- 325 名前:名無シネマ@上映中 mailto:sage [2011/03/05(土) 11:18:49.38 ID:QU4Ah8zi]
- あの鼻詰まりは、監督の演出かと思って最初観ていた。先輩との会話の時に特にひどかったので。
「男の前で自意識過剰になっている」という演出家と。うまいな〜と思っていたけど、どうやらガチみたいですね。 ところで、水曜日にレンタルで初めて観て、面白くて書きこんだんだが、三日たって ようやくラストについての私の解釈が決まったので(勝手に)発表します。 あの展開の後、つまり柔道少年んじ佳代の前で悪態をつかれた後、もう一度戻ってくるというのは、 百瀬にとって、すごく勇気のいることだと思うのね。少なくとも百瀬視点で考えれば、あの後、佳代は ようやくすべてを悟って、桃に確認するだろうと。もう、「おれってすげ〜バカだ」と言った後、 「そのバカなところも含めて百ちゃんのこと好きだよ。」と言ってくれた佳代ではないはず。 そんな中で、戻っていくのは「すげ〜バカ」よりもさらにバカ。どう考えても許してもらえるわけがない。 だから、百瀬は車の中で一睡もしていないと思う。ラストの顔はそんな感じ。 で、バカな頭で考えて考え抜いたあげく、とにかく自分の気持ちに正直になろうと。 徹夜明けの脳内麻薬のせいかもしれないが、とにかくバカを見ることになってもいいと。 復縁をもう一度迫ろうとしたのか、あるいは真摯に謝ろうとしたのかはわからない。 とりあえず、このまま去るという道ではなく、もう一度戻るという道を選択した。 それは、やはり百瀬なりの勇気というか、誠実さだ多思う。それに免じて、佳代の笑顔は 緩いの笑顔と解釈した。私は。 それにしてもラストの三人の視線のかわしはいいです。最初は百瀬も視線が桃に行ったり 佳代に行ったりしている。桃の視線も、佳代の視線も定まらない。それが、だんだんと佳代に 視線が定まっていく。で、佳代のあの笑顔でラスト。完璧だと思う。 成瀬を髣髴とさせる(←すいません。よく知らずに書きました)。
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