- 414 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/06/20(日) 10:10:23 ID:6BDlmi28]
- 福徳が殺されてないとすると、あの惨殺シーンは必要ない。
交互に切り替わるどちらのシーンが現実で、どちらが想像かは、 想像シーンが描かれる以上、どこまでが現実で、どこからが想像かは 製作者の意図を読み取るしかない。 井筒監督の以前のインタビューで、 取り返しのつかないものを描きたいみたいな事を言っていたので、 そういう意味では殺されなかった福徳と殺された福徳の双方を描いて、 殺された場合の描画はなく、殺されなかった場合の描画はもっと幸せに描く事が できたのではないかと。 でも、なんかその辺のつくりものくささを井筒監督は嫌っているのかなとも思う。 なんだかんだ言って、告白の方がはやっているのは、同じ暴力を描いているけど 映画を見るのは女性的な人間が多く、男性的映画は作品としての質はともかく、 うけないという事なんだろうと思う。 自己批判や後悔とか今時うけいれる人はいない。 まちがっていてもやりきってしまう事に爽快感がある。 大多数の人が映画にもとめられているものをこの作品はもっていない。
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