- 365 名前:名無しさん@ピンキー mailto:sage [2012/01/23(月) 13:21:58.82 ID:eYHMzFte]
- マイロイドは恋が出来ないらしい。恋愛という手順、フラグ、分岐でしかないという。
らしい、というのは、恋愛映画を観た折に彼女が話してくれたのだ。 人間が恋愛をする理由は分かっても、マイロイドが恋をする事は無理だ、と。 「マスター、いつになく深刻な顔をしていますね」 「ううん。何でもないわ」 いい子だ。ミリ単位で表情を察知する機能が付いているのかもしれないけれど。 所詮、人形という事なんだろうか。作り物の顔と体。声と心。私の見ている彼女の全てが機能、サービス。 「マスター……顔色が優れません。一度、ベッドで休んだらどうでしょう」 なんだか物悲しくなってきた。私は知らず、本気になっていたのか。 「マスター?」 「結婚しよう」 「は?」 恋を知らずに恋愛を語るとは。ならば教えてもらおう。性的な意味で。 「いやだから、ベッドに行って貰える?これ命令。理解できて?」 「は、え……どうしてですか?」 「質問を質問で返したらテストで0点なのよ。ジョジョを読みなさい」 マイロ「そういう趣味は無いんですーーー!!」 マスター「逃げられないわよォーーッ!!」 ハカセ「あの二人、なかなか息が合ってると思わないか」 サラリ「はいです」
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