- 22 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 mailto:sage [02/02/26 00:55.net]
- しかたないので俺が語ろう
SX/A TISP V10/L70 login: 八十年代後半、PFUはUシリーズでBSDを動かそうと研究を重ねた。 そうして産まれたのがハード:A-30(68xxx系)とOS:SX/Aだ。 16bit工業用マシンとして富士通が力を入れていたUシリーズの工夫と BSDをうまくミックスしたリアルタイム系UNIX。 このマシンがなかったら日本の製鉄所の大半は運営できなかった。 当時から24時間365日運用を念頭においたコンパクトなOS設計、 スクラッチパッド領域からヒントを得て設置したCCOM領域 (昔のパソコンのVRAMのような感じでアクセスできる共用領域) スワップが起こらなければレベルがほとんど変動しないリアルタイム設計 これらは80年代後半の工場・ラインを支えるための仕様だった。 当時はスレッドがなかったため、 forkとexecをいっぺんにアトミック操作できるシステムコールを備えて 高負荷の状況に耐えられるようにしてあるのも特筆すべきところだ。 ハードウェアは50cm落下させても ライン・工場にありがちなホコリの侵入があっても落ちずに耐え得る頑丈さ。 製造終了後ずいぶん経つが、各地の工場でいまだに元気に動いている姿は モーレツサラリーマン世代生き写しのようでもある。 いまはHHKでしか名をしられないPFU その技術力は、世の中を確かに変えていったのだ・・・
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