
ところで、尼崎というよりは西宮だと思うのですが…(茶々入れてすまない)
- 35 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 13:01:28 ID:vrhh4NKq0]
- >>34
ぐはあ 以後それで書きます。
- 36 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 15:43:21 ID:vrhh4NKq0]
- つまるところ、間接的にそれは無理な相談だと言い切った永川から一旦視線をそらし、森野は思案した。
スラィリーをいくら狩っても所詮、億の金にはならない。そんなことは言われるまでもなく、わかっているのだ。 そこを、わざわざこの緊迫した情勢下、仲間を残して遠路広島まで、お前を訪ねて来ている、そのあたりから言わんとすることを気づいてくれるかと思っていたが…、 やはり口に出さねばわからないのか、つまり現実的ではないということか。 それとも、どこか何となく間抜けて見えるこの男、もしかすると単に思いつかないだけということも…。 そうだ。ただでも苦しい戦線を抜け、活路を求めてここまで来たんだ。このまま引き下がっては…。森野の頭の中、戦友たちの顔が次々浮かんだ。 このままでは、自身の弟子であり、なにより自分を信頼している見習いドアラマスターの新井はもちろん、 みなに申し訳が立たない。言うだけ言ってみないことには。その価値はある。言え、言うんだ森野将彦。 「……マスターを」 意を決して森野が、殊更低い声でその言葉を発したと同時に、気まずそうに机上を彷徨っていた永川の視線が突然、キッと森野の両眼を捉えた。 「今、何て言った」 「スラィリーマスターだ!」 急に険しくなった永川のその視線を跳ね返すごとく、森野は語調を強めて言った。 「まさか!!」
- 37 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 15:45:50 ID:vrhh4NKq0]
- 今度ははっきりと聞こえたその名に、永川は目をまるくした。森野は身を乗り出し、さらに続ける。
「調べはついてる。このあたりにいるはずだ。知らないとは言わんだろう」 背後でドアラが足をひねって這いつくばっている。 「それは…、言わない…、が……」 永川は狼狽した。スラィリーマスター。確かにそれは存在している、存在しているからこそ、飼い慣らしたスラィリーどもを駆使して神出鬼没、 なんの目的だか不明だが、さまざまな企業活動や国家事業を阻害して、 その首には巨額の、全てあわせれば本当にどれだけか知れない、とてつもない懸賞金がかかっている…、 だが…、 しかし…。 その途方もない金額は、同時に、スラィリーマスターがどれだけ危険な存在であるかを、如実に物語っているのであった。
- 38 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 16:15:37 ID:5W3cknsK0]
- ちょwwwwww
どこからつっこめばいいのか分からんwwww
- 39 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 16:23:10 ID:8gXOLGdh0]
- 粗い弟が見習いなのかw
内容は真剣なのになんか笑えるw
- 40 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 17:35:55 ID:vrhh4NKq0]
- 「…無理だ」
しばらく呆然としたのち、永川は視線を落として、かぶりを振った。 「ただでもスラィリーだってのに、それが何頭も、一人のマスターの統率のもと、陣形を組んで襲ってくるんだぞ。とても太刀打ちできない。 あれが桁違いの懸賞首だってことは誰でも知ってる、それこそ広島に住むもんなら誰も知ってるが…、 それでも、真面目にあれを狙おうなんてやつはいないんだ。熟練したハンターほど避けて通る。いくらなんでも、無茶だ。無謀だ」 「正面からぶつかれば、そうだろう。しかし、それだけが戦いじゃないはずだ」 「仮にマスターを出し抜くことができても、その後スラィリーを何頭も相手にしなきゃならんことには変わりない。 俺はともかく、あんたの命の保障ができない」 「金さえ入れば…、そしてそいつを名古屋に届けることができれば、俺はどうなってもかまわん」 「馬鹿言うな。そんな話が受けられるか!」 勢い余って、ドン、と永川が机を叩く。振動で机上の湯飲みがぐらつく。 「もとよりそのつもりで来ている。どうか。頼む!」 森野もバンと音とたて、両手を机へついた。そして森野の湯飲みが倒れるが、すでにほとんど中身はなく、幸い、大事に至らなかった。 「…自分の命を軽く投げ出すような奴とは組めない。そういう奴はえてして、他人の命も簡単に危険にさらすんだ」 ひと呼吸おいて、つとめて冷静に、永川はそう言い放った。 …二人の主張は平行線の気配を見せる。ある種、仕方のないことかもしれない。 なにしろ森野は軍人、大きな目的のためには時に人命は二の次になる世界の住人だが、対する永川は一介の猟師。 命をかけて獲物と戦わなければならないような局面をどれだけ避けられるか、それこそが、腕利きと素人の決定的な違いなのだから。
- 41 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 17:37:16 ID:vrhh4NKq0]
- つづく(土日は来ないかもしれません)
- 42 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 20:54:31 ID:HwiQW83+0]
- 2ちゃんで久々にいいものを見せてもらった…
- 43 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 21:00:51 ID:GZlUnjFG0]
- これ、どこかの小さい小屋で一人芝居で見たいなw
- 44 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 21:03:15 ID:7PHkgTxN0]
- 乙です
森野男前すぎて違和感wwwでもGJ!
- 45 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 21:23:36 ID:flBRJ1wI0]
- 昨日の続き来てたのか!
突っ込みどころ多すぎるけどとりあえず森野が喋るたび口調で笑うわww
- 46 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 21:46:40 ID:nUkMB66R0]
- 書いてる人が鯉なので正直森野のキャラがわからん
もし良かったら教えてください参考にします
- 47 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 22:16:45 ID:3hhh0qJN0]
- いや、この違和感が逆に笑いを誘っていいと思うよ。
- 48 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 22:16:57 ID:F7KiFgc+0]
- >>46
一言では難しいが、まあこんなキャラです www.nicovideo.jp/watch/sm1411964 www.nicovideo.jp/watch/sm1482352 フィクションだから職人さんの書きやすいようこのままのキャラで突っ走るのもいいかとw
- 49 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 22:33:05 ID:Ec3XxDnw0]
- >>46
天然ボケ。基本マッタリマイペース。「そうですねぇ〜」みたいな 「ホントに」をよく連発する。 嫌味を言うときの口調はなんかイラッとくる感じ。 時々半ギレする。 こんな感じかなぁ。あんまりうまく伝えられなくてスマン ドアラも好きだけど上田っていうおっさんも好きみたいだよ。
- 50 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 22:34:50 ID:YFJ1L4Cm0]
- ホントにwwwwwたしかにwwww
- 51 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 22:36:45 ID:ZUSF8Lxt0]
- あえてこのままのキャラがいいなあ
- 52 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 22:38:57 ID:UZ5RPQ3D0]
- 永川格好よすぎワロタw
- 53 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 22:39:01 ID:mAJG2atJ0]
- >>46
エピソードを箇条書き。 元日ハムの上田を慕ってる。 tanisigeとは仲が悪いという噂がある。 競争が苦手でのんびりしていたのを落合に目をつけられ とてつもないツンデレシゴキを受け、これじゃいけないと一丸発起して今の位置に。 落合の地獄ノックと言えば森野。森野といえば地獄ノック。 ttp://www.chunichi.co.jp/chuspo/article/dragons/news/200702/CK2007032302103132.html レギュラー捕る前の監督のNHKインタビューで、 落合監督に「三歩歩いたら教えたこと忘れる」と言われ NHKアナに「鶏みたいですね」と止めを刺されたことがある。 奥さんが近所に住んでた幼馴染。 睫が異常に長い。 試合前の野手とドアラの戯れのメンバーは 森野を筆頭に、藤井、新井弟、英智、堂上兄、中村ハム。 投手では中田と鈴木がドアラと仲良し。
- 54 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 22:56:59 ID:bmzJ0lbJO]
- 森野はかなりの前田萌えでもあるなそういや。
書き手さんの書きやすいようにするのが一番さね。 続き楽しみにしとります。
- 55 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 23:31:05 ID:pOj85JFK0]
- カープファンとしても中日の選手にアライバよりも森野がいるのが羨ましい
- 56 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 23:41:35 ID:OWWtIW890]
- >>43
むかーし何かの番組で野球選手がドラマに挑戦!みたいなことやってなかったっけ? この話を実在の選手とマスコットにやってもらったらとんでもないことに(ry でも見てみたいw
- 57 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 23:41:41 ID:lJpWI77Q0]
- 作者さんの書き方がのりこめっちゃうぐらい最高
森野は作者さんの書きやすいまんまでいい >>53のように書いてあるようにあの森野が!!な感じが読んでる身であるとするから
- 58 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 23:45:16 ID:fPqlSqMR0]
- 森野は打席に立った時の目が怖いので今までの口調でいいよ
- 59 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/16(金) 23:46:13 ID:xJtqzWYRO]
- 今後の展開が楽しみだ
- 60 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/17(土) 00:04:29 ID:oaD49STk0]
- 森野はこれでいいと思う
森野だから面白いww
- 61 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/17(土) 00:16:49 ID:bW9NGsO/0]
- これが井端とか川上とかじゃなんか普通なんだよなw
- 62 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/17(土) 00:44:42 ID:SfoSkxxH0]
- この堅いキャラが話を一層引き立たせてるように思う
しかし読ませる文章だなー
- 63 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage 作者氏乙です [2007/11/17(土) 01:53:07 ID:1g8T/Kd00]
- ./ ,;: | √ .;:,:
./ /| 「┓:| ,;:'. ;;'' _____ :: . / /..:: | .(o)| /____./| ; ::::/ /..:::: | | ,;,;: . ||二0二二0二|| | ../ /..:::: | _|._________ _____ ||二0二二0二|| | ξ ../|..: | / // m mn /| ||二0二二0二|| | 目 ,;:' /..:: |: | /_________//| ̄ ) ) | _|__,,,,,,,,,,r───''''" ̄"ヽ ____ ..:: |: | ||-|二二二|l二二l| /. ̄|_ し し廴,,,___,,,,___ ヽ \ |: |/|l |」 |」|l二二l|/ r-──-. `-.○\ ヽ ヽ |:: / / ̄\|_CD_/  ̄`ヽノ / | | / ∧ ∧ ∧ ∧ r'~ヽ ゝ__.ノ/~ ヽ l ノ | / | ´」`| (ё ’ )| l´・ ▲ ・` l U | | ./ ,,, /「||/ ( つ‐OOO ∬と ⊂ヽゝ::--ゝ,__∀_ノヽ--::ノ__,,∠_∩/ | と⌒)_) ζ ____ 旦 (__(__う  ̄ヾ ,,_,,ゞ,,__,ヽ.___,,____ノ 旦 /::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::/ 「名古屋の防衛に関する話を熱っぽく語る森野の背後で、 ドアラがヨガのようなポーズをしている。」
- 64 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/17(土) 02:07:51 ID:Qms5TqiU0]
- >>63
ちょwてめええええw ビール吹いたじゃねええかあああああああw 毎回挿絵描いてくれw
- 65 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/17(土) 02:20:30 ID:1us9Dsru0]
- >>63
ドアラの湯飲みの位置ww
- 66 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/17(土) 02:33:09 ID:5pD9Ls2D0]
- >>63
挿絵職人ktkrwwww
- 67 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/17(土) 09:36:25 ID:8ZnM4lHL0]
- >>63
口の中ではふはふしてたたこ焼き吹いたwwwwwww
- 68 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/17(土) 10:01:14 ID:RI3sFrha0]
- >>67
たこ焼きに謝れっ!
- 69 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/17(土) 13:00:48 ID:H2ztQBW+0]
- >>63
ドアラDEKEEEEEEEEEEwwwwwwwwwww
- 70 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/17(土) 17:45:19 ID:hhVBZhrZ0]
- なぜか>>63が見えない
NG指定していないのに……
- 71 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/17(土) 18:56:27 ID:DvcKQ8uN0]
- >>70
AAだから、一部NG指定したAAと被った部分があったんじゃないかな?
- 72 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage 保守 [2007/11/17(土) 19:38:09 ID:aoxBl0n2O]
- >>56
見てみたいなあ… 永川はこないだドラマ出てたしw 正月番組とかで是非…! …新年早々カオスっていうのもアレだがwww
- 73 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/17(土) 19:46:46 ID:+endP8uN0]
- >>72
これのことかなぁ www.nicovideo.jp/watch/sm146391 髪型古すぎてワロタ
- 74 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/18(日) 07:52:54 ID:o/BmC7G00]
- >>63
今更だが、挿絵やばいな ドアラがお茶のっけてる場所が実にやばい
- 75 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/18(日) 13:04:57 ID:MSrhuPdwO]
- かっこいいな
私もマスター目指して頑張ろう
- 76 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/18(日) 17:29:51 ID:12W8zmhw0]
- ♪あぁ 憧れの マスコット・マスターに
なりたいな ならなくちゃ 絶対なってやる
- 77 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 08:37:26 ID:Lm+ROr83O]
- 今日は続きが読めるかなwktk
- 78 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 10:19:26 ID:nr5eyJbSO]
- え〜おはようございます。
規制に巻き込まれましたので夜までお待ち下さい。 楽しみにしていただいてるのに申し訳ナス
- 79 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 12:00:45 ID:ZhVIuNNjO]
- >>78
読ませてもらってるよ ありがとうね 続きが気になるピロよ
- 80 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/11/19(月) 12:06:03 ID:SNhEOUFz0]
- >>78
楽しませてもらってます 夜まで正座して待ってます
- 81 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 12:12:23 ID:3+oq9f0Q0]
- >>78
続き楽しみにしてます 夜まで全裸で正座して待ってる
- 82 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 12:24:47 ID:gmVjIcQm0]
- >>78
wktkして待ってるよ。
- 83 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 13:39:51 ID:djAiueSI0]
- + +
,-─‐‐-、 + ,-‐_|__D__|-‐-、 ((⌒l 0´・▲・` l⌒)) ワクワクテカテカ ヽニ'ゝ゜_∀__ 人ニノ (0゜∪ ∪ + と__)__) +
- 84 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 19:19:10 ID:bS4YUs750]
- >>78
全裸でwktk待ってます
- 85 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 20:34:23 ID:UgfONUR00]
- ―――「ضلطكزىغ」
暫く続いた緊張、そして沈黙を破り、突然、ドアラが声を出した。 それは鳴き声というよりは何か言葉を喋っているようでもあり、よく聞けばそうでないようでもある。 『ドアラたちは種族の独自の言語を持っている』という基礎知識がなければ、とても喋っているようには聞こえないかもしれない。 永川もドアラの声を聞くのは初めてだった。その声色はどうにも表現しがたいが、あえて例えるなら滑舌の悪い九官鳥に少し似ているような気がする。 ああ、本当にドアラは喋るのか…、ピロピロとしか言わないスラィリーとは違うんだな、と永川はぼんやり思ったが、 その正確な音を聞き取ることは人間には不可能、と古くから言われているので、結局理解できないという点ではスラィリーと同じか、とも思った。 この時点で永川はまったくその程度の感想しか持たなかった。しかし彼が本当に驚くことになるのは、まさに、この直後であったのだ。 たった今なにかを喋ったドアラのほうへ森野はおもむろに振り向くと、そして…。 「بکك ةءرق٦ف?」 同様の音声が、今度は森野の口から発せられた。一瞬、聞き違えたかと永川は思ったが、やはり間違いなく、それは森野が発したものだった。 一体それがどういうことが、永川が理解するのには少々の時間を要した。その間に、またドアラが何事かを森野に向かって喋る。 そののち、森野がふたたび向き直って言うには…。 「すまないが、こいつがそろそろ眠いんだ。また明日に、今度はお前を納得させられるような具体的な作戦を持ってここに来るから、 今日のところは失礼したい。どこか、この近辺で、借りられそうな宿はないだろうか」
- 86 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 20:36:58 ID:UgfONUR00]
- 永川は呆然とした。ドアラの発音を人間が聞き分けることはできない。それは例えて言うなら、火星にタコはいないというのと同じくらいの常識だ。
現代でもなおその常識を受け入れず、日夜研究に励んでいるものがないとは言わないが、学術的に否定されているものであり、ごく一部のカルトな集団を除けばマジメに可能性を信じるものはいない。 そう。いないはずなのだ。 しかし…、幸いにして永川は職業柄、マスコットモンスターに関することだけは博識であり、その胸には心当たりがあった。 「…あんた、名前は」 「ああ、名乗っていなかったか。これは申し訳ないことをした、どうか非礼は許されたい。俺は森野だ。名古屋陸軍大尉、森野将彦」 「……森野、だって?」 「知っているのか?」 「知っているも、なにも…」 その名は遠く広島まで届いていた。ドアラ語を自在にあやつり、ドアラたちとの完全な意志疎通を可能とする希代のドアラマスター。 ゆえにドアラとのコンビネーションは完璧であり、また本人も軍の総指揮官から直々に厳しい訓練を受け、その実力たるや凄まじく、竹槍で戦闘機も落とすほどの武闘派と聞く。 そんな人物となら、もしかすると、あるいは…。 「…少し、考えさせてほしい。宿は…、あるにはあるが、この時季だ、狩猟客で埋まっていると思う。ここでよければ、泊まっていってくれ」 そう言うと永川は奥から布団を出してきて、それを無言で指差し、横になるよう森野へ薦めると、 自分は脇に架けてあったハンモックへ潜り込んで、電球の明かりを切ってしまった。 永川が突然態度を軟化させた理由が森野にはよくわからなかったが、ふと見ればドアラはすでに土間へ転がって寝息を立てており、 また折角の好意でもあることなので、そのまま甘えることにした。
- 87 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 21:05:24 ID:VQrXvj0A0]
- これ面白いなwww
- 88 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 21:09:24 ID:9BrkY4vF0]
- 森野wwwwwwwwwwwwwwww
- 89 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 21:16:28 ID:A9mgAULe0]
- >竹槍で戦闘機も落とすほどの武闘派
ちょwwwwwww
- 90 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 21:29:53 ID:CD2Rj9880]
- 神すぎるw ドアラに甘い森野イイな。
- 91 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 21:33:16 ID:7oGDsC9g0]
- 森野がドアラ語話したところで思いっきりふいたww
最初から予想はできてたのにw
- 92 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 21:34:20 ID:eQcxqGuq0]
- 森野強すぎて吹いたwww
竹槍で戦闘機って、さすがポスターに槍って書かれてるだけあるなwww
- 93 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 21:37:29 ID:djAiueSI0]
- >>92
それで槍かwwwwww
- 94 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 21:39:58 ID:A9mgAULe0]
- dragons.cplaza.ne.jp/newslivedragons/0608livedragons_w1024_2.jpg
「槍」
- 95 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 21:47:20 ID:uFT8rh69O]
- >また本人も軍の総指揮官から直々に厳しい訓練を受け、
何かここで噴いてしまったwww しかし強いな森野 さすが「槍っす」と答えた男wwwwww
- 96 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 22:05:25 ID:WlI1qqzjO]
- しかし、この森野がいて尚もビッグ・ドメが必要ってことは
名古屋は相当な激戦区なんだな
- 97 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 22:08:35 ID:78omqtOl0]
- >>94
「槍」は井上が書いてるのか…
- 98 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 22:10:45 ID:6dyiexBW0]
- 森野大尉wwwwww
しかし現実のネタを織り交ぜつつ独特な世界を作り上げる作者すごすぐる
- 99 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 22:58:07 ID:UgfONUR00]
- >>94
あらこんなんあるんか 全然知らんかったwww竹槍適当ww
- 100 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 23:30:35 ID:A9mgAULe0]
- >>99
知らなかったんですかww なんというシンクロ
- 101 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/19(月) 23:50:49 ID:Aqr7zffp0]
- >>85-86
乙〜ww オモスレ〜
- 102 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 00:12:03 ID:F5eSYJR+0]
- うはw 続きGJです
挿絵職人の降臨に気体
- 103 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 00:20:25 ID:dzkyZg0w0]
- >>102
『ドアラ語で会話する森野とドアラに驚くナガカー』の図に期待だなw
- 104 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 00:30:33 ID:vu0G4OuZ0]
- 竹槍で戦闘機を落とす森野希望
- 105 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:究極超人sage [2007/11/20(火) 00:55:03 ID:N8yrbVqT0]
- ト
_| i_ ___ ',_',::',_,、', ,、-''"´:::::::::::ヽ,-、>‐、 ___',:::',______ ,、-'__:::::::::::::::::::::::/ノ::::::::::::`‐、 ',____.',:::::',____ヽ /:::,-'"´``、:::::::::/;;:/::::::::::::::::::::::\ ヾ '.,::::'.,::) /::::::i_,、-‐i;;;;ノ_,-'´;;;/::::::::::::::::::::::::::::::\  ̄ __/__ヽ!ン, ノ;;;;;;;;;/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ ゝ_)___`;;;゚。;;;;;;;;;',::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、 `、;;゚。;;;;;;;;;``‐-、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::'., ヽ;;;;;。;;;;;;;;;;;;;;;`‐ 、._::::::::::::::::::::::::::::::', \;;;;;;;;;r 、;;;;;;;;;;;;;``‐-、._::::::::::::::::i ';;;;;;;', ',::``‐-、._;;;;;;;;;;;``i、:::::::l 原 作 ゆ う き ま さ み '.;;;;;;;',,ノ::::::/ '.;;;;;;',,:::/ ┐┤ `` M・YUKI 「竹槍で飛行機を落とそうとする森野」
- 106 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 01:49:32 ID:B+uSklZWO]
- 森野を応援すればいいの?
スライリーは‥ スラ
- 107 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 01:53:36 ID:dk7nRaGU0]
- 森野には是非とも侍前田との邂逅を果たして欲しい
- 108 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 02:12:08 ID:0ppCphWm0]
- まてよ、
ドアラマスタ森野は ビッグドメの修理代を稼ぎたいんだよなw むちゃしやがって.....
- 109 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 02:13:25 ID:BtpQpjuv0]
- 竹槍で戦闘機、、、まみやだ…
- 110 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 02:53:53 ID:fYVsrZhS0]
- 「槍」のポスターをしらないで、竹槍のエピソードを書くあたり、作者には何かがおりてきてるねw
それにしてもおもろいわ、続きが気になる。
- 111 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 10:30:14 ID:KYl9600d0]
- 翌朝、小屋の外から突然ものすごい破裂音がして、森野はあわてて飛び起きた。見れば、すでに永川の姿は寝床にない。
土間で随分寝返りをうったらしく土だらけになって眠りこけているドアラを跨いで急ぎ小屋の外へ出てみると、脇のほうから物音がする。 何事かと不審に思って森野が覗くと、そこには永川が、袖を捲って大弓に矢をつがえていた。 「おい…、」 何をしてる、と声をかけようとして、森野は思わずその言葉を飲み込んでいた。ぐっと弓を引きはじめた永川に気圧されたのだ。 じっとその様子を見守っていると、やがて、ひょう、と空気を切り裂く音がして、その矢は前方…、 大きな木から伸びる、人の二の腕ほどもある枝の根元を直撃したと思うと、枝は先刻と同じ破裂音を響かせ、粉々に砕け散ったのだ! その一連の動作が終わると永川は、ふう、と一息ついてすぐに、森野のほうを向いて言った。 「お早うさん、やっぱり起こしたか、すまない」 朝から騒音を立て睡眠を妨げたことを永川は軽く詫びたが、森野はそんなことよりも、今、目の前で行われたのは一体なんだったのか、すぐにもそれを問い詰めたくて仕方がなかった。 常人が同じことをしようと思えばまず散弾銃が必要だ、しかも至近距離でなければ、一撃で目標を粉々にすることはできないはずだ。 「今のは、一体。…どういう仕掛けだ!?」 「え、いやっ、別に仕掛けってほどのこともなくて…、…まあ、ちょっと、気合を…」 森野があまりにすごい剣幕で寄ってきて、その暑苦しい睫毛をばちばちさせながら詰問するので、永川は思わずしどろもどろになりながら、どうにか、説明になっていないような説明をした。
- 112 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 10:31:07 ID:KYl9600d0]
- こんな言い方をしてはますます問い詰められる、しまったと永川は思ったが、予想に反して森野はその場に立ち尽くし、そのまま黙りこんだ。
その沈黙が実に居心地が悪くて、永川は森野に聞かすともなく、一人、つぶやいた。 「いや、やるならこいつが必要になると思ったんだ…、でも近頃は銃に頼りきりだったから…、うん、久々のわりには狙いは良かったけど…、やっぱりちょっと足りないかな…」
- 113 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 10:31:50 ID:KYl9600d0]
- IDがKYだな。
- 114 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 12:07:22 ID:wIJzcEWB0]
- おおお来てた!
暑苦しい睫毛に笑いましたwwwwww ところで作者さんそろそろコテつけてもいいのでは?
- 115 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 16:09:12 ID:OE0LTE4oO]
- 暑苦しい睫毛www
- 116 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 18:53:03 ID:yIVSxjXyO]
- これ書いてる人同じか?
- 117 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 19:05:42 ID:ziWD2WaP0]
- 土だらけになっているドアラを想像して吹いたが、それ以上に
>暑苦しい睫毛をばちばちさせながら でめちゃ吹いたwwww それにしてもナ、おまいは気功でもやっているのかとw
- 118 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 20:02:01 ID:OE0LTE4oO]
- >>116
ちょっと思った
- 119 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 20:07:22 ID:Qwt+lcpA0]
- 規制解除されたかな
- 120 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 20:08:44 ID:Qwt+lcpA0]
- その半ば曲芸のような業を目前で見せ付けられ、森野はにわかに愕然とした。
愕然とするあまり、この一晩の間に永川が随分乗り気になっていることにすら、すぐには気づかなかったくらいだ。 達人の域のハンターは銃よりも弓矢や槍を好むらしい、というのは、スラィリーハントに関する文献を少し漁れば容易に見つけることのできる記述である。 しかしそれがなぜなのか、合理的に森野を納得させるだけの理由は、いずれの文献にも書いていなかった…、 いや、すべて判を押したように書かれていた、『それらが銃器よりも威力で勝る』という至極単純な理由が、そのときの森野の頭では到底理解し得なかったのだ。 だが、永川の放った一本の矢が生きた木の枝を吹っ飛ばす、その現場を目撃した今ならば、文献の言葉は実になんの捻りもなく、 ただ正直に事実を記載しただけの表現であることを理解できる…、いや、もう少し森野の心情に忠実になるなら、 認めざるを得ないと表現するのが正しかろう。 一体なんだこの男…、人間離れしている! これならたとえ名古屋でも十二分に前線の防衛が務まるだろう、 これだけの力があってもなお、一人では、スラィリーマスターには到底対抗すべくもないというのか…!?
- 121 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 20:12:45 ID:Qwt+lcpA0]
- 広島は近年こそ隣接する西宮と政治的な緊張が続いているとはいえ、過去の経験から平和を愛する中立都市を宣言しており、もう長いこと戦闘らしい戦闘が行われていない。
軍も存在するにはするが、災害時の救助活動などに動員されるのみで、実戦に出る機会はなく、 つい最近も、腕に覚えのある軍人がひとり退役し、名を上げる機会を求めて西宮へ移って行ったらしいというのは、名古屋でも有名な噂だ。 つまり、広島には、その気になれば都市間紛争において戦局を大きく動かせるほどの、例えば神通力のようなものの持ち主が仮にいたとしても、 それが表立って目立ちにくいという事情がある。 永川とて、腕利きの猟師としては業界で名が知れ渡っているが、それが他都市ならば軍で活躍できるほどの実力者とはもちろん知られていない。 そう、知られていないだけで、広島にはこの永川に準ずる力を持つ者が数多く存在しているのかもしれないのである。 そんな中で今まで野放しにされているような強敵に挑まねばならないことを知り、森野はただ、 いつの間にか傍まで来ていたドアラの呼びかけに応えることもできず、その場に立ち尽くしたのだった。
- 122 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 20:19:36 ID:Qwt+lcpA0]
- >>114
コテはなくてもいいかなーと思ってるのですが、あったほうがいいですかね? 書いた奴は同じです。 書いたときのやる気っていうかテンションが質に出てしまう傾向があるので気をつけます。
- 123 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 20:30:41 ID:vEgbGwbk0]
- コテというかトリップつけてくださるとありがたいです…・・・。
なんか森野のキャラクターが笑えるww
- 124 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 21:07:48 ID:dbW5GxjgO]
- 竹槍で戦闘機を落とす男が弓矢で木を粉微塵にされたくらいで驚くなよw
- 125 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/20(火) 21:36:14 ID:Qwt+lcpA0]
- 「おい、どうした」
「あ、ああ」 永川に耳のそばから声をかけられ、ようやく我にかえって森野はおぼつかない返事をした。 「そいつ、腹が減っているんじゃないのか?」 ドアラを指差し、永川が言った。ドアラの服についた土を払おうとした森野は、その言葉に再び驚いて手を止めた。 「なぜわかる!?」 たったいま超人的な力を見せられたばかりの森野には、もしかしてドアラの気持ちを知ることなど、永川にとって訳もないことなのではないかと思えたのだ…、しかし、それはまったく杞憂であった。 「わかるさ、俺も腹が減ってる。飯にしよう、手伝ってくれ」
- 126 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/20(火) 21:37:49 ID:Qwt+lcpA0]
- 手伝ってくれとは言われたものの、軍では大尉という肩書きを持ち、妻子も持つ森野はその実、ほとんど料理をしたことがない。
そのことを伝えるべきか、それも高慢だろうか、できるだけのことをすべきか迷って森野はおろおろしたが、 対照的に永川は実に手際よく、米を火にかけ野菜をきざんで鍋に味噌を溶き、またたく間に食事の支度を進めていくので、 結局森野がした手伝いは、「これ持ってて」と「鍋見てて」の2点のみにとどまった。 それを森野は申し訳ないと思ったが、永川は一向に気にする様子もない。 「やあ、手伝ってもらったから早くできた。さ、食べよう。いただきます」 「…いただきます」 そういえば、食事の前に合掌し、いただきますと唱えたのはいつ以来だろうかと森野はしばし感慨にふけった。 「俺の適当な味付けだから、口にあうかはわからないが」 「いや、うまい、うまいよ、こいつもうまいと言ってる」 森野はその食事を本当にうまいと思った、が、横に座ったドアラがゴチャゴチャと、味噌汁が赤味噌でないことに文句を言っているなどとは無論、訳して伝えるわけにはいかなかった。
- 127 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/20(火) 21:39:04 ID:Qwt+lcpA0]
- トリップつけました。本日ここまでです。
- 128 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 21:45:53 ID:h675tvP90]
- ドアラwwフリーダムっぷりは流石だな。仕草が簡単に想像できるw
乙ですー次も期待
- 129 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 21:50:36 ID:zMRYgSnm0]
- 乙です。
赤味噌じゃないのを怒ってるのかwwwwwwwバロスwwwww
- 130 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 22:37:22 ID:tE/40Jmn0]
- 味噌汁にこだわりのあるマスコットwwwwwwwww
ナガカーかっけえなあ
- 131 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 22:48:45 ID:i03yEEyY0]
- 乙!
ドアラがいい! なんて良スレなんだ!
- 132 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 22:54:20 ID:vEgbGwbk0]
- 乙です
ドアラwww赤味噌wwww
- 133 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 23:04:36 ID:Lt+2UR/00]
- ドアラが
「普通味噌汁は赤だよね、赤だよね!ねえ、森野さん!」 って言っている横で森野が、 「こいつもうまいといっている」 というシーンを思い浮かべて吹いたw
- 134 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 23:08:59 ID:tE/40Jmn0]
- >>133
かわいいなwwwwwww ドアラ必死w
- 135 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 23:11:39 ID:QsfMP4Qa0]
- 不器用な森野とフリーダムなドアラが最高すぎるw
- 136 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 23:36:22 ID:kRCwdcei0]
- いただきます
いいなあ・・・食事の前はいただきますだよなぁ(*´∀`) 食べ終わったらごちそうさまでしただよねえ(*´∀`) ドアラ自重しろwwwwwwwwうぇw つかドアラも赤味噌飲むんかいwwwwww
- 137 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/20(火) 23:48:50 ID:xTdPZ1KK0]
- 赤味噌にこだわるドアラを想像して吹いたw
良スレ認定!
- 138 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 02:01:02 ID:29h9ObEA0]
- ここはプロ野球板
板違いなのでもよりの板に移動しろ腐女子ども
- 139 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/11/21(水) 02:01:55 ID:29h9ObEA0]
- 晒しage
- 140 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 07:47:41 ID:xhO9YI3a0]
- >>139
が ち ほ も た だ の
- 141 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 08:11:05 ID:1rfmwwUY0]
- ドアラは味もわかるのかwww文句言いながら食べるドアラwww
- 142 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/21(水) 11:40:08 ID:+ufTI6zV0]
- その赤くない味噌汁をすすりながら森野は、あることをとりとめもなく思い出していた。それというのは…、広島にいるはずの有名な武芸者のことだ。
評判がもし本当ならば、数々の伝説として語られる自軍の総司令官の若かりし頃にも勝るとも劣らない猛者のはずで、 森野は士官学生の時分に、歯医者の待合室に置かれていた特集本でその男のことを知ってから、ひそかに目標としてきたのだった。 現在の情勢では、今回無事に生きて帰ったとして、次に名古屋を離れられるのはいつになるかわからない。 広島に行くからには是非会って、ひとことでもいい、どうにか教えを乞いたいものだ…、と森野は以前から思っていた。 昨日からどうもどたばたしていたから、今までそれを忘れていたが、ふとした拍子に思い出したのだ。 その人物はどうにも気難しいことでも有名で、知人でもない自分が訪ねて行ったところで会見が叶うという保障はない、それが悩みの種だった、 しかしこの目の前にいる男、どうしてなかなか強いのだから、もしかすると自分の憧れの武芸者にも、人脈を持っているかもしれない。 だが、それをいきなり尋ねることは非礼だろうか…、と普段の森野ならば考えるのだろうが、 食事をともにすることには、人と人のあいだにある垣根を少し低くする効果があることが心理学的に知られている。 そのためか、このときの森野は実にためらいなく、永川に質問ができたのだった。 「ひとつ、つかぬことを尋ねるが…、前田という人を知らないか」
- 143 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/21(水) 11:41:07 ID:+ufTI6zV0]
- 「…前田?」
スラィリーの漬物をかじりながら、ぼーっとドアラの手元を見て、こいつ箸の持ち方が悪いな…、などとぼんやり考えていた永川は、突然質問を投げかけられて反射的に顔を上げ、問われた名をオウム返しした。 「前田って言われてもなあ…、どこの前田さん」 前田といったら広島ではそれで通じるかと森野は思っていたが、たしかに、言われてみればそんなはずはない。 「有名な武芸者で、若いころは傭兵としてあちこちの戦場で活躍した人だ」 「んー、いたかなあ、そんな人…」 箸の先を軽く口にくわえたまま、永川は思案した。かつて傭兵として活躍したのなら現在も軍人だろうか、それなら今は広島にいないのでは? 「…前田智徳、というんだが…、」 「…とものり?」 その名を聞いて、宙をさまよっていた永川の視線が動きを止めた。 「もしや、心当たりが?」 「…うちのお師匠さん?」 「なんだとッ!?」
- 144 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 12:26:50 ID:vKbuJM490]
- ぶっ!そう来たか…っ!!>師匠
今後の展開も楽しみにしてます
- 145 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 12:33:15 ID:5tAAom5g0]
- 前田キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
オールスターの時前田にくっついて話しかけて超嬉しそうにしていた 森野を思い出したw
- 146 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 12:38:16 ID:DqMHlfmlO]
- 毎日楽しみにしとります。
スラィリーは漬物にもできる動物か。。 水棲なイメージなんかな。。
- 147 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 13:01:51 ID:UhrAMlYOO]
- 箸の使い方ドアラワロタwwwwww
- 148 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 13:45:34 ID:cOJkE/8z0]
- 総司令官・・・どうしても信子夫人の方を想像してしまう
- 149 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 14:19:11 ID:JfZqCq+W0]
- 前田さん登場ですかww
- 150 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/11/21(水) 14:35:52 ID:29h9ObEA0]
- age
- 151 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 15:31:26 ID:k4gQL4mkO]
- 横浜ファンですけどwktkしながら正座で
続きを待つことにします。
- 152 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 15:32:07 ID:JfZqCq+W0]
- ドアラと会話する森野
ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm678536
- 153 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 15:34:05 ID:v0XKH1fV0]
- 続編纏めて読ませて頂きました、続編に期待しております。
- 154 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 15:52:22 ID:xhO9YI3a0]
- 理想の形は前田さんって言ってるしな>森野
ネタが細かいわwww 前田も弓使いなんだろうか、太刀とか使いそうだがw それにしてもドwアwwラwww
- 155 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/21(水) 17:00:24 ID:+ufTI6zV0]
- 食卓をひっくり返す勢いで身を乗り出した森野に圧倒され、永川とドアラは、思わず尻ひとつぶんだけ飛び退いた。
「頼む!ぜ、是非っ会わせてくれっ、俺はっ、」 「ちょっ、待って落ち着いて、とりあえず、飲み込んでから喋れ!!」 永川は自分が咄嗟に後ろへ引いていたことに安堵した、そうでなければ森野の口から飛んだ米粒の直撃を受けていたことだろう。 「は…っ、すまん、申し訳ない。だがどうしても俺は、その人に会いたいんだ!」 気難しいと評判の、しかもこれだけの男を弟子にもつ武芸の師匠。面会はかなうのか。森野は机に両手をついて永川の眼をみつめる。 永川の口から声が出るまで、その間が、長く感じられる。 果たして。その答えは。 「いいよ」
- 156 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/21(水) 17:02:57 ID:+ufTI6zV0]
- …その答えはあまりにあっさりしすぎていて、森野の耳から頭へ染み込むのに、多少の時間を要した。
「ほ、本当に?会えるのか?いつ?」 「出かけるとは聞いていないから会えると思う、いつでもいいんじゃないかな、まあ、早朝深夜でなければ」 森野は呆然とした。広島の奥地、かつてはさすらいの傭兵、不世出の武人、と来れば難しい性格も納得がいく、 もしかすると会うのにも試練を課されたり、色々な障害があったりするかもしれない、 それらを乗り越え遂に面会が叶うときがきたら、それはそれは、どれだけ感動することだろうかと森野はかねてから想像していたのだ…、 それなのに…、 それなのに……、 ああ、なんて、なんてオープンなんだ…………!! 積年の夢が叶うときというのは、案外こんなものなのかもしれない。
- 157 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 17:04:00 ID:+ufTI6zV0]
- 本日はここまでです。
- 158 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 17:12:30 ID:k4gQL4mkO]
- >>155-157
乙です。 続きが楽しみです。
- 159 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 17:24:51 ID:5nJ3fwqb0]
- >>155-156
おつです つーかナとドアラがいっしょに飛び退くってww
- 160 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 18:50:11 ID:vpGM4WmVO]
- モレノwwwドアラwwwww
- 161 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 19:39:37 ID:EhuOdyu60]
- ナとドアラが飛びのく挿絵希望w
- 162 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 20:45:30 ID:sI/NXA5Z0]
- 読みごたえある文章乙です
森野って前田に憧れてたのか!知らんかった
- 163 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/21(水) 21:32:22 ID:hujT4TIa0]
- オープンなお師匠さんワロスww
- 164 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 00:18:26 ID:XyI9XgWD0]
- 一時期広島中に溢れてた「前田智徳は誤解されている」のポスター思い出したw
- 165 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 00:24:20 ID:6Tepp38B0]
- >>155-157
乙です。 面白いからこれからのの展開をwktkして待ってはいるんだが… しかし…モレノは当初の目的を忘れかけてないか?
- 166 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 00:45:04 ID:Kwz+SgkH0]
- >>165
森野曰く >いつもどこかに行く時は忘れ物をするし、(ry ttp://nagoya.nikkansports.com/baseball/professional/dragons/p-nd-tp0-20070721-230124.html とのことなので、妙にリンクしていて面白い。うp主はその辺知らないだろうになあw そしてオープンな師匠wktk
- 167 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 01:07:07 ID:238iMBTi0]
- >>◆4P6Fp0aKPs
ぜったいこのスレ中に完結する気ないだろw
- 168 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 01:30:29 ID:aPQroz+JO]
- むしろ完結しないでほしいw
- 169 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 06:18:17 ID:0d82PcUr0]
- いやいや、面白いがちゃんと完結した方がいいぞw
このスレ中とは限らなくていいけど、引き伸ばすとジャンプ漫画みたいな羽目に…
- 170 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/22(木) 14:00:03 ID:LwBJ1bik0]
- なるべく早く、早く、と森野があまりに急いているので、一行は朝食後すぐに山小屋を後にした。
永川にしても、遂にスラィリーマスターの討伐を行うのだから命懸けの仕事になるのは自明であり、 そうなれば遅かれ早かれ師には挨拶しておかねばならず、ちょうど森野が訪問したがっていることは永川にとっても好都合だ。 ただ本当は永川は茶碗を洗ってから出掛けたかった、が…、こうも急かすには森野は何か、師に大切な用事があるのかも知れないとも思い、 それは口に出さないまま、一刻も早く山を降りたのだった。 山道を抜け、ようやく踏んだ舗装道路をさらに歩くこと3〜40分。着いたよ、といって永川が指差した先には立派な鳥居が見えた。 「ここは…、神社、ではないのか?」 「まあ神社だったんだけどね。前の戦争で跡継ぎが亡くなってから荒れ放題になってたのを、お師匠さんが修理したんだ」 「ほぉ…、そうなのか…」 その軽い説明を聞いた森野があまりに感心した風に奥の社殿を眺めるので、永川はにわかに不安になり、あわてて言葉を付け足した。 「修理したと言っても、お師匠さんがとんかち持って直したわけじゃないぞ。金を出したってこと」 「それはわかる」 「いや、一応」
- 171 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/22(木) 14:01:39 ID:LwBJ1bik0]
- その師匠が塗りなおしたのではない鳥居をくぐり、永川は、脇の社務所を改装したらしい建物へと足を進めた。その後ろを森野はやや緊張した面持ちでついていく。
さらに、そこへ掲げられていた看板を見て、森野はどうにもはやる気持ちが抑えられなくなった。 『前田御磨衛尼流 道場』 ああ、ついに来たんだ、この道場の門を叩くときが…。森野は大きく息を吸った。 「た…、」 たのもう、と如何にも道場をたずねるらしく森野が大声を出そうとしたのと同時に、永川が看板の脇のインターホンを押した。 ピンポーン、という電子音が三度、静かな境内に鳴り響いた。
- 172 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/22(木) 14:05:36 ID:LwBJ1bik0]
- >>167
有難いことに思ったより大量に感想いただいてるので、スレ内完結は無理と思ってます。 残りの分量がどのくらいになるかは全然わかりませんが、 まあ、あとのことはあとで考えます。 >>169 お前に言われんでも自分もそうしたいですw
- 173 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 15:10:24 ID:ALKHnbVg0]
- >>171
思ったよりも普通な前田道場www
- 174 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 15:36:00 ID:bpBYW9rZO]
- 森野が空回りするお前に言われんでも普通な道場www
- 175 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 16:46:42 ID:K5d8SrVu0]
- >御磨衛尼流
wwww
- 176 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/22(木) 17:10:12 ID:LwBJ1bik0]
- すると、「はあい」という男の声がして、ほどなく中からドアが開き、出てきたのは、木綿の胴衣に袴姿、目が細く顎のしゃくれた痩身の男だった。
歳のころは永川と同じくらいだろうか。裸足で手にハタキを持っているところを見るに、この男は門下生で、今はちょうど掃除をしていたところなのだろう。 「おおー、ナーか!久しぶり」 「やまちゃん久しぶり。お師匠さんはいるかい」 「いるよ。呼んでこようか」 「いや、お客を連れてきたから、いま会って貰えるか、聞いてきて」 「お客?誰?」 そう言って門下生風の男は下駄をつっかけ、怪訝そうに玄関の外へ身を乗り出して…、 「うわ、なんやコイツ!頭でか!!!」 開口一番、男はそう叫んで後ろへのけぞり、バランスを崩しかけて壁に後頭部を打ちつけた。ガン、と鈍い音がする。 「ちょ、やまちゃん大丈夫か」 「客ってコイツかいな!人間とちゃうやん、ナー、冗談きっついわー」 「ちゃんと見ろよ、まあ、こいつも客っちゃ客だけど、もうひとりちゃんといるだろ!」 「もうひとり…?ああ、こちらさまか…」 眉をしかめて頭をさすりながら細い目をさらに細め、男はようやく、森野の姿を視認したらしかった。 「見えた?そいつはドアラ、こちらは森野さん。こっちは、ここの者で、」 「あ、山崎浩司、いいます。よういらっしゃいました」 「…森野将彦だ。どうも」 「名古屋からのお客だから、遠いとこ来てるから、なるべく待たさないで会ってもらえるように頼んで」 「わかった。ちょい待っててな」 「上がってていい?」 「あー、ええよ、おっしょーさーん、おきゃくさんやてー!!」 山崎は踵を返すと、ばたばたと足音を立て、大声を出しながら奥へ走り去る。しかし…、 「…なんやねん、おるんならもっとおるらしくしてもらわな。目立たんお客や…」 彼が去り際つぶやいた独り言は、至極残念なことに、永川の耳にも森野の耳にもしかと届いていたのだった。
- 177 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/22(木) 17:11:49 ID:LwBJ1bik0]
- 今日はここまでです。週末はうpできないと思うので、お手数ですが保守協力願います。
- 178 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/22(木) 17:13:26 ID:LwBJ1bik0]
- 追伸
方言は素人なので詳しい方はある程度お見逃しを。 あまりにひどい間違いはご指摘くださいw
- 179 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 17:50:59 ID:fU3cerNN0]
- 乙!
もうどこから突っ込んでいいかわからないwwww
- 180 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 18:36:10 ID:6f8+nT+R0]
- 世界のやまちゃんwwwwwwww
- 181 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/11/22(木) 19:10:52 ID:Ek6wLJEV0]
- a
- 182 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 19:58:37 ID:u5z6oi8j0]
- リアル門下生「ラブリー」ー山崎ktkrwwwwwwwwww
- 183 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 19:59:19 ID:/jvp/4QJ0]
- >>177
乙ですよw 山崎マジワロスwwwwwwwww
- 184 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 20:11:40 ID:mZiWGuoZO]
- そのうちスラィリーマスター研究員井生博士とかまで出てきそうな勢いだw
- 185 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 21:33:10 ID:DT+aBbnv0]
- 正直 日本代表の壮行試合を見ていたら 森野の打席のときに笑ってしまう俺がいる
もうダメポ
- 186 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 22:48:02 ID:VQdiFncJO]
- 各選手のキャラ付けも激しく楽しいが
今後の展開にもうたまらんくらいwktkが止まらんwww とりあえず来期の広島VS中日戦に楽しみが一つ増えた 職人さん乙。これからもがんがれw
- 187 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 22:54:16 ID:Ja0FqU870]
- ここで隠し球山ちゃんかwwwwwwwwwww
- 188 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 22:59:43 ID:A5R2diEt0]
- 元々好きな球団が中日と広島(同じくらい好き)の自分にはたまらんw
- 189 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 23:16:58 ID:HV6SDYio0]
- 来シーズン緊迫した場面で森野と永川が対戦する場面がきても
絶対このスレ思い出して笑っちまいそうだw
- 190 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/22(木) 23:27:29 ID:Ja0FqU870]
- >>189
俺はもうすでに挿絵のドアラが頭から離れんwwww
- 191 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/23(金) 00:36:09 ID:NWwHEqpQ0]
- zip.2chan.net/1/src/1195728444732.jpg
ドアラを調教する森野
- 192 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/23(金) 00:52:02 ID:BhOocljE0]
- >>191
ド「チ… チンコ… カユ…うま」 モ「惜しい!」
- 193 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/23(金) 00:55:12 ID:y/CcCFNt0]
- >>191
この二人連れが永川の家を訪れたわけか…ダメだやっぱ笑えるwww
- 194 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/23(金) 01:27:41 ID:xtN9OCV00]
- >>191
森「で、俺が投げた竹槍で、その戦闘機ボンって。」 ド「えー、嘘でしょー。」
- 195 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/23(金) 09:58:27 ID:g3xvtyGN0]
- 連休明けを楽しみにしつつ保守です
- 196 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/23(金) 13:02:10 ID:kUpAbeZ10]
- 貴重な戦うドアラの映像を発見
ttp://jp.youtube.com/watch?v=Vv21zz1L3_E&feature=related
- 197 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/24(土) 02:35:19 ID:AET832mc0]
- 続きが楽しみです
wktkしながら保守
- 198 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/24(土) 17:26:37 ID:giWvXqZG0]
- ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1539495
↑氷川が驚いたドアラと森野の会話シーンw ttp://www.nicovideo.jp/watch/sm1528772 ↑これの最後とか、森野のドアラマスターっぷりがよく出ている 小説のドアラが憎たらしいほどかわいいw 続き楽しみ
- 199 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/24(土) 21:02:36 ID:uTJxUptR0]
- ttp://userdisk.webry.biglobe.ne.jp/005/947/19/N000/000/001/119589367111516420071.jpg
これを見てると、まだまだ新井は森野みたいなドアラマスターになるには 時間がかかるなと思ったw
- 200 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/25(日) 03:10:05 ID:HFVIf0eI0]
- 森野は過去に一度だけスラィリーに捕食されかかった苦い経験があるが、
あの時のトラウマはちゃんと克服されたんだろうか。 www.blue-venus.net/blog10/morin101.jpg しかしドアラマスターまでもが…スラィリー恐るべしだな。
- 201 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/25(日) 08:14:38 ID:n56skbMIO]
- >>200
そういうネタってスラィリー狩り本スレ向きじゃね? あんま先の展開読むよーなこと書いてると作者さんが書きにくくならんか心配
- 202 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/25(日) 10:38:54 ID:J1EpXUnA0]
- 今日で連休終了だが、終わったら続編が来る……
嬉しいような悲しいような
- 203 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/25(日) 15:41:48 ID:xiRMr9dZ0]
- ああ〜2日寝ても今日があると思ってたのに2時まで寝てしまった…
寒いよ〜明日会社行きたくないよ〜 でも続き読みたいよお〜
- 204 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/25(日) 19:50:46 ID:BmHu/sQwO]
- このスレを見てやっと世間では連休だったことを思い出した
- 205 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/25(日) 21:42:56 ID:fs+pZkPB0]
- ところで
- 206 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/25(日) 22:51:56 ID:3vfda7AYO]
- >>203
逆に考えるんだ。ちゃんと仕事に行きさえすれば続きが読めるんだ!
- 207 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 07:35:07 ID:occ2t2K5O]
- 最近の楽しみはこれだけだよ…。
- 208 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/26(月) 10:52:42 ID:HUFjGkiZ0]
- 歯に衣着せることのできない山崎の立ち去った直後、永川は森野の横顔を、気づかれぬように横目で見た…、しかしその表情はさほど怒っているようには見えず、ひとまず、胸をなでおろした。
しかし怒ってこそいなかったものの、森野は内心で消沈していた…、 名古屋では、ドアラマスターといえば人々から一目置かれる存在であり、子供たちにとっては憧れの的だ。それがここでは、あろうことかドアラのおまけのような扱い。 それに加え、この道場があまりに森野の頭の中に思い描いていた理想と違いすぎるのもいけなかった。 なにしろ長年の夢であり、さらに神社を改装した荘厳な雰囲気から否が応にも期待が高まってしまっていたために、普通ならば驚くほどのことでもない、 たとえば玄関のインターホンや関西弁の男にもいちいち余計に幻滅してしまっただけのことに違いない、ただそれだけのことだ、そもそも期待が過剰だったのだ…、 森野は脳内で自分にそう言い聞かせながら、しかしなおも、口から漏れ出る溜息をとどめることができなかった。 「…ま、上がってよ、上がっていいみたいだから」 その様子を見ていた永川はひきつった愛想笑いをうかべながら、玄関の中へと森野を促した。
- 209 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/26(月) 10:53:36 ID:HUFjGkiZ0]
- 玄関で履物を揃えていると、ほどなくまたバタバタと足音がして、山崎が奥から姿を現す。
「ナー、お師匠さん会うてくれるて。奥の座敷におる。行こ」 そう言って山崎の指差す先には閉じた襖が見えている。あの向こうに憧れの前田智徳がいる、そう思った途端にさっきまでの消沈ぶりはどこへやら、森野ははやる気を抑えられず深呼吸を繰り返しながら山崎の後ろをついて行った。 さほど長くもない廊下を進み、襖の前まで着くと山崎は、さっきまでのドタバタと足音を立てて廊下を走っていた姿からは想像のつかないような無駄のない所作で、ス、としゃがみ、戸口を軽く二度叩いた。 その動作を見て森野は感心した、あんな風に見えてもやはり教育はできているのだ、師匠に口をきく前には自然と背筋が伸び洗練された動きをするのだな…、 「お師匠さん、森野からお越しの名古屋さんをお連れしました。入ります」 「ちょ、ちょっとやまちゃん、」さすがにそれは失礼だろ…、と永川が客人の名を正す間もなく、襖の奥から返事が聞こえた。 「ご苦労。入りんさい」
- 210 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 11:04:44 ID:occ2t2K5O]
- 乙です!
山崎…ひでぇw
- 211 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 11:17:53 ID:guQB9HcE0]
- 森野からお越しの名古屋さん・゚・(ノ∀`)・゚・。o
- 212 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 11:36:23 ID:0FRJIb6q0]
- 山崎バロスwwwバカスwww
投下乙です!
- 213 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 12:52:28 ID:E71En5BW0]
- 乙です!
山崎ひでえwww
- 214 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 12:54:23 ID:xlGrgCOMO]
- 森野からお越しの名古屋さんバロッシュwwwwww
- 215 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/26(月) 13:02:30 ID:HUFjGkiZ0]
- 入ってよいという返事なので、森野の名を記憶し直す機会を逸したまま、山崎は両手を使って恭しい動作で襖を開けた。するとそこには、暖かそうな絹の和服を羽織まで着込んだ男がひとり、灯油ストーブの真正面へ陣取って座っている。
「まーた、お師匠さん、火ぃくっつき過ぎたら危ないからあきまへんて、言うとるやないですか」 「近頃冷えるけぇ、火のそばへ寄るのが道理じゃ、仕方ないじゃろ」 「そう言うて、去年もお袖焦がしはったやないですか」 「うるさいわ、客人の前でする話でもなかろ、黙っとれ。…ワシは森野を存じとらんで申し訳ないが、遠くなんじゃろ、よう来たの。名古屋さん言うたか、ささ、入りんさい。 ナーも久しぶりじゃの、お前は相変わらず山から滅多に降りてこんのか、顔も見せんでからに。ほれ浩司、無駄口叩いとらんで茶と菓子な」 山崎の早口な小言を体よく制して、前田は森野、それから久しぶりに姿を見せた永川を招き入れる。それから見えたドアラの姿にぴくりと眉を動かすと、嬉しそうに、こう続けた。 「おお、これは珍しいお客じゃの。すると、お前さんドアラマスターか」 「ドアラ?これが!?」 前田の言葉を聞いて、黙っていろと言われたばかりの山崎がいきなり頓狂な声を出した。 「お師匠さん!ほんとにこいつがドアラなんですか?」 「なんじゃお前、ドアラがどんなもんか、知らんかったんか」 目をまるくして再度尋ねる山崎に対し、事もなげに前田は答える。 「そら、知っとりましたけど…。なんや、コアラに似たカッコや聞いたからどんな可愛いんか思とったのに…。なんやの…。キモー…」 大層がっかりとつぶやいて、山崎は生気のない表情のまま再び跪いて一礼し、襖を閉めて姿を消した。
- 216 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 13:11:32 ID:ipfpsK640]
- 投下乙です!!
森野から来た名古屋さんで話すすんでるしwww 山崎の妄想ドアラはかわいかったのかww
- 217 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 14:10:04 ID:d3UkBr2W0]
- 乙です!
ナーよ、早いとこ名前を訂正してやってくれwww
- 218 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/26(月) 15:24:47 ID:HUFjGkiZ0]
- 「…まあ、子供の教育が悪うて申し訳ない。ほれ、座りんさい」
「は、はい」 襖が閉められたことでにわかに開放感の失われた和室で、机ごしの真正面から前田に声をかけられ、緊張した面持ちで森野は返事をした。 横から永川が座布団を二枚、森野のほうへ押して寄越す。そのうち一枚を自分の隣に置いてドアラを座らせると、森野も続いて腰を下ろした。 「お師匠さん、その仰りようは。あいつもいい加減、子供って歳じゃないでしょう、俺と一緒ですよ」 「お前も見とったじゃろが。いつまで経っても大人らしゅうならん、子供で充分じゃ」 「そう言って子供扱いをなさるから、いつまで経ってもああなんでは」 「なんじゃい、お前まで説教か。どいつもこいつも、そんなとこだけ老けよって。かなわんわ」 ひとしきり頭をかくと、前田は腕組みをして、森野のほうへ向き直った。 「さて、名古屋さん、ワシに何ぞ、用かの」 森野としては、折角会えた前田に名前を間違えられたままでは死んでも死に切れないから、どうしてもそこは訂正したい。しかし、たったいま勿体なくも真正面から前田に名を呼ばれた手前、呼んで貰ったそばからその御言葉を訂正するのも憚られる…。 「…ええと、改めまして、お初にお目にかかります。自分は………、」 一瞬の沈黙。前田は当然ながら喋っている森野のほうを注視し、続く言葉を待っている。 「名古屋……将彦と申しまして…、東のかたより参りました者です」 ちらりと左を見ると、永川は向こう側へ視線をそらしている。 「以前、お師匠様のお噂を耳にしましてからは、是非、是非とも一度お会いしたく存じまして…、今日、こうしてお会いできて光栄であります、ホントに…」 「そうかそうか、そんならつまり、別に用事はないちゅう事じゃな。見てのとおり、なんもないとこじゃが…、ゆっくりして行きんさい」 「は、はあ」 前田のミもフタもない暖かい言葉に森野はただ恐縮し、膝の上に拳を固くのせたまま、うなずいた。
- 219 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 15:28:10 ID:JjRf0/GK0]
- 乙です(`・ω・´)
・・・って森野それでいいのかwww名古屋さんのままでww
- 220 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 15:43:24 ID:GVfDTVNX0]
- 名古屋将彦ワロス
続きwktk
- 221 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/26(月) 16:42:19 ID:HUFjGkiZ0]
- 「さて、そんじゃあ、そっちの用事を聞こうかの…」
前田は腕組みを解いて、机に片肘を乗せると、永川のほうへ体を向けた。 「ただ客人を連れてきたわけでもなかろ。お前がここへ顔出すんは、厄介ごとの時と決まっとるけ」 「いや、まあ、そんな。ハハハ」 伸ばしたもみあげを人差し指でポリポリと掻きながら、永川は人懐こい笑顔を見せた。 「図星か。そんで、何事じゃ」 「英心を…、いや」 耳慣れない名を永川が口にしたその瞬間、前田の表情がさっと険しくなるのを森野は見逃さなかった。 「スラィリーマスターを、討伐に参ろうかと思いまして」 「何じゃと」 「討伐に参ろうかと思いまして。スラィリーマスターを」 「ひっくり返して言わんでもええ。大体何を寝ボケとる、まさかわからんのか、今のお前じゃ、彼奴の相手にならんぞ」 「わかってます。しかし、時期を待とうにも、予想に反して、あいつは年々力をつけるばかりで」 「それは…、確かにの…」
- 222 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/26(月) 16:42:51 ID:HUFjGkiZ0]
- 前田は渋い顔をした。永川ほどの実力があってもスラィリーマスターには肩を並べるべくもないのかという、朝の森野の想像が正しかったことを、その表情が如実に伝える。
「…しかし、そう言い出すからには、なにか勝算はあるんか」 「それなんですが、こちらの、モ…、その、えと、ドアラマスターの、モ………、な、名古屋さんと組めば、あるいはと思いまして」 ああ、またやっちまった、俺ってだめな奴…、と永川は思った。 最早森野の名を訂正できるのは自分しかいない、そのことを永川は重々承知していた、 しかし師匠の興味は最早そんなところになく、いかにしてスラィリーマスターを倒す気かとその鋭い視線を自分の眉間へ容赦なく向けてくるものだから、 そこで話の腰を折って名を訂正するのも気が引けて、遂に名古屋と呼んでしまったのだ。 ちらりと右を見ると、案の定森野は微妙にうつむいている。その横顔がいたたまれなくてさらに向こうのドアラを見れば、マスターである森野の緊張感が伝わっているのか、きちんと姿勢を正して大人しく座っている。 いや、俺のせいじゃないだろ、間違えたのはやまちゃんだし、大体自分で訂正できないのに俺に期待してもらっても困るもん…、 無意識のうちに自分自身に対する言い訳を考えると同時に永川は、たとえ必要に迫られてもこれしきの話の腰が折れない自分を、とても腹立たしく思うのだった。
- 223 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/26(月) 16:45:10 ID:HUFjGkiZ0]
- 本日はここまでです。
- 224 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 16:53:43 ID:NwPSkAkQ0]
- >>223
乙です! スラィリーマスターの正体がwwwwww そして森野アワレwwww
- 225 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 17:37:36 ID:6jRqNh870]
- 乙です
きちんと姿勢を正して大人しく座っているドアラてw
- 226 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 19:28:02 ID:Qcdly+PI0]
- 乙です。続きが楽しみだ
- 227 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 21:22:23 ID:thmC9+EK0]
- 山崎が可愛すぎる・・・
- 228 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 21:36:05 ID:gj7Q0ttX0]
- いちいち面白い。センスあるぅ
- 229 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 22:38:49 ID:ipfpsK640]
- スラィリーマスターの正体がwwww
( :;@梵@)とナと名古屋さんの対面にwktkwwww
- 230 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 23:41:52 ID:UFEcnY8B0]
- >俺に期待してもらっても困るもん…、
ナww 可愛いぞwww
- 231 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/26(月) 23:50:30 ID:XnIk+Qky0]
- 乙です。ドアラを想像する度に吹くwww
- 232 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 00:29:58 ID:fdTebVf+0]
- 森野自分で訂正しなきゃダメだろw
そしてとうとうスラィリーマスターくるか
- 233 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 01:51:57 ID:MpNnR8m60]
-
- 234 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 03:09:27 ID:xJ1HrbfA0]
- 保守代わりにスラィリーマスター
ttp://baseball.fan-site.net/uhyo/tree/img/2740.jpg
- 235 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/11/27(火) 03:25:30 ID:SeN0RCZu0]
- 乙です!
姿勢を正して座布団に座ってるドアラを想像して吹いたwww スラィリーマスターと名古屋さんの対面が楽しみだ
- 236 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 05:03:39 ID:veBIAtrr0]
- 乙です!
森野からお越しの名古屋さんに梅酒噴いたwwwww 戦うスレといい此処といい、広島関連スレは飲食禁止だなw
- 237 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/27(火) 11:16:48 ID:KLe+4h/P0]
- 「ドアラマスターと組む、か。成程な。しかし、組んでどうするつもりなんか、もう少し具体的に聞かせて貰わんことには」
「勿論です。それを今から話します。話しますが…」 そこまで言って、永川は一度言葉を切った。廊下から山崎の足音が聞こえてきたためだ。 「やまちゃんに聞かれたくない部分が、少し…」 「ふむ」 声を低めて言う永川に、前田は訳知り顔でうなずく。そして程なく、襖ごしに山崎の声がした。 「お茶と菓子、お持ちしました」 「ご苦労」 盆に載せてきた5人分の紅茶とプリンを配り終わると、山崎は上座の前田の隣へ座ろうとする。それを制して前田は言った。 「こら、お前は掃除が途中じゃろ。ちゃっかり自分の分まで用意してきおって」 「ええー、後でちゃんとやりますよ。そんな、厄介払いせんかっても、ええやないですか」 いくらなんでも先刻の永川の言ったことが山崎に聞こえているはずはないから、言葉のあやには違いないが、『厄介払い』という言葉が出たことで永川は内心ヒヤリとした。 偶然だか勘がいいのか判然としないが、山崎は昔からこういうことがよくあるのだ。 「いけん。物事には順序があるけえ、お前は掃除が先じゃ」 「じゃあ、プリンは…」 山崎はいっそう不服そうに口をとがらせる。 「…そんなもん、やること終わってから食うたらええ事じゃろ。そんな顔するな」 「わあ、ええんですか!やったあ、ほんなら、失礼します!!」 さっきまでの顔はどこへやら、パッと顔を輝かせると、自分のところへ置いた紅茶とプリンを目にも留まらぬ速さで盆へ回収し、山崎は部屋を出て行った。
- 238 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 11:38:39 ID:qbN69/vjO]
- 職人さん投下乙ですw
山崎がいい味出してるなあ
- 239 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/27(火) 14:11:54 ID:KLe+4h/P0]
- 「さて、これで当分ヤツは戻ってこんじゃろ。…ああ、気にせんでええんよ、あいつがいると進む話も進まんけぇ。
それと、これはワシのお気に入りの菓子じゃ。神戸から取り寄せたもんでの、ウマイんよ、遠慮いらん、食べんさい。それで、何だったかの」 「…随分甘いですね。俺たちがここで修業したころには、お師匠さんのお取り寄せスイーツ(笑)なんて頂いたことはなかったのに」 プリンをみつめたまま固まる森野に軽く状況の説明をして、前田は永川に話の続きを促す。しかし永川は白い目で前田を見ると、突然、恨み言を口にした。 「そ、そうだったかの。しかしな、あいつを追い払いたい言うたのはお前じゃろ」 「掃除をきつく言いつければいいことじゃないですか。大体、昔はそうだったはずです」 「あいつはそれで納得しないタチなんよ」 「それは普段からお師匠さんが甘やかしているから……、」 師弟のやりとりを片耳で聞きながら森野は、これは単なる食い物の恨みなどではなく、もっと別の問題だと考えた。 永川と山崎は同い年だと先刻言っていたのを聞いたから、昔の永川、つまり今の山崎よりもずっと年若いはずの永川に、前田はもっと厳しく接していたことが伺い知れる。 「過ぎたことをいつまでもグチグチ言うでないわ、時効じゃ時効。今食わせてやっとるんじゃけ、文句言うな」 もちろん、前田が歳をとって人間がまるくなったなどとも考えられるだろうが、おそらくもっと大きい要因は、二人のキャラクターの差だ。 「そういう問題じゃありません。失礼ですが、あいつをきちんと育てるつもりがおありですかと聞いてるのです」 推測の域を出ないが、永川の修業は前田のペースで進んだのに対し、山崎の修業は前田も気づかないうちに山崎のペースで進められているのだろう。 ぷるぷるとおいしそうに揺れるプリンの角にスプーンを入れながら森野は、コイツ損な性格だな、と心の中で勝手に永川を憐れんだ。
- 240 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/27(火) 14:53:36 ID:KLe+4h/P0]
- 今日はここまでになりそうです。
いつも感想レスありがとうございます。励みになります。
- 241 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 15:02:23 ID:yG9moO6x0]
- 乙です!
続き楽しみにしてます
- 242 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 15:05:59 ID:vh6AKvrY0]
- スイーツ(笑)wwwwww
- 243 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 16:30:21 ID:XOoa/wY20]
- 乙です
ナと森野のお互いの印象ワロスwww 前田プリンで餌付けされてるよwww
- 244 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 17:25:12 ID:/c+nBM8SO]
- なg…
…森野w
- 245 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 17:39:10 ID:jsAo45ayO]
- お取り寄せスイーツ(笑)
投下の度にいちいちツボにハマるわw
- 246 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 19:27:52 ID:VntpCUQ60]
- だめだこれはwwww
- 247 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 20:25:53 ID:R7CzbYno0]
- 早くも来季の広島中日戦が楽しみだw
しかしみんないいキャラしてるなあ
- 248 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 21:15:10 ID:yYYbN32C0]
- 前田やっぱりプリンかwwwwwwwwwww
嫁さんにまた叱られるぞwwwwwwww
- 249 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 23:15:41 ID:9IyFtDF30]
- 前田登場時にプリンだけは外せないと思ってたので
願いがかなって嬉しいですw
- 250 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 23:36:32 ID:jsAo45ayO]
- 来期の開幕戦が中日‐広島だwww
楽しみが増えたw
- 251 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 23:55:37 ID:FvZiSTaX0]
- 想像していた憧れの前田像がどんどん崩されていく森野がwww
開幕戦が中日-広島とは、もはや神の采配としか(ry
- 252 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/27(火) 23:56:34 ID:PFLs7EzlO]
- ドラファンの俺に前田さんとプリンの関係を産業で、よろしこ
- 253 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 00:09:53 ID:NTbopkiNO]
- Maeda
Loves Pudding
- 254 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 00:17:04 ID:/y1ZrFTe0]
- お前に言われんでもクリーミィのAAはじめて見たとき吹いたのを覚えてる
- 255 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 09:26:13 ID:lxfjNHrh0]
- 私としては前田智徳といえばアイス(しかも氷菓)というイメージ。
まあ甘いものならなんでもいいんだろうけどw プリン=嶋というイメージ。 捕手ついでにどうでもいいこと書いてスミマセン。 楽しみに読ませていただいてます。
- 256 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 10:59:43 ID:6AKeaT0hO]
- いつも乙です
続きをwktkしつつ待ってます 正座するドアラ ttp://gban.jp/i/46pikr
- 257 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 11:00:31 ID:U+26yC2k0]
- ニコニコでアイスについて熱くかたる前田があったんだんけど、消されちゃったのかな?
アイスに話題がいったらテンション上がりまくりでワロタwww
- 258 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/28(水) 11:08:03 ID:7ivYoRHk0]
- 「とりあえず、あの、先刻のお話を先に…」
プリンを半分ほど食べても口論の終わる様子がないので、見かねて森野は口をはさんだ。 「おお、そうじゃったの。そうそう、それよ、名古屋さん、本題に入る前に、お前さんにはあらかじめ、どうしても聞いといてもらわんとならん話があるんよ」 実のところ山崎を甘やかしている自覚があり、永川に対してややバツが悪かった前田は、渡りに舟とばかりに森野のほうへ向き直る。 「と言うても、ナーからすでに聞いとるかもしれんがの。スラィリーマスターを討とうとするんなら、ワシもできる限りのサポートはするが…、 たとえば作戦通りに事が運ばなかったり、なんやかんやで不測の事態になった時は、ナーの身の安全が最優先じゃ」 そういえば前日、永川も、俺はともかくあんたの命の保障ができない、と言っていた記憶がたしかにある。 しかし前田があまりにもきっぱりとそう言うので、森野は面食らった。所詮よそ者の自分にくらべ永川は前田の弟子、それもここまでの情報から推測するとおそらくは一番弟子なのだろうが、 内容はともかく、普通はもう少し相手に配慮した物言いをするものではないのか? その森野の頭に浮かんだ当然の疑問に対する答えを明らかにすべく、前田は続ける。 「別に身びいきでそう言うとるわけじゃないんよ。気を悪くせんで言うても無理じゃろうが、これにはワケがあっての…」 「…」 「…」 前田は意味深に言葉を止めて、紅茶を口へ運んだ。沈黙がしばらく続く。 「…ほれ、ナー、早うワケをお聞かせせんか」 「え、俺が喋るんですか」 「お前の身の上じゃけ、お前が喋るのが筋じゃろ。大体ワシャ細かいとこまでは知らん」 「それは承知ですが、俺の身の上を俺が語るのも恥ずかしいじゃないですか。細かいところは補足しますから、お願いします」 「んー、この話は長くなるけぇ、たいぎぃのぉ…」 「俺にだってそのくらいして下さってもいいでしょうに。あいつには簡単にプリンを」 「わかった、わかった!そんかわり、この件はこれでチャラじゃぞ、いつまでもプリンプリン言われよったらかなわんけぇの!」 「ええ結構です結構です。それで充分です。どうぞお願いいたします」 「そうじゃの、ええと、何から話せばええんじゃ…、そうじゃな…、そもそもの話から始めるか」
- 259 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/28(水) 11:41:20 ID:7ivYoRHk0]
- 「スラィリーハンターと呼ばれるもんにはの、本来2つの力が必要なんじゃ。ひとつは体力。もうひとつが気力。
気力ちゅうのは根性とかそういう意味じゃのうて、人間誰でも持っとる気の流れちゅうか、なんて言うたらええんかの」 「誰でも、ですか?」 「そう、誰でも。お前さんも持っとる。流れの速さ強さは個人差あるが、誰でも持っとることは持っとるんよ。それを訓練してある程度操れるようになると、いろいろ常人にはできんことができると、そういうわけじゃ。 お前さんドアラマスターなんじゃろ、意識はしとらんかもしらんが、マスコットマスターも多かれ少なかれ気の力を使うとるんよ、 たとえ言葉が通じんでも不思議と意志の疎通ができるんは、マスコットとの間に気の流れができとるせいじゃけ。 お前さんは見たとこ、相当な使い手じゃの」 森野が驚いた顔でうなずくと同時に、永川も思わずへぇと声を出す。 「ワシがここで何しよるか言うと、それを武術に活かすことを教えとる。広島は古来からこのテのことが盛んでの。ワシも若いころ、やっぱり師匠に習うた。 師匠は山本ピーコ言うて、若いころは広島にその人ありと言われた名うてのスラィリーハンターじゃった、もっともワシが習うた頃には、すでにご隠居じゃったがの。思えばあのお人は…、」 「お師匠さん、思い出はいいですから、先の話を」 「うん、そんでの、なんで武術の師匠がスラィリーハンターなんか、ちゅう話じゃが、これは簡単なことでの、 昔はそんくらいの事ができんかったら、スラィリーを仕留めるなんて事は到底無理じゃったんよ。 スラィリーの毛皮は厚いけぇ、ただの刃物じゃ傷つけることもできん。銃ならちょいとは違ってくるが、 鹿撃ちの猟銃程度ならやっぱり至近距離でブッ放さんといけんし、そんな事しよったら、その前にピロられる。 おまけにヤツら馬鹿力で知恵もあるけ、金網やら罠を仕掛けても、どうもならん」 「しかし実際は、もっといい銃が出回って…、」
- 260 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 11:59:46 ID:zq39iLTk0]
- 乙です
徐々に御磨衛尼流が明らかになっていく にしても前田のキャラがいかにもでワロス
- 261 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/28(水) 13:23:15 ID:7ivYoRHk0]
- 「それは最近の話じゃ。具体的にはスラィリーマスターが現れてから、つまり、ここ数年の話じゃの。それまではいくら獰猛なスラィリーといえども、
人間の目につくところへ現れることも滅多になかったし、スラィリー肉も広島の一部にしか出回らん幻の珍味での、全国的にはそんな食い物があることすら、ろくに知れておらんかったんじゃなかろうか、 じゃけぇ、元々稀少な品で、高級品ではあったが、今みたいにアホみたいな値がつくことものうて、 つまりスラィリーもハンターも肉の需要も少ない、狭い範囲に完結した話じゃったんよな。 それが、スラィリーマスターが山へ棲みつくようになってからというもの、スラィリーの目撃情報が爆発的に増えた。 当然、一人前まで長年の修練を必要とする従来のハンターだけでは駆除が追いつかん。 じゃけぇ、広島政府も危険じゃ言うことは判っとったんじゃが、猟期には大型の銃の使用を認めて全国から急造のハンターを募ろうとしたんよ、それがどういう結果を招いたか…、それは現場の人間が一番わかっとるじゃろ、ナー」 「ええ、確かに、銃に関する規制を緩めたことで、素人でもスラィリーを倒せる可能性が出てきました。しかし成功率は高いとは言えず、そのために発生する犠牲は毎年増えるばかり」 「こいつなんぞは折角鍛えた技があるっちゅうに、便乗して銃に頼り切ってラクしとる。まったく」 「いやあ、本気出すと疲れるもので」 「まあええ。とにかく、最近の研究では、『スラィリーにピロられた人間はやがてスラィリーになる』ちゅう民間伝承もおそらく正しいとか言われとる、そんならスラィリー自体の数も増加の一途じゃ。 しかし今更スラィリーハントを制限しようにも、これだけ需要が拡大して価格が高騰した今となってはの、法で禁じても密猟者が出るだけじゃろ。最早、あとには引けん。 もっとも、あの西宮が一向に広島へ攻めて来んのも、スラィリー増加のせいだとも言われとるが…」
- 262 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 14:47:40 ID:Ev3WGDjVO]
- ァャャャャャャャャャ話がなんかすごいことに…。
…ところで、いつまで名古屋さんなんだろう…?
- 263 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/28(水) 16:52:56 ID:7ivYoRHk0]
- そこまで一気に喋ると、一息ついて、前田はプリンをすくって口へ運んだ。
「まあ、少し脱線した話になったが、スラィリーハントのざっとした歴史は、そんなもんじゃ。 しかし、ここ三次はスラィリーの多く棲む山が近うての。はぐれたスラィリーが里へ降りてきて、人を襲うことも、まれにじゃが、昔からあったんよ。 …お前さん、スラィリー折伏の総本山て、知っとるか?」 「名前だけは、存じております。たしか『梵倉寺』と」 「そうそう、それじゃ。その寺にはの、昔から、スラィリーに対しては必殺の、絶対的効力をもつ折伏の秘術が伝わっとる。 スラィリーが里に現れるようなことがあれば、間違いなく撃退できるようにと、寺に生まれた子供に代々伝えられてきたんじゃな。 これは気の修業と違って、まだ子供が幼いうちから徹底的に叩き込まんとならん。ワシャ理由は知らんが、大人になってからでは身につかんもんらしい」 前田の話に何度目かわからない相槌を打った森野は、ふと隣のドアラが飽きてきている気配を感じた。無理もない。しかし話はおそらくここからが佳境である、森野は悪いと思いながらもドアラの尻をつねって我慢を促す。 「そんで、寺には子供がひとりおった。名前は英心、言うての」 それを聞いて、森野はハッとした。それはさっき永川が口走った名ではないのか。 しかし森野の表情から気配を察したのか、前田は森野が口をひらく前に、その疑問を制し、続けた。
- 264 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/28(水) 16:54:01 ID:7ivYoRHk0]
- ※ この物語はフィクションであり、実在の人物、団体、寺院などには一切関係ありません
- 265 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/28(水) 16:57:05 ID:7ivYoRHk0]
- 半端なとこですみませんが今日はここまでです。
- 266 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 17:03:10 ID:MxUnqZqD0]
- 乙です
∧_,,∧ お茶でもどうぞ〜♪ (* ^ω^) _。_ / J つc(__アi! トポトポ しー-J 旦~
- 267 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 17:07:48 ID:QiYVW7t3O]
- 職人さん乙です
そうか、ドアラ飽きてきたんだな…w 言葉が解るのかはわからんが(笑)
- 268 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 17:21:20 ID:WVOKuMwr0]
- 乙です
梵倉てwww
- 269 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 17:28:58 ID:pFwtlO3V0]
- 職人さん乙です
壮大な話になってきたなwww
- 270 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 18:39:57 ID:pw6ilR/Z0]
- つねられたドアラがまっすぐに飛びあがる図が見える
- 271 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 18:54:15 ID:N8Jyjrz50]
- ex20.2ch.net/test/read.cgi/base/1189605831/384
- 272 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/28(水) 20:10:01 ID:U+26yC2k0]
- 梵倉寺wwwwwwww
ドアラは飽きてるけど我慢して座ってるのか、そこは空気読めるんだなwww
- 273 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/29(木) 09:18:56 ID:QmJpmcMD0]
- 「まあ、聞きんさい。…その子は学校に上がる前から、住職でもある父親の手で修練を受け、順調に腕を上げていったんじゃがの、その間、寺になかなか次の子供が生まれんかった。
秘術を継承するのがたったひとりでは、そのひとりに何かあったらまずいことになるじゃろ。そこで、その子が数えで十になった年に…、」 前田はチラ、と永川のほうを見た。つられて森野もそちらを見ると、永川はすっかり冷めてしまった紅茶の液面を見つめている。 「…近所の檀家の子供で、その子とも仲がよかったナーを寺で預かり受け、二人目の継承者として育てることにしたんじゃ。 ま、ワシはそのころ、まだ傭兵稼業をしとっての…、留守にしとることも多かったけぇ、後から聞いた話なんじゃが、 ナー、ここまで間違いなんかはないかの」 「はい、まあ、大体…」 細かいことを言えば、別に当時は特別に仲が良かったわけではない。英心が一方的に、永川を子分として気に入っていただけのことだ。 もちろん、仲が悪かったとは言わないが、快活なガキ大将で、悪童という表現がぴったりな英心に「お前来いよ」などと言われれば、大人しくてどちらかといえばマジメな優等生の永川としては、断る術がなかったのである。 だから、二人の仲がまっとうな親友に発展するのは、寺やこの道場で共同生活をするようになった後のことだ…、 しかしそれは話の本筋と関係ないので、永川は前田の問いに対し、ただ静かに、うなずいた。
- 274 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/29(木) 09:20:58 ID:QmJpmcMD0]
- 「ナーの両親もな、こいつが図体のでかいわりにおっとりして泣き虫じゃったもんで、寺で鍛えて貰えるなら、ちゅうくらいの気持ちで承諾したと思うんよ。
実際、スラィリーが人里へ降りてくるなんちゅうことは、さっきも言うたが滅多にのうて、次の世代が育つまでのせいぜい三十年ばかしのあいだに、スラィリー折伏を本当に行う機会なんて、一度あるかどうかもわからん。 それに大体、寺の跡継ぎが健在なら、ナーは別に何もすることはないんじゃからの。今時、十まで育った子が、その後若いうちに命を落とすなんちゅう確率は、 そりゃ全くないとは言わんが、戦争にでも巻き込まれん限りは低いじゃろ。普通は、まさか何事かあるとも思わん」 スプーンを手先でぶらぶらさせながら、前田は森野を見た。森野はそれに応え、首を縦に振る。 「しかしのぉ…、そのまさかが、起こったんじゃな」 「…」 永川は黙って下を向いている。前田は永川を気遣うようにその横顔をしばらく見やったが、やがてまた、口を開いた。 「今から五、六年前、そんときは二人ともここで修業しとって、ワシが預かっておったんじゃが、英心の様子がちょいとおかしゅうなっての。 考え事をしよる時間が多くなったんよ、昔なら考えるより前に体が動くような奴じゃったのに。 ただ、それも今にして思えば、ちゅう程度じゃけ、当時はワシもナーも、誰も、特に何も気にすることはなかったんよ。 じゃが、しばらくして突然、あいつは姿を消しよった。その年の秋じゃな、山でスラィリーマスターらしいもんを見た、ちゅう噂が聞こえはじめたんは…」
- 275 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/29(木) 10:00:23 ID:qnTZJHRX0]
- 福原の家は専法寺の檀家らしいね。
永川二岡の家は知らんけど。 リアル三次ローカル情報はさておき 引き続き投下を待つ。
- 276 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/29(木) 14:17:33 ID:BpdmDo110]
- 乙!
話しが佳境に入ってきたケけどドアラちゃんと聞いてるのかな??
- 277 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/29(木) 16:24:18 ID:QmJpmcMD0]
- ひと通りのことを喋り終えたらしく、前田は黙った。永川は相変わらず俯いたまま顔を上げない。致し方ないことだと森野は思った、このあたりのことが永川にとって、あまりほじくり返されたくない記憶なのであろうことは容易に想像がつく。
話によれば子供のころから兄弟同然に育てられ、一緒に厳しい修練に耐えてきた、唯一無二の存在であろう友の蒸発、そして、やがて耳に入ったのは、最悪に近い形での消息。 加えて、そのスラィリーマスターの出現により、スラィリーと人間の関係は、にわかに激変してしまった。当然、永川が背負ったものの重さもまた、桁違いに跳ね上がったのだ。 「…ま、そういうわけでだ…、俺はちょっと、死ねない立場になっちゃっててさ…、それにね、もうひとつ理由があって…。 スラィリーマスターってのは、広島の民話やら昔話にはたびたび登場するけど、 実は有史以来、たしかに存在したっていう信頼できる記録は、どこにも残ってないんだ。 古文書の記録が歴史のすべてだなんて、勿論、俺も思わないけど…、あんたもドアラマスターだったらわかるだろ。あれを手なずけるのは、無理だって」 「確かに」 永川の言葉に、森野は確信をもって同意する。 「マスコットマスターにとって一番大切なのはマスコットとの信頼関係だからな。俺はドアラのことしかわからんから、ドアラの例で言うと…、 まず前提としてドアラに好かれやすい、という天性の素質は必要だが、その後マスターと呼ばれるまでになるには、多くの時間を共有しなければならない」 「そうだろ。実際あいつは子供のころから、トンビやら猫やら、動物を手なずけることは異様に上手かったけど、 だからといってそれだけで、そもそもがあんなに凶暴なスラィリーを自在に使役できるほど飼い慣らすなんて、普通はできないはずなんだ。 それがなんで、しかも、何頭も一度に動かすような真似ができるのかって考えると、例の秘術をなんらかの形で使ってる可能性が高いなあ、と」 「ふむ…」 「だとすれば、その術を破れるのは、同じ秘術を覚えさせられた俺しかいないってことになるわけでさ…」 「なるほど…」
- 278 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/29(木) 17:09:48 ID:QmJpmcMD0]
- 簡単に決死の覚悟をしてはいけない、それがどれだけ難しいことか、名古屋で幾度も死線をくぐっている森野には理解できる。
しかしそれでも、森野と永川には決定的な違いがある…、誤解を恐れず述べるならば、軍という大きな組織の中で動いている森野が死んでも、代わりがきかないことはない。しかし永川が死んでしまったら、最早代わりは誰もいない。 永川はスラィリーマスターと闘ううえでは不可欠であると同時に、今回での討伐の成否より、誰の命より、何より優先しなければならない心臓と言える存在、 …つまり逆に言えば、永川以外の要素はすべて切り離しのきくトカゲの尻尾でなければならないのだ。 二兎を追えば一兎をも得ず。何を最優先すべきかは常にはっきりしていなければならない。それは古来より兵法の鉄則であり、森野も当然、心得ている。 しかし森野の目に映る永川は、とてもそんなことを自分自身に納得させられそうな男ではない。沈痛な面持ちが如実にそれを物語る。 「まあそういうわけで…、繰り返しになるがの、こいつ自身の望む望まざるに関わらず、場合によってはお前さんを見捨てることになるかもしれん。 じゃけぇ、もう一度、よう考えてほしいんよ。 お前さんにとって、スラィリーマスターを討ち取ることで得られるもんが、それだけの価値を持つんか、どうかを」
- 279 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/29(木) 17:12:33 ID:QmJpmcMD0]
- 今日はここまでな感じです。もしかしたら夜来れるかもしれません。
- 280 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/29(木) 17:23:12 ID:WMNZ56kc0]
- 今日も乙です!
______ / :::::::::::: ヽ /〜〜〜〜〜〜〜 ヽ とろける食感 コクのある甘さ /"'==、ハ,==": ::::::::::ヽ お前に言われんでもクリーミィ / `=・=` ':-・=' :::::::::::::::::ヽ / , ヽ :::::::::::::| 前田のとろとろプリンを ご賞味ください | `ー´ ::::::::::;::::| | , -−-、 :::::::::::| 食べてみんさい うまいけん | ''"'' .....::::::::::::::::::/. ヽ .....::::::::::::::::::::::::<. 前 田 食 品
- 281 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/29(木) 17:47:18 ID:bjeNn8o50]
- 職人さん乙です!
∧__∧ ∧__∧ ___ 〔*-上-〕 (‘ё ’ ) _| CD│ ( つ旦O~ O旦と ) (・▲・`)⌒) と__)__) ┳━┳ (__(_つ uu_)o
- 282 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/29(木) 20:32:41 ID:3GJFmL3O0]
- >>279
乙です ナも実は飼いならされてるんじゃw >>280 ちょwwwwシリアスな空気ぶっ飛んだwww自重wwww
- 283 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/29(木) 20:37:36 ID:80nEH//00]
- 挿絵職人も乙
- 284 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/29(木) 20:42:13 ID:wWEU8DuY0]
- >>281
なぜ、上田さんなんだ。
- 285 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/29(木) 20:54:30 ID:iH9izIyo0]
- >>279
乙です!シリアスな展開になってきましたね。 >>280 今さっきプリンの話題してたから吹いたwwwwwwwwwwwwwww ここにも飲食厳禁の注意書きいるぞw
- 286 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/29(木) 21:25:23 ID:J6UtJ3Yp0]
- 最近、毎日帰宅して一番にこのスレ開く
職人さん乙です トンビエピソードktkr 地味に嬉しいw
- 287 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/29(木) 23:51:35 ID:zPO0pqRHO]
- うpしようと思ったら規制wwwwマジがっかりwwwうぇww
寝るwwwww >>282 その発想はなかった そのほうが面白かったなあ。思いつかんかった…
- 288 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 00:25:43 ID:upcCyANq0]
- _
/〜ヽ ∧__∧:::::: (。`仝´) q(‘ё ’;)::: ・・・ ゚し-J゚ ⊂ し)::::: ┳━┳ (__(_つ:::::
- 289 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 00:33:06 ID:wfGVf3Wz0]
- >>287
規制ですか・・・朝待ってます! >>282は適当にいったんで作者さんの思いついたまんまでいいですから!! >>284 キャー上田さんwwが森野の癒しだから・・・チームドアラの相手に疲れたとき上田さんとこにひっつく >>288 ちょwwwwモレノwww
- 290 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/11/30(金) 01:49:15 ID:Kg5xHVsx0]
- 386 名前:代打名無し@実況は実況板で[sage] 投稿日:2007/11/29(木) 12:21:03 ID:voA1gpCA0
∧,,,∧ ( :;@梵@)^) (つ゚\,、/゚,, ゞミ゙,、∧,、ミ ミミ<(・)(・)ゝ , , , これなら落ちないな ミ/ ( ` ̄ ;;oo; /´ ̄`ヾ| ̄ ̄`゙`゙ m mn /η \ヽ VS ) ) | ___,,,,,,,,,,,r───''''" ̄"ヽ /μ /ミ,,ヽ し し廴,,,___,,,,___ ヽ \ | o ゙゙ ミ ミ} r-──-. `-.○\ ヽ ヽ |___゙ミ∠,,,) / ̄\|_CD_/  ̄`ヽノ / .| ;;゙``゙` ` ノ l r'~ヽ ゝ__.ノ/~ ヽ l ノ ゙`;;'゙丶、、,,,, ミ | | l´‘ ‥ ’;l U | | ./ ,,, ミ ミ ミ ミ ゝ::--ゝ,__e_ノヽ--::ノ__,,∠_∩/ | ( ̄ ゙̄ヽ( ̄ ゙̄ヽ  ̄ヾ ,,_,,ゞ,,__,ヽ.___,,____ノ ``~~~′ ``~~~′
- 291 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 02:44:52 ID:481zZejz0]
- 規制解除されるまで続編は無理ってことか?そんな…
>>288 wwwwwww
- 292 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/11/30(金) 09:32:22 ID:zIpyyd6yO]
- tanisige
- 293 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/30(金) 09:56:00 ID:545PHURa0]
- 先ほど山崎とふざけていた時とは別人のような強い眼力で、前田は森野を見つめた。しかしその威圧感に臆することなく、森野は一言、短く答える。
「故郷の大事」 それはとても静かな、しかしきっぱりとした口調だった。 「名古屋防衛軍に志願しましたその日から、覚悟はとうに決めてあります。今は名古屋の存亡が懸かる一大事。この命など天秤にかける所以もない」 有無を言わさぬ雰囲気に、前田は、ふーむ、と嘆息した。 「…戦場に立たず畳に座してなお、その眼か…、」 それはかつて、前田が共に戦場を駆けた幾多の戦友たちの眼だ。前田の記憶に残る彼らはみな一様にその眼をしていた。 昨日の友は今日の敵、所詮は金と打算で動く傭兵の前田には到底真似のできない瞳の色をして、彼らは信ずるもののため死んでいった。 それがどこか羨ましいような気さえしながら、自分にはきっと一生理解し得ない境地だろう、と思うことで前田は戦場を生き抜いてきた、 もちろん一線を退いてからも、弟子たちにそんな教育はしていない。 しかし、この森野の瞳に、前田はふと、また昔日のように自分が魅入られそうになるのを感じた…、それは夕刻の迫る強い日差しのような眩しさ、 このとき森野の隣に座ったドアラが器用にも姿勢を正したまま居眠りしているのがもしも視界の隅に入らなければ、前田はそのまま森野に多少なりとも共感を覚えていたかもしれない。 やれやれ、これだから軍人って奴は厄介なんじゃ、と前田は胸中で悪態をついた。 「…わかった、もうええ、ワシは何も言わん。さすがは難攻不落の名古屋防衛軍じゃの、うちのひよっ子どもとは、肝から違うわ」 前田は両目をつぶってかぶりを振った。これ以上感化される訳にはいかない。彼らは違う世界の住人。影響を受ければ火傷をするだけ、そんな事は随分前からわかりきっていることなのだから。 そんな前田の胸中を知らず森野は前田の言葉に恐縮し、しかし同時に、前田が自分と同じ価値観を持たないことを、敏感に感じ取ったのだった。
- 294 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/30(金) 11:00:41 ID:545PHURa0]
- >>288
ちょwww >>289 いえいえ、読む人の数だけ視点があるな、と思っただけのことなんで、気にしないで。 感想から予定になかったイメージが膨らむことだってあります。 逆もありますがw >>291 規制されたのは自宅ですんで今日の日中は問題ないですが、その間に解除されなければ週末はうpできないっすね。 楽しみにしていただいてるのに申し訳ないですが、こればっかりはどうにも…。 >>292 話に登場させたくなったwどうしてくれるww
- 295 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 11:20:42 ID:pJXDPWqr0]
- ドアラ寝てたのかw
- 296 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 12:14:50 ID:upcCyANq0]
- ∴∵∴∵∴∵∴∵∴∵|::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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- 297 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 13:32:02 ID:JC71PHH0O]
- 話に出て来ないと思ったらドアラwwwwww
>>296 ………ウギャァァア!!
- 298 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/30(金) 15:08:45 ID:545PHURa0]
- 「さて、これでやっと、最初の話に戻れることになりますけども…、」
突然横から聞こえてきた永川のその言葉に、前田と森野ははっとして振り向いた。 当人たちにしかわからない一瞬の視線の攻防があった、どうもそのあたりから永川の存在は二人の意識から追い出されていた…、 もっとわかりやすく言うならば、永川はこの一瞬の間に、二人から忘れ去られていたらしかった。 「…お師匠さんも、そんな驚いた顔しなくてもいいじゃないですか。次に話したいのは、組んでどうするのかってことです」 「そ、そうじゃな。まずは、ナー、お前の考えから聞かせてみい」 「まあ、相手は英心ですから…、俺の手の内は知っています。でも彼らの力量は知らないわけで、そこを利用したいと」 「ふむ」 「これまでの調べでわかっていることは…、英心は川沿いの崖の下を中心にして、半径3キロ程度の結界というか、 警戒線を張ってるってことだ。これはかなり半径が広いから、実際接触しても弾き返されたり怪我をしたりはしないだろうけど、 おそらく、破られたことが英心にはすぐに察知できる仕組みになってると思うわけ」 「まあ、それじゃわからんじゃろ、ほれ」 永川が机の上に指で線を描きながら森野に向かって説明を始めたのを見て、前田は自分の背後、電話の横に置いてあった鉛筆とメモを取って渡した。 「ありがとうございます。ええと、まず外側の円があって、これが3キロ、と。それで、その奥に、さらに結界がある。 これは実際に見たわけじゃないからはっきりした半径はわからん、1キロはないと思うけど…、そのかわり、おそらく相当の衝撃に耐える」 「…その間には、何もないのか?」 「ないといえばないけど、スラィリーが多数、放し飼いされてる。英心が命令すれば…、いや、しなくても、近づけば一斉に襲ってくるだろうね」 「なるほどな」
- 299 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/30(金) 15:51:20 ID:545PHURa0]
- 「で、この両方の円の中心になる位置にちょっと広い洞穴があるから、ヤツはそこを根城にしてるだろう。
大まかな構造はこれで間違いないと思うけど…、念のために、決行直前にできるだけ偵察はしておきたいと思ってる。 …といっても俺はそういうの苦手だから、そのへんは得意な人に頼むことになるけど」 「得意な人、のぉ…」 前田が意味ありげにつぶやく。森野はそれが少し気になったが、永川が構わず話を続けるようとするので、ひとまず置くことにした。 「この構造を踏まえてどうしたいかというと、余計なスラィリーは極力相手にしたくないから、警戒線を破って向こうに感づかれることを避けたい」 「それはそうだが、破らなければ、近づけないのでは?」 「そう、だから今まで攻めあぐねてきたんだけど、そこはほら、あんたの出番」 「???」 永川の言うことが理解できず、森野は目をぱちくりさせる。
- 300 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/30(金) 15:52:30 ID:545PHURa0]
- 「あんたの評判は聞いてるぞ。竹槍で戦闘機も落とすっていう。戦闘機が落とせるなら有効射程は10キロ以上だろ、
それだけの威力があれば、警戒線を破るとほぼ同時に内側の結界も破ることができるはずだ。 新たに結界を張るにはそれなりの準備が必要だから、一度破られればすぐには修復できない、 おまけにあいつは結界張りとかそういうチマチマした作業はヘタだし、手早くやっても10分以上はかかるはず、その間に全速力で接近して…、」 「ナー、こら、ちょっと待て」 熱を帯びた口調で喋る永川を、横から前田が制した。 「なんでしょうか」 「演説中悪いがの、竹槍で戦闘機を落とすなんちゅう真似は、人間にはどだい無理ではないんか、とワシは思うわけなんじゃが」 「でも、彼が気の力をうまく使えているのなら」 「仮にそんでも無理じゃないんかと思うんじゃが、まあ、本人に訊くんが早かろ。どうなん、そこらへん」 「いやあ、それは」 前田の懐疑的な視線と永川の期待のこもった視線を適当にかわし、森野は答えた。 「無理ですね」
- 301 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/11/30(金) 15:57:36 ID:ynVdSd/50]
- おい、無理なのかwww
- 302 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 16:04:03 ID:/ZdPw2wp0]
- 噂を本気にする永川バロスwwwwww
名古屋軍2大ロボ ビック・ドメ tanisige 来季から高級アイスが燃料のビック・ベンが入るとか入らないとか
- 303 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 16:04:54 ID:n+WM2GeTO]
- 何か案があるのかとおもったら(笑)
- 304 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 16:28:42 ID:Kj63MJ7P0]
- 無理ですね>
ここ数ヶ月ないくらいワロタwww
- 305 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/11/30(金) 17:01:04 ID:545PHURa0]
- とりあえずここまでです。週末の予定は先に書いたとおり規制次第です。
- 306 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 17:12:57 ID:IgdfHhfY0]
- >>305
おつですー 最後の森野の一言バロスww
- 307 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 18:20:14 ID:HrZwgkiQ0]
- 乙です
「無理ですね」にチーズケーキ吹いたwww
- 308 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 19:11:35 ID:/rbopkQJ0]
- ここ覗くのが日々の潤いになってきた
みんなあほで可愛いなw
- 309 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/11/30(金) 22:13:12 ID:zIpyyd6yO]
- 職場でガムふいたw
- 310 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 00:38:07 ID:hX1XRC9U0]
- r-──-. _ Z
/ ̄|_CD_|/ `ヽ Z l r'~ゝ__.ノヽ/~ヽ | z | | l´- ▲ -` l || ゝ::-ゝ__∀_ノ⌒, ヽ、 / /へ ヘ/ /` ) / \ ヾミ /〉 ノ (__/ \___ノ/ 〈 ∧__∧ /、 )○ _ Σ |; ´」`| / / / ∧__∧ /〜ヽ ( つ O. __ / / /_ (‘ё ’ ) Σ (;`仝´)っ と_)_) (__()、;.o:。 (_(____ し旦と ) (ι っっ ゚*・:.。 (__(_つ ┳━┳ 「無理ですね」
- 311 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/12/01(土) 00:54:09 ID:TAeZslc+0]
- >>310
茶ー吹いたじゃねーかコノヤロー
- 312 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 08:28:21 ID:sdfVTov2O]
- コーヒー噴いたじゃねえかどうしてくれるんだwwwwww
しかしこのドアラ、普段よりキモさ3割増だな
- 313 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 11:03:41 ID:fXQwGXe70]
- >>310
挿絵キタ━━━━(Д゚(○=(゚∀゚)=○)Д゚)━━━━!!!! 前田プリンになってるし、森野wwww
- 314 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/12/01(土) 11:31:06 ID:LwO4xVER0]
- age
- 315 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 11:45:48 ID:jVuSCxid0]
- ○○,..,、、.,、,、、..,_ ○○,..,、、.,、,、、..,_ ○○,..,、、.,、,、、..,_ /i,.
;'▲ ・、、:、.:、:, :,.: ::;'▲ ・、、:、.:、:, :,.:::;'▲ ・、、:、.:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i. '、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;.'、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;'、;: ...: ,:. :.、.:',.: .:: _;.;;..; :..‐'゙  ̄  ̄ `"∪∪''`゙ ∪∪´´`"∪∪''`゙ ∪∪´´`"∪∪''`゙ ∪∪´´ ♪エッビフ〜ライ エッビフ〜ライ サクサクじゅわー(サクじゅわー)
- 316 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 14:31:32 ID:RxHsWO/60]
- kimeeeee
- 317 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 17:39:52 ID:864G81zJ0]
- >>310
ちょww挿し絵wwww
- 318 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/12/01(土) 23:11:56 ID:RdjT/rakO]
- ラウンジクラシックの野球バトルロワイアル総合雑談所4に間借りしてうpしました。
どなたかここへ運んでおいて下さい。
- 319 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 23:16:44 ID:B7mbqLEg0]
- >>318
じゃあとりあえず自分が 規制に引っかかって途中で止まったら他の人よろ
- 320 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 23:17:32 ID:DVgDj4oU0]
- じゃあ>>319が無理だったら引き継ぎます
- 321 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 23:18:09 ID:B7mbqLEg0]
- 101 名前:とこスラ ◆4P6Fp0aKPs [sage] 投稿日:07/12/01(土) 23:06 ID:VkgrVIXs
竹槍で戦闘機…、それは実際、名古屋でも一時期有名になった森野の武勇伝である。 この話のせいで森野は人々から必要以上に恐れられたり、憧れのまなざしを向けられたり、自宅に非常識な取材が来たり、 ワイドショーでインチキ呼ばわりされたり、街では顔を見ただけで逃げられたり、年寄りに拝まれたり、2chでスレがのびたりと、色々大変だったのだ。 一体どういうわけでこの噂が発生したのか、その何度説明させられたかわからない真相を、森野はゆっくりと語り始めた…。 そう、それは昨年夏のことだった。耐用年数の期限が翌年に迫ったビッグ・ドメが、防衛軍中央司令部から森野の所属する東戦線基地へ管轄を移されてきた。 これは平たく言うと、マシンが古くなり、随所に動作不良――たとえばコクピットの冷房がきかない、など――が出始めたために、下部組織へ払い下げになったのだ。 しかし事情はどうあれ、また、たとえ見てくれがどうだろうと、ビッグ・ドメは『人が乗って操作できる戦闘用大型ロボット』であることには違いなく、基地は総員色めきたった。 早い話が、どいつもこいつも一度ビッグ・ドメに乗りたくて仕方がなかったのである。当然、当初は激しい争奪戦が繰り広げられたが、現実は思いのほか厳しかった。 時はただでも名古屋の夏、そのうえ冷房が故障しているため廃熱が内側へこもってしまい、とても長時間乗っていられる代物ではなかったのだ。多くの夢がここで打ち砕かれたことだろう。
- 322 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 23:18:54 ID:B7mbqLEg0]
- 102 名前:とこスラ ◆4P6Fp0aKPs [sage] 投稿日:07/12/01(土) 23:07 ID:VkgrVIXs
…それから季節は移ろい、いつしか秋となり、ビッグ・ドメは少しずつ実用に耐えるようになって戦線の押し上げに威力を発揮しはじめる。 ちょうどそのころ森野は、文京から毎日毎日飽きずに飛んでくる無人機を、ビッグ・ドメ搭載の高射砲で撃ち落とす作業がマイブームで、これを朝の体操がわりに毎日毎日飽きずに撃墜し、勝手に脳内スコアをつけて楽しんでいた。 しかし、ある日事件は起きた。そもそも近頃いまひとつ調子が悪いと言われていたビッグ・ドメが公道の真ん中で緊急停止し、そのまま起動しなくなったのである。 こうなったらメカニックを呼んで急ぎ修理を依頼せねばならないが、本来自分の管轄でない仕事を趣味で行っている関係上、手続きが色々かかってくる。おまけに今は早朝だ。 ああ面倒くさい、なんで俺のときに止まるんだよこの野郎…、と思い、森野は舌打ちをした。仕方なくコクピットを脱出し地面へ降り立つと、道路脇のゴミ集積所に折れた竹箒が捨ててあるのが、ふと視界に入ってきたのだ。 …森野はおもむろにゴミの山へ近づき、竹箒の柄をひっ掴むと、腹いせにそれで思い切り、ビッグ・ドメの尻をぶったたいた。 するとビッグ・ドメは突然ヘッドライトを白黒させ、空へ向かってビーム砲を放った…、
- 323 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 23:19:28 ID:B7mbqLEg0]
- 103 名前:とこスラ ◆4P6Fp0aKPs [sage] 投稿日:07/12/01(土) 23:08 ID:VkgrVIXs
「それが偶然にも、上空を通過しようとした戦闘機の編隊を直撃して、見事に撃ち落としたのだ!」 「…あんたね、撃ち落したのだ、じゃないよ。それでもし市街地へ向かって走り出しでもしたら、一体どうするつもりだったんだ」 「まあ、それはそうなんだけれども…、まさかロボットの尻を叩いてどうにかなると思わないだろ、それに、結果的に問題はなかったわけだし」 その話がまずいち早く、当時森野の先輩だった、現在は退役しドアラ漫才で茶の間の人気を博す蔵本英智の知るところとなり、 恐らくはその日のうちにアレンジを加えられて世間へ広まったものが、例の竹槍で戦闘機の噂の元になった、と森野は考えている。 ちなみにその竹箒の柄はその後ビッグ・ドメに搭載され、今年夏の故障まで、不具合が起こるたび尻たたきに使われ続けた。
- 324 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 23:20:23 ID:B7mbqLEg0]
- ここまで。
>>318乙
- 325 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 23:20:51 ID:DVgDj4oU0]
- >>318,319
乙ー
- 326 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 23:25:13 ID:yKtafSh50]
- 乙!
ビッグドメwwwww
- 327 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/01(土) 23:31:00 ID:RVPFyop70]
- >>318 乙です
無人機を打ち落とすのがマイブームだったり、英智が退役してドアラ漫才やってたり 不具合の度に竹箒の柄で尻を叩かれるドメといい、名古屋も名古屋で凄い所だww
- 328 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 00:35:24 ID:P3nuoLvR0]
- 森野真面目なのにアバウトだなw
- 329 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 01:47:39 ID:FWHbPR+50]
- 英智wwwww相方は誰だ?ドアラ漫才てピン芸かな?
- 330 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 02:19:46 ID:lXgmXftHO]
- いつもありがとうございます。
笑いころげたw 駄目だ、試合みるたび吹きそうです
- 331 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 03:40:13 ID:Tb9SFxm30]
- 作者がどんどん森野情報を吸収してる感がすげえw
第一話あたりの森野ならこんな事しねぇwwwww ていうかほんと才能あるよ面白いよ
- 332 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 04:51:12 ID:N9m9b3aJO]
- 燕党だがだんだん森野が可愛く見えてきたwww
どうしてくれる(笑) 職人さんGJです(`◇´)ゞ
- 333 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 10:48:37 ID:hnp4hVWI0]
- マイブームってw
- 334 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 11:21:19 ID:AEsL5fky0]
- ここはどのくらいの間隔で捕手すればいいのかな。
ドアラ漫才> やっぱりドアラと漫才するんじゃない?
- 335 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 11:35:31 ID:JgfJ+bXz0]
- >自宅に非常識な取材が来たり、 ワイドショーでインチキ呼ばわりされたり、街では顔を見ただけで逃げられたり、
>年寄りに拝まれたり、2chでスレがのびたり >2ちゃんでスレがのびたり wwwwwどんなスレたったんだろうかwwww
- 336 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 11:36:52 ID:5/QCVcfu0]
- ضلطبکك ةءرقكزىغ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ,-─‐‐-、 ,-─‐‐-、 ,-‐_|___CD___|-‐-、 ,-‐_|___CD___|-‐-、 .((⌒l ` 蔵 ´ l⌒ )) ((⌒l ´・▲・` l⌒) ) ヽニ'ゝ__∀__ 人ニノ目ヽニ'ゝ__∀__ 人ニノ . / \ ‖ / \ (( ⊂( ヽノ つ ‖ ⊂ヽ/ ) つ )) し(_) ‖ (_)J ___∧____ 日本語でおk!
- 337 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 12:32:06 ID:ijp8J4st0]
- ラムレーズンアイス吹いたwwwwww
- 338 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 12:34:03 ID:d/IToubCO]
- >しかし事情はどうあれ、また、たとえ見てくれがどうだろうと、
見てくれwww それはドメがイケメン(中日的な意味で)と言うことで(ry
- 339 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 13:05:59 ID:e40GwS1q0]
- 竹槍が誤解って部分だけどさあw
dragons.cplaza.ne.jp/newslivedragons/0608livedragons_w1024_2.jpg このドラゴンズの選手ポスターの言葉は、字も書いた井上が考えたんだが 森野には何の字を当てるかで悩んで落合英に相談。槍に決定。 ところがシーズン終盤になって落合英が地元ドラゴンズ番組で命名秘話を暴露。 「ポスターの槍の意味、『槍のようにスタンドに突き刺さる森野のHR』と カッコいい方向に勘違いされてるけど、本当は違うからwwwwww あいつ真っ直ぐしか打てねえから槍でいいじゃんってことで、槍になっただけだからwww」 森野「ああっ。それは内緒にしといてください〜」 というやりとりが放送されましたw >>99では槍ポスターのこと知らなかったのに その誕生秘話までシンクロする作者すげえ
- 340 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 14:18:33 ID:820ctlb10]
- www.ytv.co.jp/sportsfestival/contents/player.html
スポフェスにスラィリーマスターとドアラマスターが出るね
- 341 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 15:03:50 ID:YHZZMZmh0]
- 保守ついでに
_____________________________ | . ||∴∵∴(・)∴∴.(・)∴∵|| | | 二二二二二二||__________||二二二二..二..| | ┏━━━━┳━━━━┳━━━━┳━━━━┓ | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | | ┃ ┃ ┃ ┃ ┃ | | ┃ ┃ ┃ ∩__∧ 捕手に保守してホシュイー! | ┃O ┃ ∧__∧ ┃ | | ´w`) O┃ | ナンチテ | ┃ カエリマスヨー ( ー。ー) ┃ / ,⊃ ┃ | | ┃ ┃( つ ~つ .目 ( ,,_,,つ. ┃ | | ┗━━━━┻ ヽ( )、━ ||.━ヽ_)━┻━━━━┛ | __|/ (__)J.._||_ ...,,,,,... \| _ _________∩____________∩________ _________|__|.──────────.|__|________ ( ´w`)作ってる間に336に先越されて、くらもぅとガックリでヒデぇノリになっちゃった
- 342 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 16:19:10 ID:byORYukuO]
- 【竹】我等が大尉殿!森野将彦応援スレ100【槍】
- 343 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 17:16:50 ID:UytqW/kRO]
- 森野に落とされた戦闘機の数→(268)
- 344 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 17:46:23 ID:820ctlb10]
- タケコプターで飛んでたら森野に槍で落とされた(84)
- 345 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 18:15:17 ID:2V8Io4J9O]
- 森野最高や!ビッグ・ドメなんて最初からいらんかったんや!(31)
- 346 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 18:39:27 ID:HyYDcWSc0]
- 【竹槍】「槍っす」のガイドライン【撃墜】(321)
- 347 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 18:42:47 ID:1AZB2EVhO]
- も→り→の→た→け→や→り完成で全員ドアラマスター(836)
- 348 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 19:10:07 ID:820ctlb10]
- www.uploda.org/uporg1140351.jpg
戦闘機をも射殺すような目
- 349 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/02(日) 20:12:18 ID:jIKHI9R40]
- 軍事板でさがしてみたよ。
竹槍について語る hobby10.2ch.net/test/read.cgi/army/1196474343/1-100 気の力は軍事に生かせるか? hobby10.2ch.net/test/read.cgi/army/1191504455/l50
- 350 名前:代打名無し@実況は実況板で [2007/12/03(月) 02:02:03 ID:qqsT6Adg0]
- >>342-249
ちょwお前らwwwwwwwwwwww (.;:@梵@)<そんなんで俺を倒せると思ってるのかwwwwwwwwww
- 351 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/03(月) 11:52:34 ID:sAvZ4Sfq0]
- 【ピロ】ピロ 564ピロ【ピロ】
- 352 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/12/03(月) 18:35:12 ID:iOqOjnXA0]
- やったあ解除だ
でもまた速攻で規制食らうかもしんないからうpするならイマノウチ
- 353 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/12/03(月) 18:35:48 ID:iOqOjnXA0]
- 「なるほどな、竹槍で戦闘機か、ハハハハハハ」
がっくりと肩を落とす永川の横で前田が大声をあげて笑う。 「そいつは確かに浩司には聞かれとぉないのぉ、それはようわかるわ、んな話なんぞ聞かせたりしたら、ナーの300倍の勢いで食いつくに決まっとるけ、 いやあしかし、ナーもまだまだじゃの、竹槍で戦闘機、ハハハ、竹槍て…」 前田がそう言いながら未だ笑いを引きずっていると、突然、廊下から声がした。 「お師匠さん、僕の話しとります?竹槍で戦闘機て、何ですか?」 言うが早いか、許しもなしに襖を開け、山崎が姿を現した。どうもやはりこの男、タイミングを逃さず現れる…、しかしそこまで聞かれているのでは仕方がない。下手に隠そうとすれば余計な追求にあうだけだ。 横から永川の視線を感じつつ、前田は仕方なく、経緯を差障りない程度に説明した。 「いや、ナーが他所で聞いてきたんよ、まあ、気の力を鍛えれば竹槍で戦闘機を落とせるか、ちゅう話なんじゃがの」 それを聞いた山崎は怪訝そうな顔をしながら永川のほうを向き、こう言った…、 「何言うとるの。いくら気の力やて言うても、できんことあるやろ。人類の歴史も始まって随分なるけど、気合で月ロケット飛ばした奴とか、おらんで」
- 354 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/12/03(月) 18:37:09 ID:iOqOjnXA0]
- 山崎が驚くほど話に食いつかないので、永川は、本来安堵すべきであるのにどうにも釈然としない、例えばブスに食わず嫌いされた時のような、微妙に納得のいかない気分になった。
くそ、世間で噂になってる位なんだから信じる奴だって多いはずなのに、これじゃまるで俺が余程のバカみたいじゃないか…! 「ほら、アホ言うとらんで、お昼にしましょ。用意できてまっせ」 「おお、もうそんな時間かの。ま、ここまでいっぺん纏めると、つまりナーの考えた作戦は実現できんと、そういうワケじゃな。 ウソはウソと見抜ける人でないと、噂話をアテにするのは難しい、ちゅうことじゃ」 「お師匠さん…」 そんな仰りかたをしなくても、という目で永川は前田を恨めしそうに見た。 「まあまあ、発想自体は悪くないけぇ、そんな顔するな。じゃが、彼を知り己を知れば百戦危うからず、じゃけ。 作戦を立て直す前に、お前さんたち、少し、互いの力量を知っておいたほうがええの」 「互いの力量を知る…、というと?」 前田の軽い言葉が気になって、森野は詳しい説明を求める。しかし前田は悪戯っぽい顔をしてそれをはぐらかし、答えようとはしなかった。 「とりあえず、メシもできとるようじゃけ、昼じゃ昼じゃ。今日は何かの」 「パスタです。青菜とベーコンのオリーブオイル」 ああ、さすがはスイーツも取り寄せる前田道場。昼食のメニューもなんだかお洒落だ…、 そう思いながら森野はドアラを起こし、山崎に促されるまま部屋を出ようとした。そのときだ。 同じく立ち上がろうとする前田の足元が森野の視界の隅に引っかかり…、そこに見えた金属色の何かが、窓からの陽光をギラリと反射した。
- 355 名前: ◆4P6Fp0aKPs mailto:sage [2007/12/03(月) 18:38:57 ID:iOqOjnXA0]
- あれは何だ…、その反射光の出所を見るともなしに一瞥し、森野は一瞬にして、それが何であるかを理解した。
――義足だ。 本来ならば右足が畳を踏みしめているであろうその場所に、金属製の紛い物であることを包みも隠しもしない、まるで試作品のロボットのような、剥き出しの細い骨組みが見えている。 …かつて戦場から戦場を渡り歩き、伝説と謳われた前田が、ある時期を境に突然武器を捨て、それきり故郷から出てこなくなったというその理由を、森野はかねてから色々と想像していた。 必要な金が手に入ったからか。戦うことに疲れたのか。なにか思うところがあったのか…、いずれ自分もその境地に達し、迷うことになるのかと。 しかし、あるいは、これだったのかもしれない。 伝説となった傭兵は、決して納得した形で戦場を去ったのではなかったのかもしれない。もしかすると、志半ばで。 思いの強さに関わらず、人生とは時に目標を達成しないこともある。その事実を改めて突きつけられたような気がして、森野は心中穏やかでいられなかった。
- 356 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/03(月) 18:47:22 ID:/wx6a6Lp0]
- 乙ですw
ナー可愛いぜw
- 357 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/03(月) 19:08:11 ID:kHjlE/GH0]
- >>355
義足にちょっとうるっときてしまった
- 358 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/03(月) 20:26:24 ID:xr1mkTGq0]
- ドアラかわゆす
ブスに食わず嫌いワロス
- 359 名前:代打名無し@実況は実況板で mailto:sage [2007/12/03(月) 20:44:38 ID:h28Aa7xvO]
- 「ブスに食わず嫌いされたような」は神比喩w
永川の苦労性っぽさがカワユス
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