- 616 名前：名無しさんは見た！＠放送中は実況板で mailto:sage [2007/12/05(水) 23:04:32 ID:qrlxqKtM0]
- 岩下は確かアゲハ蝶の時に企業の環境汚染ネタを織り込んで話を作っていたな
あの時は蝶は新種で、汚染による突然変異ではなかったという筋書きだったが
今回はちゃんと公害原因企業を告発できたってわけだ、要するに「書きたかった話」だな
およそ社会問題を意識する女にとってレイチェルカーソンは永遠の憧れなわけで
オマージュせずにはいられないってこともあるだろう
書きたいテーマがそれである以上、話がああいう感じに収束するのも仕方ないんだが
まあ現実には映画の製作発表で原作者があんなこと言い出しても「何か妙なこと言ってる」と
思われるのがオチで、スルーされるに決まっているんで、この辺がポエム好きの女性脚本家
特有の「仕方ねえなあ」と苦笑するしかない甘さなんだよなあ
今回は話としてはよく練られていたと思うよ、殺人の動機が最も突発的でしょーもない
ものというのも前例のあることだしね、あまり細かい業界ネタを盛り込んでも仕方ないし
まあこの程度でそれなりに楽しめる出来にはなる、でも、絶賛するほどでもないねえ
何が悪かったんだろう、やっぱり最後のポエムが悪かったのか？今回の主役である作家
先生の人物造形が（演技を含めて）イマイチだったからなのか？環境破壊をテーマにした
わりにホタルがどうとか、森がどうとか、耳ざわりのいい言葉でお茶を濁していたからなのか？
うむ、やっぱし、そこだな、環境問題をテーマにしたいなら、もっと踏み込むべきだったな
視聴者が辟易するぐらい環境汚染をこれでもか、これでもかと弾劾して話を作れば良かったのに
こんなの相棒じゃないよ！と視聴者が断末魔の悲鳴を上げるぐらい、環境問題山盛りで作れば
いっそ面白かったのに、中途半端なんだよ、もっと気迫を込めろよ、ナナエは面白かったけど
あと、水谷の犯人に対する最後の言い方が突き放し過ぎ、そこまで冷たい言い方しなくてもねえ
「もう飽き飽きだよ、お前らのバカな犯罪には」という印象を受けた、こういう印象を与えるのは
良くないので、演技の匙加減をもう少し注意してもらいたい
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