- 589 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2008/03/07(金) 00:35:43 ]
- 歴史には何かのヒントが隠れていそう。
ロシア最後の皇帝ニコライは、皇太子時代に出会ったドイツの小国の王女アレクサンドラに恋し 大ロシア帝国の皇太子妃としてはあまりに見劣りすると父アレクサンドル、母マリアから反対されたが 父皇帝が死去して、皇帝ニコライになるやアレクサンドルと結婚。 ロシアの宮廷も庶民も、アレクサンドラを「棺のあとからやってきた女」と嫌った。 祖母ビクトリア女王の薫陶を受けたアレクサンドラは、堅実な英国風のライフスタイルを貫き よせばいいのにオーストリア皇后シシィを批判したりして、ど顰蹙を買った。 ドイツの小国の王女だったが祖母ビクトリア女王のいた英国に執着して 娘たちにも英語で会話させ、夫皇帝とも豪華列車&ヨットで英国を歴訪。 そのくせ当時、華美だったロシア宮廷社会となじまず、貴族たちの人心は離れた。 ロシアは女帝の歴史があり女児でも世継ぎになれたが、男子誕生を望み 末っ子としてやっと授かった皇太子アレクセイは虚弱で血友病を患っていた。 皇太子の病を癒せるのは、怪しげな農民出身の僧ラスプーチン。 遂に革命が起きたとき、アレクサンドラが心の母国にしていた英国からは遂に救援はなく 皇帝一家は惨殺されてしまった。
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