- 261 名前:名無しさん@お腹いっぱい。 [2007/01/29(月) 12:36:56 ID:Rt7wy9V20]
- >>256の続きやん。お待たせしました〜。
幼児に指をさされるという屈辱を味わった四つん這い状態の牛太郎。 あまりの怒りで、牛太郎の頭の中は真っ白になってしまい、 目の前は真っ暗になってしまいました。 幼児を連れた母親は、牛太郎に対し、ひと声かけました。 「失礼いたしました。ところで、大丈夫ですか。」 体を震わしている牛太郎は、およそ人間が発する言葉ではないような声色で 「ガルルル‥‥‥。ガルルルルル‥‥‥‥。」 と言いました。 それを聞いた母親は、顔面から血の気が引き、 慌てて子どもの手を引き、その場から走りだしました。 とその直後、吸う人の事務所から職員が出てきました。 「牛太郎はん。何しはったん?はよ、事務所に入ってきいや。 車道で、そんなに這いつくばっていたら、車が通るさかい、危ないでえ。」 やっと、我に返った牛太郎ですが、何が起こったのかも記憶を失っており、 なんと、四つん這いのまま、事務所に入っていきました。 この一連の光景を見ていた人たちは、口々にこう言いました。 「本物のエッタや。吸う人の事務所に入っていきよった。」 「最近、京都市内でも見んようになったが、あれこそほんまもんや。」 「危険なヨツを封じるには、弾左衛門の力を借りるしかないやろなあ。」 「くわばらくわばら。」
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