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【朝ドラ】ゲゲゲの女房でエロパロ【昭和のかほり】



738 名前:火のタマの片思い1 mailto:sage [2010/07/27(火) 11:11:46 ID:uU61/wVY]
 小峰、倉田、菅井のアシスタント3人組は、お茶を飲みながら
雑談をしている。茂は出版社へ、フミエといずみは二人で買い物に
行っており、この家には今彼らしかいなかった。
菅井「なあ、いずみさんって年いくつかな?」
小峰「彼女に興味あるの?」
倉田「お前、女にうつつをぬかしとる場合か?」
菅井「なんだよ倉田くん、君こそ目ぇつりあげて明日なんかないって
   顔でマンガ描きまくってるけど、全然もてないだろ?」
小峰「まあまあ、二人とも落ち着いて。ところで、ウチの先生と
   奥さんって、すごく仲がいいよね。」
菅井「ああ、奥さんが先生にゾッコンって感じだよね。」
小峰「そうかな?先生の方が参ってるって、僕には思えるけどね。」
 
 倉田はドキッとした。小峰は世事の何事にも動かされないようで
ありながら、全てを見通すようなところがあった。
 死んでも口には出せない思いを、倉田は胸にかかえていた。
事もあろうに、先生の妻のフミエに懸想していたのだ。フミエの優しさ
と、それを負担に思わせない心遣い、そして矛盾するようだが、彼女の
夫に対する愛と献身に、倉田は心をわしづかみにされていた。
フミエに愛され、フミエの身体を自由にしているだろう茂。今、フミエは
茂の子供を身ごもっている。フミエと茂の間にかもし出される、濃密な
愛の気配は、倉田の心を毒のようにむしばんだ。茂に抱かれるフミエを
想像するだけで、倉田は気が狂いそうになり、下宿の黄ばんだタタミの上で
のたうちまわる夜がつづいていた。

 ある日、倉田は仕事場で茶色の布切れを拾った。いつもフミエが髪を
結んでいるリボンだ。手に取ると、フミエの髪の匂いがした。思わず
頬を寄せる。いとしい人の身体に触れたものだと思うと、いけないとは
思いつつも離すことが出来なかった。人の気配がして、あわててそれを
引き出しにしまった。
 その日、フミエは小さなハンカチで髪をしばっていた。
「おい、いつものやつはどうした?あー、髪をとめとるやつだ。」
茂に聞かれて、フミエはどこかでなくしたらしいと答えた。
「だらっ。女の匂いがするもんを、そこらに落としとくな。こいつらも
 若いけん、気が散っていかんわ。」
そう言いながら、茂は倉田にぴたっと目線をあてた。倉田は震えあがった。
その目は、何もかも知っているぞ、フミエは俺のものだ、と語っていた






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