- 983 名前:少年法により名無し [2008/12/30(火) 23:58:12 ID:vtvR+vkNO]
- >>979
俺の夢枕に立ってみよ、フルジュン。 石に噛みついた武士の首の話を知っているか? 昔、ある武士が反逆の罪で捕らえられ、打ち首にされることになった。 首をはねられる前、その武士は「貴様ら、死して怨霊となりて永遠に呪ってくれようぞ」と恨みを込めて予言した。 それを聞いて、居並ぶ者たちは顔をひきつらせたが、一人の武士が「本当に怨霊となって呪うならば、首をはねられた後でこの石ころに噛みついてみよ」と言った。 果たして一刀の下に宙に舞い上がった首は落下すると指定の石ころに見事に噛みついた。 さすがの剣の使い手たちも無気味がって畏怖する中、先ほどの武士は泰然自若としてこう言った。 「こやつの全身全霊から発した執念は全てこの石ころに噛みついたことで尽きた。怨霊になって現れることはないから安心めされ」 その言葉通り、打ち首武士の亡霊が化けて出ることはなかったという。 翻って、フルジュンに怨念があったにせよ、その対象が多過ぎる故に呪いのエネルギーを集中できない。 俺の夢枕に立っている間はコンクリ犯たちは枕を高くして安眠できるであろう。てか、フルジュンの怨念パワーはとっくに尽きていると思われる。 さあ、睡魔が迎えに来たから夢の世界に行こう♪ 俺の夢枕には、かつて可愛がっていた野良猫が猫神様となっていつも座っている。 フルジュンが来たら、猫が唸り、虎の如くに爪と牙を剥いて襲いかかっていくだろう。
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