- 760 名前:<<バカ=キ=エル・ドグラ@レベルE>>紹介 6/7 mailto:sage [2007/10/23(火) 02:17:26 ID:bmn/nXzj]
- 4月1日
雪隆と美歩の立ち話から、江戸川博士の居場所を知る。湖南研究所という位だから町内だろう。 通りすがりの雌に聞いたら、簡単に教えてくれた。意外にも警備は手薄で、一般人も自由に出入りできるようだ。 しかし、それは地上部分だけで、地下に特別な施設があるようだ。専用カードを持つ限られた者しか 入れない場所のようなので、しばらく時間をつぶし、それらしき人物を手当たり次第に眠らせて物色する 方法をとる。3人目でカード入手。警備員が詰問してきたので眠らせる。十数分歩き回ってようやく 江戸川博士発見。彼が紳士的に対応してくれたので、こちらも正体を明かし、相手の出方をうかがう。 彼は、証明を求める代わりに、水晶データシステムを置いてある部屋にぼくを連れて行き、その危機の 構造について聞いてきた。とりあえず内部構造と使い方を説明するが、博士は興味があるのかないのか、 説明を理解しているのかいないのかわからないような顔で、聞いているのかいないのかもわからない様子だ。 ぼくのそんな疑問に気付いたのか、博士は「私はよく人から、真面目に話を聞いているのか、としかられるのだが、 私自身はしごく真剣に聞いているつもりなのだ。気を悪くしないでくれ。」と言ってきた。どうやら娘の観察眼は 正しいようだ。根はいいやつらしい。データの内容を話したら納得してくれ、機器も返してくれた。代わりに ドグラ星の技術について、少々教えてやった。あまりにもあっけなく事が進むので、逆に不安になったが、 事情を聞いてみると納得できた。どうやら一部の組織にとって、宇宙人が地球に来ていることは、既に 事実として受け止められ、その対処策も色々と作られているらしい。ぼくの場合、簡単に言うと「良い宇宙人」の方に 分類されるらしい。ぼくとしては不本意だが、まぁ事を荒立てる事もないのでニコニコしていた。小一時間ほど雑談し、 ぼくが娘を知っている事を打ち明けると、娘の愚痴を更に小一時間ほど聞かされた。かなり子育てに苦労して いるようで同情した。やはりあの女△×◎△(訳不可能)だ。すっかり江戸川博士と打ち解け、博士は いつでも来てくれていいと、ぼく専用のI・Dカードまで作ってくれた。本当にいい奴だ。ぼくは調子に乗り、
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