- 12 名前:名無し募集中。。。 mailto:sage [2024/04/14(日) 19:59:35.76 0.net]
- >>1
「だって、ねぇ、45歳の女の体に夢中になるって、すごくない?」 不倫がはじまった当初、大げさに目を見開いて明るい声をあげるDさんには、夫を裏切っている罪悪感はなかったように思う。 一度寝てしまえば次の約束もホテルに行くのが当然であり、スポーツ教室が終わったあとでこっそり向かったり、 ときには「我慢できずに」クルマの中で行為に至ったり、彼との濃密な時間について報告を受けるたび、 快楽を純粋に楽しんでいるような、初めての経験に心を踊らせるような高揚感ばかりが伝わってきた。 Dさんの状態が変わったのは一月ほど前からだった。 ある日、真剣な声で会ってほしいと言われ急いで駆けつけると、彼女の口から出たのは意外な言葉だった。 「彼がね、急にそっけなくなったの。 前々からベッドでも盛り上がらないなと思っていたんだけど、最近は私がする一方で、彼はごろんと横になるばかりだったのよ。 それでもまぁ我慢はしていたんだけど、今日はホテルに入るなり『帰る』って。 もうびっくりして。 ドアを閉めて靴を脱ごうとした途端に『帰る』よ? 何を言っても聞いてくれないから、仕方なくすぐに出て彼を送ってきただけど、つらくて」 明らかに彼は「終わりのサイン」を出している。 「どうしてよ、たかが不倫なのにこんな終わりなんてイヤよ。 最初はあっちから尻尾を振って寄ってきたくせに、飽きたからポイなんて許せないわよ」 と、彼女は苦しそうに顔を歪めていた。 https://otonasalone.jp/402983/3/
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