- 1 名前:人間七七四年 mailto:sage [2016/08/10(水) 07:53:50.85 ID:N3newNEx.net]
- 戦国のちょっと悪いエピソードを挙げていこう
戦国ちょっといい話・悪い話まとめブログ iiwarui.blog90.fc2.com/ 書き込む際にネタがかぶっていないかなどの、参考にしてください 前スレ 戦国ちょっと悪い話43 hanabi.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1452933689/ 姉妹スレ 戦国ちょっといい話44 hanabi.2ch.net/test/read.cgi/sengoku/1469664777/ このスレの武将などに対する愛称等の、用語解説はこちら iiwarui.blog90.fc2.com/blog-entry-2161.html
- 841 名前:人間七七四年 mailto:sage [2017/06/07(水) 23:42:29.02 ID:mTM/64Wp.net]
- 近所の爺さん婆さんから聞いた話です。
むかしむかし、筑後のある山で、男が草を刈っていた。 彼は恐ろしく切れ味のいい鎌を持っており仕事はどんどん捗ったので、木陰で休憩することにした。 そのままウトウトしていると、なにやら妙な気配がする。 目を覚ますと、目前に巨大な大蛇が大きな口を開け、男を丸呑みにしようとしている。 男がなんとか逃げ出そうともがくと、腰に差した鎌がひとりでに抜けて大蛇と戦い始め、大蛇をバラバラに切り刻んだ。 そこに、少し離れた所から一部始終を眺めていた武士が話しかけた(助ける気は無かったらしい)。 「なんともよく切れる鎌じゃな。しかも、不思議な破邪の力がある。わしに譲ってくれまいか。」 続く
- 842 名前:人間七七四年 mailto:sage [2017/06/07(水) 23:44:15.33 ID:mTM/64Wp.net]
- 交渉の結果、武士は男に山のような米俵を対価として約束し、鎌を手に入れた。
これにより、この辺りは「米の山」と呼ばれることになる。 鎌を手に入れた武士は、刀の目利きが得意な商人に見せてみた。 商人「これは・・・間違いなく、三池典太光世作の鎌でございます。」 武士「なるほど!それで、破邪の力があるのも頷ける!」 武士はその鎌を家宝とし、生涯大事にしたそうです。 ちなみに米の山という地名は現在も福岡県大牟田市に現存し、そこにはごく最近まで光世の炉の跡と伝わる場所があり絶対に霜が降りないとか、夜中にトッテンカーンと槌音がするとか・・・。 近所には光世の墓石と伝わるものがあって、それに不用意に触ると熱病にかかるとも言われている。 鎌ですら大蛇を退治するくらいなので、前田家の大典太や権現様のソハヤノツルキウツスナリに、不思議な破邪の力があるのも当然・・・と思わせる、(気味の)悪い話。
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