- 111 名前:あやめ ◆C0.O2CxIMg [2006/02/16(木) 21:15:56 0]
- >>106
この話は「アルタントプチ」に載っている次の説話の別伝でしょう。元の支那の朝廷の 最後の皇帝である順帝―モンゴルの称号ではウハガト-ハガンの妃のホンギラト氏は 元の北走の時点で三ヶ月の身重でした。そして甕の中に隠れていて助かったのですが、 洪武帝が自分の妃にしました。妃は「もし十ヶ月満ちて分娩するとモンゴルの胤と判り、 敵人の子として殺されるかも知れない。洪武帝の子と思わせるため更に三ヶ月を胎内に 篭らせておいてください」と天に祈ったところ、十三ヶ月も留胎して出産したのが後の 永楽帝だということになってます。史実とはとても考えられませんが、永楽帝については 正史の伝える馬皇后が実母ではなく、朝鮮出身の碽妃から生まれたとする有力な説もあり、 いろいろ噂があったものでしょう。
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