- 1 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 03:34:30.26 ID:jr1W4vrms]
- 何となく吐き出したくなった。
- 2 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 03:37:57.43 ID:jr1W4vrms]
- 23歳でパニック障害を発症。その後10年ほど引きこもり。絵にかいたような転落の人生(笑)
でも今は社会復帰して何とか人並みの生活を送ることができている。
質問あればどうぞ。気が向いたらお答えします。
- 3 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 03:41:31.89 ID:jr1W4vrms]
- 元々人と接することが苦手。ひねくれた性格も相まって大学中退。でも変にプライドだけは高く不相応にも医学部受験を決意した。コミュ障の俺が世間を見返すには医者になるしかない！と歪んだ決意をしてからが地獄の始まり。、
- 4 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 03:46:18.06 ID:jr1W4vrms]
- 実際は病気は悪くなるばかりで勉強どころではない。薬の副作用で箸も持つことができないし昼間でも居眠りばかりしていた。地元のクリニックに通っていたがこれもまずかった。
とにかく何でも投薬したがる医者であっという間に薬漬け＆副作用のオンパレード。副作用が出るとそれを止める薬が処方される始末。錠剤が多すぎて飲むのが大変だった(笑)
- 5 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 03:48:08.83 ID:jr1W4vrms]
- こんな調子だから彼女はもちろん少ない友人も皆失った。
当時はネット環境もなく、部屋で天井見ながらオナニーばかりしていた。
あまりにしすぎてよく珍子から血が出た(笑)
- 6 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 03:50:46.23 ID:jr1W4vrms]
- 毎日死にたいと思っていたけど実行する度胸もなく、
肩までしかないぬるま湯の風呂で溺死を夢見るような日々。
オーバードーズで二度ほど救急車のお世話になった。医療従事者の方々スミマセン。
- 7 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 03:52:48.99 ID:jr1W4vrms]
- 30歳になる時、さすがにもういいだろうという気持ちになった。
とりあえず医者をだまして薬を大量に処方してもらい、せっせと貯めこんだ。
これ持って冬山にでもいけば苦しまずに死ぬことができる。
- 8 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 03:54:38.50 ID:jr1W4vrms]
- そう思うと少しだけ元気が出てきた。
ダメだったらいつでも苦しまずに死ねるのだから、その前にもう一回だけ人生をやり直してみようと思った。
いつものように自室の天井を眺めていたとある早朝のことだった。
- 9 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 03:58:35.29 ID:jr1W4vrms]
- 親戚の営むお店でバイトさせてもらうことになった。
時給700円。医学部を目指しているこの俺にとって屈辱ともいえる金額。
初日は4時間レジに立った。客は10人も来なかった。がしかし、俺はクタクタに疲れ果てていた。
引きこもっている間に俺の心と体は弱り切っていたのだ。その日は多めに薬を飲んですぐに寝た。
- 10 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 04:02:41.72 ID:jr1W4vrms]
- その頃、長年通院していたクリニックの副院長から言われた「私には面倒見切れない。お願いだから他へ行って。紹介状書くから」
なんだ治せないんじゃん。「出口はいつか必ず見える」とか期待するようなこと言ってたくせに。
その後県の精神保健センターに通うことになった。入院を強く勧められたけどかたくなに断った。そしてバイトすることにきめたってわけ。
- 11 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 04:06:53.14 ID:jr1W4vrms]
- そこの医師はこれまでとは違った。初診で俺に「あなたの病気は治らない」と断言した。
俺はその言葉に心から救われたよ。もう治さなくていいんだ。
その日から減薬と回復が少しづつだけど始まった。長い間固着していた歯車が本来の方向に回り始めようとしていた。
- 12 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 04:14:45.51 ID:jr1W4vrms]
- 地元クリニックでは三環系の抗うつ剤を中心に服用していたが、作用はほぼ実感できず、副作用ばかりが蓄積していた。
精神保健センターではSSRIが処方され始めた。これが俺には劇的に効いた。
ただ少々効きすぎて軽い躁状態になった。信じられないくらい積極的にしゃべったし、興奮して馬鹿笑いしたかと思うと突然涙を流したりもした。
周りはさぞかし迷惑だったと思う(笑)あとインポにも悩まされた。ようやく彼女ができたってのに(笑)
- 13 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 04:18:28.87 ID:jr1W4vrms]
- パキシルのおかげでやる気マンマンだから夜型生活を昼型に戻した。あと三食ご飯を食べるようにした。
近くにグランドがあったので地元のジョギング教室にも通った。元々体を動かすのは好きなんだ。
- 14 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 04:26:17.03 ID:jr1W4vrms]
- 筋肉痛になるけどプロテイン買うお金はないので牛乳を飲むようにした。長らくそんなもの飲んでなかったのでよく下痢した。
が、これが俺の体に劇的な回復をもたらすことになる。
長年、大量に服用していた向精神薬の副作用で俺の体はかなり弱っていた。筋肉は膠着が酷くジョギングもぎこちない。
視力は1.5から0.3まで落ちた。年中便秘。夏場になると強烈な立ち眩みでその場にパタリと倒れることがよくあった。
飲んでる奴はだいたい同じような目に合ってると思う。
ところが牛乳飲んで下痢を繰り返しているうちにこれらがなくなっていった。副作用の成分がクソと一緒に排泄されたのだ。
医者に言ったら笑われたけどね。
- 15 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 04:31:02.45 ID:jr1W4vrms]
- その頃、俺は親から月3万円のお小遣いを貰っていた。本当に恥ずかしい話だが。
そこからも自立しなければいけない時期だと思った。
工場で派遣の仕事についたが、なかなか長続きしなかった。体は回復したが、人並みのストレス耐性はなかなか取り戻せなかった。
というか元々そんなものなかった。だから精神障害になんかなったんだけどね（笑）
- 16 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 04:35:08.76 ID:jr1W4vrms]
- 職を転々としながらとあるコールセンターで働くことになった。
そこでもストレスで月5kgほど痩せたが辞めなかった。なぜかって？それは美人が多かったからさ！
いつかこの姉ちゃんの誰かとヤレないかなぁと思うと辛くてもなんとか通い続ける気力が出た。
あとその時の上司がとてもいい人だった。俺のような者でも受け入れてくれて励ましてくれた。
ちなみに今でも親交がある。
- 17 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 04:38:38.77 ID:jr1W4vrms]
- 相変わらず貧乏だったけど自力で一人暮らしを始めた。貧乏でくじけそうになることもあったけど、自分の回復を実感できる日々だった。
医者になって世間を見返す！とか言っていた自分がバカみたいだった。
たまーにだけど姉ちゃんと飲みに行くのも楽しかったし。
- 18 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 04:41:16.24 ID:jr1W4vrms]
- そこから社員試験に受かって、38歳で生まれて初めて自分の車を買って、好きだった女と結婚して。
40手前でようやく人並みの幸せってやつを手に入れられた気がした。俺の不徳で離婚しちゃったけどね。
- 19 名前：優しい名無しさん [2023/02/23(木) 04:53:25.74 ID:jr1W4vrms]
- 薬漬けで人生詰んでいたあの頃が遠い昔のことになってきた。
病気から快復したら過去は振り返らない性格に変わっていった。だから思い出すこともほとんどない。
だけど俺、本当によくここまでたどり着いたと思う。運も良かったかもしれない。両親は嫌いだけどすごく迷惑をかけた。
おそらくこの世には何千何万という引きこもりがいて、そのうちの何人かが偶然これを読んでくれるかもしれない。
そう思って長々書いてみた。
俺はお前らに対して一切の同情はしない。お前らに同情したところでお前らは部屋から出ることも回復することもないと知っているから。
だが理解はしているつもりだ。元そちら側の住人として。
誰もお前らの苦しみを癒すことはできない。どんな医者も、どんな薬も。
ただ、どんなに長いトンネルにも必ず出口はある。どんなにゆっくりでも歩いてさえいれば、いや、出たいと願ってさえいれば必ず出口はやってくる。
それだけはお前らに伝えたかった。
じゃ、寝る。今日は婚活パーティーに行かなくてはいけない（笑）
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