- 476 名前:名無しさん@九周年 mailto:sage [2008/06/10(火) 16:16:34 ID:kFj3jcWG0]
- 午前6時50分 :パラシュートを出そうと紐をひっぱると、弁当箱が飛び出す。
午前7時12分 :パラシュートと思って担いでいたものが弟のリュックサックと判明。 午前7時24分 :一応リュックサックの中を調べる。遠足のしおりを発見し、ようやく事態を飲み込む。 午前7時30分 :リュックの中に弟の携帯を発見。急いでFedEXに電話するが、イタズラ電話はやめろと怒られる。 午前7時47分 :何か役立つものがないか、リュックの中を再度確かめる。 かりんとうを発見。弟が意外と渋いと知る。 午前9時41分 :携帯が鳴る。非通知だ。 「つーか俺のリュック間違えてんじゃねーよバカアネキ。なんだよこのパラシュートみたいな布。 マジ意味不明なんですけど。(ガチャ!)」 弟だった。涙で視界がにじむ。 午前9時48分 :気分を落ち着けるために水筒を開けるが、激しく熱い日本茶が飛び出す。 弟が意外と渋いことを思い出す。 午前10時53分:諦めて遺書を書こうと、筆記用具を探す。しかし筆と硯しか見つからない。いつの時代だ。 いや、弟が渋いのを理解した私にとってそんなことはどうでもいい。 それよりももっと重大な問題がある。 ──墨が無い。 血は争えないものだ。何をするにも詰めが甘いのは自分とよく似ている。 午前11時07分:再び携帯が鳴る。 「サトル君、前から好きでした!(ガチャ!)」 弟も隅に置けないものだ。つうかお嬢さん、弟の名前はサトシだ。 午前11時17分:ラストおやつ 午前11時45分:ラストドリンク(日本茶) 午後0時10分 :…。
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