- 186 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/05/28(土) 21:55:08.04 ID:Lmnq740f]
- 私も今日観てきた。妻夫木と松ケンで初日だから結構入っていると思っていたら、スカスカだった。
(以下ネタバレ) 山下監督のことは信頼しているので、安心して観ていたけど、最初のウサギの値段が1000円というので、少し「?」と思った。 当時のレートからすると高すぎるのではと思った。でも、その後、安川(?)と接触する食堂の値段表が「カレー120円」とかだったので、 やはり、その辺りはぬかりないのだなと。映画館で支払いをするときもしっかり旧札だったし。 ただ、ストーリーにはあまり入っていけなかった。誰視点なのかがよくわからなかった。 音楽の使い方も今までの山下監督とは違っていて、「新境地」ということなのかなと。 裁判の経過を文字で説明しているところで、「もしかして、これで終わり?」と不安になった。 いずれにしても、何か今回はイマイチだったかなと感じた。 でも、その後のシーンでやられた。偶然入った店でタモツと会う。そこでの会話で、監督と脚本の意図がわかった。 それがわかると、それまでのすべてのシーンがつながって少しジーンと来た。 タモツが「あれから、どうしてたの?山谷にでも行ってた?」という台詞で涙腺が決壊してしまった。 あまりヒットはしないかもしれない。原作を読んでいる人、川本さんの鼻もちならない感じが嫌な人から見ると、 少し気に入らない映画かもしれない。ただ、これは原作を参考にした映画オリジナルだと思って観るべきだと思う。 大傑作とは言わない。でも、いい作品だと思う。山下監督、4年待ったかいがあった。
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