- 1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [04/12/31 00:34:50.net]
- 前スレ
FreeBSDはもう時代遅れになります。 pc5.2ch.net/test/read.cgi/unix/990037401/
- 577 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2019/05/01(水) 20:41:11.73 .net]
- 3 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/11/26(土) 10:10:25.80
とある勉強会に参加した。 昔BSD界隈で有名だったAさんを見かける。 BSD時代の『過去』を知る僕を見かけてAさんは少し嫌な顔をする BSDの話はご法度だ。 「最近のFedora あれですね」 Aさんはホッとした表情で 「ああいうのもありなんだけど(笑)」 ディストリの話で少し盛り上がる。 もう一人BSD界隈で有名だったSさんもいる。BSD時代の事は触れちゃいけない。 「こないだお客さん先で久しぶりにsubversion 使いましたよ〜」 「俺もsubversionとか使い方忘れたな〜。最近はgitだけだよ」 誰にだって忘れたい思い出。触れて欲しくない過去がある。 そんな過去を振り返らずに、前に向かっている歩いている 技術者の人たちを見ると、頑張って欲しいと思う。
- 578 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2019/05/01(水) 20:42:45.60 .net]
- 4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/11/26(土) 10:11:13.44
お茶の水の大手書店のコンピュータ書籍のコーナーで本を探していたら Tさんとバッタリ会った。 「お久しぶりです」 「ああ」ちょっと照れくさそうにTさんは笑う。 Tさんもここ数年めっきり人前に出ることが無くなった人だ。 「最近は研究会とか来られないんですか?」 「うん、、僕がBSDやってた事、みんな知ってるからね、ちょっとね、、」 そうだった。Tさんは昔BSD界隈では名前の知れた人だった。 ちょうど眼をやった書架にS誌のバックナンバーがあった。BSD特集だ。 「BSDの記事を載せるのって今じゃこの雑誌位ですよねー」 と僕が話を振ると、 「恩靴の彼が今でも新機能を大げさに書き立ててるんだろ」 Tさんは少し声を震わせる。 「BSDの新機能って結局あれなんだよ、実際には、、」 「まあそうですね」 「彼は確信犯なんだろうけど、若い人には僕みたいになって欲しく無い」 「・・・・」 そう言って、Tさんは去って行った。 Tさんの無念を思う時、新しい犠牲者を無くしていきたいと強く思う。
- 579 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [2019/05/01(水) 20:45:07.33 .net]
- 5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 投稿日:2011/11/26(土) 10:13:32.89
「時代っていうか、そういう時代だったんだよ」 Fさんはコーヒーをスプーンでかき混ぜながら、低い声で話す。 今は実家のコンビニを手伝っているというFさんと喫茶店で待ち合わせた。 「雑誌やムックとかが出てこれからはBSDだって、そんな時に俺達はど真ん中に いたんだよ」 そうだ、かつてFさんはBSDの開発の中心付近で活躍していた人だ。 投稿したパッチの数は当時一番だったかもしれない。 「純真だった、じゃ済まないよね。大人の社会だし、、」 「誰かが責任を取らないとね。だから僕が責任を取るんだ。 今じゃコンビニのPOSぐらいかな。コンピュータを触るのは」 「でも、BSDに関わってたAさんはSさんは少しづつ復帰しているし、、」 と僕。 「彼らの罪は軽いんだよ。僕は張本人だしね。 BSDはね。本当はあれだったんだ、、 だから僕だけは許されないだろ」 Fさんの言葉は重い。 "BSDは本当はあれだった " 、、そうだ、その事に当時みんな気が付かなかった。 気が付いていた人達は決してBSDに近づかなかった。 気が付いた時は手遅れで、多くの仲間がBSDを去って行った。 去っていくだけなら良いが、陽のあたる所に出られなくなった人も多い。 中心にいたFさんは今も苦しんでいる。 責任感の強いFさんは全てを引き受けて、 今は地方都市で、プログラミングと離れ、 ひっそりと暮らしている。 Fさんに全てを押し付けて知らん顔をしている人が、 今でもいる事を忘れてはならないと思う
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