- 271 名前:優しい名無しさん mailto:sage [2013/08/20(火) 23:39:58.61 ID:1Vp9I16+]
- ベンゾジアゼピンの長期的影響 アシュトンP18
ベンゾジアゼピン服用による長期的(場合によると永続する)影響に関与し ている可能性のあるメカニズムのひとつは、脳内GABA 神経細胞におけるベンゾ ジアゼピン受容体の活動変化です。ベンゾジアゼピンの慢性使用により、この 受容体が下方制御を受け(減少し)、ベンゾジアゼピンに対する耐性が形成さ れます。この下方制御は、薬剤の継続的介在に対する、生体の恒常性維持(ホ メオスタシス)反応なのです。ベンゾジアゼピン自体がGABA 機能を賦活化させ るため、余分なベンゾジアゼピン受容体が必要とされなくなり、多くの受容体 が、事実上、廃棄されます。これらの下方制御された受容体は神経細胞に吸収 され、やがて、受容体は遺伝子発現の変容など様々な変化を起こします。薬剤 からの離脱後、これらの受容体がゆっくりと回復していく際、僅かに変化した 形で戻ってくる可能性があります。GABA は本来‘鎮静系’の神経伝達物質です が、変化した受容体は、変化する前に比べ、 GABA の作用を高める上であまり効 果的でない可能性があります。その結果、脳のGABA への感度が全般的に低下し、 患者は中枢神経の興奮性が高まり、ストレスに対する感度が増大した状態にお かれます。分子生物学者によると、遺伝子発現の変化からの回復は非常にゆっ くりであり、場合によっては回復不可能でさえあると指摘されています。(GABA 受容体におけるベンゾジアゼピンの作用については、マニュアル内でより詳細 に解説してあります。)
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