- 559 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2019/04/08(月) 20:55:01.15 .net]
- 「この『なんでもあり』って本当はすごく難しい。」(鈴木)
「好き勝手にやらせてもらいます!」(仲) ――プロデューサーが「好き勝手に」っていったのを受けて「なんでもあり」と演出家がおっしゃっているわけですからね。 鈴木:この「なんでもあり」って本当はすごく難しい。 役者さんは舞台の上に立たされて、みんなに見られているので「これをやったら恥ずかしい」 「これをやったらかっこ悪い」っていうことの責任を取らされてしまう。 いくら演出家が「いいよ」って言っても自分が「これはちょっと・・・・・」と思ったり、 また、誰かから何か言われたこと等と戦わなければならないんです。それでも「自分はこれがやりたい」と思ったことをやるのは、思い切れればいいんだけど、そこに到達できないとものすごく大変。 実は、僕は「こうしてください」ってほとんど言わない。 仲:エーーーー!!! 鈴木:いつもそうです! 仲:言って欲しいです。 鈴木:みんな、そう言います(笑) 仲:(笑) 鈴木:皆さん「言って欲しい」っていうけど。 稽古が始まって最初の2週間は苦しむ、「なんで何も言わない・・・・?」みたいな。 この前は85歳の草笛光子さんとご一緒しましたが、草笛さんも「何でこの人、何も言わないんだろう」っておっしゃっていて、ずっと悩んでいた! 仲:(笑) 鈴木:それでも最終的には賞を取り、「言われなくってよかった」っていう風に言ってくださった。 一つの芝居をやるときは一からセリフ覚える、その時にこっちが要求すればするほど皆さんは僕に褒められたいとか僕に怒られないようにし始めるので、それはつまらない。 仲:はい。
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