- 205 名前:名無しさん@6周年 [2005/12/25(日) 18:51:25 ID:zvj3fnS50]
- 日用品に放射性同位元素が使用されてるって、どれだけの人が
知ってるんだ? 夜光時計、蛍光灯点灯管、煙感知器など日用品への放射性同位元素の利用 (08-04-02-07) ttp://mext-atm.jst.go.jp/atomica/08040207_1.html 放射線障害防止法の規制量以下の微量な放射能を利用した放射性日用品(放射性物質を 含む日用品)が、消費生活物質として市民生活に広く行きわたっている。代表的な放射性日用 品として夜光時計、蛍光灯点灯管、イオン化式煙感知器などがある。また、この他に製品の 品質を高めるためにウランやトリウムなどの天然の放射性物質を加えた放射性日用品なども 使用されているが、わが国での使用数はあまり多くない。 (略) 2.夜光時計 夜光時計は、全世界に最も広く普及している放射性日用品である。夜光時計には硫化亜鉛を 主成分とする蛍光体に励起源として放射性同位元素を添加した夜光塗料が使用されている。 20世紀のはじめから世界各国で夜光時計に使用されてきた放射性同位元素は、当初はRa−226 (α線放出の放射性核種)である。その後、1960年頃より放射線安全性の高いPm−147やH−3 (β線放出の放射性核種)を用いた夜光塗料が開発され、現在でも世界中で利用されている。 表1 に示したように、夜光時計には国際規格(ISO−3157)が制定されており、世界の主要国が その規格に準拠しているが、わが国においては、放射線障害防止法の密封線源の規制が適用 されるので、H−3は規制数量である3.7MBq以下の放射能では実用的な発光輝度が得られない ため、国内で生産される夜光時計はすべてPm−147に限定されている。一方輸入される外国製の 夜光時計の大半が3.7MBq以上のH−3を含む夜光時計であり、実状に合わせて1998年10月31日 に、放射線障害防止法の告示の一部が改正され、ISO規格を満たす時計の完成品に用いられて いるトリチウムについての定義・数量が見直された。それによると、携帯時計に対しては277MBq、 携帯時計以外の時計に対しては370MBq、特殊目的のための時計に対しては925MBqである。 Pm−147を用いた夜光時計の使用による年間実効線量は腕時計で0.2μSv、目覚時計で0.05μSv であり、H−3夜光時計の場合でそれぞれ、0.3μSv、0.1μSvと試算されている(参考文献5)。
|
|