- 240 名前:なまえ_____かえす日 [2007/12/19(水) 11:39:07 ID:Z+Yt+1MK]
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【タイトル】エンコさまor水虎さま(河童の別名だが「河童さま」ではなかったと思う) 【内容】江戸時代〜昭和のどこか(農村の話なので時代がわからず)。 舞台は日本の農村。村には川があり、守り神として河童の石像を祀っている。 主人公は農家の嫁。ある日子供が川に落ちて溺死してしまう。「河童の像にキュウリを備えてお祀りしてやったのに、子供を溺れさせるなんて!」 と逆上し、こっそり河童の像を川(田んぼ?)に捨ててしまうが、やっぱり河童がかわいそうになって(?) 捨てた場所から引き上げ、泥を落として洗ってやる。 ここで唐突に河童像と会話(主人公が頭の中で想像しただけだったかも)。 河童「(方言で)許してくれ、今度からはちゃんと子供を守るから」 その言葉を信じ、洗った河童像をまたお堂に戻してやる。 しかし後日、今度は主人公の赤ん坊が川に落ちて溺死する。 河童は約束を守らない、ずるい神様だったんだ…。 という後味の悪い話。 ホラーでもないし救われる訳でもないし、何の教訓もないのが印象に残ってます。 【いつ読んだか】92年、小学校で買わされた「青空文庫」の一冊(小5向けセレクト)。
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