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1 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2010/05/13(木) 23:56:08 ID:W+00SvcH]
出演:妻夫木聡、松山ケンイチ、忽那汐里、石橋杏奈、中村蒼、韓英恵、あがた森魚、長塚圭史、三浦友和
監督:山下敦弘「天然コケッコー」「リンダリンダリンダ」
脚本:向井康介
撮影:クランクインし、7月上旬にクランクアップ予定
公開:アスミック・エース配給で、2011年に全国で公開。
ttp://eiga.com/buzz/20100513/1/

767 名前:名無シネマ@上映中 [2011/06/07(火) 15:41:08.29 ID:JO2L7jCk]
この映画を観てのいごごちの悪さは、どうして沢田(川本三郎)が梅山(菊井良治)に巻き込まれたのかが理解不能という点につきる。
それは山下監督も向井氏も菊井良治に取材していないという一言に尽きるね。
もう出所してるんだから、見つけ出して、「あの事件とは、いったいなんだったのか」を問いただしてもらいたい。
きっと滝田にも取材しないんだろうなあ。
それでリアリティなんて出せるはずがない。
だせるのは・・・川本氏の自己憐憫のみ!


あっ、それでよかったのか・・・。

768 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 15:47:45.48 ID:Uz/yb0YA]
「最後沢田が泣く理由がわからない」っていう書き込みを見てたから、
観る前は自分なりに感情移入できるか不安だったけど、実際見て感じたのは、
自分がカラッポの人間だって気づいたからのような気がした。

タモツにも本当の自分を見せず、梅山にも同化しきれず、
それをジャーナリストとして描く基盤も自分には無い、っていう。

769 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 16:17:10.76 ID:i2bvlNFw]
>>767
>この映画を観てのいごごちの悪さは、どうして沢田(川本三郎)が梅山(菊井良治)に巻き込まれたのかが理解不能という点につきる。
>それは山下監督も向井氏も菊井良治に取材していないという一言に尽きるね。

いや、沢田が巻き込まれた理由は単純に川本氏の問題で菊井は関係ないだろ
ただそれについては原作でも「文学的興味」とかいう微妙な言い方しかしてないし
映画が何かを掘り起こすとすればそこだった気もするから残念ではあるけどもね

770 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 16:27:51.91 ID:vJhQdm2q]
ツイッターで菊井に関しての噂がちょろっと拾えたりする
スパイ説とか
「Kには公安のスパイ疑惑があった、ただ日大全共闘の活動家には
Kに何かしらの弱みを握られ、彼の出所に動揺する者もいたと聞く」
こんなのとか

771 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 16:28:57.84 ID:vJhQdm2q]
ツイッターでもいろいろ面白い感想が飛び交ってるけど
自分が気に入ったのはこれ

「これって大人エレベーターの映画化だよね?」

772 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 19:37:43.61 ID:NmEfVKAD]
加齢臭がキツい香具師ほど長いレスを書くのな。日中ヒマなんだろうな。
最近2ちゃんねるというものを始めたのでカキコしたくてしょうがないんだろうな。


773 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 19:39:48.67 ID:hUYgqZyF]
香具師なんて使うやつ久々にみた

774 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 20:45:42.83 ID:085fVUGx]
シリアスなクヒオ大佐みたいな映画

775 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 21:18:25.99 ID:XNwMcUCK]
つーか原作知らずに言うのも何だが、川本氏はスクープ記事貰った!と思ってつきあってただけでしょ
もう世間的にも時効だし認めたら良いのに、「もっと複雑な人間」で居続けたいだけじゃないの?



776 名前:名無シネマ@上映中 [2011/06/07(火) 21:27:27.18 ID:JO2L7jCk]
福井惇『1970年の狂気 滝田修と菊井良治』読んだよ。
「マイ・バック・ページ」に載っていない(川本氏が載せたくない)事件の本当の姿が読み取れる。
映画の視点に近いかも・・・

777 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 21:31:19.36 ID:vJhQdm2q]
>>775
原作では川本さんとKは映画と違ってもっと距離があるよ

778 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 22:06:27.07 ID:J9aLBh4H]
>>767
細かく見てりゃ分かるのだが、最初のほうで沢田が
取材者としての(一般的な)事件からの疎外感、当事者感覚のなさについて語っている。
まあ一般に分かりやすい感覚ではないだろうが、そういう感覚にさいなまれてて
更に理想に燃えて就いたはずの職業の現実のしょーもなさにぶつかって
悶々としてるときに、梅山が現れた。
そこで、これこそが俺の事件だ!俺はいま事件のまっただなかにいる!
と思いこんじゃったわけだ。それで「俺の事件」にのめりこんでいく、という図式と理解した。
これは功名心とは違うし、梅山自身に魅かれたわけでもない。
まあ一般に分かりやすい感覚とは到底言えないので、
>>758が言うような、梅山そのものに魅かれてgdgdgになった話にしたほうが
一般的には分かりやすいし、腐女子などの客層も獲れるので
たぶん興収ももうちょっと上げられた。

779 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 22:12:21.55 ID:rR2RZE4Q]
菊井もシャバに出てから、普通にそのへんにいるようなオッサンとして
暮らしてたりしてるのかなぁ。過去は封印して。
忘れられていた存在だったのに、映画化で一気に注目を集めるようになってしまって
彼はどう思ってるんだろう。

780 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 22:14:31.86 ID:Z6i33m0G]
>>777
原作未読なんですが、そうなんですか。
原作ブックレビュー読むと、
川本氏はKを個人的に大好きになったゆえの結果でありそれを川本氏自身が認めていないのであきれる
という感想もあった。

映画では沢田の表情から警戒心が感じられて、行動とチグハグな印象を受けた。
ここで知った事ですが、安田講堂から沢田が逃げ出しすシーンを入れていれば
梅山をかつての自分自身と同一視て共感することに見せる事ができた思う。

781 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 22:16:38.30 ID:+H9DCP47]
原作読んでないけど
原作通り二人の関係に距離があったら映画としては更に淡々として退屈になりそう

782 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 22:23:06.78 ID:vJhQdm2q]
>>780
どのインタビューか忘れたけど山下監督は
「映画では二人の距離を近づけた」と言ってたよ
時間のあるときに立ち読みでもどうぞ

783 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 22:32:10.16 ID:32+mCWE7]
>>780
>安田講堂から沢田が逃げ出しすシーン
製作費かかるから却下

784 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 22:43:35.37 ID:vJhQdm2q]
>>783
金はかからんでしょう
安全なところから見ているだけのアルバイトだったから
見ているだけなのがつらくて帰りたいと先輩記者に言ったら
「苦しいからといって見るのをやめたらジャーナリストにはなれないよ」
と諭される
でも結局帰ってしまうんだな

785 名前:名無シネマ@上映中 mailto:名無シネマ@上映中 [2011/06/07(火) 22:55:25.01 ID:JO2L7jCk]
>>779

菊井なら自慢しながら、またほら吹きまくってるよ。

「おれはホンモノだ〜っ!」って



786 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/07(火) 23:57:03.79 ID:BCL1Cp3/]
監督は菊井を取材してないのに
梅山はモロ菊井を表現できてたってこと?

787 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 01:58:47.49 ID:grG6LkpZ]
>>778
梅山を超イケメン設定にしておけば簡単だったかもw
「なんで惹かれたんだろね?
「顔じゃね?」」

実際の菊井はチビブサだけどなーw

788 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 02:49:00.54 ID:UWvscXif]
梅山を信じたのは
信じたかった、自分も本物になりたかったのと
雨を見たかい?を歌われたからで十分でないの?
ミーハーはああいう攻撃に弱い
更に疑ったときのダスティンホフマンの涙攻撃w
東大卒だけど、本質を見抜けないタイプなのを感じているから、あの女子高生に憧れるしコンプレックスも感じてる
それと同じこと言われたら落ちるよ
身につまされる映画だったわ

789 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 05:04:51.93 ID:+Hgl3BF4]
女が言った「泣ける人が好き」という台詞を
偶然梅山も言ったからじゃないの?

790 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 08:13:22.84 ID:kWi33jPK]
東大卒の人たちがオウムに入信しちゃった構造と多分ほとんど同じだろうね

791 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 09:40:56.62 ID:t9PGWLZa]
権力に近いところにいる人は、社会変革を自分の手でやりたいという欲求が強い(人が多い)。
それ自体批判すべきことではないが、ある意味で、官僚になるのも、学生運動に身を投じるのも、
オウムに入信するのも、「権力志向」ということで同じ類型で捉えることもできなくはないと思う。

まぁ、そんなに単純化すべきではないとは思うし、沢田は少し違う気もする。
むしろ「梅山」のほうにオウムに近いものを感じるけど。

792 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 10:53:06.61 ID:t9PGWLZa]
最初の、沢田の先輩の中平が初登場する場面だけど、少し疑問がある。

たぶん、テレビに映っていたのはアポロの月面着陸で、それを記事にするために会社に残っていたのだと思う。
居眠りしながら見ていた。それは「東都ジャーナル」に配属を希望していた沢田の、現状に満足していなという気分を
表していたのだと思う。それは、わかる。

ただ、アポロの月面着陸って、結構ジャーナリスティックというか、センセーショナルなことではなかったのだろうか?
それを、たとえ「週刊東都」とはいえ、ひとりで居眠りしながら会社で見ているという図に違和感を覚えた。
中平もまるで興味なさそうな感じだったけど、もう少し興味を持ってもいいのでは?と思った。

ところで、東大全共闘の「唐谷」は評論家の「柄谷」行人から来ているのだろうかと思っていたけど、
柄谷の本名は「義男」で「唐谷」の役名が「善朗」だったのね。これは確実だね。少し笑える。

793 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 11:43:31.78 ID:Ws6rXoFU]
>>788
そういうふうに感覚でわかる人ならいいんだけど
何しろ山下&向井がそこんとこわかってなくて撮ってるからなあ
「川本さん優しすぎるよね、どうして信じちゃうんだよ」とか
インタビューで言ってるでしょ

梅山のことも「人たらし」と位置づけてるけど
演出のせいで見た人の反応は「不気味」とか「気持ち悪い」とかが多い
「ダメすぎてほっとけない」タイプまでいっちゃえばまだよかったんだろうが

原作のスクープが欲しさという糸口からアプローチすればよかったんだよ
「入社3年目のペーペーが大きなネタを扱えるかもしれない興奮」と
原作にはっきり出てくるんだよね
ジャーナルの回収事件、2週にわたる休刊、有能なベテラン記者たちの左遷、
弱体化した編集部に放り込まれたおよそ政治向きでない未熟な記者が
焦りと気負いからまがい物に目がくらんで失敗する
原作をこっちから読み解けばわかりやすかった

794 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 12:13:40.95 ID:8tzuS/RR]
>>793
スクープ欲しさというのをもっと強調しても良かったかもしれないが
映画では沢田はいろんな事に無自覚で
最後にいろいろ自分の浅はかさに気づいた事で
涙のシーンが生きたとも思う
あと梅山が人たらしという説明がどういう意味で言ってるのか知らないが
観客が見て不気味なのは沢田の知らないいろんな面を見てるからでもあるし
彼女とのやりとりはこいつ女たらしだなと思って見てたよ
ああいう男に騙される馬鹿な女って一定数はいるんだよね

795 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 12:25:49.87 ID:t9PGWLZa]
スクープ欲しさを強調したとしても、最後のシーンを生かす方法はあるだろうし、
むしろ、いろんなことに無自覚で、みたいな理由だと、最後の涙も「自業自得じゃん」
「自己憐憫でしょ」となって白けてしまう危険があるし、実際、そういう感想をよく見るし、
客が入っていないところを見ると、やはり、最後のシーンを損なう結果になっているのだと、
私は思う。



796 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 12:41:33.60 ID:FhVpS1iU]
>>793
>何しろ山下&向井がそこんとこわかってなくて撮ってるからなあ
>「川本さん優しすぎるよね、どうして信じちゃうんだよ」とか
>インタビューで言ってるでしょ

「どうして信じちゃうんだよ」は原作の読後感と一緒で川本氏の煮えきらない点の一つだから
あえて後付のアレンジを加えなかったんだなあと思った
だから解釈不足というわけではないと思うよ

797 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 12:43:50.13 ID:R5YwqrJ6]
>実際、そういう感想をよく見るし、

そうなん?
結構ネットでいろんな人の感想読んでるけど、
あの最後のシーンを否定してる感想って殆ど見かけないんだけど。

798 名前:名無シネマ@上映中 [2011/06/08(水) 12:54:59.70 ID:MZSnXYry]
 この映画の製作者に、あの当時の闘争をまだ総括したくはないという思いがあって、それがむし
ろ中途半端さになった原因と思います。原作者の川本においては、この後の足取りを見ることで
彼がどう総括したかは掴める。記者を辞めた後、街路や呑み屋街の探訪を書いていく、そこには彼
がこの後、愛していったものが何だったか、感じ取れるわけである。一切歴史に名前を刻むことの
ない無名性に彼が価値ーというより、価値とも呼べない価値ーの源泉を見るようになった。それ
は川本のこの後の足取りに出ている。しかし、この映画製作者は、この川本の感性をそのまま採用
することはなかった。何故採用できなかったか、が問題で。それがこの製作者側の不徹底だとみる
。不徹底さがどこか中途半端さになってしまった。

799 名前:名無シネマ@上映中 [2011/06/08(水) 13:05:53.81 ID:MZSnXYry]
 続けると、この映画の座標軸を設定するとすれば、梅山-沢田の二名に、最初と最後だけ
現れるフーテンを入れるべきである。梅山は歴史に参加し、名前を残すことを渇望する、
そのためなら全てを道具にする。政治的情熱のいち典型である。これに対置されるのは
沢田ではなくあのフーテンなわけ。ヤクザの子分やったり、でも足を洗って結婚し、家庭
をもち、居酒屋をやり、梅山のような、歴史に参加したがる権力志向とは対極にある。こ
れの意味がもっと映画のなかで掘り下げられたら良かった。

800 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 13:23:14.75 ID:Ws6rXoFU]
>>796
いやそこんとこを解釈してすっきりさせて映画に立ち上げてないから
「沢田が梅山に惹かれた理由がわからない」
この映画の欠点として挙げる人が少なくないのはそのせいでしょ
完全な創作パートで梅山のダメっぷりをあそこまで表現しているからなおさら

801 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 13:24:14.15 ID:VQqzItz2]
その方法論で言えばうまいこと円環させてたと思うし
結局、話をややこしくしたのは梅山を一人歩きさせ過ぎて
梅山の極論に拮抗する視点を沢田に用意できなかったからだと思うよ

802 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 13:25:26.07 ID:VQqzItz2]
アンカー抜けてた
>>801>>799

803 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 13:30:11.17 ID:VQqzItz2]
>>800
それはすごくよく分かるんだけど、原作者すら明らかにしてない(できない?)その曖昧を
誰にも見てとれるフックにすることで沢田の曖昧のある部分だけが二元論的に決定されちゃうのを避けた気もするんだよね



804 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 13:52:02.06 ID:UWvscXif]
沢田は梅山に「惹かれた」のか?
自分が出来なかったことを体現してくれる男を求めていて、そこにたまたま梅山が現れたから
自分の理想に当てはめただけじゃないの?
偽物だと薄々気付きながらも信じたいっていう話だと思った

805 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 14:57:04.38 ID:xWXVjyU2]
>>795
スクープ欲しさに騙される方がよっぽど自業自得だよ
なんか自分の意見通すためにこじつけた様にしか見えないなぁ
具体的にスクープ欲しさだった場合のラストの涙のシーンの落としどころはどうするの?
欲にかられて俺って馬鹿だったなってだけにならずに
今より良い終わりってイメージできないんだけど
客の入りが問題っていうならこんな挫折物語を題材に選んでちょこちょこ直すより
悪事を暴くヒーローみたいな記者を題材にする方が早い



806 名前:名無シネマ@上映中 [2011/06/08(水) 15:45:50.46 ID:uDwNovm5]
観てきた。今年観た映画の中ではかなり好きな部類。

一番最初のウサギのシーンでウサギが死んだ理由ってなんだったんでしょう?

807 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 15:52:18.51 ID:R5YwqrJ6]
馬鹿だから小難しいことはよく判らんけど。

「菊井を恨んでない、今でも会いたい」
「一緒に“雨を見たかい”を歌った時のことが一番印象に残ってる」

↑キネマ旬報の特集記事に載ってた川本氏の言葉。

沢田が梅山に惹かれた理由ってのは単純に、
なんとなくピンとくるものがあったんじゃないか。
そういうもんじゃない、若い時は特に。

同じ唄(雨を見たかい)同じ作家(宮沢賢治)が好きで、
こいつちょっと変だけど面白いな、みたいな。

先輩記者はすぐに梅山の本質を見抜いたけど沢田は見抜けなかった。
単純に人間としても記者としても甘かった。
俺はそれで納得出来たけどなぁ。

逆に何故惹かれたのかとか判りやすく描いて欲しくない、気もする。

808 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 16:13:57.38 ID:9cC2YjmM]
オウムを映画化してその信者目線でドラマつくって
なんで彼がオウムにのめりこんでいったかわかった!と思いたいかね
自分はなぜ?という気持ち悪さをむしろ見たいね
もっともオウムなら、たとえば坂本弁護士事件を追求する側の立場から描いたりする
社会派ものの方が見やすいと思う


この映画は外部から見たつくりではないからわかりやすくはないが
まあ面白がったよ

809 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 16:43:22.56 ID:PUuSwaaW]
トーホグの人?

810 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 17:37:30.18 ID:qYSlNZTw]
>>799
見終わった後に思い返してみてそういやあの二人って対極だったんだなとか
いろいろ余白残した作りの映画もたまにはいいもんだけどね
まぁこの映画は明確に打ち出した結論がある訳では無いから
中途半端と思われてしまうのも判る

811 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 18:19:44.08 ID:tF9zcR0L]
今日見てきたのだけど
邦画らしい映画だったけど あのゆっくりした展開が眠気を誘う
妻夫木と松ケンの演技対決が面白かったね
時代背景もあって、沢田は梅山に惹かれるところもあったのだろうが
自分にはわからなくて、でもわからない、答えはない、っていうのが
この映画の醍醐味なんじゃないか
実際あの場所にいた人たちでさえ、何と戦ってたかわからないんだろう?
最後は妻夫木お得意のシーンだったから笑い泣きみたいになった
でも飲み屋の主人(昔、ウサギ売ってた人)の
「生きていればいいさ」って言葉はよかった

812 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 20:41:35.19 ID:k9ymYW8g]
 あのフーテンに象徴される裏町の、呑み屋街のざわめき、たむろする人間の如何わしさ…そこに
あの後川本は牽かれて、訪ねていくわけで、そこに川本の感覚は明らかに見い出せる。あの映画が
もしも救いを描けるとしたら、唯一そこだった。また、沢田がモノを書いていくことの、あり得る
方向もそこにあった。その意味でもフーテンの存在は鍵になりえた。あのフーテンとの出会いが
あったのだから、そこに何か、政治闘争の取材では見つけられなかった何かを見つける、というこ
ともあり得た筈。そこが掘り下げられなかった。それがあれば、最後の場面も違うものになったと
思う。ただ若かりし頃の苦い思い出、というだけの物語にしないために、川本の内面的風景、価値の
在り方にまで踏み込むことが出来ていればよかったが、出来ていないまま作ってしまったという
印象。

813 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 21:34:26.55 ID:Ws6rXoFU]
>>805
スクープ欲しさを強調すれば
被害者の名すらロクに覚えていない愚かしさがより際立つと思うんだよね
山下&向井が軸にしようとしたのはそこでしょ>人一人の命の重みと罪悪感
ラストの「生きてりゃいいよ」の痛烈さも強まる

・・・とか思ってたけど考えてみればどうえがいたところで
万人が同じ受け止め方をするなんてありえないよね
なんかいろいろ押しつけがましいことばっか書いてごめん

814 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 21:36:52.53 ID:Ws6rXoFU]
>>806
中華料理店の排気口?の真下に置いてしまい
熱風と油にまみれてうさぎたんたちは死んでしまったのです・・・

815 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 22:20:36.16 ID:yXHmoSfX]
>>800
そういう風に単純化したら、一般ウケはするかも知れんが
糞つまらん映画になったと思うよ
むしろ、この映画はそういう単純化を避けてるように見えるが



816 名前:名無シネマ@上映中 [2011/06/08(水) 23:20:14.18 ID:uDwNovm5]
>>814
ありがとう。色弱であまりに画面が暗いとよくわからんのだ。スッキリした。

817 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 23:20:18.33 ID:A8Dcdmh8]
監督は固定カメラ長回しやフェイドアウトで日常性やリアリティを出すタイプなんだろう。
でもこの映画は一つの「社会的事件」を扱っている以上、その手法はそぐわない。
梅山のペテンは早々に討論場面で観客に明らかになるので、沢田が騙される過程が退屈だった。
映画的には
徹底的に沢田の功名心や学生運動に対する共感を描き、梅山の本性は徐々に観客に判明するようにするか、
梅山中心にして奴のペテンぶりを観客に堪能させつつ沢田の前にいつ本性が露呈するかヒヤヒヤさせる。
どちらかにハッキリ重みをもたせるべきだった。

事件に対する考え方自体は正しいと思う。
ただ、見せ方に工夫がほしい。

818 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/06/08(水) 23:51:14.27 ID:xtNurAeC]
>>816
あの場面は暗いしせりふも聴き取りにくかったね
自分も「車から出して別の場所に隠したから死んじゃった」以上のことはよくわからなかった

あと、ウサギ1000円ってあの時代にしては高くね?
テキ屋の露天だから法外な値段ふっかけてるのかもしれないけど、
いまとは違う時代だと印象づけるのに、ウサギの値段が邪魔になってる気がした
その後出てくる食べ物屋の値札とかは時代を感じさせたんだけどさ







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