- 179 名前:名無しさんの次レスにご期待下さい mailto:sage [2005/10/25(火) 06:21:52 ID:XoX5Ptks]
- フリーザ「私にもね…君よりは少し小さいけど息子がいるんですよ」
シンジ「そうなんですか」 フリーザ「名前はクリーザって言うんですけどね、そりゃあ利発で可愛らしい子なんです」 シンジ「へえ…」 フリーザ「けれど今行方不明でね…ベジータさんに探させてはいるんですが…」 シンジ「それは大変ですね」 フリーザ「クリーザが帰ってきたら、相手をさせてあげてもいいですよ。クリーザも喜ぶでしょう」 シンジ「あ、はい…よろしく言っといてください…」 シンジ「フリーザさんバイキンマンのモノマネやって!」 フリーザ「は〜ひふ〜へほ〜」 シンジ「逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ、逃げちゃ駄目だ」 フリーザ「逃げてもいいんですよ」 シンジ「え?」 フリーザ「貴方はまだ子供なんです。辛いことがあれば泣いてすっきりした方がいいんです。 泣いて、泣いて、すっきりしてから、その後、にっこりと笑いなさい。 貴方は笑顔がとても似合いますよ」 シンジ「うぅぅ…、フリーザさーーん!!」 数分後 フリーザ「さて、そろそろ私は行かなくては…」 シンジ「い、行くってどこへ?」 フリーザ「もちろん使徒を倒しにですよ」 シンジ「駄目ですよ。使徒はエヴァじゃなければ倒せないんです」 フリーザ「刺し違えることぐらいはできますよ」 シンジ「嫌です。フリーザさん行かせません。行っちゃ嫌です」 フリーザ「ホッホッホ、ありがとう、シンジ君。私はその言葉だけで満足です」 シンジ「そんなフリーザさ──(ガッ)うっ!!」 フリーザ「すみませんね、シンジ君。でも子供を守るのが大人の役目ですから」 シンジが気付いた時、フリーザさんの姿はなかった。 フリーザさんはこの世にもういないのだと思うと、不意に瞳から涙が零れた。 ひとしきり泣いた後、シンジはフリーザの言った通り、ニッコリと笑ってみた。 フリーザ「ゼーレ! ゲンドウ! よくもシンジ君をこけにしてくれたな!! 貴様等全員じわじわとなぶり殺しにしてくれるわ!!!!!!!!」
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