- 117 名前:わんにゃん@名無しさん [2008/09/12(金) 01:23:30 ID:gNaKabea]
- 昔、飼ってた犬を安楽死させた。12歳で、交通事故に遭って以来10年間
自分で排泄ができない状態の犬だった。10年間、ずっと家族で犬のおもらしの 始末をしながら暮らしていた。犬のほうもすごく利口な犬だったから、おもらしをするたびに 申し訳なさそうにしょんぼりとしていた。 でも、尿が満足に出せていなかったから何度も膀胱炎を繰り返したりしていた。 最後は尿毒症を起こし、熱もさがらなくなってとうとう安楽死を、という話になった。 家族でその話をしている時、そばに寄ってきたその犬は私たちの顔をみながらぶるぶるとふるえていた。 次の日の朝、獣医さんのところに行くのに車にのせるときはじっと私たちの顔をみていた。 着いて、降ろそうとしたときには横になって静かにじっと目を閉じていた。 獣医さんに話をして、酸素マスクのようなものが口にあてられた時もそのまま、されるがままだった、 そしてそのまま、静かに息をひきとった。 獣医さんのところに着いたとき、横になって目をとじたままだったは何だったのか。 すごくいい子だったから、せめて神様が自分が殺される時にはもう動けないような 状態にしてくれたと思いたい。 利口で人に気をつかう犬だったから、私たちに気をつかってそんなふうにしていたのだろうか。 そうであってほしくない。最後の最後まで気を遣ってくれた犬を、自分たちで 殺しただなんて思うと辛い。
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